JP2000118791A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000118791A
JP2000118791A JP10296283A JP29628398A JP2000118791A JP 2000118791 A JP2000118791 A JP 2000118791A JP 10296283 A JP10296283 A JP 10296283A JP 29628398 A JP29628398 A JP 29628398A JP 2000118791 A JP2000118791 A JP 2000118791A
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JP10296283A
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Tomoko Nanbu
朋子 南部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定型サイズとは異なるサイズの記録媒体に対
して適切な印刷制御を行い、良質な出力結果を簡単な操
作で得ること。 【解決手段】 操作部17から記録媒体の測定指示がな
された場合に搬送路18により搬送される記録媒体を給
紙センサ3cで検知し、エンジンコントローラ部9が該
検知結果に基づいて搬送される記録媒体のサイズを測定
し、該測定結果に基づいて記録媒体に対する印刷処理を
制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される記録媒
体に画像を形成する画像形成装置および画像形成装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機やレーザプリンタ等の画像
形成装置において、画像形成装置の各種制御において必
要となる用紙サイズは、数種類ある定型紙サイズのうち
のいずれか1種をデフォルトとしてあらかじめ設定して
いた。
【0003】さらに、画像形成装置と接続されるホスト
コンピュータにおいてユーザが定型紙の中から用紙サイ
ズを選択し、該選択した用紙サイズを印刷する用紙サイ
ズとして設定していた。このように選択され設定された
用紙サイズに応じて画像形成装置における印刷動作は行
われていた。すなわち、スループットや画像マスク等の
処理を設定された用紙サイズに応じた最適な値で動作さ
せていた。
【0004】また、記録紙を格納するカセットには、カ
セット内に格納された記録紙のサイズを検知するコマと
呼ばれる手段が設けられ、記録紙の長さ及び幅を定型紙
に対応した用紙サイズに規定して確実に認識する事がで
きる。
【0005】さらに、記録紙を手差し給紙するマルチパ
ーパストレイでは、ユーザが自由に記録紙をセットでき
る構成を有しており、ホストコンピュータにおいてユー
ザにより所定の数種の定型紙サイズから選択設定された
用紙サイズに基づいて、マルチパーパストレイから給紙
された記録紙に対する印刷動作を行っていた。
【0006】上記従来の画像形成装置において、搬送可
能な記録紙の最大幅は、画像形成装置の記録紙の搬送路
の幅によって制限されるので、画像形成装置で画像が形
成できる記録紙は搬送路幅未満の幅を持つ定型紙サイズ
に決められていた。さらに、搬送路で搬送可能な記録紙
の最大長さも、搬送する記録紙の幅に基づいて決定され
ており、例えば、搬送する記録紙の幅を越える最も小さ
い幅を持つ定型紙サイズの長さに決定されていた。
【0007】さらに、画像形成装置は搬送される記録紙
の幅を検知する手段としての幅検知センサを搬送路上に
備え、幅検知センサにて記録紙有りを検知できるか出来
ないかによって、搬送した記録紙の幅が所定の幅より広
いか狭いかを2値的に判断していた。
【0008】また、幅の狭い用紙サイズをホストから設
定して連続して印刷する際には、定着装置において記録
紙が通過した部分と通過していない部分の温度分布の偏
りの発生を防ぐため、次ページ給紙のタイミングを調整
してスループットを落とす等の処理を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、印刷しようとして搬送する記
録紙の長さが、該搬送する記録紙の幅に基づいて求めら
れた定型紙の長さよりも更に長い場合には、搬送路上に
備えられる給紙センサで検知される記録紙有り状態が長
時間継続することにより、搬送途中に記録紙が詰まって
いると判断してしまい、記録紙が詰まっていない場合に
も誤ったエラー状態を発生させてしまうという問題点が
あった。
【0010】さらに、エラーと判断した場合には、画像
の印刷を行わず白紙で出力したり、次ページプリントの
受付を禁止したりして、解除処理をするまでは通常の印
刷動作を継続できない状態になってしまうという問題点
があった。
【0011】このように、印刷可能であり、かつ、マル
チパーパストレイにおいてはユーザが搬送路の幅を越え
ないサイズの記録紙をセットできる構成になっているに
も関わらず、搬送する記録紙の幅に基づいて求められた
定型紙サイズより長い記録紙を使用した場合、エラーを
発生させずに印刷動作を行うことができないという問題
点があった。
【0012】このため、ユーザは、最大と設定された定
型紙よりも長い記録紙を使用して印刷する場合には、記
録紙を分割して何枚かに分けて印刷を行わなければなら
ず、ユーザによる作業負担が大きいという問題点があっ
た。
【0013】さらに、記録紙の幅を2値的に検知してい
るので、搬送される記録紙の幅を精度良く検知すること
ができなという問題点があった。このため、ホストから
設定した用紙サイズの幅よりも狭い幅の記録紙に印刷し
た場合には、画像が記録紙からはみ出して画像形成装置
内をトナーで汚してしまうという問題点があった。
【0014】このため、ユーザが定型紙ではない記録紙
を使用して印刷する場合には、その記録紙よりも大きい
サイズの定型紙を選択した上で試し印刷等を行い、使用
する記録紙における画像の印刷位置を確かめなければな
らず、ユーザによる作業負担が大きく、更に資源を無駄
にしてしまうという問題点があった。
【0015】さらに、設定された用紙サイズに従ってス
ループットや画像マスク等の処理を行うため、使用する
記録紙サイズと設定用紙サイズとが異なっていると、実
際に使用する記録紙における最適な印刷結果を得られな
いという問題点があった。
【0016】また、設定した用紙サイズよりも幅の狭い
記録紙を連続して印刷する際には、前述した定着装置に
おける温度分布の偏りの発生を防ぐ為の処理が使用した
記録紙での最適値とは限らないため、良質な画像が得ら
れないという問題点があった。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、記録媒体の測定指示
がなされた場合に搬送手段で搬送される記録媒体を検知
し、該検知結果に基づいて搬送される記録媒体のサイズ
を測定し、該測定結果に基づいて記録媒体に対する印刷
処理を制御することにより、定型サイズとは異なるサイ
ズの記録媒体に対して適切な印刷制御を行うことがで
き、良質な出力結果を簡単な操作で得ることができる画
像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供するこ
とである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、記録媒体のサイズの測定を指示する指示手段(図1
に示す操作部17)と、前記指示手段により測定指示が
なされた場合に搬送手段により搬送される記録媒体を検
知する検知手段(図1に示す給紙センサ3c)と、前記
検知手段の検知結果に基づいて前記搬送される記録媒体
のサイズを測定する測定手段(図2に示すROM9bに
格納される制御プログラムに基づいて測定するCPU
9)と、前記測定手段の測定結果に基づいて前記記録媒
体に対する印刷処理を制御する制御手段(図2に示すR
OM9bに格納される制御プログラムに基づいて制御す
るCPU9)とを有するものである。
【0019】本発明に係る第2の発明は、前記測定手段
は、前記搬送手段により搬送される記録媒体の長さを測
定する(図3の(b)に示す非定型サイズ記録紙320
の長さL1を測定する)ものである。
【0020】本発明に係る第3の発明は、前記測定手段
は、前記搬送手段により幅方向に搬送される記録媒体の
幅を測定する(図6の(b)に示す非定型サイズ記録紙
610の幅W2を測定する)ものである。
【0021】本発明に係る第4の発明は、前記測定手段
は、前記搬送手段により搬送される記録媒体の長さを測
定し、前記搬送手段により幅方向に搬送される記録媒体
の幅を測定するものである。
【0022】本発明に係る第5の発明は、前記測定手段
の測定結果を記憶する記憶手段(図2に示すRAM9c
または不揮発性メモリ9d)を有するものである。
【0023】本発明に係る第6の発明は、前記測定手段
の測定結果を前記画像形成装置と通信可能に接続される
コンピュータに送信する送信手段(図2に示す外部イン
タフェース11を介して送信するCPU9a)を有する
ものである。
【0024】本発明に係る第7の発明は、前記測定手段
が前記搬送手段により搬送される記録媒体のサイズを測
定する際に、前記搬送手段の搬送基準の近傍に所定の画
像を形成する(図5に示す第1の出力結果510,第2
の出力結果520)ものである。
【0025】本発明に係る第8の発明は、記録媒体のサ
イズの測定を指示する指示工程(図4に示すフローチャ
ートのステップ(3))と、前記指示工程により測定指
示がなされた場合に搬送部により搬送される記録媒体を
検知する検知工程(図4に示すフローチャートのステッ
プ(5),(7))と、前記検知工程の検知結果に基づ
いて前記搬送される記録媒体のサイズを測定する測定工
程(図4に示すフローチャートのステップ(8))と、
前記測定工程の測定結果に基づいて前記記録媒体に対し
て印刷処理を行う印刷工程(図4に示すフローチャート
のステップ(10))とを有するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断
面図である。なお、本実施形態では画像形成装置として
レーザビームプリンタを一例に挙げて説明する。以下、
構成および動作について説明する。
【0027】図1において、1はレーザビームプリンタ
本体(プリンタ)である。2はマルチパーパストレイ
で、記録紙を手差しで給紙するためのものである。3は
ペーパカセットで、記録紙があらかじめ格納される。2
aはマルチ給紙ローラ、3aはカセット給紙ローラで、
後述する搬送駆動モータ15により駆動され、マルチパ
ーパストレイ2に載置されるあるいはペーパカセットに
格納される記録紙を搬送ローラ3bに給紙する。
【0028】搬送ローラ3bは、後述する搬送駆動モー
タ15により駆動され、マルチパーパストレイ2または
ペーパカセット3から給紙された記録紙をプリンタ1内
の搬送路18を介してプリンタエンジン5に搬送する。
3cは給紙センサで、画像書き込みタイミングおよび搬
送される記録紙の先端と後端とを検出する。
【0029】4はスキャナユニットである。4aはレー
ザスキャナユニットで、後述するホストコンピュータ1
0から送信される印刷データ等の画像データに基づいて
レーザ光をラスタスキャニングし、折り返しミラー4b
によって、感光体ドラム5a上に走査しながら静電潜像
を形成する。感光体ドラム5a上を形成された静電潜像
は現像器5bでトナー現像され、転写部5cで記録紙に
転写される。
【0030】6は熱定着装置(定着部)で、転写された
トナー像を記録紙に定着させる。6aは加熱体(ヒー
タ)で、セラミックヒータ等から構成される。6bはサ
ーミスタで、加熱体の温度を検知する。6cは加圧ロー
ラ,6dは耐熱性フィルムである。定着部6はプリンタ
エンジン5における転写プロセスの終了した記録紙に熱
と圧力を加えてトナー像を記録紙に定着させる。
【0031】7は排紙ローラで、定着部6を通過した記
録紙を排紙トレイ8へ排出する。9はエンジンコントロ
ーラ部で、プリンタ1の各デバイスを統括的に制御する
制御手段である。17は操作部で、図示しない液晶表示
部,用紙Lサイズ測定指示ボタン,用紙Wサイズ測定指
示ボタン等を備えている。
【0032】図2は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0033】図2において、12はビデオコントローラ
部で、外部インタフェース11を介してホストコンピュ
ータ10等からコード化された画像情報(コードデー
タ)を受信し、コードデータをドットイメージのビデオ
データに変換してから内部ビデオインタフェース13を
介してエンジンコントローラ部9に印刷指令を送出し、
エンジンコントローラ部9からの主,副走査同期信号に
同期して、ビデオデータを順次エンジンコントローラ部
9に送出する。
【0034】エンジンコントローラ部9は、CPU9
a,ROM9b,RAM9c,不揮発性メモリ9d等に
より構成され、各アクチュエータ14の駆動や、搬送駆
動モータ15の駆動、給紙センサ3cを含む各センサ1
6からの入力を監視することによりプリンタエンジン5
を統括的にコントロールする。
【0035】CPU9aは、ROM9bに格納される制
御プログラムに基づいて各デバイスを統括的に制御す
る。RAM9cはCPU9aのワークエリア等として使
用される。不揮発性メモリ9dは、EEPROM,Fl
ashメモリ,ハードディスク等の書換え可能な不揮発
性メモリである。
【0036】図3は、図1に示した搬送路18で搬送さ
れる用紙のサイズの一例を説明する図である。なお、矢
印Aは搬送方向を示している。
【0037】図3の(a)において、310は定型記録
紙で、定型紙サイズの記録紙であり、幅がW0,長さが
L0である。なお、搬送路幅Wより定型記録紙の幅W0
は狭い。
【0038】図3の(b)において、320は非定型サ
イズ記録紙で、定型紙とは異なるサイズの記録紙であ
り、非定型サイズ記録紙320の幅W1は定型記録紙3
10の幅W0より狭く、非定型サイズ記録紙320の長
さL1は定型記録紙310の長さL0より長い。
【0039】このように、本実施形態における画像形成
装置では、定型記録紙310よりかなり長い非定型サイ
ズ記録紙320に印刷することができる。
【0040】以下、図4のフローチャートを参照して、
本実施形態の画像形成装置における動作手順を説明す
る。
【0041】図4は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図2に示したROM9bに格納された制御プ
ログラムに基づいてCPU9aにより実行される記録紙
の長さを測定する処理に対応する。なお、(1)〜(1
2)は各ステップを示す。
【0042】まず、用紙サイズを定型サイズにデフォル
ト設定し(1)、通常の印刷要求を待機して、通常の印
刷要求があるかどうかを判断し(2)、印刷要求がある
と判断した場合は、ステップ(10)にジャンプして、
ステップ(1)でデフォルト設定した用紙サイズに合わ
せた印刷動作を行い、ステップ(2)に戻る。
【0043】一方、ステップ(2)において、印刷要求
がないと判断した場合は、図1に示した操作部17の図
示しない用紙Lサイズ測定指示ボタンの押下,図2に示
したホストコンピュータ10からの用紙Lサイズ測定指
令の送信等による用紙サイズ測定指示を待機し、用紙L
サイズ測定指示があるかどうかを判断し(3)、用紙L
サイズ測定指示がないと判断した場合は、ステップ
(2)に戻り、印刷要求あるいは用紙Lサイズ測定指示
を待機する。
【0044】一方、ステップ(3)において、用紙Lサ
イズ測定指示が有ると判断した場合は、用紙サイズ測定
のための記録紙の搬送を開始し(4)、図1に示した給
紙センサ3cにて搬送路18を搬送される記録紙の先端
検知を監視する(5)。すなわち、ステップ(5)にお
いて、図1に示した給紙センサ3cで搬送される記録紙
の先端が検知されたかどうかを判断し、記録紙の先端が
検知されていないと判断した場合は、ステップ(5)に
戻り、記録紙の先端が検知された場合は、ステップ
(6)に進む。
【0045】ステップ(6)では、記録紙のサイズ測定
のための時間計測を開始し、給紙センサ3cにて搬送さ
れる記録紙の後端検知を監視する(7)。すなわち、ス
テップ(7)において、搬送される記録紙の後端が検知
されたかどうかを判断し、後端が検知されたと判断した
場合は、ステップ(6)で開始した時間計測を終了し
(8)、測定結果を用紙長さL1として図2に示したR
AM9cまたは不揮発性メモリ9dに記憶し(9)、ス
テップ(2)に戻って印刷要求を待機し、印刷要求が有
れば測定した用紙長さL1に応じた印刷動作を行う。
【0046】一方、ステップ(7)において、用紙の後
端が検知されないと判断した場合は、ステップ(7)に
おける記録紙の後端を検知する際に、記録紙が搬送途中
で詰まってしまう可能性もある為、ステップ(6)で計
測開始した時間が十分に長い記録紙長よりもさらに長い
時間として設定されるタイムオーバ1(sec)を越え
たかどうかを判断し(11)、タイムオーバ1を超えて
いないと判断した場合は、ステップ(7)に戻る。
【0047】一方、ステップ(11)において、ステッ
プ(6)で計測開始した時間がタイムオーバ1を越えた
と判断した場合、すなわち搬送終了するまでに異常に長
く時間がかかる場合には、ステップ(12)で記録紙の
搬送動作を終了しエラー表示を行い、処理を終了する。
【0048】また、用紙サイズ測定指示を受けて搬送を
行う際、プリンタ1は記録紙の長さおよび幅があらかじ
め認識できていないため、広い範囲で印刷動作を行うと
記録紙のない部分にも印刷を行ってしまい、機内をトナ
ー等で汚したりする可能性が有る。従って、用紙サイズ
測定指示を受け付けて搬送を行う際には、印刷動作を行
わずに搬送のみ行う。
【0049】また、白紙であるとユーザにとって何故白
紙が出たのかわかりにくい場合もある為、後述する図5
に示す出力例のように、給紙センサ3cにて記録紙の通
過を検知する箇所近辺のみに印刷を行ってもよい。
【0050】図5は、本実施形態の画像形成装置におけ
る用紙サイズを測定する際の出力結果の一例を説明する
図である。なお、矢印は記録紙の搬送方向を示してい
る。
【0051】図において、510は第1の出力結果で、
縦長の記録紙に一方の端から距離dに一本の線が印刷さ
れている。520は第2の出力結果で、横長の記録紙に
一方の端から距離dに一本の線が印刷されている。な
お、搬送路18上には、記録紙搬送方向を向いて左端か
ら距離dの位置に給紙センサ3cが配置されており、本
実施形態では、給紙センサ3cが配置される位置に印刷
出力している。また、本実施形態において搬送路18の
左側を搬送基準としている。
【0052】図に示したように、印刷出力内容は線で行
ってもよいし、文字を印刷して用紙サイズ測定中である
旨を示しても良い。給紙センサ3cの位置はプリンタ1
により異なった位置に配置されるため、図5に示したよ
うな記録紙の左側に限定するものではない。
【0053】また、一旦測定した記録紙のサイズは用紙
サイズ測定指示により再度計測するまではユーザ専用用
紙サイズとして図2に示したRAM9cまたは不揮発性
メモリ9dに記憶しているため、他の定型紙等の印刷動
作を行った後も、呼び出してユーザ専用用紙サイズとし
て使用可能である。
【0054】本実施形態の説明においては、非定型サイ
ズ記録紙1枚分のデータについてのみ説明しているが、
RAM9cまたは不揮発性メモリ9dの記憶可能な記憶
容量に応じて何枚分も記憶可能であるため、枚数につい
て本発明を限定するものではない。
【0055】このように本実施形態においては、図3に
示した搬送路幅W以内の搬送可能な定型紙よりもかなり
長いタイプの記録紙(非定型サイズ記録紙320)をユ
ーザが使用する場合にも、誤ってエラーを検知すること
なく、かつ、記録紙のサイズに応じて最適な印刷動作を
行う事が実現可能である。
【0056】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
定型紙よりかなり長い特殊形用紙の長さを給紙センサを
用いて測定し、該測定された長さに基づいて特殊形用紙
に最適な印刷動作を行う場合について説明したが、非定
型サイズ記録紙の幅を給紙センサを用いて測定し、該測
定された幅に基づいて特殊形用紙に最適な印刷動作を行
うように構成してもよい。以下、その実施形態について
説明する。
【0057】なお、本実施形態の画像形成装置において
も、第1実施形態と同様に図1に示した構成を有し、図
2に示した制御構成を有している。
【0058】図6は、図1に示した搬送路18における
記録紙の搬送状態の一例を説明する図であり、図6の
(a)は、記録紙に画像を形成する場合の搬送状態を示
し、図6の(b)は、記録紙の幅を測定する場合の搬送
状態を示している。
【0059】図6の(a)において、610は非定型サ
イズ記録紙で、長さがL2、幅がW2の記録紙である。
図のように、非定型サイズ記録紙610は搬送路の左側
に沿って矢印Aの方向に搬送される。
【0060】図6の(b)において、620は非定型サ
イズ記録紙片で、非定型サイズ記録紙610から不要部
630が切り取られたものであり、矢印Aに示した方向
(幅方向)に搬送される。なお、L2′≦Wである。
【0061】上述したように、搬送方向を変更すること
(例えば実際に印刷するときの搬送方向と直交する方向
に搬送すること)により、上記第1実施形態と同様に非
定型サイズ記録紙の幅を測定できる。
【0062】以下、図7のフローチャートを参照して、
本実施形態の画像形成装置における動作手順を説明す
る。
【0063】図7は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図2に示したROM9bに格納された制御プ
ログラムに基づいてCPU9aにより実行される記録紙
の幅を測定する処理に対応する。なお、(1)〜(1
2)は各ステップを示す。
【0064】なお、本実施形態でも第1実施形態で説明
した図4に示したフローチャートと基本的に同様な処理
を行う。まず、用紙サイズを定型サイズにデフォルト設
定し(1)、通常の印刷要求を待機して、通常の印刷要
求があるかどうかを判断し(2)、印刷要求があると判
断した場合は、ステップ(10)にジャンプして、ステ
ップ(1)でデフォルト設定した用紙サイズに合わせた
印刷動作を行い、ステップ(2)に戻る。
【0065】一方、ステップ(2)において、印刷要求
がないと判断した場合は、図1に示した操作部17の図
示しない用紙Wサイズ測定指示ボタンの押下,図2に示
したホストコンピュータ10からの用紙Wサイズ測定指
令の送信等による用紙Wサイズ測定指示を待機して、用
紙Wサイズ測定指示があるかどうかを判断し(3)、用
紙Wサイズ測定指示がないと判断した場合はステップ
(2)に戻り、印刷要求あるいは用紙Wサイズ測定指示
を待機する。
【0066】一方、ステップ(3)において、用紙Wサ
イズ測定指示が有ると判断した場合は、用紙サイズ測定
のための記録紙の搬送を開始し(4)、図1に示した給
紙センサ3cにて搬送路18を搬送される記録紙の先端
検知を監視する(5)。すなわち、ステップ(5)にお
いて、図1に示した給紙センサ3cで搬送される記録紙
の先端が検知されたかどうかを判断し、記録紙の先端が
検知されていないと判断した場合は、ステップ(5)に
戻り、記録紙の先端が検知された場合は、ステップ
(6)に進む。
【0067】ステップ(6)では、記録紙のサイズ測定
のための時間計測を開始し、給紙センサ3cにて搬送さ
れる記録紙の後端検知を監視する(7)。すなわち、ス
テップ(7)において、搬送される記録紙の後端が検知
されたかどうかを判断し、後端が検知されたと判断した
場合は、ステップ(6)で開始した時間計測を終了し
(8)、測定結果を用紙幅W2として図2に示した不揮
発性メモリ9dに記憶し(9)、ステップ(2)に戻っ
て印刷要求を待機し、印刷要求が有れば測定した用紙幅
W2に応じた印刷動作を行う。
【0068】一方、ステップ(7)において、用紙の後
端が検知されないと判断した場合は、ステップ(7)で
記録紙の後端を検知する際に、搬送路幅Wより幅広い記
録紙を搬送してしまう可能性もある為、ステップ(6)
で計測開始した時間を監視して搬送路幅W分の長さの記
録紙を搬送する時間として設定されるタイムオーバ2
(sec)(タイムオーバ2<<タイムオーバ1)を越
えたかどうかを判断し(11)、タイムオーバ2を超え
ていないと判断した場合は、ステップ(7)に戻る。
【0069】一方、ステップ(11)において、ステッ
プ(6)で計測開始した時間がタイムオーバ2を越えた
と判断した場合、すなわち搬送路幅W分の長さの記録紙
を搬送する時間がかかる場合には、ステップ(12)で
記録紙の搬送動作を終了した後、図1に示したプリンタ
1の搬送路幅Wを越えた幅を持つ記録紙が測定されたこ
と、すなわち幅を測定した記録紙がプリンタ1で印刷で
きるサイズと適合しない旨をユーザに伝えるためのメッ
セージを図2に示した操作部17の図示しない液晶表示
部に表示して、処理を終了する。
【0070】なお、ステップ(12)において、図2に
示したホストコンピュータ10にプリンタ1の搬送路幅
Wを越えた幅を持つ記録紙が測定されたことを送信し、
ホストコンピュータ10上の図示しない表示部に表示す
るようにしてもよい。
【0071】このように、本実施形態においては、定型
紙ではない自由な幅の記録紙をユーザが使用する場合に
も、図6に示すように記録紙の幅を搬送方向に向けて長
さを測定し、記録紙のサイズに応じた最適な印刷動作を
行うことが実現可能である。
【0072】また、以上第1の実施形態と第2の実施形
態で説明した内容と基本的に同じ処理を行い、用紙Lサ
イズ測定および用紙Wサイズ指示により記録紙の長さと
幅の測定を順次行い、記録紙の縦横のサイズに応じた最
適な印刷動作を行うことが実現可能であることは言うま
でもない。
【0073】なお、上記第1実施形態および第2実施形
態で測定して不揮発性メモリ9dに記憶した非定型サイ
ズ記録紙の幅および長さを図2に示した内部インタフェ
ース13,ビデオコントローラ部12,外部インタフェ
ース11を介してホストコンピュータ10に送信するよ
うに構成してもよい。
【0074】〔第3実施形態〕上記第1および第2実施
形態では、非定型サイズ記録紙の長さまたは幅を測定す
る場合について説明したが、本実施形態では上述したよ
うに測定された長さまたは幅に基づく非定型サイズ記録
紙に対する印刷制御の一例について説明する。
【0075】なお、本実施形態でも上記第1,第2実施
形態と同様の構成および制御構成を有している。
【0076】以下、図8のフローチャートを参照して、
測定された非定型サイズ記録紙の長さまたは幅に基づく
印刷制御の一例を説明する。なお、本実施形態ではジャ
ム判定処理について説明する。
【0077】図8は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図2に示したROM9bに格納される制御プ
ログラムに基づいてCPU9aにより実行される印刷制
御処理に対応する。なお、(1)〜(10)は各ステッ
プを示す。
【0078】まず、図2に示したCPU9aは指示され
た印刷動作がユーザ専用用紙に対する指示かどうかを判
断し(1)、ユーザ専用用紙に対する指示ではないと判
断した場合は、定型サイズ記録紙の長さに基づいてタイ
ムオーバ値を設定し(3)、ステップ(4)に進む。
【0079】一方、ステップ(1)において、ユーザ専
用用紙に対する印刷指示であると判断した場合は、図4
に示したフローチャートのステップ(9)で測定された
紙長L1(図2に示した不揮発性メモリ9dに格納され
る)に基づいてタイムオーバ値を設定する。
【0080】次に、記録紙の搬送を開始し(4)、図1
に示した給紙センサ3cで搬送される記録紙の先端が検
知されたかどうかを判断し(5)、記録紙の先端が検知
されていないと判断した場合は、ステップ(5)に戻
り、記録紙の先端が検知されるのを待ち、記録紙の先端
が検知された場合は、CPU9aは時間計測を開始する
(6)。
【0081】次に、CPU9aにより計測される時間
が、ステップ(2)またはステップ(3)で設定したタ
イムオーバ値を越えたかどうかを判断し(7)、越えた
と判断した場合は、図1に示した搬送路18においてジ
ャムが発生したものと判定し、記録紙の搬送および印刷
動作を中止するとともに、操作部17の図示しない液晶
表示部にエラー表示して(10)、処理を終了する。
【0082】一方、ステップ(7)において、計測され
る時間がタイムオーバ値を越えていないと判断した場合
は、図1に示した給紙センサ3cで用紙の後端を検知し
たかどうかを判断し(8)、用紙の後端を検知していな
いと判断した場合は、ステップ(7)に戻る。
【0083】一方、ステップ(8)において、用紙の後
端を検知したと判断した場合は、印刷する残りページが
あるかどうかを判断し(9)、あると判断した場合は、
ステップ(4)に戻り、次ページの記録紙の搬送を開始
し、残りページがないと判断した場合は、処理を終了す
る。
【0084】このように、図2に示した書換え可能な不
揮発性メモリ9dに格納される非定型サイズ記録紙のサ
イズであるユーザ専用用紙のサイズに基づいてジャムと
判定するタイマの上限値を変更設定することにより、設
定されるサイズに基づいて適切にジャムを判定すること
ができ、非定型サイズ記録紙に対して印刷動作を行うこ
とが可能となる。
【0085】従って、最大設定された定型紙よりも長い
記録紙を使用して印刷する場合にも、誤ったエラー状態
を発生させないことが実現し、不必要な白紙出力や次ペ
ージ禁止等エラー状態の発生を減らす事が実現する。
【0086】なお、本実施形態では、ジャム判定処理に
ついて説明したが、図2に示したCPU9aは、測定さ
れた非定型サイズ記録紙の長さ,幅に基づいて定着部6
のヒータ6aの温度制御を行うこともできる。例えば記
録紙のサイズに基づいて定着部6の温度分布の偏りを防
止するようにヒータ6aの発熱量等を制御すること、記
録紙のサイズに基づいてヒータ6aの発熱時間を制御す
ること等ができる。
【0087】よって、例えば幅の狭い記録紙を連続して
印刷する際にも、使用する記録紙のサイズに応じて定着
装置における温度分布の偏りの発生を防ぐ為の最適な処
理を行う事が出来るため、良質な画像を得る事が出来
る。
【0088】また、記録紙の幅を精度良く確実に検出し
て設定出来る事により、画像が記録紙からはみ出して画
像形成装置内をトナーで汚す発生頻度を減らす事が出来
る。
【0089】また、ユーザが定型紙ではない記録紙を使
用して印刷する場合にも、使用する記録紙における画像
の印刷位置を正確に設定できる事により、ユーザにとっ
ての操作性が格段に向上する。
【0090】さらに、使用する記録紙のサイズにおい
て、スループットや画像マスク等の処理を最適値で制御
可能であり最適な印刷性能を得る事ができる。
【0091】また、定型紙サイズに限らず縦横サイズを
測定して正確に認識できる事により、ユーザのニーズで
あるところの用紙サイズに対応した最適値で印刷動作可
能であり、最適な印刷性能を得る事ができる。
【0092】このように上記各実施形態に示した画像形
成装置は、操作部17に記録紙サイズ測定指示ボタンを
設けたプリンタ1であり、記録紙サイズ測定指示ボタン
からの指示に基づいて印刷動作を開始し、記録紙の搬送
を給紙センサ3cで検知してCPU9aにより計時して
記録紙の長さを計測して不揮発性メモリ9dに記憶し、
以降の印刷動作にて要求に応じて不揮発性メモリ9dに
記憶した記録紙の長さに合わせた印刷動作制御を行うC
PU9aを備える構成を有するものである。
【0093】また、上記の構成において、記録紙サイズ
測定指示ボタンからの指示に基づいて印刷動作を開始す
る際、記録紙の幅方向を搬送の方向に合わせて搬送を行
い、CPU9aにより計時することにより計測した記録
紙の長さを記録紙の幅長として不揮発性メモリ9dに記
憶し、以降の印刷動作にて要求に応じて記憶した記録紙
の幅長に合わせた印刷動作制御を行うCPU9aを備え
るものである。
【0094】また、上記の構成において、記録紙サイズ
測定指示ボタンからの指示に基づいて印刷動作を開始
し、記録紙の搬送を給紙センサ9dにより検知して計測
した記録紙の長さを記録紙の長さとして不揮発性メモリ
9dに記憶して、更に記録紙を幅方向の向きで搬送して
CPU9aにより計時して計測した記録紙の長さを記録
紙の幅長として不揮発性メモリ9dに記憶して、以降の
印刷動作にて要求に応じて前記記憶した記録紙の長さと
幅長に合わせた印刷動作を制御するCPU9aを備える
ものである。
【0095】また、上記の構成において、ホストコンピ
ュータ10とデータの送受信を行う外部インタフェース
11等を備え、計測し記憶した記録紙サイズ情報を外部
インタフェース11によりホストコンピュータ10に通
知制御するCPU9aを備えるものである。
【0096】また、上記の構成において、記録紙サイズ
測定指示ボタンからの指示に基づいて印刷動作を行う
際、搬送基準に近い部分のみに画像を印刷するよう制御
するCPU9aを備えるものである。
【0097】したがって、上記各実施形態によれば、用
紙サイズ測定指示手段を設け、用紙サイズ測定指示手段
からの指示に基づいて印刷動作を開始し、記録紙の搬送
を検知して計時手段で記録紙の長さを計測して記憶し、
以降の印刷動作にて要求に応じて記憶した記録紙の長さ
に合わせた印刷動作制御を行う。また、計時手段で計測
した記録紙の長さを記録紙の幅長として記憶し、以降の
印刷動作にて要求に応じて記憶した記録紙の幅長に合わ
せた印刷動作制御を行う構成を有することにより、最大
サイズとして設定された定型紙よりも長い記録紙を使用
して印刷する場合にも、記録紙の長さを分割して何枚か
に分けて印刷する必要はなく、そのまま正常に印刷動作
が可能であり、ユーザにとっての操作性が格段に向上す
る。
【0098】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0099】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0100】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0101】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0104】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、記録媒体のサイズの測定を指示する指
示手段と、前記指示手段により測定指示がなされた場合
に搬送手段により搬送される記録媒体を検知する検知手
段と、前記検知手段の検知結果に基づいて前記搬送され
る記録媒体のサイズを測定する測定手段と、前記測定手
段の測定結果に基づいて前記記録媒体に対する印刷処理
を制御する制御手段とを有するので、定型紙とはサイズ
が異なる記録媒体に印刷を行う場合でも、記録媒体のサ
イズを測定して最適な印刷制御を行うことができ、良質
な出力結果を得ることができる。
【0106】第2の発明によれば、前記測定手段は、前
記搬送手段により搬送される記録媒体の長さを測定する
ので、測定された長さに基づいて搬送エラーを判定で
き、定型紙より長い用紙に対してもエラーを起こすこと
なく印刷処理を実行することができる。
【0107】第3の発明によれば、前記測定手段は、前
記搬送手段により幅方向に搬送される記録媒体の幅を測
定するので、新たにセンサを設けることなく記録媒体の
幅を精度よく確実に測定でき、任意の幅の記録媒体に対
する印刷処理を適切に制御することができる。
【0108】第4の発明によれば、前記測定手段は、前
記搬送手段により搬送される記録媒体の長さを測定し、
前記搬送手段により幅方向に搬送される記録媒体の幅を
測定するので、定型サイズと異なる長さおよび幅を持つ
記録媒体に対して測定されるサイズに基づいた最適な印
刷制御を行うことができる。
【0109】第5の発明によれば、前記測定手段の測定
結果を記憶する記憶手段を有するので、測定された記録
媒体のサイズを保持することができ、再度印刷する場合
に、該測定値を呼び出して印刷処理を制御することがで
きる。
【0110】第6の発明によれば、前記測定手段の測定
結果を前記画像形成装置と通信可能に接続されるコンピ
ュータに送信する送信手段を有するので、記録媒体のサ
イズをコンピュータに通知することができる。
【0111】第7の発明によれば、前記測定手段が前記
搬送手段により搬送される記録媒体のサイズを測定する
際に、前記搬送手段の搬送基準の近傍に所定の画像を形
成するので、サイズを測定する記録媒体に対して測定済
みを示す画像を形成して、ユーザにサイズを測定したこ
とを明示することができる。
【0112】第8の発明によれば、記録媒体のサイズの
測定を指示する指示工程と、前記指示工程により測定指
示がなされた場合に搬送部により搬送される記録媒体を
検知する検知工程と、前記検知工程の検知結果に基づい
て前記搬送される記録媒体のサイズを測定する測定工程
と、前記測定工程の測定結果に基づいて前記記録媒体に
対して印刷処理を行う印刷工程とを有するので、定型紙
とはサイズが異なる記録媒体に印刷を行う場合でも、記
録媒体のサイズを測定して最適な印刷制御を行うことが
でき、良質な出力結果を得ることができる。
【0113】従って、定型サイズとは異なるサイズの記
録媒体に対して適切な印刷制御を行うことができ、良質
な出力結果を簡単な操作で得ることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【図3】図1に示した搬送路で搬送される用紙のサイズ
の一例を説明する図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置における第1のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図5】本実施形態の画像形成装置における用紙サイズ
を測定する際の出力結果の一例を説明する図である。
【図6】図1に示した搬送路における記録紙の搬送状態
の一例を説明する図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置における第2のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像形成装置における第3のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 マルチパーパストレイ 3c 給紙センサ 5 プリンタエンジン 6 定着装置 9 エンジンコントローラ部 10 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AS02 BB08 BB10 CQ36 2F069 AA34 AA49 BB20 BB36 DD08 GG31 HH07 PP06 2H027 DC10 EC06 ED17 ED18 ED30 EE02 EE08 EF09 HA09 ZA07 3F048 AA02 AA05 AB01 BA07 BB02 BC00 BC08 CA03 CC01 EB37

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体のサイズの測定を指示する指示
    手段と、 前記指示手段により測定指示がなされた場合に搬送手段
    により搬送される記録媒体を検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づいて前記搬送される記録
    媒体のサイズを測定する測定手段と、 前記測定手段の測定結果に基づいて前記記録媒体に対す
    る印刷処理を制御する制御手段と、を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、前記搬送手段により搬
    送される記録媒体の長さを測定することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、前記搬送手段により幅
    方向に搬送される記録媒体の幅を測定することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段は、前記搬送手段により搬
    送される記録媒体の長さを測定し、前記搬送手段により
    幅方向に搬送される記録媒体の幅を測定することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記測定手段の測定結果を記憶する記憶
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記測定手段の測定結果を前記画像形成
    装置と通信可能に接続されるコンピュータに送信する送
    信手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記測定手段が前記搬送手段により搬送
    される記録媒体のサイズを測定する際に、前記搬送手段
    の搬送基準の近傍に所定の画像を形成することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体のサイズの測定を指示する指示
    工程と、 前記指示工程により測定指示がなされた場合に搬送部に
    より搬送される記録媒体を検知する検知工程と、 前記検知工程の検知結果に基づいて前記搬送される記録
    媒体のサイズを測定する測定工程と、 前記測定工程の測定結果に基づいて前記記録媒体に対し
    て印刷処理を行う印刷工程と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014123098A (ja) * 2012-11-26 2014-07-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2017007863A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置およびシート搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017007863A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置およびシート搬送装置

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