JP2000153915A - クロスコンベヤ装置及びプレス成形ライン - Google Patents

クロスコンベヤ装置及びプレス成形ライン

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JP2000153915A
JP2000153915A JP10327124A JP32712498A JP2000153915A JP 2000153915 A JP2000153915 A JP 2000153915A JP 10327124 A JP10327124 A JP 10327124A JP 32712498 A JP32712498 A JP 32712498A JP 2000153915 A JP2000153915 A JP 2000153915A
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conveyor
slat
work
belt
slats
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Takeshi Tazo
健 田雑
Yasuyuki Sasaki
康之 佐々木
Hiroyuki Shinoda
裕幸 信田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 クロスコンベヤ装置1は、2列のタイミ
ングベルト11,11に所定ピッチでスラット12を渡
し、タイミングベルト11,11を駆動プーリ13,1
3で周回運動させるスラットコンベヤ機構10と、スラ
ット12の間隙より狭幅で、且つコンベヤ長が2列のタ
イミングベルト11,11の内のりより小さなベルトコ
ンベヤ21を複数列備え、これらのベルトコンベヤ21
をスラット12より上及び下へ上下させるようにしたベ
ルトコンベヤ機構20とからなる。 【効果】 ベルトコンベヤがワークを受け取った後、下
降して、スラット上にワークを載せる。このスラット自
身が水平移動するので、ワークの下面の凹凸がスラット
に当ることはなく、ワークの変形、傷、上下動や横移動
を生じない。従って、ワークを直角方向へ安定して搬送
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロスコンベヤ装置
及びこのクロスコンベヤ装置を含むプレス成形ラインに
関する。
【0002】
【従来の技術】プレス成形ラインのクロスコンベヤ装置
には、例えば、特開平6−345254号公報「物品振
り分け装置」がある。この物品振り分け装置は、同公報
の図3によれば、装置71の搬路はF形で、プレスマシ
ン72に接続する検査コンベア74a,74bと、この
検査コンベア74a,74bの下流に設けた上下振り分
けコンベア75a,75bと、この上下振り分けコンベ
ア75a,75bの下流に設けた90度変換コンベア8
1a,81bと、90度変換コンベア81a,81bに
直角に連なる中間コンベア84,87とを有する。同公
報では、90度変換コンベア(以下「クロスコンベヤ」
と呼称する。)81a,81bの構成について詳細に記
載されていないので次図で、クロスコンベヤの一例を説
明する。
【0003】図9は従来のクロスコンベヤの一例を説明
する要部斜視図である。図の理解を容易にするために、
ベルトコンベヤ101を上方に記載したが、正しくは、
このベルトコンベヤ101は仮想線で示す位置にある。
即ち、クロスコンベヤ100は、白抜き矢印xの通りに
ワークを搬送するベルトコンベヤ101と、白抜き矢印
yの通りにワークを搬送するローラコンベヤ102と、
ベルトコンベヤ101を全体的に昇降させるベルトコン
ベヤ昇降機構(図示せず)とからなる。
【0004】なお、ローラコンベヤ102は、複数本の
ローラ103・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)を所
定ピッチで並べたローラテーブルである。ベルトコンベ
ヤ101は、隣り合うローラ103,103の間を通過
し得る程度に細い幅のベルト104・・・をプーリ105・
・・に掛け渡し、一方のプーリ105を駆動軸106を介
して正逆転させることで、周回運動をするものである。
【0005】クロスコンベヤ100はワークを次のよう
に運ぶ。まず、ベルトコンベヤ101の駆動軸106を
矢印aの如く回転させ、ベルト104・・・を矢印b,b
の如く駆動し、ワークを矢印xの方向から受け取る。次
に、ベルトコンベヤ101を矢印eの如く下降させ、ロ
ーラコンベヤ102にワークを載せる。最後に、ローラ
コンベヤ102で、白抜き矢印yの方向へ運ぶ。このよ
うに、クロスコンベヤ100はワークを直角方向へ搬送
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10(a),(b)
は従来のクロスコンベヤの課題を説明する説明図であ
る。(a)は、ワーク107がベルトコンベヤ101に
載っている状態を示す。次に、ベルトコンベヤ101を
矢印eの如く下降させる。
【0007】(b)は、ワーク107がローラコンベヤ
102に載り移った状態を示す。ローラ103・・・を矢
印fの如く駆動することで、ワーク107を白抜き矢印
dの通りに図右へ移送する。このとき、ワーク107の
端部109がローラ103に当るため、衝突音が発生し
たり、搬送不能になることがある。
【0008】特に、車両ボディのプレス成形ラインにお
いては、プレス品は凹凸を含み、凸部がローラ103に
当るため、衝突音の発生が顕著となり、滑らかに搬送で
きず、ワーク(プレス品)が回転することもあり、種々
の不具合が予想される。
【0009】そこで、本発明の目的は、凹凸を含むプレ
ス品などのワークを円滑に搬送することのできるクロス
コンベヤ装置及びこのクロスコンベヤ装置を含むプレス
成形ラインを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、2列の環状搬送体に所定ピッチでスラッ
トを渡し、環状搬送体を駆動プーリで回転させるスラッ
トコンベヤ機構と、スラットのピッチからスラットの幅
を差引いた内寸法よりコンベヤの幅が狭く、且つ2列の
環状搬送体の間隔から環状搬送体の幅を差引いた内のり
より小さなコンベヤ長のベルトコンベヤをスラットのピ
ッチと同じピッチで複数列備え、これらのベルトコンベ
ヤをスラットの上面レベルより上及び下へ昇降機構で上
下させるようにしたベルトコンベヤ機構と、からなるク
ロスコンベヤ装置を構成する。
【0011】ベルトコンベヤ機構をスラットの上面レベ
ルより上へ上昇させ、ベルトコンベヤでワークを受け取
る。次に、ベルトコンベヤ機構を下降させ、スラットと
スラットとの間からベルトコンベヤを抜くように垂直下
方に下げて、スラット上にワークを載せる。スラットコ
ンベヤ機構によってワークをベルトコンベヤに対して直
角方向に搬送する。その際、スラット自身が水平移動す
るので、ワークの下面の凹凸が他のスラットに当ること
はない。
【0012】請求項2は、請求項1記載のクロスコンベ
ヤ装置をプレスマシンのワーク移送コンベヤの出口に接
続したプレス成形ラインにおいて、移送コンベヤの搬送
方向に、ベルトコンベヤ機構の搬送方向を合致させるこ
とで、スラットコンベヤ機構を移送コンベヤに対して直
交配置したことを特徴とする。
【0013】ベルトコンベヤ機構でプレスマシン側の移
送コンベヤの出口からワークを受け取り、ベルトコンベ
ヤ機構が下降することで、スラットコンベヤ機構にワー
クを載せる。プレス成形ラインにスラットコンベヤ機構
を用いると、ワークを載せたスラット自身が水平移動す
るので、ワークの下面の凹凸がスラットに当ることはな
く、ワークがプレス成形ライン上に停滞しない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。本発明に係るクロスコンベヤ装置の構成は
図2以降で説明するが、理解を容易にするために、クロ
スコンベヤ装置の作動原理を先に説明する。
【0015】図1は本発明に係るクロスコンベヤ装置の
分解斜視図であり、クロスコンベヤ装置1は、2列の環
状搬送体であるタイミングベルト11,11に所定ピッ
チP1でスラット12・・・を渡し、タイミングベルト1
1,11を駆動プーリ13,13で回転させるスラット
コンベヤ機構10と、スラット12のピッチP1からス
ラット12の幅SWを差引いた内寸法SIよりベルトコ
ンベヤ21の幅CWが狭く、且つ2列のタイミングベル
ト11,11の間隔L1からタイミングベルト11の幅
TWを差引いた内のりL2より小さなコンベヤ長L3の
ベルトコンベヤ21をスラット12のピッチP1と同じ
ピッチP2で複数列備え、これらのベルトコンベヤ21
をスラット12の上面レベルSより上及び下へ昇降機構
(図示せず)で上下させるようにしたベルトコンベヤ機
構20と、からなる。この図では、ベルトコンベヤ機構
20を上方に記載したが、正しくは、このベルトコンベ
ヤ機構20を仮想線で示すようにスラットコンベヤ機
構10の内部に配置する。
【0016】図2は本発明に係るクロスコンベヤ装置の
平面図であり、ベルトコンベヤ21をスラット12,1
2の内寸法SI内で、且つタイミングベルト11の内の
りL2内に配置したことを示す。プレス成形ライン23
は、クロスコンベヤ装置1をプレスマシンのワーク移送
コンベヤ24,24の出口に接続したもので、移送コン
ベヤ24,24の搬送方向gに、ベルトコンベヤ機構2
0の搬送方向hを合致させ、スラットコンベヤ機構10
を移送コンベヤ24,24に対して直交配置したもので
ある。25は中間コンベヤ、27は架台である。
【0017】図3は本発明に係るクロスコンベヤ装置の
斜視図であり、図右下に示すXは移送コンベヤ24の搬
送方向、YはXに直交する軸、ZはX,Yに直交する鉛
直軸である。スラットコンベヤ機構10は、2列のタイ
ミングベルト11,11と、これらのタイミングベルト
11,11に所定ピッチで渡したスラット12・・・と、
タイミングベルト11を掛ける駆動プーリ13,13及
び従動プーリ14・・・(他の14は図1参照)と、駆動
プーリ13を取付ける駆動軸15及びスラット駆動用モ
ータ16とからなる。17・・・は車、18は軌道部材、
19はサイドガイドである。
【0018】なお、タイミングベルト11には、張力調
整機構(図示していない)により、適当な張力を与え
る。環状搬送体はタイミングベルトに限らず、例えばチ
ェーンとスプロケットの組合せでもよく、また、タイミ
ングベルトの材質もゴムに限定しない。本図では、ベル
トコンベヤ機構20は、上昇限で移送コンベヤ24,2
4と同じ高さにある。
【0019】図4は本発明に係るベルトコンベヤ機構の
要部斜視図であり、ベルトコンベヤ機構20が、昇降用
モータ31、ねじ32、水平ラック33、第1ピニオン
34、第2ピニオン35、垂直ラック36及び昇降フレ
ーム37からなる昇降機構30に、フレーム41,41
を介してベルトコンベヤ21を取付けたものであること
を示す。
【0020】モータ31を回転することにより、水平ラ
ック33を前進又は後退させ、第1・第2ピニオン3
4,35を正転又は逆転させ、垂直ラック36を上下さ
せる。これで昇降フレーム37及びフレーム41,41
を介してベルトコンベヤ21を昇降させることができ
る。
【0021】ベルトコンベヤ21は、フレーム41,4
1間にローラ42・・・を回転可能に設け、これらのロー
ラ42・・・にベルト43を掛け渡し、このベルト43
を、モータ44、減速機45、シャフト46、ギァセッ
ト47,48及びプーリ49で正・逆転させることがで
きるコンベヤである。51はガイド、52はガイド受け
である。
【0022】図5は図2の5−5線断面図であり、タイ
ミングベルト11は、タイミングベルトと同様の山61
・・・と谷62・・・を備えたものであり、これらの山61・・
・と谷62・・・に合う谷63・・・山64・・・を備えた駆動プ
ーリ13を駆動輪とすることで、スリップすることなく
タイミングベルト11を正・逆転させることができる構
造にしたことを示す。
【0023】そして、スラット12は、本例では、図面
表裏方向に延びるチャンネル71(ウェブ72を上にし
た。)に樹脂層73を被せ、チャンネル71をピース7
4を介してボルト75及びナット76でタイミングベル
ト11に固定した構造のものを採用した。
【0024】図6は図2の6−6線断面図であり、駆動
プーリ13に溝77を設け、この溝77にナット76を
収納することで、ナット76と駆動プーリ13との干渉
を避けるようにしたことを示す。
【0025】また、架台27に帯状の受け板81及び押
え板82を取付け、この受け板81と押え板82とでV
溝83を形成する。チャンネル71の両端(右端は省
略)に支持片84を溶接し、この支持片84に車17を
取付け、V溝83に載せて走行させることにした。これ
で、スラット12に下向きの負荷が掛っても、スラット
12が沈む心配はない。
【0026】以上に述べたクロスコンベヤ装置の作用を
次に説明する。図7(a),(b)は本発明に係るクロ
スコンベヤ装置の第1作用図である。(a)は、X軸方
向にワークWを搬送する状態を示す。ベルトコンベヤ2
1は昇降機構30及びフレーム41によって、スラット
12の上面レベルS(▽印部)より上に距離Z1の受け
取り位置(上昇限)で待機する。また、ベルト駆動用モ
ータ44で14本のベルト43は矢印方向に周回運動
する。
【0027】X軸方向の搬送の要領は次の通りである。
まず、プレスマシンで成形したワークWを移送コンベヤ
24に載せる。移送コンベヤ24はベルトが矢印の方
向に周回運動しつつ、ワークWを下流へ運搬する。次
に、下流のベルトコンベヤ機構20はワークWを引き取
り、仮想線で示すようにX軸方向に運び、単品又は複
数、受け取る。その際、サイドガイド19がワークWを
受け止め、ワークWの落下を防止する。ワークWが所定
数に達すると、数量検出手段(図示していない)が信号
を出力し、ベルト駆動用モータ44は停止する。
【0028】ベルト駆動用モータ44が停止した後、こ
の停止信号で昇降用モータ31が始動すると、ねじ32
を介して水平ラック33が矢印方向にスライドするの
で、第2ピニオン35が矢印方向に回転し、垂直ラッ
ク36がZ軸方向下方に移動する。この垂直ラック36
の移動で昇降フレーム37はガイド51で案内されつつ
矢印の如く下降し、ベルトコンベヤ21の上面をスラ
ット12の上面レベルSより下へ下げる。
【0029】(b)は、Z軸方向の搬送を示す。ベルト
コンベヤ21はスラット12の上面レベルSより下に距
離Z2の位置に至り、下限位置検出手段(図示していな
い)の信号でモータ31は停止する。その際、スラット
コンベヤ機構10の上面にワークWを実線で示すように
残し、載置する。
【0030】図8は本発明に係るクロスコンベヤ装置の
第2作用図であり、Y軸方向の搬送を示す。ベルトコン
ベヤ機構20の下限位置検出信号によりスラット駆動用
モータ16が始動し、駆動プーリ13が回転すると、タ
イミングベルト11が周回運動し、スラット12・・・は
Y軸方向に矢印,の如く水平移動する。スラット1
2a,12cが水平移動でワークWを載置位置Aから終
端Bまで仮想線で示すように搬送するので、ワークWの
下面の凹凸がスラット12b及び他のスラット12に当
ることはなく、大きな上下動、横移動、引っ掛かりや停
滞が起きない。
【0031】Y軸方向の中間コンベヤ25にワークWを
全部渡し、スラット12・・・上にワークWがなくなる
と、スラットコンベヤ機構10のモータ16は停止す
る。このモータ16の制御方法の一例を説明すると、ま
ず、ワーク有無検出手段(図示していない)がスラット
12・・・上のワークWの有無を確認し、無ければ信号を
出力する。次に、この信号を受けたスラット位置検出手
段(図示していない)は、スラット12・・・が所定位置
にあるか検知し、所定位置であれば信号を出力してモー
タ16を停止させる。このように制御することで、スラ
ット12・・・は所定位置で静止し、待機するから、ベル
トコンベヤ21が上下に昇降する際に、スラット12と
干渉することはなく、スラット12,12の内寸法SI
より幅CWの狭いベルトコンベヤ21を昇降機構で上下
できる。
【0032】こうして、1サイクルが完了し、スラット
コンベヤ機構10が待機状態にはいると、ベルトコンベ
ヤ機構20が上昇し、上昇限の受け取り位置で再びワー
クWを受け取り、2サイクル目を同様に開始する。この
サイクルを続けることで、プレス成形ライン23はプレ
スマシンから下流へワークWを搬送する。
【0033】プレス成形ライン23の移送コンベヤにク
ロスコンベヤ装置1を接続すると、スラットコンベヤ機
構10のスラット12a,12cが水平移動でワークW
を載置位置Aから終端Bまで仮想線に示すように搬送す
るので、ワークWの下面の凹凸がスラット12b及び他
のスラット12に当ることはなく、Y軸方向へ安定して
運べる。プレス成形ライン23はラインのコーナ部にク
ロスコンベヤ装置1を配置したので、ワークをX軸方向
(図3参照)からY軸方向へ、停滞なく直角に搬送でき
る。
【0034】尚、本発明の実施の形態に示したスラット
コンベヤ機構10はタイミングベルト11を両端に2本
配置したものであるが、タイミングベルト11を1本の
み中央に配置するこも可能であり、この中央のタイミン
グベルトの両側にベルトコンベヤを配置し、昇降させる
ことも可能である。また、ベルトコンベヤ機構20のベ
ルトコンベヤ21の数は14台に限定するものではな
く、増減及び配置の仕方(例えば、1個置きに配置)は
任意である。さらに、図4の昇降機構30は一例であ
り、昇降機構30はこれに限らない。例えば、ボールね
じユニットで直接上下したり、油空圧シリンダ、リンク
機構、ねじ機構等に替えてもよい。また、ガイドの種類
も任意である。図3でプレス成形ライン23内にクロス
コンベヤ装置1を接続したが、クロスコンベヤ装置1は
プレス成形ラインに限定するものではなく、各種の運搬
装置に使用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、ベルトコンベヤ機構をスラットの
上面レベルより上へ上昇させ、ベルトコンベヤでワーク
を受け取る。次に、ベルトコンベヤ機構を下降させ、ス
ラットとスラットとの間からベルトコンベヤを抜くよう
に垂直下方に下げて、スラット上にワークを載せる。ス
ラットコンベヤ機構によってワークをベルトコンベヤに
対して直角方向に搬送する。その際、スラット自身が水
平移動するので、ワークの下面の凹凸が他のスラットに
当ることはない。その結果、上下動や横移動を起こさ
ず、また、ワークに変形や傷を与えることがない。従っ
て、ワークを直角方向へ高速で搬送できるとともに、安
定した搬送を行うことができる。同時に、停滞のない搬
送を繰り返し続けることができる。
【0036】請求項2では、ベルトコンベヤ機構でプレ
スマシン側の移送コンベヤからワークを受け取り、ベル
トコンベヤ機構が下降することで、スラットコンベヤ機
構にワークを載せる。プレス成形ラインにスラットコン
ベヤ機構を用いると、ワークを載せたスラット自身が水
平移動するので、ワークの下面の凹凸が他のスラットに
当ることはなく、ワークがプレス成形ライン上に停滞し
ない。その結果、プレス成形ラインを停止したり、減速
したりすることがなく、ライン全体の速度を上げて、プ
レスマシンの生産効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロスコンベヤ装置の分解斜視図
【図2】本発明に係るクロスコンベヤ装置の平面図
【図3】本発明に係るクロスコンベヤ装置の斜視図
【図4】本発明に係るベルトコンベヤ機構の要部斜視図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】本発明に係るクロスコンベヤ装置の第1作用図
【図8】本発明に係るクロスコンベヤ装置の第2作用図
【図9】従来のクロスコンベヤの一例を説明する要部斜
視図
【図10】従来のクロスコンベヤの課題を説明する説明
【符号の説明】
1…クロスコンベヤ装置、10…スラットコンベヤ機
構、11…環状搬送体(タイミングベルト)、12…ス
ラット、13…駆動プーリ、20…ベルトコンベヤ機
構、21…ベルトコンベヤ、23…プレス成形ライン、
24…移送コンベヤ、30…昇降機構、CW…ベルトコ
ンベヤの幅、g…移送コンベヤの搬送方向、h…ベルト
コンベヤ機構の搬送方向、L1…環状搬送体の間隔(タ
イミングベルトの間隔)、L2…内のり、L3…コンベ
ヤ長、P1…スラットの所定ピッチ、P2…ベルトコン
ベヤの所定ピッチ、S…上面レベル、SI…内寸法、S
W…スラットの幅、TW…環状搬送体の幅(タイミング
ベルトの幅)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信田 裕幸 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F016 AA01 BA02 BA05 CC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2列の環状搬送体に所定ピッチでスラッ
    トを渡し、前記環状搬送体を駆動プーリで回転させるス
    ラットコンベヤ機構と、 スラットのピッチからスラットの幅を差引いた内寸法よ
    りコンベヤの幅が狭く、且つ前記2列の環状搬送体の間
    隔から環状搬送体の幅を差引いた内のりより小さなコン
    ベヤ長のベルトコンベヤをスラットのピッチと同じピッ
    チで複数列備え、これらのベルトコンベヤを前記スラッ
    トの上面レベルより上及び下へ昇降機構で上下させるよ
    うにしたベルトコンベヤ機構と、からなるクロスコンベ
    ヤ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクロスコンベヤ装置をプ
    レスマシンのワーク移送コンベヤの出口に接続したプレ
    ス成形ラインにおいて、 移送コンベヤの搬送方向に、前記ベルトコンベヤ機構の
    搬送方向を合致させることで、スラットコンベヤ機構を
    移送コンベヤに対して直交配置したことを特徴とするプ
    レス成形ライン。
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