JP2000152269A - 色再現システム - Google Patents

色再現システム

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JP2000152269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の色補正装置は撮影側と観察側の照明光ス
ペクトルデータ、カメラの分光感度データ、被写体の分
光反射率の統計的性質に関するデータ等を多々用いるた
め、高価な分光光度計が必要でシステムが簡便に構築で
きなかった。 【解決手段】本発明は、撮影照明光下で被写体を撮影す
るRGBカラーカメラと、撮影照明光スペクトルを測定
する簡易分光計、被写体の三刺激値データを算出し、モ
ニタプロファイルデータを用いてCRTモニタヘの入力
信号に変換する色補正装置5とが配置される。また、観
察側Bには、CRTモニタと観察照明光の三刺激値を測
定する照明光色測定装置とが配置され、観察照明光の三
刺激値と等しい三刺激値を持つ仮想照明光スペクトル下
での被写体の三刺激値を再現することにより、観察照明
光のスペクトルを測定することなく、色順応等の人の色
知覚特性の変化に影響されずに色再現される色補正装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた画像を再現する際に、観察照明光を考慮して被写体
の色を再現することが可能な色再現システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラ等のカラー画像入
力装置により所望の被写体を撮影し、撮影された画像デ
ータを補正して、CRTモニタ等の表示装置若しくは、
カラープリンタ等の出力装置により、その被写体の色を
忠実に再現する色再現システム等のカラーマネージメン
トシステム(CMS)が普及しつつある。
【0003】このようなシステムにおいて、被写体を撮
影した撮影側の照明光と再現画像を観察する観察側の照
明光とが異なる場合には、撮影側での被写体の三刺激値
XYZに基づく色を観察側の照明光下で観察すると、色
順応などの人の知覚特性の変化により異なって見える
(見え)という問題があった。
【0004】この三刺激値XYZは、国際照明委員会
(CIE)が定めた色の定量値であり、同一照明光下に
おいては、同じ色の見えを保証するものであるが、この
ような異なる照明光下での色については対応していな
い。
【0005】従来のCMSでは、このような問題を解決
するために色順応モデル等の人の色知覚モデルを用い
て、観察側で撮影側と同じ色の見えを与える三刺激値で
ある対応色を求めて再現することを目標としていた。
【0006】このような色順応を含む人の色知覚につい
ては、Mark.D.Fairchild,Color App- earance Models,A
ddison Wesley,(1998). に開示されているようにいくつ
かのモデルが提案され、より正確な色予測が可能なモデ
ルの構築を目指して研究が進められている。
【0007】従来のCMSでは、撮影側における被写体
の色の見えを再現していたのに対して、特開平9−17
2649号公報に開示されている色再現システムでは、
撮影信号から被写体の分光反射率画像を推定し、分光反
射率画像に観察照明光スペクトルをかけることにより、
観察照明光下での三刺激値を求めて再現することにより
観察側での色の見えを再現する。このような照明変換を
行う方法では、実際の観察照明光下に被写体がある場合
の三刺激値を再現するため、色順応等の人の視覚特性を
考慮することなく正確に色の見えを再現することが可能
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した照明変
換を行う色再現方法は、従来のCMSとは異なり、カメ
ラの分光感度がCIEXYZ等色関数と線形変換の関係
にある必要はなく、研究段階である色順応モデルを用い
る必要もないという利点がある一方、撮影側と観察側の
照明光スペクトルデータ、カメラの分光感度データ、被
写体の分光反射率の統計的性質に関するデータ等が多々
必要となる。
【0009】このようなデータのうち、照明光スペクト
ルデータの測定を実施するには、一般に高価な分光光度
計が必要とされ、実際の撮影環境及び観察環境下での測
定が必要となるため、システムを簡便に構築することは
難しかった。
【0010】また、観察照明光のスペクトル特性が被写
体の色を再現するうえで必ずしも適した特性であるとは
限らないため、微妙な色の違いを評価する場合、問題に
なることもある。
【0011】更に、観察を行う箇所が複数ある場合に、
一般的には、それぞれ観察者ごとに異なる照明光が用い
られる。それらの異なる照明光下での色を観察すること
になるため、例えば、遠隔医療における診断などの色に
基づく判断やコミニュケーション、観察環境に依存しな
い絶対的な評価が必要な場合には、不都合が生じる場合
が多くあった。
【0012】そこで本発明は、観察照明光のスペクトル
測定をより簡便な三刺激値測定に置き換えることがで
き、なお且つ色再現に適した照明光スペクトル下での被
写体の色再現が可能な照明変換を行う色再現システムを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カラー画像入力手段と、上記カラー画像入
力手段により得られたカラー画像信号を補正して三刺激
値を算出する色推定手段と、上記色推定手段により得ら
れた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段とから
なる色再現システムにおいて、上記色推定手段は、観察
照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、上記照
明光測定手段により得られた観察照明光の三刺激値と等
しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトルを算出する
仮想照明光スペクトル算出手段と、カラー画像信号から
仮想照明光スペクトル下での被写体の三刺激値を算出す
る三刺激値算出手段とを備える色再現システムを提供す
る。
【0014】上記仮想照明光スペクトル算出手段は、規
定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペクトル
を算出する。又は、上記仮想照明光スペクトル算出手段
は、カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペク
トルの積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形
変換の関係となるスペクトルを算出する。
【0015】さらに、カラー画像入力手段と、上記カラ
ー画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正し
て三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段に
より得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手
段とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手
段と、標準照明光スペクトル下での被写体の三刺激値の
色の見えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出する
対応色算出手段とを備える色再現システムを提供する。
【0016】以上のような構成の色再現システムは、観
察照明光の三刺激値と等しい三刺激値を与える仮想照明
光スペクトル下での被写体の三刺激値とを再現すること
により、観察照明光のスペクトルを測定することなく、
色順応等の人の色知覚特性の変化に影響されずに正確に
色の見を再現する。
【0017】また、基底関数の線形和によってスペクト
ルを算出することにより、実際の観察照明光スペクトル
よりも演色性に優れた照明光下での色再現となる。ま
た、このような基底関数を標準化することにより、観察
照明光の三刺激値が定まるとスペクトルが一意に定ま
り、観察照明光の特性をスペクトルレベルで容易に標準
化される。さらに、仮想照明光スペクトルをカラー画像
入力手段の分光感度と撮影照明光スペクトルの積が等色
関数と仮想照明光スペクトルの積と線形変換となるスペ
クトルとすることにより、任意の被写体に対して正確に
仮想照明光下での三刺激値が求められる。
【0018】さらに、所定の標準照明光スペクトルの下
での被写体の三刺激値を算出し、その標準照明光スペク
トルの下での被写体の三刺激値の色の見えを観察照明光
の下で与える三刺激値を再現することにより、撮影照明
光や観察照明光に依存せずに常に一定の標準照明光スペ
クトル下での被写体の色が観察できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0020】まず、本発明による色再現システムの概要
について説明する。
【0021】一般に、被写体の分光反射率f(λ)から
観察照明光下での被写体の色を再現するためには、観察
照明光スペクトルE0 (λ)と、CIE等色関数x
(λ)、y(λ)、z(λ)と、から次式により算出さ
れる三刺激値X0 0 0 を再現することが必要とな
る。
【0022】
【数1】
【0023】この場合、被写体が観察照明光下にある場
合の三刺激値XYZが再現されるため、観察照明光の特
性に応じて変化する人の視覚特性を考慮することなく正
確な色再現が可能となる。
【0024】これに対して実際の観察照明光と異なる照
明光下で算出された三刺激値XYZの色に対しては、一
般には色順応などの人の視覚特性が異なるために観察照
明光下での実際の見えとは異なる色として知覚されてし
まう。
【0025】ところが人の色知覚は、三刺激値XYZが
等しければ、スペクトルが異なっていても同じ色と知覚
するため、同一の三刺激値XYZの照明光下では、その
スペクトルが異なっていても視覚特性は変化しない。
【0026】つまり、実際の観察照明光と同一の三刺激
値XYZをもち、そのスペクトルの異なる仮想的な照明
光下での被写体の三刺激値XYZを再現しても、その照
明光下での色の見えを正確に再現することができる。
【0027】このような考えに基づいて、観察照明光の
三刺激値XYZを測定し、これと同一の三刺激値XYZ
を与える仮想的な照明光スペクトルを算出し、この仮想
照明光の下での被写体の三刺激値XYZを再現すること
で、観察照明光のスペクトルの測定を行うことなく正確
な色再現が可能となる。
【0028】観察照明光の三刺激値XYZを与える仮想
照明光スペクトルにはある程度、自由度があるが、予め
設定した3つの独立な基底関数を用いることにより、一
意に決定することができる。
【0029】予め定める基底関数をρi (λ)(i=
1,2,3)とし、測定により得られた観察照明光の三
刺激値をXw0w0w0とすると、仮想照明光スペクトル
h (λ)は、
【数2】
【0030】ただし、
【数3】
【0031】により得られる。
【0032】基底関数としては、例えばPublication CI
E No.15.2(1986) に開示されている昼光の基底関数が利
用できる。昼光スペクトルは3本の基底関数の線形和と
して与えられており、各基底関数の重み係数を定めるこ
とによりスペクトルを規定することができる。
【0033】図2に波長380nm〜780nmの太陽
光スペクトルの3本の基底関数を示す。
【0034】ここで、三刺激値XYZが定まると、これ
らの3つの重み係数を定めることができるため、その三
刺激値XYZに対応する昼光スペクトルを求めることが
できる。仮想照明光スペクトルEh (λ)の下での被写
体の三刺激値Xh h h は、
【数4】
【0035】であり、実際の観察照明光下での被写体の
三刺激値X0 0 0 とは異なるが、照明光の違いによ
る人の視覚特性の変化による影響は受けない。
【0036】このように、実際の観察照明光と同一の三
刺激値XYZを与える仮想照明光スペクトルの下での被
写体の三刺激値XYZを再現することにより、照明光ス
ペクトルの測定をすることなく、人の視覚特性の変化に
影響されない色再現が可能となる。
【0037】ここで用いたように基底関数として、昼光
の基底関数等を利用することにより、実際の観察側にお
ける照明光スペクトルの特性に関わらず、色評価用とし
て優れた特性をもつ照明光スペクトルでの色再現に変換
することができる。
【0038】また、仮想照明光スペクトルの基底関数を
標準化することにより、同一の三刺激値XYZの照明光
での色再現は、常に同一スペクトルの照明光での再現色
となり、観察環境が異なっていても、より再現色の観察
照明条件を統一化することができる。
【0039】撮影照明光スペクトルEm (λ)の下で、
分光感度r(λ)、g(λ)、b(λ)のRGBカメラ
により撮影された分光反射率f(λ)の被写体の撮影信
号をそれぞれR、G、Bとし、観察照明光スペクトルE
0 (λ)の下での被写体の三刺激値をXf0f0f0とす
ると、
【数5】
【0040】と表され、任意の被写体に対してRGBか
らXfof0f0を求めるためには、任意のf(λ)につ
いて、
【数6】
【0041】と表されることが必要となる。すなわち、
【数7】
【0042】を満たすことが必要となる。
【0043】実際には、システムがこのような条件を満
たすことは非常に稀であるが、観察照明光スペクトルE
0 (λ)を(8)式が満たされる仮想照明光スペクトル
h(λ)に置き換えることにより可能となる。
【0044】この時、任意の被写体に対してRGBから
仮想照明光下の三刺激値Xf0f0f0を正確に求めるこ
とが可能となる。
【0045】このように実際の観察照明光とは、異なる
仮想照明光下での色を再現する場合、再現色の見えが変
わらないためには、観察照明光の三刺激値X0 0 0
と仮想照明光の三刺激値Xh h h が一致することが
条件となる。
【0046】このような条件を満たす仮想照明光スペク
トルEh (λ)を求める手段として、Eh (λ)が次式
の誤差関数Exyz 及び値Elutherを最小するスペクトル
を反復計算により求める。
【0047】
【数8】
【0048】Exyz 及びElutherが”0”となる場合、
任意の分光反射率の被写体に対してカメラ撮影信号から
仮想照明光下における被写体の三刺激値が得られ、実際
の観察照明光の下で仮想照明光下と同じ色の見えとして
観察することができる。
【0049】次に仮想照明光を、ただ一つの規定スペク
トルとして与える場合について説明する。
【0050】この場合の仮想照明光を標準照明光とする
と、標準照明光スペクトルEs (λ)の下での被写体の
三刺激値Xs s s は、次式で表される。
【0051】
【数9】
【0052】標準照明光下でのXs s s は、標準照
明光の三刺激値XYZと異なる三刺激値XYZの観察照
明光下ではその色の見えが異なる。
【0053】三刺激値XYZが異なる照明光下におい
て、同一の見えとなるような被写体の三刺激値XYZを
対応色と称し、被写体の三刺激値Xs s s の観察照
明光下での対応色を求めて再現することにより、被写体
の標準照明光下での色の見えを観察光下で再現すること
ができる。
【0054】対応色を求める方法としては、色順応のメ
カニズムをモデル化した人の色知覚モデルが用いられ
る。
【0055】この色順応モデルとしては、他のモデルの
基礎となるフォン・クリースモデルなどいくつかのモデ
ルが提案されている。フォン・クリースモデルによる標
準照明光下にある被写体の三刺激値Xs s s の対応
色Xc c c は、標準照明光の三刺激値をXwsws
ws、観察照明光三刺激値をXW0W0W0とすると、次式
で与えられる。
【0056】
【数10】
【0057】ただし、Mは三刺激値XYZから錐体の刺
激量に変換する3×3の行列である。このような色順応
のみを考慮した色順応モデルのほか、更に多くの知覚量
を予測する色の見えモデルが提案されており、観察環境
の違いに応じて利用することができる。
【0058】このように標準照明光下での被写体の三刺
激値を求め、標準照明光下における三刺激値の色の見え
を観察照明光下で再現することにより、複数の異なる観
察照明光下においても同一の照明光スペクトルの下での
被写体の色の見えを観察することが可能となる。
【0059】これにより、被写体の観察照明光環境を撮
影側、観察側の照明光に依存せずに標準化することがで
きる。ここで用いる標準照明光スペクトルとして演色性
に優れたスペクトルを規定することにより、撮影側及び
観察側の照明光に依存せずに優れた特性をもつ照明光ス
ペクトルでの色再現が可能となる。また、この場合も観
察照明光のスペクトルを測定する必要はなく、三刺激値
XYZの測定に置き換えることができる。
【0060】次に図1には、本発明による第1の実施形
態に係る画像処理装置の構成例を示し説明する。また図
3には、図1に示した色補正装置5の詳細な構成及びそ
れぞれのデータ([]は、図示したデータの参照符号)
の流れを示す。
【0061】本実施形態の画像処理装置は、画像データ
等のデータ転送が可能な任意の回線により接続された撮
影側Aと観察側Bとに分れた仮想照明色再現システムと
して構成されている。
【0062】撮影側Aには、撮影照明光2下で被写体3
を撮影するRGBカラーカメラ1と、撮影照明光スペク
トルを測定する簡易分光計4と、被写体3の三刺激値デ
ータを算出し、モニタプロファイルデータを用いてCR
Tモニタ6ヘの入力信号に変換する色補正装置5とが配
置される。また、観察側Bには、CRTモニタ6と観察
照明光8の三刺激値を測定する照明光色測定装置7とが
配置される。
【0063】撮影側Aでは、RGBカラーカメラ1によ
り撮影照明光2の下で被写体3を撮影し、RGB画像を
得る。そして、簡易分光計4により撮影照明光スペクト
ルデータ[MS]を測定する。この簡易分光計4は、例
えば、380nmから780nmまでの波長領域におけ
る照明光スペクトルの放射強度を1nm間隔で測定する
ものである。得られたRGB画像データ[CRGB]と
撮影照明光スペクトルデータは、色補正装置5に送られ
る。
【0064】観察側Bでは、CRTモニタ6上に設置さ
れた照明光色測定装置7により観察照明光8の三刺激値
[IXYZ]を測定する。
【0065】照明光色測定装置7は、図示しない3枚の
フィルタにより三刺激値XYZ等色関数に近似した分光
感度をもつ、3つのセンサから構成されており、CRT
モニタ6近傍の観察照明光8の三刺激値XYZを測定す
る。
【0066】観察照明光8の三刺激値XYZは、撮影側
の色補正装置5に伝送される。色補正装置5では、予め
保存しておいたRGBカラーカメラ1の分光感度データ
[h]及び被写体特性データ[σ]と、RGBカラーカ
メラ1から入力したRGB画像データと、から被写体3
の分光反射率データ[f]を算出する。
【0067】また、照明光色測定装置7により測定した
観察照明光8の三刺激値データと、予め保存しておいた
基底関数[ρ]とから仮想照明光スペクトルデータ[O
S]を算出する。上記被写体3の分光反射率データと、
予め保存しておいた等色関数データ[CMF]と、算出
した仮想照明光スペクトルデータとから被写体3の三刺
激値データ[OXYZ]を算出する。
【0068】求められた被写体3の三刺激値データは、
モニタプロファイルデータ[MTP]を用いてCRTモ
ニタ6ヘの入力信号[MRGB]に変換された後に観察
側のCRTモニタ6に伝送される。観察者は、観察照明
光8の下でCRTモニタ6上に表示された被写体3のカ
ラー画像を観察する。
【0069】次に図3を参照して、上記色補正装置5の
詳細な構成を示し説明する。
【0070】この色補正装置5は、RGB画像データか
ら被写体の分光反射率データを算出する分光反射率算出
装置9と、観察照明光8の三刺激値データから仮想照明
光スペクトルを算出する仮想照明光スペクトル算出装置
10と、被写体の分光反射率データから被写体3の三刺
激値を算出する三刺激値算出装置11と、被写体3の三
刺激値をCRTモニタ6ヘの入力信号に変換する出力信
号算出装置12と、記憶装置13とで構成されている。
【0071】このような構成において、分光反射率算出
装置9は、RGBカラーカメラ1から入力したRGB画
像データから、簡易分光計4により測定した撮影照明光
スペクトルデータSM (λ)、記憶装置13に予め保存
されている被写体特性データ、RGBカラーカメラ1の
分光感度データを用いて被写体3の分光反射率f(λ)
を算出する。
【0072】撮影照明光スペクトルデータSM (λ)
は、380nmから780nmまでの波長領域におい
て、1nm間隔で放射強度データをもっている。
【0073】被写体特性データは、被写体3の分光反射
率の3本の基底関数データσ1 (λ)、σ2 (λ)、σ
3 (λ)からなり、各基底関数は、380nmから78
0nmまでの波長領域において、1nm間隔で値をもっ
ている。基底関数は、被写体の種類に応じて作成される
もので、分光反射率の相関行列の固有ベクトルである。
【0074】基底関数の線形和により被写体の分光反射
率を表すことができる。RGBカラーカメラの分光感度
データは、R,G,B各チャンネルごとにhr (λ)、
g(λ)、hb (λ)の380nmから780nmま
での波長領域において、1nmで感度値データをもって
いる。
【0075】この分光反射率算出装置9では、次式に基
づいて、分光反射率f(λ)を算出する。
【0076】
【数11】
【0077】但し、
【数12】
【0078】ここで、・は内積、tは転置、−1は逆行
列を表す。
【0079】仮想照明光スペクトル算出装置10は、照
明光色測定装置7により測定された観察照明光の三刺激
値XW0W0W0を入力し、記憶装置13から予め定めた
昼光スペクトルの基底関数ρ1 (λ)、ρ2 (λ)、ρ
3(λ)を入力し、仮想照明光スペクトルEh(λ)を
出力する。
【0080】仮想照明光スペクトルEh (λ)は、基底
関数ρ1 (λ)、ρ2 (λ)、ρ 3(λ)の線形和であ
り、且つその三刺激値が観察照明光8の三刺激値XW0
W0ZW0となるスペクトルで、(2),(3)式により算
出される。
【0081】三刺激値算出装置11は、分光反射率算出
装置9で算出された被写体3の分光反射率データf
(λ)と、記憶装置13に予め保存しておいた等色関数
データx(λ)、y(λ)、z(λ)、仮想照明光スペ
クトル算出装置に10おいて算出した仮想照明光スペク
トルデータEh (λ)とから仮想照明光スペクトル下の
被写体の三刺激値XYZを算出する。
【0082】仮想照明光スペクトル下の被写体の三刺激
値Xh h h は、(4)式に基づいて算出される。
【0083】出力信号算出装置12は、被写体3の三刺
激値Xh h h をモニタプロファイルデータを用いて
CRTモニタ6に表示するための入力信号Rm m m
に変換する。
【0084】モニタプロファイルデータは、3行3列の
マトリクスとRGB各色のト一ン補正データとからな
り、予め測定により得られたデータが記憶装置13に保
存されている。三刺激値Xh h h は、マトリクス変
換によりXh h h とは線形な関係にあるRL L
L に変換され、RL L L は、CRTモニタのRGB
それぞれの入力に対する出力輝度の関係を与えるγ
r [R]、γg [G]、γb[B]、の逆関数により入
力信号値Rm m m に変換される。三刺激値Xh h
h から入力信号Rm m m は、次式に基づいて算出
される。
【0085】
【数13】
【0086】色補正装置5により算出された入力信号R
m m m は、CRTモニタ6に出力される。CRTモ
ニタ6では、各画素がRm m m により構成されるカ
ラー画像が表示され、観察者は、観察照明光8の下で観
察する。観察時に観察者が、観察照明光8に順応するよ
う、CRTモニタ6にはCRTモニタ6に固有の「白」
を表示しないものとする。
【0087】図4には、本発明による画像処理装置に係
る第2の実施形態の色補正装置の構成を示し説明する。
尚、本実施形態で色補正装置以外の構成は、前述した第
1の実施形態において説明した図1に示す構成と同等で
あるため同じ参照符号を付して省略し、ここでは色補正
装置について詳細に説明する。また、[]は、図示した
データの参照符号を示している。
【0088】本実施形態の色補正装置14は、カメラ撮
影信号のRGB値から仮想照明光下での三刺激値XYZ
変換用マトリクスを作成する仮想照明光スペクトル算出
装置10と、被写体の仮想照明光下での三刺激値を算出
する三刺激値算出装置11と、被写体3の三刺激値をC
RTモニタ6への入力信号[MRGB]に変換する出力
信号算出装置12と、記憶装置13とから構成されてい
る。
【0089】以下に上記色補正装置を構成する各装置に
ついて詳細に説明する。
【0090】仮想照明光スペクトル算出装置10は、簡
易分光計4により測定された撮影照明光スペクトルデー
タ[MS]、記憶装置13に予め保存されていたRGB
カラーカメラ1の分光感度データ[h]、等色関数デー
タ[CMF]、照明光色測定装置7により得られた観察
照明光の三刺激値データ[IXYZ]とから仮想照明光
スペクトルを作成し、RGBカラーカメラ1から出力し
たRGB値[CRGB]から仮想照明光下での被写体の
三刺激値Xh h h [OXYZ]を算出するための変
換マトリクス[MTX]を作成する。
【0091】仮想照明光スペクトルは(9)式、(1
O)式の値が最小もしくは閾値以下となるスペクトルと
する。このようなスペクトルを各波長のスペクトル値の
調整と(9)式、(10)式の評価値の反復計算により
求める。このようにして定まった仮想照明光スペクトル
において、(11)により算出されるm11〜m33を
要素とするマトリクスを変換マトリクスとして三刺激値
算出装置に出力する。
【0092】三刺激値算出装置11は、RGBカラーカ
メラ1により得られたRGB画像データを、仮想照明光
スペクトル算出装置10により得られた変換マトリクス
により三刺激値XYZに変換する。
【0093】尚、上記出力信号算出装置12は、前述し
た第1の実施形態において説明した図2に示した出力信
号算出装置12と同等であり、ここでの説明は省略す
る。
【0094】次に図5には、本発明による画像処理装置
の第3の実施形態に係る色補正装置の構成を示して説明
する。尚、本実施形態の色補正装置以外の構成は、図2
に示した第1の実施形態における構成と同等であり、同
じ参照符号を付してその詳細な説明は省略する。また、
[]は、図示したデータの参照符号を示している。
【0095】本実施形態の色補正装置15は、RGB画
像データから被写体3(図示せず)の分光反射率データ
[f]を算出する分光反射率算出装置9と、被写体3の
分光反射率データから被写体3の標準照明光下での被写
体の三刺激値[SXYZ]を算出する三刺激値算出装置
16と、標準照明光下での三刺激値から観察照明光下で
の対応色の被写体の三刺激値[CXYZ]を算出する対
応色算出装置17、対応色の三刺激値をCRTモニタ6
ヘの入力信号[MRGB]に変換する出力信号算出装置
12と記憶装置13から構成されている。
【0096】以下に、色補正装置15内の図3に示した
構成と異なる三刺激値算出装置16及び、対応色算出装
置17について説明する。
【0097】三刺激値算出装置16は、分光反射率算出
装置9で算出された被写体3の分光反射率データf
(λ)[f]と、予め保存しておいた等色関数データx
(λ)、y(λ)、z(λ)[CMF]、及び標準照明
光スペクトルデータEs (λ)[SS]とから標準照明
光下での被写体3の三刺激値Xs s s [SXYZ]
を算出する。標準照明光スペクトルデータEs (λ)
は、CIE D65のスペクトル分布のデータが、38
0nmから780nmまでの波長領域において、1nm
間隔で与えられている。
【0098】CIE D65のスペクトル分布は、相対
値で定義されているが、ここでは、標準的なCRTモニ
タ6の観察環境に適した絶対値データとなっている。
【0099】対応色算出装置17は、三刺激値算出装置
16で算出された標準照明光下での被写体3の三刺激値
s s s を観察照明光下での対応色に変換する。
【0100】標準照明光の三刺激値XWSWSWS[JX
YZ]が記憶装置13から入力され、観察照明光の三刺
激値XW0W0W0[IXYZ]が照明光色測定装置7か
ら入力される。
【0101】対応色の三刺激値Xc c c は、(1
3)式に基づいて算出される。(13)式のマトリクス
Mのデータは、対応色算出装置17内部に記憶されてお
り、以下の値が格納されている。
【0102】
【数14】
【0103】対応色の三刺激値Xc c c [CXY
Z]は、モニタプロファイルを用いて、モニタ入力信号
m m m [MRGB]に変換される。CRTモニタ
6には、各画素がRm m m により構成されるカラー
画像が表示され、観察者は観察照明光の下でCRTモニ
タ6に表示されたカラー画像を観察する。
【0104】よって、観察者は、観察照明光下で標準照
明光下の被写体の色の見えを観察することができる。
【0105】次に図6には、本発明による第4の実施形
態に係る画像処理装置の使用例を示し説明する。
【0106】本実施形態は、例えば、診療所21内の撮
影照明光22下で被写体となる患者23がマルチスペク
トルカメラ(MSC)24により撮影され、静止画像と
して得られる。
【0107】MSC24は、例えば、図7に示したよう
な7枚の透過波長帯が異なる干渉フィルタ25を装填し
たフィルタターレット26を図8に示すように備えてお
り、モータ40により回転するフィルタターレット26
と同期して、撮影レンズ系41を通った光像を7チャン
ネルの画像データとしてCCD42で取り込む。
【0108】MSC24により撮影された患者23の画
像データは、7チャンネルの静止画像データとしてコン
ピュータ27内に取り込まれる。患者23の背後には、
分光反射率が一定値とみなせる白色の背景板28が設置
されており、マルチスペクトルカメラ24と併置されて
いる分光計29により撮影照明光の背景板28からの反
射光スペクトルを測定する。
【0109】測定データは、コンピュータ27内に取り
込まれ、予め保存しておいた背景板28の分光反射率で
除算されて撮影照明光スペクトルが算出される。診療所
21と病院31とは通信回線32により結ばれており、
病院31のCRTモニタ33近傍に設置された観察照明
光測定器34により測定された観察照明光35の三刺激
値XYZは、通信回線32を通じて診療所21に伝送さ
れる。
【0110】仮想照明光スペクトルEh (λ)は、観察
照明光35の三刺激値XYZをもとに第1の実施形態と
同様の方法により作成されるものとする。
【0111】仮想照明光スペクトルが算出された後に、
仮想照明光スペクトルデータ、撮影データ、予めコンピ
ュータ27内に保存されていたマルチスペクトルカメラ
24の分光感度データ、被写体特性データをもとに被写
体23のXYZ画像データが算出され、XYZ画像デー
タが通信回線32を通じて病院31のコンピュータ36
に伝送される。三刺激値XYZは、(19)式、(2
0)式に基づいて算出される。
【0112】
【数15】
【0113】マトリクスA、Bの要素aij、bijは、
【数16】
【0114】である。<>は期待値演算を表し、被写体
特性<f(λ)f(λ' )>は診断に重要となる肌の分
光反射率の期待値であり、予めデータベースの一つとし
て記憶装置に保存されている。病院31のコンピュータ
33では診療所21から送られてきた患者23のXYZ
画像データを予め保存しておいたCRTモニタ33のプ
ロファイルデータを用いて、CRTモニタ33のRGB
入力信号に変換する。
【0115】患者23のRGB入力信号画像は、CRT
モニタ33上に表示され、医者等の観察者37は、観察
照明光35下にてCRTモニタ33上のカラー画像を観
察する。
【0116】病院31のCRTモニタ33の背後には白
い背景板38が設置されており、観察者37は観察照明
光35の背景板38からの反射光に十分順応するように
配慮されている。
【0117】背景板38の分光反射率p(λ)が一定値
でない場合には、仮想照明光スペクトルの算出に用いる
観察照明光35の三刺激値X0 0 0 を次式により与
えられる背景板38の三刺激値Xb b b に置き換え
る。
【0118】
【数17】
【0119】観察照明光測定器34は、観察照明光35
もしくは(21)により与えられる背景板38からの観
察照明光35の反射光の三刺激値を直接測定する。
【0120】また、CRTモニタ33のモニタプロファ
イルを作成するための測定器の機能を兼るものとする。
【0121】図9に本発明の画像処理装置の第5の実施
形態を示す。この発明の実施形態は、次のように構成さ
れている。前述した第4の実施形態において、観察照明
光の三刺激値を測定する装置として観察照明光測定器が
用いられていた。
【0122】観察照明光の三刺激値を正確に測定するた
めには、観察照明光測定器の分光感度が等色関数と線形
な変換関係になくてはならない。
【0123】このような特別な感度特性を持つ測定器の
代替えとして、分光反射率が既知の9枚の色票を含むカ
ラーチャート39と分光感度が既知のデジタルカメラ4
0を用いる。カラーチャート39は、CRTモニタ近傍
に配置し、各色票から反射される観察照明光の反射光を
デジタルカメラ40により撮影する。それぞれの色票の
撮影信号は、通信回線41を通して、病院31内のコン
ピュータ36に伝送される。病院31内のコンピュータ
36の照明光三刺激値算出処理部において、色票の撮影
信号と予め保存しておいたデジタルカメラ40の分光感
度データ、色票の分光反射率データ、等色関数データと
から観察照明光の三刺激値を算出し、通信回線42を通
して図示しない診療所のコンピュータに伝送する。照明
光三刺激値算出処理部の構成を図10に示す。
【0124】変換マトリクス算出部51は、コンピュー
タ36内に配置された、デジタルカメラ分光感度データ
保存部54に予め保存されていたデジタルカメラ40の
分光感度データh、色票分光反射率データ保存部53に
予め保存されていた色票の分光反射率データCSR及
び、等色関数データ保存部52に予め保存されていた等
色関数データCMFから、色票撮影信号入力部55から
の色票の撮影信号RGBを観察照明光の三刺激値XYZ
に変換するための変換マトリクスMTXを算出する。
【0125】上記変換マトリクスMTXは、等色関数を
xyzi(λ)(i=x,y,z)、デジタルカメラ40の
分光感度をhi (λ)(i=1〜3)、色票の分光反射
率をfj (λ)(j=1〜9)とすると次式に基づいて
算出される。
【0126】
【数18】
【0127】変換マトリクス算出部51から算出された
変換マトリクスMTXは、三刺激値算出部56に送られ
る。この三刺激値算出部56では、色票撮影信号入力部
55により入力された色票画像から各色票の平均信号値
を算出し、変換マトリクスMTXをかけることにより観
察照明光の三刺激値XYZを算出し、三刺激値保存部5
7に保存する。
【0128】本実施形態では、9枚の色票を用いている
が、色票の枚数はこれに限定されるものではない。ま
た、3チャンネルの感度をもつデジタルカメラを撮影側
と同様にマルチスペクトルカメラや4チャンネル以上の
デジタルカメラとすることも可能である。
【0129】このようにデジタルカメラと色票を用いて
観察照明光の三刺激値測定を行うことにより、高価な測
定器を用いる必要がなくなる。また、一般に通常のデジ
タルカメラの分光感度特性は等色関数と線形変換関係に
ないため、正確に三刺激値を測定することができない
が、色票と組み合わせることにより、より高精度な測定
が可能となる。
【0130】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0131】(1)カラー画像入力手段と、上記カラー
画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正して
三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段によ
り得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段
とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、上記照明光測定手段により得られた観察照明光の三
刺激値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトル
を算出する仮想照明光スペクトル算出手段と、カラー画
像信号から仮想照明光スペクトルのもとでの被写体の三
刺激値を算出する三刺激値算出手段と、を有することを
特徴とする色再現システム。
【0132】この発明は、第1の実施形態(図1及び図
3)と、第2の実施形態(図4)と、第4の実施形態
(図6、図7及び図8)とが対応する。
【0133】この発明は、以下の作用効果がある。
【0134】観察照明光と三刺激値が等しい仮想照明光
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。
【0135】なお、本発明では観察照明光と仮想照明光
の三刺激値が同じになるように仮想照明光スペクトルを
求めると記述したが、観察者が観察照明光の物体からの
反射光に順応している場合には、順応している対象とな
る物体の反射光の三刺激値と等しい三刺激値をもつスペ
クトルを仮想照明光スペクトルとする。
【0136】また、カラー画像出力手段は出力信号算出
装置とCRTモニタとしたが、これに限られるものでは
ない。
【0137】CRTモニタを液晶ディスプレー、プラズ
マディスプレー等他の表示装置やプリンタ等の画像形成
装置に置き換えることは容易である。この場合三刺激値
を出力装置の信号に変換するための出力信号算出装置で
は、個々の出力装置に応じたデータを用いて変換を行
う。
【0138】(2)上記仮想照明光スペクトル算出手段
は、規定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペ
クトルを算出することを特徴とする上記(1)項に記載
の色再現システム。
【0139】この発明は、第1の実施形態(図1及び図
3)、第4の実施形態(図6、図7及び図8)が対応す
る。
【0140】この発明は、以下の作用効果がある。
【0141】観察照明光と三刺激値が等しい仮想照明光
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。更に基底関数の線形和によりスペクトルを算出
することにより、実際の観察光スペクトルよりも演色性
に優れた照明光下での色再現が可能となる。また、この
ような基底関数を標準化することにより、観察照明光の
三刺激値が定まるとスペクトルが一意に定まることか
ら、従来では三刺激値もしくは色度値、色温度での規定
しかできなかった観察照明光の特性をスペクトルレベル
で標準化することが容易になる。
【0142】(3)上記仮想照明光スペクトル算出手段
は、カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペク
トルの積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形
変換となるスペクトルを算出することを特徴とする上記
(1)項に記載の色再現システム。
【0143】この発明は、第2の実施形態(図4)が対
応する。
【0144】この発明は、以下の作用効果がある。
【0145】観察照明光と三刺激値が等しい仮想照明光
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。更に、従来は撮影照明光とは異なる観察照明光
のもとでの被写体の三刺激値を正確に求めるためには、
被写体の分光反射率の基底関数がカラー画像入力手段の
チャンネル数以下となることが必要であった。
【0146】このため、被写体が人肌など特定の対象に
限定されるか、もしくはマルチスペクトルカメラのよう
に多チャンネルを有する特殊なカラー画像入力装置が必
要であった。仮想照明光スペクトルをカラー画像入力手
段の分光感度と撮影照明光スペクトルの積が等色関数と
仮想照明光スペクトルの積と線形変換となるスペクトル
とすることにより、任意の被写体に対して正確に仮想照
明光下での三刺激値を求めることが可能となる。
【0147】(4)カラー画像入力手段と、上記カラー
画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正して
三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段によ
り得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段
とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手
段と、標準照明光スペクトルの下での被写体の三刺激値
の色の見えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出す
る対応色算出手段と、を有することを特徴とする色再現
システム。
【0148】この発明は、第3の実施形態(図3及び図
5)が対応する。
【0149】この発明は、以下の作用効果がある。
【0150】所定の標準照明光スペクトルの下での被写
体の三刺激値を算出し、その標準照明光スペクトルの下
での被写体の三刺激値の色の見えを観察照明光の下で与
える三刺激値を再現することにより、撮影照明光や観察
照明光に依存せずに常に一定の標準照明光スペクトル下
での被写体の色を観察することが可能となる。これによ
り、複数の異なる観察照明光下の場所で同一の被写体画
像を観察しても、全ての観察値において同一の色を観察
することが可能となる。また、標準照明光スペクトルを
色の観察においてすぐれた特性をもつスペクトルに規定
しておくことにより、実際の観察照明光よりも優れた特
性の照明光下での色を観察することができる。
【0151】(5)所定の被写体をカラー画像として撮
像し、撮像したカラー画像の色補正を行い、回線により
データ転送が可能な色再現システムにおいて、撮影照明
光下で被写体を撮像するカラーカメラと、上記撮影照明
光のスペクトルを測定する簡易分光計と、被写体を観察
する側の観察照明光の三刺激値を測定して、回線を介し
て色補正装置に観察照明光の三刺激値データを転送する
照明光色測定装置と、転送された上記観察照明光の三刺
激値に基づいて作成された仮想照明光スペクトル下での
上記被写体の三刺激値を算出し、モニタプロファイルデ
ータを用いて、モニタ信号に変換する色補正装置と、上
記色補正装置により、色補正された被写体像を含むカラ
ー画像を表示するためのモニタと、を具備する色補正装
置と、を具備することを特徴とする色再現システム。
【0152】この発明は、第1の実施形態(図1及び図
3)、第4の実施形態(図6)とが対応する。
【0153】この発明は、以下の作用効果がある。
【0154】撮影箇所と観察箇所とが回線で接続され、
遠隔地における色再現が実施でき、観察照明光の三刺激
値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトル下で
の被写体の三刺激値を再現することにより、観察照明光
のスペクトルを測定することなく、色順応等の人の色知
覚特性の変化に影響されない色再現が可能となる。
【0155】(6)上記(5)に記載の上記色再現シス
テムの色補正装置は、昼光スペクトルの基底関数ρ、モ
ニタプロファイルデータMTP、等色関数データCM
F、及び上記RGBカラーカメラの分光感度データhを
予め記憶する記憶装置と、上記照明光色測定装置により
測定された観察照明光の三刺激値IXYZと、上記記憶
装置からの上記基底関数ρとから仮想照明光スペクトル
データOSを算出する仮想照明光スペクトル算出装置
と、上記記憶装置からの被写体特性データσ及び分光感
度データhと、上記RGBカラーカメラから入力したR
GB画像データCRGBと簡易分光計からの撮影照明ス
ペクトルとから被写体の分光反射率データfを算出する
分光反射率算出装置と、上記記憶装置からの等色関数デ
ータCMFと、上記仮想照明光スペクトル算出装置から
の仮想照明光スペクトルデータOSと、上記分光反射率
算出装置からの分光反射率データfとから被写体の三刺
激値データOXYZを算出する三刺激値算出装置と、上
記記憶装置からのモニタプロファイルデータMTPと、
上記三刺激値算出装置からの三刺激値データOXYZと
から上記モニタ信号となるRGB画像データCRGBを
算出する出力信号算出装置で構成される。
【0156】この発明は、第1の実施形態(図3)が対
応する。
【0157】この発明は、以下の作用効果がある。
【0158】観察照明光の三刺激値と等しい三刺激値を
与える仮想照明光スペクトル下での被写体の三刺激値を
再現することにより、観察照明光のスペクトルを測定す
ることなく、色順応等の人の色知覚特性の変化に影響さ
れない色再現が可能となる。所定の標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出し、その標準照明光
スペクトルの下での被写体の三刺激値の色の見えを観察
照明光の下で与える三刺激値を再現することにより、撮
影照明光や観察照明光に依存せずに常に一定の標準照明
光スペクトル下での被写体の色を観察することが可能と
なる。
【0159】(7)上記(5)に記載の上記色再現シス
テムの色補正装置は、モニタプロファイルデータMT
P、等色関数データCMF及び上記RGBカラーカメラ
の分光感度データhを予め記憶する記憶装置と、上記照
明光色測定装置により測定された観察照明光の三刺激値
IXYZと、上記記憶装置からのモニタプロファイルデ
ータMTP、等色関数データCMFとから変換マトリク
スMTXを算出する仮想照明光スペクトル算出装置と、
上記仮想照明光スペクトル算出装置からの変換マトリク
スMTXと、上記RGBカラーカメラから入力したRG
B画像データCRGBとから被写体の三刺激値データO
XYZを算出する三刺激値算出装置と、上記記憶装置か
らのモニタプロファイルデータMTPと、上記三刺激値
算出装置からの三刺激値データOXYZとから上記モニ
タ信号となるRGB画像データCRGBを算出する出力
信号算出装置とで構成される。
【0160】この発明は、第2の実施形態(図4)が対
応する。
【0161】この発明は、上記(3)項と同等の作用効
果がある。
【0162】(8)上記(5)に記載の上記色再現シス
テムの色補正装置は、被写体特性データσ、モニタプロ
ファイルデータMTP、等色関数データCMF、標準照
明光スペクトルデータSS、標準照明光の三刺激値JX
YZ及び上記RGBカラーカメラの分光感度データhを
予め記憶する記憶装置と、上記記憶装置からの被写体特
性データσ及び分光感度データhと、上記RGBカラー
カメラから入力したRGB画像データCRGBと、上記
簡易分光計からの撮影照明光スペクトルデータMSとか
ら被写体の分光反射率データfを算出する分光反射率算
出装置と、上記分光反射率算出装置からの分光反射率デ
ータfと、上記記憶装置からの等色関数データCMF及
び標準照明光スペクトルデータSSとから標準照明光下
での被写体の三刺激値SXYZを算出する三刺激値算出
装置と、上記三刺激値算出装置からの三刺激値SXYZ
と、上記記憶装置からの標準照明光の三刺激値JXYZ
と、上記照明光色測定装置からの観察照明光の三刺激値
IXYZとから対応色の被写体の三刺激値CXYZを算
出する対応色算出装置と、 上記対応色算出装置からの
三刺激値CXYZと、上記記憶装置からのモニタプロフ
ァイルデータMTPとから上記モニタ信号となるRGB
画像データCRGBを算出する出力信号算出装置で構成
される。
【0163】この発明は、第3の実施形態(図5)が対
応する。
【0164】この発明は、上記(4)項と同等の作用効
果がある。
【0165】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、観
察照明光のスペクトル測定をより簡便な三刺激値測定に
置き換えることができ、なお色再現に適した照明光スペ
クトル下での被写体の色再現が可能な照明変換を行う色
再現システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る画像処理装置の構成例を
示す図である。
【図2】波長380nm〜780nmの太陽光スペクト
ルにおける3本の基底関数を示す図である。
【図3】図1に示した色補正装置の詳細な構成を示す図
である。
【図4】第2の実施形態に係る画像処理装置の色補正装
置の構成を示す図である。
【図5】第3の実施形態に係る画像処理装置の色補正装
置の構成を示す図である。
【図6】第4の実施形態に係る画像処理装置の使用例を
示す図である。
【図7】第4の実施形態に用いたマルチスペクトルカメ
ラ(MSC)が備えるフィルタターレットの構成例を示
す図である。
【図8】第4の実施形態に用いたマルチスペクトルカメ
ラ(MSC)の構成例を示す図である。
【図9】第5の実施形態に係る画像処理装置の使用例を
示す図である。
【図10】第5の実施形態における照明光三刺激値算出
処理部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…RGBカラーカメラ 2…撮影照明光 3…被写体 4…簡易分光計 5…色補正装置 6…CRTモニタ 7…照明光色測定装置 8…観察照明光 A…撮影側 B…観察側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA05 DA13 DA34 DA35 DA65 5C066 AA01 AA03 CA08 EA13 EB02 EC01 FA02 GA01 KD06 KE04 KF05 KM10 KM11 KM17 KP05 5C077 MP08 PP31 PP32 PP37 PP72 PQ12 TT09 5C079 HB01 HB05 JA25 LA02 LB01 MA11 NA03 NA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像するカラー画像入力手段
    と、 上記カラー画像入力手段により得られたカラー画像信号
    から三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段
    により得られた三刺激値の色に基づくカラー画像信号を
    出力するカラー画像出力手段とからなる色再現システム
    において、 上記色推定手段は、 観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、 上記照明光測定手段により得られた観察照明光の三刺激
    値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトルを算
    出する仮想照明光スペクトル算出手段と、 上記カラー画像信号から仮想照明光スペクトル下での上
    記被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手段と、を
    具備することを特徴とする色再現システム。
  2. 【請求項2】上記仮想照明光スペクトル算出手段は、規
    定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペクトル
    を算出することを特徴とする請求項(1)に記載の色再
    現システム。
  3. 【請求項3】 上記仮想照明光スペクトル算出手段は、
    カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペクトル
    の積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形変換
    となるスペクトルを算出することを特徴とする請求項
    (1)に記載の色再現システム。
  4. 【請求項4】 被写体を撮像するカラー画像入力手段
    と、 上記カラー画像入力手段により得られたカラー画像信号
    から三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段
    により得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力
    手段とからなる色再現システムにおいて、 上記色推定手段は、 観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、 カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクトルの
    下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手段
    と、 標準照明光スペクトル下での被写体の三刺激値の色の見
    えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出する対応色
    算出手段と、を具備することを特徴とする色再現システ
    ム。
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