JP2000179578A - 油圧式クラッチ遮断装置 - Google Patents

油圧式クラッチ遮断装置

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JP2000179578A
JP2000179578A JP10374964A JP37496498A JP2000179578A JP 2000179578 A JP2000179578 A JP 2000179578A JP 10374964 A JP10374964 A JP 10374964A JP 37496498 A JP37496498 A JP 37496498A JP 2000179578 A JP2000179578 A JP 2000179578A
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JP
Japan
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plate
radial flange
cylindrical cover
annular
cylinder member
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Pending
Application number
JP10374964A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kawanishi
博美 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 レリーズベアリングの交換が容易である油圧
式クラッチ遮断装置を提供する。 【解決手段】 インナシリンダ部材4とアウタシリンダ
部材5とで形成されてクラッチ主軸1の外周に設けられ
た環状のシリンダ部2と、環状シリンダ部内に一端部が
嵌入されるとともに、他端部に半径方向フランジ7aと
半径方向フランジの端部から軸方向に延びる筒状カバー
7bからなるプレート板7が立設された環状ピストン6
と、インナシリンダ部材外周側に軸方向移動可能に嵌合
され、プレート板に支持されたレリーズベアリング8
と、環状ピストンの環状シリンダ部内側の端面に配置さ
れたシール部材15と、環状ピストンのプレート板とア
ウタシリンダ部材間に配置されプレート板を介してレリ
ーズベアリングを付勢する手段11とを有し、環状ピス
トンのプレート板の半径方向フランジと筒状カバーとが
着脱可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等に使用さ
れる油圧式クラッチ遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧式クラッチ遮断装置とし
て、図3に記載のものが知られている。図3において、
31はクラッチ主軸30の外周に設けられた環状のシリ
ンダ部で、クラッチハウジング32に対する半径方向取
付面33a,34aをそれぞれ有するインナシリンダ部
材33とアウタシリンダ部材34とから形成され、この
両シリンダ部材33,34間のシリンダ空間31aに環
状ピストン35が軸方向に摺動可能に嵌入されている。
シリンダ空間31a内のピストン35端部にはシリンダ
空間31aを密封するシール部材45が装着されてい
る。上記インナシリンダ部材33のクラッチハウジング
32に対する半径方向取付面33aには段付部33cが
形成され、クラッチハウジング32の段付部33aと嵌
合している。
【0003】さらに、上記ピストン35は合成樹脂にて
形成され、その先端部35aにプレート板36の半径方
向フランジ36aが立設して一体成形されている。この
プレート板36の端部は軸方向に折曲されて筒状カバー
36bとされるとともに先端部が半径方向内方に折曲3
6cされている。そしてプレート板36内部にはレリー
ズベアリング37が配置され、外輪37aと筒状カバー
36bの先端部の折曲部36cとの間に波形ばね38に
より外輪37a端面がプレート板36の半径方向フラン
ジ36aの側面に押し付けられている。また外輪37a
外周面とプレート板36の筒状カバー36b内面との間
にはレリーズベアリング37が半径方向に調心可能なよ
うに半径方向隙間39が設けられている。上記レリーズ
ベアリング37の内輪37bは、図示しないクラッチレ
バーに常に当接して回転させられている。
【0004】上記プレート板36の半径方向フランジ3
6aの反レリーズベアリング側の側面には、アウタシリ
ンダ部材34の外面上で案内されるガイドフランジ44
が図示しない部分的な凹凸部の圧入嵌合にて固定されて
いる。また、ガイドフランジ44側面とアウタシリンダ
部材34の半径方向取付部34b間には、コンプレッシ
ョンスプリング40が配置されている。このコンプレッ
ションスプリング40により、レリーズベアリング37
の内輪37bは、常にクラッチレバーに当接させられて
いる。41はアウタシリンダ部材34とプレート板36
間に配置され、シリンダ部31及びピストン35を密封
するブーツである。
【0005】また、上記アウタシリンダ部材34の半径
方向取付部34bには、図示しないクラッチマスタシリ
ンダから圧送される作動油を導入するポート42および
上記シリンダ部31に開口する油路43が形成されてい
る。このクラッチマスタシリンダから上記シリンダ部3
1への作動油の圧送を制御することにより、レリーズベ
アリング37の内輪37bのクラッチレバーに対する押
圧力を加減しクラッチの断続を行うようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の油圧式ク
ラッチ遮断装置においては、レリーズベアリングが環状
ピストンやその他の部品と複雑に組付けられており、レ
リーズベアリングの補修交換時に全体組付け部品の取り
外しが必要であり、交換作業が面倒である。
【0007】そこで、この発明は、レリーズベアリング
の交換が容易である油圧式クラッチ遮断装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、クラッチハウジングに対する半径方向取
付面をそれぞれ有するインナシリンダ部材とアウタシリ
ンダ部材とで形成されてクラッチ主軸の外周に設けられ
た環状のシリンダ部と、該環状シリンダ部内に一端部が
嵌入されるとともに、他端部に半径方向フランジと該半
径方向フランジの端部から軸方向に延びる筒状カバーか
らなるプレート板が立設された環状ピストンと、インナ
シリンダ部材外周側に軸方向移動可能に嵌合され、上記
プレート板に支持されたレリーズベアリングと、環状ピ
ストンの環状シリンダ部内側の端面に配置されたシール
部材と、環状ピストンのプレート板とアウタシリンダ部
材間に配置され該プレート板を介してレリーズベアリン
グを付勢する付勢手段とを有する油圧式クラッチ遮断装
置において、上記環状ピストンのプレート板の半径方向
フランジと筒状カバーとが着脱可能とされ、上記レリー
ズベアリングが、上記半径方向フランジと筒状カバーが
形成する空間内に保持されたことを特徴とする。
【0009】また、上記油圧式クラッチ遮断装置におい
て、上記筒状カバーの端部の円周上複数箇所に径方向突
起部が形成され、上記半径方向フランジの上記突起部に
対向する複数箇所にそれぞれ、上記突起部を軸方向に自
由に着脱可能とする第1貫通孔と、該第1貫通孔から円
周方向に延びるとともに上記突起部を軸方向に非分離と
する第2貫通孔とからなる固定孔が形成され、上記突起
部が上記固定孔に嵌合されることにより、上記半径方向
フランジに筒状カバーが着脱可能に取付けられたことを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1において、2
は、クラッチ主軸1の外周に設けられた環状のシリンダ
部で、クラッチハウジング3に対する半径方向取付面4
a,5aをそれぞれ有するインナシリンダ部材4とアウ
タシリンダ部材5とから形成され、この両シリンダ部材
4,5間のシリンダ空間2aに環状ピストン6が軸方向
に摺動可能に挿入されている。シリンダ空間2aのピス
トン6端部にはシリンダ空間2aを密封するプレート板
7が装着されている。上記インナシリンダ部材4のクラ
ッチハウジング3に対する半径方向取付部4bは、アウ
タシリンダ部材5のクラッチハウジング3に対する半径
方向取付部5bに形成された段付部5cに図示しないボ
ルトで固定されている。また、インナシリンダ部材4の
クラッチハウジング3に対する半径方向取付面4aには
段付部4cが形成され、クラッチハウジング3の段付部
3aと嵌合している。
【0011】さらに上記ピストン6は合成樹脂にて形成
され、その先端部6aにプレート板7が立設して一体形
成されている。具体的には、プレート板7は、一端部が
ピストン6に埋設して一体形成された半径方向フランジ
7aと、半径方向フランジ7aの他端部に後述する構成
にて着脱可能とされた軸方向に延びる筒状カバー7bと
から形成されている。そして、上記筒状カバー7bの先
端部は半径方向内方に折曲7cされている。このプレー
ト板7の半径方向フランジ7aと筒状カバー7bとで形
成される空間内にレリーズベアリング8が保持されてい
る。
【0012】さらに、上記プレート板7を構成する半径
方向フランジ7aと筒状カバー7bとの着脱可能な関係
について説明する。図2(A)は筒状カバー7bであ
り、半径方向フランジ7a側である端部の円周複数箇所
に、径方向突起部16が形成されている。また、図2
(B)はピストン6に立設した半径方向フランジ7aで
あり、上記突起部16に対向する箇所に、上記突起部1
6が軸方向に自由に通過できる略矩形の第1貫通孔17
aと、該第1貫通孔17aから円周方向に延びるととも
に上記突起部が軸方向に抜け出ない寸法とされた略矩形
の第2貫通孔17bとからなる固定孔17が形成されて
いる。なお、上記各貫通孔の形状は略矩形に限定される
ものではなく、少くとも第1貫通孔17aは突起部16
が軸方向に自由に通過できる寸法を有する形状であれば
よく、さらに第2貫通孔17bは第1貫通孔17aを通
過した突起部16が軸方向に抜け出ないような寸法を有
する形状であればよい。
【0013】上記突起部16と固定孔17は上述の関係
を有しており、筒状カバー7bを半径方向フランジ7a
に取付ける場合、まず筒状カバー7bの突起部16を固
定孔17の第1貫通孔17aに挿通させ、その後、筒状
カバー7bを第2貫通孔17b側に回転させて突起部1
6を第2貫通孔17b内に位置させ、軸方向に抜け出な
いようにすることにより筒状カバー7bと半径方向フラ
ンジ7aとを一体化させる。上記筒状カバー7bと半径
方向フランジ7aとを分離させる場合は上記作業を逆に
行えばよい。なお、第2貫通孔17bはエンジンの回転
トルク方向に形成し、油圧式クラッチ遮断装置の使用中
に突起部16が第1貫通孔17a位置に自動的に戻らな
いように考慮されている。
【0014】また、上記レリーズベアリング8は、基本
的に内輪8b、外輪8aと内外輪8b,8a間に配置さ
れる転動体8cからなり、外輪8aと筒状カバー7bの
先端部の折曲部7cとの間に波形ばね9により外輪8a
端面がプレート板7の半径方向フランジ7aの外側面
(反シリンダ側の面)に押し付けられている。さらに、
上記外輪8aの外周面と筒状カバー7b内周面との間に
はレリーズベアリング8が半径方向に自動調心可能なよ
うに半径方向隙間10が設けられている。上記レリーズ
ベアリング8の内輪8bは、図示しないクラッチレリー
ズに常に当接して回転させられている。
【0015】さらに、上記プレート板7の半径方向フラ
ンジ7aとアウタシリンダ部材5の半径方向取付部5b
間には、コンプレッションスプリング11が配置されて
いる。このコンプレッションスプリング11により、レ
リーズベアリング8の内輪8bが図示しないクラッチレ
バーに当接されている。また、アウタシリンダ部材5と
プレート板7間には、シリンダ部2及びピストン6を密
封するブーツ21が取付けられている。
【0016】
【発明の効果】このように、本発明では、環状ピストン
に立設されてレリーズベアリングを支持するプレート板
の半径方向フランジと筒状カバーが着脱可能とされてい
るため、レリーズベアリング交換時、上記半径方向フラ
ンジと筒状カバーを分離するだけで、容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の油圧式クラッチ遮断装置
の断面図である。
【図2】(A)は本発明のプレート板の筒状カバーの斜
視図、(B)は本発明のプレート板の半径方向フランジ
の斜視図である。
【図3】従来の油圧式クラッチ遮断装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クラッチ主軸 2 シリンダ部 3 クラッチハウジング 4 インナシリンダ部材 5 アウタシリンダ部材 6 ピストン 7 プレート板 7a 半径方向フランジ 7b 筒状カバー 8 レリーズベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチハウジングに対する半径方向取
    付面をそれぞれ有するインナシリンダ部材とアウタシリ
    ンダ部材とで形成されてクラッチ主軸の外周に設けられ
    た環状のシリンダ部と、該環状シリンダ部内に一端部が
    嵌入されるとともに、他端部に半径方向フランジと該半
    径方向フランジの端部から軸方向に延びる筒状カバーか
    らなるプレート板が立設された環状ピストンと、インナ
    シリンダ部材外周側に軸方向移動可能に嵌合され、上記
    プレート板に支持されたレリーズベアリングと、環状ピ
    ストンの環状シリンダ部内側の端面に配置されたシール
    部材と、環状ピストンのプレート板とアウタシリンダ部
    材間に配置され該プレート板を介してレリーズベアリン
    グを付勢する付勢手段とを有する油圧式クラッチ遮断装
    置において、上記環状ピストンのプレート板の半径方向
    フランジと筒状カバーとが着脱可能とされ、上記レリー
    ズベアリングが、上記半径方向フランジと筒状カバーが
    形成する空間内に保持されたことを特徴とする油圧式ク
    ラッチ遮断装置。
  2. 【請求項2】 上記筒状カバーの端部の円周上複数箇所
    に径方向突起部が形成され、上記半径方向フランジの上
    記突起部に対向する複数箇所にそれぞれ、上記突起部を
    軸方向に自由に着脱可能とする第1貫通孔と、該第1貫
    通孔から円周方向に延びるとともに上記突起部を軸方向
    に非分離とする第2貫通孔とからなる固定孔が形成さ
    れ、上記突起部が上記固定孔に嵌合されることにより、
    上記半径方向フランジに筒状カバーが着脱可能に取付け
    られたことを特徴とする請求項1に記載の油圧式クラッ
    チ遮断装置。
JP10374964A 1998-12-10 1998-12-10 油圧式クラッチ遮断装置 Pending JP2000179578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018536121A (ja) * 2015-10-16 2018-12-06 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 摩擦クラッチを操作する液圧式のレリーズシステム用のスレーブシリンダ
CN113874635A (zh) * 2019-05-23 2021-12-31 舍弗勒技术股份两合公司 液压活塞组件

Cited By (3)

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CN113874635B (zh) * 2019-05-23 2023-10-20 舍弗勒技术股份两合公司 液压活塞组件

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