JP2000146743A - 配管の漏れ検査装置 - Google Patents

配管の漏れ検査装置

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JP2000146743A
JP2000146743A JP10322267A JP32226798A JP2000146743A JP 2000146743 A JP2000146743 A JP 2000146743A JP 10322267 A JP10322267 A JP 10322267A JP 32226798 A JP32226798 A JP 32226798A JP 2000146743 A JP2000146743 A JP 2000146743A
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JP
Japan
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pipe
pressure
piping
leakage
differential pressure
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JP10322267A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ueda
博之 上田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の漏れ検査装置において、装置構成を簡
素化し、高精度且つ短時間に配管の漏れの有無を検査す
ること。 【解決手段】 漏れ検査装置10であって、配管1に充
填物を注入した注入完了段階以後、所定時間を隔てた配
管1内の 2つの圧力P1 、P2 を圧力センサ13の検出
結果から得て、 2つの圧力の差圧ΔPを求め、この差圧
により配管1の漏れの有無を判定するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管の漏れ検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】工場内で配管の漏れの有無を検査する方
法として、全数検査でなく、抜き取り検査で、実流体を
配管内に流し、その漏れの有無をみるものがある。
【0003】また、工場内で全数検査する方法として、
特開平6-201509号公報に記載の漏れ検査装置では、測定
基準となる基準容器を用意し、被検査配管と基準容器の
それぞれにガスを充填し、所定時間後にそれらの差圧を
測定し、被検査配管の漏れの有無をみるものがある。
【0004】更に、現場で簡易に検査する方法として、
特開平10-123007 号公報に記載の漏れ検査装置では、配
管に圧縮ガスを充填し、配管に漏れがあれば配管内の圧
力がやがて大気圧になることを検査基準とするものもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の抜
き取り検査方法は、検査の作業が煩雑で長時間を要し、
抜き取られなかった製品の漏れの有無を確認できない。
【0006】また、特開平6-201509号公報に記載の方法
では、測定基準となる基準容器なるものが必要で装置構
成が複雑になる上に、その基準容器の信頼性を維持する
ことに困難があり、精度の確保に困難がある。
【0007】また、特開平10-123007 号公報に記載の方
法では、簡易に検査できる利点はあるが、配管に微小ク
ラックが存在する場合等では、大気圧まで低下しない配
管内の圧力を測定できず、精度が低い。
【0008】本発明の課題は、配管の漏れ検査装置にお
いて、装置構成を簡素化し、高精度且つ短時間に配管の
漏れの有無を検査することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、配管に充填物を注入する充填装置と、配管内の圧力
を検出する圧力センサと、配管に充填物を注入した注入
完了段階以後、所定時間を隔てた配管内の 2つの圧力を
圧力センサの検出結果から得て、 2つの圧力の差圧を求
め、この差圧により配管の漏れの有無を判定する演算制
御装置とを有してなるようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、配管に充填物
を注入でき、配管内の圧力が所定値に達したときに注入
を停止できる充填装置と、配管内の圧力を検出する圧力
センサと、配管への充填物の注入停止後、所定時間経過
後の配管内の圧力を圧力センサの検出結果から得て、こ
の検出圧力と上記所定の圧力との差圧を求め、この差圧
により配管の漏れの有無を判定する演算制御装置とを有
してなるようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記演算制御装置が、
前記差圧を求め、この差圧が予め定めてあるしきい値を
越えれば、配管に漏れが有ると判定するようにしたもの
である。
【0012】
【作用】請求項1の本発明によれば下記、の作用が
ある。 充填装置と、圧力センサと、演算制御装置の 3要素で
装置を構成できるから、装置構成を簡素化できる。
【0013】所定時間を隔てた配管内の 2つの圧力の
差圧を求めることで、配管の漏れの有無を高精度に、且
つ短時間で検査できる。検査精度が高いから、配管の微
小クラックに基づく漏れ等も確認できる。また、検査時
間が短いから、全数検査もできる。
【0014】請求項2の本発明によれば下記、の作
用がある。 充填装置と、圧力センサと、演算制御装置の 3要素で
装置を構成できるから、装置構成を簡素化できる。
【0015】配管への充填物の注入を停止したときの
圧力と、所定時間経過後の配管内の圧力の差圧を求める
ことで、配管の漏れの有無を高精度に、且つ短時間で検
査できる。検査精度が高いから、配管の微小クラックに
基づく漏れ等も確認できる。また、検査時間が短いか
ら、全数検査もできる。
【0016】請求項3の本発明によれば下記の作用が
ある。 演算制御装置による差圧の演算によって、差圧が予め
定めてあるしきい値を越えることを条件に配管の漏れを
判定することにより、配管の漏れの有無を高い信頼度で
検査できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は漏れ検査装置の一例を示す
斜視図である。
【0018】(第1実施形態)漏れ検査装置10は、例
えば太陽集熱器における如くの、パネルに取着された集
熱配管の如くを被検査配管1とし、この配管1のクラッ
ク等の欠陥に起因する漏れの有無を検査するものであ
る。
【0019】漏れ検査装置10は、架台11と、充填装
置12と、圧力センサ13と、演算制御装置14とを有
して構成される。
【0020】架台11は、配管1がセットされる検査テ
ーブル11Aを有し、この検査テーブル11Aに配管1
を着脱可能とする。
【0021】充填装置12は、配管1に圧縮ガス(充填
物)を注入可能とする。充填装置11は、配管1の一端
開口部に接続部21Aを介して着脱されるガス注入部2
1と、配管1の他端開口部に接続部22Aを介して着脱
されるガス排出部22と、配管1の中間開口部に接続部
23A、23Bを介して着脱されるガス連通部23とを
有し、不図示のアクチュエータによりそれらのガス注入
部21、ガス排出部22、ガス連通部23の各接続部2
1A、22A、23A、23Bを配管1に自動着脱可能
としている。尚、ガス注入部21には圧縮ガス供給源
(不図示)が接続され、ガス排出部22の接続部22A
には開閉弁(不図示)が内蔵されている。
【0022】圧力センサ13は、配管1内の圧力を検出
可能とする。本実施形態では、圧力センサ13は、ガス
連通部23に接続されている。
【0023】演算制御装置14は、配管1に圧縮ガスを
注入した注入完了段階以後、所定時間を隔てた配管1内
の 2つの圧力P1 、P2 を圧力センサ13の検出結果か
ら得て、 2つの圧力の差圧ΔPを求め、この差圧により
配管1の漏れの有無を判定する。演算制御装置14は、
この判定結果を表示する表示部15を備える。表示部1
5による漏れ有りの表示は、例えば警告灯の点灯、警報
音の鳴動等によることができる。
【0024】以下、漏れ検査装置10による検査手順に
ついて説明する。 (1) 架台11の検査テーブル11Aに配管1をセットす
る。そして、充填装置12のアクチュエータにより、ガ
ス注入部21、ガス排出部22、ガス連通部23の各接
続部21A、22A、23A、23Bを配管1に自動接
続する。このとき、ガス排出部22の接続部22Aに内
蔵してある開閉弁は閉じてある。
【0025】(2) 演算制御装置14が内蔵するタイマー
が計測する一定時間、充填装置12のガス注入部21か
ら配管1に圧縮ガスを充填し、タイマーのタイムアップ
時に圧縮ガスの注入を完了し、この注入完了段階(注入
完了の直前〜直後のいずれかのタイミング)以後におけ
る配管1内の圧力を圧力センサ13で検出し、この検出
圧力P1 を演算制御装置14に保存する。
【0026】次に、演算制御装置14が内蔵するタイマ
ーで、演算制御装置14による上述の圧力P1 の検出タ
イミングから所定時間だけ、配管1内のガス充填状態を
保持する。この所定時間のタイムアップ時に、配管1内
の圧力を再び圧力センサ13で検出し、この検出圧力P
2 を演算制御装置14に送る。
【0027】(3) 演算制御装置14は、上述(2) の 2つ
の圧力P1 、P2 の差圧ΔPを求め、下記(A) 又は(B)
により配管1の漏れの有無を判定する。 (A) 所定時間後の圧力P2 の方がP1 より低ければ、配
管1に漏れが有ると判定する。
【0028】(B) 差圧ΔPが予め定めて有るしきい値A
を越えれば、配管1に漏れが有ると判定する。
【0029】演算制御装置14は、上記(A) 又は(B) に
よる漏れの判定結果を表示部15に表示する。
【0030】(4) 検査終了後、ガス排出部22の接続部
22Aに内蔵してある開閉弁を開いて配管1内の圧縮ガ
スを排気し、充填装置12のアクチュエータによりガス
注入部21、ガス排出部22、ガス連通部23を配管1
から切り離す。
【0031】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 充填装置12と、圧力センサ13と、演算制御装置1
4の 3要素で装置を構成できるから、装置構成を簡素化
できる。
【0032】所定時間を隔てた配管1内の 2つの圧力
の差圧を求めることで、配管1の漏れの有無を高精度
に、且つ短時間で検査できる。検査精度が高いから、配
管1の微小クラックに基づく漏れ等も確認できる。ま
た、検査時間が短いから、全数検査もできる。
【0033】演算制御装置14による差圧の演算によ
って、所定時間後の圧力の方が低いことを条件に配管1
の漏れを判定することにより、配管1の漏れの有無を簡
易且つ短時間に検査できる。
【0034】演算制御装置14による差圧の演算によ
って、差圧が予め定めてあるしきい値を越えることを条
件に配管1の漏れを判定することにより、配管1の漏れ
の有無を高い信頼度で検査できる。
【0035】(第2実施形態)前述の漏れ検査装置10
は、以下の如くに変形して用いることもできる。即ち、
充填装置12による配管1に圧縮ガスを充填するに際
し、配管1内の圧力が所定値Pa に達したときに注入を
停止する。
【0036】そして、演算制御装置14は、充填装置1
2による配管1への上述の圧縮ガスの注入停止後、タイ
マーが計測する所定時間経過後の配管1内の圧力Pb
圧力センサ13の検出結果から得て、この検出圧力Pb
と上記所定の圧力Pa との差圧ΔPを求め、この差圧に
より配管1の漏れの有無を判定する。
【0037】本実施形態によれば、以下の作用がある。 充填装置12と、圧力センサ13と、演算制御装置1
4の 3要素で装置を構成できるから、装置構成を簡素化
できる。
【0038】配管1への圧縮ガスの注入を停止したと
きの圧力と、所定時間経過後の配管1内の圧力の差圧を
求めることで、配管1の漏れの有無を高精度に、且つ短
時間で検査できる。検査精度が高いから、配管1の微小
クラックに基づく漏れ等も確認できる。また、検査時間
が短いから、全数検査もできる。
【0039】尚、第2実施形態にあっても、演算制御装
置14は、下記(A) 又は(B) により配管1の漏れの有無
を判定できる。 (A) 所定時間後の圧力Pb の方がPa より低ければ、配
管1に漏れが有ると判定する。
【0040】(B) 差圧ΔPが予め定めて有るしきい値A
を越えれば、配管1に漏れが有ると判定する。
【0041】演算制御装置14は、上記(A) 又は(B) に
よる漏れの判定結果を表示部15に表示する。
【0042】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の漏れ検査装置にあっては、充填装置による圧縮ガ
ス等の充填物の注入口の大きさ、注入量、注入停止後の
圧力検出タイミング、漏れ有無判定しきい値Aのそれぞ
れを任意に設定替え可能とすることにより、いかなる形
態の配管の漏れ検査にも適用できる。
【0043】また、本発明の実施においては、充填装置
が充填する圧縮ガス、液体等の充填物として、配管の品
質を検査後に劣化せしめることのない性状のものを用い
る必要がある。
【0044】また、本発明は、配管の漏れを工場内で検
査する場合に限らず、現場で検査する場合にも適用でき
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、配管の漏
れ検査装置において、装置構成を簡素化し、高精度且つ
短時間に配管の漏れの有無を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は漏れ検査装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 配管 10 漏れ検査装置 12 充填装置 13 圧力センサ 14 演算制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管に充填物を注入する充填装置と、 配管内の圧力を検出する圧力センサと、 配管に充填物を注入した注入完了段階以後、所定時間を
    隔てた配管内の 2つの圧力を圧力センサの検出結果から
    得て、 2つの圧力の差圧を求め、この差圧により配管の
    漏れの有無を判定する演算制御装置とを有してなる配管
    の漏れ検査装置。
  2. 【請求項2】 配管に充填物を注入でき、配管内の圧力
    が所定値に達したときに注入を停止できる充填装置と、 配管内の圧力を検出する圧力センサと、 配管への充填物の注入停止後、所定時間経過後の配管内
    の圧力を圧力センサの検出結果から得て、この検出圧力
    と上記所定の圧力との差圧を求め、この差圧により配管
    の漏れの有無を判定する演算制御装置とを有してなる配
    管の漏れ検査装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御装置が、前記差圧を求め、
    この差圧が予め定めてあるしきい値を越えれば、配管に
    漏れが有ると判定する請求項1又は2記載の配管の漏れ
    検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102853974A (zh) * 2011-06-29 2013-01-02 无锡市精盛汽车配件有限公司 气容性试验机
JP2013217345A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Bridgestone Corp 昇圧装置の検査装置及び昇圧装置の検査方法

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