JP2000118411A - ストッパー装置 - Google Patents

ストッパー装置

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JP2000118411A
JP2000118411A JP10289057A JP28905798A JP2000118411A JP 2000118411 A JP2000118411 A JP 2000118411A JP 10289057 A JP10289057 A JP 10289057A JP 28905798 A JP28905798 A JP 28905798A JP 2000118411 A JP2000118411 A JP 2000118411A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ストッパー装置が左右の車輪へ同時に作用す
る簡易車両ストッパー装置を提供する。 【解決手段】 操作手段3と、複数のストッパー手段5
と、複数の力伝達手段8から成り、操作手段が、回転部
と回転部を操作する操作部とを有する操作レバーを備
え、回転部が、力伝達手段の一端を受け入れる溝16及
び直線孔17と、を備えており、ストッパー手段が、係
止片と、力伝達手段の他端を固定する固定手段と、を有
する脚を備えており、脚が車輪6、6を支持している車
輪支持脚へ枢着されており、力伝達手段が、操作手段と
ストッパー手段とを所定の間隔に保持しかつ操作手段の
運動をストッパー手段へ伝達し、単一の操作手段を操作
することにより、複数のストッパー手段を同時に作動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベビーカー、シル
バーカー、介護車両等の簡易車両の制動装置特にストッ
パー装置に関し、操作者が手元において簡単に当該車両
を走行状態から停止状態又は停止状態から走行状態へ操
作することが出来る制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のストッパー装置では、左
右の後輪の中心ハブ周辺に設けた凹凸部分に側方から同
時に押棒を押し込み、制動を行うストッパー装置は知ら
れている。また、押棒を半径方向外方から中心方向に向
かって作動させ該押棒と後輪の中心ハブ周辺に設けた凹
凸部分とを係合させて制動することも知られている。こ
れらは操作者が、押棒を作動する操作杆を足で操作した
り、又はサイドレバーを操作したりするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまでの装置は、ス
トッパー装置自体が重く、これが車体重量の増大をもた
らし、また足を使用するものでは傾斜した位置でのスト
ッパー装置の操作が困難であった。更に、折り畳み機構
との組合せが困難であり、しばしばかなり複雑な構造を
持たなければならなかった。そのため、ストッパー装置
が左右の車輪へ同時に作用しなければならないにもかか
わらず、しばしば片きき状態となる危険があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】単一の操作手段3と、複
数のストッパー手段5と、該単一の操作手段3と複数の
ストッパー手段5とを連結する複数の力伝達手段8、9
0と、により構成し、該操作手段3が、回転部14と該
回転部14を操作する操作部15とを有する操作レバー
13を備え、該回転部14が、簡易車両1へ対して枢着
される枢着手段18と、力伝達手段8、90の一端を受
け入れる溝16及び直線孔17と、を備え、ストッパー
手段5が、係止片58と、力伝達手段8、90の他端を
固定する固定手段72と、を有する脚を備え、該脚が車
輪6、6を支持している車輪支持脚70、70へ枢着さ
れ、力伝達手段8、90が、前記操作手段3とストッパ
ー手段5とを所定の間隔に保持しかつ該操作手段3の運
動をストッパー手段5へ伝達し、これにより、単一の操
作手段3を操作することにより、複数のストッパー手段
5を同時に作動させる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を参照しながら詳細に述べる。図においては特にシルバ
ーカーについて述べるが、本件発明はこれに限定される
ものではなく、ベビーカー、介護車両等の簡易車両のス
トッパーとしても有効に使用出来るのであることが理解
されねばならない。また、操作手段の取り付け位置は、
押棒に限定されず、例えばシルバーカーにおいては、シ
ルバーカーに座ったまま操作出来るように、座部を形成
している棒部材、肘掛棒、その他の側方棒部材へ取り付
けることも出来ることを理解されねばならない。
【0006】図1は本件発明にかかるストッパー装置2
を備えたシルバーカー1の側面図を示す。図2の左半分
は図1のシルバーカー1の前方正面図であり、図2の右
半分は図1のシルバーカー1の後方正面図である。ここ
で本件発明のストッパー装置2は、図3にその概念図が
示してある。
【0007】図3において、符号3は操作手段であり、
符号4は力分岐手段であり、符号5は車輪6へ直接作動
してこれを制動するストッパー手段である。操作手段3
と力分岐手段4とは単一の第1の力伝達手段7により連
結され、更に、該力分岐手段4と各ストッパー手段5と
はそれぞれ第2の力伝達手段8、8により連結されてい
る。これらの力伝達手段7、8、8は例えば、オートバ
イ等のブレーキ装置に使用されているような細い複数の
可撓性のワイヤーコードとこれを包囲している保護管
(図示を省略)とからなることが好ましい。この保護管
の両端には公知のように金属製のねじ部が設けてあり、
このねじ部が操作手段3(実質的には図5において後述
する操作レバー保持フランジ20の開口21)と力分岐
手段4(実質的には図9において後述する力分岐ケース
25の開口32)、及び力分岐手段4(実質的には図9
において後述する力分岐ケース25の開口33、33)
と各ストッパー手段5(実質的には図18において後述
する後脚70へ固定された係止部材71)へ螺合し、各
手段間を所定の距離に規制しており、可撓性ワイヤーコ
ードはその保護管の内部を摺動するように当該保護管内
へ収容されている。勿論、もし、この力伝達手段は、必
要なら幾分太い単独のワイヤーコードと保護管との組み
合わせにより構成することも出来る。この結果、本件発
明では、操作者が操作手段3へ力を付与して該操作手段
を操作すると、その力が第1力伝達手段7を介して力分
岐手段4へ伝達され、そこで該力が力分岐手段4により
2つに分割され、それぞれ第2力伝達手段8、8を介し
てストッパー手段5へ伝達され、こうしてストッパー手
段5、5が同時に車輪6、6へ作動して該車輪を制動す
るのである。
【0008】図4〜図8は、本件発明の操作手段3の具
体例を示す。図4において符号10は、例えば、シルバ
ーカー1の押棒73へ装着される固定具である。この固
定具10は、例えば樹脂により成形され、押棒へ装着容
易なように分割式となっており、一端部11を噛み合わ
せ結合した後で、他方端部12をねじで締め付けて押棒
へ固定する。この固定具10には、図4及び図5に示す
ように、操作レバー13が回動自在に設けてある。操作
レバー13は,図6に示すように,円形の回転部14
と、該回転部14の外周から半径方向外方へ突き出して
いる操作部15と、を有している。回転部14にはその
厚み方向の中心部分に溝16が設けてある。溝16は、
図7に示すように、一方に面して中心部分を含み約90
度程に開口しており、更にその溝16の最も深い位置に
は他方側から直線孔17が連通している。図8は図7に
示す操作レバー13を上方の線8−8から見た図であ
る。この直線孔17の厚み方向寸法aは、溝16の厚み
方向寸法bよりも大きく形成されている。該回転部14
の中心部には開口18が形成されており、ここに図示し
ていない軸が貫通し、該操作レバー13を固定具10へ
回転可能に取り付けている。当業者に明らかなように、
固定具10へ操作レバー13を回転可能に取り付ける枢
着手段として、前記軸を受け入れる開口18の替わり
に、例えば操作レバー13の回転部14の中心部両側へ
柱状突起を設け、この突起が固定具10の所定位置へ予
め設けた開口へ回転自在に受け入れられるようにしても
よい。
【0009】直線孔17には、第1力伝達手段7を構成
する可撓性のワイヤーコードの一端部が固着保持されて
いる端部保持体19が収容されている。この端部保持体
19は円形断面を有する棒状片から構成されており、該
棒状片の長さは直線孔17の寸法aに概ね等しい。この
ため、該端部保持体19は、当該直線孔17から溝16
側へ抜け出すことはない。また該直線孔17をキャップ
その他の適当な詰物で閉じ、該端部保持体19がそこか
ら抜け出すことを防止している。図5に示すように、端
部保持体19へ一端が固着されている第1力伝達手段7
は、溝16を介し次いで固定具10に設けた操作レバー
保持フランジ20に設けた開口21を介して力分岐手段
4まで伸びている。このため、図5において、操作レバ
ー13を実線でしめす位置から反時計方向へ破線で示す
位置まで回転すると、第1力伝達手段7は力分岐手段4
に対して下向きの力を伝達することになる。
【0010】ここで、操作レバー13は必ずしも押棒7
3へ取り付けられる固定具10へ対して装着されねばな
らないものではない。例えば、シルバーカー1の使用者
が、座部へ座ったまま使用することが出来るように、座
部構成杆74の適当な位置へ装着することも出来る。
【0011】図9〜図15は本件発明の力分岐手段4の
具体例を示す。図9において符号25は力分岐手段4を
構成している力分岐ケースの正面図であり、図10及び
図11は図9の力分岐ケース25をそれぞれ矢線10−
10、矢線11−11に沿って見た断面図及び下面図で
ある。力分岐ケース25は好ましくは樹脂により一体的
に形成されており、内部に後述する滑動片26(図1
3)を収容する円筒部形状の前面部27と、該力分岐ケ
ース25をシルバーカー1へ取り付けるための取付け手
段を有する後面部28と、を有している。
【0012】円筒部形状の前面部27は、外周部に設け
られている円筒形の立上壁29と、その内部に設けられ
ている矩形の***壁30と、立上壁29と***壁30と
の間に形成されているねじ受け部31と、によりを構成
されている。立上壁29には図9において上部位置に単
一の開口32が、更に下部位置に所定の間隔を置いて一
対の開口33、33が形成されている。更に左方部分に
は円弧状の突出部34が形成されている。この立上壁2
9には図12に示す蓋部材35が載置される。蓋部材3
5には、立上壁29の突出部34へ嵌合する切欠部36
と、ねじ等の固定手段(図示なし)を受け入れるねじ穴
37と、が形成されている。このねじ穴37を貫通して
固定手段は、円筒部形状の前面部27に設けてあるねじ
受け部31へ螺合し、図15に示すように、蓋部材35
は力分岐ケース25を完全にカバーすることが出来る。
【0013】更に円筒部形状の前面部27に設けてある
矩形の***壁30はその上面部分30a及び下面部分3
0bに切り込み部38、39を有している。ここで図9
及び図10においては***壁30の上面部分30a及び
下面部分30bにそれぞれ3個の切り込み部を有してい
るが、実質的には上面部分30aには前記開口32と整
合する中央の切り込み部、下面部分30bには前記開口
33、33と整合する両側方の一対の切り込み部が存在
すればよい。また矩形の***壁30の両側方部分30
c、30c間には図13に示す滑動片26が配置されて
いる。該滑動片26が両側方部分30c、30c間にお
いて円滑に滑動するように、両側方部分30c、30c
間には、該滑動片26の背面を支承する一対の僅かに隆
起した支承片40が両側方部分30c、30cに平行に
設けてある。
【0014】力分岐ケース25の後面部28には該力分
岐ケース25をシルバーカー1へ取り付けるための取付
け手段を有している。この取付け手段は図示の例では一
対の取付部41と、一対の取付補助部42と、により構
成されており、本件の実施例においては直接的には力分
岐ケース25の中央部に形成した穴43を介して、図示
していないボルト等の固定手段をシルバーカー1のX状
態に配置されている一対の開閉杆9の交差部へ通しそこ
へ固定している。勿論この取付け手段は、シルバーカー
1の取付位置又は取付部材によって異なり、左右の取付
部41が互いに連結した環状をなすことも可能であり、
また左右の取付部41にねじ受けのための穴を設けるこ
とも可能であり、更には接着剤を使用することも可能で
ある。更に、その取り付け位置も一対の開閉杆9の交差
部に限定されるものではなく、別の部材へ対して取り付
けることも出来る。ただし、折り畳み自在な簡易車両に
おいては、出来れば折り畳み時に実質的に位置変動が発
生しない2つの部材の交差部へ装着することが好まし
い。
【0015】図13は滑動片26を示す。この滑動片2
6は剛性部材例えば鉄板により形成されていることが望
ましい。これは滑動片26が変形すると、操作手段3と
力分岐手段4、及び力分岐手段4とストッパー手段5、
の間の距離が変化し、適切なストッパー作動が期待出来
なくなるからである。該滑動片26は、基部45と、そ
の両側方から立ち上がっている一対の案内部46と、該
一対の案内部46の下方に位置している力分岐部47
と、より構成されている。基部45の上部には単一の穴
48があり、また力分岐部47には一対の穴49が形成
されている。この滑動片26は、前述のように力分岐ケ
ース25の矩形をなす***部30内に配置され、基部4
5の背面が力分岐ケース25の支承片40へ支承されて
おり、案内部46、46が両側方部分30c,30cへ
支承されている。これにより滑動片26は***部30
c、30c間にて上下方向に滑動可能となっており、穴
48によって受けられた力を穴49、49を介する2つ
の力に分岐している。
【0016】滑動片26には、図5に示す第1の力伝達
手段7が図9に示す力分岐ケース25の開口32、及び
***部30に設けた切り込み部38を介して案内され、
かつこの滑動片26の基部45に設けた単一の穴48に
ねじ等の固定手段50によって該第1の力伝達手段7の
他端部が固着されている(図14参照)。更に、該滑動
片26の力分岐部47に設けた一対の穴49、49に
は、第2の力伝達手段8の一端が貫通している。該一端
は図5に示す第1の力伝達手段7の一端と同様に、円筒
形柱体からなる端部保持体51へ固着されている。この
ため、該端部保持体51が力分岐部47へ支持されるこ
とにより第2の力伝達手段8は、図14及び図15に示
すように、該滑動片26の力分岐部47に設けた穴49
を介し、次いで、力分岐ケース25の開口39、39及
び開口33、33を介してストッパー手段5へ連結され
ている。
【0017】図16〜図18は本件発明のストッパー手
段5の具体例を示す。図16において符号55は概ねU
字形を有している一対の脚からなるストッパー部材であ
り、好ましくは変形しにくい鉄等の材料により形成され
ている。ストッパー部材55の一方の脚56は他方の脚
57よりも長くその先端部は外方へ向かってほぼ直角に
曲げられ、係止片58を形成している。該一方の脚56
には穴59が形成されている。また他方の脚57には該
穴59に対向する位置に穴60と、更に末端部に近い位
置に別の穴61が形成されている。
【0018】このストッパー部材55は、図2、図16
及び図18に示すように、シルバーカー1の一対の後脚
70の所定位置へ対して、前記穴59、60を貫通する
ピン部材62によって枢動可能に取り付けられている。
この後脚70にはまた、前記所定位置よりも上方位置に
係止部材71が固着されている。この係止部材71には
前記第2の力伝達手段8のワイヤーコードが貫通する穴
が形成されている。しかしてストッパー部材55の他方
の脚57の末端部にある穴61には、係止部材71を介
して伸びている第2の力伝達手段8のワイヤーコードの
端部がねじ等の固定手段72によって固着されている。
このため、第2の力伝達手段8のワイヤーコードが操作
されると、ストッパー部材55は、図18において実線
位置と破線位置との間でピン部材62の周りに回動す
る。実線位置においてはストッパー部材55の一方の脚
56の先端に設けた係止片58が車輪6の中心ハブ周辺
に設けた凹凸部分に係合して車輪の回転を阻止する。し
かしストッパー部材55が破線位置へ移動すると、該係
止片58が車輪6の中心ハブ周辺に設けた凹凸部分から
離脱して車輪の回転を可能とする。なお、符号63は、
一端がストッパー部材55へ係止し、他端がシルバーカ
ー1の適当な部位、例えば、ばね受けピン又は後脚に設
けたばね受け開口等へ受けいれられているばね部材であ
る。
【0019】実施例においては、ストッパー部材55は
一対の脚をU字形に連結した形状を有しているが、例え
ば一方の脚56のみに、係止片58と、固定手段72
と、を装備し、他方の脚57を不要とすることも出来
る。
【0020】以下に本件発明の作動についてのべる。シ
ルバーカー1が走行状態にある間は、操作レバー13は
図1又は図5に示すように上方位置を向いている。この
とき、第1力伝達手段7の端部保持体19は図5に実線
で示す位置にある。このため第1力伝達手段7は滑動片
26を力分岐ケース25内にて破線位置(図14参照)
へ保持している。従って、該滑動片26の穴49、49
によって2つの方向に分岐された第2力伝達手段8は図
18においてストッパー部材55を、ばね部材63の弾
性力に抗して破線位置まで持ち上げた状態を維持してお
り、係止片58が上昇しており、シルバーカー1は自由
に走行出来る。この位置は、図5において、第1力伝達
手段7の端部保持体19が操作レバー13の回転中心よ
りも右方にあり、しかも該操作レバー13の操作部15
が固定具10の停止部22へ衝接し、その回転が阻止さ
れているため、安定した走行状態を維持するのである。
【0021】もし操作者が操作レバー13の操作部15
を図5において反時計方向へ回転すると、第1力伝達手
段7の端部保持体19は図5に破線で示す位置へ移動す
る。このため第1力伝達手段7は滑動片26を力分岐ケ
ース25内にて破線位置から実線位置まで下方へ押し下
げる。従って、該滑動片26の穴49、49によって2
つの方向に分岐された第2力伝達手段8は図18におい
てストッパー部材55を、ばね部材63の弾性力に補助
され破線位置から実線位置へ移動する。こうして係止片
58が左右の後輪の中心ハブ周辺に設けた凹凸部分に同
時に係合し、シルバーカー1の走行を完全に阻止するの
である。もし、走行阻止を解除する場合には、操作レバ
ー13の操作部15を図5において破線位置から実線位
置まで立ち上げればよい。なお、ばね部材63を使用す
る替わりに第2力伝達手段8の端部保持体51を滑動片
26の穴49へ対して固定することも出来る。
【0022】図19〜図21は本件発明の別の実施例に
ついて開示している。この実施例が図1〜図18に示す
実施例と異なる点は、先の実施例においては図3に示す
ように、操作手段3が、一端、第1力伝達手段7により
力を力分岐手段4へ伝達し、そこで左右の両輪へ同時に
係止するように力を分岐した後、2つの第2力伝達手段
8、8によって左右の後輪へ同時に係止作用を伝達する
というものであり、これに対して、後の実施例において
は図19に示すように、操作手段3aが一対の力伝達手
段90、90を介して直接に左右の後輪6a、6aへ同
時に係止作用を伝達するというものである。このため、
力分岐手段4は不要となるという利点がある。以下にそ
の内容について述べる。この実施例は図19から明らか
なように、図3の実施例における第2力伝達手段8、8
を操作手段3に直結したものである。従って、両者の相
違点は実質的には操作手段3、3a特に操作レバー1
3、13aの相違にある。よって以下においては、操作
レバー13、13aの相違点について述べる。第2の実
施例において、操作レバー13aは図20及び図21に
示すように図6に示す操作レバー13よりも幾分厚く構
成され、一対の力伝達手段90が独立して同時に回動出
来るように溝16a、16aが2個並設されているので
ある。このため、図21に示すように、力伝達手段90
の端部保持体(図示なし)を受け入れる直線孔17aの
寸法が、図8のもののほぼ2倍となっている。このた
め、該操作レバー13aを受け入れるための固定具(1
0)の操作レバー受け入れ部も広く形成されている。こ
うして操作レバー13aの操作部15aを操作すると、
力伝達手段90が一対のストッパー手段5aへ同時に作
用して後輪6a,6aの回転を同時に阻止するように作
動するのである。その他の部分の詳細な構成は先の実施
例と実質的に同一である。
【0023】更に、図1〜図18に示す本件発明の実施
例において、図13の滑動片26の穴49を3又は4個
設けそこへ3又は4個の第2力伝達手段8を設定するこ
とにより、3つの車輪(3輪形式のベビーカーに最適)
又は4つの車輪を全て同時に停止するように構成するこ
とも出来ることは当業者に明らかであろう。
【0024】
【発明の効果】本件発明の装置は、ストッパー装置自体
が軽量であり、車体重量の軽量化が容易に達成出来、ま
たストッパー装置の操作において、足を全く使用する必
要が無く、傾斜した位置でのストッパー装置の操作が非
常に容易である。更に、ストッパー装置自体がコンパク
トなためシルバーカー等の折り畳み機構との組合せが容
易であり、ストッパー装置を左右の車輪へ同時に作用さ
せることが極めて容易に達成出来、片きき状態となる危
険が完全に解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明のストッパー装置を具備したシルバー
カーの側面図である。
【図2】左半分は図1のシルバーカーの前方正面図であ
り、右半分は図1のシルバーカーの後方正面図である。
【図3】本件発明にかかるストッパー装置の1実施例の
概念図が示してある。
【図4】本件発明にかかるストッパー装置の操作手段を
示す斜視図である。
【図5】本件発明にかかるストッパー装置の操作手段を
示す断面図である。
【図6】図4に示す操作手段の操作レバーを示す斜視図
である。
【図7】操作レバーの内部断面図である。
【図8】図7の線8−8矢視図である。
【図9】力分岐手段を構成する力分岐ケースの正面図で
ある。
【図10】図9の線10−10矢視図である。
【図11】図9の線11−11矢視図である。
【図12】力分岐ケースのための蓋部材である。
【図13】力分岐ケースの内部を滑動し力を分岐するた
めの滑動片の斜視図である。
【図14】力分岐手段の構造を示す正面図である。
【図15】力分岐手段の構造を示す側面図である。
【図16】ストッパー手段の断面を示す図である。
【図17】ストッパー手段のストッパー部材を示す斜視
図である。
【図18】ストッパー手段の作動を説明する説明図であ
る。
【図19】本件発明の別の実施例を示す図3と同様の図
である。
【図20】本件発明の別の実施例を示す図6と同様の図
である。
【図21】本件発明の別の実施例を示す図8と同様の図
である。
【符号の説明】
1:シルバーカー 2:ストッパー装置 3:操作手段 4:力分岐手段 5:ストッパー手段 7:第1力伝達手段 8:第2力伝達手段 9:開閉杆 10:固定具 13:操作レバー 14:回転部 15:操作部 16:溝 17:直線孔 19:端部保持体 20:操作レバー保
持フランジ 21:開口 22:停止部 25:力分岐ケース 26:滑動片 29:立上壁 30:***壁 31:ねじ受け部 32、33:開口 34:突出部 35:蓋部材 36:切欠部 37:ねじ穴 38、39:切込部 40:支承片 41:取付部 42:補助部 43:穴 45:基部 46:案内部 47:力分岐部 48、49:穴 50:固定手段 51:端部保持体 55:ストッパー部
材 56、57:脚 58:係止片 62:ピン部材 63:ばね部材 70:後脚 71:係止部材 72:固定手段 73:押棒 74:座部形成杆 90:力伝達手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡易車両1のためのストッパー装置2で
    あって、単一の操作手段3と、複数のストッパー手段5
    と、該単一の操作手段3と複数のストッパー手段5とを
    連結する複数の力伝達手段8、90と、から成り、 該操作手段3が、回転部14と該回転部14を操作する
    操作部15とを有する操作レバー13を備え、該回転部
    14が、簡易車両1へ対して枢着される枢着手段18
    と、力伝達手段8、90の一端を受け入れる溝16及び
    直線孔17と、を備えており、 ストッパー手段5が、係止片58と、力伝達手段8、9
    0の他端を固定する固定手段72と、を有する脚を備え
    ており、該脚が車輪6、6を支持している車輪支持脚7
    0、70へ枢着されており、 力伝達手段8、90が、前記操作手段3とストッパー手
    段5とを所定の間隔に保持しかつ該操作手段3の運動を
    ストッパー手段5へ伝達し、 これにより、単一の操作手段3を操作することにより、
    複数のストッパー手段5を同時に作動させて、複数の車
    輪を同時に回転不能にすることを特徴とするストッパー
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、単一の操作手段3
    と、複数のストッパー手段5との間に力分岐手段4を設
    け、操作手段3と力分岐手段4とを単一の力伝達手段7
    により連結し、力分岐手段4と複数のストッパー手段5
    とを複数の力分岐手段8により連結していることを特徴
    とするストッパー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、操作レバー13aの
    回転部14aが、複数の力伝達手段90、90の一端を
    受け入れる複数の溝16aと、直線孔17aと、を備え
    ていることを特徴とするストッパー装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、操作手段3が簡易車
    両1を構成している押棒73へ装着されていることを特
    徴とするストッパー装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、操作手段3が簡易車
    両1を構成している座部形成杆74へ装着されているこ
    とを特徴とするストッパー装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、力分岐手段4が、力
    分岐ケース25と、該力分岐ケース25内にて移動可能
    な滑動片26であって単一の操作手段3による力を複数
    のストッパー手段5へ分岐する滑動片26と、を備えて
    いることを特徴とするストッパー装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において、力分岐手段4が、簡
    易車両1を構成しているX状に交差している部材の交差
    部へ装着されていることを特徴とするストッパー装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002211409A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Satsuki:Kk 手押し車用制動装置
JP2010143290A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toyo Vending Kk 車輪ブレーキ機構に用いるワイヤーケーブル分岐装置
JP2011063075A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Kowa Seisakusho:Kk 手押し車
JP2017100496A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社リッチェル 手押車

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