JP2000156915A - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の制御装置

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JP2000156915A JP10328641A JP32864198A JP2000156915A JP 2000156915 A JP2000156915 A JP 2000156915A JP 10328641 A JP10328641 A JP 10328641A JP 32864198 A JP32864198 A JP 32864198A JP 2000156915 A JP2000156915 A JP 2000156915A
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとをロ
ックアップクラッチによって締結し、サンギヤ側のエン
ジンの駆動力にリングギヤ側の第2のモータの駆動力を
加算してキャリアから出力するパラレル走行時、エンジ
ンの出力軸とプラネタリギヤのサンギヤとの間に連結し
た第1のモータに対する制御を簡素化し、エンジンの出
力と第2のモータの出力とを効率良く駆動輪側に伝達す
る。 【解決手段】 シリーズ走行モードからパラレル走行モ
ードに移行したとき、モータAを回転数制御しているモ
ータAコントローラにトルク0指令を与えてモータAを
トルク0とし(S301)、アクセルペダル踏み込み量から算
出した車両駆動トルクTallをバッテリの残存容量を
考慮してエンジンとモータBとに分配し、エンジンに対
するトルク指令、モータBに対するトルク指令を与える
(S302〜S309)ことで、パラレル走行モード時にエンジ
ン及びモータBの駆動力をモータAによって妨げること
なく効率良く駆動輪側に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと2つの
モータとを併用するハイブリッド車の制御装置に関し、
より詳しくは走行条件に応じてシリーズ走行モードとパ
ラレル走行モードとを切り換え可能なハイブリッド車の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両においては、低公
害、省資源の観点からエンジンとモータとを併用するハ
イブリッド車が開発されており、このハイブリッド車で
は、発電用と動力源用との2つのモータを搭載すること
で動力エネルギーの回収効率向上と走行性能の確保とを
図る技術が多く採用されている。
【0003】例えば、特開平9−46821号公報に
は、ディファレンシャルギヤ等の差動分配機構による動
力分配機構を用いてエンジンの動力を発電機とモータ
(駆動用モータ)とに分配し、エンジンの動力の一部で
発電しながらモータを駆動して走行するハイブリッド車
が開示されており、また、特開平9−100853号公
報には、プラネタリギヤによってエンジンの動力を発電
機とモータ(駆動用モータ)とに分配するハイブリッド
車が開示されている。
【0004】しかしながら、上述の各先行技術において
は、低速時の駆動力の大半を駆動用モータに依存するた
め、駆動用に大容量の大型のモータが必要となるばかり
でなく、駆動輪で必要とするトルクに対する増幅機能を
電力に依存するため、バッテリー容量が十分でない場合
にも一定の走行性能を維持することのできる発電容量を
もった発電機が要求されることになり、コスト増の要因
となる。
【0005】また、車両においてはモータ(発電機)の
回転制御範囲を超えるような出力軸回転数の変化がある
ため、エンジン出力を発電機と駆動用モータとに分配す
るだけでは、駆動輪からの要求駆動力に対し、必ずしも
エンジン及びモータの制御を十分に最適化できるとは限
らない。
【0006】このため、本出願人は、先に、特願平10
−4080号において、比較的低出力の2つのモータを
用いて駆動力の確保と動力エネルギーの回収効率向上を
達成するとともに、駆動輪からの要求駆動力に対してエ
ンジン及びモータ制御の最適化を実現することができる
ハイブリッド車を提案しており、このハイブリッド車で
は、エンジンの出力軸とシングルピニオン式プラネタリ
ギヤのサンギヤとの間に連結される第1のモータ、上記
プラネタリギヤのリングギヤに連結される第2のモー
タ、上記プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを締結
・解放するロックアップクラッチ、及び、上記プラネタ
リギヤのキャリアに連結され、複数段あるいは無段階に
切り換え可能な変速比に応じて上記プラネタリギヤと駆
動輪との間で変速及びトルク増幅を行なう無段変速機等
の動力変換機構を備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先に本出願人が提案し
たハイブリッド車では、ロックアップクラッチを解放し
てエンジンによって第1のモータを発電機として駆動
し、主として第2のモータの駆動力を走行駆動源とする
シリーズ走行モードと、ロックアップクラッチを締結
し、エンジンの駆動力に第2のモータの駆動力を加算し
てエンジン単独或いはエンジンと第2のモータとの双方
の駆動力を走行駆動源とするパラレル走行モードとを条
件に応じて切り換え可能であるが、パラレル走行モード
では、ロックアップクラッチを締結してプラネタリギヤ
のサンギヤとキャリアとを結合し、サンギヤからのエン
ジンの駆動力にリングギヤからの第2のモータの駆動力
を加算してキャリアから出力するため、エンジン及び第
2のモータの出力トルクをそのまま駆動輪側に伝達する
には第1のモータの回転数を出来なりに合わせなければ
ならず、制御が困難なものとなる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとをロックア
ップクラッチによって締結し、サンギヤ側のエンジンの
駆動力にリングギヤ側の第2のモータの駆動力を加算し
てキャリアから出力するパラレル走行時、エンジンの出
力軸とプラネタリギヤのサンギヤとの間に連結した第1
のモータに対する制御を簡素化し、エンジンの出力と第
2のモータの出力とを効率良く駆動輪側に伝達すること
のできるハイブリッド車の制御装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、エンジンの出力軸とシング
ルピニオン式プラネタリギヤのサンギヤとの間に連結さ
れる第1のモータ、上記プラネタリギヤのリングギヤに
連結される第2のモータ、上記プラネタリギヤのサンギ
ヤとキャリアとを締結・解放するロックアップクラッ
チ、及び、上記プラネタリギヤのキャリアに連結され、
複数段あるいは無段階に切り換え可能な変速比に応じて
上記プラネタリギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増
幅を行なう動力変換機構を備えたハイブリッド車の制御
装置であって、上記ロックアップクラッチを解放して上
記エンジンによって上記第1のモータを発電機として駆
動し、主として上記第2のモータの駆動力を走行駆動源
とするシリーズ走行モードで上記ハイブリッド車を走行
させる手段と、上記ロックアップクラッチを締結し、上
記エンジンの駆動力に上記第2のモータの駆動力を加算
して上記エンジン単独或いは上記エンジンと上記第2の
モータとの双方の駆動力を走行駆動源とするパラレル走
行モードで上記ハイブリッド車を走行させる手段と、上
記シリーズ走行モードでは上記第1のモータを定回転数
で制御する一方、上記パラレル走行モードでは上記第1
のモータのトルクを実質的に0とするよう制御する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明によるハイ
ブリッド車では、ロックアップクラッチを解放し、エン
ジンの出力軸とプラネタリギヤのサンギヤとの間に連結
される第1のモータをエンジンによって発電機として駆
動し、プラネタリギヤのリングギヤに連結される第2の
モータの駆動力を主として走行駆動源とするシリーズ走
行モードと、ロックアップクラッチを締結してプラネタ
リギヤのサンギヤとキャリアとを結合し、サンギヤから
のエンジンの駆動力にリングギヤからの第2のモータの
駆動力を加算してキャリアから出力することで、エンジ
ンの駆動力に第2のモータの駆動力を加算してエンジン
単独或いはエンジンと第2のモータとの双方の駆動力を
走行駆動源とするパラレル走行モードとを切り換えるこ
とができる。
【0011】そして、シリーズ走行モードにおいては、
第1のモータを定回転数で制御する一方、パラレル走行
モードにおいては、第1のモータのトルクを実質的に0
とするよう制御することで、エンジン及び第2のモータ
の駆動力を第1のモータによって妨げることなく駆動輪
側に有効に出力可能とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の一形
態に係わり、図1はシリーズ走行モードの制御ルーチン
を示すフローチャート、図2はシリーズ走行モードから
パラレル走行モードへの切換制御ルーチンを示すフロー
チャート、図3はパラレル走行モードの制御ルーチンを
示すフローチャート、図4はパラレル走行モードからシ
リーズ走行モードへの切換制御ルーチンを示すフローチ
ャート、図5は駆動制御系の構成を示す説明図、図6は
HEV_ECUを中心とする制御信号の流れを示す説明
図、図7はエンジンとモータとのトルク分配を示す説明
図である。
【0013】本発明におけるハイブリッド車は、エンジ
ンとモータとを併用する車両であり、図5に示すよう
に、エンジン1と、エンジン1の起動及び発電・動力ア
シストを担うモータA(第1のモータ)と、エンジン1
の出力軸1aにモータAを介して連結されるプラネタリ
ギヤユニット3と、このプラネタリギヤユニット3の機
能を制御し、発進・後進時の駆動力源になるとともに減
速エネルギーの回収を担うモータB(第2のモータ)
と、変速及びトルク増幅を行なって走行時の動力変換機
能を担う動力変換機構4とを基本構成とする駆動系を備
えている。
【0014】詳細には、プラネタリギヤユニット3は、
サンギヤ3a、このサンギヤ3aに噛合するピニオンを
回転自在に支持するキャリア3b、ピニオンと噛合する
リングギヤ3cを有するシングルピニオン式のプラネタ
リギヤであり、サンギヤ3aとキャリア3bとを締結・
解放するためのロックアップクラッチ2が併設されてい
る。
【0015】また、動力変換機構4としては、歯車列を
組み合わせた変速機や流体トルクコンバータを用いた変
速機等を用いることが可能であるが、入力軸4aに軸支
されるプライマリプーリ4bと出力軸4cに軸支される
セカンダリプーリ4dとの間に駆動ベルト4eを巻装し
てなるベルト式無段変速機(CVT)を採用することが
望ましく、本形態においては、以下、動力変換機構4を
CVT4として説明する。
【0016】すなわち、本発明におけるハイブリッド車
の駆動系では、サンギヤ3aとキャリア3bとの間にロ
ックアップクラッチ2を介装したプラネタリギヤユニッ
ト3がエンジン1の出力軸1aとCVT4の入力軸4a
との間に配置されており、プラネタリギヤユニット3の
サンギヤ3aがエンジン1の出力軸1aに一方のモータ
Aを介して結合されるとともにキャリア3bがCVT4
の入力軸4aに結合され、リングギヤ3cに他方のモー
タBが連結されている。そして、CVT4の出力軸4c
に減速歯車列5を介してデファレンシャル機構6が連設
され、このデファレンシャル機構6に駆動軸7を介して
前輪或いは後輪の駆動輪8が連設されている。
【0017】この場合、前述したようにエンジン1及び
モータAをプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aへ
結合するとともにリングギヤ3cにモータBを結合して
キャリア3bから出力を得るようにし、さらに、キャリ
ア3bからの出力をCVT4によって変速及びトルク増
幅して駆動輪8に伝達するようにしているため、2つの
モータA,Bは発電と駆動力供給との両方に使用するこ
とができ、比較的小出力のモータを使用することができ
る。
【0018】また、走行条件に応じてロックアップクラ
ッチ2によりプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3a
とキャリア3bとを結合することで、間に2つのモータ
A,Bが配置された、エンジン1からCVT4に至るエ
ンジン直結の駆動軸を形成することができ、効率よくC
VT4に駆動力を伝達し、或いは駆動輪8側からの制動
力を利用することができる。
【0019】尚、ロックアップクラッチ2の結合・解放
時のプラネタリギヤユニット3を介したエンジン1及び
モータA,Bのトルク伝達や発電による電気の流れにつ
いては、本出願人が先に提出した特願平10−4080
号に詳述されている。
【0020】以上の駆動系は、7つの電子制御ユニット
(ECU)を多重通信系で結合したハイブリッド車の走
行制御を行う制御系(ハイブリッド制御システム)によ
って制御されるようになっており、各ECUがマイクロ
コンピュータとマイクロコンピュータによって制御され
る機能回路とから構成されている。各ECUを結合する
多重通信系としては、高速通信に対応可能な通信ネット
ワークを採用することが望ましく、例えば、車両の通信
ネットワークとしてISOの標準プロトコルの一つであ
るCAN(Controller Area Network)等を採用するこ
とができる。
【0021】具体的には、システム全体を統括するハイ
ブリッドECU(HEV_ECU)20を中心とし、モ
ータAを駆動制御するモータAコントローラ21、モー
タBを駆動制御するモータBコントローラ22、エンジ
ン1を制御するエンジンECU(E/G_ECU)2
3、ロックアップクラッチ2及びCVT4の制御を行う
トランスミッションECU(T/M_ECU)24、バ
ッテリ10の電力管理を行うバッテリマネージメントユ
ニット(BAT_MU)25が第1の多重通信ライン3
0でHEV_ECU20に結合され、ブレーキ制御を行
うブレーキECU(BRK_ECU)26が第2の多重
通信ライン31でHEV_ECU20に結合されてい
る。
【0022】HEV_ECU20は、ハイブリッド制御
システム全体の制御を行うものであり、ドライバの運転
操作状況を検出するセンサ・スイッチ類、例えば、図示
しないアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル
ペダルセンサ(APS)11、図示しないブレーキペダ
ルの踏み込みによってONするブレーキスイッチ12、
変速機のセレクト機構部13の操作位置がPレンジ又は
NレンジのときにONし、Dレンジ,Rレンジ等の走行
レンジにセットされているときにOFFするインヒビタ
スイッチ14等が接続されている。
【0023】そして、HEV_ECU20では、各セン
サ・スイッチ類からの信号や各ECUから送信されたデ
ータに基づいて必要な車両駆動トルクを演算して駆動系
のトルク配分を決定し、図6に示すように、多重通信に
よって各ECUに制御指令を送信する。
【0024】尚、HEV_ECU20には、車速、エン
ジン回転数、バッテリ充電状態等の車両の運転状態を表
示する各種メータ類や、異常発生時に運転者に警告する
ためのウォーニングランプ等からなる表示器27が接続
されている。この表示器27は、T/M_ECU24に
も接続されており、HEV_ECU20に異常が発生し
たとき、HEV_ECU20に代ってT/M_ECU2
4が異常時制御を行い、表示器27に異常表示を行う。
【0025】一方、モータAコントローラ21は、モー
タAを駆動するためのインバータを備えるものであり、
基本的に、HEV_ECU20から多重通信によって送
信されるサーボON/OFF指令や回転数指令によって
モータAの定回転数制御を行う。また、モータAコント
ローラ21からは、HEV_ECU20に対し、モータ
Aのトルク、回転数、及び電流値等をフィードバックし
て送信し、更に、トルク制限要求や電圧値等のデータを
送信する。
【0026】モータBコントローラ22は、モータBを
駆動するためのインバータを備えるものであり、基本的
に、HEV_ECU20から多重通信によって送信され
るサーボON/OFF(正転、逆転を含む)指令やトル
ク指令(力行、回生)によってモータBの定トルク制御
を行う。また、モータBコントローラ22からは、HE
V_ECU20に対し、モータBのトルク、回転数、及
び電流値等をフィードバックして送信し、更に、電圧値
等のデータを送信する。
【0027】E/G_ECU23は、基本的にエンジン
1のトルク制御を行うものであり、HEV_ECU20
から多重通信によって送信される正負のトルク指令、燃
料カット指令、エアコンON/OFF許可指令等の制御
指令、及び、実トルクフィードバックデータ、車速、イ
ンヒビタスイッチ14による変速セレクト位置(P,N
レンジ等)、APS11の信号によるアクセル全開デー
タやアクセル全閉データ、ブレーキスイッチ12のO
N,OFF状態、ABSを含むブレーキ作動状態等に基
づいて、図示しないインジェクタからの燃料噴射量、E
TC(電動スロットル弁)によるスロットル開度、A/
C(エアコン)等の補機類のパワー補正学習、燃料カッ
ト等を制御する。
【0028】また、E/G_ECU23では、HEV_
ECU20に対し、エンジン1の制御トルク値、燃料カ
ットの実施、燃料噴射量に対する全開増量補正の実施、
エアコンのON,OFF状態、図示しないアイドルスイ
ッチによるスロットル弁全閉データ等をHEV_ECU
20にフィードバックして送信すると共に、エンジン1
の暖機要求等を送信する。
【0029】T/M_ECU24は、HEV_ECU2
0から多重通信によって送信されるCVT4の目標プラ
イマリプーリ回転数、CVT入力トルク指示、ロックア
ップ要求等の制御指令、及び、E/G回転数、アクセル
開度、インヒビタスイッチ14による変速セレクト位
置、ブレーキスイッチ12のON,OFF状態、エアコ
ン切替許可、ABSを含むブレーキ作動状態、アイドル
スイッチによるエンジン1のスロットル弁全閉データ等
の情報に基づいて、ロックアップクラッチ2の締結・解
放を制御すると共にCVT4の変速比を制御する。
【0030】また、T/M_ECU24からは、HEV
_ECU20に対し、車速、入力制限トルク、CVT4
のプライマリプーリ回転数及びセカンダリプーリ回転
数、ロックアップ完了、インヒビタスイッチ14に対応
する変速状態等のデータをフィードバックして送信する
と共に、CVT4の油量をアップさせるためのE/G回
転数アップ要求、低温始動要求等を送信する。
【0031】BAT_MU25は、いわゆる電力管理ユ
ニットであり、バッテリ10を管理する上での各種制
御、すなわち、バッテリ10の充放電制御、ファン制
御、外部充電制御等を行い、バッテリ10の残存容量、
電圧、電流制限値等のデータや外部充電中を示すデータ
を多重通信によってHEV_ECU20に送信する。ま
た、外部充電を行う場合には、コンタクタ9を切り換え
てバッテリ10とモータAコントローラ21及びモータ
Bコントローラ22とを切り離す。
【0032】BRK_ECU26は、HEV_ECU2
0から多重通信によって送信される回生可能量、回生ト
ルクフィードバック等の情報に基づいて、必要な制動力
を演算し、ブレーキ系統の油圧を制御するものであり、
HEV_ECU20に対し、回生量指令(トルク指
令)、車速、油圧、ABSを含むブレーキ作動状態等を
フィードバックして送信する。
【0033】以上のハイブリッド制御システムによって
制御されるハイブリッド車の走行モードは、トランスミ
ッション入力軸から見た場合、以下に示す3つの基本モ
ードに大別することができ、走行状況に応じて各走行モ
ードの状態遷移が繰り返される。 (1)シリーズ(シリーズ&パラレル)走行モード 要求駆動力が小さいとき、ロックアップクラッチ2を解
放し、エンジン1によってモータAを発電機として駆動
し、主としてモータBで走行する。このとき、エンジン
1の駆動力の一部がプラネタリギヤユニット3のサンギ
ヤ3aに入力され、リングギヤ3cのモータBの駆動力
と合成されてキャリア3bから出力される。 (2)パラレル走行モード 要求駆動力が大きいとき、ロックアップクラッチ2を締
結してプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aとキャ
リア3bとを結合し、エンジン1の駆動力にリングギヤ
3cからモータBの駆動力を加算してキャリア3bから
出力し、エンジン1単独或いはエンジン1とモータBと
の双方のトルクを用いて走行する。 (3)制動力回生モード 減速時、ブレーキ制御と協調しながらモータBで制動力
を回生する。すなわち、プレーキペダルの踏み込み量に
応じたブレーキトルクをモータBによる回生トルクとブ
レーキ機構による制動トルクとで協調して分担し、回生
制動を行う。
【0034】以下、HEV_ECU20によるシリーズ
走行モードとパラレル走行モードとの各制御、及び、シ
リーズ走行モードとパラレル走行モードとの間の切換制
御について、図1〜図4のフローチャートを用いて説明
する。
【0035】図1はシリーズ走行モードにおける制御ル
ーチンであり、ステップS101で多重通信によりモータA
コントローラ21にモータAを所定回数数で定速運転さ
せるための回転数指令を与えると、ステップS102でAP
S11の出力に基づくアクセルペダル踏み込み量から車
両駆動トルクTallを算出する。
【0036】次いで、ステップS103へ進み、プラネタリ
ギヤユニット3のプラネタリギヤ比(プラネタリ比:定
数K)を用い、以下の(1),(2)式に従ってリングギヤ側
のトルクTrとサンギヤ側のトルクTsとを算出する
と、ステップS104でリングギヤ3cに連結されるモータ
Bの必要電力Wbを、モータBの回転数とリングギヤ側
のトルクTrとから算出する。 Tr=Tall×(1−K)/K …(1) Ts=Tall×K …(2)
【0037】続くステップS105では、バッテリ10の残
存容量から所定の充電電力Waを算出し、ステップS106
でモータBの必要電力Wbとバッテリ10の充電電力W
aとモータAの回転数とから発電のためのトルクTba
tを算出する。そして、ステップS107で、以下の(3)式
に示すように、サンギヤ側のトルクTsと発電トルクT
batとを加算してエンジン1の駆動トルクTegを算
出する。 Teg=Ts+Tbat …(3)
【0038】その後、ステップS108へ進み、モータAの
発電力とエンジン1の出力特性とから、上述のステップ
S107で算出した駆動トルクTegをエンジン1から出力
可能か否かを調べ、駆動トルクTegを出力困難な場
合、モータAの回転数を変更してモータAコントローラ
21へ新たな回転数指令を与え、再度、モータBの必要
電力Wbとバッテリ10の充電電力WaとモータAの回
転数とから発電トルクTbatを算出し、この発電トル
クTbatとサンギヤ側のトルクTsとを加算してエン
ジン1の駆動トルクTegを算出する。
【0039】そして、エンジン1から駆動トルクTeg
の出力が可能なとき、ステップS109でリングギヤ側のト
ルクTrをモータBのトルクとして多重通信によりモー
タBコントローラ22にトルク指令を与え、ステップS1
10で多重通信によりE/G_ECU23に駆動トルクT
egのトルク指令を与えてステップS111へ進む。
【0040】ステップS111では、モータAコントローラ
21、モータBコントローラ22、E/G_ECU23
からの各フィードバック値に基づいて算出される車両駆
動トルクのフィードバック値により、モータBによる走
行を制御してルーチンを抜ける。
【0041】すなわち、HEV_ECU20では、モー
タAコントローラ21から受信したモータAの発電用ト
ルクフィードバック値Ta’と、モータBコントローラ
22から受信したモータBのトルクフィードバック値T
b’に基づくモータBのトルクの反力(Tb’×K(1
−K))とを加算してE/G_ECU23へフィードバ
ックし、E/G_ECU23では、HEV_ECU20
からのトルク指令値Tegとフィードバック値(Ta’
+Tb’×K/(1−K))との差分を学習してエンジ
ン1の制御を行う。
【0042】そして、モータBのトルクフィードバック
値Tb’に、エンジン1のトルクフィードバック値Te
g’とモータAのトルクフィードバック値Ta’との差
を加算して車両駆動トルクのフィードバック値とし、こ
の車両駆動トルクのフィードバック値(Tb’+Te
g’−Ta’)に基づいてモータBによる走行制御を行
う。
【0043】これにより、要求駆動力が小さい低負荷の
シリーズ走行モードでは、エンジン1とモータAとでモ
ータBの反力を支えながらモータBの駆動によるバッテ
リ10の消費電力を補充することができ、安定した定ト
ルク走行を確保することができる。
【0044】以上のシリーズ走行モードでの走行中、ア
クセルペダルが踏み込まれて要求駆動トルクが大きくな
ると、シリーズ走行モードからパラレル走行モードへ移
行する。
【0045】シリーズ走行モードからパラレル走行モー
ドへの移行は、図2の切換制御ルーチンによって行わ
れ、モータBの回転数とモータAの回転数とを合わせた
上でエンジン1のトルクを0とし、ロックアップクラッ
チ2を締結する。具体的には、先ず、ステップS201でモ
ータBコントローラ22からフィードバック送信された
回転数データによってモータBの回転数Nbを検出し、
ステップS202でモータAの回転数NaをモータBの回転
数Nbに合わせるべく多重通信によりモータAコントロ
ーラ21に回転数指令を与える。
【0046】続くステップS203では、モータAコントロ
ーラ21からフィードバック送信された回転数データに
よってモータAの実回転数Naを検出し、ステップS204
でモータAの実回転数NaがモータBの回転数Nbに等
しくなったか否かを調べる。その結果、Na≠Nbのと
きには、ステップS204から前述のステップS201へ戻って
モータAの回転数をモータBの回転数に合わせる処理を
繰り返す。
【0047】そして、ステップS204でモータAの回転数
NaとモータBの回転数Nbが等しくなると、ステップ
S204からステップS205へ進んで多重通信によりE/G_
ECU23へエンジン1のトルクTegを0とするトル
ク指令を与え、また、ステップS206で多重通信によりT
/M_ECU24へロックアップクラッチ2を締結する
指令を与え、パラレル走行モードに移行する。
【0048】すなわち、シリーズ走行モードからパラレ
ル走行モードへ移行させる場合には、モータAの回転数
をモータBの回転数に実質的に一致させた後、エンジン
1の駆動トルクを実質的に0としてロックアップクラッ
チ2を締結させるため、回転変動やトルク変動を防止し
て円滑な切り換えとすることができ、運転者に違和感を
与えることがない。
【0049】次に、パラレル走行モードでは、図3の制
御ルーチンによってエンジン1とモータBとのトルク配
分が決定され、エンジン1のみによる走行或いはエンジ
ン1をモータBによってアシストするアシスト走行が行
われる。
【0050】このパラレル走行の制御ルーチンでは、ロ
ックアップクラッチ2を締結してシリーズ走行モードか
ら移行したとき、先ずステップS301でモータAのトルク
を0とするトルク0指令を多重通信によってモータAコ
ントローラ21に与える。
【0051】すなわち、パラレル走行モードでは、ロッ
クアップクラッチ2を締結してプラネタリギヤユニット
3のサンギヤ3aとキャリア3bとを結合し、サンギヤ
3aからのエンジン1の駆動力にリングギヤ3cからの
モータBの駆動力を加算してキャリア3bから出力する
ため、エンジン1及びモータBの出力トルクをそのまま
駆動輪側に伝達するには、モータAの回転数を出来なり
に合わせなければならず、制御が困難である。この場
合、モータAをシリーズ走行モードでの回転数制御のま
まとすると、モータAによって駆動トルクが吸収されて
しまい、一方、モータAの回転数制御を止めると、鉄損
によりエンジン1及びモータBの出力トルクが減じられ
る。
【0052】いずれにしてもモータAがシリーズ走行モ
ードの回転数制御のままでは、パラレル走行モードにお
いて車両駆動トルクの制御が困難であるため、パラレル
走行モードでは、モータAを回転数制御しているモータ
Aコントローラ21にトルク0指令を与えることで、モ
ータAを弱め界磁等によってトルク0とし、エンジン1
の出力トルクとモータBの出力トルクとを損失無くCV
T4に入力する。
【0053】そして、モータAをトルク0で運転した
後、ステップS302へ進んでAPS11の出力に基づくア
クセルペダル踏み込み量から車両駆動トルクTallを
算出し、ステップS303でバッテリ10の残存容量が所定
値以上か否かを調べる。その結果、バッテリ10の残存
容量が所定値より小さい場合には、ステップS304へ進ん
でスロットル開度に応じてエンジン1のみの走行を行う
べく、多重通信によりE/G_ECU23へ所定のトル
ク指令を与え、ステップS310へ進む。
【0054】一方、ステップS303においてバッテリ10
の残存容量が所定値以上の場合には、ステップS303から
ステップS305へ進んでエンジン1のスロットル開度とC
VT4のプライマリプーリ回転数とからエンジン最大出
力トルクTegmaxを算出する。そして、ステップS3
06で車両駆動トルクTallとエンジン最大出力トルク
Tegmaxとの差分ΔTを算出し(ΔT=Tall−
Tegmax)、ステップS307で差分ΔTをモータBの
駆動トルクTbとする(Tb=ΔT)。
【0055】すなわち、パラレル走行モードでは、図7
に示すように、エンジン1の等スロットル開度曲線から
定まる最大出力トルクTegmaxとモータBの最大駆
動トルクとによって車両全体の仮想最大出力特性が定ま
り、要求車両駆動トルクTallがエンジン1の最大出
力トルクTegmaxよりも大きい場合、その分のトル
クをモータBによってアシストすべく、(Tall−T
egmax)をモータBの駆動トルクとする。
【0056】その後、ステップS308で多重通信によりE
/G_ECU23にエンジン最大出力トルクTegma
xのトルク指令を与えると共に、ステップS309で多重通
信によりモータBコントローラ22に駆動トルクTbの
トルク指令を与え、ステップS310でモータBコントロー
ラ22から受信したモータBのトルクフィードバック値
Tb’とE/G_ECU23から受信したエンジン1の
トルクフィードバック値Teg’とを加算した値(T
b’+Teg’)を車両駆動トルクのフィードバック値
として走行制御を行い、ルーチンを抜ける。
【0057】このパラレル走行モードでは、モータAを
回転数制御からトルク制御へと本格的に切り換えること
なく、簡単な指令と限定された定トルク制御でエンジン
1及びモータBの出力トルクを損失無く駆動輪側に伝達
することができ、車両駆動トルクを容易に制御すること
ができる。
【0058】次に、パラレル走行モードからシリーズ走
行モードへの移行は、図4の切換制御ルーチンによって
行われる。このルーチンでは、エンジン1のトルクを徐
々に小さくして、その分のトルクをモータBから出力す
るようにし、エンジン1のトルクが0になったとき、モ
ータAのトルク0指令を解除してモータAの回転数をモ
ータBの回転数に合わせ、ロックアップクラッチ2を解
放する。
【0059】すなわち、先ず、ステップS401で、エンジ
ン駆動トルクTegを所定比率n分だけ減少させたトル
ク値Teg(Teg=Teg−Teg/n)のトルク指
令を多重通信によってE/G_ECU23に与え、次
に、ステップS402で、エンジン駆動トルクの減少分Te
g/nを現在のモータBの駆動トルクTbに加算してモ
ータBの新たな駆動トルクTbとし(Tb+Tb/n)
を、この新たな駆動トルクTbのトルク指令を多重通信
によりモータBコントローラ22に与える。
【0060】そして、ステップS403でエンジン駆動トル
クTegが0になったか否かを調べ、その結果、Teg
≠0のときには、ステップS403から前述のステップS401
へ戻ってエンジン1のトルクを所定量減少させてモータ
Bのトルクを所定量増加させる処理を繰り返す。
【0061】その後、ステップS403でエンジン駆動トル
クTegが0になると、ステップS404へ進んでモータB
の回転数Nbを検出し、ステップS405でモータAコント
ローラ21へのモータAに対するトルク0指令を解除し
てモータAの回転数NaをモータBの回転数Nbと同じ
回転数とするべく、モータAコントローラ21に回転数
指令を与える。そして、ステップS406で多重通信により
T/M_ECU24へロックアップクラッチ2を解放さ
せる指令を与えてルーチンを抜ける。
【0062】すなわち、パラレル走行モードからシリー
ズ走行モードへの移行では、モータAの回転数とモータ
Bの回転数とを合わせてロックアップクラッチ2を解放
する前に、エンジン1のトルクを徐々に0に近づけ、そ
の分のトルクをモータBから出力するようにしているた
め、回転変動やトルク変動を生じることなくパラレル走
行モードからシリーズ走行モードへ移行させることがで
き、運転フィーリングの悪化を防止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを解放するシリー
ズ走行モードでエンジンの出力軸とサンギヤとの間に連
結される第1のモータを定回転数で制御する一方、プラ
ネタリギヤのサンギヤとキャリアとを締結してサンギヤ
側のエンジンの駆動力にリングギヤ側の第2のモータの
駆動力を加算してキャリアから出力するパラレル走行モ
ードでは第1のモータのトルクを実質的に0とするよう
制御するため、第1のモータに対する簡素な制御でパラ
レル走行モード時にエンジン及び第2のモータの駆動力
を第1のモータによって妨げることなく効率良く駆動輪
側に伝達することができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリーズ走行モードの制御ルーチンを示すフロ
ーチャート
【図2】シリーズ走行モードからパラレル走行モードへ
の切換制御ルーチンを示すフローチャート
【図3】パラレル走行モードの制御ルーチンを示すフロ
ーチャート
【図4】パラレル走行モードからシリーズ走行モードへ
の切換制御ルーチンを示すフローチャート
【図5】駆動制御系の構成を示す説明図
【図6】HEV_ECUを中心とする制御信号の流れを
示す説明図
【図7】エンジンとモータとのトルク分配を示す説明図
【符号の説明】
1 …エンジン 2 …ロックアップクラッチ 3 …プラネタリギヤユニット(シングルピニオン式プ
ラネタリギヤ) 3a…サンギヤ 3b…キャリア 3c…リングギヤ 4 …ベルト式無段変速機(動力変換機構) A …第1のモータ B …第2のモータ 20…HEV_ECU
フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA01 PA11 PA13 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PO17 PU01 PU24 PU27 PV09 QA01 QE01 QE10 QE13 QI04 QI07 QN03 QN09 RB08 RE03 RE05 SE04 SE05 SE06 SE08 SE09 SE10 TB01 TE02 TE05 TI02 TI05 TI06 TO13 TO21 TO23 TO26 TO30 TZ07 UB05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸とシングルピニオン式
    プラネタリギヤのサンギヤとの間に連結される第1のモ
    ータ、上記プラネタリギヤのリングギヤに連結される第
    2のモータ、上記プラネタリギヤのサンギヤとキャリア
    とを締結・解放するロックアップクラッチ、及び、上記
    プラネタリギヤのキャリアに連結され、複数段あるいは
    無段階に切り換え可能な変速比に応じて上記プラネタリ
    ギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増幅を行なう動力
    変換機構を備えたハイブリッド車の制御装置であって、 上記ロックアップクラッチを解放して上記エンジンによ
    って上記第1のモータを発電機として駆動し、主として
    上記第2のモータの駆動力を走行駆動源とするシリーズ
    走行モードで上記ハイブリッド車を走行させる手段と、 上記ロックアップクラッチを締結し、上記エンジンの駆
    動力に上記第2のモータの駆動力を加算して上記エンジ
    ン単独或いは上記エンジンと上記第2のモータとの双方
    の駆動力を走行駆動源とするパラレル走行モードで上記
    ハイブリッド車を走行させる手段と、 上記シリーズ走行モードでは上記第1のモータを定回転
    数で制御する一方、上記パラレル走行モードでは上記第
    1のモータのトルクを実質的に0とするよう制御する手
    段とを備えたことを特徴とするハイブリッド車の制御装
    置。
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