JP2000203322A - 車両用シ―ト - Google Patents
車両用シ―トInfo
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- JP2000203322A JP2000203322A JP11008794A JP879499A JP2000203322A JP 2000203322 A JP2000203322 A JP 2000203322A JP 11008794 A JP11008794 A JP 11008794A JP 879499 A JP879499 A JP 879499A JP 2000203322 A JP2000203322 A JP 2000203322A
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- Japan
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- occupant
- vehicle
- seat
- movement
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/68—Seat frames
- B60N2/688—Particular seat belt attachment and guiding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/888—Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両後部に衝撃を受けている間にシートベル
トを引き込み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束して、体格
によらず搭乗者の上体の後上方への移動を防ぐことが可
能な、車両用シートを提供すること。 【解決手段】 シートとベルトとリトラクタとショルダ
ーアンカーとバックルとタングとを有し、シートが乗員
の動きをベルトに伝達する手段を有する構成とする。該
乗員の動きをベルトに伝達する手段は、乗員の動きで移
動するプッシュプレート５５とベルトの経路をガイドす
るプーリー６９の間でベルトの経路を変えて該ベルトを
引き込む、または、乗員の動きで移動するプッシュプレ
ート５５とリンク機構（６０，７１）によりショルダー
アンカーを移動させてベルトの経路を変えてベルトを引
き込むこととする。
トを引き込み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束して、体格
によらず搭乗者の上体の後上方への移動を防ぐことが可
能な、車両用シートを提供すること。 【解決手段】 シートとベルトとリトラクタとショルダ
ーアンカーとバックルとタングとを有し、シートが乗員
の動きをベルトに伝達する手段を有する構成とする。該
乗員の動きをベルトに伝達する手段は、乗員の動きで移
動するプッシュプレート５５とベルトの経路をガイドす
るプーリー６９の間でベルトの経路を変えて該ベルトを
引き込む、または、乗員の動きで移動するプッシュプレ
ート５５とリンク機構（６０，７１）によりショルダー
アンカーを移動させてベルトの経路を変えてベルトを引
き込むこととする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シート、より
具体的には、車両後部から衝撃を受けたときに搭乗者の
安全を確保するシートおよびベルトに関する。
具体的には、車両後部から衝撃を受けたときに搭乗者の
安全を確保するシートおよびベルトに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の車両後部から衝撃を受けたときに
搭乗者の安全を確保するシートとしては、例えば特開平
１０−１１９６１９号公報に開示されているように、図
９に示すような構造のものがあった。
搭乗者の安全を確保するシートとしては、例えば特開平
１０−１１９６１９号公報に開示されているように、図
９に示すような構造のものがあった。
【０００３】この従来技術は、車両用シートのヘッドレ
スト取り付け構造において、上部２４および下部２６を
有し、かつ、上部２４は横フレーム部材４を備え、下部
２６は、間隔をおいて各々配置された１対の側面部材２
２の少なくとも下方部分２８を備えたシート背部フレー
ム２、横フレーム部材４に取り付けられたヘッドレスト
６、下部２６の側面部材２２の間に配置され、かつ、上
部２４に固定された衝撃手段４２、上部２４を下部２６
に連結し、かつ、上部２４とヘッドレスト６とを前方向
に旋回可能とし、衝撃手段４２を通常の位置から後方向
に旋回可能とするための、旋回軸線３８を画成する回転
ヒンジ３２、および、上部２４とヘッドレスト６と衝撃
手段４２とを通常の位置へ偏倚させるスプリング手段４
０を含む、という構成のものである。
スト取り付け構造において、上部２４および下部２６を
有し、かつ、上部２４は横フレーム部材４を備え、下部
２６は、間隔をおいて各々配置された１対の側面部材２
２の少なくとも下方部分２８を備えたシート背部フレー
ム２、横フレーム部材４に取り付けられたヘッドレスト
６、下部２６の側面部材２２の間に配置され、かつ、上
部２４に固定された衝撃手段４２、上部２４を下部２６
に連結し、かつ、上部２４とヘッドレスト６とを前方向
に旋回可能とし、衝撃手段４２を通常の位置から後方向
に旋回可能とするための、旋回軸線３８を画成する回転
ヒンジ３２、および、上部２４とヘッドレスト６と衝撃
手段４２とを通常の位置へ偏倚させるスプリング手段４
０を含む、という構成のものである。
【０００４】車両後部に衝撃を受けている間に、シート
背部の上部２４及びヘッドレスト６の両方が、車の搭乗
者の方へ旋回する。この動きによって、車両後部に衝撃
を受けている間に搭乗者の頭部が車両に対して後方へ大
きく移動することをヘッドレスト６の前方向への旋回で
支持し、搭乗者の上体がシート背部の傾斜によって後方
向へ移動して、上体が頭部に向かって突き上げることで
起きる頸部の圧迫を、シート背部の上部２４の前方向へ
の旋回によって、搭乗者の肩を支持することで抑える構
造となっている。
背部の上部２４及びヘッドレスト６の両方が、車の搭乗
者の方へ旋回する。この動きによって、車両後部に衝撃
を受けている間に搭乗者の頭部が車両に対して後方へ大
きく移動することをヘッドレスト６の前方向への旋回で
支持し、搭乗者の上体がシート背部の傾斜によって後方
向へ移動して、上体が頭部に向かって突き上げることで
起きる頸部の圧迫を、シート背部の上部２４の前方向へ
の旋回によって、搭乗者の肩を支持することで抑える構
造となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用シート構造にあっては、一義的にヘッ
ドレストを移動させているため、搭乗者の肩の高さが体
格により異なると、押圧点が一定でなくなり、体格の大
小に係らず常に理想的な状態で搭乗者の上体の後上方へ
の移動を防ぐことが困難、という問題点があった。
うな従来の車両用シート構造にあっては、一義的にヘッ
ドレストを移動させているため、搭乗者の肩の高さが体
格により異なると、押圧点が一定でなくなり、体格の大
小に係らず常に理想的な状態で搭乗者の上体の後上方へ
の移動を防ぐことが困難、という問題点があった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、車両後部に衝撃を受けている間に
シートベルトを引き込み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束
して常に一定位置で効果的に搭乗者の上体の後上方への
移動を防ぐことにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
してなされたもので、車両後部に衝撃を受けている間に
シートベルトを引き込み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束
して常に一定位置で効果的に搭乗者の上体の後上方への
移動を防ぐことにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、請求項１に記載の第１の発明は、シート
とベルトとリトラクタとショルダーアンカーとバックル
とタングとを有する車両用シートにおいて、シートが乗
員の動きをベルトに伝達する手段を有することを特徴と
している。
決するために、請求項１に記載の第１の発明は、シート
とベルトとリトラクタとショルダーアンカーとバックル
とタングとを有する車両用シートにおいて、シートが乗
員の動きをベルトに伝達する手段を有することを特徴と
している。
【０００８】また、請求項２に記載の第２の発明は、第
１の発明のよる車両用シートにおいて、乗員の動きをベ
ルトに伝達する手段として、乗員の動きで移動するプレ
ートとベルトの経路をガイドするプーリーの間でベルト
の経路を変えてベルトを引き込むことを特徴としてい
る。
１の発明のよる車両用シートにおいて、乗員の動きをベ
ルトに伝達する手段として、乗員の動きで移動するプレ
ートとベルトの経路をガイドするプーリーの間でベルト
の経路を変えてベルトを引き込むことを特徴としてい
る。
【０００９】また、請求項３に記載の第３の発明は、第
１の発明のよる車両用シートにおいて、乗員の動きをベ
ルトに伝達する手段として、乗員の動きで移動するプレ
ートとリンク機構によりショルダーアンカーを移動させ
てベルトの経路を変えて前記ベルトを引き込むことを特
徴としている。
１の発明のよる車両用シートにおいて、乗員の動きをベ
ルトに伝達する手段として、乗員の動きで移動するプレ
ートとリンク機構によりショルダーアンカーを移動させ
てベルトの経路を変えて前記ベルトを引き込むことを特
徴としている。
【００１０】さらに、請求項４に記載の第４の発明は、
第２または第３の発明のよる車両用シートにおいて、ベ
ルトの経路を変える機構に、乗員の動きでヘッドレスト
を前方へ旋回させる機構を共用したことを特徴としてい
る。
第２または第３の発明のよる車両用シートにおいて、ベ
ルトの経路を変える機構に、乗員の動きでヘッドレスト
を前方へ旋回させる機構を共用したことを特徴としてい
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用シート
の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【００１２】（第１の実施の形態）図１は、本発明によ
る車両用シートの第１の実施の形態を示す斜視図、図２
は、第１の実施の形態を示す側面図である。まず、構成
を説明すると、バックフレーム５１は、支柱部５２と上
部５３、サイド部５４から成り、バックフレーム５１内
の空間にプッシュプレート５５を有し、プッシュプレー
ト５５には上方に伸びたパイプ５６が取り付けられ、パ
イプ５６は、バックフレーム上部５３に設けられたガイ
ド５７を貫通して上へ伸びている。
る車両用シートの第１の実施の形態を示す斜視図、図２
は、第１の実施の形態を示す側面図である。まず、構成
を説明すると、バックフレーム５１は、支柱部５２と上
部５３、サイド部５４から成り、バックフレーム５１内
の空間にプッシュプレート５５を有し、プッシュプレー
ト５５には上方に伸びたパイプ５６が取り付けられ、パ
イプ５６は、バックフレーム上部５３に設けられたガイ
ド５７を貫通して上へ伸びている。
【００１３】パイプ５６には、ヘッドレスト５８のステ
ー５９が差し込まれていて、プッシュプレート５５（プ
レート）とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で動
くことができる。プッシュプレート５５は、左右でリン
ク機構６０を介してバックフレーム５１の左右に旋回可
能に取り付けられており、リンク機構６０は、リターン
スプリング６１で通常位置へ引っ張られている。
ー５９が差し込まれていて、プッシュプレート５５（プ
レート）とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で動
くことができる。プッシュプレート５５は、左右でリン
ク機構６０を介してバックフレーム５１の左右に旋回可
能に取り付けられており、リンク機構６０は、リターン
スプリング６１で通常位置へ引っ張られている。
【００１４】バックフレーム支柱部５２内下部には、リ
トラクタＲが備えられベルト６２が引き出されたときに
たるまないように巻き取るとともに緊急時にはロックす
るＥＬＲ６３が取り付けられ、ベルト６２は支柱部５２
内を上に通って上側開口部６４を抜けてスルーリング６
５（ショルダーアンカー）で折り返して前方へ引き出さ
れ、ショルダーベルト６６とラップベルト６７を形成す
る。ショルダーベルトとラップベルトとの連結部にはタ
ングＴが備えられタングはバックルＢに挿入される。
トラクタＲが備えられベルト６２が引き出されたときに
たるまないように巻き取るとともに緊急時にはロックす
るＥＬＲ６３が取り付けられ、ベルト６２は支柱部５２
内を上に通って上側開口部６４を抜けてスルーリング６
５（ショルダーアンカー）で折り返して前方へ引き出さ
れ、ショルダーベルト６６とラップベルト６７を形成す
る。ショルダーベルトとラップベルトとの連結部にはタ
ングＴが備えられタングはバックルＢに挿入される。
【００１５】バックフレーム支柱部５２には内側開口部
６８が設けられ、プッシュプレート５５の一端は、内側
開口部６８に差し込まれ、通常位置ではベルト６２の手
前に位置している。支柱部５２内を通るベルト６２の車
両後側にはプーリー６９がプッシュプレート５５を挟ん
だ上下に２個所設けられている。これらの各部材により
乗員の動きをベルトに伝達する手段を構成している。
６８が設けられ、プッシュプレート５５の一端は、内側
開口部６８に差し込まれ、通常位置ではベルト６２の手
前に位置している。支柱部５２内を通るベルト６２の車
両後側にはプーリー６９がプッシュプレート５５を挟ん
だ上下に２個所設けられている。これらの各部材により
乗員の動きをベルトに伝達する手段を構成している。
【００１６】次に、第１の実施の形態の作用を説明す
る。図３は、第１の実施の形態の作動状態を示す斜視
図、図４は、第１の実施の形態の作動状態を示す側面
図、図５は、第１の実施の形態の作動状態と搭乗員との
関係を示す側面図である。
る。図３は、第１の実施の形態の作動状態を示す斜視
図、図４は、第１の実施の形態の作動状態を示す側面
図、図５は、第１の実施の形態の作動状態と搭乗員との
関係を示す側面図である。
【００１７】車両後部に衝撃を受けて搭乗員の身体がシ
ートバックに押し付けられることにより、プッシュプレ
ート５５が後方へ移動しようとする。プッシュプレート
５５とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で、プッ
シュプレート５５はリンク６０によりＡ点周りに後上方
へ旋回するが、パイプ５６は貫通するガイド５７で移動
軌跡が規制され、ヘッドレスト５８は前上方へ旋回する
ことになる。このヘッドレスト５８の動きにより、車両
後部に衝撃を受けて搭乗員の頭部が車両に対して後方へ
大きく移動することを抑える。
ートバックに押し付けられることにより、プッシュプレ
ート５５が後方へ移動しようとする。プッシュプレート
５５とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で、プッ
シュプレート５５はリンク６０によりＡ点周りに後上方
へ旋回するが、パイプ５６は貫通するガイド５７で移動
軌跡が規制され、ヘッドレスト５８は前上方へ旋回する
ことになる。このヘッドレスト５８の動きにより、車両
後部に衝撃を受けて搭乗員の頭部が車両に対して後方へ
大きく移動することを抑える。
【００１８】一方、バックフレーム支柱部５２内のベル
ト６２は、車両後部に受けた衝撃でＥＬＲ６３がロック
して巻出しを止められた状態で、バックフレーム支柱部
５２の内側開口部６８から差し込まれたプッシュプレー
ト５５の一端も、搭乗員の身体がシートバックに押し付
けられることにより後方へ移動するため、支柱部５２内
を通るベルト６２は後方へ押し付けられる。これによ
り、支柱部５２内を通るベルト６２の経路は、上下のプ
ーリー６９に挟まれた区間でプッシュプレート５５の後
方移動によって直線状から台形状に変化し、この経路延
長分ショルダーベルト６６とラップベルト６７は引き込
まれる。このベルト６２の引き込みにより実質的なショ
ルダーアンカー位置が移動し搭乗員の腰と胸と肩とを拘
束し、搭乗員の上体が後上方へ移動することを抑える。
特に、ベルト６２で搭乗員の腰を拘束するため、体格に
よらず効果を発揮することができる。
ト６２は、車両後部に受けた衝撃でＥＬＲ６３がロック
して巻出しを止められた状態で、バックフレーム支柱部
５２の内側開口部６８から差し込まれたプッシュプレー
ト５５の一端も、搭乗員の身体がシートバックに押し付
けられることにより後方へ移動するため、支柱部５２内
を通るベルト６２は後方へ押し付けられる。これによ
り、支柱部５２内を通るベルト６２の経路は、上下のプ
ーリー６９に挟まれた区間でプッシュプレート５５の後
方移動によって直線状から台形状に変化し、この経路延
長分ショルダーベルト６６とラップベルト６７は引き込
まれる。このベルト６２の引き込みにより実質的なショ
ルダーアンカー位置が移動し搭乗員の腰と胸と肩とを拘
束し、搭乗員の上体が後上方へ移動することを抑える。
特に、ベルト６２で搭乗員の腰を拘束するため、体格に
よらず効果を発揮することができる。
【００１９】（第２の実施の形態）図６は、本発明によ
る車両用シートの第２の実施の形態を示す斜視図であ
る。まず、構成を説明すると、バックフレーム５１内の
空間にプッシュプレート５５を有し、プッシュプレート
５５には上方に伸びたパイプ５６が取り付けられ、パイ
プ５６はバックフレーム上部５３に設けられたガイド５
７を貫通して上へ伸びている。
る車両用シートの第２の実施の形態を示す斜視図であ
る。まず、構成を説明すると、バックフレーム５１内の
空間にプッシュプレート５５を有し、プッシュプレート
５５には上方に伸びたパイプ５６が取り付けられ、パイ
プ５６はバックフレーム上部５３に設けられたガイド５
７を貫通して上へ伸びている。
【００２０】パイプ５６には、ヘッドレスト５８のステ
ー５９が差し込まれていて、プッシュプレート５５とパ
イプ５６とヘッドレスト５８とは一体で動くことができ
る。プッシュプレート５５は、左右でリンク６０とＬ字
リンク７０を介してバックフレーム５１の左右にＡ点周
りに旋回可能に取り付けられており、リンク６０とＬ字
リンク７０は、リターンスプリング６１で通常位置へ引
っ張られている。Ｌ字リンク７０のもう一端は、リンク
Ｂ７１と連結され、リンクＢ７１のもう一端はインナー
スライダ７３に連結されている。
ー５９が差し込まれていて、プッシュプレート５５とパ
イプ５６とヘッドレスト５８とは一体で動くことができ
る。プッシュプレート５５は、左右でリンク６０とＬ字
リンク７０を介してバックフレーム５１の左右にＡ点周
りに旋回可能に取り付けられており、リンク６０とＬ字
リンク７０は、リターンスプリング６１で通常位置へ引
っ張られている。Ｌ字リンク７０のもう一端は、リンク
Ｂ７１と連結され、リンクＢ７１のもう一端はインナー
スライダ７３に連結されている。
【００２１】インナースライダ７３は、アウタースライ
ダ７２に囲まれて上下に摺動可能に把持されており、ア
ウタースライダ７２はバックフレーム５１に固定されて
いる。インナースライダ７３上部は、バックフレーム５
１に開けられた上側開口部７５を貫通してインナースラ
イダ７３上端にはショルダースルーリング７４が固定さ
れている。
ダ７２に囲まれて上下に摺動可能に把持されており、ア
ウタースライダ７２はバックフレーム５１に固定されて
いる。インナースライダ７３上部は、バックフレーム５
１に開けられた上側開口部７５を貫通してインナースラ
イダ７３上端にはショルダースルーリング７４が固定さ
れている。
【００２２】車体のピラー７６下部には、ベルト６２が
引き出されたときにたるまないように巻き取るとともに
緊急時にはロックするＥＬＲ６３が取り付けられ、ベル
ト６２は車体のピラー７６を上に通ってスルーリング６
５で折り返して前方へ引き出され、シートバック肩部に
位置するショルダースルーリング７４を貫通してショル
ダーベルト６６とラップベルト６７を形成する。
引き出されたときにたるまないように巻き取るとともに
緊急時にはロックするＥＬＲ６３が取り付けられ、ベル
ト６２は車体のピラー７６を上に通ってスルーリング６
５で折り返して前方へ引き出され、シートバック肩部に
位置するショルダースルーリング７４を貫通してショル
ダーベルト６６とラップベルト６７を形成する。
【００２３】次に、第２の実施の形態の作用を説明す
る。図７は、第２の実施の形態の作動状態を示す斜視
図、図８は、第２の実施の形態の作動状態と搭乗員との
関係を示す側面図である。
る。図７は、第２の実施の形態の作動状態を示す斜視
図、図８は、第２の実施の形態の作動状態と搭乗員との
関係を示す側面図である。
【００２４】車両後部に衝撃を受けて搭乗員の身体がシ
ートバックに押し付けられることにより、プッシュプレ
ート５５が後方へ移動しようとする。プッシュプレート
５５とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で、プッ
シュプレート５５はリンク６０とＬ字リンク７０により
Ａ点周りに後上方へ旋回するが、パイプ５６は貫通する
ガイド５７で移動軌跡が規制され、ヘッドレスト５８は
前上方へ旋回することになる。このヘッドレスト５８の
動きにより、車両後部に衝撃を受けて搭乗員の頭部が車
両に対して後方へ大きく移動することを抑える。このと
きＬ字リンク７０がＡ点周りに旋回するため、もう一端
のＢ点が下方へ動き、リンクＢ７１に引かれてインナー
スライダ７３がアウタースライダ７２内を摺動してショ
ルダースルーリング７４が引き下げられる。
ートバックに押し付けられることにより、プッシュプレ
ート５５が後方へ移動しようとする。プッシュプレート
５５とパイプ５６とヘッドレスト５８とは一体で、プッ
シュプレート５５はリンク６０とＬ字リンク７０により
Ａ点周りに後上方へ旋回するが、パイプ５６は貫通する
ガイド５７で移動軌跡が規制され、ヘッドレスト５８は
前上方へ旋回することになる。このヘッドレスト５８の
動きにより、車両後部に衝撃を受けて搭乗員の頭部が車
両に対して後方へ大きく移動することを抑える。このと
きＬ字リンク７０がＡ点周りに旋回するため、もう一端
のＢ点が下方へ動き、リンクＢ７１に引かれてインナー
スライダ７３がアウタースライダ７２内を摺動してショ
ルダースルーリング７４が引き下げられる。
【００２５】一方、ベルト６２は、車両後部に受けた衝
撃でＥＬＲ６３がロックして巻出しを止められた状態
で、ベルト６２が貫通しているショルダースルーリング
７４が引き下げられるため、ベルト６２の経路もショル
ダースルーリング７４部で折り曲げられ、この経路延長
分ショルダーベルト６６とラップベルト６７は引き込ま
れる。また、ベルト６２が乗員の肩を押し下げる方向へ
の動きと、ベルト６２の引き込みとにより、搭乗員の腰
と胸と肩とを拘束し、搭乗員の上体が後上方へ移動する
ことを抑える。特に、ベルト６２で搭乗員の腰を拘束す
るため、体格によらず効果を発揮することができる。
撃でＥＬＲ６３がロックして巻出しを止められた状態
で、ベルト６２が貫通しているショルダースルーリング
７４が引き下げられるため、ベルト６２の経路もショル
ダースルーリング７４部で折り曲げられ、この経路延長
分ショルダーベルト６６とラップベルト６７は引き込ま
れる。また、ベルト６２が乗員の肩を押し下げる方向へ
の動きと、ベルト６２の引き込みとにより、搭乗員の腰
と胸と肩とを拘束し、搭乗員の上体が後上方へ移動する
ことを抑える。特に、ベルト６２で搭乗員の腰を拘束す
るため、体格によらず効果を発揮することができる。
【００２６】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、その構成を、ベルトとリトラクタとシートから
成り、前記シートが乗員の動きをベルトに伝達する手段
を有することを特徴とする車両用シートとしたので、車
両後部に衝撃を受けている間にシートベルトを引き込
み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束して、体格によらず搭
乗者の上体の後上方への移動を防ぐことができる、とい
う効果が得られる。
よれば、その構成を、ベルトとリトラクタとシートから
成り、前記シートが乗員の動きをベルトに伝達する手段
を有することを特徴とする車両用シートとしたので、車
両後部に衝撃を受けている間にシートベルトを引き込
み、搭乗者の腰と胸と肩とを拘束して、体格によらず搭
乗者の上体の後上方への移動を防ぐことができる、とい
う効果が得られる。
【００２７】さらに、実施の形態には、上記共通の効果
に加えて、さらに以下のような効果がある。車両後部に
衝撃を受けている間に、ヘッドレストが車の搭乗者の方
へ旋回して搭乗者の頭部が車両に対して後方へ大きく移
動することを防ぐ機構と共用して安価に両立することが
できる。
に加えて、さらに以下のような効果がある。車両後部に
衝撃を受けている間に、ヘッドレストが車の搭乗者の方
へ旋回して搭乗者の頭部が車両に対して後方へ大きく移
動することを防ぐ機構と共用して安価に両立することが
できる。
【図１】本発明による車両用シートの第１の実施の形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】第１の実施の形態を示す側面図である。
【図３】第１の実施の形態の作動状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】第１の実施の形態の作動状態を示す側面図であ
る。
る。
【図５】第１の実施の形態の作動状態と搭乗員との関係
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図６】本発明による車両用シートの第２の実施の形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図７】第２の実施の形態の作動状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図８】第２の実施の形態の作動状態と搭乗員との関係
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図９】従来技術による車両用シートを示す斜視図であ
る。
る。
５１ バックフレーム ５２ バックフレーム支柱部 ５３ バックフレーム上部 ５４ バックフレームサイド部 ５５ プッシュプレート ５６ パイプ ５７ ガイド ５８ ヘッドレスト ５９ ステー ６０ リンク ６１ リターンスプリング ６２ ベルト ６３ ＥＬＲ ６４ バックフレーム支柱部の上側開口部 ６５ スルーリング ６６ ショルダーベルト ６７ ラップベルト ６８ バックフレーム支柱部の内側開口部 ６９ プーリー ７０ Ｌ字リンク ７１ リンクＢ ７２ アウタースライダ ７３ インナースライダ ７４ ショルダースルーリング ７５ バックフレームの上側開口部 ７６ 車体ピラー
Claims (4)
- 【請求項１】 シートとベルトとリトラクタとショルダ
ーアンカーとバックルとタングとを有する車両用シート
において、 前記シートが乗員の動きをベルトに伝達する手段を有す
ることを特徴とする車両用シート。 - 【請求項２】 請求項１に記載の車両用シートにおい
て、 前記乗員の動きをベルトに伝達する手段として、乗員の
動きで移動するプレートと前記ベルトの経路をガイドす
るプーリーの間で該ベルトの経路を変えて該ベルトを引
き込むことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項３】 請求項１に記載の車両用シートにおい
て、 前記乗員の動きをベルトに伝達する手段として、乗員の
動きで移動するプレートとリンク機構により前記ショル
ダーアンカーを移動させて前記ベルトの経路を変えて前
記ベルトを引き込むことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項４】 請求項２または３に記載の車両用シート
において、 前記ベルトの経路を変える機構に、乗員の動きでヘッド
レストを前方へ旋回させる機構を共用したことを特徴と
する車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11008794A JP2000203322A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 車両用シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11008794A JP2000203322A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 車両用シ―ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000203322A true JP2000203322A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11702786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11008794A Pending JP2000203322A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 車両用シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000203322A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002283891A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Johnson Controls Automotive Systems Corp | 車両用シートにおけるシートバックフレーム |
| JP2007210436A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Toyota Motor Corp | 車両用エアベルト装置 |
| WO2011052014A1 (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-05 | トヨタ自動車株式会社 | ヘッドレストステーおよびアクティブヘッドレスト |
| US8894144B2 (en) | 2004-09-27 | 2014-11-25 | Lear Corporation | Vehicle seat having active head restraint |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11008794A patent/JP2000203322A/ja active Pending
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| CN102596637A (zh) * | 2009-10-29 | 2012-07-18 | 丰田自动车株式会社 | 头枕支杆以及主动头枕 |
| CN102596637B (zh) * | 2009-10-29 | 2014-06-04 | 丰田自动车株式会社 | 头枕支杆以及主动头枕 |
| US9248766B2 (en) | 2009-10-29 | 2016-02-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Headrest stay and active headrest |
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