JP2000175201A - 画像処理装置及び方法、並びに提供媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法、並びに提供媒体

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JP2000175201A
JP2000175201A JP34551698A JP34551698A JP2000175201A JP 2000175201 A JP2000175201 A JP 2000175201A JP 34551698 A JP34551698 A JP 34551698A JP 34551698 A JP34551698 A JP 34551698A JP 2000175201 A JP2000175201 A JP 2000175201A
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームメモリのバンド幅の使用効率を改善
することができるようにする。 【解決手段】 可変長復号部31は、画像データの1ス
ライス分を可変長復号処理する。可変長復号処理された
画像データのうち、イントラマクロブロックは、逆量子
化部32において、逆量子化されキャッシュメモリ7に
格納される。動きベクトルに基づいて、動き補償予測部
35は、フレームメモリ5から予測マクロブロックを形
成する。予測マクロブロックのデータは、フレームメモ
リ5のアドレスの順番に、1ライン毎に、キャッシュメ
モリ7の予測バッファ7bに転送され、記憶される。ス
ライス出力バッファ7aに格納された、1スライス分の
画像データは、フレームメモリ5に、DMA転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法、並びに提供媒体に関し、特に、フレームメモリの
バンド幅の使用効率を改善することができるようにした
画像処理装置及び方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、MPEG2(Moving Picture Experts
Group 2)に代表される画像圧縮技術が進歩し、各種の
分野で利用されている。このMPEG2方式でエンコードさ
れた画像データをデコードする手順について、図10を
参照して説明する。デコードは、マクロブロック毎に行
われる。可変長復号処理された注目マクロブロックの画
像データから、DCT係数と動きベクトルが分離される。
イントラマクロブロックの場合、DCT係数が、逆DCT変換
処理されることで、元の画像とされる。一方、ノンイン
トラマクロブロックの場合、例えば、図10に示すよう
に、デコードするスライス内の各注目マクロブロックに
対して、復号画像データによって構成される予測マクロ
ブロックが、番号1乃至19番の順番に発生したような
場合、予測マクロブロックは、番号順にフレームメモリ
から読み出され、逆DCT変換された対応する注目マクロ
ブロックの画像データと加算される。そして、デコード
されたマクロブロックは、出力されると共に、フレーム
メモリへ転送され、記憶される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
処理では、例えば、予測マクロブロックが、マクロブロ
ック単位で、フレームメモリから読み出される。そのた
め、例えば、図10に示す番号1の予測マクロブロック
が、フレームメモリから読み出された後、続いて、番号
2のマクロブロックが読み出される。通常DRAMで構成さ
れるフレームメモリは、1ラインが2個または3個程度
のページに区分されており、読み出しアドレスが不連続
となるため、メモリページミスの発生頻度が高くなる。
【0004】また、この順番で処理されたマクロブロッ
クは、マクロブロック毎に、フレームメモリに格納され
るが、このときも頻繁に書き込みアドレスが不連続とな
るため、メモリページミスが発生し易くなると共に、マ
クロブロック単位でデータが転送されるため、フレーム
メモリのバンド幅の使用効率が悪くなるという課題があ
った。
【0005】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、フレームメモリのバンド幅の使用効率を
改善することを可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、入力された画像データをスライス単位で復号
する復号手段と、復号手段により復号された画像データ
を、スライス単位で記憶する第1の記憶手段と、復号手
段により復号された画像データを、フレーム単位で記憶
する第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された画
像データを、スライス単位で、第2の記憶手段に転送す
る第1の転送手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の画像処理方法は、入力さ
れた画像データをスライス単位で復号する復号ステップ
と、復号ステップで復号された画像データを、スライス
単位で記憶する第1の記憶ステップと、復号ステップで
復号された画像データを、フレーム単位で記憶する第2
の記憶ステップと、第1の記憶ステップで記憶された画
像データを、スライス単位で、第2の記憶ステップでの
処理のために転送する転送ステップとを含むことを特徴
とする。
【0008】請求項5に記載の提供媒体は、入力された
画像データをスライス単位で復号する復号ステップと、
復号ステップで復号された画像データを、スライス単位
で記憶する第1の記憶ステップと、復号ステップで復号
された画像データを、フレーム単位で記憶する第2の記
憶ステップと、第1の記憶ステップで記憶された画像デ
ータを、スライス単位で、第2の記憶ステップでの処理
のために転送する転送ステップとを含む処理を画像処理
装置に実行させるコンピュータが読み取り可能なプログ
ラムを提供することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の画像処理装置は、入力さ
れた画像データをスライス単位で復号する復号手段と、
復号手段により復号された画像データを、スライス単位
で記憶する第1の記憶手段と、復号手段により復号され
た画像データを、フレーム単位で記憶する第2の記憶手
段と、スライスに含まれるマクロブロックのうち、ノン
イントラマクロブロックに対応する予測マクロブロック
の画像データを、第2の記憶手段から、第2の記憶手段
のアドレスの順番に読みだして、第1の記憶手段に転送
する転送手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の画像処理方法は、入力さ
れた画像データをスライス単位で復号する復号ステップ
と、復号ステップにより復号された画像データを、スラ
イス単位で記憶する第1の記憶ステップと、復号ステッ
プにより復号された画像データを、フレーム単位で記憶
する第2の記憶ステップと、第2の記憶ステップで記憶
された、スライスに含まれるマクロブロックのうち、ノ
ンイントラマクロブロックに対応する予測マクロブロッ
クの画像データを、第2の記憶ステップでのアドレスの
順番に読みだして、第1の記憶ステップでの処理のため
に転送する転送ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】請求項8に記載の提供媒体は、入力された
画像データをスライス単位で復号する復号ステップと、
復号ステップにより復号された画像データを、スライス
単位で記憶する第1の記憶ステップと、復号ステップに
より復号された画像データを、フレーム単位で記憶する
第2の記憶ステップと、第2の記憶ステップで記憶され
た、スライスに含まれるマクロブロックのうち、ノンイ
ントラマクロブロックに対応する予測マクロブロックの
画像データを、第2の記憶ステップでのアドレスの順番
に読みだして、第1の記憶ステップでの処理のために転
送する転送ステップとを含む処理を画像処理装置に実行
させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供
することを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の画像処理装置、請求項4
に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の提供媒
体においては、入力された画像データは、スライス単位
で復号処理され、さらに、復号処理された画像データ
は、スライス単位で、転送される。
【0013】請求項6に記載の画像処理装置、請求項7
に記載の画像処理方法、および請求項8に記載の提供媒
体においては、ノンイントラマクロブロックに対応する
予測マクロブロックの画像データが、アドレスの順番
に、に転送される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と、以下
の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手
段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を
付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定する
ことを意味するものではない。
【0015】即ち、請求項1に記載の画像処理装置は、
入力された画像データをスライス単位で復号する復号手
段(例えば、図1のMPEGデコード部12)と、復号手段
により復号された画像データを、スライス単位で記憶す
る第1の記憶手段(例えば、図1のキャッシュメモリ
7)と、復号手段により復号された画像データを、フレ
ーム単位で記憶する第2の記憶手段(例えば、図1のフ
レームメモリ5)と、第1の記憶手段に記憶された画像
データを、スライス単位で、第2の記憶手段に転送する
第1の転送手段(例えば、図2のDMAC6)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の画像処理装置は、入力さ
れた画像データをスライス単位で復号する復号手段(例
えば、図1のMPEGデコード部12)と、復号手段により
復号された画像データを、スライス単位で記憶する第1
の記憶手段(例えば、図1のキャッシュメモリ7)と、
復号手段により復号された画像データを、フレーム単位
で記憶する第2の記憶手段(例えば、図1のフレームメ
モリ5)と、スライスに含まれるマクロブロックのう
ち、ノンイントラマクロブロックに対応する予測マクロ
ブロックの画像データを、第2の記憶手段から、第2の
記憶手段のアドレスの順番に読みだして、第1の記憶手
段に転送する転送手段(例えば、図1のコントローラ1
4)とを備えることを特徴とする。
【0017】図1は、MPEG2(Moving Picture Experts
Group 2)方式で符号化(エンコード)されたデータを復
号(デコード)する画像復号装置の構成例を表してい
る。チューナ1により受信された画像データは、復調処
理部2において復調処理され、誤り訂正処理部3によ
り、誤り訂正処理される。さらに、誤り訂正処理された
画像データは、ソフトウェア処理部4に送られる。この
ソフトウェア処理部4は、CPUによって実行されるソフ
トウェアプログラムによって構成される。デマルチプレ
クサ部11は、入力されたデータを、チャンネル毎に画
像データとオーディオデータとにデマルチプレクスす
る。デマルチプレクスされた画像データは、MPEGデコー
ド部12においてMPEG方式でデコードされる。MPEGデコ
ード部12の出力は、画枠変換処理部13において、例
えば、ハイビジョンに代表される高品位テレビジョン信
号の画枠から、NTSC方式のテレビジョン信号の画枠に、
画枠変換処理される。また、コントローラ14は、MPEG
デコード部12の他、ソフトウェア処理部4の各部を制
御すると共に、画像データの処理に際し、キャッシュメ
モリ7を随時使用する。DMAC(Direct Memory Access Co
ntroler)6は、キャッシュメモリ7からフレームメモリ
5へのDMA転送を制御する。フレームメモリ5は、例え
ば、DRAMで構成される。フレームメモリ5から、処理さ
れた画像データが、図示されていない画像出力装置へと
出力される。
【0018】図2は、図1のMPEGデコード部12のより
詳細な構成例を表している。デマルチプレクスされた入
力画像信号は、可変長復号部31において、可変長復号
処理される。逆量子化部32は、可変長復号部31より
供給された量子化ステップに基づいて、可変長復号処理
された画像データを逆量子化する。逆量子化された1ス
ライス分の画像データは、コントローラ14を経て、キ
ャッシュメモリ7に格納される。可変長復号部31は、
1スライス分の復号した画像データを逆量子化部32に
出力すると共に、動きベクトルを動き補償予測部35
に、また、量子化ステップを逆量子化部32に出力す
る。
【0019】キャッシュメモリ7より読み出されたデー
タ(DCT係数)は、逆DCT変換部33で、逆DCT変換(離
散コサイン変換)処理され、元の画像データに戻され
る。
【0020】イントラマクロブロックの場合、逆DCT変
換部33で、逆DCT変換処理された画像データは、その
まま、キャッシュメモリ7のスライス出力バッファ7a
に転送され格納される。
【0021】ノンイントラマクロブロックの場合、動き
補償予測部35は、可変長復号部31より供給される動
きベクトルと、フレームメモリ5に記憶されている参照
画像を用いて予測マクロブロックを演算し、その画像デ
ータをライン単位で、キャッシュメモリ7の予測バッフ
ァ7bに出力し、記憶させる。演算器34は、逆DCT変
換部33から供給される画像データ(差分データ)と予
測バッファ7bから供給される予測マクロブロックとを
加算して、デコード画像データとし、スライス出力バッ
ファ7aに転送する。そして、キャッシュメモリ7のス
ライス出力バッファ7aに記憶された、1スライス分の
画像データは、DMAC6の制御に基づいて、フレームメモ
リ5にDMA転送される。
【0022】図1の復号装置の動作について説明する。
チューナ1が、画像データを受信し、復調処理部2に、
その画像データを出力する。画像データを受信した復調
処理部2は、受信した画像データを復調処理し、復調処
理した画像データを、誤り訂正処理部3に出力する。
【0023】復調処理された画像データを受信した誤り
訂正部3は、その画像データを、誤り訂正処理し、ソフ
トウェア処理部4に出力する。誤り訂正処理された画像
データを受信したソフトウェア処理部4は、ソフトウェ
ア処理部4のデマルチプレクサ部11において、受信し
た画像データを、チャンネル毎に画像データとオーディ
オデータにデマルチプレクスし、MPEGデコード部12に
出力する。
【0024】MPEGデコード部12は、コントローラ14
によって制御され、キャッシュメモリ7およびフレーム
メモリ5を随時使用して画像データをデコードし、デコ
ードした画像データを画枠変換処理部13に出力する。
画枠変換処理部13は、デコードされた画像データを画
枠変換処理し、フレームメモリ5に格納する。そして、
フレームメモリ5は、画枠変換処理された画像データ
を、図示しない画像出力装置に出力する。
【0025】次に、図3のフローチャートを参照して、
MPEGデコード部12の動作についてさらに説明する。ス
テップS11において、可変長復号部31は、1スライ
ス分のマクロブロックを可変長復号処理する。逆量子化
部32は、その復調データを、逆量子化し、1スライス
分の逆量子化したデータを、一旦、キャッシュメモリ7
に格納する。これにより、画素データ(DCT係数)だけ
でなく、動きベクトル、マクロブロックタイプといった
データが、1スライス分得られる。
【0026】ここで、スライスについて説明する。図4
は、フレームメモリ5におけるスライスの構成を示して
いる。MPEG1では、図4のスライス2に示す例の様に、
スライスが、ラインをまたぐ(ラインの終点と異なるラ
インの始点が同一のスライスに含まれている)ことがあ
るが、ここで扱うMPEG2では、ラインの始点または終点
が、スライスの始点または終点となり、ラインをまたぐ
スライスは存在しない。そこで、この例では、1ライン
が1スライスであると仮定する。
【0027】次に、ステップS12において、コントロ
ーラ14は、キャッシュメモリ7に格納されている逆量
子化された1スライス分の画像データから、マクロブロ
ックタイプに基づいて、イントラマクロブロックのDCT
係数を読み出させ、MPEGデコード部12に供給させる。
ステップS13において、逆DCT変換部33は、イント
ラマクロブロックのDCT係数を、逆DCT変換処理する。そ
して、逆DCT変換処理された画像データは、図5に示す
ように、キャッシュメモリ7のスライス出力バッファ7
aの所定の位置に格納される。
【0028】図5の例では、灰色の薄いグラデーション
のマスは、イントラマクロブロックを示し、それ以外の
白いマスは、ノンイントラマクロブロックを示す。同図
に示すように、スライス出力バッファ7aには、デコー
ドが完了したイントラマクロブロックのデータが対応す
る位置に格納されている。
【0029】続いて、ステップS15において、コント
ローラ14は、キャッシュメモリ7に格納されたマクロ
ブロックタイプに基づいて、ノンイントラマクロブロッ
クを選別し、対応する動きベクトルを復元する。
【0030】そして、ステップS16において、コント
ローラ14は、動きベクトルに対応する予測マクロブロ
ックを、フレームメモリ5のアドレスの順に並び替え
る。すなわち、デコードするスライスに対して、図6の
例に示すように予測マクロブロックが分布していた場
合、フレームメモリ5のアドレス順に並び替えると、予
測マクロブロックの順番は、6、14、11、15、
1、4、5、8、16、12、13、17、7、9、1
0、2、3、18、19のように、より上のラインの画
素を含む予測マクロブロックが、より先の予測マクロブ
ロックとなる。
【0031】次に、ステップS17において、コントロ
ーラ14は、動き補償予測部35を制御し、各予測マク
ロブロックを、ステップS16で並べ替えた順番に、ラ
イン毎に、フレームメモリ5から読み出させ、図7に示
すように、キャッシュメモリ7の予測バッファ7bに格
納させる。
【0032】例えば、図6の例では、最初にラインL1
の画素データの内、6番の予測マクロブロックの画素デ
ータが読み出される。ラインL2の画素データが読み出
されるときは、番号6の予測マクロブロックの画素デー
タに続いて、番号14の予測マクロブロックの画素デー
タが読み出される。
【0033】ライン毎に読み出された画素データは、図
7に示すように、ライン毎に、予測バッファ7bの対応
する予測マクロブロックの位置に書き込まれる。図7に
おいて、黒いマスは、処理中のスライスのデコード済み
のイントラマクロブロックを示し、灰色のグラデーショ
ンのマスは、キャッシュメモリ7のスライス出力バッフ
ァ7aに格納済みとなっているそのイントラマクロブロ
ックを示す。また、実線で囲まれた白のマスは、予測バ
ッファ7bに記憶されている予測マクロブロックを示
す。予測マクロブロックは、処理対象スライスのイント
ラマクロブロック以外のノンイントラマクロブロックが
対応する位置に記憶されている。
【0034】そして、ステップS18において、コント
ローラ14は、キャッシュメモリ7に記憶されているノ
ンイントラマクロブロックを読み出させ、逆DCT変換部
33に出力し、逆DCT変換させる。コントローラ14
は、また、予測バッファ7bから予測マクロブロックを
読み出させ、演算部34に供給させる。演算部34は、
逆DCT変換部33より入力されたデータと、予測バッフ
ァ7bより入力されたデータとを加算し、スライス出力
バッファ7aの対応する位置(イントラマクロブロック
のデータが記憶されていない位置)に記憶させる。図8
は、このようにして1スライス分のデータが、全てデコ
ードされた状態で、スライス出力バッファ7aに格納さ
れている状態を示している。
【0035】図8において、スライス出力バッファ7a
の灰色のグラデーションのマスは、イントラマクロブロ
ックを示し、黒のマスは、ノンイントラマクロブロック
を示す。また、予測バッファ7bの白いマスは、予測マ
クロブロックを示す。
【0036】ステップS19において、コントローラ1
4は、DMAC6を制御し、スライス出力バッファ7aに格
納されている1スライス分のデコードされたデータを、
図9に示すように、フレームメモリ5にDMA転送させ、
デコードされた画像データを、フレームメモリ5に格納
させる。フレームメモリ5は、複数のバンクを有し、コ
ントローラ14は、以上のようにして、デコードデータ
が、書き込まれている最中のバンク以外の、既に書き込
みが完了しているバンクから、ステップS20におい
て、デコードされ、記憶されている画像データを、1ラ
イン毎に読み出させ、出力させる。
【0037】上記のように、イントラマクロブロックと
ノンイントラマクロブロックの処理が、スライス毎に一
括処理されると、DCT係数および動きベクトルが共に差
分信号処理であるため、処理効率が向上する。
【0038】また、予測マクロブロックの読み出しにお
いて、フレームメモリ5のライン毎に、かつ、アドレス
の順番通りに読み出すので、1ラインの読み出し中に、
複数の予測ブロックのデータを読み出すことが可能とな
り、メモリのページミスの発生頻度を低下させることが
できる。
【0039】更に、キャッシュメモリ7のスライス出力
バッファ7aに格納されたデコード済みの1スライス分
のデータをDMA転送によって、フレームメモリ5に転送
するため、メモリバンド幅を効率よく使用することがで
きる。
【0040】以上に置いては、スライス出力バッファ7
aのデータをDMAC6によりDMA転送するようにしたが、
コントローラ14によりバースト転送させてもよい。
【0041】尚、本明細書中において、上記処理を実行
するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒
体には、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の
他、インターネット、ディジタル衛星などのネットワー
クによる伝送媒体も含まれる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の画像処理装置、請求項
4に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の提供
媒体によれば、入力された画像データは、スライス単位
で復号処理され、さらに、復号処理された画像データ
は、スライス単位で、転送されるので、フレーム単位で
データを記憶するメモリのバンド幅の使用効率を向上さ
せることができる。
【0043】請求項6に記載の画像処理装置、請求項7
に記載の画像処理方法、および請求項8に記載の提供媒
体によれば、ノンイントラマクロブロックに対応する予
測マクロブロックの画像データが、フレーム単位でデー
タを記憶するメモリのアドレスの順番に、転送されるの
で、ページミスの発生頻度を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像復号装置の一実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のMPEGデコード部12の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2のMPEGデコード部12の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図4】スライスを説明するための図である。
【図5】イントラマクロブロックのデコードを説明する
ための図である。
【図6】図2のフレームメモリ5から予測マクロブロッ
クを読み出すときの例を説明する図である。
【図7】1スライスのノンイントラマクロブロックのデ
コードを説明するための図である。
【図8】1スライス全てのマクロブロックのデコードを
説明するための図である。
【図9】1スライスのデコードされたマクロブロックの
DMA転送を説明するための図である。
【図10】フレームメモリから予測マクロブロックを読
み出すときの例を説明する図である。
【符号の説明】
4 ソフトウェア処理部, 5 フレームメモリ, 6
DMAC,7 キャッシュメモリ, 7a スライス出力
バッファ, 7b 予測バッファ, 12 MPEGデコー
ド部, 14 コントローラ, 31 可変長復号部,
32 逆量子化部, 33 逆DCT変換部, 34
演算器, 35 動き補償予測部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された画像データを、スライス
    単位で記憶する第1の記憶手段と、 前記復号手段により復号された画像データを、フレーム
    単位で記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された画像データを、スライ
    ス単位で、前記第2の記憶手段に転送する第1の転送手
    段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記復号手段は、前記スライスに含まれ
    るマクロブロックのうち、イントラマクロブロックを先
    に復号して前記第1の記憶手段に記憶させた後、ノンイ
    ントラマクロブロックを復号して、前記第1の記憶手段
    に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記スライスを構成するノンイントラマ
    クロブロックに対応する予測マクロブロックの画像デー
    タを、前記第2の記憶手段から、前記第2の記憶手段の
    アドレスの順番に読みだして、前記第1の記憶手段に転
    送する第2の転送手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号ステップと、 前記復号ステップで復号された画像データを、スライス
    単位で記憶する第1の記憶ステップと、 前記復号ステップで復号された画像データを、フレーム
    単位で記憶する第2の記憶ステップと、 前記第1の記憶ステップで記憶された画像データを、ス
    ライス単位で、前記第2の記憶ステップでの処理のため
    に転送する転送ステップとを含むことを特徴とする画像
    処理方法。
  5. 【請求項5】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号ステップと、 前記復号ステップで復号された画像データを、スライス
    単位で記憶する第1の記憶ステップと、 前記復号ステップで復号された画像データを、フレーム
    単位で記憶する第2の記憶ステップと、 前記第1の記憶ステップで記憶された画像データを、ス
    ライス単位で、前記第2の記憶ステップでの処理のため
    に転送する転送ステップとを含む処理を画像処理装置に
    実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを
    提供することを特徴とする提供媒体。
  6. 【請求項6】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された画像データを、スライス
    単位で記憶する第1の記憶手段と、 前記復号手段により復号された画像データを、フレーム
    単位で記憶する第2の記憶手段と、 前記スライスに含まれるマクロブロックのうち、ノンイ
    ントラマクロブロックに対応する予測マクロブロックの
    画像データを、前記第2の記憶手段から、前記第2の記
    憶手段のアドレスの順番に読みだして、前記第1の記憶
    手段に転送する転送手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号ステップと、 前記復号ステップにより復号された画像データを、スラ
    イス単位で記憶する第1の記憶ステップと、 前記復号ステップにより復号された画像データを、フレ
    ーム単位で記憶する第2の記憶ステップと、 前記第2の記憶ステップで記憶された、前記スライスに
    含まれるマクロブロックのうち、ノンイントラマクロブ
    ロックに対応する予測マクロブロックの画像データを、
    前記第2の記憶ステップでのアドレスの順番に読みだし
    て、前記第1の記憶ステップでの処理のために転送する
    転送ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 入力された画像データをスライス単位で
    復号する復号ステップと、 前記復号ステップにより復号された画像データを、スラ
    イス単位で記憶する第1の記憶ステップと、 前記復号ステップにより復号された画像データを、フレ
    ーム単位で記憶する第2の記憶ステップと、 前記第2の記憶ステップで記憶された、前記スライスに
    含まれるマクロブロックのうち、ノンイントラマクロブ
    ロックに対応する予測マクロブロックの画像データを、
    前記第2の記憶ステップでのアドレスの順番に読みだし
    て、前記第1の記憶ステップでの処理のために転送する
    転送ステップとを含む処理を画像処理装置に実行させる
    コンピュータが読み取り可能なプログラムを提供するこ
    とを特徴とする提供媒体。
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