JP3598513B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式記録装置に関し、詳しくは記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を印字領域外に配置したインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。このようなインクジェット式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段とを備え、記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移動させながら記録用紙に対してインク滴を吐出させることで記録が行われる。そしてキャリッジ上に、ブラックインクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーインクが吐出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0003】
前記インクジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化により、また塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより、印刷不良を起こすという問題を抱えている。
【0004】
このために、インクジェット式記録装置には、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するためのキャッピング手段と、必要に応じてノズルプレートを清掃するクリーニング装置を備えている。このキャッピング手段は、印刷の休止時に前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりが生じた場合には、キャッピング手段によりノズルプレートを封止し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開口からインクを吸引してノズル開口のインク固化による目詰まりや、インク流路内への気泡混入によるインク吐出不良を解消する機能をも備えている。
【0005】
記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内への気泡の混入状態を解消させるために行うインクの強制的な吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれ、装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユーザが記録画像の品質が悪化したのを解消するためにクリーニングスイッチを操作した場合に実行され、インクを負圧により排出させた後に、ゴムなどの弾性板からなるワイピング部材によりヘッド表面のワイピング操作を伴う処理である。
【0006】
また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えており、これは通常フラッシング操作と呼ばれ、クリーニング操作時にワイピング等で記録ヘッドのノズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、またワイピングによりノズルから逆流した混色インクを吐出排出したり、さらに印刷中にインク滴の吐出量の少ないノズル開口において、インクの増粘による目詰まりを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作である。
【0007】
次に、前記したようなフラッシング操作、クリーニング操作可能なインクジェット式記録装置の構成の概略を、図6に基づいて説明する。
【0008】
図6において、符号1はキャリッジであり、図示せぬキャリッジモータにより駆動されるタイミングベルトを介し、左右のフレーム2,3に支持されて水平方向に配置されたキャリッジ軸4に案内されて往復移動されるように構成されている。前記キャリッジ1には、下方に向けてインクジェット式記録ヘッド5が搭載され、またその上部には前記記録ヘッド5にインクを供給するブラック用インクカートリッジ6、およびカラー用インクカートリッジ7が着脱可能に装填されている。前記記録ヘッド5の下方にはその走査方向に対応して紙案内部材8が配置され、紙案内部材8上には記録媒体としての記録用紙9が載置され、この記録用紙9は図示せぬ紙送り手段によって、記録ヘッド5の走査方向に直交する方向に移動されるように構成されている。
【0009】
また、図中符号10は、非印字領域(ホームポジション)に配置されたキャッピング手段であって、前記記録ヘッド5が直上に移動した時に、記録ヘッド5のノズル形成面としてのノズルプレートを封止できるように構成されている。そしてキャッピング手段10の下方には、キャッピング手段10の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ11が配置されている。前記キャッピング手段10は記録装置の休止期間中における記録ヘッド5のノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する他、また前記吸引ポンプ11からの負圧を記録ヘッド5に作用させて、インクを吸引する手段としての機能も兼ね備えている。
【0010】
そして、キャッピング手段10の近傍には、ゴムなどの弾性板等より構成されるワイピング部材12が配置されていて、キャリッジ1がキャッピング手段10側に往復移動する際に、記録ヘッド5のノズル形成面を払拭するワイピング動作がなされるように構成されている。
【0011】
一方、中央の印字領域を介した前記キャッピング手段10と対向した他方の非印字領域には、フラッシング領域13Aが形成されている。このフラッシング領域13は、紙案内部材8に形成された開口穴13aにより構成されている。そして、この開口穴13aの内底部(先方)には、前記キャッピング手段10及び吸引ポンプ11で吸引排出したインクを吸収保持する部材と兼用するインク吸収材14が配置されており、このインク吸収材14は前記紙案内部材8に沿って配置されたインク吸収材収納ケース、すなわち廃インクタンク15内に納められている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のインクジェット装置にあっては、印刷中において所定時間が経過した段階で記録ヘッド5をキャッピング手段10に移動させて、ノズル開口からインクを吐出させている、いわゆるフラッシングを行わせている。
【0013】
このフラッシング動作を行うため、印刷を一時中断し、キャリッジをキャッピング手段10まで移動させ、インクを吐出した後、前記キャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再開しなければならなかった。そのため、前記フラッシング動作によりスル−プットが低下し、印刷時間がかかるという技術的課題があった。特に記録ヘッド5がキャッピング手段10と反対側の印字領域に位置している場合において、フラッシング動作がなされると、キャリッジは一旦前記キャッピング手段10まで移動しなければならず、フラッシング動作でのスル−プット低下が著しいものであった。
【0014】
また、前記インク吸収材14は、記録ヘッドからのインクの吐出を受けるため、フラッシング領域13Aと対向した位置に設ける必要があるが、他の部品などの配置の関係からフラッシング領域13Aに対向して設けることができない場合がある。また、装置全体の小型化を図るために、インク吸収材をより小さくしなければならないという要求もある。
【0015】
本発明は、前記したような技術的課題を解決したものであり、フラッシング動作でのスル−プットの低下を抑制できるインクジェット式記録装置を提供することを第1の目的とするものである。
【0016】
また、本発明は、インク吸収材をフラッシング領域と対向した位置に設けることなく、記録ヘッドからのインクの吐出を受けることができるインクジェット式記録装置を提供することを第2の目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために成された本発明にかかるインクジェット式記録装置は、記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域に設けたことを特徴としている。
【0018】
このように、記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域に設けたことにより、フラッシング動作を行う際、いずれか近いフラッシング領域に対して、キャリッジを移動させ、インクの吐出を行わしめることができる。また、キャッピング手段側にフラッシング領域を設けたことにより、キャッピング手段まで戻ってフラッシングする必要をなくすことができる。その結果、フラッシング動作でのスル−プットの向上が図られ、印刷時間の短縮化が図られる。
【0019】
ここで、前記フラッシング領域には、紙案内部材に形成された開口穴と、前記開口穴の先方に配置されたインク吸収材とを有することが望ましい。このように、開口穴が設けられているため、記録ヘッドのノズル開口から吐出したインクが飛散することがなく、吐出したインクはインク吸収材によって吸収される。
【0020】
また、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域のフラッシング領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域のフラッシング領域のいずれか、あるいは両方のフラッシング領域における、前記開口穴と前記インク吸収材との間に、インク滴をインク吸収材に導く斜面部材を形成することが望ましい。
【0021】
このように、前記開口穴と前記インク吸収材との間に、斜面部材を形成することにより、記録ヘッドのノズル開口から吐出したインクは、斜面部材の斜面部に一旦付着した後、インク吸収材に導かれる。したがって、インク吸収材は、必ずしもフラッシング領域と対向した位置に設ける必要はなく、他のため、他の部品などの配置の自由度を増すことができる。
【0022】
また、前記した目的を達成するために成された本発明にかかるインクジェット式記録装置は、記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域との少なくともいずれかに設けられたフラッシング領域と、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めると共に付着したインク滴をインク吸収材に導く斜面部材を形成することが望ましい。
【0023】
このように、キャッピング手段側の非印字領域のフラッシング領域と、キャッピング手段と対向した他方の非印字領域のフラッシング領域の少なくともいずれか一方のフラッシング領域に斜面部材を形成することにより、記録ヘッドのノズル開口から吐出したインクは、斜面部材の斜面部に一旦付着した後、インク吸収材に導かれる。したがって、インク吸収材は、必ずしもフラッシング領域と対向した位置に設ける必要はなく、他のため、他の部品などの配置の自由度を増すことができる。また、インク吸収材をより小さくすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0024】
ここで、記録ヘッドとインク滴をインク吸収材に導く斜面部材との間に、紙案内部材に形成された開口穴を有することが望ましい。このように開口穴を有するため、インクの飛散を防止することができる。
【0025】
また、前記した斜面部材の斜面部の傾斜方向は、キャリッジの移動方向と平行に、あるいは垂直に、または所定の角度をもって形成されていることが望ましい。
【0026】
前記斜面部材の斜面部の傾斜角θは、30°<θ<60°の範囲であることが望ましい。前記斜面部の傾斜角θが0°に近くなるにしたがって、インクが斜面部に付着し、インク吸収材方向に落下しない場合がある。そのため、斜面部の傾斜角θは0°以上が好ましい。また、斜面部の傾斜角θが90°に近くなるにしたがって、インク吸収材を小さくすることができず、インク吸収材をフラッシング領域13に対向した位置に設ける必要がある。そのため、斜面部の傾斜角θは60°以下が好ましい。
【0027】
したがって、前記斜面部材の斜面部の傾斜角θは、前記範囲の30°<θ<60°で適用することが好適である。
【0028】
また、前記斜面部に溌水処理層が形成されていることが望ましい。このように斜面部に溌水処理層が形成されることにより、斜面部に付着したインクが、インク滴状となってインク吸収材の方向に落下し易く、付着したインクが斜面部に固化するのを防止することができる。また、溌水処理層を形成することによって、前記斜面部の傾斜角θをより小さくすることができ、その結果、より小型化を図ることができる。
【0029】
更に、前記開口穴の寸法、形状が、記録ヘッドのノズルプレ−トより、大きく形成されていることが望ましい。このように、開口穴の寸法、形状が、記録ヘッドのノズルプレ−トより、大きく形成することにより、記録ヘッドのノズル開口から吐出したインクが飛散することがなく、開口穴を通過して、最終的にインク吸収材によって吸収される。
【0030】
また、前記記録ヘッドは複数色を吐出する記録ヘッドであって、斜面部材の斜面部低位置に対応したノズル開口で吐出される第1のインクが、前記斜面部上部に対応したノズル開口で吐出される第2のインクよりも、前記斜面部上に堆積しやすい性質を備えていることが望ましい。
【0031】
このように斜面部の低位置に対応したノズル開口で吐出される第1のインクが、斜面部上に堆積しやすい性質を備えていても、斜面部上部に付着した固化し難い第2のインクの落下によって、固化することなく斜面部の下方向に落下し、インク吸収材に吸収される。特に、前記第1のインクがブラックインクであることが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるインクジェット式記録装置の第1の実施形態について図1、図2に基づいてについて説明する。図1は本発明が適用された記録装置本体の構成を示したものであり、図2は、前記した構成の記録装置に搭載された制御回路の例を示すものである。なお、図1、2において、図6に示した部材と同一あるいは相当する部材同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0033】
この第1の実施形態においては、前記記録ヘッド5にフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域13B、13Aが、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段10側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段10と対向した他方の非印字領域とに設けられている点に特徴がある。
【0034】
前記キャッピング手段10と対向した他方の非印字領域のフラッシング領域13Aは、図5に示したインクジェット式記録装置にも設けられているものであり、フラッシング領域13Aは、紙案内部材8に形成された開口穴13aにより画定されている。そして、この開口穴13aの先方(内底部)には、前記キャッピング手段10及び吸引ポンプ11で吸引排出したインクを吸収保持する部材と兼用するインク吸収材14が配置されており、このインク吸収材14は前記紙案内部材8に沿って配置されたインク吸収材収納ケース、すなわち廃インクタンク15内に納められている。また、記録ヘッド5を封止するキャッピング手段10側の非印字領域に、新たにフラッシング領域13Bが設けられ、その構成は、フラッシング領域13Aと同様であって、紙案内部材8に形成された開口穴13bにより画定されている。
【0035】
そして、この開口穴13bの先方(内底部)には、前記した廃インクタンク15内に納められた前記インク吸収材14が配置されている。即ち、フラッシング領域13A、フラッシング領域13Bで記録ヘッドから空吐出されたインクは、前記廃インクタンク15内に納められた前記インク吸収材14によって吸収されるように構成されている。
【0036】
次に図2に基づいて、前記した構成の記録装置の制御回路について説明する。
【0037】
図2において、符号30は印刷制御手段であり、記録装置のホストコンピュータからの印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段31により駆動信号を発生させて、記録ヘッド5からインクを吐出させるものである。ヘッド駆動手段31は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フラッシング制御手段32からのフラッシング指令信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド5に出力し、印字とは関係のないインクの吐出を行なうことができるようにも構成されている。
【0038】
符号33はクリーニング制御手段であり、このクリーニング制御手段33からの指令によりポンプ駆動手段34が動作して、吸引ポンプ11が駆動制御されるように構成されている。またクリーニング制御手段33には印刷制御手段30、およびクリーニング指令検知手段(CL指令検知手段)35より、指令信号が供給されるように構成されている。なお、クリーニング指令検知手段35には指令スイッチ36が接続されており、このスイッチ36をユーザがプッシュ操作することにより、前記指令検知手段35を動作させてマニュアルによるクリーニング操作が実行されるように構成されている。
【0039】
前記フラッシング制御手段32にはキャリッジ位置制御手段37が接続されており、フラッシング操作時において、前記キャリッジ位置制御手段37に対して制御信号を送出し、キャリッジモータ38を駆動させてキャリッジ1に装填された記録ヘッド5をフラッシング領域13A、13Bに移動させるように制御する。
【0040】
このとき、キャリッジ1に装填された記録ヘッド5をフラッシング領域13Aに移動させるか、あるいはフラッシング領域13Bに移動させるかは、印字領域にある記録ヘッド5との距離、あるいは印字方向を考慮し、スル−プットが低下しない領域側に移動させるように、フラッシング制御手段32が前記キャリッジ位置制御手段37に対して制御信号を送出する。
【0041】
また、前記フラッシング制御手段32にはファン駆動制御手段39が接続されており、フラッシング操作時において、前記ファン駆動制御手段39に対して制御信号を送出し、記録装置内の温度上昇を抑えるための排気ファン(図示せず)を駆動するファンモータ40の駆動を、一時的に停止させるように制御する。
【0042】
以上のように、前記記録ヘッド5にフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域13A、13Bを、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域と設け、フラッシング操作でのスル−プットを低下しない領域側に記録ヘッド5を移動させるように構成されているため、前記フラッシング動作による印刷時間がかかるという弊害を防止することができる。
【0043】
次に本発明にかかるインクジェット記録装置の第2の実施形態について、図3、図4に基づいて説明する。図3は本発明にかかる第2の実施形態が適用された記録装置本体の構成を示したものであり、図4は、図3に示したフラッシング領域を拡大した図である。なお、図3、4において、図6に示した部材と同一あるいは相当する部材同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また装置の制御回路は図2に示した制御回路と同様であるため、その説明は省略する。
【0044】
この第2の実施形態においては、図3に示すように、前記フラッシング領域13A、13Bに設けられた紙案内部材8に形成された開口穴13a、13bと、この開口穴13a、13bの先方(内底部)に配置されたインク吸収材14との間に、印字領域側に傾いた斜面部20aを有する斜面部材20が形成されている点に特徴がある。
【0045】
即ち、この開口穴13a、13bの内底部に配置されたインク吸収材14との間に、印字領域側に傾いた斜面部材20を設けることにより、記録ヘッド5から吐出されたインクは前記開口穴13a、13bを通過し、斜面部材20の斜面部20aに付着する。そして、前記斜面部20にある程度インクが付着すると、インクは滴状となってインク吸収材14の方向に落下し、前記インク吸収材14によって前記インクは吸収される。
【0046】
このように、開口穴13a、13bの先方(内底部)に配置されたインク吸収材14との間に、印字領域側に傾いた斜面部材20を設け、記録ヘッド5から吐出されたインクを斜面部材20を介して、インク吸収材に導くように構成されているため、インク吸収材をフラッシング領域13A、13Bに対向した位置に設ける必要がない。そのため、他の部品配置について制約を受けることが少なく、装置設計の自由度を増すことができる。またインク吸収材を装置中央に、より小さく配置することができ、装置全体の小型化を図ことができる。
【0047】
なお、図3において、フラッシング領域13A、13Bの両方に斜面部材20を形成した例を示したが、必ずしも両方に設ける必要はなく、いずれか一方のフラッシング領域に設けても良い。
【0048】
また、斜面部を紙案内部材8の開口穴13a、13bに一体的に形成しても良い。
【0049】
前記斜面部材20の斜面部20aの傾斜角θは、0°<θ<90°の範囲で適用することができる。しかし、斜面部20aの傾斜角θが0°に近くなるにしたがって、インクが斜面部20aに付着し、インク吸収材14方向に落下しない場合がある。そのため、斜面部20aの傾斜角θは30°以上が好ましい。
【0050】
また、斜面部20aの傾斜角θが90°に近くなるにしたがって、インク吸収材14を小さくすることができないため、インク吸収材14をフラッシング領域13A、13Bに対向した位置に設ける必要がある。前記斜面部20aの傾斜角θは、30°<θ<60°の範囲で適用することが好適である。
【0051】
また、前記斜面部20aには、シリコ−ン、フッ素、テフロン等の溌水剤がコ−ティングされていることが好ましい。このように斜面部20aに溌水処理層が形成されることにより、斜面部20aに付着したインクが、インク滴状となってインク吸収材14の方向に落下し易く、付着したインクが斜面部20aに固化するのを防止することができる。また、斜面部20aに溌水処理層が形成されることにより、斜面部20aの傾斜角θが小さくても、斜面部20aに付着したインクが、インク滴状となってインク吸収材14の方向に落下するため、インク吸収材14をより小さくすることができる。
【0052】
また、斜面部材20の斜面部20の傾斜方向は、図3、図4に示すように、キャリッジ1の移動方向と平行に形成されているが、例えば図5に示すようにキャリッジ1の移動方向(図5の紙面に対して垂直方向)と垂直に形成されていても良く、あるいはまたキャリッジ1の移動方向と所定の角度をもって形成しても良い。
【0053】
このように斜面部20aの傾斜方向を変えることにより、インク吸収材の配置の自由度を増すことができる。
【0054】
更に、図4に示すように、前記開口穴13a、13bの寸法、形状lを記録ヘッドのノズルプレ−トの寸法、形状Lより、大きく形成することが好ましい。このように開口穴13a、13bの寸法、形状lを記録ヘッド5のノズルプレ−ト5aより、大きく形成することによって、前記記録ヘッド5のノズル開口から吐出されたインクが飛散することなく、前記開口穴13a、13bを通過し、インク吸収材14にインクは吸収される。
【0055】
また、前記記録ヘッド5は、乾燥、固化しやすい(増粘性の高い)インクが吐出されるノズル開口が傾斜部20の低位置に対応した位置に設けられることが望ましい。例えばブラックのインクを吐出するノズル開口として、ノズル開口5b、あるいはノズル開口5cを用いるのが望ましい。言い換えれば、少なくともノズル開口5dは、ブラックインク以外の、イエロー、シアン、マゼンタのノズル開口として用いるが望ましい。
【0056】
前記例示したブラックインクは、イエロー、シアン、マゼンタに比べて色素成分の比率が高く、溶剤が揮発した時の粘度上昇が大きく、固化し易い。そのため、斜面部20aの高い位置にブラックインク付着すると、斜面部20aに前記ブラックインクが固化する場合がある。一方、斜面部20aの中低位置にブラックインクが付着しても、それよりも高い位置に付着したインクの落下によってブラックインクが固化することなく、斜面部20aの下方向に落下し、インク吸収材14によって吸収される。なお、上記したブラックインクは例示であって、乾燥、固化しやすい(増粘性の高い)他のインクであっても良い。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明にかかるインクジェット式記録装置は、記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域とに設けているため、フラッシングでのスル−プットが低下せず、前記フラッシング動作による印刷時間がかかるという弊害を防止することができる。
【0058】
また、本発明にかかるインクジェット式記録装置は、フラッシング領域に斜面部材を設け、記録ヘッドから吐出されたインクを斜面部材を介して、インク吸収材に導くように構成されているため、インク吸収材をフラッシング領域に対向した位置に設ける必要はなく、他の部品配置について制約を受けることが少なく、装置設計の自由度が増す。またインク吸収材をより小さくすることができ、装置全体の小型化を図ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用したインクジェット式記録装置の本体部分を一部断面状態で示した正面図である。
【図2】図1に示す記録装置に装填された制御回路の例を示したブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を適用したインクジェット式記録装置の本体部分を一部断面状態で示した正面図である。
【図4】図3に示したフラッシング領域の拡大図である。
【図5】傾斜部をキャリッジの移動方向と垂直方向に傾斜面を形成した場合を示す一部断面状態で示した側面図である。
【図6】従来のインクジェット式記録装置の本体部分を一部断面状態で示した正面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
4 キャリッジ軸
5 記録ヘッド
5a ノズルプレ−ト
5b ノズル開口
5c ノズル開口
5d ノズル開口
6 ブラックインクカートリッジ
7 カラーインクカートリッジ
8 紙案内部材
9 記録用紙(記録媒体)
10 キャッピング手段
11 吸引ポンプ
12 ワイピング部材
13A フラッシング領域
13B フラッシング領域
13a 開口穴
13b 開口穴
14 インク吸収材
15 インク吸収材収納ケース(廃インクタンク)
20 斜面部材
20a 斜面部
30 印刷制御手段
31 ヘッド駆動手段
32 フラッシング制御手段
33 クリーニング制御手段
34 ポンプ駆動手段
37 キャリッジ位置制御手段
38 キャリッジモータ
39 ファン駆動制御手段
40 ファンモータ
l 開口穴の形状寸法
L ノズルプレ−トの形状寸法
θ 傾斜角

Claims (10)

  1. 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域に設け、
    前記フラッシング領域には、紙案内部材に形成された開口穴と、前記開口穴の先に配置されたインク吸収材とを有し、
    前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域のフラッシング領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域のフラッシング領域のいずれか、あるいは両方のフラッシング領域における、前記開口穴と前記インク吸収材との間に、インク滴をインク吸収材に導く斜面部材を形成したことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めるフラッシング領域を、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域に設け、
    前記フラッシング領域には、フラッシングの際のインク吐出方向の先に配置されたインク吸収材を有し、
    前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域のフラッシング領域と、中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域のフラッシング領域のいずれか、あるいは両方のフラッシング領域における、前記インク吸収材の前記記録ヘッド側に、インク滴をインク吸収材に導く斜面部材を形成したことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  3. 記録用紙の幅方向に移動するキャリッジ上に装填され、ノズル開口からインク滴を吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット式記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを封止するキャッピング手段側の非印字領域と中央の印字領域を介して前記キャッピング手段と対向した他方の非印字領域との少なくともいずれかに設けられたフラッシング領域と、前記記録ヘッドにフラッシング駆動信号を供給した時のインク滴を受け止めると共に付着したインク滴をインク吸収材に導く斜面部材とを有していることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  4. 前記記録ヘッドとインク滴をインク吸収材に導く斜面部材との間に、紙案内部材に形成された開口穴を有することを特徴とする請求項3に記載されたインクジェット式記録装置。
  5. 前記斜面部材の斜面部の傾斜方向は、キャリッジの移動方向と平行に、あるいは垂直に、または所定の角度をもって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  6. 前記斜面部材の斜面部の傾斜角θは、30°<θ<60°の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  7. 前記斜面部材の斜面部に溌水処理層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  8. 前記開口穴の寸法、形状が、記録ヘッドのノズルプレ−トより、大きく形成されていることを特徴とする請求項1、請求項4のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  9. 前記記録ヘッドは複数色を吐出する記録ヘッドであって、斜面部材の斜面部低位置に対応したノズル開口で吐出される第1のインクが、前記斜面部上部に対応したノズル開口で吐出される第2のインクよりも、前記斜面部上に堆積しやすい性質を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
  10. 前記第1のインクがブラックインクであることを特徴とする請求項9に記載されたインクジェット式記録装置。
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