JP2000156018A - ディスクローディング装置 - Google Patents

ディスクローディング装置

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JP2000156018A JP10298632A JP29863298A JP2000156018A JP 2000156018 A JP2000156018 A JP 2000156018A JP 10298632 A JP10298632 A JP 10298632A JP 29863298 A JP29863298 A JP 29863298A JP 2000156018 A JP2000156018 A JP 2000156018A
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    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/221Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine
    • G11B17/223Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine in a vertical direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置部材のストック位置における略中央部
に、ディスク状記憶媒体の中央穴を光が透過するように
光検出器を設け、外光の影響を受けて誤判断を生ずるこ
となくディスク状記憶媒体の有無を検出することができ
ると共に、デザイン上の制約を少なくして設計上の自由
度を高めることができるディスクローディング装置を提
供する。 【解決手段】 情報の記録及び/再生のための光ディス
クDが載置されるディスク載置部30を有し且つこのデ
ィスク載置部30の略中央部に開口部34が設けられた
ディスクトレイ17と、このディスクトレイ17を光デ
ィスクDの主面と略平行する方向に移動して光ディスク
Dのイジェクト位置とストック位置とプレイ位置との間
にディスクトレイ17を搬送する搬送機構と、ストック
位置においてディスクトレイ17のディスク載置部30
に載置されている光ディスクDの中央穴に光を通過さ
せ、この光を光ディスクDで遮断することにより光ディ
スクDの有無を検出する光検出器と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やCD−ROM(リードオンリメモリ)等の
光ディスク或いは光磁気ディスク(OD)その他のディ
スク状記憶媒体を用いて情報の記録及び/又は再生を行
う情報記憶装置のディスクローディング装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、情報記憶装置の一例とし
て、CDやCD−ROM等のディスク状記憶媒体を用い
て音楽や映画等の再生等を行うディスク記録再生装置が
提供されている。この種のディスク記録再生装置として
は、例えば、図23に示すようなMDプレーヤ1が知ら
れている。
【0003】このMDプレーヤ1は、3枚のMD(ミニ
ディスク)2を一度に収納してMD3枚の連続演奏や3
枚のMD2に記録されている曲目を任意の順番に再生す
る等の機能を有するものである。そのため、このMDプ
レーヤ1には、3枚のMD2を収納できる3MD交換装
置3と、この3MD交換装置3のあるストック位置とデ
ィスク駆動装置のあるプレイ位置との間に任意のMD2
を選択して搬送する搬送機構と、この搬送機構により搬
送されたMD2をプレイ位置である記憶媒体装着部にお
いてチャッキングして音楽等の記録又は再生を行う記録
再生機構等が備えられている。
【0004】3MD交換装置3は装置本体4の正面中央
部に装着されており、その正面には3つのカートリッジ
挿入口5a,5b,5cが設けられている。これら3つ
のカートリッジ挿入口5a〜5cは、上下方向に所定の
間隔をあけて3層に形成されている。そして、各カート
リッジ挿入口5a〜5cの一側には、対応するカートリ
ッジ挿入口5a〜5cに挿入されたMD2を個別に排出
するためのイジェクト釦6a,6b,6cが設けられて
いる。
【0005】この3MD交換装置3の正面は、装置本体
4の前面に取り付けられた開閉蓋7によって開閉可能と
されている。この開閉蓋7の両側には、電源をオン・オ
フさせる電源釦及び送り釦や停止釦その他の操作釦8が
多数配置されている。この開閉蓋7を開けて3MD交換
装置3の正面を露出させ、各カートリッジ挿入口5a〜
5cからMD2を個別に挿入することにより、3枚のM
D2が装置本体4内において3箇所のカートリッジ収納
部に夫々収納保持される。
【0006】この装置本体4内において3MD交換装置
3の後方には、所定位置に収納されている3枚のMD2
のうち任意の1枚を選択的に取り出して搬送する搬送機
構が設けられている。そして、搬送機構の近傍には、こ
の搬送機構により搬送されるMD2の情報記憶ディスク
をチャッキングして楽音信号等を読み出して音楽等を再
生し、或いは楽音信号等を書き込んで音楽等を記録する
記録再生機構が配設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のMDプレーヤ1においては、3箇所のカ
ートリッジ収納部に収納された3枚のMD2の中から任
意のMD2を選択して取り出すために取出ホルダを昇降
動作させるためのモータと、取り出されたMD2を保持
するMDホルダを記憶媒体装着部に搬送するためのモー
タと、この記憶媒体装着部においてスピンドルモータを
移動させてMD2をチャッキングするためのモータとの
合計3個のモータが駆動源として使用されていた。従っ
て、MDの着脱動作やMDの搬送動作等の各動作毎にそ
れぞれ独立のモータが使用されていたため、使用される
モータの数が多くてモータ制御が複雑になると共に装置
全体の重量が重くなり、また不経済であるという課題が
あった。
【0008】このことは、上述したMD2に代えてCD
等のディスク状記憶媒体を使用するCDプレーヤについ
ても同様である。この種のCDプレーヤには、複数枚の
CDが個別に載置される複数のディスクトレイと、この
複数のディスクトレイを保持するトレイストッカとが設
けられている。そして、これらの駆動源として、トレイ
ストッカを昇降動作させるためのモータと、このトレイ
ストッカに保持されているディスクトレイを装置本体の
前方に突出させたり、ディスクトレイに載置されている
CDを記憶媒体装着部に搬送するためのモータと、この
記憶媒体装着部においてスピンドルモータを移動させて
CDをチャッキングするためのモータとの合計3個のモ
ータが使用されており、3モータ構成となっていて、同
様にモータの数が多かった。
【0009】そこで、本件特許出願に係る発明者は、上
述した3種類の動作を2個のモータで行う機構を完成し
た。その機構は、複数のディスクトレイを保持するトレ
イストッカの昇降動作と、このトレイストッカに保持さ
れているディスクトレイを1個ずつ取り出して搬送する
搬送動作とを1個のモータで行うことができるようにし
たものである。そして、1個のモータを駆動源として、
ディスク状記憶媒体の記録及び/又は再生中にディスク
状記憶媒体の交換動作(以下「エクスチェンジ(exchang
e)」という。)を可能とすべく努力した結果、そのよう
な機能を有するエクスチェンジ機構を発明することがで
きた。
【0010】ところが、そのエクスチェンジ機構におい
ては、ディスクトレイのディスク載置部にディスク状記
憶媒体が載置されているか否かを検出する必要があっ
た。そのため、シャーシの前面内側に光センサを配置し
て設け、この光センサから発射される光が遮られるか否
かでディスク状記憶媒体の有無を判別する構成となって
いた。そして、光センサが記憶媒体挿入口の近傍に設置
されていたことから、外部の光がシャーシ内に入り込む
ことがあり、外光の影響によってディスク状記憶媒体の
有無の誤判断を生ずることがあるという課題があった。
【0011】更に、光センサの光を通過させるための穴
を載置部材に設ける必要があるばかりでなく、光センサ
の取付部には配線基板やこれに搭載される操作釦その他
の電子部品や表示パネル等が配置されるため、これらと
光センサとが干渉することになり、ディスク記録再生装
置をデザインする上で制約を受けることになるという課
題もあった。
【0012】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、載置部材のストック位置における略中
央部に光検出器を設け、この光検出器の光を搬送中のデ
ィスク状記憶媒体でオン・オフすることにより、外光の
影響を受けて誤判断を生ずることなくディスク状記憶媒
体の有無を検出することができると共に、デザイン上の
制約を少なくして情報記憶装置の設計上の自由度を高め
ることができるようにして、上記課題を解決することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本発明の請求項1
記載のディスクローディング装置は、情報の記録及び/
又は再生のためのディスク状記憶媒体が載置されるディ
スク載置部を有し且つディスク載置部の略中央部に開口
部が設けられた載置部材と、この載置部材をディスク状
記憶媒体の主面と略平行する方向に移動してディスク状
記憶媒体のイジェクト位置とストック位置とプレイ位置
との間に載置部材を搬送する搬送機構と、ストック位置
において載置部材のディスク載置部に載置されているデ
ィスク状記憶媒体の中央穴に光を通過させ、この光をデ
ィスク状記憶媒体で遮断することによりディスク状記憶
媒体の有無を検出する光検出器と、を備えたことを特徴
としている。
【0014】本発明の請求項2記載のディスクローディ
ング装置は、光検出器は、ディスク状記憶媒体を挟んで
上下に対向するように配置された発光センサと受光セン
サとの組み合せからなることを特徴としている。
【0015】本発明の請求項3記載のディスクローディ
ング装置は、載置部材のディスク載置部の前部であって
光検出器から発射される光の移動軌跡上には、載置部材
がストック位置とプレイ位置との間に移動する際に光を
通過させる検出穴を設けたことを特徴としている。
【0016】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1記載のディスクローディング装置では、ディ
スク載置部に載置されているディスク状記憶媒体の中央
穴に光を通過させるように光検出器が設けられているた
め、載置部材がイジェクト位置とストック位置との間を
移動すると、ディスク状記憶媒体が光検出器の光を遮断
することにより、ディスク載置部にディスク状記憶媒体
が載置されているか否か(ディスクの有無)を確実に検
出することができる。しかも、光検出器は記憶媒体挿入
口から離れた装置本体の奥に配設されていて外部から入
射される光の影響を受けることがないため、ディスク状
記憶媒体を検出する際に誤判断を生ずるおそれがなく、
また、デザイン上の自由度を大きくして情報記憶装置の
設計を容易にすることができる。
【0017】本発明の請求項2記載のディスクローディ
ング装置では、載置部材のディスク載置部に載置されて
いるディスク状記憶媒体を上下から挟むように発光セン
サと受光センサとが配置されているため、簡単な構成の
光検出器でありながら載置部材上のディスク状記憶媒体
の有無を確実に検出することができる。
【0018】本発明の請求項3記載のディスクローディ
ング装置では、ディスク載置部の前部であって光検出器
から発射される光の移動軌跡上に検出穴が設けられてい
るため、載置部材がストック位置とプレイ位置との間を
移動することにより、ディスク状記憶媒体の有無によっ
て光検出器の光が遮断又は通過(オン・オフ)され、こ
れにより、ディスク載置部上のディスク状記憶媒体の有
無を検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図22は、本発明の実施の
例を示すもので、ディスク状記憶媒体としてCD等の光
ディスクや光磁気ディスク等を用いて情報の記録(書込
み)及び/又は再生(読取り)を行うようにした情報記
憶装置の一具体例を示す記録再生両用のディスク記録再
生装置に適用したものである。
【0020】即ち、図1は本発明のディスク記録再生装
置をブロック毎に分解した斜視図、図2は同じく部品毎
に分解した斜視図、図3はディスク記録再生装置のシャ
ーシ組立体とストッカ組立体を示す斜視図、図4はスト
ック位置においてトレイストッカに5枚のディスクトレ
イを収納したトレイ収納状態を示す平面図、図5は図4
のX−X線断面図、図6は図4のY−Y線断面図、図7
はトレイストッカを最上段まで上昇させた状態の平面
図、図8はディスクトレイを引出したイジェクト状態の
平面図、図9はディスクトレイをプレイ位置に移動した
トレイ装着状態の平面図、図10はディスクトレイをプ
レイ位置に移動してチャッキングした状態の中央部縦断
面図、図11はディスク再生中のディスク交換(エクス
チャンジ)状態の中央部縦断面図である。
【0021】また、図12は本発明のディスク記録再生
装置に係るディスクトレイの斜視図、図13は本発明の
ディスク記録再生装置に係るディスクトレイと従来のデ
ィスクトレイとを比較した説明図、図14は本発明のデ
ィスク記録再生装置に係るトレイストッカの斜視図、図
15は同じくスライド部材の斜視図、図16は本発明の
ディスク記録再生装置の動力伝達経路を示す平面図、図
17はディスクトレイ搬送系の動力伝達経路を示す側面
図、図18はチャッキング操作系の動力伝達経路を示す
側面図、図19はスライド部材駆動系の動力伝達経路を
示す側面図、図20はディスクトレイ搬送系における動
力伝達経路の要部を示す説明図、図21は本発明のディ
スク記録再生装置に係る段付切換レバーの斜視図、図2
2は光検出器とディスクトレイの位置関係を説明する図
である。
【0022】このディスク記録再生装置10は、図1〜
図3に示すように、上面に開口された筐体からなるシャ
ーシ11を備えており、このシャーシ11内には、ディ
スク状記憶媒体の一具体例を示す記録再生両用の光ディ
スクDを1度に5枚ストックすることができる収納手段
の一具体例を示すトレイストッカ12と、このトレイス
トッカ12から供給された光ディスクDをチャッキング
して所定速度で回転駆動する記憶媒体駆動装置の一具体
例を示すディスク回転駆動装置13と、所定速度で回転
駆動される光ディスクDに対して情報信号の書込み(記
録)及び/又は読出し(再生)を行う光学ピックアップ
装置14と、これら装置の動作を制御するコントローラ
その他の装置が内蔵されている。
【0023】シャーシ11は、上面が開口された長方形
状の匣体からなり、略長方形をなす底面板11aと、こ
の底面板11aの前部に連続する前面板11bと、底面
板11aの両側部に連続する左右の側面板11c,11
dと、底面板11aの後部に連続する後面板11eとを
有している。このシャーシ11の前面板11bの上部に
は、その高さを側面板11c,11d等よりも低く設定
することにより横方向に延びる細長い開口部からなる記
憶媒体挿入口としてのトレイ出入口15が設けられてい
る。そして、トレイ出入口15の両側部には、前面板1
1bの外側である前方に突出すると共に内側である後方
にも連続して延在された一対のトレイガイド部16,1
6が設けられている。
【0024】一対のトレイガイド部16,16は、載置
部材の一具体例を示すディスクトレイ17の搬送方向と
交差する方向の各側部を下方から支えるもので、各トレ
イガイド部16,16には、シャーシ11の前後方向で
あるトレイ搬送方向に延びるガイドレイル16a,16
aが上方へ突出するように設けられている。この一対の
トレイガイド部16,16に関連させてシャーシ11の
前側上部には、前部取付ベース18が固着手段の一具体
例を示す固定ネジ19により締付固定されて取り付けら
れている。
【0025】この前部取付ベース18は、図1等に示す
ように、シャーシ11を横方向に跨ぐように装着される
ブロック状の部材からなり、その長手方向の両端下部に
は、一対のトレイガイド部16,16と上下方向に対向
するように一対のトレイ押え部18a,18bが設けら
れている。ディスクトレイ17のイジェクト時、これら
上下に対をなすトレイガイド部16,16とトレイ押え
部18a,18bとで両側部が支えられてディスクトレ
イ17の前部が前面板11bの前方へ突出するように保
持される。
【0026】この前部取付ベース18の一方のトレイ押
え部18aには、図5等に示すように、ディスクトレイ
17の出入りを検出する前部検出アーム20と後部検出
アーム21とが上下方向へ揺動可能に取り付けられてい
る。各検出アーム20,21は、ディスクトレイ17の
移動軌跡上に突出する入力部20a,21aを有し、こ
れら入力部20a,21aの反対側に検出スイッチ22
a,22bがそれぞれ配置されている。これらの検出ア
ーム20,21をディスクトレイ17で押し上げて対応
する検出スイッチ22a,22bをオン・オフさせるこ
とにより、そのスイッチが取り付けられている位置をデ
ィスクトレイ17が通過したことを検出することができ
る。
【0027】更に、一方のトレイガイド部16には、前
部送りギア23が回転自在に取り付けられている。この
前部送りギア23はトレイガイド部16の上面に露出さ
れており、この前部送りギア23にはイジェクト時にお
いてディスクトレイ17のラックが噛合される。この前
部送りギア23の回転力により、その回転方向に応じて
ディスクトレイ17が前方又は後方へ移動される。ま
た、シャーシ11の一方の側面板11cには、後述する
側部取付ベース66が取り付けられる棚部11fが設け
られている。そして、他方の側面板11dには、シャー
シ11の前後方向に所定の間隔をあけて2つの垂直溝2
6a,26bが上下方向に延在されて設けられている。
【0028】また、図1等に示すように、前面板11b
の一対のトレイガイド部16,16の内側には、トレイ
出入口15を開閉するための開閉蓋27が取り付けられ
ている。この開閉蓋27は横方向に細長い板体からな
り、その両端下部には、長手方向外側に突出する軸部2
7a,27aが設けられている。これらの軸部27a,
27aを回動自在に支持するため、一対のトレイガイド
部16,16の内側には一対の軸受部28a,28bが
設けられており、これらの軸受部28a,28bによっ
て開閉蓋27が回動自在に両端支持されている。そし
て、開閉蓋27の一方の軸部27aに装着されるコイル
バネ29のバネ力により付勢されて、トレイ出入口15
が開閉蓋27によって閉じられている。
【0029】このトレイ出入口15から出し入れされる
ディスクトレイ17は、図12に示すように、使用され
る光ディスクDよりも大きな板状の部材からなり、その
中央部には、例えば直径12cmの光ディスクDが載置
される大径凹部30aと直径8cmの光ディスクDが載
置される小径凹部30bとを有するディスク載置部30
が設けられている。このディスクトレイ17の前部中央
部には、その両側部に四角形の切欠き31a,31bを
設けることにより台形状の中央突出部17aが設けられ
ている。そして、中央突出部17aの反対側には、ディ
スク載置部30を中心として外側に互いに平行に突出す
る一対の被支持部17b,17cが設けられている。
【0030】このディスクトレイ17には、ディスク載
置部30の中央部から後部にかけてスリット状に開口さ
れた開口部の一具体例を示す開口穴34が設けられてい
る。この開口穴34は、トレイ装着状態においてディス
ク回転駆動装置13のターンテーブル33が挿入される
もので、トレイ装着前のストック位置においては、光デ
ィスクDがディスク載置部30に載置されているか否か
を検出する光検出器48の光の通路となるものである。
このディスクトレイ17のディスク載置部30の後部と
一対の被支持部17b,17cとで囲まれた部分には、
逃げ部35が設けられている。この逃げ部35は、後述
するカム部材やギア等との接触を避けるための役割を有
するものである。
【0031】更に、ディスクトレイ17の逃げ部35に
は、2枚のディスクトレイ17を縦方向に並べるときに
他方のディスクトレイ17の中央突出部17aが入り込
むことができるようにして、縦方向の長さを短くする役
割も有している。即ち、図13に示すように、一方のデ
ィスクトレイ17の逃げ部35内に他方のディスクトレ
イ17の中央突出部17aを挿入して2枚のディスクト
レイ17,17を縦方向に並べることにより、前部両側
部に切欠きの無い従来のディスクトレイ37を縦方向に
2枚並べた場合に比べて、全体の縦方向の長さを距離S
だけ短くすることができる。これにより、ディスクトレ
イ17のストック位置とディスク回転駆動装置13との
距離を短くして装置の奥行き長さを短くし、装置全体の
小型化を図ることができる。
【0032】また、図12に示すように、ディスクトレ
イ17のディスク載置部30の前部であって光検出器4
8の検出光の移動軌跡上、即ち、ディスク載置部30の
中心点C又はその近傍を通り且つディスクトレイ17の
搬送方向Sの軌跡上には、光検出器48のディスク検出
に使用される光を通過させるための検出穴36が設けら
れている。この検出穴36は、ディスクトレイ17がス
トック位置とプレイ位置との間を移動する際に、そのデ
ィスク載置部30に光ディスクDが載置されているか否
かを検出するためのもので、この実施例では、ディスク
載置部30の小径凹部30bに設けられている。しかし
ながら、検出穴36は、検出光の移動軌跡上であれば大
径凹部30aに設けることもできる。この検出穴36の
大きさは、ディスクトレイ17の移動速度と光検出器4
8の光検出感度等を考慮して適宜な大きさに設定する。
【0033】このディスクトレイ17の搬送方向Sと交
差する方向の両側縁には、それぞれ下面側に開口すると
共に搬送方向Sである前後方向に真っ直ぐ延びるガイド
溝38a,38bが設けられている。これらのガイド溝
38a,38bは、ディスクトレイ17の横方向の移動
を規制してトレイ出入口15からディスクトレイ17を
直線的に出し入れさせるためのものであり、イジェクト
時において各ガイド溝38a,38bには、シャーシ1
1の一対のトレイガイド16,16に設けたガイドレー
ル16a,16aがそれぞれ摺動可能に挿入される。
【0034】更に、ディスクトレイ17の一方の側縁に
は、先端部から形成されて被支持部17bの後端部まで
達するラック39が設けられている。そして、ラック3
9が設けられた側の被支持部17bの後端部近傍には、
後述するスライダ40によって位置合せされる位置決め
部としてのV字凹部41が設けられている。更に、ディ
スクトレイ17の被支持部17bの基部近傍には、この
ディスクトレイ17をロックして搬送方向Sへの移動を
防止するためのロック穴42が設けられている。
【0035】このような構成を有する5枚のディスクト
レイ17が、ディスク載置部30に載置されている光デ
ィスクDの主面である情報記録面を互いに略平行にして
トレイストッカ12に収納されている。このトレイスト
ッカ12は、図14に示すように、ディスクトレイ17
よりも若干幅広に形成されたベース板12aと、このベ
ース板12aの幅方向両側において立ち上げるように取
り付けられた左右の側面板12b,12cとを有し、各
側面板12b,12cは固定ネジ43a等の固着手段に
より固定されて一体的に構成されている(図2を参
照)。
【0036】このトレイストッカ12の各側面板12
b,12cの内側には、上下方向に所定の隙間をあけて
5枚の棚片12d,12dが互いに平行をなすようにそ
れぞれ設けられている。最上段の棚片12dは、最上段
に収納されるディスクトレイ17の上方への抜止めをな
すもので、各棚片12d間に形成されたトレイ収納部及
び最下段の棚片12dと底面とで囲まれたトレイ収納部
により、ディスクトレイ17の左右の側縁部がそれぞれ
移動可能に保持される。更に、一方の側面板12bに
は、中部送りギア44が挿入される開口窓45が設けら
れている。この開口窓45は5つのトレイ収納部にそれ
ぞれ開口されていて、トレイストッカ12の昇降位置に
応じて対応する穴から中部送りギア44がトレイ収納部
内に入り込み、その段に保持されているディスクトレイ
17のラック39と着脱可能に噛合される。
【0037】このトレイストッカ12の前部には、図2
及び図4に示すように、ストッパ板46が固定ネジ43
b等の固着手段により取り付けられている。このストッ
パ板46は、トレイストッカ12が所定位置よりも前方
へ移動するのを制限するものである。また、左右の側面
板12b,12c間には上面板47が掛け渡されてい
て、複数の固定ネジ43cによって上面板47が両側面
板12b,12cの上部に固定されている。更に、底面
板12aの略中央部には、光検出器48の光を通過させ
るための光通過穴49が設けられている。この光通過穴
49には、シャーシ11の底面板11aに設けられたセ
ンサ保持部11hが挿入される。更に、底面板12aの
両側面には、ガイドピン50のネジ部が螺合される2つ
のネジ孔51が前後方向に所定の間隔をあけてそれぞれ
設けられている。
【0038】このような構成を有するトレイストッカ1
2が、スライド部材53に載置されている。このスライ
ド部材53は、図15に示すように、トレイホルダ12
よりも若干幅広に形成された下面板53aと、この下面
板53aの左右に連続して上方へ立ち上がるように形成
された左右の側面板53b,53cとを有している。ス
ライド部材53の下面板53aの2箇所には、このスラ
イド部材53が前後方向に移動する際のガイドとなるガ
イド穴54,55が設けられている。2つのガイド穴の
うち、1つのガイド穴54は下面板53aの前部略中央
部に配置され、他の1つのガイド穴55は後部において
一側に若干オフセットされて配置されている。
【0039】これらガイド穴54,55の前部には、抜
け止め用の頭部を挿入するための広口部54a,55a
が設けられている。そして、図4に示すように、一方の
ガイド穴54にはシャーシ11の底面板11aに設けた
センサ保持部11hが挿入され、他方のガイド穴55に
は同じく底面板11aに設けたガイド突部11iが挿入
されている。これらセンサ保持部11h及びガイド突部
11iにガイドされてスライド部材53が、シャーシ1
1に対して前後方向へスライド可能に支持されている。
更に、底面板11aの後部であって、ガイド穴55と一
方の側面板53bとの間には前後方向に延びる切欠き部
53dが設けられ、ガイド穴55と他方の側面板53c
との間には後述するカム部材等との接触を避けるための
切欠き部53eが設けられている。そして、一方の切欠
き部53dの一方の側縁には、後述する駆動ギア112
と噛み合う歯を前後方向に連続させたラック57が設け
られている。
【0040】また、スライド部材53の左右の側面板5
3b,53cには、前後方向に所定の間隔をあけて2つ
の昇降カム溝58,58がそれぞれ設けられている。こ
れらの昇降カム溝58,58は、同一の形状及び大きさ
を有する階段状の長穴からなり、左右の側面板53b,
53c間においては互いに対向するように配置されてい
る。そして、各昇降カム溝58には、トレイストッカ1
2に螺合固定されるガイドピン50がそれぞれ摺動可能
に挿通される。
【0041】ガイドピン50は、段付きの軸部を有する
ネジ部材からなり、その軸部が昇降カム溝58内を摺動
する。そして、一方の側面板53bの2つの昇降カム溝
58には、後述する側部取付ベース66に設けた垂直溝
を貫通した後にガイドピン50が挿通され、その先端の
ネジ部がベース板12aのネジ孔51に螺合される。ま
た、他方の側面板53cの2つの昇降カム溝58には、
シャーシ11に設けた垂直溝26a,26bを貫通した
後にガイドピン50が挿通され、同じく先端のネジ部が
ベース板12aのネジ孔51に螺合される。
【0042】これらの昇降カム溝58は、上下方向に所
定の間隔をあけて設けられた5つの水平部58aと、上
下の水平部58aを斜めに連通する4つの傾斜部58b
とを有し、5つの水平部58aはトレイストッカ12の
5つのトレイ収納部に対応させて同様の高さとなるよう
に形成されている。そして、トレイストッカ12の高さ
に対応させて上述したトレイ出入口15が形成されてい
る。
【0043】即ち、各昇降カム溝58に挿通された4本
のガイドピン50が最下段の1段目の水平部58aにあ
る場合には、トレイストッカ12の最上段のトレイ収納
部がトレイ出入口15と略同一高さとなるように設定さ
れている。そして、4本のガイドピン50が最上段の5
段目の水平部58aに移動した場合には、トレイストッ
カ12が所定量だけ持ち上げられてその最下段のトレイ
収納部がトレイ出入口15と一致することになる。
【0044】このようなトレイストッカ12の昇降動作
は、シャーシ11の一方の側面板11dに設けた2つの
垂直溝26a,26bと、側部取付ベース66に設けた
2つの垂直溝と、スライド部材53に設けた4つの昇降
カム溝58,58とによって実現される。即ち、トレイ
ストッカ12が、垂直溝26a,26bによりシャーシ
11に対して上下方向へのみ昇降可能に支持されている
一方、スライド部材53が、シャーシ11に対して前後
方向へのみ移動可能に支持されているため、スライド部
材53を前後方向へ移動することにより、垂直溝26
a,26bとガイドピン50,50と昇降カム溝58,
58とからなるストッカ昇降機構の作用を介してトレイ
ストッカ12が上下方向へ昇降動作される。
【0045】このようなトレイストッカ12に収納され
ているディスクトレイ17をトレイ出入口15から出し
入れさせるためシャーシ11の一方の側面板11cの棚
部11fには、イジェクト位置とストック位置とプレイ
位置との間にディスクトレイ17を搬送するトレイ搬送
機構60が設けられている。このトレイ搬送機構60
は、ディスクトレイ搬送系を構成するもので、図1等に
示すように、駆動源としての駆動モータ61と、この駆
動モータ61の回転数を落として伝達トルクを増大させ
るゴムベルト式減速機構62と、このゴムベルト式減速
機構62から伝達されるトルクにより回転駆動される3
個の送りギア23,44,63等を備えており、図17
等に示すような動力伝達経路が構成されている。
【0046】このトレイ搬送機構60の駆動モータ61
は、図1等に示すように、シャーシ11の一方の側面板
11cの棚部11fに複数の固定ネジ65aで取り付け
られる側部取付ベース66に固定されている。この駆動
モータ61の回転軸61aは側部取付ベース66の上面
側に突出されており、その回転軸61aには駆動プーリ
67が取り付けられている。駆動プーリ67は、軸方向
に所定の間隔をあけて設けた3箇所のベルト掛け部を有
し、各ベルト掛け部には無端状の動力伝達媒体であるゴ
ムベルト68a,68b,68cが掛けられている。
【0047】図4及び図17等に示すように、駆動プー
リ67の中央ベルト掛け部に掛けられている第1のゴム
ベルト68aの他端は、シャーシ11の前側に延在され
て、側部取付ベース66の前部に立設された支持軸69
aに回転自在に支持されている前部従動プーリ70aに
掛けられている。前部従動プーリ70aには前部出力ギ
ア70bが一体に設けられており、この前部出力ギア7
0bは前部中間ギア71の大径部71aに噛合されてい
る。前部中間ギア71は、支持軸69aの前側に立設さ
れた支持軸69bに回転自在に支持されており、その大
径部71aと一体に小径部71bが設けられている。そ
して、前部中間ギア71の小径部71bは、上述した前
部送りギア23に噛合されている。
【0048】また、駆動プーリ67の下部ベルト掛け部
に掛けられている第2のゴムベルト68bの他端は、シ
ャーシ11の後側に延在されて、側部取付ベース66の
中部に立設された支持軸69cに回転自在に支持されて
いる中部従動プーリ72aに掛けられている。中部従動
プーリ72aの下方には、同じく支持軸69cに回転自
在に支持されている揺動アーム73が配置され、この揺
動アーム73上に中部従動プーリ72aと一体に設けた
中部出力ギア72bが載置されている。この中部出力ギ
ア72bには中部中間ギア74の大径部74aが噛合さ
れていて、その大径部74aには小径部74bが一体に
設けられている。そして、中部中間ギア74の小径部7
4bには、上述した中部送りギア44が噛合されてい
る。
【0049】中部送りギア44と中部中間ギア74と
は、揺動アーム73の一方のアーム片73aに立設され
た軸部73c,73dにそれぞれ回転自在に支持されて
いる。従って、中部送りギア44及び中部中間ギア74
は、揺動アーム73の揺動動作によって中部出力ギア7
2bの周囲を回転するように構成されている。そして、
揺動アーム73が図4において時計方向へ回動するとき
には、中部送りギア44が内側に回動されてトレイスト
ッカ12に設けた開口窓45からトレイ収納部内に入り
込み、そのトレイ収納部内に保持されているディスクト
レイ17のラック39に噛合される。また、揺動アーム
73の他方のアーム片73bには、下方に突出する操作
ピン73eが設けられている。
【0050】更に、駆動プーリ67の上部ベルト掛け部
に掛けられている第3のゴムベルト68cの他端は、シ
ャーシ11の後側に延在されて、側部取付ベース66の
後部に立設された支持軸69cに回転自在に支持されて
いる後部従動プーリ75aに掛けられている。後部従動
プーリ75aには後部出力ギア75bが一体に設けられ
ていて、この後部出力ギア75bには後部中間ギア76
の大径部76aが噛合されている。そして、後部中間ギ
ア76の大径部76aには小径部76bが一体に設けら
れている。この後部中間ギア76は、シャーシ11に立
設された支持軸77aに回転自在に支持されている。そ
して、後部中間ギア76の下方には、同じく支持軸77
aに回転自在に支持されている段付切換レバー78が配
置され、この段付切換レバー78上に小径部76bが載
置されている。
【0051】段付切換レバー78は、図21に示すよう
に、円筒状の筒軸部78aと、この筒軸部78aから突
出した2つのアーム部78b,78cとを有している。
そして、第1のアーム部78bには上方に突出する操作
ピン78dが設けられ、第2のアーム部78cには周方
向に傾斜された傾斜面78eが設けられている。この傾
斜面78eの両側に上面部78fと下面部78gとが設
定されていて、上下両面78f,78g間に所定の高さ
を有する段差が設けられている。そして、第2のアーム
部78cには、上面部78fから傾斜面78eを経て下
面部78gに達する長孔79が設けられている。
【0052】段付切換レバー78の長孔79は、円筒部
78aの軸心を中心とする円弧状とされており、シャー
シ11に立設された支持軸77bが摺動可能に挿通され
ている。支持軸77bには昇降ギア80が回動自在に支
持されていて、コイルばね81aのばね力で第2のアー
ム部78c側に付勢されている。この昇降ギア80は、
後部中間ギア76の小径部76bに噛合される大径部8
0aと、この大径部80aの下部に一体に設けられた小
径部80bとを有している。この昇降ギア80は、段付
切換レバー78の回動によりコイルばね81aの付勢力
に抗して傾斜面78eに沿って昇降動作され、上面部7
8f上の上部位置と下面部78g上の下部位置とを取る
ことができる。この昇降動作の前後において昇降ギア8
0は、常に後部中間ギア76の小径部76bに噛合され
ている。
【0053】昇降ギア80の大径部80aには可動ギア
82が着脱可能に噛合される。可動ギア82は、シャー
シ11に立設された支持軸77cに回動自在に支持され
ていて、コイルばね81bのばね力でシャーシ11の底
面板11a側に付勢されている。この可動ギア82の下
方には後述する揺動フレーム83に設けた操作アーム8
3aが対向設置されており、この操作アーム83aの上
下方向への揺動によりコイルばね81bの付勢力に抗し
て昇降動作される。この昇降動作の前後において可動ギ
ア82は、昇降ギア80が上部位置にあるときには大径
部80aと噛合され、下部位置に移動したときには大径
部80aとの噛合が解除されるようになされている。
【0054】この可動ギア82には、側部取付ベース6
6に回動自在に支持されている後部送りギア63が噛合
されている。この後部送りギア63は、可動ギア82の
昇降動作の前後において常に可動ギア82と噛合するよ
う肉厚に形成されている。尚、2つのコイルばね81
a,81bの他端は、側部取付ベース66に設けたばね
受け片66aに着座されている。
【0055】かくして、図4、図8及び図9において、
駆動モータ61が実線で示す時計方向に回転すると、駆
動プーリ67から3本のゴムベルト68a〜68cを介
して3つの従動プーリ70a,72a,75aが共に時
計方向に回転駆動される。これにより、前部従動プーリ
70aからトルクが伝達される前部搬送部では、出力ギ
ア70bと中間ギア71を介して前部送りギア23が時
計方向へ回転駆動される。また、中部従動プーリ72a
からトルクが伝達される中部搬送部では、出力ギア72
bと中間ギア74を介して中部送りギア44が時計方向
へ回転駆動される。そして、後部従動プーリ75aから
トルクが伝達される後部搬送部では、出力ギア75bと
中間ギア76と昇降ギア80と可動ギア82を介して後
部送りギア63が同じく時計方向へ回転駆動される。
【0056】このとき、前部搬送部の前部送りギア23
と中部搬送部の中部送りギア44は、それぞれ出力ギア
70b及び出力ギア72bと直結されているため、両送
りギア23,44は常に回転駆動されることになる。一
方、後部搬送部では、昇降ギア80と可動ギア82との
間が噛み合いに関して断続可能に構成されているため、
その噛み合いの有無により、後部送りギア63は回転駆
動されたり静止状態とされることになる。
【0057】また、前部送りギア23及び後部送りギア
63は、シャーシ11の所定位置に支持されていてディ
スクトレイ17に設けたラック39の移動軌跡上に位置
しているため、その位置にディスクトレイ17が移動す
ると、そのラック39に常に噛合されることになる。一
方、中部送りギア44は揺動アームに支持されているた
め、この揺動アームの揺動運動に応じてラック39の移
動軌跡上に突出し、その際にのみラック39に噛合する
ことになる。
【0058】このような構成を有するトレイ搬送機構6
0によって出し入れされる複数枚のディスクトレイ17
が収納されたトレイストッカ12の後方には、シャーシ
11に対して揺動可能に支持された揺動フレーム83が
配設されている。図1〜図4等に示すように、揺動フレ
ーム83は略四角形をなす枠体からなり、一方の側面の
前側下部には、上述した操作アーム83aが前向きに突
出するよう設けられている。この揺動フレーム83の両
側面の後側上部には、シャーシ11に対する回動中心と
なる回動軸部83bが設けられている。この回動軸部8
3bは、シャーシ11に設けた軸受支持部によって回動
自在に支持されており、従って、揺動フレーム83はシ
ャーシ11に対して前下がりに傾動自在に構成されてい
る。更に、揺動フレーム83の上面には、上方に突出す
るロックピン117が設けられている。このロックピン
117は、チャッキング時においてディスクトレイ17
のロック穴42に嵌合されるもので、これによりディス
クトレイ17をロックして移動を制限することができ
る。
【0059】図1に示すように、揺動フレーム83の傾
動動作を確保するため、シャーシ11の底面板11aに
は揺動フレーム83よりも若干大きな開口窓84が設け
られている。この揺動フレーム83の前側下部は前下が
り時、即ち、チャッキング前の状態においてのみ開口窓
84から下方へ突出する。この揺動フレーム83の内部
には、4個のマウント部材85を介してサブシャーシ8
6が弾性支持されている。そして、このサブシャーシ8
6にディスク回転駆動装置13と光学ピックアップ装置
14とが搭載されている。尚、マウント部材85は、ゴ
ム状弾性体によって形成された中空の瓢箪形円筒体から
なり、このような4個のマウント部材85でサブシャー
シ86を弾性支持することにより、シャーシ11側の振
動がディスク回転駆動装置13等に伝達されるのを防止
している。
【0060】ディスク回転駆動装置13は、サブシャー
シ86の前部に固定されたスピンドルモータ87を有
し、このスピンドルモータ87の上向きに設定された回
転軸の先端部にターンテーブル33が取り付けられてい
る。このターンテーブル33は、サブシャーシ86の上
面に対して略平行をなすように設定されていると共に、
その上面中央部には、光ディスクDの中央穴dが嵌合さ
れるセンタリングガイドが設けられている。
【0061】図4等に示すように、スピンドルモータ8
7の後方には、光学ピックアップ装置14が1本のガイ
ド軸88aと1個のガイド板88bとで両側をガイドさ
れて前後方向(搬送方向S)へ進退移動可能に支持され
ている。一方のガイド軸88aは両端がサブシャーシ8
6に固定されていると共に、他方のガイド板88bはサ
ブシャーシ86に固定されて、互いに平行をなすように
構成されている。これらのガイド軸88a及びガイド板
88bに摺動可能に支持された光学ピックアップ装置1
4のキャリッジ14aがターンテーブル33に対して接
近・離反可能に構成されている。
【0062】このキャリッジ14aの上部には、対物レ
ンズ14bが上向きに設置された光学ヘッド14cが取
り付けられている。この対物レンズ14bから出射され
たレーザ光がターンテーブル33にチャッキィングされ
た光ディスクDの情報記録面に照射され、また、その情
報記録面から反射されたレーザ光が対物レンズ14bを
介して光学ヘッド14cに入射される。対物レンズ14
b及びターンテーブル33(スピンドルモータ87)の
各中心は、ディスクトレイ17のディスク載置部30の
中心点Cの移動軌跡と略一致するように設定されてお
り、ターンテーブル33に装着された光ディスクDの後
部において対物レンズ14bが前後方向に移動可能とさ
れている。
【0063】このターンテーブル33の上方には、図1
及び図11等に示すように、ターンテーブル33との間
で光ディスクDを挟持して回転方向に一体となすディス
ククランパー89が配置されている。このディスククラ
ンパー89は、揺動フレーム83の上方を覆うように配
置された後部取付ベース90に、上下、左右及び前後方
向にそれぞれ一定のあそびを持って保持されている。こ
の後部取付ベース90は、シャーシ11の後部におい
て、左右の側面板11c,11d間に掛け渡すように取
り付けられ、複数本の固定ネジ19aで締付固定されて
いる。
【0064】この後部取付ベース90の略中央部にディ
スククランパー89が配置されている。このディスクク
ランパー89は、後部取付ベース90に設けた穴を上下
に貫通する筒軸部と、この筒軸部の下端部に設けられた
フランジ状の押え板と、筒軸部の上端部に着脱可能に取
り付けられた取付板とを有している。そして、筒軸部の
内部にはチャッキング用のマグネットが収納されてお
り、このマグネットの吸着力によってディスククランパ
ー89が、磁性材料である鉄板を有するターンテーブル
33に吸着される。これにより、ターンテーブル33に
装着された光ディスクDが、ディスククランパー89と
ターンテーブル33とで上下から挟持されてチャッキン
グされ、このチャッキング状態で回転駆動される。
【0065】また、図5等に示すように、後部取付ベー
ス90の一方の側部には、情報信号の記録及び/又は再
生が行われるプレイ位置である記憶媒体装着部にディス
クトレイ17が移動されたか否かを検出する前部検出ア
ーム91と後部検出アーム92とが上下方向へ揺動可能
に取り付けられている。各検出アーム91,92は、デ
ィスクトレイ17の移動軌跡上に突出する入力部91
a,92aを有し、これら入力部91a,92aの反対
側に検出スイッチ22c,22dがそれぞれ配置されて
いる。これらの検出アーム91,92をディスクトレイ
17で押し上げて対応する検出スイッチ22c,22d
をオン・オフさせることにより、そのスイッチが取り付
けられている位置をディスクトレイ17が通過したこと
を検出することができる。
【0066】また、シャーシ11の一方の側面板11d
の内面と側部取付ベース66の内面には、トレイストッ
カ12の後方からターンテーブル33側に搬送されたデ
ィスクトレイ17の両側部を支持する後部ガイドレール
93a,93bが設けられている。この後部ガイドレー
ル93a,93bは、一対のトレイガイド16,16と
トレイ押え部18a,18bとで囲まれたトレイ出入口
15と略同じ高さに設定されている。
【0067】上述した揺動フレーム83の前面の中央上
部には前方に突出するカムピン94が設けられていて、
そのカムピン94の先端部は摺動摩擦抵抗を小さくする
ため球形に形成されている。このカムピン94は、その
前方に配置されたカム部材95のカム溝96に摺動可能
に係合されている。
【0068】カム部材95は、図2及び図3等に示すよ
うに、外周面に螺旋状に延びるカム溝96を有する回転
体からなり、このカム部材95の下端部にはカムギア9
5aが設けられ、上面には端面カム95bが設けられて
いる。カム部材95のカム溝96は、所定の角度で傾斜
された斜面部96aと、この斜面部96aの両側に連続
する水平とされた上水平部96b及び下水平部96cと
を有している。このカム溝96の傾斜部96aは右下が
りの長溝とされており、この傾斜部96aの左側の高い
位置には上水平部96bが形成され、また、傾斜部96
aの右側の低い位置には下水平部96cが形成されてい
る。このカム溝96の上水平部96bは、揺動フレーム
83を水平にした状態と同じ高さ位置に設定されてお
り、下水平部96cとの高低差の分だけ揺動フレーム8
3が前下がりの状態となる。
【0069】このカム部材95は、カムギア95aを下
に配した状態で、シャーシ11の底面板11aに立設さ
れた支持軸77dに回転自在に支持されている。そし
て、カム部材95のカムギア95aには、チャッキング
操作系のカム駆動機構97における動力伝達経路の末端
に位置する出力ギア98が噛合されている。この出力ギ
ア98は、中間ギア99の小径部99aに噛合されてい
て、この小径部99aには大径部99bが一体に設けら
れている。そして、出力ギア98の大径部99bには駆
動ギア100aが噛合されている。
【0070】駆動ギア100aには従動プーリ100b
が一体に設けられていて、その従動プーリ100bには
無端状のゴムベルト68dの一端が掛けられている。こ
のゴムベルト68dの他端は、後方に延在されて駆動プ
ーリ101aに掛けられており、その駆動プーリ101
aはカム駆動モータ101の回転軸に固定されている。
更に、カム駆動モータ101はシャーシ11の側面板1
1dの内側に固定されていて、駆動ギア100a、中間
ギア99及び出力ギア98は、底面板11aに立設され
た支持軸にそれぞれ回転自在に支持されている。
【0071】また、カム部材95の上面に設けた端面カ
ム95bは、カム部材95の回転中心を中心にして一側
に変位させた環状溝からなり、この環状溝における半径
方向の変位量により、スライダ40を所定距離だけ進退
動作させるためのストロークを設定している。この端面
カム95bには、スライダ40の裏面に突出させた凸部
40aが摺動可能に係合されている。
【0072】スライダ40は、図3及び図4等に示すよ
うに、横方向に長い板状の部材からなり、その長手方向
に所定の間隔をあけて横方向に延びる2つの長穴40
b,40cが設けられている。このスライダ40の一方
の長穴40bは、カム部材95を支持する支持軸77d
の頂部に対向され、この頂部に螺合される取付ネジ10
2aにより、横方向への移動をガイドしつつ脱落が防止
されている。スライダ40の他方の長穴40cは、シャ
ーシ11に立設された支持軸77eの上方に延在されて
おり、この頂部に螺合される取付ネジ102bにより、
同じく横方向への移動をガイドしつつ脱落が防止されて
いる。
【0073】図3及び図4等に示すように、スライダ4
0の側部取付ベース66側にはアーム片40dが設けら
れていて、このアーム片40dの先端部には環状をなす
2個の操作環103a,103bと、位置決め片104
とが設けられている。このスライダ40の一方の操作環
103aには、図17等に示すように、揺動アーム73
の操作ピン73eが緩く挿入され、他方の操作環103
bには段付切換レバー78の操作ピン78dが緩く挿入
されている。
【0074】また、スライダ40の位置決め片104
は、ディスクトレイ17をストック位置に位置決めする
もので、この位置決め片104をディスクトレイ17の
位置決め凹部41に係合することにより、そのディスク
トレイ17の前後方向への移動を制限するようにしてい
る。この位置決め片104による位置決めはトレイスト
ッカ12を昇降動作させるときに行われるもので、昇降
動作に先立ってディスクトレイ17の位置を揃えること
により、トレイストッカ12からランダムに突出してい
る部分を無くしてディスクトレイ17や光ディスクDが
他の部品に接触して破損等が生ずることを防止してい
る。
【0075】このスライダ40の前面であるトレイスト
ッカ12側には、昇降シャッタ105が昇降可能に支持
されている。この昇降シャッタ105は、ディスクトレ
イ17のディスク載置部30に載置されている光ディス
クDが、例えば振動等の外乱により記憶媒体装着部側に
移動するのを防止するためのもので、通常は昇降シャッ
タ105の上部がカム部材95の上端面よりも上方へ突
出されていて、ディスクトレイ17を記憶媒体装着部側
へ搬送するときには所定量だけ下降して、その通過を可
能とさせる構成となっている。
【0076】このため、昇降シャッタ105には、左右
一対の傾斜されたガイド穴106,106が設けられて
いる。一対のガイド穴106,106には、スライダ4
0に設けた一対のガイドピン107,107が摺動可能
に係合されている。そして、スライダ40と昇降シャッ
タ105との間にはスプリング108が掛け渡されてお
り、このスプリング108のばね力で昇降シャッタ10
5は常に側部取付ベース66側に付勢されている。この
昇降シャッタ105の横方向への移動を制限するため、
シャーシ11の底面板11aにはストッパ109が立設
されている。このストッパ109で昇降シャッタ105
の横方向への移動を制限し、一対のガイドピン107,
107にガイドされてガイド穴106,106が下方へ
移動することにより、昇降シャッタ105が全体として
押し下げられて下方へ移動することになる。
【0077】このスライダ40の側部取付ベース66側
を支持する支持軸77fには、ゼネバギアの一方を構成
するゼネバピンギア110が回転自在に支持されてい
る。図19及び図20等に示すように、ゼネバピンギア
110は、扇状に突出形成されたカム凸部110aと、
このカム凸部110aの半径方向外側に設けられたカム
ピン110bと、カム凸部110aを下方へ膨出させる
ことにより形成されたスイッチ操作部110cとを有し
ている。
【0078】また、ゼネバギアの他方を構成するゼネバ
溝ギア111は、カムピン110bが摺動可能に係合さ
れる十文字状に形成されたカム溝111aと、ゼネバピ
ンギア110のカム凸部110aの外周面に摺接して回
転力の伝達を阻止するストッパ曲面111bと、これら
と一体に形成されたギア部111cとを有している。こ
のゼネバ溝ギア111のギア部111cには、駆動ギア
112の大径部112aが噛合されている。この大径部
112aには小径部112bが一体に設けられており、
その小径部112bは、上述したスライド部材53のラ
ック57に噛合されている。この駆動ギア112とゼネ
バ溝ギア111とは、シャーシ11に立設された支持軸
に回転自在に支持されている。
【0079】更に、図19に示すように、ゼネバピンギ
ア110の円筒軸部にはコイルばね113が緩く嵌合さ
れていて、このコイルばね113の一端がスリーブ11
4を介してスライダ40の下面に圧接されている。この
コイルばね113の付勢力に抗してカムピン110bを
カム溝111aから逃がすことにより、ゼネバピンギア
110とゼネバ溝ギア111との間に過大な荷重が負荷
されて破損等の故障が生ずることを防止している。
【0080】また、図1に示すように、前部取付ベース
18と後部取付ベース90との間には、中部取付ベース
115が複数の固定ネジ19bで締結されて取り付けら
れている。この中部取付ベース115には、光検出器4
8の一方を構成する受光センサ48bが取付ブラケット
116を介して取り付けられている。この受光センサ4
8bに対向させて、シャーシ11の底面板11aに設け
たセンサ保持部11hには、光検出器48の他方を構成
する発光センサ48aが取り付けられている。この発光
センサ48aから発射されて受光センサ448bで受光
される光は、トレイストッカ12のトレイ収納部に収納
されたディスクトレイ17に載置されている光ディスク
Dの中央穴dを通るように設置されている。
【0081】図22に示すように、ディスクトレイ17
の開口穴34が光検出器48の光の上を通過する際に、
ディスクトレイ17に支持されている光ディスクDの情
報記録面によって光が遮断されることにより、そのディ
スク載置部30に光ディスクDが載置されていることを
検出することができる。従って、ディスク載置部30に
光ディスクDが載置されていない場合には、その光が遮
断されることがないため、光ディスクDが無いことを検
出することができる。この光ディスクDの検出動作は、
ディスクトレイ17がイジェクト位置とストック位置と
の間を移動するとき(トレイ挿入時及びトレイ排出時の
両方)において行われるものである。
【0082】また、ディスクトレイ17の前部が光検出
器48の光の上を通過して検出穴36を横切る際に、デ
ィスク載置部30に載置されている光ディスクDの情報
記録面によって光が遮断されることにより、そのディス
クトレイ17に光ディスクDが載置されていることを検
出することができる。従って、ディスク載置部30に光
ディスクDが載置されていない場合には、その光が検出
穴36を横切るときだけ受光センサ48bによって受光
されるため、これにより光ディスクDが無いことを検出
することができる。この光ディスクDの検出動作は、デ
ィスクトレイ17がストック位置とプレイ位置との間を
移動するとき(トレイセット時及びトレイリセット時の
両方)において行われるものである。
【0083】このような構成を有するディスク記録再生
装置10は、例えば、次のようにして用いることによ
り、5枚のディスクトレイ17に対する光ディスクDの
装着及び排出作業と、五層に積み重ねられた5枚のディ
スクトレイ17の各ディスク載置部30に載置されてい
る5枚の光ディスクDの中から所望の1枚の光ディスク
Dを選択して取り出して音楽演奏等の情報信号の記録又
は再生を行うと共に、その記録又は再生中に他のディス
クトレイ17のディスク載置部30に載置されている光
ディスクDの交換作業を行う、いわゆるエクスチェンジ
機能を実行することができる。
【0084】図4〜図6は、このディスク記録再生装置
10の初期状態とするディスクトレイ17の収納状態を
示すものである。このトレイ収納状態では揺動フレーム
83は前下がりの状態になっており、この揺動フレーム
83に保持されているディスク回転駆動装置13のター
ンテーブル33と後部取付ベース90に支持されている
ディスククランパー89との間には1枚のディスクトレ
イ17が入り込むために十分な大きさの隙間が設定され
ている。そして、5枚のディスクトレイ17を保持する
トレイストッカ12は、ストック位置において最下端に
降下しており、このとき最上段のトレイ収納部はトレイ
出入口15に対向されている(図22A)。
【0085】また、カム部材95の端面カム95bに係
合された凸部40aが端面カム95bの外側に位置する
ため、スライダ40は側部取付ベース66側に移動した
状態にある。そのため、図16に示すように、スライダ
40の2つの操作環103a,103b内に挿入されて
いる操作ピン73e,78dは、共に外側に変位した位
置にある。従って、操作ピン73eの他端側に位置する
中部送りギア44は、トレイストッカ12の開口窓45
からトレイ収納部内に入り込み、そこに保持されている
ディスクトレイ17のラック39に噛合されている。
【0086】まず、電源スイッチをオンして電気系統に
電力を供給した後、シャーシ11の前面等に配設される
図示しないフロントパネルに取り付けられた操作スイッ
チ群のうちトレイ動作スイッチを操作し、所望のディス
クトレイ17を前進させてトレイ出入口15から前方に
突出させる。このとき、例えば、最上段である5段目に
位置するディスクトレイ17を突出させる場合には、こ
の初期状態からそのまま突出動作を実行することができ
るが、4段目より下の段に位置するディスクトレイ17
を突出させる場合には、ディスクトレイ17の突出動作
の前に後述するストッカ昇降機構の昇降動作が必要とな
る。
【0087】このようにトレイ動作スイッチをオンする
と、図示しないコントローラの働きによりトレイ搬送機
構60の駆動モータ61が駆動され、この駆動モータ6
1の回転力が駆動プーリ67aから3本のゴムベルト6
8a〜68cを介して前中後の各搬送部における3個の
従動プーリ70a,72a,75aにそれぞれ伝達され
る。その結果、前部搬送部及び中部搬送部においては出
力ギア70b,72b及び中間ギア71,74を介して
送りギア23,44がそれぞれ回転駆動される。また、
後部搬送部においては出力ギア75b、中間ギア76、
昇降ギア80及び可動ギア82を介して送りギア63が
回転駆動される。
【0088】これにより、ディスクトレイ17のラック
39に噛合する中部送りギア44の回転力により、ディ
スクトレイ17が前方に移動される。このディスクトレ
イ17が前方に少々移動すると、ラック39の先端部が
前部送りギア23に噛合され、両送りギア23,44の
回転力で更に移動される。そして、ディスクトレイ17
の先端部が開閉蓋27に当接し、この開閉蓋27を前方
に倒してトレイ出入口15を開放する。その後、中部送
りギア44がラック39から離れるが、これ以後は前部
送りギア23の回転力でディスクトレイ17が前方に移
動される。そして、ディスクトレイ17が所定のイジェ
クト位置まで突出すると(図22B)、そのイジェクト
位置が前部取付ベース18に取り付けられた前後の検出
アーム20,21及び検出スイッチ22a,22bによ
り検出され、その検出信号に基づいて駆動モータ61が
停止される。
【0089】このイジェクト状態では、ディスクトレイ
17のディスク載置部30の略全体がトレイ出入口15
の前方に露出されるため、ディスク載置部30の小径凹
部30bに直径8cmの光ディスクを簡単に載置できる
と共に、大径凹部30aに対して直径12cmの光ディ
スクをスムースに載置することができる。また、シャー
シ11の一対のトレイガイド部16,16と前部取付ベ
ース18の一対のトレイ押え部18a,18bとでディ
スクトレイ17の被支持部17b,17cが上下から保
持されるため、ディスクトレイ17をできるだけ前に突
出させながら、被支持部17b,17cを持ってディス
クトレイ17をしっかりと支えることができる。
【0090】これにより、ディスクトレイ17のイジェ
クト量を十分に大きく確保することができるため、光デ
ィスクDをディスク載置部30から容易に取り出すこと
ができる。しかも、一対のトレイガイド部16,16に
設けた各ガイドレイル16aがディスクトレイ17の両
側部に設けたガイド溝38a,38b内にそれぞれ入り
込み、これらのガイドレイル16aでガイドされるた
め、ディスクトレイ17を真っ直ぐ前方に、しかもスム
ースに移動させることができる。
【0091】このようにディスクトレイ17のディスク
載置部30に所望の光ディスクDを載置した後、このデ
ィスクトレイ17の先端部を軽く押圧するか、或いはト
レイ動作スイッチをオンすると、駆動モータ61が逆方
向に回転駆動され、この駆動モータ61の回転力が前部
送りギア23からディスクトレイ17のラック39に伝
達される。これにより、イジェクト位置にあるディスク
トレイ17がシャーシ11内に引き込まれ、トレイ出入
口15を経てトレイストッカ12のトレイ収納部である
ストック位置を通過し、そのまま記録媒体装着部である
プレイ位置に搬送される(図22B〜F)。
【0092】このとき、ディスクトレイ17のディスク
載置部30の大径凹部30aに直径12cmの光ディス
クDが載置されているか、又は小径凹部30bに直径8
cmの光ディスクDが載置されている場合には、ディス
クトレイ17がイジェクト位置からストック位置に移動
する際に、その光ディスクDの有無が光検出器48によ
って検出される。
【0093】即ち、光検出器48の発光センサ48aと
受光センサ48bとがストック位置において光ディスク
Dの中央穴に対向するよう配設されているため、発光セ
ンサ48aから発射されて受光センサ48bにより受光
される検出光は、ディスクトレイ17がストック位置側
へ移動することにより開口穴34を内側に移動して光デ
ィスクDの情報記録面の外周縁に達すると、その情報記
録面により遮断されて受光センサ48bに供給されなく
なる。そして、光ディスクDの情報記録面が検出光の上
を通過し、その検出光が情報記録面の内周縁から中央穴
d内に移動すると、情報記録面による検出光の遮断が解
除されて受光センサ48bに供給されるようになる(図
22B〜D)。
【0094】これに対して、ディスクトレイ17のディ
スク載置部30に光ディスクDが載置されていない場合
には、ディスクトレイ17がイジェクト位置からストッ
ク位置まで移動する間、光検出器48の検出光が光ディ
スクDによって遮断されることがなく、その検出光が受
光センサ48bによって連続して検出される。このよう
に、ディスクトレイ17がイジェクト位置からストック
位置に移動する間に検出光が一回遮断されるか否かを見
ることにより、そのディスク載置部30に光ディスクD
が載置されているか否か、即ち、光ディスクDの有無を
判断することができる。
【0095】このような光検出器48による光ディスク
Dの検出動作は、ディスクトレイ17がストック位置か
らイジェクト位置まで移動するイジェクト時において
も、同様にして行われる。従って、イジェクト時におい
て、イジェクトされるディスクトレイ17に光ディスク
Dが載置されているか否かを予め知ることができる。
【0096】このように、光検出器48の検出光を光デ
ィスクDの情報記録面によって遮断及び連通させること
により、この検出光のオン・オフ動作に基づいて光ディ
スクDの有無を検出することができる。従って、この光
検出器48によれば、光ディスクDが12cmであるか
8cmであるかに係わらず、光ディスクDの有無を正確
且つ確実に判断することができる。また、例えば8cm
の光ディスクDがディスク載置部30の小径凹部30b
をはみ出して載置されている場合、検出光が通る位置に
光ディスクDの情報記録面が位置するときには、ストッ
ク位置において検出光の遮断状態が継続されて受光セン
サ48bによる検出光の受光が不能になるため、この受
光センサ48bの異常を見ることにより光ディスクDの
あばれを検出することができる。
【0097】次に、中部送りギア44の回転力により、
ディスクトレイ17がトレイストッカ12のトレイ収納
部を通ってストック位置から後方に移動し、ラック39
の後部が後部送りギア63に噛合されると、両送りギア
44,63の回転力でディスクトレイ17が移動され
る。そして、中部送りギア44がラック39から離れる
と、その後は後部送りギア63の回転力のみでディスク
トレイ17が移動される。その結果、ディスクトレイ1
7が記憶媒体装着部であるプレイ位置まで移動すると、
その位置が後部取付ベース90に取り付けられた前後の
検出アーム91,92及び検出スイッチ22c,22d
により検出され、その検出信号に基づいて駆動モータ6
1が停止される。
【0098】このディスクトレイ17がストック位置か
らプレイ位置へ移動する際にも、光検出器48による光
ディスクDの検出動作が行われる(図22D〜F)。即
ち、光検出器48の発光センサ48aから発射されて受
光センサ48bにより受光される検出光は、ディスクト
レイ17がプレイ位置側へ移動することにより、まず、
光ディスクDの情報記録面により遮断され、次に、ディ
スク載置部30の下面により遮断されて、受光センサ4
8bに供給されなくなる。
【0099】その後、ディスク載置部30に設けた検出
穴36が検出光の光軸上までくると(図22E)、その
検出光が検出穴36内に入り込む。このとき、ディスク
載置部30に光ディスクDが載置されている場合には、
その情報記録面により継続して検出光の遮断状態が継続
されるため、その検出状態に基づいて光ディスクDが有
るのを知ることができる。一方、ディスク載置部30に
光ディスクDが載置されていない場合には、検出穴36
を通過する検出光が受光センサ48bによって検出され
るため、これにより、ディスク載置部30には光ディス
クDが載置されていないことを知ることができる。
【0100】このような光検出器48による光ディスク
Dの検出動作は、ディスクトレイ17がプレイ位置から
ストック位置まで移動する時においても同様にして行わ
れるものである。従って、ディスクトレイ17をストッ
ク位置からプレイ位置に移動するときと、プレイ位置か
らストック位置に移動するときのいずれにおいても、デ
ィスクトレイ17上の光ディスクDの有無を検出するこ
とができる。
【0101】次に、プレイ位置において、光ディスクD
をターンテーブル33に固定するチャッキング動作が行
われる。この光ディスクDのチャッキング動作は、カム
駆動機構97の作動によって行われる。
【0102】まず、図16及び図18等に示すように、
カム駆動機構97の駆動モータ101が駆動され、この
駆動モータ101の回転力が駆動プーリ101aからゴ
ムベルト68d、従動プーリ100b、駆動ギア100
a、中間ギア99の大径部99b、同小径部99a及び
出力ギア98を介してカムギア95aに伝達される。こ
れにより、カムギア95aが回転駆動されると、カム溝
96の回転によってカムピン94がカム溝96の下水平
部96cを傾斜部96a側に移動する。そして、カムピ
ン94が傾斜部96aに入り込んだ後、この傾斜部96
aにより徐々に押し上げられて上方に移動することによ
り、カムピン94の上昇量に応じて揺動フレーム83が
その回動軸部83bを回動中心として上方へ回動され
る。
【0103】この際、揺動フレーム83の上方への回動
により、この揺動フレーム83にサブシャーシ86を介
して支持されたスピンドルモータ87が徐々に押し上げ
られ、その回転軸に固定されたターンテーブル33がデ
ィスクトレイ17の略中央部に設けられた開口穴34内
に挿入される。このターンテーブル33は、ディスク載
置部30に載置されている光ディスクDに下方から接近
して中央穴d内に入り込み、その嵌合状態で光ディスク
Dを押し上げる。
【0104】そして、カムピン94が傾斜部96aの上
端に達すると、ターンテーブル33に装着された光ディ
スクDが略水平状態になると共に、このターンテーブル
33の上方に配置されているディスククランパー89
が、これに内蔵されているマグネットの吸着力によって
ターンテーブル33に吸着される。これが、図10に示
すチャッキング状態である。その結果、ターンテーブル
33とディスククランパー89とで光ディスクDが上下
から挟持され、これにより、光ディスクDのチャッキン
グ動作が実行される。
【0105】このとき、揺動フレーム83がある程度上
昇すると、図17に示すように、揺動フレーム83に設
けた操作アーム83aが下方から可動ギア82に当接
し、この可動ギア82を上方へ押し上げる。その結果、
可動ギア82と昇降ギア80の大径部80aとの噛合が
解除され、後部送りギア63への動力伝達経路が遮断さ
れる。これにより、ディスクトレイ17のラック39に
後部送りギア63が噛合しているにも係わらず、後部送
りギア63の回転動作を防止して、ディスクトレイ17
の静止状態を確保することができる。
【0106】これと同時に、図9及び図10に示すよう
に、揺動フレーム83の上面に設けたロックピン117
がディスクトレイ17に設けたロック穴42内に入り込
む。これにより、プレイ位置に搬送されたディスクトレ
イ17が揺動フレーム83によってロックされ、その搬
送方向への移動が制限される。そのため、上述した動力
伝達経路の遮断手段に加えて、ディスクトレイ17の移
動をより確実に防止することができ、ディスクトレイ1
7の確実な静止状態を確保することができる。
【0107】更に、カムピン94がカム溝96の傾斜部
96aから上水平部96b内に入り込むと、駆動モータ
101の駆動が停止されてカム部材95の回転が停止さ
れる。この際、光学ピックアップ装置14のキャリッジ
14aに搭載された光学ヘッド14cがディスクトレイ
17の開口穴34内に入り込み、その対物レンズ14b
が光ディスクDの情報記録面に接近する。これと前後し
てスピンドルモータ87が駆動され、ターンテーブル3
3にチャッキングされている光ディスクDが所定速度で
回転される。
【0108】その後、光学ピックアップ装置14が光デ
ィスクDの半径方向に移動され、このとき光学ヘッド1
4cが光ディスクDの情報記録面に情報信号を書込み、
或いは既に記録されている情報信号を読み取ることによ
り、光学ピックアップ装置14による情報の記録及び/
又は再生が実行される。
【0109】次に、ストック位置におけるトレイ収納状
態において、トレイストッカ12の5段目ではなく4段
目より下の段に位置するディスクトレイ17を選択して
イジェクトするため、或いは、再生演奏中に、他の4枚
のディスクトレイ17のうち、いずれか1枚のディスク
トレイ17を選択して交換(エクスチェンジ)するため
に、所望のトレイ動作スイッチをオンすると、下水平部
96c又は上水平部96bにおいてカムギア95aが若
干回転駆動される。このとき、カムピン94は上水平部
96b内又は下水平部96c内に保持されるため、この
カム部材95の回転によって揺動フレーム83の姿勢に
変化を生ずることはなく、その水平状態又は傾斜状態が
保持される。
【0110】その結果、端面カム95bに係合している
スライダ40の凸部40aがそのカム面にガイドされて
摺動するため、2つの長穴40b,40cに挿通されて
いる取付ネジ102a,102bにガイドされてスライ
ダ40が、カム部材95の回転中心側に移動する。これ
により、2つの操作環103a,103bが同じくカム
部材95側に移動して、操作ピン73e,78dをそれ
ぞれ内側に移動させる。
【0111】これにより、操作ピン73eの移動によっ
て揺動アーム73が、図4において反時計方向に回動
し、中部送りギア44が外側へ移動される。また、操作
ピン78dの移動によって段付切換レバー78が、図4
において時計方向に回動し、そのアーム部78cが同方
向へ回動されるため、昇降ギア80が上面部78fから
傾斜面78eを滑って下面部78gに移動する。その結
果、昇降ギア80の大径部80aが中間ギア76との噛
合状態を確保しつつ、小径部80bがゼネバピンギア1
10に噛合する。これにより、駆動モータ61の回転力
が中間ギア76から昇降ギア80を介してゼネバピンギ
ア110に伝達される。
【0112】このゼネバピンギア110の回転力は、図
19に示すように、そのカムピン110bがゼネバ溝ギ
ア111のカム溝111a内を摺動することによりゼネ
バ溝ギア111に伝達され、更に駆動ギア112を介し
てスライド部材53のラック57に伝達される。これに
より、図7等に示すように、スライド部材53に設けた
階段状の昇降カム溝58,58にトレイストッカ12に
固定されたガイドピン50,50が摺動可能に係合され
且つこれらガイドピン50,50の移動をシャーシ11
に設けた垂直溝26a,26b及び側部取付ベースに設
けた垂直溝で制限するように構成しているため、スライ
ド部材53が前後方向へ移動することにより、これら垂
直溝26a,26bにガイドされてガイドピン50,5
0が押し上げられる。
【0113】その結果、4本のガイドピン50,50で
支持されたトレイストッカ12が略水平状態を保持した
まま略垂直上方へと押し上げられる。そして、昇降カム
溝58,58の各水平部58aはトレイストッカ12の
トレイ収納部に対応されているため、例えば、ガイドピ
ン50,50が最下段の水平部58aから3段目の水平
部58aに移動すると、トレイストッカ12が2段持ち
上げられて、上から三番目の3段目に位置するトレイ収
納部がトレイ出入口15と同じ高さになる。
【0114】この状態において、3段目のディスクトレ
イ17をトレイ出入口15から突出させることにより、
再生中であっても、所望のディスクトレイ17をイジェ
クトさせて、光ディスクDの交換作業や新たな挿填作業
(エクスチェンジ)を行うことができる。このプレイ中
のイジェクト状態を示すものが、図11である。
【0115】その後、突出しているディスクトレイ17
を押圧するか、或いは対応するトレイ動作スイッチをオ
ンし、このディスクトレイ17をトレイストッカ12に
収納する。これにより、トレイストッカ12の昇降動作
が可能となり、例えば、更にトレイストッカ12を上昇
させて、2段目或いは1段目のディスクトレイ17をイ
ジェクトさせ、これらに新たな光ディスクDを挿填した
り、光ディスクDを交換する作業を行うことができる。
また、トレイストッカ12を下降させて、それまで再生
動作に寄与していた光ディスクDを載置したディスクト
レイ17を5段目のトレイ収納部に戻す作業等を行うこ
ともできる。
【0116】その後、音楽演奏等の再生動作が終了する
と、スピンドルモータ87の駆動が停止される一方、カ
ム駆動機構97の駆動モータ101が駆動されてカム部
材95が回転駆動される。これにより、カムピン94が
カム溝96の上水平部96bを抜け出し、傾斜部96a
を下がって下水平部96cに移動する。その結果、揺動
フレーム83の姿勢が、図10に示す略水平の状態か
ら、図5に示す傾斜した状態に変化する。
【0117】この際、揺動フレーム83の下方への回動
により、ターンテーブル33が下方に徐々に引下げら
れ、マグネットの吸着力に抗してターンテーブル33が
ディスククランパー89から引き離される。その結果、
ターンテーブル33等による光ディスクDのチャッキン
グが解除され、プレイ位置にあるディスクトレイ17の
ディスク載置部30に光ディスクDが置き去りにされ
る。これにより、このディスクトレイ17をプレイ位置
からストック位置に搬送して、トレイホルダ12の5段
目のトレイ収納部に戻すことができる。そして、ディス
クトレイ17が前方に所定量搬送されてトレイストッカ
12のトレイ収納部まで移動すると、駆動モータ61の
駆動が停止される。これにより、このディスク記録再生
装置10が、図4等に示す当初のトレイ収納状態に復帰
される。
【0118】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施の例におい
ては、ディスク状記憶媒体として光ディスクを使用して
記録及び再生の可能なディスク記録再生装置10に適用
した例について説明したが、記録又は再生の専用装置に
適用できることは勿論である。更に、光磁気ディスクや
磁気ディスク等をディスク状記憶媒体として適用するこ
とができる。更に又、上記実施の例では、5枚のディス
クトレイを5層に重ねてトレイストッカに収納した例に
ついて説明したが、ディスクトレイの数は4枚以下でも
よく、また6枚以上でもよいものである。
【0119】また、上記実施の例においては、回動軸部
83bを中心に揺動フレーム83を回動させて姿勢を変
更することによりチャッキングを行う構成とした例につ
いて説明したが、これ以外にも、揺動フレーム83をデ
ィスクトレイと平行に移動させて姿勢を変更し、これに
よりディスク状記憶媒体のチャッキングを行う構成とす
ることもできる。更に、上記実施の例では、発光センサ
48aを下にして受光センサ48bを上方に配置した
が、これとは逆に発光センサ48aを上にして受光セン
サ48bを下方に配置して光検出器48を構成すること
ができ、更に又、発光センサ48a及び受光センサ48
bを光ディスクDの共通の一側に配置する構成とするこ
ともできる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変更できるものである。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のディスクローディング装置によれば、載置部材
のディスク載置部に載置されたディスク状記憶媒体の中
央穴に光を通過させるように光検出器が配設されてい
て、載置部材がイジェクト位置とストック位置との間に
移動することにより、載置部材にディスク状記憶媒体が
載置されているか否かによって光検出器がオン・オフさ
れるため、載置部材上のディスク状記憶媒体の有無を確
実に検出することができる。しかも、光検出器は記憶媒
体挿入口から離れた装置本体の奥に配設されているた
め、記憶媒体挿入口から侵入する外光の影響を受けるこ
とがなく、ディスク状記憶媒体を検出する際に誤判断を
生ずるおそれがない。更に、光検出器を配置するための
スペースを記憶媒体挿入口の近傍に確保する必要がない
ため、情報記憶装置をデザインする上の自由度を大きく
することができ、ディスク記憶装置の設計を容易に行う
ことができるという効果が得られる。
【0121】本発明の請求項2に記載のディスクローデ
ィング装置によれば、載置部材のディスク載置部に載置
されているディスク状記憶媒体を上下から挟むように発
光センサと受光センサとが配置されているため、光検出
器の構成を簡単なものにすることができると共に、簡単
な構成でありながら載置部材上のディスク状記憶媒体の
有無を確実に検出することができるという効果が得られ
る。
【0122】本発明の請求項3に記載のディスクローデ
ィング装置によれば、ディスク載置部の前部であって光
検出器から発射される光の移動軌跡上に検出穴が設けら
れているため、載置部材がストック位置とプレイ位置と
の間を移動することにより、ディスク載置部に載置され
ているディスク状記憶媒体によって光検出器の光がオン
・オフ(遮断又は通過)され、これにより、ディスク載
置部上にディスク状記憶媒体が載置されているか否かを
確実に検出することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、構
成部品をブロック毎に分解した状態の斜視図である。
【図2】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、構
成部品毎に分解した状態の斜視図である。
【図3】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、シ
ャーシ組立体とストッカ組立体を示す斜視図である。
【図4】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、ス
トック位置でトレイストッカに5枚のディスクトレイを
収納したトレイ収納状態を示す平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】図4のY−Y線断面図である。
【図7】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、ト
レイストッカを最上段まで上昇させた状態を示す縦断面
図である。
【図8】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、デ
ィスクトレイをイジェクト位置に移動したイジェクト状
態を示す平面図である。
【図9】本発明のディスクローディング装置が用いられ
たディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、デ
ィスクトレイをプレイ位置に移動したトレイ装着状態を
示す平面図である。
【図10】本発明のディスクローディング装置が用いら
れたディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、
ディスクトレイをプレイ位置に移動してディスクをチャ
ッキングした状態の中央部縦断面図である。
【図11】本発明のディスクローディング装置が用いら
れたディスク記録再生装置の実施の一例を示すもので、
ディスク再生中のディスク交換状態の中央部縦断面図で
ある。
【図12】本発明のディスク記録再生装置に係るディス
クトレイを示す斜視図である。
【図13】本発明のディスク記録再生装置に係るディス
クトレイと従来のディスクトレイとを比較して示す説明
図である。
【図14】本発明のディスク記録再生装置に係るトレイ
ストッカを示す斜視図である。
【図15】本発明のディスク記録再生装置に係るスライ
ド部材を示す斜視図である。
【図16】本発明のディスク記録再生装置の動力伝達経
路を示す平面図である。
【図17】本発明のディスク記録再生装置のディスクト
レイ搬送系の動力伝達経路を示す側面図である。
【図18】本発明のディスク記録再生装置のチャッキン
グ操作系の動力伝達経路を示す側面図である。
【図19】本発明のディスク記録再生装置のスライド部
材駆動系の動力伝達経路を示す側面図である。
【図20】本発明のディスク記録再生装置のディスクト
レイ搬送系における動力伝達経路の要部を示す説明図で
ある。
【図21】本発明のディスク記録再生装置に係る段付切
換レバーを示す斜視図である。
【図22】本発明のディスク記録再生装置に係るディス
クトレイと光検出器との位置関係を説明するためのもの
で、同図Aはストック位置、同図Bはイジェクト位置、
同図Cはイジェクト位置とストック位置との間の位置、
同図Dはストック位置、同図Eはストック位置とプレイ
位置との間の位置、同図Fはプレイ位置、にある状態を
それぞれ示す説明図である。
【図23】従来のディスク記録再生装置の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 ディスク記録再生装置(情報記憶装置)、 11
シャーシ、 12トレイストッカ(収納手段)、 1
3 ディスク回転駆動装置、 14 光学ピックアップ
装置、 15 トレイ出入口(記憶媒体挿入口)、 1
6 トレイガイド部、 17 ディスクトレイ(載置部
材)、 18,66,90,115取付ベース 23,
44,63 送りギア、 26a,26b 垂直溝、
30ディスク載置部、 33 ターンテーブル、 34
開口穴(開口部)、 36 検出穴、 39 ラッ
ク、 40 スライダ、 41 V字凹部(位置決め
部)、 42 ロック穴、 45 開口窓、 48 光
検出器、 50 ガイドピン、 53 スライド部材、
57 ラック、 58 昇降カム溝、 60トレイ搬
送機構、 61 駆動モータ、 78 段付切換レバ
ー、 80 昇降ギア、 82 可動ギア、 83 揺
動フレーム、 87 スピンドルモータ、94 カムピ
ン、 95 カム部材、 95b 端面カム、 96
カム溝、97 カム駆動機構、 101 駆動モータ、
105 昇降シャッタ、 110 ゼネバピンギア、
111 ゼネバ溝ギア、 117 ロックピン、 D
光ディスク(ディスク状記憶媒体)、 d 中央穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録及び/又は再生のためのディ
    スク状記憶媒体が載置されるディスク載置部を有し且つ
    当該ディスク載置部の略中央部に開口部が設けられた載
    置部材と、 上記載置部材を上記ディスク状記憶媒体の主面と略平行
    する方向に移動して当該ディスク状記憶媒体のイジェク
    ト位置とストック位置とプレイ位置との間に載置部材を
    搬送する搬送機構と、 上記ストック位置において上記載置部材のディスク載置
    部に載置されているディスク状記憶媒体の中央穴に光を
    通過させ、当該光をディスク状記憶媒体で遮断すること
    により当該ディスク状記憶媒体の有無を検出する光検出
    器と、 を備えたことを特徴とするディスクローディング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクローディング装
    置において、 上記光検出器は、上記ディスク状記憶媒体を挟んで上下
    に対向するように配置された発光センサと受光センサと
    の組み合せからなることを特徴とするディスクローディ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスクローディング装
    置において、 上記載置部材のディスク載置部の前部であって上記光検
    出器から発射される光の移動軌跡上には、当該載置部材
    がストック位置とプレイ位置との間に移動する際に上記
    光を通過させる検出穴を設けたことを特徴とするディス
    クローディング装置。
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