JP2000157760A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

Info

Publication number
JP2000157760A
JP2000157760A JP10334451A JP33445198A JP2000157760A JP 2000157760 A JP2000157760 A JP 2000157760A JP 10334451 A JP10334451 A JP 10334451A JP 33445198 A JP33445198 A JP 33445198A JP 2000157760 A JP2000157760 A JP 2000157760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner case
vibrating
fixed
case
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10334451A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutoshi Takao
信寿 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10334451A priority Critical patent/JP2000157760A/ja
Publication of JP2000157760A publication Critical patent/JP2000157760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動台を簡単にインナーケースの定位置に装
着する。2連の振動台をカムで効率よくバランスさせて
往復運動させる。 【解決手段】 電気かみそりは、外ケース1に装着され
るインナーケース2に、互いに逆位相のカム軸に連結さ
れて往復運動する2連の振動台4を装着している。振動
台4は、インナーケース2の連結台3に連結される固定
部4Aと、この固定部4Aに弾性アーム4Bを介して連
結している振動部4Cを有する。固定部4Aと連結台3
は、2連の振動台4をインナーケース2の両面からカム
軸6Aを挟着する横方向に移動させて連結する横スライ
ド連結部7を有し、この横スライド連結部7を介して、
振動台4をインナーケース2に連結している。振動台4
の振動部4Cは、カム軸6Aを案内するスリット8を有
する。このスリット8は、横スライド連結部7の移動方
向に平行に延長して設けられると共に、先端を開口して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外ケースにインナ
ーケースを内蔵して、このインナーケースに内刃を振動
させる振動台とモーターとを装着している電気かみそり
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりは、外ケースに直接にモー
ターと振動台を固定するものと、インナーケースにモー
ターと振動台とを固定して、インナーケースを外ケース
に固定するものとがある。モーターを直接に固定する電
気かみそりは、部品点数を少なくできる。しかしなが
ら、この構造の電気かみそりは、モーターと振動台を互
いに連結して一体構造のアッセンブリーとしてケースに
組み込むことができない。このため、それぞれのパーツ
をケースに組み込むのに手間がかかる。また、ケースを
筒状に成形して、内部にモーターや振動台を内蔵させる
ものは、非常に組み立てが難しくなり、能率よく多量生
産できない。これに対して、インナーケースにモーター
や振動台を装着して一体化したアッセンブリーとして、
これをケースに内蔵させる電気かみそりは、能率よくケ
ースに組み込みできる。また、筒状に成形したケースに
も、能率よく組み込みできる。
【0003】この構造の電気かみそりは、インナーケー
スに、モーターと振動台の両方を装着する。振動台は、
モーターで回転されるカムで往復運動される。したがっ
て、振動台はモーターの回転軸に連結しているカムに、
連結する状態で、インナーケースの定位置に装着する必
要がある。
【0004】振動台をインナーケースの定位置に装着す
る従来の電気かみそりは、図1に示す構造で、振動台4
をインナーケース2に連結している。この図のインナー
ケース2は、振動台4を定位置に装着するために、連結
台3の上端面に凸部25を設けている。振動台4は、凸
部25を挿入する貫通孔26を、固定部4Aに設けてい
る。振動台4は、貫通孔26に凸部25を挿入して、イ
ンナーケース2の連結台3の定位置に装着される。この
図は、振動台4の片側に設けている固定部4Aをインナ
ーケース2に連結する部分のみを示している。振動台4
は、この図に示す固定部4Aを両側に有する。両側の固
定部は、弾性アーム4Bを介して振動部4Cを連結して
いる。振動部4Cは、モーターで回転されるカム軸に連
結されて、モーターで往復運動される。往復運動する振
動部は内刃に連結されて、内刃を振動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構造の振動台は、
振動部に設けたスリットを、カムの先端に突出している
カム軸に連結して、簡単にインナーケースに連結でき
る。振動台の固定部を上から下に移動させてインナーケ
ースに装着するときに、カム軸を振動台のスリットに案
内できるからである。しかしながら、互いに逆位相のカ
ム軸を有するカムに、2連の振動台を連結する構造にお
いては、両方の振動台を簡単にカム軸に連結できなくな
る。それは、逆位相のカム軸を有するカムは、図2に示
すように、上下に離して逆位相のカム軸6Aを配設して
いるからである。この構造のカム6は、下側のカム軸6
Aに、振動台4のスリットを簡単に連結できない。それ
は、下側のカム軸6Aは、上下の円盤6Bの間にあっ
て、上からスリットを挿入できないからである。
【0006】この弊害を解消するために、図2の鎖線で
示すように、下側のカム軸にコンロッド27を連結した
電気かみそりが開発されている。この電気かみそりは、
コンロッド27を介して下側のカム軸6Aを、振動台4
に連結する。コンロッド27に連結される振動台4は、
下面にピンを突出させており、このピンをコンロッドの
一端に設けている回転孔に挿入して連結する。この構造
の電気かみそりは、2連の振動台を、上から下に移動さ
せてインナーケースに連結でき、このときに、振動台を
逆位相のカム軸に連結できる。
【0007】しかしながら、この構造の電気かみそり
は、下側のカム軸を振動台に連結するためにコンロッド
を使用する必要がある。このため、部品点数が多くなる
欠点がある。また、下側のカム軸はコンロッドを介して
振動台を振動させ、上側のカム軸は直接に振動台を振動
させるために、2連の振動台をバランスして効率よく振
動させるのが難しくなる。とくに、コンロッドを介して
間接的に振動される振動台は、連結部分に遊びができる
と、振動が効率よく伝達されなくなる。さらに、2連の
振動台を均等な状態でバランスよく振動できないので、
アンバランスが原因で振動を発生しやすい弊害もある。
【0008】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、振動台を簡単にインナーケースの定位置に装着でき
ると共に、2連の振動台をカムで効率よくバランスさせ
て往復運動できる電気かみそりを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、外ケース1と、この外ケース1の定位置に装着され
ているインナーケース2と、このインナーケース2の定
位置に装着されるモーター5と、このモーター5の回転
軸に固定されて、互いに逆位相のカム軸6Aを有するカ
ム6と、インナーケース2の定位置に装着されて、逆位
相のカム軸6Aに連結されて互いに逆方向に往復運動さ
れる2連の振動台4とを備える。
【0010】さらに、本発明の請求項1の電気かみそり
は、振動台4とインナーケース2を、以下の独特の構成
としている。 (a) 振動台4は、インナーケース2に連結される固
定部4Aと、この固定部4Aに弾性アーム4Bを介して
連結している振動部4Cを有する。 (b) 振動台4は、固定部4Aをインナーケース2の
連結台3に装着して、振動部4Cをカム軸6Aに連結し
ている。 (c) 2連の振動台4の固定部4Aとインナーケース
2の連結台3は、振動台4をインナーケース2の両面か
らカム軸6Aを挟着する横方向に移動させて、振動台4
の固定部4Aをインナーケース2の連結台3に連結する
横スライド連結部7を有し、この横スライド連結部7を
介して、振動台4をインナーケース2に連結している。 (d) 振動台4の振動部4Cは、カム軸6Aを案内す
るスリット8を有する。 (e) 振動部4Cのスリット8は、横スライド連結部
7の移動方向に平行に延長して設けられると共に、先端
を開口している。
【0011】本発明の請求項2の電気かみそりは、2連
の振動台4の固定部4Aに、インナーケース2に積層す
る積層部9を設けている。振動台4は、積層部9を貫通
する止ネジ10で、固定部4Aをインナーケース2に固
定している。
【0012】本発明の請求項3の電気かみそりは、振動
台4とインナーケース2に設けている横スライド連結部
7を、振動台4の固定部4Aの下面から突出させている
凸条7Aと、インナーケース2の連結台3にあって振動
台4の凸条7Aを案内する嵌着溝7Bとで構成してい
る。振動台4の凸条7Aが、インナーケース2の嵌着溝
7Bに案内されて、振動台4はインナーケース2の定位
置に装着されている。
【0013】本発明の請求項4の電気かみそりは、振動
台4を連結する連結台3を、インナーケース2の上端に
配設している。この連結台3に振動台4を固定する止ネ
ジ10は、インナーケース2を外ケース1に固定してい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示する
ものであって、本発明は電気かみそりを以下のものに特
定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0016】図3に示す電気かみそりは、カミソリ本体
11と、このカミソリ本体11の振動ロッド12で振動
される内刃13と、この内刃13を内面に摺動させて髭
をカットする外刃14を設けている外刃枠15とを備え
る。
【0017】カミソリ本体11は、外ケース1に、イン
ナーケースを内蔵している。インナーケース2は、図4
に示すように、内刃を往復運動させるモーター5と、こ
のモーター5で往復運動される振動台4と、モーター5
を回転させる電池16と、モーター5の回転を制御する
プリント基板17とを固定している。
【0018】外ケース1は、プラスチックを筒状に成形
して、下端を開口している。外ケース1の上下は、水密
に閉塞されて内部を水密構造とする。この電気かみそり
は、水洗いして便利に洗浄できる。外ケース1の上端を
閉塞している上蓋1Aは、振動ロッド12を突出させる
開口窓1Bを設けている。開口窓1Bから水が侵入しな
いように、この開口窓1Bは、可撓性のゴムシート18
で閉塞している。ゴムシート18は、2本の振動ロッド
12に水密に密着する貫通孔を設けて、外周を開口窓1
Bに水密に連結している。
【0019】外ケース1は、図4に示すインナーケース
2を内蔵している。この図は、外ケース1から引き出さ
れたインナーケース2を示している。インナーケース2
は、プラスチックを成形して製作されている。インナー
ケース2は、下部の両側に2本の電池16を固定して、
電池16と反対面、図4において裏面にプリント基板1
7を固定している。さらに、インナーケース2は、上部
の中央に、モーター5を縦に固定している。この図のイ
ンナーケース2は、電池16を嵌着して定位置に装着す
るための嵌着凹部2Aを両側に設けており、上部の中央
にはモーター5を嵌着して定位置に固定する嵌着凹部2
Bを設けている。モーター5をセットする嵌着凹部2B
は、両側の底面にリブを一体成形して、モーター5を定
位置に嵌着して固定している。
【0020】さらに、インナーケース2は、図5の正面
図と図6の斜視図に示すように、上端の両側部に連結台
3を突出させるように一体成形している。連結台3は、
モーター5のカム6で振動される2連の振動台4を連結
する。この連結台3には、図7の矢印で示すように、2
連の振動台4を、インナーケース2の両面からカム軸6
Aを挟着する横方向に移動させて、振動台4を連結す
る。振動台4をインナーケース2の横方向に移動させ
て、振動台4の固定部4Aを、インナーケース2の連結
台3に連結するために、連結台3と固定部4Aは横スラ
イド連結部7を設けている。
【0021】インナーケース2の連結台3に連結される
2連の振動台4は、図6に示すように、連結台3に固定
される固定部4Aを両側に有し、この固定部4Aに、U
極された弾性アーム4Bを介して振動部4Cを連結して
いる。この図の振動台4は、全体を硬質のプラスチック
で一体成形して、弾性アーム4Bを弾性変形できるよう
に薄く成形している。振動台4の振動部4Cは、回転す
るカム軸6Aで振動されるように、カム軸6Aを案内す
るスリット8を設けている。このスリット8は、横スラ
イド連結部7の移動方向と平行に延長して設けられてお
り、先端を開口している。スリット8の幅はカム軸6A
の外径にほぼ等しくしている。
【0022】2連の振動台4は、上下のカム軸6Aに別
々に連結される。図6に示す振動台4は、図において右
上の振動台4に設けたスリット8を、下側のカム軸6A
に連結し、左下の振動台4に設けたスリット8を、上側
のカム軸6Aに連結する。したがって、右上に図示する
振動台4は、振動部4Cを上下の二階構造として、下側
の振動部4Cにスリット8を設けている。スリット8
は、振動部4Cに2列の凸部19を一体成形して、その
間に設けている。スリット8は、固定部4Aを連結台3
に装着した状態で、上下のカム軸6Aに案内される位置
に設けている。
【0023】さらに、2連の振動台4は、内刃13を振
動させるために、振動台4の中央部分に振動ロッド12
を垂直に固定している。振動ロッド12は金属製のロッ
ドで、振動台4をプラスチックで成形するときにインサ
ートして固定され、あるいは、接着して固定され、ある
いはまた、嵌入して固定される。
【0024】図6に示す振動台4は、固定部4Aを連結
台3に連結するための横スライド連結部7として、固定
部4Aの下面から突出するように凸条7Aを設けてい
る。凸条7Aは、振動台4をインナーケース2に装着す
る横方向に延長して設けている。この凸条7Aは、L字
状として、連結部に連結した状態で、連結部から抜けな
い構造としている。さらに、振動台4は、図6と図8に
示すように、一方の振動台4に設けている凸条7Aの下
端を互いに内側に折曲するL字状とし、他方の振動台4
に設けている凸条7Aの下端を外側に折曲するL字状と
している。
【0025】このように、2連の振動台4に、異なる形
状の横スライド連結部7を設けた電気かみそりは、振動
台4の左右を逆に連結する装着ミスを解消できる。この
構造の電気かみそりは、2連の振動台4に、長さが異な
る振動ロッド12を連結しているものに好都合である。
図3に示す電気かみそりは、2連の外刃14に段差を設
けているので、2連の外刃14に接触される内刃13の
位置も異なる。内刃13は、内刃台20を介して振動ロ
ッド12に連結されるので、この図の電気かみそりは、
突出される外刃14の内面を摺動する内刃13を駆動す
る振動ロッド12を長くする必要がある。長さが異なる
振動ロッド12を有する振動台4は、インナーケース2
の決められた位置に連結する必要がある。
【0026】インナーケース2の連結台3には、振動台
4を連結するための横スライド連結部7として、振動台
4の固定部4Aに設けている凸条7Aを嵌入する嵌着溝
7Bを設けている。図5と図6の連結台3は、振動台4
に設けているL字状の凸条7Aを横方向に挿入するため
に、縦断面形状をL字状とする嵌着溝7Bを両端部に設
けている。図8の振動台4は、L字状に折曲される凸条
7Aの方向を互いに逆方向としているので、L字状の嵌
着溝7Bも、連結台3の両側で逆向きとしている。振動
台4の固定部4Aに設けている凸条7Aは、図7に示す
ように、インナーケース2の連結台3の両側面から嵌着
溝7Bに挿入されるので、嵌着溝7Bは連結台3の両側
に開口するように設けられる。
【0027】さらに、図6に示す2連の振動台4は、固
定部4Aの一部に、インナーケース2に二重に積層する
積層部9を設けている。図6において、右上の振動台4
の積層部9は下に、左下の積層部9は上に積層される。
両積層部9には、貫通孔9Aを設けている。図8に示す
ように、貫通孔9Aに止ネジ10を挿入し、積層部9を
貫通する止ネジ10で、2連の振動台4の固定部4Aを
インナーケース2に固定している。インナーケース2の
連結台3は、この止ネジ10をねじ込むネジ孔3Aを設
けている。この構造の振動台4は、止ネジ10で確実に
インナーケース2に固定できる特長がある。
【0028】さらに、この止ネジ10は、インナーケー
ス2を外ケース1に固定する止ネジ10に併用してい
る。この止ネジ10は、図8の鎖線で示すように、外ケ
ース1の上蓋1Aを貫通し、さらに、振動台4の積層部
9を貫通して、インナーケース2の連結台3に設けたネ
ジ孔にねじ込んで固定している。振動台4の積層部9
は、上蓋1Aと、インナーケース2の連結台3とに挟着
されて固定される。
【0029】以上のように、L字状の凸条7Aと嵌着溝
7Bからなる横スライド連結部7で、振動台4をインナ
ーケース2に連結する構造は、振動台4を横方向に装着
した状態で、上方には抜けないので能率よく組み立てで
きる。振動台4を上方に抜けないように、インナーケー
ス2に連結できる横スライド連結部7は、凸条7Aと嵌
着溝7BをL字状とするのではなく、図9に示す形状と
することもできる。この図の横スライド連結部7は、振
動台4の固定部4Aに先端の幅を広くした凸条7Aを設
け、インナーケース2の連結台3にスリット7Cを設け
ている。スリット7Cは、凸条7Aの中間部分を挿入で
きるが、先端の幅広部分は通過できない幅としている。
【0030】以上の横スライド連結部7は、振動台4に
凸条7Aを、インナーケース2に嵌着溝7Bあるいはス
リット7Cを設けているが、本発明の電気かみそりは、
図10に示すように、この振動台4に嵌着溝7Bを、イ
ンナーケース2に凸条7Aを設けることもできる。
【0031】さらに、本発明の電気かみそりは、振動台
とインナーケースとを連結する横スライド連結部の構造
を以上の図に示すものに特定しない。横スライド連結部
は、振動台をインナーケースの両面からカム軸を挟着す
る横方向に移動させて、振動台の固定部をインナーケー
スの連結台に連結できる全ての構造とすることができ
る。
【0032】振動台4に固定している振動ロッド12
は、図3に示すように、内刃台20を介して内刃13を
連結している。内刃台20は、弾性的に押し出されるよ
うに、振動ロッド12に連結している。内刃台20は、
押しバネ21で弾性的に押し出され、ストッパ(図示せ
ず)で振動ロッド12から抜けないようにしている。押
しバネ21はコイルスプリングである。コイルスプリン
グである押しバネ21に振動ロッド12を挿入して、押
しバネ21を振動ロッド12に連結している。押しバネ
21は、下端で振動台4を押圧し、上端で内刃台20を
押圧して、内刃台20を弾性的に押し上げている。押し
バネ21で押圧される内刃台20は、ストッパがない
と、振動台4から押し出されてしまう。ストッパは、押
しバネ21に押される内刃台20が、振動台4から抜け
ない位置で、移動しないように停止させる。ただし、ス
トッパは、内刃台20を全く移動しないように振動台4
に連結するのではない。内刃台20は、内刃13を外刃
14の内面に弾性的に押圧するストロークで、振動ロッ
ド12に沿って往復運動できるように、振動ロッド12
に連結される。
【0033】内刃台20に連結された内刃13は、押し
バネ21に押されて、外刃14の内面に弾性的に押圧さ
れる。この状態で、内刃13が外刃14の内面を摺動し
て、外刃14の髭孔を通過した髭を内刃13でカットす
る。この構造の電気かみそりは、内刃13をカミソリ本
体11に連結しているので、外刃枠15をカミソリ本体
11から開いた状態で、外刃14の内側に付着する髭屑
を簡単に除去できる特長がある。
【0034】外刃枠15は、外刃14を脱着できるよう
に装着している。外刃14は、プラスチック製の外刃ホ
ルダーに、網刃をアーチ状に湾曲させて固定したもので
ある。網刃は、厚さを、例えば、30〜100μm、最
適には約50μmとする薄い金属板である。網刃は、無
数の髭剃孔を開口している。外刃ホルダーは、硬質のプ
ラスチックを、上下を開口した長方形の角筒状に成形し
たものである。
【0035】図の電気かみそりは、2連の外刃14を外
刃ケース22に装着している。2連の外刃14は、それ
ぞれ独立して出入りできるように外刃ケース22に装着
している。外刃14は、プラスチック製の外刃ホルダー
に一体成形している弾性アーム(図示せず)を介して、
外刃ケース22から弾性的に押し出されるように連結さ
れる。弾性アームは、外刃ホルダーの下端縁から下方に
傾斜する方向に突出して、先端を外刃ケース22に当接
させて、外刃14を外刃ケース22から弾性的に押し出
す。
【0036】外刃ケース22が、外刃枠15の上端開口
部である開口窓15Aに脱着自在に装着されて、外刃1
4が外刃枠15に脱着できるように連結される。外刃ケ
ース22は、たとえば、両側面に引掛片を設け、この引
掛片を、外刃枠15の内面に設けている凹部の引掛部に
引っかける構造として、外刃枠15に脱着できるように
装着できる。
【0037】外刃枠15は、蝶番と脱着フックとを介し
て、カミソリ本体11に開閉できるように連結され、あ
るいは、脱着フックを介して脱着できるように連結され
る。
【0038】以上の構造の電気かみそりは、以下のよう
にして組み立てられる。 電池16を固定しているプリント基板17を、イン
ナーケース2の定位置に固定する。このとき、プリント
基板17にリード線23を介して接続しているモーター
5も、インナーケース2の定位置に固定する。 図7の矢印で示すように、インナーケース2の両面
からカム軸6Aを挟着する横方向に振動台4を移動させ
て、振動台4の固定部4Aをインナーケース2の連結台
3に横スライド連結部7で連結する。 インナーケース2の下端に底蓋24を固定して、イ
ンナーケース2を筒状の外ケース1に挿入する。 インナーケース2の上端を、外ケース1の上蓋1A
に連結して、外ケース1の下端開口部を閉塞する。上蓋
1Aを固定する止ネジ10は、上蓋1Aと振動台4の積
層部9の貫通孔9Aとを通過して、インナーケース2の
連結台3にねじ込まれて、インナーケース2と振動台4
とを固定する。 上蓋1Aの開口窓1Bと振動ロッド12との間に、
ゴムシート18を装着して外ケース1を水密に閉塞す
る。 振動ロッド12に内刃台20を介して内刃13を装
着し、外刃枠15をカミソリ本体11に装着する。
【0039】
【発明の効果】本発明の電気かみそりは、振動台を簡単
にインナーケースの定位置に装着できる特長がある。そ
れは、本発明の電気かみそりが、外ケースに装着される
インナーケースの連結台に、振動台の固定部を、横スラ
イド連結部を介して連結しているからである。横スライ
ド連結部は、2連の振動台をインナーケースの両面から
横方向に移動させて、振動台の固定部をインナーケース
の連結台に連結できる構造としている。このため、本発
明の電気かみそりは、振動台を横方向にスライドさせ
て、極めて簡単に、しかも、正確に定位置に装着できる
特長が実現できる。
【0040】さらに、本発明の電気かみそりは、2連の
振動台を逆位相のカム軸に簡単に連結できると共に、2
連の振動台をカムで効率よくバランスさせて往復運動で
きる特長がある。それは、本発明の電気かみそりが、振
動台の振動部に、横スライド連結部の移動方向に平行に
延長して、先端を開口しているスリットを有し、このス
リットにカム軸を案内して、振動部をカム軸に連結して
いるからである。この構造の電気かみそりは、2連の振
動台をインナーケースの両面から横方向に移動させて、
横スライド連結部を介して固定部をインナーケースの連
結台に連結すると同時に、それぞれの振動部のスリット
に、互いに逆位相のカム軸を案内して連結できる。とく
に、上下に位置する逆位相のカム軸に、それぞれのスリ
ットを案内して、しかも、カム軸と振動部を直接に連結
できる。このため、従来の電気かみそりのように、コン
ロッド等を使用して連結する必要がない。したがって、
本発明の電気かみそりは、簡単かつ正確に、2連の振動
台を逆位相のカム軸に連結できることに加えて、カムで
効率よくバランスさせて往復運動でき、アンバランスに
起因する振動を防止できる特長が実現できる。
【0041】さらに、本発明の請求項2の電気かみそり
は、2連の振動台を互いに位置ずれすることなく連結し
て、しかも、インナーケースの定位置に確実に固定でき
る特長がある。それは、この電気かみそりが、2連の振
動台の固定部に、インナーケースに積層する積層部を設
けており、積層部を貫通する止ネジで、振動台の固定部
をインナーケースに固定しているからである。
【0042】さらに、本発明の請求項3の電気かみそり
は、横スライド連結部を、振動台の固定部の下面から突
出させている凸条と、インナーケースの連結台に設けら
れた嵌着溝とで構成しているので、振動台の凸条を連結
台の嵌着溝に案内して、極めて簡単に、振動台をインナ
ーケースの定位置に装着できる特長がある。
【0043】さらにまた、本発明の請求項4の電気かみ
そりは、部品点数を少なくして、しかも、インナーケー
スを外ケースの定位置に確実に連結できる特長がある。
それは、この電気かみそりが、振動台を連結する連結台
を、インナーケースの上端に配設し、連結台に振動台を
固定する止ネジで、インナーケースを外ケースに固定し
ているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電気かみそりの振動台をインナーケース
に連結する構造を示す斜視図
【図2】互いに逆位相のカム軸を有するカムを示す斜視
【図3】本発明の実施例の電気かみそりの分解斜視図
【図4】図3に示す電気かみそりの外ケースに内蔵され
るインナーケースの斜視図
【図5】図3に示すインナーケースの正面図
【図6】図5に示すインナーケースの連結台に振動台を
連結する状態を示す斜視図
【図7】インナーケースに振動台を連結する状態を示す
断面図
【図8】振動台をインナーケースの連結台に固定した状
態を示す背面斜視図
【図9】横スライド連結部の他の構造を示す断面図
【図10】横スライド連結部の他の構造を示す断面図
【符号の説明】
1…外ケース 1A…上蓋 1B…
開口窓 2…インナーケース 2A…嵌着凹部 2B…
嵌着凹部 3…連結台 3A…ネジ孔 4…振動台 4A…固定部 4B…
弾性アーム 4C…振動部 5…モーター 6…カム 6A…カム軸 6B…
円盤 7…横スライド連結部 7A…凸条 7B…
嵌着溝 8…スリット 9…積層部 9A…貫通孔 10…止ネジ 11…カミソリ本体 12…振動ロッド 13…内刃 14…外刃 15…外刃枠 15A…開口窓 16…電池 17…プリント基板 18…ゴムシート 19…凸部 20…内刃台 21…押しバネ 22…外刃ケース 23…リード線 24…底蓋 25…凸部 26…貫通孔 27…コンロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケース(1)と、この外ケース(1)の定位
    置に装着されているインナーケース(2)と、このインナ
    ーケース(2)の定位置に装着されるモーター(5)と、この
    モーター(5)の回転軸に固定されて、互いに逆位相のカ
    ム軸(6A)を有するカム(6)と、インナーケース(2)の定位
    置に装着されて、逆位相のカム軸(6A)に連結されて互い
    に逆方向に往復運動される2連の振動台(4)とを備える
    電気かみそりにおいて、 振動台(4)とインナーケース(2)が、以下の全ての構成を
    有することを特徴とする電気かみそり。 (a) 振動台(4)は、インナーケース(2)に連結される
    固定部(4A)と、この固定部(4A)に弾性アーム(4B)を介し
    て連結している振動部(4C)を有する。 (b) 振動台(4)は、固定部(4A)をインナーケース(2)
    の連結台(3)に装着して、振動部(4C)をカム軸(6A)に連
    結している。 (c) 2連の振動台(4)の固定部(4A)とインナーケー
    ス(2)の連結台(3)は、振動台(4)をインナーケース(2)の
    両面からカム軸(6A)を挟着する横方向に移動させて、振
    動台(4)の固定部(4A)をインナーケース(2)の連結台(3)
    に連結する横スライド連結部(7)を有し、この横スライ
    ド連結部(7)を介して、振動台(4)をインナーケース(2)
    に連結している。 (d) 振動台(4)の振動部(4C)は、カム軸(6A)を案内
    するスリット(8)を有する。 (e) 振動部(4C)のスリット(8)は、横スライド連結
    部(7)の移動方向に平行に延長して設けられると共に、
    先端を開口している。
  2. 【請求項2】 2連の振動台(4)の固定部(4A)が、イン
    ナーケース(2)に積層される積層部(9)を有し、この積層
    部(9)を貫通する止ネジ(10)を介して、振動台(4)の固定
    部(4A)をインナーケース(2)に固定している請求項1に
    記載される電気かみそり。
  3. 【請求項3】 振動台(4)とインナーケース(2)に設けて
    いる横スライド連結部(7)が、振動台(4)の固定部(4A)の
    下面から突出している凸条(7A)と、インナーケース(2)
    の連結台(3)にあって振動台(4)の凸条(7A)を案内する嵌
    着溝(7B)とで構成され、振動台(4)の凸条(7A)をインナ
    ーケース(2)の嵌着溝(7B)に案内して、振動台(4)をイン
    ナーケース(2)の定位置に装着している請求項1に記載
    される電気かみそり。
  4. 【請求項4】 振動台(4)を連結する連結台(3)を、イン
    ナーケース(2)の上端に配設しており、この連結台(3)に
    振動台(4)を固定する止ネジ(10)で、インナーケース(2)
    を外ケース(1)に固定している請求項1に記載される電
    気かみそり。
JP10334451A 1998-11-25 1998-11-25 電気かみそり Pending JP2000157760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334451A JP2000157760A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334451A JP2000157760A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 電気かみそり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000157760A true JP2000157760A (ja) 2000-06-13

Family

ID=18277543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10334451A Pending JP2000157760A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000157760A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1366871A3 (en) * 2002-05-29 2004-02-25 Izumi Products Company An electric shaver
WO2012005085A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 パナソニック電工株式会社 往復式電気かみそり
WO2012005082A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 パナソニック電工株式会社 往復式電気かみそり
CN102958652A (zh) * 2010-07-08 2013-03-06 松下电器产业株式会社 往复式电动剃刀
JP2015146988A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 日立マクセル株式会社 電気かみそり
JP2018020216A (ja) * 2017-11-08 2018-02-08 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018020217A (ja) * 2017-11-08 2018-02-08 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018038851A (ja) * 2017-11-08 2018-03-15 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018038852A (ja) * 2017-11-08 2018-03-15 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1366871A3 (en) * 2002-05-29 2004-02-25 Izumi Products Company An electric shaver
US7171751B2 (en) 2002-05-29 2007-02-06 Izumi Products Company Electric shaver
WO2012005085A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 パナソニック電工株式会社 往復式電気かみそり
WO2012005082A1 (ja) * 2010-07-08 2012-01-12 パナソニック電工株式会社 往復式電気かみそり
CN102958652A (zh) * 2010-07-08 2013-03-06 松下电器产业株式会社 往复式电动剃刀
CN102971117A (zh) * 2010-07-08 2013-03-13 松下电器产业株式会社 往复式电动剃刀
JP2015146988A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 日立マクセル株式会社 電気かみそり
JP2018020216A (ja) * 2017-11-08 2018-02-08 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018020217A (ja) * 2017-11-08 2018-02-08 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018038851A (ja) * 2017-11-08 2018-03-15 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり
JP2018038852A (ja) * 2017-11-08 2018-03-15 マクセルホールディングス株式会社 電気かみそり

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970073897A (ko) 전기 면도기
JP2000157760A (ja) 電気かみそり
JPS5946620B2 (ja) 携帯電気器具
JP2006149445A (ja) 往復式電気かみそり
JPH0639158A (ja) 電気かみそり
JP4761294B2 (ja) 電気かみそり
JPH0866567A (ja) 往復式電気かみそり
JPH1080586A (ja) 電気かみそり
JP4107942B2 (ja) 電気かみそり
JP3773742B2 (ja) トリマーを有する電気かみそり
JP2000157754A (ja) 電気かみそり
JP3557068B2 (ja) 電気かみそり
JPH10328435A (ja) 電気かみそり
JPH10235035A (ja) 電気かみそり
JP2000157761A (ja) 電気かみそり
JP3113399B2 (ja) 二連刃のシェーバー
JPH05137854A (ja) 往復動式電気かみそり
JPH1080588A (ja) 電気かみそり
JPH1080583A (ja) 電気かみそり
JPH11128567A (ja) 電気かみそり
JPH10328436A (ja) 電気かみそり
JP3568330B2 (ja) 電気かみそり
JP3338208B2 (ja) 三連シェーバー
JP2831245B2 (ja) 電気かみそり
JP3448420B2 (ja) 電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620