JP2000123884A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000123884A
JP2000123884A JP10315395A JP31539598A JP2000123884A JP 2000123884 A JP2000123884 A JP 2000123884A JP 10315395 A JP10315395 A JP 10315395A JP 31539598 A JP31539598 A JP 31539598A JP 2000123884 A JP2000123884 A JP 2000123884A
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Makoto Hinohara
誠 日野原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な充電時間の予測をすることができる電
子機器を提供する。 【構成】 装置本体または拡張器と二次電池を内蔵して
前記装置本体または拡張器に着脱可能にされた電池パッ
クからなる電子機器の構成として、二次電池の容量を検
出する電池容量検出手段を有すると共に、充電電流を検
出する充電電流検出手段を設け、電池パックが充電電流
検出手段により検出された充電電流と電池容量検出手段
の容量に対応した残り充電時間データを備え、残り充電
時間を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に関し、特
に、電子機器本体(以下本体という)または拡張機と電
池パックを離合(着脱)自在に構成した電子機器での充
電時間予測に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、携帯型コンピュータ等に使用
される二次電池(リチウムイオン電池)は、図22に示
すような定電圧定電流特性を有した定電圧定電流電源
(以下電源という)によって充電される。電源によって
充電される二次電池には、図22、図23に示すよう
に、電池電圧が電源の定電圧の電圧値(C)以下の場合
には、電源の定電流の電流値(A)の電流が流れ、電池
電圧が電源の定電圧の電圧値(C)に達すると、電源の
定電流の電流値(A’)の電流が流れ、その後、充電電
流は徐々に減少し、B点に達すると満充電となる。
【0003】一方、二次電池の満充電までの時間を予測
するには、(満充電の容量−現在の容量)÷充電電流と
いう計算を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、(満充電の容量−現在の容量)÷充電電流という
計算を行うために、実際は、満充電までに160分充電
時間を必要とする満充電の容量2700mAh電池であ
っても、現在の容量0mAh、充電電流(定電流電流
値)1.8Aの電源で充電した場合、90分という計算
になり、当然90分後に充電状態を確認しても満充電と
なっていない。
【0005】したがって、本発明の目的は、このような
問題に鑑みてなされたものであって、正確な充電時間の
予測をすることができる電子機器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、装置本体または拡張器と二次電池を内蔵
して前記装置本体または拡張器に着脱可能にされた電池
パックからなる電子機器において、前記二次電池の容量
を検出する電池容量検出手段を有すると共に、充電電流
を検出する充電電流検出手段を有し、かつ前記電池パッ
クが充電電流検出手段により検出された充電電流と前記
電池容量検出手段の容量に対応した残り充電時間データ
を備え、残り充電時間を求めることを特徴とする。
【0007】本発明は、また、装置本体または拡張器と
二次電池を内蔵して前記装置本体または拡張器に着脱可
能にされた電池パックからなる電子機器において、前記
二次電池の容量を検出する電池容量検出手段と有すると
共に、装置本体または拡張器から充電電流を受信する充
電電流受信手段を有し、かつ前記電池パックの充電電流
受信手段により受信された充電電流データと前記電池容
量検出手段の前記容量に対応した残り充電時間データを
備え、残り充電時間を求めることを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1、図
2、図3にノート型パソコンでの実施例の構成を示す。
パソコン本体1は、表示装置10、キーボード入力装置
9、ハードディスクドライブ11、フロッピーディスク
ドライブ12、着脱可能なバッテリパック20(以下バ
ッテリという)および図示しない後述する電気回路等を
有している。
【0009】拡張器2はCD−ROMドライブ13、着
脱可能なバッテリパック21(以下バッテリという)お
よび図示しない電気回路等を内蔵している。着脱可能な
バッテリ20、21は、8本のリチウムイオン電池セル
を、2本づつ並列に接続したものを4本直列に接続した
電池であり、電圧は16.4V、容量は2700mAh
である。22、23は着脱可能なACアダプタであり、
AC100VをDC20Vに変換し、本体1または拡張
器2に供給する。
【0010】拡張器2は、その上面の右側に、固定爪
5、左側には離合レバー(開閉レバー)8に連動する可
動爪6を有する。2つの可動爪6の中間に微少移動可能
にコネクタ4が配置されている。7は突設ピンであり、
コネクタ4の両側に配置されている。図3に示す本体の
裏面には、固定爪5に係止する係止穴14、可動爪6に
係止する係止穴15、突設ピン7に係合する係合穴16
が設けられている。3は拡張器のコネクタ4に接続する
本体のコネクタである。
【0011】図4、図5に本体1と拡張器2の合体方法
を示す。離合レバー8を外側に開き、可動爪6が外側に
傾いた状態で、本体の右側の係止穴14を拡張器の固定
爪5に引っ掛けた後に、本体の左側を降下させ、コネク
タを接続する。その後、離合レバー8を閉じると、可動
爪6が係止穴15に係止し合体に完了する。また、分離
は、上記説明の反対の操作により行われる。
【0012】図6に本体1と拡張器2に内蔵されている
電源回路の電気回路のブロック図とバッテリパック2
0、21の内部電気回路のブロック図を示す。60は本
体1に内蔵される電源回路、100は拡張器2に内蔵さ
れる電源回路である。
【0013】30、140は、それぞれ、10ビットの
A/D変換器31、141と、プログラムや充電時間を
予測するためのデータを格納するROM33、143
と、プログラムを処理するために一時的にデータを格納
するためのRAM32、142とを内蔵したワンチップ
CPUである。
【0014】38、148は2本づつを並列に接続し、
それぞれを4本直列に接続した合計8本のリチウムイオ
ンバッテリのセル(以下バッテリセル)である。42、
152はバッテリセル38、148の充電または放電電
流を測定するための抵抗器であり、本実施例では、0.
02Ωである。34、144は抵抗器42、152のa
点の電圧を増幅する反転増幅器であり、本実施例では、
約62.5倍の増幅度である。35、145は抵抗器4
2、152のa点の電圧を増幅する非反転増幅器であ
り、本実施例では、約62.5倍の増幅度である。3
9、40、149、150は、バッテリセルの温度によ
って抵抗値が変化するサーミスタである。41、151
はサーミスタ40、150と電源を接続するプルアップ
抵抗であり、サーミスタ40、150とプルアップ抵抗
41、151で分圧された電圧はA/D変換器31、1
41でCPU30、140が取り扱えるデジタル値に変
換され、温度データとして読み込まれ、電池状態情報を
通信する際や電池容量を算出する際に用いられる。
【0015】36、37、146、147はバッテリセ
ル38、148の電圧を測るための分圧抵抗器であり、
分圧された電圧はA/D変換器31、141でCPU3
0、140が取る扱えるデジタル値に変換され、電圧デ
ータとして読み込まれ、電池状態情報を通信する際に用
いられる。48、158はバッテリ20、21の容量を
表示するためにのLEDであり、0〜19%の容量で1
個のLED48、158を点灯させ、80〜100%の
容量で5個全部のLED48、158を点灯させる。
【0016】46、156は残量表示を開始するボタン
スイッチで1回押すことにより、LED48、158は
約3秒間点灯し、その後消灯する。43、153はCP
U30、140に電圧5Vを供給する定電圧回路であ
り、バッテリセル38、148から作られる。電池パッ
ク20、21は本体1や拡張器2から取り外された状態
で放置された場合においても、バッテリセル38、14
8の容量がある限りにはCPU30、140は動作可能
である。
【0017】89はバッテリ20の正の電圧を電源回路
60に供給する+端子、90はサーミスタ39を電源回
路60に接続するサーミスタ端子、91はバッテリ20
の負の電圧を電源回路60に供給する−端子である。6
1と62はバッテリパック20からの後述するバッテリ
状態情報と電源回路60からの命令を電源回路60とバ
ッテリパック20との間で双方向通信するためのデータ
信号のデータ端子とクロック信号のクロック端子であ
る。
【0018】119はバッテリ21の正の電圧を電源回
路100に供給する+端子であり、120はサーミスタ
149を電源回路100に接続するサーミスタ端子であ
り、121はバッテリ21の負の電圧を電源回路100
に供給する−端子である。131と132はバッテリパ
ック21からの後述するバッテリ状態情報と電源回路1
00からの命令を電源回路100とバッテリパック21
との間で双方向通信するためのデータ信号のデータ端子
とクロック信号のクロック端子である。
【0019】44、63、154、133はデータ信号
を送信するためのオープンコレクタのドライバであり、
45、64、155、134はクロック信号を送信する
ためのオープンコレクタのドライバである。
【0020】データ端子61、131とクロック端子6
2、132によって双方向通信される通信プロトコロや
電気的特性は、一般的な2線式のシリアル通信プロトコ
ルでよいが、本実施例では、フィリップス社のI2 Cバ
スを使用する。そして、通信されるデータは、バッテリ
容量、バッテリ電圧、バッテリ温度、CPU30、14
0が電流検出抵抗器42、152で検出したバッテリ充
放電電流、CPU30、140が電流検出抵抗器42、
152で検出したバッテリ充電電流における残り充電時
間(以下残り充電時間)、CPU71、101がCPU
30、140に要求する予測残り充電時間に対応するバ
ッテリ充電電流、CPU71、101によって要求され
た充電電流に対する残り充電時間(以下予測残り充電時
間)である。
【0021】3、4は前述のコネクタであり、92と1
22、93と123、94と124、95と125、9
6と126、97と127、98と128は、コネクタ
3、4の内部に配置された対の端子である。92と12
2は電源回路60から電源回路100へ、また電源回路
100から電源回路60へ電力を供給する電力端子であ
り、93と123は電源回路100から電源回路60へ
電源回路100にACアダプタ23からの電力供給があ
るか否かを知らせる拡張器ACあり端子であり、拡張器
ACあり端子93は、拡張器にACアダプタがないか、
本体と拡張器が分離している場合にハイレベルを示し、
拡張器にACアダプタがある場合にローレベルを示す。
94と124は電源回路60から電源回路100へ電源
回路60にアダプタ22からの電力供給があるか否かを
知らせる本体ACあり端子であり、本体ACあり端子1
24は、本体にACアダプタがないか、本体と拡張器が
分離している場合にハイレベルを示し、本体にACアダ
プタがある場合にローレベルを示す。
【0022】95と125は電源回路60から電源回路
100へバッテリパック20が満充電か否かを知らせる
本体バッテリ満充電端子であり、本体バッテリ満充電端
子125は、本体バッテリパック20が満充電でない
か、本体と拡張器が分離している場合にハイレベルを示
し、本体バッテリパック20が満充電の場合にローレベ
ルを示す。96と126は電源回路60が電源回路10
0と接続されているか否かを検出する拡張器の接続端子
であり、拡張器の接続端子96は本体1と拡張器2が分
離されているときはハイレベルを示し、本体1と拡張器
2が合体されているときはローレベルを示す。97と1
27は電源回路60が電源回路100と接続されている
か否かを検出する本体接続端子であり、本体接続端子1
27は本体1と拡張器2とが分離されているときにはハ
イレベルを示し、本体1と拡張器2とが合体されている
ときはローレベルを示す。98と128はグランド端子
である。
【0023】71はA/D変換器72を内蔵したワンチ
ップCPUであり、バッテリパック20の容量の積算
値、バッテリ電圧および電池温度の値を記憶し、充電お
よび放電の制御を行う。101はA/D変換器102を
内蔵したワンチップCPUであり、バッテリパック21
の容量の積算値、バッテリ電圧および電池温度の値を記
憶し、充電および放電の制御を行う。99は拡張器AC
あり端子93と電源をつなぐプルアップ抵抗であり、1
16は本体ACあり端子124と電源をつなぐプルアッ
プ抵抗であり、117は本体バッテリ満充電端子125
と電源をつなぐプルアップ抵抗であり、88は拡張器接
続端子96と電源をつなぐプルアップ抵抗であり、11
8は本体接続端子127と電源をつなぐプルアップ抵抗
である。
【0024】129はCPU101からの信号を反転し
て拡張器ACあり端子123に伝達するトランジスタで
あり、86はCPU71からの信号を反転して本体AC
あり端子94に伝達するトランジスタであり、87はC
PU71からの信号を反転して本体バッテリ満充電端子
95に伝達するトランジスタである。82はサーミスタ
端子90と電源を接続するプルアップ抵抗であり、サー
ミスタ39とプルアップ抵抗82で分圧された電圧をA
/D変換器72で読み込むことでバッテリパック20の
温度検出とパッテリパック20が本体1に接続されてい
るか否かを判断する。
【0025】A/D変換器72が読み込んだ値が5Vの
場合、バッテリパック20が本体1に接続されてなく、
他の値の場合は、バッテリパック20の温度を示す。1
12はサーミスタ端子120と電源を接続するプルアッ
プ抵抗であり、サーミスタ149とプルアップ抵抗11
2で分圧された電圧をA/D変換器102で読み込むこ
とでバッテリパック21の温度検出とバッテリパック2
1が拡張器2に接続されているか否かを判断する。A/
D変換器102が読み込んだ値が5Vの場合、バッテリ
パック21が拡張器2に接続されてなく、他の値の場合
はバッテリパック21の温度を示す。
【0026】76はACアダプタを接続するDC入力で
あり、78、79はACアダプタ22の電圧を分圧する
分圧抵抗であり、CPU71は分圧された電圧をA/D
変換器72を通して測定することでACアダプタ22の
あり、なしを判定する。0Vの場合はACアダプタはな
しを、それ以外はありを示す。CPU71は前述の方法
でACアダプタ22がありと判断すると、トランジスタ
86にハイレベルを出力する。106はACアダプタ2
3を接続するDC入力であり、108、109はACア
ダプタ23の電圧を分圧する分圧抵抗であり、CPU1
01は分圧された電圧をA/D変換器102を通して測
定することで、ACアダプタ23のあり、なしを判定す
る。0Vの場合は、ACアダプタはなしを、それ以外は
ありを示す。CPU101は前述の方法でACアダプタ
23がありと判断すると、トランジスタ129にハイレ
ベルを出力する。
【0027】84は充電電流検出抵抗であり、本実施例
では0.02Ωである。CPU71はA/D変換器72
で検出抵抗84のd点の電圧を測定することで充電電流
を検出する。114は充電電流検出抵抗であり、本実施
例では、0.02Ωである。CPU101はA/D変換
器102で検出抵抗114のd点の電圧を測定すること
で充電電流を検出する。
【0028】75はCPU71とその他の回路に5Vの
電源を供給する電源回路であり、77は電源回路75に
ACアダプタ22からの電力を供給するダイオードであ
り、83は電源回路75にバッテリパック20からの電
力を供給するダイオードである。電源回路75には、前
記の電圧の関係からACアダプタ22があるときには、
それから電力が供給され、ACアダプタ22がないとき
には、バッテリパック20から電力が供給される。
【0029】105はCPU101とその他の回路に5
Vの電源を供給する電源回路であり、107は電源回路
105にバッテリパック21からの電力を供給するダイ
オードであり、113は電源回路105にバッテリパッ
ク21からの電力を供給するダイオードである。電源回
路105には、前記の電圧の関係からACアダプタ23
があるときには、それから電力が供給され、ACアダプ
タ23がないときには、バッテリパック21から電力が
供給される。
【0030】73はACアダプタからの20Vを16.
4V、1.8Aまたは0.5Aに変換する定電圧定電流
回路であり、バッテリパック20の充電に用い、出力電
流はCPU71によって切り替えられる。74は充電の
オンオフを行うスイッチ回路である。103はACアダ
プタからの20Vを16.4V、1.8Aまたは0.5
Aに変換する定電圧定電流回路であり、バッテリパック
21の充電を行い、出力電流はCPU101によって切
り替えられる。104は充電のオンオフを行うスイッチ
回路である。85は本体1の電力を拡張器2へまたは拡
張器2の電力を本体1へ伝えるスイッチ回路であり、1
15は本体1の電力を拡張器2へまたは拡張器2の電力
を本体1へ伝えるスイッチ回路である。
【0031】次に、バッテリパック20、21がバッテ
リ容量を演算する方法を説明する。CPU30、140
は、バッテリセル38、148の初期容量、即ち、最大
容量を予めCPU30、140のROM33、143に
記憶し、決められた時間毎に電流検出抵抗器42、15
2の電圧から充電容量あるいは放電容量を求め、容量の
加減算を行う。具体的には、0.02Ωの抵抗器42、
152に流れる±3.9mA〜4Aの電流の変化には、
±4.9〜80mVの電圧の変化(a点の電圧)に変換
される。次に、反転増幅器34、154または非反転増
幅器35、155により62.5倍に増幅され、0.3
〜5.0V(bまたはcの電圧)の変化となる。
【0032】本実施例で用いているA/D変換器31、
141は0〜5Vの範囲を10bitで分解する能力を
持っているため、1bitあたり4.5mVの検出が可
能となる。この4.9mVの電圧は抵抗器42、152
に流れる電流に換算すると、3.9mAに相当するが、
A/D変換器2の最小の1bit(LSB)には誤差が
含まれるため、検出最少電流は2bit分、即ち、7.
8mAとし、CPU30、140は8mA以上の電流を
検出すると、バッテリパック20、21は充電または放
電状態にあることを認識する。例えば、電流検出抵抗器
42、152のa点の電圧を反転増幅器34、154、
非反転増幅器35、145により増幅し、A/D変換器
31、141より変換する。
【0033】ここで、反転増幅器34、154側の値を
b、非反転増幅器35、145側の値をcとすると、b
>0ならば充電中、c>0ならば、放電中とみなし、充
電中ならb点のA/D変換器31、141の値から、充
電中ならc点のA/D変換器31、141の値から、充
電電流または放電電流を下記の数式1から算出し、CP
U30、140はディジタル値として得る。
【0034】 充電または放電電流=[(bまたはcの電圧)/抵抗値R]×効率・・(1) ここで、充電および放電の効率は予め電池温度に応じた
値がCPU30、140の内部のROM33、143に
記憶され、算出するたびに読みだされる。CPU30、
140は、充電または放電電流を得ると下記の数式2か
ら充電または放電容量を算出する。 充電または放電容量=(充電または放電電流)×サンプリング時間・・(2) ここで、サンプリング時間は予め定められ、本実施例で
は1mSである。そして、CPU30、140はバッテ
リセル38、148の初期容量を予めROM33、14
3に記憶しておき、サンプリング時間ごとの充電または
放電容量を求め、逐次増減することでバッテリパック2
0、21の容量を求める。CPU30、140は電流検
出抵抗器42、152のa点の電圧から求めた電流が充
電中とみなされた場合、電池容量に応じた数だけLED
48、158を充電中とみなされている間点灯する。
【0035】次に、8mA以下のA/D変換器31、1
41で検出できない微小電流の場合のバッテリ容量の積
算方法を説明する。
【0036】本実施例において、A/D変換器31、1
41で検出できない電流を消費する本体1、拡張器2の
動作状態は、オフ状態があり、消費電流は1mAであ
り、CPU30、140の内部のROM33、143に
予め記憶されている。本体1、拡張器2がオフ状態にな
ると、電源回路60、100のCPU71、101はド
ライバ63、133を介してデータ信号をハイレベルに
し、ドライバ64、134を介してクロック信号をハイ
レベルにする。
【0037】CPU30、140はA/D変換器31、
141によって電流の充放電が検出されない(電流<8
mA)ときには、データ端子61、131とクロック端
子62、132の状態を確認し、ハイレベルであると、
本体1、拡張器2に取付けられ、オフ状態であることを
検出する。そして、本体1、拡張器2がオフ状態のとき
には、1mAの単位時間あたりの電流値をバッテリ容量
から減算する。
【0038】次に、前述の定電圧定電流回路73、10
3の回路図の一例を図9に示し説明する。定電圧定電流
回路73、103において、231、232はトランジ
スタであり、233は定電流ダイオードであり、23
8、240は抵抗器であり、239はFETトランジス
タであり、234はシャントレギュレータであり、23
5、236はシャントレギュレータ234の基準電圧を
作る分圧抵抗器であり、237は抵抗器である。
【0039】次に、定電圧定電流回路73、103の動
作について説明する。出力VO が増加すると、分圧抵抗
器235、236によって分圧された電圧も増加し、シ
ャンントレギュレータ234の基準電圧が増加する。こ
れに伴い、シャントレギュレータ234に流れ込む電流
Ikが増加する。シャントレギュレータ234、トラン
ジスタ231、232に流れ込む電流の総和は定電流ダ
イオード233によって一定とされているため、電流I
kが増加すると、トランジスタ231のベース電流Ib
が減少することになり、出力VO が減少する。出力VO
が減少すると、前述した説明の逆の減少が起こり、定電
圧が保たれる。
【0040】また、出力に接続されて負荷電流が増加す
ると、抵抗器237の電圧降下が増加する。これに伴
い、トランジスタ232のベースエミッタ間電圧Vbe
が増加し、コレクタ電流Icが増加する。コレクタ電流
Icが増加すると、前述の現象より、トランジスタ23
1のベース電流Ibが減少することになり、負荷電流が
減少する。負荷電流が減少すると、前述した説明と逆の
現象が起こり、定電流が保たれる。
【0041】また、CPU71、101より与えられる
電流切り替え信号によりFET239がオンすると、ト
ランジスタ232のコレクタ電流Icが増加する。コレ
クタ電流Icが増加すると、前述のことから、トランジ
スタ231のベース電流Ibが減少することになり、負
荷電流が減少する。
【0042】次に、使用者がバッテリパック20を本体
1に接続して充電する。さまざまなパターンに対応した
手順を説明する。図7にCPU71によって実行される
充電制御フローを示す。充電制御が開始されると、CP
U71は拡張器の接続端子96の状態でローレベルなら
ば、拡張器が接続されていると判断し、ハイレベルなら
ば、非接続と判断する(ステップS1)。ステップS1
で非接続と判断された場合には、本体1にバッテリ20
が接続されているか前述の方法で判断する(ステップS
2)。
【0043】ステップS2で、バッテリ20なしと判断
された場合、本体1にACアダプタ22が前述の方法に
より接続されているかを判断する(ステップS3)。ス
テップS3で、本体1にACアダプタ22が接続されて
いないと判断されると、再びバッテリ20の接続確認
(ステップS2)に戻り、接続されている場合は、トラ
ンジスタ86にハイレベルを出力し(ACアダプタあり
処理)(ステップS4)、再びバッテリ20の接続確認
に戻る。
【0044】ステップS2でバッテリ20がありと判断
された場合は、本体1にACアダプタ22が接続されて
いるかを前述の方法により判断する(ステップS5)。
本体1にACアダプタ22が接続されていないと判断さ
れると、拡張器の接続端子96の状態でローレベルなら
ば、拡張器が接続されていると判断し、ハイレベルなら
ば拡張器が非接続と判断する(ステップS6)。ステッ
プS6で、非接続と判断された場合には、再びバッテリ
20の接続確認に戻り、接続と判断された場合には、拡
張器2にACアダプタ23が接続されているかを拡張器
ACあり端子93のレベルによって判断する(ステップ
S7)。
【0045】ステップS7で、拡張器2にACアダプタ
23が接続されていないと判断されると、スイッチ回路
85をオンにして(ステップS8)、再びバッテリ20
の接続確認のステップ(ステップS2)に戻り、接続さ
れている場合は、スイッチ回路85をオンする(ステッ
プS9)。また、ステップ5で本体1にACアダプタ2
2が接続されていると判断されると、トランジスタ86
にハイレベルを出力する(ACアダプタあり処理)(ス
テップS10)。
【0046】次に、CPU71の内部のレジスタ(図示
せず)にセットされた満充電フラグの状態が満充電かそ
うでないかを調べる(ステップS11)。ステップS1
1で満充電でない場合は、本体側バッテリ20の充電を
スイッチ回路74をオンすることで開始する(ステップ
S12)。CPU71はA/D変換器72によって電流
検出抵抗84の電圧を測ることで充電電流を調べ、充電
電流が100mA以下になったら満充電と判断する(ス
テップS13)。満充電を検出すると、前述のCPU7
1の内部のレジスタ(図示せず)に満充電フラグをセッ
トし、トランジスタ87にハイレベルを出力する(ステ
ップS14)。
【0047】ステップS1で本体1と拡張器2が接続状
態にあると判断した場合には、最初に本体バッテリ20
があるか否かを判断する(ステップS15)。バッテリ
20がない場合には、本体ACアダプタ22があるか否
かを判断する(ステップS22)。ステップS22でA
Cアダプタ22がある場合には、トランジスタ86にハ
イレベルを出力する(ACアダプタあり処理)(ステッ
プS23)。ステップ22でACアダプタ22がない場
合と、ステップS23が終了すると、ステップS15に
戻る。
【0048】ステップS15でバッテリ20があると判
断すると、本体ACアダプタ22があるか否かを判断す
る(ステップS16)。ACアダプタ22がある場合に
は、トランジスタ86にハイレベルを出力する(ACア
ダプタあり処理)(ステップS17)。そして、CPU
71は、拡張器ACあり端子93の状態で、拡張器にA
Cアダプタ23があるか否かを判断する(ステップS1
8)。ACアダプタがあるときには、ステップS11に
進み、ないときにはスイッチ回路85をオンして(ステ
ップS19)ステップS11に進む。
【0049】ステップS16で、本体ACアダプタ22
がないときには、CPU71は拡張器ACアダプタ23
があるか否かを拡張器ACあり端子93の状態で判断す
る(ステップS20)。拡張器ACアダプタ23がない
ときには、ステップS15に戻り、あるときには、スイ
ッチ回路85をオンする(ステップS21)。
【0050】次に、拡張器のCPU101の動作を説明
する。図8にCPU101によって実行される充電フロ
ーを示す。充電制御が開始されると、CPU101H
A、本体接続端子127の状態で、本体1と拡張器2と
が接続状態か否かを判断する(ステップS31)。非接
続状態の場合には、拡張器側パッテリ21が接続状態か
否かを判断する(ステップS32)。バッテリ21が接
続状態でないときは、拡張器ACアダプタ23が接続状
態か否かを判断する(ステップS33)。ACアダプタ
23が接続状態でない場合は、ステップS32に戻り、
接続状態である場合は、トランジスタ129にハイレベ
ルを出力し(ACアダプタあり処理)(ステップS3
4)、ステップS32に戻る。
【0051】ステップS32でバッテリ21が接続状態
でないときには、拡張器ACアダプタ23が接続状態か
否かを判断する(ステップS33)。ACアダプタ23
が接続状態でない場合は、ステップS32に戻り、接続
状態である場合は、トランジスタ129にハイレベルを
出力し(ACアダプタあり処理)(ステップS34)、
ステップS32に戻る。
【0052】ステップS32で、拡張器バッテリ21が
ある場合には、拡張器ACアダプタ23があるか否かを
判断する(ステップS35)。拡張器ACアダプタ23
がある場合には、トランジスタ129にハイレベルを出
力する(ACアダプタあり処理)(ステップS36)。
そして、CPU101は、スイッチ回路104をオンし
てバッテリ21の充電を開始する(ステップS37)。
CPU101は本体接続端子127の状態で本体1が拡
張器2に接続されたか否かを判断し(ステップS3
8)、接続されているならば、後述するステップS44
に進み、非接続状態であれば、次のステップ(ステップ
S39)に進む。
【0053】次に、CPU101はバッテリ21が満充
電か否かをA/D変換器102によって電流検出抵抗1
14の電圧を測ることで検出し、充電電流が100mA
以下になったことで満充電を検出する(ステップS3
9)。満充電を検出するとCPU101の内部のレジス
タ(図示せず)に満充電フラグをセットする(満充電処
理)(ステップS40)。
【0054】ステップS35で、拡張器ACアダプタ2
3がないと判断したときには、CPU101は本体接続
端子127の状態で本体1が拡張器2に接続されたか否
かを判断し(ステップS41)、接続されていなけれ
ば、ステップS32に戻り、接続状態であれば、次のス
テップ(ステップS42)に進む。そして、本体側AC
アダプタ22があるか否かを判断し(ステップS4
2)、ない場合には、ステップS32に戻り、ACアダ
プタ22がある場合には、スイッチ回路115をオンす
る(ステップS43)。
【0055】ステップS38で、本体1が接続されてい
ると判断されると、本体ACアダプタ22があるか否か
を判断する(ステップS44)。ある場合は、本フロー
チャートを終了し、ない場合は、スイッチ回路115を
オンして(ステップS45)、終了する。
【0056】前述のステップS43、ステップS40、
後述のステップS55、ステップS60が終了した後、
または後述のステップS56で本体ACアダプタありと
判断されたときには、CPU101の内部のレジスタ
(図示せず)にセットされた満充電フラグの状態が満充
電かそうでないかを調べる(ステップS46)。満充電
の場合は、本フローチャートは終了し、満充電でない場
合は、拡張器側バッテリ21の充電をスイッチ回路10
4をオンすることで開始する(ステップS47)。CP
U101はA/D変換器102によって電流検出抵抗1
14の電圧を測ることで充電電流を調べ、充電電流が1
00mA以下になったら満充電と判断する(ステップS
48)。満充電を検出すると、CPU101の内部のレ
ジスタ(図示せず)に満充電フラグをセットする(ステ
ップS49)。
【0057】ステップS31で本体1と拡張器2が接続
状態にあるときは、最初に拡張器バッテリ21があるか
否かを判断する(ステップS50)。バッテリ21がな
い場合には、拡張器ACアダプタ23があるか否かを判
断する(ステップS51)。ACアダプタ23がある場
合には、トランジスタ129にハイレベルを出力する
(ACアダプタあり処理)(ステップS52)。ステッ
プS51でACアダプタ22がない場合とステップS5
2が終了すると、ステップS50に戻る。ステップS5
0でバッテリ21がありと判断されると、拡張器ACア
ダプタ23があるか否かを判断する(ステップS5
3)。
【0058】ACアダプタ23がある場合には、トラン
ジスタ129にハイレベルを出力する(ACアダプタあ
り処理)(ステップS54)。そして、CPU101は
本体バッテリ満充電端子125の状態で本体バッテリ2
0が満充電状態か否かを判断する(ステップS55)。
満充電の場合には、ステップS46に進み、満充電でな
い場合は、CPU101は、本体ACあり端子124の
状態で本体にACアダプタ22があるか否かを判断する
(ステップS56)。ACアダプタ22があるときに
は、ステップS46に進み、ないときにはスイッチ回路
115をオンして(ステップS57)ステップS50に
戻る。
【0059】ステップS53で、拡張器ACアダプタ2
3がないときには、CPU101は本体ACアダプタ2
2があるか否かを本体ACあり端子124の状態で判断
する(ステップS58)。本体ACアダプタがないとき
には、ステップS50に戻り、あるときには、CPU1
01は本体バッテリ満充電端子125の状態で本体バッ
テリ20が満充電状態か否かを判断する(ステップS5
9)。満充電でない場合には、ステップS50に戻り、
満充電の場合は、スイッチ回路115をオンして(ステ
ップS60)、ステップ46に進む。
【0060】次に、CPU30、140が残り充電時間
を算出する方法を図10〜図15を参照して説明する。
図10は、前述の定電圧定電流回路73、103をCP
U71、101が出力電流1.8Aに設定して、バッテ
リパック20、21を充電したときのバッテリ容量と残
り充電時間を示したグラフであり、温度によって残り充
電時間は変化する。
【0061】図11は前述のグラフを計算式にした表で
ある。図12は前述の計算式を計算し、バッテリ容量に
対する充電時間の換算表である。また、図13は、前述
の定電圧定電流回路73、103をCPU71、101
が出力電流を0.5Aに設定して、バッテリパック2
0、21を充電したときのバッテリ容量と残り充電時間
を示したグラフであり、温度によって残り充電時間は変
化する。図14は前述のグラフを計算式にした表であ
る。図15は前述の計算式を計算し、バッテリ容量に対
する充電時間の換算表である。
【0062】図11、図14の計算式を予めROM3
3、143に記憶し、サーミスタ40、150によって
測定される電池温度が10°C未満のときは、0°Cに
おける計算式を用い、電池温度が10°C以上30°未
満のときは20°Cにおける計算式を用い、電池温度が
30°C以上のときは40°Cの計算式を用いても良い
が、CPUの処理速度を上げるために、本実施例では、
図12、図15に示すように予めバッテリ容量に対する
充電時間の換算表を作り、そのデータをROMデータと
してROM33、143に持ち、CPU30、140は
前述の方法によりバッテリ容量を求め、容量に対応した
残り充電時間を求める。例えば、バッテリ容量が10
%、バッテリ温度が20°C、充電電流1.8mAなら
ば、図12から150分で満充電となる。
【0063】さらに、図16のCPU30、140で実
行される残り充電時間算出制御ルーチンのフローチャー
トと、図17のCPU71、101で実行される残り充
電時間算出制御ルーチンのフローチャートを用いて第1
の実施例の充電時間算出方法を説明する。
【0064】最初に、図16のフローチャートを説明す
ると、CPU30、140は前述の方法により容量積算
演算を行い、バッテリ容量を求める(ステップS13
1)。次に、CPU30、140はサーミスタ40、1
50の端子電圧からバッテリセル38、148の温度を
求める(ステップS132)。CPU30、140は、
平均電流測定が1分以上であるか否かを判断し(ステッ
プS133)、1分間以内ならば終了し、1分間以上な
らば、バッテリセル38、148に流れる電流を電流検
出抵抗器42、152の電圧を測定することで1分間の
平均充電電流を求める(ステップS134)。
【0065】そして、平均充電電流が8mA以下のとき
は終了し、8〜550mAのときは、ステップS135
へ進み、0.55A以上のときは、ステップS136に
進む。さらに、平均充電電流が8〜550mAのときは
ステップS133で検出する電流(過去の電流)が充電
開始から0.55A以上になったことのあるか否かを判
断する(ステップS135)。そして、0.55A以上
になったことのあるときにはステップS136に進み、
0.55A以上になったことがないときには、ステップ
S137に進む。そして、ステップS136では、図1
2のROMデータから容量に対応した残り充電時間を求
め、ステップS137では、図15のROMデータから
容量に対応した残り充電時間を求める。次に、CPU3
0、140は、残り充電時間データを送信し、終了する
(ステップS138)。
【0066】次に、図17のフローチャートに示す動作
を説明する。CPU71、101は、前述の充電方法に
より充電するが、充電条件に満たない場合は待機する、
即ち、充電開始まで待機する(ステップS141)。充
電が開始されると、CPU30、140から送信される
残り充電時間データを待ち、送信が確認されると受信す
る(ステップS142)。次に、CPU71、101は
残り充電時間を表示装置10に表示し、終了する。
【0067】さらに、図18に示すCPU30、140
で実行される残り充電時間算出制御ルーチンのフローチ
ャートと、図19に示すCPU71、101で実行され
る残り充電時間算出制御ルーチンのフローチャートを参
照して、第2の実施例の充電時間算出制御方法を説明す
る。
【0068】最初に、図18を参照すると、CPU3
0、140は前述の方法により容量積算演算を行い、バ
ッテリ容量を求める(ステップS151)。次に、CP
U30、140はサーミスタ40、150の端子電圧か
らバッテリセル38、148の温度を求める(ステップ
S152)。CPU30、140は、CPU71、10
1からの送信データを受信したか否かを判断し(ステッ
プS153)、受信しない場合には終了し、受信した場
合には、ステップS154に進む。受信した充電電流が
1.8Aか0.5かを判断し(ステップS154)、
1.8AのときはステップS155に進み、0.5Aの
ときはステップS156に進む。なお、本実施例では、
定電圧定電流回路73、103の定電流特性が1.8A
と0.5Aとの間で切り替えられる2種類を備えている
ので、CPU71と30、CPU101と140の間で
送受される充電電流データを1.8Aと0.5Aの2種
類としたが、定電圧定電流回路の特性により、任意の値
の複数用意してもよい。
【0069】ステップS155では、図12に示すRO
Mデータから容量に対応した予測残り充電時間を求め、
ステップS156では、図15に示すROMデータから
容量に対応した予測残り充電時間を求める。次に、CP
U30、140は、予測残り充電時間データを送信し
(ステップS157)、終了する。
【0070】次に、図19のフローチャートを参照する
と、CPU71、101は、必要に応じて、これから充
電する充電電流値データ1.8Aまたは0.5AをCP
U30、140に送信する(ステップS161)。送信
した後、CPU30、140から返信される予測残り時
間充電データを持ち、返信を確認すると受信する(ステ
ップS162)。次に、CPU71、101は、残り充
電時間を表示装置10に表示し(ステップS163)、
終了する。
【0071】さらに、図20に示すCPU30、140
で実行される残り充電時間算出制御ルーチンのフローチ
ャートと、図21に示すCPU71、101で実行され
る残り充電時間算出制御ルーチンのフローチャートとを
参照して、第3の実施例の充電時間算出制御方法を説明
する。最初に図20を参照すると、CPU30、140
は前述の方法により容量積算演算を行い(ステップS1
71)、バッテリ容量を求める。次に、CPU30、1
40はサーミスタ40、150の端子電圧からバッテリ
セル38、148の温度を求める(ステップS17
2)。CPU30、140は、CPU71、101から
の送信データを受信したか否かを判断し(ステップS1
73)、送信データを受信していない場合終了し、受信
している場合ステップS174に進む。
【0072】ステップS174では、受信した充電電流
データが0.55A以下が越えるかを判断し(ステップ
S174)、0.55A以下の場合には、ステップS1
75に進み、0.55Aを越える場合、ステップS17
6へ進む。ステップS175では、受信した充電電流デ
ータが充電電流受信開始から連続して0.55A以下か
否かを判断し、0.55A以下の場合にはステップS1
77に進み、0.55A以上になったことがある場合に
は、ステップS176に進む。
【0073】ステップS176では、図12に示すRO
Mデータから容量に対応した残り時間を求め、ステップ
S177では、図15に示すROMデータから容量に対
応した残り充電時間を求める。次に、残り充電時間デー
タをCPU71、101に送信し(ステップS17
8)、終了する。
【0074】次に、図21を参照すると、CPU71、
101は充電開始か否かを判断し、充電条件に満たさず
に充電が開始されない場合には待機し(ステップS18
1)、充電が開始されると、バッテリセル38、148
に流れる電流を電流検出抵抗器84、114の電圧を測
定することで求め、さらに1分間の平均充電電流を測定
し(ステップS182)、1分間未満で平均電流値が
3.9mAの場合には、終了し、1分以上の場合には、
平均充電電流を送信する(ステップS183)。そし
て、送信後、CPU30、140から返信されてくる残
り充電時間データを持ち、返信が確認されると受信する
(ステップS184)。次に、CPU71、101は残
り充電時間を表示装置10に表示し(ステップS18
5)、終了する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子機器本体あるいは拡張器と電池パックを離合(着
脱)自在に構成した電子機器で、正確な充電時間の予測
をすることができる電子機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の本体と拡張器の構成
を示す図である。
【図2】図2は、本体と拡張器の合体方法を説明するた
めの斜視図である。
【図3】図3は、本体の裏面を示す底面図である。
【図4】図4は、本体と拡張器の合体方法を説明するた
めの側面図である。
【図5】図5は、本体と拡張器の合体方法を説明するた
めの側面図である。
【図6】図6は、本体内部の電源回路、拡張器内部の電
源回路および電池パック内部の回路のブクック図であ
る。
【図7】図7は、本体CPUが行う制御のフローチャー
トである。
【図8】図8は、拡張器CPUが行う制御のフローチャ
ートである。
【図9】図9は、定電圧定電流回路の一例を示す回路図
である。
【図10】図10は、パッテリパックを1.8Aの電流
で充電したときのバッテリ容量と残り充電時間の関係を
温度をパラメータとして示したグラフである。
【図11】図11は、図10のグラフを計算式にした表
である。
【図12】図12は、図11の計算式の換算表である。
【図13】図13は、パッテリパックを0.5Aの電流
で充電したときのバッテリ容量と残り充電時間の関係を
温度をパラメータとして示したグラフである。
【図14】図14は、図13のグラフを計算式にした表
である。
【図15】図15は、図14の計算式の換算表である。
【図16】図16は、本体側バッテリパックおよび拡張
器側バッテリパックのそれぞれのCPUで実行される残
り充電時間算出制御ルーチンのフローチャートである。
【図17】図17は、本体および拡張器のそれぞれのC
PUで実行される残り充電時間算出制御ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図18】図18は、本体側バッテリパックおよび拡張
器側バッテリパックのそれぞれのCPUで実行される残
り充電時間算出制御ルーチンのフローチャートである。
【図19】図19は、本体および拡張器のそれぞれのC
PUで実行される残り充電時間算出制御ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図20】図20は、本体側バッテリパックおよび拡張
器側バッテリパックのそれぞれのCPUで実行される残
り充電時間算出制御ルーチンのフローチャートである。
【図21】図21は、本体および拡張器のそれぞれのC
PUで実行される残り充電時間算出制御ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図22】図22は、従来例の定電圧定電流回路の定電
圧定電流特性を示すグラフである。
【図23】図23は、従来例の定電圧定電流回路によっ
て充電される二次電池の充電電流特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 拡張器 3 本体コネクタ 4 拡張器コネクタ 5 固定爪 6 可動爪 7 係合ピン 8 離合レバー 9 キーボード 10 表示装置 14 本体底の爪係止穴 15 本体底の爪係止穴 16 ピン係合穴 20 (本体)バッテリパック 21 (拡張器)バッテリパック 22 ACアダプタ 23 ACアダプタ 30、140 電池パックのCPU 31、141 A/D変換器 32、142 RAM 33、143 ROM 34、144 反転増幅器 35、145 非反転増幅器 36、37、146、147 分圧抵抗 38、148 バッテリセル 39、40、149、150 サーミスタ 41、65、66、82、88、99、112、11
6、117、118、135、136、151 プル
アップ抵抗 42、84、114、152 電流検出抵抗 43、153 定電圧回路 44、45、133、134 ドライバ 46、156 スイッチ 47、157 抵抗器 48、158 LED 60 本体電源回路 61、131 データ端子 62、132 クロック端子 71 本体CPU 72、102 A/D変換器 73、103 DC/DCコンバータ 74、85、104、115 スイッチ回路 75、105 電源回路 76、106 DC入力 77、83、107、113 ダイオード 78、79、108、109 分圧抵抗 86、87、129 トランジスタ 89、119 +端子 90、120 サーミスタ端子 91、121 −端子 92、122 電力端子 93、123 拡張器ACあり端子 94、124 本体ACあり端子 95、125 本体バッテリ満充電端子 96、126 拡張器あり端子 97、127 本体あり端子 98、128 グランド端子 100 拡張器電源回路 101 拡張器CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体または拡張器と二次電池を内蔵し
    て前記装置本体または拡張器に着脱可能にされた電池パ
    ックからなる電子機器において、前記二次電池の容量を
    検出する電池容量検出手段を有すると共に、充電電流を
    検出する充電電流検出手段を有し、かつ前記電池パック
    が充電電流検出手段により検出された充電電流と前記電
    池容量検出手段の容量に対応した残り充電時間データを
    備え、残り充電時間を求めることを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】装置本体または拡張器と二次電池を内蔵し
    て前記装置本体または拡張器に着脱可能にされた電池パ
    ックからなる電子機器において、前記二次電池の容量を
    検出する電池容量検出手段と有すると共に、装置本体ま
    たは拡張器から充電電流を受信する充電電流受信手段を
    有し、かつ前記電池パックの充電電流受信手段により受
    信された充電電流データと前記電池容量検出手段の前記
    容量に対応した残り充電時間データを備え、残り充電時
    間を求めることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】前記電池パックには、残り充電時間算出手
    段によって求めた残り充電時間情報を装置本体または拡
    張器に送信する送信手段を備えていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】前記装置本体または拡張器には、充電電流
    を検出する充電電流検出手段を有し、その充電電流を電
    池パックに送信する送信手段を備えていることを特徴と
    する請求項2記載の電子機器。
  5. 【請求項5】前記装置本体または拡張器には、予め定め
    た複数で固定の充電電流値を有し、その充電電流値を電
    池パックに送信する送信手段を備えていることを特徴と
    する請求項2記載の電子機器。
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