JP2000172830A - メッシュ図形処理装置およびメッシュ図形処理方法 - Google Patents

メッシュ図形処理装置およびメッシュ図形処理方法

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JP2000172830A JP34748198A JP34748198A JP2000172830A JP 2000172830 A JP2000172830 A JP 2000172830A JP 34748198 A JP34748198 A JP 34748198A JP 34748198 A JP34748198 A JP 34748198A JP 2000172830 A JP2000172830 A JP 2000172830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪郭線の頂点数を削減し、データ量を削減す
るとともに、処理速度を高速化する。 【解決手段】 交点データ作成手段22は、抽出手段2
1により抽出された輪郭線とメッシュ格子との交点を求
める。近似化データ作成手段23は、交点の中点を結ぶ
ことにより輪郭線を近似化し、該近似化した輪郭線を表
示するのに最低限必要とされる頂点データを求める。次
に、輪郭線表示範囲データ作成手段24は、近似化され
た輪郭線を囲む最小の四角形を特定し、該四角形の対角
線上に位置する頂点(表示範囲データ)を求める。輪郭
線データ表示手段25は、表示範囲データを参照し、表
示すべき輪郭線を特定し、該当輪郭線の頂点データを読
み出し、頂点データを結ぶ線分(輪郭線)をディスプレ
イ4に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッシュ図形から
その図形の輪郭線を抽出し、該輪郭線を描画するメッシ
ュ図形処理装置およびメッシュ図形処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地理情報の標高データや分布図等
のような図形を、均等な四角形のメッシュ単位に分割
し、図形が属するメッシュの格子点(頂点)を取得し、
該頂点データを管理するメッシュ図形処理方法あるいは
メッシュ図形処理装置が知られている。例えば、上記メ
ッシュ図形を表示する際には、頂点データ(すなわち、
メッシュの格子点)を順次結ぶように線分を描画するこ
とにより、図形を描画すればよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術で
は、メッシュ図形から抽出した輪郭線は、頂点数が少な
く、そのまま描画しても処理速度にあまり影響がないこ
とを前提としている。したがって、地理情報システムな
どのメッシュデータを輪郭抽出した輪郭線など、構成頂
点数が膨大な図形では、頂点数が多いことが原因で、そ
のまま描画すると処理速度が遅くなってしまうという問
題がある。また、輪郭線をデータとして管理する際も、
データの間引き、圧縮等を考慮しなければデータ格納容
量が大きくなってしまうという問題がある。
【0004】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、輪郭線の頂点数を削減することにより、データ
量を削減することができるとともに、処理速度を高速化
することができるメッシュ図形処理装置およびメッシュ
図形処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、メッシュ図形から
その輪郭線を抽出するメッシュ図形処理装置において、
前記輪郭線とメッシュ格子点との隣り合う交点の中点を
とり、該中点を結んだ線により前記輪郭線を近似化する
近似化手段と、前記近似化手段により近似化された輪郭
線を管理する管理手段とを具備することを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のメッシュ図形処理装置において、前記近似化手段
により近似化された輪郭線を包含する矩形領域を取得す
る矩形領域取得手段と、前記矩形領域取得手段により取
得した矩形領域と指定された描画領域とに基づいて、前
記描画領域に描画すべき輪郭線を特定する描画輪郭線特
定手段と、前記描画輪郭線特定手段により特定された輪
郭線を描画する描画手段とを具備することを特徴とす
る。
【0007】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載のメッシュ図形処理装置において、前記近
似化手段は、前記中点が直線上に配置される場合、始点
の中点と終点の中点のみで輪郭線の一辺を表現すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明では、請求項2
記載のメッシュ図形処理装置において、前記描画手段
は、前記描画領域内の輪郭線のみを描画することを特徴
とする。
【0009】また、上述した問題点を解決するために、
請求項5記載の発明では、メッシュ図形からその輪郭線
を抽出するメッシュ図形処理方法において、メッシュ図
形からその輪郭線を抽出するステップと、前記輪郭線と
メッシュ格子点との交点を取得するステップと、隣り合
う交点同士の中点を結ぶ直線により前記輪郭線を近似化
するステップとを有することを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明では、請求項5
記載のメッシュ図形処理方法において、前記近似化され
た輪郭線を包含する矩形領域を取得するステップと、描
画領域を指定するステップと、前記矩形領域と指定され
た描画領域とに基づいて、描画すべき輪郭線を特定する
ステップと、前記特定された輪郭線を描画するステップ
とを有することを特徴とする。
【0011】この発明では、均等な四角形のメッシュ単
位に分割された、地理情報の標高データや分布図等のよ
うな図形に対し、近似化手段により、前記輪郭線とメッ
シュ格子点との隣り合う交点の中点をとり、該中点を結
んだ線により前記輪郭線を近似化し、管理手段により、
該近似化された輪郭線を管理する。このように、輪郭線
を近似化することにより、階段状になっている箇所が多
い場合には、頂点数を削減することが可能となり、管理
するデータ量を削減し、また、表示の際にも、頂点数が
少ない分、高速に表示することが可能となる。
【0012】また、矩形領域取得手段により、前記近似
化手段により近似化された輪郭線を包含する矩形領域を
取得し、描画輪郭線特定手段により、取得した矩形領域
と指定された描画領域とに基づいて、描画すべき輪郭線
を特定し、描画手段により、特定された輪郭線を描画す
る。このように、近似化された輪郭線を包含する矩形領
域を取得し、該矩形領域に基づいて描画すべき輪郭線を
特定するようにしたので、ディスプレイへの表示領域に
全く関係ない輪郭線を表示しなくてもよく、表示の無駄
を省くことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 A.発明の原理 まず、本発明の原理について説明する。図1は、メッシ
ュ分割したある対象領域を示す概念図である。図におい
て、メッシュの内、破線で囲まれた箇所が輪郭抽出対象
箇所で、この破線のメッシュ全体で構成される図形の輪
郭を抽出することを考える。また、図2は、図1に示す
領域S1の一部を拡大した概念図である。図において、
T1〜T6は、メッシュ図形の辺に沿った輪郭抽出線L
1と各メッシュの格子点との交点である。また、C1は
T1とT2の中点であり、C2はT2とT3、C3はT
3とT4、C4はT4とT5、C5はT5とT6のそれ
ぞれ中点である。輪郭線L1を構成するT1〜T6の替
わりに、それぞれの中点であるC1〜C5を通る線を考
えると、線L2となる。また、C1とC5を結ぶ線分C
1−C5を考え、線分C1−C5と点C1〜C5の関係
を調べる。
【0014】ここで、図3は、輪郭線を近似する原理を
説明するための概念図である。図3には、1段の幅W、
高さHとした、均等な大きさの階段状の連続線が示され
ており、頂点P(0)〜P(n+1)は、各段の中点に
それぞれ位置する。P(n)の座標は、次式のように表
すことができる。 P(n)=(W/2+nW,nH)
【0015】また、P(0)とP(n)のなす角をθを
したときの傾きtanθは、 tanθ = |W/2+nW − W/2|/ |nH| = |
W/H| と一定となり、P(0)〜P(n)は、同一直線上に存
在することが分かる。
【0016】したがって、図2に示すC1〜C6につい
ても、同一線上にあることが分かり、この線分C1-C
5を表すのに必要な座標点は、C1とC5だけでよいこ
とが分かる。このように、各メッシュの格子点と輪郭線
を通る座標を抜き出し、その座標点と隣合う座標点の中
点をそれぞれ求め、該中点を通る線で輪郭線を近似する
ことにより、図3に示すように、P(0)〜P(n)の
ような階段状になっている場合には、図形の輪郭を表す
ために管理する必要のある頂点数を大幅に削減すること
ができる。
【0017】また、図1において、M1〜M18は、こ
の近似化した輪郭線を表すのに必要な頂点である。ここ
で、この輪郭線の全体を表示するための表示範囲は、輪
郭線を囲む最小の四角形を想定し、該四角形の対角線の
頂点N1およびN2を求めればよい。このとき、頂点M
1〜M18におけるX方向およびY方向の座標を、頂点
M1が(XM1,YM1)〜頂点M18が(XM18,YM18)
とすると、頂点N1の座標(XN1,YN1)は、 XN1=min{XM1 … XM18} YN1=max{YM1 … YM18}
【0018】頂点N2の座標(XN2、YN2)は、 XN2=max{XM1 … XM18} YN2=min{YM1 … YM18} で求められる。
【0019】本発明では、図形の輪郭線の頂点を管理す
る際、該輪郭点の頂点データに、輪郭線を囲む最小の四
角形を表すのに必要な対角頂点N1,N2をリンクさせ
て管理することにより、輪郭線を描画する際に、表示し
ようとしている表示領域が対角頂点N1,N2で表され
る四角形、すなわち表示範囲と重なり合っているか否か
を判定すれば、表示しようとしている表示領域に含まれ
ない輪郭線を描画しないようにすることができ、表示に
要する時間を短縮することができる。
【0020】B.実施形態の構成 本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図
4は、本発明の実施形態によるメッシュ図形処理装置の
一構成例を示すブロック図である。図において、メッシ
ュ図形処理装置は、キーボード1、処理部2、データベ
ース3、およびディスプレイ4から構成されている。キ
ーボード1は、メッシュ抽出図形処理装置の処理部2に
対して動作を指示するコマンドや、各種データ、表示す
べき表示領域に関する座標データ等を入力する。処理部
2は、メッシュ図形からの輪郭線の抽出、該輪郭線の近
似化、近似化した輪郭線を表示するのに最低限必要とさ
れる頂点データの算出、該輪郭線の全体を表示するため
の最小領域を表す表示範囲データの算出、表示する輪郭
線の特定、輪郭線の表示などを行う。該処理部2は、抽
出手段21、交点データ作成手段22、近似化データ作
成手段23、輪郭線表示範囲データ作成手段24および
輪郭線データ表示手段25を備えている。上記各手段
は、ソフトウェアで構成される処理プログラムである。
【0021】抽出手段21は、抽出すべきメッシュ図形
全体の輪郭線を特定するものである。交点データ作成手
段22は、メッシュ全体における輪郭線の抽出手段21
により抽出された輪郭線とメッシュ格子との交点を求め
る。近似化データ作成手段23は、交点データ作成手段
22により求められた交点データに従って、隣り合う交
点同士の中点を求め、その中点を結ぶことにより輪郭線
を近似化し、該近似化した輪郭線を表示するのに最低限
必要とされる頂点データを求め、輪郭線頂点データ格納
テーブル31に記憶する。
【0022】次に、輪郭線表示範囲データ作成手段24
は、近似化データ作成手段23で求めた輪郭線に対し、
該輪郭線全体を表示するための表示範囲、言い換える
と、輪郭線を囲む最小の四角形を求め、該四角形の対角
線上に位置する頂点(表示範囲データ)を表示範囲デー
タ格納テーブル32に記憶する。輪郭線データ表示手段
25は、ディスプレイ4に表示すべき表示領域がメッシ
ュ図形全体のどの部分であるかを特定するとともに、表
示範囲データ格納テーブル32の表示範囲データを参照
し、表示すべき輪郭線を特定し、輪郭線頂点データ格納
テーブル31から該当輪郭線の頂点データを読み出し、
頂点データを結ぶ線分(輪郭線)をディスプレイ4に表
示する。
【0023】データベース3内には、輪郭線頂点格納テ
ーブル31と表示範囲データ格納テーブル32とが設け
られている。輪郭線頂点格納テーブル31は、抽出すべ
きメッシュ図形全体から抽出され、近似化された輪郭線
の頂点データを記憶する。また、表示範囲データ格納テ
ーブル32は、抽出・近似化された輪郭線に対し、該輪
郭線を囲む最小の四角形の対角線上に位置する頂点(表
示範囲データ)を記憶する。
【0024】C.実施形態の動作 次に、本発明の実施形態の動作について図面を参照して
説明する。図5は、本発明の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャートである。まず、抽出手段21によ
り、メッシュ図形において、輪郭抽出すべき対象のメッ
シュを特定した後、輪郭線として抽出すべき辺を特定し
(ステップS1)、次いで、交点データ作成手段22に
より、この辺とメッシュ格子との交点を予め求める(ス
テップS2)。例えば、図8に示すような輪郭抽出すべ
き対象メッシュ(斜線のメッシュ)があった場合、図示
の領域A、Bの輪郭線と格子点との交点を、領域Aに対
しては、交点ap1〜ap22、領域Bに対しては、交点bp1〜
bp10を求める。
【0025】次に、近似化データ作成手段23により、
図5において、ステップS2で作成された全交点データ
に対して、隣り合う交点データ同士の中点を求める(ス
テップS3)。図8に示す例では、領域Aの交点ap1〜a
p22において、それぞれ隣り合った交点の中点a1=(ap1
+ap22)/2、a2=(ap1+ap2)/2というように、全
ての組み合わせで中点a1〜a22を求め、同様に、領域B
の交点bp1〜bp10においても、それぞれ隣り合った交点
の中点b1〜b10を求める。次に、近似化データ作成手段
23により、図5において、ステップS3で作成された
中点データを通る直線を考え、この直線を表示するのに
必要な頂点データをデータベース3の輪郭線頂点データ
格納テーブル31に格納する(ステップS4)。
【0026】ここで、図6は、この頂点を求めるフロー
チャートである。まず、注目する輪郭領域において、求
めた中点データを1つ読み込み(ステップS11)、そ
のデータをデータベース4の輪郭線頂点データ格納テー
ブル31へ登録する(ステップS12)。次に、読み込
んだ中点データに対して、次の中点データが2つ以上存
在するか否かを判定する(ステップS13)。2つ以上
存在する場合には、読み込んだ中点データと次の2つの
中点データの合計3つの連続した中点データが同一直線
上にあるか否かを判定する(ステップS14)。同一直
線上にある場合には、3つの中点データのうち、2番目
の中点データ(3つのうち真中の中点データ)を削除す
る(ステップS15)。引き続き、次の2つの中点デー
タを取り出して、同じように同一直線上にあるか否かを
判定し、同一直線上にある場合には、2番目の中点デー
タ(3つのうち真中の中点データ)を削除する処理を繰
り返す(ステップS13〜S15)。
【0027】一方、次の中点データが2つ以上存在しな
い場合、または3点の中点データが同一直線上に存在し
ない場合には、中点データで近似化する輪郭線の一辺
(の頂点データ)が求められたということなので、注目
する輪郭領域において、中点データを全て読み終えたか
どうかを判定する(ステップS16)。そして、まだ終
了していない場合には、ステップS11に戻り、次の中
点近似化する輪郭線の次の一辺(の頂点データ)を求め
る処理を繰り返す(ステップS11〜S16)。一方、
全ての中点データを読み終えた場合には、当該処理を終
了する(あるいは次の輪郭領域に移る)。
【0028】図8に示す例では、領域Aの中点a1〜a22
において、まずa1を読み込み、これをデータベース3の
輪郭線頂点データ格納テーブル31へ登録する。次に、
中点a1に対しては、次の2つの中点a2,a3があるので、
中点a1と中点a2,a3の3つの中点が同一直線上にあるか
否かを判定する。この例では、中点a1と中点a2,a3は同
一直線上に存在するので、中点a2を削除する。次に、中
点a1と次の2つの中点a3,a4(中点a2はすでに削除され
ている)の3つの中点が同一直線上にあるか否かを判定
する。このように、中点a1が次の2つ中点と同一直線上
にあるか否かの判定を、次の2つの中点が存在しなくな
るまで繰り返す。
【0029】上記処理が進み、図8に示す中点a1と中点
a8,a9の3つの中点に対して判定する場合、中点a1と中
点a8,a9は、同一直線上でなくなるので、この場合に
は、中点a8を読み込み、これをデータベース3の輪郭線
頂点データ格納テーブル31へ登録して、同じように同
一直線上の判定を行っていく。この処理により、データ
ベース3の輪郭線頂点データ格納テーブル31には、中
点a1,a8,a11,a14,a17,a19,a22が領域Aにおける
輪郭線を表示するのに必要な頂点データとして登録され
ることになる。また、領域Bにおいても、同様な処理を
行うことで、データベース3の輪郭線頂点データ格納テ
ーブル31には、頂点は、中点b1,b2,b5,b6,b7,b1
0が輪郭線を表示するのに必要な頂点データとして登録
されることになる。
【0030】次に、輪郭線表示範囲データ作成手段24
により、図5において、ステップS4で作成された輪郭
線の頂点データに従って、該輪郭線全体を表示する際の
表示範囲として、該輪郭線を囲む最小の四角形の対角線
に位置する対角線頂点を求め、表示範囲データとしてデ
ータベース3の表示範囲データ格納テーブル32に登録
する(ステップS5)。
【0031】図8に示す例では、領域Aの輪郭線の頂点
は、a1,a8,a11,a14,a17,a19,a22であるが、この
X方向、Y方向の座標を考えたとき、それぞれ(Xa1,
Ya1)、(Xa8,Ya8)、(Xa11,Ya11)、(Xa1
4,Ya14)、(Xa17,Ya17)、(Xa19,Ya19)、
(Xa22,Ya22)とすると、輪郭線を囲む最小の四角形
の対角線頂点as1、as2の座標(Xas1、Yas1)、(Xas
2、Yas2)は、 Xas1 = min{Xa1、Xa8、Xa11、Xa14、Xa17、
Xa19、Xa22} Yas1 = max{Ya1、Ya8、Ya11、Ya14、Ya17、
Ya19、Ya22} Xas2 = max{Xa1、Xa8、Xa11、Xa14、Xa17、
Xa19、Xa22} Yas2 = min{Ya1、Ya8、Ya11、Ya14、Ya17、
Ya19、Ya22} として求めることができる。領域Bの輪郭線を囲む最小
の四角形の対角線頂点bs1,bs2の座標(Xbs1、Ybs
1)、(Xbs2、Ybs2)についても同様に求める。
【0032】上記ステップS4、S5で求めた座標をデ
ータベース3に格納すると、図9に示すような構造とな
る。図9は、データベース3の輪郭線頂点データ格納テ
ーブル31と表示範囲データ格納テーブル32のデータ
構成を示す概念図である。輪郭線頂点データ格納テーブ
ル31には、頂点データが輪郭線の頂点を結ぶ順に順序
付けが分かるようにスタックされて管理される。例え
ば、領域Aの輪郭線ALについては、a1→a8→a11→a14
→a17→a19→a22、あるいは、a22→a19→a17→a14→a11
→a8→a1と順序付けが分かるようにスタックされ、領域
Bの輪郭線BLについては、b1→b2→b5→b6→b7→b1
0、あるいは、b10→b7→b6→b5→b2→b1と順序付けが分
かるようにスタックされる。また、表示範囲データ格納
テーブル32には、輪郭線AL,BLごとに、表示範囲
データとして、輪郭線を囲む最小の四角形の対角線頂点
as1,as2、対角線頂点bs1,bs2が記憶されて管理され
る。
【0033】次に、図5において、ステップS1〜S5
の過程で作成された輪郭線データを用いて、ディスプレ
イ4へ表示する(ステップS6)。ここで、図7は、輪
郭線データをディスプレイ4上へ表示するフローチャー
トである。まず、メッシュ領域のどの領域をディスプレ
イ4へ表示するのかを特定する(ステップS21)。次
に、各々の輪郭線が持つ表示範囲データをデータベース
3の表示範囲データ格納テーブル32から読み出し(ス
テップS22)、表示範囲データに従って、輪郭線がデ
ィスプレイ4に表示する表示領域内であるか否か、すな
わち表示領域内にどの輪郭線が存在するかを判定する
(ステップS23)。
【0034】次に、ステップS23の判定に基づいて、
表示する必要がある輪郭線の頂点データをデータベース
3の輪郭線頂点データ格納テーブル31から読み出し
て、ディスプレイ4上に表示する(ステップS24)。
そして、表示範囲データ格納テーブル32のデータを全
て読み終えたか否かを判断し(ステップS25)、終了
していなければ、ステップS22に戻り、上述した処理
を繰り返すことにより、データベース3に登録されてい
る全ての輪郭線に対して処理を行う。
【0035】ここで、図10を参照して具体的に説明す
る。図10は、図8に示す例に対して、ディスプレイ4
上に表示する表示領域を示す概念図である。図10にお
いて、斜線で囲まれた領域Vが表示すべき表示領域であ
る。どの輪郭線を表示するかは、ディスプレイ4に表示
する表示領域Vの領域対角線頂点vs1,vs2と、輪郭線A
Lの表示範囲データas1,as2ならびに輪郭線BLの表示
範囲データbs1,bs2とに基づいて、上記表示領域Vとど
の表示範囲とが交差するか否か(重なっているか否か)
を判定する。図示の例では、輪郭線ALの表示範囲と表
示領域Vとが交差しているので、輪郭線ALを表示する
必要がある。そこで、輪郭線ALの頂点データa1,a8,
a11,a14,a17,a19,a22を、データベース3の輪郭線
頂点データ格納テーブル31から取り出し、各頂点デー
タa1,a8,a11,a14,a17,a19,a22を順々に結んでい
き、ディスプレイ4上に表示する。この例では、輪郭線
BLの表示範囲と表示領域Vとは交差していないので、
輪郭線BLは表示されない。
【0036】D.他の実施形態 次に、本発明の他の実施形態について説明する。ここ
で、図11は、本発明の他の実施形態によるメッシュ抽
出図形処理装置の構成を示すブロック図である。なお、
図4に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。図において、メモリ40は、データベース3に比
べて、より高速なアクセスが可能な記憶媒体であり、輪
郭線表示範囲データ作成手段24により作成され、一
旦、データベース3の表示範囲データ格納テーブル32
に記憶された、輪郭線を囲む最小の四角形の対角線頂点
(表示範囲データ)を、ディスプレイ4に表示する処理
に先立って表示範囲データ格納テーブル41に転送して
記憶しておく。
【0037】本他の実施形態では、上述した輪郭線を囲
む最小の四角形の対角線頂点(表示範囲データ)は、輪
郭線の頂点データに比べて、比較的データ量が小さいの
で、図11に示すように、表示に先立って、輪郭線の対
角線頂点(表示範囲データ)の座標データをデータベー
ス3の表示範囲データ格納テーブル32から読み出し、
より高速にアクセス可能なメモリ40の表示範囲データ
格納テーブル41に展開しておく。
【0038】そして、実際の表示では、輪郭線データ表
示手段25により、まず、メッシュ領域のどの領域をデ
ィスプレイ4へ表示するのかを特定し、次に、メモリ4
0の表示範囲データ格納テーブル41に記憶されてい
る、各々の輪郭線が持つ表示範囲データに従って、どの
輪郭線を表示させればよいのかを判断し、表示する必要
がある輪郭線の頂点データをデータベース3の輪郭線頂
点データ格納テーブル31から読み出して、ディスプレ
イ4上に表示すればよい。このように、他の実施形態で
は、表示判定で必ず参照しなければならない、輪郭線の
表示範囲を示す対角線頂点(表示範囲データ)はメモリ
40上なので、判定処理を高速化することが可能とな
り、全体として高速に表示することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
均等な四角形のメッシュ単位に分割された、地理情報の
標高データや分布図等のような図形に対し、近似化手段
により、前記輪郭線とメッシュ格子点との隣り合う交点
の中点をとり、該中点を結んだ線により前記輪郭線を近
似化し、管理手段により、該近似化された輪郭線を管理
するようにしたので、輪郭線を近似化することにより、
階段状になっている箇所が多い場合には、頂点数を削減
することができ、管理するデータ量を削減することがで
き、また、表示の際にも、頂点数が少ない分、高速に表
示することができるという利点が得られる。また、本発
明によれば、輪郭線の全体の表示範囲を示す対角線座標
も管理していることにより、ディスプレイへの表示領域
に全く関係ない輪郭線は、表示しないので表示の無駄を
省くことができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メッシュ分割したある対象領域を示す概念図
である。
【図2】 対象領域の一部を拡大した概念図である。
【図3】 輪郭線を近似する原理を説明するための概念
図である。
【図4】 本発明の実施形態によるメッシュ図形処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】 本実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】 輪郭線の近似化データを格納する動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】 格納されたデータを使用してディスプレイ上
へ表示する動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】 メッシュ図形の輪郭抽出の輪郭線の近似化お
よび表示領域を説明するための概念図である。
【図9】 データベースへのデータ管理の一例を示す概
念図である。
【図10】 ディスプレイ4上に表示する表示領域と輪
郭線の表示範囲との関係を示す概念図である。
【図11】 他の実施形態によるメッシュ図形処理装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 処理部 3 データベース 4 ディスプレイ 21 抽出手段 22 交点データ作成手段 23 近似化データ作成手段(近似化手段) 24 輪郭線表示範囲データ作成手段(矩形領域取得手
段) 25 輪郭線データ表示手段(描画輪郭線特定手段、描
画手段) 31 輪郭線頂点データ格納テーブル(管理手段) 32 表示範囲データ格納テーブル 40 メモリ 41 表示範囲データ格納テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA10 BA18 CA04 EA05 EA06 EA13 FA02 FA19 5B057 AA13 CA06 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CC04 CE09 CF05 CH01 DA08 DA17 DB02 DB08 DC07 DC16 DC36 5B080 AA00 FA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュ図形からその輪郭線を抽出する
    メッシュ図形処理装置において、 前記輪郭線とメッシュ格子点との隣り合う交点の中点を
    とり、該中点を結んだ線により前記輪郭線を近似化する
    近似化手段と、 前記近似化手段により近似化された輪郭線を管理する管
    理手段とを具備することを特徴とするメッシュ図形処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記近似化手段により近似化された輪郭
    線を包含する矩形領域を取得する矩形領域取得手段と、 前記矩形領域取得手段により取得した矩形領域と指定さ
    れた描画領域とに基づいて、前記描画領域に描画すべき
    輪郭線を特定する描画輪郭線特定手段と、 前記描画輪郭線特定手段により特定された輪郭線を描画
    する描画手段とを具備することを特徴とする請求項1記
    載のメッシュ図形処理装置。
  3. 【請求項3】 前記近似化手段は、前記中点が直線上に
    配置される場合、始点の中点と終点の中点のみで輪郭線
    の一辺を表現することを特徴とする請求項1または2記
    載のメッシュ図形処理装置。
  4. 【請求項4】 前記描画手段は、前記描画領域内の輪郭
    線のみを描画することを特徴とする請求項2記載のメッ
    シュ図形処理装置。
  5. 【請求項5】 メッシュ図形からその輪郭線を抽出する
    メッシュ図形処理方法において、 メッシュ図形からその輪郭線を抽出するステップと、 前記輪郭線とメッシュ格子点との交点を取得するステッ
    プと、 隣り合う交点同士の中点を結ぶ直線により前記輪郭線を
    近似化するステップとを有することを特徴とするメッシ
    ュ図形処理方法。
  6. 【請求項6】 前記近似化された輪郭線を包含する矩形
    領域を取得するステップと、 描画領域を指定するステップと、 前記矩形領域と指定された描画領域とに基づいて、描画
    すべき輪郭線を特定するステップと、 前記特定された輪郭線を描画するステップとを有するこ
    とを特徴とする請求項5記載のメッシュ図形処理方法。
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JP2019053669A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 株式会社パスコ 図形圧縮符号化方法

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