JP2000198593A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000198593A
JP2000198593A JP11219587A JP21958799A JP2000198593A JP 2000198593 A JP2000198593 A JP 2000198593A JP 11219587 A JP11219587 A JP 11219587A JP 21958799 A JP21958799 A JP 21958799A JP 2000198593 A JP2000198593 A JP 2000198593A
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JP
Japan
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continuous paper
image forming
forming apparatus
paper
plate
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JP11219587A
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English (en)
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Tomoyuki Nishikawa
知幸 西川
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続紙に与える張力を連続紙の厚み、材質、
ミシン目等に対応して設定することによって連続紙の搬
送速度制御を安定して行うことができる画像形成装置を
提供すること。 【解決手段】 プレート310は、連続紙10の搬送方
向と直交する方向に延在され断面L字状を呈する板状部
材から構成されている。プレート310は付勢手段32
0により支軸312Cを中心にして時計回り方向に付勢
され、揺動アーム315は、支軸315Cを中心にして
反時計回り方向に付勢される。カム駆動軸340Aの回
転により揺動アーム315の位置が実線で示す第1揺動
位置と二点鎖線で示す第2揺動位置の間で調節され、付
勢部材320からプレート310に作用する付勢力が増
減することによって上部プレート312の側縁部312
Dが連続紙10に与える張力が増減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続紙に画像を形成
する電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、感光ド
ラムに潜像を描画し、その潜像をトナーで現像し、現像
されたトナー像を感光ドラムから用紙に転写する画像形
成部と、用紙に転写されたトナー像を加熱して加圧する
ことで用紙に定着させる定着部とを備えている。そし
て、画像形成装置が連続紙に対して画像を形成するもの
である場合には、画像形成部と定着部間の搬送路に、こ
の搬送路を通過する用紙の下面に当接する箇所に前記用
紙の厚み方向に変位可能に支持された状態で前記用紙の
下面に当接する方向に付勢された変位部材を設け、この
変位部材の変位量、すなわち用紙のたるみ量に応じて定
着部による用紙の搬送速度を調整することで画像形成部
と定着部間の搬送路における用紙のたるみ量を所定範囲
に調整するようにしたものがある。このような変位部材
は、連続紙の搬送方向と直交する連続紙の幅方向に延在
し、連続紙の厚み方向に変位可能に支持され、画像形成
部と定着部間の搬送路を通過する連続紙の下面に当接す
るように、例えばコイルばねなどの付勢手段によって付
勢されている。なお、連続紙には、その幅方向両側部に
一定の間隔毎に送り孔が形成され、一定の長さ毎に、ミ
シン目などからなり連続紙を一定の長さに破断するため
の切り取り線が形成されているそして、画像形成部の上
流側の箇所においては、連続紙の送り孔に嵌合して連続
紙に搬送力を与えるトラクタなどの搬送手段が配設され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した変位部材の変
位量に応じて搬送速度を調整する画像形成装置では、連
続紙が薄くその腰が弱い場合に、変位部材によって連続
紙に与えられる張力が強すぎると、連続紙が搬送方向下
流側に向かって強く引っ張られこの連続紙の送り孔がト
ラクタから外れ搬送障害を引き起こす問題がある。これ
とは逆に連続紙が厚くその腰が強い場合に、変位部材に
よって連続紙に与えられる張力が弱すぎると、連続紙の
ミシン目の部分の折り目の箇所に山折りと谷折りの折り
癖が交互についているため、変位部材が連続紙の折り癖
の部分で上下にばたつき、連続紙のたるみ量を正確に検
知することができず、搬送速度の調整が不安定になる問
題がある。また、このようなばたつきは連続紙の搬送方
向が傾斜する、いわゆるスキュー発生の原因ともなって
いる。したがって、1つの画像形成装置のおいて厚みの
異なる、つまり腰の強さが異なる連続紙を用いる場合、
変位部材によって連続紙に与える張力の強さを特定の厚
みの連続紙に対応して適切な値となるように設定してし
まうと、上記特定の厚みと異なる厚みの連続紙を用いた
場合に、上述したような問題が生じるおそれがある。本
発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明
の目的は、連続紙に与える張力を連続紙の厚み、材質、
ミシン目等に対応して設定することによって連続紙の搬
送速度制御を安定して行うことができる画像形成装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目標を達成するた
め、本発明は、画像形成装置において、変位部材によっ
て連続紙に与えられる張力を異なる段階に設定する張力
設定機構を備えたことを特徴とする。本発明では張力設
定機構により連続紙の厚み、材質、ミシン目等に対応し
た適切な張力が連続紙に与えられる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は第1の実施の形態の画像形
成装置の要部を示す概略構成図、図2は定着部、用紙搬
送速度検知部、排紙部の構成を示す正面図、図3は図2
を矢視A方向からみた状態を示す平面図、図4は第1の
実施の形態の画像形成装置における制御回路の構成を示
すブロック図である。
【0006】図1を参照して第1の実施の形態の画像形
成装置の構成を説明する。画像形成装置は、トラクタ1
00、画像形成部200、搬送速度検知部300、定着
部400、排紙部500などを備えている。本実施の形
態において画像が形成される用紙は一定の幅を有する連
続紙10であり、連続紙10の幅方向両側縁部に送り孔
が一定の間隔毎に形成され、また、一定の長さ毎に、ミ
シン目などからなり連続紙を一定の長さに破断するため
の切り取り線が形成されている。尚、このような連続紙
として通常の上質紙が用いられる他、ボント紙、カード
紙、ラベル紙、フィルムなどが用いられる。図1中トラ
クタ100の右方(搬送方向上流側)から供給された連
続紙10は、これらトラクタ100、画像形成部20
0、搬送速度検知部300、定着部400、排紙部50
0を順番に経由して装置の外側に排紙されるように構成
されている。
【0007】トラクタ100は、連続紙10の幅方向の
左右の側縁部の下方に配設され連続紙10の搬送方向に
間隔をおいて配設されたプーリー102、104と、こ
のプーリー102、104に掛け回されたベルト106
と、連続紙10を挟んでベルト106の反対側に延在す
る用紙押え板108とを備えている。ベルト106に
は、連続紙10の幅方向両側縁部に形成されている送り
孔に嵌合して連続紙10に搬送力を付与するピン106
Aがベルト106の延在方向に間隔をおいて突設されて
いる。用紙押え板108は連続紙10の送り孔がピン1
06Aから離脱しないように連続紙10の上面を保持し
ている。
【0008】画像形成部200は、トラクタ100の搬
送方向下流側に配設され、連続紙10の搬送方向と直交
する方向に延在し連続紙10の上面に感光面が接触して
回転するように配設された感光ドラム210、この感光
ドラム210の外周に形成された感光面を囲む箇所にプ
ロセスの順番に沿って配設された帯電部220、露光部
230、現像部240、転写部250、クリーニング部
260、除電部270を備えている。帯電部220は感
光ドラム210の感光面を帯電するものであり、露光部
230は帯電された感光面に潜像を描画するものであ
り、現像部240は感光面に形成された潜像にトナーを
付着させて現像するものであり、転写部250は感光面
に形成されたトナー像を連続紙10に転写するものであ
り、クリーニング部260は感光面に残存するトナーを
除去するものであり、除電部270は感光面の帯電を除
去するものである。なお、転写部250の箇所におい
て、連続紙10は、帯電されている感光ドラム210の
感光面に静電気の作用で吸着されることにより、連続紙
10の搬送方向に沿って回転する感光ドラム210から
搬送方向に向けて搬送力を付与されている。
【0009】搬送速度検知部300は、連続紙10の搬
送方向と直交する幅方向に延在し、連続紙10の厚み方
向に変位可能に支持され、画像形成部200と定着部4
00の間の搬送路600を通過する連続紙10の一方の
面に当接するように付勢され、搬送路600上の連続紙
10に張力を与えるプレート310を備えており、この
プレート310の変位量に基いて画像形成部200の箇
所の連続紙10の搬送速度と、定着部400の箇所の連
続紙10の搬送速度との違いによって生じる連続用紙1
0のたるみ量を検知するように構成されている。搬送速
度検知部300の構成の詳細は後述する。
【0010】定着部400は、搬送速度検知部300の
搬送方向下流側の箇所に配設され、連続紙10の搬送方
向と直交する方向に延在し、用紙の上下の面を互いの外
周面で挟持するように設けられたヒートローラ410と
プレスローラ420を備えている。ヒートローラ410
の内部には、熱源としてのハロゲンランプ412がヒー
トローラ410の軸方向に延在して配設されている。プ
レスローラ420の軸の両端部には、プレスローラ42
0の外周面をヒートローラ410の外周面に圧接するた
めの圧接機構430が設けられている。また、プレスロ
ーラ420とヒートローラ410の圧接箇所440の搬
送方向上流側には、連続紙10を圧接箇所440に案内
するガイド板450がこの圧接箇所440と搬送方向の
間隔をおいて連続紙10の搬送方向と直交する方向に延
在して配設されている。なお、連続紙10は、定着部4
00の箇所においてプレスローラ420の圧接箇所44
0を通過する際、回転駆動されるヒートローラ410に
よって搬送力が付与されている。
【0011】排紙部500は、定着部400の搬送方向
下流側の箇所に配設され、連続紙10の搬送方向と直交
する方向に延在し、回転駆動される排紙ローラ502
と、回転可能に支持され排紙ローラ502に圧接される
排紙ローラ504とを備えている。連続紙10は回転す
る排紙ローラ502、504の圧接箇所を通過すること
で搬送方向下流側に向かって搬送力を付与され、不図示
の排紙口から排紙されるようになっている。
【0012】次に、図2、図3を参照して搬送速度検知
部300と定着部400の構成について詳細に説明す
る。搬送速度検知部300は、プレート310(特許請
求の範囲の変位部材に相当)、揺動アーム315、付勢
手段320、透過型光センサ330A、330B(特許
請求の範囲の変位量検知手段に相当)、カム340など
を備えて構成されている。
【0013】プレート310は、連続紙10の搬送方向
と直交する方向に延在され断面L字状を呈する板状部材
から構成されている。プレート310は長手方向と直交
する方向に幅が広く連続紙10の下面に面した上部プレ
ート312と長手方向と直交する方向に幅が狭く連続紙
10の下面に面していない下部プレート314を有して
いる。上部プレート312には下部プレート314と接
続された箇所と反対側の側縁部312Dに側縁に近づく
ほど下方に向けて傾斜する傾斜面312D1が形成され
ている。そして、上部プレート312の長手方向の両縁
部からは下方に向かって折り曲げ片312Aがそれぞれ
立設されており、これら2つの折り曲げ片312Aには
それぞれ軸受孔312Bが貫通して形成されている。こ
れら2つの軸受孔312Bには、プレート310をその
延在方向の両端で挟む位置に立設されている画像形成装
置の底部から立設されたフレーム1000の箇所に固定
されている2つの支軸312Cがそれぞれ挿入されて、
プレート310が支軸312Cで揺動可能に支持されて
いる。
【0014】下部プレート314の長手方向の一方の端
部寄りの箇所には下部プレート314と前記支軸312
Cに直交する方向に延在する検知板314Aが搬送方向
下流側に向かって立設されている。検知板314Aの下
方には、検知板314Aと間隔をおいて、画像形成装置
の底部フレーム1002の立設された立設片1004に
固定され水平方向に延在する取付部1006が配設され
ている。取付部1006には、検知板314Aから下部
に延出された検知端部314A1の揺動位置を検知する
透過型光センサ330A、330Bが検知片314Aの
揺動方向の異なる位置に間隔をおいて取り付けられてい
る。
【0015】取付部1006の、プレート310の長手
方向の中央に近い側縁部からは取付片1006Aが立設
されており、この取付片1006Aに軸312Cと平行
方向に延在する支軸315Cが設けられており、この支
軸315Cによって揺動アーム315の上部315Aが
回動可能に支持されている。そして、この揺動アーム3
15の下部の箇所に設けられた孔部315Bと、下部プ
レート314の長手方向の中央よりやや一方の端部寄り
の箇所に設けられた孔部314Bとの間にはコイルばね
からなる付勢手段320が張設されている。
【0016】フレーム1000には支軸315Cと平行
方向に延在するカム駆動軸340Aの両端部が回動可能
に支持されており、カム駆動軸340Aの中間部にはカ
ム340が固定されている。カム340の外周面には揺
動アーム315の一方の面から突設された円柱状のポス
ト315Dの外周面に当接するカム面340Bが設けら
れており、このカム面340Bはカム駆動軸340Aか
らの半径方向の距離がカム駆動軸340Aの周方向に沿
って変化するように構成されている。
【0017】カム駆動軸340Aの一方の端部には、フ
レーム1000の外側の箇所にギア340Cが固定され
ており、このギア340Cはギア列(不図示)を介して
カム駆動用モータ722(図4)からの回転駆動力を伝
達されるように構成されている。上述の構成によれば、
揺動アーム315の孔部315Bと、プレート310の
下部プレート314の孔部314Bとの間には付勢手段
320が張設されている。したがって、図2においてプ
レート310は付勢手段320により支軸312Cを中
心にして時計回り方向に付勢され、揺動アーム315
は、支軸315Cを中心にして反時計回り方向(特許請
求の範囲の一方の揺動方向に相当)に付勢されている。
【0018】このため、揺動アーム315は、付勢手段
320の付勢力によって揺動アーム315のポスト31
5Dが揺動アーム315の反時計回り方向に設けられて
いるカム340のカム面340Bに当接することで揺動
アーム315の反時計回り方向への揺動限界位置が規制
されている。すなわち、揺動アーム315とカム340
によって揺動アーム315の一方の揺動方向への揺動限
界位置を規制する揺動限界位置設定手段が構成されてい
る。
【0019】そして、カム駆動軸340Aが回転して揺
動アーム315のポスト315Dが当接するカム面34
0Bの位置が変化することによって揺動アーム315の
揺動限界位置が図2中実線で示す第1揺動位置と二点鎖
線で示す第2揺動位置の間で調節されるようになってい
る。揺動アーム315が支軸315Cを中心にして第
1、第2揺動位置の間を揺動すると、揺動アーム315
の孔部315Bと、プレート310の下部プレート31
4の孔部314Bとの距離が変化し付勢手段320の付
勢力が変化する。例えば、揺動アーム315が第1揺動
位置にあれば、揺動アーム315の孔部315Bと、プ
レート310の下部プレート314の孔部314Bとの
距離が広がり付勢手段320は伸長方向に変形されるこ
とで付勢力は強いものとなる。一方、揺動アーム315
が第2揺動位置にあれば、揺動アーム315の孔部31
5Bと、プレート310の下部プレート314の孔部3
14Bとの距離が狭まり付勢手段320は短縮方向に変
形されることで付勢力は弱いものとなる。
【0020】このため、プレート310に作用する支軸
312Cを中心とした時計回り方向の付勢力が増減し、
上部プレート312の側縁部312Dがこれに当接する
連続紙10に与える張力が増減することになる。そし
て、後述する図4の制御部710は、カム駆動用モータ
722を制御することでカム440の回転位置を変化さ
せプレート310の上部プレート312の側縁部312
Dによって連続紙10に与えられる張力を増減させるよ
うに構成されている。この動作の詳細については後述す
る。
【0021】また、上述の構成によれば、画像形成部2
00と定着部400の間の搬送路600上において連続
紙10がたるみ過ぎると、プレート310が支軸312
Cを中心にして時計回り方向に揺動し、検知板314A
の検知端部314A1は、透過型光センサ330Aがオ
ン(検知光透過状態)となり、透過型光センサ330B
がオフ(検知光非透過状態)となるように移動する。ま
た、画像形成部200と定着部400の間の搬送路60
0上において連続紙10が緊張しすぎると、プレート3
10が支軸312Cを中心にして反時計回り方向に揺動
し、検知板314Aの検知端部314A1は、透過型光
センサ330Aがオフ(検知光非透過状態)となり、透
過型光センサ330Bがオン(検知光透過状態)となる
ように移動する。また、画像形成部200と定着部40
0の間の搬送路600上において連続紙10が適正な緊
張状態にあると、プレート310は上記2つの状態の中
間の位置に揺動され、検知板314Aの検知端部314
A1は、透過型光センサ330A、330Bの双方がオ
フ(検知光非透過状態)となるような位置に保持され
る。
【0022】そして、後述する図4の制御部710は、
透過型光センサ330A、330Bの検知動作に基いて
次に述べる定着部400のヒートローラ410の回転速
度を制御することで画像形成部200と定着部400の
間の搬送路600上における連続紙10のたるみ量が所
定範囲内となるようにしている。この動作の詳細につい
ては後述する。
【0023】定着部400は、ヒートローラ410とプ
レスローラ420を備えている。プレスローラ420
は、圧接機構430によってヒートローラ410に圧接
されるように構成されている。ヒートローラ410の内
部には、ヒータを構成する2本のハロゲンランプ412
A、412Bがヒートローラ410の軸方向に延在した
状態で配設されている。ヒートローラ410の端部に
は、ギア414が設けられており、このギア414に
は、底フレーム1002から立設されたフレーム101
0、1012の間に回転可能に支持されたギア416
A、416Bを含むギア列を介して不図示のモータから
の回転駆動力が伝達されるように構成されている。プレ
スローラ420の内部には、プレスローラ420の軸方
向に延在する軸部422が貫通して配設されており、プ
レスローラ420の両端部に設けられた軸受部420に
よって軸部422が支持され、軸部422に対してプレ
スローラ420が回転可能に支持されている。
【0024】圧接機構430は、揺動板432、付勢部
材434、係止部436を備えている。揺動板432
は、プレスローラ420の両端部を挟む箇所に対向して
配設され、プレスローラ420の両端部から突出してい
る軸部422の外周面に当接して支持する凹部432A
を有している。そして、各揺動板432を挟んでプレス
ローラ420と反対側に立設されたフレーム1008に
は支軸422と平行方向に延在する支軸432Bが突設
されており、これら2つの支軸432Bが各揺動板43
2の上部の搬送速度検知部300寄りの箇所に設けられ
た軸受孔432Cに挿通されることで、各揺動板432
がプレスローラ420の軸部422と直交する面内で揺
動可能に支持されている。
【0025】また、揺動板432の上部の軸受孔432
Cと反対側の箇所には矩形状の切欠が形成されている。
フレーム1008には、上記矩形状の切欠の上縁部43
2Dに当接する箇所にストッパ432Eが配設されてお
り、揺動板432の揺動範囲を規制している。揺動板4
32の軸受孔432Cの下方の箇所には係止片432F
が下方に延出されている。
【0026】そして、底フレーム1002と間隔をおい
て底フレーム1002に固定されたフレーム1003に
は、上記係止片432Fと間隔をおいて係止部436が
設けられている。係止部436は、フレーム1003に
固着された固定板436Aと、固定板436Aに螺合さ
れ回転されることで係止片432Fに対して接離する方
向に移動するねじ部436Bとから構成されている。係
止片432Fと係止部436のねじ部436B間にはコ
イルばねによって構成される付勢部材434が張設され
ている。したがって、揺動板432は、付勢部材434
によって支軸432Bを中心にして上方に向かって揺動
するように、すなわちプレスローラ420をヒートロー
ラ410に圧接する方向に付勢されている。そして、ね
じ部436Bを回転させることによってねじ部436B
と係止片432Fの間の距離を調整して付勢部材434
の付勢力を調整することができるように構成されてい
る。
【0027】次に図4のブロック図を参照して制御回路
の構成について説明する。制御回路700は、制御部7
10、カムモータ駆動手段720、搬送用モータ駆動手
段730、印字制御手段740、操作入力手段750な
どを備えている。制御部710は、マイクロコンピュー
タなどから構成され、CPU712、CPUの制御プロ
グラムなどを格納しているROM714、ワーキングエ
リアを提供するRAM716、後述する各部との間で信
号を授受するインターフェース部718などを備えてい
る。インターフェース部718は、透過型光センサ33
0A、330Bと接続され、これら透過型光センサ33
0A、330Bから入力される検知信号を入力すると共
に、カムモータ駆動手段720、搬送用モータ駆動手段
730、印字制御手段740と接続され、これらに制御
信号を出力するように構成されている。また、操作入力
手段750から入力される操作信号を入力するように構
成されている。
【0028】カムモータ駆動手段720は、カム駆動軸
340Aに回転駆動力を与えるカム駆動モータ722の
回転を制御するものである。搬送用モータ駆動手段73
0は、トラクタ100、感光ドラム210、ヒートロー
ラ410、排紙部500に連続紙10を搬送するための
駆動力を与える複数のモータ(不図示)の駆動制御を行
うものである。制御部710は、搬送用モータ駆動手段
730を制御することで、トラクタ100、感光ドラム
210、ヒートローラ410、排紙部500による連続
紙の搬送速度を個別に制御することができるように構成
されている。印字制御手段740は、画像形成部200
による画像形成に関わる動作を制御するものである。操
作入力手段750は、画像形成装置に設けられた例えば
操作入力パネルなどから構成され、後述するように連続
紙の厚みを特定するための操作に基いて操作信号を生成
してインターフェース部718に出力するように構成さ
れている。
【0029】次に、図2、図3、図4を参照して搬送速
度検知部300によるプレート310に対する付勢力の
調整動作について説明する。まず、操作入力手段750
によって連続紙10の厚みを特定して入力する。厚みの
特定は例えば厚口、薄口の2段階の何れかを選択して入
力する。操作入力手段750は、特定された厚みに対応
した操作信号を生成してインターフェース部718を介
して制御部710に入力する。制御部710は、入力さ
れた操作信号に基いてカムモータ駆動手段720を制御
することでカムモータ722を駆動し、カム駆動軸34
0Aを所定量回転して、カム340を所定位置に回転さ
せる。
【0030】制御部710は、それに入力された操作信
号が厚口に対応するものであった場合には、揺動アーム
315が図2中実線で示す第1揺動位置に揺動されるよ
うに、カム340の回転を制御する。したがって、付勢
手段320によってプレート310に与えられる付勢力
は強いものとなり、プレート310から連続紙10に与
えられる張力は強めに設定される。一方、制御部710
は、それに入力された操作信号が薄口に対応するもので
あった場合には、揺動アーム315が図2中実線で示す
第2揺動位置に揺動されるように、カム340の回転を
制御する。したがって、付勢手段320によってプレー
ト310に与えられる付勢力は弱いものとなり、プレー
ト310から連続紙10に与えられる張力は弱めに設定
される。
【0031】したがって、連続紙10の厚みが薄い場合
には、プレート310から連続紙10に与える張力が弱
めとなるので、連続紙10の搬送中に連続紙10の送り
孔がトラクタ100から外れるなどの搬送障害が防止さ
れる。また、連続紙10の厚みが厚い場合には、プレー
ト310から連続紙10に与える張力が強めとなるの
で、連続紙10のミシン目の折り癖の部分でプレート3
10がばたつくことが防止される。すなわち、連続紙1
0の厚みに対応してプレート310によって連続紙10
に与えられる張力を適切な値に設定することができる。
【0032】なお、付勢手段320による付勢力の調整
は上述した2段階に限られるものではなく、カム340
の回転位置を調整することによって、3段階や4段階以
上の多段階に調整することができることはもちろんであ
り、この場合には、使用する連続紙10の厚みの大小に
応じて連続紙10に与える張力を多段階に設定すること
ができる。
【0033】また、上述した第1の実施の形態におい
て、揺動アーム315とカム340で構成される揺動位
置設定手段によって付勢手段320の付勢力を異なる段
階に設定する付勢力設定手段が構成されている。そし
て、この付勢力設定手段と付勢手段320によって連続
紙10に与える張力を異なる段階に設定する張力設定機
構が構成されている。
【0034】次に、図2、図3、図4を参照して、透過
型光センサ330A、330Bの検知動作に基いて行わ
れる連続紙の搬送速度の制御動作について説明する。制
御部710は、定着部400のヒートローラ410の回
転速度を次に説明するように制御することで画像形成部
200と定着部400の間の搬送路600上において連
続紙10のたるみ量が所定範囲内となるようにしてい
る。すなわち、連続紙10がたるみ過ぎて、透過型光セ
ンサ330Aがオン、透過型光センサ330Bがオフと
なった場合、制御部710は、搬送用モータ駆動手段7
30を制御することによって、定着部400のヒートロ
ーラ410の回転速度を上昇させ、ヒートローラ410
の箇所における搬送速度を画像形成部200の箇所にお
ける搬送速度(感光ドラム210の回転速度に相当)に
比較して上げることで連続紙10の過剰なたるみを除去
して適正な緊張状態に戻す。これと逆に、連続紙10が
緊張し過ぎて、透過型光センサ330Aがオフ、透過型
光センサ330Bがオンとなった場合、制御部710
は、搬送用モータ駆動手段730を制御することによっ
て、定着部400のヒートローラ410の回転速度を低
下させ、ヒートローラ410の箇所における搬送速度を
画像形成部200の箇所における搬送速度(感光ドラム
210の回転速度に相当)に比較して下げることで連続
紙10の過剰な緊張をゆるめて適正な緊張状態に戻す。
【0035】先に延べたように、連続紙10の厚みに対
応してプレート310から連続紙10に与える張力を連
続紙10の厚みに対応した適切なものとしているので、
連続紙10の厚みが厚くてもプレート310が連続紙1
0のミシン目の折り癖の箇所でばたつかず、定着部40
0による連続紙10の搬送速度の制御を安定して行うこ
とができる。また、連続紙10のばたつきがないので連
続紙の搬送方向が傾斜するスキューの発生も防止するこ
とができる。なお、透過型光センサ330A、330B
のオンオフ動作に基いてヒートローラ410の箇所にお
ける搬送速度を画像形成部200の箇所における搬送速
度を制御する制御部710は特許請求の範囲の搬送速度
調整手段を構成している。
【0036】次に、図5、図6を参照して第2の実施の
形態について説明する。図5は第2の実施の形態の画像
形成装置の定着部、用紙搬送速度検知部、排紙部の構成
を示す正面図、図6は第2の実施の形態の画像形成装置
における制御回路の構成を示すブロック図である。な
お、図5、図6において第1の実施の形態を示す図2、
図4と同一の箇所については同一の符号を付してその説
明を省略する。図5に示すように、第2の実施の形態で
は、プレート310に連結された付勢部材320の付勢
力を異なる段階に設定するためにソレノイド316を用
いている。ソレノイド316は、ソレノイド本体316
Aとロッド316Bを備えて構成されている。ソレノイ
ド本体316Aはフレーム1004に固定され取付部1
006の縁部から鉛直下方に延在された取付部1006
Aに取着されている。ロッド316Bの先端部に形成さ
れた孔部316B1には、付勢手段320の一端が連結
されている。
【0037】図6に示すソレノイド駆動手段725によ
ってソレノイド本体316Aに電流が供給されて作動す
ると、ロッド316Bがソレノイド本体316Aに吸引
されて図5中実線で示す第1位置に位置し、ソレノイド
本体316Aへの電流の供給が停止して非作動となる
と、ロッド316Bがソレノイド本体316Aに内蔵さ
れる付勢部材の付勢力によって外側に突出され図5中二
点鎖線で示す第2位置に位置するように構成されてい
る。
【0038】図6に示すように、ソレノイド駆動手段7
25はインターフェース部718からの制御信号の基い
てソレノイド316の作動を制御している。したがっ
て、第1の実施の形態の場合と同様に、操作入力手段7
50から連続紙10の厚みが特定されて制御部710に
入力されると、制御部710は、ソレノイド駆動手段7
25を制御してソレノイド316を作動、非作動とする
ことで、ロッド316Bを第1、第2位置に位置させ
る。ロッド316Bが第1、第2位置に位置すると、ロ
ッド316Bの孔部316B1と、プレート310の下
部プレート314の孔部314Bとの距離が変化し付勢
手段320の付勢力が変化する。すなわち、ロッド31
6Bが第1位置に位置している場合には、ロッド316
Bの孔部316B1と、プレート310の下部プレート
314の孔部314Bとの距離が広がり付勢手段320
が伸長方向に変形されることで付勢手段320がプレー
ト310に与える付勢力は強いものとなり、プレート3
10から連続紙10に与えられる張力は強めとなる。一
方、ロッド316Bが第2位置に位置している場合に
は、ロッド316Bの孔部316B1と、プレート31
0の下部プレート314の孔部314Bとの距離が狭ま
り付勢手段320が短縮方向に変形されることで付勢手
段320がプレート310に与える付勢力は弱いものと
なり、プレート310から連続紙10に与えられる張力
は弱めとなる。
【0039】したがって、第2の実施の形態において
も、ソレノイド316を作動、非作動とすることで、プ
レート310の上部プレート312の側縁部312Dに
よって連続紙10に与えられる張力を増減させることが
でき、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることが
できる。また、第2の実施の形態では、プレート310
から連続紙10に与える張力の設定は、ソレノイド31
6の作動、非作動に対応して2段階に限定されるが、付
勢手段320の付勢力を調整するための部品がソレノイ
ド316のみで済み、部品点数が第1の実施の形態の構
成に比較して少なくて済み製造コストが安価となる利点
がある。また、第2の実施の形態においては、ソレノイ
ド316によって付勢手段320の付勢力を異なる段階
に設定する付勢力設定手段が構成されている。そして、
この付勢力設定手段と付勢手段320によって連続紙1
0に与える張力を異なる段階に設定する張力設定機構が
構成されている。
【0040】次に図7、図8を参照して第3の実施の形
態について説明する。図7は第3の実施の形態の画像形
成装置の定着部、用紙搬送速度検知部、排紙部の構成を
示す正面図、図8は図7の矢視B方向からみた平面図で
ある。なお、図7、図8において第1の実施の形態を示
す図2、図3と同一の箇所には同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0041】まず、図7、図8を参照して第2の実施の
形態の画像形成装置の構成について第1の実施の形態と
異なる部分について説明する。図7、図8に示すよう
に、第3の実施の形態では、手動で回転操作される操作
ノブ356の回転駆動力によってカム360を回転させ
ることで揺動アーム370を揺動させプレート310に
連結された付勢部材320の付勢力を異なる段階に設定
する構成となっている。
【0042】取付部1006Aとフレーム1000の間
には連続紙10の幅方向と平行方向に延在するカム駆動
軸350が延在して配設されている。カム駆動軸350
は、その一端部350Aと他端部350Bの箇所が取付
部1006Aとフレーム1000に設けられた軸受孔3
52、354によって回動可能に支持されている。他端
部350Bのフレーム1000の外側まで延在した部分
350Cに操作ノブ356が固着されている。また、カ
ム駆動軸350の一端部350Aにはカム360が固着
されており、そのカム360の外周面には、後述する揺
動アーム370の上側縁370Aに当接するカム面36
0Aが設けられており、このカム面360Aはカム駆動
軸350からの半径方向の距離がカム駆動軸350の周
方向に沿って変化するように構成されている。
【0043】そして、取付部1006Aにはカム駆動軸
350と平行方向に延在する支軸372が突設され、こ
の支軸372は揺動アーム370の一端部に設けられた
孔部370Bに挿通され、揺動アーム370が支軸37
2によって揺動可能に支持されている。揺動アーム37
0の他端部の箇所には孔部370Cが設けられ、この孔
部370Cには付勢手段320の一端部が連結されてい
る。
【0044】上述の構成によれば、揺動アーム370の
孔部370Cと、プレート310の下部プレート314
の孔部314Bとの間には付勢手段320が張設されて
いる。したがって、図7においてプレート310は付勢
手段320により支軸312Cを中心にして時計回り方
向に付勢され、揺動アーム370は、支軸372を中心
にして反時計回り方向(特許請求の範囲の一方の揺動方
向に相当)に付勢されている。このため、揺動アーム3
70は、付勢手段320の付勢力によって揺動アーム3
70の上側縁370Aが揺動アーム370の反時時計回
り方向に設けられているカム360のカム面360Aに
当接することで揺動アーム370の反時計回り方向への
揺動限界位置が規制されている。すなわち、揺動アーム
370とカム360によって揺動アーム370の一方の
揺動方向への揺動限界位置を規制する揺動限界位置設定
手段が構成されている。
【0045】そして、カム駆動軸350が回転して揺動
アーム370の上側縁370Aが当接するカム面360
Aの位置が変化することによって揺動アーム370が図
7中実線で示す第1揺動位置と二点鎖線で示す第2揺動
位置の間で調節されるようになっている。揺動アーム3
70が支軸372を中心にして第1、第2揺動位置の間
を揺動すると、揺動アーム370の孔部370Cと、プ
レート310の下部プレート314の孔部314Bとの
距離が変化し付勢手段320の付勢力が変化する。例え
ば、揺動アーム370が第1揺動位置にあれば、揺動ア
ーム370の孔部370Cと、プレート310の下部プ
レート314の孔部314Bとの距離が広がり付勢手段
320は伸長方向に変形されることで付勢力は強いもの
となる。一方、揺動アーム370が第2揺動位置にあれ
ば、揺動アーム370の孔部370Cと、プレート31
0の下部プレート314の孔部314Bとの距離が狭ま
り付勢手段320は短縮方向に変形されることで付勢力
は弱いものとなる。
【0046】このため、プレート310に作用する支軸
312Cを中心とした時計回りの付勢力が増減し、上部
プレート312の側縁部312Dがこれに当接する連続
紙10に与える張力が増減することになる。したがっ
て、操作ノブ356を回動して揺動アーム370を第
1、第2揺動位置に位置させることによって、プレート
310の上部プレート312の側縁部312Dによって
連続紙10に与えられる張力を連続紙の厚みや、材質、
ミシン目等に対応して増減させることができ、第1、第
2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】また、第3の実施の形態において制御回路
は、第1、第2の実施の形態の制御回路を示す図4、図
6に準じた構成であるが、カムモータやソレノイドと共
に、これらカムモータやソレノイドを駆動するためのカ
ムモータ駆動手段やソレノイド駆動手段を含まない構成
となっている。すなわち、第3の実施の形態では、第
1、第2の実施の形態の構成に比較して部品点数が少な
くて済み製造コストが安価となる利点がある。
【0048】また、第3の実施の形態の場合も第1の実
施の形態の場合と同様に、付勢手段320による付勢力
の調整は上述した2段階に限られるものではなく、カム
360の回転位置を調整することによって、多段階に調
整することができることはもちろんであり、この場合に
は、使用する連続紙10の厚み、材質、ミシン目等に応
じて連続紙10に与える張力を多段階に設定することが
できる。また、上述した第3の実施の形態において、揺
動アーム370とカム360で構成される揺動位置設定
手段によって付勢手段320の付勢力を異なる段階に設
定する付勢力設定手段が構成されている。そして、この
付勢力設定手段と付勢手段320によって連続紙10に
与える張力を異なる段階に設定する張力設定機構が構成
されている。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
感光ドラムに潜像を描画し、その潜像をトナーで現像
し、現像されたトナー像を感光ドラムから連続紙に転写
する画像形成部と、前記連続紙に転写されたトナー像を
定着させる定着部と、前記画像形成部と前記定着部間の
搬送路を通過する前記連続紙の下面に当接する箇所に前
記連続紙の厚み方向に変位可能に支持された状態で前記
連続紙の下面に当接する方向に付勢された変位部材と、
前記変位部材の変位量を検知する変位量検知手段と、前
記変位量検知手段によって検知された前記変位量に対応
して前記画像形成部と前記定着部間の搬送路上における
前記連続紙の搬送速度を調整し前記搬送路上における前
記連続紙のたるみ量が所定範囲内になるようにする搬送
速度調整手段とを備えた画像形成装置において、前記変
位部材によって前記連続紙に与えられる張力を異なる段
階に設定する張力設定機構を備えた構成とした。そのた
め、連続紙の厚み、材質、ミシン目等に対応した適切な
張力が変位部材によって連続紙に与えられるように設定
することによって、連続紙の搬送障害を防止することが
できると共に、変位部材による連続紙のたるみ量の検知
を正確に行うことで搬送速度の制御を安定化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の画像形成装置の要部を示す
概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態の画像形成装置の定着部、用
紙搬送速度検知部、排紙部の構成を示す正面図である。
【図3】図2を矢視A方向からみた状態を示す平面図で
ある。
【図4】第1の実施の形態の画像形成装置の制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態の画像形成装置の定着部、用
紙搬送速度検知部、排紙部の構成を示す正面図である。
【図6】第2の実施の形態の画像形成装置における制御
回路の構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施の形態の画像形成装置の定着部、用
紙搬送速度検知部、排紙部の構成を示す正面図である。
【図8】図7の矢視B方向からみた平面図である。
【符号の説明】
10 連続紙 200 画像形成部 310 プレート(変位部材) 315 揺動アーム 316 ソレノイド 320 付勢手段 330A、330B 透過型光センサ(変位量検知手
段) 340 カム 360 カム 370 揺動アーム 400 定着部 410 ヒートローラ 420 プレスローラ 710 制御部(搬送速度調整手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラムに潜像を描画し、その潜像を
    トナーで現像し、現像されたトナー像を感光ドラムから
    連続紙に転写する画像形成部と、前記連続紙に転写され
    たトナー像を定着させる定着部と、前記画像形成部と前
    記定着部間の搬送路を通過する前記連続紙の下面に当接
    する箇所に前記連続紙の厚み方向に変位可能に支持され
    た状態で前記連続紙の下面に当接する方向に付勢された
    変位部材と、前記変位部材の変位量を検知する変位量検
    知手段と、前記変位量検知手段によって検知された前記
    変位量に対応して前記画像形成部と前記定着部間の搬送
    路上における前記連続紙の搬送速度を調整し前記搬送路
    上における前記連続紙のたるみ量が所定範囲内になるよ
    うにする搬送速度調整手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記変位部材によって前記連続紙に与えられる張力を異
    なる段階に設定する張力設定機構を備えた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記変位部材は、前記連続紙の搬送方向
    と直交する前記連続紙の幅方向に延在する支軸によって
    回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記張力設定機構は、前記変位部材を付
    勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力を異なる段階
    に設定する付勢力設定手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記変位部材は、前記連続紙の搬送方向
    と直交する前記連続紙の幅方向に延在する支軸によって
    回動可能に支持され、前記変位部材の箇所に前記付勢手
    段の一端が連結されていることを特徴とする請求項3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢力設定手段による前記付勢手段
    の付勢力の異なる段階への設定は、前記付勢手段の一端
    と他端間の距離を変えることによって行われることを特
    徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段の他端は、揺動可能に設け
    られた揺動アームに連結され、前記揺動アームは前記付
    勢手段により一方の揺動方向に付勢され、前記揺動アー
    ムの一方の揺動方向に揺動アームに当接するカムが設け
    られ、前記揺動アームとカムにより、前記一方の揺動方
    向への揺動アームの限界揺動位置を規制する揺動位置設
    定手段が構成され、前記揺動位置設定手段によって前記
    付勢力設定手段が構成されていることを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記カムは前記揺動アームに当接するカ
    ム面を有し、前記カムの回転によって前記揺動アームの
    限界揺動位置が調節されるように構成されていることを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記カムの回転はモータの回転駆動力に
    よって行われるように構成されていることを特徴とする
    請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記カムの回転は手動操作により回転さ
    れる操作ノブの回転駆動力によって行われるように構成
    されていることを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記付勢力設定手段は、ソレノイド本
    体と該ソレノイド本体に対して突出没入するロッドとを
    有してなるソレノイドを備え、前記ロッドに前記付勢手
    段の他端が連結されていることを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記定着部は、前記連続紙の幅方向に
    延在するヒートローラと該ヒートローラに圧接されるプ
    レスローラを備え、前記ヒートローラと前記プレスロー
    ラの圧接箇所を前記連続紙が通過するように構成され、
    前記搬送速度調整手段による前記連続紙の搬送速度の調
    整は、前記ヒートローラまたは前記プレスローラの回転
    速度を調整することで行われることを特徴とする請求項
    1乃至10に何れか1項記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記付勢手段はコイルばねによって構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至11に何れ
    か1項記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記連続紙は、一定の幅を有し、前記
    連続紙の幅方向両側縁部に送り孔が一定の間隔毎に形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至12に何れか
    1項記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記連続紙は、一定の長さ毎に、ミシ
    ン目などからなり前記連続紙を一定の長さに破断するた
    めの切り取り線が形成されていることを特徴とする請求
    項13記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記連続紙として通常の上質紙が用い
    られる他に、ボント紙、カード紙、ラベル紙、フィルム
    などが用いられることを特徴とする請求項1乃至14に
    何れか1項記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記変位部材によって前記連続紙に与
    えられる張力は2段階または3段階以上に調整されるよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項1乃至15
    に何れか1項記載の画像形成装置。
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