JP2000129053A - ポリプロピレン樹脂組成物およびその無延伸フィルム - Google Patents

ポリプロピレン樹脂組成物およびその無延伸フィルム

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JP2000129053A
JP2000129053A JP30689698A JP30689698A JP2000129053A JP 2000129053 A JP2000129053 A JP 2000129053A JP 30689698 A JP30689698 A JP 30689698A JP 30689698 A JP30689698 A JP 30689698A JP 2000129053 A JP2000129053 A JP 2000129053A
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propylene
polypropylene resin
ethylene
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butene
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Yasuo Tanaka
泰夫 田中
Naoto Yasaka
直登 八坂
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明性、耐衝撃性、低温ヒートシール性、およ
びヒートシール強度に優れた単層無延伸フィルムを与え
得るポリプロピレン樹脂組成物、ならびに上記特性に優
れた単層無延伸フィルムを提供する。 【解決手段】(A)ポリプロピレン樹脂、および(B)
特定のプロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重
合体を含有する単層無延伸フィルム用ポリプロピレン樹
脂組成物、ならびに該組成物からなる単層無延伸フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単層無延伸フィル
ム用ポリプロピレン樹脂組成物、ならびに該組成物から
なる単層無延伸フィルムに関し、詳しくは、ポリプロピ
レン樹脂、および特定のプロピレン・エチレン・1−ブ
テンランダム共重合体を含有する単層無延伸フィルム用
ポリプロピレン樹脂組成物、ならびに該組成物からなる
単層無延伸フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン樹脂フィルムは、引張強
度、剛性などの機械特性および光沢、透明性などの光学
特性に優れ、また無毒性、無臭性などの点で食品衛生性
にも優れているため、食品包装の分野に広く使用されて
いる。この場合、ポリプロピレン樹脂のみのフィルムで
は、耐衝撃性に劣り、ヒートシール温度が高いので、エ
チレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合
体などのゴム状物質を添加することが行われている。
【0003】ゴム状物質の添加により、ポリプロピレン
樹脂フィルムの耐衝撃性が改良され、かつヒートシール
温度が低下するものの、反面ポリプロピレン樹脂フィル
ムの透明性およびヒートシール強度が低下する欠点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、透明
性、耐衝撃性、低温ヒートシール性、およびヒートシー
ル強度に優れた単層無延伸フィルムを与え得るポリプロ
ピレン樹脂組成物、ならびに上記特性に優れた単層無延
伸フィルムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の単層無延
伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物、ならびにその
ポリプロピレン樹脂組成物からなる単層無延伸フィルム
である。 (1)(A)ポリプロピレン樹脂、および(B)下記条
件1)〜3)を充足するプロピレン・エチレン・1−ブ
テンランダム共重合体を含有することを特徴とする単層
無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物。 プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体
(B)の条件: 1)プロピレン単位50〜90モル%、エチレン単位2
〜30モル%、および1−ブテン単位8〜40モル%を
含有し、かつ1−ブテン単位の含有量はエチレン単位の
含有量より多いこと。 2)MFR(ASTM D1238 230℃、2.1
6kg荷重)が0.1〜50g/10分であること。 3)ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GP
C)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以
下であること。 (2)(A)ポリプロピレン樹脂50〜95重量部、お
よび(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム
共重合体5〜50重量部を含有する上記(1)に記載の
単層無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物。 (3)(A)ポリプロピレン樹脂は、プロピレン単独重
合体、プロピレン以外のα−オレフィン単位含有量が1
0モル%以下であるプロピレン・α−オレフィンランダ
ム共重合体、およびn−デカン抽出量が10重量%以下
のプロピレン・α−オレフィンブロック共重合体からな
る群から選択される少なくとも1種である上記(1)ま
たは(2)に記載の単層無延伸フィルム用ポリプロピレ
ン樹脂組成物。 (4)(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンランダ
ム共重合体が、メタロセン系触媒の存在下に、プロピレ
ン、1−ブテン、およびエチレンをランダム共重合させ
ることにより得られるランダム共重合体である上記
(1)〜(3)のいずれかに記載の単層無延伸フィルム
用ポリプロピレン樹脂組成物。 (5)メタロセン系触媒が、[I]:(a)式(1)
【化2】 〔式中、Mは、周期律表第IV〜VIB族の遷移金属原子で
あり、R1、R2、R3、およびR4は、同一または異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水
素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ素
含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、また
はリン含有基であり、また互いに隣接する基の一部が結
合してそれらの基が結合する炭素原子とともに環を形成
していてもよい。X1およびX2は、同一または異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水
素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基、酸素含
有基またはイオウ含有基である。Yは、炭素数1〜20
の2価の炭化水素基、炭素数1〜20の2価のハロゲン
化炭化水素基、2価のケイ素含有基、2価のゲルマニウ
ム含有基、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
2−、−NR5−、−P(R5)−、−P(=O)(R5)
−、−BR5−、または−AlR5−である。ここで、R
5は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化
水素基、または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基
である。〕で示されるブリッジタイプの遷移金属化合物
と、[II]:式(1)で示される(a)ブリッジタイプ
の遷移金属化合物を活性化させることができる化合物で
あって、かつ(b)有機アルミニウム化合物、(c)有
機アルミニウムオキシ化合物、および(d)式(1)で
示される遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する
イオン化イオン性化合物からなる(b)〜(d)の化合
物群から選択される少なくとも1種の化合物とを含むメ
タロセン系触媒である(4)に記載の単層無延伸フィル
ム用ポリプロピレン樹脂組成物。 (6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリプロ
ピレン樹脂組成物からなる単層無延伸フィルム。
【0006】以下本発明の単層無延伸フィルム用ポリプ
ロピレン樹脂組成物およびそのプロピレン樹脂組成物か
らなる単層無延伸フィルムについて詳細に説明する。本
発明の単層無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物
は、(A)ポリプロピレン樹脂、および(B)プロピレ
ン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体を含有する
組成物である。そして本発明の単層無延伸フィルムは、
上記ポリプロピレン樹脂組成物からなる。
【0007】まず、ポリプロピレン樹脂組成物を構成す
る上記(A)ポリプロピレン樹脂について説明する。本
発明では、(A)ポリプロピレン樹脂として従来公知の
ポリプロピレン樹脂を適宜選択して用いることができ
る。このような(A)ポリプロピレン樹脂として、例え
ばプロピレン単独重合体、プロピレンとプロピレン以外
の他のα−オレフィンとのプロピレン・α−オレフィン
ランダム共重合体およびプロピレン・α−オレフィンブ
ロック共重合体を挙げることができる。また、(A)ポ
リプロピレン樹脂は、無水マレイン酸などの極性基含有
モノマーで変性されていてもよい。
【0008】好ましい(A)ポリプロピレン樹脂は、プ
ロピレン単独重合体、他のα−オレフィン単位を10モ
ル%以下、好ましくは8モル%以下含有するプロピレン
・α−オレフィンランダム共重合体、およびn−デカン
抽出量が10重量%以下、特には該抽出量が8重量%以
下のプロピレン・α−オレフィンブロック共重合体であ
る。なお、本発明では、「α−オレフィン単位」は、α
−オレフィンから誘導され、重合体を構成する構造単位
を意味する。エチレン単位、プロピレン単位、1−ブテ
ン単位などについても同様である。また、本発明では、
α−オレフィンには、エチレンが包含される。
【0009】上記プロピレン・α−オレフィンランダム
共重合体またはプロピレンブロック共重合体を形成する
他のα−オレフィンとしては、プロピレン以外の炭素数
2〜20のα−オレフィンが好ましく挙げられ、具体的
には、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−
ドデセン、1−ヘキサデセン、4−メチル−1−ペンテ
ンなどを挙げることができる。これらのα−オレフィン
は、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0010】本発明で用いられる(A)ポリプロピレン
樹脂は、それ自体公知の固体状チタン触媒あるいはメタ
ロセン系触媒などを用いて、それ自体公知の方法により
製造することができる。
【0011】(A)ポリプロピレン樹脂のX線法による
結晶化度は、40%以上、特には50%以上であること
が好ましく、DSC法による融点(Tm)は100〜1
65℃であることが好ましい。また、(B)プロピレン
・エチレン・1−ブテンランダム共重合体の融点よりも
高い融点の(A)ポリプロピレン樹脂を用いることが望
ましい。
【0012】また、(A)ポリプロピレン樹脂は、AS
TM D1238に準拠して測定されるメルトフローレ
ート(MFR:230℃、2.16Kg荷重下)が、通
常0.1〜300g/10分であり、好ましくは1〜5
0g/10分である。(A)ポリプロピレン樹脂は、1
種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することが
できる。
【0013】次に(B)プロピレン・エチレン・1−ブ
テンランダム共重合体について説明する。本発明で用い
る(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共
重合体は、上述したように前記条件1)〜3)を満た
す。これらの諸条件につき順次説明する。
【0014】前記条件1)は、(B)プロピレン・エチ
レン・1−ブテンランダム共重合体の組成を特定したも
のである。すなわち、(B)プロピレン・エチレン・1
−ブテンランダム共重合体は、プロピレン単位を50〜
90モル%、好ましくは60〜85モル%、エチレン単
位を2〜30モル%、好ましくは3〜20モル%、およ
び1−ブテン単位を8〜40モル%、好ましくは10〜
30モル%含有する。そして、1−ブテン単位の含有量
はエチレン単位の含有量より多い。
【0015】(B)プロピレン・エチレン・1−ブテン
ランダム共重合体が上記組成であることにより、該共重
合体がエラストマー的な特性と、(A)ポリプロピレン
樹脂との相溶性をバランス良く有する結果となる。な
お、(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム
共重合体は、上記利点を損なわない範囲で、プロピレン
単位、1−ブテン単位およびエチレン単位以外のα−オ
レフィン単位を少量、例えば10モル%以下含んでいて
もよい。
【0016】前記条件2)および3)は、それぞれ
(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重
合体の分子量の目安となるメルトフローレート(MF
R)、および分子量分布(Mw/Mn)を特定してい
る。該(B)ランダム共重合体のMFR(ASTM D
1238 230℃、2.16Kg荷重)は、0.1〜
50g/10分、好ましくは0.2〜30g/10分で
ある。
【0017】また、該(B)ランダム共重合体のMw/
Mnは3以下である。Mw/Mnは、以下に示すように
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で
測定したポリスチレン換算値である。分離カラムは、T
SK GNH HTであり、カラムサイズは直径27m
m、長さ600mmであり、カラム温度は140℃と
し、移動相にはo−ジクロロベンゼン(和光純薬工業)
および酸化防止剤としてBHT(武田薬品)0.025
重量%を用い、1.0ml/分で移動させ、試料濃度は
0.1重量%とし、試料注入量は500マイクロリット
ルとし、検出器として示差屈折計を用いた。標準ポリス
チレンは、分子量がMw<1000およびMw>4×1
6については東ソー社製を用い、1000≦Mw≦4
×106についてはプレッシャーケミカル社製を用い
た。
【0018】(B)プロピレン・エチレン・1−ブテン
ランダム共重合体のMFRおよび分子量分布が上記の範
囲にあることにより、(A)ポリプロピレン樹脂との相
溶性に優れ、しかも得られる組成物は成形加工性に優
れ、かつ得られる成形品は透明性に優れ、表面のベタ付
きも少ない。
【0019】本発明で用いる(B)プロピレン・エチレ
ン・1−ブテンランダム共重合体は特定のミクロ構造を
有しているものが好ましい。すなわち、(B)プロピレン
・エチレン・1−ブテンランダム共重合体は、(i)頭−
尾結合したプロピレン単位のみからなる3連鎖構造、ま
た は(ii)頭−尾結合したプロピレン単位と1−ブテ
ン単位からなる3連鎖構造を含有しているのが好まし
い。さらに、上記(i)または(ii)の3連鎖構造の第
2単位目のプロピレン単位の側鎖メチル基について13
−NMR(ヘキサクロロブタジエン溶液、テトラメチル
シラン基準)で測定したときに、19.7〜21.7p
pmに表れるピークの全面積をl00%として、21.
2〜21.7ppmに表れるピークの面積が90%以
上、好ましくは92%以上であるものが望ましい。
【0020】また、(B)プロピレン・エチレン・1−
ブテンランダム共重合体は、13C−NMRで測定される
全プロピレン単位中のプロピレンモノマーの2,1−挿
入に基づく位置不規則単位の割合が0.05%以上、好
ましくは0.05〜0.4%、より好ましくは0.05
〜0.3%であるものが望ましい。
【0021】また、(B)プロピレン・エチレン・1−
ブテンランダム共重合体は、プロピレンモノマーの1,
3−挿入に基づく位置不規則単位の割合が、0.05%
以下であることが好ましい。重合時にプロピレンモノマ
ーは、1,2−挿入(メチレン側が後述する触媒と結合
する)するが、稀に2,1−挿入あるいは1,3−挿入
することがある。2,1−挿入あるいは1,3−挿入し
たモノマーは、ポリマー中で位置不規則単位を形成す
る。
【0022】全プロピレン単位中のプロピレンモノマー
の2,1−挿入の割合は、13C−NMRを利用して、Po
lymer,30(1989)1350 を参考にして下記の数式〔I〕か
ら求めることができる。
【0023】
【数1】 2,1−挿入に基づく位置不規則単位の割合= ([0.25Iαβ〔構造(i)〕+0.5Iαβ〔構造(ii)〕]×100)/(Iαα +Iαβ〔構造(ii)〕+0.5[Iαγ+Iαβ〔構造(i)〕+Iαδ]) …〔I〕
【0024】ここで、ピークの命名は、Carmanらの方法
(Rubber Chem. Technol.,44(1971),781)に従う。ま
た、Iαβなどは、αβピークなどのピーク面積を示
す。なお、ピークが重なることなどにより、Iαβなど
の面積が直接スペクトルより求めることが困難な場合
は、対応する面積を有する炭素ピークで代用することが
できる。
【0025】プロピレンの1,3−挿入に基づく3連鎖
量は、βγピーク(27.4ppm付近で共鳴)の面積
の1/2を全メチル基ピークとβγピークの1/2の和
で除して100を乗ずることにより、その割合を%表示
で求めることができる。
【0026】本発明で用いる(B)プロピレン・エチレ
ン・1−ブテンランダム共重合体は、メタロセン系触媒
を用いて製造した共重合体が好ましい。
【0027】上記メタロセン系触媒としては、下記式
(1)で示される(a)ブリッジタイプの遷移金属化合
物(以下、単に遷移金属化合物という場合がある)と、こ
の(a)遷移金属化合物を活性化させ得る化合物であっ
て、かつ(b)有機アルミニウム化合物、(c)有機ア
ルミニウムオキシ化合物、および(d)上記(a)遷移
金属化合物と反応してイオン対を形成するイオン化イオ
ン性化合物からなる(b)〜(d)の化合物群から選ば
れる少なくとも1種の化合物とを含むメタロセン系触媒
が好ましい。
【0028】
【化3】
【0029】前記式(1)中、Mは周期律表第IV〜VIB
族の遷移金属であり、具体的には、チタニウム、ジルコ
ニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、
クロム、モリブデン、タングステンであり、好ましくは
チタニウム、ジルコニウム、ハフニウムであり、特に好
ましくはジルコニウムである。
【0030】前記式(1)中、R1、R2、R3およびR4
は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハ
ロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよい炭素数1
〜20の炭化水素基、ケイ素含有基、酸素含有基、イオ
ウ含有基、窒素含有基またはリン含有基であり、また互
いに隣接する基の一部が結合してそれらの基が結合する
炭素原子とともに環を形成していてもよい。なお、式中
それぞれ2個ずつ存在するR1〜R4は、これらが結合し
て環を形成する際には同一記号同士の組み合せで結合す
ることが好ましいことを示しており、たとえばR1とR1
とで結合して環を形成することが好ましいことを示して
いる。
【0031】前記式(1)中、X1およびX2は、互いに
同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原
子、ハロゲンで置換されていてもよい炭素数1〜20の
炭化水素基、酸素含有基またはイオウ含有基である。こ
れらの原子または基としては、具体的には、R1〜R4
示した原子または基と同様のものが挙げられる。
【0032】前記式(1)中、Yは、ハロゲンで置換さ
れていてもよい炭素数1〜20の2価の炭化水素基、2
価のケイ素含有基、2価のゲルマニウム含有基、−O
−、−CO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NR5
−、−P(R5)−、−P(O)(R 5)−、−BR5−または
−AlR5−である。ここで、R5は水素原子、上記と同
様のハロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよい炭
素数1〜20の炭化水素基である。
【0033】前記式(1)で示される(a)ブリッジタ
イプの遷移金属化合物の具体例を下記する。ビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ビス(n−プロピルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(t
−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ビス(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ビス(ネオペンチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、rac−ジメチ
ルシリレン−ビス(1−シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、rac−ジメチルシリレン−ビス
{1−(3−メチルシクロペンタジエニル)}ジルコニ
ウムジクロリド、rac−ジメチルシリレン−ビス{1
−(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)}ジルコ
ニウムジクロリド、rac−ジメチルシリレン−ビス
{1−(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニ
ル)}ジルコニウムジクロリドなど。
【0034】さらに、上記の遷移金属化合物のジルコニ
ウムを、チタニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオ
ブ、タンタル、クロム、モリブデン、またはタングステ
ンに置き換えた遷移金属化合物を挙げることができる。
【0035】上記(a)遷移金属化合物は、通常ラセミ
体としてオレフィン重合用触媒成分として用いられる
が、R型またはS型を用いることもできる。本発明で
は、上記のような(a)遷移金属化合物を組み合わせて
用いることもできる。
【0036】上記の(a)遷移金属化合物を活性化させ
得る活性化化合物として、(b)有機アルミニウム化合
物、(c)有機アルミニウムオキシ化合物、および
(d)イオン性化合物からなる群から選ばれる少なくと
も1種の化合物が用いられる。
【0037】本発明で用いられる(B)プロピレン・エ
チレン・1−ブテンランダム共重合体は、上記のメタロ
セン系触媒の存在下に、プロピレンと1−ブテンとエチ
レンを共重合させることによって製造することができ
る。
【0038】重合は、懸濁重合、溶液重合などの液相重
合法あるいは気相重合法のいずれの方法によっても行う
ことができる。液相重合法では上述した触媒調製の際に
用いた不活性炭化水素溶媒と同じものを用いることがで
き、プロピレンなどのα−オレフィンを溶媒として用い
ることもできる。
【0039】重合を懸濁重合法により行うときには−5
0〜+100℃、好ましくは0〜90℃の温度で、また
溶液重合法により行うときは0〜250℃、好ましくは
20〜200℃の温度で行うことが望ましい。重合を気
相重合法により行うときには0〜120℃、好ましくは
20〜100℃の温度で、常圧〜100Kg/cm2
好ましくは常圧〜50Kg/cm2の圧力下で行うこと
が望ましい。
【0040】重合は、回分式、半連続式、連続式のいず
れの方法においても行うことができる。さらに重合を反
応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能であ
る。得られる共重合体の分子量は、重合系に水素を存在
させるか、あるいは重合温度、重合圧力を変化させるこ
とによって調節することができる。
【0041】本発明の単層無延伸フィルム用ポリプロピ
レン樹脂組成物は、上記の(A)ポリプロピレン樹脂を好
ましくは50〜95重量部、より好ましくは60〜92
重量部、および(B)プロピレン・エチレン・1−ブテ
ンランダム共重合体を、好ましくは5〜50重量部、よ
り好ましくは8〜40重量部含有する。ここで、
(A)、及び(B)成分の合計量は、100重量部であ
る。
【0042】上記ポリプロピレン樹脂組成物は、(A)
ポリプロピレン、および(B)プロピレン・エチレン・
1−ブテンランダム共重合体とともに、本発明の組成物
の利点を損なわない範囲で他の添加剤、他のポリマーな
どの他の成分を含有していてもよい。上記添加剤とし
て、耐候安定剤、耐熱安定剤、防曇剤、耐ブロッキング
剤、スリップ剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染
料、充填剤などを挙げることができる。
【0043】本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、ポ
リプロピレン樹脂組成物の調製方法として知られている
一般的な方法によって調製され、例えば(A)ポリプロ
ピレン樹脂、および(B)プロピレン・エチレン・1−
ブテンランダム共重合体を、さらには所望により配合さ
れる他の成分を、溶融混練することによって調製するこ
とができる。例えば、本発明のポリプロピレン樹脂組成
物は、上記各成分を同時にまたは逐次的にヘンシェルミ
キサー、V型ブレンダー、タンブラーミキサー、リボン
ブレンダーなどに装入して混合した後、単軸押出機、多
軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサーなどで溶融混
練することによって得ることができる。
【0044】本発明のポリプロピレン樹脂組成物のMF
R(ASTM D1238 230℃、2.16kg荷
重)は、1〜100g/10分、特には1〜50g/1
0分であることが好ましい。また、本発明のポリプロピ
レン樹脂組成物の融点(DSC法)は、100〜167
℃、特には120〜167℃であることが好ましい。
【0045】本発明のポリプロピレン樹脂組成物から、
射出成形法、押出成形法、ブロー成形法などの方法によ
り、各種の成形品を成形することができる。特に、押出
成形法により得られる単層無延伸フィルムは、透明性、
耐衝撃性、低温ヒートシール性、およびヒートシール強
度に優れている。
【0046】単層無延伸フィルムの厚みは、用途によっ
ても異なるが、通常10〜100μm、好ましくは20
〜80μmである。
【0047】本発明の単層無延伸フィルムは、上記諸特
性に優れているので、各種包装用分野、たとえば野菜、
魚肉などの生鮮食品;スナック、麺類の乾燥食品、スー
プ、漬物などの水物食品などの各種食品包装用分野;錠
剤、粉末、液体などの各種形態の医療品、医療周辺材料
などに用いる医療関連品包装用分野;カセットテープ、
電気部品などの各種電気機器包装用分野など、広範囲な
包装用分野で使用することができる。
【0048】上記の各成形法は、ポリプロピレン樹脂あ
るいはポリプロピレン樹脂組成物を成形する際の従来知
られている装置、条件などを適宜採用して行うことがで
きる。
【0049】
【発明の効果】本発明の単層無延伸フィルム用ポリプロ
ピレン樹脂組成物は、ポリプロピレン樹脂および特定の
プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体を
含有するので、透明性、耐衝撃性、低温ヒートシール
性、およびヒートシール強度に優れた単層無延伸フィル
ムを成形することができ、成形された単層無延伸フィル
ムは、上記諸特性に優れる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、実施例および比較例に基づ
き本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例によっ
て制限されるものではない。各例における評価方法は、
以下の通りである。
【0051】[評価方法] (1)ヒートシール強度 JIS Z1707に準じて、下記条件下でヒートシー
ル強度(剥離強度)を測定した。 シール圧力:0.2MPa シール時間:1秒 剥離速度 :300mm/min (2)耐衝撃性 耐衝撃性の指標となるフィルムインパクト強度を、JI
S P8134に準拠して測定した。なお、試験機の容
量は30kg/cm・cmであり、衝撃頭は1/2イン
チφである。 (3)透明性 透明性の指標となるヘイズ(曇度)をASTM D100
3に準拠して測定した。 (4)グロス(光沢度) ASTM D523に準拠して、グロスを測定した。
【0052】製造例1((B)プロピレン・エチレン・
1−ブテンランダム共重合体の製造) メタロセン系触媒を用いてプロピレン・エチレン・1−
ブテンランダム共重合体を製造した。すなわち、充分に
窒素置換した2リットルのオートクレーブに、ヘキサン
を950ml、1−ブテンを75g仕込み、そこへトリ
イソブチルアルミニウムを1ミリモル加え、70℃に昇
温した後、プロピレンとエチレンを供給して全圧7Kg
/cm2Gとし、メチルアルミノキサン0.30ミリモ
ル、rac−ジメチルシリレン−ビス{1−(2−n−
プロピル−4−(9−フェナントリル)インデニル)}
ジルコニウムジクロリドをZr原子に換算して0.00
1ミリモル加え、引き続きプロピレン供給量とエチレン
供給量とのモル比(プロピレン/エチレン)が95/5
となるように連続的に供給して、全圧を7Kg/cm 2
Gに保ちながら30分間重合を行った。重合後、脱気し
て大量のメタノール中でポリマーを回収し、110℃で
12時間減圧乾燥した。得られたポリマー(プロピレン
・1−ブテン・エチレン共重合体)は28.0gであ
り、重合活性は56kg・ポリマー/ミリモルZr・h
rであった。
【0053】このポリマーの組成、物性などは、以下の
通りである。 1)組成 プロピレン単位含量:69.8モル% エチレン単位含量 :10.8モル% 1−ブテン単位含量:19.4モル% 2) MFR(ASTM D1238 230℃、2.
16kg荷重):5.9g/10分 3)GPCによる分子量分布(Mw/Mn):2.3 4)頭−尾結合したプロピレン単位からなる3連鎖構
造: 存在する 5)頭−尾結合したプロピレン単位と1−ブテン単位か
らなり、第2単位目にプロピレン単位が存在する3連鎖
構造: 存在する
【0054】実施例1 プロピレン単位含有量96.8モル%、エチレン単位含
有量3.2モル%、MFR(ASTM D1238、2
30℃、2.16kg荷重)6.9g/10分の(A)
プロピレン・エチレンランダム共重合体樹脂85重量部
と、製造例1で得られた(B)プロピレン・エチレン・
1−ブテンランダム共重合体15重量部とを、ミキサー
で混合した後、押出機により210℃の温度で溶融混練
し、ストランド状に押し出したポリプロピレン樹脂組成
物を水中カットして、該組成物のペレットを作製した。
このペレットから、スリット状のダイを付した押出機
(40mmφ単軸、L/D=26、シリンダー温度21
0℃)を用いて、厚み50μmの単層無延伸フィルムを
作成した。得られた単層無延伸フィルムの評価結果を表
1に示す。
【0055】比較例1 実施例1において、(B)プロピレン・エチレン・1−
ブテンランダム共重合体の代わりに、エチレン単位含有
量81モル%、MFR(ASTM D1238、230
℃、2.16kg荷重)6.4g/10分、密度0.8
85g/cm3の(C)エチレン・1−ブテンランダム
共重合体15重量部とする以外は、実施例1と同様に行
い、厚み50μmの単層無延伸フィルムを作成した。得
られた単層無延伸フィルムの評価結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:14) Fターム(参考) 4F071 AA15X AA20 AA20X AA21X AA80 AA88 AF05Y AF23Y AF30Y AF32Y AF59Y AH04 BC01 4J002 BB121 BB142 BB151 BB152 BP021 FD010 FD070 FD080 FD090 FD100 FD170 FD200 GG02 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC10A AC28A AC31A AC39A AC41A AC44A BA00A BA01B BA02B BA03B BB00A BB00B BB01B BB02B BC00B BC14B BC25B EB02 EB04 EB05 EC04 FA01 FA02 FA03 FA04 GA06 GA07 4J100 AA02Q AA03P AA04Q AA04R AA07Q AA15Q AA16Q AA17Q AA19Q AA21Q CA01 CA04 CA05 DA04 DA40 DA43 FA10 JA58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリプロピレン樹脂、および(B)
    下記条件1)〜3)を充足するプロピレン・エチレン・
    1−ブテンランダム共重合体を含有することを特徴とす
    る単層無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物。 プロピレン・エチレン・1−ブテンランダム共重合体
    (B)の条件: 1)プロピレン単位50〜90モル%、エチレン単位2
    〜30モル%、および1−ブテン単位8〜40モル%を
    含有し、かつ1−ブテン単位の含有量はエチレン単位の
    含有量より多いこと。 2)MFR(ASTM D1238 230℃、2.1
    6kg荷重)が0.1〜50g/10分であること。 3)ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GP
    C)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以
    下であること。
  2. 【請求項2】(A)ポリプロピレン樹脂50〜95重量
    部、および(B)プロピレン・エチレン・1−ブテンラ
    ンダム共重合体5〜50重量部を含有する請求項1に記
    載の単層無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(A)ポリプロピレン樹脂は、プロピレン
    単独重合体、プロピレン以外のα−オレフィン単位含有
    量が10モル%以下であるプロピレン・α−オレフィン
    ランダム共重合体、およびn−デカン抽出量が10重量
    %以下のプロピレン・α−オレフィンブロック共重合体
    からなる群から選択される少なくとも1種である請求項
    1または2に記載の単層無延伸フィルム用ポリプロピレ
    ン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(B)プロピレン・エチレン・1−ブテン
    ランダム共重合体が、メタロセン系触媒の存在下に、プ
    ロピレン、1−ブテン、およびエチレンをランダム共重
    合させることにより得られるランダム共重合体である請
    求項1〜3のいずれかに記載の単層無延伸フィルム用ポ
    リプロピレン樹脂組成物。
  5. 【請求項5】メタロセン系触媒が、[I]:(a)式
    (1) 【化1】 〔式中、Mは、周期律表第IV〜VIB族の遷移金属原子で
    あり、R1、R2、R3、およびR4は、同一または異なっ
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水
    素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ素
    含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基、また
    はリン含有基であり、また互いに隣接する基の一部が結
    合してそれらの基が結合する炭素原子とともに環を形成
    していてもよい。X1およびX2は、同一または異なっ
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化水
    素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基、酸素含
    有基またはイオウ含有基である。Yは、炭素数1〜20
    の2価の炭化水素基、炭素数1〜20の2価のハロゲン
    化炭化水素基、2価のケイ素含有基、2価のゲルマニウ
    ム含有基、−O−、−CO−、−S−、−SO−、−S
    2−、−NR5−、−P(R5)−、−P(=O)(R5)
    −、−BR5−、または−AlR5−である。ここで、R
    5は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20の炭化
    水素基、または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基
    である。〕で示されるブリッジタイプの遷移金属化合物
    と、[II]:式(1)で示される(a)ブリッジタイプ
    の遷移金属化合物を活性化させることができる化合物で
    あって、かつ(b)有機アルミニウム化合物、(c)有
    機アルミニウムオキシ化合物、および(d)式(1)で
    示される遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する
    イオン化イオン性化合物からなる(b)〜(d)の化合
    物群から選択される少なくとも1種の化合物とを含むメ
    タロセン系触媒である請求項4に記載の単層無延伸フィ
    ルム用ポリプロピレン樹脂組成物。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のポリプロ
    ピレン樹脂組成物からなる単層無延伸フィルム。
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