JP2000023374A - 二次電池の識別装置および方法 - Google Patents

二次電池の識別装置および方法

Info

Publication number
JP2000023374A
JP2000023374A JP10184683A JP18468398A JP2000023374A JP 2000023374 A JP2000023374 A JP 2000023374A JP 10184683 A JP10184683 A JP 10184683A JP 18468398 A JP18468398 A JP 18468398A JP 2000023374 A JP2000023374 A JP 2000023374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
secondary battery
battery
charging
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10184683A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10184683A priority Critical patent/JP2000023374A/ja
Publication of JP2000023374A publication Critical patent/JP2000023374A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池の種類を的確に識別する。 【解決手段】 接続端子12に接続される二次電池14を定
電流定電圧充電方式にて充電する際に、コントローラ24
は、その充電電圧の変化を検出し、定電流充電期間を測
定し、測定された時間を充電開始時電圧と温度センサ38
にて検出される温度とにより補正し、補正された定電流
充電時間に対応する電池の種類をメモり40の記憶データ
により認識し、その電池種類に応じたプリエンド電圧と
エンド電圧とを設定する。種類が識別された二次電池の
出力を負荷回路20に供給する放電時には、コントローラ
24は放電電圧を監視し、設定したプリエンド電圧および
エンド電圧と放電電圧とを比較し、放電電圧がそれら設
定電圧となるとアラームを出力させたり、二次電池の放
電を禁止する制御信号112,116 を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電可能な二次
電池の種類を識別する二次電池の識別装置および方法に
関し、たとえば、リチウムイオン二次電池の種類を識別
する二次電池の識別装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用電子機器に搭載され、機器を駆動
する電力を発生する電池として、たとえばニッケル・カ
ドミウム(Ni-Cd) 電池、ニッケル水素(Ni-MH) 電池およ
びリチウム(Li)イオン電池などの充放電可能な二次電池
が知られている。このような二次電池は、各製造メーカ
にて電池特性の更なる向上が図られていて、電池特性が
そのメーカおよび設計上の仕様等による電池の種類に応
じて、電池の放電特性がそれぞれ異なっている。
【0003】たとえば、製造元や製造方法などによって
異なる種類のリチウムイオン二次電池の各種類の放電電
圧曲線を測定すると、とくに、電池の容量が少なくなっ
たことを判断するプリエンド電圧や放電終止電圧(エン
ド電圧)が異なる。このため、電池を使用する電子機器
側では、電池電圧の低下に応じて機器の駆動を停止する
電圧を固定的に設定していると、電池容量を充分に使い
切ることができなかったり、放電終止電圧以下になった
状態で機器の駆動を継続させて電池電圧が急激に低下
し、機器の誤動作が発生する可能性があった。したがっ
て、電池の種類を的確に識別して、その電池の種類に応
じた適切な方法で電池を使用することが必要である。
【0004】そこで、たとえば、特開平5-184076号公報
に記載されているように、電池の容量を識別するための
突起、くぼみおよび接点等の識別部を二次電池側に設け
て、その電池容量検知スイッチ(SW)のオン/オフ状態に
従ってその低容量または高容量を認識することが提案さ
れている。
【0005】また、特開平9-130983号公報では、電池電
圧を出力する端子とは別にセル電圧を出力する電池識別
用の端子を設け、電池の種類を識別してから、その電池
に対する充電電圧を設定することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池に
識別用の接点となる端子を設けたり、電池を収納する電
子機器側に検出用の端子を設けると、それらの配置場所
や動作のための空間等が必要となって、各部が大きくな
るという問題があった。携帯電話やディジタルカメラな
どの携帯用電子機器では、小型軽量化を図ることが求め
られており、電池識別のための構成部材等が増えること
は、小型化、軽量化のためには不利であった。
【0007】また、電池識別用のメカニカルスイッチを
設けた場合、電池を収納する装置側の構造がスイッチ部
材等により複雑になり、さらに電池パック側では識別部
とメカニカルスイッチとの係合部を設けることより構造
が複雑化する。この場合さらに電子機器側で使用可能な
電池を種類ごとに用意する必要が発生し、汎用的な電池
を共通化して使用することは困難であった。さらに、二
次電池は、その性能が日進月歩に向上し、容量や種類も
多様になってきており、このような二次電池が収容され
た電池パックを構成する場合においても、電池パックの
構造的な互換性を各種の電池パックにて確保しつつ、簡
便な構成で電池の種類を識別可能な構造とすることは困
難であった。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、電池や装置側の形状を変えることなく、簡便な構成
で、多種の電池の種類を的確に識別することのできる電
池の識別装置および方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、複数種類の二次電池のうちいずれかの種
類の二次電池を接続して、二次電池を識別する二次電池
の識別装置において、この装置は、接続された二次電池
を定電流充電する充電手段と、二次電池が定電流充電さ
れる基準時間を二次電池の種類ごとに対応づけて記憶し
ておく記憶手段と、定電流充電中の電池電圧の変化に基
づいて二次電池の種類を識別する識別手段とを含み、識
別手段は、二次電池に対する定電流充電時間を計時する
計時手段を含み、計時手段にて計時された定電流充電時
間と記憶手段の記憶内容とに基づいて二次電池の種類を
識別することを特徴とする。
【0010】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、複数種類の二次電池のうちいずれかの種類の二次電
池を接続して、二次電池を識別する二次電池の識別装置
において、この装置は、接続された二次電池を定電流充
電する充電手段と、二次電池に対する定電流充電の期間
における電池電圧の上昇値を測定する測定手段と、定電
流充電の期間における電池電圧の上昇値を電池の種類ご
とに記憶しておく記憶手段と、測定手段にて測定された
上昇値と記憶手段の記憶内容とに基づいて、二次電池の
種類を識別する識別手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、複数種類の二次電池のうちいずれかの種類の二次電
池を接続して、二次電池を識別する二次電池の識別方法
において、この方法は、二次電池を定電流充電した場合
の電池電圧の変化に応じた第1の設定値を、二次電池の
種類ごとに記憶しておき、二次電池を定電流充電する際
の充電電圧の変化に応じた値を検出し、この検出結果と
第1の設定値とに基づいて、二次電池の種類を識別する
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる電池の識別装置および方法の実施例を詳細に説明す
る。
【0013】図3を参照すると、種類が異なる充放電可
能なリチウム(Li)イオン二次電池である電池Aと電池B
とをそれぞれ定電流定電圧充電方式にて充電した際の充
電電圧曲線2a,2b が示されている。図示されているよう
に、同じリチウムイオン電池であっても、たとえば製造
元などが異なって種類が異なる各電池では、定電流充電
時における充電電圧の変化が異なり、各電池の定電流充
電(CC)時間は異なる特性であることがわかる。この例で
は電池Aは、定電流充電開始後から約15分(時間Δt1)
にて電圧4.1 ボルトまたは4.2 ボルトの定電圧充電(CV)
に移行し、電池Bでは、定電流充電開始後から約50分
(時間Δt2)にて定電圧充電に移行する。このように時
間Δt1と時間Δt2で示すように、電池の種類に応じて定
電流充電時間が異なる。これらリチウムイオン二次電池
では、定電圧充電に移行して充電された後、電池の満充
電状態が判断されて充電が終了する。
【0014】このように、電池の種類が異なると、定電
流充電時間が異なってくるので、この違いに基づいて電
池の種類を的確に識別することができる。さらに、その
識別結果に基づいて、電池種類に応じて満充電状態を判
断したり、充電が完了した電池をそのまま使用する際
に、電池の放電を電池の種類に応じて制御することが可
能となる。したがって以下の実施例では定電流充電時間
(CC時間と称する)に基づいて電池の種類を識別する充
放電装置について説明する。なお、以下の説明において
本発明に直接関係のない部分は、図示およびその説明を
省略し、また、信号の参照符号はその現われる接続線の
参照番号で表わす。
【0015】図1に示した充放電装置10は、接続端子12
に着脱可能に接続される電池14を充電する際にその電池
の種類を識別し、識別した電池の種類に応じた放電制御
を行なう機能を有する充放電装置である。この充放電装
置10は、たとえば、被写界を撮像してその画像情報を圧
縮符号化して記録媒体に記録するディジタルカメラや携
帯可能なパーソナルコンピュータなどの情報処理機器に
備えられ、ACアダプタ16から供給される直流電源によっ
て電池14を充電するとともに、電池14またはACアダプタ
16からの直流出力をDC-DC コンバータ18に供給して各部
を駆動する各種電圧に変換し、充放電装置10の各部や情
報処理機器を構成する負荷回路20に供給する。また、充
放電装置10は、収容された電池の種類を識別して電池に
応じたパラメータを設定し、このパラメータに基づいて
電池14の放電状態を認識する。とくに本実施例の充放電
装置10は、電池の種類に応じたプリエンド電圧やエンド
電圧を的確に認識し、電池の放電電圧に基づいて認識し
た残容量に応じて、電池14からの放電を停止させたり、
バッテリニアエンド等を示す電圧警告を出力したりする
放電制御機能を有している。
【0016】電池14の放電電圧特性を図2に示すと、製
造元の異なる電池Aと電池Bとをそれぞれ所定の負荷に
より放電させた場合に、電池Aでは、電池残量が少なく
なるにつれてプリエンド電圧V10 となり、そのまま放電
が進むとエンド終止電圧V11となる。また電池Bでは、
放電が進んでゆくとプリエンド電圧V20 となり、最終的
にエンド電圧V21 となる。本実施例におけるエンド電圧
は電池14の放電終止電圧に対応する電圧であり、また、
プリエンド電圧は、たとえばエンド電圧よりも数十ミリ
ボルト〜数百ミリボルト程度上回る電圧であって、負荷
回路20等に流れる電流値にて機器を使用して数分〜数時
間程度で、電池の出力電圧がエンド電圧となりうる電圧
が設定される。本実施例では、電池電圧がエンド電圧と
なったことを検出すると放電を停止させて、電池の過放
電による電池寿命への悪影響を防ぐとともに、急激な電
圧低下が発生して機器が誤動作するのを防ぐ。また、プ
リエンド電圧を検出した以降は、電池残量低下を表わす
警告表示を出力して電池交換または充電処理を使用者に
促す。
【0017】充放電装置10の各部を詳細に説明すると、
直流電源を生成するACアダプタ16の入力100a,100b には
商用の交流電源が接続され、ACアダプタ16の直流出力10
2 は、充放電装置10の接続端子22に着脱自在に接続され
る。この入力端子22は接続線104 を介してダイオードD1
のアノードとコントローラ24に接続され、ダイオードD1
のカソード側の接続線106 には、DC-DC コンバータ18の
DC入力と充電制御回路28とダイオードD2のカソードとが
それぞれ接続されている。
【0018】一方、充放電装置10の接続端子12には、本
装置10および負荷回路20を駆動するための動力源として
の電池14が着脱可能に接続される。本実施例における電
池14は、リチウムイオン二次電池セルを円筒形のケース
に封入した規格形状の電池である。実施例ではこのよう
な円筒ケース状態の電池を用いて説明するが、電池14は
これ以外にも、たとえば、円型や角形もしくは平型等の
電池セルを、さらに合成樹脂等のケースによりパーケー
ジ化した電池パックを用いてもよい。このような電池14
は、充放電装置10の本体内に収容されるか、電池パック
状のものは、たとえば本装置10の外装に係合して装填さ
れる。接続端子12には、接続線108 を介して充電制御回
路28の出力と放電制御回路30およびコントローラ24の入
力とがそれぞれ接続されている。
【0019】充電制御回路28は、ACアダプタ16よりダイ
オードD1を介して供給される電力を、コントローラ24の
制御の下に電池14に供給し、電池14を定電流定電圧充電
方式によって充電する回路である。充電制御回路28は、
FET 等の半導体スイッチを充電スイッチとして用い、コ
ントローラ24から供給される制御信号110 に従って、電
池14に対する充電電流を制御する。充電制御回路24は、
電池14の端子電圧を検出する際には制御信号110 に応動
してオフ状態となり、また、充電電圧を検出する際には
オン状態となる。
【0020】放電制御回路30は、コントローラ24の制御
の下に電池14の出力108 をダイオードD2を介してDC-DC
コンバータ18に供給し、電池14の電力を負荷回路20等の
各部に供給させる回路である。放電制御回路30は、コン
トローラ24から供給される放電制御信号112 に従って接
続端子12とダイオードD2との間の導通をオンまたはオフ
する。
【0021】コントローラ24は、接続端子20および12に
接続されるACアダプタ16および電池14に応じて、電池14
を充電および放電させるか、もしくはDC-DC コンバータ
18から供給される電源を負荷回路20に出力させるかを決
定し、ACアダプタ16および電池14による充放電を制御す
る制御部である。本実施例におけるコントローラ24は、
充電時における電池電圧をディジタル値に変換して測定
し、この測定結果に基づいて電池14の種類を識別する電
池識別機能を有し、識別した電池の種類に応じて充放電
を制御する。
【0022】詳しくは、コントローラ24は、入力104 に
現われる電圧を検出して、ACアダプタ16が接続端子22に
接続されたことを認識し、また、入力108 を監視して、
電池14の開放端子電圧を測定する。コントローラ24は、
接続された電池14に対する充電処理が必要であるかどう
かをその端子電圧に基づいて判断し、充電が必要である
と判断した場合、さらに端子電圧と環境温度とを参照し
て充電が可能であるかどうかを判断する。
【0023】コントローラ24は、充電制御回路28を駆動
する制御信号110 を生成して充電制御回路28に出力し、
充電電流を充電制御回路28から電池14に供給させ、電池
14に対する充電処理を制御する充電制御機能を有してい
る。本実施例における充放電装置10は、この充電処理期
間中に、CC時間を計測するカウンタを有し、その計数値
に基づいて電池の種類を識別する。具体的には、コント
ローラ24は、充電開始時の電池端子電圧を測定し、この
端子電圧を記憶保持しておき充電を開始する。この端子
電圧の記憶値は、その電池容量の残量に応じて変化し、
この電池電圧によってCC時間が異なってくるため、計時
したCC時間を充電開始時の電池電圧に応じて補正する際
に使用される。コントローラ24は、定電流充電が完了し
たことをたとえば定電圧充電への以降によって検出する
とともに計時を終了し、その時点での計時結果を、メモ
リ40に記憶された設定値と比較することにより、計時結
果と設定値とが対応している電池の種類を認識する。
【0024】このように本実施例におけるコントローラ
24は、充電開始時の電池電圧を記憶して計時を開始する
が、これに限らず、たとえば、充電開始後に充電電圧が
所定の電圧となったことを検出し、その検出時点からの
時間を計測して電池の定電流充電時間を認識するように
コントローラ24が構成されてもよい。この場合、充電を
開始して計時を開始するタイミングが基準化されるの
で、充電開始時電圧に応じたCC時間の補正処理を省略す
ることができる。
【0025】また、コントローラ24は、入力114 に印加
される電圧値に基づいて、環境温度を認識し、さらに電
池14の充電中および放電中に、電池14のセル温度を認識
する機能を有している。コントローラ24の入力114 に接
続された温度センサ38は、温度に応じてその抵抗値が変
化するサーミスタなどの温度検出素子が適用され、装填
される電池14の表面温度を検出するために電池14に近接
するように配設される。コントローラ24は、検出される
温度データに従って、測定されたCC時間を補正する。
【0026】図4に、リチウムイオン二次電池をそれぞ
れ摂氏0度、25度、40度のセル温度の状態で、定電流定
電圧充電方式にて充電した場合における充電電圧曲線の
特性54,56 および58を示す。図示するように、二次電池
の充電電圧特性のうち、とくに、定電流充電時における
電池電圧の上昇傾向がその温度に応じて異なってくるこ
とがわかる。この例では、セル温度が0度のときの特性
54においてその定電流充電が行なわれる期間taが、25度
のときの特性56における定電流充電期間tbよりも短く、
また、セル温度が40度のときの特性58における定電流充
電期間tcが、25度のときの期間tbよりも長くなってい
る。このように、特定の二次電池においても、充電時の
セル温度に応じて定電流充電期間が変化し、その結果、
充電容量も変化してくるので、本実施例におけるコント
ローラ24は、検出したセル温度に基づいて、別に測定し
た定電流時間を加減演算により補正し、補正された定電
流時間に基づいて電池の種類を識別する。
【0027】具体的には、コントローラ24は、メモリ40
に格納されている各種電池ごとの時間補正係数を参照
し、計時したCC時間を充電開始時電圧に応じた時間補正
係数で修正し、修正された時間をさらに検出温度に応じ
た時間補正係数で修正する機能を有している。これをメ
モリ40に記憶された各種電池の設定値ごとに行ない、コ
ントローラ24は、このようにして修正したCC時間を、メ
モリ40にそれぞれ格納されている定電流充電時間設定値
(Δt1, Δt2, ・・)と比較する。コントローラ24は、
その比較結果に基づいて、その設定値に実質的に一致す
る電池の種類を識別し、識別した電池種類を記憶する。
【0028】さらにコントローラ24は、電池14の放電時
には、識別および記憶した電池種類に基づいて、電池14
に応じたプリエンド電圧およびエンド電圧を認識して記
憶する。なお、充電中の電池のCC時間が、定電流充電時
間設定値と、実質的に一致しない場合には、その装置10
で使用する想定外の規格外電池であることを認識し、充
電処理を停止するとともにアラーム処理を実行する。
【0029】本実施例では、各種電池の種類に応じた詳
細な温度補正係数を各種電池種類ごとに用意しておくこ
とにより、充電した結果の電池容量を精度よく認識する
ことができる。そのうえ、充電時における検出温度を記
憶しておくことで、満充電状態となった際の充電容量を
補正して認識することができ、とくに放電時における放
電時間を予測する際に精度のよい予測値を得ることがで
きる。
【0030】また、温度センサ38は充電開始前の温度を
検出し、コントローラ24は、その環境温度が充電可能な
温度であるかどうかを判断し、判断結果に従って充電処
理を制御する。また、コントローラ24は、充電中および
放電中における電池14の温度を検出して、たとえば電池
の過電流や過充電等による異常な温度上昇を検出すると
充電処理および放電処理を緊急停止させる保護機能を有
している。なお、電池14が電池パックとして形成され
て、その電池パックに温度センサを内蔵している場合に
は、その検出値を取り出してコントローラ24の入力114
に与えるように構成されていてもよい。
【0031】コントローラ24は、放電時における電池電
圧を監視して、その電池電圧と記憶したプリエンド電圧
およびエンド電圧とを比較し、電池容量に応じた放電制
御を行なう。具体的には、コントローラ24は、電池電圧
がプリエンド電圧まで低下すると警告を出力するための
制御信号118 を出力する。電池電圧がエンド電圧となっ
た場合には、放電制御回路30の導通をオフさせる制御信
号112 を出力する。
【0032】コントローラ24に接続されたメモリ40は、
充放電制御に必要な各種パラメータを格納する記憶回路
であり、本実施例ではEEPROMが用いられている。具体的
にはメモリ40には、定電流充電時間で電池の種類を識別
する場合には、たとえば図5に示すように、基準となる
充電時間を示す定電流充電時間設定値(Δt1, Δt2,・
・)、充電開始時電圧とこれに対応する時間補正データ
(Ka11,Ka12 ・・,Kb11,Kb12・・)、検出温度に対応す
る時間補正データ(Ka21,Ka22 ・・,Kb21,Kb22・・)、
満充電判断値、プリエンド電圧設定値(Va10,Vb10,・
・)およびエンド電圧設定値(Va11,Vb11,・・)等がそ
れぞれ電池の種類ごとに格納されている。満充電判断値
は、本実施例では、定電圧充電に移行した後の満充電を
判断するための設定値であり、電池の規定電圧値(4.1
ボルト、4.2 ボルト)や、定電流充電から定電圧充電に
移行後の所定の期間充電を継続する時間などが設定値と
してメモリ40に格納されている。これら記憶データは、
コントローラ24に読み出され、充電時および放電時に参
照される。また、コントローラ24にて記憶する充電開始
時電圧値は、コントローラ24に備えたSRAM等の記憶素子
にて記憶しておいてもよいがメモリ40に書き込んでおい
てもよい。
【0033】なお、本実施例では、メモリ40にCC時間を
補正するための時間補正係数が格納され、コントローラ
24は、この係数を用いて演算し、CC時間を補正するよう
に構成されているが、これに限らず、たとえば、各充電
開始時電圧に対応する定電流充電時間設定値を電池種類
ごとに格納したテーブルをメモリ40に構成し、コントロ
ーラ24は、充電開始時電圧により設定値を参照すること
によりCC時間を補正するように構成されてもよい。同様
に、各検出温度に対応する定電流充電時間設定値を電池
種類ごとに格納したテーブルをメモリ40に構成し、コン
トローラ24は、検出温度により設定値を参照することに
より、CC時間を補正するように構成されてもよい。
【0034】これらメモリ40に格納された各種設定値を
書き換えることにより、使用する電池の種類が変わった
り、装置の充電制御や放電制御が変更されたときでも、
パラメータを変更することで、種々の特性を有する電池
に対応することができる。このような構成により、多品
種の装置にてそれぞれ使用する、電圧・容量および電池
サイズの各種電池にそれぞれ適合する設定値をメモリ40
に格納させて、本充電装置10を各種情報処理機器に適用
することができる。
【0035】コントローラ24は、放電制御回路30を駆動
する制御信号112 を生成して放電電流を電池14からDC-D
C コンバータ18に供給させ、電池14に対する放電処理を
制御する放電制御機能を有する。コントローラ24は、不
図示の電源スイッチがオンされると、充電制御回路28を
経由してACアダプタ16より供給される電源、または、電
池14から供給される電源を、ダイオードD2を介してDC-D
C コンバータ18に供給する。また、コントローラ24は、
電池14の放電時電圧を監視してエンド電圧を検出する
と、放電を停止させる放電制御信号を放電制御回路30に
出力する。
【0036】DC-DC コンバータ18は、入力に印加される
電圧を負荷回路20にて必要な電圧に変換して出力する電
圧変換回路であり、本実施例におけるDC-DC コンバータ
18は、不図示の撮像素子、信号処理回路および記録回路
などを駆動する各種電圧の直流電源をコントローラ24か
ら供給される制御信号に応動して各部に供給する。
【0037】コントローラ24は、識別した電池種類に応
じたプリエンド電圧やエンド電圧の記憶値に従って、そ
の電池14の放電時におけるエンド電圧やプリエンド電圧
を検出し、その検出結果に応じて放電を停止させる制御
信号112 を出力し、さらに制御信号116 をDC-DC コンバ
ータ18に出力し、また、アラーム等を出力させる制御信
号118 をアラーム出力回路42に出力する放電制御機能を
有している。
【0038】アラーム出力回路42は、コントローラ24か
ら出力される警告信号118 を受けて、電池電圧がプリエ
ンド電圧およびエンド電圧となったことを、可視および
可聴表示により使用者に通知する。また、アラーム出力
回路42は、規定外の電池が接続されたことがコントロー
ラ24にて検出されると、電池使用不可もしくは残量警告
が正確に検出することができないことを示すアラームを
出力する。
【0039】以上のような構成で、本実施例における充
放電装置10の動作を図6を参照して説明する。ステップ
600 において、ACアダプタ16が接続端子22に接続され
て、ACアダプタ16からの直流電源が本装置10の各部に供
給されている状態にて、電池14が接続端子12に接続され
ると、まず、コントローラ24の入力108 に印加される電
池の端子電圧が測定されて記憶される。コントローラ24
は、測定した電圧値に基づいて、接続されている電池が
充電が必要な電池であるかどうかを判断するとともに、
その電池電圧と、温度センサ38にて検出される温度値と
に基づいて、その電池に対する充電処理が可能であるか
どうかを判断する。
【0040】充電処理が必要な電池であって、充電処理
を行なうことが可能な電圧および温度環境であると判断
した場合に、接続端子12に接続された電池に対する充電
処理が開始される。この電池に対する充電を開始する際
にコントローラ24は、充電制御回路28をオン状態に制御
してACアダプタ16より供給される充電電流を電池に供給
するとともに、その充電開始時における充電電圧を測定
し記憶する。
【0041】電池に対する定電流充電が開始されるとス
テップ602 において、その定電流充電時間を計時するカ
ウンタの計数が開始されて、続くステップ604 にて、定
電流充電が終了したかどうかが判定される。ここで、現
在、定電流充電期間である場合には、カウンタによる計
時処理が継続され、この計時処理は定電流充電期間の終
了が検出されるまで継続される。定電流充電の終了、つ
まり定電圧充電に切り替わったことがコントローラ24に
て認識されると、カウンタの計数が停止されて、その計
数値の示すCC時間がコントローラ24にて認識される(ス
テップ606 )。
【0042】次いでステップ608 に進むと、計測された
CC時間が、その充電時における温度と充電開始時電圧と
に基づいて補正される。コントローラ24は、記憶してお
いた充電開始時電圧に対応する時間補正係数をメモリ40
の記憶領域から読み出し、さらに、定電流充電期間中に
測定しておいた温度に対応する時間補正係数をメモリ40
から読み出して、これら時間補正係数によって、上述の
CC時間を、それぞれ設定されている電池対応に補正す
る。
【0043】コントローラ24は、電池種類ごとに補正さ
れたCC時間が、各電池種類の、定電流充電時間設定値と
一致するかどうかを比較演算して、充電処理中の電池を
識別する。まず、ステップ610 に示すように、時間補正
係数ka11,ka12,・・,ka21,ka22, ・・によって補正され
た定電流充電時間が、電池Aに対応する定電流充電時間
設定値と実質的に等しいがどうかが判断される。ここ
で、CC時間が設定値Δt1とほぼ等しい(CC時間≒Δt1)
という比較結果が得られると、電池の種類は電池Aであ
ると判断してステップ612 に進み、電池Aに適合するプ
リエンド電圧Va10とエンド電圧Va11とを設定する。
【0044】ステップ610 にて、電池種類が電池Aとは
判断されなかった場合にはステップ614 に進んで、定電
流充電時間が電池Bに対応する定電流充電設定値Δt2と
実質的に等しいかどうかが比較演算される。ここでCC時
間が設定値Δt2とほぼ等しい(CC時間≒Δtb)という比
較結果が得られると、電池の種類は電池Bであると判断
してステップ616 に進み、電池Bに適合するプリエンド
電圧Vb10とエンド電圧Vb11とを設定する。以降、電池C
に対応するパラメータ設定がメモリ40に格納されている
場合には、その電池Cに対応する定電流充電時間設定値
と、補正されたCC時間とが比較されて、一致する場合に
は、その電池の種類が識別される。
【0045】ステップ610 および614 などにおける比較
結果が条件を満足しなかった場合には、ステップ618 に
進んで、接続された電池は、本装置10では、使用を想定
していない電池であることが認識され、その電池に対す
る充電処理を終了するとともに、アラーム出力回路42に
対し、アラームを出力させる制御信号118 を出力する。
この結果、アラーム出力回路42からは、異常警告音が出
力され、また、異常を示す文字やランプ等が明滅され
る。
【0046】なお、ステップ612 および616 にて、識別
された電池に応じたパラメータが設定されて、さらに定
電圧充電処理が継続されてゆくと、その充電電圧におけ
る充電処理が所定時間経ったことを持って、電池14が満
充電状態となったことを判断する。すると、充電制御回
路28はオフ状態に制御されて、電池14に対する充電電流
の供給が停止される。この場合、充電完了表示を出力す
るとよい。
【0047】このようにして、電池14に対する識別処理
が完了し、電池14が満充電状態となると、機器の使用者
は、ACアダプタ16を本装置10より取り外し、装置10を含
む情報処理機器を携行して、たとえば撮影や記録画像の
再生等の操作を行なう。外出先などで本機器を使用して
いる際に、充放電装置10は、電池14の放電電圧を監視し
ており、その放電時の電池端子電圧が、先に設定された
プリエンド電圧およびエンド電圧となったかどうかを周
期的に比較する。そして、放電電圧がプリエンド電圧と
一致したことが検出されると、アラーム出力回路42に制
御信号118 を供給して、バッテリニアエンドを表わすア
ラームを表示させ、アラーム音を出力させる。これによ
り機器の使用者は、電池容量が少なくなったことを認識
して、機器の電源オン時間を短縮化するか機器の使用を
中止して充電が必要であることが意識づけられる。
【0048】機器の使用をそのまま継続して、電池14の
放電電圧がさらに下がってゆくと、電池電圧がエンド電
圧と等しくなってくる。コントローラ24は、この状態を
認識すると、コンバータ18に対し制御信号を116 を出力
し、放電制御回路30に対し制御信号112 を出力して、負
荷回路20に対する電力供給を停止させ、電池14の放電停
止させるととともに、電池14の端子電圧が放電終止電圧
となって電源をオフすることを示す警告表示をアラーム
出力回路42から出力および表示させる。プリエンド電圧
やエンド電圧は、電池14の種別に応じて適切な値に基づ
いて判断されているので、各電池に適切な放電を行なわ
せて、電池容量を電池に応じて使い切ることができると
ともに、放電終止電圧以下となって急激な電圧低下が発
生する前に機器の使用を禁止するので機器の誤動作等を
防ぐことができる。
【0049】なお、識別結果および設定したプリエンド
電圧およびエンド電圧は、少なくともその電池14が取り
外されるまでメモリ40もしくはコントローラ24内の記憶
素子に格納しておき、継続して装着されている同じ電池
14に対し再充電を行なう際には、電池の識別処理を省略
することができる。この場合、たとえば同一電池で充放
電を繰り返し継続して使用すると、その充電電圧特性が
変化するような場合には、特性変化に応じたパラメータ
をメモリ40に設定しておき、充電処理ごとにパラメータ
を参照し、現在の特性に適切に対応するCC時間および電
圧上昇値を認識するとよい。
【0050】上記実施例ではCC時間に基づいて電池の種
類を識別する充放電装置について説明したが、以下で
は、所定の定電流充電期間における電池の電圧上昇値に
基づいて電池種類を識別する充放電装置を説明する。
【0051】まず、リチウムイオン二次電池に対する定
電流充電を開始してから一定時間経過後に充電電圧がど
れだけ上昇したのかを図7に示すと、同図に示した充電
電圧曲線からわかるように、一定時間経過後の充電電圧
の上昇値が電池の種類に応じて異なっている。この例で
は電池Aは充電開始から所定の時間までの期間Δt で、
充電電圧が、電池Aは約0.9 ボルト(電圧ΔV1)上昇
し、電池Bは約0.7 ボルト(電圧ΔV2)上昇している。
このように、定電流充電期間における充電電圧の変化を
表わす電圧上昇値は、電池の種類に応じて異なるので、
この違いに基づいて電池の種類を識別することが可能と
なる。
【0052】また、電圧上昇値は、その充電時における
温度によって、たとえば図8に示すように異なる。同図
には、リチウムイオン二次電池をそれぞれ摂氏0度、25
度、40度のセル温度の状態で、定電流充電にて充電した
場合における充電電圧曲線70,72 および74をそれぞれ示
している。この図から、二次電池の定電流充電電圧特性
の上昇傾向がその温度に応じて変化することがわかる。
この例では、セル温度が0度のときの特性70における電
圧上昇値が一番高く、セル温度が25度、40度となるにつ
れて電圧上昇値は低くなってくる。この結果、特定の二
次電池においても、充電時のセル温度に応じて所定期間
における電圧上昇値が変化してくるので、本実施例にお
ける充放電装置は、検出したセル温度に基づいて、別に
測定した定電流充電時間における電圧上昇値を補正し、
補正された電圧上昇値に基づいて電池の種類を識別す
る。
【0053】電圧上昇値で電池の種類を識別する充放電
装置の構成例を、図7〜図9を参照して説明する。本実
施例における充放電装置は、図1に示した充放電装置10
におけるコントローラ24およびメモリ40の機能構成が異
なり、そのほかの構成については充放電装置10の各部の
構成と同様の構成でよいので、以下では、コントローラ
76とメモリ78とについて説明する。
【0054】本実施例におけるコントローラ76は、メモ
リ78に設定されている電圧上昇設定値と、充電開始から
一定時間経過後の充電上昇値とを比較し、その比較結果
に基づいて電池14の種類を識別する電池種類識別機能を
有する制御回路である。詳しくは、図9に示すように、
メモリ40には、前述の第1の実施例における定電流充電
時間設定値および各時間補正係数に代えて、もしくはこ
れらに加えて、電圧上昇設定値(ΔV1, ΔV2, ・・)
と、充電開始時電圧に対応する電圧補正係数(ka31,ka3
2,・・,kb31,kb32, ・・)と、検出温度に対応する電圧
補正係数(ka41,ka42,・・,kb41,kb42・・)とが電池14
の種類ごとにそれぞれ格納されている。また、メモリ78
には、電圧上昇値を監視する期間Δt を規定する値が記
憶されている。これら各種設定値は、コントローラ76に
読み出され、充電時および放電時に参照される。
【0055】コントローラ76は、電池14に対する定電流
充電処理を開始してから、所定の期間Δt における充電
電圧の上昇値を測定および演算する機能を有している。
たとえば、コントローラ76は、充電開始時の電池電圧Vs
(図7)から所定の期間Δtまでの間に上昇した電圧の
値を認識するために、電圧Vsを記憶保持しておき、時間
Δt をカウンタにより計時する。コントローラ76は、時
間Δt が経過するとカウンタを停止し、その充電時にお
ける電池電圧を再度測定する。次いでコントローラ76
は、その計測値Vup と充電開始時電圧Vsとの差を演算
し、その演算結果の絶対値を電圧上昇値として一時記憶
する。コントローラ76は、一時記憶した電圧上昇値を、
充電開始時の電圧Vsに対応する電圧補正係数により補正
し、さらにセンサ38にて検出した検出温度に対応する電
圧補正係数により補正する。コントローラ76は、このよ
うにして各電池の種類ごとに補正した電圧上昇値を、各
電池ごとに設定されている電圧上昇設定値とそれぞれ比
較演算し、電圧上昇設定値に実質的に一致する電池の種
類を識別し、その識別結果を記憶する。
【0056】電池種類の識別が完了するとコントローラ
76は、前述の第1の実施例と同様にして、識別した電池
種類に対応するプリエンド電圧とエンド電圧とをメモリ
78から読み出して記憶する。コントローラ76は、負荷回
路20に対する放電を制御する際に、電池14の放電電圧を
監視して、電池の種類に応じた適切なプリエンド電圧と
エンド電圧とを認識し、電池14の放電電圧に応じて適切
に放電制御を行なう。
【0057】本実施例における充放電装置の動作を図10
を参照して説明する。ステップ1000において、ACアダプ
タ16が接続端子22に接続されて、ACアダプタ16からの直
流電源が本装置10の各部に供給されている状態にて、電
池14が接続端子12に接続されると、まず、コントローラ
76の入力108 に印加される電池の端子電圧が測定されて
記憶される。コントローラ76は、測定した電圧値に基づ
いて、接続されている電池が充電が必要な電池であるか
どうかを判断するとともに、その電池電圧と、温度セン
サにて検出される温度値とに基づいて、その電池に対す
る充電処理が可能であるかどうかを判断する。
【0058】充電処理が可能な電池であって、充電処理
を行なうことが可能な環境である場合に、接続端子12に
接続された電池に対する充電処理が開始される。この電
池に対する充電を開始する際にコントローラ76は、充電
制御回路28をオン状態に制御してACアダプタ16より供給
される充電電流を電池に供給するとともに、その充電開
始時における充電電圧が測定されて記憶される。
【0059】電池に対する定電流充電が開始されるとス
テップ1002において、その定電流充電時間を計時するカ
ウンタが計数されて、続くステップ1004にて、その計数
値の示す時間t が時間設定値Δt と等しいか否かが比較
判定される。ここで、等しい場合、つまり、充電開始か
らΔt 経過していた場合にはステップ1006に進み、時間
Δt が経過していない場合にはカウンタによる計時処理
が継続され、この計時処理は時間Δt 経過するまで継続
される。時間Δt の経過が判断されると、ステップ1006
に進み、カウンタの計数が停止されるとともに、時間Δ
t 経過時点での定電流充電電圧Vup が測定される(ステ
ップ1006)。
【0060】次いでステップ1008に進むと、充電開始時
の電圧Vsと時間Δt 経過時点での電圧Vup との差が演算
されて、その演算結果を電圧上昇値として一旦記憶す
る。次いで、記憶した電圧上昇値が、その充電時におけ
る温度と充電開始時電圧とに基づいて補正される。詳し
くは、コントローラ76は、記憶しておいた充電開始時電
圧に対応する電圧補正係数をメモリの記憶領域から読み
出し、定電流充電期間中に測定した温度に対応する時間
補正係数をメモリ78から読み出して、これら電圧補正係
数によって、上述の計測および演算により算出された電
圧上昇値を、それぞれ電池対応に補正する。
【0061】コントローラ76は、電池種類ごとに補正さ
れた電圧上昇値が、各電池種類の、電圧上昇設定値定と
一致するかどうかを比較演算して、充電処理中の電池を
識別する。まず、ステップ1010に示すように、電圧補正
係数ka31,ka32,・・ka41,ka42,・・によって補正された
電圧上昇値が、電池Aに対応する電圧上昇設定値と実質
的に等しいがどうかが判断される。ここで、電圧上昇値
が設定値ΔV1とほぼ等しい(電圧上昇値≒ΔV1)という
比較結果が得られると、電池の種類は電池Aであると判
断してステップ1012に進み、電池Aに適合するプリエン
ド電圧Va10とエンド電圧Va11とを設定する。
【0062】ステップ1010にて電池種類が電池Aとは判
断されなかった場合にはステップ1014に進んで、電圧上
昇値が電池Bに対応する電圧上昇設定値ΔV2と実質的に
等しいかどうかが比較演算される。ここで電圧上昇値が
設定値ΔV2とほぼ等しい(電圧上昇値≒ΔV2)という比
較結果が得られると、電池の種類は電池Bであると判断
してステップ1016に進み、電池Bの適切なプリエンド電
圧Vb10とエンド電圧Vb11とを設定する。以降、電池Cに
対応するパラメータ設定がメモリ40に格納されている場
合には、その電池Cに対応する電圧上昇設定値と、補正
された電圧上昇値とが比較されて、一致する場合には、
その電池の種類が識別される。
【0063】ステップ1010および1014などにおける比較
結果が条件を満足しなかった場合には、ステップ1018に
進んで、接続された電池は、本装置10では、使用を想定
していない電池であることを認識し、その電池に対する
充電処理を終了するとともに、アラーム出力回路42に対
し、アラームを出力させる制御信号118 を出力する。こ
の結果、アラーム出力回路42からは、異常警告音が発生
されて、また、異常を示す文字やランプ等が明滅され
る。
【0064】このようにして、電池14の種類に応じたプ
リエンド電圧とエンド電圧が設定されると、以降第1の
実施例と同様にして、電池14の出力を負荷回路20に供給
している際に、充放電装置10は、電池14の放電電圧を監
視し、その放電時の電池端子電圧が、先に設定されたプ
リエンド電圧やエンド電圧となると、アラーム出力回路
に制御信号118 を供給して、電圧に応じたアラームを出
力させるとともに、エンド電圧の場合には、電源をオフ
状態に制御する。
【0065】この第2の実施例では、前述の第1の実施
例による効果に加えて、定電圧充電に移行する前に、つ
まり比較的短時間で電池種類を識別することができると
いうメリットがある。
【0066】以上、第1および第2の実施例にて説明し
たように、電池の外装形状などを異ならせることなく、
定電流充電時における充電電圧の変化に基づいて電池の
種類を識別することができる。そして、電池放電時に電
池電圧を監視し、エンド電圧まで低下すると電池の放電
を制御しているので、この結果、誤動作などによるシス
テムダウンが発生するが防止されて安全確実な動作が可
能となり、さらに、電池容量を可能な限り使い切ること
ができ、電池を効率的に運用することができる。また、
多種類の電池を的確に識別可能となるので、単に電池を
有効利用することにとどまらず、たとえば、バッテリ切
れの際に代替電池を入手することが容易となって有利で
あり、また、電池を電子機器に添付して、市場に製品供
給する場合に、特定種類の電池に限られないので、より
よい製品をより安定して市場に供給することができる。
【0067】なお、CC時間で電池を識別する方法と、電
圧上昇値で電池を識別する方法は、それぞれ個別に用い
られるだけではなく、双方の方法を併用することができ
る。この場合、メモリ40には、定電流充電時間設定値と
電圧上昇設定値との双方を電池の種類ごとに格納し、さ
らに検出温度に応じた時間補正値と電圧補正値とをそれ
ぞれ格納する。コントローラ76は、これら設定値と実際
に検出された時間および電圧値に基づいて、さらに他種
類の電池を的確に判断することができる。
【0068】また、上記実施例では、製造元等や設計上
の違いによって特性の異なるリチウムイオン二次電池を
使用する充放電装置について説明したが、たとえばニッ
ケルカドミウム二次電池やニッケル水素二次電池に対し
ても、各種パラメータを用意しておき、上記実施例と同
様にして、各種電池の種類を識別するとともに、放電時
に電池電圧を監視して設定電圧に応じた放電制御を行な
うことができる。
【0069】また、メモリ40,78 に記憶されている各種
設定値は、あらかじめ書き込まれているものであるが、
これに限らず、たとえば、上記実施例における充放電装
置にて新品の二次電池を基準の温度条件にて実際に定電
流定電圧充電する際に、定電流充電時間や電圧上昇値を
測定し、その測定結果をそれぞれ電池種類に対応づけた
設定値としてメモリ40,78 に記憶することもできる。
【0070】
【発明の効果】このように本発明によれば、簡便な構成
にて、二次電池を定電流充電する際の充電電圧の変化に
基づいて、その電池種類を確実に識別することができ、
電池出力を負荷回路に供給して放電させる際に、その電
池に応じた適切な放電制御を行なうことができる。この
場合、電池の外形等の形状は共通の形状でよく、識別の
ための特別な形状や識別部材を電池および装置側に設け
る必要がないから、簡略な構成でかつ小型化に悪影響す
ることなく電池種類を識別することが可能である。ま
た、電池種類に応じたパラメータは、電池に応じて複数
用意しておくことができるので、多種類の電池に対し適
切に対応することができ、さらにパラメータを変更する
ことにより、高性能の二次電池が市場に供給された場合
でも、その電池に応じたパラメータを格納しておくこと
で、電池を識別するための回路構成を変更することな
く、最新の電池に対してもその種類を識別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された充放電装置を示すブロック
図である。
【図2】二次電池の放電電圧曲線におけるプリエンド電
圧およびエンド電圧の例を示すグラフである。
【図3】種類の異なる二次電池を定電流定電圧充電した
際の充電電圧曲線で、定電流充電時間が異なることを示
すグラフである。
【図4】温度に応じて異なる充電電圧曲線を示すグラフ
である。
【図5】第1の実施例におけるメモリの記憶内容を示す
図である。
【図6】第1の実施例における充放電装置の動作を示す
フローチャートである。
【図7】種類の異なる二次電池を定電流定電圧充電した
際の充電電圧曲線で、所定の期間における電圧上昇値が
異なることを示すグラフである。
【図8】温度に応じて異なる充電電圧曲線を示すグラフ
である。
【図9】第2の実施例におけるメモリの記憶内容を示す
図である。
【図10】第2の実施例における充放電装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 充放電装置 14 二次電池 16 ACアダプタ 18 DC-DC コンバータ 24,76 コントローラ 28 充電制御回路 30 放電制御回路 40,78 メモリ 42 アラーム出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/10 H02J 7/10 B K

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の二次電池のうちいずれかの種
    類の二次電池を接続して、該二次電池を識別する二次電
    池の識別装置において、該装置は、 前記接続された二次電池を定電流充電する充電手段と、 前記二次電池が定電流充電される基準時間を前記二次電
    池の種類ごとに対応づけて記憶しておく記憶手段と、 前記定電流充電中の電池電圧の変化に基づいて前記二次
    電池の種類を識別する識別手段とを含み、 前記識別手段は、前記二次電池に対する定電流充電時間
    を計時する計時手段を含み、該計時手段にて計時された
    定電流充電時間と前記記憶手段の記憶内容とに基づいて
    前記二次電池の種類を識別することを特徴とする二次電
    池の識別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の識別装置において、前
    記識別手段は、前記定電流充電時間を補正する補正手段
    を含み、該補正手段にて補正された定電流充電時間に基
    づいて、前記二次電池の種類を識別することを特徴とす
    る二次電池の識別装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の識別装置において、前
    記補正手段は、定電流充電の開始時における充電電圧に
    応じて前記定電流充電時間を補正することを特徴とする
    二次電池の識別装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の識別装置において、該
    装置は、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段を
    有し、 前記補正手段は、前記温度検出手段にて検出した温度に
    応じて前記定電流充電時間を補正することを特徴とする
    二次電池の識別装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の識別装置において、該
    装置は、前記二次電池の出力を負荷回路に供給する電源
    手段と、前記二次電池の種類に応じて該二次電池の放電
    を制御する制御手段とを含み、 該制御手段は、放電制御のための電圧値を前記識別した
    電池の種類に応じて切り替えて設定する設定手段を有
    し、前記二次電池の放電時における電池電圧を監視し
    て、該監視電圧と前記設定電圧とに基づいて、該二次電
    池の放電状態を制御することを特徴とする二次電池の識
    別装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の識別装置において、前
    記制御手段は、前記監視電圧と前記設定電圧とを比較し
    て、前記監視電圧が前記設定電圧まで低下すると、前記
    二次電池からの放電を停止させる放電制御を行なうこと
    を特徴とする二次電池の識別装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の識別装置において、前
    記制御手段は、前記監視電圧が前記設定電圧まで低下す
    ると、前記二次電池からの放電を停止させるための警告
    を出力させることを特徴とする二次電池の識別装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の識別装置において、前
    記記憶手段には、放電終止電圧に対応するエンド電圧
    と、プリエンド電圧とが電池種類に応じてそれぞれ前記
    電圧値として記憶され、 前記設定手段は、前記記憶された電圧値に従って前記二
    次電池に対応する電圧値を設定し、 前記制御手段は、前記識別した二次電池のプリエンド電
    圧を検出すると警告を出力させ、該二次電池のエンド電
    圧を検出すると該二次電池の放電を停止させることを特
    徴とする二次電池の識別装置。
  9. 【請求項9】 複数種類の二次電池のうちいずれかの種
    類の二次電池を接続して、該二次電池を識別する二次電
    池の識別装置において、該装置は、 前記接続された二次電池を定電流充電する充電手段と、 前記二次電池に対する定電流充電の期間における電池電
    圧の上昇値を測定する測定手段と、 前記定電流充電の期間における電池電圧の上昇値を電池
    の種類ごとに記憶しておく記憶手段と、 前記測定手段にて測定された上昇値と前記記憶手段の記
    憶内容とに基づいて、前記二次電池の種類を識別する識
    別手段とを備えることを特徴とする二次電池の識別装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の識別装置において、
    前記識別手段は、前記測定手段にて測定された上昇値を
    補正する補正手段を含み、補正手段にて補正された上昇
    値に基づいて前記二次電池の種類を識別することを特徴
    とする二次電池の識別装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の識別装置におい
    て、前記補正手段は、定電流充電の開始時における充電
    電圧に応じて前記上昇値を補正することを特徴とする二
    次電池の識別装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の識別装置におい
    て、該装置は、前記二次電池の温度を検出する温度検出
    手段を有し、 前記補正手段は、前記温度検出手段にて検出した温度に
    応じて前記上昇値を補正することを特徴とする二次電池
    の識別装置。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の識別装置において、
    該装置は、前記二次電池の出力を負荷回路に供給する電
    源手段と、前記二次電池の種類に応じて該二次電池の放
    電を制御する制御手段とを含み、 該制御手段は、放電制御のための電圧値を前記識別した
    電池の種別に応じて切り替えて設定する手段を有し、前
    記二次電池の放電時における電池電圧を監視して、該監
    視電圧と前記設定電圧とに基づいて、該二次電池の放電
    状態を制御することを特徴とする二次電池の識別装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の識別装置におい
    て、前記制御手段は、前記監視電圧と前記設定電圧とを
    比較して、前記監視電圧が前記設定電圧まで低下する
    と、前記二次電池からの放電を停止させる放電制御を行
    なうことを特徴とする二次電池の識別装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の識別装置におい
    て、前記制御手段は、前記監視電圧が前記設定電圧まで
    低下すると、前記二次電池からの放電を停止させるため
    の警告を出力させることを特徴とする二次電池の識別装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の識別装置におい
    て、前記記憶手段には、放電終止電圧に対応するエンド
    電圧と、プリエンド電圧とが電池種類に応じてそれぞれ
    前記電圧値として記憶され、 前記設定手段は、前記記憶された電圧値に従って前記二
    次電池に対応する電圧値を設定し、 前記制御手段は、前記識別した二次電池のプリエンド電
    圧を検出すると警告を出力させ、該二次電池のエンド電
    圧を検出すると該二次電池の放電を停止させることを特
    徴とする二次電池の識別装置。
  17. 【請求項17】 複数種類の二次電池のうちいずれかの
    種類の二次電池を接続して、該二次電池を識別する二次
    電池の識別方法において、該方法は、 前記二次電池を定電流充電した場合の電池電圧の変化に
    応じた第1の設定値を、前記二次電池の種類ごとに記憶
    しておき、前記二次電池を定電流充電する際の充電電圧
    の変化に応じた値を検出し、該検出結果と前記第1の設
    定値とに基づいて、該二次電池の種類を識別することを
    特徴とする二次電池の識別方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の識別方法におい
    て、前記充電電圧変化に応じた値は、前記二次電池に対
    する定電流充電時間であり、該二次電池に対する定電流
    充電時間に基づいて該二次電池の種類を識別することを
    特徴とする二次電池の識別方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の識別方法におい
    て、前記充電電圧変化に応じた値は、前記二次電池に対
    する定電流充電期間における電圧上昇値であり、該電圧
    上昇値に基づいて該二次電池の種類を識別することを特
    徴とする二次電池の識別方法。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の識別方法におい
    て、該方法は、前記二次電池の放電を制御するための第
    2の設定値を、該二次電池に対する識別結果に応じて設
    定し、該二次電池の出力を負荷回路に供給する際に、該
    二次電池の放電電圧を監視し、該放電電圧と前記第2の
    設定値とに基づいて、該二次電池の放電を制御すること
    を特徴とする二次電池の識別方法。
JP10184683A 1998-06-30 1998-06-30 二次電池の識別装置および方法 Withdrawn JP2000023374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184683A JP2000023374A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 二次電池の識別装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10184683A JP2000023374A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 二次電池の識別装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000023374A true JP2000023374A (ja) 2000-01-21

Family

ID=16157555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10184683A Withdrawn JP2000023374A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 二次電池の識別装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000023374A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090851A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Eastman Kodak Japan Ltd 電子カメラ
JP2002125328A (ja) * 2000-07-20 2002-04-26 Agilent Technol Inc 一定周波数の電流波形を用いてコンデンサを充電するためのシステム及び方法
JP2008021619A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
US7521893B2 (en) 2004-03-16 2009-04-21 Sony Corporation Battery apparatus and discharge controlling method of battery apparatus
CN102017356A (zh) * 2008-02-22 2011-04-13 捷通国际有限公司 具有电池类型检测的电感式电力供应***
KR20150060267A (ko) * 2013-11-26 2015-06-03 엘지이노텍 주식회사 배터리 관리 장치 및 방법
CN105026945A (zh) * 2013-03-14 2015-11-04 古河电气工业株式会社 二次电池状态检测装置及二次电池状态检测方法
JP2017073951A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 キヤノン株式会社 電子機器及びプログラム
CN107624211A (zh) * 2017-06-09 2018-01-23 畅充科技(上海)有限公司 充电方法及装置
JP2018035744A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 油回転真空ポンプ
KR20200060147A (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 주식회사 엘지화학 Bms의 소프트웨어 호환성 진단 장치 및 방법

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125328A (ja) * 2000-07-20 2002-04-26 Agilent Technol Inc 一定周波数の電流波形を用いてコンデンサを充電するためのシステム及び方法
JP2002090851A (ja) * 2000-09-20 2002-03-27 Eastman Kodak Japan Ltd 電子カメラ
US7521893B2 (en) 2004-03-16 2009-04-21 Sony Corporation Battery apparatus and discharge controlling method of battery apparatus
JP2008021619A (ja) * 2006-06-14 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
CN102017356A (zh) * 2008-02-22 2011-04-13 捷通国际有限公司 具有电池类型检测的电感式电力供应***
CN105026945A (zh) * 2013-03-14 2015-11-04 古河电气工业株式会社 二次电池状态检测装置及二次电池状态检测方法
EP2955533A4 (en) * 2013-03-14 2016-06-15 Furukawa Electric Co Ltd DEVICE AND METHOD FOR SECONDARY CELL STATE MONITORING FOR DETECTING A SECONDARY CELL STATE
CN105026945B (zh) * 2013-03-14 2017-12-05 古河电气工业株式会社 二次电池状态检测装置及二次电池状态检测方法
KR102085851B1 (ko) * 2013-11-26 2020-03-09 엘지이노텍 주식회사 배터리 관리 장치 및 방법
KR20150060267A (ko) * 2013-11-26 2015-06-03 엘지이노텍 주식회사 배터리 관리 장치 및 방법
JP2017073951A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 キヤノン株式会社 電子機器及びプログラム
JP2018035744A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 油回転真空ポンプ
WO2018223398A1 (zh) * 2017-06-09 2018-12-13 畅充科技(上海)有限公司 充电方法及装置
CN107624211A (zh) * 2017-06-09 2018-01-23 畅充科技(上海)有限公司 充电方法及装置
KR20200060147A (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 주식회사 엘지화학 Bms의 소프트웨어 호환성 진단 장치 및 방법
KR102678141B1 (ko) 2018-11-22 2024-06-24 주식회사 엘지에너지솔루션 Bms의 소프트웨어 호환성 진단 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546856B2 (ja) 電池パック及び電池パックの故障診断方法
US6504344B1 (en) Monitoring battery packs
JPH11329512A (ja) 二次電池の容量劣化判断方法およびその判断装置
US5606242A (en) Smart battery algorithm for reporting battery parameters to an external device
US5694021A (en) System for executing charge control of a secondary battery and detecting the capacitance thereof
EP1533882B1 (en) Battery pack with integrated battery protection circuit
EP2317598B1 (en) Battery pack comprising a charge and discharge switch
US20080238357A1 (en) Ultra fast battery charger with battery sensing
US20050112416A1 (en) Battery assembly and battery pack
KR20060086024A (ko) 배터리팩의 모니터링 장치 및 그 방법
JPH01503512A (ja) 電源装置
KR20140094349A (ko) 배터리의 충전 방법 및 이에 따른 배터리 팩
JP3859608B2 (ja) 電池パック、電子機器、電池残量予測システム及び半導体装置
JP2010522533A (ja) 電池検出を備える超高速電池充電器
JP3925507B2 (ja) 二次電池の充電方法および電池パック
JP2000023374A (ja) 二次電池の識別装置および方法
JP3797350B2 (ja) 充電装置および充電制御方法
JPH08138749A (ja) バッテリ制御方式
JPH0745306A (ja) バッテリパック及び電気・電子機器
JP3774995B2 (ja) リチウムイオン二次電池の充電方法およびその充電装置
JP2000030757A (ja) 電池パック
JP2005218174A (ja) 組電池監視装置及び電池パック
JP4000240B2 (ja) 二次電池ユニット及び二次電池の残量測定方法
US20200267809A1 (en) Strobe Device and Charging Control Method Therefor
JP4013289B2 (ja) 非水系二次電池の充電方法およびその充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906