JP2000153770A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2000153770A
JP2000153770A JP32966298A JP32966298A JP2000153770A JP 2000153770 A JP2000153770 A JP 2000153770A JP 32966298 A JP32966298 A JP 32966298A JP 32966298 A JP32966298 A JP 32966298A JP 2000153770 A JP2000153770 A JP 2000153770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
drive
control device
electric power
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32966298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581583B2 (ja
Inventor
Yuji Takatsuka
有史 高塚
Tadayuki Saga
忠幸 佐賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP32966298A priority Critical patent/JP3581583B2/ja
Publication of JP2000153770A publication Critical patent/JP2000153770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581583B2 publication Critical patent/JP3581583B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイン制御装置の故障等によりインタロック
が作動した場合に、インタロックを解除しても、再び禁
止領域内に入ってしまい、ハンチング現象が生じる場合
があった。 【解決手段】 駆動禁止判定手段は、禁止領域を設定す
ると共に、モータの駆動状態が該禁止領域にあるか否か
を判定し、ラッチ手段は、駆動禁止判定手段によりモー
タの駆動状態が禁止領域内にあると判定されると、第1
の判定結果を保持すると共に、メイン制御装置がモータ
駆動信号を出力しなくなるまで、第1の判定結果を保持
し、モータ駆動手段は、ラッチ手段が第1の判定結果を
保持しているときは、モータ駆動を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インタロック機
能の誤動作が生じにくい電動パワーステアリングに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の電動パワーステアリン
グ装置の構成を概念的に示すブロック図である。図15
に示すように、従来の電動パワーステアリング装置は、
操舵トルクセンサ1、メイン制御装置2、サブ制御装置
3、モータ駆動回路4、モータ電流検出回路5およびモ
ータ6を備える。
【0003】図15に示すように、操舵トルクセンサ1
は、メイン制御装置2およびサブ制御装置3の入力端に
接続されている。また、メイン制御装置2およびサブ制
御装置3の出力端は、モータ駆動回路4に接続されてお
り、モータ駆動回路4にはモータ6が接続されている。
さらに、モータ駆動回路4には、モータ6に供給される
電流を検出するためのモータ電流検出回路5が接続され
ており、モータ電流検出回路5の出力端は、メイン制御
装置2およびサブ制御装置3にそれぞれ接続されてい
る。
【0004】このような電動パワーステアリング装置
は、操舵トルクセンサ1で検出された操舵トルクTがメ
イン制御装置2に送信され、メイン制御装置2が操舵ト
ルクTに基づいてモータ駆動回路4を介して、モータ6
を駆動することにより、運転者の操舵力をアシストする
仕組みになっている。
【0005】操舵トルクセンサ1は、図示しないステア
リング装置に接続されており、ステアリングホイールに
入力される運転者の操舵トルクを検出して電圧値(操舵
トルク信号)として出力するセンサである。図16は、
操舵トルクセンサによって検出される操舵トルクと、操
舵トルクセンサが出力する操舵トルク信号との関係を示
す特性図である。
【0006】操舵トルクセンサ1の中立位置が正常な場
合(即ち、ずれがない場合)は、図16における実線で
示すような特性が得られ、操舵トルクTが0(kgf・
m)の場合において、操舵トルクセンサ1が出力する操
舵トルク信号の値は2.5(V)となる。操舵トルク信
号は、ステアリングホイールを右に操舵するトルクが増
大すれば、その値が大きくなり(最大値5V)、ステア
リングホイールを左に操舵するトルクが増大すれば、そ
の値が小さくなる(最小値0V)ものである。
【0007】また、サブ制御装置3は、メイン制御装置
2の故障を監視するために備えられているものであり、
インタロック機能を備える。このようなインタロック機
能は、メイン制御装置2によるモータ6の駆動状態に異
常(ノイズによる異常、故障による異常等)が生じた場
合においても、危険な状態を回避するために備えられて
いるものであり、例えば、モータ6の駆動状態が図16
に示す禁止領域内に入ると、インタロックを作動して、
モータ6の駆動を禁止するものである。このように、従
来の電動パワーステアリング装置は、インタロック機能
を備えており、モータ6の駆動状況が異常な状態になら
ないように設計されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電動パワーステアリング装置では、モータ6の駆動状態
が禁止領域に入ると、インタロックが作動してモータ電
流が遮断される。モータ電流が遮断されると、モータ6
の駆動状態は禁止領域から脱出するので、サブ制御装置
3は、インタロックを解除する。
【0009】しかし、インタロックが作動した原因が、
メイン制御装置2の故障等である場合は、インタロック
を解除しても、モータ6の駆動状態が再び禁止領域内に
入ってしまい、インタロックが再び作動することによ
り、ハンチング現象が生じるという課題があった。
【0010】従って、本発明の目的は、インタロックの
誤動作を抑制することにより、高度の安全性を確保した
電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の電動パワース
テアリング装置は、ステアリングホイールに入力される
操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、操舵トル
ク検出手段により検出される操舵トルクに基づき、モー
タを駆動制御するメイン制御装置と、メイン制御装置を
監視するサブ制御装置と、メイン制御装置およびサブ制
御装置の出力に基づき、モータを駆動するモータ駆動手
段とを備え、サブ制御装置は、モータの駆動状態を判定
する駆動禁止判定手段と、駆動禁止判定手段の第1の判
定結果を保持するラッチ手段とを有し、駆動禁止判定手
段は、操舵トルクに対するモータ電流の特性においてモ
ータ電流の通流を禁止する禁止領域を設定すると共に、
モータの駆動状態が該禁止領域にあるか否かを判定し、
ラッチ手段は、駆動禁止判定手段によりモータの駆動状
態が禁止領域内にあると判定されると、第1の判定結果
を保持すると共に、メイン制御装置がモータ駆動信号を
出力しなくなるまで、第1の判定結果を保持し、モータ
駆動手段は、ラッチ手段が第1の判定結果を保持してい
るときは、モータの駆動を禁止することを特徴とする。
【0012】また、前記駆動禁止判定手段により、モー
タの駆動状態が禁止領域内にあると判定されている時間
をカウントする第1カウンタをさらに備え、第1カウン
タがカウントする時間が第1の時間を超えると、駆動禁
止判定手段の判定結果をラッチ手段に伝達するが、第1
カウンタがカウントする時間が第1の時間に満たない
と、駆動禁止判定手段の判定結果をラッチ手段に伝達し
ないことを特徴とする。
【0013】また、前記モータ駆動手段への電流供給を
遮断するための電流遮断手段と、ラッチ手段に第1の判
定結果が保持されている時間をカウントする第2カウン
タとをさらに備え、第2カウンタがカウントする時間が
第2の時間を超えると、電流遮断手段を作動させること
により、モータへの電流供給を遮断するが、第2カウン
タがカウントする時間が第2の時間に満たないと、電流
遮断手段を作動させないことを特徴とする。
【0014】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クのみに基づいて、禁止領域を設定することを特徴とす
る。
【0015】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クおよびモータ電流に基づいて、モータ駆動禁止領域を
設定することを特徴とする。
【0016】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クおよび車速に基づいて、モータ駆動禁止領域を設定す
ることを特徴とする。
【0017】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
ク、モータ電流および車速に基づいて、モータ駆動禁止
領域を設定することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置の構
成を概略的に示す図である。図1において、この発明の
実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置は、操
舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ1、メイン
制御装置20、サブ制御装置30、モータ駆動手段とし
てのモータ駆動回路4、モータ電流検出回路5およびモ
ータ6を備える。
【0019】図1に示すように、メイン制御装置20
は、目標電流決定部21およびモータ電流制御部22を
備える。目標電流決定部21は、操舵トルクセンサ1か
ら送信される操舵トルク信号の値に応じ、モータ6に供
給すべき電流の目標値を決定するものである。
【0020】また、モータ電流制御部22は、モータ電
流演算部22a、論理ゲート22b、22cおよび22
dから構成される。モータ電流演算部22aは、目標電
流決定部21から送信される目標電流値IMTに基づ
き、左右どちらの操舵をアシストするのかを判定し、左
操舵の場合は、出力DL1をHレベルに設定し、右操舵
の場合は、出力DR1をHレベルに設定する。また、モ
ータ電流演算部22aは、目標電流IMTと、モータ電
流検出回路5から送信されるモータ電流IMDとの偏差
に基づき、モータ6に供給するPWM信号のデューティ
ー比を決定し、これをPWM1として出力する。
【0021】2入力1出力型の論理ゲート22b、22
cおよび22dは、モータ電流演算部22aの出力PW
M1,DL1およびDR1がそれぞれ入力されるように
配設されており、メイン制御装置20が正常な場合は、
ANDゲートとして機能する。また、論理ゲート22
b、22cおよび22dの他の入力端には、後述するサ
ブ制御装置30の出力ILが入力されるようになってお
り、その出力端は、モータ駆動回路4に接続されてい
る。なお、論理ゲート22b、22cおよび22dは、
メイン制御装置20に異常が生じると、正常に機能しな
くなり(即ちANDゲートとして機能しなくなり)、例
えば、ORゲートとして機能したり、DL1とDL2が
短絡して接続されることがありうる。
【0022】サブ制御装置30は、駆動禁止判定手段と
してのモータ駆動禁止判定部31、ORゲート32a、
ラッチ手段としてのフリップフロップ(以下FFと記
す)32bおよびインバータ32cを備える。モータ駆
動禁止判定部31は、操舵トルクに対するモータ電流の
特性においてモータ電流の通流を禁止する領域(図16
斜線部参照)を設定すると共に、後述するモータ電流検
出回路5から送信されるモータ電流IMDと、操舵トル
クセンサ1から送信される操舵トルク信号とに基づき、
モータ6の駆動状態が禁止領域に入っていないかどうか
を判定するものである。このようなモータ駆動禁止判定
部31の出力端には、FF32bおよびインバータ32
cが直列接続されている。
【0023】論理ゲート22cおよび22dの出力端
は、ORゲート32aの入力端に接続されている。ま
た、モータ駆動禁止判定部31およびORゲート32a
の出力端は、FF32bの入力端に接続されており、F
F32bの出力端は、インバータ32cを介し、モータ
駆動回路4に接続されている。FF32bは、モータ駆
動禁止判定部31からHレベルのFlag1を受信する
と、このHレベルを保持するものであり、一旦、Hレベ
ルの信号を保持すると、ORゲート32aからLレベル
の信号を受信するまで、Lレベルにクリヤされることの
ないFFである。
【0024】また、モータ駆動回路4は、図示しない4
つのFETで構成されるブリッジ回路を内蔵したモータ
駆動部4a、ANDゲート4b、4cおよび4dを備え
る。このような構造のモータ駆動回路4は、ANDゲー
ト4cの出力(DL3)がHレベル(同時にDR3はL
レベル)になれば、ANDゲート4aを通じて、左操舵
をアシストするようにモータ6をPWM駆動し、AND
ゲート4dの出力(DR3)がHレベルになれば、右操
舵をアシストするようにモータ6をPWM駆動するよう
になっている。また、モータ電流検出回路5は、モータ
6に供給されるモータ電流IMDを常時検出しており、
モータ電流IMDを表す信号は、上述したように、モー
タ電流演算部22aおよびモータ駆動禁止判定部31に
送信される。
【0025】次に動作について説明する。図2および図
3は、この発明の実施の形態1に係る電動パワーステア
リング装置の制御内容を表すフローチャートである。図
4は、操舵トルクに対するモータ電流の特性を示す図で
ある。
【0026】図2に示すように、まず、ステップ20で
は、操舵トルクセンサ1から操舵トルクTが入力され
る。続いてステップ21では、操舵トルクTに基づき、
モータの駆動方向および目標電流IMTを決定する。目
標電流IMTは、具体的には、図4に示す特性に基づ
き、図示しない車速センサによって検出される車速に応
じて決定される。
【0027】そして、ステップ22において、モータ電
流検出回路5で検出されたモータ電流IMDがモータ電
流演算部22aに入力される。ステップ23では、目標
電流IMTおよびモータ電流IMDの偏差に基づき、モ
ータ電流演算部22aにおいてPWM信号のデューティ
ー比が決定される。フローはステップ24に進行し、モ
ータ電流制御部22において、サブ制御装置30の出力
ILがHレベルであるか否かが判定される。出力ILが
Lレベルでなければ(Hレベルであれば)、フローはス
テップ25に進行し、モータ6の駆動方向が判定され
る。
【0028】モータ6の駆動方向が右方向の操舵をアシ
ストする方向であれば、フローはステップ26に進行
し、DR2にHレベル、DL2にLレベルが設定される
と共に、PWM2がモータ電流制御部22から出力され
る。一方、モータ6の駆動方向が左方向の操舵をアシス
トする方向であれば、フローはステップ26に進行し、
DR2にLレベル、DL2にHレベルが設定され、これ
らの信号と共に、PWM2がモータ電流制御部22から
出力される。
【0029】また、ステップ24において、出力ILが
Lレベルであると判定された場合は、DR2およびDL
2が共にLレベルに設定されると共に、PWM2が0に
設定され、これらがメイン制御装置20から出力され
る。異常のステップ20ないしステップ29から構成さ
れるフローは、メイン制御装置20内で繰り返し行われ
る。
【0030】一方、サブ制御装置30では、図3に示す
ように、まず、ステップ30において初期化が行われ、
Flag2がLレベルに設定される。続くステップ31
では、操舵トルクセンサ1から操舵トルクTが入力され
る。ステップ32では、モータ電流検出回路5で検出さ
れたモータ電流IMDがサブ制御装置30内の禁止領域
設定部31に入力される。
【0031】さらにフローはステップ33に進行し、操
舵トルクTおよびモータ電流IMDに基づいて、モータ
6の駆動状態が禁止領域内であるか否かが判定される。
モータ6が禁止領域内で駆動されていると判定された場
合は、フローがステップ34に進行し、DR2およびD
L2が共にLレベルであるかどうかが判定される。
【0032】また、ステップ34において、DR2およ
びDL2が共にLレベルであると判定された場合は、フ
ローはステップ35に進行し、モータ6の駆動を禁止す
べく、Flag2にLレベルを設定し、さらにフローは
ステップ37に進行する。また、ステップ34におい
て、DR2およびDL2が共にLレベルでないと判定さ
れた場合は、フローがステップ34からステップ37に
進行する。
【0033】一方、ステップ33において、モータ6の
駆動状態が禁止領域内に入っていないと判定された場合
は、フローがステップ33からステップ36に進行し、
Flag2にHレベルが設定され、さらにフローはステ
ップ37に進行する。ステップ37では、Flag2が
反転され、さらに続くステップ38において、判定され
たFlag2が、サブ制御装置30の出力ILとして出
力される。
【0034】次に、図5を用いて、サブ制御装置30側
の制御内容について説明する。図5は、この発明の実施
の形態1に係る電動パワーステアリング装置のサブ制御
装置の制御内容を示すフローチャートである。図5に示
すように、まず、ステップ51において、モータ駆動禁
止判定部31では、モータ6の駆動状態が禁止領域内に
あるか否かが判定される。禁止領域内でモータ6が駆動
されている場合は、フローがステップ52に進行し、モ
ータ駆動禁止判定部31によって、Flag1にHレベ
ルが設定され、さらに、このHレベルがFF32bに保
持される。
【0035】フローはステップ54に進行し、論理ゲー
ト22cおよび22dの出力DL2、DL3が共にLレ
ベルであるかどうかが判定される。具体的には、ORゲ
ート32aにより、出力DL2、DL3の論理和が演算
され、DL2、DL3が共にLレベルである場合は、L
レベルの出力がORゲート32aからFF32bに伝達
されることにより、FF32bが保持するHレベルの信
号はLレベルにリセットされるが、DL2またはDR2
の少なくともいずれか一方がHレベルである場合は、O
Rゲート32aからFF32bにHレベルの出力が伝達
されるので、FF32bに保持されているHレベルがク
リヤされることはない。さらにフローはステップ55に
進行し、FF32bによりFlag2にHレベルが設定
される。
【0036】フローはステップ57に進行し、インバー
タ32cにおいて、サブ制御装置30の出力ILが、モ
ータ6の駆動を禁止するためのLレベルに設定される。
この結果、図1に示すように、LレベルのIL信号がモ
ータ駆動回路のANDゲート4b、4cおよび4dに送
信され、これらのANDゲートの出力は全てLレベルに
なるため、モータ6の駆動が禁止される。
【0037】また、ステップ51において、モータ6の
駆動状態が禁止状態に入っていないと判定された場合
は、フローはステップ53に進行し、モータ駆動禁止判
定部31の出力であるFlag1にLレベルが設定され
る。なお、このときFF32bはLレベルの信号を保持
している。ステップ56では、FF32bに保持されて
いるLレベルの信号がFlag2に設定される。さらに
フローはステップ57に進行し、インバータ32cにお
いて信号レベルが反転され、サブ制御装置30の出力I
Lが、モータ6の駆動を許可するHレベルとなる。
【0038】このようにして、HレベルのIL信号がモ
ータ駆動回路のANDゲート4b、4cおよび4dに送
信されると、メイン制御装置20の出力に応じてモータ
6が駆動される。即ち、メイン制御装置20から送信さ
れるDL3がHレベル(同時にDR3がLレベル)であ
れば、モータ6は左操舵をアシストし、その逆の場合
は、モータ6は右操舵をアシストする。
【0039】また、ステップ54において、論理ゲート
22cおよび22dの出力DL2、DR2が共にLレベ
ルである場合は、ORゲート32aの出力がLレベルと
なるので、ステップ52でFF32bに保持されていた
HレベルがLレベルにクリヤされる。フローはステップ
56に進行し、上述の場合と同様にFlag2にLレベ
ルが設定され、さらにインバータ32cで反転されるこ
とにより、サブ制御装置30の出力がHレベルとなるの
で、モータ6の駆動が許可され、メイン制御装置20の
出力に応じてモータ6が駆動される。
【0040】上述の制御内容に基づき、実際的な動作状
態では、例えば、メイン制御装置が正常に動作している
場合において、ステアリングホイールが急に逆方向に操
舵される等により、モータ6の駆動状態が過渡的に禁止
領域内に入った場合には、モータ駆動禁止判定部31に
おいて、モータ6の駆動状態が禁止領域内であると判定
されることにより、図5に示すフローはステップ51か
ら42へと進行し、FF32bはHレベルを保持する。
【0041】そして、サブ制御装置30の出力ILがL
レベルに設定されることにより、モータ6の駆動が禁止
され、モータ電流検出回路5で検出されるモータ電流I
MDは減少するため、モータ6の駆動状態は禁止領域内
でなくなり、モータ駆動禁止判定部31は、Flag1
をLレベルに設定する。この結果、FF32bはLレベ
ルを保持し、サブ制御装置30の出力ILがHレベルに
設定され、メイン制御装置20の出力に応じてモータ6
が駆動される。
【0042】一方、メイン制御装置20に異常が生じて
いる場合に、例えば、ステアリングホイールが急に逆方
向に操舵される等により、モータ6の駆動状態が禁止領
域内に入った場合には、モータ駆動禁止判定部31にお
いて、モータ6の駆動状態が禁止領域内であると判定さ
れることにより、図5に示すフローはステップ51から
42へと進行し、FF32bはHレベルを保持する。そ
して、サブ制御装置30の出力ILがLレベルに設定さ
れることにより、モータ6の駆動が禁止される。
【0043】ここで、例えば、メイン制御装置20のモ
ータ電流制御部22aが故障し、かつ、論理ゲート22
cまたは22dがORゲートとして機能したり、短絡す
るなどして、サブ制御装置30からLレベルのIL信号
が論理ゲート22cおよび22dに供給されているにも
かかわらず、DL2またはDR2の少なくともいずれか
一方がHレベルになっていても、ORゲート32bの出
力はHレベルであるので、FF32bに保持されたHレ
ベルがリセットされることはない。
【0044】従って、この発明の実施の形態1に係る電
動パワーステアリング装置では、モータ6の駆動状態が
禁止領域内にあって、上述のようにメイン制御装置20
に異常が発生した場合でも、上述のDL2およびDR2
が共にLレベルとなるまで、即ち、メイン制御装置20
が、モータ6の駆動信号の出力を停止するまで、サブ制
御装置30によるインターロックを保持することができ
るので、メイン制御装置20の異常時におけるハンチン
グ現象の発生を防止することができ、この結果、高度の
安全性を備える電動パワーステアリング装置を提供する
ことができる。
【0045】なお、以上の説明においては、メイン制御
装置20に異常が発生している場合に、モータ6の駆動
状態が禁止領域に入っても、ハンチング現象が発生しな
い場合について説明したが、メイン制御装置20が正常
に動作している場合に、モータの負荷変動により、モー
タ6の駆動状態が一時的に禁止領域に入った場合におい
ても、同様にハンチング現象の発生を防止することがで
きるものである。また、サブ制御装置30側の論理ゲー
トとして、ORゲート32a、FF32bおよびインバ
ータ32cを用いたが、同様の動作を行うことができれ
ば、本発明は、この形態に限定されるものではない。
【0046】図6ないし図9は、この発明の実施の形態
1に係る電動パワーステアリング装置の操舵トルクに対
するモータ電流の特性における禁止領域を表す図であ
る。モータ駆動禁止判定部31がモータ6の駆動状態を
判定する際の禁止領域は、図6のように、操舵トルクの
値のみに基づいて設定してもよく、また、図7に示すよ
うに、操舵トルクおよびモータ電流に基づいて決定して
もよい。なお、図6および図7には、それぞれ例示的に
2種類の特性(a、b)を示すが、このような特性であ
ればどのような特性であってもよい。
【0047】また、禁止領域は、図8に示すように、操
舵トルクおよび車速に基づいて決定してもよく、さら
に、また、図9に示すように、操舵トルク、モータ電流
および車速の全てに基づいて決定してもよい。なお、図
8および図9に例示的に示す特性では、車速が高速側に
なるに従い、禁止領域が広くなるように設定してある。
【0048】実施の形態2.図10は、この発明の実施
の形態2に係る電動パワーステアリング装置の構成を概
略的に示すブロック図である。図10に示すように、こ
の発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング装
置は、サブ制御装置30内に第1カウンタとしてのT1
カウンタ100と、第2カウンタとしてのT2カウンタ
101とを備えている。
【0049】T1カウンタ100は、モータ駆動禁止判
定部31とFF32bとの間に配設されており、Fla
g1にHレベルが設定されている時間(即ち、モータ6
の駆動状態が禁止領域内にあると判定されている時間)
をカウントするカウンタである。また、T2カウンタ1
01は、Flag2にHレベルが設定されている時間
(即ち、FF32bに第1レベルとしてのHレベルが保
持されている時間)をカウントするカウンタである。な
お、T2カウンタ101は、モータ駆動回路4に配設さ
れた電流遮断手段としてのリレー(図示せず)に接続さ
れている。T2カウンタ101の出力RY2がLレベル
となると、モータ駆動回路4内のリレーが励磁され、モ
ータ6への電流供給が遮断される。
【0050】また、T1カウンタ100は、カウンタ部
100aおよび比較部100bから構成されており、比
較部100bは、カウンタ部100aでカウントされた
時間と、予め設定された所定時間T1とを比較し、カウ
ントした時間が第1の時間としての所定時間T1を超え
れば、Hレベルの信号を出力し、所定時間T1に満たな
ければ、Lレベルの信号を出力する。
【0051】また、同様に、T2カウンタ101は、カ
ウンタ部101a、比較部101bおよびインバータ1
01cから構成されており、比較部101bは、カウン
タ部101aでカウントされた時間と、第2の時間とし
ての所定時間T2とを比較し、カウントした時間が所定
時間T2を超えれば、Hレベルの信号を出力し、所定時
間T2に満たなければ、Lレベルの信号を出力する。そ
して、比較部100bの比較結果は、インバータ101
cによって反転されて出力される。
【0052】次に、図11のフローチャートを用いて、
この発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング
装置の動作について説明する。図11は、この発明の実
施の形態2に係る電動パワーステアリング装置の制御内
容を示すフローチャートである。なお、メイン制御装置
20の動作は実施の形態1と同一のものであるため、以
下では、サブ制御装置30の動作についてのみ説明す
る。図11において、まず、ステップ110では、モー
タ駆動禁止判定部31において、操舵トルクTおよびモ
ータ電流IMDに基づき、モータ6の駆動状態が禁止領
域内にあるかどうかが判定される。禁止領域内である場
合は、モータ駆動禁止判定部31がHレベルの信号を出
力する。
【0053】フローはステップ111に進行し、T1カ
ウンタ100により、モータ駆動禁止判定部31がHレ
ベルの信号を出力している時間がカウントされる。そし
て、カウントされた時間が所定時間T1を超えたとき
は、フローがステップ112に進行し、FF32bにH
レベルが保持されることにより、Flag2にHレベル
が設定され、フローはステップ113に進行する。一
方、ステップ111において、カウントされた時間が所
定時間T1に満たないときは、FF32bは動作しない
ので、Flag2がLレベルのまま、フローはステップ
113に進行する。
【0054】ステップ113では、ORゲート32aに
おいて、論理ゲート22cおよび22dの出力DL2お
よびDR2が共にLレベルであるかどうかが判定され
る。出力DL2およびDR2が共にLレベルであるとき
は、ORゲート32aの出力がLレベルになるので、F
F32bに保持されているHレベルの信号がクリヤされ
ることにより、ステップ114において、Flag2が
Lレベルに設定される。一方、出力DL2およびDR2
が共にLレベルでないときは、FF32bの保持内容が
クリヤされることなく、フローはステップ115に進行
する。
【0055】ステップ115では、Flag2がHレベ
ルであるかどうかが判定される。Hレベルであるとき
は、フローはステップ116に進行し、Flag2がイ
ンバータ32cで反転され、ILにLレベルが設定され
るので、モータ6の駆動が禁止される。また、ステップ
117では、T2カウンタ101において、Flag2
がHレベルである時間が所定時間T2以上継続したかど
うかが判定される。即ち、カウンタ部101aでFla
g2がHレベルである時間がカウントされ、比較部10
1bにおいて、カウントされた時間が所定時間T2を超
えたかどうかが判定される。
【0056】Flag2がHレベルである時間が、所定
時間T2以上継続した場合は、比較部101bの出力が
Hレベルとなり、フローはステップ118に進行し、H
レベルがインバータ101cで反転され、モータ駆動回
路4に配設されたリレー(図示せず)を消磁すべく、R
Y2がLレベルに設定され、モータ電流の供給が遮断さ
れる。
【0057】一方、所定時間T2に満たなかった場合
は、RY2をLレベルに設定することなく、フローはス
テップ110にリターンする。従って、モータ電流が供
給可能な状態が維持される。また、ステップ115でF
lag2がLレベルであると判定された場合は、フロー
がステップ119に進行し、このLレベルがインバータ
32cで反転され、ILがレベルに設定され、メイン制
御装置20の制御内容に従って、モータ6が駆動される
ことになる。
【0058】次に、この発明の実施の形態2に係る電動
パワーステアリング装置の具体的な動作について説明す
る。図12ないし図14は、この発明の実施の形態2に
係る電動パワーステアリング装置の具体的な動作状況を
表すタイムチャートである。図12は、ステアリングホ
イールを左方向に操舵しているときに、モータ6の負荷
変動などにより、モータ電流検出回路5で検出されるモ
ータ電流IMDにノイズが生じた場合の動作状況を示し
ている。
【0059】図12において、モータ電流IMDが所定
の電流値を超えて、モータ駆動禁止判定部31により、
モータ6の駆動状態が禁止領域に入ったと判定される
と、T1カウンタ100のカウント部100aによっ
て、Flag1がHレベルとなっている時間がカウント
される。そして、この場合は、カウントされた時間が所
定時間T1に満たないので、FF32bはHレベルに保
持されることはなく、Lレベルのままである。従って、
RY2はHレベルのに保持され、モータ電流の供給が可
能な状態が継続する。
【0060】図13は、ステアリングホイールを左方向
に操舵しているときに、モータ6の駆動状態が禁止領域
に入った場合の動作状況を示している。図13におい
て、モータ電流IMDが所定の電流値を超えて、モータ
駆動禁止判定部31により、モータ6の駆動状態が禁止
領域に入ったと判定されると、T1カウンタ100のカ
ウント部100aによって、Flag1がHレベルとな
っている時間がカウントされる。そして、カウントされ
た時間が所定時間T1を超えると、FF32bはHレベ
ルに保持され、これに伴い、サブ制御装置30の出力I
LはLレベルとなる。また、T2カウンタ101によ
り、FF32bがHレベルに保持されている時間がカウ
ントされ、この場合は、カウントされる時間が所定時間
T2に満たないので、RY2はHレベルに保持され、モ
ータ電流の供給が可能な状態が継続する。
【0061】図14は、ステアリングホイールを左方向
に操舵しているときに、モータ6の駆動状態が禁止領域
に入った場合の動作状況を示している。図14におい
て、モータ6の駆動状態が禁止領域に入って、結果的に
FF32bがHレベルに保持されるところまでは、図1
3に示す状況と同一である。図14に示す状況では、F
F32bがHレベルに保持される時間が所定時間T2を
超えるので、所定時間T2が経過する時点で、RY2は
Lレベルに保持される。この結果、モータ6への電流供
給が遮断される。
【0062】以上、この発明の実施の形態2に係る電動
パワーステアリング装置によれば、実施の形態1の電動
パワーステアリング装置と同様に、メイン制御装置2に
異常が発生した場合や、また、メイン制御装置20が正
常であるのに、モータ6の負荷変動などによってモータ
6の駆動状態が禁止領域内に入ったと判定された場合に
おいても、ハンチング現象の発生を抑制することができ
る。
【0063】また、T1カウンタ100およびT2カウ
ンタ101を備え、モータ駆動禁止判定部31によりモ
ータ6の駆動状態が禁止領域内に入ったと判定された状
態が所定時間T1以上継続しないとFF32bをHレベ
ルに設定しないので、特に、メイン制御装置20が正常
であるのに、モータ6の負荷変動などによってモータ6
の駆動状態が禁止領域内に入ったと判定された場合にお
いて、より高い精度で、モータ6の駆動を禁止するか否
かを判定することができる。
【0064】さらに、FF32bの出力であるFlag
2がHレベルとなっている時間が所定時間T2以上継続
した場合は、モータ駆動回路4に配設したリレーを消磁
するので、インタロックによりモータ6の駆動禁止を判
定した後に、モータ電流自体の供給を遮断できるので、
メイン制御装置20の誤動作や、モータ駆動回路4自体
の誤動作などによりモータ6が誤って駆動されることを
抑制することができ、モータ6の駆動を確実に禁止する
ことができる。
【0065】
【発明の効果】この発明の電動パワーステアリング装置
は、ステアリングホイールに入力される操舵トルクを検
出する操舵トルク検出手段と、操舵トルク検出手段によ
り検出される操舵トルクに基づき、モータを駆動制御す
るメイン制御装置と、メイン制御装置を監視するサブ制
御装置と、メイン制御装置およびサブ制御装置の出力に
基づき、モータを駆動するモータ駆動手段とを備え、サ
ブ制御装置は、モータの駆動状態を判定する駆動禁止判
定手段と、駆動禁止判定手段の第1の判定結果を保持す
るラッチ手段とを有し、駆動禁止判定手段は、操舵トル
クに対するモータ電流の特性においてモータ電流の通流
を禁止する禁止領域を設定すると共に、モータの駆動状
態が該禁止領域にあるか否かを判定し、ラッチ手段は、
駆動禁止判定手段によりモータの駆動状態が禁止領域内
にあると判定されると、第1の判定結果を保持すると共
に、メイン制御装置がモータ駆動信号を出力しなくなる
まで、第1の判定結果を保持し、モータ駆動手段は、ラ
ッチ手段が第1の判定結果を保持しているときは、モー
タの駆動を禁止することを特徴とするので、メイン制御
装置20の異常時におけるハンチング現象の発生を防止
することができ、この結果、高度の安全性を備える電動
パワーステアリング装置を提供することができる。
【0066】また、前記駆動禁止判定手段により、モー
タの駆動状態が禁止領域内にあると判定されている時間
をカウントする第1カウンタをさらに備え、第1カウン
タがカウントする時間が第1の時間を超えると、駆動禁
止判定手段の判定結果をラッチ手段に伝達するが、第1
カウンタがカウントする時間が第1の時間に満たない
と、駆動禁止判定手段の判定結果をラッチ手段に伝達し
ないことを特徴とするので、より高い精度で、モータの
駆動を禁止するか否かを判定することができ、高度の安
全性を備える電動パワーステアリング装置を提供するこ
とができる。
【0067】また、前記モータ駆動手段への電流供給を
遮断するための電流遮断手段と、ラッチ手段に第1の判
定結果が保持されている時間をカウントする第2カウン
タとをさらに備え、第2カウンタがカウントする時間が
第2の時間を超えると、電流遮断手段を作動させること
により、モータへの電流供給を遮断するが、第2カウン
タがカウントする時間が第2の時間に満たないと、電流
遮断手段を作動させないことを特徴とするので、より高
い精度で、モータの駆動を禁止するか否かを判定するこ
とができると共に、モータの駆動を確実に禁止すること
ができる電動パワーステアリング装置を提供することが
できる。
【0068】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クのみに基づいて、禁止領域を設定することを特徴とす
るので、モータの駆動を禁止するか否かの判断を高い精
度で行うことのできる電動パワーステアリング装置を提
供することができる。
【0069】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クおよびモータ電流に基づいて、モータ駆動禁止領域を
設定することを特徴とするので、モータの駆動を禁止す
るか否かの判断を高い精度で行うことのできる電動パワ
ーステアリング装置を提供することができる。
【0070】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
クおよび車速に基づいて、モータ駆動禁止領域を設定す
ることを特徴とするので、モータの駆動を禁止するか否
かの判断を高い精度で行うことのできる電動パワーステ
アリング装置を提供することができる。
【0071】また、前記駆動禁止判定手段は、操舵トル
ク、モータ電流および車速に基づいて、モータ駆動禁止
領域を設定することを特徴とするので、モータの駆動を
禁止するか否かの判断を高い精度で行うことのできる電
動パワーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の制御内容を表すフローチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の制御内容を表すフローチャートであ
る。
【図4】 図4は、操舵トルクに対するモータ電流の特
性を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置のサブ制御装置の制御内容を示すフロー
チャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の操舵トルクに対するモータ電流の特性
における禁止領域を表す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の操舵トルクに対するモータ電流の特性
における禁止領域を表す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の操舵トルクに対するモータ電流の特性
における禁止領域を表す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に係る電動パワース
テアリング装置の操舵トルクに対するモータ電流の特性
における禁止領域を表す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る電動パワー
ステアリング装置の構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態2に係る電動パワー
ステアリング装置の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図12】 この発明の実施の形態2に係る電動パワー
ステアリング装置の具体的な動作状況を表すタイムチャ
ートである。
【図13】 この発明の実施の形態2に係る電動パワー
ステアリング装置の具体的な動作状況を表すタイムチャ
ートである。
【図14】 この発明の実施の形態2に係る電動パワー
ステアリング装置の具体的な動作状況を表すタイムチャ
ートである。
【図15】従来の電動パワーステアリング装置の構成を
概念的に示すブロック図である。
【図16】 操舵トルクセンサによって検出される操舵
トルクと、操舵トルクセンサが出力する操舵トルク信号
との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、4 モ
ータ駆動回路(モータ駆動手段)、6 モータ、20
メイン制御装置、30 サブ制御装置、31モータ駆動
禁止判定部(モータ駆動禁止判定手段)、32b FF
(ラッチ手段)、100 T1カウンタ(第1カウン
タ)、101 T2カウンタ(第2カウンタ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC26 CC35 CC42 DA15 DA23 DA64 DC07 DC09 DC33 DC34 DD10 DD17 DE09 EA01 EB11 EC23 GG01 3D033 CA03 CA13 CA16 CA20 CA21 CA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに入力される操舵
    トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 前記操舵トルク検出手段により検出される操舵トルクに
    基づき、モータを駆動制御するメイン制御装置と、 前記メイン制御装置を監視するサブ制御装置と、 前記メイン制御装置およびサブ制御装置の出力に基づ
    き、モータを駆動するモータ駆動手段とを備え、 前記サブ制御装置は、モータの駆動状態を判定する駆動
    禁止判定手段と、 前記駆動禁止判定手段の第1の判定結果を保持するラッ
    チ手段とを有し、 前記駆動禁止判定手段は、操舵トルクに対するモータ電
    流の特性においてモータ電流の通流を禁止する禁止領域
    を設定すると共に、モータの駆動状態が該禁止領域にあ
    るか否かを判定し、 前記ラッチ手段は、前記駆動禁止判定手段によりモータ
    の駆動状態が前記禁止領域内にあると判定されると、前
    記第1の判定結果を保持すると共に、前記メイン制御装
    置がモータ駆動信号を出力しなくなるまで、該第1の判
    定結果を保持し、 前記モータ駆動手段は、前記ラッチ手段が前記第1の判
    定結果を保持しているときは、モータの駆動を禁止する
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動禁止判定手段により、モータの
    駆動状態が禁止領域内にあると判定されている時間をカ
    ウントする第1カウンタをさらに備え、該第1カウンタ
    がカウントする時間が第1の時間を超えると、前記駆動
    禁止判定手段の判定結果を前記ラッチ手段に伝達する
    が、該第1カウンタがカウントする時間が第1の時間に
    満たないと、前記駆動禁止判定手段の判定結果を前記ラ
    ッチ手段に伝達しないことを特徴とする請求項1に記載
    の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ駆動手段への電流供給を遮断
    するための電流遮断手段と、前記ラッチ手段に前記第1
    の判定結果が保持されている時間をカウントする第2カ
    ウンタとをさらに備え、該第2カウンタがカウントする
    時間が第2の時間を超えると、前記電流遮断手段を作動
    させることにより、モータへの電流供給を遮断するが、
    該第2カウンタがカウントする時間が第2の時間に満た
    ないと、前記電流遮断手段を作動させないことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の電動パワーステア
    リング装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動禁止判定手段は、操舵トルクの
    みに基づいて、前記禁止領域を設定することを特徴とす
    る請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電動パ
    ワーステアリング制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動禁止判定手段は、操舵トルクお
    よびモータ電流に基づいて、モータ駆動禁止領域を設定
    することを特徴とする請求項1から請求項3までのいず
    れかに記載の電動パワーステアリング制御装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動禁止判定手段は、操舵トルクお
    よび車速に基づいて、モータ駆動禁止領域を設定するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の電動パワーステアリング制御装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動禁止判定手段は、操舵トルク、
    モータ電流および車速に基づいて、モータ駆動禁止領域
    を設定することを特徴とする請求項1から請求項3まで
    のいずれかに記載の電動パワーステアリング制御装置。
JP32966298A 1998-11-19 1998-11-19 電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3581583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32966298A JP3581583B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32966298A JP3581583B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000153770A true JP2000153770A (ja) 2000-06-06
JP3581583B2 JP3581583B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=18223868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32966298A Expired - Fee Related JP3581583B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581583B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286277A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP2014088138A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Showa Corp 電動パワーステアリング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286277A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Mitsubishi Electric Corp 電動パワーステアリング装置
JP4637933B2 (ja) * 2008-05-29 2011-02-23 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2014088138A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Showa Corp 電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581583B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3556678B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US6513619B2 (en) Electrically-driven power steering system
US6497303B1 (en) Electric power steering system
US6029767A (en) Electric power steering system
JPH07257415A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
KR20060125600A (ko) 차량용 전자 제어 장치
JPH10191551A (ja) 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置
JP5298478B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20140107893A1 (en) Electric power steering apparatus
EP0706930B1 (en) Electric power steering apparatus
JP4533270B2 (ja) 自動車用制御装置およびそれの異常監視方法
CA2355019C (en) Electrically-driven power steering system having failure detection function
JP2013256143A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP3581583B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US5999869A (en) Electric power steering apparatus
EP0863065B1 (en) Electric power steering apparatus
JP2004122942A (ja) 車両用制御装置
JPH06298104A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3484617B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2024095355A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
US7392098B2 (en) Control system
US20240042951A1 (en) Vehicle-Mounted Control Device
JP3759868B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3906000B2 (ja) フェールセーフ機構
JPH09301200A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070730

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees