JP2000195968A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000195968A
JP2000195968A JP10369562A JP36956298A JP2000195968A JP 2000195968 A JP2000195968 A JP 2000195968A JP 10369562 A JP10369562 A JP 10369562A JP 36956298 A JP36956298 A JP 36956298A JP 2000195968 A JP2000195968 A JP 2000195968A
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oxide film
semiconductor device
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ions
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English (en)
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輝宣 ▲こう▼良
Terunobu Koura
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの基板上にゲート酸化膜の厚さが異なる
MOSトランジスタを形成する際に、製造工程数の増加
を招かず、また、ゲート酸化膜の信頼性および、最終的
に得られるMOSトランジスタの信頼性を損なうことの
ない半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 メモリセル部のシリコン基板10の表面
にArイオンを注入してイオン注入領域21を形成す
る。ここで、Arイオンの注入エネルギーは15keV
程度であり、この値は犠牲酸化膜20を貫通してシリコ
ン基板10の表面に達するように設定されている。な
お、ロジック部においてはレジストマスク13が形成さ
れているので、Arイオンがシリコン基板10表面に注
入されず、後の工程において1回の熱酸化工程により、
ロジック部およびメモリセル部のシリコン基板10の表
面には、それぞれ厚さの異なる酸化膜が同時に形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に1つの基板上にゲート酸化膜の厚さが異
なるMOSトランジスタを有した半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1つの基板上にメモリセル部とロ
ジック部とを備えたシステムLSIが開発され、使用さ
れつつある。このようなシステムLSIにおいては、M
OSトランジスタを例に採れば、メモリセル部とロジッ
ク部とでは、そのスペックが異なっている。
【0003】すなわち、メモリセル部においては信頼性
を確保するためMOSトランジスタのゲート酸化膜は比
較的厚く形成され、ロジック部においては高速動作を可
能にするためMOSトランジスタのゲート酸化膜は比較
的薄く形成される。
【0004】また、DRAMにおいても、その入出力部
では5V系の電源が用いられ、メモリセル部においては
3.3V系の電源が用いられるなど、1つのチップで異
なる電源系を使用する構成が多用され、1つの基板上に
ゲート絶縁膜の厚さが異なるMOSトランジスタを形成
する場合が多くなっている。
【0005】以下、このような、1つの基板上にゲート
絶縁膜の厚さが異なるMOSトランジスタを備えた半導
体装置の製造方法の一例を、製造工程を順に示した断面
図である図8〜図12を用いて説明する。なお、以下の
説明においてはシステムLSIのロジック部とメモリセ
ル部を例に採り、ゲート絶縁膜の厚さが異なる2種類の
MOSトランジスタの製造を前提として説明する。ここ
で、図8〜図12における(a)はシステムLSIのロ
ジック部を示す部分断面図であり、図8〜図12におけ
る(b)はシステムLSIのメモリセル部を示す部分断
面図である。
【0006】まず、図8(a)、(b)に示すように、
シリコン基板10の主面表面にLOCOS酸化膜11
(フィールド酸化膜)を選択的に形成してロジック部お
よびメモリセル部にそれぞれ素子形成領域(活性領域)
を規定する。
【0007】その後、ロジック部およびメモリセル部に
おいて第1回目の酸化を行って、厚さ50オングストロ
ーム程度の酸化膜12を形成する。
【0008】次に、図9(a)、(b)に示すように、
写真製版によりメモリセル部上をレジストマスク13で
覆う。なお、ロジック部にはレジストマスク13は形成
しない。
【0009】次に、図10(a)、(b)に示すよう
に、ロジック部における酸化膜12をウエットエッチン
グにより除去し、シリコン基板10の表面を露出させ
る。なお、メモリセル部の酸化膜はレジストマスク13
で覆われているので除去されない。
【0010】次に、図11(a)、(b)に示すよう
に、メモリセル部上のレジストマスク13をウエット処
理により化学的に除去して酸化膜12を露出させた後、
シリコン基板10全体に、酸化前処理としてRCA洗浄
などの洗浄処理を施す。この際、メモリセル部の酸化膜
12は数オングストローム程度除去される。
【0011】次に、図12(a)、(b)に示すよう
に、ロジック部およびメモリセル部において第2回目の
酸化を行って、ロジック部のシリコン基板10上に厚さ
50オングストローム程度の酸化膜120を形成し、メ
モリセル部においては酸化膜12の厚さを増して、厚さ
80〜100オングストローム程度の酸化膜121を形
成する。
【0012】この後は、ロジック部およびメモリセル部
において、酸化膜120および121をゲート酸化膜と
してそれぞれMOSトランジスタを形成する工程を経
て、最終的にシステムLSIを得る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法は以上のように工程を有していたので、以下のよ
うな問題点を有していた。
【0014】すなわち、厚さの異なる2種類の酸化膜1
20および121を形成するため、図8および図12に
示すように2回の酸化工程を行うので、工程数が増加
し、生産性が低下するという問題があった。
【0015】また、ロジック部においては図10(a)
に示すように、酸化膜12を除去してシリコン基板10
を露出させるので、図11(b)において説明したよう
にメモリセル部上のレジストマスク13を除去する際
に、ロジック部のシリコン基板10がレジスト除去液に
曝されるため、図12(a)に示す工程で形成される酸
化膜120の信頼性が低下するという問題があった。
【0016】また、ロジック部においては図10(a)
に示すように、酸化膜12を除去するが、その際にLO
COS酸化膜11の端部のバーズビークも併せて除去さ
れ、それに起因して最終的に得られるMOSトランジス
タに不良が発生する可能性が高まるという問題があっ
た。この問題を図13〜図14を用いて詳細に説明す
る。
【0017】図13は図9(a)に示すロジック部のL
OCOS酸化膜11部分を示す詳細図である。図13に
示すようにLOCOS酸化膜11の端部からは酸化膜1
2が延在している。そして、図10(a)に示す酸化膜
12を除去した状態の詳細図が図14および図15であ
る。
【0018】図14は、LOCOS酸化膜11の端部の
バーズビークが除去され過ぎることなく、良好な状態を
保っている場合を示しているが、図14は、LOCOS
酸化膜11の端部のバーズビークが除去され過ぎて後退
し、シリコン基板10との境界に窪み部DPが形成され
た場合を示している。このような状態が発生する理由と
しては、酸化膜12の除去に際しては、酸化膜12を完
全に除去するため、酸化膜12の厚さのばらつきを考慮
して、例えば、除去液に浸漬する時間を長くするなど、
除去処理に余分の時間をかけるので、LOCOS酸化膜
11の形成状態によってはバーズビークが除去され過ぎ
るということが考えられる。
【0019】そして、例えば、窪み部DP上にかかるよ
うにゲート酸化膜、ゲート電極が形成され、装置動作時
に当該ゲート電極にバイアスが印加された場合には、窪
み部DP上のゲート酸化膜において電界集中が発生し、
ゲート酸化膜が絶縁破壊することになる。
【0020】また、メモリセル部においては図10
(b)に示すように、酸化膜12の上部に直接にレジス
トマスク13を形成し、さらにそれを除去した後、図1
2(b)に示すように酸化膜12の厚さを厚くすること
になるので、種々の物質に曝され、最終的に得られた酸
化膜121、すなわちゲート酸化膜の信頼性が低いとい
う問題があった。
【0021】また、図8〜図12を用いて説明した以外
の方法としては、特開平10−64898号公報に開示
されるように、基板上の異なる領域において、同じ厚さ
で形成されたゲート酸化膜上にゲート電極を形成した
後、一方の領域においてはゲート電極とゲート酸化膜の
接合界面近傍にフッ素イオン、あるいはフッ素を含む分
子イオンを注入して、Si−O結合を破壊し、フッ素置
換および遊離酸素の拡散によってゲート酸化膜の厚さを
増大させるという方法が存在するが、この方法ではゲー
ト酸化膜直下の基板中にもフッ素イオンが注入され、余
分なキャリアが発生して、しきい値電圧の制御が困難に
なるという可能性が推測される。
【0022】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、1つの基板上にゲート酸化膜の厚
さが異なるMOSトランジスタを形成する際に、製造工
程数の増加を招かず、また、ゲート酸化膜の信頼性およ
び、最終的に得られるMOSトランジスタの信頼性を損
なうことのない半導体装置の製造方法を提供することを
目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に形成さ
れ、それぞれ構成の異なる第1および第2の回路部を備
えた半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板上
の前記第1および第2の回路部となる部分に対応させ
て、犠牲酸化膜の第1および第2の部分を形成する工程
(a)と、前記犠牲酸化膜の第1の部分上にレジストマス
クを形成する工程(b)と、半導体層中でキャリアとなら
ず、また前記半導体装置の動作を阻害しない性質のイオ
ンを、前記犠牲酸化膜の第2の部分の下部の前記半導体
基板の表面内に注入する工程(c)と、前記レジストマス
クの除去後、前記犠牲酸化膜の第1および第2の部分を
除去する工程(d)と、前記第1および第2の回路部とな
る前記半導体基板上に、熱酸化により第1の厚さの第1
の酸化膜および前記第1の厚さよりも厚い第2の厚さの
第2の酸化膜を同時に形成する工程(e)とを備えてい
る。
【0024】本発明に係る請求項2記載の半導体装置の
製造方法は、前記工程(c)が、不活性元素のイオン、あ
るいは4族元素のイオンを、前記犠牲酸化膜を貫通して
前記半導体基板の表面近傍に達する程度のエネルギーで
注入する工程を含んでいる。
【0025】本発明に係る請求項3記載の半導体装置の
製造方法は、前記工程(c)が、アルゴンイオンを15k
eVのエネルギーで注入する工程を含んでいる。
【0026】本発明に係る請求項4記載の半導体装置の
製造方法は、前記工程(e)が、前記第1の酸化膜を形成
する熱酸化条件下で、前記第1および第2の酸化膜を形
成する工程を含んでいる。
【0027】本発明に係る請求項5記載の半導体装置の
製造方法は、前記工程(a)に先だって、前記半導体基板
上の前記第1および第2の回路部となる領域を規定する
ように、前記半導体基板上にフィールド酸化膜を選択的
に形成する工程をさらに含み、前記フィールド酸化膜
が、前記工程(d)に際して、前記犠牲酸化膜とともに除
去される厚さ分だけ、予め厚く形成される。
【0028】本発明に係る請求項6記載の半導体装置の
製造方法は、半導体基板上に形成され、第1の厚さの第
1の酸化膜および前記第1の厚さよりも厚い第2の厚さ
の第2の酸化膜を有した、第1および第2の半導体素子
を備えた半導体装置の製造方法であって、前記第2の酸
化膜の形成に先だって、前記第2の酸化膜を形成する部
分の前記半導体基板の表面の結晶性を破壊する工程と、
熱酸化により前記第1および第2の酸化膜を同時に形成
する工程とを備えている。
【0029】本発明に係る請求項7記載の半導体装置の
製造方法は、前記半導体基板の表面の結晶性を破壊する
工程が、半導体層中でキャリアとならず、また前記半導
体装置の動作を阻害しない性質のイオンを、前記第2の
酸化膜を形成する部分の前記半導体基板の表面に注入す
る工程(a)を含んでいる。
【0030】本発明に係る請求項8記載の半導体装置の
製造方法は、前記工程(a)が、不活性元素のイオン、あ
るいは4族元素のイオンを、前記第2の酸化膜を形成す
る部分の前記半導体基板の表面に注入する工程を含んで
いる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
製造方法の実施の形態について、製造工程を順に示した
断面図である図1〜図7を用いて説明する。なお、以下
の説明においてはシステムLSIのロジック部とメモリ
セル部を例に採り、ゲート絶縁膜の厚さが異なる2種類
のMOSトランジスタの製造を前提として説明する。こ
こで、図1〜図7における(a)はシステムLSIのロ
ジック部を示す部分断面図であり、図1〜図7における
(b)はシステムLSIのメモリセル部を示す部分断面
図である。
【0032】まず、図1(a)、(b)に示すように、
シリコン基板10の主面表面にLOCOS(Local Oxid
e of Silicon)酸化膜11(フィールド酸化膜)を選択
的に形成してロジック部およびメモリセル部にそれぞれ
素子形成領域(活性領域)を規定する。なお、シリコン
基板10の表面内には所定の不純物が導入されている。
【0033】その後、ロジック部およびメモリセル部に
おいて熱酸化を行って、厚さ150オングストローム程
度の犠牲酸化膜20を形成する。犠牲酸化膜20は、後
に、ゲート酸化膜の形成に先だって除去されるのでこの
ように呼称される。なお、ロジック部およびメモリセル
部上の犠牲酸化膜20は区別のため、犠牲酸化膜の第1
および第2の部分と呼称する。
【0034】次に、図2(a)、(b)に示すように、
写真製版によりロジック部上をレジストマスク13で覆
う。なお、メモリセル部にはレジストマスク13は形成
しない。
【0035】次に、図3(a)、(b)に示すように、
基板全面に渡ってArイオンを照射し、メモリセル部の
シリコン基板10の表面にArイオンを注入してイオン
注入領域21を形成する。ここで、Arイオンの注入エ
ネルギーは15keV程度であり、この値は犠牲酸化膜
20を貫通してシリコン基板10の表面に達するように
設定されている。従って、犠牲酸化膜20の厚さによっ
て変更される値である。
【0036】なお、ロジック部においてはレジストマス
ク13が形成されているので、Arイオンがシリコン基
板10表面に注入されることはない。
【0037】また、ここで注入するイオンはArイオン
に限定されるものではなく、不活性元素のイオン、ある
いはSiなどの4族元素のイオンなど、半導体層中でキ
ャリアとならず、また半導体装置の動作を阻害しない性
質のイオンであれば良い。
【0038】なお、犠牲酸化膜20はシリコン基板10
表面に直接レジストマスク13を接触させないためと、
注入したイオンの濃度分布が深さ方向に広がりを持つこ
とを防止して、シリコン基板10の表面近傍だけの結晶
性を破壊することを目的として設けられる。従って、イ
オン注入領域21はシリコン基板10の表面近傍だけに
限定される。
【0039】次に、図4(a)、(b)に示すように、
ロジック部上のレジストマスク13をウエット処理によ
り化学的に除去して犠牲酸化膜20を露出させる。
【0040】次に、図5(a)、(b)に示すように、
ロジック部およびメモリセル部の犠牲酸化膜20をフッ
酸処理で除去する。そして露出したシリコン基板10の
表面に、酸化前処理としてRCA洗浄などの洗浄処理を
施す。
【0041】なお、犠牲酸化膜20の厚さは150オン
グストローム程度であるが、犠牲酸化膜20を完全に除
去するため、犠牲酸化膜20の厚さのばらつきを考慮し
て300オングストローム程度の酸化膜を除去するよう
な条件を設定する。従って、犠牲酸化膜20を除去して
もLOCOS酸化膜11のバーズビークが後退しないよ
うに、予め、LOCOS酸化膜11を厚めに形成してお
くなどの措置を講じておく。
【0042】次に、図6(a)、(b)に示すように、
ロジック部およびメモリセル部において露出したシリコ
ン基板10の表面を酸化して、それぞれ酸化膜22(第
1の酸化膜)および酸化膜23(第2の酸化膜)を同時
に形成する。ここで、メモリセル部においては、Arイ
オンの注入によりシリコン基板10の表面の結晶性が破
壊され、Siどうしの結合が破壊されているので、酸化
膜が成長しやすい表面状態となっており、ロジック部に
おいて50オングストローム程度の厚さの酸化膜22が
形成される条件で熱酸化を行うと、メモリセル部におい
ては80〜100オングストロームの厚さの酸化膜23
が形成されることになる。このように、酸化膜の成長が
通常のシリコン基板上での成長に比べて増進しているこ
とを増速酸化と呼称する。なお、イオン注入領域21中
のイオンは酸化膜23の形成に伴って拡散するので、図
6中においてはイオン注入領域21を省略している。
【0043】この後、ロジック部およびメモリセル部に
おいて、酸化膜22および23をゲート酸化膜とし、そ
れぞれの上にポリシリコン等のゲート電極16および1
61を形成し、酸化膜22およびゲート電極16の側面
をサイドウォール酸化膜17で、酸化膜23およびゲー
ト電極161の側面をサイドウォール酸化膜171で覆
い、シリコン基板10の表面内に、酸化膜22、ゲート
電極16、サイドウォール酸化膜17をマスクとして自
己整合的にソース・ドレイン領域18を、酸化膜23、
ゲート電極161、サイドウォール酸化膜171をマス
クとして自己整合的にソース・ドレイン領域181を形
成し、全体を層間絶縁膜15で覆った後、層間絶縁膜1
5を貫通してソース・ドレイン領域18および181に
電気的に接続されるコンタクト電極19および191を
形成することで、図8(a)、(b)に示すように、ロ
ジック部およびメモリセル部にそれぞれMOSトランジ
スタM1およびM2が形成されることになる。
【0044】なお、増速酸化のためにイオン注入を行っ
てシリコン基板10の表面の結晶性を破壊するが、MO
SトランジスタM1およびM2のソース・ドレイン領域
18および181の形成に際して、不純物イオンの注入
後にアニール処理を行うので、結晶性は回復する。
【0045】なお、増速酸化を行った後、ソース・ドレ
イン領域18および181の形成の際のアニール処理と
は別に、窒素ガス中でアニール処理を行うようにしても
良い。
【0046】<変形例>以上の説明においては、ロジッ
ク部において50オングストローム程度の厚さの酸化膜
22が形成される条件で熱酸化を行うことで、メモリセ
ル部において80〜100オングストロームの厚さの酸
化膜23を形成する例を示したが、換言すれば、メモリ
セル部において80〜100オングストロームの厚さの
酸化膜23が形成される条件で熱酸化を行うことで、ロ
ジック部において50オングストローム程度の厚さの酸
化膜22を形成するようにしても良いことは言うまでも
ない。ただし、イオン注入がされていないロジック部の
酸化膜の厚さを指標とする場合には、酸化膜の成長速度
等のデータが確立されており、厚さの制御が容易という
利点がある。
【0047】また、以上の説明においては、システムL
SIのロジック部およびメモリセル部を例に採り、2種
類の厚さの酸化膜を形成する場合について説明したが、
本発明の適用はこれに限定されるものではなく、構成が
異なる、より具体的にはスペックの異なるMOSトラン
ジスタを備えた半導体装置であれば適用可能であり、ま
た、MOSトランジスタの種類も2種類に限定されるも
のではない。
【0048】例えば、第1の領域にはArイオンを全く
注入しないように第1のレジストマスクを最初から形成
しておき、第2、第3の領域には第1の注入量でArイ
オンを注入し、その後、第2の領域に第2のレジストマ
スクを形成し、第3の領域には第2の注入量となるよう
にさらにArイオンを注入することで、領域ごとにAr
イオンの注入量を変更して増速酸化の程度の異なる領域
を形成することで、2種類以上の厚さの酸化膜を形成す
ることも可能である。
【0049】また、以上の説明においては、MOSトラ
ンジスタのゲート酸化膜の形成を例に採って説明した
が、Arイオン等の注入によりシリコン基板の表面の結
晶性を破壊することで、酸化が促進されることを利用す
るという観点に立てば、本発明はMOSトランジスタの
ゲート酸化膜の形成に限定されるものではなく、1つの
シリコン基板上に異なる厚さの酸化膜が形成される半導
体装置であれば本発明を適用可能である。
【0050】<特徴的作用効果>以上説明した本発明に
係る半導体装置の製造方法によれば、1の半導体基板上
で、イオン注入により結晶性を破壊して増速酸化を行う
領域と、通常の酸化を行う領域を作り分けることで、犠
牲酸化膜除去後は1回の酸化工程だけで厚さの異なるゲ
ート酸化膜が形成されるので、工程数が少なくて済み、
また、1回目の酸化と2回目の酸化の間の工程が省略で
きるので、酸化膜が長時間大気に曝されたり、薬品に曝
されることがないので、生産性が向上し、ゲート酸化膜
の信頼性が向上する。
【0051】また、露出したシリコン基板がレジスト除
去液に曝されることがないので、最終的に得られる酸化
膜、すなわちゲート酸化膜の信頼性が低下するというこ
とがない。
【0052】また、犠牲酸化膜はロジック部およびメモ
リセル部に形成するので、犠牲酸化膜を除去してもLO
COS酸化膜のバーズビークが後退しないように、予
め、LOCOS酸化膜を厚めに形成しておくことで、L
OCOS酸化膜のバーズビークの後退に起因するMOS
トランジスタの不良発生を防止することができる。
【0053】また、犠牲酸化膜除去後に形成される酸化
膜上にはレジストマスクを形成することがないので、最
終的にゲート酸化膜となる酸化膜が種々の物質に曝され
ることがなく、ゲート酸化膜の信頼性が低下することは
ない。
【0054】また、増速酸化のためにシリコン基板に注
入されるイオンは、Arなどの不活性元素イオン、ある
いはSiなどの4族元素のイオンなど、半導体層中でキ
ャリアとならず、また半導体装置の動作を阻害しない性
質のイオンであるので、半導体層中に余分なキャリアが
発生し、しきい値電圧の制御が困難になるという問題も
発生しない。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
の製造方法によれば、1の半導体基板上で、イオン注入
により結晶性を破壊して増速酸化を行う領域と、通常の
酸化を行う領域を作り分けることで、犠牲酸化膜除去後
に1回の酸化工程だけで、例えばゲート酸化膜となる厚
さの異なる第1および第2の酸化膜が形成されるので、
ゲート酸化膜の形成工程数が少なくて済み、また、1回
目の酸化と2回目の酸化の間の工程が省略できるので、
酸化膜が長時間大気に曝されたり、薬品に曝されること
がないので、生産性が向上し、ゲート酸化膜の信頼性が
向上する。また、レジストマスクの除去の際には半導体
基板上の第2の回路部となる部分には犠牲酸化膜の第2
の部分が形成されているので、シリコン基板がレジスト
除去液に曝されることがなく、最終的に得られる酸化
膜、すなわちゲート酸化膜の信頼性が低下するというこ
とがない。また、犠牲酸化膜除去後に形成される第1お
よび第2の酸化膜上にはレジストマスクを形成すること
がないので、最終的にゲート酸化膜となる第1および第
2の酸化膜が種々の物質に曝されることがなく、ゲート
酸化膜の信頼性が低下することはない。また、半導体基
板に注入されるイオンは、半導体層中でキャリアとなら
ず、また半導体装置の動作を阻害しない性質のイオンで
あるので、半導体層中に余分なキャリアが発生し、しき
い値電圧の制御が困難になるという問題が発生しない。
【0056】本発明に係る請求項2記載の半導体装置の
製造方法によれば、半導体基板の表面近傍の結晶性を破
壊して、酸化膜が成長しやすい表面状態を形成すること
ができる。
【0057】本発明に係る請求項3記載の半導体装置の
製造方法によれば、アルゴンイオンを15keVのエネ
ルギーで注入することで、犠牲酸化膜の厚さが例えば1
50オングストローム程度である場合に、アルゴンイオ
ンが犠牲酸化膜を貫通して半導体基板の表面近傍に達
し、イオンの濃度分布が深さ方向に広がりを持つことな
く表面の結晶性を破壊することができる。
【0058】本発明に係る請求項4記載の半導体装置の
製造方法によれば、イオン注入による表面の結晶性が破
壊されていない半導体基板上に形成される第1の酸化膜
の形成条件下で第2の酸化膜を形成するので、第1およ
び第2の酸化膜の厚さ制御が容易となる。
【0059】本発明に係る請求項5記載の半導体装置の
製造方法によれば、フィールド酸化膜を犠牲酸化膜とと
もに除去される厚さ分だけ、予め厚く形成しておくこと
で、フィールド酸化膜のバーズビークの後退に起因する
半導体装置の不良発生を防止することができる。
【0060】本発明に係る請求項6記載の半導体装置の
製造方法によれば、1の半導体基板上で部分的に結晶性
を破壊して増速酸化を行う領域と、通常の酸化を行う領
域を作り分けることができ、1回の酸化工程だけで、例
えばゲート酸化膜となる厚さの異なる第1および第2の
酸化膜が形成されるので、ゲート酸化膜の形成工程数が
少なくて済み、また、基板を酸化炉から取り出す必要が
なく、酸化膜が長時間大気に曝されたり、薬品に曝され
ることがないので、生産性が向上し、ゲート酸化膜の信
頼性が向上する。
【0061】本発明に係る請求項7記載の半導体装置の
製造方法によれば、イオン注入により半導体基板の結晶
性を破壊するので、増速酸化を行う領域の設定が容易に
できる。また、半導体基板に注入されるイオンは、半導
体層中でキャリアとならず、また半導体装置の動作を阻
害しない性質のイオンであるので、半導体層中に余分な
キャリアが発生し、しきい値電圧の制御が困難になると
いう問題が発生しない。
【0062】本発明に係る請求項8記載の半導体装置の
製造方法によれば、半導体基板の表面近傍の結晶性を破
壊して、酸化膜が成長しやすい表面状態を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図2】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図3】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図4】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図5】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図6】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図7】 本発明に係る半導体装置の製造方法の実施の
形態の製造工程を説明する断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を説
明する断面図である。
【図9】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を説
明する断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を
説明する断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を
説明する断面図である。
【図12】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を
説明する断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の製造方法の問題点を説
明する図である。
【図14】 従来の半導体装置の製造方法の問題点を説
明する図である。
【図15】 従来の半導体装置の製造方法の問題点を説
明する図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板、11 LOCOS酸化膜、20
犠牲酸化膜、22,23 酸化膜、21 イオン注入領
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8242 H01L 21/265 602A 27/08 102H 27/10 681F Fターム(参考) 5F048 AB01 AB03 AC01 BB16 BG12 DA24 5F058 BA20 BC01 BC02 BE07 BF52 BJ01 5F083 GA24 GA27 NA02 PR14 PR36 PR43 PR44 PR45 PR53 PR54 PR55 ZA07 ZA08 ZA12 ZA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、それぞれ構成
    の異なる第1および第2の回路部を備えた半導体装置の
    製造方法であって、 (a)前記半導体基板上の前記第1および第2の回路部と
    なる部分に対応させて、犠牲酸化膜の第1および第2の
    部分を形成する工程と、 (b)前記犠牲酸化膜の第1の部分上にレジストマスクを
    形成する工程と、 (c)半導体層中でキャリアとならず、また前記半導体装
    置の動作を阻害しない性質のイオンを、前記犠牲酸化膜
    の第2の部分の下部の前記半導体基板の表面内に注入す
    る工程と、 (d)前記レジストマスクの除去後、前記犠牲酸化膜の第
    1および第2の部分を除去する工程と、 (e)前記第1および第2の回路部となる前記半導体基板
    上に、熱酸化により第1の厚さの第1の酸化膜および前
    記第1の厚さよりも厚い第2の厚さの第2の酸化膜を同
    時に形成する工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(c)は、 不活性元素のイオン、あるいは4族元素のイオンを、前
    記犠牲酸化膜を貫通して前記半導体基板の表面近傍に達
    する程度のエネルギーで注入する工程を含む、請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(c)は、 アルゴンイオンを15keVのエネルギーで注入する工
    程を含む、請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(e)は、 前記第1の酸化膜を形成する熱酸化条件下で、前記第1
    および第2の酸化膜を形成する工程を含む、請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(a)に先だって、 前記半導体基板上の前記第1および第2の回路部となる
    領域を規定するように、前記半導体基板上にフィールド
    酸化膜を選択的に形成する工程をさらに含み、 前記フィールド酸化膜は、 前記工程(d)に際して、前記犠牲酸化膜とともに除去さ
    れる厚さ分だけ、予め厚く形成される、請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成され、第1の厚さの
    第1の酸化膜および前記第1の厚さよりも厚い第2の厚
    さの第2の酸化膜を有した、第1および第2の半導体素
    子を備えた半導体装置の製造方法であって、 前記第2の酸化膜の形成に先だって、前記第2の酸化膜
    を形成する部分の前記半導体基板の表面の結晶性を破壊
    する工程と、 熱酸化により前記第1および第2の酸化膜を同時に形成
    する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板の表面の結晶性を破壊す
    る工程は、 (a)半導体層中でキャリアとならず、また前記半導体装
    置の動作を阻害しない性質のイオンを、前記第2の酸化
    膜を形成する部分の前記半導体基板の表面に注入する工
    程を含む、請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(a)は、 不活性元素のイオン、あるいは4族元素のイオンを、前
    記第2の酸化膜を形成する部分の前記半導体基板の表面
    に注入する工程を含む、請求項7記載の半導体装置の製
    造方法。
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