JP2000166160A - 集中巻方式のブラシレスdcモータ - Google Patents

集中巻方式のブラシレスdcモータ

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JP2000166160A
JP2000166160A JP34018298A JP34018298A JP2000166160A JP 2000166160 A JP2000166160 A JP 2000166160A JP 34018298 A JP34018298 A JP 34018298A JP 34018298 A JP34018298 A JP 34018298A JP 2000166160 A JP2000166160 A JP 2000166160A
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Kazuhiko Arai
和彦 新井
Eiichi Murata
栄一 村田
Masaaki Takezawa
正昭 竹澤
Toshito Yanashima
俊人 簗島
Keishiro Igarashi
恵司郎 五十嵐
Shigemi Koiso
繁美 小礒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの信頼性および生産性向上を図った集
中巻方式のブラシレスDCモータを提供する。 【構成】 図1はステータコア11の一部を拡大し、1
個の歯部12に注目したものであり、歯部12は所定の
歯幅を有し、歯部部分を除く開口部までの内径側歯部に
歯部12の両脇に延長して歯部先端部13が形成されて
いる。引出線処理用の治具挿入穴14の位置は、ステー
タコア11の歯部12の中央の外周側で、この歯部12
とスロット底部のコーナー部からの距離(H)が、歯部
12の平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるよう
に決定して、モータの軸方向に引出線処理用の治具挿入
穴14を穿設して設ける。そして、この治具挿入穴14
に、中継子3をコア圧入部だけ挿入して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータのステータの
構造に特徴を有し、密閉型圧縮機の駆動用モータに用い
るに適した集中巻方式のブラシレスDCモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、エアコン等の空調機器の普及に伴
って、形状的には小型化が、省電力のためにはエネルギ
ー効率のアップが求められており、特に空調機器の密閉
型圧縮機に用いられる駆動用モータは小型化と高効率化
が望まれている。
【0003】従来、一般に密閉型圧縮機の駆動用モータ
には分布巻方式のブラシレスDCモータが用いられてい
るが、本出願人は製造工程の簡素化と小型化及び効率ア
ップのために集中巻方式のブラシレスDCモータを提案
した。
【0004】集中巻方式のブラシレスDCモータは図6
に示すようにステータ1とロータ2により構成されてい
て、ステータは図6(A)のような形状であり、ステー
タ板(珪素鋼板)を積層してステータコア11を形成し
ている。ステータコア11は歯部12が設けられ、歯部
12は所定の歯幅を有しその両脇にはロータの面に沿っ
て歯部先端部13が設けられている。この歯部12にス
ロット部の空間を利用して駆動コイル(図示せず)を直
接巻回し、所謂、集中直巻方式によってステータ1の磁
極を形成する。この例では4極6スロットのステータを
示している。
【0005】このことにより、分布巻方式のブラシレス
DCモータのステータに比して小型に形成することがで
きる。そしてステータコア1の形状は図7の平面図のよ
うになり、歯部12の両脇に歯部先端部13をロータの
面に沿ってロータとの距離が一様に等間隔になるように
形成される。
【0006】また、ロータ2は図6(B)のような形状
であり、珪素鋼板を積層してロータコア21を形成して
いる。ロータコア21には磁石22が埋め込まれてい
る。ロータ2の磁石22としては通常のフェライト系の
磁石でもよいが、モータの小型化のためにはBH積の大
きい磁石、即ち、ネオジューム、鉄、ボロンからなるネ
オジ磁石、またサマリウムコバルト系磁石などの、所
謂、希土類磁石等を用いることができる。
【0007】このように形成されたステータ1の中心に
ロータ2を挿入して集中巻方式のブラシレスDCモータ
を構成する。かかる集中巻方式のブラシレスDCモータ
の駆動コイルの引出線を処理する際に、従来のものは、
コイルエンド外周側でモータの軸方向に設けられ、スロ
ット絶縁物と一体に形成された樹脂成形品からなる中継
子に引出線を固定している。
【0008】この樹脂成形品の中継子は、強度を確保す
るために厚くするため樹脂の使用量が多くなり、また組
立作業にも手間がかかり、密閉型圧縮機用モータとして
はオリゴマの発生等の信頼性上の問題から使用において
最適とはいえなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はモー
タの信頼性および生産性向上を図った集中巻方式のブラ
シレスDCモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る集中巻方式のブラシレスDCモータは、集中巻方式の
モータのステータコアにおいて、ステータ歯部中央の外
周側で、該歯部とスロット底部のコーナー部からの距離
(H)が平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2となるよ
うにモータの軸方向に穿設された引出線処理用の治具挿
入穴を有し、且つ該治具挿入穴に挿入固定された中継子
に駆動コイルの引出線を固定する構成とした。
【0011】この発明の請求項2に係る集中巻方式のブ
ラシレスDCモータは、集中巻方式のモータのステータ
コアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部と
スロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅
寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方
向に穿設された引出線処理用の治具挿入穴を有し、且つ
該治具挿入穴に挿入固定された中継子に駆動コイルの引
出線を固定し、前記治具挿入穴と中継子は、任意の数の
ステータ歯部に設けた構成とした。
【0012】これにより、ブラシレスDCモータのステ
ータを小型に形成することができる。また、集中巻方式
のモータのステータコアのステータ歯部中央の外周側
に、磁気回路に影響を与えずに、引出線処理用の治具挿
入穴を設けることができ、モータの信頼性および生産性
向上を図ることができる。
【0013】この発明の請求項3に係る集中巻方式のブ
ラシレスDCモータは、集中巻方式のモータのステータ
コアにおいて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部と
スロット底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅
寸法(T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方
向に穿設された引出線処理用の治具挿入穴を有し、且つ
該治具挿入穴に挿入固定された樹脂製絶縁治具からな
り、該中継子の挿入軸は一方向への抜止め機構を有し、
その頂部には一部に切れ目を有する環状の引出線固定手
段からなる中継子に駆動コイルの引出線を固定する構成
とした。
【0014】これにより、ブラシレスDCモータのステ
ータを小型に形成することができる。また、治具挿入穴
に挿入される中継子は樹脂製絶縁材料からなるが樹脂の
使用量も少なくてすむ。従って組立作業も簡単になっ
て、密閉型圧縮機用モータに採用した場合、オリゴマの
発生もなくモータの信頼性および生産性向上を図ること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】そこで、上記問題を解決した本発
明の集中巻方式のブラシレスDCモータを、図面を参照
して説明する。図4、図5はステータとロータの磁束分
布の状態図である。図4のように、ステータコアの歯部
12に対してロータの磁石22、22が位置する場合
は、磁石の中間であるため磁気が弱い状態である。その
時の磁路に注目すると、14で示される位置は磁束の通
路に影響の少ない所である。
【0016】また、図5のように、ステータコアの歯部
12に対してロータの磁石22が位置する場合は、磁石
が完全に対面するため磁気がもっとも強い状態である。
その時の磁路に注目すると、14で示される位置は磁束
の通路と全く関係なく影響のない所である。
【0017】従って、この14の位置は、磁路への影響
を最小にして、モータの軸方向に穿設される引出線処理
用の治具挿入穴を設けるに最適な位置といえる。そこ
で、本発明はこの現象を利用して、引出線処理用の治具
挿入穴の位置決めをして穿設するものである。
【0018】図1はステータコア11の一部を拡大し、
1個の歯部12に注目したものであり、歯部12は所定
の歯幅を有し、歯部部分を除く開口部までの内径側歯部
に歯部12の両脇に延長して歯部先端部13が形成され
ている。
【0019】引出線処理用の治具挿入穴14の位置は、
ステータコア11の歯部12の中央の外周側で、この歯
部12とスロット底部のコーナー部からの距離(H)
が、歯部12の平均歯幅寸法(T)に対しH≧T/2と
なるように決定して、モータの軸方向に引出線処理用の
治具挿入穴14を穿設して設ける。こうして、形成され
たステータコア11の平面図は図2のようになる。
【0020】そして、この治具挿入穴14に、図3に示
す中継子3をコア圧入部だけ挿入して固定し、歯部12
にスロット部の空間を利用して駆動コイル(図示せず)
を直接巻回した後、中継子に駆動コイルの引出線を固定
して集中巻方式のブラシレスDCモータのステータコア
を構成する。治具挿入穴14と中継子3は歯部全部に設
ける必要はなく、適宜、任意の数のステータ歯部12に
設けることができる。
【0021】次に、引出線処理用の中継子について図3
を参照して詳細に説明する。図3(A)は中継子3の正
面図、同図(B)は側面図であり、同図(C)は底面図
である。中継子3は樹脂製絶縁材料からなり、この中継
子3の挿入軸31には、挿入時には順方向ではあるが、
引抜き方向には阻止作用をする、一方向への抜止め手段
33を有し、中継子3の頂部には一部に切れ目34を有
する環状の引出線固定手段32を形成している。そし
て、駆動コイルの引出線を環状の引出線固定手段32の
切れ目34から引出線通し穴に押込んで固定する。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ブラシレスD
Cモータのステータを小型に形成することができ、集中
巻方式のモータのステータコアのステータ歯部中央の外
周側に、磁気回路に影響を与えずに、引出線処理用の治
具挿入穴を設けることができる。また、治具挿入穴に挿
入される中継子は樹脂製絶縁材料からなるが樹脂の使用
量も少なくてすむ。従って組立作業も簡単になり、密閉
型圧縮機用モータに採用した場合、オリゴマの発生もな
くモータの信頼性および生産性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステータコアの一部拡大図。
【図2】中継子の正面図、側面図、平面図。
【図3】モータ回転角とトルクの関係図。
【図4】ステータとロータの磁束分布の状態図。
【図5】ステータとロータの磁束分布の状態図。
【図6】集中巻方式のブラシレスDCモータのステータ
とロータ。
【図7】従来のステータコアの平面図。
【符号の説明】
1 ステータ 11 ステータコア 12 歯部 13 歯部先端部 14 治具挿入穴 2 ロータ 21 ロータコア 22 磁石 3 中継子 31 中継子の挿入軸 32 引出線固定手段 33 抜止め手段 34 切れ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹澤 正昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 簗島 俊人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 五十嵐 恵司郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小礒 繁美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA01 AB01 AE08 5H019 AA07 CC03 DD01 EE01 EE14 5H604 AA05 BB01 BB14 BB17 CC01 CC05 CC15 QB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中巻方式のモータのステータコアにお
    いて、ステータ歯部中央の外周側で、該歯部とスロット
    底部のコーナー部からの距離(H)が平均歯幅寸法
    (T)に対しH≧T/2となるようにモータの軸方向に
    穿設された引出線処理用の治具挿入穴を有し、且つ該治
    具挿入穴に挿入固定された中継子に駆動コイルの引出線
    を固定することを特徴とする集中巻方式のブラシレスD
    Cモータ。
  2. 【請求項2】 前記治具挿入穴と中継子は、任意の数の
    ステータ歯部に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    集中巻方式のブラシレスDCモータ。
  3. 【請求項3】 前記中継子は樹脂製絶縁治具からなり、
    該中継子の挿入軸は一方向への抜止め手段を有し、その
    頂部には一部に切れ目を有する環状の引出線固定手段か
    らなることを特徴とする請求項1記載の集中巻方式のブ
    ラシレスDCモータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340507A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の固定子
JP2008118835A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Denso Trim Kk 磁石式発電機のステータ
JP5287241B2 (ja) * 2006-04-18 2013-09-11 パナソニック株式会社 モータ

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JP2008118835A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Denso Trim Kk 磁石式発電機のステータ

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