JP2000128324A - 粉粒体積込装置 - Google Patents

粉粒体積込装置

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JP2000128324A
JP2000128324A JP10303122A JP30312298A JP2000128324A JP 2000128324 A JP2000128324 A JP 2000128324A JP 10303122 A JP10303122 A JP 10303122A JP 30312298 A JP30312298 A JP 30312298A JP 2000128324 A JP2000128324 A JP 2000128324A
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flap gate
unit
loading
powder
filter
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JP10303122A
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Fumio Kato
文雄 加藤
Shinsaku Kamimura
信作 上村
Toshiaki Ninagawa
年明 蜷川
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Tsukasa Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G69/00Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with loading or unloading
    • B65G69/18Preventing escape of dust
    • B65G69/185Preventing escape of dust by means of non-sealed systems
    • B65G69/186Preventing escape of dust by means of non-sealed systems with aspiration means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Chutes (AREA)
  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉粒体のバラ出荷に使用するダンプトラックや
トレーラーのコンテナからの発塵を押えて最大の集塵効
果を発揮し、それらサイズに合わせて容易に設計変更で
き、簡単に組み立てて設置でき、どのような形状の出荷
セクションでも設置可能とする。 【解決手段】シングルローダ1は、伸縮ローディングシ
ュート2を備えたローディングブロック3と、これと隣
接して配置される、集塵用のフィルタ4a,4bを備え
た集塵ブロック5a,5bと、集塵ブロック5a,5b
からエアを吸引する吸引用モータファン6a,6bを収
めたファンブロック7a,7bと、集塵ブロック5a,
5bの下面開口を開閉するフリーフラップゲート8、駆
動フラップゲート9と、ハウジング1の前端部に設けた
防塵フード10と、前記フラップゲート8,9下端に設
けた防塵ビニールシート11と、シャフトカバー12
と、トラックセンサ13a,13b,13cとから構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品粉粒、飼料
粉粒、化学品粉粒、薬品粉粒等の各種粉粒体を一時的に
備蓄する粉サイロ等より引き出し、船、貨車、トラック
等に積み込む粉粒体積込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食料品から工業用原料に至るまで粉粒体
状の原料として市場に供給されている物に、多種多様な
粉粒体が有る。大規模な工場になると使用量も膨大で運
搬投入作業も重労働となるため、ローリー車から原料と
なる各種粉粒体をエアー搬送で一旦原料貯蔵サイロに貯
蔵し、このサイロに貯蔵されている原料となる各種粉粒
体を精選処理したのち、製品粉粒体として製品貯蔵用の
サイロに貯蔵する。
【0003】サイロに貯蔵されている原料あるいは製品
の粉粒体を出荷する場合は、船、列車、トラック等の貨
物輸送機関が発着する製粉/飼料工場に出荷セクション
を設け、この出荷セクションの天井にローダともいわれ
る粉粒体積込装置を設けている。以下、トラックに適用
させた従来の粉粒体積込装置の概要について説明する。
【0004】原料小麦やふすま等の粉粒体は、図1に示
した通り、製粉/飼料等の工場500のサイロ(図示
略)に備蓄されている。トラックローダ501を用いて
ダンプトラック502やトレーラーの上部開放口に落と
し込む粉粒体のバラ出荷が一般的である。ダンプトラッ
ク502の上面に開閉可能な扉が設けられている。粉粒
体の自重による自然落下を利用して、ダンプトラック5
02の開口から粉粒体を積載する。トラックローダ50
1が工場500の一階に設置され、工場500の三階に
粉粒体をサイロから輸送するコンベア503を設けてい
る。このコンベア503からパイプライン504を通じ
てトラックローダ501に粉粒体を供給するようになっ
ている。トラックローダ501は、トラック搬出口50
5の天井に取り付けられている。図2に示した通り、工
場500の一階部分から庇506を外部に大きく張り出
した野外の場所が出荷セクション507となっている。
ローダマウント部508を介して蛇腹状の伸縮シュート
509が下方に伸縮するようになっている。この伸縮シ
ュート509は下端にキャンバスフード510が取り付
けられ、キャンバスフード510の内部に原料検出レベ
ルスイッチ511を設けている。
【0005】この内、ローダマウント部508の下面に
は、伸縮シュート509を伸縮させるモータ動力部51
2と、工場内に配管されている粉粒体のパイプライン5
04に接続して伸縮シュート509の内部に粉粒体を投
入するシュート接続管513とが接続されている。粉粒
体積み込み制御を司る制御盤518は、工場500に設
置されている。
【0006】上記従来のトラックローダ501の作動原
理について説明する。図1、図2に示した通り、製粉/
飼料等の工場500の出荷セクション507にダンプト
ラック502が到着する。作業員が操作パネル518を
操作すると、伸縮シュート509は、その先端のキャン
バスフード510がトラックのコンテナ514の底板に
接触するまで下方に伸びる。
【0007】ここで、作業員は操作パネル513を操作
して、パイプライン504から粉粒体をシュート接続管
513を介して伸縮シュート509の内部に排出させ
る。これにより、粉粒体は伸縮シュート509の内部を
流れてダンプトラック502のコンテナ514に積載さ
れる。
【0008】粉粒体がダンプトラック502のコンテナ
514に積み込まれて嵩が増えると、キャンバスフード
510の内部に粉粒体がたまり、原料検出レベルスイッ
チ511が作動する。そうすると、モータ動力部512
が作動を開始して伸縮シュート509が引き上げを開始
し、キャンバスフード510の内部の粉粒体は下部から
安息角に沿って自重排出される。キャンバスフード51
0の内部が空になる頃に、タイマーが作動して伸縮シュ
ート509の引き上げが中止される。このサイクルを繰
り返すことにより粉粒体はダンプトラック502のコン
テナ514に積み込まれることになる。
【0009】トラックローダ501は、ダンプトラック
502に、上部から粉を落下させて粉粒体をバラ出荷を
させる。そのため、ダンプトラック502のコンテナ5
14から粉の飛散が一番発生しやすい出荷形態である。
そこで、このダンプトラック502のコンテナ514で
発生する粉の飛散を防止する方法として、図1に示した
通り、工場500の最上階に集塵機515を取り付け、
集塵機515の吸引側から吸引パイプ516を介して、
図2に示した通り伸縮シュート509の内部に連通させ
る。さらに、図1に示した通り、集塵機515の排出側
から循環パイプ517を介して、集塵した粉をパイプラ
イン504に戻すようになっている。
【0010】ところが、従来のトラックローダ501を
工場に設置しようとすると、集塵機を高い位置に設置し
たり配管の関係で大規模な工場でないと設置が不可能で
ある。仮に集塵機や配管を設置するためのスペースを確
保できたとしても大きなデッドスペースが生じてしまう
といった問題があった。また、伸縮シュート509の内
部に集塵機515からの負圧を加えて集塵させても、コ
ンテナ514の扉が開放状態で粉粒体のバラ出荷を行っ
た場合、伸縮シュート509出口付近のみで集塵される
だけでコンテナ514の内部から舞い上がる粉粒体を集
塵するのは困難である。従って、コンテナ514の開放
部から粉の飛散が激しく起こることになる。しかも、図
2から明らかな通り、一般的に工場500のトラック用
出荷セクション507は庇506のみを張り出した開放
状態となっている。そのため、粉の粉粒体のバラ出荷中
に周辺の気流の影響をまともに受けて粉の飛散が過度に
発生して作業場の環境を悪化させるといった問題もあっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、ダンプトラックやダンプセミトレーラ等に粉粒体を
積み込む際に、粉粒体の飛散がないクリーンな作業環境
を実現することである。本発明の第2の目的は、集塵の
際の圧力のバラツキを防ぎ、効率の良い集塵を可能とす
ることである。本発明の第3の目的は、ダクト配管の圧
力損失、ダクト配管内のコンタミネーションを防止する
ことである。本発明の第4の目的は、集塵機に吸引動力
の少ない送風機を採用できることである。本発明の第5
の目的は、集塵機の騒音を防止することである。本発明
の第6の目的は、簡単に組み立てて設置でき、据付工期
を短縮することである。本発明の第7の目的は、粉粒体
のバラ出荷に使用するダンプトラックやトレーラー等の
コンテナサイズに合わせて容易に設計変更でき、どのよ
うな形状の出荷セクションでも設置可能できることであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、伸縮可能な筒状の
ローディングシュートを備えたローダ部と、前記ローダ
部に隣接して配置され、粉粒体を吸着するフィルタを備
えたフィルタ部と、前記フィルタ部からエアを吸入し、
前記エアを外部に排出するエア吸引部と、下面に開口を
備え、前記ローダ部、フィルタ部、エア吸引部を覆うハ
ウジングと、前記ハウジングの下面に前記開口を囲むよ
うに設けられたカバー部と、を備えたことを特徴とする
粉粒体積込装置である。フィルタ部と発塵元(トラック
のコンテナ等)とが近接し、カバー部の働きにより発塵
元とで外部と遮断された集塵室を形成できるので、効率
の良い集塵が可能となり、発塵元等から飛散した粉塵は
ほぼ完全にフィルタ部に集塵されることとなり、歩留ま
りが高い。長いダクト配管部が不用となるので、圧力損
失がなく、吸引ファンの動力を小さくでき省エネルギー
となり、騒音を防止でき、コンタミネーションを解消で
きる。カバー部は、前記開口の下部空間の全部又は一部
を囲うようにする。カバー部が開閉駆動自在なフラップ
ゲートを備えている場合、そのフラップゲートを閉じる
ことで非稼働時の粉塵の落下を防止し、しかも美観を保
つことができる。
【0013】請求項2記載の発明は、前記フィルタ部
は、前記開口のほとんどの部分に配置されたことを特徴
とする請求項1に記載の粉粒体積込装置である。フィル
タ部が発塵元のほぼ全体をカバーしているので、圧力分
布が均一となり、一層効率の良い集塵ができる。
【0014】請求項3記載の発明は、前記ローダ部、フ
ィルタ部及びエア吸引部は、ブロックとされ、各ブロッ
クを配列させ1つのユニットとしてなることを特徴とす
る請求項1に記載の粉粒体積込装置である。以上のロー
ダ部とフィルタ部とエア吸引部を自由に組み合わせサイ
ズや能力の異なる装置を構成できるようにしたことを特
徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、前記ローダ部及び
前記フィルタ部に排気通路を設け、前記フィルタ部から
エアを前記エア吸引部に導くことを特徴とする請求項3
に記載の粉粒体積込装置である。これによりコンパクト
となり、圧力損失が少なくなる。
【0016】請求項5記載の発明は、前記ローダ部、フ
ィルタ部、及びエア吸引部は、軽金属からなるハウジン
グを備えたことを特徴とする請求項3に記載の粉粒体積
込装置である。軽量化することで、出荷セクションの屋
根への負担を軽減できる。
【0017】請求項6記載の発明は、粉粒体出荷セクシ
ョンに着脱自在に固定される取付部を前記ユニットに備
えたことを特徴とする請求項3に記載の粉粒体積込装置
である。ローダのない出荷セクションへ後づけで設置が
可能となる。
【0018】請求項7記載の発明は、前記フィルタ部
は、逆洗装置を備えたバッグフィルタであることを特徴
とする請求項1に記載の粉粒体積込装置である。逆洗装
置により集塵した粉粒体を発塵元に返すことができ、粉
粒体の外部への散逸を防ぐ。
【0019】請求項8記載の発明は、前記バッグフィル
タは縦方向又は横方向に配置され、前記フラップゲート
が開くと、前記バッグフィルタの濾布が露出することを
特徴とする請求項7に記載の粉粒体積込装置である。こ
れにより集塵効率が各段に向上する。
【0020】請求項9記載の発明は、前記バッグフィル
タを複数個備え、各フィルター部にトラック等の輸送手
段を検知するセンサを備え、前記センサの感知に応答し
て、各フィルター部の逆洗動作を独立に制御する制御装
置を備えたことを特徴とする請求項7に記載の粉粒体積
込装置である。したがって、輸送手段が移動しても、逆
洗運転により地面に粉粒体が落下することがなくなる。
【0021】請求項10記載の発明は、前記カバー部が
開閉駆動可能なフラップゲートを備え、前記フラップゲ
ートの下部に防虫シートを設けたことを特徴とする請求
項1に記載の粉粒体積込装置である。これにより粉粒体
積込装置への害虫の侵入を防止できる。
【0022】請求項11記載の発明は、前記カバー部が
開閉駆動可能なフラップゲートを備え、前記フィルタ部
に設けた駆動フラップゲートはアクチュエータにより駆
動可能であり、前記ローダ部に設けたフリーフラップゲ
ートは、手動可能となっており、前記フリーフラップゲ
ートは前記駆動フラップゲートの上に部分的に重なり合
っており、これにより、前記駆動フラップゲートの駆動
に従ってフリーフラップゲートが随動されることを特徴
とする請求項1に記載の粉粒体積込装置である。これに
より、フリーフラップゲートの手動開閉によりその内部
が点検可能である。
【0023】請求項12記載の発明は、粉粒体出荷セク
ションに配置され、輸送手段を検知して、検知信号を発
生する検知センサと、前記検知信号に応答して、前記カ
バー部のフラップゲートを開閉する開閉制御部と、を備
えたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込装置
である。これにより積み込み作業が効率化する。
【0024】請求項13記載の発明は、前記カバー部が
開閉駆動可能なフラップゲートを備え、前記フラップゲ
ートは、偏心スプロケット機構を備え、左右のフラップ
ゲートの開閉タイミングを変えていることを特徴とする
請求項1に記載の粉粒体積込装置である。これによりフ
ラップゲートの先端にある防塵シートが円滑にたため
る。
【0025】請求項14記載の発明は、前記カバー部が
開閉駆動可能なフラップゲートを備え、前記フラップゲ
ートは、リンク機構により前記ローディングシュートと
連結され、前記フラップゲートの開閉に伴い前記ローデ
ィングシュートが伸縮されることを特徴とする請求項1
に記載の粉粒体積込装置である。これによりローディン
グシュートの独立駆動部が不要となる。
【0026】請求項15記載の発明は、前記ローディン
グシュートの下部にロストルを設けたことを特徴とする
請求項1に記載の粉粒体積込装置である。これにより粉
粒体に混入した異物の除去が可能となる。
【0027】請求項16記載の発明は、前記ローディン
グシュートの下部に漏斗状クッションを設けたことを特
徴とする請求項1に記載の粉粒体積込装置である。これ
により粉粒体の排出落下速度を落とし、原料の破砕を軽
減できる。
【0028】請求項17記載の発明は、前記ローディン
グシュートの下限は、輸送手段のコンテナ上部より上に
位置するように設定されていることを特徴とする請求項
1に記載の粉粒体積込装置である。したがって、不意に
輸送手段が動いても、ローディングシュートが破損する
ことがない。
【0029】請求項18記載の発明は、前記ローディン
グシュートに備えられ、輸送手段のコンテナの内部に粉
粒体が満たされると、満タン信号を発生する粉粒体レベ
ル検出スイッチ部と、前記満タン信号に応答して、前記
ローディングシュートを引き上げる制御部と、を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込装置であ
る。これにより積み込み作業が自動化される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。第1実施形態のダンプトラック用
シングルローダ1は、図3に示した通り、アルミ板を組
み合わせて箱型に構成したハウジング1a,1b,1c
(図4参照)をそれぞれ備えた、ローディングブロック
3、集塵ブロック5a,5b、ファンブロック7a,7
bを7個連結し組み立てて、長尺の角箱に一体化した集
塵機内臓ユニットである。ここでは集塵機としてバッグ
フィルタを採用している。シングルローダ1は、ダンプ
トラック34(図17参照)の横幅と概ね同じであり、
その長さは、ダンプトラック34のコンテナ(ベッセル
ともいう)34aの長さと概ね同様である。ハウジング
1a,1b,1cを軽金属、例えば、アルミ板で軽量化
しており、大型のものでも補強することなく設置するこ
とが可能であり、極力、溶接工程を省き、各ブロックに
設けてある内部折り曲げ材(図示略)をボルト・ナット
で接合することで各ブロックを結合して1つのユニット
として組み立てる工法により製造される。したがって、
シングルローダ1の外部に外部フランジのような突出部
がほとんどなく、美観が向上する。また、製造工場で1
つのユニットとして組み立てたのち、製粉/肥料工場等
に搬入するため、輸送が容易であり、工場等への据え付
けは、電気配線や高圧エアーを接続するだけで据付工事
が終わるので、据付工期を大幅に短縮させることが可能
になる。
【0031】シングルローダ1の構造を図3ないし図1
0を参照して説明する。ローディングブロック3は、粉
粒体をダンプトラック34にバラ出荷するため、上下方
向に伸縮自在な伸縮ローディングシュート2を備えたも
のである。ローディングブロック3の左側に集塵用のフ
ィルタ4aを備えた集塵ブロック5aを横方向に2個連
設している。さらにその左側に集塵用の吸引用モータフ
ァン6aを収めたファンブロック7aが配置されてい
る。また同様に、ローディングブロック3の右側に、集
塵用のフィルタ4bを備えた集塵ブロック5bを横方向
に2個連設している。さらにその右側に集塵機用の吸引
用モータファン6bを収めたファンブロック7bを備え
ている。吸引用モータファン6a,6bは、ファン付き
でもファンなしでも良く、また、ブロア等、エアーを吸
引して排気できるものであれば様々なものを採用でき
る。
【0032】集塵ブロック5a,5bのフィルタ4a,
4bは、同様な構造を備えたバッグフィルタを横に配置
したものである。フィルタ4a,4bは、ハウジング内
部に立設された仕切板71(図7参照)によって、中央
に配置される比較的容積の大きい集塵空間72と、左側
に配置される比較的容積の小さな筒状の吸気通路73
a,73b(図7参照)、右側に配置される筒状の排気
通路45a,45bに(図7参照)にその内部が分割さ
れている。仕切板71の一部には、多数の小判状の孔
(図示略)が穿孔されて所定方向に配列され、そこに、
封筒状の濾布75に嵌挿された金属製で長尺のリテーナ
76(図7等参照)の開端部が固定されている。濾布7
5は、集塵時は収縮して粉粒体を吸着し、逆洗時は、断
面略楕円状に膨張し、隣接する濾布75との間に空隙が
設定されて、衝撃力により粉粒体を払い落とす。リテー
ナ76は扁平で丸型、例えば小判形状或は楕円形状等に
形成されている。図7に示す通り、濾布75とリテーナ
76は、集塵空間72に横方向に突出した状態となって
いる。フィルタ装置4a,4bの各構成部品の構造、配
置等は適宜変更することができる。さらに、図4に示す
通り、ファンブロック7a,7bの手前側に、前述の吸
気通路73a,73bとそれぞれ連通する吸気通路77
a,77bが形成されている。
【0033】図3、図4に示す通り、吸引ファンモータ
6aは、吸気通路73a,77aを介して、フィルタ装
置4aで濾過されたエアを吸い込み、吸引ファンモータ
6bは、吸気通路73b,77bを介して、フィルタ装
置4bで濾過されたエアを吸い込むようになっている。
一方、吸気通路73a,77aと吸気通路73b,77
bには、それぞれ、逆洗用エアージェットノズルパイプ
19が横方向に複数本、掛け渡されている。逆洗用エア
ージェットノズルパイプ19に高圧エアーを供給するエ
アー電磁バルブ20a,20bは、ローディングブロッ
ク3の側面に設けられている。逆洗運転時は、エアがリ
テーナ76内部に向かって吹き出し、濾布75を断面略
楕円状に膨張させて、濾布75に吸着された粉粒体を衝
撃で払い落とすことができる。図7に示す通り、内部清
掃用ノズル21は、濾布75の間に2本ずつ間隔を置い
て互い違いに、集塵ブロック5a,5b内部の集塵空間
72に複数段に横架される。図示は略すが、内部清掃用
ノズル21は、軸方向に多数のスリットを設けたパイプ
であり、モータ等からなる回転駆動部22がその端部に
設けられ(図4参照)、内部清掃用ノズル21に高圧エ
アが供給され、回転しながら、スリットからエアーが吹
出し、ハウジング1bの内部表面に付着した粉粒体を吹
き飛ばして、コンタミネーションを解決する。なお、こ
のフィルタ4a,4bの一例として、本出願人の所有す
る特許第2634042号(発明の名称「バッグフィル
タ装置」)が採用できるが、その詳細はここでは説明を
割愛するので、詳しくは公報を参照されたい。
【0034】図4(平面図)に示す通り、ローディング
ブロック3の奥側に排気通路43(図9参照)が形成さ
れ、集塵ブロック5a,5bの奥側にそれぞれ排気通路
45a,45b(図7参照)が形成され、ファンブロッ
ク7a,7bの奥側にそれぞれ排気通路47a,47b
(図4参照)が形成され、それらが連通されていて、吸
引モータファン6bから吐出されたエアを外部に排出す
るため、エアダクト18が形成されている。吸引用モー
タファン6bは、ローディングブロック3の右側にある
集塵ブロック5bのエアを吸引し、一方、吸引用モータ
ファン6aは、ローディングブロック3の左側にある集
塵ブロック5aのエアを吸引する。吸引されたエアーが
吸引モータファン6a,6b、排気通路43,45a,
45b,47a,47bを通り、シングルローダ1の左
端部内部において合流し、エアカーテンノズル14から
排気されるようになっている。エアカーテンノズル14
により前方からの自然風に対抗して発塵を避けることが
できる。このエアーカーテンノズル14は、シングルロ
ーダ1の左端部にチルト可能に取り付けられ、エアの吹
出方向を調整できる。エアカーテンノズル14は、図示
では前端だけ設置されているが、側面にも設けることが
でき横風への対応も可能である。
【0035】図9及び図10に示す通り、ローディング
ブロック3は、その底面ハウジングに丸型の開口26が
設けられ、また、その開口26を開閉する一対のフリー
フラップゲート8を備えている。2点鎖線で示す部分
は、これが開いた状態を示し、実線で示す部分は、これ
が閉じた状態を示す。図7に示す通り、集塵ブロック5
a,5bは、その下面に開口23が設けられ、その開口
及びファンブロック7a,7bの下面を開閉する一対の
駆動フラップゲート9を備えている。吸引モータファン
ブロック6aは、その前方の下端部及び後方の下端部
に、防塵フード10(図17等参照)をそれぞれ備えて
いる。フリーフラップゲート8、駆動フラップゲート9
は、それぞれ、その下縁辺に短尺の防塵ビニールシート
11が取り付けられている。図5に示す通り、シングル
ローダ1の底面には、シャフトカバー12の外側近くに
ダンプトラック34の位置を感知するトラックセンサ1
3a,13b,13cが1対ずつ対設して取りつけられ
ている。ハウジング1a,1b,1c、フリーフラップ
ゲート8、駆動フラップゲート9、防塵フード10、防
塵ビニルシート11とで請求項に規定するカバー部を構
成する。条件によっては、後部の防塵フード10、或は
前部と後部の防塵フード10を設けないこともある。防
塵フード10は、通常はプレート状でシングルローダ1
の前後に空間をカバーするもので、フラップゲート8,
9のように開閉するものではない。ダンプトラック24
が長く、フラップゲート8,9でカバーできないとき
は、ダンプトラック34の投入口全体をカバーするよう
にして、集塵を効果的に行う。
【0036】図5に示す通り、各ブロック3,5a,5
b,7a7bの底面には、各フラップゲート8,9のシ
ャフト24が収められているシャフトカバー12が固定
されている。各シャフト24は、各フラップゲート8,
9と連結している。即ち、シングルローダ1は下面から
見ると、図5に示した通り、集塵ブロック5a、5bの
下方が開口23になっており、フラップゲート8,9が
観音開き状に開いた場合、濾布75が外部に露出するよ
うになっている。この集塵ブロック5a、5bの開口2
3の開口端には、それぞれシャフト24を介して内側に
二組の駆動フラップゲート9が軸着されていて、同期し
て開閉する。シャフト24は駆動モータ25に接続され
ている。図5に示す通り、この駆動モータ25はシング
ルローダ1のファンブロック7a、7bの内部に取り付
けられ、この駆動モータ25により駆動フラップゲート
9が開閉される(図7、図8参照)。一方、伸縮ローデ
ィングシュート2を備えたローディングブロック3の下
面は、図6に示した通り、円形の開口26が形成され、
この開口26を挟むように、シャフト27を介して1組
のフリーフラップゲート8が軸着されている。こちらは
動力源と接続されていないので、リターンスプリング2
8で閉る方向に常時付勢されている。また、フリーフラ
ップゲート8の開閉は駆動フラップゲート9とフリーフ
ラップゲート8の隣接する両端辺を段差を付けてフリー
フラップゲート8の両端辺が駆動フラップゲート9の端
辺に外側からオーバーラップするような構造になってい
る。したがって、駆動フラップゲート9の開閉に伴い、
フリーフラップゲート8が開閉し、駆動フラップゲート
9が閉状態の際にフリーフラップゲート8のみ手動で単
独に開閉させることも可能である。
【0037】シングルローダ1の左右の駆動フラップゲ
ート9の内、左側の駆動フラップゲート9は、図8
(a)に示した通り、シングルローダ1の下面に取りつ
けられているシャフト24の端点にスプロケット24a
がはめ込まれており、チェーン24bを介してギヤボッ
クス25aに接続されている。左右の駆動モータ25が
ギヤボックス25aを駆動する。ギヤボックス25aに
は、チェーン24bを駆動するスプロケット25bの駆
動シャフトをそれぞれ偏心させて取りつけており、駆動
フラップゲート9を閉めようとした際に、右側の駆動フ
ラップゲート9が、左側の駆動フラップゲート9よりわ
ずかに遅れて開閉を開始するようになっている。これに
より、左右の駆動フラップゲート9が閉る際に、駆動フ
ラップゲート9先端の左右の防塵ビニールシート11が
重なるように閉る。また、シングルローダ1の右側の駆
動フラップゲート9も、図8(b)に示した通り、シャ
フト24、スプロケット24a、チェーン24b、ギヤ
ボックス25a、駆動モータ25を単独で備え、二点鎖
線のように動作する。
【0038】シングルローダ1は上面から見ると、図4
に示した通り、工場の出荷セクション36(図15参
照)にシングルローダ1を取りつけるため、ハウジング
1a,1b,1c上部に取り付けられたアングル15
(図3参照)と、集塵ブロック5a,5b側面に開閉自
在に設けた点検ドア16(図4参照)と、点検ドア16
に固定された、集塵空間72の内圧と大気圧の差圧を検
出する差圧計17とが設けられている。
【0039】伸縮ローディングシュート2を備えたロー
ディングブロック3の内部について詳しく説明する。図
9に示す通り、ローディングブロック3は、仕切板71
により、左側にエアー電磁バルブ20a、20bを収容
する収容室78と、中央に伸縮ローディングシュート2
を収容するローディング室79と、右側に排気通路43
とに分割されている。ローディングブロック3の内部
は、図9に示した通り、ハウジング1aの上面から下面
に貫通するように固定させて取りつけられている内筒2
aと、この内筒2aの外径面に上下方向に摺動可能に嵌
め込まれている外筒2bとから構成されたテレスコープ
構造を備えている。そして、この外筒2bの外径面に、
ピン2cを介してリンク機構29の一端が取り付けら
れ、リンク機構29の他端がローディングブロック3の
内壁とフリーフラップゲート8の裏面にピンを介して取
りつけられている。
【0040】内筒2aの内部の下部には、粉粒体投入口
30から投入された粉粒体原料の排出落下速度を落とす
ためのロート状クッション31と、その下部に、異物を
除去するためのグレーチングロストル32(格子)とが
設けられている。このように、外筒2bとフリーフラッ
プゲート8がリンク機構29で接続されていることで、
図10(a)に示した通り、フリーフラップゲート8を
矢印の方向に開くと、リンク機構29に引かれた外筒2
bが矢印方向に摺動してシングルローダ1の底面の円形
の開口26から下方に突出し、外筒2bの下端部のキャ
ンバスフード33が露出する。さらに、図10(b)に
示した通り、フリーフラップゲート8を矢印の方向に一
杯に開くと、リンク機構29が下方に引かれ、外筒2b
が矢印方向にさらに大きく突出し、下限位置で停止する
ようになっている。なお、キャンバスフード33の内部
には、原料検出レベルスイッチ33aが取り付けられて
いる。これは、ダンプトラック34のコンテナ34aに
粉粒体原料をバラ出荷中に、積載された粉粒体がコンテ
ナ34aから溢れるのを防ぐためのものであり、投下し
た粉粒体の嵩の高さが原料検出レベルスイッチ33aの
位置まで来ると、これを感知して信号を制御盤39に送
り、粉粒体の積載を停止させる。
【0041】本実施形態のダンプトラック用シングルロ
ーダ1を製粉/飼料工場のバラ出荷セクション36に設
置し、実際に行なわれる粉粒体のバラ出荷積み込み作業
の一例について説明する。各ブロック3,5a,5b,
7a,7bを結合させてシングルローダ1を組み立て
る。組み立ては現場でも良いし、予め製造工場にて組み
立てておいても良い。そして、図11に示した通りバラ
出荷に用いるダンプトラック34のコンテナ34a(図
16及び図17参照)の高さに合わせて取付用のアング
ル材35を出荷セクション36の天井部に取り付ける。
次に、本体のシングルローダ1の取り付けアングル15
をアングル材35に取りつける。さらに、工場内に配管
されている粉粒体の給送用パイプライン37を、接続パ
イプ38を介して、伸縮ローディングシュート2の上部
に接続する。最後に、高圧エアー、電源を接続すると共
に工場内の壁などに制御盤39を取りつける。地面には
トラック止め40が固定される。制御盤39には、図1
3に示す通り、CPU39a,RAM39b,ROM3
9c,I/Oポート39d及びこれらを接続するバスラ
イン39eからなるマイクロコンピュータが装着されて
いる。I/Oポート39dには、コントロールパネル3
9f、駆動モータ25、吸引モータファン6a,6b、
センサー13a,13b,13c、粉粒体輸送装置8
0、エアー電磁バルブ20a,20b、原料検出レベル
スイッチ33aが備えられている。制御盤39のコント
ロールパネル39fには、電源表示灯、荷受準備ONス
イッチ、出荷完了表示灯、荷受終了スイッチ、センター
アーチ接触警報表示灯、モータサーマルリレー動作表示
灯、警報ブザー、伸縮シュート任意上下動スイッチ、非
常停止スイッチ、リセットスイッチ(図示略)等が取り
付けられている。なお、図12に示す通り、アングル材
35とシングルローダ1との間に、ダムベーターのよう
に、伸縮機構95を介装することも有る。これにより、
シングルローダ1を上下動でき、自動車の車種に応じて
高さを調整できる。
【0042】このようにして、製粉/飼料工場のバラ出
荷セクション36に設置されたダンプトラック用シング
ルローダ1は、制御盤39のコントロールパネル39f
から電源を投入することで、スタンバイ状態となり、R
OM39cが予め記憶しているプログラムに応じて自動
粉粒体バラ出荷処理を実行する。以下、システムブロッ
ク図(図13)及びフローチャート(図14)も用いて
説明する。図15に示した制御盤39の電源を投入する
と、CPU39aが自動粉粒体バラ出荷処理を開始し
て、処理はステップ100に移行する。制御盤39は、
駆動フラップゲート9を開閉する駆動モータ25に開信
号を出力する。これにより、フリーフラップゲート8と
駆動フラップゲート9が左右のフラップのタイミングが
ずれて開き、3〜5秒で全開となり、図15に示した通
り、伸縮ローディングシュート2の外筒2bが下がり、
キャンバスフード33が防塵ビニルシート11の内側に
くる。こうして、駆動モータ25により、駆動フラップ
ゲート9が開き、これに伴いフリーフラップゲート8も
開く、ダンプトラック34のコンテナ34aの上面開口
は、フリーフラップゲート8、駆動フラップゲート9、
防塵フード10、防塵ビニルシート11で遮蔽される。
つまり、シングルローダ1の下部と、コンテナ34aと
で集塵室90が形成される。ダンプトラック34のコン
テナ34a上面の前部投入口と後部投入口とを開く。
【0043】処理がステップ110に移行すると、CP
U39aはトラックセンサ13a,13b,13cの全
てのセンサがONになるまで繰り返し判断して待機す
る。図16に示した通り、ダンプトラック34が出荷セ
クション36に進入してトラック止め40に当たり停止
する。この時、トラックセンサ13a,13b,13c
の全てのセンサがダンプトラック34の進入を感知して
制御盤39に信号を出力する。これによりステップ11
0では全てのセンサがONになったと判定してステップ
120に移行する。NOなら処理を繰り返す。
【0044】処理がステップ120に移行すると、CP
U39aは、吸引用モータファン6aと、吸引用モータ
ファン6bに駆動信号を出力し、集塵ブロック5aのフ
ィルタ4aに負圧を加えて集塵運転を行い、集塵ブロッ
ク5bのフィルタ4bに負圧を加えて集塵運転を行う。
【0045】集塵ブロック5a、5bが集塵運転を開始
した後、処理はステップ130に移行する。CPU39
aは、エアー電磁バルブ20a,20bに駆動信号を出
力する。エアー電磁バルブ20a,20bは外部から供
給されている高圧エアーをパルスジェットエアーにし
て、逆洗用エアージェットノズルパイプ19にパルスエ
アーを供給する。これにより、集塵運転中の集塵ブロッ
ク5a、5bのフィルタ4a、4bは逆洗運転を断続的
に行う。
【0046】引き続き処理がステップ140に移行する
と、工場内に設置されている粉粒体空気輸送装置80に
作動信号を出力する。これにより、図16に示した通
り、給送用パイプライン37から粉粒体が送られてき
て、接続パイプ38を介して伸縮ローディングシュート
2の内部に供給される。伸縮ローディングシュート2の
内部に供給された粉粒体は、キャンバスフード33から
点線矢印の通りダンプトラック34のコンテナ34aの
前部投入口から内部に積載される。図18に示す通り、
集塵室90の内部には負圧が加わり、コンテナ34aか
ら舞い上がった粉粒体をフィルタ部4a,4bが効果的
に集塵し、濾過されたエアーは、吸引モータファン6
a,6bを経てエアーカーテンノズル14から排出す
る。
【0047】粉粒体の積み込みが開始されると、処理は
ステップ150に移行する。CPU39aは、キャンバ
スフード33の原料検出レベルスイッチ33aからの信
号を読み込み、原料検出レベルスイッチ33aがONか
否か判断する。NOなら処理を繰り返す。ダンプトラッ
ク34のコンテナ34aに粉粒体が投下されて嵩が高く
なり、原料検出レベルスイッチ33aがONになったと
判定すると、処理はプ160に移行する。NOなら処理
を繰り返す。YESならコンテナ34aの前部投入口へ
の粉粒体の積載が完了したと判断し、CPU39aは、
粉粒体空気輸送装置80に停止信号を出力して粉粒体の
供給を停止する。
【0048】ステップ160が終了すると、CPU39
aはステップ170に移行してトラックセンサ13bと
トラックセンサ13cがOFFになるまで待機する。Y
ESなら、CPU39aでは、トラックセンサ13bと
トラックセンサ13cの位置からダンプトラック34が
外れてセンサスイッチはOFF信号を出力し、このセン
サ信号を読み込んで、トラックセンサ13b、トラック
センサ13cがOFFになったと判定する。即ち、ダン
プトラック34が前方に移動し、ローディングシュート
2の投入位置をコンテナ34aの後部投入口に変更した
と判断する。
【0049】処理がステップ180に移行すると、CP
U39aは、集塵ブロック5bのフィルタ4bに負圧を
加えて集塵運転を行う吸引用モータファン6bに停止信
号を出力する。引き続きステップ190に移行して、C
PU39aはエアー電磁バルブ20bに停止信号を出力
してフィルタ4bの逆洗運転を停止する。これにより、
ダンプトラック34のコンテナ34aから外れた集塵ブ
ロック5bは集塵運転を停止させる。
【0050】ステップ200に移行すると、CPU39
aは、コンテナ34aの後部投入口から粉粒体を投入す
るために粉粒体空気輸送装置80に駆動信号を出力す
る。これにより、給送用パイプライン37から粉粒体が
送られ、接続パイプ38を介して伸縮ローディングシュ
ート2の内部に粉粒体が供給される。伸縮ローディング
シュート2の内部に供給された粉粒体は、キャンバスフ
ード33からダンプトラック34の後部投入口を経てコ
ンテナ34aの内部に積載される。この時、図18に示
す通り、コンテナ34aで発生した粉粒体の飛散は集塵
ブロック5aのみが集塵運転を続行する。粉粒体の投入
が再開されたら、コンテナ34aへ積載される粉粒体の
嵩を均等にするためにダンプトラック34を前後に動か
してコンテナ34aに積載された粉粒体の嵩を下げるよ
うにする。
【0051】粉粒体の積み込みが再開されると、ステッ
プ210に移行する。CPU39aは、キャンバスフー
ド33の内部に取り付けられている原料検出レベルスイ
ッチ33aからの信号を読み込み、原料検出スイッチが
ONか否か判断する。NOなら処理を繰り返す。ダンプ
トラック34のコンテナ34aに粉粒体が投下されて嵩
が高くなり、原料検出レベルスイッチ33aがONにな
ったと判定すると、ステップ220に移行する。CPU
39aは、粉粒体空気輸送装置80に停止信号を出力し
て粉粒体の供給を停止する。
【0052】ダンプトラック34への粉粒体の積み込み
作業が完了すると、CPU39aは、ステップ230に
移行して、トラックセンサ13a,13b,13cの全
てのセンサがOFFになるまで繰り返し判断して待機す
る。そこで、図19に示した通り、ダンプトラック34
が出荷セクション36から発進する。トラックセンサ1
3a,13b,13cの全てのセンサがOFF信号を出
力する。これにより、CPU34aは、全てのセンサを
OFFと判定する。
【0053】処理がステップ240に移行すると、CP
U39aは吸引用モータファン6aに停止信号を出力し
て集塵ブロック5aの集塵運転を停止する。処理はステ
ップ250に移行して、エアー電磁バルブ20aに停止
信号を出力する。これにより、エアー電磁バルブ20a
は外部から供給されている高圧エアーを遮断して集塵ブ
ロック5aの逆洗運転を停止する。さらに、処理はステ
ップ260に移行し、駆動フラップゲート9を開閉する
駆動モータ25に閉信号を出力し、処理を終える。これ
により、フリーフラップゲート8と駆動フラップゲート
9が左右のフラップのタイミングがずれて閉じ、3〜5
秒で全閉となり、伸縮ローディングシュート2の外筒2
bもリンク機構29の働きで上がり、ローディングブロ
ック3の内部に収まる。フラップゲート8,9の全閉前
残り30°位で吸引用モータファン6a,6bは停止す
る。こうして、自動粉粒体バラ出荷処理は終了する。独
立起動スイッチにより、回転駆動部22は任意に起動、
停止可能である。内部清掃用エアージェットノズルパイ
プ21が回転しながらエアーを吹き出し、集塵ブロック
5a、5b内部の清掃をする。
【0054】このように構成したことにより、本発明の
実施形態は、以下の効果を生じる。 (1)ローディングブロック3、集塵ブロック5a,5
b、ファンブロック7a,7bの主要部分を一つのシス
テムとしてユニットとしたため、輸送が容易になった。
また、工場等への据え付けは各ブロックをそのまま取り
付けるユニット工法を採用したことで工期を大幅に短縮
させることが可能になった。工場で稼動したあとのメン
テナンスや清掃が容易になった。 (2)トラック34のコンテナ34a等の発塵元に集塵ブ
ロック5a,5bを近接させると共に、コンテナ34a
開口全体をフィルタ4a,4bでカバーできるようにし
たため、圧力損失が平均化し、効率の良い集塵が可能に
なった。また、逆洗運転によりフィルタ4a,4bより
払い落とされた粉塵は、トラック34のコンテナ34a
に自然落下で回収されるため、粉粒体の散逸がなく、効
率的なバラ出荷が可能になった。稼動中の粉粒体の地面
への飛散も皆無となった。 (3)シングルローダ1が非稼動時は、フラップゲート
8,9がシングルローダ1の下面開口を覆うため、粉塵
の落下が無く、出荷セクション36の美観を保つことが
できる。 (4)トラック34のコンテナ34a等の発塵元に集塵ブ
ロック5a,5bを近接するように配置したことで、吸
引ダクトが不要になった。これにより吸引ダクトによる
圧力損失がなくなり、経済的で騒音の少ない低馬力の吸
引用モータファンが使用できるようになった。 (5)各ブロックのハウジングの製造方法にアルミ板によ
るパネル組み立て工法を用いたことで、各ブロックの軽
量化を図り、出荷セクション36の据え付け屋根等への
荷重を軽減させることが可能になった。 (6)ローディングブロック3、集塵ブロック5a,5
b、ファンブロック7a,7bが一つ一つの独立したブ
ロックである。従って、それらを様々に組み合わせてコ
ンポーネントにできるので、あらゆる現場に対応可能と
なる。 (7)フラップゲート8,9の開閉に伴って伸縮ローディ
ングシュート2が伸縮するので、伸縮ローディングシュ
ート2専用の独立した駆動機構が不要になる。 (8)バラ出荷作業中は、フラップゲート8,9に取りつ
けた防塵ビニールシート11でトラックの上部周辺を遮
蔽するため、粉塵が外部に漏れること防止することが可
能になった。また防塵ビニールシートを防虫シートにす
ることで、外部からシングルローダ1やコンテナ34a
に害虫が侵入することも防止できる。 (9)ローディングブロック3の開口を開閉するフラップ
ゲート8,9の内、駆動フラップゲート9は伸縮ローデ
ィングシュート2の上下駆動に用いられているが、片方
のフラップゲート8がフリー状態になっているため点検
ドアの役割も兼ね備え常時開閉させることが可能であ
る。 (10)駆動フラップゲート9を開閉駆動するギヤボックス
のシャフトに偏芯したスプロケットを採用して左右のフ
ラップゲートの開閉タイミングを変えたことで、フラッ
プゲートの下端に取りつけた防塵ビニールシート11を
重ねて畳み込めるようになった。 (11)吸引用モータファン6a,6bからのエアをエアー
カーテンノズル14から地面に対してカーテン状に噴出
するようにしたことで、前方からの自然風を遮断して、
積み込み中の粉粒体の飛散を防止できるようになった。
また、エアーダクト18を外周面に設けたことで、必要
に応じてエアーカーテンノズル14を側面に設けて横風
に対処させることも容易である。 (12)伸縮ローディングシュート2の最下部にグレーチン
グロストル32を設けたことで粉粒体に混在した異物の
除去ができるようになった。また、グレーチングロスト
ル32上面近傍にロート状クッション31を設けたこと
で原料の排出速度を落として破砕を軽減させることが可
能になった。 (13)左右のフラップゲート8,9を長くしたり、サイド
カーテンフード(図示略)等の補助フードを取り付ける
ことで、ダンプトラック34上面が全て開口となってい
るトラックにも対応させることが可能である。 (14)集塵ブロック5a,5bの逆洗運転をトラックセン
サ13a,13b,13cからの信号で制御するように
したことで、ダンプトラック34のコンテナ34aから
外れた集塵ブロック5bは自動的に逆洗運転を停止する
ようになった。これにより、粉粒体が地面に落下して飛
散することがなくなった。 (15)シングルローダ1の内部に集塵ブロック5a,5b
を内蔵したことで、ハウジングの内部角面の残留粉粒体
を無くし、ボックス形式の組み立て式ハウジングを可能
にした。これにより、ハウジングの外面からフランジ等
の凸部を排除して外面の清掃が容易な形状にすることが
できた。 (16)ハウジングの材質にアルミ板を用いたことで表面ア
ルマイト加工が可能になった。これにより、防腐食性に
優れて塗装剥離や異物の混入を防止できるようになっ
た。 (17)シングルローダ1全体を上下に位置調整することに
より、あらゆる高さのトラックに対応可能になった。
【0055】第1実施形態では、粉粒体のバラ出荷をダ
ンプトラック34に積載する場合について説明したが、
積載量の大きいダンプセミトレーラでバラ出荷を行う出
荷セクション136に適用した場合の第2実施形態につ
いて説明する。この実施形態のダンプセミトレーラ用ト
リプルローダ101は、図20、図21に示した通り、
トリプルローダ101は、それぞれアルミ板を組み合わ
せて箱型に構成した、ローディングブロック103、集
塵ブロック105、ファンブロック107が一列に配列
されたものである。ローディングブロック103は、粉
粒体をダンプセミトレーラにバラ出荷するための伸縮ロ
ーディングシュート102を備えたものである。集塵ブ
ロック105は集塵用のフィルタ104を横方向に多数
配設したものである。ファンブロック107は集塵機用
の吸引用モータファン106を収めたものである。そし
て、トリプルローダ101は、ローディングブロック1
03と集塵ブロック105とを互い違いに7ブロック並
べ、さらにその外側の両側にファンブロック107が備
えられている。ローディングブロック103の下部に
は、その下面開口を開閉するフリーフラップゲート10
8が設けられている。集塵ブロック105の下部には、
その下面開口をモータで開閉駆動する駆動フラップゲー
ト109が設けられている。さらに、それらフラップゲ
ート108,109の下端に防塵ビニールシート111
が取りつけられている。さらに、図20中左側面には吸
引用モータファン106が吸引したエアーをトリプルロ
ーダ101の外部に排出するエアーカーテンノズル11
4が回動可能に取りつけられている。
【0056】トリプルローダ101は上面から見ると、
図21に示した通り、工場の出荷セクション136に本
体を取りつけるための取り付けアングル115と、集塵
ブロック105の両側に開閉可能に設けた点検ドア11
6と、点検ドア116に設けられ、集塵機室の内圧と大
気圧の差圧を検出する差圧計117と、集塵ブロック1
05からファンブロック107を介してエアーカーテン
ノズル114へ吸引エアーを導くエアーダクト118
と、逆洗用エアージェットノズルパイプ119と、逆洗
用エアージェットノズルパイプ119に高圧エアーを供
給するエアー電磁バルブ120とが設けられている。詳
細な構造は第1実施形態の説明を準用する。
【0057】第2実施形態のダンプセミトレーラ用トリ
プルローダ101を製粉/飼料工場の一階バラ出荷セク
ション136に設置する施工方法について、図22を参
照して説明する。一般的にダンプセミトレーラー134
を輸送に用いる大規模な工場の場合、図22に示した通
り、工場の建物159の一階が出荷セクション136に
なっている。出荷セクション136のスラブ160の天
井部にトリプルローダ101を直接取りつける。さら
に、工場内に配管されている3本の粉粒体の給送用パイ
プライン137を、接続パイプ138を介して三ヵ所に
ある伸縮ローディングシュート102に接続する。最後
に、電源を接続すると共に工場内の壁などに制御盤13
9を取りつける。トラック止め140が地面に設置され
る。第2実施形態の作用効果は第1実施形態を準用す
る。
【0058】また、特に天井の低い製粉/飼料工場から
ダンプセミトレーラ234にバラ出荷する場合の第3実
施形態のシングルローダ201について説明する。図2
4に示す通り、ダンプセミトレーラ234のコンテナ2
34aの高さと出荷セクション236の天井の間隔が極
めて狭いような工場の場合は、図23に示した通り、シ
ングルローダ201は、左から、吸引用モータファン2
06、集塵ブロック205を2個、ローディングブロッ
ク3を順次連結した一体化したものである。ローディン
グブロック203は、粉粒体をダンプセミトレーラ23
4にバラ出荷するための伸縮ローディングシュート20
2を備えたものである。集塵ブロック205は集塵用の
フィルタ204を横方向に多数配設したものである。フ
ァンブロック207は集塵機用の吸引用モータファン2
06を収めたものである。シングルローダ201の下部
は、ローディングブロック203の下面の開口を開閉す
るフリーフラップゲート208と、集塵ブロック205
の下面開口をモータで開閉駆動される駆動フラップゲー
ト209を備え、それらフラップゲート208,209
の下端に防塵ビニールシート211が取りつけられてい
る。さらに、図中右側面には吸引用モータファン206
が吸引したエアーをシングルローダ201の外部に排出
するエアーカーテンノズル214が回動可能に取りつけ
られている。傾斜部275は、シングルローダ201を
出荷セクション236の天井に取り付け可能なように、
傾斜面を備えて形成してある。
【0059】第3実施形態のダンプセミトレーラ用シン
グルローダ201を製粉/飼料工場の一階バラ出荷セク
ション236に設置する施工方法について図24に基づ
き説明する。出荷セクション236の天井が低くスラブ
270の先端部にある庇279が垂れ下がっているよう
な場合、シングルローダ201の傾斜部分275を出荷
セクション236の庇279の内部に直接取りつける。
スラブ270部分には、取り付けアングル235を介し
てシングルローダ201を固定する。工場内に配管され
ている粉粒体の給送用パイプライン237を伸縮ローデ
ィングシュート202に接続する。最後に、電源を接続
すると共に工場内の壁などに制御盤239を取りつけ
る。地面にダンプセミトレーラ234のトラック止め2
40がある。第3実施形態の作用効果は、第1実施形態
を準用する。
【0060】図25及び図26に本実施形態の第4変更
形態であるシングルローダ301を示す。このシングル
ローダ301は、ローディングブロック3を図示のロー
ディングブロック303に置換したものである。即ち、
ローディングブロック303は、収容室378内の上部
にモータ325を備え、ローディング室379内の上部
にモータ325と接続し内筒302aを貫通するシャフ
ト324が横架されて、その両端をベアリング326が
軸支している。シャフト324にプーリ327が回転可
能に取り付けられ、プーリ327にワイヤ328が巻き
付いている。ワイヤ328の下端部はキャンバスフード
333にフック329で固定される。なお、ロート状ク
ッション31、グレーチングロストル32、フラップゲ
ート8,9は無いが、取り付けても良い。制御盤39か
らのコマンド信号により、モータ325が正逆転するこ
とで、ワイヤ328で外筒302bが図26(a),
(b)に示す通り、上下に移動する。なお、図示の他の
構成部品は、前述実施形態の部品番号を300番台とし
て図示し、説明は援用する。
【0061】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、
当業者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲
で、本発明の構成を改良、変更、追加等、様々に実施す
ることができることは当然のことである。例えば、フラ
ップゲート8,9の翼長、全長、幅、厚み等のサイズや
形状を変えたり、それらの外側に、サイドカーテンフー
ド等の補助フードを設けることで、トラックのコンテナ
上面が全部開口しているタイプなど、様々な自動車に適
用できる。
【0062】
【発明の効果】請求項1ないし18記載の発明によれ
ば、ダンプトラックやダンプセミトレーラ等に粉粒体を
積み込む際に、粉粒体の飛散がないクリーンな作業環境
を実現できる。集塵の際の圧力のバラツキを防ぎ、効率
の良い集塵を可能とすることである。ダクト配管の圧力
損失、ダクト配管内のコンタミネーションを防止でき
る。集塵機に吸引動力の少ない送風機を採用できる。集
塵機の騒音を防止できる。簡単に組み立てて設置でき、
据付工期を短縮できる。粉粒体のバラ出荷に使用するダ
ンプトラックやトレーラー等のコンテナサイズに合わせ
て容易に設計変更でき、どのような形状の出荷セクショ
ンでも設置可能できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の粉粒体積込装置について説明した一
部破断正面図である。
【図2】従来技術の粉粒体積込装置について説明した側
面図である。
【図3】本発明の粉粒体積込装置装置を適用した第1実
施形態のダンプトラック用シングルローダの内部構造及
び外観をあらわした一部破断正面図である。
【図4】同シングルローダの内部構造及び外観をあらわ
した一部破断平面図である。
【図5】同シングルローダの内部構造及び外観をあらわ
した底面図である。
【図6】同シングルローダの部分拡大底面図である。
【図7】シングルローダの図3のC−C断面を表した断
面側面図である。
【図8】(a)はシングルローダの内部構造及び外観を
表した左側面図、(b)はシングルローダの内部構造及
び外観を表した右側面図である。
【図9】シングルローダの図3のB−B断面を表した断
面側面図である。
【図10】(a),(b)は、シングルローダの伸縮ロ
ーディングシュートの作動説明図である。
【図11】同シングルローダを製粉・肥料工場のバラ出
荷セクションに設置した施工図である。
【図12】同シングルローダに伸縮機構を取り付けた変
更実施形態を製粉・肥料工場のバラ出荷セクションに設
置した施工図である。
【図13】同シングルローダの制御盤のシステムブロッ
ク図である。
【図14】同シングルローダの制御盤による自動粉粒体
バラ出荷処理のフローチャートである。
【図15】同シングルローダのフラップゲートが開いた
状態の作用説明図である。
【図16】同シングルローダの積込動作を示す作用説明
図である。
【図17】同シングルローダの積込動作を示す作用説明
図である。
【図18】同シングルローダの積込動作の後工程を示す
作用説明図である。
【図19】同シングルローダの積み込み終了を示す作用
説明図である。
【図20】本発明の粉粒体積込装置を適用した第2実施
形態のダンプセミトレーラ用トリプルローダの内部構造
及び外観をあらわした一部破断正面図である。
【図21】同トリプルローダの上面パネルを取り外して
内部が見えるようにした平面図である。
【図22】同トリプルローダを製粉/飼料工場の一階バ
ラ出荷セクションに設置した施工図である。
【図23】本発明の粉粒体積込装置を適用した第3実施
形態のダンプセミトレーラ用シングルローダの内部構造
及び外観をあらわした正面図である。
【図24】同シングルローダを製粉・飼料工場の一階バ
ラ出荷セクションに設置する施工図である。
【図25】本発明の粉粒体積込装置を適用した第4実施
形態のシングルローダの内部構造を表した断面側面図で
ある。
【図26】(a),(b)は、シングルローダの伸縮ロ
ーディングシュートの作動説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 伸縮ローディングシュート 2a 内筒 2b 外筒 2c ピン 3 ローディングブロック 4a,4b 集塵用のフィルタ 5a,5b 集塵ブロック 6a,6b 吸引用モータファン 7a,7b ファンブロック 8 フリーフラップゲート 9 駆動フラップゲート 10 防塵フード 11 防塵ビニールシート 12 シャフトフード 13a,13b,13c トラックセンサ 14 エアーカーテンノズル 15 取り付けアングル 16 点検ドア 17 差圧計 18 エアーダクト 19 逆洗用エアージェットノズルパイプ 20a,20b エアー電磁バルブ 21 内部清掃用エアージェットノズルパイプ 22 回転駆動部 23 開口 24 シャフト 24a スプロケット 24b チェーン 25 駆動モータ 25a ギヤボックス 25b スプロケット 26 開口 27 シャフト 28 リターンスプリング 29 リンク機構 30 粉粒体投入口 31 ロート状クッション 32 グレーチングロストル 33 キャンバスフード 33a 原料検出レベルスイッチ 34 ダンプトラック 34a コンテナ 35 アングル材 36 出荷セクション 37 給送用パイプライン 38 接続パイプ 39 制御盤
フロントページの続き (72)発明者 蜷川 年明 愛知県半田市中午町178番地 ツカサ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3F011 AA00 BA02 BB08 BC08 3F076 AA08 CA02 DB18 EB02 GA02 3F078 AA08 BA02 BB17 CA06 DA02 DA12 4D058 JA04 KA08 KB05 MA15 MA51 SA20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能な筒状のローディングシュート
    を備えたローダ部と、 前記ローダ部に隣接して配置され、粉粒体を吸着するフ
    ィルタを備えたフィルタ部と、 前記フィルタ部からエアを吸入し、前記エアを外部に排
    出するエア吸引部と、 下面に開口を備え、前記ローダ部、フィルタ部、エア吸
    引部を覆うハウジングと、 前記ハウジングの下面に、前記開口を囲うように設けら
    れたカバー部と、 を備えたことを特徴とする粉粒体積込装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部は、前記開口のほとんど
    の部分に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の
    粉粒体積込装置。
  3. 【請求項3】 前記ローダ部、フィルタ部及びエア吸引
    部は、ブロックとされ、各ブロックを配列させ1つのユ
    ニットとしてなることを特徴とする請求項1に記載の粉
    粒体積込装置。
  4. 【請求項4】 前記ローダ部及び前記フィルタ部に排気
    通路を設け、前記フィルタ部からエアを前記エア吸引部
    に導くことを特徴とする請求項3に記載の粉粒体積込装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ローダ部、フィルタ部、及びエア吸
    引部は、軽金属からなるハウジングを備えたことを特徴
    とする請求項3に記載の粉粒体積込装置。
  6. 【請求項6】 粉粒体出荷セクションに着脱自在に固定
    される取付部を前記ユニットに備えたことを特徴とする
    請求項3に記載の粉粒体積込装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ部は、逆洗装置を備えたバ
    ッグフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の
    粉粒体積込装置。
  8. 【請求項8】 前記バッグフィルタは縦方向又は横方向
    に配置され、前記フラップゲートが開くと、前記バッグ
    フィルタの濾布が露出することを特徴とする請求項7に
    記載の粉粒体積込装置。
  9. 【請求項9】 前記バッグフィルタを複数個備え、各フ
    ィルター部にトラック等の輸送手段を検知するセンサを
    備え、前記センサの感知に応答して、各フィルター部の
    逆洗動作を独立に制御する制御装置を備えたことを特徴
    とする請求項7に記載の粉粒体積込装置。
  10. 【請求項10】 前記カバー部が開閉駆動可能なフラッ
    プゲートを備え、前記フラップゲートの下部に防虫シー
    トを設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積
    込装置。
  11. 【請求項11】 前記カバー部が開閉駆動可能なフラッ
    プゲートを備え、前記フィルタ部に設けた駆動フラップ
    ゲートはアクチュエータにより駆動可能であり、前記ロ
    ーダ部に設けたフリーフラップゲートは、手動可能とな
    っており、前記フリーフラップゲートは前記駆動フラッ
    プゲートの上に部分的に重なり合っており、これによ
    り、前記駆動フラップゲートの駆動に従ってフリーフラ
    ップゲートが随動されることを特徴とする請求項1に記
    載の粉粒体積込装置。
  12. 【請求項12】 粉粒体出荷セクションに配置され、輸
    送手段を検知して、検知信号を発生する検知センサと、 前記検知信号に応答して、前記カバー部のフラップゲー
    トを開閉する開閉制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込
    装置。
  13. 【請求項13】前記カバー部が開閉駆動可能なフラップ
    ゲートを備え、前記フラップゲートは、偏心スプロケッ
    ト機構を備え、左右のフラップゲートの開閉タイミング
    を変えていることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体
    積込装置。
  14. 【請求項14】前記カバー部が開閉駆動可能なフラップ
    ゲートを備え、前記フラップゲートは、リンク機構によ
    り前記ローディングシュートと連結され、前記フラップ
    ゲートの開閉に伴い前記ローディングシュートが伸縮さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込装
    置。
  15. 【請求項15】 前記ローディングシュートの下部にロ
    ストルを設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒
    体積込装置。
  16. 【請求項16】 前記ローディングシュートの下部に漏
    斗状クッションを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の粉粒体積込装置。
  17. 【請求項17】 前記ローディングシュートの下限は、
    輸送手段のコンテナ上部より上に位置するように設定さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込
    装置。
  18. 【請求項18】 前記ローディングシュートに備えら
    れ、輸送手段のコンテナの内部に粉粒体が満たされる
    と、満タン信号を発生する粉粒体レベル検出スイッチ部
    と、 前記満タン信号に応答して、前記ローディングシュート
    を引き上げる制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体積込
    装置。
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