JP2000151557A - Cdma通信装置 - Google Patents

Cdma通信装置

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JP2000151557A
JP2000151557A JP32381098A JP32381098A JP2000151557A JP 2000151557 A JP2000151557 A JP 2000151557A JP 32381098 A JP32381098 A JP 32381098A JP 32381098 A JP32381098 A JP 32381098A JP 2000151557 A JP2000151557 A JP 2000151557A
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power
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pilot signal
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Minoru Imura
稔 井村
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    • H04W52/04TPC
    • H04W52/54Signalisation aspects of the TPC commands, e.g. frame structure
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
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    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/42TPC being performed in particular situations in systems with time, space, frequency or polarisation diversity

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチコードを使用する場合においても送信
電力を一定に保つことができ、安定した通信を実現する
ことができるCDMA通信装置を提供することである。 【解決手段】 送信データのうちの特定部分と該特定部
分以外の部分とで送信電力に電力差が生じる場合に前記
電力差をなくす電力制御手段と、該電力制御手段によっ
て前記電力差をなくした送信データを送信する送信手段
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置に関し、特
にマルチコード使用時の送信電力制御方法に特徴を有す
るCDMA通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からCDMA(符号分割多元接続)
通信システムが知られている。このCDMA通信システ
ムは、たとえば、送信するデータをユーザーが異なるご
とに異なる拡散符号で拡散して送信するものであり、拡
散符号どうしの相互相関を小さくすることによって、逆
拡散した際に各データを識別できるようにするものであ
る。
【0003】このようなCDMA通信システムによれ
ば、複数のユーザーのデータを同時に同じ周波数帯域を
使用して送受信することができ、拡散符号の選び方によ
っては多数のユーザーの収容が期待される。
【0004】また、このようなCDMA通信システムに
おいては、拡散符号として相互相関がゼロであるものを
採用すれば、他のユーザーの送信データが自分の送信デ
ータに与える影響をまったくなくすることができる。
【0005】ところが、相互相関がゼロである拡散符号
の選択は現実的には難しく、他のユーザーの送信データ
は、自分の送信データが受信される際の雑音となる。こ
のような雑音を、自分の送信データに対して、さらに他
のユーザーの送信データに対して最低限にするために
は、受信側における受信電力がすべての受信データにお
いて等しくなるように、送信側で送信電力を調節する必
要がある。
【0006】たとえば、移動体通信システムにおける基
地局では、管理する複数の移動局からの受信電力がほぼ
同等になるように、各移動局に対して送信電力を調節す
るように指示を行う送信電力制御を行っている。この送
信電力制御は基地局で受信したデータの受信電力に基づ
いて行われる。
【0007】ところで、最近ではマルチコードを使用す
る移動局が検討されている。マルチコードを使用すると
は、1つの移動局において複数の拡散符号を使用するこ
とであり、このようにすることによって、1つの移動局
で同時に複数の通信を行うことを可能とすることができ
る。すなわち、たとえば、通常の通話をしながらデータ
通信を行いたい場合には、通話の音声とデータ通信の送
信データとをそれぞれ別々の拡散符号で拡散し、同時に
送信することができる。また、たとえば、送信データを
分割し、分割したそれぞれを異なる拡散符号で拡散し、
同時に送信することによって伝送速度の高速化を図るこ
ともできる。
【0008】図14は、従来のマルチコードを使用する
送信機の概略ブロック図である。
【0009】図14を参照すると、この送信機は、内部
で発生した第1の拡散符号で第1の送信データを拡散す
る拡散部1aと、拡散部1aの出力信号の周波数帯域を
所定範囲内に制限するためのFIR(FIRフィルタ:
Finite Impulse Response フ
ィルタ)2aと、内部で発生した第2の拡散符号で第2
の送信データを拡散する拡散部1bと、拡散部1bの出
力信号の周波数帯域を所定範囲内に制限するためのFI
R2bと、FIR2aの出力信号とFIR2bの出力信
号とを加算する加算器3と、ディジタル値である加算器
3の出力信号をアナログ値に変換するD/A変換部4
と、D/A変換部4の出力信号を無線送信するアナログ
送信部5と、無線送信のためのアンテナ6とを有する。
【0010】この図14に示す送信機によれば、拡散部
1aで用いる第1の拡散符号および拡散部1bで用いる
第2の拡散符号として相互相関の小さなものを採用する
ことにより、第1の送信データと第2の送信データの2
種類の送信データを、それぞれの拡散符号によって拡散
し、同時に送信することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の送信
データは、大きく分けて、同期確立等に用いられる既知
信号であるパイロット信号とユーザーが実際に送信した
いデータ信号とから構成される。送信データを構成する
信号の一部であるパイロット信号は、図14に示す第1
の送信データも第2の送信データも同じものが用いられ
る。
【0012】このため、受信側の復調処理等の簡便性を
考慮すると、送信データのうちパイロット信号の部分に
ついては、第1の送信データおよび第2の送信データの
両者を同じ拡散符号によって拡散して送信するのが都合
がよい。この際、当然のことながら、第1の送信データ
のデータ信号部分と第2の送信データのデータ信号部分
とはそれぞれ異なる拡散符号によって拡散して送信され
る。
【0013】ここで、上述のような拡散処理を施された
第1の送信データと第2の送信データとは図14に示す
加算器3で加算されるが、この際、パイロット信号部分
では第1の送信データと第2の送信データとが同相であ
るため、送信電力がその分大きくなってしまう。これに
対して、データ信号部分では、第1の送信データと第2
の送信データとは相互相関の小さな互いに異なる拡散符
号によって拡散されているため、送信電力は元のままで
ある。したがって、図14に示したアナログ送信部5で
送信する信号の送信電力は、パイロット信号部分とデー
タ信号部分とで異なる大きさのものとなってしまう。こ
うなると、以下の(1)、(2)のような問題点が発生
する。
【0014】(1)パイロット信号部分とデータ信号部
分とで電力差が生じると、受信側の受信回路に常に変動
した電力が到達することになる。従来のマルチコードを
使用しない携帯電話機から基地局に到達する電波は、伝
搬路の影響を無視できるとすると、理想的にはパイロッ
ト信号部分とデータ信号部分との電力差はなく、一定の
電力になる。
【0015】CDMAでは、各ユーザーに適切な送信電
力で送信させるべく緻密な送信電力制御が必要であるこ
とは上述のとおりであるが、この制御のためにパイロッ
ト信号部分等を使用するので、このパイロット信号部分
とデータ信号部分とに電力差があると、上記電力制御の
収束値であるEb/N0をパイロット信号部分では満足
できても、データ信号部分では満足できないことにな
る。
【0016】すなわち、上述したように、マルチコード
使用時に、データ信号部分の電力がパイロット信号部分
の電力と比較して小さくなるような場合には、所望の受
信品質特性を得ることができなくなってしまう(受信品
質特性とEb/N0との間には大まかに言って比例関係
がある)。
【0017】(2)パイロット信号を用いた内挿同期検
波を実施する際には、主に中間周波数および高周波数帯
域での増幅部等で生じる入力電力差による入出力位相差
が問題となる。
【0018】通常、送信データが連続することにより、
今回の送信データのパイロット信号と次の送信データの
パイロット信号とに今回の送信データのデータ信号が挟
まれて送信されることになり、このような両端のパイロ
ット信号によって間に挟まれたデータ信号部分の伝搬路
における位相回転を補正するが、上述のようにパイロッ
ト信号部分とデータ信号部分とに電力差が生じてしまう
と、伝搬路以外での回転要素が含まれてしまい、処理が
大変に複雑化してしまう。
【0019】以下に、パイロット信号部分とデータ信号
部分とに電力差が生じる理由について、さらに詳しく説
明する。
【0020】CDMAでは、拡散符号として1)信号の
種類が多く、2)他のユーザーの信号と区別すべく相互
相関の小さな、3)同期確立の観点から鋭い自己相関特
性を有し、4)秘匿性から周期が長くできる限りランダ
ム、な信号が使われる。
【0021】そして、1台の携帯電話機にて複数の通信
を実現する場合には、上記のような拡散符号を複数割り
当てることが考えられる。また、その場合には、データ
信号部に関しては複数の拡散符号を割り当てたり、位相
をずらしたものを適用する。それに対して、パイロット
信号部分に関しては、早い処理および簡便性から複数の
拡散符号のうちの1つを代表として割り当てられる場合
が考えられる。
【0022】上記のような場合には、N個の送信データ
のデータ列をDn(t)=(1,−1)と表現すると、
データ信号部分の総電力値は、数1で表される。
【0023】
【数1】{D1(t)+D2(t)+…+Dn(t)}
=D1(t)+D2(t)+…+Dn(t)
2×(D1(t)×D2(t)+D1(t)×D3
(t)+…+Dn−1(t)×Dn(t)) また、その拡散符号の直交性により数2が成り立つ。
【0024】
【数2】∫D1(t)×D2(t)dt=0 (数2において積分範囲は拡散符号の周期相当) 数2の関係を利用して数1を変形すると、数3となる。
【0025】
【数3】{D1(t)+D2(t)+…+Dn(t)}
=D1(t)+D2(t)+…+Dn(t)
N すなわち、データ信号部分の総電力値は、数3で表され
るようにNとなる。
【0026】一方、パイロット信号部分の総電力値は、
全て同一の拡散符号を用いるため、たとえば3個の送信
データを同時に送信するマルチコードの場合には、単純
に加算すると+3/−3のいずれかの振幅値を持つこと
になり、その電力値は3=9となる。すなわち、N個
の送信データの場合のパイロット信号部分の総電力値は
となる。
【0027】このために、パイロット信号部分とデータ
信号部分との間に電力差が生じることになる。
【0028】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、マルチコードを使用する場合においても送信電力
を一定に保つことができ、安定した通信を実現すること
ができるCDMA送信装置を提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、送信データのうちの特定部分と該特定部
分以外の部分とで送信電力に電力差が生じる場合に前記
電力差をなくす電力制御手段と、該電力制御手段によっ
て前記電力差をなくした送信データを送信する送信手段
とを備えたことを特徴とする。
【0030】また、第1のデータと、複数のデータが重
畳され、前記第1のデータと異なる電力レベルに合成さ
れる第2のデータとが送信される通信装置において、前
記第1のデータと前記第2のデータとの送信電力を等し
くして送信することを特徴とする。
【0031】また、前記第1のデータは拡散されたデー
タ信号であり、前記第2のデータは前記拡散されたデー
タ信号に付されるパイロット信号であることを特徴とす
る。
【0032】また、データ信号とパイロット信号とを有
する複数の送信データのそれぞれについて、前記データ
信号を他の送信データ用の拡散符号とは異なる拡散符号
で拡散し、前記パイロット信号を他の送信データ用の拡
散符号と同じ拡散符号で拡散し、その後、すべての送信
データを加算して送信するCDMA通信装置において、
前記パイロット信号の送信電力と前記データ信号の送信
電力との電力差をなくす電力制御手段と、該電力制御手
段によって前記電力差をなくした送信データを送信する
送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】また、前記電力制御手段が、前記パイロッ
ト信号の送信電力を、前記データ信号の送信電力と同じ
大きさまで減衰させることによって前記電力差をなくす
ことを特徴とする。
【0034】また、前記電力制御手段が、前記パイロッ
ト信号の送信電力に所定の係数を乗算することによっ
て、前記パイロット信号の送信電力を、前記データ信号
の送信電力と同じ大きさまで減衰させることを特徴とす
る。
【0035】また、前記電力制御手段が、前記パイロッ
ト信号の振幅値に所定の係数を乗算することによって、
前記パイロット信号の送信電力を、前記データ信号の送
信電力と同じ大きさまで減衰させることを特徴とする。
【0036】また、前記複数の送信データがN個の送信
データの場合、前記所定の係数が、1/√Nであること
を特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0038】以下の実施の形態ではCDMA移動体通信
システムにおける移動局に本発明を適用する場合につい
て説明する。
【0039】図1は、本発明によるCDMA通信装置が
適用されるCDMA移動体通信システムの概要を示すブ
ロック図である。
【0040】移動体通信システムの網側を構成する基地
局−基地局制御装置−交換局は、移動体通信システムが
提供するサービスの多様化(マルチメディア化)や、各
基地局、基地局制御装置および交換局を接続する伝送路
の効率的な利用(統計多重)の観点からATM(Asy
nchronous Transfer Mode)通
信技術等が適用されるようになってきている。
【0041】移動局21は、移動体通信システムによっ
て他の移動局や他の網に接続された端末装置等と通信を
行う。通信の種類は音声やデータ通信などさまざまなも
のがあり得る。
【0042】移動局21からの送信データは、無線通信
によって基地局22に通信データとして送信される。基
地局22では、移動局21やその他の移動局から受信し
た通信データをATMセルに組み立てたり様々な処理を
施した後に基地局制御装置23に送信する。
【0043】このように、無線区間での通信データが音
声、画像、その他の形態のデータであろうとも、網内に
おいては基地局においてATMセル化された情報が伝送
されるのでマルチメディア化された通信形態に容易に対
応することができる。
【0044】基地局制御装置23では、基地局22から
受け取ったATMセルをユーザごとにルーチングし、交
換局24や自分の管理下の他の基地局へと送信する。交
換局24では、基地局制御装置23と同様に、基地局制
御装置23から受け取ったATMセルをユーザごとにル
ーチングし、他の交換局や関門局25へと送信する。
【0045】このようなATMセルの伝送は、ATMセ
ルの発生に応じて伝送路内を流せばよく、従来のように
あらかじめ決められたチャネル毎の伝送路を設ける必要
がないので、統計多重の効果が得られて伝送路を効率的
に利用することができる。なお、関門局25は他の網へ
の中継を行うために設けられたものである。
【0046】図2は、本発明による移動局の一実施の形
態のブロック図である。
【0047】図2において、移動局は、図示しない入力
部から入力されたディジタルデータに対してリード・ソ
ロモン符号化を施すリード・ソロモン符号化部30と、
リード・ソロモン符号化部30の出力に対して畳み込み
符号化を施す畳み込み符号化部31と、畳み込み符号化
部31の出力をCDMA通信のフレーム構成に成形する
フレームフォーマット部32と、フレームフォーマット
部32の出力である第1の送信データを所定の拡散符号
で拡散する拡散部33と、図示しない入力部から入力さ
れた音声データの符号化を行う音声符号化部34と、音
声符号化部34の出力に対して畳み込み符号化を施す畳
み込み符号化部35と、畳み込み符号化部35の出力を
CDMA通信のフレーム構成に成形するフレームフォー
マット部36と、フレームフォーマット部36の出力で
ある第2の送信データを所定の拡散符号で拡散する拡散
部37と、拡散部33の出力と拡散部37の出力とを合
成する帯域制限用ディジタルフィルタ38と、帯域制限
用ディジタルフィルタ38の動作を制御する制御部39
と、ディジタル値である帯域制限用ディジタルフィルタ
38の出力をアナログ値に変換するD/A変換部40
と、D/A変換部40の出力に対して変調等の処理を施
し無線信号に変換するアナログ送信部41と、送信信号
と受信信号とを分波する送受分波部42と、送受分波部
42からの信号を送信するとともに基地局22からの電
波を受信するアンテナ43と、アンテナ43によって受
信され送受分波部42によって分波された受信信号の復
調等を行うアナログ受信部44と、アナログ受信部44
の出力に対してベースバンド信号に戻す処理を施すベー
スバンド信号処理部45とを有する。
【0048】この図2に示した実施の形態は、ディジタ
ルデータと音声データとで異なる拡散符号を使用し、こ
のディジタルデータおよび音声データを同時に送信する
場合の例である。
【0049】なお、図2において、移動局の受信側につ
いては本発明の主眼ではないので構成を簡略して示して
いる。
【0050】また、図2では示していないが、ディジタ
ルデータに関してはデータにインタリーブ処理を施すよ
うにしてもよい。
【0051】このインタリーブ処理とは、デジタルデー
タを所定単位のグループに分割し、この各グループを所
定のルールで入れ替え順番を変えてデータを送信するも
のであり、バースト誤りへの耐性を持たせるための処理
である。
【0052】たとえば、図2のリード・ソロモン符号化
部30に入力されるディジタルデータの場合は、リード
・ソロモン符号化処理の前または後で8ビットまたは1
6ビットのシンボル単位でグループ化してデータの並び
替えを行うシンボルインタリーブを施し、畳み込み符号
化処理の前または後で1ビット単位でデータの並び替え
を行うビットインタリーブを施すようにしてもよい。ま
た、図2の音声符号化部34に入力される音声データの
場合は、音声符号化部34でディジタル化された後、畳
み込み符号化処理の前または後で1ビット単位でデータ
の並び替えを行うビットインタリーブを施すようにして
もよい。
【0053】なお、リード・ソロモン符号化、畳み込み
符号化およびインタリーブを行うか否かは、その通信シ
ステムの環境や要求される通信品質等の状況に応じて、
適宜、選択可能である。
【0054】なお、図の見易さのため図2には示してい
ないが、制御部39は、図2に示した各ブロックの動作
制御も行う。
【0055】図3は、図2に示した帯域制限用ディジタ
ルフィルタ38の内部構成を示すブロック図である。図
3において、図2と同じ構成部分には同じ参照番号を付
してある。
【0056】帯域制限用ディジタルフィルタ38は、拡
散部33の出力信号の周波数帯域を所定範囲内に制限す
るためのFIR(FIRフィルタ:Finite Im
pulse Response フィルタ)46と、拡
散部37の出力信号の周波数帯域を所定範囲内に制限す
るためのFIR47と、FIR46の出力信号とFIR
47の出力信号とを加算する加算器48と、制御部39
に指示されたタイミングで所定の係数を出力する係数設
定部49と、加算器48の出力に係数設定部49から出
力された所定の係数を乗算する乗算部50とを有して構
成される。ここで、FIR46および47は符号間干渉
を生じさせないように波形生成を施すものである。
【0057】図3において、図2に示した送受分波器4
1および受信側ブロックについては図示を省略してあ
る。
【0058】図3に示す乗算部50は、加算器48の出
力信号の振幅に、係数設定部49から出力された所定の
係数を乗算するものである。
【0059】図4は、図3に示した第1の送信データお
よび第2の送信データの構成を示す図である。
【0060】本実施の形態において、図3に示した第1
の送信データおよび第2の送信データは、図4に示す送
信データ51の構成を有する。図4に示すように、送信
データ51はパイロット信号52とデータ信号53とか
ら構成される。
【0061】パイロット信号52は、同期確立等に用い
られる既知信号であり、第1の送信データおよび第2の
送信データにおいて同じ信号が用いられる。データ信号
53は、ユーザーが実際に送信したい信号から成り、第
1の送信データと第2の送信データとでは異なる内容の
ものとなっている。
【0062】すなわち、図2に示した実施の形態では、
第1の送信データのデータ信号53は図2に示した畳み
込み符号化部31から出力される符号化されたディジタ
ルデータであり、第2の送信データのデータ信号53は
図2に示した畳み込み符号化部35から出力される符号
化された音声データである。
【0063】図5は、図3に示した第1の送信データお
よび第2の送信データの構成を示す図であり、図4とは
別の例である。
【0064】この例において、送信データ54はパイロ
ット信号55と送信電力制御信号56とデータ信号57
とから構成される。パイロット信号55およびデータ信
号57は図4に示した例と同様である。
【0065】また、送信電力制御信号56は、TPC
(Transmitter Power Contro
l)と呼ばれ、基地局22から移動局21が受信した信
号の電力の大きさを基地局22に通知するための信号で
ある。基地局22では、送信電力制御信号56による通
知に基づいて、基地局22から送信する送信電力の大き
さを調節する。
【0066】移動局がマルチコードを使用し、複数の送
信データを送信する場合において、図5に示すように送
信データが送信電力制御信号56を含む場合には、パイ
ロット信号部分と同様に、複数の送信データに共通な拡
散符号によって送信電力制御信号部分を拡散して送信す
ることができる。これは、送信電力制御信号56が複数
の送信データに共通の同じ信号である場合に可能とな
る。したがって、この場合、送信電力制御信号部分の扱
いはパイロット信号部分と同様にすることができる。
【0067】以下の説明では、説明をわかりやすくする
ために、図3に示した第1の送信データおよび第2の送
信データが図4に示すような構成になっているとして説
明する。
【0068】図6は、図3に示した拡散部33および拡
散部37の内部構成を示すブロック図である。
【0069】拡散部33は、所定の拡散符号を発生する
拡散符号発生部58と、図3に示した第1の送信データ
と拡散符号発生部58によって発生された拡散符号とを
乗算する乗算器59と、所定の拡散符号を発生する拡散
符号発生部60と、乗算器59の出力と拡散符号発生部
60によって発生された拡散符号とを乗算する乗算器6
1とから構成される。
【0070】拡散符号発生部58と乗算器59とは第1
の送信データのデータ信号部分を拡散するために用いら
れ、拡散符号発生部60と乗算器61とは第1の送信デ
ータのパイロット信号部分を拡散するために用いられ
る。
【0071】拡散部33の拡散符号発生部58および6
0における拡散符号の発生タイミングは、図2に示した
制御部39によって制御される。
【0072】一方、拡散部37は、所定の拡散符号を発
生する拡散符号発生部62と、図3に示した第2の送信
データと拡散符号発生部62によって発生された拡散符
号とを乗算する乗算器63と、所定の拡散符号を発生す
る拡散符号発生部64と、乗算器63の出力と拡散符号
発生部64によって発生された拡散符号とを乗算する乗
算器65とから構成される。
【0073】拡散符号発生部62と乗算器63とは第2
の送信データのデータ信号部分を拡散するために用いら
れ、拡散符号発生部64と乗算器65とは第1の送信デ
ータのパイロット信号部分を拡散するために用いられ
る。
【0074】拡散部37の拡散符号発生部62および6
4における拡散符号の発生タイミングは、図2に示した
制御部39によって制御される。
【0075】図7は、第1の送信データと、第2の送信
データと、拡散符号発生部58、拡散符号発生部60、
拡散符号発生部62および拡散符号発生部64による拡
散符号の発生タイミングとを示すタイミングチャートで
ある。
【0076】拡散符号発生部60および拡散符号発生部
64によって発生する拡散符号は同じ拡散符号であり、
ここでは第1の拡散符号と呼ぶ。拡散符号発生部58に
よって発生する拡散符号は、第1の拡散符号との相互相
関が小さな拡散符号であり、ここでは第2の拡散符号と
呼ぶ。また、拡散符号発生部62によって発生する拡散
符号は、第1の拡散符号および第2の拡散符号との相互
相関が小さな拡散符号であり、ここでは第3の拡散符号
と呼ぶ。
【0077】図7に示すように、拡散符号発生部58は
第1の送信データのデータ信号部分のタイミングで第2
の拡散符号を発生し、拡散符号発生部60は第1の送信
データのパイロット信号部分のタイミングで第1の拡散
符号を発生し、拡散符号発生部62は第2の送信データ
のデータ信号部分のタイミングで第3の拡散符号を発生
し、拡散符号発生部64は第2の送信データのパイロッ
ト信号部分のタイミングで第1の拡散符号を発生する。
【0078】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0079】図2を参照すると、ディジタルデータは、
リード・ソロモン符号化部30によってリード・ソロモ
ン符号化され、その後畳み込み符号化部31によって畳
み込み符号化され、その後フレームフォーマット部32
によって送信すべきデータに生成される。また、音声デ
ータは、音声符号化部34によってサンプリング、コー
ド化がされ、その後畳み込み符号化部35によって畳み
込み符号化され、その後フレームフォーマット部36に
よって送信すべきデータに生成される。
【0080】図3を参照すると、フレームフォーマット
部32から出力される第1の送信データは図6に示した
拡散部33によって拡散され、フレームフォーマット部
36から出力される第2の送信データは図6に示した拡
散部37によって拡散される。
【0081】拡散部33の出力および拡散部37の出力
は、それぞれFIR46および47によって符号間干渉
を生じさせないように波形生成を施され、その後、加算
器48によって加算される。
【0082】図8は、図3に示した制御部39による係
数指示処理の動作を示すフローチャートである。
【0083】また、図9は、図3に示した加算器48の
出力と、制御部39から係数設定部49への指示のタイ
ミングとを示すタイミングチャートである。
【0084】図8を参照して動作を説明すると、まず、
制御部39は現在パイロット信号部分が送られてきてい
るタイミングか否かを判断する(F−1)。そして、パ
イロット信号のタイミングでなければ何もせず、パイロ
ット信号のタイミングであれば、係数設定部49に係数
を出力するように指示する(F−2)。
【0085】図9を参照すると、加算器48の出力がパ
イロット信号部分のときに、制御部39から係数設定部
49への指示がHIGH信号となり、係数設定部49に
係数を出力するように指示している。
【0086】係数設定部49では、制御部39からの指
示に基づいて係数を出力し、また、制御部39から係数
出力指示がないときには定数1を出力する。係数設定部
49の出力は、乗算器50によって加算器48の出力に
乗算され、すなわち加算器48の出力信号の振幅に係数
設定部49の出力が乗算され、帯域制限用ディジタルフ
ィルタ38は乗算器50の出力を外部に出力する。
【0087】帯域制限用ディジタルフィルタ38の出力
はD/A変換部40によって、アナログ値に変換され、
その後、アナログ送信部41およびアンテナ43を介し
て送信される。
【0088】以下に、係数設定部49から出力され、加
算器48の出力に乗算される係数について説明する。
【0089】数3において説明したように、N個の送信
データのデータ列をDn(t)=(1,−1)と表現す
ると、データ信号部分の総電力値はNとなり、一方、パ
イロット信号部分の総電力値はNとなる。
【0090】したがって、係数設定部49では、この電
力差を打ち消すことができる係数を出力する必要があ
り、電力値は振幅値の2乗であることから、信号の振幅
に乗算する係数としては、パイロット信号部分では1/
√Nを出力し、またデータ信号部分では定数1を乗算器
50に出力する。このようにすることにより、送信電力
の不均一を防止することができる。
【0091】本実施の形態では、図3に示したように、
第1の送信データおよび第2の送信データの2つの送信
データを送信するため、係数設定部49から出力する係
数は1/√2となる。
【0092】なお、上述の実施の形態では、図6に示し
たように、各送信データのパイロット部分とデータ信号
部分とを異なる拡散符号によって拡散したが、本発明は
これに限られるものではない。以下に、別の例につい
て、説明する。
【0093】図10は、図3に示した拡散部33および
拡散部37の内部構成を示すブロック図であり、図6と
は別の例である。
【0094】拡散部33は、所定の拡散符号を発生する
拡散符号発生部66と、図3に示した第1の送信データ
と拡散符号発生部66によって発生された拡散符号とを
乗算する乗算器67とから構成される。
【0095】拡散符号発生部66と乗算器67とは第1
の送信データのパイロット信号部分およびデータ信号部
分すなわち第1の送信データ全体を拡散するために用い
られる。
【0096】拡散部33の拡散符号発生部66における
拡散符号の発生タイミングは、図2に示した制御部39
によって制御される。
【0097】一方、拡散部37は、所定の拡散符号を発
生する拡散符号発生部62と、図3に示した第2の送信
データと拡散符号発生部62によって発生された拡散符
号とを乗算する乗算器63と、所定の拡散符号を発生す
る拡散符号発生部64と、乗算器63の出力と拡散符号
発生部64によって発生された拡散符号とを乗算する乗
算器65とから構成される。
【0098】拡散符号発生部62と乗算器63とは第2
の送信データのデータ信号部分を拡散するために用いら
れ、拡散符号発生部64と乗算器65とは第1の送信デ
ータのパイロット信号部分を拡散するために用いられ
る。
【0099】拡散部37の拡散符号発生部62および6
4における拡散符号の発生タイミングは、図2に示した
制御部39によって制御される。
【0100】図11は、図10に示した例において、第
1の送信データと、第2の送信データと、拡散符号発生
部66、拡散符号発生部62および拡散符号発生部64
による拡散符号の発生タイミングとを示すタイミングチ
ャートである。
【0101】拡散符号発生部66および拡散符号発生部
64によって発生する拡散符号は同じ拡散符号であり、
ここでは第1の拡散符号と呼ぶ。拡散符号発生部62に
よって発生する拡散符号は、第1の拡散符号との相互相
関が小さな拡散符号であり、ここでは第2の拡散符号と
呼ぶ。
【0102】図11に示すように、拡散符号発生部66
は第1の送信データが存在する場合に第1の拡散符号を
発生し、拡散符号発生部62は第2の送信データのデー
タ信号部分のタイミングで第2の拡散符号を発生し、拡
散符号発生部64は第2の送信データのパイロット信号
部分のタイミングで第1の拡散符号を発生する。
【0103】この図10および図11に示した例によれ
ば、図6および図7に示した例に比べて、1つ少ない拡
散符号で済むという利点がある。
【0104】次に、図2とは別の本発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0105】図12は、本発明による移動局の別の実施
の形態のブロック図である。図12において、図2と同
じ構成部分には同じ参照番号を付してある。
【0106】図2に示した実施の形態では、ディジタル
データおよび音声データを1種類ずつ送信するように構
成されていたが、本発明はこれに限られるものではな
く、ディジタルデータおよび音声データのそれぞれを複
数送信する場合にも適用できる。
【0107】図12において、移動局は、図示しない入
力部から入力されたディジタルデータに対してリード・
ソロモン符号化を施すリード・ソロモン符号化部30a
と、リード・ソロモン符号化部30aの出力に対して畳
み込み符号化を施す畳み込み符号化部31aと、畳み込
み符号化部31aの出力をCDMA通信のフレーム構成
に成形するフレームフォーマット部32aと、フレーム
フォーマット部32aの出力である第1の送信データを
所定の拡散符号で拡散する拡散部33aと、図示しない
入力部から入力された音声データの符号化を行う音声符
号化部34aと、音声符号化部34aの出力に対して畳
み込み符号化を施す畳み込み符号化部35aと、畳み込
み符号化部35aの出力をCDMA通信のフレーム構成
に成形するフレームフォーマット部36aと、フレーム
フォーマット部36aの出力である第2の送信データを
所定の拡散符号で拡散する拡散部37aと、図示しない
入力部から入力されたディジタルデータに対してリード
・ソロモン符号化を施すリード・ソロモン符号化部30
bと、リード・ソロモン符号化部30bの出力に対して
畳み込み符号化を施す畳み込み符号化部31bと、畳み
込み符号化部31bの出力をCDMA通信のフレーム構
成に成形するフレームフォーマット部32bと、フレー
ムフォーマット部32bの出力である第(N−1)の送
信データを所定の拡散符号で拡散する拡散部33bと、
図示しない入力部から入力された音声データの符号化を
行う音声符号化部34bと、音声符号化部34bの出力
に対して畳み込み符号化を施す畳み込み符号化部35b
と、畳み込み符号化部35bの出力をCDMA通信のフ
レーム構成に成形するフレームフォーマット部36b
と、フレームフォーマット部36bの出力である第Nの
送信データを所定の拡散符号で拡散する拡散部37b
と、すべての拡散部の出力を合成する帯域制限用ディジ
タルフィルタ38aと、帯域制限用ディジタルフィルタ
38aの動作を制御する制御部39と、ディジタル値で
ある帯域制限用ディジタルフィルタ38aの出力をアナ
ログ値に変換するD/A変換部40と、D/A変換部4
0の出力に対して変調等の処理を施し無線信号に変換す
るアナログ送信部41と、送信信号と受信信号とを分波
する送受分波部42と、送受分波部42からの信号を送
信するとともに基地局22からの電波を受信するアンテ
ナ43と、アンテナ43によって受信され送受分波部4
2によって分波された受信信号の復調等を行うアナログ
受信部44と、アナログ受信部44の出力に対してベー
スバンド信号に戻す処理を施すベースバンド信号処理部
45とを有する。
【0108】この図12に示した実施の形態は、ディジ
タルデータおよび音声データの合計でN個の送信データ
を送信する場合の例である。
【0109】図13は、図12に示した帯域制限用ディ
ジタルフィルタ38aの内部構成を示すブロック図であ
る。図13において、図12と同じ構成部分には同じ参
照番号を付してある。
【0110】帯域制限用ディジタルフィルタ38aは、
拡散部33aの出力信号の周波数帯域を所定範囲内に制
限するためのFIR46aと、拡散部37aの出力信号
の周波数帯域を所定範囲内に制限するためのFIR46
bと、拡散部37bの出力信号の周波数帯域を所定範囲
内に制限するためのFIR46cと、すべてのFIRの
出力信号を加算する加算器48aと、制御部39に指示
されたタイミングで所定の係数を出力する係数設定部4
9と、加算器48aの出力に係数設定部49から出力さ
れた所定の係数を乗算する乗算部50とを有して構成さ
れる。
【0111】本実施の形態の動作については、図2に示
した実施の形態と同様であるので、詳しい説明を省略す
る。
【0112】本実施の形態では、図13に示した第1の
送信データから第Nの送信データまでのN個の送信デー
タを送信するため、係数設定部49から出力する係数を
1/√Nとすればよい。
【0113】なお、上述の実施の形態は、本発明を移動
体通信システムにおける移動局に適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他
の通信装置一般に適用可能なものである。
【0114】また、本発明の思想は、CDMA通信シス
テムに限定されず、送信データの電力制御を行う際の全
般に及ぶものである。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信データのパイロット信号部分に所定の係数を乗算す
るようにしたので、パイロット信号部分とデータ信号部
分との電力差をなくすことができる。
【0116】これによって、CDMA通信システムにお
いてマルチコードを使用する場合にも送信電力を一定に
保つことができ、安定した通信を実現することができる
CDMA通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCDMA通信装置が適用されるC
DMA移動体通信システムの概要を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明による移動局の一実施の形態のブロック
図である。
【図3】図2に示した帯域制限用ディジタルフィルタの
内部構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した第1の送信データおよび第2の送
信データの構成を示す図である。
【図5】図3に示した第1の送信データおよび第2の送
信データの構成を示す図であり、図4とは別の例を示す
図である。
【図6】図3に示した各拡散部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】第1の送信データと、第2の送信データと、各
拡散符号発生部による拡散符号の発生タイミングとのタ
イミングチャートを示す図である。
【図8】図3に示した制御部による係数指示処理のフロ
ーチャートを示す図である。
【図9】図3に示した加算器の出力と、制御部から係数
設定部への指示のタイミングとのタイミングチャートを
示す図である。
【図10】図3に示した各拡散部の内部構成を示すブロ
ック図であり、図6とは別の例を示す図である。
【図11】図10に示した例において、第1の送信デー
タと、第2の送信データと、各拡散符号発生部66によ
る拡散符号の発生タイミングとのタイミングチャートを
示す図である。
【図12】本発明による移動局の別の実施の形態のブロ
ック図である。
【図13】図12に示した帯域制限用ディジタルフィル
タの内部構成を示すブロック図である。
【図14】従来のマルチコードを使用する送信機の概略
ブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b 拡散部 2a、2b FIR 3 加算器 4 D/A変換部 5 アナログ送信部 6 アンテナ 21 移動局 22 基地局 23 基地局制御装置 24 交換局 25 関門局 30、30a、30b リード・ソロモン符号化部 31、31a、31b、35、35a、35b 畳み込
み符号化部 32、32a、32b、36、36a、36b フレー
ムフォーマット部 33、33a、33b、37、37a、37b 拡散部 34、34a、34b 音声符号化部 38、38a 帯域制限用ディジタルフィルタ 39 制御部 40 D/A変換部 41 アナログ送信部 42 送受分波器 43 アンテナ 44 アナログ受信部 45 ベースバンド信号処理部 46、47、46a、46b、46c FIR 48、48a 加算器 49 係数設定部 50、59、61、63、65、67 乗算器 51、54 送信データ 52、55 パイロット信号 53、57 データ信号 56 送信電力制御信号 58、60、62、64、66 拡散符号発生部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データのうちの特定部分と該特定部
    分以外の部分とで送信電力に電力差が生じる場合に前記
    電力差をなくす電力制御手段と、該電力制御手段によっ
    て前記電力差をなくした送信データを送信する送信手段
    とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 第1のデータと、 複数のデータが重畳され、前記第1のデータと異なる電
    力レベルに合成される第2のデータとが送信される通信
    装置において、 前記第1のデータと前記第2のデータとの送信電力を等
    しくして送信することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のデータは拡散されたデータ信
    号であり、前記第2のデータは前記拡散されたデータ信
    号に付されるパイロット信号であることを特徴とする請
    求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 データ信号とパイロット信号とを有する
    複数の送信データのそれぞれについて、前記データ信号
    を他の送信データ用の拡散符号とは異なる拡散符号で拡
    散し、前記パイロット信号を他の送信データ用の拡散符
    号と同じ拡散符号で拡散し、その後、すべての送信デー
    タを加算して送信するCDMA通信装置において、 前記パイロット信号の送信電力と前記データ信号の送信
    電力との電力差をなくす電力制御手段と、 該電力制御手段によって前記電力差をなくした送信デー
    タを送信する送信手段とを備えたことを特徴とするCD
    MA通信装置。
  5. 【請求項5】 前記電力制御手段が、前記パイロット信
    号の送信電力を、前記データ信号の送信電力と同じ大き
    さまで減衰させることによって前記電力差をなくすこと
    を特徴とする請求項4に記載のCDMA通信装置。
  6. 【請求項6】 前記電力制御手段が、前記パイロット信
    号の送信電力に所定の係数を乗算することによって、前
    記パイロット信号の送信電力を、前記データ信号の送信
    電力と同じ大きさまで減衰させることを特徴とする請求
    項5に記載のCDMA通信装置。
  7. 【請求項7】 前記電力制御手段が、前記パイロット信
    号の振幅値に所定の係数を乗算することによって、前記
    パイロット信号の送信電力を、前記データ信号の送信電
    力と同じ大きさまで減衰させることを特徴とする請求項
    5に記載のCDMA通信装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の送信データがN個の送信デー
    タの場合、前記所定の係数が、1/√Nであることを特
    徴とする請求項7に記載のCDMA通信装置。
  9. 【請求項9】 送信データのうちの特定部分と該特定部
    分以外の部分とで送信電力に電力差が生じる場合に前記
    電力差をなくし、該電力差をなくした送信データを送信
    することを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 第1のデータと、 複数のデータが重畳され、前記第1のデータと異なる電
    力レベルに合成される第2のデータとが送信される通信
    方法において、 前記第1のデータと前記第2のデータとの送信電力を等
    しくして送信することを特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のデータは拡散されたデータ
    信号であり、前記第2のデータは前記拡散されたデータ
    信号の付されるパイロット信号であることを特徴とする
    請求項10に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 データ信号とパイロット信号とを有す
    る複数の送信データのそれぞれについて、前記データ信
    号を他の送信データ用の拡散符号とは異なる拡散符号で
    拡散し、前記パイロット信号を他の送信データ用の拡散
    符号と同じ拡散符号で拡散し、その後、すべての送信デ
    ータを加算して送信するCDMA通信方法において、 前記パイロット信号の送信電力と前記データ信号の送信
    電力との電力差をなくし、 該電力差をなくした送信データを送信することを特徴と
    するCDMA通信方法。
  13. 【請求項13】 前記パイロット信号の送信電力を、前
    記データ信号の送信電力と同じ大きさまで減衰させるこ
    とによって前記電力差をなくすことを特徴とする請求項
    12に記載のCDMA通信方法。
  14. 【請求項14】 前記パイロット信号の送信電力に所定
    の係数を乗算することによって、前記パイロット信号の
    送信電力を、前記データ信号の送信電力と同じ大きさま
    で減衰させることを特徴とする請求項13に記載のCD
    MA通信方法。
  15. 【請求項15】 前記パイロット信号の振幅値に所定の
    係数を乗算することによって、前記パイロット信号の送
    信電力を、前記データ信号の送信電力と同じ大きさまで
    減衰させることを特徴とする請求項13に記載のCDM
    A通信方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の送信データがN個の送信デ
    ータの場合、前記所定の係数が、1/√Nであることを
    特徴とする請求項15に記載のCDMA通信方法。
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