JP3146749B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3146749B2
JP3146749B2 JP10206793A JP10206793A JP3146749B2 JP 3146749 B2 JP3146749 B2 JP 3146749B2 JP 10206793 A JP10206793 A JP 10206793A JP 10206793 A JP10206793 A JP 10206793A JP 3146749 B2 JP3146749 B2 JP 3146749B2
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初男 水野
健 井上
秀夫 久本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器に関し、特
に電源側線の接続と接地側線の接続とを異なるハンドル
で開閉可能とした回路遮断器に関するものである。
【従来の技術】従来、この種の回路遮断器を収納した分
電盤としては、図48に示すものが存在する。すなわ
ち、分電盤225 の中央上部に主幹ブレーカ234 を配設
し、この主幹ブレーカ234 の負荷側に接続された主幹バ
ー235 ,236 を垂下するとともに、複数の分岐ブレーカ
237 を主幹バー235 ,236 の両側に配設し、主幹バー23
5 ,236 の電源側に分岐バー238 を介して分岐ブレーカ
237 の電源側線6 の入力端子8 に接続している。また、
分電盤225 の下部にニュートラルスイッチ239 を配設
し、主幹バー235 ,236 の接地側線7 に接続している。
この分電盤225 から負荷240 に電源供給する場合には、
分岐ブレーカ237 の出力端子241 から電源側線6 を負荷
240 に導出させるとともにニュートラルスイッチ239 か
ら接地側線7 を負荷240へ導出して行われる。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の分電盤
にあっては、負荷へ導出する電源側線は、分岐ブレーカ
の出力端子から、また接地側線は分岐ブレーカから離れ
た位置に設けられたニュートラルスイッチから導出され
るため、負荷側に導出する電源側線及び接地側線の一対
の電線は、それぞれ長さを変え且つ分電盤内を引き回し
て接続する必要があり、配線作業性が悪くなっていた。
また、負荷側の一対の電線間の絶縁試験を行う場合に、
当該一対の電線に接続された分岐ブレーカは勿論、ニュ
ートラルスイッチも開極させる必要があるが、分岐ブレ
ーカとニュートラルスイッチは離れた位置に装備されて
いるために、相互の対応が明確でないため、検査に手間
取ることがあった。本発明は、上記事由に鑑みてなした
もので、請求項1記載の発明の目的とするところは、配
線作業が容易で且つ負荷側の絶縁試験が容易に行える回
路遮断器を提供することにある。請求項2記載の発明の
目的とするところは、請求項1記載の目的に加えてニュ
ートラルハンドルを不用意に開閉操作させない回路遮断
器を提供することにある。請求項3記載の発明の目的と
するところは、請求項1又は請求項2記載の目的に加え
て開閉操作の間違いを少なくした回路遮断器を提供する
ことにある。請求項4記載の発明の目的とするところ
は、請求項1乃至請求項3記載の発明の目的に加えて
電しにくい回路遮断器を提供することにある。請求項5
記載の発明の目的とするところは、請求項4記載の発明
の目的に加えてニュートラルハンドルをコンパクトに収
納できる回路遮断器を提供することにある。請求項6記
載の発明の目的とするところは、請求項記載の発明の
目的に加えてニュートラルハンドルを操作し易い回路遮
断器を提供することにある。請求項7記載の発明の目的
とするところは、請求項5又は請求項6記載の発明の目
的に加えて更に感電しにくい回路遮断器を提供すること
にある。請求項8記載の発明の目的とするところは、請
求項5乃至請求項7記載の発明の目的に加えてニュート
ラル接点をコンパクトに収納できる回路遮断器を提供す
ることにある。請求項9記載の発明の目的とするところ
は、請求項記載の発明の目的に加えてニュートラル接
点をスムースに開閉できる回路遮断器を提供することに
ある。請求項10記載の発明の目的とするところは、請
求項9記載の発明の目的に加えてニュートラル可動板を
開極し易い回路遮断器を提供することにある。請求項1
1記載の発明の目的とするところは、請求項9又は請求
項10記載の発明の目的に加えて安定した接触信頼性を
確保できる回路遮断器を提供することにある。請求項1
2記載の発明の目的とするところは、請求項乃至請求
項11記載の発明の目的に加えて漏洩電流を検出できる
回路遮断器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回路遮断
器は、電路の電源側線に接続される入力端子をハウジン
グの一端側に装着するとともに電路の電源側線に接続さ
れる出力端子と電路の接地側線に接続される出力端子と
をハウジングの他端側に装着し、さらに電路の電源側線
入出力端子間に介在する電源側接点及び開閉操作に応
動して電源側接点を開閉させハウジングの上面より操作
部を突出させた操作ハンドルを有し電源側線に流れる電
流の異常に応答して電源側接点を強制開極する遮断機構
と、電路 の接地側線に介挿されたニュートラル接点を操
作ハンドルとは独立してハウジングの上面より操作部を
突出させた外部操作可能なニュートラルハンドルにより
開閉操作するニュートラル装置と、をハウジング内に収
納した回路遮断器において、前記電源側線及び接地側線
の各出力端子をハウジングの長手方向において上下段違
いに配設するとともに、前記ニュートラルハンドルを、
電源側線及び接地側線の各出力端子に対してハウジング
の幅方向に配設した構成としてある。請求項2記載の回
路遮断器は、請求項1のものの分電盤の中蓋に形成され
た窓孔に挿通されるハンドル突部をハウジングの両端方
向略中央の上面に設け、このハンドル突部から操作ハン
ドルの操作部を突出させた構成としてある。請求項3記
載の回路遮断器は、請求項1又は請求項2のもののニュ
ートラルハンドルは、操作ハンドルと同方向に揺動して
操作ハンドルと同じ側で開極・閉極するように配設され
構成としてある。請求項4記載の回路遮断器は、請求
項1乃至請求項3のものの電源側線の出力端子を下段と
し、接地側線の出力端子を上段として配設した構成とし
てある。請求項5記載の回路遮断器は、請求項1乃至
求項4のものの電源側線及び接地側線の出力端子の両側
に外壁を設けてニュートラルハンドルを電源側線及び接
地側線の出力端子と外壁との間に位置させ、前記ニュー
トラルハンドルと電源側線及び接地側線の出力端子との
間に内壁を設けた構成としてある。請求項6記載の回路
遮断器は、請求項5のものの内壁を外壁より低くし、こ
の内壁の上方端面にニュートラルハンドルの操作部を延
出させた構成としてある。請求項7記載の回路遮断器
は、請求項5又は請求項6のもののニュートラルハンド
ルは、その操作部のオン位置及びオフ位置を分電盤の中
蓋に対して略同一間隔、かつ中蓋近傍に配設された構成
としてある。請求項8記載の回路遮断器は、請求項5乃
請求項7のものの接地側線の出力端子に設けられるも
のであって、内壁からニュートラルハンドル側の外壁に
向かって固定側接触部を延出し、この固定側接触部に対
向するニュートラル接点のニュートラル可動板を接続導
体の挿入方向に内壁と外壁との間に収納し、固定側接触
部に開離又は接触する方向にばね付勢してニュートラル
ハンドルにより開閉させた構成としてある。請求項9記
載の回路遮断器は、請求項8のもののニュートラル可動
板の固定側接触部に対向する先端側が開離する方向にニ
ュートラル可動板の基端側をばね付勢するとともに、ニ
ュートラル可動板のばね付勢を受けるハウジングの当接
部を傾斜状とした構成としてある。請求項10記載の回
路遮断器は、請求項9のものの付勢ばねのニュートラル
可動板に当接する先端に、固定側接触部に向かって延出
した受座を形成した構成としてある。請求項11記載の
回路遮断器は、請求項9又は請求項10のものの付勢ば
ねの先端から延びる位置決め突出片を形成し、この位置
決め突出片をニュートラル可動板に挿通するとともにハ
ウジングの当接部に挿入してニュートラル可動板の位置
を決定した構成としてある。請求項12記載の回路遮断
器は、請求項1乃至請求項11のものの電源側線及び接
地側線の電路を挿通する零相変流器を収納し、この零相
変流器の出力に応動して電源側接点を遮断及び/又は漏
電の表示を行う構成としてある。
【作用】請求項1記載の構成によれば、電路の接地側線
に介挿されたニュートラル接点を操作ハンドルとは独立
してハウジングの上面より操作部を突出させた外部操作
可能なニュートラルハンドルにより開閉操作するニュー
トラル装置をハウジング内に収納しているので、接地側
線と負荷側との配線が分電盤内を引き回すことなくでき
る。また、電源側線及び接地側線の各出力端子をハウジ
ングの長手方向において上下段違いに配設するととも
に、ニュートラルハンドルを、電源側線及び接地側線の
各出力端子に対してハウジングの幅方向に配設している
ので、各出力端子間の間隔を狭くしても絶縁間隔を十分
に取ることができるとともに、ニュートラルハンドルの
大きさをコンパクト化すれば、ハウジングの幅方向を拡
大することなく各出力端子の大きさを十分に取ることが
できる。請求項2記載の構成によれば、請求項1におい
て、分電盤の中蓋に形成された窓孔に挿通されるハンド
ル突部をハウジングの両端方向略中央の上面に設け、こ
のハンドル突部から操作ハンドルの操作部を突出させ
いるので、請求項1の作用に加え、分電盤の中蓋を閉じ
ると、ニュートラルハンドルは隠蔽される。請求項3記
載の構成によれば、請求項1又は請求項2において、
ュートラルハンドルは、操作ハンドルと同方向に揺動し
て操作ハンドルと同じ側で開極・閉極するように配設さ
れているので、請求項1又は請求項2の作用に加え、開
閉状態を分かり易く表示できる。請求項4記載の構成に
よれば、請求項1乃至請求項3において、電源側線の出
力端子を下段とし、接地側線の出力端子を上段として配
設したので、請求項1乃至請求項3の作用に加え、電源
側線の出力端子に触れにくくなる。請求項5記載の構成
によれば、請求項1乃至請求項4において、電源側線
び接地側線の出力端子の両側に外壁を設けてニュートラ
ルハンドルを電源側線及び接地側線の出力端子と外壁と
の間に位置させ、前記ニュートラルハンドルと電源側線
及び接地側線の出力端子との間に内壁を設けたので、請
求項1乃至請求項4の作用に加え、更に電源側線及び接
地側線の出力端子近傍でニュートラルハンドルを操作で
きる。請求項6記載の構成によれば、請求項5におい
て、内壁を外壁よりも低くし、この内壁の上方端面にニ
ュートラルハンドルの操作部を延出させたので、請求項
の作用に加え、ニュートラルハンドルの操作部を広く
とることができる。請求項7記載の構成によれば、請求
項5又は請求項6において、ニュートラルハンドルは、
その操作部のオン位置及びオフ位置を分電盤の中蓋に対
して略同一間隔、かつ中蓋近傍に配設されたので、請求
項5又は請求項6の作用に加え、ニュートラルハンドル
を開閉操作するときに、電源側線及び接地側線の出力端
子に触れにくい。請求項8記載の構成によれば、請求項
5乃至請求項7において、接地側線の出力端子に設けら
れるものであって、内壁からニュートラルハンドル側の
外壁に向かって固定側接触部を延出し、この固定側接触
部に対向するニュートラル接点のニュートラル可動板を
接続導体の挿入方向に内壁と外壁との間に収納し、固定
側接触部に開離又は接触する方向にばね付勢してニュー
トラルハンドルにより開閉させたので、請求項5乃至
求項7の作用に加え、狭いスペース内にニュートラル接
点を収納できる。請求項9記載の構成によれば、請求項
において、ニュートラル可動板の固定 側接触部に対向
する先端側が開離する方向にニュートラル可動板の基端
側をばね付勢するとともに、ニュートラル可動板のばね
付勢を受けるハウジングの当接部を傾斜状としたので、
請求項8の作用に加え、ニュートラル接点間の開極距離
を十分にとることができる。請求項10記載の構成によ
れば、請求項9において、付勢ばねのニュートラル可動
板に当接する先端に、固定側接触部に向かって延出した
受座を形成したので、請求項9の作用に加え、ニュート
ラル可動板のばね付勢力を一層強くすることができる。
請求項11記載の構成によれば、請求項9又は請求項1
0において、付勢ばねの先端から延びる位置決め突出片
を形成し、この位置決め突出片をニュートラル可動板に
挿通するとともにハウジングの当接部に挿入してニュー
トラル可動板の位置を決定したので、請求項9又は請求
項10の作用に加え、ニュートラルハンドルの繰り返し
開閉操作によるニュートラル可動板が固定側接触部に当
接する位置を同位置とすることができる。請求項12記
載の構成によれば、請求項1乃至請求項11において、
電源側線及び接地側線の電路を挿通する零相変流器を収
納し、この零相変流器の出力に応動して電源側接点を遮
断及び/又は漏電の表示を行うので、請求項1乃至請求
項11の作用に加え、漏洩電流を検出することができ
る。
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図39
に基づいて説明する。なお、本来ならば図2乃至図4を
図1に、図11乃至図16を図10に、図18乃至図2
4を図17に、図26乃至図28を図25に、図30乃
至図32を図29に、図35乃至図37を図34にそれ
ぞれまとめるべきであるが、紙面の関係上やむを得ず部
分に分けて示すこととした。すなわち、この回路遮断器
のハウジング1 は、合成樹脂等の絶縁材料で形成され、
一端に電路の電源側線6 の入力端子8 、他端の下段に電
路の電源側線6 の出力端子9 、他端の上段に電路の接地
側線7 の出力端子10を装備し、上面外部の中央に後述す
る分電盤225 の中蓋228 に形成された窓孔230 に挿通さ
れる長方形状のハンドル突部11を装備するとともに、上
面外部の一方側に外壁13と後述する内壁40との間に挟ま
れ後述するニュートラルハンドル214 を操作するための
長方形状をなしたニュートラルハンドル用窓孔12を設け
ている。ハンドル突部11には、図1において、左側に後
述する操作ハンドル52が装着される長方形状の操作ハン
ドル用窓孔14と、中央及び右側に上部を大径にするとと
もに下部を小径の貫通孔とした2つの操作孔15,16とが
設けられ、このハンドル突部11から操作ハンドル52の操
作部82を突出させている。また、両端には、後述する分
電盤225 に取り付けるための取付凹部17,18を有すると
ともに、後述するニュートラル電線216 が挿通される貫
通孔19,20を設けている。なお、ニュートラル電線216
は電源側線6 の入力端子8 側の貫通孔19から突出しても
よい。このハウジング1 は、側面に開口を有して部品を
横嵌め式とした器体2 と、アークを隔離するアーク隔離
体3 と、端子隔離体4 と、器体2 の開口を塞ぐカバー5
とから構成され、器体2 と端子隔離体4 とカバー5 とに
形成されたかしめ孔21に4本のかしめ鋲22により一体的
に固定される。器体2 の内部は、ほぼ中央を仕切壁23に
より電路を遮断する遮断機構24とアークを分断・冷却す
る消弧装置25とが配設された第1区画23A と、漏洩電流
を検出する漏電検出装置26とテスト釦27とが配設された
第2区画23B とに分割される。第1区画23A には、電源
側線6 の入力端子8 を装着するための凹状の端子溝29
と、この端子溝29の下方に消弧装置25内で発生するガス
を排気するための排気口30とを形成している。また、こ
の端子溝29の奥側には電源側線6 の入力端子8 と後述す
るバイメタル93とを仕切る絶縁板31が配設される。第2
区画23B には、電源側線6 の出力端子9 を装着するため
の凹状の端子溝32と、端子溝32の上方奥側に後述するニ
ュートラル装置212 が装着される支持部33とを備えてい
る。支持部33は、後述するニュートラル可動板213 が後
述する端子板202 の固定側接触部208 に接触する場所と
なる接触面33a と、この接触面33aの一端に設けられる
ものであって、後述する付勢ばね215 が装着される装着
凹所33b とを設けている。この支持部33の上方となる器
体2 内部には、ニュートラルハンドル214 を開いたとき
にニュートラル可動板213 が当接する傾斜状の当接部34
を有するとともに、この当接部34の一端に設けられるも
のであって、後述する付勢ばね215 の位置決め突出片22
3 が挿入される挿入凹所34a を有している。また、この
第2区画23B には、上面内部に後述する漏電検出用基板
133 が装着される切溝35を、下面内部に後述する零相変
流器129 が装着される凹所36を形成している。さらに、
仕切壁23の側面には、後述する引張ばね148 を引っ掛け
るための引掛軸37が形成されている。また、この仕切壁
23の上部には、漏電状態を表示する漏電表示装置28が配
設される。アーク隔離体3 は、ニュートラル電線216 が
挿通される挿通凹所38を有するとともに、排気口30と貫
通孔19とを隔離する嵌合突片39を有し、この嵌合突片39
を排気口30の側面から嵌めることによって第1区画23A
の消弧装置25と遮断機構24の一部とを塞ぐように器体2
に装着される。端子隔離体4 は、接地側線7 の出力端子
10をニュートラル装置212 及び漏電検出装置26とから隔
離する内壁40,41を設けるとともに、この内壁40,41で
隔離され接地側線7 の出力端子10を装着するための凹状
の端子溝42を有し、第2区画23B の端子溝32と階段状と
なるように装着される。また、この端子溝42の内壁40側
には、支持部33の接触面33a に連通する貫通孔43を備え
ている。カバー5 は、器体2 の開口を塞ぐものであっ
て、器体2 の開口を塞いだ状態で器体2 に配設される遮
断機構24、消弧装置25、漏電検出装置26、テスト釦27、
漏電表示装置28等を保持するものである。遮断機構24
は、電路を手動で開閉する開閉機構部44と、異常電流が
流れたときに電路を開く異常電流検出装置45とから構成
されている。開閉機構部44は、後述するフレーム53の第
1固定軸54により中間部が軸支された可動接触子46と、
可動接触子46を開極方向に付勢する開極ばね47と、可動
接触子46に第1可動軸57を介して一端が連結された連結
リンク48と、フレーム53の第2固定軸55に操作ハンドル
52とともに軸支され、連結リンク48の他端に保持された
第2可動軸58を揺動自在に支持するスリット71を形成し
たラッチリンク49と、フレーム53の第3固定軸56に軸支
されてラッチリンク49をラッチするトリップリンク50
と、一端が第2可動軸58を介して連結リンク48に連結さ
れ他端が第3可動軸59を介して操作ハンドル52に連結さ
れたハンドルリンク51と、フレーム53の第2固定軸55に
ラッチリンク49とともに保持された操作ハンドル52と、
これらの部材を保持する第1乃至第3固定軸54,55,56
を有したフレーム53と、電源側線6 の入出力端子8 ,9
間に介在される電源側接点60とから構成されている。可
動接触子46は、中間部がフレーム53の第1固定軸54に軸
支されるように楕円形状のスリット61a を設けて互いに
平行な一対の脚片61とこの脚片61同士を連結した連結片
62とから略コ字状に形成され、連結片62の一端に後述す
る固定接点92と接離する可動接点63を設けるとともに、
連結片62の他端に開極ばね47の一端を掛止するための突
起64を設けている。また、この連結片62のほぼ中央に
は、後述する可動鉄心102 が挿通されて可動接触子46を
開極方向に強制開極するためのだるま孔(図示せず)が
形成されている。さらに、脚片61の中間部から斜め上方
向に延びた先端に第1可動軸57を介して連結リンク48が
連結される爪状の保持片65を備えている。この可動接触
子46が、銅より線66を介してフレーム53に連結される。
開極ばね47は、コイル状に形成され、一端を可動接触子
46の突起63に掛止するとともに他端を後述する第2ヨー
ク105 の掛止部117 に掛止し、可動接触子46を開極方向
に付勢している。連結リンク48は、両端に軸孔を有する
互いに平行な一対の脚片67と、この脚片67の一端の軸孔
近傍から脚片67同士を連結する連結片68とから構成さ
れ、一端の軸孔に第1可動軸57を介して可動接触子46の
保持片65に連結するとともに、他端の軸孔に第2可動軸
58を介してラッチリンク49とハンドルリンク51とに連結
する。ラッチリンク49は、第2固定軸55に軸支される軸
孔を有するとともに、第2可動軸58を揺動自在に支持す
るスリット71を有し、側面視が大略く字状に形成され互
いに平行な一対の脚片69と、この脚片69のほぼ中央から
脚片69同士を連結する連結片70とから構成されている。
つまり、連結リンク48とハンドルリンク51とを第2可動
軸58を介してスリット71に揺動自在に保持するものであ
る。トリップリンク50は、立片72と立片72の中間部で一
体連設された側片73とからなり、側片73と反対側に耳片
74を形成し、この側片73と耳片74とに形成された軸受孔
を介して第3固定軸56に軸支される。また、このトリッ
プリンク50の側片73先端には、ラッチリンク49の連結片
70を係止するための係止部75が形成されている。さら
に、フレーム53の第3固定軸56に嵌挿支持され側片73と
後述する第1ヨーク98の上片106 とに係止し、側片73を
ラッチリンク49の連結片70側に付勢するねじりコイルば
ね76を設けている。立片72の上端には、バイメタル93の
変形を連動するバイメタル連動板77と、このバイメタル
連動板77と交差する方向に設けられ、後述する第1の伝
達レバー146 の開口部159 が装着される突片78とが設け
られ、立片72の下端には、後述する可動鉄心102 の移動
が連動される可動鉄心連動板79が設けられている。ハン
ドルリンク51は、両端に軸孔を有する互いに平行な一対
の脚片80と、この脚片80の中央から脚片80同士を連結す
る連結片81とから構成され、一端の軸孔に第2可動軸58
を介して連結リンク48に連結され、他端の軸孔に第3可
動軸59を介して操作ハンドル52に連結される。操作ハン
ドル52は、合成樹脂等の絶縁材料で形成され、ハウジン
グ1 の上面かのハンドル突部11から突出させた操作部82
とハウジング1 の窓孔14を揺動するものであって、側面
視が扇状をなした揺動部83とラッチリンク49とともに第
2固定軸55を介して保持される軸孔85と後述するばね14
5 の一端154 が挿入されるばね用軸孔86とを有して回転
の中心となる基部84とから構成されている。また、この
揺動部83の一端には、第3可動軸59を介してハンドルリ
ンク51が連結される軸孔を有した突所87を設けている。
フレーム53は、第1ヨーク98と一体的に設けられたフレ
ーム本体88と、このフレーム本体88に第1乃至第3固定
軸54,55,56を介して連結されたフレームカバー89とか
ら構成されている。フレーム本体88は、側面視が内部に
開口を有して大略三角形状に形成され、この頂点と2つ
の底辺にはそれぞれ第1乃至第3固定軸54,55,56が挿
入される軸孔を有し、2つの底辺に第1ヨーク98が一体
的に設けられている。フレームカバー89は、フレーム本
体88と同様に、側面視が内部に開口を有して大略三角形
状に形成され、この頂点と底辺の両端にはそれぞれ第1
乃至第3固定軸54,55,56が挿入される軸孔を有してい
る。また底辺の一端からは、下方向に延びる脚片90とこ
の脚片90の先端からフレーム本体88方向に延びる側片91
とを連設している。このフレームカバー89に銅より線66
の一方を溶接し、銅より線66の他方を可動接触子46に溶
接することによって、フレームカバー89と可動接触子46
とが連結される。電源側接点60は、可動接触子46に設け
られた可動接点63と、後述する固定接触子122 に設けら
れた固定接点92とから構成され、電源側線6 の入出力端
子8 ,9間に介在している。可動接点63は、前述したよ
うに可動接触子46の連結片62の一端に設けられている。
固定接点92は、後述する固定接触子122 の突片127 の基
端近傍に設けられている。この可動接点63と固定接点92
とは、ともに溶着しにくい材料で形成されている。な
お、本実施例によれば、開閉機構部はリンク形式のもの
であるが、接点を開極か閉極のどちらか一方に急速に反
転する反転形式のものでもよい。異常電流検出装置45
は、過電流を検出するバイメタル93と、短絡電流を検出
する検出用電磁石94とから構成されている。バイメタル
93は、熱膨張率の異なる2枚の薄板を一体に重合してな
り、垂直片95と水平片96とから全体が略L字状に折曲形
成され、通電電流に応じて発熱し変形する。垂直片95の
上端部には、ギャップ調整ねじ97が螺合されるねじ孔95
a が設けられている。このバイメタル93は、フレームカ
バー89の側片91の下端に水平片96を溶接することによっ
て電源側線6の入力端子8近傍に配置される。検出用電
磁石94は、フレーム53と一体的に設けられた第1ヨーク
98と、第1ヨーク98に設けられた固定鉄心99と、固定鉄
心99を貫通したトリップリンク駆動棒100 と、可動鉄心
102 を可動接触子46側に付勢する復帰ばね101 と、可動
接触子46を強制開極する可動鉄心102 と、これらを覆う
コイル筒103 と、このコイル筒103 を巻装するコイル10
4 と、第1ヨーク98に連結される第2ヨーク105 とから
構成されている。第1ヨーク98は、対向する上片106 と
下片107 とを連結片108 を介して略コ字状に形成され、
この上片106 がフレーム本体88に連設されることによっ
て、フレーム53に一体的に設けられている。固定鉄心99
は、貫通孔110 を有し、その先端が第1ヨーク98の連結
片108 に形成された嵌合孔109 に内側から嵌合されてか
しめ固定される。トリップリンク駆動棒100 は、全体が
固定鉄心99より長い円柱状に形成され、固定鉄心99の貫
通孔110 に揺動自在に貫挿される。復帰ばね101 は、コ
イル状に形成され、固定鉄心99と可動鉄心102 との間に
圧縮架設され、可動鉄心102 を可動接触子46側に付勢し
ている。可動鉄心102 は、コイル筒103 内にスライド自
在に嵌められ、その一端部から突出した強制開極棒111
がコイル筒103 の小径部より外部に突出し、その先端に
鍔部112 が形成され、可動接触子46のだるま孔を貫通す
る。コイル筒103 は、貫通孔を有し大径部と小径部とか
ら構成され、この小径部が後述する第2ヨーク105 の嵌
合孔116 に内側から嵌合される。コイル104は、コイル
筒103 に外装し、かつその一端部は軸方向に折り返され
て後述する端子板187 の突片191 に溶接される。また、
コイル104 の他端部に銅より線113 の一端を溶接すると
ともに、バイメタル93の垂直片95に銅より線113 の他端
を溶接することによってバイメタル93と接続している。
第2ヨーク105 は、下片114 とこの下片114 に連設され
た側片115 とから構成され、コイル筒103 の小径部が嵌
合される嵌合孔116 を有している。また、この側片115
の先端には、開極ばね47を掛止して可動接触子46を開極
方向に付勢するための掛止部117 を設けている。消弧装
置25は、短絡遮断時に発生するアークを可動接点63と固
定接点92とからなる電源側接点60から遠間させるアーク
走行板118 と、アークを分断・冷却する消弧グリッド11
9 と、器体2 及びアーク隔離体3 をアークから保護する
とともにアークガスの環流路を形成するアークガス環流
側板120 とから構成され、器体2の排気口30から分断・
冷却されたガスが排気される。アーク走行板118 は、ア
ーク走行板本体121 と、固定接触子122 とから構成され
ている。アーク走行板本体118 は、長方形状の副片123
とこの副片123 に連設された正方形状の主片124 とから
構成されている。このアーク走行板本体118 の中央線上
には、副片123 から主片124 にかけて突リブ125 を設
け、アークを走行し易くしてこう着を避けるようにして
いる。固定接触子122 は、基端部がアーク走行板本体12
1 に連設された支持片126 と、この支持片126 から連設
された突片127 とから形成され、突片127 の基端近傍に
固定接点92が設けられている。消弧グリッド119 は、馬
蹄形状の板128 を積層して形成され、アーク走行板本体
121 の主片124 を覆うように配設し、アークを分断・冷
却する。アークガス環流側板120 は、アーク走行板118
の副片123 を挟み、かつ固定接触子122 の突片127 基端
に係合するように配設される。また、この突片127 から
電源側電線128 を介して後述する電源側線6 の出力端子
9 の端子板194 の脚片199 に接続される。次に、遮断機
構24の動作原理を図1乃至図4、図25乃至図32に基
づいて説明する。すなわち、操作ハンドル52を図1乃至
図4に示すオフ状態側から図25乃至図図28に示すオ
ン状態側に向かって倒すと、ラッチリンク49がトリップ
リンク50にラッチされた状態で第2可動軸58がラッチリ
ンク49のスリット71を上方から下方に移動し、この第2
可動軸58によって連結リンク48が移動する。そして、こ
の第2可動軸58と第2固定軸55とを結ぶ直線を越えて第
3可動軸59が移動すると急速に反転することによって、
この連結リンク48に連結された可動接触子46が第1固定
軸54を中心として回転し、図25乃至図28に示すよう
に、可動接点63が固定接点92に接触する。このとき、第
1固定軸54が可動接触子46の中間部に設けられた楕円形
状のスリット61aの中間に位置し、可動接点63に接圧力
を与えている。また、トリップ状態のうち過電流トリッ
プは、図1乃至図4に示すオン状態で電路に過電流が流
れると、バイメタル93の自己発熱により漸時にギャップ
調整ねじ97がバイメタル連動板77を付勢することによっ
て、トリップリンク50が押されて、ラッチリンク49の連
結片70が係止部75から外れ、開極ばね47によってラッチ
リンク49が回動するとともに、可動接触子46が第1固定
軸54を中心として固定接点92から離れる方向に回転す
る。そして、図29乃至図32に示すように電源側接点
60を開極するとともに可動軸58がフレームカバー89の開
口の縁89a に引っ掛かり操作ハンドル52が中立位置に保
持される。短絡トリップは、図1乃至図4に示すオン状
態で電路に短絡電流が流れると、検出用電磁石94の可動
鉄心102 が固定鉄心99に吸引される。これによりトリッ
プリンク駆動棒100 が押出されてトリップリンク50の可
動鉄心連動板79を押し、トリップリンク50が回動するた
めラッチリンク49が釈放され、前述したように可動接触
子46が開極動作する。しかし、可動接触子46はこのよう
なリンク連動によって開極する前に、すなわち可動鉄心
102 の動作と全く同時に可動鉄心111 の鍔部112 が可動
接触子46に係止してこれを引き寄せて可動接点63を固定
接点92から離間させる。すなわち、ラッチリンク49がト
リップされる寸前において第1固定軸54を支点に可動接
触子46が開極ばね47を圧縮する方向に回動して開極動作
する。漏電検出装置26は、図33乃至図37に示すよう
に、電路の不平衡電流を検出する零相変流器129 と、こ
の零相変流器129 の出力を増幅する制御回路部130 と、
後述するテスト釦27の操作部137 をハウジング1 から突
出するように保持する可動接触板131 と、この可動接触
板131 と当接することによって後述する試験回路部141
を介して零相変流器126 に不平衡電流を発生させる固定
接触軸132 と、これらのものが取り付けられた漏電検出
用基板133 とから構成され、この漏電検出基板133 が電
源側線6 の出力端子9 近傍に配置されている。なお、こ
の漏電検出用基板と零相変流器とが別々に設けたもので
もよい。漏電検出用基板133 には、ニュートラル電線21
6 が通過可能なスリット134 を形成している。この漏電
検出用基板133 の上端を器体2 の切溝35に、零相変流器
126 を器体2 の凹所36にそれぞれ装着することによっ
て、漏電検出装置26をハウジング1 に配設している。ま
た、制御回路部130 は、電路に流れた不平衡電流が感度
電流以上になった際に出力に信号を出す増幅器135 と、
増幅器135 の出力の信号がでた場合にオンするサイリス
タで構成されたスイッチング素子136 とから構成されて
いる。なお、スイッチング素子136 は、トランジスタで
構成されていてもよい。テスト釦27は、ハウジング1 の
上面から実際に操作するものであって、略円柱状をなし
た操作部137 と、この操作部137 の下面から延びた脚部
138 とから構成され、操作部137 をハウジング1 の上面
に突出させるよう操作孔16に装着される。また、脚部13
8 の先端には、中央に切溝140 を有して弾性を持たせ、
操作孔16に挿入したとき操作孔16の内部に係止するとと
もに可動接触板131 に当接する当接部139 を設けてい
る。このテスト釦27を押圧することによって可動接触板
131が固定接触軸132 に当接し、試験回路部141 を介し
て零相変流器126 に不平衡電流を発生させる。試験回路
部141 は、電流を限流する限流用抵抗142 と、試験用巻
線143 とから構成されている。漏電表示装置28は、漏電
するとハウジング1 の上面に突出する漏電表示部材144
と、この漏電表示部材144 をハウジング1 の操作孔15か
ら突出させるばね145と、トリップリング50を回転させ
て開閉機構部44をトリップさせる第1と第2の伝達レバ
ー146 ,147 と、第2の伝達レバー147 を器体2 の下面
方向に引っ張る引張ばね148 と、漏電検出装置26の制御
回路部130 で増幅された電流により第2の伝達レバー14
7 を回転させる電磁石装置149 とから構成されている。
漏電表示部材144 は、円柱状をなし漏電したときにハウ
ジング1 の操作孔15から突出する表示部150 と、略角柱
状をなし操作孔15に進退自在なものであって、ばね145
の一端が挿入される切溝152 と第1の伝達レバー146 に
係止される被係止片153 とを有した脚部151 とから構成
される。ばね145 は、コイル状に形成され、第2固定軸
55に挿着され一端154 が操作ハンドル52のばね用軸孔85
に、他端155 が漏電表示部材144 の切溝152 にそれぞれ
挿入され、図1において上方向に付勢するように装着し
ている。また、この他端155 には、操作ハンドル52が中
立位置にあって、操作ハンドル52を開極位置に移行させ
ると操作ハンドル52の揺動部83の他端に当接する当接部
156 を有している。第1の伝達レバー146 は、開口部15
9 を有した垂直片157 と、この垂直片157 に連設される
とともに第2の伝達レバー147の係合部167 に係合する
係合部160 を有した係合片158 から構成される。また、
これら垂直片157 と係合片158 との連設間には、フレー
ム53の第3固定軸56が挿入される挿入凹部161 を設けて
おり、この挿入凹部161 に第3固定軸56を、開口部159
にトリップリンク50の突片78をそれぞれ挿入することに
よって第1の伝達レバー146 がフレームカバー89に回転
可能となるよう保持される。第2の伝達レバー147 は、
先端に漏電表示部材144 の被係止部153 を係止する係止
部166 を有した斜片162 と、この斜片162 に連設され第
1の伝達レバー146 の係合部160 に係合する係合部167
を有した係合片163 と、斜片162 の係止部166 の下側に
連設され斜片162 と交差する方向に設けられるものであ
って、引張ばね148 の引掛部に引っ掛けられる引掛軸16
4 と、斜片162 の側面に連設されるものであって、後述
する電磁石装置149 の可動鉄心171 を係止する係止片16
5 とから構成される。また、これら斜片162 と係合片16
3 との連設間には、フレーム53の第1固定軸54が挿入さ
れる挿入凹部168 を設けており、この挿入凹部168 に第
1固定軸54を装着することによって第2の伝達レバー14
7 がフレームカバー89に回転可能となるように保持され
る。なお、本実施例によれば、漏電検出装置の出力を遮
断機構に伝達する伝達レバーが2つの部材で構成されて
いるが、いくつの部材で構成されても適用できる。引張
ばね148 は、コイル状に形成され、第2の伝達レバー14
7 の引掛軸164 と器体2 の引掛軸37とに引っ掛けられ
る。電磁石装置149 は、コイルが巻装されたコイルボビ
ン169 と、固定鉄心170 と、可動鉄心171 と、ヨーク17
2 とから構成されている。コイルボビン169 は、コイル
が巻装された中央部173 とこの中央部173 に連設され中
央部173 を挟むように形成された鍔部174 とから構成さ
れ、この一方の鍔部174 から他方の鍔部174 に至る両端
には、貫通孔175 が形成されている。また両端の鍔部17
4 には、後述するヨーク172 の上片182 と下片183 とが
凹凸嵌合される凹所176 が形成されている。このコイル
ボビン169 の両端のコイル端末177 が漏電検出装置26の
制御回路部130 及び試験回路部141 にリード線(図示せ
ず)を介して接続される。固定鉄心170 は、略円柱状に
形成され切溝178を有してコイルボビン169 の貫通孔175
に挿入し、後述するヨーク172 の保持凹所185 によっ
て保持される。可動鉄心171 は、円柱状をなした可動鉄
心本体179と、この可動鉄心本体179 に連設された連設
軸180 と、第2の伝達レバー147 の係止片165 に係止さ
れる被係止部181 とから構成され、コイルボビン169 に
形成された貫通孔175 に挿入し、可動鉄心本体179 がヨ
ーク172 の保持凹所185 によって抜け止めされるので、
この可動鉄心171 はコイルボビン169 から落ちることは
ない。ヨーク172 は、対向する上片182 と下片183 とを
連結片184 を介して略コ字状に形成され、この上片182
と下片183 とがコイルボビン169 の鍔部174 の凹所176
に凹凸嵌合されることによって、コイルボビン169 に装
着される。また、この上片182 と下片183 とには、固定
鉄心170 の切溝178 と可動鉄心本体179とを貫通孔175
から抜けないように保持する保持凹所185 を設けてい
る。これら漏電検出装置26とテスト釦27及び漏電表示装
置28の動作原理を図33及び図37に基づいて説明す
る。図において、8 は電源側線6 を接続する入力端子、
216 は接地側線7 を接続するニュートラル電線、9 は負
荷を接続する電源側線6 の出力端子、10は負荷を接続す
る接地側線7 の出力端子である。すなわち、電路に不平
衡電流が流れると、零相変流器129 により検出して2次
出力を発生し増幅器135 にて増幅してスイッチング素子
136 をオンしコイルの励磁により電磁石装置149 の可動
鉄心171 が固定鉄心170 側に吸引され可動鉄心171 の被
係止部181 が第2の伝達レバー147 の係止片165 を押し
上げることによって、第2の伝達レバー147 が第1固定
軸54を中心として回転し、第2の伝達レバー147 の係合
部167 が第1の伝達レバー146 の係合部160 を押し下
げ、第1の伝達レバー146 が第3固定軸56を中心として
回転し、この第1の伝達レバー146 の開口部159 に挿入
されたトリップリンク50の突片78を介してトリップリン
ク50が第3固定軸56を中心として回転する。この後、前
述した遮断機構24のトリップ動作と同様に可動接点63を
固定接点92から引外して電源側接点60を開極する。ま
た、第2の伝達レバー147 が回転することによって、係
止部166 から漏電表示部材144 の被係止部153 が外れ、
操作ハンドル52とともに第2固定軸55を介して取り付け
られたばね145 によって漏電表示部材144 の表示部150
がハウジング1 の操作孔15から突出するとともに、操作
ハンドル52が中立位置に保持される。さらに、漏電試験
をするときは、テスト釦27を押圧し可動接触板131 を固
定接触軸132に当接させ、試験回路部141 に信号を与え
ることによって、零相変流器129 に不平衡電流が発生し
電磁石装置149 が働いて可動鉄心171 が吸引される。従
って、前述したように、遮断機構24によって、可動接点
63を固定接点92から引外す。また、漏電によって、漏電
表示部材144 の表示部150 がハウジング1 の操作孔15か
ら突出し、操作ハンドル52が中立位置にある場合、操作
ハンドル52を開極位置に向かって変位させると、操作ハ
ンドル52の揺動部83の他端がばね145 に形成された当接
部156 に当接し、ばね145 の他端155 が図34において
下方向に移動する。これにより、ばね145 の他端155 が
挿入された漏電表示部材144 をハウジング1 の内部方向
に変位し、この変位により漏電表示部材144 の被係止部
153 が第2の伝達レバー147 の係止部166 に係止され
る。なお、本実施例によれば、漏電表示部材の表示部が
ハウジングの操作孔から突出し、操作ハンドルが中立位
置にある場合、操作ハンドルを開極位置に向かって移動
させることによって漏電表示部材を第2の伝達レバーに
係止しているが、操作ハンドルを閉極位置に向かって移
動させることによって漏電表示部材を第2の伝達レバー
に係止するものでも適用できる。端子は、電源側線6 の
入出力端子8 ,9 と、接地側線7 の出力端子10とから構
成されている。電源側線6 の入力端子8 は、ドライバー
の操作孔189 を有した端子ねじ186 と、端子ねじ186 が
螺合されるねじ孔190 を有するとともに検出用電磁石94
のコイル104 に接続される突片191 を設けた端子板187
と、端子ねじ186が螺合されるねじ孔192 を有したナッ
ト188 とから構成され、この電源側線6 の入力端子8 が
第1区画23A の端子溝29に装着される。電源側線6 の出
力端子9 は、ドライバーの操作孔196 を有するとともに
山形をなす当金197 を有した端子ねじ193 と、端子ねじ
193 が螺合されるねじ孔198 を有するとともに固定接触
子122 から電源側電線128 を介して接続される脚片199
を備えた端子板194 と、端子ねじ193 が螺合されるねじ
孔200 を有したナット195 とから構成され、第2区画23
B の端子溝32に装着される。この電源側線6 の入力端子
8 から電源側接点60及び電源側電線128 を介して電源側
線6 の出力端子9 に電気的に接続される。接地側線7 の
出力端子10は、ドライバーの操作孔205 を有するととも
に山形をなす当金206 を有した端子ねじ201 と、端子ね
じ201 が螺合されるねじ孔207 を有するとともに端子隔
離体4 の内壁40に形成された貫通孔43に貫通する固定側
接触部208 を有した端子板202 と、端子ねじ201 が螺合
されるねじ孔209 を有したナット203 と、端子板202 の
ねじ孔207 に重合する貫通孔210 を有するとともに電源
側線6 の出力端子9 をカバーするカバー部211 を有した
絶縁カード204 とから構成され、この接地側線7 の出力
端子10が電源側線6 の出力端子9 を装着した端子溝32よ
り上段となる端子隔離体4 の端子溝42に装着される。ニ
ュートラル装置212 は、端子板202 の固定側接触部208
に接触するニュートラル可動板213 と、このニュートラ
ル可動板213 を固定側接触部208 に押圧するニュートラ
ルハンドル214 と、ニュートラル可動板213 を固定側接
触部208 から離れる方向に付勢する付勢ばね215 と、接
地側線7 に接続されるニュートラル電線216 とから構成
されている。ニュートラル可動板213 は、導電性材料で
長方形状に形成され、一端に後述する付勢ばね215 の位
置決め突出片223 が挿通される挿通孔217 を有するとと
もに、ニュートラル電線216 に一端が溶接等によって固
定され、外壁13と内壁40との間に固定側接触部208 と対
向するように器体2 の当接部34に配設される。このニュ
ートラル可動板213 と固定側接触部208 とでニュートラ
ル接点218 が構成される。ニュートラルハンドル214
は、合成樹脂等の絶縁材料で側面視が大略楕円形状をな
し、回転することによってニュートラル可動板213 に当
接する環状部219 と、器体2 の定位置(図示せず)に凹
凸嵌合し回転の中心となる回転支軸220 と、内壁40の上
方端面に延出させてハウジング1 の外部から操作される
操作部221 と、ニュートラル可動板213 を固定側接触部
208 に押圧する突起222 とから構成され、ハウジング1
のニュートラルハンドル用窓孔12に操作部221 が突出す
るようにハウジング1 の内部に配設される。付勢ばね21
5 は、弾性を有する部材でコイル状に形成され、支持部
33の装着凹所33b に装着することによって、ニュートラ
ル可動板213 固定側接触部208 に対向する先端側が開
離する方向にニュートラル可動板 213の基端側をばね
勢している。また、この付勢ばね215 の位置決め突出片
223 は、ニュートラル可動板213 の挿通孔217 に挿通し
器体2 の挿入凹所34a に挿入することによって、ニュー
トラル可動板213 の位置決めをしている。また、この付
勢ばね215 のニュートラル可動213 に当接する先端に
は、ニュートラル可動板213 へ付勢する面積を広める受
座224 を有している。ニュートラル電線216 は一端がニ
ュートラル可動板213 の一端に固定され、零相変流器12
9 及びアーク隔離体3 の挿通凹所38を介して漏電検出用
基板133 のスリット134 に挿通し、挿通孔20から回路遮
断器外に突出することによって接地側(図示せず)に接
続される。次に、このニュートラル装置212 を開閉する
方法を、図38に基づいて説明する。すなわち、図中の
破線で示すのは、ニュートラルハンドル214 を倒してニ
ュートラル可動板213 を開極した状態である。この状態
では、ニュートラル可動板213 は、付勢ばね215 による
付勢によって器体2 の当接部34に当接している。この状
態で、ニュートラルハンドル214 の操作部221 を立ち上
がらせるように回転させると、ニュートラルハンドル21
4 に形成された突起222 の先端がニュートラル可動板21
3 に当接して、ニュートラル可動板213 が固定側接触部
208 に接触するように押圧される。そして、突起222 の
先端中央を越えて、ニュートラル可動板213 を押圧する
と、付勢ばね215 の押圧力により突起222 の先端を図3
8において右斜め上方向に押圧し、ニュートラルハンド
ル214 がニュートラル可動板213 を固定側接触部208 に
接触した状態で固定される。次に、この回路遮断器を分
電盤内に組み込む方法を図39に基づいて説明する。図
において、225 は分電盤であり、回路遮断器を取り付け
る取付金具229 を有した受枠226 と、受枠226 の開口を
開閉する扉227 と、回路遮断器のハンドル突部11が挿入
される窓枠230 を有し、ハンドル突部11以外を隠蔽する
中蓋228 とから構成されている。この受枠225 の取付金
具229 を回路遮断器の取付凹部17,18に挿着することに
よって、回路遮断器を分電盤225 内に組み込む。次に、
本発明の第2実施例を図40乃至図47に基づいて説明
する。なお、第1実施例と基本的機能が同様な部材には
同じ符号を付している。この回路遮断器のハウジング1
は、合成樹脂等の絶縁材料で部品を横嵌め式とし、一端
に電路の電源側線6 の入力端子8 及び電路の接地側線7
の入力端子231、他端に電路の電源側線6 の出力端子9
及び電路の接地側線7 の出力端子10を装備し、上面外部
の中央に分電盤の中蓋に形成された窓孔に挿通される長
方形状のハンドル突部11を形成するとともに、上面外部
の一方側に外壁13と後述する内壁40との間に挟まれ後述
するニュートラルハンドル214 を操作するための長方形
状をなしたニュートラルハンドル用窓孔12を設けてい
る。ハンドル突部11には、図40において、やや左側に
後述する操作ハンドル52が装着される長方形状の操作ハ
ンドル用窓孔14が設けられ、この操作ハンドル用窓孔14
から操作ハンドル52の操作部82を突出させている。この
回路遮断器のハウジング1 は、図42及び図45に示す
ように、電源側線6 の入出力端子8,9 に介在する電源側
接点60と、電源側接点60を開閉させハウジング1 の上面
より操作部82を突出させた操作ハンドル52を有し電源側
線6 に流れる電流の異常に応答して電源側接点60を強制
開極する遮断機構24と、この遮断機構24を収納した側と
は反対側となる外壁13と内壁40との間に配設されたニュ
ートラル装置212 と、を収納している。電源側接点60
は、後述する遮断機構24の接点駆動板に設けられた可動
接点63と、端子板187 に設けられた固定接点92とから構
成され、電源側線6 の入出力端子8,9 間に介在してい
る。遮断機構24は、固定接点92に接離自在な可動接点63
を有し略コ字状に形成された接点駆動板232 と、この接
点駆動板232 の可動接点63を開極方向にばね付勢する開
極ばね47と、一端を接点駆動板232 に固定するとともに
他端を自由端とし接点駆動板232 の内方に配設されたバ
イメタル93と、ハウジング1 の操作ハンドル用窓孔14か
ら操作部82を突出させるとともに基部84を連結リンク48
にて接点駆動板232 に連結した操作ハンドル52と、接点
駆動板232 に連結されバイメタル93の他端にラッチされ
るラッチリンク50と、このラッチリンク50と操作ハンド
ル52の基部84とを連結するハンドルリンク51と、を備え
ている。接点駆動板232 は、一方側に可動接点63を設け
るとともに、他方側に固定軸56を介してラッチリンク50
を回動自在に連結している。また、この中央部には、連
結リンク48の一方側48a を嵌合させて操作ハンドル52と
連結している。操作ハンドル52は、基部84に連設されて
ハンドルリンク51の一端51a が嵌合する突所87を有し、
ハンドルリンク51の他端51b をラッチリンク50に嵌合さ
せることによって操作ハンドル52とラッチリンク50とを
連結している。また、操作ハンドル52の基部84の中心に
は、連結リンク48の他方側48b(ハウジング1 に固定され
ている) を嵌合させることによって接点駆動板232 と連
結している。この遮断機構24は、操作ハンドル52を図4
0に示すオフ状態側から図46に示すオン状態側に向か
って倒すと、操作ハンドル52の基部84の回転に伴ってハ
ンドルリンク51を介してラッチリンク50が図40におい
て時計方向に回動し、その先端がバイメタル93の自由端
を押圧し始める。そして、ハンドルリンク51の一端51a
が連結リンク48の他方側48b と固定軸56とを結ぶ直線を
越えて移動すると、接点駆動板232 がハウジング1 に固
定された連結リンク48の一方側48a を中心に急速に反転
して、可動接点63が固定接点93に接触する(図46参
照)。また、過電流等の異常電流が流れた場合には、バ
イメタル93が図46において下方向に撓んで、ラッチリ
ンク50をラッチした状態からラッチリンク50の先端が固
定軸56を中心に時計方向に回動するとともに、接点駆動
板232 が開極ばね47によって連結リンク48の一方側48a
を中心に回動し可動接点63が固定接点92から離れる(図
47参照)。ニュートラル装置212 は、図45に示すよ
うに、固定側接触部208 に接触するニュートラル可動板
213 と、このニュートラル可動板213 を固定側接触部20
8 に押圧するニュートラルハンドル214 と、ニュートラ
ル可動板213 を固定側接触部208 に接触する方向にばね
付勢する付勢ばね215 と、固定側接触部208 に電気的に
接続されたニュートラル導体216 とから構成されてい
る。ニュートラル可動板213 は、導電性材料で形成さ
れ、固定部233 で外壁13と内壁40との間に固定接触部20
8 と対向するよう中央を固定し、この中央を中心に、固
定側接触部208 に接触する一端及びニュートラルハンド
ル214 に当接する他端が回動自在に保持され、端子板20
2(図40参照)に接触している。このニュートラル可動
板213 と固定側接触部208 とでニュートラル接点218 が
構成される。ニュートラルハンドル214 は、合成樹脂等
の絶縁材料で側面視が大略楕円形状をなし、ニュートラ
ル可動板213 に当接する環状部219 と、ハウジング1 に
凹凸嵌合し回転の中心となる回転支軸220 と、内壁40の
上方端面に延出させてハウジング1 の外部から操作され
る操作部221 と、ニュートラル可動板213 を固定側接触
部208 から開離する方向に押圧する突起222 とから構成
され、ハウジング1 のニュートラルハンドル用窓孔12に
操作部221 が突出するようにハウジング1 の内部に配設
される。付勢ばね215 は、弾性を有する部材でコイル状
に形成され、ニュートラル可動板213 を固定側接触部20
8 に接触する方向に付勢している。ニュートラル導体21
6 は一端を固定側接触部208 に電気的に接続し、他端を
接地側線7 の入力端子231 に接続している。このニュー
トラル装置212 を開閉する方法を、図45に基づいて説
明する。なお、図中の破線で示すのは、ニュートラルハ
ンドル214 を倒してニュートラル可動板213 を開極した
状態である。この状態では、ニュートラル可動板213
は、ニュートラルハンドル214 の突起22によって固定側
接触部208 から開離させている。この状態で、ニュート
ラルハンドル214 の操作部221 を立ち上がらせるように
回転させると、ニュートラルハンドル214 の環状部219
がニュートラル可動板213 に当接して、付勢ばね215 に
よって押圧され固定側接触部208 に接触する。このニュ
ートラルハンドル214 の操作部221 は、図45に示すよ
うに、オン位置(実線)及びオフ位置(破線)をハウジ
ング1 の外面から略同一量突出させている(分電盤の中
蓋に対して略同一間隔、かつ中蓋近傍に配設されてい
る) 。なお、本実施例によれば、ニュートラル可動板が
固定側接触部に接触する方向にばね付勢されているが、
ニュートラルハンドルを操作することによって固定側接
触部に接触できるものであれば、第1実施例のように固
定側接触部から開離する方向にばね付勢されたものでも
よい。
【考案の効果】請求項1記載の回路遮断器は、電路の接
地側線に介挿されたニュートラル接点を操作ハンドルと
は独立してハウジングの上面より操作部を突出させた外
部操作可能なニュートラルハンドルにより開閉操作する
ニュートラル装置をハウジング内に収納しているので、
接地側線と負荷側との配線が分電盤内を引き回すことな
くでき、配線作業が容易で且つ負荷側の絶縁試験が容易
に行えるという効果を奏する。また、電源側線及び接地
側線の各出力端子をハウジングの長手方向において上下
段違いに配設するとともに、ニュートラルハンドルを、
電源側線及び接地側線の各出力端子に対してハウジング
の幅方向に配設しているので、各出力端子間の間隔を狭
くしても絶縁間隔を十分に取ることができるとともに、
ニュートラルハンドルの大きさをコンパクト化すれば、
ハウジングの幅方向を拡大することなく各出力端子の大
きさを十分に取ることができ、コンパクト化が図れると
いう効果を奏する。請求項2記載の回路遮断器は、請求
項1において、分電盤の中蓋に形成された窓孔に挿通さ
れるハンドル突部をハウジングの両端方向略中央の上面
に設け、このハンドル突部から操作ハンドルの操作部を
突出させているので、請求項1の効果に加え、分電盤の
中蓋を閉じるとニュートラルハンドルは隠蔽され、ニュ
ートラルハンドルを不用意に開閉操作させないという効
果を奏する。請求項3記載の回路遮断器は、請求項1又
は請求項2において、ニュートラルハンドルは、操作ハ
ンドルと同方向に揺動して操作ハンドルと同じ側で開極
・閉極するように配設されているので、請求項1又は請
求項2の効果に加え、開閉状態を分かり易く表示でき、
開閉操作の間違いを少なくできる。請求項4記載の回路
遮断器は、請求項1乃至請求項3において、電源側線の
出力端子を下段とし、接地側線の出力端子を上段として
配設したので、請求項1乃至請求項3の効果に加え、
源側線の出力端子に触れにくくなり、感電しにくいとい
う効果を奏する。請求項5記載の回路遮断器は、請求項
1乃至請求項4において、電源側線及び接地側線の出力
端子の両側に外壁を設けてニュートラルハンドルを電源
側線及び接地側線の出力端子と外壁との間に位置させ、
前記ニュートラルハンドルと電源側線及び接地側線の出
力端子との間に内壁を設けたので、請求項1乃至請求項
4の効果に加え、更に電源側線及び接地側線の出力端子
近傍でニュートラルハンドルを操作でき、ニュートラル
ハンドルをコンパクトに収納できる。請求項6記載の回
路遮断器は、請求項5において、内壁を外壁よりも低く
し、この内壁の上方端面にニュートラルハンドルの操作
部を延出させたので、請求項5の効果に加え、ニュート
ラルハンドルの操作部を広くとることができ、ニュー
ラルハンドルを操作し易くできる。請求項7記載の回路
遮断器は、請求項5又は請求項6において、ニュートラ
ルハンドルは、その操作部のオン位置及びオフ位置を分
電盤の中蓋に対して略同一間隔、かつ中蓋近傍に配設さ
れたので、ニュートラルハンドルを開閉操作するとき
に、電源側線及び接地側線の出力端子に触れにくくな
り、請求項5又は請求項6記載の効果に加え、感電しに
くいという効果を奏する。請求項8記載の回路遮断器
は、請求項5乃至請求項7において、接地側線の出力端
子に設けられるものであって、内壁からニュートラルハ
ンドル側の外壁に向かって固定側接触部を延出し、この
固定側接触部に対向するニュートラル接点のニュートラ
ル可動板を接続導体の挿入方向に内壁と外壁との間に収
納し、固定側接触部に開離又は接触する方向にばね付勢
してニュートラルハンドルにより開閉させたので、請求
項5乃至請求項7の効果に加え、狭いスペース内にニュ
ートラル接点を収納できる。請求項9記載の回路遮断器
は、請求項8において、ニュートラル可動板の固定側接
触部に対向する先端側が開離する方向にニュートラル可
動板の基端側をばね付勢するとともに、ニュートラル可
動板のばね付勢を受けるハウジングの当接部を傾斜状と
したので、ニュートラル接点間の開極距離を十分にとる
ことができ、請求項8記載の効果に加え、ニュートラル
接点をスムースに開閉できる。請求項10記載の回路遮
断器は、請求項9において、付勢ばねのニュートラル可
動板に当接する先端に、固定側接触部に向かって延出し
た受座を形成したので、ニュートラル可動板のばね付勢
力を一層強くすることができ、請求項9記載の効果に加
え、ニュートラル可動板を開極し易いという効果を奏す
る。請求項11記載の構成によれば、請求項9又は請求
項10において、付勢ばねの先端から延びる位置決め突
出片を形成し、この位置決め突出片をニュートラル可動
板に挿通するとともにハウジングの当接部に挿入してニ
ュートラル可動板の位置を決定したので、ニュートラル
ハンドルの繰り返し開閉操作によるニュートラル可動板
が固定側接触部に当接する位置を同位置とすることがで
き、請求項9又は請求項10記載の効果に加え、安定し
た接触信頼性を確保できる。請求項12記載の構成によ
れば、請求項1乃至請求項11において、電源側線 及び
接地側線の電路を挿通する零相変流器を収納し、この零
相変流器の出力に応動して電源側接点を遮断及び/又は
漏電の表示を行うので、請求項1乃至請求項11の効果
に加え、漏洩電流を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のものの部分縦断面図である。
【図3】図1のものの部分縦断面図である。
【図4】図1のものの部分縦断面図である。
【図5】図1にカバーを取り付けた状態を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の上面図でる。
【図7】図5の正面図である。
【図8】図5のものを電源側線の入力端子側から見た側
面図である。
【図9】図5のものを電源側線の出力端子側から見た側
面図である。
【図10】図5のものの分解斜視図である。
【図11】図10のものの部分分解斜視図である。
【図12】図10のものの部分分解斜視図である。
【図13】図10のものの部分分解斜視図である。
【図14】図10のものの部分分解斜視図である。
【図15】図10のものの部分分解斜視図である。
【図16】図10のものの部分分解斜視図である。
【図17】図10をさらに分解した分解斜視図である。
【図18】図17のものの部分分解斜視図である。
【図19】図17のものの部分分解斜視図である。
【図20】図17のものの部分分解斜視図である。
【図21】図17のものの部分分解斜視図である。
【図22】図17のものの部分分解斜視図である。
【図23】図17のものの部分分解斜視図である。
【図24】図17のものの部分分解斜視図である。
【図25】図1のものの操作ハンドルをオン側にした状
態を示す縦断面図である。
【図26】図25のものの部分縦断面図である。
【図27】図25のものの部分縦断面図である。
【図28】図25のものの部分縦断面図である。
【図29】図1のもののトリップした状態を示す縦断面
図である。
【図30】図29のものの部分縦断面図である。
【図31】図29のものの部分縦断面図である。
【図32】図29のものの部分縦断面図である。
【図33】図1のものの漏電検出機構の回路図である。
【図34】図1のものの漏電によるトリップ動作を説明
する縦断面図である。
【図35】図34のものの部分縦断面図である。
【図36】図34のものの部分縦断面図である。
【図37】図34のものの部分縦断面図である。
【図38】図1のもののニュートラル装置を示す縦断面
図である。
【図39】図5のものを分電盤に組み込んだ状態を示す
縦断面図である。
【図40】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図41】図40のものにカバーを取着した状態を示す
正面図である。
【図42】図41のものの上面図である。
【図43】図42のものを電源側線の入力端子側から見
た側面図である。
【図44】図42のものを電源側線の出力端子側から見
た側面図である。
【図45】図40のものの裏面カバーを取り外した状態
を示す裏面図である。
【図46】図40のものの操作ハンドルをオン側にした
状態を示す縦断面図である。
【図47】図40のもののトリップした状態を示す縦断
面図である。
【図48】従来の回路遮断器を分電盤に組み込んだ状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 6 電源側線 7 接地側線 8 電源側線の入力端子 9 電源側線の出力端子 24 遮断機構 52 操作ハンドル 60 電源側接点 82 操作ハンドルの操作部 214 ニュートラルハンドル 218 ニュートラル接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−74733(JP,U) 実公 昭40−4653(JP,Y1) 実公 昭40−2565(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路の電源側線に接続される入力端子を
    ハウジングの一端側に装着するとともに電路の電源側線
    に接続される出力端子と電路の接地側線に接続される出
    力端子とをハウジングの他端側に装着し、さらに電路の
    電源側線の入出力端子間に介在する電源側接点及び開閉
    操作に応動して電源側接点を開閉させハウジングの上面
    より操作部を突出させた操作ハンドルを有し電源側線に
    流れる電流の異常に応答して電源側接点を強制開極する
    遮断機構と、電路の接地側線に介挿されたニュートラル
    接点を操作ハンドルとは独立してハウジングの上面より
    操作部を突出させた外部操作可能なニュートラルハンド
    ルにより開閉操作するニュートラル装置と、をハウジン
    グ内に収納した回路遮断器において、 前記電源側線及び接地側線の各出力端子をハウジングの
    長手方向において上下段違いに配設するとともに、前記
    ニュートラルハンドルを、電源側線及び接地側線の各出
    力端子に対してハウジングの幅方向に配設したことを特
    徴とした回路遮断器。
  2. 【請求項2】 分電盤の中蓋に形成された窓孔に挿通さ
    れるハンドル突部をハウジングの両端方向略中央の上面
    に設け、このハンドル突部から操作ハンドルの操作部を
    突出させたことを特徴とした請求項1記載の回路遮断
    器。
  3. 【請求項3】 前記ニュートラルハンドルは、操作ハン
    ドルと同方向に揺動して操作ハンドルと同じ側で開極・
    閉極するように配設されたことを特徴とした請求項1又
    は請求項2記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 前記電源側線の出力端子を下段とし、接
    地側線の出力端子を上段として配設したことを特徴とし
    た請求項1乃至請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 前記電源側線及び接地側線の出力端子の
    両側に外壁を設けてニュートラルハンドルを電源側線及
    び接地側線の出力端子と外壁との間に位置させ、前記ニ
    ュートラルハンドルと電源側線及び接地側線の出力端子
    との間に内壁を設けたことを特徴とした請求項1乃至
    求項4記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 前記内壁を外壁より低くし、この内壁の
    上方端面にニュート ラルハンドルの操作部を延出させた
    ことを特徴とする請求項5記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 前記ニュートラルハンドルは、その操作
    部のオン位置及びオフ位置を分電盤の中蓋に対して略同
    一間隔、かつ中蓋近傍に配設されたことを特徴とする請
    求項5又は請求項6記載の回路遮断器。
  8. 【請求項8】 前記接地側線の出力端子に設けられるも
    のであって、内壁からニュートラルハンドル側の外壁に
    向かって固定側接触部を延出し、この固定側接触部に対
    向するニュートラル接点のニュートラル可動板を接続導
    体の挿入方向に内壁と外壁との間に収納し、固定側接触
    部に開離又は接触する方向にばね付勢してニュートラル
    ハンドルにより開閉させたことを特徴とした請求項5乃
    請求項7記載の回路遮断器。
  9. 【請求項9】 前記ニュートラル可動板の固定側接触部
    に対向する先端側が開離する方向にニュートラル可動板
    の基端側をばね付勢するとともに、ニュートラル可動板
    のばね付勢を受けるハウジングの当接部を傾斜状とした
    ことを特徴とする請求項8記載の回路遮断器。
  10. 【請求項10】 前記付勢ばねのニュートラル可動板に
    当接する先端に、固定側接触部に向かって延出した受座
    を形成したことを特徴とした請求項9記載の回路遮断
    器。
  11. 【請求項11】 前記付勢ばねの先端から延びる位置決
    め突出片を形成し、この位置決め突出片をニュートラル
    可動板に挿通するとともにハウジングの当接部に挿入し
    てニュートラル可動板の位置を決定した請求項9又は
    求項10記載の回路遮断器。
  12. 【請求項12】 前記電源側線及び接地側線の電路を挿
    通する零相変流器を収納し、この零相変流器の出力に応
    動して電源側接点を遮断及び/又は漏電の表示を行う請
    求項1乃至請求項11記載の回路遮断器。
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