JP2000126582A - 機能水供給装置 - Google Patents

機能水供給装置

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JP2000126582A
JP2000126582A JP10305383A JP30538398A JP2000126582A JP 2000126582 A JP2000126582 A JP 2000126582A JP 10305383 A JP10305383 A JP 10305383A JP 30538398 A JP30538398 A JP 30538398A JP 2000126582 A JP2000126582 A JP 2000126582A
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functional water
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water supply
functional
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JP10305383A
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Masaru Takashima
優 高島
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YUUKI SHOKAI KK
Original Assignee
YUUKI SHOKAI KK
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】弱酸性機能水生成用粉末剤等の薬剤のように溶
媒(水)に溶かして所定濃度の溶液にして使用する機能
水(機能溶液)の使い勝手を向上する。 【解決手段】濃度の高い機能水をためる貯溜部2を設
け、該貯溜部2に、内部の濃縮機能水を所定量ずつ供給
する定量供給手段21を有した濃縮機能水供給ライン1
9を設け、該濃縮機能水供給ライン19の先端を、上記
濃縮機能水を所定倍に希釈する給水ライン20に接続
し、蛇口26から出るときには所定濃度になるようにし
た機能水供給装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の作用を有
する溶液、例えば殺菌作用を有する弱酸性機能水等を使
い勝手よく供給できるようにするような機能水供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述例の弱酸性機能水は、殺菌力が優れ
ているので医療関係をはじめとするあらゆる分野で利用
が期待されている。
【0003】このような弱酸性機能水を得るには、電解
水生成機を用いる方法があるが、装置が高価であるので
イニシャルコストがかかり、なかなか採用しにくかっ
た。そこで、特開平10−81610号に開示されてい
るような殺菌消毒剤が開発された。これは、粉粒体状の
薬剤を水に溶解するだけで弱酸性機能水が得られるので
ある。しかも、食材の洗浄に用いても害がなく、そのま
ま流しても環境を害することがない。つまり、電解水生
成機を用いる場合と異なりイニシャルコストが不要であ
るので導入しやすい上、野菜や食器の洗浄消毒にも用い
ることができ、小さな店や一般家庭等でも導入を促すこ
とができる。
【0004】このようにこれまでにはない利点を有する
が、しかし、薬剤を溶解する作業が面倒であり、実際の
使用に当っても勝手が悪いという難点がある。すなわ
ち、溶解は所定量の水に2種類の薬剤を所定量ずつ入
れ、水が薬剤に染み込むまで数分間放置し、その後攪拌
するのである。このため、床の洗浄など、大量の弱酸性
機能水を必要とする場合には、その都度、大きな容器に
作らなければならず、また使用に際しては弱酸性機能水
を入れた容器を傾けたり別の器物ですくったりしなけれ
ばならない。
【0005】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、上述例のような利用が促進されるべき弱酸性機能水
等の溶液を使い勝手よく供給できるようにすることを主
たる課題とする。
【0006】そのための手段は、濃度の高い機能水をた
める貯溜部を設け、該貯溜部に、内部の濃縮機能水を所
定量ずつ供給する定量供給手段を有した濃縮機能水供給
ラインを設け、該濃縮機能水供給ラインの先端を、上記
濃縮機能水を所定倍に希釈する給水ラインに接続した機
能水供給装置であることを特徴とする。
【0007】なお、前記給水ラインに、水流を検出する
フロースイッチを設けるとともに、該フロースイッチの
検出に基づいて前記定量供給手段を駆動制御するとよ
い。
【0008】また、前記貯溜部に、濃縮機能水を生成す
る濃縮機能水生成手段を付設するもよい。このとき、前
記濃縮機能水生成手段は、溶媒としての水をためる貯溜
部と、該貯溜部内の液体を循環させる循環路と、該循環
路上に上手側から順に設けた、粉粒体からなる薬剤を供
給する薬剤供給部、および液体は通すが粉粒体を通さな
い細かい目を有したろ過部とを有する溶解装置で構成す
るとよい。
【0009】さらに、前記濃縮機能水に、殺菌作用を有
する濃縮した酸性機能水を用いる機能水供給装置である
ことを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】すなわち、上述の構成によれば、濃縮
機能水(高濃度機能溶液)をあらかじめ作るなどして貯
溜部にためておき、定量供給手段を駆動して所定量ずつ
の濃縮機能水を濃縮機能水供給ラインから給水ラインに
供給する。すると、濃縮機能水は給水ラインを流れる水
により希釈され、給水ラインから供給されるときには所
定濃度の機能水(機能溶液)になる。
【0011】このように、機能水をその都度作らずと
も、必要なときに必要な量だけ簡単に得ることができ、
使い勝手が良い。このため、野菜や食器、医療器具の洗
浄等、比較的多くの量を必要とする洗浄のほか、例えば
トイレでの手洗いに用いるなどすることもでき、用途が
一そう広がる。
【0012】また、貯溜部には濃縮機能水をためている
ので、その濃度を高めれば高めるほど貯溜部の容量を小
さくでき、装置の小型化を図ることができるとともに、
大量の機能水の需要にも対応できる。
【0013】請求項2のように構成すると、給水ライン
から給水を行なえば、フロースイッチがそれを検出して
定量供給手段を駆動し、所定量ずつの濃縮機能水を供給
するので、機能水を得る操作は至って簡単である。
【0014】請求項3、4のように貯溜部に濃縮機能水
を生成する濃縮機能水生成手段を付設すると、濃縮機能
水を作ってから利用するまでの操作が簡単であり、さら
にいっそう便利さが増す。また、濃縮機能水生成手段を
請求項4のように構成すると、水を循環させ、その循環
する水に薬剤を供給するだけで濃縮機能水が得られるの
で、構成も操作も簡素であり、コストを低く抑えること
もできる。
【0015】請求項5のように濃縮機能水に酸性機能水
を用いると、野菜や食器を始めとするあらゆるものの洗
浄に利用できるとともに、前述のような手洗いに用いる
こともでき、利用を促進できる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は、機能水供給装置1(以下、装置とい
う)の構成図であり、この装置は、溶解処理部1aと機
能水供給処理部1bとからなる。前者の溶解処理部1a
は、濃縮機能水生成手段、つまり粉粒体からなる薬剤を
溶解して濃度の高い機能水、すなわち濃縮機能水(高濃
度機能溶液)を得る部分であり、後者の機能水供給処理
部1bは、上記濃縮機能水を用いて所定濃度の機能水
(機能溶液)を得る部分であって、これらを有機的に結
合している。なお、この一実施例では、上記薬剤に、一
例として弱酸性機能水生成用粉末剤(以下、薬剤A,B
という)を用い、殺菌消毒に有効な弱酸性機能水を得る
例を示す。上記薬剤A,Bは高度サラシ粉等からなる殺
菌剤、およびコハク酸等からなるPH調整剤製剤の2種
類からなる。
【0017】溶解処理部1aは、溶媒としての水Cをた
める貯溜部2と、該貯溜部2内の水を汲み出すための第
1ポンプ3と、汲み出した水を貯溜部2内へ戻す循環路
4とを有し、該循環路4上には、流れる水に薬剤A,B
を供給する薬剤供給部5と、液体は通すが未溶解の粉粒
体からなる薬剤A,Bは通さないろ過部6とを上手側か
ら順に配設して構成している。
【0018】上記貯溜部2は、所定量の水Cを入れる部
位であるとともに、高濃度溶液(濃縮弱酸性機能水D)
がたまる部位である。高濃度溶液(濃縮弱酸性機の薄い
D)を得るのに、水Cと薬剤A,Bは所定量の割合で混
ぜる必要があるので、貯溜部2には適正な量の水Cが入
るようにしている。つまり、所定量の水Cの上限位置に
第1液面検出センサ7aを設けている。また、貯溜部2
の下部には、貯溜部2内の濃縮弱酸性機能水Dがないこ
とを検出できるように第2液面検出センサ7bを設けて
いる。
【0019】上記薬剤供給部5は、水の入口5aと出口
5bを設けた栓体5c付きの容器からなり、薬剤に触れ
ることなく所定量の薬剤を容器に投入できるようにすべ
く、計量投入器8を備えている。すなわちこの計量投入
器8は、例えば図2に示したように上部にホッパー8a
を、下部には計量部8bを有した構造に形成するとよ
い。薬剤A,Bは2種類あるのでホッパー8aは2つに
仕切るとともに、投入する薬剤A,Bの量も異なるの
で、計量部位の大きさも違えている(図3参照)。
【0020】計量部8bは、本体部9内にスライダ10
を保持した構成で、本体部9の上部にはホッパー8aに
連通する連通路11a,11bを2つ形成している。ま
たスライダ10は、上記連通路11a,11b直下の計
量器部10aと、これより下に隙間を隔てて平行に並ぶ
開閉板部10bとを有している。前者の計量器部10a
には、上記連通路11a,11bと連通して所定量の薬
剤A,Bを入れる2つの計量孔12a,12bを縦に貫
通して形成し、また開閉板部10bの計量孔12a,1
2b対応部位には、一つの排出口13を形成している。
薬剤A,Bの量は、計量孔12a,12bの径と長さで
設定する。また、上記計量器部10aと開閉板部10b
との間に位置する本体9の一部は、遮断部9aで、上記
計量器部10aの計量孔12a,12bと同径の連通孔
14a,14bを縦に貫通形成している(図4参照)。
【0021】すなわち、図5に示したスライダ10収納
状態では、計量孔12a,12bにまで薬剤A,Bが入
っているが、本体部9の遮断部9aで遮断されているの
で、排出されない。しかしスライダ10を手前に引く
と、図6に示したように計量孔12a,12bが、本体
9の遮断部9aに形成した上記連通孔14a,14bと
重なり、開閉板部10bの排出口13を介して薬剤A,
Bは排出される。本体部9の上部手前側に形成したの
は、スライダ10を引く位置を規制するストッパ15で
あり、また、スライダ10の下面に設けたのは、前記薬
剤供給部5の栓体5cである。この栓体5cの側には、
図7に示したように装着確認スイッチ16を設けて、薬
剤供給部5の着脱の有無を検出するようにするとよい。
すなわち薬剤供給部5に薬剤を投入しても栓体5cを付
けていないときには第1ポンプ3を駆動できないように
して安全性を高めることができる。
【0022】前記ろ過部6は、図8に示したように、水
の入口6aと出口6bを有したケース17内にフィルタ
18を備えた構成である。ケース17とフィルタ18と
の間には粉粒体A,Bが浮遊可能な空間を設けるほうが
よい。
【0023】前記機能水供給処理部1bは、前記貯溜部
2に、内部の濃縮弱酸性機能水Dを排出する濃縮機能水
供給ライン19を接続し、該濃縮機能水供給ライン19
の先端を、濃縮弱酸性機能水Dを所定倍に希釈する溶媒
としての水を供給する給水ライン20に接続して構成し
ている。
【0024】上記濃縮機能水供給ライン19には、濃縮
弱酸性機能水Dを所定量ずつ供給できるように定量供給
する定量供給手段としての第2ポンプ21を設けてい
る。図中22は逆止弁である。
【0025】上記給水ライン20には、上手側から、減
圧弁23とフィルタ24を設けるとともに、その先を分
岐させ、注水ライン20aと合流ライン20bを形成し
ている。
【0026】注水ライン20aは、水を上記貯溜部2に
導くもので、通電すると開く第1電磁弁25を設けてい
る。つまり通電することにより、第1電磁弁25は開
き、通電が遮断されるまで貯溜部2への注水が行なわれ
る。
【0027】上記合流ライン20bは、水を給水ライン
20の先端部にある蛇口26にまで導くもので、通電す
ると閉じる第2電磁弁27を設けている。つまり通電し
ていない状態で蛇口26を開くと水は蛇口26から出る
が、通電している状態では蛇口26を開けても水は出な
い。また、合流ライン20bにおける第2電磁弁27よ
り下手側には、水を定量供給するための定量弁28、次
いで水流を検出するフロースイッチ29、逆止弁30を
順に設けている。そして、逆止弁29より下手側であっ
て上記蛇口26より上手側に、上記濃縮機能水供給ライ
ン19を接続して、合流させている。なお、蛇口26は
複数備え、機能水を離れた複数の場所に分配できるよう
にするもよい。
【0028】上記構成において、例えば、濃縮弱酸性機
能水Dに20倍濃縮のものを用いる場合には、濃縮弱酸
性機能水1に対して20の水が出るように、第2ポンプ
21や定量弁28等の構成要素を適宜設定しておく。
【0029】図9は、装置1の制御回路ブロック図であ
り、スタートスイッチ31は、溶解処理を開始するため
のスイッチで、タイマ32は、第1ポンプ3の駆動時間
を計時する。制御回路33は、シーケンス制御で構成し
ているが、CPU、およびプログラムを格納したRO
M、動作に必要なデータを記憶するRAMを内蔵して構
成することもできる。第1表示ランプ34は、後述する
所定条件の時に点灯し、弱酸性機能水の供給が可能であ
ることを表示する。第2表示ランプ35は、弱酸性機能
水の供給が不可能であることを、点灯することにより表
示する。ブザー36は、貯溜部2が空になったこと等を
音により知らせる。
【0030】以下、溶解処理動作および機能水供給処理
動作をそれぞれ図10、図11を用いて説明する。
【0031】まず溶解処理動作について説明すると、第
1ステップn1で、貯溜部2が空である初期状態では、
第2電磁弁26がONになって、つまり給水ライン20
の合流ライン20bを閉じているので、蛇口26を開け
ても水が出ないように制御している。これは、弱酸性機
能水でないものが弱酸性機能水として出ることを阻止す
る一種の安全装置である。また、第1表示ランプ34は
OFF(消灯)、第2表示ランプ35はON(点灯)
で、弱酸性機能水の供給が不可能であることを表示す
る。
【0032】次に第2ステップn2で、薬剤供給部5を
操作して薬剤A,Bを投入し、続いて第3ステップn3
でスタートスイッチ31をONする。すると、第4ステ
ップn4で、制御回路33は装着確認スイッチ16がO
N状態であるか、つまり薬剤供給部5に栓体5cがして
あるか否かを確認する。確認されれば次の第5ステップ
n5に移行する。これも安全装置の一つである。なお、
確認されない場合にそれを音声等で知らせる手段を設け
るもよい。
【0033】第5ステップn5で、第1電磁弁25がO
Nされると、給水ライン20とその注水ライン20aを
通って水が貯溜部2に注入される。第6ステップn6で
第1液面検出スイッチ7aがONされると、すなわち水
が所定量注入されると、制御回路33は次の第7ステッ
プn7で、第1電磁弁25をOFFして注水を停止する
とともに、第1ポンプ3をONして貯溜部2内の水を循
環路4に、すなわち薬剤供給部5およびろ過部6を介し
て貯溜部2に戻るように循環させる。また、タイマ32
を駆動して第1ポンプ3の駆動時間を計時する。
【0034】上記第1ポンプ3の駆動により、貯溜部2
から汲み出された水Cは、循環路4を通って、薬剤供給
部5に入り、薬剤A,Bとともに出る。そしてろ過部6
に到達する。ろ過部6では水に溶けた薬剤A,Bのみ通
過し、溶けないものはフィルタ18に遮られ、ケース1
7とフィルタ18との間の空間で浮遊したりしながら流
れる水に晒される。この晒されている時に薬剤A,Bは
徐々に溶かされ、順次ろ過部6を通過して行く。ろ過部
6を出た溶液は、循環路4を通って貯溜部2に戻る。貯
溜部2からは水や溶液が第1ポンプ3により汲み出さ
れ、ろ過部6を通って循環しているので、初めは薄い溶
液でも全部の薬剤A,Bが溶けるときには所定の高濃度
になり、濃縮弱酸性機能水Dが出来上がる。
【0035】次の第8ステップn8で、タイマが所定時
間を計時すると、準備完了状態になる。すなわち、第2
電磁弁27がOFFになって、蛇口26を開けるだけで
給水ライン20を通して水がでるようになるとともに、
第2表示ランプ35はOFF(消灯)し、第1表示ラン
プ36がON(点灯)する(第9ステップn9)。
【0036】次に機能水供給処理動作について説明する
と、準備完了状態たる第9ステップn9の状態におい
て、蛇口26があけられ給水ライン20を通って水が流
れると、フロースイッチ29がその水流を検出する。第
10ステップn10で、フロースイッチ29がONされ
ると制御回路33は第11ステップn11で第2ポンプ
21を駆動し、流れる水に対して濃縮弱酸性機能水Dを
所定量ずつ、濃縮機能水供給ライン19を通して供給す
る。すると濃縮弱酸性機能水Dは、給水ライン20の合
流ライン20bを流れる水により希釈され、蛇口26か
ら供給されるときには所定濃度の弱酸性機能水(機能溶
液)となる。
【0037】そして、蛇口26が閉められ、第12ステ
ップn12でフロースイッチ29がOFFされたなら
ば、制御回路33は第2ポンプ21をOFFして、濃縮
弱酸性機能水Dの供給を止める(第13ステップn1
3)。また、上記第12ステップn12でフロースイッ
チ29がOFFされないうちは、第2液面検出スイッチ
7bがOFFされるまで弱酸性機能水を供給できる(第
14ステップn14)。
【0038】しかし、第14ステップn14で第2液面
検出スイッチ7bがOFFされると、すなわち貯溜部2
が空になると、制御回路33は第15ステップn15で
ブサー36をONして第2ポンプ21をOFFするとと
もに、第2電磁弁27をONして前述の場合と同様に安
全を確保する。そして、第1ステップn1と同じ状態に
なる。
【0039】以上のように、まず溶解処理をして濃縮弱
酸性機能水Dを作って貯溜部2にためておけば、蛇口2
6を開けるだけで所定濃度の弱酸性機能水が得られる。
【0040】したがって、弱酸性機能水をその都度作ら
ずとも、必要なときに必要な量だけ簡単に得ることがで
き、使い勝手が良い。このため、野菜や食器、医療器具
の洗浄等、比較的多くの量を必要とする洗浄のほか、例
えばトイレでの手洗いに用いるなどすることもでき、用
途が一そう広がる。
【0041】また、貯溜部2には濃縮弱酸性機能水をた
めているので、その濃度を高めれば高めるほど貯溜部2
の容量を小さくでき、装置1の小型化を図ることができ
る。例えば、流しの下に収納しておくことも、比較的狭
いトイレに備えることも、容易にできる。また同時に、
床洗い等のように大量の弱酸性機能水を必要とする場合
でも、大容量の容器に薬剤を溶かす作業など不要で、容
易に対応できる。
【0042】しかも、貯溜部2に濃縮弱酸性機能水Dを
生成する濃縮機能水生成手段を付設しているので、濃縮
弱酸性機能水Dを作ってから利用するまでの操作が簡単
であり、さらにいっそう便利さが増す。その上、貯溜部
2を溶解処理部1aと機能水供給処理部1bとで共用
し、機能水供給処理部1bの給水ライン20の一部、注
水ライン20aをその貯溜部2に導いて、溶媒としての
水を貯溜部2に供給できるようにしているので、装置の
構造を簡素化でき、コンパクト化に貢献する。
【0043】また、濃縮機能水生成手段では、水を循環
させ、その循環する水に薬剤A,Bを供給するだけで濃
縮弱酸性機能水が得られるように構成しているので、構
造も操作も簡素であり、コストを低く抑えることもでき
る。その上、攪拌する場合に比して泡立ったりしないた
め、溶液の種類や用途にかかわらず使用しやすい。
【0044】さらにまた、弱酸性機能水を作る薬剤A,
Bには、前述のようにサラシ粉のように塩素ガスが出る
ものを使用するが、閉鎖した系で溶解をすることができ
るので、また計量投入器8を設けて薬剤A,Bには触れ
ずに済むようにしているので、取扱いに注意を要する薬
剤であっても安全に溶解でき利用し易い。このため、弱
酸性機能水生成用粉末剤のように使用を求められる優れ
た薬剤を眠らさずに済み、利用を促進できる。また、上
述のように計量投入器8を設けているので、購入した薬
剤はすぐにホッパーに入れておけばよく、特に保存に注
意を要しないですむようにできる。
【0045】図12は、他の例に係る装置1の構成図で
ある。この装置1では、定量供給手段にチューブポンプ
37を用いて、先の例での逆止弁22を不要にするとと
もに、コストの低減を図っている。また、給水ライン2
0の注水ライン20aと合流ライン20bにはダブルチ
ューブポンプ38を設けて、先の実施例における逆止弁
30、定量弁28、第1電磁弁25、第2電磁弁27を
不要にして、構成の簡素化を図るとともにコストの低減
を図っている。なお、他の構成要素は先の実施例と同一
の機能を有するため、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 機能水供給装置の構成図。
【図2】 計量投入器の斜視図。
【図3】 計量投入器の断面図。
【図4】 計量投入器の断面図。
【図5】 計量投入器の作用状態の断面図。
【図6】 計量投入器の作用状態の断面図。
【図7】 薬剤供給部の一部の側面図。
【図8】 ろ過部およびその作用状態を示す説明図。
【図9】 制御回路ブロック図。
【図10】 溶解処理動作のフローチャート。
【図11】 機能水供給処理動作のフローチャート。
【図12】 他の例に係る機能水供給装置の構成図。
【符号の説明】
1…機能水供給装置 1a…溶解処理部 1b…機能水供給処理部 2…貯溜部 4…循環路 5…薬剤供給部 6…ろ過部 19…濃縮機能水供給ライン 20…給水ライン 21…第2ポンプ(定量供給手段) 29…フロースイッチ 37…チューブポンプ A,B…弱酸性機能水生成用粉末剤 C…水 D…濃縮弱酸性機能水
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月27日(1998.10.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濃度の高い機能水をためる貯溜部を設け、
    該貯溜部に、内部の濃縮機能水を所定量ずつ供給する定
    量供給手段を有した濃縮機能水供給ラインを設け、該濃
    縮機能水供給ラインの先端を、上記濃縮機能水を所定倍
    に希釈する給水ラインに接続した機能水供給装置。
  2. 【請求項2】前記給水ラインに、水流を検出するフロー
    スイッチを設けるとともに、該フロースイッチの検出に
    基づいて前記定量供給手段を駆動制御する機能水供給装
    置。
  3. 【請求項3】前記貯溜部に、濃縮機能水を生成する濃縮
    機能水生成手段を付設した請求項1または請求項2に記
    載の機能水供給装置。
  4. 【請求項4】前記濃縮機能水生成手段が、溶媒としての
    水をためる貯溜部と、該貯溜部内の液体を循環させる循
    環路と、該循環路上に上手側から順に設けた、粉粒体か
    らなる薬剤を供給する薬剤供給部、および液体は通すが
    粉粒体を通さない細かい目を有したろ過部とを有する溶
    解装置である請求項3記載の機能水供給装置。
  5. 【請求項5】前記濃縮機能水に、殺菌作用を有する濃縮
    した酸性機能水を用いる請求項1から請求項4のうちの
    いずれか一項に記載の機能水供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327625A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Yamaha Motor Co Ltd ガス供給装置およびこれを備えた移動体
JP2009501631A (ja) * 2005-07-21 2009-01-22 アメリカン ステリライザー カンパニー チャンバへ計量された液体を注入する方法および装置
JP2009136765A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tominaga Oil Pump Mfg Co Ltd アスファルト付着防止剤の小分け装置
JP2012000561A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Shibuya Kogyo Co Ltd 除染液供給装置

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