JP2000155358A - 撮像装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法並びに記憶媒体

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JP2000155358A
JP2000155358A JP10329563A JP32956398A JP2000155358A JP 2000155358 A JP2000155358 A JP 2000155358A JP 10329563 A JP10329563 A JP 10329563A JP 32956398 A JP32956398 A JP 32956398A JP 2000155358 A JP2000155358 A JP 2000155358A
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Yojiro Tagawa
陽次郎 田川
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Canon Inc
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 閃光装置による撮影時の調光ムラを防いだ撮
像装置を提供する。 【解決手段】 撮影レンズ10、撮像素子14、A/D
変換器16、画像処理回路20によって、システム制御
回路50の制御により測光領域を64分割してストロボ
装置400が発光していない状態及びプリ発光時に測光
を行い、その測光結果の差から各分割領域毎のプリ発光
による被写体反射光量を求め、その被写体反射光量から
調光対象領域を選択決定する。そして、調光対象領域と
して選択された各領域に対してその被写体反射光量に応
じて重み付けを行って調光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光装置によりプ
リ発光の測光結果を基に撮影時の本発光量を決定する撮
像装置及びその制御方法並びに記憶媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体に向けてプリ発光を行
いその時の測光結果を基に本撮影時の発光量を調節する
調光制御方式のカメラのストロボシステムは提案されて
おり、本撮影直前のプリ発光時の反射光量の積分値を基
に本発光量を決定する方式が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影画
面における主被写体の占める面積が小さい場合は、プリ
発光時の光量を測る測光センサにおける主被写体の反射
光量が小さく、主被写体に対する調光がオーバーやアン
ダーとなるといういわゆる調光ムラが発生しやすいとい
う問題が生じていた。
【0004】特に、プリ発光時の光量を測る測光センサ
における測光分布が中央部を中心に所定の重み付けを持
つような場合は、主被写体が画面の中央部から外れた所
に配置されている場合にも、いわゆる調光ムラが発生し
やすいという問題が生じていた。
【0005】また、ストロボ撮影時は主被写体は、露出
値(絞り、シャッタースピード、感度)と、ストロボの
発光量によって撮影画像の明るさが決定されるが、背景
に関してはストロボ光が到達しないために、露出値のみ
により明るさが決定され、アンダーになり易いと言う問
題が生じていた。
【0006】また、ストロボ撮影時は主被写体と背景の
輝度差が大きくなることが多く、撮影画像のダイナミッ
クレンジの狭いデジタルスチルカメラのようなシステム
においては白飛びや黒つぶれが起こりやすいという問題
が生じていた。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、撮影時の調光ムラを防いだ
撮像装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、適正な露出を行うことができる撮像
装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置及びそ
の制御方法並びに記憶媒体は次のように構成したもので
ある。
【0010】(1)閃光装置によりプリ発光を行ってそ
の被写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮像
装置において、測光領域を複数の領域に分割して測光を
行う分割測光手段を備え、該分割測光手段を用いて前記
閃光装置が発光していない状態及びプリ発光時に測光を
行い、その測光結果の差から各分割領域毎のプリ発光に
よる被写体反射光量を求め、その被写体反射光量を基に
前記閃光装置の調光対象領域を前記各分割領域から選択
決定するようにした。
【0011】(2)上記(1)の撮像装置において、各
分割領域のうち、プリ発光による被写体反射光量が所定
値未満の領域、あるいは所定値を越える領域の少なくと
もいずれかを調光対象領域としないようにした。
【0012】(3)上記(2)の撮像装置において、所
定値を可変とするようにした。
【0013】(4)上記(1)ないし(3)いずれかの
撮像装置において、各分割領域毎のプリ発光による被写
体反射光量に基づいて調光対象領域に重み付けを行い、
調光を行うようにした。
【0014】(5)上記(4)の撮像装置において、重
み付けを各分割領域毎のプリ発光による被写体反射光量
に対して所定の関係に基づいて行うようにした。
【0015】(6)上記(1)ないし(5)いずれかの
撮像装置において、各分割領域毎のプリ発光による被写
体反射光量を基にして本露光における定常光と閃光によ
る反射光の割合を決定するようにした。
【0016】(7)上記(1)ないし(6)いずれかの
撮像装置において、各分割領域毎のプリ発光による被写
体反射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光
結果を基にして本露光における目標輝度値を決定するよ
うにした。
【0017】(8)上記(1)ないし(7)いずれかの
撮像装置において、各分割領域毎のプリ発光による被写
体反射光量を基にして本露光におけるガンマ補正値を決
定するようにした。
【0018】(9)閃光装置によりプリ発光を行ってそ
の被写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮像
装置の制御方法において、測光領域を複数の領域に分割
して測光を行う分割測光手段を用いて前記閃光装置が発
光していない状態及びプリ発光時に測光を行い、その測
光結果の差から各分割領域毎のプリ発光による被写体反
射光量を求め、その被写体反射光量を基に前記閃光装置
の調光対象領域を前記各分割領域から選択決定するよう
にした。
【0019】(10)上記(9)の撮像装置の制御方法
において、各分割領域のうち、プリ発光による被写体反
射光量が所定値未満の領域、あるいは所定値を越える領
域の少なくともいずれかを調光対象領域としないように
した。
【0020】(11)上記(10)の撮像装置の制御方
法において、所定値を可変とするようにした。
【0021】(12)上記(9)ないし(11)いずれ
かの撮像装置の制御方法において、各分割領域毎のプリ
発光による被写体反射光量に基づいて調光対象領域に重
み付けを行い、調光を行うようにした。
【0022】(13)上記(12)の撮像装置の制御方
法において、重み付けを各分割領域毎のプリ発光による
被写体反射光量に対して所定の関係に基づいて行うよう
にした。
【0023】(14)上記(9)ないし(13)いずれ
かの撮像装置の制御方法において、各分割領域毎のプリ
発光による被写体反射光量を基にして本露光における定
常光と閃光による反射光の割合を決定するようにした。
【0024】(15)上記(9)ないし(14)いずれ
かの撮像装置の制御方法において、各分割領域毎のプリ
発光による被写体反射光量及び閃光装置が発光していな
い状態での測光結果を基にして本露光における目標輝度
値を決定するようにした。
【0025】(16)上記(9)ないし(15)いずれ
かの撮像装置の制御方法において、各分割領域毎のプリ
発光による被写体反射光量を基にして本露光におけるガ
ンマ補正値を決定するようにした。
【0026】(17)閃光装置によりプリ発光を行って
その被写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮
像装置によって、測光領域を複数の領域に分割して測光
を行う分割測光手段を用いて前記閃光装置が発光してい
ない状態及びプリ発光時に測光を行い、その測光結果の
差から各分割領域毎のプリ発光による被写体反射光量を
求め、その被写体反射光量を基に前記閃光装置の調光対
象領域を前記各分割領域から選択決定することを実現さ
せるためのプログラムを記憶媒体に格納した。
【0027】(18)上記(17)の記憶媒体に各分割
領域のうち、プリ発光による被写体反射光量が所定値未
満の領域、あるいは所定値を越える領域の少なくともい
ずれかを調光対象領域としないことを実現させるための
プログラムを格納した。
【0028】(19)上記(18)の記憶媒体に所定値
を可変とすることを実現させるためのプログラムを格納
した。
【0029】(20)上記(17)ないし(19)いず
れかの記憶媒体に各分割領域毎のプリ発光による被写体
反射光量に基づいて調光対象領域に重み付けを行い、調
光を行うことを実現させるためのプログラムを格納し
た。
【0030】(21)上記(20)の記憶媒体に重み付
けを各分割領域毎のプリ発光による被写体反射光量に対
して所定の関係に基づいて行うことを実現させるための
プログラムを格納した。
【0031】(22)上記(17)ないし(21)いず
れかの記憶媒体に各分割領域毎のプリ発光による被写体
反射光量を基にして本露光における定常光と閃光による
反射光の割合を決定することを実現させるためのプログ
ラムを格納した。
【0032】(23)上記(17)ないし(22)いず
れかの記憶媒体に各分割領域毎のプリ発光による被写体
反射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光結
果を基にして本露光における目標輝度値を決定すること
を実現させるためのプログラムを格納した。
【0033】(24)上記(17)ないし(23)いず
れかの記憶媒体に各分割領域毎のプリ発光による被写体
反射光量を基にして本露光におけるガンマ補正値を決定
することを実現させるためのプログラムを格納した。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0036】[ブロックの説明]図1において、100
は画像処理装置(デジタルスチルカメラ)である。
【0037】10は撮影レンズ、12は絞り機能を備え
るシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像
素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジ
タル信号に変換するA/D変換器である。
【0038】18は撮像素子14、A/D変換器16、
D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する
タイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシ
ステム制御回路50により制御される。
【0039】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデー
タに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0040】また、画像処理回路20においては、撮像
した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られ
た演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御
手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TT
L(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカ
ス)処理、AE(自動露出)処理、EF(ストロボプリ
発光)処理を行っている。
【0041】さらに、画像処理回路20においては、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホ
ワイトバランス)処理も行っている。
【0042】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮・伸長回路32を制御する。
【0043】A/D変換器16のデータが画像処理回路
20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換
器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画
像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0044】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であ
り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像デ
ータはD/A変換器26を介して画像表示部28により
表示される。
【0045】画像表示部28を用いて撮像した画像デー
タを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現する
ことが可能である。
【0046】また、画像表示部28は、システム制御回
路50の指示により任意に表示をON/OFFすること
が可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装
置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0047】さらに、画像表示部28は、回転可能なヒ
ンジ部によって画像処理装置100本体と結合されてお
り、自由な向き、角度を設定して電子ファインダー機能
や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能で
ある。
【0048】また、画像表示部28の表示部分を画像処
理装置100に向けて格納することが可能であり、この
場合は画像表示部開閉検知手段106により、格納状態
を検知して画像表示部28の表示動作を停止することが
出来る。
【0049】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0050】これにより、複数枚の静止画像を連続して
撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ
大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可
能となる。
【0051】また、メモリ30はシステム制御回路50
の作業領域としても使用することが可能である。
【0052】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であ
り、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理
或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ3
0に書き込む。
【0053】40は絞り機能を備えるシャッター12を
制御する露光制御手段であり、ストロボ装置400と連
携することによりストロボ調光機能も有するものであ
る。
【0054】42は撮影レンズ10のフォーカシングを
制御する測距制御手段である。
【0055】露光制御手段40、測距制御手段42はT
TL方式を用いて制御されており、撮像した画像データ
を画像処理回路20によって演算した演算結果に基づ
き、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制
御手段42に対して制御を行う。
【0056】44は撮影レンズ10のズーミングを制御
するズーム制御手段、46はバリアである保護手段10
2の動作を制御するバリア制御手段である。
【0057】48はコネクタであり、アクセサリーシュ
ーとも呼ばれ、ストロボ装置400との電気接点や機械
的な固定手段も合わせて備えている。
【0058】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路、52はシステム制御回路50の動作
用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリであ
る。
【0059】54はシステム制御回路50でのプログラ
ムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状
態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー
等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の
視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えば
LCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成さ
れている。
【0060】また、表示部54は、その一部の機能が光
学ファインダ104内に設置されている。
【0061】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表
示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表
示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタース
ピード表示、絞り値表示、露出補正表示、ストロボ表
示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、
時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数
桁の数字による情報表示、記録媒体200,210の着
脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、
等がある。
【0062】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表
示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタース
ピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
【0063】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0064】[スイッチの説明]60、62、64、6
6、68及び70は、システム制御回路50の各種の動
作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダ
イアル、タッチパネル、視線検知によるポインティン
グ、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構
成される。
【0065】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。
【0066】60はモードダイアルスイッチで、電源オ
フ、自動撮影モード、夜景撮影モード、スローシンクロ
撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ
画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モー
ドを切り替え設定することが出来る。
【0067】62はシャッタースイッチ(SW1)で、
不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、A
F(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、
AWB(オートホワイトバランス)処理、等の動作開始
を指示する。
【0068】64はシャッタースイッチ(SW2)で、
不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮
像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メ
モリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書
き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路2
2での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像デー
タを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録
媒体200或いは記録媒体210に画像データを書き込
む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0069】66は画像表示ON/OFFスイッチで、
画像表示部28のON/OFFを設定することが出来
る。
【0070】この機能により、光学ファインダー104
を用いて撮影を行う際に、TFTLCD等から成る画像
表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図
ることが可能となる。
【0071】70は各種ボタンやタッチパネル等からな
る操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボ
タン、マルチ画面再生改ページボタン、単写/連写/セ
ルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラ
ス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生
画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)
ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/
時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実
行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択
/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を
実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/
実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する
画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画
像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定す
るクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧
縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をその
ままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAW
モードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイ
ッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC
接続モード等の各機能モードを設定することが出来る再
生モードスイッチ、撮影モード状態において、撮影した
画像をメモリ30或いは記録媒体200或いは記録媒体
210から読み出して画像表示部28によって表示する
再生動作の開始を指示する再生スイッチ等がある。
【0072】80は電源制御手段で、電池検出回路、D
C−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるス
イッチ回路等により構成されており、電池の装着の有
無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及び
システム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコン
バータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を
含む各部へ供給する。
【0073】82はコネクタ、84はコネクタ、86は
アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電
池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプ
ター等からなる電源手段である。
【0074】90及び94はメモリカードやハードディ
スク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96は
メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行
うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録
媒体200或いは記録媒体210が装着されているか否
かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0075】なお、本実施例では記録媒体を取り付ける
インタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説
明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフ
ェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統
数を備える構成としても構わない。また、異なる規格の
インタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成
としても構わない。
【0076】インタフェース及びコネクタとしては、P
CMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カー
ド等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0077】さらに、インタフェース90,94、そし
てコネクタ92,96をPCMCIAカードやCF(コ
ンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを
用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、U
SBカード、IEEE1394カード、P1284カー
ド、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種
通信カードを接続することにより、他のコンピュータや
プリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データ
に付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0078】102は、画像処理装置100のレンズ1
0を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を
防止するバリアである保護手段である。
【0079】104は光学ファインダであり、画像表示
部28による電子ファインダ機能を使用すること無し
に、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能
である。また、光学ファインダ104内には、表示部5
4の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、
ストロボ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表
示、露出補正表示などが設置されている。
【0080】106は画像表示部開閉検知手段であり、
画像表示部28が、画像表示部28の表示部分を画像処
理装置100に向けて格納した格納状態にあるかどうか
を検知することが出来る。
【0081】ここで、格納状態にあると検知したならば
画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を
禁止することが可能である。
【0082】110は通信手段で、RS232CやUS
B、IEEE1394、P1284、SCSI、モデ
ム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0083】112は通信手段110により画像処理装
置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信
の場合はアンテナである。
【0084】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。
【0085】記録媒体200は、半導体メモリや磁気デ
ィスク等から構成される記録部202、画像処理装置1
00とのインタフェース204、画像処理装置100と
接続を行うコネクタ206を備えている。
【0086】210はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。
【0087】記録媒体210は、半導体メモリや磁気デ
ィスク等から構成される記録部212、画像処理装置1
00とのインタフェース214、画像処理装置100と
接続を行うコネクタ216を備えている。
【0088】400はストロボ装置(閃光装置)であ
る。
【0089】402は画像処理装置100のアクセサリ
ーシューと接続するためのコネクタである。
【0090】404はストロボであり、AF補助光の投
光機能、ストロボ調光機能も有する。
【0091】上記構成において、撮影レンズ10、撮像
素子14、A/D変換器16、画像処理回路20はシス
テム制御回路50の制御により測光時における測光領域
を後述する複数の領域に分割して測光を行う分割測光手
段を構成している。
【0092】[メインシーケンス処理の説明]図2乃至
図9を参照して、本実施例の動作を説明する。なお、図
2乃至図9のフローチャートによる動作はメモリ52に
格納されている制御プログラムに基づいてシステム制御
回路50の指示により実行される。
【0093】図2乃至図4は本実施例の画像処理装置1
00の主ルーチンを示すフローチャートを示す。
【0094】図2及び図4を用いて、画像処理装置10
0の動作を説明する。
【0095】電池交換等の電源投入により、システム制
御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(ステップ
S101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に
初期設定する(ステップS102)。
【0096】システム制御回路50は、モードダイアル
60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源O
FFに設定されていたならば(ステップS103)、各
表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバ
リアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含
む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メ
モリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部
28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断
する等の所定の終了処理を行った後(ステップS10
5)、ステップS103に戻る。
【0097】モードダイアル60が撮影モードに設定さ
れていたならば(ステップS103)、ステップS10
6に進む。
【0098】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(ステップS103)、システム制
御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し
(ステップS104)、処理を終えたならばステップS
103に戻る。
【0099】システム制御回路50は、電源制御手段8
0により電池等により構成される電源86の残容量や動
作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否か
を判断し(ステップS106)、問題があるならば表示
部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行っ
た後に(ステップS108)、ステップS103に戻
る。
【0100】電源86に問題が無いならば(ステップS
106)、システム制御回路50は記録媒体200或い
は記録媒体210の動作状態が画像処理装置100の動
作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に
問題があるか否かを判断し(ステップS107)、問題
があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定
の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステッ
プS103に戻る。
【0101】記録媒体200或いは記録媒体210の動
作状態に問題が無いならば(ステップS107)、ステ
ップS109に進む。
【0102】システム制御回路50は、アクセサリーシ
ュー48に外部ストロボの接続状態を調べ(ステップS
109)、外部ストロボが接続され使用可能状態の場合
はストロボ撮影フラグをONに設定し(ステップS11
1)、外部ストロボが接続されていないか、あるいは外
部ストロボが使用不可の場合はストロボ撮影フラグをO
FFに設定し(ステップS110)、フラグの設定を終
えたならばステップS112に進む。
【0103】外部ストロボの使用可能か否かの判定はア
クセサリーシュー48を介してシステム制御回路50と
ストロボ404との通信によって行われる。
【0104】なお、ストロボ撮影フラグの状態は、シス
テム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶
する。
【0105】システム制御回路50は、表示部54を用
いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状
態の表示を行う(ステップS112)。なお、画像表示
部28の画像表示がONであったならば、画像表示部2
8も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種
設定状態の表示を行う。
【0106】続いて、システム制御回路50は、画像表
示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(ステッ
プS113)、画像表示ONに設定されていたならばス
テップS114に進む。
【0107】さらに、システム制御回路50は、画像表
示部開閉検知手段106により画像表示部28が格納状
態にあるか表示状態にあるかを判断し(ステップS11
4)、表示状態にあると判断したならば、画像表示フラ
グを設定すると共に(ステップS115)、画像表示部
28の画像表示をON状態に設定し(ステップS11
6)、さらに撮像した画像データを逐次表示するスルー
表示状態に設定して(ステップS117)、ステップS
131に進む。
【0108】スルー表示状態に於いては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込ま
れたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26
を介して画像表示部28により逐次表示することによ
り、電子ファインダ機能を実現している。
【0109】画像表示ON/OFFスイッチ66が画像
表示OFFに設定されていたならば(ステップS11
3)、或いは、画像表示部開閉検知手段106により画
像表示部28が格納状態にあると判断したならば(ステ
ップS114)、画像表示フラグを解除すると共に(ス
テップS118)、画像表示部28の画像表示をOFF
状態に設定して(ステップS119)、ステップS13
1に進む。
【0110】画像表示OFFの場合は、画像表示部28
による電子ファインダ機能を使用せず、光学ファインダ
104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大
きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を
削減することが可能となる。なお、画像表示フラグの状
態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ
52に記憶する。
【0111】以下に、シャッタースイッチ(SW1)が
押される際の動作を記述する。
【0112】シャッタースイッチ(SW1)が押されて
いないならば(ステップS131)、ステップS103
に戻る。
【0113】シャッタースイッチ(SW1)が押された
ならば(ステップS131)、システム制御回路50は
システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に
記憶される画像表示フラグの状態を判断し(ステップS
132)、画像表示フラグが設定されていたならば画像
表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定して
(ステップS133)、ステップS134に進む。
【0114】フリーズ表示状態に於いては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き
換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモ
リ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部
28により表示することにより、フリーズした映像を電
子ファインダに表示している。
【0115】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS132)、ステップS134に進む。
【0116】システム制御回路50は、測光処理を行っ
て絞り値、シャッター時間および感度を決定し、測距処
理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせる
(ステップS134)。測光処理に於いて、必要であれ
ばストロボ撮影の調光処理用の絞り値、シャッター時間
および感度の設定も行う。
【0117】この測光・測距処理ステップS134の詳
細は図5を用いて後述する。
【0118】測光・測距処理ステップS134を終えた
ならば、システム制御回路50は、設定された撮影動作
モードと測光・測距処理ステップS134において決定
した露出結果から、設定すべきシャッター速度が機械シ
ャッターの最高速側のシャッター秒時を超えているか否
かを判断し(ステップS135)、超えていないならば
機械シャッターでのシャッター秒時の設定を行い(ステ
ップS136)、ステップS138に進む。
【0119】超えているならば機械シャッターと電子シ
ャッターを併用するシャッター秒時の設定を行い(ステ
ップS137)、ステップS138に進む。
【0120】システム制御回路50はシステム制御回路
50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表
示フラグの状態を判断し(ステップS138)、画像表
示フラグが設定されていたならば画像表示部28の表示
状態をスルー表示状態に設定して(ステップS13
9)、ステップS140に進む。
【0121】このように、設定すべきシャッター速度が
機械シャッターの最高速側のシャッター秒時を超えてい
る場合には、電子シャッターを併用することにより、機
械シャッターによってスミアの発生を防ぐと共に電子シ
ャッターによって高速なシャッター秒時を可能とするこ
とが出来る。
【0122】以下に、シャッタースイッチ(SW2)が
押される際の動作を記述する。
【0123】シャッタースイッチ(SW2)が押されず
に(ステップS140)、さらにシャッタースイッチ
(SW1)も解除されたならば(ステップS141)、
ステップS103に戻る。
【0124】シャッタースイッチSW2が押されたなら
ば(ステップS140)、システム制御回路50はシス
テム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶
される画像表示フラグの状態を判断し(ステップS14
2)、画像表示フラグが設定されていたならば画像表示
部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(ステッ
プS143)、ステップS161に進む。
【0125】固定色表示状態に於いては、撮像素子1
2、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮
影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像デー
タを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して
画像表示部28により表示することにより、固定色の映
像を電子ファインダに表示している。
【0126】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS142)、ステップS161に進む。
【0127】システム制御回路50はシステム制御回路
50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるストロ
ボ撮影フラグの状態を判断し(ステップS161)、ス
トロボ撮影が設定されていたならばステップS180
に、設定されていなければステップS162に進む。
【0128】システム制御回路50は、ストロボ撮影に
おける露出値(絞り値、シャッター時間、感度)及びス
トロボ発光量を決定する調光処理を実行する(ステップ
S180)。
【0129】この調光処理ステップS180の詳細は図
9を用いて後述する。
【0130】システム制御回路50は、撮像素子12、
A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路
22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御
回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを
書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必
要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書
き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像
処理からなる撮影処理を実行する(ステップS16
2)。
【0131】この撮影処理ステップS162の詳細は図
6を用いて後述する。
【0132】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS163)、画像
表示フラグが設定されていたならば、メモリ30から画
像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像デ
ータを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示
メモリ24に表示画像データの転送を行い、画像表示メ
モリ24から読み出した表示画像データを画像表示部2
8に表示する、クイックレビュー1表示を行う(ステッ
プS164)。
【0133】このクイックレビュー1表示処理において
は、ダーク取り込み処理ステップS165が行われる前
であるため、ダーク補正演算を行う前の画像データを用
いて表示画像データを作成し、クイックレビュー表示を
行う。
【0134】このように、ダーク取り込み処理よりも撮
影処理を先に行い且つクイックレビュー表示にダーク補
正前の画像データを用いることにより、シャッターレリ
ーズタイムラグを短くすると共に、撮影後直ぐにクイッ
クレビュー表示を行うことが可能となる。
【0135】なお、クイックレビュー1表示(ステップ
S164)においては、まだダーク取り込み処理(ステ
ップS165)を終えていない状態であるため、画像表
示部28でのクイックレビュー画像表示にbusy等の
文字表示を重ねて表示する。
【0136】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS163)、画像表示部28がOFFの状態
のままステップS165に進む。この場合は、撮影を行
った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイッ
クレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダ
104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の
撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファイ
ンダ機能を使用せずに省電力を重視する使用方法であ
る。
【0137】システム制御回路50は、シャッター12
を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を
本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号
を読み出すダーク取り込み処理を行い(ステップS16
5)、ステップS166に進む。
【0138】このダーク取り込み処理で取り込んだダー
ク画像データを用いて補正演算処理を行うことにより、
撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子14固
有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影し
た画像データを補正することが出来る。
【0139】このダーク取り込み処理(ステップS16
5)の詳細は図7を用いて後述する。
【0140】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回
路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要
なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプ
ティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶する。
【0141】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用
いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デ
ータを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS16
6)。
【0142】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
【0143】この現像処理(ステップS166)の詳細
は図8を用いて後述する。
【0144】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(ステップS167)、メモリ30
の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一
連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
【0145】システム制御回路50は、メモリ30の画
像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出し
て、インタフェース90或いはインタフェース94、コ
ネクタ92或いはコネクタ96を介して、メモリカード
やコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或い
は記録媒体210へ書き込みを行う記録処理を行う(ス
テップS168)。
【0146】なお、記録媒体200或いは記録媒体21
0へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動
作中であることを明示するために、表示部54において
例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表
示を行う。
【0147】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS169)、画像
表示フラグが設定されていたならば、メモリ30から画
像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像デ
ータを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示
メモリ24に表示画像データの転送を行い、画像表示メ
モリ24から読み出した表示画像データを画像表示部2
8に表示する、クイックレビュー2表示を行う(ステッ
プS170)。
【0148】このクイックレビュー2表示処理において
は、ダーク取り込み処理(ステップS165)が行われ
た後であるため、現像処理(ステップS166)におい
てダーク補正演算を行った後の画像データを用いて表示
画像データを作成し、クイックレビュー表示を行う。
【0149】このように、まずダーク取り込み処理より
も撮影処理を先に行い且つダーク補正前の画像データを
用いてクイックレビュー1表示を行い、ダーク取り込み
処理を行った後はダーク補正後の画像データを用いてク
イックレビュー2表示を行うことにより、シャッターレ
リーズタイムラグを短くすると共に、撮影後直ぐにクイ
ックレビュー表示を行うことが可能となる。
【0150】なお、クイックレビュー2表示(ステップ
S170)においては、既にダーク取り込み処理(ステ
ップS165)を終えた状態であるため、クイックレビ
ュー1表示(ステップS164)において画像表示部2
8でのクイックレビュー画像表示に重ねて表示したbu
sy等の文字表示を消去する。
【0151】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS169)、画像表示部28がOFFの状態
のままステップS171に進む。この場合は、撮影を行
った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイッ
クレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダ
104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の
撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファイ
ンダ機能を使用せずに省電力を重視する使用方法であ
る。
【0152】シャッタースイッチ(SW1)が放される
まで(ステップS171)、システム制御回路50は、
現在の処理を繰り返す。
【0153】シャッタースイッチ(SW1)が放された
ならば(ステップS171)、ステップS172に進
む。
【0154】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像
表示フラグの状態を判断し(ステップS172)、画像
表示フラグが設定されていたならば(ステップS17
2)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設
定して(ステップS173)、一連の撮影動作を終えて
ステップS103に戻る。
【0155】この場合、画像表示部28でのクイックレ
ビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影
のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示
状態にすることが出来る。
【0156】画像表示フラグが解除されていたならば
(ステップS172)、画像表示部28の画像表示をO
FF状態に設定して(ステップS173)、一連の撮影
動作を終えてステップS103に戻る。
【0157】以上で、メインルーチンの説明終える。
【0158】[測光・測距処理の説明]図5は、図3の
ステップS134における測光・測距処理の詳細なフロ
ーチャートを示す。
【0159】システム制御回路50は、撮像素子14か
ら電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像
処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(ステッ
プS201)。
【0160】この逐次読み込まれた画像データを用い
て、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)
方式の測光データを、図10の様に撮影した有効画素領
域の8×8の64分割領域に分けておのおのの輝度情
報、色情報、周波数成分情報、等のAE(自動露出)処
理、EF(調光)処理、AWB(オートホワイトバラン
ス)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる画像
情報を領域毎に抽出する(ステップS202)。
【0161】ステップS203において、ストロボ撮影
フラグの状態を判定した結果、ストロボ撮影と判定され
た場合はステップS207に、通常撮影と判定された場
合はステップS204に進む。
【0162】ステップS204では、ステップS202
における画像処理回路20での演算結果を用いて、シス
テム制御回路50は64分割された輝度情報に、中央重
点測光モード、平均測光モード、評価測光モード等の各
AEモード毎に適した重み付けを行い、画面の輝度値を
求める(ステップS204)。
【0163】ステップS204の演算結果を用いて、シ
ステム制御回路50は露出(AE)が通常撮影において
適正と判断されるまで(ステップS205)、露光制御
手段40を用いてAE制御を行う(ステップS20
6)。
【0164】露出(AE)が適正と判断したならば(ス
テップS205)、測定データ及び或いは設定パラメー
タをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ5
2に記憶する。
【0165】ステップS207では、ステップS202
における画像処理回路20での演算結果を用いて、シス
テム制御回路50は64分割された輝度情報に、中央重
点測光モード、平均測光モード、評価測光モード等の各
AEモード毎に調光処理に適した重み付けを行い、画面
の輝度値を求める(ステップS207)。
【0166】ステップS208において、ステップS2
07の演算結果を用いて、システム制御回路50は露出
(AE)が調光処理を行うのに適正な露出と判断される
まで、露光制御手段40を用いて調光処理用AE制御を
行う(ステップS205)。
【0167】露出(AE)が適正と判断したならば(ス
テップS204)、測定データ及び或いは設定パラメー
タをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ5
2に記憶する。
【0168】このステップS208において調光処理に
おける適正露出とは、ストロボが発光していない状態で
ストロボ発光量を考慮して所定段数アンダーに露出され
ていると言う状態を意味する。
【0169】このステップS209における調光処理用
AE制御とは、調光処理を行うのに適切な露出値(絞り
値、シャッター時間、感度)を選択する制御を意味す
る。
【0170】ステップS202における画像処理回路2
0での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用
いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AW
B)が適正と判断されるまで(ステップS210)、画
像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節して
AWB制御を行う(ステップS211)。
【0171】ホワイトバランス(AWB)が適正と判断
したならば(ステップS210)、測定データ及び或い
は設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶する。
【0172】ステップS202における画像処理回路2
0での演算結果及びAE制御、AWB制御で得られた測
定データを用いて、システム制御回路50は測距(A
F)が合焦と判断されるまで(ステップS220)、測
距制御手段42を用いてAF制御を行う(ステップS2
21)。
【0173】測距(AF)が合焦と判断したならば(ス
テップS220)、測定データ及び或いは設定パラメー
タをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ5
2に記憶し、測光・測距処理ルーチン(ステップS13
4)を終了する。
【0174】[撮影処理の説明]図6は、図4のステッ
プS162における撮影処理の詳細なフローチャートを
示す。
【0175】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(ステップS301)、撮
像素子14の電荷蓄積を開始した後(ステップS30
2)、シャッター制御手段40によって、シャッター1
2を開き(ステップS303)、撮像素子14の露光を
開始する(ステップS304)。
【0176】ここで、ストロボ撮影フラグによりストロ
ボ撮影か否かを判断し(ステップS305)、ストロボ
撮影の場合はあらかじめ調光制御処理(ステップS18
0)によって求められたストロボ光量(FT)だけスト
ロボを発光させる(ステップS306)。
【0177】なお、ストロボ撮影でない場合はステップ
S307に進む。
【0178】システム制御回路50は、測光データに従
って撮像素子14の露光終了を待ち(ステップS30
7)、シャッター制御手段40によって、シャッター1
2を閉じ(ステップS308)、撮像素子14の露光を
終了する。
【0179】設定した電荷蓄積時間が経過したならば
(ステップS309)、システム制御回路50は、撮像
素子14の電荷蓄積を終了した後(ステップS31
0)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変
換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介
して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路
22を介して、メモリ30の所定領域への撮影画像デー
タを書き込む(ステップS311)。
【0180】一連の処理を終えたならば、撮影処理ルー
チン(ステップS162)を終了する。
【0181】[ダーク取り込み処理の説明]図7は、図
4のステップS165におけるダーク取り込み処理の詳
細なフローチャートを示す。
【0182】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(ステップS401)、シ
ャッター12が閉じた状態で、撮像素子14の電荷蓄積
を開始する(ステップS402)。
【0183】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(ステップS403)、システム制御回路50は、
撮像素子14の電荷蓄積を終了した後(ステップS40
4)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変
換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介
して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路
22を介して、メモリ30の所定領域への画像データ
(ダーク画像データ)を書き込む(ステップS40
5)。
【0184】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノ
イズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質
劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出
来る。
【0185】なお、このダーク画像データは、新たにダ
ーク取り込み処理が行われるか、画像処理装置100の
電源がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持
される。
【0186】或いは、メモリ30の一部或いは全部をE
EPROMやハードディスク等の不揮発性メモリからな
る構成として、ダーク画像データを不揮発性メモリに書
き込むようにしたならば、新たにダーク取り込み処理が
行われるまで、このダーク画像データは不揮発性メモリ
の所定領域に保持される。
【0187】そして、このダーク画像データは、この
後、撮影処理が実行されて、そこで、撮影した画像デー
タを撮像素子14より読み出して、現像処理を行う際に
用いられる。
【0188】一連の処理を終えたならば、ダーク取り込
み処理ルーチン(ステップS165)を終了する。
【0189】[現像処理の説明]図8は、図4のステッ
プS166における現像処理の詳細なフローチャートを
示す。
【0190】システム制御回路50は、メモリ30に書
き込まれた撮影画像データ及びダーク画像データを読み
出して、輝度信号処理や(ステップS501)、色処理
(ステップS502)、ガンマ変換処理(ステップS5
03)、サムネイル画像処理(ステップS504)を順
次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書
き込む。
【0191】一連の処理を終えたならば、現像処理ルー
チン(ステップS166)を終了する。
【0192】[調光処理の説明]図9は、図4のステッ
プS180における調光処理の詳細なフローチャートを
示す。
【0193】システム制御回路50は、プリ発光前の定
常光の光量を取得するために、撮像素子14から電荷信
号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路
20に撮影画像データを読み込む(ステップS60
1)。
【0194】読み込まれた画像データを用いて、画像処
理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式の測光
データを、図10の様に撮影した有効画素領域の8×8
の64分割領域に分けておのおのの領域毎に抽出し、所
定の演算を行う。(ステップS602)これにより、T
TL方式の64分割測光を行うことが可能となる。
【0195】演算結果による64分割領域のデータはシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶する。
【0196】システム制御回路50は、定常光の測光デ
ータ(ストロボ不使用時の測光データ)に基づき、64
分割領域に所定の重み付けを施して画面全体の輝度値を
求め、図11に示す図(輝度値vs.プリ発光量)に基
づくテーブルよりプリ発光の光量FPを決定する(ステ
ップS603)。
【0197】なお、このテーブルはシステム制御回路5
0の内部メモリ或いはメモリ52にあらかじめ記憶され
ている。
【0198】なお、このプリ発光量決定は上記テーブル
を用いた方法に限らず、下記式1に示すように輝度値
(Bv)を変数とした所定の演算式から求めても良い。
【0199】
【数1】
【0200】画面全体の輝度値は、重み付けの値によっ
て中央重点測光、平均測光、評価測光、スポット測光等
の測光方式により求められる。
【0201】システム制御回路50は、アクセサリーシ
ュー48を介して外部ストロボを制御し、ステップS6
03で決定したプリ発光量にしたがって所定Vの露光タ
イミングに同期して外部ストロボをプリ発光させる(ス
テップS604)。
【0202】システム制御回路50は、プリ発光の光量
を取得するために、プリ発光に同期したVの電荷信号を
撮像素子14から読み出し、A/D変換器16を介して
画像処理回路20に撮影画像データを読み込む(ステッ
プS605)。
【0203】読み込まれた画像データを用いて、上記ス
テップS602と同様の演算を行う(ステップS60
6)。これにより、TTL方式の64分割測光を行うこ
とが可能となる。
【0204】演算結果による64分割領域のデータはシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶する。
【0205】システム制御回路50はステップS602
及びステップS606で算出した64分割の各領域のデ
ータを基に、定常光測光時の輝度データ値をYDn(n
=0〜63)、プリ発光測光時の輝度データ値をYPn
(n=0〜63)とし本発光量決定の為の演算を開始す
る(ステップS607)。なお、このnは図10の分割
領域Sn(n=0〜63)のnに対応する。
【0206】また、YDn(n=0〜63)及びYPn
(n=0〜63)の値は必要に応じて対数圧縮や正規化
を行ってもよい。
【0207】以下、ステップS607で行われる本発光
量決定の為の演算処理を記述する。
【0208】システム制御回路50は、YDnとYPn
の値を基に以下の式によりΔYnの値を求める。
【0209】
【数2】
【0210】ここでは、A/D変換器16を介して画像
処理回路20に読み込んだ撮影画像データをシステム制
御回路上扱いやすくするために対数圧縮を施している。
【0211】この式2によるΔYn値は図10の各分割
画面領域Snにおいてプリ発光する前とプリ発光してい
る状態における測光値の差を表したものであり、すなわ
ちプリ発光によって変化した輝度データ値を表したもの
である。
【0212】ここで、いくつかの撮影シーンを想定して
調光処理を説明する。
【0213】まず、図12(a)の様に画面の一部に反
射率がほぼ一定の被写体(A)が存在し、背景が無限遠
になるような撮影シーンにおける調光処理を示す。
【0214】このシーンにおいて、画像領域の太枠T内
を例に説明すると、各領域(S32〜S39)のΔYn
(n=32〜39)の値を見ると(図12b)、被写体
Aがかなりの面積を占有する領域S34,S35におい
てはプリ発光の反射量も多いため、ΔY34,ΔY35
の値が大きくなる。また、被写体Aが少しだけの面積を
占有する領域S33,S36においてはプリ発光の反射
量が少なく、ΔY33,ΔY36の値が小さくなる。S
32,S37,S38,S39の各領域は被写体Aが全
く占有しないため、プリ発光の反射量がゼロとなり、Δ
Y32,ΔY37,ΔY38,ΔY39の値もゼロとな
る。
【0215】このようなシーンを想定して、ΔYnが所
定値(L1)以下の領域を調光対象から除外する事によ
り、被写体が占める割合が大きい領域だけを抽出して調
光演算を行うことが出来る。
【0216】このシーンでは画面全体で抽出した結果、
S10,S11,S18,S19,S34,S35,S
42,S43,S51,S52,S59,S60の12
の領域が調光対象領域と選ばれた。
【0217】式3により調光対象領域のプリ発光時の輝
度データの平均値を求め、YPとする。
【0218】
【数3】
【0219】また、式4により調光対象領域の定常光測
光時の輝度データの平均値を求め、YDとする。
【0220】
【数4】
【0221】適正露出となる為の、分割領域の単位面積
当たりの輝度データの目標値(YT)をとすると、図1
3に示されるように、この目標値YTとYD及びYPと
YDのそれぞれの差ΔYP,ΔYTが以下の式5,式6
で求められる。
【0222】なお、YTの値はあらかじめ、規定される
値であるが、調光補正を行う場合などは可変値となる。
【0223】
【数5】
【0224】
【数6】
【0225】上記式5,6で2の対数によって発光量を
表しているは、ストロボの本発光量をGno.で制御す
るためにアペックス方式の単位系に合わせるためであ
る。
【0226】プリ発光時の光量FPは分かっているの
で、本発光で必要なストロボ光量FTは
【0227】
【数7】
【0228】で求められる。
【0229】以上により、画面の一部に反射率がほぼ一
定の被写体が存在し、背景が無限遠になるような場合で
も、被写体が適正露出になるために必要なストロボ発光
量が決定され、調光演算が完了する。
【0230】演算結果による各データはシステム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0231】次に図14(a)の様に画面の一部に被写
体Aが存在し、画面の広範囲に被写体Cが存在し、画面
の一部に鏡のような正反射を起こす物体が存在する撮影
シーンおける調光処理を示す。
【0232】このシーンにおいて、画像領域の太枠T内
を例に説明すると、各領域(S32〜S39)のΔYn
(n=32〜39)の値を見ると(図14(b))、物
体Bが占有する領域S37,S38においてはプリ発光
が正反射を起こすためΔY37,ΔY38の値が著しく
大きくなる。
【0233】このようなシーンを想定して、ΔSnが所
定値(L2)以上の領域を除外する事により、正反射の
様に高反射率で調光に悪影響を及ぼす物体が占める領域
を調光対象から除外して調光演算を行うことができる。
【0234】このシーンでは画面全体で抽出した結果、
S29,S30,S37,S38,S45,S46,S
53,S54,S61,S62の12の領域を除いた残
りの領域が調光対象領域と選ばれた。
【0235】以降、上記式2〜式7と同様に演算を行
う。
【0236】以上により、画面内に正反射する物体が存
在する場合でも、正反射に影響されることなく調光対象
領域が適正露出になるために必要なストロボ発光量が決
定され、調光演算が完了する。
【0237】演算結果による各データはシステム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0238】続いて、図15(a)の様に画面の一部に
反射率がほぼ一定の被写体(A)が存在し、背景が無限
遠になるような撮影シーンにおける調光処理を示す。
【0239】このシーンは、図12aで示されるシーン
とほぼ同様であるが、図15(a)の方が被写体Aの位
置がわずかに中央に寄っているシーンである。
【0240】このシーンにおいて、画像領域の太枠T内
を例に説明すると、各領域(S32〜S39)のΔYn
(n=32〜39)の値を見ると(図15(b))、被
写体Aがかなりの面積を占有する領域S35においては
プリ発光の反射量も多いためΔY35の値が大きくな
る。また、被写体Aが半分強の面積を占有する領域S3
4,S36においてはプリ発光の反射量がS35少な
く、ΔY34,ΔY36の値がΔY35の値より小さく
なる。S32,S33,S37,S38,S39の各領
域は被写体Aが全く占有しないため、プリ発光の反射量
がゼロとなり、ΔY32,ΔY33,ΔY37,ΔY3
8,ΔY39の値もゼロとなる。
【0241】このようなシーンでは、領域S34,S3
6の調光対象領域に対する重み付けを領域S35よりも
低くすることで、より被写体Aに対して適性な調光演算
を行うことができる。
【0242】すなわち、このような反射率がほぼ一定の
被写体の場合、各分割領域のプリ発光の反射量に応じ、
正の相関関係に基づいて重み付けを施すことにより、被
写体の占める割合の高い領域の重みが高くなり、より適
正な調光対象領域の測光が可能となる。
【0243】式8によりプリ発光時の輝度データの平均
値を求め、YPとする。
【0244】
【数8】
【0245】また、式9により定常光測光時の輝度デー
タの平均値を求め、YDとする。
【0246】
【数9】
【0247】以降、上記式5〜式7と同様に演算を行
う。
【0248】以上により、画面の一部に反射率がほぼ一
定の被写体が存在し、背景が無限遠になるような場合で
も、被写体が適正露出になるために必要なストロボ発光
量が決定され、調光演算が完了する。
【0249】演算結果による各データはシステム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0250】次に、再度図12aの様に画面の一部に反
射率がほぼ一定の被写体(A)が存在し、背景が無限遠
になるような撮影シーンにおける調光処理を示す。
【0251】前述の処理では、調光対象領域を抽出し、
式4にて調光対象領域の定常光測光時の輝度データの平
均値を求め、YDとした。
【0252】ここではさらに、調光対象外の領域を抽出
し、式10により調光対象領域の定常光測光時の輝度デ
ータの平均値を求め、YEとする。
【0253】
【数10】
【0254】式4で求められるYDと、式10で求めら
れるYEの値を比較し、YEの値がYDよりも十分大き
い場合は背景が明るい逆光シーンと判断し、YEの値を
基準に絞りとシャッタースピードを決定することにより
(S608)、背景の定常光の露出量と被写体Aの調光
制御による露出量のバランスがよい良好な画像を撮影す
ることができる。
【0255】また、モードダイヤルスイッチ60の操作
により、夜景モードやスローシンクロモード等が選択さ
れた場合においても同様に、YEの値を基準に絞りとシ
ャッタースピードを決定することにより(ステップS6
08)、背景の定常光の露出量と被写体Aの調光制御に
よる露出量のバランスがよい良好な画像を撮影すること
ができる。
【0256】また、式10で求められたYEの値が所定
値よりも高い場合は日中シンクロ撮影と判断し、輝度デ
ータの目標値(YT)に対して補正値α分だけオーバー
に補正しYT´とし、式6のYTの代わりに使用する。
【0257】
【数11】
【0258】これにより、人物などの被写体においてキ
ャッチライト効果をより良好に出すことができ、また被
写体が背景から浮き上がった良好な画像を撮影すること
ができる。
【0259】なお、上記式11におけるr補正値αを所
定のアルゴリズムを用いて可変にしてもよい。
【0260】さらに、式10で求められたYEの値と、
YTまたはYT´の値を元に、本露光時の被写体と背景
の輝度分布を予想することができる。
【0261】YEとYT(またはYT´)の差が大きい
場合には、本露光時の輝度分布が大きく、小さい場合に
は輝度分布が小さいと予想される。
【0262】したがって、このYEとYT´の差に応じ
て、あらかじめ用意されているガンマテーブルからガン
マを選択し、画像処理回路20に設定する。
【0263】これにより、ストロボ撮影のように画面の
輝度分布が広い場合でも、良好な階調の画像を撮影する
ことができる。
【0264】以上、ステップS607で行われる本発光
量決定の為の処理を記述した。
【0265】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、その
システム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0266】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0267】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることが出来る。
【0268】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0269】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0270】以上、図面を用いて本発明の実施例の説明
を行った。
【0271】なお、本実施例の説明においてはデジタル
スチルカメラのような画像処理装置への適応について説
明したが、銀塩フィルムを記録媒体としたカメラシステ
ム等へ適応しても勿論問題ない。
【0272】また、撮像素子14からの信号をA/D変
換器16、画像処理回路20を介して64分割領域に分
けて測光を行う測光手段の代わりに、測光素子や調光素
子を用いて測光手段を構成しても勿論問題ない。
【0273】また、測光領域の分割数は64以外であっ
ても勿論問題ない。
【0274】また、測光手段がTTL方式以外であって
も勿論問題ない。
【0275】また、ストロボ装置400は画像処理装置
100と分離していて任意に接続可能なものとして説明
したが、ストロボ装置400が画像処理装置100に固
定したままとなっていても勿論問題ない。
【0276】また、複数のストロボ装置400が、個々
に画像処理装置100と接続可能及び或いは固定したま
まの状態となる構成であっても問題ない。
【0277】このように本実施例では、第1に、画面に
おける主被写体の占める面積が小さい場合は、プリ発光
時の光量を測る測光センサにおける主被写体の反射光量
が小さく、主被写体に対する調光がオーバーやアンダー
となるといういわゆる調光ムラが発生しやすいというこ
とがなくなる。
【0278】また、特に、プリ発光時の光量を測る測光
センサにおける測光分布が中央部を中心に所定の重み付
けを持つような場合は、主被写体が画面の中央部から外
れた所に配置されている場合にも、いわゆる調光ムラが
発生しやすいということがなくなる。
【0279】また、ストロボ撮影時は主被写体は、シャ
ッタースピード、感度による露出値とストロボの発光量
によって撮影画像の明るさが決定されるが、背景に関し
てはストロボ光が到達しないために、露出値のみにより
明るさが決定され、アンダーになり易いということがな
くなる。
【0280】また、ストロボ撮影時は主被写体と背景の
輝度差が大きくなることが多く、撮影画像のダイナミッ
クレンジの狭いデジタルスチルカメラのようなシステム
においては白飛びや黒つぶれが起こりやすいということ
がなくなる。
【0281】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測光領域を複数の領域に分割して測光を行う分割測光手
段を備え、該分割測光手段を用いて前記閃光装置が発光
していない状態及びプリ発光時に測光を行い、その測光
結果の差から各分割領域毎のプリ発光による被写体反射
光量を求め、その被写体反射光量を基に前記閃光装置の
調光対象領域を前記各分割領域から選択決定するように
したため、閃光装置による撮影時の調光ムラを防ぐこと
ができるという効果がある。
【0282】また、各分割領域毎のプリ発光による被写
体反射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光
結果を基にして本露光を行うようにしたため、適切な露
出を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】 一実施例の主ルーチンを示すフローチャート
【図3】 一実施例の主ルーチンを示すフローチャート
【図4】 一実施例の主ルーチンを示すフローチャート
【図5】 図3の測光・測距処理動作を示すフローチャ
ート
【図6】 図4の撮影処理動作を示すフローチャート
【図7】 図4のダーク取り込み動作を示すフローチャ
ート
【図8】 図4の現像処理動作を示すフローチャート
【図9】 図4の調光処理動作を示すフローチャート
【図10】 一実施例の64分割した撮像画面を示す図
【図11】 一実施例のプリ発光量決定のためのプリ発
光量と輝度との関係を示す図
【図12】 一実施例の撮影シーンを示す図
【図13】 一実施例の調光における測光データの変化
を示す図
【図14】 一実施例の撮影シーンを示す図
【図15】 一実施例の撮影シーンを示す図
【符号の説明】 10 撮影レンズ(分割測光手段) 14 撮像素子(分割測光手段) 16 A/D変換器(分割測光手段) 20 画像処理回路(分割測光手段) 40 露光制御手段 42 測距制御手段 44 ズーム制御手段 46 バリア制御手段 50 システム制御回路 52 メモリ 54 表示部 60 モードダイアルスイッチ 62 シャッタースイッチ(SW1) 64 シャッタースイッチ(SW2) 70 操作部 100 画像処理装置(撮像装置) 200 記録媒体 210 記録媒体 400 ストロボ装置(閃光装置) 404 ストロボ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光装置によりプリ発光を行ってその被
    写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮像装置
    であって、測光領域を複数の領域に分割して測光を行う
    分割測光手段を備え、該分割測光手段を用いて前記閃光
    装置が発光していない状態及びプリ発光時に測光を行
    い、その測光結果の差から各分割領域毎のプリ発光によ
    る被写体反射光量を求め、その被写体反射光量を基に前
    記閃光装置の調光対象領域を前記各分割領域から選択決
    定することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 各分割領域のうち、プリ発光による被写
    体反射光量が所定値未満の領域、あるいは所定値を越え
    る領域の少なくともいずれかを調光対象領域としないこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 所定値を可変とすることを特徴とする請
    求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 各分割領域毎のプリ発光による被写体反
    射光量に基づいて調光対象領域に重み付けを行い、調光
    を行うことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載
    の撮像装置。
  5. 【請求項5】 重み付けを各分割領域毎のプリ発光によ
    る被写体反射光量に対して所定の関係に基づいて行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 各分割領域毎のプリ発光による被写体反
    射光量を基にして本露光における定常光と閃光による反
    射光の割合を決定することを特徴とする請求項1ないし
    5いずれか記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 各分割領域毎のプリ発光による被写体反
    射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光結果
    を基にして本露光における目標輝度値を決定することを
    特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 各分割領域毎のプリ発光による被写体反
    射光量を基にして本露光におけるガンマ補正値を決定す
    ることを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の撮
    像装置。
  9. 【請求項9】 閃光装置によりプリ発光を行ってその被
    写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮像装置
    の制御方法であって、測光領域を複数の領域に分割して
    測光を行う分割測光手段を用いて前記閃光装置が発光し
    ていない状態及びプリ発光時に測光を行い、その測光結
    果の差から各分割領域毎のプリ発光による被写体反射光
    量を求め、その被写体反射光量を基に前記閃光装置の調
    光対象領域を前記各分割領域から選択決定することを特
    徴とする撮像装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 各分割領域のうち、プリ発光による被
    写体反射光量が所定値未満の領域、あるいは所定値を越
    える領域の少なくともいずれかを調光対象領域としない
    ことを特徴とする請求項9記載の撮像装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 所定値を可変とすることを特徴とする
    請求項10記載の撮像装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量に基づいて調光対象領域に重み付けを行い、調
    光を行うことを特徴とする請求項9ないし11いずれか
    記載の撮像装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 重み付けを各分割領域毎のプリ発光に
    よる被写体反射光量に対して所定の関係に基づいて行う
    ことを特徴とする請求項12記載の撮像装置の制御方
    法。
  14. 【請求項14】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量を基にして本露光における定常光と閃光による
    反射光の割合を決定することを特徴とする請求項9ない
    し13いずれか記載の撮像装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光結
    果を基にして本露光における目標輝度値を決定すること
    を特徴とする請求項9ないし14いずれか記載の撮像装
    置の制御方法。
  16. 【請求項16】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量を基にして本露光におけるガンマ補正値を決定
    することを特徴とする請求項9ないし15いずれか記載
    の撮像装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 閃光装置によりプリ発光を行ってその
    被写体反射光量を基に撮影時の発光量を決定する撮像装
    置によって、測光領域を複数の領域に分割して測光を行
    う分割測光手段を用いて前記閃光装置が発光していない
    状態及びプリ発光時に測光を行い、その測光結果の差か
    ら各分割領域毎のプリ発光による被写体反射光量を求
    め、その被写体反射光量を基に前記閃光装置の調光対象
    領域を前記各分割領域から選択決定することを実現させ
    るためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  18. 【請求項18】 各分割領域のうち、プリ発光による被
    写体反射光量が所定値未満の領域、あるいは所定値を越
    える領域の少なくともいずれかを調光対象領域としない
    ことを実現させるためのプログラムを格納したことを特
    徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 所定値を可変とすることを実現させる
    ためのプログラムを格納したことを特徴とする請求項1
    8記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量に基づいて調光対象領域に重み付けを行い、調
    光を行うことを実現させるためのプログラムを格納した
    ことを特徴とする請求項17ないし19いずれか記載の
    記憶媒体。
  21. 【請求項21】 重み付けを各分割領域毎のプリ発光に
    よる被写体反射光量に対して所定の関係に基づいて行う
    ことを実現させるためのプログラムを格納したことを特
    徴とする請求項20記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量を基にして本露光における定常光と閃光による
    反射光の割合を決定することを実現させるためのプログ
    ラムを格納したことを特徴とする請求項17ないし21
    いずれか記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量及び閃光装置が発光していない状態での測光結
    果を基にして本露光における目標輝度値を決定すること
    を実現させるためのプログラムを格納したことを特徴と
    する請求項17ないし22いずれか記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 各分割領域毎のプリ発光による被写体
    反射光量を基にして本露光におけるガンマ補正値を決定
    することを実現させるためのプログラムを格納したこと
    を特徴とする請求項17ないし23いずれか記載の記憶
    媒体。
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