JP2000140084A - 芳香剤 - Google Patents

芳香剤

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JP2000140084A
JP2000140084A JP10324998A JP32499898A JP2000140084A JP 2000140084 A JP2000140084 A JP 2000140084A JP 10324998 A JP10324998 A JP 10324998A JP 32499898 A JP32499898 A JP 32499898A JP 2000140084 A JP2000140084 A JP 2000140084A
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JP
Japan
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fragrance
fan
weight
compounded
short time
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Application number
JP10324998A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Ishida
浩彦 石田
Ryoichi Hirayama
良一 平山
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 調合香料、調合香料を放出させるための
電動ファン、及びファンを起動させるスイッチ手段を有
する芳香剤において、調合香料が、蒸気圧4〜2700Pa
(25℃)の香料を30〜100重量%含有するか、又はカロ
ーン、メチルアンスラニレート、バニリン、エチルバニ
リン及びγ−ウンデカラクトンから選ばれる1種以上を
0.001〜10重量%含有するものである芳香剤。 【効果】 速効性で、不快臭を短時間で和らげる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不快臭を短時間で
和らげる、速効性の芳香剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内等で使用する電動型の芳香剤
が多数提案されている。例えば、芳香剤と、ファンを備
えて芳香剤が収容されるハウジングと、上記ファンを起
動させるスイッチ手段と、ファンの作動時間を制御する
タイマー手段とを備えた芳香器(特開昭63-158061
号)、芳香剤中に、トップノート0〜30重量%、ミドル
ノート50〜100重量%、及びベースノート0〜30重量%
からなる調合香料が含有されている芳香器(特開平10-8
5313号)等が知られている。しかし、これらはいずれ
も、室内等に芳香を均一に拡散させたり、芳香を持続さ
せることを目的としたものであり、不快臭を短時間で和
らげる、速効性の芳香剤は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、不快
臭を短時間で和らげることができる芳香剤を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の蒸
気圧の香料又は特定の香料をそれぞれ特定量配合した調
合香料を用いれば、速効性で、不快臭を短時間で和ら
げ、優れた消臭効果を有する芳香剤が得られることを見
出した。
【0005】本発明は、調合香料、調合香料を放出させ
るための電動ファン、及びファンを起動させるスイッチ
手段を有する芳香剤において、調合香料が、蒸気圧4〜
2700Pa(25℃)の香料を30〜100重量%含有するか、又
はカローン、メチルアンスラニレート、バニリン、エチ
ルバニリン及びγ−ウンデカラクトンから選ばれる1種
以上を0.001〜10重量%含有するものである芳香剤を提
供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の芳香剤に用いられる調合
香料は、香りの速効性が極めて高く、芳香剤からファン
により放出されてから数秒以内で人に感知されるという
特性を有するものである。このような速効性は、特定の
蒸気圧の香料又は特定の香料を特定量配合した調合香料
により初めて達成される。
【0007】調合香料に配合される蒸気圧4 〜2700Pa
(25℃)の香料としては、例えばエチルブチレート、イ
ソアミルアセテート、テルピノレン、1,8−シネオー
ル、リモネン、p−クレジルメチルエーテル、ベンズア
ルデヒド、オクチルアルデヒド、フェンチルアルコー
ル、メチルベンゾエート、メントン、ノニルアルデヒ
ド、シトロネラール、ベンジルアセテート、メチルサリ
シレート、シトラール、ネロール、チモール、アニスア
ルデヒド、トリプラール(2,4−ジメチル−3−シク
ロヘキシルカルボキシアルデヒド)、シス−3−ヘキセ
ノール、マルトール、エチルマルトール等が挙げられ
る。これらのうち、特にイソアミルアセテート、1,8
−シネオール、p−クレジルメチルエーテル、ベンズア
ルデヒド、シトロネラール、ベンジルアセテート、シト
ラール、トリプラール、マルトールが好ましい。これら
の香料は、1種以上を用いることができ、調合香料中に
30〜100重量%、好ましくは35〜100重量%、特に好まし
くは40〜100重量%配合される。30重量%未満では、短
時間で優れた消臭効果が得られない。
【0008】また、調合香料中には、カローン(7−メ
チル−3,4−ジヒドロ−(2H)−1,5−ベンゾジオキ
セピン−3−オン)、メチルアンスラニレート、バニリ
ン、エチルバニリン及びγ−ウンデカラクトンから選ば
れる1種以上を配合できる。これらの香料は、調合香料
中に0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜10重量%、特
に好ましくは0.01〜5重量%配合される。0.001重量%
未満では、短時間で優れた消臭効果が得られず、10重量
%を超えると、特有の香りが強くなり刺激的な香りにな
ってしまう。これらの香料は、前記蒸気圧4 〜2700Paの
香料と併用することもできる。
【0009】調合香料は、前記香料及び他の香料成分、
すなわち香気成分のみからなるが、当該調合香料は、保
留剤を混合して用いることができ、消臭効果を持続させ
ることができる。保留剤としては、通常香料組成物に用
いられるものであれば特に制限されず、例えば植物ワッ
クス、動物ワックス、石油ワックス、高級脂肪酸、シュ
ガーエステル等が挙げられる。これらの保留剤は、1種
以上を用いることができ、調合香料に対して20〜1000重
量%、特に50〜500重量%用いるのが好ましい。
【0010】また、調合香料は、担持体へ浸透させて用
いることができるが、当該担持体への浸透性を向上させ
たり、強度の調整を行うために溶剤成分を適宜混合して
用いることができる。溶剤成分としては、エタノール、
多価アルコール系溶剤、パラフィン系溶剤、グリコール
エーテル系溶剤、エステル系溶剤等が挙げられる。さら
に、水を媒体として担持体に浸透させる場合には、界面
活性剤を配合することもできる。
【0011】本発明の芳香剤において、調合香料を放出
させるための電動ファンは容器に備えられ、当該容器と
しては特に制限されず、例えば特開昭63-158061号、特
開平10-85313号等に記載のものを使用できる。調合香料
は、このような容器中に収容しても、またファンを備え
た容器の外に収容しても良い。例えば、吸気口と香気吹
出口が設けられ内部に調合香料を収容する容器と、電動
ファンと、当該ファンを起動させるためのスイッチ手段
とを有するもの;吸気口と香気吹出口が設けられ内部に
調合香料と電動ファンを収容する容器と、当該ファンを
起動させるためのスイッチ手段とを有するもの;吸気口
と香気吹出口が設けられ内部に調合香料、電動ファン及
びスイッチ手段を収容する容器等が挙げられる。電動フ
ァンは、乾電池等の電池や、AC電源により駆動された
モーターにより回転する。
【0012】また、電動ファンを起動させるスイッチ手
段は、人感知センサーによりファンを起動させるものが
好ましい。センサーとしては、人の存在を感知するもの
であれば特に制限されず、例えば赤外線、超音波、圧
力、光等によるものを使用できる。さらに、車や家屋等
のドアの開閉を感知するドアスイッチ等であっても良
い。
【0013】ファンにより調合香料から発生した香気を
容器外部に放出させるときの吹出口における風速は、0.
01〜10m/秒、特に0.1〜7m/秒であるのが好まし
い。容器には、更にファンの作動時間を制御するタイマ
ー手段を備えることもでき、所定時間が経過したときに
ファンが自動的に停止するようにして、香料の不要な消
耗を防ぐことができる。
【0014】また、調合香料を容器に収容する際には、
例えばゼオライト、シリカゲル、素焼き等の無機多孔体
又は粒体、セルロース、セルロース誘導体、紙、木材、
アクリル酸ポリマー、多糖類ゲル等の有機多孔体、吸油
高分子、吸水性高分子等に担持させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の芳香剤は、速効性で、不快臭を
短時間で和らげることができる。例えば玄関等の出入口
に設置し、人が来たらスイッチが入ってファンが起動す
るようにすれば、人が芳香剤の設置場所を通過するまで
(およそ2〜15秒)には香りが拡散して、優れた消臭
効果が得られる。
【0016】
【実施例】実施例1 表1に示す組成の調合香料を調製し、直径4mmの発泡セ
ルロースビーズ(レンゴー社製)に5重量%になるよう
に含浸させた。その1gを、特開昭63-158061号の第1
〜5図に示す芳香器内にセットし、芳香器から80cm離れ
た場所において、ファンを起動させてから放出された香
りを感知するまでの時間を測定した。吹出口の風速は2
m/秒であった。結果(香りの速効性)を以下の基準
で、表1に併せて示す。 ○:5秒以内で香りを感知。 △:5〜15秒以内で香りを感知。 ×:15秒以上で香りを感知。
【0017】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調合香料、調合香料を放出させるための
    電動ファン、及びファンを起動させるスイッチ手段を有
    する芳香剤において、調合香料が、蒸気圧4〜2700Pa
    (25℃)の香料を30〜100重量%含有するか、又はカロ
    ーン、メチルアンスラニレート、バニリン、エチルバニ
    リン及びγ−ウンデカラクトンから選ばれる1種以上を
    0.001〜10重量%含有するものである芳香剤。
  2. 【請求項2】 スイッチ手段が、人感知センサーにより
    ファンを起動させるものである請求項1記載の芳香剤。
JP10324998A 1998-11-16 1998-11-16 芳香剤 Pending JP2000140084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022537010A (ja) * 2019-04-29 2022-08-23 コナゲン インコーポレイテッド イソオイゲノールからのバニリンの生合成
WO2023002961A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 株式会社デンソー フレグランス装置およびフレグランスカートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022537010A (ja) * 2019-04-29 2022-08-23 コナゲン インコーポレイテッド イソオイゲノールからのバニリンの生合成
JP7510187B2 (ja) 2019-04-29 2024-07-03 コナゲン インコーポレイテッド イソオイゲノールからのバニリンの生合成
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