JP2000173343A - イオン伝導性高分子電解質 - Google Patents

イオン伝導性高分子電解質

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JP2000173343A
JP2000173343A JP10343040A JP34304098A JP2000173343A JP 2000173343 A JP2000173343 A JP 2000173343A JP 10343040 A JP10343040 A JP 10343040A JP 34304098 A JP34304098 A JP 34304098A JP 2000173343 A JP2000173343 A JP 2000173343A
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JP
Japan
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polyether segment
polymer electrolyte
ion
conductive polymer
organic polymer
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JP10343040A
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English (en)
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Teruichi Takeda
照一 武田
Nagamitsu Shindo
修光 進藤
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Japan Carlit Co Ltd
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Japan Carlit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐食性や危険性がなく、耐熱性に優れた安全
な新規電解質を提供する。 【解決手段】 一般式<A> 【化1】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
置換または非置換のベンゼン環、ナフタレン環を示し、
2は、置換または非置換のベンゼン環、ナフタレン環
を示す。)で表される有機ホウ素錯体化合物のリチウム
塩と、ポリエーテルセグメントを主鎖または側鎖に有す
る有機高分子とからなるイオン伝導性高分子電解質であ
り、また、ポリエーテルセグメントを側鎖に有する有機
高分子の場合、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位
のモル分率が0.2〜0.8である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウム電池、エレク
トロクロミックディスプレーの電解質や、プラスチック
サーミスタのインピーダンス調整用添加剤等に用いられ
るイオン伝導性高分子電解質に関し、さらに詳しくは、
腐食性や危険性のない安全なイオン伝導性高分子電解質
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話を初めとする携帯端末機
器やノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器が普
及し、小型、軽量な電源への要求が高まっている。
【0003】これらの電子機器用電源としては、小型、
軽量かつ大容量のニッケル水素電池やリチウム電池等が
開発されている。特にリチウム二次電池は、メモリー効
果がなく出力電圧が高い等により、二次電池の主流を占
めるようになってきた。
【0004】リチウム電池の電解質としては、テトラフ
ルオロリン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウム
(LiClO4)、トリフルオロ酢酸リチウム(CF3CO
OLi)等のリチウム塩が知られているが、短絡時にお
ける危険性及び充放電特性を考慮して、上記リチウム塩
をプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジ
メトキシエタン等の非プロトン性高極性溶媒に溶解させ
た液体電解質として一般に用いられている。
【0005】しかしながら、このような液体電解質を用
いたリチウム電池は、外装缶が破損したり腐食した場
合、液漏れを起こし、回路基板に重大な損傷を引き起こ
したり、場合によっては火災等の事故を引き起こす恐れ
がある。
【0006】より安全な電解質としては、例えば、特開
昭63−55811号公報には、三官能性ポリオキシア
ルキレングリセリン及びアルキレンジイソシアネートを
反応させて得られる架橋型樹脂と無機イオン塩からなる
固体高分子電解質が、特開平1−107471号公報に
は、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合
体、二官能基を有する有機物及びグリセリンを反応させ
て得られる高分子とリチウム塩からなる高分子電解質
が、特開平2−138364号公報には、ポリエチレン
グリコール、三官能性ポリオール及びポリイソシアネー
トを反応させて得られる架橋重合体とアルカリ金属塩か
らなる高分子電解質が開示されている。
【0007】これらの高分子電解質は、リチウム電池用
電解質としてだけでなく、特開平2−199163号公
報に開示されているように、ウレタン樹脂、ナイロン−
ウレタン共重合樹脂等の絶縁性有機高分子と混合させ、
導電性付与材料としても用いられ、プラスチック製品の
帯電防止や電子写真機用各種ロールの導電化等へ幅広く
応用されている。
【0008】しかしながら、いずれの場合も、これらの
高分子電解質は、上記リチウム塩を溶解させたものであ
り、液体電解質を固体電解質とすることは可能である
が、外装缶が破損した場合、空気中の水分と反応して強
腐食性のフッ化水素が発生したり、加熱による爆発の危
険性がある等の問題点が残っていた。
【0009】また、導電性付与材料では、加工後の製品
が、皮膚等に接触する機会が多く、強腐食性のフッ化水
素を発生させるテトラフルオロリン酸リチウムやトリフ
ルオロ酢酸リチウムを用いることはできず、実用的に
は、加熱による爆発の危険性のある過塩素酸リチウムを
用いるしかなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決し、腐食性や危険性がない安全な新規イオ
ン伝導性高分子電解質を提供することであり、また耐熱
性に優れた新規イオン伝導性高分子電解質を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、上記課題を達成し得るイオン伝導性高分
子電解質を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、下記一般式<A>で
表されるホウ素錯体化合物のリチウム塩とポリエーテル
セグメントを有する有機高分子とからなることを特徴と
するイオン伝導性高分子電解質であり、該リチウム塩の
含有量が、0.1〜2.2モル/Kgであることを特徴とする
イオン伝導性高分子電解質であり、加えて、有機高分子
のポリエーテルセグメントが、ポリエチレンオキシド
(以下「PEO」と略記)、ポリプロピレンオキシド
(以下「PPO」と略記)またはPEO−PPO共重合
体から選ばれた1種であることを特徴とするイオン伝導
性高分子電解質である。
【0013】
【化4】
【0014】式中、R1は、水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基、置換または非置換のベンゼン環、ナフタレ
ン環を示し、R2は、置換または非置換のベンゼン環、
ナフタレン環を示す。
【0015】また、本発明は、上記一般式<A>で表さ
れるホウ素錯体化合物のリチウム塩と、ポリエーテルセ
グメントを有しかつポリエーテルセグメント繰返し最小
単位のモル分率が0.2〜1.0である有機高分子とからなる
ことを特徴とするイオン伝導性高分子電解質である。
【0016】また、本発明は、上記一般式<A>で表さ
れるホウ素錯体化合物のリチウム塩と、ポリエーテルセ
グメントを側鎖に有しかつポリエーテルセグメント繰返
し最小単位のモル分率が0.2〜0.8である有機高分子とか
らなることを特徴とするイオン伝導性高分子電解質であ
る。
【0017】さらに、本発明は、上記一般式<A>で表
されるホウ素錯体化合物のリチウム塩と、下記一般式<
B>または一般式<C>で表されるくし型構造の有機高
分子とからなることを特徴とするイオン伝導性高分子電
解質である。
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】式中、R3は、ポリエーテルセグメントを
示し、R4及びR5は、水素原子またはメチル基を示す。
またl、m及びnは、正の整数を示す。
【0021】また、本発明は、上記一般式<A>で表さ
れるホウ素錯体化合物のリチウム塩と、上記一般式<B
>または一般式<C>で表されるくし型構造の有機高分
子とからなるイオン伝導性高分子電解質において、有機
高分子中のポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモ
ル数が3〜18及び/またはポリエーテルセグメント繰返
し最小単位のモル分率が0.2〜0.8であることを特徴とす
るイオン伝導性高分子電解質である。
【0022】本発明について、以下、詳細に説明する。
【0023】本発明に用いられるリチウム塩は、有機高
分子への溶解性、毒性や環境への負荷、安全性を考慮
し、下記一般式<A>で表されるホウ素錯体化合物のリ
チウム塩である。
【0024】
【化7】
【0025】式中、R1は、水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基、置換または非置換のベンゼン環、ナフタレ
ン環を示し、R2は、置換または非置換のベンゼン環、
ナフタレン環を示す。
【0026】R1の炭素数1〜4のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピ
ル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t
ert−ブチル基があげられる。
【0027】R1及びR2が、下記一般式<D>で表され
るベンジル酸誘導体の場合、置換基であるR6は、水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基、ハロゲン原子であり、R6は複数存在しても
よく、複数存在する場合は、各々が同一であっても、異
なっていてもよい。nは1〜5の正の整数である。
【0028】
【化8】
【0029】炭素数1〜4のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n
−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基が、炭素数1〜4のアルコキシ基としては、メト
キシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、iso−プロ
ピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、iso−ブチルオキシ
基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基が、
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子があげられる。
【0030】本発明に用いられるホウ素錯体化合物のリ
チウム塩を得る方法としては、例えば、下記一般式<E
>(式中、R1及びR2は、一般式<A>に同じ。)で表
される化合物を、ホウ酸及び水酸化リチウムの水溶液に
加え、温度80℃で撹拌しながら約2時間反応させること
により、容易に得られる。
【0031】
【化9】
【0032】本発明に用いられるホウ素錯体化合物のリ
チウム塩を、以下に示す。なお、化合物番号は、実施例
中でも共通に用いる。
【0033】
【化10】
【0034】
【化11】
【0035】また、本発明に用いられる有機高分子は、
ポリエーテルセグメントを主鎖または側鎖に有する化合
物であり、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモ
ル分率は、0.2〜1.0である。
【0036】ポリエーテルセグメント繰返し最小単位の
モル分率が0.2未満の場合、伝導性が発現しない。
【0037】ポリエーテルセグメントとしては、PE
O、PPOまたはPEO−PPO共重合体から選ばれた
1種である。
【0038】ポリエーテルセグメントを主鎖に有する有
機高分子としては、PEO、PPO、PEO−PPO共
重合体があげられ、この時、ポリエーテルセグメント繰
返し最小単位のモル分率は、1.0である。
【0039】また、ポリエーテルセグメントを側鎖に有
する有機高分子の場合、ポリエーテルセグメント繰返し
最小単位のモル分率は、0.2〜0.8が好ましい。
【0040】ポリエーテルセグメント繰返し最小単位の
モル分率が、0.2未満の場合、伝導性が発現しない。ま
た0.8より大の場合、ポリエーテルセグメントの割合が
多くなり、ポリエーテルセグメントを主鎖に有する化合
物の特性に近づくため、耐熱性が低下する。
【0041】さらに、ポリエーテルセグメントを側鎖に
有する有機高分子としては、耐熱性、他の樹脂との相溶
性を考慮すると、下記一般式<B>または一般式<C>
で表されるくし形構造の化合物が好ましい。
【0042】
【化12】
【0043】
【化13】
【0044】式中、R3は、ポリエーテルセグメントを
示し、R4及びR5は、水素原子またはメチル基を示す。
またl、m及びnは、正の整数を示す。
【0045】ポリエーテルセグメントとしては、PE
O、PPOまたはPEO−PPO共重合体から選ばれた
1種である。
【0046】上記一般式<B>または一般式<C>で表
されるくし型構造の化合物において、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位のモル数は、3〜18が好ましい。
【0047】ポリエーテルセグメント繰返し最小単位の
モル数が3未満の場合、伝導性が発現しない。また18よ
り大の場合、ポリエーテルセグメントの割合が多くな
り、ポリエーテルセグメントを主鎖に有する有機高分子
の特性に近づくため、耐熱性が低下する。
【0048】また、上記一般式<B>または一般式<C
>で表される化合物において、ポリエーテルセグメント
繰返し最小単位のモル分率は、0.2〜0.8が好ましい。
【0049】ポリエーテルセグメント繰返し最小単位の
モル分率が、0.2未満の場合、伝導性が発現しない。ま
た0.8より大の場合、ポリエーテルセグメントの割合が
多くなり、ポリエーテルセグメントを主鎖に有する有機
高分子の特性に近づくため、耐熱性が低下する。
【0050】本発明で用いられる一般式<B>で表され
るくし型構造の化合物としては、エチレンと脂肪族カル
ボン酸のビニルエステルとの共重合体のケン化物に、ポ
リエーテルをグラフト重合させたものがあげられ、脂肪
族カルボン酸のビニルエステルとしては、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等があげられ、ポリエ
ーテルとしては、PEO、PPOまたはPEO−PPO
共重合体があげられる。
【0051】一般式<B>で表されるくし型構造の化合
物は、まず、反応器中、圧力1,400Kg/cm2、温度190℃
で、重合開始剤tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート及び分子量調整剤プロパンの存在下、エチ
レンと酢酸ビニルとを共重合させ、エチレン-酢酸ビニ
ル共重合体を得る。ついで、メチルアルコール、水酸化
ナトリウムを加えて、温度65℃で2時間反応させてケン
化させた後、温度140℃で揮発物を除去させてエチレン
−ビニルアルコール共重合体を得る。さらに、得られた
共重合体に水酸化カリウムを加えた後、温度180℃でP
EOを断続的に加えてグラフト重合させることにより得
られる。
【0052】本発明で用いられる一般式<C>で表され
るくし型構造の化合物としては、不飽和カルボン酸の重
合体、アルキレンと不飽和カルボン酸との共重合体のカ
ルボン酸部に、ポリエーテルをグラフト重合させたもの
があげられ、不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、
クロトン酸等が、アルキレンとしては、エチレン、プロ
ピレン等が、ポリエーテルとしては、PEO、PPO、
PEO−PPO共重合体があげられる。
【0053】一般式<C>で表されるくし型構造の化合
物は、まず、反応器中、圧力1,400Kg/cm2、温度190℃
で、重合開始剤tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート及び分子量調整剤プロパンの存在下、エチ
レンと酢酸ビニルとを共重合させ、エチレン-酢酸ビニ
ル共重合体を得る。ついで、得られた共重合体に水酸化
カリウムを加えた後、温度180℃でPEOを断続的に加
えてグラフト重合させることにより得られる。
【0054】本発明のイオン伝導性高分子電解質は、ホ
ウ素錯体化合物のリチウム塩を、ポリエーテルセグメン
トを有する有機高分子中に直接添加させて溶解させる方
法、あるいは、ホウ素錯体化合物のリチウム塩とポリエ
ーテルセグメントを有する有機高分子とを溶媒に溶解さ
せた後、溶媒を除去させる方法等、一般的なイオン伝導
性高分子電解質を得る方法で得ることができる。
【0055】本発明のイオン伝導性高分子電解質中のリ
チウム塩の含有量は、0.1〜2.2モル/Kgである。
【0056】リチウム塩の含有量が0.1モル/Kg未満の
場合、キャリアとなるイオン数が不足し、伝導性が発現
しない。また、2.2モル/Kgより大の場合、イオン数の
増加によりイオンの移動度が低下するため、伝導性が発
現しない。
【0057】本発明のイオン伝導性高分子電解質は、従
来のイオン伝導性高分子電解質と同等の伝導度を有し、
腐食性や危険性のない安全な新規電解質であり、さらに
耐熱性にも優れている。
【0058】本発明のイオン伝導性高分子電解質は、リ
チウム電池、エレクトロクロミックディスプレーの電解
質、プラスチックサーミスタのインピーダンス調整用添
加剤の他、各種有機高分子の静電防止加工用導電材料、
センサー等にも用いられる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を、実施
例及び比較例に基づき説明する。実施例中の「部」は
「重量部」を表す。なお、本発明は、これらの実施例に
よりなんら限定されない。
【0060】実施例1 リチウム塩として「化合物1」4.7部(含有量:1.0モル
/Kg)、及びくし型構造の有機高分子としてポリクロ
トン酸のPEOグラフト重合物(平均分子量:5,200、
ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモル数:4、
ポリエーテルセグメント繰返し最小単位モル分率:0.
8)10部を、アセトン50部に加え、室温で1時間攪拌し
て溶解させた後、温度40℃に加熱してアセトンを除去さ
せて、淡黄色ワックス状固体を得た。組成を表1に示
す。
【0061】得られた固体を、テフロン製測定用セルに
入れ、回路素子測定器(3531Zハイテスタ、日置電
機(株)製)を用いて、複素インピーダンス法により、温
度25℃での伝導度を測定したところ、1.6×10-5S/cm
であった。結果を表3に示す。
【0062】得られた固体の熱安定性を見るため、示差
熱熱重量同時測定装置(TG/DTA6300,セイコ
ー電子工業(株)製)を用いて、分解開始点を測定したと
ころ、360℃であった。結果を表3に示す。
【0063】さらに、リチウム塩による腐食性試験を以
下に示す方法により行った。
【0064】得られた固体2部を、ポリウレタン樹脂18
部に添加、混合させた後、温度130℃で混練させて、ひ
も状に成形させた後、細かく切断して、温度150℃のホ
ットプレス上で溶融させた後、プレスしてシートを作製
した。得られたシートを室内に放置し、目視にてシート
の変化を見たが、3ヶ月後でも変化はなかった。結果を
表3に示す。
【0065】実施例2 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてアク
リル酸−クロトン酸共重合体のPEO−PPO共重合体
グラフト重合物(平均分子量:5,000、ポリエーテルセ
グメント繰返し最小単位のモル数:4、ポリエーテルセ
グメント繰返し最小単位のモル分率:0.8)10部を用い
た以外は、実施例1と同様にして、淡黄色ワックス状固
体を得た。組成を表1に示す。
【0066】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.5×10-5S/cmであり、分解開始点が350℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0067】実施例3 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてポリ
アクリル酸のPEOグラフト重合物(平均分子量:4,60
0、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモル数:
3、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位モル分率:
0.75)10部を用いた以外は、実施例1と同様にして、淡
黄色ワックス状固体を得た。組成を表1に示す。
【0068】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.7×10-5S/cmであり、分解開始点が340℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0069】実施例4 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてアク
リル酸−エチレン共重合体のPEO−PPOブロック共
重合体グラフト重合物(平均分子量:4,600、ポリエー
テルセグメント繰返し最小単位のモル数:4、ポリエー
テルセグメント繰返し最小単位のモル分率:0.55)10部
を用いた以外は、実施例1と同様にして、淡黄色ワック
ス状固体を得た。組成を表1に示す。
【0070】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.6×10-5S/cmであり、分解開始点が340℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0071】実施例5 実施例1において、リチウム塩として「化合物4」2.6
部(含有量:0.8モル/Kg)、及びくし型構造の有機高
分子としてエチレン−ビニルアルコール(以下「VA」
と略記)共重合体のPEO−PPOブロック共重合体グ
ラフト重合物(平均分子量:4,500、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位のモル数:18、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位のモル分率:0.69)10部を用いた
以外は、実施例1と同様にして、淡黄色ワックス状固体
を得た。組成を表1に示す。
【0072】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.6×10-5S/cmであり、分解開始点が330℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0073】実施例6 実施例1において、リチウム塩として「化合物3」2.8
部(含有量:0.7モル/Kg)、及びくし型構造の有機高
分子としてエチレン−VA共重合体のPEOグラフト重
合物(平均分子量:4,000、ポリエーテルセグメント繰
返し最小単位のモル数:10、ポリエーテルセグメント繰
返し最小単位のモル分率:0.55)10部を用いた以外は、
実施例1と同様にして、淡黄色ワックス状固体を得た。
組成を表1に示す。
【0074】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.8×10-5S/cmであり、分解開始点が310℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0075】実施例7 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてポリ
クロトン酸のPEOグラフト重合物(平均分子量:5,20
0、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモル数:1
8、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位モル分率:
0.95)10部を用いた以外は、実施例1と同様にして、淡
黄色ワックス状固体を得た。組成を表1に示す。
【0076】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.3×10-5S/cmであり、分解開始点が250℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0077】実施例8 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてアク
リル酸−エチレン共重合体のPEO−PPO共重合体グ
ラフト重合物(平均分子量:4,600、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位のモル数:20、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位モル分率:0.67)10部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、淡黄色ワックス状固体を
得た。組成を表1に示す。
【0078】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.0×10-5S/cmであり、分解開始点が240℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0079】実施例9 リチウム塩として「化合物1」7.1部(含有量:1.5モル
/Kg)を、ポリエーテルセグメントを主鎖に有する有
機高分子としてPEO−PPO共重合体(平均分子量:
1,300、PEO/PPOモル比=3/7、ポリエーテル
セグメント繰返し最小単位のモル分率:1.0)10部に加
えた後、温度40℃で1時間撹拌しながら溶解させて、淡
黄色粘状液体を得た。組成を表1に示す。
【0080】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.8×10-5S/cmであり、分解開始点が230℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0081】実施例10 実施例9において、ポリエーテルセグメントを主鎖に有
する有機高分子としてPEO−PPO共重合体(平均分
子量:2,200、PEO/PPOモル比=1/9、ポリエ
ーテルセグメント繰返し最小単位のモル分率:1.0)10
部を用いた以外は、実施例9と同様にして、淡黄色粘状
液体を得た。組成を表1に示す。
【0082】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.6×10-5S/cmであり、分解開始点が260℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0083】実施例11 実施例9において、ポリエーテルセグメントを主鎖に有
する有機高分子としてPEO−PPO共重合体(平均分
子量:1,700、PEO/PPOモル比=1/1、ポリエ
ーテルセグメント繰返し最小単位のモル分率:1.0)10
部を用いた以外は、実施例9と同様にして、淡黄色粘状
液体を得た。組成を表1に示す。
【0084】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.7×10-5S/cmであり、分解開始点が240℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0085】実施例12 実施例9において、リチウム塩として「化合物2」6.4
部(含有量:1.2モル/Kg)、及びポリエーテルセグメ
ントを主鎖に有する有機高分子としてPEO(平均分子
量:600、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモ
ル分率:1.0)10部を用いた以外は、実施例9と同様に
して、淡黄色粘状液体を得た。組成を表1に示す。
【0086】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.1×10-5S/cmであり、分解開始点が230℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0087】実施例13 実施例9において、リチウム塩として「化合物3」4.9
部(含有量:1.2モル/Kg)、及びポリエーテルセグメ
ントを主鎖に有する有機高分子としてPPO(平均分子
量:2,000、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位の
モル分率:1.0)10部を用いた以外は、実施例9と同様
にして、淡黄色粘状液体を得た。組成を表1に示す。
【0088】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
2.0×10-5S/cmであり、分解開始点が240℃であった。
また腐食性試験では、3ヶ月後でも変化はなかった。結
果を表3に示す。
【0089】比較例1 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてアク
リル酸−エチレン共重合体のPEO−PPO共重合体グ
ラフト重合物(平均分子量:4,700、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位のモル数:10、ポリエーテルセグ
メント繰返し最小単位モル分率:0.1)10部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、淡黄色ワックス状固体を
得た。組成を表2に示す。実施例1と同様にして測定し
た伝導度は、4.1×10-8S/cmであり、伝導性が発現し
なかった。結果を表4に示す。
【0090】比較例2 実施例1において、くし型構造の有機高分子としてポリ
クロトン酸のPEOグラフト重合物(平均分子量:5,20
0、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位のモル数:
2、ポリエーテルセグメント繰返し最小単位モル分率:
0.67)10部を用いた以外は、実施例1と同様にして、淡
黄色ワックス状固体を得た。組成を表2に示す。実施例
1と同様にして測定した伝導度は、5.4×10-8S/cmで
あり、伝導性が発現しなかった。結果を表4に示す。
【0091】比較例3 実施例1において、リチウム塩として「化合物1」0.2
部(含有量:0.05モル/Kg)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、淡黄色ワックス状固体を得た。組成を表
2に示す。実施例1と同様にして測定した伝導度は、4.
7×10-8S/cmであり、伝導性が発現しなかった。結果
を表4に示す。
【0092】比較例4 実施例1において、リチウム塩として「化合物1」14.1
部(含有量:3.0モル/Kg)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、淡黄色ワックス状固体を得た。組成を表
2に示す。実施例1と同様にして測定した伝導度は、5.
2×10-8S/cmであり、伝導性が発現しなかった。結果
を表4に示す。
【0093】比較例5 グローブボックス内で、リチウム塩としてテトラフルオ
ロリン酸リチウム(LiPF6)1.5部(含有量:1.0モル
/Kg)を、ポリエーテルセグメントを主鎖に有する有
機高分子としてPEO−PPO共重合体(平均分子量:
1,300、PEO/PPOモル比=3/7、ポリエーテル
セグメント繰返し最小単位のモル分率:1.0)10部に加
えた後、1時間撹拌して溶解させ、淡黄色粘状液体を得
た。組成を表2に示す。
【0094】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.1×10-5S/cmであった。また、腐食性試験では、発
生したフッ化水素によるシートの腐食が3日後に見ら
れ、所々褐色に変色して穴が開いていた。結果を表4に
示す。
【0095】比較例6 比較例5において、リチウム塩としてトリフルオロ酢酸
リチウム(CF3COOLi)1.2部(含有量:1.0モル/
Kg)を用いた以外は、比較例5と同様にして、淡黄色
粘状液体を得た。組成を表2に示す。
【0096】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.0×10-5S/cmであった。また、腐食性試験では、発
生したフッ化水素によるシートの腐食が3日後に見ら
れ、所々褐色に変色して穴が開いていた。結果を表4に
示す。
【0097】比較例7 比較例5において、リチウム塩として過塩素酸リチウム
(LiClO4)1.1部(含有量:1.0モル/Kg)を用いた以
外は、比較例5と同様にして、淡黄色粘状液体を得た。
組成を表2に示す。
【0098】実施例1と同様にして測定した伝導度は、
1.2×10-5S/cmであり、分解開始点が180℃であった
が、過塩素酸リチウムにより異常な発熱を伴い、180℃
以上で加熱することは、非常に危険であった。結果を表
4に示す。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】
【発明の効果】本発明のイオン伝導性高分子電解質は、
従来のイオン伝導性高分子電解質と同等の伝導度を有
し、かつ腐食性や危険性のない安全な新規電解質であ
り、耐熱性にも優れている。
【0104】本発明のイオン伝導性高分子電解質は、リ
チウム電池、エレクトロクロミックディスプレーの電解
質、プラスチックサーミスタのインピーダンス調整用添
加剤の他、各種有機高分子の静電防止加工用導電材料、
センサー等にも用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 290/06 C08F 290/06 H01M 6/18 H01M 6/18 E 10/40 10/40 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式<A> 【化1】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
    置換または非置換のベンゼン環、ナフタレン環を示し、
    2は、置換または非置換のベンゼン環、ナフタレン環
    を示す。)で表されるホウ素錯体化合物のリチウム塩と
    ポリエーテルセグメントを有する有機高分子とからなる
    ことを特徴とするイオン伝導性高分子電解質。
  2. 【請求項2】 リチウム塩の含有量が、0.1モル/Kg以
    上2.2モル/Kg以下であることを特徴とする請求項1に
    記載のイオン伝導性高分子電解質。
  3. 【請求項3】 ポリエーテルセグメントが、ポリエチレ
    ンオキシド、ポリプロピレンオキシドまたはポリエチレ
    ンオキシド−ポリプロピレンオキシド共重合体から選ば
    れた1種であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のイオン伝導性高分子電解質。
  4. 【請求項4】 ポリエーテルセグメント繰返し最小単位
    のモル分率が、0.2以上1.0以下であることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のイオン伝
    導性高分子電解質。
  5. 【請求項5】 有機高分子が、ポリエーテルセグメント
    を側鎖に有し、かつポリエーテルセグメント繰返し最小
    単位のモル分率が、0.2以上0.8以下であることを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のイオ
    ン伝導性高分子電解質。
  6. 【請求項6】 ポリエーテルセグメントを側鎖に有する
    有機高分子が、一般式<B>または一般式<C> 【化2】 【化3】 (式中、R3は、ポリエーテルセグメントを示し、R4
    びR5は、水素原子またはメチル基を示す。またl、m及
    びnは、正の整数を示す。)で表されるくし形構造の化合
    物であることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載のイオン伝導性高分子電解質。
  7. 【請求項7】 ポリエーテルセグメント繰返し最小単位
    のモル数が、3以上18以下であることを特徴とする請求
    項6に記載のイオン伝導性高分子電解質。
  8. 【請求項8】 ポリエーテルセグメント繰返し最小単位
    のモル分率が、0.2以上0.8以下であることを特徴とする
    請求項6または請求項7に記載のイオン伝導性高分子電
    解質。
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