JP2000170520A - 内燃機関のパティキュレート除去システム - Google Patents

内燃機関のパティキュレート除去システム

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JP2000170520A
JP2000170520A JP10348290A JP34829098A JP2000170520A JP 2000170520 A JP2000170520 A JP 2000170520A JP 10348290 A JP10348290 A JP 10348290A JP 34829098 A JP34829098 A JP 34829098A JP 2000170520 A JP2000170520 A JP 2000170520A
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JP
Japan
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internal combustion
air
combustion engine
particulate
flow rate
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JP10348290A
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Yousuke Taichi
陽介 太地
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロアによる空気の背圧を計測する背圧セン
サを不要とすることによって、システムのコストダウン
を図ることのできる内燃機関のパティキュレート除去シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 ディーゼルエンジン1の排気系に排気ガ
ス中のパティキュレートを捕集するためのフィルタ3
と、フィルタ3に空気の導入を行なう空気導入通路7
と、空気導入通路7に接続されるブロア8と、ブロア8
からの空気流量を検出する流量センサ9とを備えた内燃
機関のパティキュレート除去システムにおいて、所定の
車両運転状態時に、ブロア8から所定の駆動力で空気を
吐出させて、流量センサ9より得られる空気流量からフ
ィルタ3のパティキュレート捕集量を推定するECU1
3とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のパティキ
ュレート除去システムに関し、より詳細には、ディーゼ
ルエンジンの排気系に黒煙中のディーゼル微粒子(=パ
ティキュレート)を捕集するためのフィルタを備え、捕
集されたパティキュレートを燃焼除去(再生)する内燃
機関のパティキュレート除去システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは、低燃費・高出力
の特徴から輸出用・産業用・発電用等広範に使用されて
いる。一般に、ディーゼルエンジンは、燃焼温度が高く
なることにより、窒素酸化物が多いという問題点をEG
R(排ガス再循環)システムで克服し、今では低燃費に
由来する排気中の二酸化炭素が少ない理由から、地球温
暖化を促進させない環境に優しいエンジンとして注目さ
れている。
【0003】一方、ディーゼルエンジンは、黒煙を排出
することが問題視されており、特に屋内作業等の閉所で
使用される時、パティキュレート除去の要求が高まって
いる。
【0004】そこで、本発明者はこの要求に応えるた
め、ディーゼル車の排気からパティキュレートを完全に
除去することのできる内燃機関のパティキュレート除去
システムを開発した。図11はその内燃機関のパティキ
ュレート除去システムを概略的に示したブロック図であ
る。
【0005】ディーゼルエンジン1の排気系には排気管
2途中にパティキュレートを捕集するためのフィルタ
(DPF:Diesel Particulate Filter )3が設けら
れ、フィルタ3にはパティキュレートを燃焼させるヒー
タ4及びフィルタ3の温度を計測する温度センサ5が設
けられている。またフィルタ3には空気導入バルブ6が
設けられた空気導入通路7を介してブロア8が接続され
ている。また空気導入通路7にはブロア8からの空気流
量を計測する流量センサ9が介装されている。またブロ
ア8からフィルタ3への空気の背圧を計測する背圧セン
サ10が空気導入通路7の空気導入バルブ6の出口側に
接続されている。
【0006】温度センサ5、流量センサ9、及び背圧セ
ンサ10はCPU11a及びEEPROM11bを含ん
で構成されるECU11に接続され、ECU11は空気
導入バルブ6、ブロア8、及びヒータリレー12に接続
されている。
【0007】ディーゼルエンジン1から排出される黒煙
中のパティキュレートはフィルタ3で捕集され、捕集量
は運転席前部に搭載されたディスプレイのLED等に表
示される。運転者はその表示に基づいてパティキュレー
ト捕集量を判断し、そのパティキュレートを燃焼除去
(再生)させることができる。再生作業は、ディーゼル
エンジン1を停止させ、外部交流電源(AC200V)
を車両に接続し、ヒータ4に通電し、ブロア8から空気
を圧送することによって1時間程度で完了する。
【0008】再生中のCPU11a及び各機能部品の作
動機構について説明する。 ヒータリレー12をONし、ヒータ4に通電を開始す
る。 空気流入バルブ6を開けてブロア8を動作させ、パテ
ィキュレートの燃焼に必要な空気を導入する。 流量センサ9により実際に供給されている空気量を検
知し、パティキュレートの燃焼に最適な量を送るように
ブロア8を制御する。 温度センサ5によりフィルタ3の温度を検知し、パテ
ィキュレートの燃焼に最適な温度になるようにヒータリ
レー12を制御する。
【0009】以上のように、パティキュレートの燃焼の
制御では温度センサ5によるフィードバック制御、及び
流量センサ9によるフィードバック制御によって、電源
電圧に依存しない安定な燃焼エネルギーを供給すること
による燃焼熱のコントロールと空気流量の微調整とを行
ない、フィルタ3の異常過熱による破損を防止する。な
お、再生中はエンジン1が廻らないようにスタータリレ
ー(図示せず)をカットする。
【0010】続いて、捕集量検出方式について説明す
る。フィルタ3の耐久性を確保するためには再生時のフ
ィルタ3の最高温度を所定値内に抑えることが必要であ
る。そのためにはフィルタ3のパティキュレート捕集量
が必要となる。
【0011】フィルタ3のパティキュレート捕集量はC
PU11aにより推定される。パティキュレート捕集量
は背圧センサ10からの信号、及びEEPROM11b
に格納されている背圧と捕集量との関係を示すデータ
(図12参照)から、補間計算により推定される。捕集
量の計算には背圧センサ10の出力値の最高値をメモリ
した値(ピークホールド値)が用いられる。図12
(a)は背圧センサ10のセンサ特性を示したグラフで
あり、(b)は背圧と捕集量との関係を示したグラフで
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の内燃機関のパティキュレート除去システムには、ブロ
ア8による供給空気量を計測する流量センサ9と、ブロ
ア8からフィルタ3への空気の背圧を計測する背圧セン
サ10との2つのセンサが設けられている。流量センサ
9はパティキュレート燃焼の際に使用されるものであ
り、背圧センサ10はフィルタ3のパティキュレート捕
集量を推定する際に使用されるものである。このよう
に、従来の内燃機関のパティキュレート除去システムで
はそれぞれの目的に対応した、それ専用のセンサを必要
としているので、コスト的に引き合わなくなる虞れがあ
った。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、ブロアによる空気の背圧を計測する背圧センサを
不要とすることによって、システムのコストダウンを図
ることのできる内燃機関のパティキュレート除去システ
ムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る内燃機関のパティキュレー
ト除去システム(1)は、内燃機関の排気系に排気ガス
中のパティキュレートを捕集するためのフィルタと、該
フィルタに空気の導入を行なう空気導入通路と、該空気
導入通路に接続される空気供給手段と、該空気供給手段
からの空気流量を検出する空気流量検出手段とを備えた
内燃機関のパティキュレート除去システムにおいて、所
定の車両運転状態時に、前記空気供給手段から所定の駆
動力で空気を吐出させるように制御する第1の制御手段
と、前記空気流量検出手段より得られる空気流量から前
記フィルタのパティキュレート捕集量を推定する推定手
段とを備えていることを特徴としている。
【0015】エンジン回転数が安定(例えば、エンジン
停止時)している場合には、前記空気導入通路における
通気抵抗は一定になるので、このときの通気抵抗の大き
さは前記フィルタのパティキュレート捕集量によって決
まり、そのパティキュレート捕集量が多くなるに従って
大きくなる。
【0016】また、前記空気供給手段から前記フィルタ
へ一定の駆動力で空気を吐出させた場合には、前記通気
抵抗が大きくなるに従って、前記空気導入通路を流れる
空気流量は少なくなる。
【0017】よって、エンジン回転数が安定していると
きに、前記空気供給手段から前記フィルタへ一定の駆動
力で空気を吐出させた場合には、パティキュレート捕集
量が多くなるに従って、前記空気導入通路を流れる空気
流量は少なくなる。逆に言うならば、前記空気導入通路
を流れる空気流量が低下するに従って、前記フィルタの
パティキュレート捕集量は増大していることになる。
【0018】そこで上記内燃機関のパティキュレート除
去システム(1)では、前記パティキュレート捕集量が
増大するに従って前記空気流量が低下することを利用
し、所定の車両運転状態時に、前記空気供給手段から前
記フィルタへ所定の駆動力で空気を吐出させ、前記空気
流量検出手段より得られる空気流量から前記フィルタの
パティキュレート捕集量を推定する。よって、図11に
示した従来の内燃機関のパティキュレート除去システム
では必要であった背圧センサ10を設けなくとも前記パ
ティキュレート捕集量を推定することができるので、シ
ステムの低コスト化を図ることができる。
【0019】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(2)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(1)において、前記所定の車両
運転状態時に、前記空気供給手段から前記所定の駆動力
で空気を吐出させた場合の前記空気流量と前記パティキ
ュレート捕集量との関係を示したデータを記憶する第1
の記憶手段を備え、前記推定手段が前記データに基づい
て前記パティキュレート捕集量を推定するものであるこ
とを特徴としている。
【0020】上述したように、前記パティキュレート捕
集量が増大するに従って前記空気流量が低下するので、
上記内燃機関のパティキュレート除去システム(2)で
は、前記空気流量と前記パティキュレート捕集量との関
係を示したデータを記憶する前記第1の記憶手段を備
え、そのデータに基づいて前記パティキュレート捕集量
を推定することによって推定精度の向上を図っている。
【0021】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(3)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(1)又は(2)において、前記
空気供給手段から前記所定の駆動力で空気を吐出させる
ために、前記空気供給手段に印加されるバッテリ電圧に
応じて駆動デューティ比を制御する第2の制御手段を備
えていることを特徴としている。
【0022】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(3)によれば、前記空気供給手段に印加される前
記バッテリ電圧が変動したとしても、前記空気供給手段
から前記所定の駆動力で前記フィルタへ空気を供給し続
けることができる。
【0023】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(4)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(3)において、前記所定の駆動
力は、前記所定の車両運転状態時でありかつ前記パティ
キュレート捕集量が所定範囲内にある時に、前記空気供
給手段からの吐出空気流量を所定量とすることができる
バッテリ電圧と駆動デューティ比とから求められる平均
印加電圧として求められるものであり、該平均印加電圧
を記憶する第2の記憶手段を備え、前記第2の制御手段
が前記平均印加電圧に基づいて前記駆動デューティ比を
制御するものであることを特徴としている。
【0024】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(4)によれば、前記所定の駆動力を前記平均印加
電圧として求め、その平均印加電圧に基づいて前記駆動
デューティ比を制御するので、前記空気供給手段から確
実に前記所定の駆動力で前記フィルタへ空気を吐出させ
ることができるので、前記パティキュレート捕集量の推
定精度の向上が図られる。
【0025】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(5)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(4)において、前記第2の記憶
手段は書換可能な記憶手段であり、前記第2の記憶手段
への書き換えが、前記所定の車両運転状態でありかつ前
記パティキュレート捕集量が所定範囲内にある時にのみ
可能となるように制御する第3の制御手段を備えている
ことを特徴としている。
【0026】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(5)によれば、前記第2の記憶手段が書換可能な
記憶手段であるので、前記平均印加電圧を車両毎に求め
ることができるので、前記パティキュレート捕集量の推
定精度のより一層の向上が図られる。また、前記第2の
記憶手段への書き換えが所定の場合に限定されるので、
適切な前記平均印加電圧を前記第2の記憶手段に記憶さ
せておくことができる。
【0027】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(6)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(1)〜(5)のいずれかにおい
て、前記内燃機関からの排気ガスを前記フィルタへ導入
する排気管に排気シャッターが設けられ、所望期間中、
前記排気シャッターを閉じるように制御する第4の制御
手段を備えていることを特徴としている。
【0028】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(6)によれば、前記パティキュレート捕集量の推
定に用いる空気流量の検出期間中、前記排気シャッター
を閉じ、前記空気の漏れを防止することによって、前記
空気流量の検出精度の向上が図られる。
【0029】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(7)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(1)〜(6)のいずれかにおい
て、所望期間中、前記内燃機関へ空気の導入を行なう空
気導入管に配設されたスロットルバルブを閉じるように
制御する第5の制御手段を備えていることを特徴として
いる。
【0030】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(7)によれば、前記パティキュレート捕集量の推
定に用いる空気流量の検出期間中、前記スロットルバル
ブを閉じ、前記空気の漏れを防止することによって、前
記空気流量の検出精度の向上が図られる。また、従来か
らあるスロットルバルブを利用するので、新たに排気シ
ャッターを追加する必要がなく、コストアップを招くこ
ともない。
【0031】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(8)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(1)〜(7)のいずれかにおい
て、前記推定手段が、前記内燃機関の予熱開始から前記
内燃機関の始動までの間に検出される空気流量を用いて
前記パティキュレート捕集量を推定するものであること
を特徴としている。
【0032】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(8)によれば、前記内燃機関稼働により発生する
排気の影響を受けないので、前記パティキュレート捕集
量の推定に用いる空気流量の検出精度の向上が図られ
る。また、前記内燃機関のプレヒート時間を利用するこ
とによって、前記空気流量の検出のために余分な時間を
費やす必要がないので、前記検出に要する待ち時間の発
生をなくすことができる。
【0033】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(9)は、上記内燃機関のパティキ
ュレート除去システム(8)において、前記空気流量検
出手段が熱線式センサである場合、前記推定手段が、前
記センサへの通電開始から所定時間経過後に検出される
空気流量を用いて前記パティキュレート捕集量を推定す
るものであることを特徴としている。
【0034】前記空気流量検出手段として熱線式センサ
を採用した場合、前記センサへの通電開始後しばらくの
間はセンサ出力電圧が安定しない場合があるが、上記内
燃機関のパティキュレート除去システム(9)によれ
ば、前記センサへの通電開始から所定時間経過後に検出
される空気流量を用いて前記パティキュレート捕集量を
推定するので、該推定を正確に行なうことができる。
【0035】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(10)は、上記内燃機関のパティ
キュレート除去システム(9)において、前記パティキ
ュレート捕集量の推定に用いる空気流量が検出されるま
で、前記内燃機関が廻らないように制御する第6の制御
手段を備えていることを特徴としている。
【0036】前記パティキュレート捕集量の推定に用い
る空気流量が検出されるまでに、前記内燃機機関が廻っ
てしまうと、排気流量の影響を受けることがあるが、上
記内燃機関のパティキュレート除去システム(10)に
よれば、前記パティキュレート捕集量の推定に用いる空
気流量が検出されるまで、前記内燃機関が廻らないの
で、前記推定を正確に行なうことができる。
【0037】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(11)は、上記内燃機関のパティ
キュレート除去システム(1)〜(7)のいずれかにお
いて、前記推定手段が、前記内燃機関が停止してからの
所定時間を利用して前記パティキュレート捕集量を推定
するものであることを特徴としている。
【0038】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(11)によれば、前記内燃機関稼働により発生す
る排気の影響を受けないので、前記パティキュレート捕
集量の推定に用いる空気流量の検出精度の向上が図られ
る。また、前記内燃機関始動前に前記検出のための時間
を確保する必要がない。
【0039】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(12)は、上記内燃機関のパティ
キュレート除去システム(1)〜(7)のいずれかにお
いて、前記推定手段が、前記空気導入通路にかかる通気
抵抗が安定している時間に検出される空気流量を用いて
前記パティキュレート捕集量を推定するものであること
を特徴としている。
【0040】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(12)によれば、アイドル回転時等、通気抵抗が
安定している時間を利用して前記パティキュレート捕集
量を推定するので、該推定を正確なものとすることがで
きると共に、前記内燃機関始動前、あるいは停止後に前
記検出のための時間を確保する必要がない。
【0041】また、本発明に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システム(13)は、内燃機関の排気系に排
気ガス中のパティキュレートを捕集するためのフィルタ
と、該フィルタ再生時にパティキュレートの燃焼用空気
の導入を行なう空気導入通路と、該空気導入通路に接続
される空気供給手段と、該空気供給手段からの空気流量
を検出する空気流量検出手段と、前記空気供給手段から
の空気の背圧を検出する背圧検出手段とを備え、該背圧
検出手段より得られる背圧から前記フィルタのパティキ
ュレート捕集量を推定する内燃機関のパティキュレート
除去システムにおいて、所定の車両運転状態時に、前記
空気供給手段から前記フィルタへ所定の駆動力で空気を
吐出させる第1の制御手段と、前記空気流量検出手段よ
り得られる空気流量から前記パティキュレート捕集量を
推定する推定手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0042】上記内燃機関のパティキュレート除去シス
テム(13)によれば、前記パティキュレート捕集量の
推定を前記背圧検出手段からの情報と前記空気流量検出
手段からの情報との二重系とすることによって、前記パ
ティキュレート捕集量の推定精度の向上が図られる。ま
た、前記背圧検出手段や前記空気流量検出手段等の故障
時のフェイルセーフ機能の向上が図られる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムの実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は実施の形態(1)に係る内燃機関
のパティキュレート除去システムを概略的に示したブロ
ック図である。
【0044】ディーゼルエンジン1の排気系には排気管
2途中にパティキュレートを捕集するためのフィルタ3
が設けられ、フィルタ3にはパティキュレートを燃焼さ
せるヒータ4及びフィルタ3の温度を計測する温度セン
サ5が設けられている。またフィルタ3には空気導入バ
ルブ6が設けられた空気導入通路7を介してブロア8が
接続されている。また空気導入通路7にはブロア8から
の空気流量を計測する流量センサ9が介装されている。
【0045】温度センサ5、及び流量センサ9はCPU
13a及びEEPROM13bを含んで構成されるEC
U13に接続され、ECU13は空気導入バルブ6、ブ
ロア8、及びヒータリレー12に接続されている。また
ECU13はブロア8に印加されるバッテリ電圧VBAT
を取り込むことができるようになっている。
【0046】フィルタ3で捕集されたパティキュレート
の燃焼除去(再生)におけるCPU13aの制御動作に
ついては、図11に示したCPU11aと同様であるの
でここではその説明を省略する。
【0047】捕集量検出方式について説明する。フィル
タ3の耐久性を確保するためには再生時のフィルタ3の
最高温度を所定値内に抑えることが必要である。そのた
めにはフィルタ3のパティキュレート捕集量が必要とな
る。
【0048】フィルタ3のパティキュレート捕集状況は
CPU13aにより推定される。以下に、捕集量推定に
おけるCPU13a及び各機能部品の作動機構について
説明する。
【0049】ディーゼルエンジン1の停止時に空気導
入バルブ6を開け、そしてブロア8の平均印加電圧Vを
N に保つように、ブロア8に印加されるバッテリ電圧
BAT に応じて駆動デューティ比TON/Tを制御する
(第1の制御手段及び第2の制御手段に相当)。
【0050】なお、ここでの平均印加電圧VN は、パテ
ィキュレート捕集量Yが0であるときに、ブロア8から
の吐出空気流量XをX0 とするものであり、その平均印
加電圧VN はEEPROM13bに記憶されている。
【0051】次に空気流量Xとパティキュレート捕集
量Yとの関係を示したデータ(図2参照)に基づいて、
流量センサ9より得られる空気流量Xからフィルタ3の
パティキュレート捕集量Yを推定する(推定手段に相
当)。
【0052】空気流量Xとパティキュレート捕集量Yと
の関係については、「課題を解決するための手段及びそ
の効果」の項目でも説明したように、エンジン回転数が
安定しているときに、ブロア8からフィルタ3へ一定の
駆動力で空気を吐出した場合には、フィルタ3のパティ
キュレート捕集量Yが多くなるに従って、空気導入通路
7を流れる空気流量Xは少なくなる。
【0053】図2は、ブロア8の平均印加電圧VがVN
である場合の空気流量Xとパティキュレート捕集量Yと
の関係を示したグラフであり、点Pは空気流量XがX0
であるときパティキュレート捕集量Yが0であることを
示している。この空気流量Xとパティキュレート保守量
Yとの関係を示したデータはECU13内のEEPRO
M13bに記憶されている。このように流量センサ9よ
り得られる空気流量XとEEPROM13bに記憶され
ているデータとからパティキュレート捕集量Yが推定さ
れる。
【0054】上記実施の形態(1)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムによれば、パティキュレー
ト捕集量Yが増大するに従って、空気流量Xが低下する
ことを利用し、ディーゼルエンジン1の停止時に、ブロ
ア8からフィルタ3へ一定の駆動力で空気を吐出させ、
流量センサ9より得られる空気流量Xからフィルタ3の
パティキュレート捕集量Yを推定する。よって、図11
に示した従来の内燃機関のパティキュレート除去システ
ムでは必要であった背圧センサ10を設けなくともパテ
ィキュレート捕集量Yを推定することができるので、シ
ステムの低コスト化を図ることができる。また、ブロア
8に印加されるバッテリ電圧VBAT が変動したとして
も、一定の駆動力でフィルタ3へ空気を供給し続けるこ
とができる。
【0055】図3は実施の形態(2)に係る内燃機関の
パティキュレート除去システムの要部を概略的に示した
ブロック図である。流量センサ9、及び検査コードを入
力するための検査コード入力手段14はCPU13a及
びEEPROM13bを含むECU13に接続され、E
CU13はブロア8に接続されている。またECU13
はブロア8に印加されるバッテリ電圧VBAT を取り込む
ことができるようになっている。
【0056】実施の形態(2)に係る内燃機関のパティ
キュレート除去システムにおけるCPU13aの動作に
ついて、図4に示したフローチャートに基づいて説明す
る。
【0057】まずステップ1において、検査コード入力
手段14からコード受信があったか否かを判断する。コ
ード受信があったと判断すれば、ステップ2に移り、一
方、コード受信がないと判断すれば、前記動作は終了す
る。
【0058】ステップ2では、受信コードがECU13
に格納されているコードと一致するか否かを判断する。
一致していると判断すれば、ステップ3に移り、空気導
入バルブ6を開け、そしてステップ4に移る。一方、一
致していないと判断すれば、前記動作は終了する。
【0059】ステップ4では、ブロア8を駆動デューテ
ィ比dで駆動させてステップ5に移り、流量センサ9か
ら得られる空気流量XがX0 であるか否かを判断する。
0であると判断すれば、ステップ6に移り、そのとき
の駆動デューティ比dとバッテリ電圧VBAT とから平均
印加電圧VN を求めて、その平均印加電圧VN をEEP
ROM13bに記憶させる。一方、空気流量XがX0
ないと判断すれば、ステップ7に移る。
【0060】ステップ7では、空気流量XがX0 より大
きいか否かを判断する。X0 より大きいと判断すれば、
ステップ8に移り、駆動デューティ比dを0.5%下降
させて(d←d−0.5%)、ステップ4に戻る。一
方、X0 より大きくない(小さい)と判断すれば、ステ
ップ9に移り、駆動デューティ比dを0.5%上昇させ
て(d←d+0.5%)、ステップ4に戻る。
【0061】上記実施の形態(2)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムによれば、流量センサ9よ
り得られる空気流量XがX0 となる平均印加電圧VN
求め、その値をEEPROM13bに記憶させておくこ
とができる。すなわち、車両毎に求められた平均印加電
圧VN に基づいて、パティキュレート捕集量Yを推定す
ることができるので、推定精度の向上を図ることができ
る。
【0062】また、検査コードが一致した場合(例え
ば、工場での車両組立後の検査モード時)、すなわちデ
ィーゼルエンジン1が停止中であり、パティキュレート
捕集量Yが0であるときにEEPROM13bへのデー
タの書き換えが行なわれるので、適切な平均印加電圧V
N をEEPROM13bへ記憶させておくことができ
る。
【0063】また、検査コードが一致した場合に限り、
EEPROM13bへのデータの書き換えが行なわれ
る、すなわち検査コードを知らない者によって勝手に平
均印加電圧VN が設定されることはなく、適切な時(例
えば、工場での車両組立後の検査モード時等)に設定さ
れるようになっている。
【0064】また、検査モード時以外では、再生作業終
了後(エンジン停止中であり、パティキュレート捕集量
が0である時)にのみEEPROM13bへのデータの
書き換えを可能とすることによって、より適切な平均印
加電圧VN を設定することができる。
【0065】図5は実施の形態(3)に係る内燃機関の
パティキュレート除去システムの要部を概略的に示した
ブロック図である。図中15は排気シャッターを示して
おり、排気シャッター15は排気管2に配設されてい
る。図示しないが、ECU13は排気シャッター15の
駆動部に接続されており、ECU13はパティキュレー
ト捕集量Yの推定に用いる空気流量Xの検出期間中、排
気シャッター15を閉じるように制御する。
【0066】上記実施の形態(3)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムによれば、空気の漏れを防
止することによって、空気流量Xの検出精度の向上を図
っている。
【0067】図6は実施の形態(4)に係る内燃機関の
パティキュレート除去システムの要部を概略的に示した
ブロック図である。図中17はスロットルバルブを示し
ており、スロットルバルブ17は吸気管16に配設され
ている。図示しないが、ECU13はスロットルバルブ
17の駆動部に接続されており、ECU13はパティキ
ュレート捕集量Yの推定に用いる空気流量Xの検出期間
中、スロットルバルブ17を閉じるように制御する。
【0068】上記実施の形態(4)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムによれば、空気の漏れを防
止することによって、空気流量Xの検出精度の向上を図
っている。また、従来からあるスロットルバルブ17を
利用するので、新たに排気シャッター15を追加する必
要がなく、コストアップを招くこともない。
【0069】上記実施の形態(1)〜(4)に係る内燃
機関のパティキュレート除去システムにおいて、パティ
キュレート捕集量Yを推定するのに用いる空気流量Xの
検出タイミングについて説明する。
【0070】●第1のタイミング(図7(a)参照) ディーゼルエンジンの場合には、イグニッションスイッ
チのON(t0 )からエンジンの始動までの間にプレヒ
ート時間(t0 〜t1 )があるので、そのプレヒート時
間を利用することによって、検出に要する待ち時間の発
生をなくすことができる。
【0071】イグニッションスイッチがONされると、
グローリレーへ電力が供給されエンジンの予熱が始まる
(t0 )。その後、ブロア8に電力が供給され、ブロア
8から空気が圧送され(t2 〜t3 )、そしてプレヒー
ト時間中に空気流量Xが検出される(tX1)。
【0072】●第2のタイミング(図7(b)参照) 流量センサ9として熱線式センサを採用した場合、流量
センサ9への通電開始(t0 )後しばらくの間(Δt
1 )はセンサ出力電圧が安定しない場合があるので、流
量センサ9への通電開始から所定時間Δt2 (>Δt
1 )経過後に空気流量Xが検出される(tX2)。これに
よって、前記推定を正確に行なうことができる。
【0073】●第3のタイミング(図7(c)参照) 流量センサ9からのセンサ出力電圧が安定するまでに
(t0 +Δt3 )、予熱が完了し(t1 )、エンジンが
廻ってしまうと、排気流量の影響を受けることがある。
そこで、パティキュレート捕集量Yの推定に用いる空気
流量Xが検出(tX3=t0 +Δt4 )されるまで、エン
ジンが廻らないようにスタータリレーがカットされる
(t4 )。
【0074】●第4のタイミング(図8参照) イグニッションスイッチのOFF(t0 )後に空気流量
Xの検出を行なう。これによって、エンジンが稼働する
ことによって発生する排気の影響を受けないので、空気
流量Xの検出精度の向上が図られる。また、エンジン始
動前に前記検出のための時間を確保する必要がない。
【0075】通常であれば、イグニッションスイッチが
OFFされると、メインリレーもOFFとなるが、ここ
ではしばらくの間ON状態にされ、その間にブロア8に
電力が供給され、ブロア8から空気が圧送され(t2
3 )、空気流量Xが検出される(tX4)。
【0076】●第5のタイミング(図9参照) アイドル回転時等、通気抵抗が安定している時間を利用
するので、エンジン始動前、あるいは停止後に前記検出
のための時間を確保する必要がない。アイドル回転開始
直後(t1 、t3 )では通気抵抗が安定していないの
で、アイドル回転開始から所定時間Δt(例えば、3
秒)経過後に空気流量Xが検出される(tX5)。
【0077】図10は実施の形態(5)に係る内燃機関
のパティキュレート除去システムを概略的に示したブロ
ック図である。ここでは、図11に示した内燃機関のパ
ティキュレート除去システムと同様の構成についてはそ
の説明を省略する。
【0078】図中18はECUを示しており、ECU1
8はCPU18a及びEEPROM18bを含んで構成
されている。温度センサ5、流量センサ9、及び背圧セ
ンサ10はECU18に接続され、ECU18は空気導
入バルブ6、ブロア8、及びヒータリレー12に接続さ
れている。
【0079】実施の形態(5)に係る内燃機関のパティ
キュレート除去システムのECU18は、上記実施の形
態(1)〜(4)に係る内燃機関のパティキュレート除
去システムのECU13と同様にブロア8からフィルタ
3へ所定の駆動力で空気を吐出させた場合に、流量セン
サ9より得られる空気流量Xからパティキュレート捕集
量Yを推定する機能を備えると共に、従来の内燃機関の
パティキュレート除去システムのECU11と同様に背
圧センサ10より得られる背圧値からパティキュレート
捕集量Yを推定する機能を備えるものである。
【0080】上記実施の形態(5)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムによれば、パティキュレー
ト捕集量Yの推定を背圧センサ10からの背圧値と流量
センサ9からの空気流量との二重系とし、例えば、それ
ぞれの系統から求められたパティキュレート捕集量の平
均をとったり、一方の系統に故障が生じた場合には、他
方の系統から求められたパティキュレート捕集量のみを
採用することによって、パティキュレート捕集量Yの推
定精度の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る内燃機関のパ
ティキュレート除去システムを概略的に示したブロック
図である。
【図2】空気流量とパティキュレート捕集量との関係を
示したグラフである。
【図3】実施の形態(2)に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システムの要部を概略的に示したブロック図
である。
【図4】実施の形態(2)に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システムにおけるCPUの動作を示したフロ
ーチャートである。
【図5】実施の形態(3)に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システムの要部を概略的に示したブロック図
である。
【図6】実施の形態(4)に係る内燃機関のパティキュ
レート除去システムの要部を概略的に示したブロック図
である。
【図7】空気流量の検出タイミングを示したタイミング
チャートである。
【図8】空気流量の検出タイミングを示したタイミング
チャートである。
【図9】空気流量の検出タイミングを示したタイミング
チャートである。
【図10】実施の形態(5)に係る内燃機関のパティキ
ュレート除去システムを概略的に示したブロック図であ
る。
【図11】従来の内燃機関のパティキュレート除去シス
テムを概略的に示したブロック図である。
【図12】(a)は背圧センサのセンサ特性を示したグ
ラフであり、(b)は背圧とパティキュレート捕集量と
の関係を示したグラフである。
【符号の説明】 1 ディーゼルエンジン 3 フィルタ 7 空気導入通路 8 ブロア 9 流量センサ 10 背圧センサ 11、13、18 ECU

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に排気ガス中のパティ
    キュレートを捕集するためのフィルタと、該フィルタに
    空気の導入を行なう空気導入通路と、該空気導入通路に
    接続される空気供給手段と、該空気供給手段からの空気
    流量を検出する空気流量検出手段とを備えた内燃機関の
    パティキュレート除去システムにおいて、 所定の車両運転状態時に、前記空気供給手段から所定の
    駆動力で空気を吐出させるように制御する第1の制御手
    段と、前記空気流量検出手段より得られる空気流量から
    前記フィルタのパティキュレート捕集量を推定する推定
    手段とを備えていることを特徴とする内燃機関のパティ
    キュレート除去システム。
  2. 【請求項2】 前記所定の車両運転状態時に、前記空気
    供給手段から前記所定の駆動力で空気を吐出させた場合
    の前記空気流量と前記パティキュレート捕集量との関係
    を示したデータを記憶する第1の記憶手段を備え、前記
    推定手段が前記データに基づいて前記パティキュレート
    捕集量を推定するものであることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関のパティキュレート除去システム。
  3. 【請求項3】 前記空気供給手段から前記所定の駆動力
    で空気を吐出させるために、前記空気供給手段に印加さ
    れるバッテリ電圧に応じて駆動デューティ比を制御する
    第2の制御手段を備えていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の内燃機関のパティキュレート除去シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記所定の駆動力は、前記所定の車両運
    転状態時でありかつ前記パティキュレート捕集量が所定
    範囲内にある時に、前記空気供給手段からの吐出空気流
    量を所定量とすることができるバッテリ電圧と駆動デュ
    ーティ比とから求められる平均印加電圧として求められ
    るものであり、該平均印加電圧を記憶する第2の記憶手
    段を備え、前記第2の制御手段が前記平均印加電圧に基
    づいて前記駆動デューティ比を制御するものであること
    を特徴とする請求項3記載の内燃機関のパティキュレー
    ト除去システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の記憶手段は書換可能な記憶手
    段であり、前記第2の記憶手段への書き換えが、前記所
    定の車両運転状態でありかつ前記パティキュレート捕集
    量が所定範囲内にある時にのみ可能となるように制御す
    る第3の制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    4記載の内燃機関のパティキュレート除去システム。
  6. 【請求項6】 前記内燃機関からの排気ガスを前記フィ
    ルタへ導入する排気管に排気シャッターが設けられ、所
    望期間中、前記排気シャッターを閉じるように制御する
    第4の制御手段を備えていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかの項に記載の内燃機関のパティキュレー
    ト除去システム。
  7. 【請求項7】 所望期間中、前記内燃機関へ空気の導入
    を行なう空気導入管に配設されたスロットルバルブを閉
    じるように制御する第5の制御手段を備えていることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の内燃機
    関のパティキュレート除去システム。
  8. 【請求項8】 前記推定手段が、前記内燃機関の予熱開
    始から前記内燃機関の始動までの間に検出される空気流
    量を用いて前記パティキュレート捕集量を推定するもの
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に
    記載の内燃機関のパティキュレート除去システム。
  9. 【請求項9】 前記空気流量検出手段が熱線式センサで
    ある場合、前記推定手段が、前記センサへの通電開始か
    ら所定時間経過後に検出される空気流量を用いて前記パ
    ティキュレート捕集量を推定するものであることを特徴
    とする請求項8記載の内燃機関のパティキュレート除去
    システム。
  10. 【請求項10】 前記パティキュレート捕集量の推定に
    用いる空気流量が検出されるまで、前記内燃機関が廻ら
    ないように制御する第6の制御手段を備えていることを
    特徴とする請求項9記載の内燃機関のパティキュレート
    除去システム。
  11. 【請求項11】 前記推定手段が、前記内燃機関が停止
    してからの所定時間を利用して前記パティキュレート捕
    集量を推定するものであることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかの項に記載の内燃機関のパティキュレート
    除去システム。
  12. 【請求項12】 前記推定手段が、前記空気導入通路に
    かかる通気抵抗が安定している時間に検出される空気流
    量を用いて前記パティキュレート捕集量を推定するもの
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に
    記載の内燃機関のパティキュレート除去システム。
  13. 【請求項13】 内燃機関の排気系に排気ガス中のパテ
    ィキュレートを捕集するためのフィルタと、該フィルタ
    再生時にパティキュレートの燃焼用空気の導入を行なう
    空気導入通路と、該空気導入通路に接続される空気供給
    手段と、該空気供給手段からの空気流量を検出する空気
    流量検出手段と、前記空気供給手段からの空気の背圧を
    検出する背圧検出手段とを備え、該背圧検出手段より得
    られる背圧から前記フィルタのパティキュレート捕集量
    を推定する内燃機関のパティキュレート除去システムに
    おいて、 所定の車両運転状態時に、前記空気供給手段から前記フ
    ィルタへ所定の駆動力で空気を吐出させる第1の制御手
    段と、前記空気流量検出手段より得られる空気流量から
    前記パティキュレート捕集量を推定する推定手段とを備
    えていることを特徴とする内燃機関のパティキュレート
    除去システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002031324A1 (fr) * 2000-10-13 2002-04-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif de controle des emissions d"echappement d"un moteur a combustion interne
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US7073326B2 (en) 2003-10-24 2006-07-11 Hyundai Motor Company Diesel particulate matter reduction system and a method thereof
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JP2020033947A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置

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