JP2000130047A - 格子状構造物の組立構造 - Google Patents

格子状構造物の組立構造

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JP2000130047A
JP2000130047A JP10307635A JP30763598A JP2000130047A JP 2000130047 A JP2000130047 A JP 2000130047A JP 10307635 A JP10307635 A JP 10307635A JP 30763598 A JP30763598 A JP 30763598A JP 2000130047 A JP2000130047 A JP 2000130047A
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rails
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longitudinal
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JP10307635A
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Osamu Ota
理 太田
Masaaki Honda
正明 本多
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MARUSHIN KAKO KK
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MARUSHIN KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に縦横方向の桟同士を互いに結合して格子
状に組み立てる格子状構造物にあって、製作時間を大幅
に短縮させ、組立能率アップによって材工コストを低減
させる。 【解決手段】 左右両側の縦桟11,12間に等ピッチ
で複数の横桟13がこれらの両端部で結合される。結合
部の縦桟12には扁平なほぞ部12bが設けられ、横桟
13の端部にはスリット溝状のほぞ孔13bが設けられ
ている。組立時、それらほぞ部12bとほぞ孔13b同
士を互いに落とし込むようにしてワンタッチで嵌合させ
る。このほぞ嵌合による結合部を外側から覆うようにし
て縦桟12にこの全長を外れ止めキャップ(図4参照)
で被着して補強し、さらにこの外れ止めキャップを介し
て4つの角部をブラインドリベット(図5参照)でかし
めて本組補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桟同士を縦横に組
んだドア、窓、手摺り、そして門扉などの格子状構造物
の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、桟を縦横に組み立てて格子状構
造物を製作する際の結合手段として、溶接の他、ボルト
やねじによる締結、そしてブラインドリベットやスタッ
ドピンによるかしめなどがある。格子構造物の実例の1
つに、防犯を目的としてガラス窓の外側に取り付けるア
ルミ建材などによる格子窓がある。
【0003】図6は、ブラインドリベットを用いたかし
め結合構造による従来の格子窓1を示す分解斜視図であ
る。この場合、左右両側の縦桟2,3を有し、この縦桟
2,3間に高さ方向へ等間隔で複数本の横桟4がわたさ
れ、これら横桟4の両端部をブラインドリベット5でか
しめて格子枠1を組み立てている。ブラインドリベット
5とは、鍔5aまで差し込んだ側からかしめが可能なリ
ベットをいう。かしめにあたって、予め縦桟2,3に
は、横桟4の配置ピッチでもってブラインドリベット5
を差し込むための下孔2a,3aが孔あけ加工されてい
る。また、横桟4の両端部にもブラインドリベット5を
差し込むための下孔4aが孔あけ加工されている。
【0004】縦桟2,3および横桟4の材質としては、
通称アルキャスト(アルミダイカスト製品)と呼ばれる
もの、あるいは鉄やステンレスなどが使用され、角柱な
どの定尺パイプによる規格鋼材とか、所要の断面形状に
折り曲げ加工した板金角材を所要寸法ごとに切り揃えて
使用する。
【0005】したがって、この場合、縦桟2,3の各リ
ベット下孔2a,3aに横桟4の両端部のリベット下孔
4aを合致するように合わせる。次いで、それらリベッ
ト下孔にブラインドリベット5を挿通させ、適宜かしめ
工具を用いて打設することにより、縦桟2,3に多数の
横桟4をわたした防犯用格子窓1が製作される。最上端
と最下端の各横桟4には取付ステイ6が設けられ、この
取付ステイ6でガラス窓の窓枠などに固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図6に
示す防犯用格子窓枠1のごとき従来の格子状構造物にあ
っては、解決すべき次の問題点がある。
【0007】1つは、縦桟側リベット下孔2a,3aと
横桟側リベット孔4aを互いに1個ずつ合わせながらブ
ラインドリベット4を挿入してからかしめ打設するが、
それには非常な作業手間を要し、作業工数の増大と相ま
ってコスト高の大きな要因となっていることである。
【0008】したがって、本発明の目的は、特に桟を縦
横に結合して組み立てる格子状構造物にあって、製作時
間を大幅に短縮させ、組立能率アップによって材工コス
トを低減可能な組立構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の格子状構造物の組立構造は、左右両側の縦桟間に
上下方向全高へ複数の横桟をわたして結合するにあた
り、前記両側の縦桟の全高にそれぞれ適宜間隔で複数の
扁平形状の係止ほぞ部を設け、前記横桟の両端部に前記
係止ほぞ部に嵌合させるスリット溝形状の係止ほぞ孔を
設けて、それら係止ほぞ部と係止ほぞ孔を嵌合させて前
記両側の縦桟と前記横桟とを互いに結合して仮組すると
ともに、ほぞ嵌合による各結合部を覆うようにして前記
両側の縦桟にそれぞれ全高にわたって外側から同等長さ
の外れ止めキャップを被着して、この被着した両側の外
れ止めキャップのそれぞれ上下端部と前記横桟の最上位
および最下位のもののそれぞれ両端部とをかしめ結合し
てなっている。
【0010】以上の構成から、縦桟と横桟を係止ほぞ部
とほぞ孔によるワンタッチ式の落とし込みで嵌合結合す
る構造が主体となっているから、従来のように結合部す
べてにブラインドリベットを打設してかしめ結合により
組み立てる構造のものと比べて、格段に製作時間が短縮
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による格子状構造物
の組立構造の実施の形態について、図面を参照して詳細
に説明する。
【0012】図1は、本実施の形態による格子状構造物
例として防犯用の格子窓10を、一般家屋など建家20
において既設または新設のガラス窓21の窓枠22に外
側から取り付ける態様を示す斜視図である。格子窓10
は、窓枠22の大きさに合わせた矩形であり、左右両側
の縦桟11,12の間に水平に横桟13を等間隔でわた
して組み立てられる。最上端と最下端の各横桟13には
取付ステイ16が設けられており、この取付ステイ16
で窓枠22に固定される。
【0013】図2〜図5において、代表的に一方側の縦
桟12と横桟13の一端部との結合構造が示されてい
る。縦桟12および横桟13の材質についてここでは特
に限定していないが、普通アルミサッシなどと呼ばれる
耐食性と所要の剛性を備え、しかも軽量でかつ加工性の
良好なものを使用することができる。
【0014】図2に示すように、縦桟12は、たとえば
断面L字状のアングル棒材に加工されたものである。そ
のアングル本体の一辺部フランジ12aの全長にわたっ
て、横桟13との結合ピッチでもって等間隔に扁平形状
のほぞ部12bが形成されている。扁平なほぞ部12b
は、両側に切欠12cを切り込むことによって下向きに
なった形で形成される。
【0015】同じく図2において、横桟13は、たとえ
ば断面台形状などの多角形角柱として加工されている。
その角柱本体13aの両端部において、台形頂部の上端
を下向き切り込んだ形でスリット溝形状のほぞ孔13b
が形成されている。ほぞ孔13bには縦桟12側のほぞ
部12bがしっくり嵌入し、互いに左右前後いずれの方
向へもずれることがない強固な嵌合が可能となってい
る。
【0016】したがって、組立に際して、縦桟12の各
ほぞ部12bを落とし込むようにして、複数本の横桟1
3のほぞ孔13bにほぼワンタッチで嵌入させて仮組を
行う。ただし、仮組といえどもその段階でかなり強固な
結合状態となっている。図3はこの仮組状態を示してい
る。
【0017】次に、同じく図3において、縦桟12の全
長と同等な長さを有する断面コ字形などの外れ止めキャ
ップ14が別に準備されていて、この外れ止めキャップ
14で仮組状態の縦桟12の全長を内側に包み込んで被
覆する。横桟12とのほぞ嵌合部を外れ止めキャップ1
4で外側から覆うことにより、ほぞ部12bとほぞ孔1
3bのほぞ嵌合が外れるの防止する。図4は、外れ止め
キャップ14を被着してほぞ嵌合部の外れを補強防止す
るとともに、ほぞ嵌合部を覆うことで化粧縁取りされた
外観をも得た形状を示している。
【0018】続いて、図5に示すように、両側の縦桟1
2のそれぞれに外れ止めキャップ14を被着した段階で
本組が行われる。この本組では、両側の外れ止めキャッ
プ14のそれぞれ裏側フランジ14aの上下端部と、こ
の上下端部に対応する最上端および最下端の計2本の横
桟13の両端部裏面とをブラインドリベット15で打設
してかしめ結合する。すなわち、格子窓10の4つの角
部を外れ止めキャップ14を介してリベットかしめによ
り補強することによって、格子窓全体の剛性を強化す
る。外れ止めキャップ14がそうであるように、ブライ
ンドリベット15による角部4個所のかしめは、ほぞ嵌
合部の外れ防止に完全を期すことと、格子窓10全体の
剛性強化のためであり、ほぞ嵌合による結合部すべてに
おいて行う必要はない。なお、そうした補強用リベット
打設が予定される部位の外れ止めキャップ14と横桟1
3の双方に、それぞれ予めリベット下孔(図5中では、
外れ止めキャップ14に設けた下孔14bだけが示され
ている)が孔あけ加工されている。
【0019】以上のように、角部4個所のリベットかし
めまでの一連の組立作業が短時間で能率的に行われ、完
成した格子窓10は、図1に示すように、既設ガラス窓
21の窓枠22に防犯用として外側から簡便に取り付け
られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による格子
状構造物の組立構造は、縦横の桟同士の結合を扁平形状
のほぞ部とスリット溝状ほぞ孔とのワンタッチによる落
とし込みで行う構造であるから、格子状構造物を工場ま
たは現場で製作組立する作業が格段に能率アップし、大
幅な納期短縮などが可能となって、総体に材工コストを
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による格子状構造物の実施の形態として
示された格子窓を既設窓に防犯用として取り付ける態様
を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態の格子窓において、その縦桟と横
桟の嵌合による結合部同士の取り合いを示す分解斜視図
である。
【図3】互いに結合した組立後の縦桟の上からさらに外
れ止めキャップで覆って補強した態様を示す分解斜視
図。
【図4】その外れ止めキャップを被着した態様を示す組
立斜視図。
【図5】本組補強として格子窓の角部4個所を外れ止め
キャップを介してブラインドリベットによりかしめ結合
する態様を示す斜視図である。
【図6】従来の格子窓の全結合個所をブラインドリベッ
トでかしめる態様を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 格子状構造物例としての格子窓 11,12 縦桟 12b 扁平形状のほぞ部 13 横桟 13b スリット溝形状のほぞ孔 14 外れ止めキャップ 15 ブラインドリベット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側の縦桟間に上下方向全高へ複数
    の横桟をわたして結合した格子状構造物の組立構造であ
    って、 前記両側の縦桟の全高にそれぞれ適宜間隔で複数の扁平
    形状の係止ほぞ部を設け、前記横桟の両端部に前記係止
    ほぞ部に嵌合させるスリット溝形状の係止ほぞ孔を設け
    て、それら係止ほぞ部と係止ほぞ孔を嵌合させて前記両
    側の縦桟と前記横桟とを互いに結合して仮組するととも
    に、ほぞ嵌合による各結合部を覆うようにして前記両側
    の縦桟にそれぞれ全高にわたって外側から同等長さの外
    れ止めキャップを被着し、この被着した両側の外れ止め
    キャップのそれぞれ上下端部と前記横桟の最上位および
    最下位のもののそれぞれ両端部とをかしめ結合してなっ
    ていることを特徴とする格子状構造物の組立構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263975A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Sekisui House Ltd 目隠し用格子構造体及び住宅
JP2012092571A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Niigata Seihan Kk ルーバー材
CN103132888A (zh) * 2012-06-08 2013-06-05 周杨 一种铝合金防护窗的结构及制作方法
CN111774817A (zh) * 2020-07-09 2020-10-16 安徽弘华节能科技有限公司 一种断桥铝合金门窗制作工艺

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