JP2000189953A - 光化学反応装置 - Google Patents

光化学反応装置

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JP2000189953A
JP2000189953A JP10367666A JP36766698A JP2000189953A JP 2000189953 A JP2000189953 A JP 2000189953A JP 10367666 A JP10367666 A JP 10367666A JP 36766698 A JP36766698 A JP 36766698A JP 2000189953 A JP2000189953 A JP 2000189953A
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JP
Japan
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brush
processing tank
protection tube
photochemical
spirally
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JP10367666A
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Makoto Ozuru
誠 大鶴
Yoshimasa Tanae
吉正 田苗
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • C02F1/325Irradiation devices or lamp constructions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/32Details relating to UV-irradiation devices
    • C02F2201/324Lamp cleaning installations, e.g. brushes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下運動を行うことなく、保護管の表面に析出
する物質をブラシで取り除くとともに、ブラシを簡単に
交換できるようにする。 【解決手段】光化学反応装置1は、光化学処理用の液体
2が注入される処理槽10と、少なくとも一部が紫外線
を透過する部材で上側が開放し下側が閉束した管状に形
成され、光化学処理用の光源ランプ(例えば低圧力蒸気
水銀放電灯)3を収納可能であるとともに、その管軸を
中心にして回転可能な状態で下側が前記処理槽に挿入さ
れる保護管20と、螺旋状に形成され、一端側が前記処
理槽10の内部に取り外し可能な状態で取り付け固定さ
れ、前記保護管20に螺旋状に接触するブラシ30と、
前記保護管20の上側の外周と前記処理槽10の上側と
の間を、前記処理槽10に対して前記保護管20が回転
可能な状態で密閉する回転シール部40と、とから構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源ランプからの紫
外線を光化学処理用の液体に照射することにより光化学
反応を起させる光化学反応装置。
【0002】
【従来の技術】従来、光源ランプからの紫外線による光
化学反応によって非処理物の液体を分解あるいは改質す
る光化学反応装置が汚水殺菌処理や環境汚染物質分解用
として実用化されている。
【0003】図10はこのような従来の光化学反応装置
を示す断面図である。
【0004】図10において、光化学反応装置100
は、ステンレス合金で形成された処理槽101の上板1
02と下板103にそれぞれ貫通孔104,105を形
成し、この貫通孔104,105に硝子製の保護管10
6を挿入し、この保護管106の中に光化学反応用の光
源ランプ(例えば紫外線放電灯)120を挿入してい
る。処理槽101には、光化学処理用の液体110が注
入されている。
【0005】上板102の槽外面の貫通孔104の回り
と保護管106の上側先端面は、リング状の取り付け金
具107で覆われている。下板103の槽外面の貫通孔
105の回りと保護管106の下側先端面は、リング状
の取り付け金具108で覆われている。取り付け金具1
07,108は、それぞれ上板102と下板103にね
じ止め固定されている。取り付け金具107には、上板
102との間の液漏れを防止するためのパッキン109
と、保護管106との間の液漏れを防止するためのパッ
キン110と、が設けられている。取り付け金具108
には、下板103との間の液漏れを防止するためのパッ
キン111と、保護管106との間の液漏れを防止する
ためのパッキン112と、が設けられている。
【0006】保護管106にはリング状のブラシ113
が取り付けられている。ブラシ113には、操作棒11
4が接続されている。操作棒114は、上側が上板10
2の貫通孔115より外側に突出しており、外部からの
操作により、ブラシ113を上下に移動できるようにな
っている。
【0007】上板102の槽外面の貫通孔115の回り
には取り付け金具116が設けられている。取り付け金
具116は、上板102にねじ止め固定されている。取
り付け金具116には、上板102の間の液漏れを防止
するためのパッキン121と、操作棒114との間の液
漏れを防止するためのパッキン122と、が設けられて
いる。
【0008】このような液漏れ防止構造により、処理槽
101の内面と保護管106の外面に囲まれた領域から
液体110が漏れないようになっている。
【0009】図11は図10のブラシ113を示す斜視
図である。
【0010】図11において、ブラシ113はリング状
の芯材123から内側に毛先が向くように複数の金属製
の毛124が植毛されている。毛124の毛先に囲まれ
て形成される孔125には図10の保護管106が挿入
される。芯材123の上面の一箇所は、操作棒114の
下端に接続している。
【0011】このような光化学反応装置では、光源ラン
プ120を発光させることにより、紫外線を保護管10
6を介して液体110に照射することができ、液体11
0に対して光化学反応を起こさせることができる。ま
た、保護管106の表面に析出する物質は操作棒114
の操作でブラシ113を摺動させることにより取り除く
ことがてきる。
【0012】しかしながら、光化学反応装置では、処理
槽101の構成部品間以外に、保護管106の上側と処
理槽101の上板102との間、保護管106の下側と
処理槽101の下板103との間、ブラシ113の操作
棒115と処理槽101の上板102との間の3か所の
液漏れを防止する必要があるため、液漏れ防止構造が複
雑となり製造コストを増大させていた。また、ブラシ1
13の操作棒114は上下運動を行うため、液漏れを防
止するためのパッキン122が消耗しやすく、頻繁に交
換しなければならなかった。また、ブラシ113の上下
運動は上側と下側と速度が低下するため、保護管106
の上側と下側では、析出物を取り除にくかった。また、
取り除かれた析出物が保護管106の近くに滞まること
が多く、滞まる析出物が光源ランプ120からの紫外線
を減衰させ、反応効率を低下させていた。また、ブラシ
113の上下運動では、速度調整が難しく、光化学反応
の反応時間に対応した制御が行いにくかった。また、ブ
ラシ113を交換する場合、処理槽101の上板102
を外す必要があるため、交換に時間と手間がかかってい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光化学
反応装置では、液漏れを防止する箇所が多く、液漏れ防
止構造が複雑となり製造コストを増大させていた。ま
た、ブラシの操作棒は上下運動を行うため、操作棒と処
理槽の間の液漏れを防止するためのパッキンが消耗しや
すく、頻繁に交換しなければならなかった。また、ブラ
シの上下運動は上側と下側と速度が低下するため、保護
管の上側と下側では、析出物が取り除にくかった。ま
た、取り除かれた析出物が保護管の近くに滞まることが
多く、滞まる析出物が光源ランプからの紫外線を減衰さ
せ、反応効率を低下させていた。また、上下運動では、
速度調整が難しく、光化学反応の反応時間に対応した制
御わ行いにくかった。また、ブラシを交換する場合、処
理槽の上板を外す必要があるため、交換に時間と手間が
かかっていた。
【0014】そこで本発明は、上下運動を行うことな
く、保護管の表面に析出する物質をブラシで取り除くこ
とができるとともに、ブラシを簡単に交換することがで
きる光化学反応装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光化学反応装置
は、光化学処理用の液体が注入される処理槽と、少なく
とも一部が紫外線を透過する部材で管状に形成され、光
化学処理用の光源ランプを収納可能であるとともに、前
記処理槽に挿入される保護管と、螺旋状に形成され、少
なくとも一端側が前記処理槽の内部に取り外し可能な状
態で取り付け固定され、前記保護管に螺旋状に接触する
ブラシと、を具備したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1及び図2は本発明に係る光化学反応装
置の実施の形態を示し、図2は側面から見た断面図、図
2は正面から見た断面図である。
【0018】図1において、光化学反応装置1は、光化
学処理用の液体2が注入される処理槽10と、少なくと
も一部が紫外線を透過する部材で上側が開放し下側が閉
束した管状に形成され、光化学処理用の光源ランプ(例
えば低圧力蒸気水銀放電灯)3を収納可能であるととも
に、その管軸を中心にして回転可能な状態で下側が前記
処理槽に挿入される保護管20と、螺旋状に形成され、
一端側が前記処理槽10の内部に取り外し可能な状態で
取り付け固定され、前記保護管20に螺旋状に接触する
ブラシ30と、前記保護管20の上側の外周と前記処理
槽10の上側との間を、前記処理槽10に対して前記保
護管20が回転可能な状態で密閉する回転シール部40
と、とから構成される。
【0019】支持台4には、処理槽10、モータ5,光
源ランプ保持部50、回転シール部40の処理槽取付部
41がねじ等により取付け固定せれ、ねじ歯車6が回転
可能な状態で取付けられている。
【0020】処理槽10は、ステンレス合金を管状に形
成した管状部11とステンレス合金を円盤状に形成した
下板12とから構成される。管状部11は、上端と下端
にそれぞれフランジ13,14が形成される。フランジ
14には、下板12がねじ15によりねじ止め固定され
ている。フランジ14と下板12の間にはパッキン(図
示略)が設けられており、管状部11の下側を液漏れを
防止した状態で閉束している。処理槽10のフランジ1
4の上面には回転シール部40の処理槽取付部41が取
付け固定されている。
【0021】保護管20は、開放する上端にフランジ2
1を形成している。保護管20のフランジ21は、回転
シール部40の保護管取付部42に取付け固定されてい
る。回転シール部40は、処理槽取付部41にボールベ
アリングの軸受け43を介して保護管取付部42を取付
けた構成になっている。これにより、保護管取付部42
は処理槽取付部41に対して回転可能になっている。
【0022】保護管取付部42は、モータ5からねじ歯
車6に介して回転力が加わるようになっており、モータ
5の制御により回転及び回転の速度制御が行えるように
なっている。
【0023】光源ランプ保持部50は、電源供給部51
と光源ランプ冷却取付け部52とが設けられている。電
源供給部51は、光源ランプ3から延出するケーブル
7,8の端子に接続されており、光源ランプ3に電源電
圧を供給するようになっている。
【0024】光源ランプ冷却取付け部52は、光源ラン
プ3の上側を取付けるとともに、パイプ53により冷却
水が循環するようになっており、光源ランプ3を冷却す
るようになっている。
【0025】図2において、光源ランプ3は、ガラス管
9がU字状に形成されており、下側の8割程度の部分が
保護管20に挿入され、上側が保護管取付部42から突
出し取付け金具54によって光源ランプ冷却取付け部5
2に取付けられている。
【0026】ガラス管9の一方及び他方の電極部から
は、それぞケーブル7,8が延出し、このケーブル7,
8の端部が電源供給部51に接続されている。
【0027】保護管取付部42の外周には、図1のねじ
歯車6と咬合するねじ歯車部17が形成されている。
【0028】このような光化学反応装置1において、処
理槽10、ブラシ30、転シール部40の処理槽取付部
41、光源ランプ3は図1の支持台4に固定されている
のに対して、転シール部40の保護管取付部42及び保
護管20は図1の支持台4に対して回転可能になってい
る。
【0029】図3は図1のブラシ30を示す斜視図であ
る。
【0030】図3において、ブラシ30は、芯材31が
螺旋状に形成され、この芯材31から螺旋の軸側に毛先
が向くように複数の毛32が植毛され、一端側が図1の
処理槽10の内部に取り外し可能な状態で取り付け固定
され、前記複数の毛の毛先が図1の保護管20に螺旋状
に接触するようになっている。
【0031】さらに詳細に説明すると、芯材31の上側
に端部は取付け板33に接続され、芯材31の下側に端
部は取付けリング34に接続されている。
【0032】取付け板33は、処理槽10のフランジ3
0の内側と嵌合するように外周が方形の形成されるとと
もに、中央に保護管20が挿入される貫通孔35が形勢
されている。
【0033】取付けリング34は、下板12に形勢され
た突起部(図示略)と嵌合する切欠き36がリング内側
に2箇所形勢されている。
【0034】なお、ブラシは芯材に毛を付けたものに限
られるねものではなく、ゴム等を用いた可撓性のブレー
ドを芯材に取付けた形態などであってもよく、すなわち
螺線をなし、その各部で保護管に当接して析出物を除去
できるようなものであればよい。また、毛やブレード等
は、ブラシの巻回長さ亙ってとぎれることなく連続して
設けられていることが絶対必要なものでない。
【0035】図4においてブラシ30の中間部を上から
見た状態を示す平面図である。
【0036】ブラシ30の芯材31に植毛された複数の
金属製の毛32は、螺旋の中心軸A1に毛先が向くよう
になっている。複数の金属製の毛32の毛先で形勢され
る螺旋の内側37に保護管20が挿入されるようになっ
ている。
【0037】図5乃至図7は図3のブラシ30の具体的
サイズの一例を示す説明図であり、図5はブラシ30の
全体を示し、図6は取付け板33を示し、取付けリング
34を示している。
【0038】図5において、取付け板33と取付けリン
グ34を含めたブラシ30の垂直方向の長さは、102
6mmとなっている。取付け板33の厚みは3mmとな
り、取付けリング34は3mmとななっている。
【0039】芯材31の外径は135mmとなり、毛3
2の毛先の内径は98mmとなっている。
【0040】図6において、取付け板33の外形は、一
辺が140mmの正方形で、コーナーが半径10mmの
円弧状に形成されている。取付け板33の貫通孔35
は、内径が125mmとなっている。
【0041】図7において、取付けリング34は、外径
が135mmとなり、切欠き36が形成された部分の内
径が115mm、切欠き36が形成されなかった部分の
内径が110mmとなっている。切欠き36の幅は20
mmとなっている。
【0042】図8は図1の回転シール部40及びその周
辺部を拡大した状態を示す断面図である。
【0043】図8において、保護管20は、開放する上
端にガラスのフランジ21を溶接により取付けている。
【0044】処理槽10は、ステンレス合金製の管状部
11の上端にステンレス合金製のフランジ13を溶接に
より取付けている。フランジ13の内面上側には、ブラ
シ30の取付け板33と嵌合する段部16が形成されて
いる。
【0045】フランジ13の上面には、回転シール部4
0の処理槽取付部41がねじ44によってねじ止め固定
されている。フランジ13と処理槽取付部41の間に
は、パッキン45が設けられており、パッキン45がフ
ランジ13と処理槽取付部41の間の液漏れを防止する
ようになっている。
【0046】処理槽取付部41には、保護管20及び保
護管取付部42の下側が挿入される貫通孔46が形成さ
れている。貫通孔46の上側には、軸受け43の外周側
を嵌合する段部47が形成され、さらにその下側に後述
のワッシャ70が挿入される段部48が形成されてい
る。処理槽取付部41の上面には、軸受け43の外周側
を固定するリング状の取付部49がねじ60によってね
じ止め固定されている。
【0047】保護管取付部42は、下側取付け部61と
ギア部62と上側取付け部63とから構成されている。
下側取付け部61は、保護管20が挿入される貫通孔6
4が形成されている。下側取付け部61の下側の外周に
は、パッキン68を取り付けるための段部65が形成さ
れている。下側取付け部61の下側にはリング状の取付
け金具66がねじ67にねじ止め固定されている。取付
け金具66は、パッキン68を段部65から脱落しない
ようにしている。
【0048】下側取付け部61の中間部には、上から軸
受け43の内周側と嵌合する段部71とワッシャ70を
取り付ける段部72とが形成されている。ワッシャ70
は、回転シール部40を組み立てた状態で、軸受け43
から下側取付け部61が外れるのを防止している。
【0049】下側取付け部61は、上端にフランジ73
を形成している。フランジ73の内面上側には、保護管
20のフランジ21と嵌合する段部74が形成されてい
る。フランジ21と下側取付け部61の段部74の間に
はパッキン75が設けられている。パッキン75はフラ
ンジ21と下側取付け部61の間の液漏れを防止するよ
うになっている。
【0050】ギア部62は、下側取付け部61の上面に
ねじ76によってねじ止め固定されている。ギア部62
には、ねじ歯車6と咬合する図2のねじ歯車部17が形
成されている。ねじ歯車6は図1のモータ5の回転軸に
取り付けられたねじ歯車77と咬合するようになってい
る。ギア部62は、上側取付け部63の下側が挿入され
る貫通孔78が形成されている。
【0051】上側取付け部63は、光源ランプ3が挿入
される貫通孔79が形成されている。上側取付け部63
は、上端にフランジ80を形成している。フランジ80
は、ギア部62にねじ81によってねじ止め固定され
る。
【0052】このような構造により、保護管20のフラ
ンジ21は、下側取付け部61の段部74と上側取付け
部63の下面によって侠持された状態となる。
【0053】このような発明の実施の形態の動作を以下
に説明する。
【0054】まず、理槽10に光化学処理用の液体2
(例えばPCBが混ざった水)を注入した状態で光源ラ
ンプ3を点灯させる。これにより、液体2に光化学反応
(例えばPCBの分解)が発生する。この後、保護管2
0の表面に析出物が発生した場合は、モータ5を回転さ
せる、これにより、保護管取付部42に、モータ5から
ねじ歯車6を介して回転力が加わり、保護管取付部42
及び保護管20が回転する。これに対して、ブラシ30
は処理槽10に固定されているため、保護管20から見
た場合、ブラシ30の複数の毛32が、保護管20の表
面を摺動することになる。これにより、保護管20の表
面の析出物を取り除くことができる。また、ブラシ30
は比較的幅を広く形成しているため、粘性により保護管
20の回転で移動する液体2を攪拌することができる。
【0055】以上、説明したように、このような発明の
実施の形態によれば、上下運動を行うことなく、保護管
の表面に析出する物質をブラシで取り除くことができる
とともに、図8に示したねじ44を外して、処理槽10
から回転シール部40を外し、処理槽10から保護管2
0を引き抜くことにより、ブラシ30を処理槽10から
容易に交換できる。また、処理槽10の構成部品間以外
に、液漏れを防止する箇所は、回転シール部20と、こ
の回転シール部20に接触する処理槽10及び保護管2
0の部分だけなので、液漏れ防止構造を簡素化すること
ができる。具体的には、図10に示した従来例では、パ
ッキンが6つ必要だったのに対して、本実施の形態で
は、パッキン45,68,75の計3つに削減すること
ができる。この場合のパッキンは、パッキン45,75
のように固定されているか、または、パッキン68のよ
うに回転運動のみに対応すればよいので、消耗が少な
く、交換の回数を減らすことができる。また、保護管2
0の回転運動は速度が安定しており、保護管20全体で
析出物を安定して取り除にくことができる。また、取り
除かれた析出物は、ブラシ30の螺旋にそって移動する
ことになり、保護管20の近くに滞まらず、析出物が光
源ランプ3からの紫外線を減衰させるのを防止でき、反
応効率を向上することができる。ブラシ30は、比較的
幅広に形成したことにより液体2を多く移動させること
ができ、高い攪拌作用が得られる。また、保護管20の
回転運動は、速度調整が容易で、光化学反応の反応時間
に対応した制御が行える。
【0056】図9は図1の発明の実施の形態に用いるこ
とが可能な攪拌翼の斜視図であり、図3のブラシ30と
同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略してい
る。
【0057】図9において、攪拌翼90の金属テープ部
91は、螺旋状に形成され、一端側が前記処理槽の内部
に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護管
の周囲に螺旋状に配置される。金属テープ部91の断面
は、長辺方向を保護管20の方向に向けた長辺形となっ
ている。
【0058】この場合、螺旋状に形成された金属テープ
部91の上側に端部は取付け板33に接続され、金属テ
ープ部91の下側に端部は取付けリング34に接続され
ている。
【0059】このような攪拌翼90を図3のブラシ30
とともに取付け板33と取付けリング34に取付けるこ
とにより、液体2を攪拌して反応効率を高めることがで
きる。また、攪拌翼は芯材に設けてもよい。なお、攪拌
翼を作用されるにあたり、本実施の形態では保護管を回
転させたが、保護管は固定し、ブラシと攪拌翼を回転さ
せるようにしてもよい。また、ブラシの植毛材質を異な
る2つ以上のものとし、硬さを異ならせるなどして、一
方の毛は硬くし攪拌用用とし、他の毛を相対的にやわら
かくして析出物除去用としてもよい。
【0060】また、図3のブラシ30と図9の金属テー
プ部91の両方を光化学反応装置に設けてもよい。
【0061】尚、図1に示した発明の実施の形態は、ブ
ラシ30を刷毛状に形成したが、へら状に形成してもよ
い。また、ブラシ30及び攪拌翼90の材質は、紫外線
に対して変質しにくいものであれば、金属に限らず、合
成樹脂等、各種適用できる。また、液体2についても、
水以外にアルコール等各種適用が可能である。
【0062】ブラシおよび攪拌翼の螺線のピッチは、長
手方向に亙り一様である必要はなく、各部で異なってい
てもよい。すなわち、螺旋を密に巻回させた部分を設け
れば、この部分はブラシを保護管に押し付ける力を強く
した状態に保ちやすく洗浄能力が向上し、また析出物の
搬送能力や攪拌能力も向上する。その逆に疎に巻回させ
た部分は、回転の摺動抵抗を少なくできる。また、攪拌
翼においてもブラシと同様に螺線のピッチを異ならせる
ことで、攪拌能力や搬送能力を長手方向で部分的に異な
らせることができる。さらに螺旋のピッチを序々に変化
させることにより効率よく、液体の早い流速を得ること
も可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、上下運動を行うことな
く、保護管の表面に析出する物質をブラシで取り除くこ
とができるとともに、ブラシを簡単に交換することがで
きるので、処理槽の構成部品間以外に液漏れを防止する
箇所は、回転シール部およびこれに接触する処理槽と保
護管との部分のだけとなり、液漏れ防止構造を簡素化す
ることができ、パッキンを削減することができる。ま
た、パッキンは、固定されているか、回転運動のみに対
応すればよいので、消耗が少なく、交換の回数を減らす
ことができる。また、保護管の回転運動は速度が安定し
ており、保護管全体で析出物を安定して取り除くことが
できる。また、取り除かれた析出物は、ブラシの螺旋に
そって移動することになり、保護管の近くに滞まらず、
析出物が光源ランプからの紫外線を減衰させるのを防止
し、反応効率を向上することができる。この場合の取り
除かれた析出物を移動させる効果は、攪拌翼が無い場合
にもある程度得ることができる。さらに、保護管の回転
運動は、速度調整が容易で、光化学反応の反応時間に対
応した制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光化学反応装置の実施の形態を示
す側面から見た断面図。
【図2】本発明に係る光化学反応装置の実施の形態を示
す正面から見た断面図。
【図3】図1のブラシを示す斜視図。
【図4】図3のブラシの中間部を上から見た状態を示す
平面図。
【図5】図3のブラシの全体の具体的サイズの一例を示
す説明図。
【図6】図3のブラシの取付け板の具体的サイズの一例
を示す説明図。
【図7】図3のブラシの取付けリングの具体的サイズの
一例を示す説明図。
【図8】図1の回転シール部及びその周辺部を拡大した
状態を示す断面図。
【図9】図1の発明の実施の形態に用いることが可能な
攪拌翼を示す斜視図。
【図10】従来の光化学反応装置を示す断面図である。
【図11】図10のブラシを示す斜視図。
【符号の説明】
1 光化学反応装置 2 液体 3 光源ランプ 10 処理槽 20 保護管 30 ブラシ 40 回転シール部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光化学処理用の液体が注入される処理槽
    と、 少なくとも一部が紫外線を透過する部材で管状に形成さ
    れ、光化学処理用の光源ランプを収納可能であるととも
    に、前記処理槽に挿入される保護管と、 螺旋状に形成され、少なくとも一端側が前記処理槽の内
    部に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護
    管に螺旋状に接触するブラシと、 を具備したことを特徴とする光化学反応装置。
  2. 【請求項2】 光化学処理用の液体が注入される処理槽
    と、 少なくとも一部が紫外線を透過する部材で上側が開放し
    下側が閉束した管状に形成され、光化学処理用の光源ラ
    ンプを収納可能であるとともに、その管軸を中心にして
    回転可能な状態で下側が前記処理槽に挿入される保護管
    と、 螺旋状に形成され、少なくとも一端側が前記処理槽の内
    部に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護
    管に螺旋状に接触するブラシと、 を具備したことを特徴とする光化学反応装置。
  3. 【請求項3】 光化学処理用の液体が注入される処理槽
    と、 少なくとも一部が紫外線を透過する部材で上側が開放し
    下側が閉束した管状に形成され、光化学処理用の光源ラ
    ンプを収納可能であるとともに、その管軸を中心にして
    回転可能な状態で下側が前記処理槽に挿入される保護管
    と、 螺旋状に形成され、少なくとも一端側が前記処理槽の内
    部に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護
    管に螺旋状に接触するブラシと、 螺旋状に形成され、少なくとも一端側が前記処理槽の内
    部に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護
    管の周囲に螺旋状に配置される攪拌翼と、 を具備したことを特徴とする光化学反応装置。
  4. 【請求項4】 光化学処理用の液体が注入される処理槽
    と、 少なくとも一部が紫外線を透過する部材で上側が開放し
    下側が閉束した管状に形成され、光化学処理用の光源ラ
    ンプを収納可能であるとともに、その管軸を中心にして
    回転可能な状態で下側が前記処理槽に挿入される保護管
    と、 前記保護管の上側の外周と前記処理槽の上側との間を、
    前記処理槽に対して前記保護管が回転可能な状態で密閉
    する回転シール部と、 螺旋状に形成され、少なくとも一端側が前記処理槽の内
    部に取り外し可能な状態で取り付け固定され、前記保護
    管に螺旋状に接触するブラシと、 を具備したことを特徴とする。
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