JP2000138416A - リッジ型半導体素子の作製方法 - Google Patents

リッジ型半導体素子の作製方法

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JP2000138416A
JP2000138416A JP10309807A JP30980798A JP2000138416A JP 2000138416 A JP2000138416 A JP 2000138416A JP 10309807 A JP10309807 A JP 10309807A JP 30980798 A JP30980798 A JP 30980798A JP 2000138416 A JP2000138416 A JP 2000138416A
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ridge
photoresist film
film
photoresist
insulating film
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Jiyunji Yoshida
順自 吉田
Keiichi Yabusaki
慶一 薮崎
Naoki Tsukiji
直樹 築地
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/20Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers
    • H01S5/22Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers having a ridge or stripe structure
    • H01S5/223Buried stripe structure
    • H01S5/2231Buried stripe structure with inner confining structure only between the active layer and the upper electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスマージンを十分にとることができ、
リッジ型半導体レーザ素子を簡便に低コストで作製する
方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、上部クラッド層を含む半導体
積層構造からなるリッジを有する半導体レーザ素子の作
製方法であって、半導体基板上に形成されたリッジ上面
の以外の領域を覆い、リッジ上面を露出するように絶縁
膜を形成する際、リッジ領域を含む半導体基板上に絶縁
膜を成膜する工程と、絶縁膜上に第1のフォトレジスト
膜を成膜する工程と、第1のフォトレジスト膜とは現像
処理での可溶性が異なる第2のフォトレジスト膜を第1
のフォトレジスト膜上に成膜する工程と、第2のフォト
レジスト膜及び第1のフォトレジスト膜をエッチングし
てリッジ上面の絶縁膜を露出させる開口を設ける工程
と、開口を介してリッジ上面の絶縁膜を除去する工程と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リッジ型半導体素
子、例えばリッジ型半導体レーザ素子の作製方法に関
し、更に詳細には、リッジ側面に所定の膜厚の絶縁膜を
確実に残しつつリッジ上面の絶縁膜をエッチングするこ
とにより、良好なレーザ特性のリッジ型半導体レーザ素
子を作製する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストライプ状のリッジを形成し、それに
より光及び電流の閉じ込め行うようにした構成のリッジ
型半導体レーザ素子は、簡便な構造と良好なレーザ特性
を有する半導体レーザ素子であって、光通信、光記録、
光計測の分野で発光装置及び光ファイバアンプ励起装置
等として多用されている。リッジ型半導体レーザ素子の
作製では、先ず、半導体基板上にヘテロ接合の半導体積
層構造を形成し、半導体積層構造の上部をリッジ状に加
工する。その後、基板全面に絶縁膜を形成し、次いでリ
ッジ上面の絶縁膜を除去する。そして、電流注入のため
の電極を上面に形成し、半導体レーザ素子としている。
【0003】ここで、図4を参照しつつ、リッジ型半導
体レーザ素子の作製に当たり、リッジ上部の絶縁膜を除
去する従来の方法を説明する。図4(a)〜(d)及び
図5(e)〜(h)は、リッジ上面の絶縁膜を除去する
際の各工程での層構造を示す基板断面図である。先ず、
半導体基板11上に活性層12を含むヘテロ接合の半導
体積層構造を形成する。次いで、半導体積層構造の上部
をエッチングして、図4(a)に示すように、両脇にチ
ャネル13を有するダブルチャネル構造のリッジ14を
形成する。次いで、図4(b)に示すように、リッジ1
4を含む基板全面に絶縁膜15をに成膜する。次に、図
4(c)に示すように、リッジ部分を平坦化するため
に、リッジ14の上面より高い位置まで絶縁膜15上に
第1のレジスト膜16を塗布、成膜し、続いて加熱して
第1おレジスト膜16を不溶化する。次に、図4(d)
に示すように、レジスト膜16上に再度第2のレジスト
膜17を塗布、成膜する。
【0004】次いで、図5(e)に示すように、露光処
理と現像処理とを組み合わせたフォトリソグラフィによ
りリッジ14上部近辺の第2のレジスト膜17をエッチ
ング除去し、リッジ14上面の第1のレジスト膜16を
露出させる開口部18を開口したマスク17を形成す
る。続いて、開口部18を介して、図5(f)に示すよ
うに、酸素プラズマ・アッシング処理より第1のレジス
ト膜16を除去し、リッジ14上面の絶縁膜15を露出
させる。次に、図5(g)に示すように、フロン系ガス
を使ったプラズマエッチングにより絶縁膜15を除去し
て、リッジ14上面のコンタクト層を露出させる。更
に、図5(h)に示すように、残っている第2のレジス
ト膜17及び第1のレジスト膜16をプラズマアッシン
グ処理により除去して、リッジ14上面以外の領域の絶
縁膜15を露出させる。従来、第1のレジスト膜16及
び第2のレジスト膜17の成膜材料には、それぞれ相互
に粘性の異なるポジ型レジスト剤が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方法で
は、図5(e)に示す開口部18の形成工程で、第2の
レジスト膜膜17のみをフォトリソグラフィにより除去
しようとしても、露光条件及び露光量の再現性及び制御
性が悪く、リッジ領域の第1のレジスト膜16がフォト
リソグラフィの際に感光し、第1のレジスト膜16の一
部或いは全層が除去されるという問題があった。従っ
て、所定厚を有する第1のレジスト膜16を半導体基板
全域の各リッジ14上面にわたって均一にかつ再現性良
く残留させておくことは、従来、困難であった。このた
め、第1レジスト15を酸素プラズマアッシング処理に
より除去してリッジ14上面の絶縁膜を露出させる際
に、図5(f)に示すように、リッジ側面の第1のレジ
スト膜16まで除去される結果となった。更に、そのた
め、リッジ14上面の絶縁膜15を除去する際に、図5
(g)に示すように、リッジ14側面の絶縁膜15がエ
ッチングされて消滅し、上部クラッド層がリッジ側面に
露出してしまい、レーザ特性が低下するという問題があ
った。
【0006】また、リッジ幅が6μm以下のときには、
リッジ幅以下の狭いストライプマスクで第2のレジスト
膜17を除去しようとすると、リッジとマスクの位置合
わせが、非常に困難であり、時間を要して、プロセスの
作業効率が低下するという問題もあった。すなわち、従
来の方法では、リッジ上面の絶縁膜の除去工程におい
て、プロセスマージンが非常に小さく、リッジ側面の絶
縁膜が消失して上部クラッド層がリッジ側面に露出する
ためにレーザ特性が低下したり、またフォトリソグラフ
ィ処理に時間を要するために生産性の向上が難しく、良
好なレーザ特性を有するレーザ素子を高い生産性で生産
することが難しかった。一方、半導体レーザ素子の製造
には、高性能化とともに低価格化が要求されていて、良
好なレーザ特性を有する半導体レーザ素子を効率良く低
コストで生産することが重要になっている。以上の説明
では、リッジ型半導体レーザ素子を例にして説明した
が、他のリッジ型半導体素子、例えばリッジ導波路型半
導体受光素子を作製するに当たり、半導体基板上に形成
されたリッジ上面を露出し、かつリッジ上面以外の領域
を覆うように絶縁膜を形成する際にも同じ問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、半導体基板上に
形成されたリッジ上面を露出し、かつリッジ上面以外の
領域を覆うように絶縁膜を形成する際、プロセスマージ
ンを十分にとることができ、簡便に低コストでリッジ型
半導体素子を作製する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るリッジ型半導体素子の作製方法は、リ
ッジ型半導体素子の作製方法において、半導体基板上に
形成されたリッジ上面を露出し、かつリッジ上面以外の
領域を覆うように絶縁膜を形成する際、リッジ上面を含
む半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程と、絶縁膜上に
第1のフォトレジスト膜を成膜する工程と、現像処理で
の可溶性が第1のフォトレジスト膜とは異なる第2のフ
ォトレジスト膜を第1のフォトレジスト膜上に成膜する
工程と、第2のフォトレジスト膜及び第1のフォトレジ
スト膜を除去してリッジ上面の絶縁膜を露出させる開口
を設ける工程と、開口を介してリッジ上面の絶縁膜を除
去する工程とを有することを特徴としている。
【0009】本発明では、第1のフォトレジスト膜と第
2のフォトレジスト膜とは現像処理時の可溶性が異なる
ので、第2のフォトレジスト膜を露光及び現像処理して
所定のパターンに開口する際、第1のフォトレジスト膜
はエッチングされることなく、ほぼ成膜された時の膜厚
状態でリッジ領域に残留することができる。好適には、
開口を設ける工程では、先ず、第2のフォトレジスト膜
をパターニングして開口し、次いで開口した第2のフォ
トレジスト膜をマスクにして第1のフォトレジスト膜を
開口する。第1のフォトレジスト膜及び第2のフォトレ
ジスト膜を成膜する各フォトレジスト剤は、現像処理で
の可溶性が異なる限り、その種類等に制約は無いが、本
発明の好適な実施態様では、ネガ型フォトレジスト剤及
びポジ型フォトレジスト剤の一方のフォトレジスト剤で
第1のフォトレジスト膜を成膜し、他方のフォトレジス
ト剤で第2のフォトレジスト膜を成膜する。ポジ型フォ
トレジスト剤は紫外線等の光照射により現像処理時に可
溶化するフォトレジスト剤であり、ネガ型フォトレジス
ト剤は紫外線等の光照射により現像処理時に不溶化する
フォトレジスト剤である。更に好適な実施態様では、第
1のフォトレジスト膜の膜厚が、上部クラッド層の層厚
以下である。本発明方法は、リッジ型半導体レーザ素子
の作製及びリッジ導波路型半導体受光素子の作製に好適
に適用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るリッジ型半導体素子の作
製方法をリッジ型半導体レーザ素子の作製に適用した実
施形態の一例であって、図1(a)〜(d)、図2
(e)〜(h)及び図3(i)〜(k)は、それぞれ、
本実施形態例に従ってリッジ型半導体レーザ素子を形成
する際の各工程での層構造を示す基板断面図である。先
ず、活性層19を有する半導体レーザ構造をGa As 基
板上に形成して半導体レーザ素子基板20を作製する。
次いで、図1(a)に示すように、半導体レーザ素子基
板20上にフォトレジスト膜を成膜し、露光及び現像処
理によりパターニングして、所定のパターンを有するマ
スク21を形成する。次に、図1(b)に示すように、
クエン酸系溶液を用いた湿式エッチング処理をマスク2
1上から半導体レーザ基板20に施すことにより、両側
にチャネルを有するリッジ22を半導体レーザ基板20
上に形成する。次いで、図1(c)に示すように、半導
体レーザ基板20上のマスク21を剥離液により溶解、
除去し、更に、除去されなかった残存マスクを酸素プラ
ズマアッシング処理により除去する。次に、図1(d)
に示すように、半導体レーザ基板20上全面にプラズマ
CVD法を用いて絶縁層23を成膜する。本実施形態例
では、絶縁層23として窒化珪素膜を成膜した。
【0011】次に、図2(e)に示すように、半導体レ
ーザ基板20の絶縁膜23上に第1のフォトレジスト膜
24をスピンコートにより塗布、成膜する。本実施形態
例では、第1のフォトレジスト膜24の成膜剤として、
粘度20cpのネガ型フォトレジスト剤、例えば東京応化
製の商品名「OMR−83」を用い、高さ1.8〜2μ
mのリッジ22に対し、スピンコート装置のディスク回
転数を毎分3000回転に設定した。次いで、半導体基
板20に温度110℃で5分間のベーキングを施し、更
に、半導体レーザ基板20全面に紫外線露光を施した。
紫外線露光により、ネガ型フォトレジスト剤からなる第
1のフォトフォトレジスト膜24は、不溶化される。次
に、図2(f)に示すように、半導体レーザ基板20の
第1のフォトレジスト膜24上全面に第2のフォトレジ
スト膜25を塗布、成膜する。続いて、図2(g)に示
すように、第2のフォトレジスト膜25に露光及び現像
処理を施し、リッジ22上の第1のフォトレジスト膜2
4を露出させる開口26を有する所定のパターンのマス
ク25を形成する。本実施形態例では、第2のフォトレ
ジスト膜25の成膜剤として、紫外線照射により可溶化
するポジ型レジスト剤、例えばヘキスト製の商品名「A
Z1500」を用い、露光にはコンタクトアライナを用
いた。
【0012】次に、半導体レーザ基板20に酸素プラズ
マエッチング処理を施すことにより、第1のフォトレジ
スト膜24をエッチングし、図2(h)に示すように、
絶縁膜23を露出させる。このとき、絶縁膜6を露出す
る程度にエッチング時間を制御して、リッジ22上面の
ネガ型の第1のフォトレジスト膜24を除去する。本実
施形態例では、第1のフォトレジスト膜24に低粘性の
ネガ型レジスト剤を使用して、半導体基板全面に均一に
分散流動させ、引き延ばしているので、リッジ上面の第
1のフォトレジスト膜24の厚さは、平均0.2μm、
分散0.03μmと半導体基板全体に渡って均一であっ
た。また、リッジ22側面に残存する第1のフォトレジ
スト膜24は、その膜厚が1.6〜1.8μmであっ
て、リッジ22上面の絶縁膜23を乾式エッチングによ
り除去するのに十分に耐え得る厚さであるから、乾式エ
ッチングの際の保護マスクとして機能する。
【0013】本実施形態例では、第1のフォトレジスト
膜24及び第2のフォトレジスト膜25は、それぞれ、
ネガ型レジスト剤及びポジ型レジスト剤で成膜されてい
るので、第2のフォトレジスト膜25の除去の際、第1
のフォトレジスト膜24は現像液に不溶であって、第2
のフォトレジスト膜25の現像処理は、必ず、第1のフ
ォトレジスト膜24の表面で停止し、第1のフォトレジ
スト膜24は、成膜されたときとほぼ同じ膜厚で残る。
【0014】次に、半導体レーザ基板20にフロン系ガ
スのプラズマエッチング処理を施すことにより、図3
(i)に示すように、リッジ22上面の窒化珪素膜23
を除去する。この際、エッチング時間を制御して、リッ
ジ22上面の半導体層(コンタクト層)のみを露出させ
る。実験では、半導体レーザ基板のリッジの98%に対
して均一な窒化珪素膜23の除去に成功した。続いて、
芳香族炭化水素:フェノール:アルキルベンゼンスルホ
ン酸=6:2:2で構成されるエッチング液を用いて、
図3(j)に示すように、第2のフォトレジスト膜25
及び第1のフォトレジスト膜24を溶解、除去し、更
に、酸素プラズマアッシング処理を施して、残存するフ
ォトレジスト膜を完全に除去する。この後、図3(k)
に示すように、p側電極27をリッジ22の半導体層露
出面上及び絶縁膜23上に形成し、ウェハ裏面を研磨し
た後、Au/Ge/Ni積層金属層等でn側電極28を
形成する。さらに、オーミックシンターにより、電極形
成を行う。次に、半導体基板20のへき開を行い、各レ
ーザチップに分割した後、モジュールとして組み立て、
実装を行うことで半導体レーザ装置を完成することがで
きる。
【0015】本実施形態例では、第1のフォトレジスト
膜24の成膜材料にネガ型レジスト剤「OMR−8
3」、第2のフォトレジスト膜25の成膜材料にポジ型
レジスト剤「AZ1500」を使用しているが、他の種
類のネガ型およびポジ型レジストを使用しても良い。
【0016】尚、本実施形態例の改変例として、ネガ型
の第1のフォトレジスト膜24を塗布した後、第1のフ
ォトレジスト膜24に紫外線照射を施すことなく、ポジ
型の第2のフォトレジスト膜25を塗布、成膜、露光
し、現像した。この例でも、第1のフォトレジスト膜2
4の表面で、第2のフォトレジスト膜25の現像を停止
することを確認することができた。改変例でも、それぞ
れ、ネガ型レジスト剤及びポジ型レジスト剤で第1のフ
ォトレジスト膜24及び第2のフォトレジスト膜25を
成膜することにより、リッジ22上面のフォトレジスト
膜を除去しても、図2(h)には、リッジ22側面には
1.4〜1.6μmのフォトレジスト膜が残るので、リ
ッジ22側面で上部クラッドの露出を防ぐことができ
る。
【0017】第1のフォトレジスト膜24の成膜材料に
ポジ型フォトレジスト剤、第2のフォトレジスト膜25
の成膜材料にネガ型フォトレジスト膜を組み合わせて用
いたときも、本実施形態例と同様の効果が得られる。ま
た、本実施形態例では、ウェットエッチング法によりリ
ッジ加工を行っているが、ドライエッチング法で加工し
たリッジに対しても、本発明方法は適用できる。更に
は、本実施形態例では、ダブルチャネル構造を用いてい
るが、単純なリッジストライプ構造に対しても適用出来
ることは言うまでもない。また、本実施形態例では、リ
ッジ型半導体レーザ素子を例にしているが、本発明方法
は、半導体レーザ素子の作製のみに限らず、例えばリッ
ジ導波路型半導体受光素子の作製工程でリッジ上の絶縁
膜を所望のパターンにパターニングする際に適用でき
る。
【0018】
【発明の効果】本発明方法によれば、半導体基板上に形
成されたリッジの上面以外の領域を覆い、リッジ上面を
露出するように絶縁膜を形成する際、下地のフォトフォ
トレジスト膜に対して可溶性が異なるフォトフォトレジ
スト膜を成膜し、それをマスクにすることにより、リッ
ジ上面の絶縁膜をエッチングする際のプロセスマージン
を十分にとることができるため、プロセスを大幅に簡略
化出来る。特に、第1のフォトフォトレジスト膜の成膜
材料として低粘度のフォトレジスト剤を用いることによ
り、リッジ上部の絶縁膜除去の際に、半導体基板全域に
わたってリッジ側面の絶縁膜を、最少限のエッチング率
に維持することが出来る。これにより、本発明による半
導体レーザの製造方法は、レーザの製造コストを大幅に
低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(d)は、それぞれ、実施形態例
に従ってリッジ型半導体レーザ素子を形成する際の各工
程での層構造を示す基板断面図である。
【図2】図2(e)〜(h)は、それぞれ、図1(d)
に続いて、実施形態例に従ってリッジ型半導体レーザ素
子を形成する際の各工程での層構造を示す基板断面図で
ある。
【図3】図3(i)〜(k)は、それぞれ、図2(h)
に続いて、実施形態例に従ってリッジ型半導体レーザ素
子を形成する際の各工程での層構造を示す基板断面図で
ある。
【図4】図4(a)〜(d)は、それぞれ、従来方法に
よりリッジ上部の絶縁膜を除去する際、各工程での層構
造を示す基板断面図である。
【図5】図5(e)〜(h)は、それぞれ、図4(d)
に続いて、従来方法によりリッジ上部の絶縁膜を除去す
る際、各工程での層構造を示す基板断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 活性層 13 チャネル 14 リッジ 15 絶縁膜 16 第1のレジスト膜 17 第2のレジスト膜 18 開口部 20 半導体レーザ素子基板 21 マスク 22 リッジ 23 絶縁層 24 第1のフォトレジスト膜 25 第2のフォトレジスト膜 26 開口 27 p側電極 28 n側電極
フロントページの続き (72)発明者 築地 直樹 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5F046 AA20 LB01 LB09 NA02 NA04 NA08 5F049 NA08 PA14 QA02 SZ11 5F073 AA13 CB02 DA22 DA24 DA35 EA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リッジ型半導体素子の作製方法におい
    て、 半導体基板上に形成されたリッジ上面を露出し、かつリ
    ッジ上面以外の領域を覆うように絶縁膜を形成する際、 リッジ上面を含む半導体基板上に絶縁膜を成膜する工程
    と、 絶縁膜上に第1のフォトレジスト膜を成膜する工程と、 現像処理での可溶性が第1のフォトレジスト膜とは異な
    る第2のフォトレジスト膜を第1のフォトレジスト膜上
    に成膜する工程と、 第2のフォトレジスト膜及び第1のフォトレジスト膜を
    除去してリッジ上面の絶縁膜を露出させる開口を設ける
    工程と、 開口を介してリッジ上面の絶縁膜を除去する工程と を有することを特徴とするリッジ型半導体素子の作製方
    法。
  2. 【請求項2】 開口を設ける工程では、先ず、第2のフ
    ォトレジスト膜をパターニングして開口し、次いで開口
    した第2のフォトレジスト膜をマスクにして第1のフォ
    トレジスト膜を開口することを特徴とする請求項1に記
    載の半導体レーザ素子の作製方法。
  3. 【請求項3】 ネガ型フォトレジスト剤及びポジ型フォ
    トレジスト剤の一方のフォトレジスト剤で第1のフォト
    レジスト膜を成膜し、他方のフォトレジスト剤で第2の
    フォトレジスト膜を成膜することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の半導体レーザ素子の作製方法。
  4. 【請求項4】 第1のフォトレジスト膜の膜厚が、リッ
    ジを構成する半導体積層構造中の上部クラッド層の層厚
    以下であることを特徴とする請求項1から3のうちのい
    ずれか1項に記載の半導体レーザ素子の作製方法。
  5. 【請求項5】 リッジ型半導体素子が、リッジ型半導体
    レーザ素子、又はリッジ導波路型半導体受光素子である
    ことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか4項
    に記載のリッジ型半導体素子の作製方法。
JP10309807A 1998-10-30 1998-10-30 リッジ型半導体素子の作製方法 Pending JP2000138416A (ja)

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