JP2000197933A - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JP2000197933A
JP2000197933A JP10324082A JP32408298A JP2000197933A JP 2000197933 A JP2000197933 A JP 2000197933A JP 10324082 A JP10324082 A JP 10324082A JP 32408298 A JP32408298 A JP 32408298A JP 2000197933 A JP2000197933 A JP 2000197933A
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和男 今村
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保之 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイセットにおいて、上型ホルダ,下型ホル
ダに対してガイドポストの配置位置が変換可能であり、
かつ上型としてタッピングユニットを備えた場合に、タ
ップの折損を検出することのできる金型装置を提供す
る。 【解決手段】 上型としてのタッピングユニット1を支
持した上型ホルダ3を設け、上記タッピングユニット1
に備えたタップTPが進入可能の進入孔31を備えた下
型5を支持する下型ホルダ7を設け、上記下型ホルダ7
の側面に対して取付位置変換可能に取付けた固定ブロッ
ク47にガイドポスト9を立設し、前記上型ホルダ3の
側面に対して取付位置変換可能に取付けたスライドブロ
ック45を前記ガイドポスト9に沿って上下動自在に設
け、前記上型ホルダ3を所定高さ位置に支持するリフタ
装置11を設け、上型ホルダ3及び下型ホルダ7は共に
多角形状であり、かつ固定ブロック47とスライドブロ
ック45は同一形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス加工に使用
される金型装置に係り、さらに詳細には、ダイセットの
ごとく、上型を支持する上型ホルダと下型を支持する下
型ホルダとを上下に対向して設け、かつ垂直に設けたガ
イドポストに沿って前記上型ホルダを上下動自在に設け
た構成の金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイセットにおいては、平面視し
た場合に、ほぼ四角形状に形成された上型ホルダ,下型
ホルダの対向した側面の中央部にガイドポストを配置し
た形式のセンターポスト形,四角形状の上下のホルダに
おける後側面の両側にガイドポストを配置した形式のバ
ックポスト形及び四角形状の上下のホルダにおける対角
の位置にガイドポストを配置した形式のダイアゴナルポ
スト形など種々の形式がある。
【0003】また、この種のダイセットには、タッピン
グユニットを組み込んで、プレスの動きに同調してプレ
ス加工の1部としてタッピング加工が行われる構成のも
のもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイセットにお
いては、上型ホルダ,下型ホルダに対するガイドポスト
の配置位置は固定であって位置変換できない構成であ
る。したがって、例えばワークの形状や移送方向及び装
置する上下の金型の形状,寸法等によってガイドポスト
の配置位置を変換したいような場合、ガイドポストの配
置位置を変換することができず、新たにダイセットを作
成しなければ対応できないことがあるという問題があ
る。
【0005】また、タッピングユニットをダイセットに
組み込んだ構成においては、タップの折損等を検出する
ことができずに、加工不良を生じることがある等の問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、上型を支持する上型ホルダと下型を支持する下型ホ
ルダとを上下に対向して設け、かつ垂直に設けたガイド
ポストに沿って前記上型ホルダを上下動自在に設けた金
型装置において、前記ガイドポストの下端部を固定支持
する固定ブロックを、前記下型ホルダの任意の側面に対
して取付位置変換可能に取付け、かつ前記ガイドポスト
に沿って上下動自在のスライドブロックを、前記上型ホ
ルダの任意の側面に対して取付位置変換可能に取付けた
構成である。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
金型装置において、上型ホルダ及び下型ホルダは共に多
角形状であり、かつ固定ブロックとスライドブロックは
同一形状である。
【0008】請求項3に係る発明は、上型としてのタッ
ピングユニットを着脱可能に支持した上型ホルダを設
け、上記タッピングユニットに上下動可能に備えたタッ
プが進入可能の進入孔を備えた下型を着脱可能に支持す
る下型ホルダを設け、上記下型ホルダの任意の側面に対
して取付位置変換可能に取付けた固定ブロックにガイド
ポストを立設し、前記上型ホルダの任意の側面に対して
取付位置変換可能に取付けたスライドブロックを前記ガ
イドポストに沿って上下動自在に設け、かつ前記上型ホ
ルダを所定高さ位置に支持するリフタ装置を設けた構成
である。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
金型装置において、下型の進入孔内にタップの下端部が
進入したことを検出するためのタップ検出装置を設けた
構成である。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
金型装置において、タップ検出装置は、タップ先端によ
って押圧されるピン部材を備え、このピン部材の移動を
検知するセンサを備えた構成である。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、図1を参照するに、本実施
の形態に係る金型装置は、上型の一例としてのタッピン
グユニット1を着脱可能に支持した上型ホルダ3と、下
型5を着脱可能に支持した下型ホルダ7とを上下に対向
して設け、かつ垂直に設けた適数のガイドポスト9に沿
って前記上型ホルダ3を上下動可能に設け、さらに、リ
フタ装置11によって前記上型ホルダ3を所定高さ位置
に支持した構成である。
【0012】前記上型ホルダ3は、図2に示すように多
角形状(本例においては四角形状)に形成してあり、そ
の中央部には上型を着脱交換可能に装着するための上型
装着孔13が形成してあり、下面(図2においては上
面)には上記上型装着孔13に装着した上型の方向性の
位置決めを行うパンチガイドキー17(図1参照)が止
めねじ15によって取付けてある。
【0013】上記上型ホルダ3の各側面の中央部には上
下方向のキー溝19が形成してあると共に、キー溝19
に係合したホルダキー21を止めねじ(図示省略)によ
って固定するための螺子孔23が設けられている。ま
た、上型ホルダ3の各側面には、前記キー溝19を中心
として中心振り分けした対称位置には複数の螺子孔25
が設けられている。さらに上記上型ホルダ3の各角部に
近接した位置には上下に貫通した貫通孔27が設けられ
ている。
【0014】前記上型ホルダ3の上型装着孔13に着脱
可能に装着された上型の一例としての前記タッピングユ
ニット1は公知の構成であるが、その機能を概略的に記
載すると次のとおりである。
【0015】すなわち、タッピングユニット1は、ユニ
ット本体1Aに対して上下動自在のパンチヘッド1Bを
備えている。このパンチヘッド1Bは、ユニット本体1
Aに備えた強力なコイルスプリング,ガススプリング等
の付勢手段によって常に上方向に付勢されており、この
付勢手段に抗してパンチヘッド1Bが、プレス機械のラ
ム等によって相対的に下降されると、ユニット本体1A
に備えたタップTPが正回転し乍ら下降し、下型5上に
位置するワークWの打抜き孔にタッピング加工を行い、
そして、プレス機械のラム等が上昇すると、前記パンチ
ヘッド1Bが上昇されると共に、タップTPが逆回転し
乍ら上昇するように構成されているものである。
【0016】前記下型ホルダ7は前記下型5を支持する
ためのもので、この下型ホルダ7の外形形状及び寸法は
前記上型ホルダ3とほぼ同一であり、かつ下型ホルダ7
における3つの側面には、上型ホルダ3の側面に設けた
キー溝19,ホルダキー21を止めねじによって固定す
るための螺子孔23及びキー溝19を中心として対称位
置に設けた複数の螺子孔25と同一の位置関係を持って
キー溝,螺子孔25(図1参照)がそれぞれ設けてあ
る。また、下型ホルダ7には、上型ホルダ3に設けた複
数の貫通孔27と同一の位置関係を持って上下方向の貫
通孔が設けられている。
【0017】前記下型ホルダ7の上面には下型5を着脱
可能に装着支持するダイ装着孔29が形成してあり、こ
のダイ装着孔29の底部には、下型5の進入孔5H内に
上下動可能に内装したピン部材31を支持する検出ピン
33が上下動自在に設けられており、上記検出ピン33
は内装したコイルスプリング等のごとき適宜の弾性部材
35によって常に所定高さ位置に押圧付勢されている。
【0018】上記検出ピン33の周面にはカム部として
周溝33Gが形成してあり、この周溝33Gには、下型
ホルダ7に水平に移動自在に支持されたリレーションピ
ン37の先端部が係合してある。このリレーションピン
37の後端部は、下型ホルダ7の一側面に螺着した中空
螺子部材39を摺動自在に貫通しており、そして、この
リレーションピン37の後端部37Eには、ブラケット
41を介して下型ホルダ7に取付けたリミットスイッチ
などのごときセンサ43が対応して設けてある。
【0019】上記構成により、ワークWのタッピング加
工が行われて、タッピングユニット1に備えた前記タッ
プTPの下端部が下型5の進入孔5H内に進入し、ピン
部材31に当接して下方向へ押圧すると、検出ピン33
が弾性部材35に抗して下降され、この検出ピン33の
周溝に先端部を係合したリレーションピン37がコイル
スプリング等のごとき弾性部材45に抗して水平に移動
され、このリレーションピン37の後端部37Eの移動
によってセンサ43が作動されるので、タップTPの下
端部がピン部材31に当接したことが検出される。
【0020】換言すれば、ワークWのタッピング加工を
行うときに、タップTPの下端部によってピン部材31
が押圧されないと、センサ43が作動されることがない
ので、タップTPの折損等を検出できるものである。
【0021】また前記構成によれば、下型5及び下型5
の高さ寸法に対応してピン部材31を着脱交換した場合
であってもセンサ43等を共通に使用することができる
ものである。なお、前記構成においては、検出ピン33
の上下動をリレーションピン37の水平動に変換してセ
ンサ43を作動する構成として例示してあるが、検出ピ
ン33の上下動によってセンサが直接作動される構成と
しても良いものである。
【0022】前記上型ホルダ3と下型ホルダ7とを上下
に対向して配置し、前記ガイドポスト9に沿って前記上
型ホルダ3を上下動自在の構成とするために、前記上型
ホルダ3の所望の一側面にはスライドブロック45が取
付位置変換可能に取付けてあり、また下型ホルダ7の所
望の一側面には固定ブロック47が取付位置変換可能に
取付けてある。
【0023】上記スライドブロック45と固定ブロック
47は同一構成であり、図3に示すごとき構成である。
すなわち、スライドブロック45,固定ブロック47
は、前記ガイドポスト9が貫通可能の上下方向の貫通孔
49を中央部に備えた直方体状のブロック状をなしてお
り、上記貫通孔49の周囲の複数箇所には取付螺子孔5
1が上下に貫通して設けてあると共に、ノックピンを打
込むための複数ノック穴53が上下に貫通して設けられ
ている。
【0024】さらに、上記スライドブロック45,固定
ブロック47の隣接した側面は第1取付面55,第2取
付面57に形成してある。上記第1,第2の取付面5
5,57の中央部には、前記上型ホルダ3,下型ホルダ
7の側面に形成されている前記キー溝19,螺子孔25
(下型ホルダ7には図示省略)と対応した上下方向のキ
ー溝59及び水平方向の貫通孔61が設けられている。
【0025】そして、スライドブロック45は、上型ホ
ルダ3の所望の一側面に設けたキー溝19に係合した前
記ホルダキー21に、第1取付面55に形成したキー溝
59を係合し、かつ第1取付面55に形成した貫通孔6
1を反対面から貫通した複数の取付ボルト63(図1参
照)を、上型ホルダ3の複数の螺子孔25に螺合するこ
とによって、前記上型ホルダ3の所望の一側面に着脱可
能に取付けられている。
【0026】なお、上記スライドブロック45の第2取
付面57を上型ホルダ3の所望の一側面に接合して取付
けることができ、この場合には、上型ホルダ3からガイ
ドポスト9までの距離を変更することができる。
【0027】固定ブロック47は、前記スライドブロッ
ク45と同様の取付構成によって下型ホルダ7の所望の
一側面に着脱可能に取付けてある。
【0028】既に理解されるように、スライドブロック
45は、上型ホルダ3における複数の側面に対して着脱
可能であり、かつスライドブロック45の第1,第2の
取付面55,57を選択して取付け可能なものである。
同様に、固定ブロック47は、下型ホルダ7においてセ
ンサ43を装着した側面以外の複数の側面に対して、第
1,第2の取付面55,57を選択して着脱可能であ
る。
【0029】したがって、上型ホルダ3の任意の側面に
対してスライドブロック45を取付けることができると
共に、第1,第2の取付面55,57を選択することに
より、上型ホルダ3における上型装着孔13の中心から
スライドブロック45の貫通孔49の中心までの距離寸
法を変更することができるものである。下型ホルダ7に
取付ボルト65によって固定した固定ブロック47と下
型ホルダ7との関係も、上型ホルダ3とスライドブロッ
ク45の関係と同様であるから、下型ホルダ7と固定ブ
ロック47との関係についての詳細な説明は省略する。
【0030】前記ガイドポスト9に沿って上型ホルダ3
を上下動するために、ガイドポスト9の下端部を固定支
持した固定ガイドホルダ67が、前記固定ブロック47
の上面に載置してあり、上記固定ガイドホルダ67を貫
通して固定ブロック47の取付螺子孔51に螺合した複
数の取付ボルト69及び固定ブロック47を貫通してノ
ック穴53に係合したノックピン(図示省略)によっ
て、固定ガイドホルダ67は固定ブロック47に固定し
てある。
【0031】そして、前記ガイドポスト9に案内されて
上下動自在のスライドガイドホルダ71が、取付ボルト
73及びノックピン(図示省略)によって前記スライド
ブロック45の下面に取付けてある。このスライドガイ
ドホルダ71とスライドブロック45の取付け固定の関
係は、固定ブロック47と固定ガイドホルダ67の関係
と同様の関係において取付けてあるものである。
【0032】前記上型ホルダ3を所定の高さ位置に支持
するために、前記固定ガイドホルダ67とスライドガイ
ドホルダ71との間には、例えばリフタースプリングな
どよりなる前記リフタ装置11が設けられている。な
お、リフタ装置11はコイルスプリング等に限ることな
く適宜の流体圧シリンダ等を採用することもできるもの
である。
【0033】以上のごとき構成において、下型ホルダ7
に設けた上下方向の複数の貫通孔27(図示省略)を貫
通した複数の固定ボルトによって上記下型ホルダ7を例
えばプレス機械のボルスタや適宜のベース部材BSに固
定する。そして、下型5上に打抜き加工を行った後のワ
ークWを位置せしめた後に、プレス機械において上下動
自在のラム(図示省略)によってタッピングユニット1
のパンチヘッド1Bを押圧し下降せしめると、先ず、リ
フタ装置11の付勢力に抗して上型ホルダ3が下降さ
れ、タッピングユニット1の下端部がワークWの上面に
当接し、下降を停止すると、タッピングユニット1に対
してパンチヘッド1Bが相対的に下降され、タッピング
ユニット1に備えたタップTPによって、前述したよう
にワークWにタッピング加工が行われる。
【0034】ワークWにタッピング加工が行われると、
タップTPが下型5の進入孔5H内に進入してピン部材
31に当接し押し下げるので、前述したようにセンサ4
3によってピン部材31の下降動作が検出される。換言
すれば、前記パンチヘッド1Bを下降せしめたにも拘ら
ず前記センサ43が作動されないときには、タップTP
に折損を生じたものとして検出できる。
【0035】したがって、タップTPの損傷を検出した
ときに、例えばワークWの加工を停止することにより、
ワークWの加工不良を防止することができるものであ
る。
【0036】図4,図5は、上型ホルダ75及び下型ホ
ルダ77を平面視したときの形状を多角形の例として八
角形に形成し、かつ対向した側面にそれぞれスライドブ
ロック45,固定ブロック47を取付けて、ガイドポス
ト9を対向配置した場合を示すものである。2本のガイ
ドポスト9が対向配置してあるので、安定したガイドを
行うことができる。
【0037】また、上型ホルダ75,下型ホルダ77が
共に八角形状であることにより、金型のメンテナンスや
作業性を考慮して図6(A),(B)に示すように対向
位置から変位した位置に一方のガイドポスト9の配置位
置を変換することができるものである。さらに、上下金
型の位置精度や剛性を考慮して、図6(C),(D)に
示すようにガイドポスト9を適宜位置に3本以上配置す
ることも可能である。
【0038】図7は、下型の第2例を示すものである。
この下型81は、下型ホルダ7におけるダイ装着孔29
に対して着脱自在の円盤状のベースプレート83の上部
に円盤状の支持プレート85を上下動可能に設けてあ
る。そして、上記支持プレート85を上方向に押圧付勢
するウレタンゴムのごとき弾性部材87がベースプレー
ト83,支持プレート85との間に弾装してあると共
に、上記支持プレート85の上昇限を規制するストッパ
ボルト89の上端部が、ベースプレート83を上下動可
能に下方から貫通して支持プレート85に螺合してあ
る。
【0039】前記支持プレート85の中央には、ワーク
Wのタッピング加工時に、タッピングユニットに備えた
タップの下端部が当接し下降される検出ピン91が上下
動可能に設けられており、この検出ピン91は、ベース
プレート83の上面中央に形成した凹部内に内装したコ
イルスプリングのごとき弾性部材93によって上方向へ
押圧付勢されている。
【0040】上記下型81は、前記下型5に代えて下型
ホルダ7のダイ装着孔29に装着すると、タップTPに
よって前記検出ピン91が押し下げられたときに前記検
出ピン33を直ちに押し下げるものである。
【0041】すなわち、下型ホルダ7に対して種々の下
型を着脱交換した場合でも、前記検出ピン33等を共用
し得るものである。
【0042】ところで、前記下型81においては、支持
プレート85上のワークWにタッピングユニットにおけ
るユニット本体の下面が当接したときの衝撃を弾性部材
87によって緩和し、かつ弾性部材87に抗して支持プ
レート85がベースプレート83に当接するように下降
された後に、上記タッピングユニットにおけるタップが
回転しつつ下降してワークWにタッピング加工が行わ
れ、上記タップの下端部が検出ピン91に当接して当該
検出ピン91を下降したとき、上記検出ピン91の下端
部に対応して設けた例えば近接スイッチ等のごときセン
サ95が作動して、検出ピン91にタップが当接したこ
とを検出する構成としても良いものである。この場合、
下型ホルダ7に前記検出ピン33やセンサ43等が設け
られていない場合であっても、タップの折損等の検出に
対応できるものである。
【0043】すなわち、タップの折損を検出するための
センサは、下型に又は下型ホルダに設けてもよいもので
ある。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、本発明においては、上型を支持する上型ホルダ及び
下型を支持する下型ホルダは多角形状であって、ガイド
ポストの下端部を固定支持した固定ブロックは下型ホル
ダの任意の側面に対して取付位置交換可能であり、また
上記ガイドポストに沿って上下動自在のスライドブロッ
クは前記上型ホルダの任意の側面に対して取付位置変換
可能であるから、ガイドポストの配置位置の変更を容易
に行い得るものである。
【0045】また、タッピングユニットを上型として組
み込んでワークにタッピング加工を行う構成において
は、タッピングユニットに備えたタップの下端部に当接
するピン部材を下型に備えてタップを検出する構成であ
るから、タップの折損を容易に検出することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る金型装置を示す正面
図であって、一部断面してある。
【図2】上型ホルダの構成を示す説明図である。
【図3】スライドブロック,固定ブロックの構成を示す
説明図である。
【図4】スライドブロック,固定ブロックを八角形に形
成した例を示す平面説明図である。
【図5】スライドブロック,固定ブロックを八角形に形
成した例を示す正面説明図である。
【図6】ポストガイドの配置位置の種々の形態を示す説
明図である。
【図7】下型の第2例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 タッピングユニット 3,75 上型ホルダ 5,81 下型 7,77 下型ホルダ 9 ガイドポスト 11 リフタ装置 13 上型装着孔 19,59 キー溝 25 螺子孔 27,49,61 貫通孔 29 ダイ装着孔 31 ピン部材 33,91 検出ピン 43,95 センサ 45 スライドブロック 47 固定ブロック 51 取付螺子孔 55 第1取付面 57 第2取付面 67 固定ガイドホルダ 71 スライドガイドホルダ 83 ベースプレート 85 支持プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型を支持する上型ホルダと下型を支持
    する下型ホルダとを上下に対向して設け、かつ垂直に設
    けたガイドポストに沿って前記上型ホルダを上下動自在
    に設けた金型装置において、前記ガイドポストの下端部
    を固定支持する固定ブロックを、前記下型ホルダの任意
    の側面に対して取付位置変換可能に取付け、かつ前記ガ
    イドポストに沿って上下動自在のスライドブロックを、
    前記上型ホルダの任意の側面に対して取付位置変換可能
    に取付けたことを特徴とする金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金型装置において、上
    型ホルダ及び下型ホルダは共に多角形状であり、かつ固
    定ブロックとスライドブロックは同一形状であることを
    特徴とする金型装置。
  3. 【請求項3】 上型としてのタッピングユニットを着脱
    可能に支持した上型ホルダを設け、上記タッピングユニ
    ットに上下動可能に備えたタップが進入可能の進入孔を
    備えた下型を着脱可能に支持する下型ホルダを設け、上
    記下型ホルダの任意の側面に対して取付位置変換可能に
    取付けた固定ブロックにガイドポストを立設し、前記上
    型ホルダの任意の側面に対して取付位置変換可能に取付
    けたスライドブロックを前記ガイドポストに沿って上下
    動自在に設け、かつ前記上型ホルダを所定高さ位置に支
    持するリフタ装置を設けたことを特徴とする金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の金型装置において、下
    型の進入孔内にタップの下端部が進入したことを検出す
    るためのタップ検出装置を設けたことを特徴とする金型
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の金型装置において、タ
    ップ検出装置は、タップ先端によって押圧されるピン部
    材を備え、このピン部材の移動を検知するセンサを備え
    たことを特徴とする金型装置。
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