JP2000136111A - 少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物を含む化粧品組成物及びその使用 - Google Patents
少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物を含む化粧品組成物及びその使用Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に摩擦しても良好な“移転なし”特性を有
し、良好な保持時間を有し、良好な機械的特性、すなわ
ち、粘着せずかつ/又はそれを皮膚若しくは唇に適用す
る場合にそれらを引っ張らず、固形フィルムの処理によ
って不快さを生じない特性を有する組成物を提供するこ
と。 【解決手段】脂肪相及び、少なくとも一の炭素含有環を
含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相に可
溶又は分散可能な、非晶質ポリ(シクロオレフィン)又
は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物を含む、局
所に適用する、特に化粧品として適用する組成物。用
途:メーキャップ及び日焼け止め製品。
し、良好な保持時間を有し、良好な機械的特性、すなわ
ち、粘着せずかつ/又はそれを皮膚若しくは唇に適用す
る場合にそれらを引っ張らず、固形フィルムの処理によ
って不快さを生じない特性を有する組成物を提供するこ
と。 【解決手段】脂肪相及び、少なくとも一の炭素含有環を
含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相に可
溶又は分散可能な、非晶質ポリ(シクロオレフィン)又
は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物を含む、局
所に適用する、特に化粧品として適用する組成物。用
途:メーキャップ及び日焼け止め製品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケラチン材料に適用
することができる組成物、特に少なくとも一の非晶質ポ
リ(シクロオレフィン)又はその混合物を含む化粧品組
成物に関し、それは少なくとも一の炭素含有環を含む化
学構造を有する少なくとも一の油を含む液状脂肪相に可
溶か又は分散可能である。特に本発明はケア及び/又は
メーキャップ化粧品組成物に関し、この組成物は、顔、
人体及び頭部の皮膚に対して、粘膜、例えば唇及び瞼に
対して、又は表在性体成長(superficial body growth
s)、例えば睫毛、眉毛、爪及び毛髪に対して、特にフ
ィルム形成特性及び良好な保持特性を有している。本組
成物は、特に増粘した形で提供することができ、これは
製品注型にスティックとして広がり又は皿の中に広がっ
て例えば口紅又はリップバルム(lip balm)、ファンデ
ーション、隠蔽剤(concealer)、アイシャドー又は頬
紅になり、また、ペースト又はクリームの形で提供する
ことができ、それは程度の差はあれ液状であり、例えば
液状ファンデーション若しくは口紅、アイライナー、ボ
ディメーキャップ、太陽光を保護し又は皮膚を着色する
組成物、マスカラ、ルーズ若しくはコンパクトパウダー
である。
することができる組成物、特に少なくとも一の非晶質ポ
リ(シクロオレフィン)又はその混合物を含む化粧品組
成物に関し、それは少なくとも一の炭素含有環を含む化
学構造を有する少なくとも一の油を含む液状脂肪相に可
溶か又は分散可能である。特に本発明はケア及び/又は
メーキャップ化粧品組成物に関し、この組成物は、顔、
人体及び頭部の皮膚に対して、粘膜、例えば唇及び瞼に
対して、又は表在性体成長(superficial body growth
s)、例えば睫毛、眉毛、爪及び毛髪に対して、特にフ
ィルム形成特性及び良好な保持特性を有している。本組
成物は、特に増粘した形で提供することができ、これは
製品注型にスティックとして広がり又は皿の中に広がっ
て例えば口紅又はリップバルム(lip balm)、ファンデ
ーション、隠蔽剤(concealer)、アイシャドー又は頬
紅になり、また、ペースト又はクリームの形で提供する
ことができ、それは程度の差はあれ液状であり、例えば
液状ファンデーション若しくは口紅、アイライナー、ボ
ディメーキャップ、太陽光を保護し又は皮膚を着色する
組成物、マスカラ、ルーズ若しくはコンパクトパウダー
である。
【0002】
【従来の技術】人間の皮膚又は唇に対するメーキャップ
又はケア製品、例えばファンデーション又は口紅は、通
常脂肪相、例えばワックス及び油、顔料及び/又は充填
剤及び任意に添加剤、例えば化粧品用剤又は皮膚用剤を
含む。これらはいわゆる“ペースト状”製品を含むこと
もでき、この製品は柔軟なコンシステンシーを有し、ブ
ラシで適用できる、着色又は非着色のペーストを得るこ
とを可能とする。これらの組成物は、これを皮膚又は唇
に適用した場合、通常移転するという欠点を有してお
り、すなわち、この組成物が接触する可能性がある支持
体、特にグラス、カップ、たばこ、着衣又は皮膚に少な
くとも部分的に沈着して跡を残すという欠点がある。適
用した薄膜の耐久性が貧弱なため、例えばファンデーシ
ョン又は口紅組成物の新たな適用を常に行う必要があ
る。さらに、受け入れがたい跡の外観が特にブラウスの
襟につくと、何人かの女性はこの型のメーキャップを使
用しなくなる。さらに、これらの組成物は、通常粘着性
であり、水や皮脂への耐性が貧弱である。PROCTER & GA
MBLE社は、その特許出願WO−A−96/36323において油−
中−水乳剤型のマスカラ組成物を示したが、それは良好
な保持特性、耐水性を示し、かつ跡を残さない。これら
の組成物は、通常ラテックスと呼ばれるとりわけ水に不
溶性のポリマーを含み、アルキル又はアルコキシジメチ
コーンのコポリオール型の界面活性剤、炭化水素油、顔
料及び充填剤並びにワックスと配合されている。WO−A
−97/01321の文献においてREVLON社は光沢のある“移
転なし”化粧品組成物を記載したが、これは室温で接着
性があるポリマー、揮発性溶媒、不揮発性油及び粒子状
乾燥物を含んでいる。接着性ポリマーは、ビニル、メタ
クリル又はアクリル系の主鎖及びシロキサン及びフッ化
基の側鎖を有するポリマー、ビニル、メタクリル又はア
クリル系主鎖及びシロキサンの側鎖を有するポリマー、
並びにブロック又はグラフトビニル−シリコーンコポリ
マーから選択される。さらに文献EP−A−497144及びFR
−A−2,357,244はいわゆる“移転なし”組成物を記載し
ており、これはスチレン−エチレン−プロピレンブロッ
クポリマーとワックス、軽い又は揮発性油及び顔料とを
組合せたものを含んでいる。これらの組成物は、快適さ
からはるかに遠いこと、化粧品としての特性が乏しいこ
と及び製剤化が困難であるという欠点を有している。特
に、ポリマーが脂溶性である場合、これらは本来の機械
的特性を有しない柔らかく粘着性のフィルムとなる。さ
らに、これらの組成物の“移転なし”特性はきわめて平
均的なものである。さらに現在のところ、化粧品におい
て油を増粘する脂溶性ポリマーが少数存在するが、これ
らは良好な機械的特性特に良好なフィルム形成特性を有
し、かつ非粘着性の組成物になるが、製剤の範囲が幾分
か制限される。
又はケア製品、例えばファンデーション又は口紅は、通
常脂肪相、例えばワックス及び油、顔料及び/又は充填
剤及び任意に添加剤、例えば化粧品用剤又は皮膚用剤を
含む。これらはいわゆる“ペースト状”製品を含むこと
もでき、この製品は柔軟なコンシステンシーを有し、ブ
ラシで適用できる、着色又は非着色のペーストを得るこ
とを可能とする。これらの組成物は、これを皮膚又は唇
に適用した場合、通常移転するという欠点を有してお
り、すなわち、この組成物が接触する可能性がある支持
体、特にグラス、カップ、たばこ、着衣又は皮膚に少な
くとも部分的に沈着して跡を残すという欠点がある。適
用した薄膜の耐久性が貧弱なため、例えばファンデーシ
ョン又は口紅組成物の新たな適用を常に行う必要があ
る。さらに、受け入れがたい跡の外観が特にブラウスの
襟につくと、何人かの女性はこの型のメーキャップを使
用しなくなる。さらに、これらの組成物は、通常粘着性
であり、水や皮脂への耐性が貧弱である。PROCTER & GA
MBLE社は、その特許出願WO−A−96/36323において油−
中−水乳剤型のマスカラ組成物を示したが、それは良好
な保持特性、耐水性を示し、かつ跡を残さない。これら
の組成物は、通常ラテックスと呼ばれるとりわけ水に不
溶性のポリマーを含み、アルキル又はアルコキシジメチ
コーンのコポリオール型の界面活性剤、炭化水素油、顔
料及び充填剤並びにワックスと配合されている。WO−A
−97/01321の文献においてREVLON社は光沢のある“移
転なし”化粧品組成物を記載したが、これは室温で接着
性があるポリマー、揮発性溶媒、不揮発性油及び粒子状
乾燥物を含んでいる。接着性ポリマーは、ビニル、メタ
クリル又はアクリル系の主鎖及びシロキサン及びフッ化
基の側鎖を有するポリマー、ビニル、メタクリル又はア
クリル系主鎖及びシロキサンの側鎖を有するポリマー、
並びにブロック又はグラフトビニル−シリコーンコポリ
マーから選択される。さらに文献EP−A−497144及びFR
−A−2,357,244はいわゆる“移転なし”組成物を記載し
ており、これはスチレン−エチレン−プロピレンブロッ
クポリマーとワックス、軽い又は揮発性油及び顔料とを
組合せたものを含んでいる。これらの組成物は、快適さ
からはるかに遠いこと、化粧品としての特性が乏しいこ
と及び製剤化が困難であるという欠点を有している。特
に、ポリマーが脂溶性である場合、これらは本来の機械
的特性を有しない柔らかく粘着性のフィルムとなる。さ
らに、これらの組成物の“移転なし”特性はきわめて平
均的なものである。さらに現在のところ、化粧品におい
て油を増粘する脂溶性ポリマーが少数存在するが、これ
らは良好な機械的特性特に良好なフィルム形成特性を有
し、かつ非粘着性の組成物になるが、製剤の範囲が幾分
か制限される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、上記の欠点
を示さず、特に摩擦しても良好な“移転なし”特性を有
し、良好な保持時間を有し、良好な機械的特性、すなわ
ち、粘着せずかつ/又はそれを皮膚若しくは唇に適用す
る場合にそれらを引っ張らず、固形フィルムの処理によ
って不快さを生じない特性を有する組成物に対する要求
が依然として存在する。
を示さず、特に摩擦しても良好な“移転なし”特性を有
し、良好な保持時間を有し、良好な機械的特性、すなわ
ち、粘着せずかつ/又はそれを皮膚若しくは唇に適用す
る場合にそれらを引っ張らず、固形フィルムの処理によ
って不快さを生じない特性を有する組成物に対する要求
が依然として存在する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本出願人は、少なくとも
一の炭素含有環を含む化学構造を有する少なくとも一の
油を含む液状の脂肪相に可溶又は分散可能な非晶質ポリ
(シクロオレフィン)を少なくとも一、特に化粧品にお
いて使用することにより、良好な保持及び/又は水、皮
脂及び摩擦に対する耐性、また界面活性剤溶液に対して
さえ耐性を有し、一方で適用に際して又一日中付けてい
ても極めて快適なフィルムを得ることを可能なし得たこ
とを見出した。本フィルムは特にしなやか、柔軟かつ非
粘着性で、良好な機械的特性を有している。
一の炭素含有環を含む化学構造を有する少なくとも一の
油を含む液状の脂肪相に可溶又は分散可能な非晶質ポリ
(シクロオレフィン)を少なくとも一、特に化粧品にお
いて使用することにより、良好な保持及び/又は水、皮
脂及び摩擦に対する耐性、また界面活性剤溶液に対して
さえ耐性を有し、一方で適用に際して又一日中付けてい
ても極めて快適なフィルムを得ることを可能なし得たこ
とを見出した。本フィルムは特にしなやか、柔軟かつ非
粘着性で、良好な機械的特性を有している。
【0005】
【発明の実施の形態】本出願において、非晶質ポリ(シ
クロオレフィン)はシクロオレフィンの非晶質ホモポリ
マー及びシクロオレフィンの非晶質コポリマー、例えば
非晶質オレフィン/シクロオレフィンコポリマーを意味
する。本発明のポリ(シクロオレフィン)は非晶質であ
り、一般に−20℃〜+300℃、好ましくは−10℃〜+150
℃の範囲内のガラス転移点(Tg)を有する。これらは特
に、フィルム形成性であり、脂溶性である一方化粧品で
使用される脂溶性のフィルム形成性ポリマーの多くと異
なり非粘着性であるという利点を有する。これらはさら
に、ある種の液状脂肪物質を増粘及び/又はゲル化する
ことが可能である。液状の脂肪物質を増粘し、さらにフ
ィルム形成性であるポリマーは、現状では少数しかな
い。
クロオレフィン)はシクロオレフィンの非晶質ホモポリ
マー及びシクロオレフィンの非晶質コポリマー、例えば
非晶質オレフィン/シクロオレフィンコポリマーを意味
する。本発明のポリ(シクロオレフィン)は非晶質であ
り、一般に−20℃〜+300℃、好ましくは−10℃〜+150
℃の範囲内のガラス転移点(Tg)を有する。これらは特
に、フィルム形成性であり、脂溶性である一方化粧品で
使用される脂溶性のフィルム形成性ポリマーの多くと異
なり非粘着性であるという利点を有する。これらはさら
に、ある種の液状脂肪物質を増粘及び/又はゲル化する
ことが可能である。液状の脂肪物質を増粘し、さらにフ
ィルム形成性であるポリマーは、現状では少数しかな
い。
【0006】本発明の非晶質シクロオレフィンのコポリ
マー、特にオレフィン/シクロオレフィンコポリマーの
一般的なシクロオレフィン含量は、10mol%以上、好ま
しくは20mol%以上である。これらは特に>−10℃のガ
ラス転移点を有する。それゆえ本発明の主題は、ケラチ
ン物質に適用可能な脂肪相を含む化粧品組成物であり、
この脂肪相は、有効量特に組成物の全質量に対して少な
くとも1質量%の少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオ
レフィン)を含むことを特徴とし、該脂肪相が少なくと
も一の炭素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一含
むことを特徴としている。
マー、特にオレフィン/シクロオレフィンコポリマーの
一般的なシクロオレフィン含量は、10mol%以上、好ま
しくは20mol%以上である。これらは特に>−10℃のガ
ラス転移点を有する。それゆえ本発明の主題は、ケラチ
ン物質に適用可能な脂肪相を含む化粧品組成物であり、
この脂肪相は、有効量特に組成物の全質量に対して少な
くとも1質量%の少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオ
レフィン)を含むことを特徴とし、該脂肪相が少なくと
も一の炭素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一含
むことを特徴としている。
【0007】本組成物は、皮膚、粘膜及び表在性体成長
に適合可能な他の成分も含むことができる。特に、液状
脂肪相は一又は複数の室温で液状の脂肪物質を含むこと
ができる。好ましくは本組成物はさらに少なくとも一の
着色物質を含む。増粘した形で、特に注型製品の形で提
供され、少なくとも一の液状脂肪相及び室温で固形の少
なくとも一のワックスを任意に含み、さらに有効量の及
びさらによく組成物の全質量に対して少なくとも1質量
%の少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)を
含むことを特徴とし、液状の脂肪相が少なくとも一の炭
素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一含むことを
特徴としている化粧品組成物も本発明の主題である。先
に延べたように、本組成物は付加的に皮膚、粘膜及び表
在性体成長に適合可能な他の成分も含むことができ、特
に、少なくとも一の着色物質を含むことができる。
に適合可能な他の成分も含むことができる。特に、液状
脂肪相は一又は複数の室温で液状の脂肪物質を含むこと
ができる。好ましくは本組成物はさらに少なくとも一の
着色物質を含む。増粘した形で、特に注型製品の形で提
供され、少なくとも一の液状脂肪相及び室温で固形の少
なくとも一のワックスを任意に含み、さらに有効量の及
びさらによく組成物の全質量に対して少なくとも1質量
%の少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)を
含むことを特徴とし、液状の脂肪相が少なくとも一の炭
素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一含むことを
特徴としている化粧品組成物も本発明の主題である。先
に延べたように、本組成物は付加的に皮膚、粘膜及び表
在性体成長に適合可能な他の成分も含むことができ、特
に、少なくとも一の着色物質を含むことができる。
【0008】非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶
質ポリ(シクロオレフィン)の混合物は、特に摩擦して
も移転せず、良好な保持特性を有し、非粘着性で、光沢
もあり及び/又は水及び皮脂に耐性であるフィルムを得
るのに有効な又は十分な量で存在する。それは、さら
に、液状の脂肪相を増粘及び/又はゲル化するのに十分
な量存在してもよい。
質ポリ(シクロオレフィン)の混合物は、特に摩擦して
も移転せず、良好な保持特性を有し、非粘着性で、光沢
もあり及び/又は水及び皮脂に耐性であるフィルムを得
るのに有効な又は十分な量で存在する。それは、さら
に、液状の脂肪相を増粘及び/又はゲル化するのに十分
な量存在してもよい。
【0009】本出願の組成物で使用する非晶質ポリ(シ
クロオレフィン)は、好ましくは−20℃〜+300℃、さ
らに良好には−10℃〜+150℃、より良好には10℃〜150
℃のTgを有する、いかなる非晶質シクロオレフィンポリ
マー又はコポリマーであってよい。好ましくは、本発明
の非晶質ポリ(シクロオレフィン)は、1000から106、
好ましくは10,000から500,000まで変化する分子量(M
W)を有している。これらのポリ(シクロオレフィン)
は、一般に、少なくとも一のシクロオレフィン、例えば
特に(及び網羅するものではなく)以下の化合物の重合
又は共重合によって得られるエラストマー又は熱可塑性
ポリマーである: ・シクロブテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、 ・ノルボルネン(すなわちビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−メチルノルボルネン、5−エチルノルボルネ
ン、5,6−ジメチルノルボルネン、5,5,6−トリメチルノ
ルボルネン、5−エチリデンノルボルネン、5−フェニル
ノルボルネン、5−ベンジルノルボルネン、5−ビニルノ
ルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ1,2,3,4,4a,5,8a−オク
タヒドロナフタレン、ジシクロペンタジエン、又はこれ
らの混合物。
クロオレフィン)は、好ましくは−20℃〜+300℃、さ
らに良好には−10℃〜+150℃、より良好には10℃〜150
℃のTgを有する、いかなる非晶質シクロオレフィンポリ
マー又はコポリマーであってよい。好ましくは、本発明
の非晶質ポリ(シクロオレフィン)は、1000から106、
好ましくは10,000から500,000まで変化する分子量(M
W)を有している。これらのポリ(シクロオレフィン)
は、一般に、少なくとも一のシクロオレフィン、例えば
特に(及び網羅するものではなく)以下の化合物の重合
又は共重合によって得られるエラストマー又は熱可塑性
ポリマーである: ・シクロブテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、 ・ノルボルネン(すなわちビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−メチルノルボルネン、5−エチルノルボルネ
ン、5,6−ジメチルノルボルネン、5,5,6−トリメチルノ
ルボルネン、5−エチリデンノルボルネン、5−フェニル
ノルボルネン、5−ベンジルノルボルネン、5−ビニルノ
ルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ1,2,3,4,4a,5,8a−オク
タヒドロナフタレン、ジシクロペンタジエン、又はこれ
らの混合物。
【0010】炭化水素環を鎖中に含み、ジエン類、例え
ば1,5−ヘキサジエンのメタロセン重合から誘導され、
ポリマー中に“メチレンシクロペンテン”単位を導入す
るポリマーを使用することも可能である。好ましくはホ
モポリマーよりコポリマーが使用される。シクロオレフ
ィンのコポリマーのうち、ランダム、交互、ブロック、
マルチブロック、グラフト若しくはスターストラクチャ
ー(star structure)又は他のいかなる構造の形態にあ
るコポリマー(オレフィン/シクロオレフィン)も好ま
しい。特に、少なくとも一の先に引用したシクロオレフ
ィンとエチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテン、1−デセン、1−エイコセン、又はこれらの
混合物から選択される少なくとも一のオレフィンとのコ
ポリマーが好ましい。特に推奨される本発明のポリ(シ
クロオレフィン)は、コポリ(エチレン/ノルボルネン
及び(エチレン/プロピレン/エチリデン−ノルボルネ
ン)ターポリマーである。
ば1,5−ヘキサジエンのメタロセン重合から誘導され、
ポリマー中に“メチレンシクロペンテン”単位を導入す
るポリマーを使用することも可能である。好ましくはホ
モポリマーよりコポリマーが使用される。シクロオレフ
ィンのコポリマーのうち、ランダム、交互、ブロック、
マルチブロック、グラフト若しくはスターストラクチャ
ー(star structure)又は他のいかなる構造の形態にあ
るコポリマー(オレフィン/シクロオレフィン)も好ま
しい。特に、少なくとも一の先に引用したシクロオレフ
ィンとエチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテン、1−デセン、1−エイコセン、又はこれらの
混合物から選択される少なくとも一のオレフィンとのコ
ポリマーが好ましい。特に推奨される本発明のポリ(シ
クロオレフィン)は、コポリ(エチレン/ノルボルネン
及び(エチレン/プロピレン/エチリデン−ノルボルネ
ン)ターポリマーである。
【0011】これらのポリマーは、主鎖又はこの主鎖の
側鎖において少なくとも一の炭化水素環の存在が保持可
能な、公知のいかなる重合方法によっても合成すること
ができる。これらのシクロオレフィンのホモ−又はコポ
リマーに最も適切な重合方法のうち、特に以下の文献に
言及されたメタロセン(例えばジルコノセン/アルミノ
キサン)触媒作用を挙げることができる:BERGSTRヨM C.
H., J. Appl. Polym. Sci., 63(8) 1063-70 (1997) 及
びMALMBERG A., J. Appl. of Polym. Sci. Vol 66,35-4
4, (1997)及びRISCHE T., Macromolecules, 31, 1871-7
4 (1998)。この技術により、特にオレフィンを有するコ
ポリマーにシクロオレフィンを良好に取り込む一方、シ
クロオレフィンに伴う環は開かない。これらのコポリマ
ーに適した他の重合技術として、メタセシス重合を挙げ
ることができる、すなわち、シクロオレフィン環の開環
による重合である:この方法では、重合の後でポリマー
鎖が少なくとも一の環(主鎖又は側鎖に)を含むよう
に、当初少なくとも二の環を有するシクロオレフィンが
使用される。このような多環状シクロオレフィンは、特
にノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4,5,8−ジ
メタノ−1,2,3,4,4a,5,8a−オクタヒドロナフタレン及
び類似物である。本発明はそれゆえ、メタセシス、すな
わち開環によって重合する、多環式シクロオレフィン、
例えばノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ペンタシ
クロペンタデセン、から得られるポリマーも含む。これ
らの多環式モノマーに対して、重合により一つの環のみ
が開環し、常に主鎖に少なくとも一の繰り返し環を有す
るポリマーとなる。実施例により、またノルボルネンか
ら出発して、メタロセン及びメタセシス経路による重合
を以下のように模式的に表わすことができる:
側鎖において少なくとも一の炭化水素環の存在が保持可
能な、公知のいかなる重合方法によっても合成すること
ができる。これらのシクロオレフィンのホモ−又はコポ
リマーに最も適切な重合方法のうち、特に以下の文献に
言及されたメタロセン(例えばジルコノセン/アルミノ
キサン)触媒作用を挙げることができる:BERGSTRヨM C.
H., J. Appl. Polym. Sci., 63(8) 1063-70 (1997) 及
びMALMBERG A., J. Appl. of Polym. Sci. Vol 66,35-4
4, (1997)及びRISCHE T., Macromolecules, 31, 1871-7
4 (1998)。この技術により、特にオレフィンを有するコ
ポリマーにシクロオレフィンを良好に取り込む一方、シ
クロオレフィンに伴う環は開かない。これらのコポリマ
ーに適した他の重合技術として、メタセシス重合を挙げ
ることができる、すなわち、シクロオレフィン環の開環
による重合である:この方法では、重合の後でポリマー
鎖が少なくとも一の環(主鎖又は側鎖に)を含むよう
に、当初少なくとも二の環を有するシクロオレフィンが
使用される。このような多環状シクロオレフィンは、特
にノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4,5,8−ジ
メタノ−1,2,3,4,4a,5,8a−オクタヒドロナフタレン及
び類似物である。本発明はそれゆえ、メタセシス、すな
わち開環によって重合する、多環式シクロオレフィン、
例えばノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ペンタシ
クロペンタデセン、から得られるポリマーも含む。これ
らの多環式モノマーに対して、重合により一つの環のみ
が開環し、常に主鎖に少なくとも一の繰り返し環を有す
るポリマーとなる。実施例により、またノルボルネンか
ら出発して、メタロセン及びメタセシス経路による重合
を以下のように模式的に表わすことができる:
【0012】
【化1】
【0013】メタセシスにより得られた非晶質ホモ−及
びコポリシクロオレフィンは、次いで好ましくは水素添
加により主鎖の二重結合を飽和させる。この二重結合の
飽和により、生成物及びそれを含む配合物のよりよい安
定性がえられる。重合がメタロセンであれメタセシスで
あれ、重合プロセスは溶液中で、気相中で又は不均一媒
体中のいずれの型でも行うことができる。シクロオレフ
ィンが効率よくホモ−又は共重合できるという条件下
で、他のさらに伝統的な重合方法、例えば遊離基又はチ
ーグラー−ナッタ重合を使用することができる。
びコポリシクロオレフィンは、次いで好ましくは水素添
加により主鎖の二重結合を飽和させる。この二重結合の
飽和により、生成物及びそれを含む配合物のよりよい安
定性がえられる。重合がメタロセンであれメタセシスで
あれ、重合プロセスは溶液中で、気相中で又は不均一媒
体中のいずれの型でも行うことができる。シクロオレフ
ィンが効率よくホモ−又は共重合できるという条件下
で、他のさらに伝統的な重合方法、例えば遊離基又はチ
ーグラー−ナッタ重合を使用することができる。
【0014】これらの方法を使用する重合又は共重合
は、バルクで、溶液で、又は懸濁で行うことができる。
使用する非晶質ポリ(シクロオレフィン)のうち、特に
市販のポリノルボルネン及びコポリシクロアルキレン、
既に引用したBERGSTRヨM C.H., J. Appl. Polym. Sci.,
63(8) 1063-70 (1997)の論文に記載されたコポリ(エチ
レン/ノルボルネン)を挙げることができ、さらに、
“ZEONEX(登録商標)”という商品名で日本ゼオンが製
造し、EXXON社が、HOECHST−CELANESE社及びTICONA社が
“TOPAS(登録商標)”という商品名で製造するコポリ
オレフィンを挙げることができる。非晶質で市販のエチ
レン/プロピレン/エチリデン−ノルボルネンターポリ
マー、例えばDUPONT/DOWがNORDEL(登録商標) IP(非
晶質のカテゴリー)という商品名で製造するものを挙げ
ることができる。
は、バルクで、溶液で、又は懸濁で行うことができる。
使用する非晶質ポリ(シクロオレフィン)のうち、特に
市販のポリノルボルネン及びコポリシクロアルキレン、
既に引用したBERGSTRヨM C.H., J. Appl. Polym. Sci.,
63(8) 1063-70 (1997)の論文に記載されたコポリ(エチ
レン/ノルボルネン)を挙げることができ、さらに、
“ZEONEX(登録商標)”という商品名で日本ゼオンが製
造し、EXXON社が、HOECHST−CELANESE社及びTICONA社が
“TOPAS(登録商標)”という商品名で製造するコポリ
オレフィンを挙げることができる。非晶質で市販のエチ
レン/プロピレン/エチリデン−ノルボルネンターポリ
マー、例えばDUPONT/DOWがNORDEL(登録商標) IP(非
晶質のカテゴリー)という商品名で製造するものを挙げ
ることができる。
【0015】本発明に従う好ましいオレフィン/シクロ
オレフィンコポリマーは、ノルボルネンの含量が一般的
に20mol%以上である非晶質ポリ(エチレン−コ−ノル
ボルネン)であり、例えば日本ゼオン社が“ZEONEX(登
録商標)”という商品名で、またHOECHST−CELANESE社
及びTICONA社が“TOPAS(登録商標) 8007−S−04”と
いう商品名で市販しているポリ(エチレン−コ−ノルボ
ルネン)、非晶質ポリ(エチレン−コ−シクロアルキレ
ン)、好ましくはポリ(アルキレン−コ−シクロ(C4−
C6)アルキレン)、例えばポリ(エチレン−コ−シクロ
ブテン)及びポリ(エチレン−コ−シクロヘキセン)で
ある。
オレフィンコポリマーは、ノルボルネンの含量が一般的
に20mol%以上である非晶質ポリ(エチレン−コ−ノル
ボルネン)であり、例えば日本ゼオン社が“ZEONEX(登
録商標)”という商品名で、またHOECHST−CELANESE社
及びTICONA社が“TOPAS(登録商標) 8007−S−04”と
いう商品名で市販しているポリ(エチレン−コ−ノルボ
ルネン)、非晶質ポリ(エチレン−コ−シクロアルキレ
ン)、好ましくはポリ(アルキレン−コ−シクロ(C4−
C6)アルキレン)、例えばポリ(エチレン−コ−シクロ
ブテン)及びポリ(エチレン−コ−シクロヘキセン)で
ある。
【0016】本発明に従うオレフィン/シクロオレフィ
ンの好ましい非晶質コポリマーのうち、メタロセン触媒
作用、特にジルコノセン−アルミノキサン対の存在下に
得られたコポリマーを一般的に挙げることができる。こ
の合成経路により、コポリマーの分子量をきわめてよく
制御することができ、その結果、低い多分散(多分散値
≦2)が得られる。このことにより、極めて類似の化学
組成を有するポリマー鎖へのコモノマーの取り込みをき
わめてよく制御することができる。このメタロセン触媒
作用合成の利点に関するさらなる詳細については以下の
論文が参考となる:"Emerging Technologies in Polyme
r Science and Engineering" M.P.ZAMORA et.al. −Pla
stics Engineering/May 97, 75〜79ページ;J. Appl.
Polym. Sci. 63 CH. BERGSTRヨM, 1063〜70 (1977) 及び
J. Appl. Polym. Sci. 66 A. MALMBERG, 35〜44 (199
7)。
ンの好ましい非晶質コポリマーのうち、メタロセン触媒
作用、特にジルコノセン−アルミノキサン対の存在下に
得られたコポリマーを一般的に挙げることができる。こ
の合成経路により、コポリマーの分子量をきわめてよく
制御することができ、その結果、低い多分散(多分散値
≦2)が得られる。このことにより、極めて類似の化学
組成を有するポリマー鎖へのコモノマーの取り込みをき
わめてよく制御することができる。このメタロセン触媒
作用合成の利点に関するさらなる詳細については以下の
論文が参考となる:"Emerging Technologies in Polyme
r Science and Engineering" M.P.ZAMORA et.al. −Pla
stics Engineering/May 97, 75〜79ページ;J. Appl.
Polym. Sci. 63 CH. BERGSTRヨM, 1063〜70 (1977) 及び
J. Appl. Polym. Sci. 66 A. MALMBERG, 35〜44 (199
7)。
【0017】本発明に従う非晶質ポリ(シクロオレフィ
ン)又はポリ(シクロオレフィン)の混合物は、その特
質に従いかつ本組成物に望ましい次の適用に依存して、
この分野の当業者が選択できる。それゆえ、ポリ(シク
ロオレフィン)又はポリ(シクロオレフィン)の混合物
は、フィルム−形成性であってもなくてもよい。しかし
ながら、長い保持時間を示す組成物の製造は、ポリ(シ
クロオレフィン)又はフィルム−形成性混合物の使用に
特に依存している。
ン)又はポリ(シクロオレフィン)の混合物は、その特
質に従いかつ本組成物に望ましい次の適用に依存して、
この分野の当業者が選択できる。それゆえ、ポリ(シク
ロオレフィン)又はポリ(シクロオレフィン)の混合物
は、フィルム−形成性であってもなくてもよい。しかし
ながら、長い保持時間を示す組成物の製造は、ポリ(シ
クロオレフィン)又はフィルム−形成性混合物の使用に
特に依存している。
【0018】本発明の主題は、特に揮発性の脂肪相を含
み、化粧品の活性剤及び外皮用活性剤から選択される少
なくとも一の活性剤を含む、先に定義した組成物でもあ
る。“揮発性脂肪相”は、1時間より短い時間で皮膚又
は唇から蒸発することが可能なあらゆる非−水性媒体を
意味すると解するべきである。本発明の主題は、ケラチ
ン材料に適用することが可能な、少なくとも一の炭素含
有環を含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪
相を少なくとも一つ含む、非−治療用組成物における又
は外皮用組成物の製造のための、該液状脂肪相に可溶又
は分散可能であり、該液状脂肪相を増粘及び/又はゲル
化する、有効量の非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は
非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物の使用でもあ
る。
み、化粧品の活性剤及び外皮用活性剤から選択される少
なくとも一の活性剤を含む、先に定義した組成物でもあ
る。“揮発性脂肪相”は、1時間より短い時間で皮膚又
は唇から蒸発することが可能なあらゆる非−水性媒体を
意味すると解するべきである。本発明の主題は、ケラチ
ン材料に適用することが可能な、少なくとも一の炭素含
有環を含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪
相を少なくとも一つ含む、非−治療用組成物における又
は外皮用組成物の製造のための、該液状脂肪相に可溶又
は分散可能であり、該液状脂肪相を増粘及び/又はゲル
化する、有効量の非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は
非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物の使用でもあ
る。
【0019】本発明の他の主題は、ケラチン物質に適用
することが可能な、少なくとも一の炭素含有環を含む化
学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相を少なくと
も一つと室温で固形の少なくとも一のワックスを含む、
増粘され特に注型製品の形にある組成物の製造における
又は製造のための、該液状脂肪相に可溶又は分散可能で
あり、有効量特に組成物の全質量に対して少なくとも1
質量%の量で存在し、長い保持時間を示し及び/又は移
転しない、好ましくは光沢があり及び/又は水及び/又
は皮脂に耐性があり、粘着性でなく及び/又は付けるの
に快適なフィルムを形成する、少なくとも一の非晶質ポ
リ(シクロオレフィン)の使用である。本発明の他の主
題は、ケラチン物質に適用可能な移転しない組成物の製
造における又は製造のための、液状相に可溶又は分散可
能であり、特に組成物の全質量に対して少なくとも1質
量%存在し、該液状脂肪相が少なくとも一の炭素含有環
を含む化学構造の少なくとも一の油を含んでおり、人間
の粘膜及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長に沈着し
た組成物フィルムのそのフィルムとの接触によって生じ
た支持体への移転を減少させ及び/又はなくす、少なく
とも一のフィルム−形成性非晶質ポリ(シクロオレフィ
ン)の使用である。本発明の他の主題は、ケラチン物質
に適用することが可能な、少なくとも一の炭素含有環を
含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相を少
なくとも一つと、化粧品又は外皮用活性剤、着色物質及
びそれらの混合物から選択される少なくとも一の成分を
含む組成物の製造における又は製造のための、該脂肪相
に可溶又は分散可能であり、特に有効量として、特に組
成物の全質量に対して少なくとも1質量%の量で存在
し、摩擦しても移転せず及び/又は良好な保持特性を示
し、好ましくは光沢があり及び/又は水及び/又は皮脂
に耐性があり、非粘着性で及び/又は快適に付けること
ができる快適なフィルムを形成する、少なくとも一の非
晶質ポリ(シクロオレフィン)の使用である。本発明の
主題は、唇及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長に上
記で定義した非−治療組成物をそれぞれ適用することよ
りなる、唇及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長をケ
アし又はメーキャップを適用する非−治療方法特に化粧
方法でもある。
することが可能な、少なくとも一の炭素含有環を含む化
学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相を少なくと
も一つと室温で固形の少なくとも一のワックスを含む、
増粘され特に注型製品の形にある組成物の製造における
又は製造のための、該液状脂肪相に可溶又は分散可能で
あり、有効量特に組成物の全質量に対して少なくとも1
質量%の量で存在し、長い保持時間を示し及び/又は移
転しない、好ましくは光沢があり及び/又は水及び/又
は皮脂に耐性があり、粘着性でなく及び/又は付けるの
に快適なフィルムを形成する、少なくとも一の非晶質ポ
リ(シクロオレフィン)の使用である。本発明の他の主
題は、ケラチン物質に適用可能な移転しない組成物の製
造における又は製造のための、液状相に可溶又は分散可
能であり、特に組成物の全質量に対して少なくとも1質
量%存在し、該液状脂肪相が少なくとも一の炭素含有環
を含む化学構造の少なくとも一の油を含んでおり、人間
の粘膜及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長に沈着し
た組成物フィルムのそのフィルムとの接触によって生じ
た支持体への移転を減少させ及び/又はなくす、少なく
とも一のフィルム−形成性非晶質ポリ(シクロオレフィ
ン)の使用である。本発明の他の主題は、ケラチン物質
に適用することが可能な、少なくとも一の炭素含有環を
含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂肪相を少
なくとも一つと、化粧品又は外皮用活性剤、着色物質及
びそれらの混合物から選択される少なくとも一の成分を
含む組成物の製造における又は製造のための、該脂肪相
に可溶又は分散可能であり、特に有効量として、特に組
成物の全質量に対して少なくとも1質量%の量で存在
し、摩擦しても移転せず及び/又は良好な保持特性を示
し、好ましくは光沢があり及び/又は水及び/又は皮脂
に耐性があり、非粘着性で及び/又は快適に付けること
ができる快適なフィルムを形成する、少なくとも一の非
晶質ポリ(シクロオレフィン)の使用である。本発明の
主題は、唇及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長に上
記で定義した非−治療組成物をそれぞれ適用することよ
りなる、唇及び/又は皮膚及び/又は表在性体成長をケ
アし又はメーキャップを適用する非−治療方法特に化粧
方法でもある。
【0020】本発明の主題は、保持時間及び/又は水及
び/又は皮脂への耐性を増加させ、及び/又は、皮膚及
び/又は唇及び/又は表在性体成長のためのメーキャッ
プ又はケア組成物が、該皮膚及び/又は唇及び/又は表
在性体成長とは異なる支持体へ移転することを制限し、
液状脂肪相並びに着色物質及び化粧品活性剤及び外皮用
活性剤から選択された少なくとも一の成分を含み、該脂
肪相に可溶又は分散可能な、有効量特に組成物の全質量
に対して少なくとも1質量%の量で存在する、少なくと
も一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)を脂肪相に導入
することを含む方法でもある。さらに、本発明に従う組
成物が、皮膚、半粘膜、粘膜及び表在性体成長に広がり
かつ接着するという特に有利な特性を示し、また滑らか
で非粘着性かつ心地よい感覚を示すことが見いだされ
た。非晶質ポリマー又はコポリマーが導入される液状脂
肪相は、化粧品として又は外皮用剤として受容可能な、
また一般的に生理学的に受容可能な、特に無機、動物、
植物又は合成から得られる油、有機質油(carbonaceous
oil)、炭化水素油、フッ化油及び/又はシリコーン油
から選択される油であって、単独又は均一かつ安定な混
合物を形成する場合には混合物の形で使用され、考えら
れる使用に適合しかつ本発明のポリマー又はコポリマー
を溶解又は分散させることが可能な油を含むことができ
る。
び/又は皮脂への耐性を増加させ、及び/又は、皮膚及
び/又は唇及び/又は表在性体成長のためのメーキャッ
プ又はケア組成物が、該皮膚及び/又は唇及び/又は表
在性体成長とは異なる支持体へ移転することを制限し、
液状脂肪相並びに着色物質及び化粧品活性剤及び外皮用
活性剤から選択された少なくとも一の成分を含み、該脂
肪相に可溶又は分散可能な、有効量特に組成物の全質量
に対して少なくとも1質量%の量で存在する、少なくと
も一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)を脂肪相に導入
することを含む方法でもある。さらに、本発明に従う組
成物が、皮膚、半粘膜、粘膜及び表在性体成長に広がり
かつ接着するという特に有利な特性を示し、また滑らか
で非粘着性かつ心地よい感覚を示すことが見いだされ
た。非晶質ポリマー又はコポリマーが導入される液状脂
肪相は、化粧品として又は外皮用剤として受容可能な、
また一般的に生理学的に受容可能な、特に無機、動物、
植物又は合成から得られる油、有機質油(carbonaceous
oil)、炭化水素油、フッ化油及び/又はシリコーン油
から選択される油であって、単独又は均一かつ安定な混
合物を形成する場合には混合物の形で使用され、考えら
れる使用に適合しかつ本発明のポリマー又はコポリマー
を溶解又は分散させることが可能な油を含むことができ
る。
【0021】“液状脂肪相”は、室温で液状の非−水性
媒体を意味すると解すべきである。しかしながら、液状
脂肪相は、少なくとも一の炭素含有環、好ましくはいく
つかの炭素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一つ
含む。これらの油は揮発性又は非揮発性であってよい。
本発明で使用することができる炭素含有環を有する油の
例として、飽和又は不飽和で1〜30の炭素原子を有す
る、線状又は分岐のアルキル鎖を有する(アルキル)シ
クロアルカン、特に、シクロヘキサン、ジオクチルシク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、2,4−ジメチル−3−
シクロヘキセン、ジペンテン、p−シメン、ナフタレ
ン、アントラセン、モルホリンの誘導体、例えばヒドロ
キシベンゾモルホリン;エステル、例えばイソステアリ
ルベンゾエート、フェニル化シリコーン、例えばジフェ
ニルジメチコーンを挙げることができる。これらの油
は、組成物の質量に対して1〜99質量%さらには5〜80質
量%存在することができる。一般に、その量は使用する
ポリマーの量に依存する。
媒体を意味すると解すべきである。しかしながら、液状
脂肪相は、少なくとも一の炭素含有環、好ましくはいく
つかの炭素含有環を含む化学構造の油を少なくとも一つ
含む。これらの油は揮発性又は非揮発性であってよい。
本発明で使用することができる炭素含有環を有する油の
例として、飽和又は不飽和で1〜30の炭素原子を有す
る、線状又は分岐のアルキル鎖を有する(アルキル)シ
クロアルカン、特に、シクロヘキサン、ジオクチルシク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、2,4−ジメチル−3−
シクロヘキセン、ジペンテン、p−シメン、ナフタレ
ン、アントラセン、モルホリンの誘導体、例えばヒドロ
キシベンゾモルホリン;エステル、例えばイソステアリ
ルベンゾエート、フェニル化シリコーン、例えばジフェ
ニルジメチコーンを挙げることができる。これらの油
は、組成物の質量に対して1〜99質量%さらには5〜80質
量%存在することができる。一般に、その量は使用する
ポリマーの量に依存する。
【0022】炭素含有環を有する油にポリマーを溶解又
は分散させた後、当該分野で一般に使用され、かつアル
キルシクロアルカンと相溶性、すなわちアルキルシクロ
アルカンと混合可能な又はアルキルシクロアルカンに分
散可能な他の油又は有機溶媒を添加することができる。
例えば以下を挙げることができる:炭化水素油、例えば
パラフィン油又は液状石油ゼリー、水素添加ポリイソブ
テン、ミンク油(vison oil)、カメ油、ダイズ油、ペ
ルヒドロスクアレン、ヘントウ油、カロフィラム油(ca
lophyllum oil)、パーム油、ブドウ種子油(grapeseed
oil)、ゴマ油、トウモロコシ油、パーレム油(parlea
m oil)、アララ油(arara oil)、菜種油、ヒマワリ
油、綿実油、アンズ油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ
油、オリーブ油又は穀物胚油;ラノリン酸、オレイン
酸、ラウリン酸又はステアリン酸のエステル;脂肪鎖酸
又はアルコール(6〜20の炭素原子を有する)のエステ
ル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、ブチルステアレート、ヘキシルラウレー
ト、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナエ
ート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−ヘキシルデ
シルラウレート、2−オクチルデシルパルミテート、2−
オクチルドデシルミリステート又はラクテート、2−ジ
エチルヘキシルスクシネート、ジイソステアリルマレー
ト、グリセリル又はジグリセリルトリイソステアレー
ト;高級脂肪酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸又はイソステアリン酸;高級脂肪族アルコー
ル、例えばステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、リノレイル又はリノレニルアルコール、イソステア
リルアルコール又はオクチルドデカノール;シリコーン
油、例えば任意にフェニル化されたポリジメチルシロキ
サン(PDMS)、例えばフェニルトリメチコーン、フェニ
ルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニ
ルメチルジメチルトリシロキサン、ジフェニルジメチコ
ーン、フェニルジメチコーン、ポリメチルフェニルシロ
キサン、又は任意にフッ化脂肪族及び/又は芳香族基、
又は官能基、例えばヒドロキシル、チオール及び/又は
アミン基で任意に置換されたポリジメチルシロキサン;
脂肪酸、脂肪族アルコール又はポリオキシアルキレンで
変性されたポリシロキサン、例えばアルキルジメチコー
ンコポリオール、フッ化シリコーン、例えばペルフルオ
ロアルキル化ポリジメチルシロキサン及びペルフルオロ
アルキル化ポリメチルフェニルシロキサン及びペルフル
オル化油。
は分散させた後、当該分野で一般に使用され、かつアル
キルシクロアルカンと相溶性、すなわちアルキルシクロ
アルカンと混合可能な又はアルキルシクロアルカンに分
散可能な他の油又は有機溶媒を添加することができる。
例えば以下を挙げることができる:炭化水素油、例えば
パラフィン油又は液状石油ゼリー、水素添加ポリイソブ
テン、ミンク油(vison oil)、カメ油、ダイズ油、ペ
ルヒドロスクアレン、ヘントウ油、カロフィラム油(ca
lophyllum oil)、パーム油、ブドウ種子油(grapeseed
oil)、ゴマ油、トウモロコシ油、パーレム油(parlea
m oil)、アララ油(arara oil)、菜種油、ヒマワリ
油、綿実油、アンズ油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ
油、オリーブ油又は穀物胚油;ラノリン酸、オレイン
酸、ラウリン酸又はステアリン酸のエステル;脂肪鎖酸
又はアルコール(6〜20の炭素原子を有する)のエステ
ル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルパ
ルミテート、ブチルステアレート、ヘキシルラウレー
ト、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナエ
ート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−ヘキシルデ
シルラウレート、2−オクチルデシルパルミテート、2−
オクチルドデシルミリステート又はラクテート、2−ジ
エチルヘキシルスクシネート、ジイソステアリルマレー
ト、グリセリル又はジグリセリルトリイソステアレー
ト;高級脂肪酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレン酸又はイソステアリン酸;高級脂肪族アルコー
ル、例えばステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、リノレイル又はリノレニルアルコール、イソステア
リルアルコール又はオクチルドデカノール;シリコーン
油、例えば任意にフェニル化されたポリジメチルシロキ
サン(PDMS)、例えばフェニルトリメチコーン、フェニ
ルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニ
ルメチルジメチルトリシロキサン、ジフェニルジメチコ
ーン、フェニルジメチコーン、ポリメチルフェニルシロ
キサン、又は任意にフッ化脂肪族及び/又は芳香族基、
又は官能基、例えばヒドロキシル、チオール及び/又は
アミン基で任意に置換されたポリジメチルシロキサン;
脂肪酸、脂肪族アルコール又はポリオキシアルキレンで
変性されたポリシロキサン、例えばアルキルジメチコー
ンコポリオール、フッ化シリコーン、例えばペルフルオ
ロアルキル化ポリジメチルシロキサン及びペルフルオロ
アルキル化ポリメチルフェニルシロキサン及びペルフル
オル化油。
【0023】有利には、室温で揮発性の一又は複数の油
を使用することができる。これらの揮発性油は全“移転
なし”特性を有するフィルムの製造を促進する。これら
の油が蒸発した後、組成物を適用した皮膚又は唇の動き
に従って、しなやかな非粘着性フィルム−形成性沈着が
それぞれ皮膚又は粘膜上に得られる。さらに、これらの
揮発性の油により、皮膚、粘膜及び表在性体成長への組
成物の適用が容易となる。
を使用することができる。これらの揮発性油は全“移転
なし”特性を有するフィルムの製造を促進する。これら
の油が蒸発した後、組成物を適用した皮膚又は唇の動き
に従って、しなやかな非粘着性フィルム−形成性沈着が
それぞれ皮膚又は粘膜上に得られる。さらに、これらの
揮発性の油により、皮膚、粘膜及び表在性体成長への組
成物の適用が容易となる。
【0024】これらの油は、炭化水素油、シリコーン鎖
又は側鎖の末端にアルキル又はアルコキシ基を任意に含
むシリコーン油であってよい。本発明で使用することが
できる揮発性シリコーン油として、2〜7の珪素原子を有
する線状又は環状シリコーンを挙げることができ、これ
らのシリコーンは任意に1〜10の炭素原子を有するアル
コキシ基並びにC8−C16のイソパラフィン及び揮発性フ
ッ化又は過フッ化油を含んでいる。これらの揮発性油
は、特に組成物の全質量の30〜97.99%、さらには30〜7
5%で存在する。本発明で使用することができる揮発性
油として、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサデカメチル
シクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシ
ロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン又はC8
−C16のイソパラフィン、例えば“ISOPARs”、PERMETYL
s及び特にイソドデカン又はイソヘキサデカンを挙げる
ことができる。炭化水素揮発性油、例えばイソパラフィ
ンが好ましくは使用される。6より多い炭素原子を有す
る線状、分岐又は環状エステル、6より多い炭素原子を
有するエーテル、6より多い炭素原子を有するケトン及
びアルコール、例えばデカノール、ドデカノール及びオ
クタデカノールから選択される、単独又は混合物の形で
の溶媒も挙げることができる。付加的な油及び/又は溶
媒は、組成物の全質量に対して0%〜40%、好ましくは1
〜30%で存在する。
又は側鎖の末端にアルキル又はアルコキシ基を任意に含
むシリコーン油であってよい。本発明で使用することが
できる揮発性シリコーン油として、2〜7の珪素原子を有
する線状又は環状シリコーンを挙げることができ、これ
らのシリコーンは任意に1〜10の炭素原子を有するアル
コキシ基並びにC8−C16のイソパラフィン及び揮発性フ
ッ化又は過フッ化油を含んでいる。これらの揮発性油
は、特に組成物の全質量の30〜97.99%、さらには30〜7
5%で存在する。本発明で使用することができる揮発性
油として、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサデカメチル
シクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシ
ロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン又はC8
−C16のイソパラフィン、例えば“ISOPARs”、PERMETYL
s及び特にイソドデカン又はイソヘキサデカンを挙げる
ことができる。炭化水素揮発性油、例えばイソパラフィ
ンが好ましくは使用される。6より多い炭素原子を有す
る線状、分岐又は環状エステル、6より多い炭素原子を
有するエーテル、6より多い炭素原子を有するケトン及
びアルコール、例えばデカノール、ドデカノール及びオ
クタデカノールから選択される、単独又は混合物の形で
の溶媒も挙げることができる。付加的な油及び/又は溶
媒は、組成物の全質量に対して0%〜40%、好ましくは1
〜30%で存在する。
【0025】本組成物は、有利には一又は複数の粉末状
化合物を含む着色物質及び/又は一又は複数の脂溶性着
色剤を、例えば組成物の全質量に対して0.01〜70%の量
で含むことができる。粉末状化合物は、顔料及び/又は
真珠光沢剤及び/又は通常化粧品又は外皮用組成物で使
用される充填剤から選択することができる。粉末状化合
物は、組成物の全質量に対して0.1〜98%、例えば1〜80
%存在することができる。粉末状化合物の量が少ないほ
ど、移転しない特性及び快適性が増加する。従って、こ
れらの粉末状化合物は、0.1〜40%、さらには1〜30%存
在することが好ましい。移転しない性質が粉末状化合物
の量が増加するほど減少するという事実は、驚くべきこ
とである。実際、現在まで、先行技術の組成物における
移転しない性質は、粉末状化合物の量に従って増加して
いる。これに反して、皮膚又は粘膜におけるその不快さ
及び乾燥することが増加している。さらに、保持時間の
長期化及び/又は移転しない性質が、液状脂肪相へ溶解
又は分散可能な非晶質ポリマー又はコポリマーの量に伴
って増加している。実際上、非晶質ポリマー又はコポリ
マーは、活性材料又は乾燥材料として、組成物の全質量
の50%まで存在してもよい。
化合物を含む着色物質及び/又は一又は複数の脂溶性着
色剤を、例えば組成物の全質量に対して0.01〜70%の量
で含むことができる。粉末状化合物は、顔料及び/又は
真珠光沢剤及び/又は通常化粧品又は外皮用組成物で使
用される充填剤から選択することができる。粉末状化合
物は、組成物の全質量に対して0.1〜98%、例えば1〜80
%存在することができる。粉末状化合物の量が少ないほ
ど、移転しない特性及び快適性が増加する。従って、こ
れらの粉末状化合物は、0.1〜40%、さらには1〜30%存
在することが好ましい。移転しない性質が粉末状化合物
の量が増加するほど減少するという事実は、驚くべきこ
とである。実際、現在まで、先行技術の組成物における
移転しない性質は、粉末状化合物の量に従って増加して
いる。これに反して、皮膚又は粘膜におけるその不快さ
及び乾燥することが増加している。さらに、保持時間の
長期化及び/又は移転しない性質が、液状脂肪相へ溶解
又は分散可能な非晶質ポリマー又はコポリマーの量に伴
って増加している。実際上、非晶質ポリマー又はコポリ
マーは、活性材料又は乾燥材料として、組成物の全質量
の50%まで存在してもよい。
【0026】好ましくはこれは、組成物の全質量の0.1
〜40%、より好ましくは1〜30%、さらには5〜30%存在
する。顔料は、白色又は着色した無機及び/又は有機顔
料であってよい。無機顔料のうち、二酸化チタン、任意
に表面処理した酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及
び酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウル
トラマリンブルー、クロムハイドレート及びフェリック
ブルー(ferric blue)を挙げることができる。有機顔
料のうち、カーボンブラック、D&C型顔料、カルミン、
バリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウ
ムを主体とするラッカーを挙げることができる。
〜40%、より好ましくは1〜30%、さらには5〜30%存在
する。顔料は、白色又は着色した無機及び/又は有機顔
料であってよい。無機顔料のうち、二酸化チタン、任意
に表面処理した酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及
び酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウル
トラマリンブルー、クロムハイドレート及びフェリック
ブルー(ferric blue)を挙げることができる。有機顔
料のうち、カーボンブラック、D&C型顔料、カルミン、
バリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウ
ムを主体とするラッカーを挙げることができる。
【0027】真珠光沢顔料は、白色真珠光沢顔料、例え
ばチタン又はビスマスオキシクロリドで被覆した雲母、
着色真珠光沢顔料、例えば酸化鉄を有する雲母−チタ
ン、特にフェリックブルー又は酸化クロムを有する雲母
−チタン、上記した型の有機顔料を有する雲母−チタ
ン、及びビスマスオキシクロリドを主体とする真珠光沢
顔料から選択することができる。充填剤は、無機又は有
機のラメラ状又は球形物であってよい。タルク、雲母、
シリカ、カオリン、ナイロン粉末(Atochem製のOrgaso
l)、ポリ−β−アラニン及びポリエチレン、テフロ
ン、ラウロイルリジン、デンプン、窒化硼素、テトラフ
ルオロエチレンポリマー粉末、中空ミクロスフェア、例
えばExpancel(NobelIndustrie),ポリトラップ(Dow C
orning)及びシリコーン樹脂のミクロビーズ(例えばTo
shiba製のTospearls)、沈降炭酸カルシウム、炭酸マン
ガン及び炭酸水素マンガン、ヒドロキシアパタイト、中
空シリカミクロスフェア(MAPRECOS製のSILICA BEAD
S)、ガラス又はセラミックのマイクロカプセル、8〜22
の炭素原子、好ましくは12〜18の炭素原子を有する有機
カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えば亜鉛、マグ
ネシウム又はリチウムステアレート、亜鉛ラウレート、
マグネシウムミリステート、を挙げることができる。使
用する充填剤、特にポリマー型の有機充填剤は、架橋し
ていてもしていなくてもよく、粒子の内部に組成物を適
用した後で放出される化粧品の活性剤を一又は複数含ん
でもよい。
ばチタン又はビスマスオキシクロリドで被覆した雲母、
着色真珠光沢顔料、例えば酸化鉄を有する雲母−チタ
ン、特にフェリックブルー又は酸化クロムを有する雲母
−チタン、上記した型の有機顔料を有する雲母−チタ
ン、及びビスマスオキシクロリドを主体とする真珠光沢
顔料から選択することができる。充填剤は、無機又は有
機のラメラ状又は球形物であってよい。タルク、雲母、
シリカ、カオリン、ナイロン粉末(Atochem製のOrgaso
l)、ポリ−β−アラニン及びポリエチレン、テフロ
ン、ラウロイルリジン、デンプン、窒化硼素、テトラフ
ルオロエチレンポリマー粉末、中空ミクロスフェア、例
えばExpancel(NobelIndustrie),ポリトラップ(Dow C
orning)及びシリコーン樹脂のミクロビーズ(例えばTo
shiba製のTospearls)、沈降炭酸カルシウム、炭酸マン
ガン及び炭酸水素マンガン、ヒドロキシアパタイト、中
空シリカミクロスフェア(MAPRECOS製のSILICA BEAD
S)、ガラス又はセラミックのマイクロカプセル、8〜22
の炭素原子、好ましくは12〜18の炭素原子を有する有機
カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えば亜鉛、マグ
ネシウム又はリチウムステアレート、亜鉛ラウレート、
マグネシウムミリステート、を挙げることができる。使
用する充填剤、特にポリマー型の有機充填剤は、架橋し
ていてもしていなくてもよく、粒子の内部に組成物を適
用した後で放出される化粧品の活性剤を一又は複数含ん
でもよい。
【0028】顔料及び充填剤の表面は被覆してもしなく
てもよく、特に、組成物における顔料の分散性及び相溶
性を促進する、シリコーン、アミノ酸、フッ化誘導体又
は他の物質で、表面を処理してもしなくてもよい。脂溶
性着色剤は、例えばスダンレッド、DCレッド17、DCグリ
ーン6、β−カロテン、ダイズ油、スダンブラウン、DC
イエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、キノリン
イエローである。これらは組成物の質量の0.01〜20%、
さらには0.1〜6%存在することができる。本発明の組成
物の非晶質ポリマー又はコポリマーは、着色物質及び/
又は活性剤を取り込むネットワークを形成して、皮膚、
唇及び/又は他の部位においてフィルムを形成すること
ができる。使用する安定化したポリマーの量に対する着
色物質の相対量に依存して、程度の差はあれ光沢のある
フィルムを得ることが可能である。
てもよく、特に、組成物における顔料の分散性及び相溶
性を促進する、シリコーン、アミノ酸、フッ化誘導体又
は他の物質で、表面を処理してもしなくてもよい。脂溶
性着色剤は、例えばスダンレッド、DCレッド17、DCグリ
ーン6、β−カロテン、ダイズ油、スダンブラウン、DC
イエロー11、DCバイオレット2、DCオレンジ5、キノリン
イエローである。これらは組成物の質量の0.01〜20%、
さらには0.1〜6%存在することができる。本発明の組成
物の非晶質ポリマー又はコポリマーは、着色物質及び/
又は活性剤を取り込むネットワークを形成して、皮膚、
唇及び/又は他の部位においてフィルムを形成すること
ができる。使用する安定化したポリマーの量に対する着
色物質の相対量に依存して、程度の差はあれ光沢のある
フィルムを得ることが可能である。
【0029】本発明の組成物に使用することができる化
粧品又は外皮用活性剤として、湿潤剤、ビタミン類、必
須脂肪酸、スフィンゴ脂質、日焼け止め又はサンブロッ
カー(sun blocker)、抗酸化剤、抗挫創剤、抗炎症
剤、日焼け剤(紫外線照射のない状態で)、脱色素剤、
艶消し剤及びその混合物を挙げることができる。これら
の活性剤は、当業者が通常用いる量で、特に組成物の全
質量に対して0.001〜20%の濃度で使用される。本発明
に従う組成物は、それゆえ、考えられる適用の型に応じ
て、所望のガレヌス製剤に適した量で存在する、目的と
する分野で通常使用される成分を含むことができる。特
に、非晶質ポリマー又はコポリマーが存在する脂肪相に
加えて、植物、動物、無機若しくは有機物から得られる
ワックス、ゴム及び/又はのり状脂肪物質から選択さ
れ、又はさらにシリコーン及びこれらの混合物を含む追
加的な脂肪相を含んでもよい。
粧品又は外皮用活性剤として、湿潤剤、ビタミン類、必
須脂肪酸、スフィンゴ脂質、日焼け止め又はサンブロッ
カー(sun blocker)、抗酸化剤、抗挫創剤、抗炎症
剤、日焼け剤(紫外線照射のない状態で)、脱色素剤、
艶消し剤及びその混合物を挙げることができる。これら
の活性剤は、当業者が通常用いる量で、特に組成物の全
質量に対して0.001〜20%の濃度で使用される。本発明
に従う組成物は、それゆえ、考えられる適用の型に応じ
て、所望のガレヌス製剤に適した量で存在する、目的と
する分野で通常使用される成分を含むことができる。特
に、非晶質ポリマー又はコポリマーが存在する脂肪相に
加えて、植物、動物、無機若しくは有機物から得られる
ワックス、ゴム及び/又はのり状脂肪物質から選択さ
れ、又はさらにシリコーン及びこれらの混合物を含む追
加的な脂肪相を含んでもよい。
【0030】本発明に従う組成物に存在する室温で固形
のワックスのうち、炭化水素ワックス、例えば蜜蝋、カ
ルナウバ蝋、カンデリラ蝋、オーリクリー蝋、日本蝋、
サトウキビ又はコルク繊維蝋、パラフィン又はリグナイ
ト蝋、微結晶ワックス、ラノリンワックス、モンタンワ
ックス(Montan wax)、オゾケライト(ozokerites)、
ポリエチレンワックス、フィッシャー−トロプシュ合成
から得られるワックス、水素添加油、25℃で固形の脂肪
エステル及びグリセリドを挙げることができる。シリコ
ーンワックスを使用することも可能であり、それらの中
で、ポリメチルシロキサンのアルキル、アルコキシ及び
/又はエステルを挙げることができる。ワックスを、ワ
ックスのコロイド粒子の安定な懸濁物の形で提供するこ
とができるが、この懸濁物は公知の方法、例えば“Micr
oemulsions Theory and Practice”, L. M. Prince E
d., Academic press(1977, 21-32ページ)の方法に従
って製造することができる。室温で液状のワックスとし
て、ホホバ油を挙げることができる。ワックスは、組成
物の質量の0〜50%、さらには1〜30%の量で存在する
ことができる。
のワックスのうち、炭化水素ワックス、例えば蜜蝋、カ
ルナウバ蝋、カンデリラ蝋、オーリクリー蝋、日本蝋、
サトウキビ又はコルク繊維蝋、パラフィン又はリグナイ
ト蝋、微結晶ワックス、ラノリンワックス、モンタンワ
ックス(Montan wax)、オゾケライト(ozokerites)、
ポリエチレンワックス、フィッシャー−トロプシュ合成
から得られるワックス、水素添加油、25℃で固形の脂肪
エステル及びグリセリドを挙げることができる。シリコ
ーンワックスを使用することも可能であり、それらの中
で、ポリメチルシロキサンのアルキル、アルコキシ及び
/又はエステルを挙げることができる。ワックスを、ワ
ックスのコロイド粒子の安定な懸濁物の形で提供するこ
とができるが、この懸濁物は公知の方法、例えば“Micr
oemulsions Theory and Practice”, L. M. Prince E
d., Academic press(1977, 21-32ページ)の方法に従
って製造することができる。室温で液状のワックスとし
て、ホホバ油を挙げることができる。ワックスは、組成
物の質量の0〜50%、さらには1〜30%の量で存在する
ことができる。
【0031】本組成物は、さらに、この種の組成物で通
常使用されるあらゆる添加剤、例えば増粘剤、香料、保
存剤、界面活性剤、他の脂溶性ポリマーを含むことがで
きる。当業者であれば、これ又はこれらの付加的な物質
及び/又はその量を、本発明に従う組成物の有利な特性
が考えられる付加によって反対の効果を生じないか又は
実質的に生じないように、注意して選択することは当然
である。本発明に従う組成物は、さらに、脂溶性及び/
又は脂肪相に分散可能であり、本発明のポリ(シクロオ
レフィン)とは異なるホモポリマー及びコポリマーを含
むことができる。これらのホモポリマー及びコポリマー
のうち、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリブ
テン及びポリデセン;(メタ)アクリルアミド及び/又
はエステルのコポリマー;ビニルエステルのコポリマ
ー、例えばエチレン/ビニルアセテートコポリマー;シ
リコーン基を有する(メタ)アクリル又はビニルコポリ
マー又はホモポリマー、例えば(メタ)アクリル系主鎖
及びマクロマー性シリコーングラフトを有するグラフト
コポリマー;(メタ)アクリル系主鎖又はブロック及び
炭化水素グラフト又はブロック、例えばポリイソブチレ
ンを有するコポリマー;ポリオルガノシロキサン主鎖又
はブロック及び(メタ)アクリル系及び/又はビニルグ
ラフト又はブロックを有するグラフト又はブロックコポ
リマー;フッ化又は過フッ化ホモポリマー又はコポリマ
ー、例えば過フッ化ポリエーテル、例えばFOMBLINS(登
録商標)の商品名で市販されているもの、過フッ化(メ
タ)アクリル系ホモ−又はコポリマー、フッ化ビニルホ
モ−又はコポリマー、フッ化オレフィンホモ−又はコポ
リマー及びフッ化ポリ(ビニルエーテル)を挙げること
ができる。
常使用されるあらゆる添加剤、例えば増粘剤、香料、保
存剤、界面活性剤、他の脂溶性ポリマーを含むことがで
きる。当業者であれば、これ又はこれらの付加的な物質
及び/又はその量を、本発明に従う組成物の有利な特性
が考えられる付加によって反対の効果を生じないか又は
実質的に生じないように、注意して選択することは当然
である。本発明に従う組成物は、さらに、脂溶性及び/
又は脂肪相に分散可能であり、本発明のポリ(シクロオ
レフィン)とは異なるホモポリマー及びコポリマーを含
むことができる。これらのホモポリマー及びコポリマー
のうち、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリブ
テン及びポリデセン;(メタ)アクリルアミド及び/又
はエステルのコポリマー;ビニルエステルのコポリマ
ー、例えばエチレン/ビニルアセテートコポリマー;シ
リコーン基を有する(メタ)アクリル又はビニルコポリ
マー又はホモポリマー、例えば(メタ)アクリル系主鎖
及びマクロマー性シリコーングラフトを有するグラフト
コポリマー;(メタ)アクリル系主鎖又はブロック及び
炭化水素グラフト又はブロック、例えばポリイソブチレ
ンを有するコポリマー;ポリオルガノシロキサン主鎖又
はブロック及び(メタ)アクリル系及び/又はビニルグ
ラフト又はブロックを有するグラフト又はブロックコポ
リマー;フッ化又は過フッ化ホモポリマー又はコポリマ
ー、例えば過フッ化ポリエーテル、例えばFOMBLINS(登
録商標)の商品名で市販されているもの、過フッ化(メ
タ)アクリル系ホモ−又はコポリマー、フッ化ビニルホ
モ−又はコポリマー、フッ化オレフィンホモ−又はコポ
リマー及びフッ化ポリ(ビニルエーテル)を挙げること
ができる。
【0032】本発明の特定の態様において、本発明に従
う組成物は、当業者が通常の方法で製造することができ
る。それらは任意に注型した粘着性の製品の型で、例え
ば直接の接触により又はスポンジで使用することができ
るスティック又はロッドの型で、又は皿の型で提供する
ことができる。特にそれらを注型ファンデーション、注
型頬紅、又はアイシャドー、口紅、ケアベース又はリッ
プバルム(lip balm)、隠蔽剤(concealer)として適
用することがわかる。これらを、25℃における動的粘度
が1〜40Pa・s程度の柔らかなペーストの型で、又はそう
でなければゲルの型で、又は多かれ少なかれ流動体であ
るクリームの型で提供することもできる。それらはファ
ンデーション又は口紅、日焼け止め又は皮膚−着色製
品、マスカラ、アイライナー及び身体のメーキャップ製
品より成ることもできる。それらを、ポリマーがバイン
ダーとして作用するルーズ又はコンパクトパウダーの型
で提供することも可能である。
う組成物は、当業者が通常の方法で製造することができ
る。それらは任意に注型した粘着性の製品の型で、例え
ば直接の接触により又はスポンジで使用することができ
るスティック又はロッドの型で、又は皿の型で提供する
ことができる。特にそれらを注型ファンデーション、注
型頬紅、又はアイシャドー、口紅、ケアベース又はリッ
プバルム(lip balm)、隠蔽剤(concealer)として適
用することがわかる。これらを、25℃における動的粘度
が1〜40Pa・s程度の柔らかなペーストの型で、又はそう
でなければゲルの型で、又は多かれ少なかれ流動体であ
るクリームの型で提供することもできる。それらはファ
ンデーション又は口紅、日焼け止め又は皮膚−着色製
品、マスカラ、アイライナー及び身体のメーキャップ製
品より成ることもできる。それらを、ポリマーがバイン
ダーとして作用するルーズ又はコンパクトパウダーの型
で提供することも可能である。
【0033】本発明の組成物は、有利には無水である
が、組成物の全質量に対して5%より少ない水を含んで
もよい。これらは、それゆえ、特に油状ゲル、油状液体
又は油、ペースト又はスティックの型で、そうでなけれ
ばイオン性及び/又は非イオン性脂質を含む小胞状分散
剤の型で提供することもできる。これらのガレヌス製剤
は当該分野で考慮される通常の方法に従って製造され
る。本発明に従う組成物は有利には油中水型、水中油型
又はワックス中水型乳剤の型で提供することもでき、こ
の場合本発明に従うオレフィンコポリマーは、これらの
乳剤に通常存在するワックスの全て又は一部に変えて使
用される。特にワックスは、少なくとも一の本発明に従
うオレフィンコポリマー及び少なくとも一の揮発性又は
非揮発性油より成っていてもよい。局所適用のためのこ
れらの組成物は、特に顔、首、手又は身体用の処置又は
ケア化粧品組成物(例えばケアクリーム、日焼け防止
油、ボディゲル)、メーキャップ組成物(例えばメーキ
ャップゲル)又は人工日焼け若しくは太陽光保護組成物
を構成することができる。
が、組成物の全質量に対して5%より少ない水を含んで
もよい。これらは、それゆえ、特に油状ゲル、油状液体
又は油、ペースト又はスティックの型で、そうでなけれ
ばイオン性及び/又は非イオン性脂質を含む小胞状分散
剤の型で提供することもできる。これらのガレヌス製剤
は当該分野で考慮される通常の方法に従って製造され
る。本発明に従う組成物は有利には油中水型、水中油型
又はワックス中水型乳剤の型で提供することもでき、こ
の場合本発明に従うオレフィンコポリマーは、これらの
乳剤に通常存在するワックスの全て又は一部に変えて使
用される。特にワックスは、少なくとも一の本発明に従
うオレフィンコポリマー及び少なくとも一の揮発性又は
非揮発性油より成っていてもよい。局所適用のためのこ
れらの組成物は、特に顔、首、手又は身体用の処置又は
ケア化粧品組成物(例えばケアクリーム、日焼け防止
油、ボディゲル)、メーキャップ組成物(例えばメーキ
ャップゲル)又は人工日焼け若しくは太陽光保護組成物
を構成することができる。
【0034】
【実施例】1/フィルム−形成性を記述する比較の実施
例 a)ポリ(シクロオレフィン)の例として、TG=+85℃
を有し、TICONA(米国)が“TOPAS(登録商標)8007−S
−04”という商品名で市販している非晶質エチレン/ノ
ルボルネンコポリマーをここで使用する。フィルムを製
造しその性質を研究するために、このTOPAS(登録商
標)コポリマーをシクロヘキサン中に5%含む溶液を溶
解によって製造し、この溶液をテフロン(登録商標)板
に適用し、通常使用されるアプリケーターを使用して
“流して(poured)”300μmの“湿”厚さを有するフィ
ルムを得る。このフィルムを1日室温で蒸発させて乾燥
させる。こうして透明な、なめらかでかつ光沢のあるフ
ィルムが得られ、これは十分に柔軟でシリコーンの支持
体から剥がすことができ、非粘着性の感覚がある。つい
でフィルムを複数の小片に切断し、水又は純粋“Teepol
(登録商標)”(濃縮した界面活性剤の例として)に浸
漬し;浸漬の15分後に、次いで浸漬の72時間まで一定の
間隔で目視により品質を観察する。フィルム片は変性さ
れない、すなわち透明性を保ち、非粘着性の感覚を有
し、膨潤した外観を示さず、光沢があり、もろくはな
く、浸漬前に匹敵する柔軟性を有することが観察され
る。 b)他の市販脂溶性ポリマーのフィルムの比較 下記の表にある溶液を製造し、その溶液のフィルム−形
成性及び得られるフィルムの品質を決定する。結果を下
記の表に示す。
例 a)ポリ(シクロオレフィン)の例として、TG=+85℃
を有し、TICONA(米国)が“TOPAS(登録商標)8007−S
−04”という商品名で市販している非晶質エチレン/ノ
ルボルネンコポリマーをここで使用する。フィルムを製
造しその性質を研究するために、このTOPAS(登録商
標)コポリマーをシクロヘキサン中に5%含む溶液を溶
解によって製造し、この溶液をテフロン(登録商標)板
に適用し、通常使用されるアプリケーターを使用して
“流して(poured)”300μmの“湿”厚さを有するフィ
ルムを得る。このフィルムを1日室温で蒸発させて乾燥
させる。こうして透明な、なめらかでかつ光沢のあるフ
ィルムが得られ、これは十分に柔軟でシリコーンの支持
体から剥がすことができ、非粘着性の感覚がある。つい
でフィルムを複数の小片に切断し、水又は純粋“Teepol
(登録商標)”(濃縮した界面活性剤の例として)に浸
漬し;浸漬の15分後に、次いで浸漬の72時間まで一定の
間隔で目視により品質を観察する。フィルム片は変性さ
れない、すなわち透明性を保ち、非粘着性の感覚を有
し、膨潤した外観を示さず、光沢があり、もろくはな
く、浸漬前に匹敵する柔軟性を有することが観察され
る。 b)他の市販脂溶性ポリマーのフィルムの比較 下記の表にある溶液を製造し、その溶液のフィルム−形
成性及び得られるフィルムの品質を決定する。結果を下
記の表に示す。
【0035】
【0036】シクロオレフィンコポリマーTOPAS(登録
商標)が透明な、光沢のある、非粘着性の柔軟かつもろ
くないフィルであって水及び界面活性剤に対してきわめ
て耐性であるフィルムとなるのに対し、試験した他のポ
リマーはいずれもそのようなフィルムにはならない。2/油−増粘特性を記述する比較の実施例 非晶質ポリ(シクロオレフィン)の例として、TICONAが
市販する同じコポリマー“TOPAS(登録商標)8007−S−
04”及びTG=+138℃を有し“ZEONEX(登録商標)480”
という商品名で日本ゼオンが市販する他のコポリオレフ
ィンをここで使用する。ジオクチルシクロヘキサン中に
5質量%でコポリマーTOPAS(登録商標)及びコポリマ
ーZEONEX(登録商標)を含む溶液、及び比較のためにC
12〜C15のアルキルベンゾエート中の10質量%のトリブ
ロックコポリマーKRATON(登録商標)を含む溶液を製造
した。
商標)が透明な、光沢のある、非粘着性の柔軟かつもろ
くないフィルであって水及び界面活性剤に対してきわめ
て耐性であるフィルムとなるのに対し、試験した他のポ
リマーはいずれもそのようなフィルムにはならない。2/油−増粘特性を記述する比較の実施例 非晶質ポリ(シクロオレフィン)の例として、TICONAが
市販する同じコポリマー“TOPAS(登録商標)8007−S−
04”及びTG=+138℃を有し“ZEONEX(登録商標)480”
という商品名で日本ゼオンが市販する他のコポリオレフ
ィンをここで使用する。ジオクチルシクロヘキサン中に
5質量%でコポリマーTOPAS(登録商標)及びコポリマ
ーZEONEX(登録商標)を含む溶液、及び比較のためにC
12〜C15のアルキルベンゾエート中の10質量%のトリブ
ロックコポリマーKRATON(登録商標)を含む溶液を製造
した。
【0037】種々の溶液の粘度の減少を測定した: 溶液 粘度の減少 Pa・s(センチポイズ) TOPAS(登録商標)5%+ジオクチルシクロヘキサン 6 (6000) ZEONEX(登録商標)5%+ジオクチルシクロヘキサン 2 (2000) KRATON(登録商標)10%+ C12〜C15アルキルベンゾエート 1 (1000 ) これらの結果は、本発明に従うシクロオレフィンコポリ
マーは、それが溶解する油を増粘する特性を有し、この
性質はトリブロックKRATON(登録商標)より高いことを
示している。3/無水日焼け防止製品の実施例 −TOPAS(登録商標)8007−S−04* 5g −ナノメートルTiO2(MT 100T) 7g −イソドデカン 10g −ジオクチルシクロヘキサン 全体で100g* ガラス転移点温度 Tg +85℃ 5000ダルトンの分子量(MW) 1.02の濃度 製品を、ポリマーをジオクチルシクロヘキサンに溶解
し、次いでイソドデカン及びTiO2を攪拌しながら室温で
添加して製造する。それは、水、皮脂及び摩擦に対して
優れた特性を示す。
マーは、それが溶解する油を増粘する特性を有し、この
性質はトリブロックKRATON(登録商標)より高いことを
示している。3/無水日焼け防止製品の実施例 −TOPAS(登録商標)8007−S−04* 5g −ナノメートルTiO2(MT 100T) 7g −イソドデカン 10g −ジオクチルシクロヘキサン 全体で100g* ガラス転移点温度 Tg +85℃ 5000ダルトンの分子量(MW) 1.02の濃度 製品を、ポリマーをジオクチルシクロヘキサンに溶解
し、次いでイソドデカン及びTiO2を攪拌しながら室温で
添加して製造する。それは、水、皮脂及び摩擦に対して
優れた特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/10 C08K 5/10 5/5415 5/5415 C08L 45/00 C08L 45/00 65/00 65/00 83/04 83/04
Claims (36)
- 【請求項1】ケラチン材料に適用することが可能で液状
脂肪相を含む組成物であって、有効量の非晶質ポリ(シ
クロオレフィン)又は非晶質ポリ(シクロオレフィン)
の混合物を含み、液状脂肪相が少なくとも一の炭素含有
環を含む化学構造の油を少なくとも一含むことを特徴と
する組成物。 - 【請求項2】非晶質ポリ(シクロオレフィン)が−20℃
〜+300℃の、好ましくは−10℃〜+150℃の範囲内のガ
ラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1に記
載の組成物。 - 【請求項3】ポリ(シクロオレフィン)をシクロオレフ
ィンのホモポリマー及びシクロオレフィンのコポリマー
から選択することを特徴とする、請求項1又は2に記載の
組成物。 - 【請求項4】シクロオレフィンのコポリマーをコポリ
(オレフィン/シクロオレフィン)から選択することを
特徴とする、請求項3に記載の組成物。 - 【請求項5】シクロオレフィンのコポリマーが10 mol%
以上の、好ましくは20 mol%以上のシクロオレフィンを
含むことを特徴とする、請求項4に記載の組成物。 - 【請求項6】非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶
質ポリ(シクロオレフィン)の混合物が組成物の全質量
に対して少なくとも1質量%存在することを特徴とす
る、請求項1ないし5のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項7】非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶
質ポリ(シクロオレフィン)の混合物がフィルム−形成
性であることを特徴とする、前記の請求項のいずれか一
に記載の組成物。 - 【請求項8】化粧品液状脂肪相及び少なくとも一の固形
ワックスを含む増粘した製品の型で提供されることを特
徴とする、請求項1ないし7のいずれか一に記載の組成
物。 - 【請求項9】液状脂肪相が揮発性油を含むことを特徴と
する、請求項8に記載の組成物。 - 【請求項10】化粧品及び外皮用活性剤から選択される
少なくとも一の活性剤をさらに含むことを特徴とする、
前記の請求項のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項11】少なくとも一の着色物質をさらに含むこ
とを特徴とする、前記の請求項のいずれか一に記載の組
成物。 - 【請求項12】シクロブテン、シクロヘキセン、シクロ
オクテン、ノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−
エチルノルボルネン、5,6−ジメチルノルボルネン、5,
5,6−トリメチルノルボルネン、5−エチリデンノルボル
ネン、5−フェニルノルボルネン、5−ベンジルノルボル
ネン、5−ビニルノルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ−1,
2,3,4,4a,5,8a−オクタヒドロナフタレン、ジシクロペ
ンタジエン、及びこれらの混合物から選択する少なくと
も一のシクロオレフィンを重合又は共重合することによ
り非晶質ポリ(シクロオレフィン)が得られることを特
徴とする、前記の請求項のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項13】ポリ(ノルボルネン)、ポリ(シクロブ
テン)、ポリシクロヘキセン、ポリ(エチレン−コ−ノ
ルボルネン)、ポリ(エチレン−コ−シクロブテン)、
ポリ(エチレン−コ−シクロヘキセン)及びエチレン/
プロピレン/エチリデン−ノルボルネンターポリマーか
ら非晶質ポリ(シクロオレフィン)を選択することを特
徴とする、請求項1ないし11のいずれか一に記載の組成
物。 - 【請求項14】ポリ(エチレン−コ−ノルボルネン)が
20 mol%以上のノルボルネン含量を有することを特徴と
する、請求項13に記載の組成物。 - 【請求項15】非晶質ポリ(シクロオレフィン)が通常
のメタセシス又はメタロセン合成によって得られること
を特徴とする、請求項1ないし14のいずれか一に記載の
組成物。 - 【請求項16】液状脂肪相が、無機、動物、植物又は合
成から得られる油、有機質油(carbonaceous oil)、炭
化水素油、フッ化油及び/又はシリコーン油を単独又は
混合物の型で含む、前記の請求項のいずれか一に記載の
組成物。 - 【請求項17】液状脂肪相が少なくとも一の(アルキ
ル)シクロアルカンを含む、前記の請求項のいずれか一
に記載の組成物。 - 【請求項18】18.液状脂肪相が、パラフィン油又は
液状石油ゼリー、ミンク油(vison oil)、カメ油、ダ
イズ油、ペルヒドロスクアレン、ヘントウ油、カロフィ
ラム油(calophyllum oil)、パーム油、パーレム油(p
arleam oil)、ブドウ種子油(grapeseed oil)、ゴマ
油、トウモロコシ油、菜種油、ヒマワリ油、綿実油、ア
ンズ油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、オリーブ油
又は穀物胚油;ラノリン酸、オレイン酸、ラウリン酸又
はステアリン酸のエステル;脂肪エステル、例えばイソ
プロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ブ
チルステアレート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピ
ルアジペート、イソノニルイソノナエート、2−エチル
ヘキシルパルミテート、2−ヘキシルデシルラウレー
ト、2−オクチルデシルパルミテート、2−オクチルドデ
シルミリステート又はラクテート、2−ジエチルヘキシ
ルスクシネート、ジイソステアリルマレート、グリセリ
ル又はジグリセリルトリイソステアレート;高級脂肪
酸、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸又
はイソステアリン酸;高級脂肪族アルコール、例えばセ
タノール、ステアリルアルコール又はオレイルアルコー
ル、リノレイル又はリノレニルアルコール、イソステア
リルアルコール又はオクチルドデカノール;シリコーン
油、例えば任意にフェニル化されたPDMS、例えばフェニ
ルトリメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェ
ニルシロキサン、ジフェニルメチルジメチルトリシロキ
サン、ジフェニルジメチコーン、フェニルジメチコー
ン、ポリメチルフェニルシロキサン、又は脂肪族及び/
又は芳香族基、又は官能基、例えばヒドロキシル、チオ
ール及び/又はアミン基で任意に置換されたPDMS;脂肪
酸、脂肪族アルコール又はポリオキシアルキレンで変性
されたポリシロキサン、フッ化シリコーン、過フッ化
油、揮発性油、例えばオクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサデメ
チルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルト
リシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、
又はC8〜C16のイソパラフィン、及び特にイソドデカン
及びイソヘキサデカンから選択する少なくとも一の油を
含む、前記の請求項のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項19】液状脂肪相が室温で揮発性の少なくとも
一の炭化水素油を含む、前記の請求項のいずれか一に記
載の組成物。 - 【請求項20】植物、動物、無機又は合成から得られる
ワックス、ゴム及び/又はペースト状脂肪物質から選択
する少なくとも一の付加的な脂肪相をさらに含み、又は
シリコーン及びそれらの混合物を含む、前記の請求項の
うちの一に記載の組成物。 - 【請求項21】着色物質が充填剤、顔料、真珠光沢剤及
びそれらの混合物から選択する粉末状化合物の少なくと
も一を含むことを特徴とする、請求項11ないし20のいず
れか一に記載の組成物。 - 【請求項22】粉末状化合物が組成物の全質量の0.1〜9
8質量%存在することを特徴とする、請求項21に記載の
組成物。 - 【請求項23】粉末状化合物が組成物の全質量の1〜30
質量%存在することを特徴とする、請求項21に記載の組
成物。 - 【請求項24】非晶質ポリ(シクロオレフィン)又はそ
の混合物が組成物の全質量の50%まで存在する(乾燥物
として)ことを特徴とする、前記の請求項の一に記載の
組成物。 - 【請求項25】非晶質ポリ(シクロオレフィン)又はそ
の混合物が組成物の全質量の5〜30%存在する(乾燥物
として)ことを特徴とする、請求項1ないし23の一に記
載の組成物。 - 【請求項26】液状脂肪相がC8〜C16のイソパラフィン
から選択する少なくとも一の油を含むことを特徴とす
る、前記の請求項のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項27】スティック又はロッドの形で;25℃にお
ける動的粘度が1〜40Pa・sの程度である柔らかいペース
トの形で;皿の形で;油状ゲルの形で;油状液体の形
で;イオン性及び/又は非イオン性脂質を含む小胞性分
散剤の形で、油中水型、水中油型又はワックス中水型乳
剤の形で提供され、該ワックスが少なくとも一の炭素含
有環を含む化学構造の油を少なくとも一有する少なくと
も一の非晶質ポリ(シクロオレフィン)又はその混合物
であることができる、前記の請求項のいずれか一に記載
の組成物。 - 【請求項28】無水物の形で提供される、請求項1ない
し26のいずれか一に記載の組成物。 - 【請求項29】皮膚及び/又は唇及び/又は睫毛用のケ
ア及び/又はメーキャップ製品の形で提供される、前記
の請求項の一に記載の組成物。 - 【請求項30】注型ファンデーション、注型頬紅又はア
イシャドー、口紅、ケアベース又はリップバルム(lip
balm)、隠蔽剤(concealer)、マスカラ、アイライナ
ー又は身体メーキャップの形で提供する、前記の請求項
の一に記載の組成物。 - 【請求項31】少なくとも一の液状脂肪相を含む非−治
療用組成物における又は外皮用組成物の製造のための、
該液状脂肪相に可溶又は分散可能であって、該液状脂肪
相を増粘及び/又はゲル化し、該液状脂肪相が少なくと
も一の炭素含有環を含む化学構造の少なくとも一の油を
含む、非晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶質ポリ
(シクロオレフィン)の混合物の使用。 - 【請求項32】ケラチン物質に適用可能で、液状脂肪相
及び化粧品又は外皮用の活性剤、着色物質及びその混合
物から選択する少なくとも一の成分を含む組成物の製造
における又は製造のための、該液状脂肪相に可溶又は分
散可能であって、保持を増大させ及び/又は皮膚及び/
又は唇及び/又は表在性体成長に沈着した組成物フィル
ムの移転を減少させ若しくはなくし、該液状脂肪相が少
なくとも一の炭素含有環を含む化学構造の少なくとも一
の油を含む、少なくとも一の非晶質ポリ(シクロオレフ
ィン)又は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物の
有効量の使用。 - 【請求項33】非粘着性でかつ/又は付けて快適な、水
及び/又は皮脂に耐性であるフィルムを製造するため
の、少なくとも一の炭素含有環を含む化学構造の少なく
とも一の油を含む液状脂肪相に可溶又は分散可能な、非
晶質ポリ(シクロオレフィン)又は非晶質ポリ(シクロ
オレフィン)の混合物の使用。 - 【請求項34】ケラチン物質に適用可能な化粧品組成物
の製造における又は製造のための、少なくとも一の炭素
含有環を含む化学構造の少なくとも一の油を含む液状脂
肪相に可溶又は分散可能な、非晶質ポリ(シクロオレフ
ィン)又は非晶質ポリ(シクロオレフィン)の混合物の
使用。 - 【請求項35】非晶質ポリ(シクロオレフィン)をポリ
(ノルボルネン)、ポリ(シクロブテン)、ポリ(シク
ロヘキセン)、ポリ(エチレン−コ−ノルボルネン)、
ポリ(エチレン−コ−シクロブテン)、ポリ(エチレン
−コ−シクロヘキセン)及びポリ(エチレン/プロピレ
ン/エチリデン−ノルボルネン)から選択することを特
徴とする、請求項31又は34に記載の使用。 - 【請求項36】非晶質ポリ(シクロオレフィン)がメタ
セシス又はメタロセン合成により得られることを特徴と
する、請求項31ないし35のいずれか一に記載の使用。
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