JP2000152269A - 色再現システム - Google Patents
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Abstract
ペクトルデータ、カメラの分光感度データ、被写体の分
光反射率の統計的性質に関するデータ等を多々用いるた
め、高価な分光光度計が必要でシステムが簡便に構築で
きなかった。 【解決手段】本発明は、撮影照明光下で被写体を撮影す
るRGBカラーカメラと、撮影照明光スペクトルを測定
する簡易分光計、被写体の三刺激値データを算出し、モ
ニタプロファイルデータを用いてCRTモニタヘの入力
信号に変換する色補正装置5とが配置される。また、観
察側Bには、CRTモニタと観察照明光の三刺激値を測
定する照明光色測定装置とが配置され、観察照明光の三
刺激値と等しい三刺激値を持つ仮想照明光スペクトル下
での被写体の三刺激値を再現することにより、観察照明
光のスペクトルを測定することなく、色順応等の人の色
知覚特性の変化に影響されずに色再現される色補正装置
である。
Description
れた画像を再現する際に、観察照明光を考慮して被写体
の色を再現することが可能な色再現システムに関する。
力装置により所望の被写体を撮影し、撮影された画像デ
ータを補正して、CRTモニタ等の表示装置若しくは、
カラープリンタ等の出力装置により、その被写体の色を
忠実に再現する色再現システム等のカラーマネージメン
トシステム(CMS)が普及しつつある。
影した撮影側の照明光と再現画像を観察する観察側の照
明光とが異なる場合には、撮影側での被写体の三刺激値
XYZに基づく色を観察側の照明光下で観察すると、色
順応などの人の知覚特性の変化により異なって見える
(見え)という問題があった。
(CIE)が定めた色の定量値であり、同一照明光下に
おいては、同じ色の見えを保証するものであるが、この
ような異なる照明光下での色については対応していな
い。
するために色順応モデル等の人の色知覚モデルを用い
て、観察側で撮影側と同じ色の見えを与える三刺激値で
ある対応色を求めて再現することを目標としていた。
ては、Mark.D.Fairchild,Color App- earance Models,A
ddison Wesley,(1998). に開示されているようにいくつ
かのモデルが提案され、より正確な色予測が可能なモデ
ルの構築を目指して研究が進められている。
の色の見えを再現していたのに対して、特開平9−17
2649号公報に開示されている色再現システムでは、
撮影信号から被写体の分光反射率画像を推定し、分光反
射率画像に観察照明光スペクトルをかけることにより、
観察照明光下での三刺激値を求めて再現することにより
観察側での色の見えを再現する。このような照明変換を
行う方法では、実際の観察照明光下に被写体がある場合
の三刺激値を再現するため、色順応等の人の視覚特性を
考慮することなく正確に色の見えを再現することが可能
となる。
換を行う色再現方法は、従来のCMSとは異なり、カメ
ラの分光感度がCIEXYZ等色関数と線形変換の関係
にある必要はなく、研究段階である色順応モデルを用い
る必要もないという利点がある一方、撮影側と観察側の
照明光スペクトルデータ、カメラの分光感度データ、被
写体の分光反射率の統計的性質に関するデータ等が多々
必要となる。
ルデータの測定を実施するには、一般に高価な分光光度
計が必要とされ、実際の撮影環境及び観察環境下での測
定が必要となるため、システムを簡便に構築することは
難しかった。
体の色を再現するうえで必ずしも適した特性であるとは
限らないため、微妙な色の違いを評価する場合、問題に
なることもある。
一般的には、それぞれ観察者ごとに異なる照明光が用い
られる。それらの異なる照明光下での色を観察すること
になるため、例えば、遠隔医療における診断などの色に
基づく判断やコミニュケーション、観察環境に依存しな
い絶対的な評価が必要な場合には、不都合が生じる場合
が多くあった。
測定をより簡便な三刺激値測定に置き換えることがで
き、なお且つ色再現に適した照明光スペクトル下での被
写体の色再現が可能な照明変換を行う色再現システムを
提供することを目的とする。
するために、カラー画像入力手段と、上記カラー画像入
力手段により得られたカラー画像信号を補正して三刺激
値を算出する色推定手段と、上記色推定手段により得ら
れた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段とから
なる色再現システムにおいて、上記色推定手段は、観察
照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、上記照
明光測定手段により得られた観察照明光の三刺激値と等
しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトルを算出する
仮想照明光スペクトル算出手段と、カラー画像信号から
仮想照明光スペクトル下での被写体の三刺激値を算出す
る三刺激値算出手段とを備える色再現システムを提供す
る。
定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペクトル
を算出する。又は、上記仮想照明光スペクトル算出手段
は、カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペク
トルの積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形
変換の関係となるスペクトルを算出する。
ー画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正し
て三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段に
より得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手
段とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手
段と、標準照明光スペクトル下での被写体の三刺激値の
色の見えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出する
対応色算出手段とを備える色再現システムを提供する。
察照明光の三刺激値と等しい三刺激値を与える仮想照明
光スペクトル下での被写体の三刺激値とを再現すること
により、観察照明光のスペクトルを測定することなく、
色順応等の人の色知覚特性の変化に影響されずに正確に
色の見を再現する。
ルを算出することにより、実際の観察照明光スペクトル
よりも演色性に優れた照明光下での色再現となる。ま
た、このような基底関数を標準化することにより、観察
照明光の三刺激値が定まるとスペクトルが一意に定ま
り、観察照明光の特性をスペクトルレベルで容易に標準
化される。さらに、仮想照明光スペクトルをカラー画像
入力手段の分光感度と撮影照明光スペクトルの積が等色
関数と仮想照明光スペクトルの積と線形変換となるスペ
クトルとすることにより、任意の被写体に対して正確に
仮想照明光下での三刺激値が求められる。
での被写体の三刺激値を算出し、その標準照明光スペク
トルの下での被写体の三刺激値の色の見えを観察照明光
の下で与える三刺激値を再現することにより、撮影照明
光や観察照明光に依存せずに常に一定の標準照明光スペ
クトル下での被写体の色が観察できる。
施形態を詳細に説明する。
について説明する。
観察照明光下での被写体の色を再現するためには、観察
照明光スペクトルE0 (λ)と、CIE等色関数x
(λ)、y(λ)、z(λ)と、から次式により算出さ
れる三刺激値X0 Y0 Z0 を再現することが必要とな
る。
合の三刺激値XYZが再現されるため、観察照明光の特
性に応じて変化する人の視覚特性を考慮することなく正
確な色再現が可能となる。
明光下で算出された三刺激値XYZの色に対しては、一
般には色順応などの人の視覚特性が異なるために観察照
明光下での実際の見えとは異なる色として知覚されてし
まう。
等しければ、スペクトルが異なっていても同じ色と知覚
するため、同一の三刺激値XYZの照明光下では、その
スペクトルが異なっていても視覚特性は変化しない。
値XYZをもち、そのスペクトルの異なる仮想的な照明
光下での被写体の三刺激値XYZを再現しても、その照
明光下での色の見えを正確に再現することができる。
三刺激値XYZを測定し、これと同一の三刺激値XYZ
を与える仮想的な照明光スペクトルを算出し、この仮想
照明光の下での被写体の三刺激値XYZを再現すること
で、観察照明光のスペクトルの測定を行うことなく正確
な色再現が可能となる。
照明光スペクトルにはある程度、自由度があるが、予め
設定した3つの独立な基底関数を用いることにより、一
意に決定することができる。
1,2,3)とし、測定により得られた観察照明光の三
刺激値をXw0Yw0Zw0とすると、仮想照明光スペクトル
Eh (λ)は、
E No.15.2(1986) に開示されている昼光の基底関数が利
用できる。昼光スペクトルは3本の基底関数の線形和と
して与えられており、各基底関数の重み係数を定めるこ
とによりスペクトルを規定することができる。
光スペクトルの3本の基底関数を示す。
らの3つの重み係数を定めることができるため、その三
刺激値XYZに対応する昼光スペクトルを求めることが
できる。仮想照明光スペクトルEh (λ)の下での被写
体の三刺激値Xh Yh Zh は、
三刺激値X0 Y0 Z0 とは異なるが、照明光の違いによ
る人の視覚特性の変化による影響は受けない。
刺激値XYZを与える仮想照明光スペクトルの下での被
写体の三刺激値XYZを再現することにより、照明光ス
ペクトルの測定をすることなく、人の視覚特性の変化に
影響されない色再現が可能となる。
の基底関数等を利用することにより、実際の観察側にお
ける照明光スペクトルの特性に関わらず、色評価用とし
て優れた特性をもつ照明光スペクトルでの色再現に変換
することができる。
標準化することにより、同一の三刺激値XYZの照明光
での色再現は、常に同一スペクトルの照明光での再現色
となり、観察環境が異なっていても、より再現色の観察
照明条件を統一化することができる。
分光感度r(λ)、g(λ)、b(λ)のRGBカメラ
により撮影された分光反射率f(λ)の被写体の撮影信
号をそれぞれR、G、Bとし、観察照明光スペクトルE
0 (λ)の下での被写体の三刺激値をXf0Yf0Zf0とす
ると、
らXfoYf0Zf0を求めるためには、任意のf(λ)につ
いて、
たすことは非常に稀であるが、観察照明光スペクトルE
0 (λ)を(8)式が満たされる仮想照明光スペクトル
Eh(λ)に置き換えることにより可能となる。
仮想照明光下の三刺激値Xf0Yf0Zf0を正確に求めるこ
とが可能となる。
仮想照明光下での色を再現する場合、再現色の見えが変
わらないためには、観察照明光の三刺激値X0 Y0 Z0
と仮想照明光の三刺激値Xh Yh Zh が一致することが
条件となる。
トルEh (λ)を求める手段として、Eh (λ)が次式
の誤差関数Exyz 及び値Elutherを最小するスペクトル
を反復計算により求める。
任意の分光反射率の被写体に対してカメラ撮影信号から
仮想照明光下における被写体の三刺激値が得られ、実際
の観察照明光の下で仮想照明光下と同じ色の見えとして
観察することができる。
トルとして与える場合について説明する。
と、標準照明光スペクトルEs (λ)の下での被写体の
三刺激値Xs Ys Zs は、次式で表される。
明光の三刺激値XYZと異なる三刺激値XYZの観察照
明光下ではその色の見えが異なる。
て、同一の見えとなるような被写体の三刺激値XYZを
対応色と称し、被写体の三刺激値Xs Ys Zs の観察照
明光下での対応色を求めて再現することにより、被写体
の標準照明光下での色の見えを観察光下で再現すること
ができる。
カニズムをモデル化した人の色知覚モデルが用いられ
る。
基礎となるフォン・クリースモデルなどいくつかのモデ
ルが提案されている。フォン・クリースモデルによる標
準照明光下にある被写体の三刺激値Xs Ys Zs の対応
色Xc Yc Zc は、標準照明光の三刺激値をXwsYwsZ
ws、観察照明光三刺激値をXW0YW0ZW0とすると、次式
で与えられる。
激量に変換する3×3の行列である。このような色順応
のみを考慮した色順応モデルのほか、更に多くの知覚量
を予測する色の見えモデルが提案されており、観察環境
の違いに応じて利用することができる。
激値を求め、標準照明光下における三刺激値の色の見え
を観察照明光下で再現することにより、複数の異なる観
察照明光下においても同一の照明光スペクトルの下での
被写体の色の見えを観察することが可能となる。
影側、観察側の照明光に依存せずに標準化することがで
きる。ここで用いる標準照明光スペクトルとして演色性
に優れたスペクトルを規定することにより、撮影側及び
観察側の照明光に依存せずに優れた特性をもつ照明光ス
ペクトルでの色再現が可能となる。また、この場合も観
察照明光のスペクトルを測定する必要はなく、三刺激値
XYZの測定に置き換えることができる。
態に係る画像処理装置の構成例を示し説明する。また図
3には、図1に示した色補正装置5の詳細な構成及びそ
れぞれのデータ([]は、図示したデータの参照符号)
の流れを示す。
等のデータ転送が可能な任意の回線により接続された撮
影側Aと観察側Bとに分れた仮想照明色再現システムと
して構成されている。
を撮影するRGBカラーカメラ1と、撮影照明光スペク
トルを測定する簡易分光計4と、被写体3の三刺激値デ
ータを算出し、モニタプロファイルデータを用いてCR
Tモニタ6ヘの入力信号に変換する色補正装置5とが配
置される。また、観察側Bには、CRTモニタ6と観察
照明光8の三刺激値を測定する照明光色測定装置7とが
配置される。
り撮影照明光2の下で被写体3を撮影し、RGB画像を
得る。そして、簡易分光計4により撮影照明光スペクト
ルデータ[MS]を測定する。この簡易分光計4は、例
えば、380nmから780nmまでの波長領域におけ
る照明光スペクトルの放射強度を1nm間隔で測定する
ものである。得られたRGB画像データ[CRGB]と
撮影照明光スペクトルデータは、色補正装置5に送られ
る。
れた照明光色測定装置7により観察照明光8の三刺激値
[IXYZ]を測定する。
フィルタにより三刺激値XYZ等色関数に近似した分光
感度をもつ、3つのセンサから構成されており、CRT
モニタ6近傍の観察照明光8の三刺激値XYZを測定す
る。
の色補正装置5に伝送される。色補正装置5では、予め
保存しておいたRGBカラーカメラ1の分光感度データ
[h]及び被写体特性データ[σ]と、RGBカラーカ
メラ1から入力したRGB画像データと、から被写体3
の分光反射率データ[f]を算出する。
観察照明光8の三刺激値データと、予め保存しておいた
基底関数[ρ]とから仮想照明光スペクトルデータ[O
S]を算出する。上記被写体3の分光反射率データと、
予め保存しておいた等色関数データ[CMF]と、算出
した仮想照明光スペクトルデータとから被写体3の三刺
激値データ[OXYZ]を算出する。
モニタプロファイルデータ[MTP]を用いてCRTモ
ニタ6ヘの入力信号[MRGB]に変換された後に観察
側のCRTモニタ6に伝送される。観察者は、観察照明
光8の下でCRTモニタ6上に表示された被写体3のカ
ラー画像を観察する。
詳細な構成を示し説明する。
ら被写体の分光反射率データを算出する分光反射率算出
装置9と、観察照明光8の三刺激値データから仮想照明
光スペクトルを算出する仮想照明光スペクトル算出装置
10と、被写体の分光反射率データから被写体3の三刺
激値を算出する三刺激値算出装置11と、被写体3の三
刺激値をCRTモニタ6ヘの入力信号に変換する出力信
号算出装置12と、記憶装置13とで構成されている。
装置9は、RGBカラーカメラ1から入力したRGB画
像データから、簡易分光計4により測定した撮影照明光
スペクトルデータSM (λ)、記憶装置13に予め保存
されている被写体特性データ、RGBカラーカメラ1の
分光感度データを用いて被写体3の分光反射率f(λ)
を算出する。
は、380nmから780nmまでの波長領域におい
て、1nm間隔で放射強度データをもっている。
率の3本の基底関数データσ1 (λ)、σ2 (λ)、σ
3 (λ)からなり、各基底関数は、380nmから78
0nmまでの波長領域において、1nm間隔で値をもっ
ている。基底関数は、被写体の種類に応じて作成される
もので、分光反射率の相関行列の固有ベクトルである。
率を表すことができる。RGBカラーカメラの分光感度
データは、R,G,B各チャンネルごとにhr (λ)、
hg(λ)、hb (λ)の380nmから780nmま
での波長領域において、1nmで感度値データをもって
いる。
づいて、分光反射率f(λ)を算出する。
列を表す。
明光色測定装置7により測定された観察照明光の三刺激
値XW0YW0ZW0を入力し、記憶装置13から予め定めた
昼光スペクトルの基底関数ρ1 (λ)、ρ2 (λ)、ρ
3(λ)を入力し、仮想照明光スペクトルEh(λ)を
出力する。
関数ρ1 (λ)、ρ2 (λ)、ρ 3(λ)の線形和であ
り、且つその三刺激値が観察照明光8の三刺激値XW0Y
W0ZW0となるスペクトルで、(2),(3)式により算
出される。
装置9で算出された被写体3の分光反射率データf
(λ)と、記憶装置13に予め保存しておいた等色関数
データx(λ)、y(λ)、z(λ)、仮想照明光スペ
クトル算出装置に10おいて算出した仮想照明光スペク
トルデータEh (λ)とから仮想照明光スペクトル下の
被写体の三刺激値XYZを算出する。
値Xh Yh Zh は、(4)式に基づいて算出される。
激値Xh Yh Zh をモニタプロファイルデータを用いて
CRTモニタ6に表示するための入力信号Rm Gm Bm
に変換する。
マトリクスとRGB各色のト一ン補正データとからな
り、予め測定により得られたデータが記憶装置13に保
存されている。三刺激値Xh Yh Zh は、マトリクス変
換によりXh Yh Zh とは線形な関係にあるRL GL B
L に変換され、RL GL BL は、CRTモニタのRGB
それぞれの入力に対する出力輝度の関係を与えるγ
r [R]、γg [G]、γb[B]、の逆関数により入
力信号値Rm Gm Bm に変換される。三刺激値Xh Yh
Zh から入力信号Rm Gm Bm は、次式に基づいて算出
される。
m Gm Bm は、CRTモニタ6に出力される。CRTモ
ニタ6では、各画素がRm Gm Bm により構成されるカ
ラー画像が表示され、観察者は、観察照明光8の下で観
察する。観察時に観察者が、観察照明光8に順応するよ
う、CRTモニタ6にはCRTモニタ6に固有の「白」
を表示しないものとする。
る第2の実施形態の色補正装置の構成を示し説明する。
尚、本実施形態で色補正装置以外の構成は、前述した第
1の実施形態において説明した図1に示す構成と同等で
あるため同じ参照符号を付して省略し、ここでは色補正
装置について詳細に説明する。また、[]は、図示した
データの参照符号を示している。
影信号のRGB値から仮想照明光下での三刺激値XYZ
変換用マトリクスを作成する仮想照明光スペクトル算出
装置10と、被写体の仮想照明光下での三刺激値を算出
する三刺激値算出装置11と、被写体3の三刺激値をC
RTモニタ6への入力信号[MRGB]に変換する出力
信号算出装置12と、記憶装置13とから構成されてい
る。
ついて詳細に説明する。
易分光計4により測定された撮影照明光スペクトルデー
タ[MS]、記憶装置13に予め保存されていたRGB
カラーカメラ1の分光感度データ[h]、等色関数デー
タ[CMF]、照明光色測定装置7により得られた観察
照明光の三刺激値データ[IXYZ]とから仮想照明光
スペクトルを作成し、RGBカラーカメラ1から出力し
たRGB値[CRGB]から仮想照明光下での被写体の
三刺激値Xh Yh Zh [OXYZ]を算出するための変
換マトリクス[MTX]を作成する。
O)式の値が最小もしくは閾値以下となるスペクトルと
する。このようなスペクトルを各波長のスペクトル値の
調整と(9)式、(10)式の評価値の反復計算により
求める。このようにして定まった仮想照明光スペクトル
において、(11)により算出されるm11〜m33を
要素とするマトリクスを変換マトリクスとして三刺激値
算出装置に出力する。
メラ1により得られたRGB画像データを、仮想照明光
スペクトル算出装置10により得られた変換マトリクス
により三刺激値XYZに変換する。
た第1の実施形態において説明した図2に示した出力信
号算出装置12と同等であり、ここでの説明は省略す
る。
の第3の実施形態に係る色補正装置の構成を示して説明
する。尚、本実施形態の色補正装置以外の構成は、図2
に示した第1の実施形態における構成と同等であり、同
じ参照符号を付してその詳細な説明は省略する。また、
[]は、図示したデータの参照符号を示している。
像データから被写体3(図示せず)の分光反射率データ
[f]を算出する分光反射率算出装置9と、被写体3の
分光反射率データから被写体3の標準照明光下での被写
体の三刺激値[SXYZ]を算出する三刺激値算出装置
16と、標準照明光下での三刺激値から観察照明光下で
の対応色の被写体の三刺激値[CXYZ]を算出する対
応色算出装置17、対応色の三刺激値をCRTモニタ6
ヘの入力信号[MRGB]に変換する出力信号算出装置
12と記憶装置13から構成されている。
構成と異なる三刺激値算出装置16及び、対応色算出装
置17について説明する。
装置9で算出された被写体3の分光反射率データf
(λ)[f]と、予め保存しておいた等色関数データx
(λ)、y(λ)、z(λ)[CMF]、及び標準照明
光スペクトルデータEs (λ)[SS]とから標準照明
光下での被写体3の三刺激値Xs Ys Zs [SXYZ]
を算出する。標準照明光スペクトルデータEs (λ)
は、CIE D65のスペクトル分布のデータが、38
0nmから780nmまでの波長領域において、1nm
間隔で与えられている。
値で定義されているが、ここでは、標準的なCRTモニ
タ6の観察環境に適した絶対値データとなっている。
16で算出された標準照明光下での被写体3の三刺激値
Xs Ys Zs を観察照明光下での対応色に変換する。
YZ]が記憶装置13から入力され、観察照明光の三刺
激値XW0YW0ZW0[IXYZ]が照明光色測定装置7か
ら入力される。
3)式に基づいて算出される。(13)式のマトリクス
Mのデータは、対応色算出装置17内部に記憶されてお
り、以下の値が格納されている。
Z]は、モニタプロファイルを用いて、モニタ入力信号
Rm Gm Bm [MRGB]に変換される。CRTモニタ
6には、各画素がRm Gm Bm により構成されるカラー
画像が表示され、観察者は観察照明光の下でCRTモニ
タ6に表示されたカラー画像を観察する。
明光下の被写体の色の見えを観察することができる。
態に係る画像処理装置の使用例を示し説明する。
影照明光22下で被写体となる患者23がマルチスペク
トルカメラ(MSC)24により撮影され、静止画像と
して得られる。
な7枚の透過波長帯が異なる干渉フィルタ25を装填し
たフィルタターレット26を図8に示すように備えてお
り、モータ40により回転するフィルタターレット26
と同期して、撮影レンズ系41を通った光像を7チャン
ネルの画像データとしてCCD42で取り込む。
像データは、7チャンネルの静止画像データとしてコン
ピュータ27内に取り込まれる。患者23の背後には、
分光反射率が一定値とみなせる白色の背景板28が設置
されており、マルチスペクトルカメラ24と併置されて
いる分光計29により撮影照明光の背景板28からの反
射光スペクトルを測定する。
込まれ、予め保存しておいた背景板28の分光反射率で
除算されて撮影照明光スペクトルが算出される。診療所
21と病院31とは通信回線32により結ばれており、
病院31のCRTモニタ33近傍に設置された観察照明
光測定器34により測定された観察照明光35の三刺激
値XYZは、通信回線32を通じて診療所21に伝送さ
れる。
照明光35の三刺激値XYZをもとに第1の実施形態と
同様の方法により作成されるものとする。
仮想照明光スペクトルデータ、撮影データ、予めコンピ
ュータ27内に保存されていたマルチスペクトルカメラ
24の分光感度データ、被写体特性データをもとに被写
体23のXYZ画像データが算出され、XYZ画像デー
タが通信回線32を通じて病院31のコンピュータ36
に伝送される。三刺激値XYZは、(19)式、(2
0)式に基づいて算出される。
特性<f(λ)f(λ' )>は診断に重要となる肌の分
光反射率の期待値であり、予めデータベースの一つとし
て記憶装置に保存されている。病院31のコンピュータ
33では診療所21から送られてきた患者23のXYZ
画像データを予め保存しておいたCRTモニタ33のプ
ロファイルデータを用いて、CRTモニタ33のRGB
入力信号に変換する。
モニタ33上に表示され、医者等の観察者37は、観察
照明光35下にてCRTモニタ33上のカラー画像を観
察する。
い背景板38が設置されており、観察者37は観察照明
光35の背景板38からの反射光に十分順応するように
配慮されている。
でない場合には、仮想照明光スペクトルの算出に用いる
観察照明光35の三刺激値X0 Y0 Z0 を次式により与
えられる背景板38の三刺激値Xb Yb Zb に置き換え
る。
もしくは(21)により与えられる背景板38からの観
察照明光35の反射光の三刺激値を直接測定する。
イルを作成するための測定器の機能を兼るものとする。
形態を示す。この発明の実施形態は、次のように構成さ
れている。前述した第4の実施形態において、観察照明
光の三刺激値を測定する装置として観察照明光測定器が
用いられていた。
めには、観察照明光測定器の分光感度が等色関数と線形
な変換関係になくてはならない。
代替えとして、分光反射率が既知の9枚の色票を含むカ
ラーチャート39と分光感度が既知のデジタルカメラ4
0を用いる。カラーチャート39は、CRTモニタ近傍
に配置し、各色票から反射される観察照明光の反射光を
デジタルカメラ40により撮影する。それぞれの色票の
撮影信号は、通信回線41を通して、病院31内のコン
ピュータ36に伝送される。病院31内のコンピュータ
36の照明光三刺激値算出処理部において、色票の撮影
信号と予め保存しておいたデジタルカメラ40の分光感
度データ、色票の分光反射率データ、等色関数データと
から観察照明光の三刺激値を算出し、通信回線42を通
して図示しない診療所のコンピュータに伝送する。照明
光三刺激値算出処理部の構成を図10に示す。
タ36内に配置された、デジタルカメラ分光感度データ
保存部54に予め保存されていたデジタルカメラ40の
分光感度データh、色票分光反射率データ保存部53に
予め保存されていた色票の分光反射率データCSR及
び、等色関数データ保存部52に予め保存されていた等
色関数データCMFから、色票撮影信号入力部55から
の色票の撮影信号RGBを観察照明光の三刺激値XYZ
に変換するための変換マトリクスMTXを算出する。
xyzi(λ)(i=x,y,z)、デジタルカメラ40の
分光感度をhi (λ)(i=1〜3)、色票の分光反射
率をfj (λ)(j=1〜9)とすると次式に基づいて
算出される。
変換マトリクスMTXは、三刺激値算出部56に送られ
る。この三刺激値算出部56では、色票撮影信号入力部
55により入力された色票画像から各色票の平均信号値
を算出し、変換マトリクスMTXをかけることにより観
察照明光の三刺激値XYZを算出し、三刺激値保存部5
7に保存する。
が、色票の枚数はこれに限定されるものではない。ま
た、3チャンネルの感度をもつデジタルカメラを撮影側
と同様にマルチスペクトルカメラや4チャンネル以上の
デジタルカメラとすることも可能である。
観察照明光の三刺激値測定を行うことにより、高価な測
定器を用いる必要がなくなる。また、一般に通常のデジ
タルカメラの分光感度特性は等色関数と線形変換関係に
ないため、正確に三刺激値を測定することができない
が、色票と組み合わせることにより、より高精度な測定
が可能となる。
細書には以下のような発明も含まれている。
画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正して
三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段によ
り得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段
とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、上記照明光測定手段により得られた観察照明光の三
刺激値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトル
を算出する仮想照明光スペクトル算出手段と、カラー画
像信号から仮想照明光スペクトルのもとでの被写体の三
刺激値を算出する三刺激値算出手段と、を有することを
特徴とする色再現システム。
3)と、第2の実施形態(図4)と、第4の実施形態
(図6、図7及び図8)とが対応する。
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。
の三刺激値が同じになるように仮想照明光スペクトルを
求めると記述したが、観察者が観察照明光の物体からの
反射光に順応している場合には、順応している対象とな
る物体の反射光の三刺激値と等しい三刺激値をもつスペ
クトルを仮想照明光スペクトルとする。
装置とCRTモニタとしたが、これに限られるものでは
ない。
マディスプレー等他の表示装置やプリンタ等の画像形成
装置に置き換えることは容易である。この場合三刺激値
を出力装置の信号に変換するための出力信号算出装置で
は、個々の出力装置に応じたデータを用いて変換を行
う。
は、規定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペ
クトルを算出することを特徴とする上記(1)項に記載
の色再現システム。
3)、第4の実施形態(図6、図7及び図8)が対応す
る。
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。更に基底関数の線形和によりスペクトルを算出
することにより、実際の観察光スペクトルよりも演色性
に優れた照明光下での色再現が可能となる。また、この
ような基底関数を標準化することにより、観察照明光の
三刺激値が定まるとスペクトルが一意に定まることか
ら、従来では三刺激値もしくは色度値、色温度での規定
しかできなかった観察照明光の特性をスペクトルレベル
で標準化することが容易になる。
は、カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペク
トルの積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形
変換となるスペクトルを算出することを特徴とする上記
(1)項に記載の色再現システム。
応する。
スペクトル下での被写体の三刺激値を再現することによ
り、観察照明光のスペクトルを測定することなく色順応
等の人の色知覚特性の変化に影響されない色再現が可能
となる。更に、従来は撮影照明光とは異なる観察照明光
のもとでの被写体の三刺激値を正確に求めるためには、
被写体の分光反射率の基底関数がカラー画像入力手段の
チャンネル数以下となることが必要であった。
限定されるか、もしくはマルチスペクトルカメラのよう
に多チャンネルを有する特殊なカラー画像入力装置が必
要であった。仮想照明光スペクトルをカラー画像入力手
段の分光感度と撮影照明光スペクトルの積が等色関数と
仮想照明光スペクトルの積と線形変換となるスペクトル
とすることにより、任意の被写体に対して正確に仮想照
明光下での三刺激値を求めることが可能となる。
画像入力手段により得られたカラー画像信号を補正して
三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段によ
り得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力手段
とからなる色再現システムにおいて、上記色推定手段
は、観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段
と、カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手
段と、標準照明光スペクトルの下での被写体の三刺激値
の色の見えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出す
る対応色算出手段と、を有することを特徴とする色再現
システム。
5)が対応する。
体の三刺激値を算出し、その標準照明光スペクトルの下
での被写体の三刺激値の色の見えを観察照明光の下で与
える三刺激値を再現することにより、撮影照明光や観察
照明光に依存せずに常に一定の標準照明光スペクトル下
での被写体の色を観察することが可能となる。これによ
り、複数の異なる観察照明光下の場所で同一の被写体画
像を観察しても、全ての観察値において同一の色を観察
することが可能となる。また、標準照明光スペクトルを
色の観察においてすぐれた特性をもつスペクトルに規定
しておくことにより、実際の観察照明光よりも優れた特
性の照明光下での色を観察することができる。
像し、撮像したカラー画像の色補正を行い、回線により
データ転送が可能な色再現システムにおいて、撮影照明
光下で被写体を撮像するカラーカメラと、上記撮影照明
光のスペクトルを測定する簡易分光計と、被写体を観察
する側の観察照明光の三刺激値を測定して、回線を介し
て色補正装置に観察照明光の三刺激値データを転送する
照明光色測定装置と、転送された上記観察照明光の三刺
激値に基づいて作成された仮想照明光スペクトル下での
上記被写体の三刺激値を算出し、モニタプロファイルデ
ータを用いて、モニタ信号に変換する色補正装置と、上
記色補正装置により、色補正された被写体像を含むカラ
ー画像を表示するためのモニタと、を具備する色補正装
置と、を具備することを特徴とする色再現システム。
3)、第4の実施形態(図6)とが対応する。
遠隔地における色再現が実施でき、観察照明光の三刺激
値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトル下で
の被写体の三刺激値を再現することにより、観察照明光
のスペクトルを測定することなく、色順応等の人の色知
覚特性の変化に影響されない色再現が可能となる。
テムの色補正装置は、昼光スペクトルの基底関数ρ、モ
ニタプロファイルデータMTP、等色関数データCM
F、及び上記RGBカラーカメラの分光感度データhを
予め記憶する記憶装置と、上記照明光色測定装置により
測定された観察照明光の三刺激値IXYZと、上記記憶
装置からの上記基底関数ρとから仮想照明光スペクトル
データOSを算出する仮想照明光スペクトル算出装置
と、上記記憶装置からの被写体特性データσ及び分光感
度データhと、上記RGBカラーカメラから入力したR
GB画像データCRGBと簡易分光計からの撮影照明ス
ペクトルとから被写体の分光反射率データfを算出する
分光反射率算出装置と、上記記憶装置からの等色関数デ
ータCMFと、上記仮想照明光スペクトル算出装置から
の仮想照明光スペクトルデータOSと、上記分光反射率
算出装置からの分光反射率データfとから被写体の三刺
激値データOXYZを算出する三刺激値算出装置と、上
記記憶装置からのモニタプロファイルデータMTPと、
上記三刺激値算出装置からの三刺激値データOXYZと
から上記モニタ信号となるRGB画像データCRGBを
算出する出力信号算出装置で構成される。
応する。
与える仮想照明光スペクトル下での被写体の三刺激値を
再現することにより、観察照明光のスペクトルを測定す
ることなく、色順応等の人の色知覚特性の変化に影響さ
れない色再現が可能となる。所定の標準照明光スペクト
ルの下での被写体の三刺激値を算出し、その標準照明光
スペクトルの下での被写体の三刺激値の色の見えを観察
照明光の下で与える三刺激値を再現することにより、撮
影照明光や観察照明光に依存せずに常に一定の標準照明
光スペクトル下での被写体の色を観察することが可能と
なる。
テムの色補正装置は、モニタプロファイルデータMT
P、等色関数データCMF及び上記RGBカラーカメラ
の分光感度データhを予め記憶する記憶装置と、上記照
明光色測定装置により測定された観察照明光の三刺激値
IXYZと、上記記憶装置からのモニタプロファイルデ
ータMTP、等色関数データCMFとから変換マトリク
スMTXを算出する仮想照明光スペクトル算出装置と、
上記仮想照明光スペクトル算出装置からの変換マトリク
スMTXと、上記RGBカラーカメラから入力したRG
B画像データCRGBとから被写体の三刺激値データO
XYZを算出する三刺激値算出装置と、上記記憶装置か
らのモニタプロファイルデータMTPと、上記三刺激値
算出装置からの三刺激値データOXYZとから上記モニ
タ信号となるRGB画像データCRGBを算出する出力
信号算出装置とで構成される。
応する。
果がある。
テムの色補正装置は、被写体特性データσ、モニタプロ
ファイルデータMTP、等色関数データCMF、標準照
明光スペクトルデータSS、標準照明光の三刺激値JX
YZ及び上記RGBカラーカメラの分光感度データhを
予め記憶する記憶装置と、上記記憶装置からの被写体特
性データσ及び分光感度データhと、上記RGBカラー
カメラから入力したRGB画像データCRGBと、上記
簡易分光計からの撮影照明光スペクトルデータMSとか
ら被写体の分光反射率データfを算出する分光反射率算
出装置と、上記分光反射率算出装置からの分光反射率デ
ータfと、上記記憶装置からの等色関数データCMF及
び標準照明光スペクトルデータSSとから標準照明光下
での被写体の三刺激値SXYZを算出する三刺激値算出
装置と、上記三刺激値算出装置からの三刺激値SXYZ
と、上記記憶装置からの標準照明光の三刺激値JXYZ
と、上記照明光色測定装置からの観察照明光の三刺激値
IXYZとから対応色の被写体の三刺激値CXYZを算
出する対応色算出装置と、 上記対応色算出装置からの
三刺激値CXYZと、上記記憶装置からのモニタプロフ
ァイルデータMTPとから上記モニタ信号となるRGB
画像データCRGBを算出する出力信号算出装置で構成
される。
応する。
果がある。
察照明光のスペクトル測定をより簡便な三刺激値測定に
置き換えることができ、なお色再現に適した照明光スペ
クトル下での被写体の色再現が可能な照明変換を行う色
再現システムを提供することができる。
示す図である。
ルにおける3本の基底関数を示す図である。
である。
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
示す図である。
ラ(MSC)が備えるフィルタターレットの構成例を示
す図である。
ラ(MSC)の構成例を示す図である。
示す図である。
処理部の構成を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体を撮像するカラー画像入力手段
と、 上記カラー画像入力手段により得られたカラー画像信号
から三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段
により得られた三刺激値の色に基づくカラー画像信号を
出力するカラー画像出力手段とからなる色再現システム
において、 上記色推定手段は、 観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、 上記照明光測定手段により得られた観察照明光の三刺激
値と等しい三刺激値を与える仮想照明光スペクトルを算
出する仮想照明光スペクトル算出手段と、 上記カラー画像信号から仮想照明光スペクトル下での上
記被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手段と、を
具備することを特徴とする色再現システム。 - 【請求項2】上記仮想照明光スペクトル算出手段は、規
定照明光スペクトル基底関数の線形和によりスペクトル
を算出することを特徴とする請求項(1)に記載の色再
現システム。 - 【請求項3】 上記仮想照明光スペクトル算出手段は、
カラー画像入力手段の分光感度と撮影照明光スペクトル
の積が等色関数と仮想照明光スペクトルの積と線形変換
となるスペクトルを算出することを特徴とする請求項
(1)に記載の色再現システム。 - 【請求項4】 被写体を撮像するカラー画像入力手段
と、 上記カラー画像入力手段により得られたカラー画像信号
から三刺激値を算出する色推定手段と、上記色推定手段
により得られた三刺激値の色を出力するカラー画像出力
手段とからなる色再現システムにおいて、 上記色推定手段は、 観察照明光の三刺激値を測定する照明光測定手段と、 カラー画像信号から予め定めた標準照明光スペクトルの
下での被写体の三刺激値を算出する三刺激値算出手段
と、 標準照明光スペクトル下での被写体の三刺激値の色の見
えを観察照明光の下で与える三刺激値を算出する対応色
算出手段と、を具備することを特徴とする色再現システ
ム。
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