JP2000197257A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JP2000197257A
JP2000197257A JP10373758A JP37375898A JP2000197257A JP 2000197257 A JP2000197257 A JP 2000197257A JP 10373758 A JP10373758 A JP 10373758A JP 37375898 A JP37375898 A JP 37375898A JP 2000197257 A JP2000197257 A JP 2000197257A
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leakage
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display lever
iron core
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JP10373758A
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Kazuhiro Nakamura
一裕 中村
Eiji Kanamori
栄治 金森
Ryuji Kikuchi
隆二 菊地
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Schneider Electric Industries SAS
Original Assignee
Schneider Electric Industries SAS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線用遮断器の構成をそのまま利用して構成
でき、しかも、主回路の遮断の原因が漏電発生か過電流
発生であるかを判断できる。 【解決手段】 主回路遮断ユニット1に漏電検出ユニッ
ト2、漏電引外しユニット2を組み合わせることにより
漏電遮断器を構成する。主回路遮断ユニット1は、第1
のケース4内に開閉機構等を収納して構成する。漏電検
出ユニット2は、第2のケース11内に主回路導体部、
零相変流器、漏電検出回路等からなる漏電検出手段を収
納して構成する。漏電引外しユニット3は、第3のケー
ス18内に電磁石、可動鉄心、可動鉄心に回動に伴って
回動し、前記開閉機構を引外し動作させるスライド部材
等からなる漏電引外し機構、前記可動鉄心の回動に連動
して回動する表示レバー等からなる漏電表示機構を収納
して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電が発生したと
き及び主回路に過電流が流れたときに前記主回路を遮断
する構成の漏電遮断器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】漏電遮断器は、負荷や
主回路に地絡が生じたときに前記主回路を遮断するもの
で、主回路を介して漏電電流が流れたことを検出する漏
電検出機構、漏電検出時に開閉機構を引き外し動作させ
る漏電引き外し機構、漏電表示機構等を備えて構成され
ている。また、漏電遮断器には、配線用遮断器の機能を
備えたものがあり、この場合は、さらに、主回路に過電
流が流れたときに前記開閉機構を引き外し動作させる過
電流引き外し機構等を備えている。
【0003】ところで、上述のような配線用遮断器の機
能を備えた漏電遮断器は、配線用遮断器に比べて市場が
小さいため、配線用遮断器の構成を利用して漏電遮断器
を構成することが従来より行われている。これは、配線
用遮断器とは別に漏電遮断器専用の機器を製造すると、
配線用遮断器と漏電遮断器とを合わせた全体の部品種類
が多くなって管理が複雑になり、製造コストの高騰を招
くからである。
【0004】このような配線用遮断器を利用した漏電遮
断器は、一般に、配線用遮断器のケース内に漏電リレー
を組込んで構成されている。ところが、このように漏電
リレーを配線用遮断器のケース内に組み込んだ場合、漏
電表示機構を設けることができないため、主回路が遮断
された原因が漏電発生或いは過電流発生のいずれである
かが分からないという不具合があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、配線用遮断器の構成をそのまま利用し
て構成でき、しかも、主回路の遮断の原因が漏電発生か
過電流発生であるかを判断できる漏電遮断器を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の漏電
遮断器は、第1のケースに収納され、主回路に過電流が
流れたときに前記主回路を遮断する開閉機構を備えた主
回路遮断ユニットと、前記第1のケースに結合される第
2のケースに収納され、漏電の発生を検出して漏電検出
信号を出力する漏電検出手段を備えた漏電検出ユニット
と、前記第1のケースに結合される第3のケースに収納
され、前記漏電検出信号に基づいて前記開閉機構を引外
し動作させる漏電引き外し機構とこの漏電引き外し機構
に連動して漏電表示する漏電表示機構とを備えてなる漏
電引き外しユニットとから成り、前記第2のケース及び
第3のケースを、それぞれ前記第1のケースから取り外
し可能に構成したところに特徴を有する。
【0007】上記構成によれば、第1のケースから第2
及び第3のケースを取り外すと主回路遮断ユニットが配
線用遮断器として機能するので、市場の小さい漏電遮断
器を配線用遮断器の構成をそのまま利用して構成するこ
とができる。しかも、漏電引外しユニットに漏電表示機
構を設けたので、配線用遮断器として機能する主回路遮
断ユニットを利用して漏電遮断器を構成した場合であっ
ても、主回路が遮断された原因が、漏電発生によるもの
か過電流によるものかをすぐに判断することができる。
【0008】この場合、第1のケースに負荷側端子を設
けると共に、この負荷側端子に接続される主回路導体部
を第2のケースよりも外方に突出するように前記第2の
ケースに設け、前記主回路導体部を前記負荷側端子に接
続することにより、前記第2のケースが前記第1のケー
スに結合されるように構成すると、第1のケースと第2
のケースとを結合させるための特別な部材を設けなくて
良く、構成を簡単に済ませることができる(請求項2の
発明)。
【0009】また、第3のケースは、第1のケースの所
定の被係合部位に係合する係合部材と、この係合部材の
係合状態を保持する弾性部材とを有するように構成する
と、第1のケースに対して第3のケースを確実に接合さ
せることができる(請求項3の発明)。
【0010】更に、漏電引き外し機構を、固定鉄心及び
この固定鉄心に巻装されたコイルとからなる電磁石と、
前記固定鉄心の端部と対向するように回動可能に配置さ
れた可動鉄心と、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間
させるように付勢する付勢手段と、前記可動鉄心の回動
動作に連動するアクチュエータとを備えて構成し、漏電
検出手段を、漏電検出信号として前記コイルの動作電圧
を出力するように構成し、前記可動鉄心が前記固定鉄心
に吸引されたとき、前記アクチュエータは開閉機構を引
外し動作させるように構成すると良い(請求項4の発
明)。
【0011】上記構成によれば、漏電が発生すると漏電
検出手段からコイルに動作電圧が印加される。これによ
り、可動鉄心が固定鉄心に吸引されて、アクチュエータ
が開閉機構を引外し動作させるため、漏電発生に基づい
て主回路を遮断することができる。この場合、アクチュ
エータは、可動鉄心の回動動作に応じてスライド移動す
るスライド部材から構成することができる(請求項5の
発明)。
【0012】また、第3のケースは、漏電表示用の窓部
を有すると共に、漏電表示機構は、第3のケース内に回
動可能に設けられ、一部が前記窓部内に位置する表示レ
バーと、この表示レバーが一方向に回動するように付勢
する弾性部材とを備え、前記表示レバーは、通常は可動
鉄心または前記可動鉄心と一体に回動する部材に係止さ
れ、前記可動鉄心が固定鉄心に吸引されたとき前記表示
レバーの前記可動鉄心または前記部材に対する係止が解
除されて回動することにより前記表示レバーの一部の前
記窓部内からの突出量が変化するように構成すると良い
(請求項6の発明)。
【0013】上記構成によれば、可動鉄心または可動鉄
心と一体に回動する部材の漏電の発生に基づく回動動作
に連動して表示レバーが回動し、表示レバーの一部の前
記窓部からの突出量が変化するという、比較的簡単な構
成によって漏電表示機構を構成することができる。
【0014】また、可動鉄心が固定鉄心に吸引されたと
き表示レバーの前記可動鉄心または前記部材に対する係
止が解除されて回動することにより、前記表示レバーの
窓部内に位置する部分が変化するように構成することも
良い構成である(請求項7の発明)。そして、このよう
な構成においては、可動鉄心が固定鉄心に吸引される前
後で、表示レバーの窓部内に位置する部分の色が異なる
ように構成すると、漏電発生によって窓部から見える表
示レバーの部分が異なるだけでなく、その色も変化する
ため、漏電表示を認識し易くなり、主回路遮断の原因を
誤って判断してしまうことを防止することができる(請
求項8の発明)。
【0015】更に、漏電表示機構を、第3のケース内に
スライド移動可能に設けられ、一部が前記窓部内に位置
する表示レバーと、この表示レバーが一方向にスライド
移動するように付勢する弾性部材とを備えて構成し、前
記表示レバーは、通常はスライド部材に係止され、前記
可動鉄心が固定鉄心に吸引されたとき前記スライド部材
に対する係止が解除されてスライド移動することにより
前記表示レバーの一部の前記窓部内における位置が変化
するように構成することも可能である(請求項9の発
明)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例(請
求項1〜6に対応)について図1ないし図8を参照しな
がら説明する。図1は、漏電遮断器全体の外観を示す平
面図である。この図1に示すように、漏電遮断器は、主
回路遮断ユニット1、漏電検出ユニット2、漏電引外し
ユニット3を組み合わせて構成されている。図2は、各
ユニット1〜3を切り離して示す漏電遮断器の斜視図を
示しており、この図2に示すように、前記主回路遮断ユ
ニット1のケース(以下、第1のケース)4は、上部及
び下部ケース4a及び4bから構成されている。前記上
部ケース4aの上面部には開口部4cが設けられてお
り、この開口部4cからハンドル5が外部に突出してい
る。
【0017】前記上部ケース4aの図2中上側部分に
は、U,V,Wの各相の電源側端子6a,6b,6cが
設けられており、下側部分には負荷側端子7a,7b,
7cが設けられている。更に、前記上部ケース4aの右
側面部には、第1の孔部8が設けられている。
【0018】具体的な図示は省略するが、主回路遮断ユ
ニット1は、前記ケース4内に、開閉機構、接触子、引
外し機構、消弧装置等を収容して構成されており、単独
で配線用遮断器として機能するように構成されている。
前記開閉機構は、周知のように、前記ハンドル5のO
N,OFF操作を前記接触子の開閉動作に連動させる機
構である。また、前記引外し機構は、主回路に過電流が
流れたときに前記開閉機構のラッチに作用して引外し動
作を行わせる機構である。この引外し動作は、各相に共
通のトリップレバーと前記ラッチとの係合を外すことに
より行われる。
【0019】図6に、第1のケース4内における前記ト
リップレバー9とラッチ10との位置関係を示してい
る。この図6に示すように、前記トリップレバー9は、
前記ケース4内に軸9aを介して回動可能に取付けられ
ており、前記ラッチ10は、前記ケース4内に軸10a
を介して回動可能に取り付けられている。前記トリップ
レバー9は、図示しないバネによって矢印A1方向に付
勢されており、過電流の非検出時は、図6に示す位置に
ある。また、前記ラッチ10は、図示しないバネによっ
て矢印A2方向に付勢されている。前記ハンドル5がO
N位置にあるときは前記ラッチ10の図中右端部は前記
トリップレバー9に係止されており、これにより、前記
ラッチ10の矢印A2方向の回動が阻止される。
【0020】一方、図2に示すように前記漏電検出ユニ
ット2のケース(以下、第2のケース)11は、上部及
び下部ケース11a及び11bから構成されている。前
記ケース11の側面部のうち前記第1のケース4への取
付面部からは、U,V,Wの各相の主回路導体部12a
〜12cの一端部が突出している。また、前記第2のケ
ース11の図2中下側部分には、前記主回路導体部12
a〜12cの他端部が接続された負荷側端子13a〜1
3cが設けられている。前記主回路導体部12a〜12
cの一端部は、それぞれ主回路遮断ユニット1の対応す
る負荷側端子7a〜7cにねじ止めにより接続され、こ
の結果、前記第2のケース11が第1のケース4に結合
されるように構成されている。さらに、前記第2のケー
ス11(上部ケース11a)の図2中右側面部には、出
力端子部14,14が設けられている。
【0021】次に、漏電検出ユニット2の内部構成につ
いて図3を参照しながら説明する。図3は、第2のケー
ス11のうち図2で示す右側面部を取り除いて示す図で
あり、この図3に示すように、ケース11内の下部に
は、前記主回路導体部12a〜12cが配置されており
(主回路導体部12b,12cのみ図示)、これら主回
路導体部12a〜12cに零相変流器15が設けられて
いる。さらに、前記ケース11内の上部には、漏電検出
回路16等を搭載した回路基板17が配設されている。
これら零相変流器15及び漏電検出回路16等から漏電
検出手段が構成される。
【0022】前記零相変流器16は、主回路導体部12
a〜12cを通じて大地へ流れる漏電電流の大きさに応
じた検出電圧を発生し、前記漏電検出回路16に与える
ように構成されている。そして、前記漏電検出回路16
は、上記検出電圧に応じた漏電検出信号、この場合、後
述する電磁石の動作電圧を出力するように構成されてい
る。
【0023】これに対して、図2に示すように前記漏電
引き外しユニット3のケース(以下、第3のケース)1
8は、左ケース18a及び右ケース18bから構成され
ている。図4に示すように、前記左ケース18aのうち
前記第1のケース4への取付け面には、前記第1の孔部
8と対応する部位に第2の孔部19が設けられている。
この第2の孔部19からは、アクチュエータたるスライ
ド部材20の操作突部20aが突出するように構成され
ている。このスライド部材20の構成については後述す
る。
【0024】また、前記左ケース18aのうち図4中左
側部には係合部材たる2個の係合突部21a,21bが
設けられている。これら、係合突部21a,21bは、
それぞれ第1のケース4の対応する部位に設けられた被
係合部たる係合凹部22a,22b(図2参照)に係合
するように構成されている。さらに、前記左ケース18
aのうち図4中右側部には、係合部材23が軸23aを
介して回動可能に取り付けられている。この係合部材2
3は、第1のケース4の対応する部位に設けられた被係
合部たる係合凹部24に係合するように構成されてい
る。
【0025】前記係合部材23は、弾性部材たるコイル
ばね25(図5参照)によって矢印B方向に付勢されて
おり、通常は、その上半部が前記左ケース18aの凹部
18c(図5参照)内に位置している。そして、押圧部
23bを押すと、図5に示すように、前記凹部18cか
ら抜け出るように構成されている。従って、前記第3の
ケース18を前記第1のケース4に取付ける際は、前記
押圧部23bを押しながら前記係合突部21a,21b
を係合凹部22a,22bに係合させると共に前記係合
部材23を係合凹部24に合致させる。その後、前記係
合部材23を元の状態に戻すことにより、前記係合部材
23が係合凹部24に係合し、以て、前記第3のケース
18が第1のケース4に取り付けられる。
【0026】また、前記左ケース18aの図4中右側面
部の上部には、2個の孔部26,26が形成されてお
り、これら孔部26から接続導体部27,27が外部に
延びている。前記接続導体部27は、その端部が前記漏
電検出ユニット2の出力端子部14に接続されるように
構成されている。さらに、図2に示すように、前記第3
のケース18の上部には、窓部28が設けられており、
この窓部28内に漏電表示機構を構成する表示レバー2
9(図5参照)の上端部29aが配置されている。
【0027】次に、漏電引き外しユニット3の内部構造
を図5及び図6を参照して説明する。図5に示すよう
に、第3のケース18内の下部中央部には固定枠30が
配設されている。この固定枠30には、コイル31が巻
装された固定鉄心32が固定されている。これらコイル
31及び固定鉄心32から電磁石33が構成される。前
記第3のケース18の図6中左端部には、前記コイル3
1から前記孔部26を通って外部に延びる接続導体部2
7が配設されている。前記接続導体部27は、前記コイ
ル31の電線31aを延長し、その周りを被覆部材27
aで被覆した構成となっている。
【0028】前記固定枠30の上部には、可動枠34が
軸34aを介して回動可能に取り付けられている。図6
に示すように、前記可動枠34は、下方に開口する凹部
34bを有しており、この凹部34b内に可動鉄心35
が収容されている。前記固定枠30と前記可動枠34と
の間には、付勢手段たるコイルばね36が取り付けられ
ており、このコイルばね36の弾性力により前記可動枠
34は矢印C1方向に付勢されている。従って、通常
は、図6に示すように、前記可動鉄心35は前記固定鉄
心32から離間している。
【0029】また、第3のケース18内のうち前記可動
枠34及び電磁石33の図6中左方(図5において後
方)には、前記スライド部材20が配設されている。前
記可動枠34の図6中左面部(図5において後面部)に
は、U字状のガイド部37が設けられており、前記スラ
イド部材20の右面部に設けられた係合突部20bが前
記ガイド部37に係止されている。また、図示しない
が、前記第3のケース18の内面部のうち前記スライド
部材20の図6中前後両側(図5において左右両側)に
は、前記可動枠34の回動に応じて前記スライド部材2
0が上下方向にスライド移動するようにガイドするガイ
ド部材が設けられている。
【0030】更に、上述の操作突部20aは、前記スラ
イド部材20の図6中左面部に設けられている。前記操
作突部20aは、前記第3のケース18を前記第1のケ
ース4に取り付けたとき、第2の孔部19及び第1の孔
部8を通って第1のケース4内に配置されるように構成
されている。このとき、前記操作突部20aは、図6に
示すように、前記トリップレバー9の右端部の上部に位
置するように構成されている。以上、固定枠30、電磁
石33(コイル31,固定鉄心32)、可動枠34、可
動鉄心35、コイルばね36及びスライド部材20から
漏電引外し機構が構成されている。
【0031】更にまた、図5に示すように、前記左ケー
ス18a内の上部には、上述の表示レバー29が軸29
bを介して回動可能に設けられている。前記表示レバー
29は略Z字状をなしており、上述したようにその上端
部29aが前記ケース18の窓部28内に配置されてい
る。前記表示レバー29は、前記軸29bに挿入された
弾性部材たるねじりコイルばね38(図7及び図8参
照)により矢印C2方向に回動付勢されており、通常時
(漏電電流の非検出時)、その下端部が前記可動枠34
の左端部に係止されている。これにより、前記表示レバ
ー29の矢印C2方向の回動が阻止されている。尚、前
記表示レバー29、軸29b、ねじりコイルばね38等
から漏電表示機構が構成されている。
【0032】次に、本実施例の作用について、図6ない
し図8を参照しながら説明する。図7及び図8は漏電引
外しユニット3の内部構造を簡略化して示す平面図であ
り、図7は通常状態を、図8は漏電発生時の様子を示し
ている。尚、ここでは、漏電遮断器により主回路を遮断
する動作のうち本発明に係る動作、即ち漏電発生時の動
作についてのみ説明する。
【0033】まず、通常時は、図7に示すように、可動
鉄心35は固定鉄心32から離間しており、可動枠34
に係止された表示レバー29の上端部29aの窓部28
からの突出量は小さい。この状態において、漏電が発生
すると、零相変流器15に漏電電流の大きさに応じた検
出電圧が発生し、この検出電圧に応じた検出信号が漏電
検出回路16から出力される。この結果、出力端子部1
4、接続導体部27を介してコイル31に動作電圧が印
加され、可動鉄心35が固定鉄心32に吸引されて可動
枠34が反矢印C1方向に回動する。このため、前記表
示レバー29の前記可動枠34に対する係止が外れて前
記表示レバー29が矢印C2方向に回動し、表示レバー
29の上端部29aが窓部28から大きく突出する(図
8に示す状態)。
【0034】一方、前記可動枠34が反矢印C1方向に
回動することに伴い、前記スライド部材20が下方に移
動する。この結果、図6に示すように、前記操作突部2
0aがトリップレバー9を反矢印A1方向に回動させ
る。このため、前記ラッチ10のトリップレバー9に対
する係止が外れて、前記ラッチ10が矢印A2方向に回
動し、開閉機構に引外し動作させる。この結果、主回路
が遮断される。このとき、ハンドル5はトリップ位置に
移動する。
【0035】尚、ハンドル5をON位置に、また、表示
レバー29を正常位置に復帰させる場合は、まず、主回
路の漏電を除去する。そして、ハンドル5をOFF位置
にリセットするとラッチ10が図6に示す位置に戻る。
また、表示レバー29を下方に押し下げる。すると、表
示レバー29の下端部が上方に移動するため、可動枠3
4がコイルばね36の付勢力によって電磁石33から離
間する。この結果、可動枠34が矢印C1方向に回動し
て図7に示す状態に戻る。また、同時にスライド部材2
0は上方に移動してトリップレバー9が図6に示す位置
に戻る。
【0036】このような構成の本実施例においては、開
閉機構を有し単独では配線用遮断器として機能する主回
路遮断ユニット1に、漏電検出部を有する漏電検出ユニ
ット2、前記開閉機構に引外し動作させる漏電引き外し
機構を有する漏電引外しユニット3を組み合わせること
により漏電遮断器を構成した。従って、配線用遮断器の
構成をそのまま利用できるので、漏電遮断器専用の装置
を構成する場合と異なり部品種類を少なく抑えることが
でき、製造コストの低減化を図ることができる。
【0037】しかも、本実施例においては、前記漏電引
外しユニット3に漏電表示機構を設けたので、配線用遮
断器として機能する主回路遮断ユニット1を用いて漏電
遮断器を構成するものであっても、主回路が遮断された
原因が過電流によるものか漏電によるものかをすぐに判
断することができ、主回路が遮断された原因を迅速に取
り除くことができる。
【0038】また、本実施例においては、主回路遮断ユ
ニット1,漏電検出ユニット2,漏電引外しユニット3
を、それぞれ第1ないし第3のケース4ないし6に各機
構を収納して構成し、第1のケース4に第2および第3
のケース5及び6を外付けするように構成したので、漏
電遮断器の組立作業性が向上する。
【0039】更に、本実施例においては、可動鉄心35
と一体に回動する部材である可動枠34の回動動作に連
動して回動する表示レバー29の窓部28からの突出量
が変化することにより漏電の表示を行うように構成し
た。そのため、漏電表示機構を比較的簡単な構成で、且
つ、確実に漏電の発生を表示する構成とすることができ
る。
【0040】図9ないし図11は、本発明の第2の実施
例(請求項7及び8に対応)を示しており、第1の実施
例と異なる部分を説明する。尚、第1の実施例と同一部
分には同一符号を付している。この第2の実施例では、
漏電表示機構の構成が第1の実施例と異なっている。す
なわち、第3のケース18の上面部には、窓部28に代
えて窓部41が形成されている。また、前記ケース18
内の上部には、表示レバー42が軸42aを介して回動
可能に設けられている。前記表示レバー42は、軸42
aに挿入された弾性部材たるねじりコイルばね43によ
り、常時、矢印D方向に回動付勢されている。
【0041】前記表示レバー42の一端部は略扇状をな
しており、正常時(図9に示す状態)は、その扇状部4
2bの円弧状をなす下端部の右端部が前記可動枠34の
左端部に係止されている。これにより、前記表示レバー
42の矢印D方向の回動が阻止されている。また、本実
施例においては、前記扇状部42bの下端部は、前記軸
42aから図9中やや右方にずれて位置する点(図示せ
ず)を中心とする円弧となるように設定されている。
【0042】一方、前記表示レバー42の他端部は、前
記窓部41内に配置されて漏電の有無を表示する漏電表
示部44とされている。前記表示レバー42が正常位置
にあるとき、図9に示すように、前記窓部41内には前
記漏電表示部44のうちの平坦面状をなす部分44aが
位置し、漏電発生時には、図10に示すように、円弧面
状をなす部分44bが位置するように構成されている。
さらに、本実施例においては、前記漏電表示部44のう
ちの円弧面状部44bの表面には、表示レバー42自身
の色とは異なる色のシール44cが貼付されている。
【0043】上記構成では、漏電発生時、図10に二点
鎖線で示すように、可動鉄心35が固定鉄心32に吸引
されて前記可動枠34が反矢印C1方向に回動すると、
前記表示レバー42の可動枠34に対する係止が外れ
る。これにより、表示レバー42は、平坦面状部44a
が窓部41の内周縁部に当接するまで矢印D方向に回動
する。この結果、図11に示すように、前記表示レバー
42の漏電表示部44のうち前記円弧面状部44bが前
記窓部41から突出する。従って、作業者は、前記窓部
41内に位置する表示レバー42の部分、即ち、円弧面
状部44bを見て漏電発生により主回路が遮断したと判
断することができる。特に、本実施例においては、円弧
状部44bには表示レバー42の色とは異なる色のシー
ル44cが貼付されているため、表示レバー42のうち
窓部41から見える部分の形状だけでなく色からも漏電
が発生したと判断することができるため、誤判断するこ
とを極力防止できる。
【0044】ところで、前記表示レバー42を正常位置
に復帰させる際の動作は、第1の実施例と略同様である
が、本実施例においては、漏電表示位置にある前記表示
レバー42が正常位置に完全に復帰されていないと、漏
電表示位置に戻るように構成されている。これは、スラ
イド部材20の操作突部20aが最上位置と最下位置と
の中間に位置すると、言い換えると、前記表示レバー4
2が正常位置にないと、ハンドル5をON位置に投入で
きないという事情があるからである。
【0045】即ち、表示レバー42が漏電表示位置にあ
るときに漏電を除去すると、可動枠34は矢印C1方向
に回動して、図10に実線で示すように、表示レバー4
2の下端部の左端部に可動枠34が当接する。このと
き、前記扇状部42bの中心が前記軸42aよりも図1
0中右方にずれているため、表示レバー42の下端部と
可動枠34との接点は、前記軸42aを真下に下ろした
ところよりも右方に位置することになる。表示レバー4
2が可動枠34から受ける力Pは、表示レバー42を矢
印D方向に回動させるように作用する。これは、表示レ
バー42が漏電表示位置と正常位置との中間位置(例え
ば図11に示す位置)にある場合であっても同様であ
る。そのため、表示レバー42を完全に正常位置に復帰
させ可動枠34に係止させなければ、表示レバー42は
ねじりコイルばね43の付勢力及び力Pによって漏電表
示位置に戻される。
【0046】尚、上記以外の構成は、第1の実施例と同
一であるため、第2の実施例においても第1の実施例と
第1の実施例と略同様の作用効果を得ることができる。
【0047】また、漏電表示部44のうちの円弧面状部
44bにシール44cを貼付することを止めても良い。
即ち、漏電表示部44のうち窓部41から見える部分が
平坦面状部44aであるか円弧面状部44bであるかに
よって漏電表示を行うようにしても良い。更に、通常時
及び漏電発生時のいずれにおいても漏電表示部44のう
ち窓部41から見える部分の形状は同じで色だけが異な
るように構成することも可能である。
【0048】図12及び図13は、本発明の第3の実施
例(請求項9に対応)を示すものであり、上記第1の実
施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同
一部分には同一符号を付している。この第3の実施例に
おいては、スライド部材及び漏電表示機構の構成が第1
の実施例と異なっている。即ち、可動枠34の図12中
後部には、スライド部材20に代えてスライド部材51
が取り付けられている。このスライド部材51のうち前
記可動枠34よりも上方に位置する部分には、先端部が
図12中右側から左側に向かって下方に傾斜する構成の
傾斜突部51aが設けられている。尚、前記スライド部
材51には、第1の実施例に示すスライド部材20と対
応する部分に操作突部(図示せず)及び係合突部51b
が設けられている。
【0049】一方、第3のケース18の上面部には、窓
部52が形成されている。また、前記第3のケース18
内の上部左側には、レバー収容部53が設けられてお
り、その中に表示レバー54が左右方向にスライド可能
に収容されている。尚、前記レバー収容部53の右方に
は、前記表示レバー54のスライド移動をガイドする一
対のガイド部材55が設けられている。また、前記表示
レバー54の左端部と前記第3のケース18との間に
は、弾性部材たるコイルばね56が配設されており、こ
のコイルばね56により前記表示レバー54は右方に付
勢されている。
【0050】さらに、前記表示レバー54の上面部のう
ち左右方向の略中央部には、突部54aが設けられてい
る。この突部54aは前記窓部52内に配置されてい
る。更にまた、前記表示レバー54の下面部には、凹部
54bが設けられている。正常時(図12に示す状態)
は、前記スライド部材51の傾斜突部51aは、前記凹
部54b内に挿入されている。これにより、前記表示レ
バー54の右方向への移動が阻止されている。このと
き、前記突部54aは前記窓部52内の図12中左端部
に位置している。また、前記表示レバー54の上面部の
うち前記突部54aよりも左側の部分には、前記表示レ
バー54自身の色とは異なる色のシール57が貼付され
ている。
【0051】上記構成では、漏電発生時、可動鉄心35
が固定鉄心32に吸引されて前記可動枠34が反矢印C
1方向に回動すると、スライド部材51が下方に移動し
て前記傾斜突部51aが前記凹部54bから抜け出る。
そのため、表示レバー54は、コイルばね56の付勢力
によって突部54aが窓部52内の右端部に当接するま
で右方に移動する(図13に示す状態)。この結果、前
記窓部52から表示レバー54に貼付されたシール57
が見え、これにより、作業者は、漏電発生の有無を知る
ことができる。
【0052】尚、上記した以外の構成は第1の実施例と
略同様であるため、本実施例においても第1の実施例と
同一の作用効果を得ることができる。
【0053】また、上記実施例においては、表示レバー
54の上面部のうち突部54aよりも左側の部分にシー
ル57を貼付して、表示レバー54のうち窓部52から
見える部分の色によって漏電発生の有無を表示するよう
に構成したが、単に、突部54aの窓部52内における
位置が変化することにより漏電発生の有無を表示するよ
うにしても良い。
【0054】更に、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく、例えば次のような変形が可能である。
スライド部材の操作突部がトリップレバーを回動させる
ことにより開閉機構を引外し動作させるように構成した
が、トリップレバーを回動させる部材等、トリップレバ
ー以外の部材を回動させるように構成しても良い。ま
た、アクチュエータは、可動鉄心の回動動作に応じて回
動動作する部材により構成しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、第1のケースに収納され、主回路に過電流が流れた
ときに前記主回路を遮断する開閉機構を備えた主回路遮
断ユニットと、前記第1のケースに結合される第2のケ
ースに収納され、漏電の発生を検出して漏電検出信号を
出力する漏電検出手段を備えた漏電検出ユニットと、前
記第1のケースに結合される第3のケースに収納され、
前記漏電検出信号に基づいて前記開閉機構を引外し動作
させる漏電引き外し機構とこの漏電引き外し機構に連動
して漏電表示する漏電表示機構とを備えてなる漏電引き
外しユニットとから漏電遮断器を構成すると共に、前記
第2のケース及び第3のケースを、それぞれ前記第1の
ケースから取り外し可能に構成し、第1のケースから第
2及び第3のケースを取り外すと主回路遮断ユニットを
配線用遮断器として利用することができるように構成し
たので、市場の小さい漏電遮断器を配線用遮断器の構成
をそのまま利用して構成することができ、部品の標準化
を図って製造コストを低減することができる。しかも、
漏電引外しユニットに漏電表示機構を設けたため、主回
路が遮断された原因が過電流によるものか漏電発生によ
るものかを判断して、主回路が遮断された原因を迅速に
取り除くことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す漏電遮断器の平面
【図2】主回路遮断ユニットから漏電検出ユニット、漏
電引外しユニットを取り外した状態で示す漏電遮断器の
斜視図
【図3】漏電検出ユニットの内部構成を示す図
【図4】第3のケースのうち右ケースを取り除いて示す
ものであり、漏電引外しユニットの主回路遮断ユニット
への取り付け面側から見た斜視図
【図5】第3のケースのうち右ケースを取り除いて示す
ものであり、漏電引外しユニットの内部の様子を示す斜
視図
【図6】主回路遮断ユニットの内部構成の一部及び漏電
引外しユニットの内部構成を示す図
【図7】通常状態における漏電引外しユニットの内部の
状態を簡略的に示す図
【図8】漏電発生状態における漏電引外しユニットの内
部の状態を簡略的に示す図
【図9】本発明の第2の実施例を示す図7相当図
【図10】図8相当図
【図11】表示レバーが正常位置と漏電表示位置との中
間位置にあるときの様子を示す図
【図12】本発明の第3の実施例を示す図7相当図
【図13】図8相当図
【符号の説明】
図中、1は主回路遮断ユニット、2は漏電検出ユニッ
ト、3は漏電引外しユニット、4は第1のケース、7a
〜7cは負荷側端子、11は第2のケース、12a〜1
2cは主回路導体部、15は零相変流器(漏電検出手
段)、16は漏電検出回路(漏電検出手段)、18は第
3のケース、20,51はスライド部材(アクチュエー
タ、漏電引外し機構)、21a,21bは係合突部(係
合部材)、22a,22b,24は係合凹部(被係合部
位)、23は係合部材、25はコイルばね(弾性部
材)、28,41,52は窓部、29,42,54は表
示レバー(漏電表示機構)、31はコイル(漏電引外し
機構)、32は固定鉄心(漏電引外し機構)、33は電
磁石(漏電引外し機構)、35は可動鉄心(漏電引外し
機構)、36はコイルばね(付勢手段)、38,43は
ねじりコイルばね(弾性部材)、56はコイルばね(弾
性部材)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金森 栄治 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝 三重工場内 (72)発明者 菊地 隆二 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝 三重工場内 Fターム(参考) 5G004 AA01 AB02 BA01 BA03 BA04 CA02 DA01 GA01 5G030 CA03 FC08 FE29 XX07 YY01 YY13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のケースに収納され、主回路に過電
    流が流れたときに前記主回路を遮断する開閉機構を備え
    た主回路遮断ユニットと、 前記第1のケースに結合される第2のケースに収納さ
    れ、漏電の発生を検出して漏電検出信号を出力する漏電
    検出手段を備えた漏電検出ユニットと、 前記第1のケースに結合される第3のケースに収納さ
    れ、前記漏電検出信号に基づいて前記開閉機構を引外し
    動作させる漏電引き外し機構とこの漏電引き外し機構に
    連動して漏電表示する漏電表示機構とを備えてなる漏電
    引き外しユニットとから成り、 前記第2のケース及び第3のケースは、それぞれ前記第
    1のケースから取り外し可能に構成されていることを特
    徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 第1のケースに、負荷側端子を設けると
    共に、第2のケースに前記負荷側端子に接続される主回
    路導体部を前記第2のケースよりも外方に突出するよう
    に設け、 前記主回路導体部を前記負荷側端子に接続することによ
    り、前記第2のケースは前記第1のケースに結合される
    ことを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
  3. 【請求項3】 第3のケースは、第1のケースの所定の
    被係合部に係合する係合部材と、この係合部材の係合状
    態を保持する弾性部材とを有することを特徴とする請求
    項1または2記載の漏電遮断器。
  4. 【請求項4】 漏電引き外し機構は、 固定鉄心及びこの固定鉄心に巻装されたコイルとからな
    る電磁石と、 前記固定鉄心の端部と対向するように回動可能に配置さ
    れた可動鉄心と、 前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間させるように付勢
    する付勢手段と、 前記可動鉄心の回動動作に連動するアクチュエータとを
    備え、 漏電検出手段は、漏電検出信号として前記コイルの動作
    電圧を出力するように構成され、前記可動鉄心が前記固
    定鉄心に吸引されたとき、前記アクチュエータは開閉機
    構を引外し動作させるように構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の漏電遮断
    器。
  5. 【請求項5】 アクチュエータは、可動鉄心の回動動作
    に応じてスライド移動するスライド部材から構成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の漏電遮断器。
  6. 【請求項6】 第3のケースは、漏電表示用の窓部を有
    し、 漏電表示機構は、第3のケース内に回動可能に設けら
    れ、一部が前記窓部内に位置する表示レバーと、この表
    示レバーが一方向に回動するように付勢する弾性部材と
    を備え、 前記表示レバーは、通常は可動鉄心または前記可動鉄心
    と一体に回動する部材に係止され、前記可動鉄心が固定
    鉄心に吸引されたとき前記表示レバーの前記可動鉄心ま
    たは前記部材に対する係止が解除されて回動することに
    より前記表示レバーの一部の前記窓部内からの突出量が
    変化するように構成されていることを特徴とする請求項
    4記載の漏電遮断器。
  7. 【請求項7】 第3のケースは、漏電表示用の窓部を有
    し、 漏電表示機構は、第3のケース内に回動可能に設けら
    れ、一部が前記窓部内に位置する表示レバーと、この表
    示レバーが一方向に回動するように付勢する弾性部材と
    を備え、 前記表示レバーは、通常は可動鉄心または前記可動鉄心
    と一体に回動する部材に係止され、前記可動鉄心が固定
    鉄心に吸引されたとき前記表示レバーの前記可動鉄心ま
    たは前記部材に対する係止が解除されて回動することに
    より前記窓部内に位置する部分が変化するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の漏電遮断器。
  8. 【請求項8】 可動鉄心が固定鉄心に吸引される前後
    で、表示レバーの窓部内に位置する部分の色が異なるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項7記載の漏
    電遮断器。
  9. 【請求項9】 第3のケースは、漏電表示用の窓部を有
    し、 漏電表示機構は、第3のケース内にスライド移動可能に
    設けられ一部が前記窓部内に位置する表示レバーと、こ
    の表示レバーが一方向にスライド移動するように付勢す
    る弾性部材とを備え、 前記表示レバーは、通常はスライド部材に係止され、前
    記可動鉄心が固定鉄心に吸引されたとき前記スライド部
    材に対する係止が解除されてスライド移動することによ
    り前記表示レバーの一部の前記窓部内における位置が変
    化するように構成されていることを特徴とする請求項5
    記載の漏電遮断器。
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