JP2000167484A - ガラス溶射方法および装置 - Google Patents

ガラス溶射方法および装置

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JP2000167484A JP10340389A JP34038998A JP2000167484A JP 2000167484 A JP2000167484 A JP 2000167484A JP 10340389 A JP10340389 A JP 10340389A JP 34038998 A JP34038998 A JP 34038998A JP 2000167484 A JP2000167484 A JP 2000167484A
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Nakashima KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属基材に対するガラス材料の溶射を効果的
かつ効率的に行うことを主たる目的とするものである。
また、ガラス被膜におけるピンホールの発生を防止し、
ガラス被膜の強度および密着度ならびに外観性を大きく
向上するガラス溶射方法を提案するものである。さら
に、金属ロール基材、殊に大型の金属ロール基材に対す
る有用なガラス溶射装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 金属基材10を全体加熱する予熱工程
と、前記予熱された基材表面にガラス材料を予備溶射し
てガラス予備被膜13を形成する予備溶射工程と、前記
工程で形成されたガラス予備被膜を追加加熱しその表面
に同種のガラス材料を本溶射してガラス被膜14を形成
する本溶射工程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属表面にガラ
スの被膜を形成するガラス溶射方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば印刷用のロールあるいは製紙もし
くは製鉄等に用いられる工業用ロールとして従来から金
属製のものが多用されている。これらの金属製ロール
は、強い酸性あるいはアルカリ性を有する印刷インク、
洗浄液、紙もしくは金属製品等と接触するので、腐食等
によって経時的に表面の劣化が促進される。また、この
種ロールは高温多湿の過酷な条件下で使用されることが
多く、ロール表面の汚れによる表面劣化が早く耐久性に
劣るという問題があった。さらに、通常の物品搬送用ロ
ールあるいは案内用ロールにあっては、近年電子機器類
とともに使用されることが多いので電気絶縁性があるこ
とが好ましく、またロール表面に汚れが付着しにくく、
汚れが付着した場合でも簡単容易に除去できるものであ
ることが望ましい。
【0003】上の技術的課題を解決することを目的とし
て、表面にガラス被膜を有するロールが提案される。本
発明者は、先に、ガラス表面を有するロール基材および
その製法を特開平4−99259号公報として開示し、
またガラス被膜を形成するに有用な溶射装置の溶射ガン
を特許第2562801号公報にて開示した。なお、特
開昭64−13324号公報にも金属製ロール表面にガ
ラス溶射被膜する技術が開示される。
【0004】ところで、金属基材にガラス材料を溶射し
てガラス被膜を形成するに際しては、その金属基材の温
度管理が重要であることはいうまでもない。本発明者の
研究によれば、溶射時に金属基材をガラスの軟化点以上
の約600〜1000℃という高い温度に加熱すること
が良質のガラス被膜を形成するのに重要なポイントとな
る。しかしながら、小さいものであればいざしらず、例
えば前記したような工業用ロールにあっては直径200
〜300mm、長さが1000mm以上の大型ロールも
決して珍しくなく、このような大きな金属基材全体を6
00ないし1000℃に加熱するには長い時間と膨大な
燃費を必要とする。
【0005】一方において、金属基材をこのような高温
条件下で長時間保つと、例えばSS41の鉄材などで
は、基材の劣化を招くおそれがあり、また、マルテンサ
イト系ステンレスなどは、熱膨張係数が大きく変化し、
ガラス被膜の形成上大きな問題が生ずる。さらに、溶射
によって形成されたガラス被膜が高温状態で長時間(成
分にもよるが概ね60分以上)曝されると、今度はこの
ガラス層が再結晶してガラス質が変質するという問題が
生ずる。
【0006】また、金属基材の表面に直接高温のガラス
材料を溶射すると、基材の表面が酸化され酸化皮膜(通
称黒サビと呼ばれる)が形成され、ガラス被膜の金属基
材への密着強度が低下してしまう。これを防止するため
に、例えば前記した特開平4−99259号公報ではス
テンレスからなるアンダーコート層、あるいは特開昭6
4−13324号公報ではNi−Cr等の合金からなる
アンダーコート層を設けることが提案される。
【0007】ところが、これらのステンレスや合金の金
属アンダーコート層を形成する場合には、金属基材の表
面との間に空気が介在し、この空気がガラス材料の溶射
の際の高温により加熱されガラス被膜中に気泡として閉
じこめられてしまうことがある。この気泡は小さいもの
で直径10〜44μ、大きいものでは直径66μの大き
さを有し、研磨後のガラス被膜表面に微細なピンホール
として現出し、その商品価値を低下させる。また、ステ
ンレスや合金の金属アンダーコート層とガラス被膜との
密着性は必ずしも良好とは言い難い。加えて、ステンレ
スや合金を溶射して金属アンダーコート層を付着形成す
る場合、その付着率は約60〜70%であるため材料の
利用効率が良くない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑みて提案されたものであって、金属基材に対
するガラス材料の溶射を効果的かつ効率的に行うことを
主たる目的とするものである。また、この発明では、ガ
ラス被膜におけるピンホールの発生を防止し、ガラス被
膜の強度および密着度ならびに外観性を大きく向上する
ガラス溶射方法を提案するものである。さらに、この発
明は、金属ロール基材、殊に大型の金属ロール基材に対
する有用なガラス溶射装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上の目的を達成する手段
として、請求項1に記載のガラス溶射方法に係る発明が
提案される。この請求項1の発明は、金属基材を全体加
熱する予熱工程と、前記予熱された基材表面にガラス材
料を予備溶射してガラス予備被膜を形成する予備溶射工
程と、前記工程で形成されたガラス予備被膜を追加加熱
しその表面に同種のガラス材料を本溶射してガラス被膜
を形成する本溶射工程とを含むことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記本溶射工程に続いて、本溶射されたガラス被膜
を後加熱する後加熱工程を有するガラス溶射方法に係
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記予備溶射工程において50ないし200ミク
ロンの厚みのを形成するガラス溶射方法に係る。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかにおいて、前記金属基材が金属ロール基材よりな
り、該金属ロール基材が円周方向に回転自在に保持さ
れ、金属ロール基材を回転しつつ前記各工程が行われる
ガラス溶射方法に係る。
【0013】請求項5の発明は、請求項4において、予
備溶射工程及び本溶射工程ならびに後加熱工程が金属ロ
ール基材の軸線方向に沿って連続的に移動する装置によ
って行われるガラス溶射方法に係る。
【0014】さらに、請求項6の発明は上の方法発明を
金属ロール基材について実現するガラス溶射装置に係
り、金属ロール基材を円周方向に回転保持する回転保持
装置と、前記ロール基材の軸線方向に配置され、該ロー
ル基材全体を加熱する全体加熱装置と、前記ロール基材
の軸線方向に沿って移動して、ロール基材表面に順次ガ
ラス材料を溶射してガラス予備被膜を形成する予備溶射
装置と、前記ロール基材の軸線方向に沿って移動して、
前記ガラス予備被膜を局部的にかつ連続的に追加加熱す
る追加加熱装置と、前記追加加熱装置の進行方向後部に
配置され、前記追加加熱されたガラス予備被膜表面に順
次ガラス材料を溶射する本溶射装置とを有することを特
徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項6において、前
記本溶射装置の進行方向後部に配置され、本溶射された
ガラス被膜を後加熱する後加熱装置を有するガラス溶射
装置に係る。
【0016】さらに請求項8の発明は、請求項6または
7において、前記追加加熱装置と本溶射装置と後加熱装
置とが一体に同時に移動するように配置されたガラス溶
射装置に係る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のガラス溶射方法を
示す概略工程図、図2はその予熱工程を表すガラス溶射
装置の縦断面図、図3は予備溶射工程を表す同じ装置の
横断面図、図4は図3の4―4線で切断した状態を表す
断面図、図5は本溶射工程を表す同じ装置の横断面図、
図6は図5の6−6線で切断した状態を表す断面図、図
7は同じく図5の7−7線で切断した状態を表す断面
図、図8は同じく図5の8−8線で切断した状態を表す
断面図である。
【0018】先ず、請求項1に記載のガラス溶射方法に
係る発明について説明する。図1の工程図に図示したよ
うに、請求項1の発明に係るガラス溶射方法は、金属基
材を全体加熱する予熱工程と、前記予熱された基材表面
にガラス材料を予備溶射してガラス予備被膜を形成する
予備溶射工程と、前記工程で形成されたガラス予備被膜
を追加加熱しその表面に同種のガラス材料を本溶射して
ガラス被膜を形成する本溶射工程とを含む。
【0019】予熱工程は、常温の金属基材全体を一定の
温度に全体加熱するための工程で、図2に関して後述す
るように、例えば加熱チャンバ15内の全体加熱装置3
0の加熱バーナー同31によって加熱される。この予熱
工程では、金属基材の表面に酸化皮膜が生じにくい10
0〜400℃(基材表面温度)の温度範囲で行われる。
なお、予熱工程に先立って、金属基材のブラスト処理が
通常行われる。
【0020】予備溶射工程は、前記予熱工程によって所
定温度に加熱された金属基材の表面に、ガラス材料を溶
射装置によって予備溶射してガラス材料による予備被膜
を形成する工程である。予備溶射は上のように金属基材
の表面に酸化皮膜が生じにくい100〜400℃の温度
範囲で行われるので、このときのガラス予備被膜は不完
全溶融状態の鱗(うろこ)状となって金属基材表面に付
着する。この予備溶射工程において形成されるガラス予
備被膜は、請求項3の発明として規定したように、50
ないし200ミクロンの厚みとすることが好ましい。
【0021】本溶射工程は、予備溶射工程によって形成
されたガラス予備被膜を追加加熱し、その表面に同種の
ガラス材料を高温で本溶射して前記ガラス予備被膜と一
体にガラス被膜を形成する工程である。すなわち、追加
加熱によってガラス予備被膜の表面を600ないし10
00℃に加熱し、当該ガラス予備被膜を完全に溶融しつ
つ該ガラス予備被膜と同種のガラス材料を溶射する。こ
の本溶射によって、前記ガラス予備被膜は本溶射のガラ
ス材料と一体になってガラス被膜を形成し、酸化皮膜の
発生を防止しつつかつ気泡のないガラス被膜を形成する
ことができる。
【0022】請求項1の発明は、上記のような工程によ
り、金属基材に対するガラス材料の溶射を効果的かつ効
率的に行うことができ、特に、ガラス被膜におけるピン
ホールの発生を防止し、ガラス被膜の強度および密着度
ならびに外観性を大きく向上することが可能である。
【0023】請求項2の発明は、さらに、前記請求項1
の本溶射工程に続いて、本溶射されたガラス被膜を後加
熱する後加熱工程を有するものである。この後加熱工程
は、ガラス材料の本溶射に引き続いて、ガラス被膜を4
00ないし800℃に降温(徐冷)するもので、これに
よりガラス材料の本溶射後における急激な温度低下を防
ぐとともに、ガラス材料のより完全な溶融を可能にす
る。実際の作業工程では、本溶射中のガラス被膜温度は
1500℃以上に達し、本溶射後の1,2分で500〜
600℃に急激に低下し、ヒートショック等による問題
が生ずることがある。この問題を避けるために、後加熱
により、本溶射後5,6分かけて500〜600℃に降
温(徐冷)することが効果的である。なお、本溶射完了
直前のガラス材料には完全に溶融しない半溶融部分が存
在する場合があり、後加熱によりこれを完全に溶融する
ことができるので、特に大型製品にあっては徐冷も兼ね
て後加熱をすることが好ましく薦められる。
【0024】請求項4および5の発明は前記金属基材を
金属ロール基材として実施する方法に関し、請求項4の
発明では、該金属ロール基材が円周方向に回転自在に保
持され、金属ロール基材を回転しつつ前記各工程が行わ
れるガラス溶射方法である。この請求項4の発明によれ
ば、金属ロール基材を円周方向に回転させながら前記各
工程を行うため、各工程の作業が前記基材のガラス被膜
の形成予定位置全周に均一に行き渡りムラがなく効果的
かつ効率的に行うことができる。
【0025】また、請求項5の発明は、請求項4におい
て、さらに、予備溶射工程及び本溶射工程ならびに後加
熱工程が金属ロール基材の軸線方向に沿って連続的に移
動する装置によって行われるガラス溶射方法である。こ
の請求項5の発明によれば、予備溶射工程、本溶射工程
および後加熱工程を連続した一連の作業として行うこと
ができ、これらの工程をより効果的かつ効率的に実施で
きる。
【0026】前記ガラス被膜形成後、必要により当該ガ
ラス被膜表面が研磨され、または必要な上面層が形成さ
れて製品とされる。場合によっては、そのままで製品と
されることもある。
【0027】次に、請求項6以下に記載する金属ロール
のガラス溶射装置について説明する。図2ないし図8に
図示の装置は、上記したガラス溶射方法を金属ロール基
材に対して実用的かつ効果的に実施するためのガラス溶
射装置に関する。図示のように、請求項6の発明に係る
ガラス溶射装置は、金属ロール基材10を保持する回転
保持装置20と、該ロール基材10全体を加熱する全体
加熱装置30と、ロール基材10表面に順次ガラス材料
を溶射してガラス予備被膜13を形成する予備溶射装置
40と、前記ガラス予備被膜13を局部的にかつ連続的
に追加加熱する追加加熱装置50と、追加加熱されたガ
ラス予備被膜13表面に順次ガラス材料を溶射する本溶
射装置60の各部を含む。図の符号15は加熱チャンバ
を表し、この加熱チャンバ15は、図4に示したよう
に、ロール基材10の出し入れのために開閉部16を介
して上側部分15aを開閉自在としてもよい。
【0028】まず、金属ロール基材10は、ステンレス
等の金属よりなり、ロール本体11と両端部の軸部12
とからなる。回転保持装置20は、この金属ロール基材
10を円周方向に回転保持するもので、駆動モーター2
1、駆動軸部22および軸受部23を有する。図2のよ
うに、ロール基材10は、その両端の軸部12が駆動軸
部22および軸受部23によって保持されて駆動モータ
21によって図の矢印R方向に回転される。
【0029】全体加熱装置30は、前記ロール基材10
の軸線方向に配置されていて、回転するロール基材10
全体を加熱する。実施例では、全体加熱装置30は金属
ロール基材10の下方に配置された複数の加熱バーナー
31,31からなる。各バーナー31はロール基材10
の軸線方向に均等に配置され、ロール基材10の回転に
よって、該ロール基材10全体を均一に加熱する。全体
加熱装置30は、前記したように、ガラス溶射のための
予熱温度、つまり基材表面を概ね100ないし400℃
に加熱するものである。
【0030】予備溶射装置40は、図3および図4に示
すように、予熱温度に加熱された金属ロール基材10の
表面に順次ガラス材料を溶射してガラス予備被膜13を
形成するものである。この予備溶射装置40は、レール
80上を所定速度で走行するように構成されていてロー
ル基材10の軸線方向に移動する。前記したように、金
属ロール基材10は、回転保持装置20によってその円
周方向に回転保持されているものであるから、この予備
溶射装置40がロール基材10の軸線方向に移動するこ
とによって該ロール基材10の全周面に対して順次ガラ
ス材料が溶射されていく。なお、図示しないが、ロボッ
ト等によって、移動自在とすることもできる。
【0031】予備溶射装置40で使用されるガラス溶射
材料は、溶射によってガラス(予備)被膜を形成するこ
とができる粉末材料であって、所定成分比に調整された
フリットが好ましく用いられる。
【0032】追加加熱装置50は、図5に示すように、
ロール基材10の表面に形成されたガラス予備被膜13
をさらに局部的にかつ連続的に追加加熱するものであ
る。追加加熱装置50は、レール80上を所定速度で走
行し、あるいはロボット等によってロール基材10の軸
線方向に移動するように構成されている。金属ロール基
材10は、回転保持装置20によってその円周方向に回
転保持されており、追加加熱装置50がロール基材10
の軸線方向に移動することによって、該ロール基材10
の全周面を順次加熱していく。この追加加熱装置50に
よる追加加熱によって、ロール基材10に溶射されたガ
ラス材料がガラス被膜として形成されるに好ましい温度
までに高められる。この追加加熱装置50による追加加
熱温度(表面温度)は、概ね600ないし1000℃で
ある。
【0033】本溶射装置60は、前記追加加熱装置50
によって局部的にかつ連続的に追加加熱されたロール基
材10表面に形成されたガラス予備被膜13表面に順次
ガラス材料を溶射してガラス被膜を形成するものであ
る。この本溶射装置60はレール80上を所定速度で走
行し、あるいはロボット等によってロール基材10の軸
線方向に移動するように構成されている。前記したよう
に、金属ロール基材10は、回転保持装置20によって
円周方向に保持されているものであるから、この本溶射
装置60がロール基材10表面のガラス予備被膜13表
面全面に対して順次ガラスが溶射されていく。
【0034】本溶射装置60で使用されるガラス溶射材
料は、予備溶射装置40で使用されるものと同種のもの
で、前記したように、好ましくは所定成分比に調整され
たフリットである。予備溶射と同じ材料を用いることに
よって、ガラス予備被膜13とガラス被膜14が一体化
され、良質のガラス被膜14とすることができる。
【0035】図5に図示の装置には、後加熱装置70が
配置されている。この後加熱装置70は、請求項7の発
明として規定したように、本溶射装置60によるガラス
材料の本溶射後、この本溶射装置60の進行方向後部に
配置されるものである。この後加熱は、既に述べたよう
に、ガラス材料の本溶射に引き続いてガラス被膜14を
400ないし800℃に徐冷加熱するもので、これによ
りガラス材料の本溶射後における急激な温度低下を防ぐ
とともに、ガラス材料のより完全な溶融を可能にするも
のである。
【0036】なお、図5の例では、請求項8の発明とし
て規定したように、追加加熱装置50の後部に本溶射装
置60、さらにその後部に後加熱装置70が配置され、
前記各装置50,60,70がロール基材10の軸線方
向に沿って一体に同時に移動するように構成されてい
る。このような構成とすることにより、追加加熱装置5
0によって追加加熱されたロール基材10部分に対し
て、効果的に本溶射装置60によってガラス溶射を行う
ことができ、さらに本溶射されたガラス被膜部分に対し
て効果的に後加熱するこことができる。なお、各装置の
間隔は、実施例では5〜10cmである。
【0037】
【実施例】次に、実施例を具体的に記す。 (実施例1)金属ロール基材は直径300mm、長さ1
500mmのマルテンサイト系ステンレスよりなり、ス
チールグリッドブラストにより表面ブラスト処理が施さ
れている。前記金属ロール基材をチャンバ内において回
転保持装置に保持し、ロールの周速3.5m/分で回転
する。この回転保持されたロール基材をLPGガス燃料
の全体加熱装置によって400℃に加熱する。
【0038】全体加熱装置でロール基材の温度を400
℃に保ちながら、金属ロール基材の部分表面に対して予
備溶射装置によって、ガラス材料の溶射を順次行う。こ
の例の予備溶射装置は、燃料として酸素およびアセチレ
ンを使用し、前記部分加熱装置と同じように、120m
m/分の速度でロール基材の軸線方向に前進する。ガラ
ス材料の供給量は120g/分である。この予備溶射に
より、150ミクロンの厚みのガラス予備被膜を得る。
次に、LPGガス燃料の追加加熱装置によってさらにの
表面を局部的に追加加熱してその部分の表面温度を80
0℃に高める。この部分加熱装置は120mm/分の速
度でロール基材の軸線方向に前進する。
【0039】追加加熱装置による追加加熱によって表面
温度が800℃にされたガラス予備被膜の表面に対し
て、該追加加熱装置の後部に配置されている本溶射装置
によってガラス材料の本溶射を順次行う。この例の本溶
射装置は、予備溶射装置と同様に、燃料として酸素およ
びアセチレンを使用し、前記追加加熱装置と同じよう
に、120mm/分の速度でロール基材の軸線方向に前
進する。ガラス材料の供給量は120g/分である。ガ
ラス材料の本溶射後、後加熱装置によりガラス被膜を徐
々に500℃となるように後加熱する。このようにし
て、回転保持されたロール基材の全表面に約1mmのガ
ラス被膜を形成する。
【0040】この実施例で使用されたガラス材料の成分
組成(重量%)を示すと、次の通りである。 SiO : 52% B : 15% Al : 4% LiO : 7% CaO : 2% ZrO : 10% SrO : 5% ZnO : 5%
【0041】(実施例2)金属ロール基材として直径4
00mm,長さ1800mmのオーステナイト系ステン
レスを用い、追加加熱までは上記実施例1と同様の方法
による。
【0042】実施例2では、次の成分組成(重量%)か
らなるガラス材料を使用した。 SiO : 72% B : 1% Al : 3% LiO : 22% SrO : 2%
【0043】本溶射にはプラズマ溶射装置(F4−MB
プラズマダイン社製)を用い、特にガラス被膜を厚く
するために、該本溶射装置を2機並設した。このプラズ
マ溶射装置の溶射条件は、プラズマガスとしてアルゴン
40L/分、水素10L/分が用いられ、プラズマ電流
650A、電流65Vである。ガラス材料の供給量は1
10g/分、ロール基材の周速(回転速度)は4m/分
である。その後、後加熱装置によりガラス被膜温度が徐
々に550℃となるように後加熱を行った。なお、この
場合の追加加熱装置、本溶射装置及び後加熱装置の移動
速度は10mm/分とした。この例のガラス溶射によっ
て形成されたガラス被膜の厚みは1.8mmであった。
【0044】上記で説明したガラス溶射方法およびその
装置によって形成されたガラス被膜は、その後冷却がな
される。この冷却は自然冷却も可能であるが、徐冷をお
こなうことが好ましい。徐冷は公知の徐冷炉等で、一時
間あたり約50℃の割合で冷却される。冷却後、金属ロ
ール基材表面を平滑にするために仕上げ研磨を行う。研
磨は、公知のダイアモンド研磨等によって、所定厚みと
なるように行う。
【0045】金属ロール基材に対するガラス材料の溶射
は、その全面または部分的に行なわれる。製品の用途に
応じて、例えば通電部分が必要な時には、絶縁体である
ガラス被膜の形成を部分的に行わない部分溶射を行う。
なお、この場合、ロール基材の全面に溶射を行なった後
に、所定部分のガラス被膜を削り取ってもよい。
【0046】また、ガラス材料の溶射後、研磨をしまた
はせずして、ガラス被膜の上面にさらに他のセラミック
類または金属類の上面層(溶射被膜)を形成することも
可能である。例えば、アルミナ(酸化アルミニウム)、
アルミナ化合物・ジルコニア(酸化ジルコニウム)、ジ
ルコニア化合物・酸化クロムおよび酸化クロム化合物、
あるいはこれらの混合物や化合物のセラミック類、タン
グステンカーバイド、クロムカーバイド等の金属類が、
ロールの用途、機能に応じて、溶射される。
【0047】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ガラス溶射方法によれば、金属基材に対するガラス材料
の溶射を効果的かつ効率的に行うことができるようにな
った。特に、この発明では、ガラス材料からなるガラス
予備被膜を金属基材とガラス被膜の間に設けることによ
り、ガラス被膜におけるピンホールの発生を防止し、ガ
ラス被膜の強度および密着度ならびに外観性を大きく向
上させることができる。
【0048】また、この発明によれば、金属ロール基
材、殊に大型の金属ロール基材に対する有用なガラス溶
射装置を提供することができる。特に、この発明のガラ
ス溶射装置によれば、金属ロール基材が回転保持装置に
よって円周方向に回転保持されており、全体加熱装置に
より予備加熱されたこの金属ロール基材に対して、その
軸線方向に移動するよび溶射装置によって該予備加熱さ
れた基材表面に順次ガラス材料を溶射してガラス予備被
膜を形成し、さらに追加加熱装置によってガラス予備被
膜を追加加熱し、該追加加熱したガラス予備被膜表面に
本溶射装置によて順次ガラス材料を本溶射してガラス被
膜を形成するものであるから、およびガラス材料の被膜
形成が連続的にかつ効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガラス溶射方法を示す概略工程図で
ある。
【図2】その予熱工程を表すガラス溶射装置の縦断面図
である。
【図3】予備溶射工程を表す同じ装置の横断面図であ
る。
【図4】図3の4―4線で切断した状態を表す断面図で
ある。
【図5】本溶射工程を表す同じ装置の横断面図である。
【図6】図5の6−6線で切断した状態を表す断面図で
ある。
【図7】図5の7−7線で切断した状態を表す断面図で
ある。
【図8】図5の8−8線で切断した状態を表す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 金属ロール基材 13 ガラス予備被膜 14 ガラス被膜 20 回転保持部 30 全体加熱装置 40 予備溶射装置 50 追加加熱装置 60 本溶射装置 70 後加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AA01 AA68 BB03Z BB04X BB22X BB22Z BB34X BB34Y BB49X BB49Y BB49Z BB83X BB83Y BB83Z CA13 DA10 DB01 DB04 DC16 DC27 EA02 EB01 EB05 4K031 AA02 AB03 AB08 AB09 BA07 CB47 CB48 EA01 EA03 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材を全体加熱する予熱工程と、 前記予熱された基材表面にガラス材料を予備溶射してガ
    ラス予備被膜を形成する予備溶射工程と、 前記工程で形成されたガラス予備被膜を追加加熱しその
    表面に同種のガラス材料を本溶射してガラス被膜を形成
    する本溶射工程とを含むことを特徴とするガラス溶射方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記本溶射工程に続
    いて、本溶射されたガラス被膜を後加熱する後加熱工程
    を有するガラス溶射方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記予備溶
    射工程において50ないし200ミクロンの厚みのガラ
    ス予備被膜を形成するガラス溶射方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記金属基材が金属ロール基材よりなり、該金属ロール
    基材が円周方向に回転自在に保持され、金属ロール基材
    を回転しつつ前記各工程が行われるガラス溶射方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、予備溶射工程及び本
    溶射工程ならびに後加熱工程が金属ロール基材の軸線方
    向に沿って連続的に移動する装置によって行われるガラ
    ス溶射方法。
  6. 【請求項6】 金属ロール基材を円周方向に回転保持す
    る回転保持装置と、 前記ロール基材の軸線方向に配置され、該ロール基材全
    体を加熱する全体加熱装置と、 前記ロール基材の軸線方向に沿って移動して、ロール基
    材表面に順次ガラス材料を溶射してガラス予備被膜を形
    成する予備溶射装置と、 前記ロール基材の軸線方向に沿って移動して、前記ガラ
    ス予備被膜を局部的にかつ連続的に追加加熱する追加加
    熱装置と、 前記追加加熱装置の進行方向後部に配置され、前記追加
    加熱されたガラス予備被膜表面に順次ガラス材料を溶射
    する本溶射装置とを含むことを特徴とするガラス溶射装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記本溶射装置の進
    行方向後部に配置され、本溶射されたガラス被膜を後加
    熱する後加熱装置を有するガラス溶射装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記追加加
    熱装置と本溶射装置と後加熱装置とが一体に同時に移動
    するように配置されたガラス溶射装置。
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