JP4943364B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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本発明は、車両が、正面から衝突(以下、正突と略す。)した場合、側方から衝突(以下、側突と略す。)した場合、回転(スピン)又は転覆(ロールオーバ)した場合などに、着座した乗員をシートに拘束して保護するシートベルト装置に関するものである。
例えば、車両が正突した場合、着座した乗員には車両の前後方向と上下方向の加速度が作用する。その結果、着座した乗員は、助手席の場合は車両のインストルメントパネル(以下、インパネと略す。)やフロントガラスに、運転席の場合はハンドルに、後部座席の場合はフロントシートに、頭部などを打付け、障害を受ける場合が多い。
この正突時、乗員が通常の3点式シートベルトを装着している場合は、肩ベルトや腰ベルトの拘束作用により、車両の前後方向の加速度に対してある程度は有効に働く。しかしながら、腰ベルトが腹部にずれ上がっている場合は、有効に働かないうえ、内臓破裂といった2次的な障害を受ける可能性を誘発する。
そこで、正突時などに発生する前後方向の加速度に対する拘束を、更に確実なものとするため、腰ベルトの腹部へのずれ上がりを制限するようにした車両用シートベルト装置が開示されている(例えば特許文献1)。
特開平11−20613号公報
特許文献1のシートベルト装置は、肩ベルトと腰ベルトをタング部で分離し、ベルトの伸びや各種の手段で肩ベルトと腰ベルトの引出し量に差を設けたものである。このようにすることで、腰部の移動量を少なく又は拘束力を大きくする一方、上半身の移動量を大きく又は拘束力を小さくして腰部の回転量Cを小さくし、腰ベルトの腹部へのずれ上がりを発生し難くしている。
しかしながら、発明者らが行ったスレッド試験(実車正突模擬試験)によれば、肩ベルトと腰ベルトがタング部で分離された特許文献1で開示された技術は、タング部で連通してベルトを摺動させているタイプに比べ、以下の課題を有している。
1)タングに連結され、車両の上下方向に回転自由に固定されたバックル部が、肩ベルトによって引込まれるので、腰ベルトの腹部へのずれ上がりが発生しやすい。
2) 上半身の移動量が大きくなるので、乗員がハンドルやインパネなどに、頭部などを打ち付けるという問題がある。
3) 小柄〜大柄のほかに、細身〜太身の乗員を考慮する必要があるが、これらの多彩な組合せに対応するためには、多大な工数が必要で現実的でない。
この問題を解決するためには、前述のバックル部の上下方向に回転する角度の範囲を規制するか、バックル部を車両の床面近傍に設置し、乗員の腰部との距離を大きくして回転する角度の影響を小さくする必要がある。しかしながら、これらの対策を施した場合は、装着時に乗員が違和感を有する。また、着脱時の作業性が悪化する。
4) 車両が正突された場合のみに、その効果が発揮され、正突以外の側突・スピン・ロールオーバに対しては、その効果を発揮しない。
従って、従来の3点式シートベルト装置と同様に、シートベルト補助装置である運転席用、助手席用、下肢拘束用、サイド用のエアバッグ装置など、他のエアバッグ装置と併用する必要がある。その場合の費用は、最終的にユーザが負担することになる。
本発明が解決しようとする問題点は、特許文献1で開示されたシートベルト装置では、乗員を安全に保護することに限界があり、側突時などに発生する車両幅方向のエネルギーを吸収することができないという点である。
本発明は、このような観点からなされたもので、従来の2点式又は3点式のシートベルトに加えて、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトを設置することで、前記課題を解決するものである。
すなわち、第1の本発明のシートベルト装置は、
シートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置であって、
乗員の腰部を拘束する2点式シートベルトと、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトを備え、
前記2点式シートベルトは、
シートの車両幅方向の何れか一方側又はこの一方側の車体部分に、一方端部が固定され、
前記シートの車両幅方向の他方側又はこの他方側の車体部分に、前記一方端部とベルトによって連結された他方端部が、第1結合部を介して固定される構成であり、
前記3点式シートベルトは、
前記一方側又は他方側の何れかの側の、シートバック又は車体部分の異なる位置に、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記何れかの側から車両幅方向の他方側に移動し、第2結合部を介して固定される構成であることを最も主要な特徴としている。
また、第2の本発明のシートベルト装置は、
シートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置であって、
乗員の肩部と腰部を拘束する第2の3点式シートベルトと、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトを備え、
前記第2の3点式シートベルトは、
シートの車両幅方向の何れか一方側又はこの一方側の車体部分に、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記一方側から車両幅方向の他方側又はこの他方側の車体部分に移動し、第3結合部を介して固定される構成で、
前記3点式シートベルトは、
前記一方側又は他方側の何れかの側のシートバックに、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記何れかの側から車両幅方向の他方側に移動し、第2結合部を介して固定される構成であることを最も主要な特徴としている。
本発明は、従来の2点式又は3点式のシートベルトと、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトにより、車両に加わった加速度によって乗員が車両のどの方向に移動した場合も、乗員に作用する加速度を吸収しつつ確実に受け止めることができる。
その際、車両に加わった加速度が所定以上の場合でも、乗員の肩部と胸部と腰部をシートベルトで確実に拘束できるので、乗員への加害性を減少させることができる。
第2の本発明においては、前記第3結合部と前記第2結合部は、シートに対して車両幅方向から見て左右対称的に設置し、当該シートに着座した乗員の両肩部を拘束することが好ましい。
また、本発明において、胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトの、少なくとも第2結合部を上下方向の高さ調整を可能とすると共に、回動が可能なように構成することが望ましい。
このようにした場合は、小柄、平均、大柄の何れの乗員に対しても最適な胸部位置で拘束することができる。従って、最良な状態で乗員を拘束でき、乗員の拘束性の向上が図れる。
本発明において、「上方向」とは、車両の天井方向を、「下方向」とは、車両の床方向をいう。
本発明によれば、正突時だけでなく、例えば側突時、車両に加わった加速度により、乗員が車両幅方向に移動した場合にも、乗員に作用する車両幅方向の加速度を吸収しつつ確実に受け止めることができる。従って、乗員への加害性を抑制しつつ、腰部、胸部及び肩部の拘束を確実に行うことができる。また、スピンやロールオーバを起こした場合でも、同様に乗員の拘束が確実に行える。
従って、本発明によれば、シートベルト補助装置である運転席用、助手席用、下肢拘束用、サイド用のエアバッグ装置など、他のエアバッグ装置を無くすることができて、その場合の削減した費用を、ユーザに還元できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例について、図1〜図8を用いて説明する。
図1、図2は第1の本発明のシートベルト装置の概略構成を示す模式的正面図、図3、図5は第2の本発明のシートベルト装置の概略構成を示す図1と同様の図、図4は図3に示すシートベルト装置から、図6は図5に示すシートベルト装置から、乗員が降車した状態を示す図、図7は第2の本発明のシートベルト装置の他の例から乗員が降車した状態を示す図、図8は上下位置調整と回動を行う機構の一例を示す図である。
(図1に示す第1の本発明のシートベルト装置)
図1において、1は例えば車両の進行方向に向いて車両幅方向右側(以下、単に右側と略す。)のシート2に着座した乗員Pを拘束する本発明のシートベルト装置である。このシートベルト装置1は、乗員Pの腰部を拘束する2点式シートベルト11と、乗員Pの胸部と例えば一方の肩部を拘束する3点式シートベルト21で構成されている。
このうち、2点式シートベルト11は、腰部用ベルト12と、このベルト12の一方端側と他方端側を固定する手段と、前記ベルト12の他方端部に取付け、この他方端部と前記固定手段を結合する第1結合部13とで構成されている。
図1の例では、腰部用ベルト12の一方端部を固定する手段として、例えばシート2を構成するシートクッション2aの右側下部のシートフレーム2bに、腰部用リトラクタ14を所定角度間で回動が可能なように取付けたものを示している。この腰部用リトラクタ14は、引出された腰部用ベルト12を巻取るようになっている。なお、この腰部用リトラクタ14は、シートフレーム2bに回動が可能なように取付けるのに代えて、固定状に取付けても良い。
また、他方端部を固定する手段として、例えばシートクッション2aの車両の進行方向に向いて車両幅方向左側(以下、単に左側と略す。)下部のシートフレーム2bに、腰部用バックルプレート15を所定角度間で回動が可能なように取付けたものを示している。なお、腰部用バックルプレート15は、図示しない該近傍の底部の車体に固定状に取付けても良い。
さらに、腰部用ベルト12の他方端部と腰部用バックルプレート15を結合する第1結合部13として、腰部用ベルト12の他端側に取付けられた腰部用タング13aと、このタング13aに係合して連結する腰部用バックル13bを採用したものを示している。この腰部用バックル13bは、腰部用バックルプレート15のシートフレーム2bへの固設位置と反対側に取付けられている。
以下、この2点式シートベルト11を乗員Pに装着する手順を、図1を用いて説明する。
乗員Pは、シートクッション2aの右側下部に巻取られる腰部用ベルト12に取付けた腰部用タング13aを把持し、右腰から左腰にかけて腰部用タング13aを移動させる。そして、シートクッション2aの左側腰部近傍において、腰部用バックルプレート15に固定された腰部用バックル13bに、移動させた腰部用タング13aを係合させる。
これにより、腰部用ベルト12は、乗員Pの両足及び下腹部近傍を右側から左側へ横断する。この場合、腰部用リトラクタ14は、乗員Pの腰部用タング13aの引っ張りにより、腰部用ベルト12を、腰部用バックル13bの方向へ送り込み、係合させた時点でその移動を停止する。これにより、右側の腰部用リトラクタ14、並びに左側の腰部用バックル13bによって2点支持され、乗員Pの下半身の拘束が実現される。
一方、3点式シートベルト21は、胸部用ベルト22の一方端側と他方端側を固定する手段と、ショルダーサポート23によって案内される前記ベルト22を、前記両固定手段の車両幅方向の他方側に設けた固定手段に結合する第2結合部24を備えた構成である。なお、胸部用ベルト22は、乗員Pの拘束時には、肩ベルト部22aと胸ベルト部22bを形成するようになっている。
図1の例では、胸部用ベルト22の一方端側を固定する手段として、車体のBピラー3の内部に胸部用リトラクタ25を取付けたものを示している。この胸部用リトラクタ25は、引出された前記胸部用ベルト22を巻取るようになっている。なお、胸部用リトラクタ25は、図示しないCピラーの内部に取付けても良い。
また、胸部用ベルト22の他方端側を固定する手段として、シート2を構成するシートバック2cの右側の略中央部(胸部近傍)に、上下調整が可能なように、かつ所定角度間での回動が可能なように、アンカープレート26を取り付けたものを示している。
また、前記ショルダーサポート23として、Bピラー3の頂部に吊り下げたショルダーアンカーを示しており、このショルダーサポート23に略長円形状に開けられたガイド孔が胸部用ベルト22の車内への引延ばし及びBピラー3の内部への巻取りを案内する。
また、前記他方側に設けた固定手段として、シートバック2cの左側の略中央部(胸部近傍)に、上下調整が可能なように、かつ所定角度間での回動が可能なように、胸部用バックルプレート27を取付けたものを示している。
また、この胸部用バックルプレート27と前記胸部用ベルト22を結合する第2結合部24として、胸部用ベルト22の途中に移動が可能なように取付けられた胸部用タング24aと、このタング24aに係合して連結する胸部用バックル24bを採用している。この胸部用バックル24bは、前記胸部用バックルプレート27のシートバック2cへの固設位置と反対側に取付けられている。なお、胸部用ベルト22は、胸部用タング24aに略長円形状に開けられたガイド孔により移動できる。
以下、この3点式シートベルト装置21を乗員Pに装着する手順を、図1を用いて説明する。
乗員Pは、シートバック2cの右側上部に吊下げられた胸部用ベルト22に取付けた胸部用タング24aを把持し、右肩から左胸にかけて、シートバック2cを交差して、胸部用タング24aを移動させる。そして、シートバック2cの左側胸部近傍において、胸部用バックルプレート27に固定された胸部用バックル24bに、移動させた胸部用タング24aを係合させる。
これにより、胸部用ベルト22は、乗員Pの右肩から左胸を交差する肩ベルト部22aにより上半身を拘束し、更に胸部下部近傍を右側から左側へ横断する胸ベルト部22bにより上半身を確実に拘束する。
この場合、胸部用リトラクタ25は、乗員Pの胸部用タング24aの引っ張りにより、胸部用ベルト22を、ショルダーサポート23を介して車内に送り込む。胸部用ベルト22の一端は、乗員Pの胸部用タング24aの引っ張りにより、右側から左側へ移動し、胸部用バックル24bに当接した時点でその移動を停止する。これにより、右側のアンカープレート26、並びに左側の胸部用バックル24bによって3点支持され、乗員Pの上半身の拘束が実現される。
この際、胸部用バックルプレート27とアンカープレート26を、上下調整が可能で、かつ回動が可能なように取り付けた場合は、どのような体格の乗員に対しても、最適な胸部下部近傍(肋骨の最下部近傍)を拘束できる。この上下調整は、手動などにより数段階的に調整するものでも、また電動モータなどにより無段階的に調整するものでも良い。
また、図1では、乗員Pのベルト着脱作業性を考慮し、胸部用タング24aと腰部用タング13aの移動方向が、いずれの場合も、右側から左側への同一方向となるものを示している。
つまり、図1に示したシートベルト装置1は、5点式のシートベルト装置であり、乗員Pは二重のベルト着脱作業が必要になるが、それ以上に乗員Pをシート2に拘束することができるので、より安全に乗員Pを保護することができる。
図1では、自動車の右側座席にシートベルト装置1を取付けた例を示しているが、左側座席にシートベルト装置1を取付ける場合は、2点式シートベルト11及び3点式シートベルト21の各構成部品を、それぞれ車両幅方向の反対側に配置すれば良い。更に、同様のシートベルト装置1を左右の後部座席に取り付けても良い。
(図2に示す第1の本発明のシートベルト装置)
図2は、第1の本発明のシートベルト装置1の別な実施の形態の一例を示す図である。
この図2に示すシートベルト装置1では、3点式シートベルト21の胸部用リトラクタ25を、シートバック2cに内蔵している。
また、胸部用ベルト22を案内するショルダーサポート23を、車体ではなくシートバック2cの左側上部に取付け、前記胸部用リトラクタ25から巻取られ又は引出される胸部用ベルト22を、着座方向に臨んで設けられた例えば矩形状の開口により案内する。
アンカープレート26とショルダーサポート23の間に位置する胸部用ベルト22には、胸部用タング24aが胸部用ベルト22を移動可能なように設けられている。
このような3点式シートベルト21の非装着時においては、胸部用ベルト22は、胸部用リトラクタ25の巻取りにより、胸部用タング24aがショルダーサポート23に当接する位置まで、シートバック2cの内部に巻取られる。
一方、この3点式シートベルト21を乗員Pに装着する際には、乗員Pは、胸部用リトラクタ25による巻取りによってショルダーサポート23に当接する胸部用タング24aを、左肩付近で把持し、これを左肩から上半身を交差して右胸位置まで移動させる。そして、胸部用バックルプレート27によって固定された胸部用バックル24bへ胸部用タング24aを移動させ、胸部用バックル24bに係合させる。
これにより、胸部用ベルト22は、乗員Pの左肩から右胸を交差する肩ベルト部22aにより上半身を拘束し、更に、胸部下部近傍を左側から右側へ横断する胸ベルト部22bにより上半身を確実に拘束する。
この場合、乗員Pが胸部用タング24aを引っ張って、胸部用ベルト22の一端が胸部用バックル24bに当接するまで左側から右側へ移動させる。これにより、胸部用リトラクタ25は、ショルダーサポート23を介して胸部用ベルト22を車内に送込み、左側のアンカープレート26、並びに右側の胸部用バックル24bによる3点支持によって乗員Pの上半身の拘束が実現される。
なお、2点式シートベルト11に関しては、図1の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
この図2の例の場合も、胸部用バックルプレート27とアンカープレート26を、上下調整が可能なように、かつ回動が可能なように取付けることが望ましいことは言うまでもない。
また、図2の例では、胸部用リトラクタ25をシートバック2cに内蔵しているが、後部座席または2座席の場合は、胸部用リトラクタ25をシートバック2cの後方に位置する車体に設置しても良い。
なお、図2の例において、以上説明した以外の構成及び作用は、図1に示した例と同様であるので、対応する部分には同一の番号を付してその詳細な説明を省略する。
(図3に示す第2の本発明のシートベルト装置)
図3に示す本発明のシートベルト装置1は、図1の例の2点式シートベルト11に換えて第2の3点式シートベルト31とし、3点式シートベルト21を、図1に示すものに換えて図2に示すものとしている。
この第2の3点式シートベルト31は、従来の3点式シートベルトであり、図1に示す3点式シートベルト21の胸ベルト部22bが腰ベルト部32bとなるように、アンカープレート26と胸部用バックルプレート27の設置位置を変更したものである。
すなわち、肩・腰部用ベルト32の一方端側を固定する手段として、Bピラー3の内部に、Bピラー3の頂部に吊り下げたショルダーサポート37を介して室内に引出された肩・腰部用ベルト32を巻取る、肩・腰部用リトラクタ33を取付けている。なお、肩・腰部用リトラクタ33は、図示しないCピラーの内部に取付けても良い。
また、肩・腰部用ベルト32の他方端側を固定する手段として、シートクッション2aの右側下部のシートフレーム2bに、アンカープレート34を取り付けている。
また、他方側に設けた固定手段として、シートクッション2aの左側下部のシートフレーム2bに、肩・腰部用バックルプレート35を取付けている。
また、肩・腰部用バックルプレート35と肩・腰部用ベルト32を結合する第3結合部36は、ベルト32の途中に移動可能に取付けられた肩・腰部用タング36aと、このタング36aに係合して連結する肩・腰部用バックル36bで構成している。この肩・腰部用バックル36bは、肩・腰部用バックルプレート35のシートフレーム2bへの固設位置と反対側に取付けられており、肩・腰部用ベルト32は、肩・腰部用タング36aに略長円形状に開けられたガイド孔により移動できる。
この第2の3点式シートベルト31の作用は、図1に示す3点式シートベルト21と、第3結合部36によって連結する肩・腰部用タング36aと肩・腰部用バックル36bの係合位置が異なるだけであるので、その詳細な説明を省略する。また、図3の例において、以上説明した以外の構成及び作用は、図2に示した例と同様であるので、対応する部分には同一の番号を付してその詳細な説明を省略する。
図3では、肩部と腰部を拘束する第2の3点式シートベルト31を先に装着したものとなっているが、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルト21を先に装着しても良い。
この図3に示したシートベルト装置1は、6点式シートベルト装置となるが、乗員Pに対しては二重のベルト着脱作業が必要となることに変わりない。それ以上に胸部用ベルト22と肩・腰部用ベルト32で、左右の肩ベルト部22a,32aを形成できるので、乗員Pのシート2への拘束を更に良好に行うことができる。特に、左右いずれの方向からの側突に対しても、肩部が拘束できるので、より安全に保護することができる。
この図3に示すシートベルト装置1では,第2の3点式シートベルト装置31のみを装着した場合は、現行の法律で義務付けられている3点式シートベルト装置を装着しているものに他ならない。
従って、図3に示す例の場合、低速走行時や乗降を繰返する運転時などの従来の3点式シートベルト装置としての使用と、高速走行時や蛇行運転時などの本発明のシートベルト装置1としての使用を、使分けることもできる。
図4は、図3に示すシートベルト装置1から乗員Pが、降車した状態を示す図である。
図3の例では、胸部用リトラクタ25をシートバック2cに内蔵し、シートバック2cの左側上部のショルダーサポート23が、ヘッドレスト2dに比べてより低く設置されている。従って、乗降時の妨げや後部の視認性を低下させることがない。
(図5に示す第2の本発明のシートベルト装置)
図5は、図3に示すシートベルト装置1の第2の3点式シートベルト装置31における肩・腰部用リトラクタ33をシートバック2cに内蔵し、肩・腰部用ベルト32を案内するショルダーサポート37を車体ではなく、シートバック2cに取付けたものである。
この場合、胸部用リトラクタ25と肩・腰部用リトラクタ33は、シートバック2cを車両幅方向の中央位置にて均等に分割する上下方向の中央線を境に、対称となる位置にそれぞれを内蔵することが望ましい。すなわち、胸部用リトラクタ25及び肩・腰部用リトラクタ33は、前記中央線から略同一距離を隔てて、略同一高さに内蔵する。
また、肩・腰部用ベルト32を案内する矩形状の開口が着座方向に臨むように、ショルダーサポート37がシートバック2cの右側上部に設置され、肩・腰部用リトラクタ33から巻取られ又は引出される肩・腰部用ベルト32を案内する。
このショルダーサポート37とショルダーサポート23とは、前記中央線を境に、対称となる位置にそれぞれが設けられている。すなわち、ショルダーサポート37及びショルダーサポート23は、前記中央線から略同一距離を隔てて、略同一高さ上であるシートバック2c上に設置されている。
このように巻取り位置、ガイド位置及び固定位置を車両幅方向に左右対称とすることで、一体的に連結されたベルトとの相互作用により、乗員Pの両肩・上半身及び下半身を均等に拘束することが可能となる。なお、動作や装着する手順などは、前記の例に準じるので、同様にその詳細な説明を省略する。
この図5に示すシートベルト装置1の第2の3点式シートベルト31のみを装着した場合も、図3に示した例の場合と同様、現行の法律で義務付けられている3点式シートベルト装置を形成させることができる。
図6は、図5に示すシートベルト装置1から乗員Pが、降車した状態を示す図である。図5の例では、胸部用リトラクタ25と肩・腰部用リトラクタ33をシートバック2cに内蔵し、シートバック2cの左右側上部のショルダーサポート23、37が、ヘッドレスト2dに比べてより低く設置されている。従って、図3の例と同様、乗降時の妨げや後部の視認性を低下させることがない。
(図7に示す第2の本発明のシートベルト装置)
図7は、図6で示した胸部用リトラクタ25と肩・腰部用リトラクタ37を、単一の肩・腰・胸部用リトラクタ41としたものである。この肩・腰・胸部用リトラクタ41は、シートバック2cの中央線上の下部に内蔵されており、肩・腰・胸部用ベルト42の巻取り及び引出しを行う。
肩・腰・胸部用ベルト42の一端は、肩・腰・胸部用リトラクタ41に巻取られる一方で、他端は、シートバック2c内の分岐点42aにおいて、正面視Y字形となるように、肩・腰部用ベルト42bと胸部用ベルト42cに分岐している。
この肩・腰部用ベルト42bは分岐点42aからショルダーサポート37に向かい、胸部用ベルト42cは分岐点42aからショルダーサポート23に向かう。なお、図7の例では、肩・腰・胸部用リトラクタ41をシートバック2cに内蔵したが、後部座席または2座席の場合は、肩・腰・胸部用リトラクタ41をシートバック2cの後方に位置する車体に設置すれば良い。
図7のように単一の肩・腰・胸部用リトラクタ41にした場合は、構造が簡素化できるので、他の拘束装置と併用して使用する場合などに有効である。但し、肩・腰部用ベルト部42bと、胸部用ベルト42cとを、別々に荷重設定できないという問題がある。
(上下位置調整と所定角度間における回動を行う機構)
図8は、先に説明した胸部用バックルプレート27とアンカープレート26を、上下調整と回動を可能とする手段、例えば手動により数段階的に調整する形態の一例を示した図である。以下、胸部用バックルプレート27を調整する手段について説明する。
図8(a)に示すように、胸部用バックル24bを一端側に取付けた胸部用バックルプレート27の他端側に、矩形状の支持用ブラケット51を取付けることで、上下調整と回動を可能とする。
この支持用ブラケット51は、幅Wの開口部51aが例えば5個並列に設けられ、乗員Pの最適な胸部下部近傍に合致する位置となるよう、シートバック2c内の図示しないシートフレームに、前記開口部51aが上下方向に並ぶように固定される。
これら開口部51aは、各々、Wの幅を維持した状態で胸部用バックルプレート27側に向けて所定の長さだけ延長され、かつ、各開口部51aの、胸部用バックルプレート27の反対側は、Wの幅で連通するように形成されている。
このような支持用ブラケット51に、胸部用バックルプレート27を、前記開口部51aに案内されて胸部用バックルプレート27の他端側が移動可能で、かつ、所定の開口部51aでの位置決めが可能なように取付ける。
この取付け部の構造は、例えば図8(b)に示すように、胸部用バックルプレート27と支持用ブラケット51を、両者間に座金53を介在させて横断面が円形のピン54によって一体化した構造である。
このような構造とすることで、支持用ブラケット51の開口部51aに、ピン54を白抜き矢印方向、すなわち胸部用ベルト22の引張り方向へ押込むことにより、所定の開口部51aにピン54が装着される。
この装着により、支持用ブラケット51に対して胸部用バックルプレート27が位置決めされたことになり、かつ、この位置では回転が自在となる。この際、ピン54の外周面部にストッパ機構を設ければ、所定角度間での回動ができるようになる。
図8(b)に示す例では、座金53とピン54のフランジ部54aとの間に、ゴム材や樹脂材などで形成されたリング部材52を嵌挿し、胸部用バックルプレート27が開口部51aに位置決めした状態から離脱するのを防止している。
このような構造の場合、ピン54の口径をφA、リング部材52の外径をφBとすると、開口部51aの幅Wは、ピン54の口径φAより大きく、リング部材52の外径φBよりも小さい値とすることが望ましい。
開口部51aの幅Wを、このような最適値とすることで、フランジ部54aの開口部51aからの安易な離脱が防止できる。また、開口部51aの幅Wを、ピン54の口径φAより大きく、リング部材52の外径φBよりも小さい値とする範囲内で、リング部材52の材質に合った段付にすることにより、節度間を持たせるなどの工夫をすることもできる。
なお、図8の例では、ピン54、座金53及びリング部材52で取付ける構成としたが、この形態に限るものではない。
例えばピン54に換えて胸部用バックルプレート27の他方側に突起を一体に成形し、これを開口部51aに着脱するものでも良い。また、開口部51aに樹脂材からなる滑止め部材を周設しても良い。更に、図8の例では、胸部用バックルプレート27の他方側にピン54を一つだけ設けているが、ピン54を二つ以上設けても良い。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば腰部用リトラクタ14は、Bピラー3の底部近傍の車体に固定、または腰部用ベルト12側が回動できるように取付けても良い。
すなわち、以上で述べたシートベルト装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定する主旨の記載がない限り、本発明は添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨のない限り、それに限定されるものではない。
例えば、図2の例において、3点式シートベルト21は、シートバック2cを車両幅方向の中央位置にて上下方向に均等に分割する中央線を境に、対称な位置にそれぞれを配設しても良い。
また、本発明の例においては、胸部用や腰部用などの各ベルトの固定手段として、各ベルトを巻取り及び引出せるリトラクタを用いたものを示したが、巻取りのみができるプリテンショナにしても良い。但し、プリテンショナを採用する場合は、乗員Pが乗降時、各ベルトを整理する必要がある。
また、本発明の場合、第1結合部又は第3結合部を構成するタングとバックル、及び第2結合部を構成するタングとバックルの2組のタングとバックルが、存在することになる。この場合、誤係合を防止するために、例えばタング幅やタングの係合穴寸法などを、2種類に設定すれば良い。
次に、本発明のシートベルト装置をベースとして、更に拘束性の向上を目的に、応用した場合の例について、説明する。
前述の実施例によれば、乗員Pの拘束を、第1結合部13による腰ベルト12部と、第2結合部24による胸ベルト部22bに分割しているので、各リトラクタ14,25又はプリテンショナによる引込み力やその動作する時間を、分割して制御できる。
発明者らの正突時のシミュレーション解析結果によれば、引込み又は巻取る力は、例えば、第1結合部による腰ベルト部を10kNとした場合、第2結合部24による胸ベルト部22bは、4〜7kNの範囲内が良いことが分かっている。
つまり、第1結合部13を引込み又は巻取る引張り力は、第2結合部24を巻取る引張り力よりも大きくすることにより、腰部の移動量を小さくできるので、最大の難点であるシートベルトの腹部への侵入を防止できる。更には、大腿部の上下方向の移動も防止できる。
また、動作時間は、第1結合部13による腰ベルト12部に対し、第2結合部24による胸ベルト部22bが2msec以上遅れると乗員Pの拘束性が低下する。従って、第1結合部13を引込み又は巻取る動作を開始させる時間と、第2結合部24を巻取る動作を開始させる時間をほぼ同時とすることにより、乗員Pの拘束性の向上が図れることが分かっている。
現在までに実施した一連の解析過程において、シートベルト補助装置であるエアバッグ装置を無くして解析した結果では、本発明のシートベルト装置を使用した場合、胸ベルト部の障害値が若干悪化するものの、他の部位の障害値は、低下できることが分かった。
つまり、本発明によれば、近い将来において、シートベルト補助装置である運転席用や助手席用・下肢拘束用・サイド用エアバッグ装置など、他のエアバッグ装置を廃止できる可能性がある。
また、本発明では、第1結合部13による腰ベルト12部と、第2結合部24による胸ベルト部22bに分割してそれぞれの部位を確実に拘束できるので、正突以外に、側突、スピンやロールオーバなどの場合にも、着座した乗員Pを良好に拘束して保護できる。
本発明のシートベルト装置は、自動車に設置して用いるが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けることも可能であり、同様な効果が発揮される。
第1の本発明のシートベルト装置の第1の例の概略構成を示す模式的正面図である。 第1の本発明のシートベルト装置の第2の例の概略構成を示す図1と同様の図である。 第2の本発明のシートベルト装置の第1の例の概略構成を示す模式的正面図である。 図3に示すシートベルト装置から乗員が、降車した状態を示す図である。 第2の本発明のシートベルト装置の第2の例の概略構成を示す図1と同様の図である。 図5に示すシートベルト装置から乗員が、降車した状態を示す図である。 第2の本発明のシートベルト装置の第3の例から乗員が、降車した状態を示す図である。 (a)は上下位置調整を行う機構の一例を説明する図、(b)は回動を行う機構の一例を説明する図である。
符号の説明
1 シートベルト装置
2 シート
2c シートバック
11 2点式シートベルト
12 腰部用ベルト
13 第1結合部
14 腰部用リトラクタ
15 腰部用バックルプレート
21 3点式シートベルト
22 胸部用ベルト
23 ショルダーサポート
24 第2結合部
25 胸部用リトラクタ
26 アンカープレート
27 胸部用バックルプレート
31 第2の3点式シートベルト
32 肩・腰部用ベルト
33 肩・腰部用リトラクタ
34 アンカープレート
35 肩・腰部用バックルプレート
36 第3結合部
37 ショルダーサポート

Claims (4)

  1. シートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置であって、
    乗員の腰部を拘束する2点式シートベルトと、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトを備え、
    前記2点式シートベルトは、
    シートの車両幅方向の何れか一方側又はこの一方側の車体部分に、一方端部が固定され、
    前記シートの車両幅方向の他方側又はこの他方側の車体部分に、前記一方端部とベルトによって連結された他方端部が、第1結合部を介して固定される構成であり、
    前記3点式シートベルトは、
    前記一方側又は他方側の何れかの側の、シートバック又は車体部分の異なる位置に、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
    これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記何れかの側から車両幅方向の他方側に移動し、第2結合部を介して固定される構成であることを特徴とするシートベルト装置。
  2. シートに着座した乗員を拘束するシートベルト装置であって、
    乗員の肩部と腰部を拘束する第2の3点式シートベルトと、乗員の胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトを備え、
    前記第2の3点式シートベルトは、
    シートの車両幅方向の何れか一方側又はこの一方側の車体部分に、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
    これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記一方側から車両幅方向の他方側又はこの他方側の車体部分に移動し、第3結合部を介して固定される構成で、
    前記3点式シートベルトは、
    前記一方側又は他方側の何れかの側のシートバックに、一方端部と他方端部がそれぞれ固定され、
    これら一方端部と他方端部を連結するベルトが、ショルダーサポートに案内されてシートの前記何れかの側から車両幅方向の他方側に移動し、第2結合部を介して固定される構成であることを特徴とするシートベルト装置。
  3. 請求項2に記載のシートベルト装置において、
    前記第3結合部と前記第2結合部は、シートに対して車両幅方向から見て左右対称的に設置され、当該シートに着座した乗員の両肩部を拘束することを特徴とするシートベルト装置。
  4. 前記胸部と肩部を拘束する3点式シートベルトの、少なくとも前記第2結合部を上下方向の高さ調整を可能とすると共に、回動が可能なように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシートベルト装置。
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