JP2000128725A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2000128725A
JP2000128725A JP10316906A JP31690698A JP2000128725A JP 2000128725 A JP2000128725 A JP 2000128725A JP 10316906 A JP10316906 A JP 10316906A JP 31690698 A JP31690698 A JP 31690698A JP 2000128725 A JP2000128725 A JP 2000128725A
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skin
arginine
phenyl
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JP10316906A
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English (en)
Inventor
Masaru Suetsugu
勝 末継
Yuzo Yoshida
雄三 吉田
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の日常生活における皮膚トラブルの予
防、改善において持続的な優れた効果を有し、正常な皮
膚の機能維持を可能にした皮膚外用剤を提供すること。 【解決手段】 特定のアルギニン誘導体等が、皮膚機能
の低下又は亢進を改善し、皮膚の正常な機能維持を可能
にすることを見出し、これを配合した皮膚外用剤を提供
することによって上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に関する
技術分野の発明であり、より具体的には、本発明は、皮
膚の正常な機能維持を可能にする皮膚外用剤に関する発
明である。
【0002】
【従来の技術】皮膚は、生体と外界との境界壁として、
生体からの水分や種々の成分の損失を防ぎ、水分蒸散や
体温の恒常性維持を司っている。また、外界からの物理
的・ 化学的刺激(温度、湿度、紫外線等)、さらには種
々の細菌から身体を保護するバリアー能も有しており、
その生理的機能は生体の生命活動において大変重要であ
る。
【0003】しかしながら、外環境の変化(季節変化、
紫外線等)や生理機能の変動(加齢や疾患に伴う)のよ
うな生体に作用する体内外の因子によって皮膚組織の機
能異常がしばしば生じる。その結果、様々な尋常性の皮
膚のトラブルが生じることになる。
【0004】この様な皮膚のトラブルを改善し、健常な
皮膚を維持する為には、起因物質や事象を除去あるいは
減少させるか、ある種の成分を添加、塗布することによ
り皮膚のトラブルを正常化する方法が考えられる。例え
ば、保湿成分を塗布して皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚の保湿
能を高めたり、あるいは血行促進剤を塗布して皮膚の血
行促進を促すことにより、皮膚のトラブルを予防、改善
する方法等が試みられてきた。
【0005】しかしながら、前記方法は種々の皮膚トラ
ブルの予防、改善における有効性、効果の持続性及び薬
剤の安定性、安全性等の点で種々の問題を有している。
特に、前記の方法は一般的に表皮、特に角層表面の水分
を補給するもの、又は、保湿成分の一部を補うものであ
ることから、その効果効能は一時的なものに留まり、永
続的な皮膚の改善効果は期待できないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、日常生活における種々の皮膚トラブルの
予防、改善効果に優れ、皮膚の正常な機能維持を可能に
する皮膚外用剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、下記
一般式(1) で表されるアルギニン誘導体及びその塩が、
皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な皮膚の機能維
持を可能にすることを見出した。さらに、これらを配合
した毛髪化粧料が、日やけ後の肌のほてりの改善効果、
肌をひきしめ、清浄にして整える効果、皮膚を健やかに
保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果、かみそ
り負け防止・改善効果、肌荒れ防止・改善効果に優れる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は下記一般式(1) で表さ
れるアルギニン誘導体及びその塩の少なくとも1 種以上
を有効成分とする皮膚外用剤(以下、本発明皮膚外用剤
という)である。
【化2】 〔式中、Rは、N(R1 )R2 基又は−OR3 基を示
し、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水素原子、炭
素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、炭素
数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基又はフェニル
基(但し、ベンジル基のフェニル部分及びフェニル基
は、1〜3個の、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
水酸基、アミノ基若しくはハロゲン原子で置換されてい
てもよい)、あるいはR1 及びR2 が一緒になって、窒
素原子と共に、アジリジニル基、アゼチジニル基、ピロ
リジニル基、ピペリジノ基、ヘキサヒドロアゼピニル
基、ヘプタメチレンイミノ基、オクタメチレンイミノ基
及びモルホリノ基から成る群から選択される複素環基を
形成する。また、R3 は、炭素数1〜18の直鎖状若し
くは分岐状アルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル
基、ベンジル基又はフェニル基(但し、ベンジル基のフ
ェニル部分及びフェニル基は、1〜3個の、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、水酸基、アミノ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよい)を示す。]。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明皮膚外用剤の有効成分として用い得
るアルギニン誘導体は、前記一般式(1) で表わされるア
ミノ酸誘導体であり、L体、D体、DL体、のいずれで
もよい。
【0010】一般式(1) 中、R1 、R2 及びR3 がとり
得る、炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状アルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デシル基、ドデシル基、ウンデシル基、トリデシル
基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基等が挙げられる。
【0011】また、同じくR1 、R2 及びR3 がとり得
る、炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例え
ば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプ
チル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
【0012】また、フェニル基において置換され得る低
級アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基等が挙げ
られ、同低級アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、t−ブトキシ基等が挙げられ、同ハロゲン原子とし
ては、フッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子、臭素原子等
が挙げられる。
【0013】また、上述のように、R1 及びR2 が一緒
になって、窒素原子と共に、アジリジニル基、アゼチジ
ニル基、ピロリジニル基、ピペリジノ基、ヘキサヒドロ
アゼピニル基、ヘプタメチレンイミノ基、オクタメチレ
ンイミノ基及びモルホリノ基から成る群から選択される
複素環基を形成することも可能である。
【0014】本発明皮膚外用剤の有効成分となり得るア
ルギニン誘導体は、常法により、例えば、アルギニン又
はその反応性誘導体に、上記のRに該当するアミン、ア
ルコール又はフェノール等を反応させることにより、あ
るいは、アルギニン又はその反応性誘導体を分子内反応
させること等により、容易に合成することができる。
【0015】ここで、アルギニンの反応性誘導体として
は、例えば、酸クロライド、酸ブロマイドのような酸ハ
ライド;p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシ
スクシイミドエステルのような活性エステル;混合酸無
水物等が好ましい。また、アルギニンのアミノ基をあら
かじめ適当な保護基、例えば、ベンジルオキシカルボニ
ル基等によって保護しておき、このアルギニン保護体又
はその反応性誘導体に目的のRに該当するアミン、アル
コールあるいはフェノール等を反応させた後、あるいは
このアルギニン保護体又はその反応性誘導体を分子内反
応させた後に、その保護基を接触還元等により脱離する
こともできる。
【0016】このようにして製造され得るアルギニン誘
導体は、所望により塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水
素酸塩等の無機酸塩;あるいは酢酸塩、乳酸塩、マレイ
ン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタンス
ルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等
とすることができる。かかるアルギニン誘導体の塩も、
本発明皮膚外用剤の有効成分として用いることができる
(以下、上記のアルギニン誘導体と、このアルギニン誘
導体の塩を併せて、アルギニン誘導体等ということもあ
る)。なお、製薬学上、許容される限り、本発明皮膚外
用剤の有効成分となり得る、アルギニン誘導体の塩が、
上記の酸塩のみに限定されるものではない。
【0017】本発明皮膚外用剤の有効成分として用いら
れ得るアルギニン誘導体等を、具体的に例示すれば、例
えば、L−アルギニンメチルアミド、D−アルギニンメ
チルアミド、DL−アルギニンメチルアミド、L−アル
ギニンメチルアミド塩酸塩、L−アルギニンメチルアミ
ド二塩酸塩、L−アルギニンエチルアミド塩酸塩、L−
アルギニンn−プロピルアミド二塩酸塩、L−アルギニ
ンベンジルアミド塩酸塩、L−アルギニンフェニルアミ
ド二塩酸塩、DL−アルギニンイソプロピルアミド二酢
酸塩、L−アルギニンジメチルアミド二塩酸塩、DL−
アルギニンジエチルアミド、D−アルギニンジn−プロ
ピルアミド、L−アルギニンピロリジニルアミド二塩酸
塩、L−アルギニンピペリジノアミド二塩酸塩、DL−
アルギニンヘキサヒドロアゼピニルアミド、D−アルギ
ニンアゼチジニルアミド、L−アルギニンモルホリノア
ミド、L−アルギニンメチルエステル、D−アルギニン
メチルエステル塩酸塩、DL−アルギニンメチルエステ
ル塩酸塩、L−アルギニンメチルエステル塩酸塩、L−
アルギニンメチルエステル二塩酸塩、L−アルギニンエ
チルエステル二塩酸塩、L−アルギニンヘキシルエステ
ル二塩酸塩、L−アルギニンオクタデシルエステル二塩
酸塩、L−アルギニンベンジルエステル二塩酸塩、L−
アルギニンフェニルエステル二塩酸塩等が挙げられる。
【0018】本発明皮膚外用剤においては、上述のアル
ギニン誘導体を少なくとも1種以上、有効成分として配
合され、その配合量は、皮膚外用剤全量中0.001〜
20.0重量%が好ましく、特に好ましくは同0.01
〜7.0重量%、極めて好ましくは同0.1〜5.0重
量%である。この配合量が、皮膚外用剤全量中0.00
1重量%未満では、本発明皮膚外用剤における所期の効
果(例えば、皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な
皮膚の機能維持を可能にする効果、日やけ後の肌のほて
りの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、
皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防
ぐ効果、かみそり負け防止・改善効果、肌荒れ防止・改
善効果等)を十分に発揮することができず、好ましくな
く、同20.0重量%を超えて配合しても、配合量の増
量に見合った、前記の本発明皮膚外用剤における所期の
効果の増強を見込むことができず、好ましくない。
【0019】このように、上述のアルギニン誘導体を有
効成分とすることにより、皮膚機能の低下又は亢進を改
善し、正常な皮膚の機能維持を可能にする効果、日やけ
後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして
整える効果、皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与
えて乾燥を防ぐ効果、かみそり負け防止・改善効果、肌
荒れ防止・改善効果等を発揮し得る、本発明皮膚外用剤
が提供される。
【0020】本発明皮膚外用剤には上記した必須構成成
分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられ
る他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、
ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エス
テル類、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、保
湿剤、水溶性高分子化合物、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸
収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコ
ール、糖類、アミノ酸類(アルギニン誘導体等を除
く)、有機アミン類、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミ
ン類、酸化防止剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合
することができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、これらの実施例は、本発明の技術的範囲
を限定するものではない。なお、これらの実施例におけ
る配合量は、特に断わらない限り、その配合成分が配合
される対象全体に対する重量%で表示される。
【0022】(1)日やけ後の肌のほてり改善効果試験試験方法 日やけ後の肌のほてりの病状で悩む被験者各50名にお
いて、パネルテストを実施した。実施例1〜3及び比較
例1の処方の皮膚外用剤を、朝と夜の1日2回、洗顔
後、顔面に塗布し、2週間後、肌状態を目視で判定し
た。結果を第2表に示す。
【0023】 実施例1〜3,比較例1の試料 配合成分 配合量(重量%) (アルコール相) 95%エタノール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 酸化防止剤・防腐剤 適 量 香料 適 量 薬剤(第1表記載) 1.0 (水相) グリセリン 5.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適 量 イオン交換水 残 量 <製法>水相、アルコール相を調製後、可溶化した。
【0024】 第1表(上記薬剤の種類) ───────────────────────────── 薬剤( 化合物) ───────────────────────────── 実施例1 L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 実施例2 L−アルギニンエチルエステル二塩酸塩 実施例3 DL−アルギニンジメチルアミド二塩酸塩 比較例1 無 ─────────────────────────────
【0025】(評価方法)使用後の、日やけ後の肌のほ
てりの改善効果を、下記の判定基準に基づいて判定し
た。 (判定基準) 著 効:肌のほてりが消失したもの 有 効:肌のほてりが弱くなったもの やや有効:肌のほてりがやや弱くなったもの 無 効:肌のほてりに変化を認めないもの
【0026】(判定) ◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上
の場合 ○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以
上、80%未満の場合 △:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以
上、50%未満の場合 ×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満
の場合
【0027】
【0028】第2表より明らかなように、アルギニン誘
導体等を配合しない比較例1の皮膚外用剤に比べて、実
施例の皮膚外用剤の方が、明らかに、日やけ後の肌のほ
てりに対して優れた改善効果を示すことが認められた。
【0029】(2)肌状態改善効果試験 上記の実施例1〜3及び比較例1の皮膚外用剤を用い
て、肌状態改善効果に関するパネルテストを行った。す
なわち、女性健常人の顔面の皮膚表面状態を、ミリスン
樹脂によるレプリカ法に基づいて肌のレプリカを取り、
顕微鏡(17倍)で観察し、皮紋の状態及び角層の剥離状
態から、第3表に示す基準に基づいて肌状態評価1、2
と判断された者(肌状態不良パネル)、各20名による
パネルテストを実施した。具体的には、実施例1〜3又
は比較例1の皮膚外用剤を、顔面左右半々に1日2回、
2週間、塗布した。2週間後、再び上述のレプリカ法に
て肌の状態を観察し、第3表の判定基準に基づいて評価
した。結果を第4表に示す。
【0030】 第 3 表 ─────────────────────────────────── 評点 評価 ─────────────────────────────────── 1 皮溝、皮丘の消失、広範囲の角層のめくれが見られ、ひどい荒れ肌である。 2 皮溝、皮丘が不鮮明で、角層のめくれが見られ、荒れ肌である。 3 皮溝、皮丘は認められるが平坦である。 4 皮溝、皮丘が鮮明で美しい肌である。 5 皮溝、皮丘が鮮明で整っていて、極めて美しい肌である。 ───────────────────────────────────
【0031】 第 4 表 ──────────────────────────────────── レプリカ評価の評点 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 ──────────────────────────────────── 1 0 0 0 10 2 0 0 0 9 3 3 2 3 1 4 12 13 13 0 5 5 5 4 0 ────────────────────────────────────
【0032】第4表から明らかな様に、比較例の皮膚外
用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が、肌状態改善
に対して優れた効果、すなわち、肌をひきしめ、清浄に
して整える効果、皮膚を保護して健やかに保ち、皮膚に
うるおいを与えて乾燥を防ぐ効果を示すことが認められ
た。
【0033】(3)かみそり負けに対する改善効果試験試験方法 かみそり負けする男性被験者各30名において、かみそ
り負けに対する改善効果に関するパネルテストを実施し
た。具体的には、上記の実施例1〜3又は比較例1の皮
膚外用剤を、髭剃り直後に、髯剃り箇所に塗布し、かみ
そり負けに対する効果を、下記の判定基準に基づいて判
定した。結果を第5表に示す。
【0034】(判定基準) 著 効:かみそり負けが消失したもの 有 効:かみそり負けが非常に改善したもの やや有効:かみそり負けがやや改善したもの 無 効:かみそり負けに変化を認めないもの
【0035】(判定) ◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上
の場合 ○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以
上、80%未満の場合 △:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以
上、50%未満の場合 ×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満
の場合
【0036】 第5表 ────────────────────────── かみそり負けに対する改善効果 ────────────────────────── 実施例1 ◎ 実施例2 ◎ 実施例3 ◎ 比較例1 × ──────────────────────────
【0037】第5表より明らかなように、比較例の皮膚
外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が、かみそり
負けに対して優れた改善効果を示すことが認められた。
【0038】(4)肌荒れ防止、改善効果試験試験方法 女性被験者各20名において、肌荒れ防止、改善効果に
関するパネルテストを実施した。朝と夜の2回、洗顔
後、上記実施例1〜3の皮膚外用剤を、適量、顔面左側
に、比較例1の皮膚外用剤を、適量、顔面右側に、2週
間にわたって塗布することにより行った。結果を第6表
に示す。
【0039】(評価方法)3項目(肌のうるおい、肌の
ハリ、翌朝の肌のうるおい)の有効性について下記の判
定基準に基づいて判定した。 (判定基準) 著 効:非常に改善したもの 有 効:改善したもの やや有効:やや改善したもの 無 効:変化を認めないもの
【0040】(判定) ◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上
の場合 ○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以
上、80%未満の場合 △:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以
上、50%未満の場合 ×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満
の場合
【0041】 第 6 表 ──────────────────────────────────── 効 果 ────────────────────────── 肌のうるおい 肌のハリ 翌朝の肌のうるおい ──────────────────────────────────── 実施例1 ◎ ◎ ◎ 実施例2 ◎ ◎ ◎ 実施例3 ◎ ◎ ◎ 比較例1 × × × ────────────────────────────────────
【0042】第6表より明らかな様に、肌のうるおい、
肌のハリ、翌朝の肌のうるおいの効果は、比較例の皮膚
外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が優れている
ことが認められた。
【0043】以下に、本発明皮膚外用剤のその他処方
を、実施例として列挙する。これらはいずれも実施例1
〜3で行った日焼け後の肌のほてり改善効果試験、肌状
態改善効果試験、かみそり負けに対する改善効果試験及
び肌荒れ防止、改善効果試験において、極めて優れた効
果が認められた。
【0044】 〔実施例4〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアレート 3.0 プロピレングリコール 10.0 L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 20.0 水酸化カリウム 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0045】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールと水酸化カリウムを加え、溶解し、加熱して、70
℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加
熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に
油相を徐々に加え、全部加え終わってから、しばらくそ
の温度に保ち反応をおこさせた。その後、ホモミキサー
で均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却し
て、クリームを得た。
【0046】 〔実施例5〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアレート 3.0 プロピレングリコール 10.0 L−アルギニンエチルエステル二塩酸塩 18.0 水酸化カリウム 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0047】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールと水酸化カリウムを加え、溶解し、加熱して、70
℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加
熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に
油相を徐々に加え、全部加え終わってから、しばらくそ
の温度に保ち反応をおこさせた。その後、ホモミキサー
で均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却し
て、クリームを得た。
【0048】 〔実施例6〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアレート 1.5 プロピレングリコール 10.0 DL−アルギニンヘキシルアミド二塩酸塩 7.0 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0049】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水
相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、7
0℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0050】 〔実施例7〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアレート 1.5 プロピレングリコール 10.0 L−アルギニンベンジルエステル二塩酸塩 5.0 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0051】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水
相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、7
0℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0052】 〔実施例8〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルエーテル 3.0 グリセリンモノステアレート 2.0 プロピレングリコール 5.0 L−アルギニンピペリジノアミド二塩酸塩 0.005 香料 適 量 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 イオン交換水 残 量
【0053】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水
相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、7
0℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0054】 〔実施例9〕 クリーム 配合成分 配合量(重量%) ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルエーテル 3.0 グリセリンモノステアレート 2.0 プロピレングリコール 5.0 L−アルギニンベンジルアミド二塩酸塩 0.001 香料 適 量 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 イオン交換水 残 量
【0055】<製法>イオン交換水にプロピレングリコ
ールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水
相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、7
0℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0056】 〔実施例10〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレエート 2.0 ポリエチレングリコ−ル1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0057】<製法>少量のイオン交換水に、カルボキ
シビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りの
イオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とト
リエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保
った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解
して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予
備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一
に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
し、乳液を得た。
【0058】 〔実施例11〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレエート 2.0 ポリエチレングリコ−ル1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 L−アルギニンオクタデシルエステル二塩酸塩 8.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0059】<製法>少量のイオン交換水に、カルボキ
シビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りの
イオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とト
リエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保
った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解
して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予
備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一
に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
し、乳液を得た。
【0060】 〔実施例12〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレエート 2.0 ポリエチレングリコ−ル1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 DL−アルギニンジメチルアミド二塩酸塩 8.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0061】<製法>少量のイオン交換水に、カルボキ
シビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りの
イオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とト
リエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保
った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解
して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予
備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一
に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
し、乳液を得た。
【0062】 〔実施例13〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (油相部) ステアリルアルコール 1.5 スクワレン 2.0 ワセリン 2.5 脱臭液状ラノリン 1.5 月見草油 2.0 イソプロピルミリステート 5.0 グリセリンモノオレエート 2.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 L−アルギニンジメチルアミド二塩酸塩 1.0 L−アルギニンピロリジノアミド塩酸塩 1.0 香料 適 量 (水相部) 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 水酸化カリウム 0.2 イオン交換水 残 量
【0063】<製法>油相部を70℃にて溶解した。ま
た、水相部を70℃にて溶解し、この水相部に、油相部
を混合し、乳化機で乳化後、熱交換機で30℃まで冷却
して、乳液を得た。
【0064】 〔実施例14〕 乳液 配合成分 配合量(重量%) (油相部) ステアリルアルコール 1.5 スクワレン 2.0 ワセリン 2.5 脱臭液状ラノリン 1.5 月見草油 2.0 イソプロピルミリステート 5.0 グリセリンモノオレエート 2.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 L−アルギニンエチルエステル二塩酸塩 0.5 L−アルギニンエチルアミド二塩酸塩 0.5 香料 適 量 (水相部) 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 水酸化カリウム 0.2 イオン交換水 残 量
【0065】<製法>油相部を70℃にて溶解した。ま
た、水相部を70℃にて溶解し、この水相部に、油相部
を混合し、乳化機で乳化後、熱交換機で30℃まで冷却
して、乳液を得た。
【0066】 〔実施例15〕 ゼリー 配合成分 配合量(重量%) 95%エタノール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 水酸化ナトリウム 0.15 L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 1.0 メチルパラベン 0.2 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0067】<製法>イオン交換水に、カルボキシビニ
ルポリマーを均一に溶解し、一方、95%エタノール
に、L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩、ポリオキシ
エチレン(50モル)オレイルエーテルを溶解し、水相
に添加した。次いで、これに、その他の成分を加えた
後、水酸化ナトリウムで中和させ増粘し、ゼリーを得
た。
【0068】 〔実施例16〕 ゼリー 配合成分 配合量(重量%) 95%エタノール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 水酸化ナトリウム 0.15 L−アルギニンフェニルエステル二塩酸塩 2.0 メチルパラベン 0.2 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0069】<製法>イオン交換水に、カルボキシビニ
ルポリマーを均一に溶解し、一方、95%エタノール
に、L−アルギニンフェニルエステル二塩酸塩、ポリオ
キシエチレン(50モル)オレイルエーテルを溶解し、
水相に添加した。次いで、これに、その他の成分を加え
た後、水酸化ナトリウムで中和させ増粘し、ゼリーを得
た。
【0070】 〔実施例17〕 美容液 配合成分 配合量(重量%) (A相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 メチルパラベン 0.15 パントテニールエチルエーテル 0.1 DL−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 0.05 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 イオン交換水 残 量
【0071】<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解
し、C相にA相を加えて可溶化した。次いで、これにB
相を加えた後、充填を行い、美容液を得た。
【0072】 〔実施例18〕 美容液 配合成分 配合量(重量%) (A相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 メチルパラベン 0.15 パントテニールエチルエーテル 0.1 L−アルギニンヘキシルエステル二塩酸塩 0.02 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 イオン交換水 残 余
【0073】<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解
し、C相にA相を加えて可溶化した。次いで、これにB
相を加えた後、充填を行い、美容液を得た。
【0074】 〔実施例19〕 パック 配合成分 配合量(重量%) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) L−アルギニンメチルアミド二塩酸塩 1.0 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェノール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール (ケン化度90、重合度2000)13.0 エタノール 7.0 イオン交換水 残 量
【0075】<製法>A相、B相及びC相を、それぞれ
均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次い
で、これをC相に加えた後、充填を行い、パックを得
た。
【0076】 〔実施例20〕 パック (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) L−アルギニンジエチルアミド二塩酸塩 2.0 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェノール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール (ケン化度90、重合度2000)13.0 エタノール 7.0 イオン交換水 残 量
【0077】<製法>A相、B相及びC相を、それぞれ
均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次い
で、これをC相に加えた後、充填を行い、パックを得
た。
【0078】
【発明の効果】本発明より、皮膚機能の低下又は亢進
を改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にし、日やけ後
の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整
える効果、皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与
えて乾燥を防ぐ効果、かみそり負け防止・ 改善効果、
肌荒れ防止・改善効果を併せ持った皮膚外用剤が提供
される。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AB052 AB282 AB352 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC352 AC392 AC402 AC432 AC442 AC482 AC542 AC581 AC582 AC642 AD042 AD092 AD112 AD332 AD512 AD662 CC04 CC05 CC07 DD27 DD31 DD41 EE13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) で表されるアルギニン誘
    導体及びその塩の少なくとも1種以上を有効成分とする
    皮膚外用剤。 【化1】 [式中、Rは、N(R1 )R2 基又は−OR3 基を示
    し、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水素原子、炭
    素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状アルキル基、炭素
    数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基又はフェニル
    基(但し、ベンジル基のフェニル部分及びフェニル基
    は、1〜3個の、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基、アミノ基若しくはハロゲン原子で置換されてい
    てもよい)、あるいはR1 及びR2 が一緒になって、窒
    素原子と共に、アジリジニル基、アゼチジニル基、ピロ
    リジニル基、ピペリジノ基、ヘキサヒドロアゼピニル
    基、ヘプタメチレンイミノ基、オクタメチレンイミノ基
    及びモルホリノ基から成る群から選択される複素環基を
    形成する。また、R3 は、炭素数1〜18の直鎖状若し
    くは分岐状アルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル
    基、ベンジル基又はフェニル基(但し、ベンジル基のフ
    ェニル部分及びフェニル基は、1〜3個の、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基、水酸基、アミノ基若しくはハ
    ロゲン原子で置換されていてもよい)を示す。]。
  2. 【請求項2】 一般式(1) において、Rが、N(R1
    2 基を示し、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水
    素原子、炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状アルキ
    ル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基又
    はフェニル基(但し、ベンジル基のフェニル部分及びフ
    ェニル基は、1〜3個の低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、水酸基、アミノ基若しくはハロゲン原子で置換さ
    れていてもよい)、あるいはR1 及びR2 が一緒になっ
    て、窒素原子と共に、アジリジニル基、アゼチジニル
    基、ピロリジニル基、ピペリジノ基、ヘキサヒドロアゼ
    ピニル基、ヘプタメチレンイミノ基、オクタメチレンイ
    ミノ基及びモルホリノ基から成る群から選択された複素
    環基を形成する、アルギニン誘導体及びその塩の少なく
    とも1種以上を有効成分とする、請求項1記載の皮膚外
    用剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1) において、RがOR3 を示
    し、R3 が炭素数1〜18の直鎖状若しくは分岐状アル
    キル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基
    又はフェニル基(但し、ベンジル基のフェニル部分及び
    フェニル基は1〜3個の低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、水酸基、アミノ基若しくはハロゲン原子で置換さ
    れていてもよい)であるアルギニン誘導体及びその塩の
    少なくとも1種以上を有効成分とする、請求項1記載の
    皮膚外用剤。
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