JP2000134592A - 携帯型テレビ電話装置 - Google Patents

携帯型テレビ電話装置

Info

Publication number
JP2000134592A
JP2000134592A JP10304650A JP30465098A JP2000134592A JP 2000134592 A JP2000134592 A JP 2000134592A JP 10304650 A JP10304650 A JP 10304650A JP 30465098 A JP30465098 A JP 30465098A JP 2000134592 A JP2000134592 A JP 2000134592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
cabinet
unit
apparatus main
speaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10304650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3737297B2 (ja
Inventor
Mamoru Oda
守 小田
Kikuko Shibata
記久子 柴田
Teruki Matsuyama
輝樹 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP30465098A priority Critical patent/JP3737297B2/ja
Publication of JP2000134592A publication Critical patent/JP2000134592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3737297B2 publication Critical patent/JP3737297B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型テレビ電話装置において、相手との会
話内容が周囲に漏れるといったことや携帯性の劣化及び
繁雑な手続きを防止しつつ、カメラ及びディスプレイと
使用者との関係において一定の距離を保つことができる
ようにする。 【解決手段】 受話ユニットBを装置本体Aから取り外
すと、装置本体Aにおいては、主制御部21がスイッチ
19のON/OFF状態に基づいて受話ユニットBが取
り外されたことを検出し、電源20を制御して各回路部
への電力供給を開始させて受話ユニットBとの通信を開
始させ、又受話ユニットBにおいては、ユニット制御部
28がスイッチ26のON/OFF状態に基づいて装置
本体Aから取り外されたことを検出し、電源27を制御
して各回路部への電源供給を開始させて装置本体Aとの
通信を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型テレビ電話
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯型テレビ電話装置におい
ては、カメラによって使用者自身を撮像したりディスプ
レイに表示された相手映像を目視するため、カメラ及び
ディスプレイと使用者との関係において一定の距離を保
つ必要があり、例えば、特開平6−292195号公報
に示されるように、テレビ電話使用時における音声通信
に関してはスピーカホン通話や音声出力のみイヤピース
を用いるようにするものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置のように、テレビ電話使用時における音声通信に関し
て、スピーカホン通話を用いるものでは、相手との会話
内容が周囲に漏れるといった問題点があり、又音声出力
のみイヤピースを用いるものでは、相手との会話内容が
周囲に漏れるといったことを防止することができるもの
の、装置本体のスピーカとは別体にイヤピースを持ち歩
く必要があって携帯に不便であると共に、テレビ電話使
用時と音声電話使用時とで別々のスピーカが必要であ
り、しかもテレビ電話を使用する際にイヤピースを探し
て接続するという煩雑な手続きが必要であるといった問
題点があった。
【0004】本発明は、テレビ電話使用時において、相
手との会話内容が周囲に漏れるといったことや携帯性の
劣化及び繁雑な手続きを防止しつつ、カメラ及びディス
プレイと使用者との関係において一定の距離を保つこと
ができる携帯型テレビ電話装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、カメラによる撮像によって
得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られ
た音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信
され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイに
よって表示すると共に、基地局から送信され受信した音
声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型
テレビ電話装置において、上記スピーカを少なくとも保
持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で
着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上
記キャビネットを装置本体から取り外した状態におい
て、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするよう
に構成したものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、上記キャビネットが、上記マイクをも
保持し、装置本体に対して上記スピーカとマイクとを保
持した状態で着脱自在となるように設けられる一方、上
記キャビネットを装置本体から取り外した状態におい
て、上記スピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能
とするように構成したものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加え、上記スピーカ又はマイク
が、上記キャビネットを装置本体に装着した状態と装置
本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能
するように構成したものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3の何れかに記載の発明の構成に加え、上記キャビネ
ットが、装置本体に装着した状態において、少なくとも
上記ディスプレイを閉塞するように構成したものであ
る。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4の何れかに記載の発明の構成に加え、上記キャビネ
ットが、装置本体に装着した状態において、少なくも上
記カメラのレンズを閉塞するように構成したものであ
る。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明の構成に加え、上記カメラに入射する光量に基づいて
上記キャビネットと装置本体との着脱状態を検出するよ
うに構成したものである。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6の何れかに記載の発明の構成に加え、上記キャビネ
ットが装置本体から取り外されたことが検出されたと
き、基地局との無線接続動作を自動的に開始するように
構成したものである。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項6の何れかに記載の発明の構成に加え、上記キャビネ
ットが装置本体に装着されたことが検出されたとき、基
地局との無線解放動作を自動的に開始するように構成し
たものである。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項5の何れかに記載の発明の構成に加え、上記キャビネ
ットが装置本体から取り外されたことが検出されたと
き、上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映
像表示とを開始させるように構成したものである。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項3記載の
発明の構成に加え、上記キャビネットが装置本体に装着
されている状態において基地局との無線接続が成されて
いるとき、上記スピーカによる放音と上記マイクによる
集音とを用いる通話機能のみを動作させるように構成し
たものである。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明の構成に加え、通話機能のみを動作させている状
態において、上記キャビネットが装置本体から取り外さ
れたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上
記ディスプレイによる映像表示とを開始させ、上記スピ
ーカによる放音と上記マイクによる集音と上記カメラに
よる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを用いる
テレビ電話機能を動作させるように構成したものであ
る。
【0016】従って、請求項1記載の発明によれば、ス
ピーカを保持するキャビネットを取り外した状態におい
て、キャビネットに保持されたスピーカと装置本体との
通信を可能とすることにより、テレビ電話使用時に必要
となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必
要性を無くすことができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、スピーカと
マイクとを保持するキャビネットを取り外した状態にお
いて、キャビネットに保持されたスピーカ及びマイクと
装置本体との通信を可能とすることにより、テレビ電話
使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体とし
て携帯する必要性を無くすことができると共に、テレビ
電話使用時において必要以上に大きな声で喋る必要性を
も無くすことができる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、キャビネッ
トに保持されるスピーカ又はマイクが、キャビネットを
装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態
との何れの状態でも通話に機能することにより、キャビ
ネットを取り外した状態においてテレビ電話として有効
にスピーカ又はマイクを使用することができると共に、
キャビネットを装着した状態において通常の携帯電話と
して有効にスピーカ又はマイクを使用することができ
る。
【0019】請求項4記載の発明によれば、キャビネッ
トを装置本体に装着した状態において、キャビネットが
ディスプレイを閉塞することにより、ディスプレイに対
する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等
を防止することができる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、キャビネッ
トを装置本体に装着した状態において、キャビネットが
カメラのレンズを閉塞することにより、カメラのレンズ
に対する外力による損傷や指等が接触することによる汚
れ等を防止することができる。
【0021】請求項6記載の発明によれば、キャビネッ
トを装置本体に装着した状態において、キャビネットが
カメラのレンズを閉塞すると共に、カメラに入射する光
量に基づいてキャビネットと装置本体との着脱状態を検
出することにより、専用のスイッチや回路等を設けるこ
となく、キャビネットと装置本体との着脱状態を検出す
ることができる。
【0022】請求項7記載の発明によれば、キャビネッ
トが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、
基地局との無線接続動作を自動的に開始することによ
り、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ
電話を開始させることができる。
【0023】請求項8記載の発明によれば、キャビネッ
トが装置本体に装着されたことが検出されたとき、基地
局との無線解放動作を自動的に開始することにより、使
用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を
終了させることができる。
【0024】請求項9記載の発明によれば、キャビネッ
トが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、
カメラによる撮像とディスプレイによる映像表示とを開
始させることにより、使用者による繁雑な操作を要する
ことなく、自画像等の表示を開始させることができる。
【0025】請求項10記載の発明によれば、キャビネ
ットが装置本体に装着されている状態において基地局と
の無線接続が成されているとき、スピーカによる放音と
マイクによる集音とを用いる通話機能のみを動作させる
ことにより、通常の携帯電話として使用した場合におけ
る無駄な電力消費を抑制することができる。
【0026】請求項11記載の発明によれば、通話機能
のみを動作させている状態において、上記キャビネット
が装置本体から取り外されたことが検出されたとき、カ
メラによる撮像とディスプレイによる映像表示とを開始
させ、スピーカによる放音とマイクによる集音とカメラ
による撮像とディスプレイによる映像表示とを用いるテ
レビ電話機能を動作させることにより、通常の携帯電話
として使用している状態において、使用者による繁雑な
操作を要することなく、テレビ電話を開始させることが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施の形態である携帯型
テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図、図
2及び図3は同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す
説明図であり、図2は受話ユニットを装着した状態の装
置本体を、図3(a)は受話ユニットを取り外した状態
の装置本体を、図3(b)は装置本体から取り外された
受話ユニットの正面を、図3(c)は装置本体から取り
外された受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものであ
る。図4は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話
使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【0029】図5は本発明の他の実施の形態である携帯
型電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図、図6及
び図7は同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明
図であり、図6は受話ユニットを装着した状態の装置本
体を、図7(a)は受話ユニットを取り外した状態の装
置本体を、図7(b)は装置本体から取り外された受話
ユニットの正面を、図7(c)は装置本体から取り外さ
れた受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。図
8は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時
の動作制御を示すフローチャートである。
【0030】図9は本発明の更に他の実施の形態である
携帯型テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック
図、図10乃至図12は同携帯型テレビ電話装置の外観
構造を示す説明図であり、図10は送受話ユニットを取
り外した状態の装置本体を、図11は送受話ユニットを
装着した状態の装置本体の正面を、図12は送受話ユニ
ットを装着した状態の装置本体の裏面をそれぞれ示すも
のである。図13は同携帯型テレビ電話装置の使用形態
を示す説明図であり、(a)は送受話ユニットを装着し
た状態の使用形態を、(b)は送受話ユニットを取り外
した状態の使用形態をそれぞれ示すものである。図14
は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時及
び通常電話使用時の動作制御を示すフローチャートであ
る。
【0031】以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図
4に基づいて説明する。
【0032】図1乃至図3において、1はアンテナ、2
はアンテナ1を介して図示しない基地局との間で電波に
よる信号の送受信を行う高周波送受信部、3は高周波送
受信部2によって受信される信号の中から所望の信号を
選択受信する受信ユニット、4は受信ユニットからの受
信信号をデジタルビデオ信号とデジタル音声信号とに分
離するデマルチプレクサ、5はデマルチプレクサ4から
のデジタルビデオ信号に所定の信号処理を施してビデオ
信号を得るビデオ信号出力部、6はビデオ信号出力部5
からのビデオ信号に基づく映像を表示するディスプレ
イ、7はデマルチプレクサ4からのデジタル音声信号を
アナログ音声信号に変換するD/A変換部、8はD/A
変換部7からのアナログ音声信号を増幅する音声増幅
部、9は音声増幅部8からのアナログ音声信号に所定の
信号処理を施してアンテナ10を介して受話ユニットB
に送信するアナログ音声用高周波送信部、10はアンテ
ナである。
【0033】11は集音を行うマイク、12はマイク1
1による集音により得られた音声信号に所定の信号処理
を施す音声信号入力部、13は音声信号入力部12から
のアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/
D変換部、14は撮像を行うカメラ、15はカメラ14
による撮像により得られたビデオ信号に所定の信号処理
を施してデジタルビデオ信号を得るビデオ信号入力部、
16はA/D変換部13からのデジタル音声信号とビデ
オ信号入力部15からのデジタルビデオ信号とを多重化
するマルチプレクサ、17はマルチプレクサ16からの
信号に所定の信号処理を施して高周波送受信部2及びア
ンテナ1を介して図示しない基地局に送信する送信ユニ
ットである。
【0034】18は電話番号の入力や各種機能の起動/
停止指示等を行う操作部、19は受話ユニットBの着脱
状態を検出するスイッチ、20は各回路部への電力供給
を行う電源であり、二次電池等によって構成されてい
る。21は操作部18からの各種指示やスイッチ19の
ON/OFF状態等に基づいて各回路部を制御する主制
御部である。
【0035】そして、これらアンテナ1と、高周波送受
信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4と、
ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、D/A変換
部7と、音声増幅部8と、アナログ音声用高周波送信部
9と、アンテナ10と、マイク11と、音声信号入力部
12と、A/D変換部13と、カメラ14と、ビデオ信
号入力部15と、マルチプレックサ16と、送信ユニッ
ト17と、操作部18と、スイッチ19と、電源20
と、主制御部21とによってテレビ電話装置の装置本体
Aが構成されている。
【0036】22はアンテナ、23はアンテナ22を介
して装置本体Aのアンテナ10から送信された信号を受
信するアナログ音声用高周波受信部、24はアナログ音
声用高周波受信部23からのアナログ音声信号の低周波
成分を増幅する低周波増幅部、25は低周波増幅部24
からのアナログ音声信号に基づく音声を放音するスピー
カ、26は装置本体Aとの着脱状態を検出するスイッ
チ、27は各回路部への電力供給を行う電源であり、二
次電池等によって構成されている。28はスイッチ26
のON/OFF状態等に基づいて各回路部を制御するユ
ニット制御部であり、これらアンテナ22と、アナログ
音声用高周波受信部23と、低周波増幅部24と、スピ
ーカ25と、スイッチ26と、電源27と、ユニット制
御部28とによって受話ユニットBが構成されている。
【0037】そして、このように構成されたテレビ電話
装置は、図2及び図3に示すように、装置本体Aと受話
ユニットBとが別体で且つ着脱自在に設けられている。
又、受話ユニットBは、装置本体Aからスライドして取
り外したときに耳に装着できるようになっており、受話
ユニットBを耳に装着したときにスピーカ25が耳穴の
略中心にくるように設計すると共に、違和感が少なくす
るために合成樹脂のような柔らかい素材を用いており、
且つ装置本体Aにスライドさせて装着したときにディス
プレイ6とカメラ14のレンズ部分とを閉塞するような
構造となっている。更に、装置本体Aのスイッチ19と
受話ユニットBのスイッチ26は、装置本体Aと受話ユ
ニットBとの着脱によってON/OFFされるような位
置にそれぞれ配置されている。
【0038】上記のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、テレビ電話使用時の動作を図4に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0039】装置本体Aに受話ユニットBが装着されて
いる状態において、使用者が受話ユニットBをスライド
して装置本体Aから取り外すと、装置本体Aにおいて
は、主制御部21がスイッチ19のON/OFF状態に
基づいて受話ユニットBが取り外されたことを検出し
(ステップF1)、電源20を制御して各回路部への電
力供給を開始させ、カメラ14によって撮像された映像
をディスプレイ6に表示させたり、マイク11による集
音やアナログ音声用高周波送信部9による受話ユニット
Bとの通信を開始させる(ステップF2)と共に、図示
しない基地局との無線接続動作を開始させ(ステップF
3)、又受話ユニットBにおいては、ユニット制御部2
8がスイッチ26のON/OFF状態に基づいて装置本
体Aから取り外されたことを検出し(ステップF7)、
電源27を制御して各回路部への電源供給を開始させ、
アナログ音声用高周波受信部23による装置本体Aとの
通信を開始させる(ステップF8)。
【0040】この状態において、図示しない基地局を介
して相手側装置と接続されると、図示しない基地局を介
して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によ
って受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3
に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信
号とに分離され、その内のビデオ信号はビデオ信号出力
部5に送られた後に映像としてディスプレイ6に表示さ
れる一方、音声信号はD/A変換部7及び音声増幅部8
を介してアナログ音声用高周波送信部9に送られ、アン
テナ10及びアンテナ22を通じて受話ユニットBのア
ナログ音声用高周波受信部23に無線で送信された後、
アナログ音声用高周波受信部23で受信した音声信号は
低周波増幅部24を介してスピーカ25により放音さ
れ、又マイク11で集音され音声入力部12及びA/D
変換部13を通じて入力されたデジタル音声信号とカメ
ラ14で撮像されビデオ信号入力部15を通じて入力さ
れたデジタルビデオ信号とがマルチプレクサ16によっ
て多重化され、送信ユニット17及び高周波送受信部2
を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示しない
基地局を介して相手側装置に送信されることにより、相
手側装置とのテレビ電話が行われる。
【0041】一方、装置本体Aから受話ユニットBが取
り外され、テレビ電話が行われている状態において、使
用者が受話ユニットBをスライドして装置本体Aに装着
すると、装置本体Aにおいて、主制御部21がスイッチ
19のON/OFF状態に基づいて受話ユニットBが装
着されたことを検出し(ステップF4)、図示しない基
地局との無線解放動作を開始させる(ステップF5)と
共に、無線解放動作が終了した時点で電源20を制御し
て各回路部への電力供給を停止させ(ステップF6)、
又受話ユニットBにおいては、ユニット制御部28がス
イッチ26のON/OFF状態に基づいて装置本体Aに
装着されたことを検出し(ステップF9)、電源27を
制御して各回路部への電源供給を停止させ、アナログ音
声用高周波受信部23による装置本体Aとの通信を終了
させる(ステップF10)。
【0042】従って、上記動作制御によれば、テレビ電
話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体と
して携帯する必要性を無くすことができると共に、使用
者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話の開
始や終了を実行させることができ、しかも携帯時におい
てディスプレイ6及びカメラ14のレンズが受話ユニッ
トBによって閉塞されるため、ディスプレイ6やカメラ
14のレンズに対する外力による損傷や指等が接触する
ことによる汚れ等を防止することができる。
【0043】尚、上記実施の形態では、キャビネットに
スピーカ25を保持させて受話ユニットを構成し、スピ
ーカ25と装置本体との間で一方向通信を行うようにし
たが、これに限定するものではなく、キャビネットにマ
イク11をも保持させて送受話ユニットを構成し、スピ
ーカ25及びマイク11と装置本体との間で双方向通信
を行うようにしても良く、又スピーカ25又はマイク1
1と装置本体の間の通信方法としても電波を用いる無線
通信に限らず、赤外線を用いる無線通信や通信コードを
用いる有線通信を使用しても良く、このとき、有線通信
を使用する場合には受話ユニットを装置本体に装着する
際に通信コードを受話ユニット又は装置本体において巻
き取り収納するように構成すると良い。
【0044】又、上記実施の形態では、スイッチ19及
びスイッチ26によって装置本体Aと受話ユニットBと
の着脱状態を検出するようにしたが、これに限定するも
のではなく、装置本体Aにおいてスイッチ19を廃止
し、カメラ14に入射された光量を検知し、所定レベル
以上の光量が検知されたときに受話ユニットBが取り外
されたと判断し、所定レベル以下の光量しか検知されな
いときに受話ユニットBが装着されたと判断するように
しても良い。
【0045】次に、本発明の他の実施の形態を図5乃至
図8に基づいて説明する。尚、図5乃至図7において図
1乃至図3と共通する部分には共通の符号を付し、その
説明については省略する。
【0046】図5乃至図7において、31はデマルチプ
レクサ4からのデジタル音声信号にΔΣ変調をかけてデ
ジタルビットストリーム信号を得るΔΣ変調部、32は
ΔΣ変調部31からのデジタルビットストリーム信号に
所定の信号処理を施してアンテナ10を介して受話ユニ
ットDに送信するデジタル音声用高周波送信部、33は
電源20の電力を外部に供給するための電源端子であ
り、これらΔΣ変調部31と、デジタル音声用高周波送
信部32と、電源端子33と、アンテナ1と、高周波送
受信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4
と、ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、アンテ
ナ10と、マイク11と、音声信号入力部12と、A/
D変換部13と、カメラ14と、ビデオ信号入力部15
と、マルチプレックサ16と、送信ユニット17と、操
作部18と、電源20と、主制御部21とによってテレ
ビ電話装置の装置本体Cが構成されている。
【0047】34はアンテナ22を介して装置本体Cの
アンテナ10から送信された信号を受信するデジタル音
声用高周波受信部、35はデジタル音声用高周波受信部
34からのデジタルビットストリーム信号をアナログ音
声信号に変換するD/A変換部、36は外部からの電力
供給を受けるための電源端子であり、これらデジタル音
声用高周波受信部34と、D/A変換部35と、電源端
子36と、アンテナ22と、低周波増幅部24と、スピ
ーカ25と、電源27と、ユニット制御部28とによっ
て受話ユニットDが構成されている。
【0048】そして、このように構成されたテレビ電話
装置は、図6及び図7に示すように、装置本体Cと受話
ユニットDとが別体で且つ着脱自在に設けられている。
又、受話ユニットDは、装置本体Cからスライドして取
り外したときに耳に装着できるようになっており、受話
ユニットDを耳に装着したときにスピーカ25が耳穴の
略中心にくるように設計すると共に、違和感が少なくす
るために合成樹脂のような柔らかい素材を用いており、
且つ装置本体Cにスライドさせて装着したときにディス
プレイ6とカメラ14のレンズ部分とを閉塞するような
構造となっている。更に、装置本体Cの電源端子33と
受話ユニットDの電源端子36とが装置本体Cと受話ユ
ニットDとの装着時において接触する位置にそれぞれ配
置されている。
【0049】上記のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、テレビ電話使用時の動作を図8に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0050】装置本体Cに受話ユニットDが装着されて
いる状態において、使用者が受話ユニットDをスライド
して装置本体Cから取り外すと、装置本体Cにおいて
は、主制御部21が電源端子33の端子間電圧に基づい
て受話ユニットDが取り外されたことを検出し(ステッ
プF11)、電源20を制御して各回路部への電力供給
を開始させ、カメラ14によって撮像された映像をディ
スプレイ6に表示させたり、マイク11による集音やデ
ジタル音声用高周波送信部32による受話ユニットDと
の通信を開始させる(ステップF12)と共に、図示し
ない基地局との無線接続動作を開始させ(ステップF1
3)、又受話ユニットDにおいては、ユニット制御部2
8が電源端子36の端子間電圧に基づいて装置本体Cか
ら取り外されたことを検出し(ステップF17)、電源
27を制御して各回路部への電源供給を開始させ、デジ
タル音声用高周波受信部34による装置本体Cとの通信
を開始させる(ステップF18)。
【0051】この状態において、図示しない基地局を介
して相手側装置と接続されると、図示しない基地局を介
して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によ
って受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3
に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信
号とに分離され、その内のビデオ信号はビデオ信号出力
部5に送られた後に映像としてディスプレイ6に表示さ
れる一方、音声信号はΔΣ変調部31を介してデジタル
音声用高周波送信部32に送られ、アンテナ10及びア
ンテナ22を通じて受話ユニットDのデジタル音声用高
周波受信部34に無線で送信された後、デジタル音声用
高周波受信部34で受信した音声信号はD/A変換部3
5及び低周波増幅部24を介してスピーカ25により放
音され、又マイク11で集音され音声入力部12及びA
/D変換部13を通じて入力されたデジタル音声信号と
カメラ14で撮像されビデオ信号入力部15を通じて入
力されたデジタルビデオ信号とがマルチプレクサ16に
よって多重化され、送信ユニット17及び高周波送受信
部2を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示し
ない基地局を介して相手側装置に送信されることによ
り、相手側装置とのテレビ電話が行われる。
【0052】一方、装置本体Cから受話ユニットDが取
り外され、テレビ電話が行われている状態において、使
用者が受話ユニットDをスライドして装置本体Cに装着
すると、装置本体Cにおいて、主制御部21が電源端子
33の端子間電圧に基づいて受話ユニットDが装着され
たことを検出し(ステップF14)、図示しない基地局
との無線解放動作を開始させる(ステップF15)と共
に、無線解放動作が終了した時点で電源20を制御して
各回路部への電力供給を停止させ(ステップF16)、
又受話ユニットDにおいては、ユニット制御部28が電
源端子36の端子間電圧に基づいて装置本体Cに装着さ
れたことを検出し(ステップF19)、電源27を制御
して各回路部への電源供給を停止させ、デジタル音声用
高周波受信部34による装置本体Cとの通信を終了させ
る(ステップF20)。
【0053】従って、上記動作制御によれば、テレビ電
話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体と
して携帯する必要性を無くすことができると共に、使用
者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話の開
始や終了を実行させることができ、しかも携帯時におい
てディスプレイ6及びカメラ14のレンズが受話ユニッ
トBによって閉塞されるため、ディスプレイ6やカメラ
14のレンズに対する外力による損傷や指等が接触する
ことによる汚れ等を防止することができる。
【0054】尚、上記実施の形態では、キャビネットに
スピーカ25を保持させて受話ユニットを構成し、スピ
ーカ25と装置本体との間でビットストリームによる一
方向通信を行うようにしたが、これに限定するものでは
なく、キャビネットにマイク11をも保持させて送受話
ユニットを構成し、スピーカ25及びマイク11と装置
本体との間でビットストリームによる双方向通信を行う
ようにしても良く、又スピーカ25又はマイク11と装
置本体の間の通信方法としても電波を用いる無線通信に
限らず、赤外線を用いる無線通信や通信コードを用いる
有線通信を使用しても良く、このとき、有線通信を使用
する場合には受話ユニットを装置本体に装着する際に通
信コードを受話ユニット又は装置本体において巻き取り
収納するように構成すると良い。
【0055】又、上記実施の形態では、電源端子33及
び電源端子36の端子間電圧によって装置本体Cと受話
ユニットDとの着脱状態を検出するようにしたが、これ
に限定するものではなく、装置本体Cにおいて電源端子
33の端子間電圧による着脱状態の検出を廃止し、カメ
ラ14に入射された光量を検知し、所定レベル以上の光
量が検知されたときに受話ユニットBが取り外されたと
判断し、所定レベル以下の光量しか検知されないときに
受話ユニットDが装着されたと判断するようにしても良
い。
【0056】次に、本発明の更に他の実施の形態を図9
乃至図14に基づいて説明する。尚、図9乃至図13に
おいて図1乃至図3と共通する部分には共通の符号を付
し、その説明については省略する。
【0057】図9乃至図13において、41はD/A変
換部7からのアナログ音声信号に所定の信号処理を施す
音声信号出力部、42は音声信号出力部41からのアナ
ログ音声信号に基づく音声を放音するスピーカであり、
これら音声信号出力部41と、アンテナ1と、高周波送
受信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4
と、ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、D/A
変換部7と、音声信号入力部12と、A/D変換部13
と、カメラ14と、ビデオ信号入力部15と、マルチプ
レックサ16と、送信ユニット17と、操作部18と、
スイッチ19と、電源20と、主制御部21とによって
テレビ電話装置の装置本体Eが構成され、又スピーカ4
2とマイク11とによって送受話ユニットFが構成さ
れ、更に装置本体Eと送受話ユニットFとが信号線Gに
よって接続されている。
【0058】そして、このように構成されたテレビ電話
装置は、図10乃至図13に示すように、装置本体Eと
送受話ユニットFとは別体で且つ着脱自在に設けられ信
号線Gによって接続されているが、この信号線Gは装置
本体Eから送受話ユニットFを取り外したときに引き伸
ばされるようになっており、通常は巻取ボタン44の押
圧によって巻取動作を行う図示しないコード巻取機構に
よって巻き取られて装置本体E内に収納されるようにな
っている。
【0059】又、送受話ユニットFは、装置本体Eから
取り外したときに耳に装着できるようになっており、送
受話ユニットFを耳に装着したときにスピーカ42が耳
穴の略中心で且つマイク11が口の近傍にくるように設
計されており、且つ装置本体Eに装着したときに送受話
ユニットFがカメラ14のレンズ部分を閉塞すると共
に、一般的な携帯電話機と同様に操作部18とマイク1
1とスピーカ42とが正面に位置するような構造となっ
ており、送受話ユニットFを装置本体Eに装着した状態
において一般的な携帯電話機と同様に扱うことができよ
うになっている。
【0060】更に、装置本体Aのスイッチ19は、装置
本体Aと受話ユニットBとの着脱によってON/OFF
されるような位置に配置されている。
【0061】上記のように構成されたテレビ電話装置に
ついて、テレビ電話及び通常電話使用時の動作を図14
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0062】図示しない基地局を介した相手側装置との
接続が行われていない待機状態において、主制御部21
はスイッチ19のON/OFF状態に基づいて送受話ユ
ニットFが装置本体Eから取り外されたか否かを検出し
(ステップF21)、取り外されたことが検出されたと
きに電源20を制御して映像処理に関する回路部への電
力供給を開始させてカメラ14によって撮像された映像
をディスプレイ6に表示させ(ステップF22)、又装
着されたことが検出されたときに電源20を制御して各
回路部への電力供給を停止させてディスプレイ6の表示
を停止させている(ステップF23)。
【0063】一方、この待機状態において、使用者が操
作部18を操作して通話要求を行うと、主制御部21は
操作部18からの指示信号に基づいて通話要求があった
ことを検出し(ステップF24)、電源20を制御して
通信処理に関する回路部への電力供給を開始させ(ステ
ップF25)、図示しない基地局との無線接続動作を開
始させる(ステップF26)と共に、スイッチ19のO
N/OFF状態に基づいて送受話ユニットFが装置本体
Eから取り外されたか否かを検出し(ステップF2
7)、取り外されたことが検出されたときに電源20を
制御して映像処理に関する回路部への電力供給を開始さ
せてテレビ電話が可能な状態とし(ステップF28)、
又装着されたことが検出されたときに電源20を制御し
て各回路部への電力供給を停止させて音声による通常電
話が可能な状態とする(ステップF29)。
【0064】そして、テレビ電話が可能な状態におい
て、図示しない基地局を介して相手側装置と接続された
場合には、図示しない基地局を介して送信された相手側
装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、高
周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチプ
レクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、その
内のビデオ信号はビデオ信号出力部5に送られた後に映
像としてディスプレイ6に表示される一方、音声信号は
D/A変換部7及び音声信号出力部41を介してスピー
カ42により放音され、又マイク11で集音され音声入
力部12及びA/D変換部13を通じて入力されたデジ
タル音声信号とカメラ14で撮像されビデオ信号入力部
15を通じて入力されたデジタルビデオ信号とがマルチ
プレクサ16によって多重化され、送信ユニット17及
び高周波送受信部2を経由してアンテナ1から無線で送
信され、図示しない基地局を介して相手側装置に送信さ
れることにより、相手側装置とのテレビ電話が行われ
る。
【0065】又、音声による通常電話が可能な状態にお
いて、図示しない基地局を介して相手側装置と接続され
た場合には、図示しない基地局を介して送信された相手
側装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、
高周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチ
プレクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、そ
の内の音声信号のみがD/A変換部7及び音声信号出力
部41を介してスピーカ42により放音され、又マイク
11で集音され音声入力部12及びA/D変換部13を
介して送られたデジタル音声信号がマルチプレクサ16
及び送信ユニット17並びに高周波送受信部2を経由し
てアンテナ1から無線で送信され、図示しない基地局を
介して相手側装置に送信されることにより、相手側装置
との音声のみによる電話が行われる。
【0066】尚、主制御部21は、テレビ電話使用時及
び通常電話使用時においても、常時スイッチ19の状態
を監視し、送受話ユニットFの着脱状態に応じて電源2
0を制御して映像処理に関する回路部への電力供給を制
御することにより、テレビ電話から音声のみによる通常
電話に、又は音声のみによる通常電話からテレビ電話に
自動的に切り換えるようにしている。
【0067】一方、テレビ電話又は音声のみによる電話
が行われている状態において、使用者が操作部18を操
作して終話要求を行うと、主制御部21は操作部18か
らの指示信号に基づいて終話要求があったことを検出し
(ステップF30)、図示しない基地局との無線解放動
作を開始させる(ステップF31)と共に、無線解放動
作が終了した時点で電源20を制御して通信処理に関す
る回路部への電力供給を停止させ(ステップF32)、
待機状態とする。
【0068】従って、上記動作制御によれば、テレビ電
話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体と
して携帯する必要性を無くしつつ、テレビ電話使用時に
おいて必要以上に大きな声で喋る必要性を無くすことが
できると共に、キャビネットを装着した状態において通
常の携帯電話として有効にスピーカ42及びマイク11
を使用することができ、且つ通常の携帯電話として使用
したときの無駄な電力消費をも抑制することができる。
【0069】又、待機時において送受話ユニットFを着
脱するだけで自動的にカメラ14とディスプレイ6の使
用を可能とすることができると共に、通話時において送
受話ユニットFを着脱するだけで音声のみによる通常電
話からテレビ電話に又はテレビ電話から音声のみによる
通常電話に自動的に切り換えることができ、しかも、携
帯時においてカメラ14のレンズが送受話ユニットFに
よって閉塞されるため、カメラ14のレンズに対する外
力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止
することもできる。
【0070】尚、上記実施の形態では、キャビネットに
マイク11とスピーカ42を保持させて送受話ユニット
Fを構成し、マイク11及びスピーカ42と装置本体E
との間で双方向通信を行うようにしたが、これに限定す
るものではなく、キャビネットにスピーカ42のみ保持
させて受話ユニットを構成し、スピーカ42と装置本体
Eとの間で一方向通信を行うようにしても良い。
【0071】又、上記実施の形態では、マイク11及び
スピーカ42と装置本体の間の通信方法として通信コー
ドを用いる有線通信を使用したが、これに限定するもの
ではなく、電波や赤外線を用いる無線通信を使用するよ
うにしても良く、無線通信を使用する場合には、送受話
ユニットの紛失を防止するため、装置本体によって送受
話ユニットを呼び出すことができるようにすると良い。
【0072】更に、上記実施の形態では、送受話ユニッ
トFによってカメラ14のレンズのみを閉塞するように
したが、これに限定するものではなく、ディスプレイ6
を閉塞するようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置
本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができ
るため、携帯性の劣化及び繁雑な手続きや相手との会話
内容が周囲に漏れるといったことを防止しつつ、カメラ
及びディスプレイと使用者との関係において一定の距離
を保つことができる。
【0074】請求項2記載の発明によれば、テレビ電話
使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体とし
て携帯する必要性を無くすことができると共に、テレビ
電話使用時において必要以上に大きな声で喋る必要性を
も無くすことができるため、周囲への迷惑を軽減するこ
とができる。
【0075】請求項3記載の発明によれば、キャビネッ
トを取り外した状態においてテレビ電話として有効にス
ピーカ又はマイクを使用することができると共に、キャ
ビネットを装着した状態において通常の携帯電話として
有効にスピーカ又はマイクを使用することができるた
め、テレビ電話使用時及び携帯電話使用時における使い
勝手を向上することができる。
【0076】請求項4記載の発明によれば、ディスプレ
イに対する外力による損傷や指等が接触することによる
汚れ等を防止することができるため、携帯型テレビ電話
装置の携帯性をより一層向上することができる。
【0077】請求項5記載の発明によれば、カメラのレ
ンズに対する外力による損傷や指等が接触することによ
る汚れ等を防止することができるため、携帯型テレビ電
話装置の携帯性をより一層向上することができる。
【0078】請求項6記載の発明によれば、専用のスイ
ッチや回路等を設けることなく、キャビネットと装置本
体との着脱状態を検出することができるため、装置本体
の小型化を促進することができる。
【0079】請求項7記載の発明によれば、使用者によ
る繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させ
ることができるため、テレビ電話使用時の操作性を向上
することができる。
【0080】請求項8記載の発明によれば、使用者によ
る繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を終了させ
ることができるため、テレビ電話使用時の操作性を向上
することができる。
【0081】請求項9記載の発明によれば、使用者によ
る繁雑な操作を要することなく、自画像等の表示を開始
させることができるため、テレビ電話機能に付随する他
機能を使用するときの操作性を向上することができる。
【0082】請求項10記載の発明によれば、通常の携
帯電話として使用した場合における無駄な電力消費を抑
制することができるため、携帯型テレビ電話装置の使用
可能時間を長くすることができる。
【0083】請求項11記載の発明によれば、通常の携
帯電話として使用している状態において、使用者による
繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させる
ことができるため、携帯型テレビ電話装置の使用可能時
間を長くすることによる操作性の劣化を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯型テレビ電話
装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図2】同携帯型テレビ電話装置において受話ユニット
を装着した状態の外観構造を示す説明図である。
【図3】同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明
図であり、(a)は受話ユニットを取り外した状態の装
置本体を、(b)は装置本体から取り外された受話ユニ
ットの正面を、(c)は装置本体から取り外された受話
ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。
【図4】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使
用時の動作制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態である携帯型電話装置
の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図6】同携帯型テレビ電話装置において受話ユニット
を装着した状態の外観構造を示す説明図である。
【図7】同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明
図であり、(a)は受話ユニットを取り外した状態の装
置本体を、(b)は装置本体から取り外された受話ユニ
ットの正面を、(c)は装置本体から取り外された受話
ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。
【図8】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使
用時の動作制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の更に他の実施の形態である携帯型テレ
ビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図10】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニ
ットを装着した状態の外観構造を示す正面斜視図であ
る。
【図11】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニ
ットを取り外した状態の外観構造を示す正面斜視図であ
る。
【図12】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニ
ットを取り外した状態の外観構造を示す裏面斜視図であ
る。
【図13】同携帯型テレビ電話装置の使用形態を示す説
明図であり、(a)は送受話ユニットを装着した状態
を、(b)は送受話ユニットを取り外した状態をそれぞ
れ示すものである。
【図14】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話
使用時及び通常電話使用時の動作制御を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1、10、22 アンテナ 2 高周波送受信部 3 受信ユニット 4 デマルチプレクサ 5 ビデオ信号出力部 6 ディスプレイ 7 D/A変換部 8 音声増幅部 9 アナログ音声用高周波送信部 11 マイク 12 音声信号入力部 13 A/D変換部 14 カメラ 15 ビデオ信号入力部 16 マルチプレクサ 17 送信ユニット 18 操作部 19、26 スイッチ 20、27 電源 21 主制御部 23 アナログ音声用高周波受信部 24 低周波増幅部 25 スピーカ 28 ユニット制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラによる撮像によって得られたビデ
    オ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号と
    を基地局に送信する一方、基地局から送信され受信した
    ビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示す
    ると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づ
    く音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装
    置において、 上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当
    該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本
    体とは別体に設ける一方、 上記キャビネットを装置本体から取り外した状態におい
    て、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするよう
    に構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 上記キャビネットは、上記マイクをも保
    持し、装置本体に対して上記スピーカとマイクとを保持
    した状態で着脱自在となるように設けられる一方、 上記キャビネットを装置本体から取り外した状態におい
    て、上記スピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能
    とするように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    携帯型テレビ電話装置。
  3. 【請求項3】 上記スピーカ又はマイクは、上記キャビ
    ネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外
    した状態との何れの状態でも通話に機能するように構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯
    型テレビ電話装置。
  4. 【請求項4】 上記キャビネットは、装置本体に装着し
    た状態において、少なくとも上記ディスプレイを閉塞す
    るように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の携帯型テレビ電話装置。
  5. 【請求項5】 上記キャビネットは、装置本体に装着し
    た状態において、少なくも上記カメラのレンズを閉塞す
    るように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の携帯型テレビ電話装置。
  6. 【請求項6】 上記カメラに入射する光量に基づいて上
    記キャビネットと装置本体との着脱状態を検出するよう
    に構成したことを特徴とする請求項5記載の携帯型テレ
    ビ電話装置。
  7. 【請求項7】 上記キャビネットが装置本体から取り外
    されたことが検出されたとき、基地局との無線接続動作
    を自動的に開始するように構成したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項6の何れかに記載の携帯型テレビ電話
    装置。
  8. 【請求項8】 上記キャビネットが装置本体に装着され
    たことが検出されたとき、基地局との無線解放動作を自
    動的に開始するように構成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6の何れかに記載の携帯型テレビ電話装
    置。
  9. 【請求項9】 上記キャビネットが装置本体から取り外
    されたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と
    上記ディスプレイによる映像表示とを開始させるように
    構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の携帯型テレビ電話装置。
  10. 【請求項10】 上記キャビネットが装置本体に装着さ
    れている状態において基地局との無線接続が成されてい
    るとき、上記スピーカによる放音と上記マイクによる集
    音とを用いる通話機能のみを動作させるように構成した
    ことを特徴とする請求項3記載の携帯型テレビ電話装
    置。
  11. 【請求項11】 通話機能のみを動作させている状態に
    おいて、上記キャビネットが装置本体から取り外された
    ことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上記デ
    ィスプレイによる映像表示とを開始させ、上記スピーカ
    による放音と上記マイクによる集音と上記カメラによる
    撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを用いるテレ
    ビ電話機能を動作させるように構成したことを特徴とす
    る請求項10記載の携帯型テレビ電話装置。
JP30465098A 1998-10-27 1998-10-27 携帯型テレビ電話装置 Expired - Fee Related JP3737297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30465098A JP3737297B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 携帯型テレビ電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30465098A JP3737297B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 携帯型テレビ電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000134592A true JP2000134592A (ja) 2000-05-12
JP3737297B2 JP3737297B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=17935595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30465098A Expired - Fee Related JP3737297B2 (ja) 1998-10-27 1998-10-27 携帯型テレビ電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3737297B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382742A (en) * 2001-11-08 2003-06-04 Nec Corp Portable phone with video answerphone message function
JP2006527499A (ja) * 2003-06-12 2006-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 高周波電子装置用パッケージ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382742A (en) * 2001-11-08 2003-06-04 Nec Corp Portable phone with video answerphone message function
GB2382742B (en) * 2001-11-08 2004-07-21 Nec Corp Portable phone with video answerphone message function
US6842507B2 (en) 2001-11-08 2005-01-11 Nec Corporation Simple structured portable phone with video answerphone message function and portable phone system including the same
JP2006527499A (ja) * 2003-06-12 2006-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 高周波電子装置用パッケージ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3737297B2 (ja) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960007573B1 (ko) 무선전화장치
KR100310341B1 (ko) 라디오 겸용 이어폰-마이크 및 그 이어폰-마이크를 이용한전화 통화/라디오 청취 제어 방법
US7567656B2 (en) Telephone communication apparatus
JPH07264280A (ja) コードレス電話装置
JP2000124993A (ja) テレビ電話
JP2007281916A (ja) イヤホンマイク
JPH0746298A (ja) コードレス電話機
JPH11163989A (ja) 携帯電話機
KR101638924B1 (ko) 전자장치
JP4449869B2 (ja) 携帯端末装置及びプログラム
JP3737297B2 (ja) 携帯型テレビ電話装置
JP3927738B2 (ja) 通信システム
JPH0231545A (ja) テレビ用リモコン付ワイヤレス電話機
JPH02113656A (ja) テレビ電話機
JP2002016896A (ja) 表示装置及びテレビ電話
JP2004180087A (ja) インターホン装置
KR100640409B1 (ko) 휴대전화의 통합 이어폰 연결장치
JP2534209Y2 (ja) 補聴器対応式コードレス電話機
JP2000050223A (ja) Tv電話装置
JPH08223332A (ja) 無線画像伝送装置
KR200258283Y1 (ko) 영상휴대폰과 한 조가 되고 음성스위치를 구비한핸즈프리 장치
KR200252843Y1 (ko) 음성스위치를 구비한, 영상휴대폰 및 핸즈프리와 한 조가된 운전대 부착 장치
JPH0448030Y2 (ja)
JP2004080344A (ja) 携帯通信端末及び通話装置
JP2590458Y2 (ja) コードレス電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050906

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131104

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees