JP2000153621A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000153621A
JP2000153621A JP33102698A JP33102698A JP2000153621A JP 2000153621 A JP2000153621 A JP 2000153621A JP 33102698 A JP33102698 A JP 33102698A JP 33102698 A JP33102698 A JP 33102698A JP 2000153621 A JP2000153621 A JP 2000153621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシング動作時において、微小なインク
滴による不要なミスト(霧状インク)の発生を抑制させ
ること。 【解決手段】 記録ヘッド12のフラッシング領域2
5,26には、記録ヘッドに近接して対向するように多
孔質シートを具備させたインク受けユニット27が配置
される。インク受けユニット27における多孔質シート
によって捕獲したインク滴は、廃液吸収材23a,28
aに吸収される。したがって、前記インク滴の一部がミ
ストとなって浮遊する確立を極端に低減させることが可
能であり、ミストの発生により装置の内外を汚染させる
という問題を解決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェ
ット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシン
グ駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッ
シング領域を前記記録ヘッドの移動経路上に配置したイ
ンクジェット式記録装置であって、特にフラッシング動
作時において、微小なインク滴による不要なミスト(霧
状インク)の発生を抑制できるようにしたインクジェッ
ト式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給
を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記
録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備
え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移
動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。そしてキャリッジ上に、ブラック
インクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーイ
ンクが吐出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックイン
クによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割
合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としてい
る。
【0003】このようなインクジェット式記録ヘッド
は、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からイン
ク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノ
ズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇
や、インクの固化により、また塵埃の付着、さらには気
泡の混入などにより、印刷不良を起こすという問題を抱
えている。このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段を備えている。
【0004】このキャッピング手段は、印刷の休止時に
前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋として
機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりが生じた場
合には、キャッピング手段によりノズルプレートを封止
し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開口からイン
クを吸引してノズル開口のインク固化による目詰まり
や、インク流路内への気泡混入によるインク吐出不良を
解消する機能をも備えている。
【0005】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡の混入状態を解消させるために行うインクの強制
的な吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、
装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
ーザが記録画像の品質が悪化したのを解消するためにク
リーニングスイッチを操作した場合に実行され、インク
滴を負圧により排出させる操作が実行される。
【0006】また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆
動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えてお
り、これは通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニン
グ操作時にワイピング等で記録ヘッドのノズル開口近傍
の不揃いのメニスカスを回復させたり、また印刷中にイ
ンク滴の吐出量の少ないノズル開口において、インクの
増粘による目詰まりを防止する目的で一定周期ごとに実
行させる操作である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5は、前記したキャ
ッピング手段およびフラッシング操作時においてインク
を空吐出させるフラッシング領域を備えた従来のインク
ジェット式記録装置の一例を示したものである。図5に
おいて符号51はキャリッジであり、図示せぬキャリッ
ジモータにより駆動されるタイミングベルトを介し、左
右のフレーム52,53に支持されて水平方向に配置さ
れたキャリッジ軸54に案内されて往復移動されるよう
に構成されている。
【0008】前記キャリッジ51には、下方に向けてイ
ンクジェット式記録ヘッド55が搭載され、またその上
部には前記記録ヘッド55にインクを供給するブラック
用インクカートリッジ56、およびカラー用インクカー
トリッジ57が着脱可能に装填されている。前記記録ヘ
ッド55の下方にはその走査方向に対応して紙案内部材
58が配置され、紙案内部材58上には記録媒体として
の記録用紙59が載置され、この記録用紙59は図示せ
ぬ紙送り手段によって、記録ヘッド55の走査方向に直
交する方向に移動されるように構成されている。
【0009】図中符号60は、非印字領域(ホームポジ
ション)に配置されたキャッピング手段であって、前記
記録ヘッド55が直上に移動した時に、記録ヘッド55
のノズル形成面を封止できるように構成されている。そ
してキャッピング手段60の下方には、キャッピング手
段60の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ61
が配置されている。
【0010】前記キャッピング手段60は記録装置の休
止期間中における記録ヘッド55のノズル開口の乾燥を
防止する蓋体として機能する他、記録ヘッドに印刷とは
関係のない駆動信号を印加してインク滴を空吐出させる
フラッシング動作時のインク受け、すなわち第1のフラ
ッシング領域として機能し、さらに前記吸引ポンプ61
からの負圧を記録ヘッド55に作用させて、インクを吸
引する手段としての機能も兼ね備えている。
【0011】そして、キャッピング手段60の近傍に
は、ゴムなどの弾性板等より構成されるワイピング部材
62が配置されていて、キャリッジ51がキャッピング
手段60側に往復移動する際に、記録ヘッド55のノズ
ル形成面を払拭するワイピング動作がなされるように構
成されている。
【0012】一方、中央の印字領域を介した前記キャッ
ピング手段60と対向した他方端の近傍には、第2のフ
ラッシング領域63が形成されている。この第2のフラ
ッシング領域63は、紙案内部材58に形成された開口
穴により構成されている。そして、この開口穴63の内
底部には、前記キャッピング手段60の内部空間をポン
プ61で吸引排出したインクを吸収保持する部材と兼用
する廃液吸収材64が配置されており、この吸収材64
は前記紙案内部材58に沿って配置された吸収材収納ケ
ース、すなわち廃液タンク65内に納められている。
【0013】ところで、前記した記録装置においては、
印字中に不使用のノズルでのインク増粘による吐出不良
を防止するために、定期的にフラッシングが実行される
ように構成されている。特に最近の機種においては、平
均的に数秒ごとに数十ショット/1ノズル程度のフラッ
シングがなされる。このフラッシングはクリーニング操
作後のタイミングにおいて混色防止のために、または印
刷開始時のタイミングにおいて、さらにまた印刷中に定
期的に各ノズルから、数千から数万ショットの吐出も実
行されることもある。
【0014】これらのフラッシングは、第1のフラッシ
ング領域としての前記キャッピング手段60内に行うこ
ともあれば、紙案内部材58に形成された開口穴により
構成する第2のフラッシング領域63において行うこと
もある。特に第2のフラッシング領域63においてフラ
ッシング操作を実行させる理由としては、キャッピング
手段60内がインクで満タンになり、それ以上インク滴
を打ち込むとインクがあふれてしまうという問題を回避
する目的を有している。
【0015】また昨今の機種においては、スループット
を上げるために、記録ヘッドをキャッピング手段60ま
で移動させずに、キャリッジの移動方向に対向する第2
のフラッシング領域でフラッシングを実行させるシーケ
ンスを採用する機種も提供されている。また定期フラッ
シングの必要な間隔が短い場合や、用紙サイズが大きく
キャリッジの移動に時間を要する場合、さらには印刷方
向とフラッシングが必要となるタイミングが噛み合わな
い場合などにおいては、第2のフラッシング領域でフラ
ッシングを実行させるシーケンスが採用される。
【0016】第2のフラッシング領域63として、図5
に示したように紙案内部材58に開口穴を形成した場合
においては、記録ヘッド55のノズル形成面から廃液吸
収材64までの距離は数十mm程度となり、インクの飛
翔距離が増大することは免れない。このために記録ヘッ
ドのノズル開口から吐出されたインク滴の一部は、吸収
材64に到達する前に空気抵抗によってミストとなって
矢印で示したように浮遊し、周囲を汚染させという問題
が発生する。
【0017】またノズル開口から吐出したインク滴は少
なからず帯電しており、記録装置内の駆動部で発生した
静電気による影響、さらには装置内の温度上昇を抑える
ために配置した排気ファンによる空気流によっても加速
され、記録装置が配置された周囲(外部)までも汚染さ
せるといった問題も発生し得る。特に高画質化を実現さ
せるために各インク滴の量を可及的に小さく制御する昨
今の記録装置においては、このような問題がより顕著に
現れる。
【0018】このような問題の発生を防止させるため
に、記録ヘッドと近い位置に廃液吸収材を配置する構成
も考えられるが、一般にキャリッジ走行範囲のヘッド対
向部分には紙送りローラ等の機構があり、十分な容量が
確保できないのが現実である。さらに廃液吸収材は、廃
液(インク)を保持する能力が高くなるように素材が選
定されているため、フラッシングにより直接廃液吸収材
にインク滴を打ち込むと、目詰まりし易く、またインク
の吸収速度が遅いなどの弊害も発生する。
【0019】本発明は、前記したような問題に鑑みてな
されたものであり、特にフラッシング動作時において、
微小滴となって浮遊するミストの発生を効果的に抑制し
得るインクジェット式記録装置を提供することを目的と
するものであり、これにより装置の内外を汚染させるこ
とのない商品価値の高いインクジェット式記録装置を提
供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために成された本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填
され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画
像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記
記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のイン
ク滴を受け止めるフラッシング領域を前記記録ヘッドの
移動経路上に配置したインクジェット式記録装置であっ
て、前記フラッシング領域には、前記記録ヘッドがフラ
ッシング領域に位置した時において、記録ヘッドに近接
して対向するように配置された多孔質シートと、前記多
孔質シートによって受け止められたインクを吸収する廃
液吸収材とを配置した構成とされる。
【0021】この場合、好ましくは前記記録ヘッドがフ
ラッシング領域に位置した時における記録ヘッドのノズ
ル形成面と多孔質シートとの距離が1〜5mmとなされ
る。そして、前記多孔質シートには親水性を持たせた構
成とすることが望ましい。さらに、前記多孔質シートの
平均孔径は100〜500μmの範囲に選定することが
望ましい。また、前記多孔質シートは、好ましくはその
周縁がケースによって囲撓され、フラッシングによって
吐出されたインクが、該ケース内を伝わって前記廃液吸
収材に吸収されるように構成される。
【0022】この場合、前記記録ヘッドのノズル形成面
が鉛直方向または鉛直方向から傾斜した状態でキャリッ
ジ上に搭載され、また前記多孔質シートにおける記録ヘ
ッドに対向する面が記録ヘッドのノズル形成面とほぼ平
行するように配置されると共に、前記多孔質シートの鉛
直方向の下端部、または鉛直方向から傾斜した下端部が
前記ケースの内壁面に接するように構成されていること
が望ましい。
【0023】さらにこの場合、前記多孔質シートの鉛直
方向の下端部、または鉛直方向から傾斜した下端部が前
記ケースの内壁面に接する位置において、多孔質シート
の一部に切欠部を設けてケースの内壁面との間で開口部
を形成することが望ましい。そして、好ましくは前記記
録ヘッドがフラッシング領域に位置した時において、前
記開口部が記録ヘッドのノズル開口に対向しない位置と
なるように配置される。さらに、好ましい実施の形態に
おいては、前記多孔質シートが記録ヘッドに対向する面
において、短冊状の取付け部材によって前記ケースに取
付けられた構成であって、前記記録ヘッドがフラッシン
グ領域に位置した時において、前記短冊状の取付け部材
が記録ヘッドのノズル開口に対向しない位置となるよう
に配置される。
【0024】以上のようになされた本発明にかかるイン
クジェット式記録装置によると、フラッシング領域にお
いて記録ヘッドよりフラッシングされたインク滴は、記
録ヘッドに近接して対向するように配置された多孔質シ
ートによって受け止められる。この場合、前記多孔質シ
ートは記録ヘッドの直近に配置されているので、ノズル
開口から吐出されたインク滴および微小滴は、そのほと
んどが多孔質シートに飛翔し、その一部がミストとなっ
て浮遊する確率を極端に小さくすることが可能である。
そして、前記多孔質シートによって受け止められたイン
ク滴は、多孔質シートを保持するケースを介して廃液吸
収材に伝達され吸収される。この結果、前記ミストの発
生により装置の内外を汚染させるという問題を解決する
ことが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1乃至図3は、床面に直接設置される大
型のインクジェット式記録装置(以下、プリンタともい
う)の構成を示したものであり、図1は当該プリンタの
外観斜視図を示し、また図2は当該プリンタの内部構成
の正面図である。さらに図3は図2における後述するフ
ラッシング領域部分において破断した状態の縦断面図で
ある。
【0026】このプリンタは、給紙部1、印刷部2およ
び排紙スタック部3が上、中および下の位置関係に配置
されている。そして、前記給紙部1から印刷部2を経て
排紙スタック部3に向かう用紙搬送経路が斜め上方の奥
側から斜め下方の手前側にほぼ真っ直ぐに形成されてい
る。前記給紙部1には、図2および図3に示すように例
えば40インチ以上の紙幅を有する記録媒体としての長
尺のロール紙4が配置できるように構成され、その交換
時に取り外しが可能となるように装着されていて、前記
給紙部1は作業者が立った状態でロール紙4の交換作業
を行うに適した高さとなるように構成されている。
【0027】そして実施の形態においては、図1に示す
ように、前記給紙部1に装着されたロール紙4の前面
を、開閉可能なロール紙カバ−5によって覆うことがで
きるように構成されており、このカバ−5が閉じられた
状態におけるカバー5の上面と印刷部2、および後述す
る排紙ガイド6とがほぼ面一となって、前記ロール紙4
とは別の剛性厚紙などの給排紙も可能となるように構成
されている。
【0028】図2に示すように前記給紙部1には、一対
のスピンドル受け7a,7bの下にさらにもう一対のス
ピンドル受け8a,8bが配置されている。なお、これ
らのスピンドル受けはプリンタ本体における左右一対の
フレーム9,9にそれぞれ取付けられている。そして、
ロール紙4,4をそれぞれ装着した長尺な2本のスピン
ドル7,8のそれぞれ両端が、前記スピンドル受け7
a、7b間、および8a,8b間に載置された状態で横
架されている。
【0029】図1および図2から理解できるように、前
記2本のスピンドル7,8は、相対的に上側のスピンド
ル7が、装置正面に立つ作業者に対して若干後方となる
ように、互いに斜め上下の関係に配置されている。そし
て各ロール紙4は、印刷部2を経て排紙スタック部3の
入り口に向かって斜め上下にほぼ一直線に形成された用
紙搬送経路に沿って搬送されるように構成されている。
【0030】図2に示すように印刷部2には、左右のフ
レーム9,9間に水平状態となるように取付けられたガ
イドロッド10が配置され、このガイドロッド10上を
左右に移動できるようにキャリッジ11が装着され、該
キャリッジ11には記録ヘッド12が搭載されている。
そして、記録ヘッド12による走査領域の下方に、用紙
搬送経路の一部を成す平坦な排紙ガイド6が形成されて
いる。
【0031】また排紙スタック部3は、印刷された用紙
を受ける部分であり、この排紙スタック部3は用紙受け
面が折り畳み可能な布製シートから成るスタック布13
で形成されている。そして排紙切換レバー14によっ
て、図3に示すように、印刷された用紙を前記印刷部2
のほぼ真下の第1受け部15に導く状態、または図には
示していないがプリンタ本体の前面床上にスタック布1
3を展開して該前面側に一時的に作られる第2受け部
に、用紙を導く状態も採り得るように構成されている。
【0032】この実施の形態においては、印刷された用
紙を第1受け部15に導く場合においては、印刷部2の
下方に形成された前記排紙ガイド6における後端縁6a
と、前記排紙切換レバ−14により用紙搬送経路上に突
出させたスタック布13の上端縁13aとの間に開口1
6が形成されることにより確保されるように構成されて
いる。
【0033】また、印刷された用紙を第2受け部に導く
場合には、排紙切換レバ−14によりスタック布13の
上端縁13aを用紙搬送経路より後方に退避させると共
に、スタック布固定レバー17を手前に引き出し、スタ
ック布13の先端部側を固定したフック18を固定レバ
ー17の前端部に係合させることで、スタック布13を
プリンタ本体の前面側に展開させることができるように
構成されている。
【0034】図2に示すように、キャリッジ11に搭載
された記録ヘッド12の走行領域における一端部は、非
印字領域(ホームポジション)になされ、この非印字領
域にはキャッピング手段21が配置されている。前記記
録ヘッド12のノズル形成面は、後述するように鉛直方
向から若干傾斜した状態でキャリッジ11上に搭載され
ており、キャッピング手段21は、記録ヘッド12が非
印字領域に移動した時点で、記録ヘッド12のノズル形
成面を封止できるように配置されている。そしてキャッ
ピング手段21の下方には、キャッピング手段21の内
部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ22が配置され
ている。
【0035】前記キャッピング手段21は、記録装置の
休止期間中における記録ヘッド12のノズル開口の乾燥
を防止する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ22
からの負圧を記録ヘッド12に作用させて、インクを吸
引するヘッドクリーニング手段としての機能も兼ね備え
ている。そして、前記吸引ポンプ22によって吸引され
た排インクは、第1の廃液タンク23に排出され、当該
タンク内に収容された廃液吸収材23aに吸収されるよ
うに構成されている。
【0036】一方、前記キャッピング手段21に隣接し
た記録ヘッド12の移動経路上には、第1のフラッシン
グ領域25が形成されており、この第1のフラッシング
領域25には、図4において詳述するインク受けユニッ
ト27が配置されていて、このインク受けユニット27
によって収集された排インクは、第1の廃液タンク23
に排出され、当該タンク内に収容された廃液吸収材23
aに吸収されるように構成されている。
【0037】また、中央の印字領域を介した前記キャッ
ピング手段21と対向した他方端にも、第2のフラッシ
ング領域26が形成されている。この第2のフラッシン
グ領域26においても、図4において詳述するインク受
けユニット27が配置されていて、このインク受けユニ
ット27によって収集された排インクは、第2の廃液タ
ンク28に排出され、当該タンク内に収容された廃液吸
収材28aに吸収されるように構成されている。
【0038】前記した第1および第2のフラッシング領
域は、例えば印刷しようとする紙幅に応じて、適宜選択
して使用するようなフラッシングシーケンスが導入され
ており、これによりスループットを低下させることな
く、かつフラッシングによる印字の信頼性が確保できる
ように構成されている。
【0039】図4は、第1および第2のフラッシング領
域に配置されるインク受けユニット27の構成を示した
ものであり、(イ)はその正面図を、(ロ)は(イ)に
示す正面図において、ほぼ中央で破断した縦断面図を示
している。このインク受けユニット27は、その中央部
で130度程度の角度をもって屈曲された第1筒体31
aと第2筒体31bよりなるケース部材31と、ケース
部材31の第1筒体31aにおける開口部に配置された
ほぼ四辺形状になされた多孔質シート32より構成され
ている。
【0040】そして、このインク受けユニット27は、
記録装置に対して第2筒体31bの軸線31cがほぼ鉛
直方向となるように取付けられる。また多孔質シート3
2は、前記したとおり第1筒体31aにおける四角状の
開口部において、短冊状の4つの取付け部材33によっ
て押さえられ、第1筒体31a内に形成されたリブに対
してビス34によって固定されている。換言すれば、図
4(ロ)に示すように、多孔質シート32はその周縁が
ケースの開口部によって囲撓され、フラッシングによっ
て吐出されたインクは、多孔質シート32よりケース内
を伝わって前記廃液吸収材23a(28a)に吸収され
るように構成されている。
【0041】前記多孔質シート32は、図4(ロ)に仮
想線(二点鎖線)で示すように、記録ヘッド12がフラ
ッシング領域に位置した時において、記録ヘッドのノズ
ル形成面12aと多孔質シート32との距離tが、好ま
しくは1〜5mm程度となるように配置されている。こ
の距離tが小さければフラッシング時におけるミストの
発生要因を小さくすることができて好ましいものの、こ
れを1mm未満にしようとした場合には、駆動機構やユ
ニットの取付け誤差などにより記録ヘッド12の移動に
よって、ヘッドのノズル形成面に損傷を与えるなどの問
題が発生し、動作の信頼性を確保することは困難とな
る。また、前記距離tが5mmを越える場合には、フラ
ッシング操作時においてノズル開口から吐出されたイン
ク滴がミストとなって浮遊する程度が大きくなる。
【0042】また、前記多孔質シート32の平均孔径は
100〜500μm程度とすることが好ましい。この平
均孔径は比較的大きめがよいが、500μmを越える場
合には、インクの保持能力が低下するという問題が発生
する。また、平均孔径が100μm未満となると、イン
クの保持能力が増大し、例えば装置の比較的長期の休止
によってシートが乾燥した場合には、目詰まりを起こし
易くなり機能の低下をもたらす。さらに、前記多孔質シ
ートとして親水性の処理を施した素材を用いることが好
ましく、これによりシート表面にインクが残りにくく、
フラッシングによるインクの飛び散りを抑制させること
ができる。
【0043】一方、図4(ロ)に示すように、前記多孔
質シート32の下端部32aは、第1筒体31aの内方
に若干屈曲されて、筒体31aの内壁面に接するように
配置されている。この構成によって、多孔質シート32
による保持能力以上のインクを筒体31aの内壁面内に
効率よく伝えることができ、その軸芯がほぼ鉛直方向に
配置された前記第2筒体31bを介して余剰インクを前
記廃液吸収材23a側に落とすことができる。
【0044】また、前記多孔質シート32における筒体
31aの内壁面に接する下端部32aには、図4(イ)
に示すように2つの矩形状の切欠部32bが形成されて
おり、この切欠部32bによって、第1筒体31aの内
壁面との間で開口部32cが形成されている。この開口
部32cは、多孔質シート32に目詰まりが発生し、イ
ンクの保持能力が低下した場合において、フラッシング
により吐出されたインクを多孔質シート32が一旦受け
止め、開口部32cを介して、第1筒体31a内に誘導
するように作用する。これにより、長期にわたって動作
の信頼性を確保させることが可能となる。
【0045】この場合、前記開口部32cは、図4
(イ)に示したように記録ヘッドのノズル開口列12b
に対向しない程度となるように構成することが望まし
い。このように構成することで、ノズル開口から吐出さ
れたインクは、必ず多孔質シート32の表面に直接飛翔
し、開口部32cに飛翔することによるミストの発生要
因を阻止させることができる。
【0046】また同様に、多孔質シート32を押さえる
前記短冊状の取付け部材33の配置位置も、記録ヘッド
のノズル開口列12bに対向しない位置とすることが望
ましい。仮に、取付け部材33がノズル開口列12bに
対向する位置に配置された場合には、取付け部材33の
表面にインク滴が残留し、インク滴の跳ね返りを発生さ
せてノズル形成面およびその周囲を汚染させることとな
る。したがって、取付け部材33の配置位置を前記した
ように選定することで、ノズル形成面およびその周囲を
汚染させるなどの弊害を防止させることが可能となる。
【0047】なお、以上の説明は本発明を図1乃至図3
に示したような特に大型の記録装置に適用した例に基づ
いているが、本発明はこのような特定の記録装置に適用
されるだけでなく、他のインクジェット式記録装置に適
用しても同様の作用効果を得ることができることは勿論
である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置によると、記録ヘッド
がフラッシング領域に位置した時において、記録ヘッド
に近接して対向するように多孔質シートを配置したこと
で、記録ヘッドよりフラッシングされたインク滴のほと
んどは、前記多孔質シートによって捕獲し吸収させるこ
とができる。そして、多孔質シートにおいて受け止めら
れたインク滴は、多孔質シートを保持するケースを介し
て廃液吸収材に伝達され吸収される。したがって、前記
インク滴の一部がミストとなって浮遊する確立を極端に
低減させることができる。よって、ミストの発生により
装置の内外を汚染させるという問題を解決することがで
き、商品価値を一層向上させたインクジェット式記録装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の
外観斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置の内部構成の概略を示した
の正面図である。
【図3】図2に示す記録装置において、フラッシング領
域部分において破断した状態を示す縦断面図である。
【図4】フラッシング領域部分に配置されるインク受け
ユニットの構成を示した正面図および縦断面図である。
【図5】従来のインクジェット式記録装置の一例を示し
た断面図である。
【符号の説明】
1 給紙部 2 印刷部 3 排紙スタック部 4 ロール紙 10 ガイドロッド 11 キャリッジ 12 記録ヘッド 12a ノズル形成面 12b ノズル列 21 キャッピング手段 22 吸引ポンプ 23,28 廃液タンク 23a,28a 廃液吸収材 25,26 フラッシング領域 27 インク受けユニット 31 ケース部材 31a 第1筒体 31b 第2筒体 32 多孔質シート 32b 切欠部 32c 開口部 33 取付け部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ
    上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録
    媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備
    え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した
    時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を前記記録
    ヘッドの移動経路上に配置したインクジェット式記録装
    置であって、 前記フラッシング領域には、前記記録ヘッドがフラッシ
    ング領域に位置した時において、記録ヘッドに近接して
    対向するように配置された多孔質シートと、前記多孔質
    シートによって受け止められたインクを吸収する廃液吸
    収材が配置されていることを特徴とするインクジェット
    式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドがフラッシング領域に位
    置した時における記録ヘッドのノズル形成面と多孔質シ
    ートとの距離が1〜5mmとなされた請求項1に記載の
    インクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記多孔質シートに親水性を持たせた請
    求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記多孔質シートの平均孔径が100〜
    500μmである請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記多孔質シートは、その周縁がケース
    によって囲撓され、フラッシングによって吐出されたイ
    ンクが、該ケース内を伝わって前記廃液吸収材に吸収さ
    れるように構成した請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドのノズル形成面が鉛直方
    向または鉛直方向から傾斜した状態でキャリッジ上に搭
    載され、また前記多孔質シートにおける記録ヘッドに対
    向する面が記録ヘッドのノズル形成面とほぼ平行するよ
    うに配置されると共に、前記多孔質シートの鉛直方向の
    下端部、または鉛直方向から傾斜した下端部が前記ケー
    スの内壁面に接するように構成されている請求項5に記
    載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記多孔質シートの鉛直方向の下端部、
    または鉛直方向から傾斜した下端部が前記ケースの内壁
    面に接する位置において、多孔質シートの一部に切欠部
    を設けてケースの内壁面との間で開口部を形成した請求
    項6に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドがフラッシング領域に位
    置した時において、前記開口部が記録ヘッドのノズル開
    口に対向しない位置となるように配置されている請求項
    7に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記多孔質シートが記録ヘッドに対向す
    る面において、短冊状の取付け部材によって前記ケース
    に取付けられた構成であって、前記記録ヘッドがフラッ
    シング領域に位置した時において、前記短冊状の取付け
    部材が記録ヘッドのノズル開口に対向しない位置となる
    ように配置されている請求項5乃至請求項8のいずれか
    に記載のインクジェット式記録装置。
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