JP2000191200A - 帯状金属板の搬送方法及びその装置 - Google Patents

帯状金属板の搬送方法及びその装置

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JP2000191200A
JP2000191200A JP10370999A JP37099998A JP2000191200A JP 2000191200 A JP2000191200 A JP 2000191200A JP 10370999 A JP10370999 A JP 10370999A JP 37099998 A JP37099998 A JP 37099998A JP 2000191200 A JP2000191200 A JP 2000191200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PS版の製造工程において、簡単に製造するこ
とができる張力保持用ゴムローラを用いてアルミニウム
ウェブWを良好に搬送する。 【解決手段】本発明によれば、製造工程間に配設される
張力保持用ゴムローラ24として発泡ゴムローラ30を
採用した。この発泡ゴムローラ30は、ゴムを混練する
際に発泡剤を混入することにより製造されるもので、そ
の表面には、微小な凹凸が自然形成される。よって、発
泡ゴムローラ30は、粗面加工等の後加工をすることな
くアルミニウムウェブWに対する保持力が高められてい
る。表面粗さは、15μm〜90μmが好適であり、ま
た、アルミニウムウェブWの巻掛角は、150度〜30
0度が好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯状金属板の搬送方
法及びその装置に係り、特にPS版(presensit-ized o
ffset plate )の支持体である薄板状の帯状金属板を、
その製造工程に沿って搬送するための搬送方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】帯状金属板の連続表面処理ライン及び連
続塗布ラインでは、個々のラインの工程に適した帯状金
属板の張力が予め設定されており、その工程間の張力差
を保持するために、張力保持用ゴムローラが配設されて
いる。この張力保持用ゴムローラは、回転速度及びトル
クが電動機によって制御されるとともに、工程間の張力
を保持しつつ帯状金属板との間でスリップを防止して帯
状金属板を搬送させる機能を有している。
【0003】従来、この種の張力保持用ゴムローラとし
て、その表面に粗面加工を施したもの、張力保持用ゴム
ローラの軸線と平行な溝がその表面に形成されたもの
(実公平3−4408号公報)、張力保持用ゴムローラ
の軸線と直交する方向に溝が形成されたもの(特開平5
−162912号公報)、ローラの軸線に対して傾斜し
た溝が形成されたもの(実開昭56−122509号公
報)、及び表面に多数の通気孔が穿設されたもの(実開
昭56−122510号公報)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の張力保持用ゴムローラは、その表面を粗面加工、溝
加工、及び穿孔加工等の後加工をして製造しているの
で、製造に手間(時間とコスト)がかかるという欠点が
あった。また、前記溝付きのローラでも、表面処理工程
や洗浄装置で用いる薬品や洗浄水の液体中では、ゴムの
膨潤によって溝の外側角部が早期に磨耗し、帯状金属板
と接触する部分の面積が減少して、保持力が低下すると
いう欠点があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単に製造することができる張力保持用ゴムロ
ーラを用いて帯状金属板を良好に搬送することができる
帯状金属板の搬送方法及びその装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、帯状金属板の製造工程間に生じる帯状金
属板の張力差を、張力保持用ゴムローラで保持しながら
帯状金属板を搬送する帯状金属板の搬送方法において、
前記張力保持用ゴムローラは、表面粗さが15μm〜9
0μmの弾性材で形成され、該張力保持用ゴムローラに
前記帯状金属板を巻き掛けて搬送することを特徴として
いる。
【0007】本発明は、前記目的を達成するために、帯
状金属板の製造工程間に生じる帯状金属板の張力差を、
張力保持用ゴムローラで保持しながら帯状金属板を搬送
する帯状金属板の搬送装置において、前記張力保持用ゴ
ムローラは、発泡ゴムローラであることを特徴としてい
る。請求項1記載の発明によれば、張力保持用ゴムロー
ラを、表面粗さが15μm〜90μmの弾性材で形成し
たので、表面に粗面加工等の後加工を施すことなく、簡
単に張力保持用ゴムローラを製造することができる。ま
た、表面粗さが15μm〜90μmなので、帯状金属板
に対する保持力が優れ、よって、帯状金属板を良好に搬
送することができる。
【0008】請求項2記載の発明によれば、張力保持用
ゴムローラに対する帯状金属板の巻掛角を、150度〜
300度に設定したので、帯状金属板に対する保持力を
充分に発揮した状態で帯状金属板を搬送することができ
る。請求項3記載の発明によれば、張力保持用ゴムロー
ラとして発泡ゴムローラを採用したので、その表面には
微小の凹凸が自然形成される。このため、発泡ゴムロー
ラを採用すると、粗面加工等の後加工を施すことなく、
その表面が粗面状になっているので、粗面加工等の後加
工をした張力保持用ゴムローラと同等又はそれ以上の保
持力を得ることができる。
【0009】請求項4記載の発明によれば、発泡ゴムロ
ーラが膨潤耐性のよいことに着目し、この発泡ゴムロー
ラを、処理工程の処理槽内に貯留された処理液中に浸漬
配置し、又は処理槽内の処理液槽間に配置して、この発
泡ゴムローラに帯状金属板を巻き掛けることにより、処
理液を通過する帯状金属板の張力を変えるようにした。
【0010】このような発泡ゴムローラを採用すると、
発泡ゴムローラの表面に機械加工による傷がないため
に、使用する液状薬品や洗浄水の液体が、発泡ゴムロー
ラのゴムに浸透し難いため膨潤せず、よって、発泡ゴム
ローラの表面は磨耗し難くなり、その表面粗さを維持す
ることができるので、保持力を維持できる。したがっ
て、本発明の発泡ゴムローラは、処理槽内において帯状
金属板の張力を変えて帯状金属板を搬送することを必要
とする搬送装置に特に有効に適用することができる。
【0011】請求項5記載の発明によれば、洗浄装置を
通過する帯状金属板を発泡ゴムローラに巻き掛けて搬送
したものである。この場合でも、発泡ゴムローラは、洗
浄水で膨潤しないので、帯状金属板に対する保持力を維
持することができる。よって、本発明の発泡ゴムローラ
は、洗浄装置にも設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る帯状金属板の搬送方法及びその装置の好ましい実施の
態様を詳説する。図1は、本発明が適用されたPS版の
製造工程を示す説明図である。同図に示すPS版の製造
工程10は、表面処理工程12、塗布工程14、及び乾
燥工程16から構成されている。この製造工程10にお
いて、PS版の支持体であるアルミニウムウェブWは、
コイルに巻かれた状態から送り出し装置18によって表
面処理工程12に搬送され、この後、塗布工程14及び
乾燥工程16を介して巻き取り装置20に巻き取られ
る。なお、符号22は、アルミニウムウェブWの搬送を
ガイドするパスローラであり、符号24はアルミニウム
ウェブWの工程間の張力を保持する張力保持用ゴムロー
ラである。張力保持用ゴムローラ24は、前記製造工程
10の所定の位置に複数本配設されている。この場合、
張力保持用ゴムローラ24として、同一サイズのものを
使用してもよいが、設置場所に応じて異径のものを使用
してもよい。また、製造工程中では、従来タイプの張力
保持用ゴムローラと混在してもよい。この場合でも図1
では、同一の符号24を付している。この張力保持用ゴ
ムローラ24については後述する。
【0013】前記表面処理工程12には、陽極酸化処理
槽26が設置されている。この陽極酸化処理槽26には
電解液28が貯留され、この電解液28中をアルミニウ
ムウェブWが搬送される最中に、アルミニウムウェブW
の表面に陽極酸化皮膜が形成される。表面処理工程12
を通過したアルミニウムウェブWは、洗浄装置1に搬送
され、ここで、上下のスプレー2、2から噴射される洗
浄水によって洗浄される。そして、アルミニウムウェブ
Wは、洗浄装置1内でスプレー2、2の下流側に配設さ
れた張力保持用ゴムローラ24、24等に巻き掛けられ
て塗布工程14に向けて搬送される。そして、アルミニ
ウムウェブWは、塗布工程14に搬送され、ここで、そ
の表面に感光材が塗布される。感光材の塗布方法として
は、ホエラーコート、バーコード、ディップコート等の
塗布方法を例示することができる。また、アルミニウム
ウェブWは、前記塗布工程14を通過中に、その感光層
表面がマット化される。マット化の方法としては、マッ
ト材を塗布、印刷、熱着又は静電方式で付着させる方法
を例示することができる。このように感光層表面をマッ
ト化すると、版とフイルムとの真空密着性を向上させる
ことができる。
【0014】塗布工程14を通過したアルミニウムウェ
ブWは、乾燥工程16に搬送され、ここで感光層及びマ
ット材が温風によって乾燥される。そして、乾燥工程1
6を通過したアルミニウムウェブWは、前記巻き取り装
置20によってコイル状に巻き取られた後、次工程に搬
送される。ところで、前記張力保持用ゴムローラ24
は、製造工程10の各工程12、14、16間に配置さ
れるとともに、陽極酸化処理槽18内、及び洗浄装置1
内に配置されている。
【0015】前記張力保持用ゴムローラ24は、主とし
てアルミニウムウェブWの工程12、14、16間の張
力を保持するローラであり、回転速度及びトルクが図示
しない電動機によって制御され、工程12、14、16
間の張力を保持しつつアルミニウムウェブWとの間でス
リップを防止してアルミニウムウェブWを搬送させる機
能を有している。
【0016】前記張力保持用ゴムローラ24として、本
実施の形態では発泡ゴムローラが採用されている。この
発泡ゴムローラは、原料ゴムを混練する時に発泡剤を混
入して製造されるものであり、製造後、その表面には微
小の凹凸が自然形成される。このため、発泡ゴムローラ
を採用すると、その表面は粗面加工等の後加工すること
なく粗面状になっているので、粗面加工等の後加工した
ローラと同等又はそれ以上の高い保持力を得ることがで
きる。
【0017】また、前記発泡ゴムローラは、粗面加工や
溝付けの機械加工をしないので、原料ゴムの種類として
は、合成ゴム〔インプレンゴム(IR)、ブタジエンゴ
ム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチ
ルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム(EPM、
EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、塩素化ポリエ
チレン(CM)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、
ニトリルイソプレンゴム(NIR)、アクリルゴム(A
CM、ANM)、ウレタンゴム(U)、多硫化ゴム
(T)等〕の他、従来では張力保持用ゴムローラの原料
とすることができなかった天然ゴム(NR)を用いるこ
ともできる。
【0018】一方、前記張力保持用ゴムローラ24に対
するアルミニウムウェブWの巻掛角θは図2に示すよう
に、180度〜200度程度に設定されている。この角
度θでアルミニウムウェブWを張力保持用ゴムローラ2
4に巻き掛けることにより、アルミニウムウェブWに対
する張力保持用ゴムローラ24の保持力を充分に発揮さ
せることができる。
【0019】
【実施例】図3に、発泡剤を混練して製造した発泡ゴム
ローラ(張力保持用ゴムローラ)30を示す。この発泡
ゴムローラ30は、コア32の回りに発泡ゴムをローラ
状に形成することにより製造される。前記発泡ゴムは、
例えば原料ゴムに加硫剤、加硫促進剤、補強剤、軟化
剤、老化防止剤等の基材を複合させたものを混練しなが
ら、塩化アンモニウムと亜硝酸ソーダの混合物、炭酸水
素ナトリウム、又はトリクロロフルオロメタン等の発泡
剤を混入し、加熱又は化学反応により原料ゴムを所定の
発泡率に発泡させることにより形成される。この場合の
発泡量(率)は、所定の硬度を発泡ゴムローラ30に持
たせるために、5〜30%程度に設定されている。
【0020】本実施例の発泡ゴムローラ30の硬度は8
5度である。85度の硬度を有する発泡ゴムローラ30
は、ゴム硬度が90度になるべき原料を用いて発泡させ
ることで得ることができる。なお、参考のため、ゴム硬
度が65度になるべき原料を用いて発泡させると、55
度の発泡ゴムローラを得ることができる。ゴム硬度85
度の発泡ゴムローラ30は、ローラ外径500mm、ロ
ーラ面長1725mmの大きさで、ローラ表面粗さは6
0.4μmRmax (図4参照)であった。
【0021】ここで、幅1100mm、厚み0.24m
mのアルミニウムウェブをラップ角180度で搬送した
際の保持力(T2 /T1 、但しT1 はローラ前張力、T
2 はローラ後張力:図2参照)を、発泡剤を混練しない
で製造したゴム製のフラットローラ、及び溝付きローラ
と比較した場合の実測データを図5に示す。図5のグラ
フにおいて、縦軸は保持力を示し、横軸はアルミニウム
ウェブのラインスピードを示している。また、▲マーク
が本実施例の発泡ゴムローラ30のデータ、□マークが
溝付きローラのデータ、◆マークがフラットローラのデ
ータである。
【0022】同図に示すように保持力は、フラットロー
ラよりも溝付きローラが優れ、溝付きローラよりも本実
施例の発泡ゴムローラ30が遙かに優れていることが判
明した。また、図示していなが、ローラ表面粗さが15
μmRmax 〜90μmRmax の発泡ゴムローラにおいて
もラップ角180度で前記と同様な結果が得られた。
【0023】これに対して、ローラ表面粗さが15μm
Rmax 未満の発泡ゴムローラでは、期待した効果を得る
ことができなかった。これは、アルミニウムウェブと発
泡ゴムローラとの間の、空気が介在する隙間が減少した
ことに起因する、アルミニウムウェブの保持力低下が原
因と考えられる。この原因について説明すると、アルミ
ニウムウェブが発泡ゴムローラを通過する時に、前記隙
間内で圧力上昇した空気は、発泡ゴムローラの回転によ
って外部に排出される。しかしながら、アルミニウムウ
ェブの搬送速度が速い場合には、アルミニウムウェブと
発泡ゴムローラとが接触している時間が短くなるので、
前記隙間が減少していると充分に排出されない。したが
って、この排出されない空気の圧力によってアルミニウ
ムウェブに対する保持力が低下したものと考えらえる。
【0024】なお、従来の技術の欄で説明したローラ
で、ローラの外周面に粗面加工を施した従来のローラ
は、その粗面加工の性質上、表面粗度を10μRmax 以
上に加工することができない。したがって、粗面加工を
施したローラも前記不具合が発生していた。また、ロー
ラ表面粗さが90μmRmax を超えた発泡ゴムローラを
使用した場合でも、期待する効果を得ることができなか
った。これは、発泡ゴムローラに対するアルミニウムウ
ェブの接触面積が減少したことに起因する、アルミニウ
ムウェブの保持力低下が原因と考えられる。
【0025】一方、ローラ表面粗さが15μmRmax 〜
90μmRmax の発泡ゴムローラを使用した場合でも、
ラップ角が150度以下の場合には、期待した効果を得
ることができなかった。これも同様に、発泡ゴムローラ
に対するアルミニウムウェブの接触面積が減少したこと
に起因する、アルミニウムウェブの保持力低下が原因と
考えられる。
【0026】また、ラップ角を300度以上に設定して
も効果を得ることができるが、この角度以上になると発
泡ゴムローラを使用するまでもなく、単なるパスローラ
でも保持力を得ることができるので、発泡ゴムローラを
使用する意義として、ラップ角は300度以下に設定す
ることが好ましい。したがって、アルミニウムウェブを
良好に搬送するためには、表面粗さが15μm〜90μ
mの発泡ゴムローラを使用し、そして、ラップ角を15
0度〜300度に設定すればよいことが判明した。
【0027】また、発泡ゴムローラは、従来では工程間
のみに配設されていたが、本実施例の発泡ゴムローラは
膨潤耐性が高いので、図1に示すように陽極酸化処理槽
26に貯留された電解液28中に浸漬配置しても、ま
た、洗浄装置1に配置しても磨耗せず、アルミニウムウ
ェブWに対する保持力を維持することができる。これに
より、処理槽26内において、また、洗浄装置1内にお
いて、アルミニウムウェブWの張力を変えてアルミニウ
ムウェブWを搬送することを必要とする搬送装置に特に
有効に適用することができる。
【0028】なお、前記電解液28には、溶解作用のな
い電解液(ホウ酸、酒石酸、炭酸塩等)、溶解作用のあ
る電解液(硫酸、クロム酸、シュウ酸、リン酸等)があ
るので、発泡ゴムローラは溶解作用のない電解液に浸漬
配置することが好ましい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る帯状金
属板の搬送方法及びその装置によれば、張力保持用ゴム
ローラを、粗さが15μm〜90μmの弾性材で形成し
たので、粗面加工等の後加工を施すことなく、簡単に張
力保持用ゴムローラを製造することができる。また、表
面粗さが15μm〜90μmなので、帯状金属板に対す
る保持力が優れ、よって、帯状金属板を良好に搬送する
ことができる。
【0030】また、本発明によれば、張力保持用ゴムロ
ーラに対する帯状金属板の巻掛角を、150度〜300
度に設定したので、帯状金属板に対する保持力を充分に
発揮した状態で帯状金属板を搬送することができる。更
に、本発明によれば、張力保持用ゴムローラとして発泡
ゴムローラを採用したので、表面に粗面加工等の後加工
を施すことなく、簡単に張力保持用ゴムローラを製造す
ることができる。また、発泡ゴムローラは、膨潤耐性が
高いので、処理工程の処理槽内に貯留された処理液中に
浸漬配置しても、また、洗浄装置のような洗浄水がミス
ト状となっているような雰囲気中に配置しても磨耗せ
ず、帯状金属板に対する保持力を維持することができ
る。よって、発泡ゴムローラを使用すれば、処理槽内に
おいて帯状金属板の張力を変えて帯状金属板を搬送する
ことを必要とする搬送装置、及び洗浄装置に特に有効に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたPS版の製造工程を示す説
明図
【図2】図1に示したPS版の製造工程の表面処理工程
と塗布工程との間に設置された張力保持用ゴムローラの
拡大図
【図3】張力保持用ゴムローラの実施例を示す斜視図
【図4】図4に示した張力保持用ゴムローラの表面粗さ
の実測データを示すグラフ
【図5】張力保持用ゴムローラの保持力を比較したグラ
【符号の説明】
10…PS版の製造工程 12…表面処理工程 14…塗布工程 16…乾燥工程 24…張力保持用ゴムローラ 30…発泡ゴムローラ W…アルミニウムウェブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状金属板の製造工程間に生じる帯状金
    属板の張力差を、張力保持用ゴムローラで保持しながら
    帯状金属板を搬送する帯状金属板の搬送方法において、 前記張力保持用ゴムローラは、表面粗さが15μm〜9
    0μmの弾性材で形成され、該張力保持用ゴムローラに
    前記帯状金属板を巻き掛けて搬送することを特徴とする
    帯状金属板の搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記張力保持用ゴムローラに対する前記
    帯状金属板の巻掛角を、150度〜300度に設定して
    帯状金属板を搬送することを特徴とする請求項1記載の
    帯状金属板の搬送方法。
  3. 【請求項3】 帯状金属板の製造工程間に生じる帯状金
    属板の張力差を、張力保持用ゴムローラで保持しながら
    帯状金属板を搬送する帯状金属板の搬送装置において、 前記張力保持用ゴムローラは、発泡ゴムローラであるこ
    とを特徴とする帯状金属板の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記帯状金属板の製造工程には、表面処
    理工程が設けられ、該表面処理工程に設置された表面処
    理槽内に前記発泡ゴムローラが配設され、該発泡ゴムロ
    ーラに帯状金属板が巻き掛けられていることを特徴とす
    る請求項3記載の帯状金属板の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記表面処理工程の下流側には、帯状金
    属板の洗浄装置が設けられ、該洗浄装置を通過する帯状
    金属板が前記発泡ゴムローラに巻き掛けられていること
    を特徴とする請求項4記載の帯状金属板の搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1283187A2 (de) * 2001-07-20 2003-02-12 Lüraflex Gmbh Gerhard Lückenotto Walze zur Führung von bahnenförmigem Material
EP1199274A3 (en) * 2000-10-16 2004-04-28 Tokai Rubber Industries, Ltd. Sheet feed roller
EP1199273A3 (en) * 2000-10-16 2004-04-28 Tokai Rubber Industries, Ltd. Retard roller and sheet feeder

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