JP2000153483A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP2000153483A
JP2000153483A JP32898398A JP32898398A JP2000153483A JP 2000153483 A JP2000153483 A JP 2000153483A JP 32898398 A JP32898398 A JP 32898398A JP 32898398 A JP32898398 A JP 32898398A JP 2000153483 A JP2000153483 A JP 2000153483A
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Toshihiko Nishimura
利彦 西村
Toru Takahama
透 高濱
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク座標系Σpロボット座標系Σrとを意
識しながらの入力作業を不要にして教示データを入力す
る際のオペレータの負担を低減する。 【解決手段】 重力方向Gに一致したZ座標軸を有した
ロボット座標系Σrで教示データの入力を受け付ける教
示データ入力処理と、ワーク10の位置姿勢に対して一
定の位置関係を有するワーク座標系Σpにロボット座標
系Σrの教示データを座標変換する第1変換処理と、ワ
ーク座標系Σpに座標変換された教示データからワーク
座標系Σpにおける動作データを求める動作データ作成
処理と、ワーク座標系Σpの動作データをロボット座標
系Σrの動作データに座標変換する第2変換処理とを処
理ステップとして有した教示データ処理ルーチンを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教示データから動
作データを作成して工業用ロボットの制御に使用するロ
ボット制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接ロボットのロボット制御装置
は、一般に、開先の種別毎にウィービング方向やパス
数、各パス毎のツールの目標位置、姿勢、溶接電流等の
溶接条件データを予めデータベースとして備えている。
そして、同種類の開先を溶接するのであれば、このデー
タベースの溶接条件データを経路補間の算出に用いるこ
とによって、オペレータが入力する教示データを最小限
に抑制して教示作業の負担を低減させるように構成され
ている。
【0003】ところで、上記の溶接条件データは、開先
を備えた加工対象物(以下、ワークと称する)が特定の
位置姿勢で保持されているときに最適な溶接品質を実現
するものであるが、ワークは、アーク溶接ロボットの作
動領域の制限を解消するように位置決め装置に装着され
ることによって、位置姿勢が任意に変更される場合があ
る(図1参照)。このような場合、ワークの開先がデー
タベースに対応した種類であっても、開先の方向や傾き
がワークの位置姿勢に応じて異なるため、データベース
の溶接条件データをそのまま適用して経路補間を行うこ
とができない。
【0004】そこで、従来のロボット制御装置は、アー
ク溶接ロボットが存在するロボット座標系とは別に、ワ
ークの位置姿勢に対応したワーク座標系という概念を導
入し、このワーク座標系における特定の位置姿勢で教示
作業を実施することにより教示データを作成する。そし
て、教示データと溶接条件データとを基にしてワーク座
標系における経路補間を行った後、ロボット座標系に座
標変換してアーク溶接ロボットの作動データとするよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、溶接条件データがロボット座標系の位置
姿勢を基にして作成されたものであるため、ワーク座標
系における教示作業をロボット座標系を意識しながら行
わねばならないという問題がある。
【0006】即ち、例えば図6に示すように、ワーク5
2を保持したターンテーブル51がロボット座標系Σr
(Xr,Yr,Zr)において45度の角度で傾斜され
ている場合、ツール53が重力方向Gに対して下向き姿
勢になっているにも拘わらず、ワーク座標系Σp(X
p,Yp,Zp)において教示作業を行うため、開先を
『水平すみ肉』、ツール53の傾斜角を45度、ウィー
ビング方向を『斜め』と入力する必要がある。これらの
入力は、重力の存在するロボット座標系Σrの地上で生
活する人間にとっては非常に分かりにくいものである。
さらに、ワーク座標系Σpにおいては『水平すみ肉』の
開先であっても、実際の溶接が行われるロボット座標系
Σrにおいては『下向きすみ肉』の開先であるため、
『水平すみ肉』の溶接条件データをそのまま適用するこ
とができない。従って、溶接不良が生じないように、溶
接条件データを調整することが必要になる。
【0007】このように、従来は、教示作業時にワーク
座標系Σpおよびロボット座標系Σrの両者を意識しな
がら教示作業を行わねばならないため、オペレータに大
きな負担が生じるという問題がある。そこで、本発明
は、このような両座標系Σp・Σrを意識せずに教示作
業を行うことができるロボット制御装置を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、任意の位置姿勢に変更される加
工対象物に対する各種の加工処理を工業用ロボットに行
わせるように、オペレータが前記加工対象物の位置姿勢
に基づいて入力した教示データから前記工業用ロボット
の動作データを作成するロボット制御装置であって、重
力方向に一致したZ座標軸を有したロボット座標系で前
記教示データの入力を受け付ける教示データ入力手段
と、前記加工対象物の位置姿勢に対して一定の位置関係
を有するワーク座標系に、前記ロボット座標系の教示デ
ータを座標変換する第1変換手段と、前記ワーク座標系
に座標変換された教示データから該ワーク座標系におけ
る動作データを求める動作データ作成手段と、前記ワー
ク座標系の動作データを前記ロボット座標系の動作デー
タに座標変換する第2変換手段とを有していることを特
徴としている。
【0009】これにより、重力方向に一致したZ座標軸
を有したロボット座標系で教示データの入力を行えば、
重力を基準として入力作業を行うことが可能になるた
め、オペレータが見たままの加工対象物の位置姿勢を教
示データとすることができる。従って、従来のような重
力方向とは無関係のワーク座標系で教示データを入力す
る場合のようなワーク座標系とロボット座標系とを意識
しながらの入力作業が不要になるため、教示データを入
力する際におけるオペレータの負担を低減することがで
きる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のロボッ
ト制御装置であって、前記ロボット座標系における各種
の加工処理に対応した加工条件データを格納した加工条
件データ記憶手段と、前記教示データ入力手段により入
力された教示データに対応する加工条件データを前記加
工条件データ記憶手段から読み出して動作データとする
読出手段と、動作データの一括設定か個別設定かを判定
し、一括設定であれば、前記読出手段を選択する一方、
個別設定であれば、前記第1変換手段と動作データ作成
手段と第2変換手段とを選択する選択手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0011】これにより、一括設定により読出手段を選
択すれば、予め格納された加工条件データから動作デー
タを作成することができるため、教示データの入力数が
極めて減少することによって、教示データを入力する際
の負担を一層低減させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るロ
ボット制御装置は、図1に示すように、アーク溶接ロボ
ット1および位置決め装置2に接続されている。アーク
溶接ロボット1は、基礎に固設され、垂直軸廻りに旋回
運動する旋回台3と、旋回台3に設けられ、垂直面内に
おいて揺動運動する垂直アーム4と、垂直アーム4の先
端に設けられ、同一の垂直面内で揺動運動する水平アー
ム5と、水平アーム5の先端に設けられ、溶接トーチ8
を保持する手首部7とを有している。
【0013】一方、位置決め装置2は、ワーク10を保
持するターンテーブル11と、ターンテーブル11の中
心部をテーブル面方向に回動可能に支持したテーブル支
持部材12と、ターンテーブル11をテーブル面に対し
て垂直方向に回動させるように、テーブル支持部材12
を回動可能に支持したテーブル傾斜部材13と、基礎に
固設され、テーブル傾斜部材13を支持したフレーム部
材14とを有している。そして、位置決め装置2は、タ
ーンテーブル11およびテーブル支持部材12を回動可
能に備えることによって、後述のワーク座標系Σpにお
けるX軸回り(θp1)とZ軸回り(θp2)の2つの
回転自由度を有するようになっている。
【0014】上記のアーク溶接ロボット1および位置決
め装置2は、ロボット制御装置20により動作が制御さ
れている。ロボット制御装置20は、I/O部21とC
PU部22と記憶部23とを有している。I/O部21
には、上述のアーク溶接ロボット1および位置決め装置
2の他、教示データを入力する教示装置24が接続され
ている。また、記憶部23には、溶接条件データ領域2
3a、教示データ領域23b、動作データ領域23cが
形成されている。
【0015】溶接条件データ領域23aは、ロボット座
標系Σrにおける各種の開先毎にパス数や各パス毎のツ
ールの目標位置、姿勢、溶接電流等の溶接条件データを
格納している。また、教示データ領域23bは、教示装
置24から入力されたロボット座標系Σrにおける教示
データを格納するようになっており、動作データ領域2
3cは、教示データや溶接条件データを基にして求めら
れた動作データを格納するようになっている。尚、上述
のロボット座標系Σrとは、図2にも示すように、重力
方向Gに一致したアーク溶接ロボット1の垂直軸をZ座
標軸Zrとして有した座標系のことであり、ワーク座標
系Σpとは、ワーク10の位置姿勢に対して一定の位置
関係を有するようにターンテーブル11の回転軸をZ座
標軸Zpとして有した座標系のことである。
【0016】また、記憶部23には、教示データ処理ル
ーチン等の各種の制御プログラムが格納されている。教
示データ処理ルーチンは、重力方向Gに一致したZ座標
軸を有したロボット座標系Σrで教示データの入力を受
け付ける教示データ入力処理と、ワーク10の位置姿勢
に対して一定の位置関係を有するワーク座標系Σpにロ
ボット座標系Σrの教示データを座標変換する第1変換
処理と、ワーク座標系Σpに座標変換された教示データ
からワーク座標系Σpにおける動作データを求める動作
データ作成処理と、ワーク座標系Σpの動作データをロ
ボット座標系Σrの動作データに座標変換する第2変換
処理とを処理ステップとして有している。さらに、教示
データ処理ルーチンは、教示データ入力処理により入力
された教示データに対応する溶接条件データを溶接条件
データ領域23aから読み出して動作データとする読出
処理と、動作データの一括設定か個別設定かを判定し、
一括設定であれば、読出処理を選択する一方、個別設定
であれば、上述の第1変換処理、動作データ作成処理お
よび第2変換処理を選択する選択処理とを処理ステップ
として有している。
【0017】そして、一括設定を行うのであれば、選択
処理において読出処理を選択し、上述の教示データ入力
処理において例えば『水平すみ肉』や『下向きすみ肉』
等の教示データが入力されたときに、この教示データに
対応する溶接条件データを溶接条件データ領域23aか
ら読み出して動作データとするようになっている。一
方、個別設定を行うのであれば、選択処理において第1
変換処理と動作データ作成処理と第2変換処理とを選択
し、教示データ入力処理において入力された教示データ
をロボット座標系Σrからワーク座標系Σpに座標変換
し、ワーク座標系Σpにおいて経路補間等を行って動作
データを求めた後、さらにこの動作データをロボット座
標系Σrに座標変換して動作データ領域23cに格納す
るようになっている。
【0018】上記の構成において、ロボット制御装置2
0の動作について説明する。先ず、ワーク10がターン
テーブル11にセットされると、ターンテーブル11お
よびテーブル支持部材12がそれぞれ回動されることに
よって、図3に示すように、開先幅方向が重力方向Gに
直交した位置姿勢に設定される。そして、オペレータ
は、一括設定するのであれば、教示データ入力処理の実
行後に読出処理を実行するように一括処理モードを選択
し、ロボット座標系Σrにおける開先の種別を教示デー
タとして入力する。即ち、オペレータは、ロボット座標
系ΣrがZ座標軸Zrを重力方向Gに一致させているた
め、ワーク10を見たままの開先状態である『下向きす
み肉』を教示データとして図1の教示装置24に入力す
る。これにより、教示データの入力時において、ワーク
座標系Σpで入力していた場合のような入力ミスや負担
が減少したものになる。
【0019】上記の『下向きすみ肉』の教示データは、
図1に示すように、教示データ領域23bに格納される
ことになる。この後、図示しない溶接開始スイッチが押
圧されると、読出処理が実行されることによって、溶接
条件データ領域23aに格納されている溶接条件データ
から『下向きすみ肉』の教示データに対応する溶接条件
データが読み出され、動作データとして動作データ領域
23eに格納される。
【0020】一方、溶接条件を個別に設定するのであれ
ば、オペレータは、教示データ入力処理の実行後に第1
変換処理、動作データ作成処理および第2変換処理を実
行するように個別設定モードを選択し、ロボット座標系
Σrにおける各種の溶接条件を教示データとして入力す
る。即ち、図4に示すように、ウィービング方向として
水平(傾斜角度θ=0度)、トーチねらい位置として上
(−)方向位置(dZ=+100)および進行方向に対
して右方向位置(dY=+0)、トーチねらい姿勢とし
て傾斜角度α=0度を教示データとして入力すると共
に、パス数等の他の溶接条件を入力する。この際、これ
らの教示データは、上述の一括処理モードにおいて『下
向きすみ肉』を入力した場合と同様に、ロボット座標系
Σrにおいてオペレータが見たままの状態での入力とな
るため、ワーク座標系Σpで入力していた場合のような
入力ミスや負担が減少したものになる。
【0021】尚、上記の教示データをワーク座標系Σp
で入力した場合には、図5に示すように、ウィービング
方向として斜め45度、トーチねらい位置として上
(−)方向位置(dZ=+70.71=100・sin
φ)および進行方向に対して右方向位置(dY=+7
0.71=100・cosφ)、トーチねらい姿勢とし
て傾斜角度α=45度と入力する必要があり、上述のロ
ボット座標系Σrで入力した場合よりも教示データが複
雑になっていることは明白である。
【0022】上記の教示データは、図1に示すように、
教示データ領域23bに格納されることになる。そし
て、図示しない溶接開始スイッチが押圧されると、教示
データが読み出され、ワーク座標系Σpに座標変換され
る。具体的に説明すると、重力方向単位ベクトルGは、
ロボット座標系Σrから見た場合、rG=(0,0,−
1)である。また、位置決め装置2の据え付け位置と機
構と(θp1,θp2)との関係から、ワーク座標系Σ
pからロボット座標系Σrへの(3×3)回転行列pR
rが計算できるため、ワーク座標系Σpから見た重力方
向pGは、pG=pRr・rGと計算できる。
【0023】ここで、教示データ(座標データ)は、重
力方向Gを基準としたロボット座標系Σrでの値として
入力されるため、上述の例では、ウィービング振幅方向
ベクトルrW=(0,0,0)=(0,cosθ,si
nθ)、ねらい位置方向ベクトルrP=(0,0,10
0)=(0,dY,dZ)、ねらい姿勢方向ベクトルr
T=(0,0,−1)=(0,sinθ,cosθ)と
なる。そして、これらの各ベクトルがロボット座標系Σ
rからワーク座標系Σpに座標変換されることによっ
て、pW=pRr・rW、pP=pRr・rP、pT=
pRr・rTが求められる。この後、座標変換された各
ベクトルを用いて経路補間や姿勢計算等が行われること
によって、ワーク座標系Σpにおける動作データが求め
られた後、これらの動作データがロボット座標系Σrに
座標変換されて動作データ領域23cに格納される。
【0024】以上のように、本実施形態のロボット制御
装置20は、重力方向Gに一致したZ座標軸を有したロ
ボット座標系Σrで教示データの入力を受け付ける教示
データ入力処理(教示データ入力手段)と、ワーク10
の位置姿勢に対して一定の位置関係を有するワーク座標
系Σpにロボット座標系Σrの教示データを座標変換す
る第1変換処理(第1変換手段)と、ワーク座標系Σp
に座標変換された教示データからワーク座標系Σpにお
ける動作データを求める動作データ作成処理(動作デー
タ作成手段)と、ワーク座標系Σpの動作データをロボ
ット座標系Σrの動作データに座標変換する第2変換処
理(第2変換手段)とを処理ステップとして有した教示
データ処理ルーチンを備えた構成にされている。
【0025】これにより、重力方向Gに一致したZ座標
軸を有したロボット座標系Σrで教示データの入力を行
えば、重力を基準として入力作業を行うことが可能にな
り、オペレータが見たままのワーク10の位置姿勢を教
示データとすることができる。従って、従来のような重
力方向Gとは無関係のワーク座標系Σpで教示データを
入力する場合のように、ワーク座標系Σpとロボット座
標系Σrとを意識しながらの入力作業が不要になるた
め、教示データを入力する際のオペレータの負担を低減
させることができる。
【0026】また、本実施形態のロボット制御装置は、
各種の加工処理に対応した溶接条件データ(加工処理デ
ータ)を格納した溶接条件データ領域23a(加工条件
データ記憶手段)を有していると共に、教示データ入力
処理により入力された教示データに対応する加工条件デ
ータを溶接条件データ領域23aから読み出して動作デ
ータとする読出処理(読出手段)と、動作データの一括
設定か個別設定かを判定し、一括設定であれば、読出処
理を選択する一方、個別設定であれば、第1変換処理と
動作データ作成処理と第2変換処理とを選択する選択処
理(選択手段)とを処理ステップとして有した構成にさ
れている。
【0027】これにより、一括設定により読出手段を選
択すれば、予め格納された溶接条件データから動作デー
タを作成することができるため、教示データの入力数が
極めて減少することによって、教示データを入力する際
の負担を一層低減させることができる。
【0028】尚、本実施形態においては、ロボット制御
装置20の各処理を教示データ処理ルーチンでソフトウ
エア的に構成した場合について説明しているが、これに
限定されることはなく、各処理をIC化した機能ブロッ
クでハードウエア的に構成していても良い。また、本実
施形態においては、ロボット制御装置20をアーク溶接
ロボット1に適用した場合について説明しているが、こ
れに限定されることはなく、位置決め装置2により任意
の位置姿勢に変更されるワーク10に対して加工処理す
るものであれば、例えば塗装ロボットや組立ロボット等
に適用することもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、任意の位置姿勢に変
更される加工対象物に対する各種の加工処理を工業用ロ
ボットに行わせるように、オペレータが前記加工対象物
の位置姿勢に基づいて入力した教示データから前記工業
用ロボットの動作データを作成するロボット制御装置で
あって、重力方向に一致したZ座標軸を有したロボット
座標系で前記教示データの入力を受け付ける教示データ
入力手段と、前記加工対象物の位置姿勢に対して一定の
位置関係を有するワーク座標系に、前記ロボット座標系
の教示データを座標変換する第1変換手段と、前記ワー
ク座標系に座標変換された教示データから該ワーク座標
系における動作データを求める動作データ作成手段と、
前記ワーク座標系の動作データを前記ロボット座標系の
動作データに座標変換する第2変換手段とを有した構成
である。
【0030】これにより、重力方向に一致したZ座標軸
を有したロボット座標系で教示データの入力を行えば、
重力を基準として入力作業を行うことが可能になるた
め、オペレータが見たままの加工対象物の位置姿勢を教
示データとすることができる。従って、従来のような重
力方向とは無関係のワーク座標系で教示データを入力す
る場合のように、ワーク座標系とロボット座標系とを意
識しながらの入力作業が不要になるため、教示データを
入力する際におけるオペレータの負担を低減することが
できるという効果を奏する。
【0031】請求項2の発明は、請求項1記載のロボッ
ト制御装置であって、前記ロボット座標系における各種
の加工処理に対応した加工条件データを格納した加工条
件データ記憶手段と、前記教示データ入力手段により入
力された教示データに対応する加工条件データを前記加
工条件データ記憶手段から読み出して動作データとする
読出手段と、動作データの一括設定か個別設定かを判定
し、一括設定であれば、前記読出手段を選択する一方、
個別設定であれば、前記第1変換手段と動作データ作成
手段と第2変換手段とを選択する選択手段とを有した構
成である。
【0032】これにより、一括設定により読出手段を選
択すれば、予め格納された加工条件データから動作デー
タを作成することができるため、教示データの入力数が
極めて減少することによって、教示データを入力する際
の負担を一層低減させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アーク溶接ロボットに接続されたロボット制御
装置のブロック図である。
【図2】ワーク座標系とロボット座標系との関係を示す
説明図である。
【図3】ワークと溶接トーチとの位置関係を示す説明図
である。
【図4】ワークと溶接トーチとの位置関係を示す説明図
である。
【図5】ワークと溶接トーチとの位置関係を示す説明図
である。
【図6】ワークと溶接トーチとの位置関係を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 アーク溶接ロボット 2 位置決め装置 3 旋回台 4 垂直アーム 5 水平アーム 6 基礎 7 手首部 8 溶接トーチ 10 ワーク 11 ターンテーブル 12 テーブル支持部材 13 テーブル傾斜部材 14 フレーム部材 20 ロボット制御装置 21 I/O部 22 CPU部 23 記憶部 23a 溶接条件データ領域 23b 教示データ領域 23c 動作データ領域 24 教示装置
フロントページの続き Fターム(参考) 3F059 AA05 BA03 BA10 BB01 FA03 FB02 FC13 5H269 AB12 AB13 AB22 AB33 BB09 CC09 CC13 CC15 DD05 DD08 GG08 QC10 SA24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の位置姿勢に変更される加工対象物
    に対する各種の加工処理を工業用ロボットに行わせるよ
    うに、オペレータが前記加工対象物の位置姿勢に基づい
    て入力した教示データから前記工業用ロボットの動作デ
    ータを作成するロボット制御装置であって、 重力方向に一致したZ座標軸を有したロボット座標系で
    前記教示データの入力を受け付ける教示データ入力手段
    と、 前記加工対象物の位置姿勢に対して一定の位置関係を有
    するワーク座標系に、前記ロボット座標系の教示データ
    を座標変換する第1変換手段と、 前記ワーク座標系に座標変換された教示データから該ワ
    ーク座標系における動作データを求める動作データ作成
    手段と、 前記ワーク座標系の動作データを前記ロボット座標系の
    動作データに座標変換する第2変換手段とを有している
    ことを特徴とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボット座標系における各種の加工
    処理に対応した加工条件データを格納した加工条件デー
    タ記憶手段と、 前記教示データ入力手段により入力された教示データに
    対応する加工条件データを前記加工条件データ記憶手段
    から読み出して動作データとする読出手段と、 動作データの一括設定か個別設定かを判定し、一括設定
    であれば、前記読出手段を選択する一方、個別設定であ
    れば、前記第1変換手段と動作データ作成手段と第2変
    換手段とを選択する選択手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載のロボット制御装置。
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JP2010188485A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Fuji Electric Holdings Co Ltd 動作軌道生成装置、動作軌道生成方法、ロボット制御装置及びロボット制御方法
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