JP2000154135A - 皮膚外用剤組成物 - Google Patents

皮膚外用剤組成物

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JP2000154135A
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jojoba
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Hidehiko Yamaki
英彦 八巻
Hideko Honda
秀子 本多
Shinji Oki
信司 大木
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KOEI PERFUMERY
Koei Kogyo Co Ltd
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KOEI PERFUMERY
Koei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】価格、刺激及び効果の面から化粧料添加剤とし
て優れた活性酸素抑制作用を有する植物抽出物を配合
し、活性酸素に起因する皮膚の老化を防止する皮膚外用
剤組成物を提供する。 【解決手段】ホホバ葉抽出物を配合する。ホホバ葉抽出
物は、高い活性酸素抑制作用を有し、これを配合した皮
膚外用組成物は、活性酸素に起因する皮膚の老化を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホホバの葉の抽出
物を配合することにより、紫外線や代謝により皮膚内に
生じる活性酸素を消去して、活性酸素に起因する皮膚の
老化を防止する皮膚外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚は、体内から起因する酸素ストレス
だけでなく、空気と接していることや紫外線の照射を受
けることから、最も活性酸素にさらされている器官であ
る。皮膚表面では、活性酸素が皮脂を酸化し、皮膚表面
状態の悪化の原因となっている。また、真皮中では、構
成成分であるコラーゲンやエラスチンが、架橋すること
により弾力低下の原因となり、ヒアルロン酸は低分子化
することにより、保湿能の低下を引き起こすと言われて
いる。このような真皮成分の変化が、シワの原因として
提唱されている。また、活性酸素は、シミの生成にも深
く関与しているとかんがえられ、よって様々な皮膚の老
化の主原因と推定されている。このようなことから、活
性酸素から皮膚を守る化粧料が開発されてきた。それら
の中で、天然物中から多くの活性酸素抑制物質が確認さ
れてきた。ゴマ油中のセサミノール、セサモール、米胚
芽中のトコフェノール、オリザノール、コーヒー豆中の
カフェー酸、ローズマリー中のカルノソール、ローズマ
リー酸、ターメリック中のクルクミン等、他に多くの植
物抽出液に活性酸素抑制作用が確認され、化粧料等に配
合されてきた。
【0003】一方、本発明に係わるホホバは、その種子
油が化粧用油剤とし広く利用されてる。しかしながら、
これまで、ホホバの葉に関しては、工業的な利用はなさ
れておらず、活性酸素消去作用を有することは知られて
いなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまで有効とされた
天然物中の単離成分は高価であったり、皮膚刺激性が強
いといった欠点があり、化粧料に配合するにあたり、価
格、刺激及び効果の点から問題を有する。他方、これま
での活性酸素抑制作用を有する植物抽出物は、効果が弱
く、十分な効果を求めるためには、多量を化粧料に配合
することが必要であり、化粧料の製品に色、匂いの面で
好ましいものを得ることができなかった。
【0005】従って、本発明の目的は、価格、刺激及び
効果の面から化粧料添加剤として優れた活性酸素抑制作
用を有する植物抽出物を配合し、活性酸素に起因する皮
膚の老化を防止する皮膚外用剤組成物を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは、広く天然界に存在する植物の抽出物
について鋭意検討を行った結果、ホホバ葉の抽出物が高
い活性酸素抑制作用を有することを見出し本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、ホホバ葉抽出物を含
有することを特徴とする活性酸素消去作用を有する皮膚
外用剤組成物を提供するものである。
【0008】以下、この発明の皮膚外用剤組成物につい
て詳述する。
【0009】この発明においては、ホホバ[Buxus
chinensis(Link1822),Simm
ondsia california(Nuttall
1844),Simmondsia chinensi
s(Schneider1907)]の葉の抽出物を必
須成分として用いる。ここで、ホホバとは、米国西南部
(アリゾナ州、カリフォルニア州)及びメキシコ北部
(ソノーラ、バハ地方)の乾燥地帯に自生する常緑性の
灌木で、雌雄異株で、樹高60cm〜180cmでなか
には3mに達するものもある。現在は、栽培化され、米
国、メキシコの他、イスラエル、オーストラリア、アル
ゼンチン等の乾燥地帯でも栽培されている。
【0010】ホホバは、これまでホホバ種子油(エステ
ル)のみが利用されてきた。アリゾナ、ソノーラ等の原
住民が、薬用や料理に利用していたといわれ、現在化粧
料の油剤として、ホホバ油及びその誘導体が利用されて
いる。
【0011】しかしながら、ホホバ葉は、これまでほと
んど全くその利用がなされてきておらず、有用性の研究
も発表されていない。
【0012】本発明の必須成分であるホホバ葉の抽出液
を用いる場合は、必要に応じ、生又は乾燥したものをそ
のまま又は粉砕したものを使用し、調製方法は特に限定
されないが、例えば、種々の適当な溶媒を用い、室温又
は加温下において抽出する方法があげられる。
【0013】具体的に抽出溶媒としては、水、メタノー
ル、エタノール等の低級一価アルコール、グリセリン、
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等
の液状多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエ
ステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、ジエチルエ
ーテル等のエーテル類、オリーブ油、ホホバ油等の植物
油等が例示され、これらの一種又は二種以上の混合溶媒
を用いることができる。これらの中で水又は水溶性溶
媒、特に水、エタノール、グリセリン、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコールの一種又は二種以
上の混合溶媒を用いることが好ましい。
【0014】抽出物は、上記のように抽出して得られた
抽出液をそのまま用いても良いが、さらに必要に応じて
濃縮、濾過等をしたものでも良い。また、抽出物を常
法、例えば、カラムクロマト法、向流分配法等により、
分画、精製して用いることもできる。特にカラムクロマ
ト法を用いることが好ましい。
【0015】抽出物は、上記のものを減圧濃縮又は凍結
乾燥した後、粉末又はペースト状に調製し、適宜製剤化
して用いることもできる。
【0016】本発明の必須成分であるホホバ葉抽出液の
含有量は、乾燥固形分に換算して好ましくは0.000
01〜5.0重量%(以下、単に「%」で示す)、特に
0.001〜0.5%がより好ましい。抽出液を使用す
る場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内
であれば、その抽出液濃度等は何ら限定されるものでは
ない。
【0017】本発明の皮膚外用剤組成物は、上記必須成
分の他、アスコルビン酸、α−トコフェノール、ローズ
マリーエキス・セージエキス・チョウジエキス等をはじ
めとする植物エキスなどの抗酸化剤を併用することによ
り活性酸素消去作用を高めることができる。
【0018】また、本発明の皮膚外用剤組成物には、化
粧料成分として一般に使用されている界面活性剤、油脂
類、多価アルコール、低級アルコール、増粘剤、紫外線
吸収剤・散乱剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、p
H調整剤、香料、色素等を適宜配合することができる。
これらの添加成分の具体例を示すと次のとおりである。
界面活性剤としては、高級脂肪酸石けん、アルキル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリ
ン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等のアニオン界
面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化
ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウ
ム、アミノアルコール脂肪酸有機シリコーン樹脂等のカ
チオン界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−
アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシイミダゾリ
ニウムベタイン等の両性界面活性剤、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン分枝アルキル
エーテル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンコレステロールエステル、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油脂肪酸エステル、グリセリンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレングリセリンアルキルエーテル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性
剤、レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニン等
の天然界面活性剤等。油脂類としては、オリーブ油、ツ
バキ油、マカデミアンナッツ油、ヒマシ油、ゴマ油、サ
フラワー油、ピーナツ油、ピスタチオ油等の植物油、ミ
ンク油、卵黄油等の動物油、ホホバ油、カルナウバロ
エ、キャンデリラロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ
類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシ
ン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭
化水素、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イ
ソステアリン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2
−オクチルドデカノール、ホホバアルコール等の高級ア
ルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸
2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、
リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類、メチルポリ
シロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコ
ーン油等。多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリグリセ
リン、グルコース、マルチトース、フルクトース、キシ
リトース、ソルビトール、マルトトリオース、エリスリ
トール等。増粘剤としては、アルギン酸ナトリウム、キ
サンタンガム、マルメロ種子抽出物、グアーガム、ロー
カストビーンガム、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲ
ン、カゼイン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー等。
【0019】紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェ
ノン誘導体、パラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ
安息香酸オクチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラ
メトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−
2−エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘
導体、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸誘導体
等。防腐剤としては、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソル
ビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステ
ル、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシ
ン、エタノール等。酸化防止剤としては、トコフェノー
ル、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジ
ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸エステル類等。キ
レート剤としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリム、クエン酸等。
【0020】さらに、抗菌、細胞賦活、保湿、皮脂分泌
抑制、消炎、血行促進、収斂、抗酸化、美白等の生理活
性作用を有する植物抽出物及びこれらの抽出分画、精製
物とを併用することもできる。
【0021】また、本発明の皮膚外用剤組成物は、一般
皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、薬
用化粧料等を包含するものである。本発明の皮膚外用剤
組成物の剤形は、可溶系、乳化系、粉末分散系等何れで
もよく、用途も、化粧水、乳液、クリーム、パック等の
基礎化粧料、ファンデーション等のメークアップ化粧料
やアイライナー、入浴剤等を問わない。
【0022】かくして得られる本発明のホホバ葉抽出物
を必須成分として含有する皮膚外用組成物は、活性酸素
消去作用に優れ、皮膚機能を亢進し、肌の皺を防止し、
きめ細やかなしっかりとした肌にする効果が高く、老化
防止用化粧料として有用である。
【0023】
【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0024】(ホホバ葉抽出物の製造例1)乾燥したホ
ホバの葉100gに50vol%エタノール溶液3kg
を加え、60℃にて8時間攪拌抽出を行い、冷後、ろ過
し、抽出物A約2800gを得る。
【0025】(ホホバ葉抽出物の製造例2)乾燥したホ
ホバの葉200gに精製水3kgを加え、80℃にて5
時間攪拌抽出する。冷後、ろ過し、抽出物B約2600
gを得る。更に、ろ過残渣に50vol%エタノール3
kgを加え、600℃にて5時間攪拌抽出する。冷後、
ろ過し、抽出物C約2800gを得る。更にろ過残渣に
95vol%エタノール3kgを加え、50℃にて5時
間攪拌抽出する。冷後、ろ過し、抽出物D約2800g
を得る。
【0026】(ホホバ葉抽出物の製造例3)上記抽出物
Bを減圧下約200gまで濃縮した後、合成吸着体ダイ
ヤイオンHP−20を充填したカラムにて処理し、水洗
浄後の10vol%エタノール溶液溶出液、15vol
%エタノール溶液溶出液及び20vol%エタノール溶
液溶出液を得る。各々の溶出液をそれぞれ50gまで減
圧濃縮し、エタノール50gを加え抽出物E,F,Gと
する。
【0027】(ホホバ葉抽出物の製造例4)乾燥したホ
ホバの葉200gに30vol%エタノール4kgを加
え、60℃にて5時間攪拌抽出する。冷後、ろ過し、得
られたろ液を200gまで減圧濃縮する。濃縮液をカラ
ムクロマト用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填し
たカラムにて処理し、10〜20vol%エタノールに
て溶出した分画を併せ、減圧濃縮後、減圧乾燥し粉末と
した抽出物H約15gを得る。
【0028】(試験例1)活性酸素消去作用SOD様活
性作用の測定 抽出物A〜HについてSOD様活性を測定した。SOD
様活性は、NBT法(XOD系と組み合わせたBeau
champsらの方法:Anal.Biochem.,
44巻、276〜287頁、1971)に従った。その
結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】(試験例2)パネルテスト 20〜39歳(平均年齢23.7歳)の女性50名を対
象として、下記の本発明皮膚外用組成物及び対照皮膚外
用組成物を、1日2回(朝、夕)連続3ケ月間顔面に塗
布、使用せしめた結果の官能評価を表2に示す。官能評
価は、潤い、きめ、皺、しみ・そばかすの4項目とし
た。また、試験に用いたホホバ葉抽出物は、製造例4に
示した抽出物Hを50%1,3−ブチレングリコール溶
液に1%(重量比)の割合で溶解したものを使用した。
また、対照は、50%1,3−ブチレングリコール溶液
を用いた。
【0031】 パネルテストに使用した皮膚外用組成物 ホホバ葉抽出物 5.0% (対照は50%1,3−ブチレングリコール溶液) グリセリン 5.0% エタノール 5.0% パラオキシ安息香酸エステル 0.2% 精製水 84.8%
【0032】表2より明らかなように、本発明の皮膚外
用組成物は高い有効性を示し、その効果は本発明のホホ
バ葉抽出物に由来するものであることが明らかとなっ
た。
【0033】
【表2】
【0034】(試験例3)パッチテスト 20歳〜51歳(平均年齢27.1歳)までの男性29
名、女性31名からなる健常人60名のボランティアを
用いた。被験物質は、先の製造例1の抽出物A及びパネ
ルテストで使用した抽出物を用い、対照として50%
1,3−ブチレングリコール溶液及び生理食塩水を使用
した。試験は、24時間閉塞塗布試験を行った。人体貼
付試験用フィンチャンバー(直径11mm、大正製薬)
を使用し、被験物質をそれぞれ0.1mL塗布した後、
直ちに被験者の背部に貼付し、24時間放置した。そし
て24時間後にフィンチャンバーを除去して、30分後
及び翌日(48時間後)に判定基準に従って皮膚反応を
観察した。
【0035】判定基準は、本邦パッチテスト研究会の判
定基準に従った。 無反応 ・・・・・ (−) 僅かな紅斑 ・・・・・ (±) 明らかな紅斑 ・・・・・ (+) 紅斑+腫脹 ・・・・・ (++) 紅斑+腫脹+丘疹または小水泡 ・・・・・ (+++) 大水泡 ・・・・・ (++++)
【0036】試験結果を表3に示す。陽性反応(+以
上)を示した例は認められなかった。なお、僅かな紅斑
(±)を生じた例は各検体群において、50%1,3−
ブチレングリコール溶液や生理食塩水使用例とほぼ同程
度の頻度であった。従って、皮膚刺激性は低いものと考
えられ、皮膚外用剤に配合するにあたってその安全性の
面で問題のないものであることが明らかとなった。
【0037】
【表3】
【0038】(実施例1)クリーム 下記の成分(1)〜(10)、これとは別に下記成分
(11)〜(15)を75℃に加温溶解しそれぞれA液
及びB液とする。A液にB液を加えて乳化し、攪拌しな
がら50℃まで冷却し、成分(16)を加え、クリーム
を調製した。 (成分) (重量%) (1)ホホバ油 3.0% (2)スクワラン 2.0% (3)メチルポリシロキサン 0.5% (4)ステアリルアルコール 0.5% (5)セチルアルコール 0.5% (6)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 12.5% (7)モノステアリン酸グリセリル 5.0% (8)モノステアリン酸ジグリセリル 1.5% (9)モノステアリン酸デカグリセリル 3.0% (10)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1% (11)キサンタンガム 0.1% (12)ホホバ葉抽出物A(製造例1) 2.5% (13)1,3−ブチレングリコール 2.5% (14)パラオキシ安息香酸メチル 0.2% (15)精製水 66.0% (16)香料 0.1%
【0039】(実施例2)化粧水下記成分(5)〜
(8)を混合溶解させてA液とし、これとは別に下記成
分(1)〜(4)及び(9)を混合溶解させて(B)液
とし、A液とB液を均一に混合し、化粧水を得た。 (成分) (重量%) (1)マルメロ種子エキス 8.0% (2)グリセリン 3.0% (3)1,3−ブチレングリコール 5.0% (4)ホホバ葉抽出物E(製造例3) 2.0% (5)ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸エステル 1.2% (6)エチルアルコール 5.0% (7)防腐剤 0.2% (8)香料 0.1% (9)精製水 75.5%
【0040】(実施例3)乳液下記成分(1)〜(1
0)、これとは別に下記成分(11)〜(14)及び
(16)を75℃で加熱溶解させてそれぞれA液及びB
液とし、A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50
℃まで冷却し、成分(15)を加え、乳液を調製した。 (成分) (重量%) (1)ホホバ油 1.0% (2)スクワラン 2.0% (3)ベヘニルアルコール 1.0% (4)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 2.0% (5)テトラグリセリン縮合リシノレイン酸 0.1% (6)モノオレイン酸プロピレングリコール 0.5% (7)モノステアリン酸グリセリル 1.0% (8)モノミリスチン酸ヘキサグリセリル 1.0% (9)モノミリスチン酸デカグリセリル 0.5% (10)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1% (11)マルメロ種子エキス 5.0% (12)ホホバ葉抽出物C(製造例2) 3.0% (13)1,3−ブチレングリコール 3.0% (14)パラオキシ安息香酸メチル 0.1% (15)香料 0.1% (16)精製水 79.6%
【0041】(実施例4)クレンジングジェル 下記成分(1)〜(3)、これとは別に下記成分(4)
〜(6)及び(8)を70℃に加熱溶解させてそれぞれ
A液及びB液とし、A液にB液を加えて均一になるまで
攪拌する。攪拌しながら、50℃まで冷却し、成分
(7)を加えてクレンジングジェルを調製した。 (成分) (重量%) (1)モノミリスチン酸ヘキサグリセリル 20.0% (2)流動パラフィン 59.7% (3)パラオキシ安息香酸エステル 0.3% (4)ホホバ葉抽出物B(製造例2) 5.0% (5)濃グリセリン 5.0% (6)ソルビトール 5.0% (7)香料 0.1% (8)精製水 4.9%
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のホホバ葉
抽出物は、優れた活性酸素抑制作用を示し、これを含有
する皮膚外用組成物は、肌の老化の原因となる活性酸素
の生成を抑制し、また、安全性にも優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 C Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AA122 AC022 AC072 AC122 AC422 AC482 AD152 AD352 CC04 CC05 DD31 EE12 EE13 4C088 AB12 AC05 BA08 MA63 NA14 ZA89

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホホバ[Buxus chinensi
    s(Link 1822),Simmondsia c
    alifornia(Nuttall 1844),S
    immondsia chinensis(Schne
    ider 1907)]の葉の抽出物を必須成分とする
    皮膚外用剤組成物。
  2. 【請求項2】皮膚外用剤組成物が活性酸素消去作用を有
    する化粧料である請求項1記載皮膚外用剤組成物。
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