JP4156787B2 - 金属板洗浄装置、金属板洗浄方法及び金属板処理方法 - Google Patents

金属板洗浄装置、金属板洗浄方法及び金属板処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属板洗浄装置、金属板洗浄方法及び金属板処理方法に関し、特に、一例として平版印刷版を製造する工程においてエッチング処理液をアルミウエブから除去するために適用される。
【0002】
【従来の技術】
金属板を処理液によって処理した後、不要な処理液を除去するための金属板洗浄装置及び金属板洗浄方法として、平版印刷版を製造する工程においてアルミウエブからエッチング処理液を除去するため洗浄装置及び洗浄方法を例に挙げて説明する。
【0003】
近年の製版法(電子写真製版法を含む)では、製版工程の自動化を容易にすべく、感光性印刷版や感熱性印刷板等の平版印刷版が広く用いられている。平版印刷版は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム板等の支持体(アルミウエブあるいはアルミニウム帯板)を順次送出して搬送し、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光層又は感熱層(以下、これらをまとめて「塗布膜」という)の塗布、乾燥処理を行った後に所望のサイズに切断されることで製造される。
【0004】
この平版印刷版は、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。
【0005】
平版印刷版の製造工程においては、支持体であるアルミニウム帯板の表面を粗面化するために、処理槽内に貯留された所定のエッチング処理液にアルミニウム帯板を浸漬するエッチング処理が行われることがあるが、特定の場合にはエッチング処理を停止すると共に、アルミニウム帯板に付着したエッチング処理液を除去して、局所的なエッチングの進行を防止する必要が生じる。
【0006】
図7には、このようなアルミニウム帯板の表面処理装置112が示されている(特公平8−986号公報参照)。
【0007】
この表面処理装置112では、エッチング処理の停止時には、アルミニウム帯板114をプレス装置116によって挟んだ後、移動用ローラ118を図7に二点鎖線で示す位置へと移動させることで、エッチング処理槽120内に弛みをつくることが出来る。そして、この状態で洗浄スプレー122から洗浄液を吐出してアルミニウム帯板114を洗浄する。このとき、アルミニウム帯板114と搬送用ローラ124との間に隙間ができ、エッチング処理液がトラップ(滞留)されないようになるため、走行中のアルミニウム帯板114を緊急に走行停止させることが可能になっている。
【0008】
ところが、図7に示す構成では、例えばアルミニウム帯板114のたるみ量が十分でなかったりした場合には、アルミニウム帯板114と搬送用ローラ124との間に必要な隙間を構成できず、エッチング処理液が滞留してしまうおそれがある。従って、このようにエッチング処理液が滞留した状態で放置すると、アルミニウム帯板114が局所的にエッチングされて薄手化されてしまい、アルミニウム帯板114の機械的強度が低下したり、溶断されてしまったりすることがあった。
【0009】
しかも、最近では、エッチング効果を高めるために、複数の搬送ローラを上下交互に配置すると共にアルミニウム帯板をこれらの搬送ローラに順に巻きかけてジグザグ状の搬送経路を構成する場合がある。この場合、図7と同様の構成によってアルミニウム帯板をたるませても、アルミニウム帯板全体にわたってたるみを生じさせることが出来ないため、特定の搬送ローラとアルミニウム帯板との間では、エッチング処理液の滞留を防止するために必要な隙間を構成できないことがある。このため、たるみが生じていない部分での搬送ローラとアルミニウム帯板との間では、洗浄後においてもエッチング処理液が滞留して局所的にエッチングが進行し、アルミニウム帯板の機械的強度低下や溶断を招くことがある。
【0010】
特に、近年では、平版印刷版の製造効率を向上させる等の観点から、搬送速度を高めるためにアルミニウム帯板に作用させる張力を上昇させたり、エッチング処理液として高濃度・高温度のものが使用されたりすることがある。このような条件の下では、僅かにエッチング処理液が滞留している場合でも、局所的なエッチング進行となり、アルミニウム帯板の機械的強度低下や溶断を招くことがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮し、処理液の滞留による金属板の機械的強度低下や溶断を招くことなく確実に洗浄できる金属板洗浄装置及び金属板洗浄方法及び、金属板への所定の処理を施した後さらに処理液の滞留による金属板の機械的強度低下や溶断を招くことなく確実に洗浄できる金属板処理方法を得ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、金属板を一定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記金属板の少なくとも2箇所を固定可能な固定手段と、前記固定手段の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄手段と、前記固定手段の間に位置する前記金属板を弛緩させる弛緩手段と、前記弛緩手段によって弛緩された前記金属板を前記固定手段の間において部分的に移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
従って、通常状態では、搬送手段によって金属板が一定の搬送方向に搬送される。この搬送により、金属板に連続的に各種処理を施すことが可能となる。
【0014】
搬送手段による搬送を停止した状態で、固定手段によって、金属板の少なくとも2箇所を固定することができる。固定手段の間には洗浄手段が設けられているので、金属板を洗浄し、金属板の表面に付着した付着物(処理液等)を除去することができる。
【0015】
また、固定手段の間に位置する金属板を、弛緩手段によって弛緩させることができる。従って、例えば、固定手段の間に配置された他の部材等と金属板との間に隙間を構成して金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにし、金属板を洗浄することが可能となる。
【0016】
さらに、弛緩された金属板を、移動手段によって固定手段の間で部分的に移動させることができる。従って、上記した他部材と金属板との間に構成された隙間が狭い場合や、金属板が他部材に接触してしまっているような場合であっても、このように金属板を移動させることで、金属板と全ての他部材との間に必要な隙間が構成されるようにし、金属板を確実に洗浄することができる。このため、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。また、洗浄液が金属板全体に行き渡らないような場合でも、金属板を移動させることで、洗浄液で洗浄される位置へと金属板を移動させることが可能となるので、金属板全体にわたって確実に洗浄できる。
【0017】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記洗浄手段が、前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄する洗浄スプレー、であることを特徴とする。すなわち、洗浄スプレーから洗浄液を金属板に吐出することで、金属板を洗浄することができる。
請求項1又は請求項2の発明において、弛緩手段としては特に限定されず、例えば、固定手段の少なくとも一方を互いに接近する方向へと移動させるような構成でもよいが、請求項3に記載のように、前記弛緩手段が、前記固定手段の間の前記金属板が部分的に巻きかけられるように配置され、金属板の経路長を減少させる方向へと移動可能とされた移動ロール、であるような構成としてもよい。すなわち、移動ロールが移動して金属板の経路長を減少させることで、固体手段の間に存在する金属板の長さよりも、金属板の経路長が短くなるので、固定手段の間の金属板に弛みを構成することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記搬送手段が、前記固定手段の間に配置され前記金属板を搬送する搬送ロール、を含んで構成され、前記移動手段が、前記搬送ロールを正回転及び逆回転可能とすることにより構成されていることを特徴とする。
【0019】
従って、固定手段の間の領域では、搬送ロールによって金属板を搬送させることができる。また、搬送ロールは正回転及び逆回転可能とされているので、この正回転又は逆回転により、金属板を部分的に移動させることができる。
【0020】
しかも、搬送ロールを正回転及び逆回転可能とすることで、搬送手段と移動手段とを兼ねるように構成できるので、部品点数の増加を招かない。
【0021】
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記固定手段が、前記搬送ロールとの間で前記金属板を挟持可能とされたニップロール、を含んで構成されていることを特徴とする。
【0022】
ニップロールによって金属板を挟持することで、金属板の特定部位(挟持された部分)は移動しないようにすることができる。例えば、複数の搬送ロールを設けた場合には、特定の搬送ロールによって金属板を移動させるようにし、他の搬送ロールについては、ニップロールとの間で金属板を挟持して移動不能とする等、金属板の所望の部位のみを移動させることが可能になり、金属板の移動範囲や移動量の細かな設定ができる。
【0023】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記金属板を洗浄した前記洗浄液を受ける処理槽、を有することを特徴とする。
【0024】
この処理槽により、洗浄液を周囲に飛散させることなく回収することが可能になる。
【0025】
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、前記処理槽が、前記金属板を処理する処理液を貯留可能とされていることを特徴とする。
【0026】
従って、処理槽内の処理液に浸漬することで、金属板への各種処理が可能になる。しかも、金属板を搬送手段によって搬送しながら処理することも可能であり、連続処理が可能になる。金属板を洗浄する場合には、処理槽から処理液を排出したのち洗浄すれば、処理槽によって洗浄液を受けることができる。
【0027】
請求項8に記載の発明では、金属板の少なくとも2箇所を固定する固定工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、を有することを特徴とする。
【0028】
この金属板洗浄方法で金属板を洗浄する場合、まず、固定工程によって、金属板の少なくとも2箇所を固定する。この状態で、洗浄工程を行い、固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄することができる。
【0029】
また、弛緩工程では、固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる。これにより、固定された部分の間に配置された他の部材等と金属板との間に隙間を構成して金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにし、金属板を洗浄することが可能となる。
【0030】
さらに、弛緩された金属板を、移動工程によって固定手段の間で部分的に移動させることができる。従って、上記した他部材と金属板との間に構成された隙間が狭い場合や、金属板が他部材に接触してしまっているような場合であっても、このように金属板を移動させることで、金属板と全ての他部材との間に必要な隙間が構成されるようにし、金属板を確実に洗浄することができる。このため、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。また、洗浄液が金属板全体に行き渡らないような場合でも、金属板を移動させることで、洗浄液で洗浄される位置へと金属板を移動させることができ、金属板全体にわたって確実に洗浄できる。
【0031】
なお、弛緩工程は、洗浄工程に先だって行われてもよいし、一旦洗浄工程を行った後、弛緩工程を行い、さらに洗浄工程を行ってもよい。さらには、洗浄工程と弛緩工程とを並行して行ってもよい。
【0032】
また、移動工程も、洗浄工程と並行して行われてもよいし、洗浄工程を一時的に停止した後、移動工程を行い、再度洗浄工程を行うようにしてもよい。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の発明において、前記洗浄工程において、洗浄スプレーから前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄することを特徴とする。
すなわち、洗浄工程では、洗浄スプレーから洗浄液を金属板に吐出することで、金属板を洗浄することができる。
【0033】
請求項10に記載の発明では、金属板を処理槽内の処理液に部分的に浸漬しつつ一定の搬送方向へ搬送する搬送工程と、前記搬送工程の停止後に前記処理槽内から処理液を排出する排出工程と、停止時に前記処理槽の前後で前記金属板を固定する固定工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、を有することを特徴とする。
【0034】
この金属板処理装置では、搬送工程において、金属板を処理槽内の処理液に部分的に浸漬しつつ一定の搬送方向へ搬送する。これにより、金属板への各種処理を連続して行うことができる。
【0035】
また、この金属板処理装置では、金属板を洗浄し、付着した処理液を除去することもできる。この場合には、まず、搬送工程の停止後に、排出工程において、前記処理槽内から処理液を排出する。
【0036】
次ぎに、固定工程によって、金属板の少なくとも2箇所を固定する。この状態で、洗浄工程を行い、固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄することができる。
【0037】
また、弛緩工程では、固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる。これにより、固定された部分の間に配置された他の部材等と金属板との間に隙間を構成して金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにし、金属板を洗浄することが可能となる。
【0038】
さらに、弛緩された金属板を、移動工程によって固定手段の間で部分的に移動させることができる。従って、上記した他部材と金属板との間に構成された隙間が狭い場合や、金属板が他部材に接触してしまっているような場合であっても、このように金属板を移動させることで、金属板と全ての他部材との間に必要な隙間が構成されるようにし、金属板を確実に洗浄することができる。このため、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。また、洗浄液が金属板全体に行き渡らないような場合でも、金属板を移動させることで、洗浄液で洗浄される位置へと金属板を移動させることができ、金属板全体にわたって確実に洗浄できる。
【0039】
なお、請求項8に記載の発明と同様、弛緩工程は、洗浄工程に先だって行われてもよいし、一旦洗浄工程を行った後、弛緩工程を行い、さらに洗浄工程を行ってもよい。さらには、洗浄工程と弛緩工程とを並行して行ってもよい。
【0040】
また、移動工程も、洗浄工程と並行して行われてもよいし、洗浄工程を一時的に停止した後、移動工程を行い、再度洗浄工程を行うようにしてもよい。
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の発明において、前記洗浄工程において、洗浄スプレーから前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄することを特徴とする すなわち、洗浄工程では、洗浄スプレーから洗浄液を金属板に吐出することで、金属板を洗浄することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の一実施形態の金属板処理装置の例として、平版印刷版の支持体であるアルミウエブ14にエッチング処理を施すためのエッチング処理装置12が示されている。このエッチング処理装置12は、平版印刷版を製造する製造ラインの一部を構成しており、アルミウエブ14は、図示しない搬送装置によって、矢印A方向に搬送される。
【0042】
エッチング処理装置12は、エッチング処理液20が貯留される処理槽16を有している。処理槽16は、隔壁18によって複数(本実施形態では第1処理槽16A、第2処理槽16B、第3処理槽16C及び最終処理槽16Dの4つ)に分けられている。それぞれの処理槽には、同一組成のエッチング処理液20を貯留してもよいし、異なる組成のエッチング処理液20を貯留してもよい。
【0043】
処理槽16には図示しない排出口が設けられており、必要に応じてエッチング処理液20を排出させることができるようになっている。
【0044】
エッチング処理装置12の最上流部位及び最下流部位には、それぞれプレス装置22、24が配置されている。アルミウエブ14の搬送が停止された状態でプレス装置22、24を駆動することで、アルミウエブ14を板厚方向に挟み付けて固定することができる。
【0045】
上流側のプレス装置22と処理槽16との間には、2つの固定ロール26、28と、これら固定ロール26、28の間の移動ロール30とが配置されており、アルミウエブ14が固定ロール26、移動ロール30、固定ロール28の順に巻き掛けられている。
【0046】
移動ロール30は、図1及び図2に示す通常位置と、図3〜図6に示す弛緩位置との間を移動可能とされている。弛緩位置へと移動することで、プレス装置22、24の間でのアルミウエブ14の経路を短くし、アルミウエブ14に所定の弛みを生じさせることが可能とされている。
【0047】
固定ロール28の下流側には、複数の搬送ロール32(本実施形態では、第1搬送ロール32A〜第8搬送ロール32H)が順に設けられている。これらの搬送ロール32は交互に上下に配置されており、図1からもわかるように、ジグザグ状の搬送経路を構成している。これにより、直線状の搬送経路を構成した場合と比較して、より狭いスペースで長い搬送経路を構成することが可能になる。
【0048】
これらの搬送ロール32は上流側から順に2つずつ、第1処理槽16Aから最終処理槽16Dまで順に配置されており、上側の搬送ロール32A、32C、32E、32Gは処理槽16の上方に、下側の搬送ロール32B、32D、32F、32Hは処理槽16の底面近傍に位置している。従って、図1から分かるように、処理槽16にエッチング処理液20が貯留された状態では、下側の搬送ロール32B、32D、32F、32Hの近傍においてアルミウエブ14がエッチング処理液20に浸漬される。
【0049】
それぞれの搬送ロール32は、図示しないモータ等の駆動源からの駆動力を受けて、互いに独立して回転(正回転及び逆回転)可能とされており、回転によって、部分的にアルミウエブ14を搬送方向又はその逆方向に移動させることができる。これにより、搬送ロール32は、本発明の搬送手段と移動手段とを兼ねていることになる。従って、これらを別部材として設けた場合と比較して、部品点数を少なくすることができる。
【0050】
上側に配置された搬送ロール32A、32C、32E、32Gの近傍には、ニップロール34が設けられている。それぞれのニップロール34は、対応する搬送ロール32A、32C、32E、32Gとの間でアルミウエブ14を挟持可能とされており(図2参照)、挟持した状態では、アルミウエブ14の移動を局所的に阻止することができる。
【0051】
最も下流側の搬送ロール32Hとプレス装置24との間には、支持ローラ38が設けられており、アルミウエブ14が不用意に処理槽16等に接触しないように支持している。
【0052】
それぞれの搬送ロール32の近傍には、洗浄スプレー36が配置されている。これらの洗浄スプレー36から洗浄液をアルミウエブ14に吐出して洗浄することができる。
【0053】
つぎに、本実施形態のエッチング処理装置12を使用してアルミウエブ14をエッチング処理する方法、及びアルミウエブ14を洗浄する方法について説明する。
【0054】
アルミウエブ14をエッチング処理するときには、図1に示すように、処理槽16内にエッチング処理液20を貯留しておく。また、プレス装置22、24及びニップロール34を開状態にし、アルミウエブ14を挟持しないようにする。図示しない搬送装置及び搬送ロール32によって、アルミウエブ14が矢印A方向に搬送されると、第1処理槽16Aから順に最終処理槽16Dまでアルミウエブ14が浸漬されてエッチング処理が進行し、アルミウエブ14の表面をエッチングすることができる(搬送工程)。
【0055】
アルミウエブ14の搬送を停止した場合には、エッチング処理液20に浸漬された部分のエッチング進行を防止する必要が生じる。この場合、まず、全ての処理槽16からエッチング処理液20を排出させる(排出工程)。そして、プレス装置22、24及びニップロール34を閉動作させ、アルミウエブ14を挟持する(固定工程)。これにより、アルミウエブ14は固定され、不用意に移動しなくなる。また、これと同時に、洗浄スプレー36からアルミウエブ14へ洗浄液を吐出し、アルミウエブ14の洗浄を開始する(洗浄工程)。このとき、処理槽16が洗浄後の洗浄液を受けるので、洗浄液を周囲に飛散させることなく回収することができる。
【0056】
さらに、洗浄開始後に(あるいは洗浄と同時に)、移動ロール30を図3に実線で示すように下降させる。これにより、プレス装置22、24の間に存在しているアルミウエブ14の長さに対して、固定ロール26から移動ロール30、固定ロール28、搬送ロール32及び支持ロール38によって構成されるアルミウエブ14の経路長(アルミウエブ14を巻きかけ可能な長さ)が短くなるので、アルミウエブ14に弛み部分14Sが生じる(弛緩工程)。
【0057】
この状態で、搬送ロール32の全部又は一部を正回転又は逆回転させることで、弛み部分14Sを所望の位置へと移動させる(移動工程)。例えば、図4に示すように、下側の搬送ロール32B、32D、32F、32Hのそれぞれについて、アルミウエブ14との間に洗浄水が流れ込む十分な隙間が構成されるようにすることができる。また、図5に示すように、処理槽16内においてアルミウエブ14を下流側(図5の右側)へと移動させたり、逆に、図6に示すように、処理槽16内においてアルミウエブ14を上流側へと移動させたりすることができる。このため、アルミウエブ14の全体に洗浄液を行き渡らせて、確実に洗浄することができる。例えば下側の搬送ロール32B、32D、32F、32Hとアルミウエブ14との間に構成された隙間が少ない場合や、アルミウエブ14が搬送ロール32B、32D、32F、32Hとの間に密着力が作用して密着してしまっているような場合には、搬送ロール32B、32D、32F、32Hの近傍のアルミウエブ14には洗浄水が達しないことがある。このような場合でも、アルミウエブ14を前後に移動させることで、搬送ロール32B、32D、32F、32Hとアルミウエブ14の隙間を広げたり、洗浄水が達しなかった部分を達する位置へと移動させたりできる。また、上側の搬送ロール32A、32C、32E、32Gの近傍のアルミウエブ14についても、洗浄スプレー36の位置等によっては、洗浄水が達しないことがある。このような場合でも、アルミウエブ14を前後に移動させることで、洗浄水が達していない部分を洗浄水が達する位置(例えば洗浄スプレー36の近傍)へと移動させることができる。
【0058】
表1には、本発明の移動工程、すなわち、上記したようにアルミウエブ14の弛み部分を前後に移動させるときの、各搬送ロール38の動作及び弛み量の一例が、数値にて示されている。以下、この表1に記載した数値によって、本実施形態をさらに詳細に説明するが、本発明がこれらの数値で示したものに限定されるものでないことはもちろんである。
【0059】
【表1】
Figure 0004156787
【0060】
この例では、移動ロール30を下降させることで、弛み量720mmの弛み部分14Sを構成している。
【0061】
そして、まず第1段階動作で、表中の設定速度により各搬送ロール32を正回転させている。このとき、第2搬送ロール32Bと第3搬送ロール32Cの間、第4搬送ロール32Dと第5搬送ロール32Eの間、及び第6搬送ロール32Fと第7搬送ロール32Gとの間にそれぞれ5m/分の速度差が生じているので、アルミウエブ14の弛み部分14Sが分散され、図4に示すように、第1処理槽16Aから最終処理槽16Dの全てにおいて均一な弛み量180mmとなっている。すなわち、下側の全ての搬送ロール32B、32D、32F、32Hとアルミウエブ14との間に、洗浄水が流れ込むために必要な隙間が構成されていることになる。
【0062】
つぎに、第2段階動作として、第1搬送ロール32A及び第8搬送ロール32Hは停止させ、第2搬送ロール32B〜第7搬送ロール32Gを5m/分で正回転させる。これにより、アルミウエブ14が全体として順に下流側へ送られることになるので、第1処理槽16A内での弛み量は0mmになる。また、第2処理槽16B及び第3処理槽16C内での弛み量は180mmに維持されるが、最終処理槽16D内での弛み量が360mmに増大する。これにより、第8搬送ロール32Hとアルミウエブ14との隙間も大きくなるので、洗浄水が流れ込みやすくなり、より効果的に洗浄できる。また、アルミウエブ14に部分的に洗浄水が行き渡らない領域があった場合でも(例えば、上側の搬送ロール32A、32C、32E、32Gの近傍領域)、アルミウエブ14を全体として順に下流側へ送ることで、このような領域を洗浄水が達する位置へと移動させて洗浄することができる。
【0063】
つぎに、第3段階動作として、第1搬送ロール32A及び第8搬送ロール32Hは停止させ、第2搬送ロール32B〜第7搬送ロール32Gを5m/分で逆回転させる。これにより、アルミウエブ14が全体として順に上流側へ送られることになるので、最終処理槽16D内での弛み量は0mmになる。また、第2処理槽16B及び第3処理槽16C内での弛み量は180mmに維持されるが、第1処理槽16A内での弛み量が360mmに増大する。これにより、第2搬送ロール32Bとアルミウエブ14との隙間も大きくなるので、洗浄水が流れ込みやすくなり、より効果的に洗浄できる。また、第2段階動作の場合と同様、アルミウエブ14に部分的に洗浄水が行き渡らない領域があった場合でも、アルミウエブ14を全体として順に上流側へ送ることで、このような領域を洗浄水が達する位置へと移動させ、洗浄することができる。
【0064】
第2段階動作及び第3段階動作は、必要に応じて繰り返し行ってもよいし、アルミウエブ14が十分に洗浄できた場合には、それぞれ1回のみとしてもよい。
【0065】
このようにしてアルミウエブ14の洗浄が終了すると、ニップロール34を開動作させる。次いで移動ロール30を上昇させて弛み部分を解消し、アルミウエブ14全体に張りを持たせ、搬送停止前の状態に戻す。最後に、プレス装置22を開状態にして、アルミウエブ14の固定を解除する。以上により、本発明における溶断防止動作はすべて終了するので、例えば、処理槽16内に再度エッチング処理液20を貯留すると共に図示しない搬送装置によってアルミウエブ14を搬送し、エッチング処理を連続的に施すことができる。
【0066】
以上説明したように、本実施形態のエッチング処理装置12では、プレス装置22によって固定された部分の間のアルミウエブ14に弛み部分14Sを生じさせると共に、この弛み部分14Sを部分的に移動させるようにすることで、洗浄水をアルミウエブ14の全体に確実に行き渡るようにし、アルミウエブ14表面へのエッチング処理液の残留を防止している。このため、平版印刷版製造ライン停止中において、残留したエッチング処理液によるアルミウエブ14のエッチング進行を防止でき、アルミウエブ14の薄手化による機械的強度低下や溶断を確実に防止することができる。
【0067】
特に、最近では、エッチング効果を高めて平版印刷版の製造効率を向上させる等の観点から、アルミニウム帯板に作用させる張力を上昇させて搬送速度を高めたり、エッチング処理液として高濃度・高温度のものを使用したりすることがある(例えば、比重1.3〜1.5、電導度(電気伝導率)0.2〜0.4S/cm、40〜80℃のもの、特に、NaOHの濃度が25〜30質量%、Alの濃度が6〜8質量%のエッチング処理液)。このような場合でも、アルミウエブ14の全体に洗浄液を行き渡らせて確実にエッチング処理液を除去できるため、アルミウエブ14の薄手化に伴う機械的強度低下や溶断を防止できる。
【0068】
なお、上記説明では、エッチング処理装置12を使用し、アルミウエブ14に対するエッチング処理と、アルミウエブ14の洗浄との双方を行えるものを挙げて説明したが、本発明の金属板洗浄方法としては、必ずしもアルミウエブ14に対するエッチング処理は含まれていなくてもよい。すなわち、アルミウエブ14に対するエッチング処理と洗浄とをそれぞれ別の装置を用意して行ってもよく、この場合には、上記したエッチング処理装置12と同一構成とされた洗浄装置を使用して、アルミウエブ14の洗浄を行えばよい。
【0069】
アルミウエブ14に施す処理としても、エッチング処理に限られず、処理液がアルミウエブ14の表面に付着するような処理であれば、本発明を適用して、付着処理液を確実にアルミウエブ14から除去することができる。
【0070】
また、処理対象物としても、アルミウエブ14に限られず、処理液によって各種処理が施される各種の金属を挙げることができる。
【0071】
また、本実施形態では、複数の搬送ローラ32を上下交互に配置することでアルミウエブ14をジグザグ状に搬送するようにすると共に、処理槽16としても4つの処理槽に分けられたものを例に挙げたが、例えば、処理槽が1層のみで構成されていたり、アルミウエブ14が略水平方向に搬送されるようになっていたりしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、金属板を一定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記金属板の少なくとも2箇所を固定可能な固定手段と、前記固定手段の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄手段と、前記固定手段の間に位置する前記金属板を弛緩させる弛緩手段と、前記弛緩手段によって弛緩された前記金属板を前記固定手段の間において部分的に移動させる移動手段と、を有するので、金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにして金属板を洗浄し、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。
【0073】
請求項8に記載の発明では、金属板の少なくとも2箇所を固定する固定工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、を有するので、金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにして金属板を洗浄し、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。
【0074】
請求項10に記載の発明では、金属板を処理槽内の処理液に部分的に浸漬しつつ一定の搬送方向へ搬送する搬送工程と、前記搬送工程の停止後に前記処理槽内から処理液を排出する排出工程と、停止時に前記処理槽の前後で前記金属板を固定する固定工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、を有するので、金属板への各種処理を連続して行うことができると共に、洗浄時には、金属板の表面に洗浄液が確実に行き渡るようにして金属板を洗浄し、局所的な処理液の残留による反応進行を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエッチング処理装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態のエッチング処理装置において固定工程を行っている状態を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態のエッチング処理装置において弛緩工程を行っている状態を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施形態のエッチング処理装置において移動工程を行っている状態を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施形態のエッチング処理装置において移動工程を行っている状態を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態のエッチング処理装置において移動工程を行っている状態を示す側面図である。
【図7】従来のエッチング処理装置の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
12 エッチング処理装置(金属板処理装置)
14 アルミウエブ(金属板)
16 処理槽
20 エッチング処理液(処理液)
22 プレス装置(固定手段)
24 プレス装置(固定手段)
30 移動ロール(弛緩手段)
32 搬送ロール(移動手段、搬送手段)
34 ニップロール(固定手段)
36 洗浄スプレー(洗浄手段)

Claims (11)

  1. 金属板を一定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記金属板の少なくとも2箇所を固定可能な固定手段と、
    前記固定手段の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄手段と、
    前記固定手段の間に位置する前記金属板を弛緩させる弛緩手段と、
    前記弛緩手段によって弛緩された前記金属板を前記固定手段の間において部分的に移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする金属板洗浄装置。
  2. 前記洗浄手段が、前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄する洗浄スプレー、
    であることを特徴とする請求項1に記載の金属板洗浄装置。
  3. 前記弛緩手段が、前記固定手段の間の前記金属板が部分的に巻きかけられるように配置され、金属板の経路長を減少させる方向へと移動可能とされた移動ロール、
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金属板洗浄装置。
  4. 前記搬送手段が、
    前記固定手段の間に配置され前記金属板を搬送する搬送ロール、
    を含んで構成され、
    前記移動手段が、前記搬送ロールを正回転及び逆回転可能とすることにより構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の金属板洗浄装置。
  5. 前記固定手段が、前記搬送ロールとの間で前記金属板を挟持可能とされたニップロール、
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の金属板洗浄装置。
  6. 前記金属板を洗浄した前記洗浄液を受ける処理槽、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の金属板洗浄装置。
  7. 前記処理槽が、前記金属板を処理する処理液を貯留可能とされていることを特徴とする請求項6に記載の金属板洗浄装置。
  8. 金属板の少なくとも2箇所を固定する固定工程と、
    前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、
    前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、
    前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、
    を有することを特徴とする金属板洗浄方法。
  9. 前記洗浄工程において、洗浄スプレーから前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄することを特徴とする請求項8に記載の金属板洗浄方法。
  10. 金属板を処理槽内の処理液に部分的に浸漬しつつ一定の搬送方向へ搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程の停止後に前記処理槽内から処理液を排出する排出工程と、
    停止時に前記処理槽の前後で前記金属板を固定する固定工程と、
    前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、
    前記固定工程によって固定された部分の間に位置する金属板を弛緩させる弛緩工程と、
    前記弛緩工程によって弛緩された前記金属板を前記固定工程によって固定された部分の間において部分的に移動させる移動工程と、
    を有することを特徴とする金属板処理方法。
  11. 前記洗浄工程において、洗浄スプレーから前記金属板に対し前記洗浄液を吐出して洗浄することを特徴とする請求項10に記載の金属板処理方法。
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