JP2000120262A - 鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足場装置 - Google Patents

鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足場装置

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JP2000120262A
JP2000120262A JP10293226A JP29322698A JP2000120262A JP 2000120262 A JP2000120262 A JP 2000120262A JP 10293226 A JP10293226 A JP 10293226A JP 29322698 A JP29322698 A JP 29322698A JP 2000120262 A JP2000120262 A JP 2000120262A
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reinforced concrete
formwork
concrete wall
wall
floor
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JP10293226A
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English (en)
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Minoru Okudate
稔 奥立
Shuji Hata
修二 畑
Eiji Omura
英士 大村
Takenori Nishizaki
丈能 西崎
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Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Konoike Construction Co Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Konoike Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工能率の改善 【解決手段】 足場装置13は、既設壁体10n-1の両
側に固設設置される一対の内,外作業足場13a,13
bを有している。足場13aは、基部プレート130a
と、1階から6階までの複数階分の作業床131a〜1
36aと、複数本の縦柱137a,138aとを備えて
いる。基部プレート130aには、1階作業床131a
が、側面のほぼ中央部分に直交するように固設されてい
て、この1階作業床131a上に縦柱137a,138
aが立設されている。2,3階作業床132a,133
aは、縦柱137a,138a間にだけ渡設固定されて
いる。4階以上の上階側作業床134a〜136aは、
型枠12の高さよりも高い位置にあって、折り畳み可能
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリー
ト壁体の構築工法に用いられる足場装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】型枠を用いて鉄筋コンクリート壁体を構
築する工法には、種々の方法があり、例えば、高さが比
較的高い防液堤などを鉄筋コンクリート壁体で構築する
場合には、型枠や各種の作業に用いられる足場装置を、
壁体が1ロット構築される毎に上方に移動させるジャン
プアップ工法が知られている。
【0003】ところが、従来のジャンプアップ工法に用
いられている足場装置には、以下に説明する技術的な課
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ジャンプア
ップ工法では、壁体が1ロット構築されると、型枠を脱
型し、付着したコンクリートを除去するケレン作業,埋
め込み金具の取付作業,型枠剥離剤の塗布作業などが行
われて、再び型枠を設置することになる。
【0005】ところが、従来のジャンプアップ工法に用
いられていた足場装置では、このような作業を行うため
の配慮がなされていなかったので、1ロット構築する度
毎に、型枠を足場装置の外側に下ろし、所定の作業ヤー
ドに運んでこのような作業を行っており、型枠の脱型,
再設置に手間と時間がかかり、作業能率が低下する一因
となっていた。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、作
業能率が向上する鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足
場装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、配筋が施された部分の両側に、一対の型
枠を所定の間隔を隔てて対向設置し、前記型枠間にコン
クリートを打設する工程を順次繰返して、鉄筋コンクリ
ート壁体を地上側から上方に向けて構築する鉄筋コンク
リート壁体の構築工法に用いられる足場装置において、
構築される前記鉄筋コンクリート壁体の両側に配置さ
れ、前記壁体を貫通する連結ロッドにより相互に結合さ
れて、前記鉄筋コンクリート壁体に支持され、2ロット
分の施工が可能な高さを有する内,外作業足場を備え、
前記内,外作業足場に、脱型した前記型枠を立設状態で
支持可能な下階側作業床と、前記型枠の高さよりも高い
位置にあって、折り畳み可能な上階側作業床とをそれぞ
れ設け、これらの作業床の一端に通路空間を形成した。
このように構成した鉄筋コンクリート壁体の構築工法用
足場装置によれば、内,外作業足場が2ロット分の施工
が可能な高さを有しているので、下階側でコンクリート
の養生を行っている間に、上階側で配筋用のシース管の
接続作業などを行うことができる。また、内,外作業足
場は、脱型した型枠を立設状態で支持可能な下階側作業
床を有していので、足場装置外に型枠を搬出することな
く、下階側作業床上で、付着したコンクリートを除去す
るケレン作業,埋め込み金具の取付作業,型枠剥離剤の
塗布作業などを行うことができる。さらに、内,外作業
足場の型枠の高さよりも高い位置にある上階側作業床
は、折り畳み可能になっているので、折り畳むことによ
り型枠を上部側に吊上げる際の障害とならず、折り畳ん
だ部分を広げることにより配筋作業などを容易に行え
る。また、上,下階の各作業床の一端に通路空間を設け
ているので、安全性も向上する。前記内,外作業足場
は、前記型枠を自立支持させた状態で、既設鉄筋コンク
リート壁体に沿って上方に吊下げ移動して、順次上段側
の鉄筋コンクリート壁体に支持させることができる。こ
の構成によれば、型枠間に打設されたコンクリートの養
生期間を利用して、内,外作業足場の上方移動が行われ
るので、施工能率が向上する。前記型枠は、構築しよう
とする鉄筋コンクリート壁体内を貫通する複数のセパレ
ータにより自立支持することができる。この構成によれ
ば、従来から多用されているセパレータにより、型枠を
安定して自立支持することができる。前記内,外作業足
場は、前記セパレータを除去した既設鉄筋コンクリート
壁体の貫通孔内に前記連結ロッドを挿入して支持するこ
とができる。この構成によれば、セパレータを除去した
貫通孔を有効に活用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図11は、本発明にかかる鉄筋コンクリート壁体の構
築工法用足場装置の一実施例を示している。
【0009】同図に示した壁体の構築方法は、地上タン
クの側壁部を形成する際に適用した場合であって、側壁
部の壁体10を構築する際には、配筋11が施された部
分の両側に、一対の型枠12を所定の間隔を隔てて対向
設置し、型枠12間に高流動コンクリートを打設する工
程を順次繰り返すことを基本構成としている。
【0010】すなわち、本発明の鉄筋コンクリート壁体
10の構築方法では、型枠12の長さに対応した高さの
壁体10を、地上側から上方に向けて順次連結しながら
構築する。
【0011】図1から図4には、第nロットの壁体10
nを構築する手順が順に示されている。なお、これらの
図に示した構築手順では、第n−1ロットまでの既設鉄
筋コンクリート壁体(以下、既設壁体と略す)1
n-1、例えば、第1ないし第2ロットまでは、比較的
高さが低いので、通常用いられているビティーなどの仮
設支保工を用いて、型枠12を支持して、壁体10が構
築される。
【0012】また、本実施例の場合には、水平断面が円
形,楕円形などの壁体10を構築するので、型枠12
は、これらの形状に併せて、壁体10の外周を包囲する
ように環状に設置されるが、図1から図4には、その一
部を図示している。
【0013】第nロットの壁体10nを構築する際に
は、まず、図1に示すように、本発明にかかる足場装置
13が設置される。足場装置13は、図10にその詳細
を示すように、既設壁体10n-1を挟んで、その両側に
固設設置される一対の内,外作業足場13a,13bを
有している。
【0014】各作業足場13a,13bは、基部プレー
ト130a,130bと、1階から6階までの複数階分
の作業床131a〜136a,131b〜136bと、
複数本の縦柱137a,138a,137b,138b
とを備えている。
【0015】なお、図10中に符号139a,139b
で示した部材は、基部プレート130a,130bの上
端部と縦柱138a,138b間に、渡設固定された連
結材であって、この連結材139a,139bは、紙面
と直交する方向に所定の間隔を隔てて複数配置されてい
て、脱型した型枠12を支持する際にも用いられる。
【0016】各基部プレート130a,130bには、
1階作業床131a,131bが、側面のほぼ中央部分
に直交するように固設されていて、この1階作業床13
1a,131b上に縦柱137a,138a,137
b,138bが立設されている。
【0017】2階および3階作業床132a,133
a,132b,133bは、縦柱137a,138a,
137b,138b間にだけ渡設固定されている。4階
以上の上階側作業床134a〜136a,134b〜1
36bは、型枠12の高さよりも高い位置にあって、折
り畳み可能に構成されている。
【0018】図11に本実施例の折り畳み構成を示して
いる。同図に示した上階側作業床132a,133a,
132b,133bは、固定床プレートAと、ヒンジ結
合された折り畳み床プレートBと、固定桁Cと、固定桁
C内に内蔵された伸縮桁Dとを備えている。
【0019】固定桁Cは、複数本がほぼ平行に配列され
ていて、中空角形断面に形成され、相似形断面の伸縮桁
Dがスライド移動自在に挿入されている。
【0020】折り畳み床プレートBを折り重ねて、固定
床プレートA上に載せ、伸縮桁Dを固定桁C内に収容す
ると、各作業床134a〜136a,134b〜136
bは、縦柱137a,138a,137b,138b間
の幅から僅かに飛び出した状態に収まり、伸縮桁Dを伸
ばして、折り畳みプレートBを広げると、各作業床13
4a〜136a,134b〜136bは、構築しようと
する壁体10n側に近接するようにして伸びる。
【0021】このように構成された足場装置13は、構
築しようとする壁体10nの2ロット分に相当する高さ
を備えていて、内,外作業足場13a,13bを既設壁
体10n-1の両側面に当接させ、この状態で既設壁体1
n-1を形成する際に用いたセパレータ14を除去した
際に形成される貫通孔内に連結ロッド15を挿入して、
ボルトナットにより固定することにより、既設壁体10
n-1に着脱可能に支持させる。
【0022】足場装置13を設置すると、内,外作業足
場13a,13bの縦柱137a,138a,137
b,138b間が、専用の通路空間となり、縦柱138
a,138bと構築する壁体10nとの間が作業空間と
なる。
【0023】このとき、壁体10nの構築に用いる型枠
12は、内,外作業足場13a,13bに立設した状態
で支持させておく。そして、足場装置13の設置が終了
すると、図2に示すように、既設壁体10n-1の上端か
ら上方に突出するように組立てられた配筋11の両側部
分に、型枠12が対向設置される。
【0024】この場合、一対の対向位置された型枠12
は、高流動コンクリートを打設する際に、自立支持す
る。本実施例の一対の型枠12は、同一構成のものであ
って、その一方の詳細を図8,9に示している。
【0025】同図に示した型枠12は、型枠プレート1
2aと、横バタ材12bと、縦バタ材12cとを備えて
いる。型枠プレート12aは、平坦な金属プレートであ
って、その背面側に複数の横バタ材12bが上下方向に
所定の間隔を隔てて、平行に固設されている。
【0026】縦バタ材12cは、横バタ材12bと直交
するように、所定の間隔を隔てて平行に配置されてい
て、横バタ材12bに固設されている。型枠プレート1
2aには、格子状に配置された横,縦バタ材12b,1
2c間に位置して、後述するセパレータ14が挿通され
る挿通孔12dが、上下左右方向に所定の間隔を隔てて
複数設けられている。
【0027】なお、この挿通孔12dは、対向設置され
る一対の型枠12間で、相互に位置が一致するように設
けられている。
【0028】縦バタ材12cは、型枠プレート12aの
幅方向の端部側の近傍に配置された4本が、下方に延長
されていて、この延長された部分には、鉛直方向に延設
された型枠受け金具16が、この延長部に挟み込むよう
にして固定されている。
【0029】この型枠受け金具16の詳細を図9に示し
ている。同図に示した型枠受け金具16は、凹形断面の
本体16aと、この本体16aの上端に固設された本体
16aよりも幅広な取付けプレート16bとを備えてい
る。
【0030】本体16aの上端側の両側面には、所定長
さのプレート16cが固設されていて、このプレート1
6cが固設された部分が、縦バタ材12cに挟み込まれ
る。取付けプレート16bは、型枠12の再下段の横バ
タ材12bにボルトナット16dにより着脱可能に固定
される。
【0031】また、本体16aの長手方向の中心軸上に
は、貫通孔16eと、ナットに螺着された長ボルト16
fと、長孔16gとが、上下方向に所定の間隔を隔て
て、同軸上に設けられている。
【0032】貫通孔16eと長孔16gとは、既設壁体
10n-1にセパレータ14を除去することにより形成さ
れる貫通孔18にそれぞれ連結ロッドを挿入する際に用
いられるものであって、セパレータ14の設置位置に対
応するように設けられている。
【0033】長孔16gは、一対の型枠12にそれぞれ
設けられた型枠受け金具16間の位置合せを容易にする
ために、上下方向に長く穿設されている。また、長ボル
ト16fは、これをねじ込むと、その先端が既設壁体1
n-1の側面に当接するようになっていて、このねじ込
み量を調整することで、対向設置される型枠12の鉛直
度の調整が行える。
【0034】以上のように構成された型枠12は、図1
0に拡大して示すように、既設壁体10n-1の上端側
を、一対の型枠プレート12aの下部側で挟み込むよう
に設置し、各挿通孔12d内にそれぞれセパレート14
を挿通させて、ボルトナットを装着することにより型枠
プレート12a間を緊結させる。
【0035】このセパレータ14による緊結作業に先立
って、型枠受け金具16が、既設壁体に形成されている
セパレータ14を除去した貫通孔18内に、連結ロッド
(実質的には、足場装置13の設置に用いるものと同
じ)を用いて係止固定する。
【0036】この際には、長孔16fにより、対向設置
される型枠プレート12a間の貫通孔12dが一致する
ように調整し、かつ、長孔16fにより、各型枠プレー
ト12aの鉛直度も調整する。
【0037】以上の作業により型枠12が、足場装置1
3と分離した状態で自立支持されると、図3に示すよう
に、型枠12間に高流動コンクリートを打設して、第n
ロットの壁体10nが形成される。そして、打設した高
流動コンクリートの強度が発現されると、10nの上端
側に、第n+1ロット用の配筋11が施される。
【0038】この配筋11の作業を行う際には、4階以
上の上階側作業床134a〜136a,134b〜13
6bの折り畳み可能な部分を広げて、各作業床134a
〜136a,134b〜136bを相互に近接するよう
にして行う。
【0039】この配筋11が終了すると、図4に示すよ
うに、セパレータ14と型枠受け金具16に装着された
連結ロッドを除去して、型枠12の脱型が行われ、離脱
した型枠12は、足場装置13に支持させる。
【0040】型枠12を内,外作業足場13a,13b
に支持する際には、連結部材139a,139b上に型
枠12の下端を載せ、その背面側を2,3階作業床13
2a,133a,132b,133bの端部に当接して
支持し、型枠12を立設状態とする。
【0041】そして、付着したコンクリートを除去する
ケレン作業,埋め込み金具の取付作業,型枠剥離剤の塗
布作業などは、移動式の作業台50を設置して、この作
業台50を用いて行う。このような各作業が終了する
と、移動式作業台50は、これから脱型が行われる部分
に順次移動する。
【0042】次に、本実施例の場合には、足場装置13
が壁体10nの2ロットに相当する高さを備えているの
で、足場装置13をそのまま壁体10n-1に支持させ
て、第n+1ロットの壁体10n+1の構築が行われる。
【0043】壁体10n+1の構築は、図5に示すよう
に、型枠12を第n+1ロット用の配筋11の両側に設
置し、セパレータ14と型枠受け金具16に装着された
連結ロッドとにより、これを自立支持し、型枠12間に
高流動コンクリートを打設する。
【0044】この場合、型枠12は、図外のクレーンな
どにより吊下げて上方に移動させるがこの移動に際して
は、内,外作業足場13a,13bの上階側作業床(4
階以上)134a〜136a,134b〜136bは、
それぞれ折り畳んで行われる。
【0045】高流動コンクリートの打設が終了すると、
図6に示すように、足場装置13の内,外作業足場13
a,13bを壁体10n-1から脱着して、内,外作業足
場13a,13bを、クレーンなどにより、壁体10n
に沿って上方に吊下げ移動させた後に、新たに形成され
た第nロットの壁体10nに支持させる。
【0046】この内,外作業足場13a,13bの移動
再設置の間は、型枠12を壁体10 nに自立支持させて
おく。内,外作業足場13a,13bの支持状態は、対
象とする壁体が1ロット分上昇しただけであって、実質
的には、図1に示した状態と同じである。
【0047】内,外作業足場13a,13bの吊下げ移
動後の支持が終了すると、図7に示すように、第n+2
ロット用の配筋11を連結形成する。以後は、図4から
図7に示した工程が順次繰返されることで、所定の鉄筋
コンクリート壁体10が構築される。
【0048】さて、以上のような鉄筋コンクリート壁体
10の構築工法に用いられる足場装置13によれば、
内,外作業足場13a,13bが2ロット分の施工が可
能な高さを有しているので、下階側でコンクリートの養
生を行っている間に、上階側で配筋11用のシース管の
接続作業などを行うことができる。
【0049】また、内,外作業足場13a,13bは、
脱型した型枠12を立設状態で支持可能な下階側作業床
(1階〜3階)131a〜133a,131b〜133
bを有していので、足場装置13外に型枠12を搬出す
ることなく、下階側作業床上131a〜133a,13
1b〜133bで、付着したコンクリートを除去するケ
レン作業,埋め込み金具の取付作業,型枠剥離剤の塗布
作業などを行うことができる。
【0050】さらに、内,外作業足場13a,13bの
型枠12の高さよりも高い位置にある上階側作業床(4
階〜6階)134a〜136a,134b〜136b
は、折り畳み可能になっているので、折り畳むことによ
り型枠12を上部側に吊上げる際の障害とならず、折り
畳んだ部分を広げることにより配筋作業などを容易に行
える。
【0051】また、上,下階の各作業床131a〜13
6a,131b〜136bの一端に専用の通路空間を設
けているので、安全性も向上する。
【0052】さらに、本実施例の場合には、内,外作業
足場13a,13bは、型枠12を自立支持させた状態
で、既設鉄筋コンクリート壁体10に沿って上方に吊下
げ移動して、順次上段側の鉄筋コンクリート壁体10に
支持させるので、型枠12間に打設されたコンクリート
の養生期間を利用して、内,外作業足場13a,13b
の上方移動が行われるので、施工能率が向上する。
【0053】また、本実施例の場合には、型枠12は、
構築しようとする鉄筋コンクリート壁体10内を貫通す
る複数のセパレータ14により自立支持するので、従来
から多用されているセパレータ14により、型枠12を
安定して自立支持することができる。
【0054】また、本実施例の場合には、内,外作業足
場13a,13bは、セパレータ14を除去した既設鉄
筋コンクリート壁体10の貫通孔内に連結ロッド15を
挿入して支持するので、セパレータ14を除去した貫通
孔を有効に活用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足場
装置によれば、脱型した後に再設置する間に行われる型
枠のケレン作業などを作業足場上で行うので、作業能率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる足場装置を用いる鉄筋コンクリ
ート壁体の構築工法の最初に行われる工程の説明図であ
る。
【図2】図1の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図3】図2の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図4】図3の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図5】図4の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図6】図5の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図7】図6の工程に引き続いて行われる工程の説明図
である。
【図8】本発明にかかる足場装置を用いる鉄筋コンクリ
ート壁体の構築工法で用いる型枠の平面図と側面図であ
る。
【図9】図8に示した型枠に固設された型枠受け金具の
平面図と側面図である。
【図10】図2の拡大図である。
【図11】図10の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
10,10n 壁体 10n-1 既設鉄筋コンクリート壁体 11 配筋 12 型枠 14 セパレータ 13 足場装置 13a 内作業足場 130a 基部プレート 131a,132a,133a 下階(1階
〜3階)作業床 134a,135a,136a 上階(4階
〜6階)作業床 137a,138a 縦柱 13b 外作業足場 130b 基部プレート 131b,132b,133b 下階(1階
〜3階)作業床 134b,135b,136b 上階(4階
〜6階)作業床 137b,138b 縦柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥立 稔 大阪府大阪市中央区北浜東4−33 株式会 社大林組本店内 (72)発明者 畑 修二 大阪府大阪市中央区北浜東4−33 株式会 社大林組本店内 (72)発明者 大村 英士 大阪府大阪市中央区北久宝寺町3丁目6番 1号 株式会社鴻池組大阪本店内 (72)発明者 西崎 丈能 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪ガス株式会社内 Fターム(参考) 2E177 FA05 FB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配筋が施された部分の両側に、一対の型
    枠を所定の間隔を隔てて対向設置し、前記型枠間にコン
    クリートを打設する工程を順次繰返して、鉄筋コンクリ
    ート壁体を地上側から上方に向けて構築する鉄筋コンク
    リート壁体の構築工法に用いられる足場装置において、 構築される前記鉄筋コンクリート壁体の両側に配置さ
    れ、前記壁体を貫通する連結ロッドにより相互に結合さ
    れて、前記鉄筋コンクリート壁体に支持され、2ロット
    分の施工が可能な高さを有する内,外作業足場を備え、 前記内,外作業足場に、脱型した前記型枠を立設状態で
    支持可能な下階側作業床と、前記型枠の高さよりも高い
    位置にあって、折り畳み可能な上階側作業床とをそれぞ
    れ設け、これらの作業床の一端に通路空間を形成したこ
    とを特徴とする鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足場
    装置。
  2. 【請求項2】 前記内,外作業足場は、前記型枠を自立
    支持させた状態で、既設鉄筋コンクリート壁体に沿って
    上方に吊下げ移動して、順次上段側の鉄筋コンクリート
    壁体に支持させることを特徴とする請求項1記載の鉄筋
    コンクリート壁体の構築工法用足場装置。
  3. 【請求項3】 前記型枠は、構築しようとする鉄筋コン
    クリート壁体内を貫通する複数のセパレータにより自立
    支持されることを特徴とする請求項1または2記載の鉄
    筋コンクリート壁体の構築工法用足場装置。
  4. 【請求項4】 前記内,外作業足場は、前記セパレータ
    を除去した既設鉄筋コンクリート壁体の貫通孔内に前記
    連結ロッドを挿入して支持することを特徴とする請求項
    3記載の鉄筋コンクリート壁体の構築工法用足場装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097275A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Ohbayashi Corp 躯体の構築工法及び型枠ユニット
WO2023208250A1 (zh) * 2022-06-02 2023-11-02 中铁七局集团有限公司 一种幕墙施工平台

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