JP2007524309A - ビデオ復号の方法 - Google Patents

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Abstract

ビデオデコーダ(50)においてビデオデータ(ENC(VI))を復号し、画像(VO)のシーケンスを再生成する方法が説明される。方法は、デコーダ(50)を、データメモリ(60)に結合された処理手段(70)を含むように構成することを含む。さらに、方法は、(a)アンカーピクチャデータを含むビデオデータ(ENC(VI))を受信および次いで記憶すること、(b)ビデオデータを処理し、輝度およびクロミナンスブロックデータを生成すること、(c)輝度およびクロミナンスデータを処理し、対応するマクロブロックデータ(130)を生成すること、および(d)動き補償を適用し、マクロブロックデータ(130)および1つまたは複数のアンカーピクチャから、復号された画像(VO)のシーケンスを生成すること、を含む。方法は、画像(VO)のシーケンスを再構築するために使用されたマクロブロック(130)から導出された動きベクトルを分析し、マクロブロックが、これに応じてソートされ、1つまたは複数のアンカーピクチャからの1つまたは複数のビデオエリアのより効率的な伝送を、メモリ(60)と処理手段(70)の間で提供するように、補償を適用する。

Description

本発明は、ビデオ復号の方法に関し、特に、しかし排他的にではなく、本発明は、MPEGなどの最新の規格に準じて符号化された画像を復号するためのビデオ復号の方法に関する。さらに、本発明は、この復号の方法を実施するように構成された装置に関する。
画像処理装置におけるデータメモリの効率的な構成が、知られている。このような装置は、一連の画像を処理するように動作可能であり、各画像はデータで表され、データはしばしば、非常に大きなサイズである。画像のシーケンスは、しばしば、符号化された形態で圧縮され、対応するデータが、データキャリア、例えばDVDなどの光学的に読み取り可能な光学メモリディスクで記憶するために都合が悪い大きさとならないようにする。しかしながら、復号の使用は、符号化データを記憶および処理して、しばしば非常に大きな、例えば画像ごとに数Mバイトのデータとなる、対応する復号画像データを生成することを必要とする。このような画像データの一次記憶および処理は、このような装置の動作の重要な観点である。
公開されている国際PCT出願第PCT/IB02/00044号(WO02/056600)において、デバイスに1つのリードまたはライトコマンドが出されることに応じて、デバイスのいくつかのデータワードにアクセスするバーストアクセスモードで動作することが可能なメモリデバイスが記載されている。アクセスモードは、メモリデバイス内の非重複データ単位を表すデータのバーストを通信することを含み、デバイスは、そのロジック設計構造を原因として、全体としてのみアクセス可能である。データのリクエストが、しばしばいくつかのバイトのみを含み、リクエストは、デバイスの1データ単位よりも多くオーバーレイできるように構成されているため、デバイスは、大きな伝送オーバーヘッドをこうむる可能性がある。このオーバーヘッドを減少させるために、デバイスの論理メモリアドレスから物理メモリアドレスへの効果的なマッピングが、デバイスで使用される。効果的なマッピングは、デバイスが、ウィンドウとして知られる矩形のセットに分割されるロジックアレイを備えることを必要とし、各ウィンドウは、メモリデバイスの列に記憶される。記憶または受信されるデータブロックへのリクエストを所定の期間中に分析して、最適なウィンドウサイズが計算され、このような分析は、デバイスのメモリアドレス変換ユニットにて行なわれる。変換ユニットは、適切なメモリマッピングを生成するように動作可能である。メモリデバイスは、例えばMPEG画像復号でのように、画像処理装置で使用することが可能である。
本発明者は、画像復号装置、例えばビデオ復号装置において、必要とされるメモリバンド幅を減少させることが大いに望ましいことを理解した。このようなバンド幅の減少は、例えば、手持ち式のミニチュア視聴装置や、より従来型のサイズの装置などの携帯型ビデオ表示機器において、電力消失を減少させることが可能である。このようなメモリバンド幅を減少させるために、本発明者は、ビデオ復号の方法を考案した。さらに、この方法に従い機能する装置が、本発明者によって考案された。
本発明の第1の目的は、処理機能に結合された少なくとも1つのメインメモリと、キャッシュメモリとを含み、少なくとも1つのメインメモリに対し、および/または少なくとも1つのメインメモリから、より効率的にデータバンド幅を使用する装置において、ビデオ画像データを復号する方法を提供することである。
本発明の第1の態様によると、ビデオデコーダにおいてビデオデータを復号し、対応する画像のシーケンスを再生成する方法が提供され、方法は、
(a)デコーダを、関連するメインデータメモリとデータキャッシュメモリとに結合された処理手段を含むように構成するステップと、
(b)圧縮された形態のアンカーピクチャデータを含むビデオデータを、デコーダで受信し、データをメインメモリに記憶するステップと、
(c)圧縮されたビデオデータを、処理手段において処理し、シーケンス内の画像間の動きの差を記述する動きベクトルを含む対応するマクロブロックデータを生成するステップと、
(d)動き補償を、処理手段において適用し、マクロブロックデータおよび1つまたは複数のアンカーピクチャから、復号された画像の対応するシーケンスを生成するステップと、を含み、
方法は、画像のシーケンスを再構築するために使用されたマクロブロックから導出された動きベクトルを分析し、マクロブロックが、これに応じてソートされ、より効率的なデータ伝送を、メインメモリと処理手段の間で提供するように、動き補償を適用するように構成されている、ことを特長とする。
本発明は、メインメモリのデータバンド幅のより効率的な使用を可能とする点で有利である。
本発明をさらに明らかにするために、いくつかの背景をここで提供する。本発明の概念は、ソーティングプロセスで決定される、可能な限り多くのマクロブロックを、統一されたメモリ内の特定のビデオエリアにマッピングすることである。このエリアは、その後、メモリから検索され、その結果、関連するメモリバンド幅の効率的な使用をもたらす。このような検索データにより再構築することができるマクロブロックは、1つだけとなる、という状況が潜在的に生じ得る。復号可能なマクロブロックの数は、他の要因の中でも特に、検索可能な合計エリアサイズと、それらの予測された符号化ピクチャの特性に依存する。このエリアサイズは、例えばMPEGデコーダの内蔵メモリのサイズによって決定される。検索可能なエリアサイズは、常に一定ではなく、使用されるソーティングプロセスに依存する。検索されるサイズが、1つのマクロブロックだけである状況では、潜在的に、本発明によって提供される効率の向上はない。
好ましくは、復号方法において、画像のシーケンスは、少なくとも1つの初期基準画像を含み、初期基準画像から、後続の画像が、動きベクトルを使用した動き補償を適用することにより生成される。
好ましくは、復号方法において、処理手段とメモリの間で伝送されるマクロブロックの群が、1つまたは複数の画像における空間的に隣接するマクロブロックに対応する。背景として、図3は、4つの隣接マクロブロックがある状況を示しているが、これは、現実的に当てはまることは多くない。典型的な状況は、元のアンカーピクチャからのバウンドされたエリアを用いて、いくつかのマクロブロックを再構築することが可能なことである。形状は、これにより、矩形、方形または三角形にさえ生成することができる。本発明の先進的な実施は、データ転送レートを最小化するための最適な形状を探す。
好ましくは、復号方法において、1つまたは複数の画像が、メモリ内の1つまたは複数の対応するビデオオブジェクトプレーンに表され、前記1つまたは複数のプレーンは、コード化輪郭情報、動き情報およびテクスチャ情報の少なくとも1つに関するデータを含む。
好ましくは、復号方法において、ビデオオブジェクトプレーンは、前記処理手段内の前記動き補償によって、前記シーケンス内の1つまたは複数のより早い画像から1つまたは複数の後の画像までマッピングされた、1つまたは複数のビデオオブジェクトを含むように構成されている。
好ましくは、復号方法において、ステップ(a)は、データキャリア、好ましくは光学読み取り可能および/または書き込み可能なデータキャリア、および/またはデータ通信ネットワークから、ビデオデータを受信するように構成されている。
好ましくは、復号方法は、1つまたは複数のブロックベースの画像補償スキーム、例えばMPEG規格、に準拠するように構成されている。
本発明の第2の態様によると、ビデオデータを復号し、対応する画像のシーケンスを再生成するためのビデオデコーダが提供され、デコーダは、
(a)圧縮された形態のアンカーピクチャデータを含むビデオデータを、デコーダで取得し、データをメインメモリに記憶するための受信手段と、
(b)処理手段であって、
(i)圧縮されたビデオデータを処理し、シーケンス内の画像間の動きの差を記述する動きベクトルを含む対応するマクロブロックデータを生成し、
(ii)動きベクトルを使用した動き補償を適用し、マクロブロックデータおよび1つまたは複数のアンカーピクチャから、復号された画像の対応するシーケンスを生成する、
処理手段と、を含み、
デコーダは、画像のシーケンスを再構築するために使用されたマクロブロックから導出された動きベクトルを分析し、マクロブロックが、これに応じてソートされ、より効率的なデータ伝送を、メインメモリと処理手段の間で提供するように、動き補償を適用するように動作可能である、ことを特徴とする。
好ましくは、デコーダは、少なくとも1つの初期基準画像を含む画像のシーケンスを処理するように構成されており、初期基準画像から、後続の画像が、動きベクトルを使用した動き補償を適用することにより生成される。
好ましくは、デコーダは、動作において、マクロブロックの群を、処理手段とメモリの間で転送するように構成されており、この群は、1つまたは複数の画像において空間的に隣接するマクロブロックに対応する。
好ましくは、デコーダにおいて、1つまたは複数の画像が、メモリ内の1つまたは複数の対応するビデオオブジェクトプレーンにおいて表され、前記1つまたは複数のプレーンは、コード化輪郭情報、動き情報およびテクスチャ情報の少なくとも1つに関するデータを含む。より好ましくは、デコーダは、1つまたは複数のビデオオブジェクトを含むように構成されたビデオオブジェクトプレーンを処理するように構成されており、ビデオオブジェクトは、前記動き補償によって、シーケンス内のより早い画像から後の画像にマッピングされる。
好ましくは、デコーダにおいて、受信手段は、データキャリア、例えば読み取り可能および/または書き込み可能な光学データキャリア、およびデータ通信ネットワークの少なくとも1つからビデオデータを読み取るように構成されている。
好ましくは、デコーダは、1つまたは複数のブロックベースの補償スキーム、例えばMPEG規格、に準拠するように構成されている。
本発明の機能は、添付の特許請求の範囲に定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、任意の組み合わせによって組み合わせることが可能であることを理解すべきである。
本発明の実施形態を、これより、単なる例として、添付の図面を参考にして説明する。
最新のビデオデコーダ、例えばMPEG−4などの最新のMPEG規格に準じて符号化された画像を復号するように構成されたビデオデコーダは、符号化画像が受信された順番に基づいて圧縮ビデオデータを復号するように動作可能である。このようなアプローチは、一般的に、メモリ記憶の必要条件を減少させ、かつ使用されるデコーダの比較的簡素な設計を可能にすることが望ましい。その上、最新のビデオデコーダは、しばしば統一されたメモリ、例えば、メモリアービターと共に、スタティックダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)を使用する。従来から、予測画像の再構築は、データのマクロブロックの操作に基づいている。このようなマクロブロックを処理する際、nを正の整数とするn×nピクセルに対応するメモリから画像エリアを検索することが通例である。
本発明者は、このような画像エリアの検索は、メモリ内でのデータの処理に起因して、画像復号の目的で実際に要求されるよりも多くのデータが、メモリから頻繁に読み出されるため、非効率的なプロセスであることを理解した。
本発明は、メモリから検索されるマクロブロックの順番を変え、データ検索の効率を上げることにより、このような非効率性を解決し、これにより、例えばMPEG符号化入力データのリアルタイムな画像復号を達成するために必要なメモリバンド幅性能を減少させようと努める。本発明者によって考案された解決策では、予測的にコード化された復号されるべき各画像のマクロブロックを、ソートすることにより、メモリから読み取られるデータブロックが、アンカーピクチャの1つまたは複数のマクロブロックを含むようにし、マクロブロックは、メモリからさらにデータを読むことなく復号することができる。その上、本発明者は、このようなソーティングが、好ましくは動きベクトル分析に基づいて行なわれることを理解した。
本発明をさらに説明するために、これより、MPEG符号化を概略的に説明する。
MPEG、すなわち“Moving Picture Experts Group”は、デジタル圧縮フォーマットの音声−映像情報をコード化するための国際規格に関するものである。MPEGファミリの規格は、MPEG−1、MPEG−2およびMPEG−4を含み、公式にはそれぞれISO/IEC−11172、ISO/IEC−13818およびISO/IEC−14496として知られている。
MPEG−4規格において、MPEGエンコーダは、画像シーケンスを対応するビデオオブジェクトプレーン(VOP)にマッピングするように動作可能であり、VOPは、次いで符号化され、対応する出力MPEG符号化ビデオデータが提供される。各VOPは、特定の画像シーケンス内容を指定し、例えば輪郭、動きおよびテクスチャ情報をコード化することによって、個別のVOL層にコード化される。MPEGデコーダ内の全てのVOP層を復号すると、結果として対応する元の画像シーケンスが再構築される。
MPEGエンコーダでは、符号化されるべき画像入力データは、例えば、任意の形状のVOP画像エリアとすることができ、さらに、エリアの形状およびその位置は、画像フレームごとに変わり得る。画像フレームに現れる同じ物理オブジェクトに属する、連続するVOPは、ビデオオブジェクト(VO:Video Object)と呼ばれる。同じVOに属するVOPの形状、動きおよびテクスチャ情報は、個別のVOPに符号化および送信またはコード化される。加えて、VOLのそれぞれ、および様々なVOLがMPEGデコーダで合成されて画像フレームの元のシーケンス全体を再構築するやり方、を識別するために必要な関連情報も、MPEGエンコーダによって生成される符号化データのビットストリームに含まれる。
MPEG符号化において、各VOPに対する形状、動きおよびテクスチャに関する情報は、個別のVOL層にコード化され、その後のVOの復号をサポートする。より具体的には、MPEG−4ビデオ符号化においては、VOL層のそれぞれにおいて形状、動きおよびテクスチャ情報をコード化するための同一のアルゴリズムが使用される。
MPEG−4規格は、各VOP画像シーケンスをコード化するための圧縮アルゴリズムを使用し、圧縮アルゴリズムは、MPEG−1およびMPEG−2コード化規格で用いられるブロックベースのDPCM/Transformコード化技術に基づく。MPEG−4規格では、第1のVOPが、イントラフレームVOPコード化モード(I−VOP)で符号化される。各後続フレームは、インターフレームVOP予測(P−VOP)を用いてコード化され、ここでは、先にコード化された最も近いVOPフレームからのデータのみが、予測のために使用される。加えて、後により詳細に説明するように、双方向予測VOP(B−VOP)のコード化もサポートされる。
まず図1を参照すると、10で概略的に表されるエンコーダ−デコーダシステムが示されている。システム10は、関連するビデオバッファ(MEM)30に結合されたデータプロセッサ(PRC)40を含むエンコーダ(ENC)20を備える。さらに、システム10は、関連するメインビデオバッファメモリ60と第1のキャッシュメモリ80とに結合されたデータプロセッサ(PRC)70を含むデコーダ(DEC)50も備える。
符号化されるべきビデオ画像VIの入力シーケンスに対応する信号が、プロセッサ40に結合される。エンコーダ20によって生成された入力信号VIの符号化バージョンに対応する符号化ビデオデータENC(VI)は、デコーダ50のプロセッサ70の入力に結合される。さらに、デコーダ50のプロセッサ70は、符号化ビデオデータENC(VI)の復号バージョンが動作において出力される出力VOも備える。
ここで図2を参照すると、IピクチャVOP(I−VOP)で開始し、KOで表されるコード化順番に従うビデオシーケンス内の後続のPピクチャVOP(P−VOP)を含む、一連のビデオオブジェクトプレーン(VOP)、が示されており、一連のVOPは、概略的に100で示されており、例とするフレームは、110で表されている。一連のVOP100は、図1の信号VIに対応している。IピクチャおよびPピクチャの両方が、アンカーピクチャとして機能することができる。先に説明された最新のMPEG規格では、各P−VOPが、これに最も近い先のP−VOPフレームに基づく動き補償予測を用いて符号化される。各フレーム、例えばフレーム120は、マクロブロック、例えば130で表されるマクロブロックにサブ分割される。フレーム120内の各マクロブロック130が符号化されると、輝度および共に配置されるクロミナンス帯域、すなわちY1,Y2,Y3,Y4で表される4つの輝度ブロックおよびU,Vで表される2つのクロミナンスブロックに関する、マクロブロックのデータに関係する情報が、符号化され、各ブロックは、8×8pelに対応しており、ここで“pel”は、“pixel element”の略語である。
エンコーダ20において、動き評価および補償が、ブロックまたはマクロブロックベースで行なわれ、1つのみの動きベクトルが、符号化されるべき特定のブロックまたはマクロブロックに対してVOPフレームNとVOPフレームN−1の間で評価される。動き補償された予測誤差は、VOPフレームNに属するブロックまたはマクロブロック、および先のVOPフレームN−1内の動きシフトされた対応部分において、各pelを減算することによって計算される。次いで、8×8要素の離散コサイン変換(DCT:discrete cosine transform)が、次いで、各ブロックまたはマクロブロックに含まれる8×8ブロックのそれぞれに適用され、これに続いて、DCT係数が、後の可変ランレングスコード化およびエントロピーコード化(VLC)により量子化される。ビデオバッファ、例えばビデオバッファ30を使用して、一定の標的ビットレート出力がエンコーダ20によって生成されることを確実にすることが、通例である。DCT係数の量子化ステップサイズは、好ましいビットレートを達成するため、かつバッファオーバーフローおよびアンダーフローを避けるために、VOPフレームの各マクロブロックに対して調整可能である。
MPEG復号において、デコーダ50は、例えばエンコーダ20内で実行されたMPEG符号化方法に関する先の段落に述べられたものと逆のプロセスを使用する。従って、デコーダ50は、VOPフレームMのマクロブロックを再生成することが可能である。デコーダ50は、入力されるMPEG符号化ビデオデータを記憶するメインビデオバッファ60メモリを含み、このデータは、2ステージの構文解析(parsing)プロセス、すなわち符号化ビデオデータENC(VI)から復号されたマクロブロックの間の相関関係を分析して、マクロブロックソーティング方針を決定するための第1の構文解析ステージと、メインメモリ60から、そのバンド幅を最善に使用するために好適にソートされた順番でマクロブロックを読み出す第2の構文解析ステージと、にかけられる。第1のステージでは、可変長ワードが復号されてピクセル値が生成され、ピクセル値から予測誤差を再構築することができる。デコーダ50が動作中の場合、デコーダ50のVOPフレーム記憶部、すなわちビデオバッファ60、に含まれる先のVOPフレームM−1からの動き補償されたピクセルが、予測誤差に加えられて、その後にフレームMのマクロブロックを再構築する。デコーダ50のビデオバッファ60および/またはデコーダ50のVOPフレーム記憶部へのアクセスが、本発明が特に考慮するものであり、これは後により詳細に説明する。
一般的に、各VOP層にコード化される入力画像は、任意の形状であり、画像の形状および位置は、基準ウィンドウに関連して時間と共に変化する。任意の形状のVOP内の形状、動きおよびテクスチャ情報を、コード化するために、MPEG−4は、“VOP画像ウィンドウ”を、“形状適合可能な”マクロブロックグリッドと共に使用する。ブロックマッチング手順が、標準マクロブロックに用いられる。予測コードは、予測に使用されるマクロブロック動きベクトルと共にコード化される。
デコーダ50での復号の間、アンカーピクチャ、すなわち例えば前述のI−VOPに対応するピクチャ、MPEG復号の間に検索されたピクセルの量が、予想マクロブロックの対応エリアに対応する。検索されたピクセルは、例えばP−VOPに対応する予測ピクチャ内の対応するマクロブロックに関連付けられた、動きベクトルに依存する。従って、検索されたピクセルは、予想ピクチャ内のマクロブロックに関連する動きベクトルに依存する。その結果、ビデオデータの検索、特にマクロブロックエリアに限定される1マクロブロックなどの小さなエリアサイズは、結果として、バッファ60の非効率的なメモリバンド幅の使用をもたらし、これは、本発明が解決しようと努めるものである。
このような非効率的なメモリ使用を明らかにするために、次に図3を説明する。符号化ビデオ画像VIのシーケンス内の画像ピクチャフレームNに対応する、200で表されたアンカーピクチャが示されている。さらに、後続の画像ピクチャフレームN+1に対応する、210で表された後続の画像フレームN+1が示されている。ピクチャフレームのそれぞれにおいて、マクロブロックが、MBからMB16までの番号を付して示されている。例として、マクロブロックMBに補助される予測ピクチャ210(N+1)内のマクロブロックMBは、アンカーピクチャ200(N)から導出可能である。図3からは、予想ピクチャ210の周囲のマクロブロックMB、MB、MBが、アンカーピクチャ200のマクロブロックMB,MB10,MB11の補助によって補償されることが理解される。本発明者は、MPEG互換のデコーダにおいて、対応する画像を視聴のために再構築する前に、ピクチャ210に関連するマクロブロックを評価することによって、最初に予測動きベクトルを分析するように構成された方法を使用することが有利であることを理解した。このような方法は、MPEGビデオデコーダが、ビデオバッファ60から単一の動作でビデオエリア全体をフェッチすることを可能にし、これは、比較的小さな量のデータに対してロジックメモリで実施されるビデオバッファに繰り返しアクセスする際に、より効率的であり、これによりバッファ60のバンド幅をより効率的に使用する。さらに、SDRAMからのデータのバースト長が、このようなバースト長の非最適値が、リクエストされていないデータの検索をもたらし、よって非効率的なメモリバンド幅の使用をもたらす、という点での役割も果たす。
デコーダ50においてデコードされるべき予測コード化されたピクチャのマクロブロックMBは、ビデオバッファから読まれたデータブロックが、例えば画像フレーム100Nからの、アンカーピクチャの1つまたは複数のマクロブロックMBを含むように、好ましくソートされ、これらの少なくとも2つのマクロブロックは、前述のビデオバッファ60からさらにデータを読み取ることなく復号することが可能である。その上、データブロック内の1つまたは複数のマクロブロックは、図2に示されるような画像のシーケンスで生じる変化の動きベクトル分析に基づいて、好ましく選択またはソートされる。本発明の実践的な実施形態は、うまく再構築することができるマクロブロックの数に応じて、可変ブロックサイズを、好ましく使用する。最大のブロックサイズに関する上位の数があり、これは、MPEGデコーダの内蔵メモリ容量に依存する。
デコーダ50の実践的な実施形態を、これより図4を参照して説明する。デコーダ50は、デコーダ制御ユニット(DEC−CNTL)320を備える。符号化信号ENC(VI)は、FIFOとして実施される入力ビデオバッファ(VB0)335に結合される。このようなバッファは、FIFO、およびブロックソーティング目的のランダムアクセスメモリの2重のやり方で機能することができる。バッファVB0 335のデータ出力は、可変長復号機能(VLD)340を介して、逆量子化機能(IQ)350に接続され、そこからさらに、逆離散コサイン変換機能(IDCT:inverse discrete cosine transform function)360に接続され、これに加算器(+)370が続き、前述の復号ビデオ出力(VO)を提供する。可変長復号機能VLD340、逆量子化機能IQ350およびIDCT機能360は、制御目的で、制御ユニットDEC−CNTL320に結合される。
VLD機能340は、すなわちDEC−CNTL320に供給されるスライスサイズ、ライン毎ピクセル、pelサイズおよび類似の情報を示すバイトベースのヘッダなどのハイレベル層情報を検索する第1のモード、および可変長復号を提供する第2のモード、の2重の動作を有する。
加算器370は、動き補償器(M−COMP)385からデータを受信するようにも構成されており、補償器385は、図1のメモリ60に対応する、出力VOに結合されるメモリ(MEM)390からデータキャッシュ380を介してデータを供給される。補償器M−COMP385は、図示されるように、制御を目的として制御機能DEC−CNTL320に結合されている。さらに、補償器385は、可変長復号機能VLD340からデータを受信するようにも構成されており、マクロブロックが正しいシーケンスで加算器370に出力されるように構成されている。復号機能VLD340は、ソーティング機能(SRT)410に、およびその後に第2のバッファ(BF2)420に、第1のバッファ(BF1)400を介してデータを出力するようにも構成されている。第2のバッファBF2 420からの出力データは、検索方針機能(RET−STRAT)430を通して渡され、検索方針機能430は、ルックアップテーブル制御機能(LUT−CNTL)460に方針データを出力するように動作可能であり、ルックアップテーブル制御機能460は、ルックアップテーブルユニット(LUT)470に結合されている。LUT470は、動的に更新され、メモリMEM390内の対応するアドレスへのマクロブロックアドレス/(数)のマッピングを提供する。LUT制御機能460からの出力は、ビデオバッファ制御機能(VB−CNTL)450に結合され、ビデオバッファ制御機能450は、一方で、ビデオバッファVB0 335を通るデータフローを制御するように動作可能である。制御機能CNTL320は、ソーティング機能410に接続され、その動作を管理する。デコーダ50は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスで実行可能なソフトウェアで実施することが可能である。あるいは、これはハードウェア、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、で実施することもできる。加えて、デコーダ50は、ソフトウェア制御下で動作するコンピューティングデバイスと組み合わせた専用ハードウェアの混合で実施することも可能である。
図4に描かれているデコーダ50の動作を、これより、概略的に簡単に説明する。バッファVB0 335からのビデオデータの検索は、よりメモリ効率の高いシーケンスでマクロブロックを出力するために、2重のやり方、すなわち、マクロブロック分析の第1のモードと、マクロブロックソーティングの第2のモードで実施される。
第1のモードでは、全ての予測動きベクトル(PMV:Predicted Motion Vector)をフィルタ除去するために、バッファVB0 335が、FIFO読み取り方針に従って読み取られ、この方針では、マクロブロックの開始位置を決定するために、読み取りアドレスが利用可能である。ビデオローディングの間に、マクロブロック番号、PMV、処理されるPMVの数、サブピクセル復号および他の関連パラメータなどの関連情報が、第1のバッファBF1 400を介してソーティング機能SRT410に渡される。ソーティング機能SRT410にて受信されるデータが、マクロブロック検索方針において使用され、例えば、図1〜図3を参照して先に明らかにしたようなブロック読み出しのやり方で、復号ビデオデータENC(VI)内のアンカーピクチャの特定エリアが検索される際に、いくつのマクロブロックを同時に復号できるかを決定する。LUT制御機能LUT−CNTL460は、動的に更新され、対応するマクロブロック(アドレス)/数の補助により、マクロブロック開始アドレスの決定に使用される。PMV抽出を実行する際に、マクロブロック開始アドレスが決定され、LUTユニット470で記憶される。動き補償器M−COMP380は、方針機能430によって提供される情報に基づいて、要求される再構築ビデオ情報を検索するように動作可能である。
デコーダ50において、MPEG可変長コード化(VLC)が適合され、その理由は、このような符号化が、データ圧縮を提供することが可能だからである。動作する際、デコーダ50は、入力データENC(VI)のハイレベル層から開始し、例えばMPEGヘッダ情報を抽出し、次いで、マクロブロック層に進む。PMVは、予測符号化マクロブロックの一部であり、かつ、可変長符号化されている。MPEGエンコーダENC20において、動き予測により得られた予測マクロブロックとオリジナルのマクロブロックとの減算後に、通常は、減算の後の差に対応する残留誤差信号がある。この残留誤差信号は、符号化され、符号化データENC(VI)内で伝送される。エンコーダENC20で実施される処理ステップは、8×8ピクセルDCTブロックの群を、周波数領域に変換するためのものである。このような周波数領域への変換後に、変換量子化が、個別の周波数成分を減らすために適用される。その結果が、次いで、ジグザグまたは代替スキャンによって、ランレベルコードワードにコード化変換される。デコーダ50において、逆の処理が適用され、再度、8×8ピクセルDCTブロックデータが再生成される。PMVデータによって決定されたアンカーピクチャから検索されたこのデータマクロブロックデータを用いて、対応する1つまたは複数の最終の再構築マクロブロックが生成される。
デコーダ50において、受信されたMPEGデータが、図4のリンク500に示されるようにDEC−CNTL320に記憶された第1の抽出ヘッダデータによって処理される。このような情報を使用して、個別に各マクロブロックが、制御およびソーティングされ、画像スライスは、1つまたは複数のマクロブロックを備える。より低いレベルで個別のマクロブロックを処理する場合は、以下の説明が、デコーダ50の動作の概略を提供する。表1は、デコーダ50で実行されるマクロブロック処理コマンドのシーケンスを提供し、シーケンスは、より詳細に連続して説明される。
Figure 2007524309
macroblock_escapeサブルーチンコールにおいて、macroblock_escapeは、固定ビットストリング‘000 0001 000’であり、これは、macroblock_addressとprevious_macroblock_addressの差が33より大きい場合に使用される。これは、macroblock_address_incrementの値を、後続のmacroblock_escapeおよびmacroblock_address_incrementコードワードによって復号される値よりも33大きいものにする。
macroblock_address_incrementサブルーチンコールにおいては、macroblock_address_incrementは、可変長コード化整数であり、これは、macroblock_addressとprevious_macroblock_addressとの差を示すためにコード化されている。macroblock_address_incrementの最大値は、33である。33よりも大きい値は、macroblock_escapeコードワードを用いて符号化可能である。macroblock_addressは、画像内の最上のmacroblockのmacrobock_addressがゼロとなるような、現在のマクロブロックの絶対位置を定義する変数である。さらに、previous_macroblock_addressは、後により詳細に述べるように、画像スライスの開始時を除いた、最後のスキップされていないマクロブロックの絶対位置を定義する変数である。スライスの開始時に、変数previous_macroblock_addressは、次のように式1(Eq.1)でリセットされる。
previous_macroblock_address=(mb_row*mb_width)−1 Eq.1
さらに、画像内のマクロブロックのマクロブロックユニットにおける水平の空間的位置、すなわちmb_columnは、式2(Eq.2)より、macroblock_addressから計算可能である。
mb_column=macroblock_address%mb_width Eq.2
ここで、mb_widthは、信号ENC(VI)内で符号化された画像の1列内のマクロブロックの数である。
スライスの開始時を除いて、macroblock_addressの値が、previous_macroblock_addressから2以上修復された場合、いくつかのマクロブロックが、スキップされている。従って、次のことが必要条件となる。
(a)picture_spatial_scalable_extension()が、現在のピクチャのpicture_header()に続く、またはsequence_scalable_extension()が、処理されているビットストリーム内に存在し、かつscalable_mode=‘SNRスケーラビリティ’である、いずれかの場合を除いて、Iピクチャ内に、スキップされたマクロブロックがない。
(b)スライスの最初および最後のマクロブロックが、スキップされていない。
(c)Bピクチャにおいて、macroblock_intraが値‘1’を有するマクロブロックの直後にスキップされたマクロブロックがない。
信号ENC(VI)の復号において、デコーダ50は、マクロブロックモードの概念も使用し、このようなモードに関して表2に提供されるような命令シーケンスを実行するように動作可能である。
Figure 2007524309
マクロブロックモードにおいて、サブルーチンコールmacroblock_typeは、picture_coding_typeおよびscalable_modeによって選択されたコード化の方法およびマクロブロックの内容を示す、可変長コード化インジケータに関するものである。マクロブロックがソートされた復号には、表2および表3のみが関係する。表2は、信号ENC(VI)内のPピクチャ内のmacroblock_typeに対する可変長コードに関係し、一方で表3は、信号ENC(VI)内のBピクチャ内のmacroblock_typeに対する可変長コードに関係する。
Figure 2007524309
ここで、キャプションC3.1〜3.9は、以下の通りである。
C3.1=macroblock_type VLCコード C3.2=macroblock_quant
C3.3=macroblock_motion_forward C3.4=macroblock_motion_backward
C3.5=macroblock_pattern C3.6=macroblock_intra
C3.7=spatial_temporal_weight_code_flag C3.8=説明(言葉での)
C3.9=許可されたspatial_temporal_weight_classes
Figure 2007524309
ここで、キャプションC4.1〜C4.9は、以下の意味を有する。
C4.1=macroblock_type VLCコード C4.2=macroblock_quant
C4.3=macroblock_motion_forward C4.4=macroblock_motion_backward
C4.5=macroblock_pattern C4.6=macroblock_intra
C4.7=spatial_temporal_weight_code_flag C4.8=説明(言葉での)
C4.9=許可されたspatial_temporal_weight_classes
表3および表4で使用される用語の定義を、これより提供する。Macroblock_quantは、macroblock_typeから導出された変数に関するものである。これは、spatial_temporal_weight_codeが、デコーダ50内で処理されているビットストリームに存在するかどうかを示す。Macroblock_motion_forwardは、表3および表4に従ってmacroblock_typeから導出された変数に関するものであり、この変数は、ビットストリームシンタックスに影響を与えるフラグとして機能し、デコーダ50での復号に使用される。Macroblock_motion_backwardは、表3および表4に従ってmacroblock_typeから得られた変数に関するものであり、フラグとして機能するこの変数は、ビットストリームシンタックスに影響を与え、デコーダ50での復号に使用される。Macroblock_patternは、表3、表4に従ってmacroblock_typeから導出されるフラグであり、これは、値1に設定され、coded_block_pattern()が、処理されているビットストリームに存在することを示す。Macroblock_intraは、表3、表4に従ってmacroblock_typeから導出されるフラグである。このフラグは、ビットストリームシンタックスに影響を与え、デコーダ50内の復号プロセスによって使用される。
Spatial_temporal_weight_code_flagは、macroblock_typeから導出されるフラグであり、このフラグは、デコーダ50で処理されているビットストリームに、spatial_temporal_weight_codeが存在するかどうかを示すものである。spatial_temporal_weight_code_flagは、値‘0’に設定され、spatial_temporal_weight_codeがビットストリームに存在しないことを示し、次いで、spatial_temporal_weight_classが導出されることを可能にする。逆に、spatial_temporal_weight_code_flagは、値‘1’に設定され、spatial_temporal_weight_codeがビットストリームに存在することを示し、再び、spatial_temporal_weight_classが導出されることを可能にする。Spatial_temporal_weight_codeは、2ビットコードであり、空間的スケーラビリティの場合、どのように空間的および一時的な予測が組み合わされて、所与のマクロブロックの予想を提供するかを示すものである。
Frame_motion_typeは、マクロブロック予測タイプを示す2ビットコードである。従って、frame_pred_frame_dctが、値‘1’と等しい場合、frame_motion_typeが、ビットストリームから省略される。このような状況では、frame_motionタイプが“フレームベースの予測”を示したかのように、動きベクトルの復号および予測が行なわれる。concealment_motion_vectorsが値‘1’に設定された際に、イントラマクロブロックがフレームピクチャに存在するような状況では、frame_motion_typeは、ビットストリームに存在しない。この場合、frame_motion_typeが“フレームベース”を示したかのように、動きベクトル予測値の動きベクトル復号および更新が行なわれる。表5は、frame_motion_typeの意味をさらに明らかにする。
Figure 2007524309
Field_motion_typeは、マクロブロック予測タイプを示す2ビットコードである。例えばフィールドピクチャにおける、イントラマクロブロックのケースでは、concealment_motion_vectorsが、値‘1’に等しい場合、field_motion_typeは、デコーダ50内で復号されるべきビットストリームに存在しない。このような状況では、field_motion_typeが“フィールドベース”を示したかのように、動きベクトル復号および更新が実行される。表6は、field_motion_typeの意味を、さらに明らかにする。
Figure 2007524309
dct_typeは、所与のマクロブロックが、フレーム離散コサイン変換(DCT)コード化またはフィールドDCTコード化されているかどうかを示すフラグである。このフラグが、値‘1’に設定されると、マクロブロックは、フィールドDCTコード化される。dct_typeが、処理されるべきビットストリームに存在しない状況では、デコーダ50内の復号プロセスの残りで使用されるdct_typeの値が、表7から導出される。
Figure 2007524309
従って、デコーダ50は、それぞれ1つまたは2つの動きベクトルを持つことができ、かつフィールドまたはフレームベースのいずれかで符号化されているマクロブロックを処理するように構成される。その結果、P型マクロブロックは、以下のスキームに従って符号化可能である。
(a)P型ピクチャが、フレームベースである場合、マクロブロックは、1つの前方ベクトル(forward vector)を持つことができる。
(b)P型ピクチャが、フィールドベースである場合、マクロブロックは、所与のフィールドの最上部または最下部のいずれかを参照する1つの前方ベクトルを持つことができる。
(c)P型ピクチャが、フレームベースである場合、マクロブロックは、2つの前方ベクトルを持つことができ、2つのベクトルの1つ目は、所与のフィールドの最上部を参照し、2つのベクトルの2つ目は、所与のフィールドの最下部を参照する。
さらに、B型マクロブロックは、以下のスキームに従って符号化可能である。
(a)B型ピクチャがフレームベースである場合、マクロブロックは、1つの前方ベクトル、1つの後方ベクトル(backward vector)、後方および前方ベクトル、のうちの1つを、全てフレーム予測において、持つことができる。
(b)B型ピクチャがフレームベースである場合、マクロブロックは、2つの前方ベクトル、2つの後方ベクトル、4つのベクトル(前方および後方)、のうちの1つを、全て個別の最上および最下フィールドによるフィールド予測において、持つことができる。
(c)B型ピクチャがフィールドベースである場合、マクロブロックは、1つの前方ベクトル、1つの後方ベクトル、2つのベクトル(前方および後方)、のうちの1つを、全てフィールド予測において、持つことができる。
デコーダ50で処理されるマクロブロックと関連する動きベクトルに対して、変数motion_vector_countが、field_motion_typeまたはframe_motion_typeから導出される。さらに、変数mv_formatがfield_motion_typeまたはframe_motion_typeから導出され、所与の動きベクトルが、フィールド動きベクトルまたはフレーム動きベクトルであるかを示すために使用される。その上、mv_formatは、動きベクトルのシンタックス、および動きベクトル予測の処理において使用される。dmvは、field_motion_typeまたはframe_motion_typeから導出される。さらに、motion_vertical_field_select[r][s]は、どの基準フィールドを用いて予測を形成するかを示すためのフラグである。motion_vertical_field_select[r][s]が、値‘0’を有する場合、最上の基準フィールドが使用される。逆に、motion_vertical_field_select[r][s]が値‘1’を有する場合、最下の基準フィールドが、表9に提供されるように使用される。
表8は、動きベクトルをパラメータsで処理するためにデコーダ50内で使用されるアルゴリズムの一覧を提供する。
Figure 2007524309
同様に、表9は、動きベクトルをパラメータr,sで処理するためにデコーダ50内で使用されるアルゴリズムの一覧を提供する。
Figure 2007524309
表8、表9において、motion_code[r][s][t]は、デコーダ50での動きベクトル復号で使用される可変長コードである。さらに、motion_residual[r][s][t]は、整数であり、デコーダ50での動きベクトル復号でも使用される。さらに、motion_residual[r][s][t]向けのビットストリーム内のビットの数、すなわちパラメータr_sizeは、f_code[s][t]から、式3(Eq.3)のように導出される。
r_size=f_code[s][t]−1 Eq.3
motion_residual[0][s][t]およびmotion_residual[1][s][t]の両方のビットの数は、f_code[s][t]で示される。加えて、dmvector[1]は、デコーダ50内での動きベクトル復号に使用される可変長コードである。
デコーダ50の実施形態が図4に示され、式1〜3および表1〜9を用いて明らかにされたが、本発明に係るデコーダ50を実施する他のアプローチも可能である。従って、上に説明された本発明の実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなしに、例えば添付の特許請求の範囲に定義されるように、修正可能であることが理解されるべきである。
“備える”、“含む”、“含有する”、“組み込む”、“持つ”、“である”などの表現は、非排他的に解釈されることを意図しており、すなわちこれらは、提示されている他の特定されない部品またはアイテムを排除しない。
図1は、エンコーダおよびデコーダを備えるシステムの概略図であり、デコーダは、本発明に従ってビデオ画像を復号するように動作可能である。 図2は、最新のMPEG符号化方法において使用されるビデオオブジェクトプレーンの生成の例図である。 図3は、本発明の方法に従い、メモリ内の画像を表すマクロブロックを認識する方法の概略図である。 図4は、図1のデコーダの実践的な実施形態である。

Claims (10)

  1. ビデオデコーダにおいてビデオデータを復号し、対応する画像のシーケンスを再生成する方法であって、
    (a)前記デコーダを、関連するメインデータメモリとデータキャッシュメモリとに結合された処理手段を含むように構成するステップと、
    (b)圧縮された形態のアンカーピクチャデータを含むビデオデータを、前記デコーダで受信し、前記データを前記メインメモリに記憶するステップと、
    (c)前記圧縮されたビデオデータを、前記処理手段において処理し、シーケンス内の画像間の動きの差を記述する動きベクトルを含む対応するマクロブロックデータを生成するステップと、
    (d)動き補償を、前記処理手段において適用し、前記マクロブロックデータおよび1つまたは複数のアンカーピクチャから、復号された画像の対応するシーケンスを生成するステップと、を含み、
    画像のシーケンスを再構築するために使用されたマクロブロックから導出された動きベクトルを分析し、マクロブロックが、これに応じてソートされ、より効率的なデータ伝送を、前記メインメモリと前記処理手段の間で提供するように、前記動き補償を適用するように構成されている、ことを特長とする方法。
  2. 前記処理手段と前記メモリの間で伝送されるマクロブロックの群が、1つまたは複数の前記画像における空間的に隣接するマクロブロックに対応する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記画像のシーケンスは、少なくとも1つの初期基準画像を含み、前記初期基準画像から、後続の画像が、前記動きベクトルを使用した動き補償を適用することにより生成される、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 1つまたは複数の前記画像が、前記メモリ内の1つまたは複数の対応するビデオオブジェクトプレーンに表され、前記1つまたは複数のプレーンは、コード化輪郭情報、動き情報およびテクスチャ情報の少なくとも1つに関するデータを含む、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ビデオオブジェクトプレーンは、前記処理手段内の前記動き補償によって、前記シーケンス内の1つまたは複数のより早い画像から1つまたは複数の後の画像までマッピングされた、1つまたは複数のビデオオブジェクトを含むように構成されている、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記方法は、ステップ(a)において、データキャリアから、好ましくは光学読み取り可能および/または書き込み可能なデータキャリアから、および/またはデータ通信ネットワークから読み取られたビデオデータを受信するように構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記方法は、1つまたは複数のブロックベースの画像補償スキーム、例えばMPEG規格、に準拠するように構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. ビデオデータを復号し、対応する画像のシーケンスを再生成するためのビデオデコーダであって、
    (a)圧縮された形態のアンカーピクチャデータを含むビデオデータを、前記デコーダで取得し、前記データをメインメモリに記憶するための受信手段と、
    (b)処理手段であって、
    (i)前記圧縮されたビデオデータを処理し、シーケンス内の画像間の動きの差を記述する動きベクトルを含む対応するマクロブロックデータを生成し、
    (ii)前記動きベクトルを使用した動き補償を適用し、前記マクロブロックデータおよび1つまたは複数のアンカーピクチャから、復号された画像の対応するシーケンスを生成する、
    処理手段と、を含み、
    画像のシーケンスを再構築するために使用されたマクロブロックから導出された動きベクトルを分析し、マクロブロックが、これに応じてソートされ、より効率的なデータ伝送を、前記メインメモリと前記処理手段の間で提供するように、前記動き補償を適用するように動作可能である、
    ことを特徴とするビデオデコーダ。
  9. 少なくとも1つの初期基準画像を含む画像のシーケンスを処理するように構成されており、前記初期基準画像から、後続の画像が、前記動きベクトルを使用した動き補償を適用することにより生成される、ことを特徴とする請求項8に記載のデコーダ。
  10. 1つまたは複数の前記画像が、前記メモリ内の1つまたは複数の対応するビデオオブジェクトプレーンにおいて表され、前記1つまたは複数のプレーンは、コード化輪郭情報、動き情報およびテクスチャ情報の少なくとも1つに関するデータを含む、ことを特徴とする請求項9に記載のデコーダ。
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