JP2000117955A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
ンクのにじみを抑制し、記録シートに印字されたインク
の乾燥を促進し、処理速度を上げる。 【解決手段】記録シート1を保持面上に固定的に保持す
る円筒100と、インク滴を吐出するプリントヘッド2
00と、を有し、プリントヘッド200から吐出された
インク滴により円筒100の保持面上に保持された記録
シート1に画像を記録する画像記録装置において、円筒
100の保持面部に、ヒータを設けている。
Description
像を記録する画像記録装置に関するものである。
りなどしたフィルムからではなく、DTPと呼ばれる装
置で、色分解された文字網原稿画像データや写真網原稿
画像データやベタ画像網原稿画像データなどの画像デー
タから、画像データ上で切り貼りなどして、色分解網原
稿画像データを作成し、イメージセッタと呼ばれる装置
で、この色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィ
ルムを作成したり、CTPと呼ばれる装置で、直接、印
刷版を作成することが行われている。
校正作業としては、色分解網原稿画像データから色分解
網原稿フィルムを作成し、色分解網原稿フィルムからカ
ラープルーフを作成する方法だけでなく、色分解網原稿
画像データから、直接、カラープルーフを作成するDD
CPが、最近、行われている。
タに基づいて、ハロゲン化銀カラー写真感光材料をLE
Dやレーザ光などによって露光することで、カラープル
ーフを作成するもの、色分解網原稿画像データに基づい
て、インク転写プリント法でカラープルーフを作成する
もの、色分解網原稿画像データに基づいて、インクジェ
ットプリント法でカラープルーフを作成するものなどが
ある。
を露光することでカラープルーフを作成するものでは、
処理液を使用する必要があったり、処理液の廃液が発生
したりする問題がある。また、インク転写プリント法で
は、インクを転写した後のインクシートが廃材として発
生する問題がある。
法を用いたものは、インクの微小液滴を紙などの記録シ
ートに噴射して画像を記録するもので、騒音が少なく、
高速印字が可能で、安価で、廃液や廃材の発生が少ない
という特長がある。
ト法を用いたDDCPとしては、Y(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン),K(墨色)の各色毎に、
プリントヘッドを設けたインクジェットプリンタが知ら
れている。このインクジェットプリンタは、記録シート
を保持面上に保持する円筒と、ノズルを1つのみ設けら
れたプリントヘッドの複数とを有しており、このノズル
から一定時間間隔で常に液滴を吐出し、吐出された液滴
を偏向させることにより、円筒に保持された記録シート
の画像記録面に当てて記録させたり、記録シートに当た
らないようにしたりして、画像を記録するコンティニュ
アス方式のものであった。
C,K各色毎にプリントヘッドを設けたインクジェット
プリンタで、1つのプリントヘッドに複数のノズルが設
けられており、これらのノズルからオンデマンド方式
で、ベルトにより搬送されている記録シートに高速に画
像を記録するものも知られている。なお、オンデマンド
方式とは、画像データに応じて液滴を吐出したりしなか
ったりすることにより、画像データに応じた画像を記録
シートに記録する方式である。
として、記録シートを保持面上に固定的に保持する円筒
と、インク滴を吐出するプリントヘッドとを有し、プリ
ントヘッドから吐出されたインク滴により前記円筒の保
持面上に保持された記録シートに画像を記録するもので
は、記録シートに画像を記録するインクがにじみ、ある
いはインクの乾燥に時間がかかり処理速度が遅い等の問
題がある。
に熱風を当ててインクを乾燥させるものがあるが、熱風
がプリントヘッドのノズルを乾かせ、インク詰まりが生
じるおそれがある。また、円筒の内部にヒータ等を設け
て円筒全体を加熱し、この加熱された円筒に記録シート
を巻付けて画像を記録し、加熱された円筒でシートを乾
燥させるものがあるが、無駄に円筒が加熱される等の問
題がある。
ので、吐出したインク滴を速く乾燥させることで、イン
クのにじみを抑制し、記録シートに印字されたインクの
乾燥を促進し、処理速度を上げることを目的としてい
る。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
持面上に固定的に保持する円筒と、インク滴を吐出する
プリントヘッドと、を有し、前記プリントヘッドから吐
出されたインク滴により前記円筒の保持面上に保持され
た記録シートに画像を記録する画像記録装置において、
前記円筒の保持面部に、ヒータを設けたことを特徴とす
る画像記録装置。』である。
から吐出されたインク滴により記録シートに画像を記録
するときに、プリントヘッドに熱の悪影響を与えにく
く、また円筒の無駄な加熱が少なく記録シートに印字さ
れたインクを速く乾燥させることができ、処理速度が向
上するとともに、画像記録完了後の変色を抑えることが
できる。
面部に、静電吸着により、前記円筒の保持面上に記録シ
ートを固定的保持させるための静電吸着シートが設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の画像記録装
置。』である。
記録シートを円筒の保持面上に固定的に保持させること
ができる。なお、この静電吸着シートの熱保持率は高い
方が好ましい。
ートは、前記ヒータを内蔵することを特徴とする請求項
1または請求項2記載の画像記録装置。』である。
記録シートを円筒の保持面上に固定的に保持させつつ、
無駄な加熱が少なく記録シートに印字されたインクを速
く乾燥させることができ、処理速度が向上するととも
に、画像記録完了後の変色を抑えられる。
の保持面が実質的に円柱面形状であり、前記プリントヘ
ッドが、インク滴を吐出する複数のノズルが並設された
オンデマンド方式のプリントヘッドであり、前記円筒
を、前記円柱面の円軸軸を実質的に中心にして回す円筒
回し手段を有し、回る前記円筒の保持面上に固定的に保
持された記録シートの画像記録面に、前記プリントヘッ
ドからインク滴を吐出することにより、画像を記録する
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された画像記録
装置。』である。
に説明する。
柱面形状の保持面に記録シートを固定的に保持しなが
ら、前記円柱面の円柱軸を実質的中心にして回るもので
あるから、記録シートの画像記録面が所定の位置を所定
の向きで通過する。よって、プリントヘッドの先端と記
録シートの画像記録面との間隔を、非常に狭くでき、か
つ、記録シートの画像記録面に対するプリントヘッドの
取付位置及び方向の精度を非常に高くできる。よって、
インク滴の吐出方向があまり一定しない複数のノズルが
設けられたオンデマンド方式のプリントヘッドを用いて
も、プリントヘッドから吐出され、記録シートの画像記
録面に記録されるインク滴の位置精度を非常に高くでき
る。よって、非常に再現性の高い高精細な画像を記録す
ることができる。
面としては、円筒の外周面であってもよいし、中空の円
筒で、この円筒の内周面であってもよい。そして、保持
面が円筒の外周面である場合、記録シートの画像記録面
が外側を向くように保持するのが望ましく、中空の円筒
を用い、保持面がこの円筒の内周面である場合、記録シ
ートの画像記録面が内側を向くように保持するのが望ま
しいが、これらに限られない。
味での円柱軸及び円柱面であり、円柱軸は直線であり、
円柱面は、この円柱軸に垂直な平面上の円周を通過する
この円柱軸に平行な直線により形成される面のことであ
る。
領域内の記録シートを保持する箇所の面のことで、保持
面が実質的に円柱面であるとは、記録シートを保持する
領域内の記録シートを保持する箇所が、実質的に円柱面
であればよく、それ以外の領域は、凹んでいたり、存在
していなかったりなど実質的に円柱面でなくてもよい
し、実質的に円柱面であってもよい。また、記録シート
を保持する領域内の全ての箇所で記録シートを保持して
もよいが、例えば、記録シートを保持する領域内の一部
に溝や穴やスリットや孔など記録シートを保持しない箇
所が設けられていても、記録シートを保持する領域内の
記録シートを保持する箇所が、実質的に円柱面であれば
よい。
は、保持面の円柱軸に対する距離のばらつきが、記録さ
れた画像の画質が実質的に問題にならない範囲内である
ことで、保持面の円柱軸に対する距離のばらつきは、
0.5mm以下に収まることが好ましく、さらに、0.
3mm以下(特に、0.1mm以下)に収まることが好
ましい。
に回るとは、前記円柱面の円柱軸の近傍を回転軸として
回り、偏心(円柱軸に対する回転軸の距離)が記録され
た画像の画質が実質的に問題にならない範囲内であるこ
とであり、偏心は、0.5mm以下に収まることが好ま
しく、さらに、0.3mm以下(特に、0.1mm以
下)に収まることが好ましい。
平であることが好ましいが、鉛直方向や斜め方向であっ
てもよい。
る形態としては、静電吸着により円筒が記録シートを固
定的に保持する形態や、磁石により円筒が記録シートを
固定的に保持する形態や、真空吸引により円筒が記録シ
ートを固定的に保持する形態などが挙げられるが、これ
らに限られない。
隔は、1cm以下に規制されていることが好ましく、さ
らに、2mm以下(特に1mm以下)に規制されている
ことが好ましい。
ープルーフ画像は、色分解網画像データから作成される
印刷物をシミュレートするカラープルーフ画像のことで
ある。また、色分解網画像データに対応する画像データ
とは、色分解網画像データに対応する画像データであれ
ばよく、色分解網画像データそのものだけではなく、例
えば、連続階調の原稿画像データから色分解網画像デー
タを生成する網点画像化処理装置に入力される連続階調
の原稿画像データや、色分解網画像データを連続階調の
画像データに変換する連続階調化処理装置で色分解網画
像データから変換して得られた連続階調の画像データな
どであってもよい。
軸が略水平で、前記プリントヘッドが、記録シートの上
方の位置からインク滴を下方向に吐出して、この記録シ
ートの画像記録面に画像を記録することを特徴とする請
求項4記載の画像記録装置。』である。
に説明する。
円柱軸が略水平であり、前記プリントヘッドが、記録シ
ートの上方の位置からインク滴を下方向に吐出して、こ
の記録シートの画像記録面に画像を記録するので、前記
プリントヘッドが上方向又は水平方向にインク滴を吐出
して、前記円筒に保持された記録シートの画像記録面に
画像を記録する場合と比べて、プリントヘッドから吐出
され、記録シートの画像記録面に記録されるインク滴の
位置精度をより高くできる。よって、非常に再現性の高
い高精細な画像を記録することができる。
校正により良好に用いることができるカラープルーフを
作成することができる。また、前記円筒の円柱軸が略水
平であり、前記プリントヘッドが、記録シートの上方の
位置からインク滴を下方向に吐出して、この記録シート
の画像記録面にカラープルーフ画像を記録するので、円
筒がカラープルーフ用の大きなサイズの記録シートを保
持する大きなものであっても、円筒とプリントヘッドと
の間の精度を高くするための構造材の水平断面積が小さ
くてもよく、カラープルーフ作成装置全体のコストを低
くしつつ、校正により良好に用いることができるカラー
プルーフを作成できる。
円筒とプリントヘッドとの間の精度を高くするための構
造材の水平断面積が小さくでき、かつ、インク滴の位置
精度をより高くできる程度に水平であればよく、完全に
水平である必要はない。そして、円筒の円柱軸の水平面
に対する角度は、20゜以下であることが好ましく、さ
らに、5゜以下(特に1゜以下)であることが好まし
い。
インク滴の位置精度をより高くできる程度に下方向に吐
出するものであればよく、完全に鉛直下方である必要は
ない。そして、インク滴を吐出する方向の鉛直下方に対
する角度は、半直角以下であることが好ましく、さら
に、20゜以下(特に5゜以下)であることが好まし
い。
ッドを前記円柱軸と平行な方向に少なくとも画像記録幅
にわたって移動させることが可能な移動手段を有し、前
記プリントヘッドは前記複数のノズルが、前記円柱軸と
実質的に平行な方向に、並設されていて前記複数のノズ
ルが並設されている幅は、画像記録幅より狭いことを特
徴とする請求項4または請求項5記載の画像記録装
置。』である。
に説明する。
ルが、前記円柱軸と実質的に平行な方向に、並設されて
いるから、画像記録面に対する前記複数のノズルの高さ
及び方向のばらつきを小さくできやすく、前記複数のノ
ズルが並設されている幅は、画像記録幅より狭いので、
この画像記録幅に渡って複数のノズルを並設することと
比べて、複数のノズルを必要な精度で配置したプリント
ヘッドを作成しやすく、そして、前記保持手段が、前記
プリントヘッドを前記円柱軸と平行な方向に画像記録幅
にわたって移動できるから、記録シートの画像記録領域
全域に画像を記録することができ、かつ、画像記録幅全
域をカバーするようにプリントヘッドを複数並べるより
も、安価で、高精度にできやすい。
きつつ、装置全体のコストをより低くできる。
的に平行な方向に、並設されているとは、複数のノズル
が並んでいる方向と前記円柱軸とが完全に平行である必
要はなく、画像記録面に対する前記複数のノズルの高さ
及び方向のばらつきを小さくできる程度に、複数のノズ
ルが並んでいる方向と前記円柱軸とが、だいたい平行で
あればよい。そして、複数のノズルが並んでいる方向と
前記円柱軸との方向のずれ角φが、円筒の円周方向の画
素間隔Sと並んでいる複数のノズルの幅(複数のノズル
が並んでいる方向の一端のノズルの中心から他端のノズ
ルの中心までの距離)Wとに対して以下の式を満たすこ
とが好ましい。
質の画像を記録できる。そして、さらに、以下の式を満
たすことが好ましい。
柱軸と垂直な方向の位置を規制する規制手段を有するこ
とを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載
の画像記録装置。』である。
ヘッドの前記円筒の円柱軸と垂直な方向の位置を規制で
きるだけでなく、プリントヘッドの円柱軸方向の位置も
規制しやすく、また、プリントヘッドを前記円柱軸と平
行な方向に移動させる前後で、記録シート上に記録され
る画像の位置が微妙にずれてしまうことを防止しやす
い。従って、より良質の画像を記録できる。
前記円柱軸と垂直な方向の位置を規制するものであれば
よく、例えば、前記円筒の円柱軸と平行に設けられた柱
形のガイドと、このガイドが嵌合し、プリントヘッドを
保持する保持部材との組み合わせや、前記円筒の円柱軸
と平行に設けられたガイド溝と、このガイド溝に嵌合
し、プリントヘッドを保持する保持部材との組み合わせ
などが挙げられるが、これらに限られない。また、柱形
には、四角柱形などの角柱形や、円柱形などが挙げられ
るが、これらに限られない。
面上に記録シートを給送するシート給送手段と、前記シ
ート給送手段に給送された記録シートを前記円筒の保持
面に押圧する押圧ローラと、を有することを特徴とする
請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の画像記録装
置。』である。
持面上に給送された記録シートを押圧ローラにより円筒
の保持面に押圧するので、記録シートを円筒に密着させ
やすい。
手段は、前記円筒の保持面上に、画像記録面を擦らず
に、記録シートを給送するものであることを特徴とする
請求項8記載の画像記録装置。』である。
擦らずに給送できるので、単位面積当たりにインクを多
量に吸収するような高濃度の画像記録が可能な傷つきや
すい記録シートであっても、給送による傷つきを防止で
きる。従って、傷の少ない高濃度域まで再現された画像
を記録できる。
送手段は、記録シートの裏面を案内する案内ガイドと、
記録シートを給送する給送ローラ対と、を有することを
特徴とする請求項9記載の画像記録装置。』である。
を擦らずに給送できるので、単位面積当たりにインクを
多量に吸収するような高濃度の画像記録が可能な傷つき
やすい記録シートであっても、給送による傷つきを防止
できる。従って、傷の少ない高濃度域まで再現された画
像を記録できる。
周面上から、画像記録面を擦らずに、記録シートを排出
するシート排出手段を有する請求項4乃至請求項10の
いずれかに記載の画像記録装置。』である。
を擦らずに排出できるので、単位面積当たりにインクを
多量に吸収するような高濃度の画像記録が可能な傷つき
やすい記録シートであっても、排出による傷つきを防止
できる。従って、傷の少ない高濃度域まで再現された画
像を記録できる。
ヘッドが、色分解網画像データに対応する画像データに
応じてインク滴を吐出させることにより、前記円筒に保
持された記録シートの画像記録面に、前記色分解調画像
データに対応するカラープルーフ画像を記録するもので
あることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれ
かに記載の画像記録装置。』である。
に印字されたインクを速く乾燥させられ、処理速度が向
上するので、カラープルーフの生産性が高く、また、画
像記録完了後の変色が抑えられるので、画像記録完了直
後の像で色校正を行うことが可能になり、作業性の良い
良好な校正ができるカラープルーフを作成できる。
データの各色毎に、複数のノズルが並設されたノズルヘ
ッドを備えたものであることを特徴とする請求項12記
載の画像記録装置。』である。
像データの各色毎に、複数のノズルが並設されたノズル
ヘッドを備えたものであるから、1つのノズルヘッドに
色分解網画像データの全色用のノズルを設けたものよ
り、1つのノズルヘッド当たりのノズルの数が少なくて
も高速に画像を記録できるから、画像記録速度が速く、
プリントヘッドを作成しやすい。従って、より高速にカ
ラープルーフを作成できつつ、装置全体のコストをより
低くできる。
実施の形態について説明する。なお、この発明は以下に
説明される実施の形態に限られるものではない。また、
以下の説明で用語の意義を説明している記載があるかも
しれないが、あくまで実施の形態における用語の意義を
説明するものであり、この発明の用語の意義はこの記載
に限られない。
は、色分解網画像データに基づいて、記録シートの画像
記録面にインク滴を吐出してカラープルーフ画像を記録
できる画像記録装置である。以下、この実施形態のカラ
ープルーフ作成装置について、その一部を破断した概略
斜視図である図1と、その内部構造の概略正面図である
図2と、プリントヘッドをその吐出方向から見た図であ
る図3とに基づいて、説明する。
記録される記録シート1として、その画像記録面側に、
単位面積当たりのインクの吸着量が大きいインク吸収層
が設けられたものが好ましく、これにより、高濃度から
低濃度までの良好な階調再現が可能となる。そして、こ
のインク吸収層としては、無機微粒子と親水性バインダ
を含有する空隙層であることが好ましい。記録シート1
の画像記録面と反対側の裏面は、滑りやすい面に形成さ
れている。
録面が上になるように複数枚の記録シート1を堆積して
収容できるものである。そして、後述する給送ローラ4
10が、堆積された複数枚の記録シート1の最上の記録
シート1から給送するようになっている。
セット500から記録シート1を1枚ずつ取り出し、円
筒100に供給し、円筒100に巻き付け、円筒100
により保持された記録シート1に、プリントヘッド20
0がインク滴を吐出することにより画像を記録し、画像
を記録された記録シート1が排出トレイ310に排出す
るものである。そして、このカラープルーフ作成装置
は、円筒100の保持面上に記録シートを固定的に保持
させながら、主走査として円筒100を一定速度で回転
させつつ、色分解網画像データを連続階調化変換して得
られた連続階調の画像データに基づいてプリントヘッド
200からインク滴を吐出させることにより、円筒10
0の保持面に固定的に保持された記録シート1の画像記
録面に、色分解網画像データに対応するカラープルーフ
画像を記録する。
筒100及び排出トレイ310の下方に配置されたシー
トカセット500から記録シート1を円筒100に供給
する。このカラープルーフ作成装置には、シートカセッ
ト500の最上方に堆積された記録シート1枚のみを摩
擦力の差によりさばきながら給送する給送ローラ410
と、記録シート1を挟んで搬送する第1搬送ローラ対4
20と、記録シート1の裏面を案内する第1供給ガイド
430と、記録シート1を挟んで搬送する第2搬送ロー
ラ対440と、記録シート1の裏面を案内する第2供給
ガイド450と、記録シート1を円筒100に押圧する
押圧ローラ460とが設けられており、シートカセット
500から円筒100まで、記録シート1を上下反転さ
せながら搬送して供給する。
時に、記録シート1を画像記録面を外側にして巻き付け
られた記録シート1を固定的に保持する保持面を有す
る。そして、この円筒100の保持面の形状は円柱面で
あり、保持面の円柱軸に対する距離のバラツキは0.0
5mm以下に収まっている。そして、この円筒100
は、円柱面の円柱軸が水平となり、この円柱軸を中心に
回転するように配置されており、偏心は0.1mm以下
に収まっている。そして、円筒100は、画像記録時
に、図示しないモータにより、一定の回転速度で回転さ
れる。
ド200を固定的に保持する。また、プリントヘッド2
00は、オンデマンド方式のプリントヘッドであり、図
2に示すように、ノズルヘッド台211、213、21
5、217が設けられており、各ノズルヘッド台21
1、213、215、217には、ノズルヘッドが2つ
ずつ設けられている。そして、ノズルヘッド221〜2
28の各々には、複数のノズル220が、画像記録幅よ
り狭い範囲で、全てのずれ角φがφ < tan
-1(0.3×S/W)を満たすように、円筒100の円
柱軸方向に並べられて設けられている。これらのノズル
220は、オンデマンド方式のインクジェットノズル
で、インク記録要求のある画素のみインク滴を吐出する
ものであり、鉛直方向にインク滴を吐出するものであ
る。
プリントヘッド200の位置を規制しつつ、プリントヘ
ッド200を円筒100の円柱軸方向に案内する四角柱
形のキャリッジガイド245が設けられており、キャリ
ッジ230には、キャリッジガイド245が揺動可能に
嵌入された孔が設けられており、モータ240のモータ
軸に固定されたプーリ250と、回転自在に保持された
プーリ270とにわたってはめられたベルト260にキ
ャリッジ230が固定されており、モータ240がプー
リ250を回転させることにより、キャリッジガイド2
45がキャリッジ230を案内してプリントヘッド20
0が円筒100の円柱軸の鉛直上方に常に位置するよう
に、キャリッジ230を円筒100の円柱軸方向に画像
記録幅より広い幅にわたって移動させられる。
インク容器271〜278がインク容器保持板280上
に設けられている。そして、ノズルヘッド221〜22
8と対応するインク容器271〜278との各組み合わ
せ毎に、ノズルヘッド221〜228と対応するインク
容器271〜278とが可撓性のパイプ291、292
を介して接続されている。そして、パイプ292は、一
端がキャリッジ本体230に、他端がインク容器保持板
280に固定されたトラクタユニット295の中を通っ
て接続されている。
持面上に記録シート1を固定的に保持した円筒100を
回転させながら、プリントヘッド200がインク滴を吐
出することにより、記録シート1の画像記録領域に画像
の一部を記録することと、モータ240によりプリント
ヘッド200を円筒100の円柱軸方向に移動させるこ
とと、を交互に行い、記録シート1の画像記録領域全域
の画像を記録する。この際のプリントヘッド200と記
録シート1との間隔は、1mm以下に規制されている。
40がプーリ250を回転させることにより、キャリッ
ジ230を円筒100の円柱軸方向に移動させ、プリン
トヘッド200がメンテナンス部600上まで移動し、
サッキング、クリーニング、キャッピングが行われる。
サッキングは、プリントヘッド200のインク滴吐出方
向からノズル220内のインクを吸引することであり、
クリーニングはプリントヘッド200のインク滴吐出面
をワイパ等で清浄することであり、キャッピングは、プ
リントヘッド200のインク滴吐出面をキャップで覆う
ことである。
像を記録された記録シート1を円筒100から分離して
排出するための排出ガイド350と、円筒100の側方
に設けられた排出トレイ310とを有し、円筒100で
画像を記録された記録シート1を排出トレイ310に排
出する。
00に近接しているが離れて設けられていて、円筒10
0の側方から排出トレイ310まで、記録シート1の裏
面を案内することにより、円筒100による固定的な保
持が解除された記録シート1を、重力により、排出トレ
イ310に導く。そして、記録シート1を画像記録面を
上にして排出トレイ310に排出する。
を収容できるものである。また、排出トレイ310は、
円筒100側の高さが高くなるように斜めに設けられて
おり、排出された記録シート1を斜めに収容するもので
ある。
示す方向にスライド可能なバット330を有し、バット
330をスライドさせて引き出した状態で、排出された
記録シート1を収容するものである。そして、シートカ
セット500を交換する際は、シートカセット500か
ら記録シート1は供給できないので、バット330を押
し込むことができ、バット330を押し込んだ状態で、
シートカセット500を交換するので、簡単にシートカ
セット500を交換することができる。
けたり、排出ガイド350に対向する位置に赤外線ラン
プを設けたり、プリントヘッド200の隣に赤外線ラン
プを設けたりするなど、プリントヘッド200が記録シ
ート1の画像記録面にインク滴を吐出してから、記録シ
ート1を排出トレイ310に排出するまでに、記録シー
ト1を乾燥する構造になっている。
トを示す図である。このカラープルーフ作成装置は、円
筒100の周面にヒータを内蔵する静電吸着シートCが
設けられている。静電吸着シートCは、ヒータ線60と
静電吸着静電線61とを高伝熱性で導電性を有するシー
ト62,63の間に内在されている。また、ヒータ線6
0及び静電線61は、温度ムラや静電ムラが生じないよ
うに配置することが好ましく、これらは電源64から電
力が印加され、同時にON、OFF制御することが好ま
しい。
部全領域に設けられ、この円筒100を給送方向に回転
して、押圧ローラ460で記録シート1を円筒100の
保持面に押圧させて、静電吸着シートCに密着させ、静
電吸着シートCの表面に記録シート1を静電吸着する。
これにより記録シート1が静電吸着シートCの表面に静
電吸着により固定的に保持され、この記録シート1を静
電吸着した状態でプリントヘッド200により画像を記
録するから、チャッキング等の機械で記録シート1を機
械的に固定させた場合のように、記録シート1に押え爪
の跡又は折れ跡等がなくなる。また、チャッキング部品
等がなくなるため円筒100のホイールバランスが取り
易く、そのため円筒の回転ムラが少なくなる。また、プ
リントヘッド200と記録シート1との間隔を狭くする
ことができる。
源64から所定の一定電圧を与える簡単な構造で静電吸
着シートCの表面に記録シート1を固定的に保持するこ
とができる。この画像記録装置は、円筒100を排出方
向に回転させることにより、排出ガイド350により静
電吸着により重ねられている記録シート1を簡単に分離
して排出することができる。なぜなら、静電吸着シート
Cの表面に記録シート1を1枚は静電吸着するが、例え
ば2枚の記録シート1が重ねて給送されることがある
と、静電吸着により重ねられている2枚目の記録シート
1は吸着されないからである。
転の記録方向へ回転して、表面シートCに静電吸着され
ている1枚の記録シート1にプリントヘッド200から
吐出されたインク滴により画像を形成する。このように
記録シート1に画像を形成しながら静電吸着シートCの
ヒータ線60の発熱により乾燥する。これにより、プリ
ントヘッド200に熱の悪影響を与えることなく、また
円筒100への無駄な加熱が少なく、記録シートに印字
されたインク滴を速く乾燥させるから、処理速度を向上
させることができ、さらに画像記録完了後の変色を抑え
ることができる。
する時には、電源64からの静電線61への電圧印加を
遮断し、あるいは逆電圧を印加して静電吸着を解除し、
円筒100を逆方向である排出方向に回転して記録シー
ト1の後端部1b側から排出ガイド350により分離し
て排出する。
成で円滑、かつ確実に画像が記録された記録シート1を
排出することができる。
電吸着シートCの表面に記録シート1を静電吸着した際
に2枚以上記録シート1が給送された場合、この静電吸
着により重ねられている2枚目以降の記録シート1は、
円筒100を排出方向に回転することで簡単に分離して
排出することができ、その後この静電吸着シートCに静
電吸着されている1枚の記録シート1にプリントヘッド
200により画像を形成するため、分離機構の精度を上
げずに、給送機構が構成され、記録シート1の重送が発
生したとしても不要な記録シート1を排出した後、直ち
に記録でき、記録作業に支障がなくなる。
うに、ヒータ線60及び静電線61を伝熱及び導電性を
有するシート62,63の間に内在させて静電吸着シー
トCを形成し、この静電吸着シートCを円筒100に設
けているが、図6に示すように、静電吸着シートCは静
電線61のみを内在させ、ヒータ線60は円筒100の
静電吸着シート1の内側に埋め込んでもよい。
は、プリントヘッドから吐出されたインク滴により記録
シートに画像を記録するときに、プリントヘッドに熱の
悪影響を与えにくく、また円筒への無駄な加熱が少な
く、記録シートに印字されたインクを速く乾燥させるこ
とができ、処理速度が向上するとともに、画像記録完了
後の変色を抑えることができる。
簡単な構造で記録シートを円筒の保持面上に固定的に保
持させることができる。
簡単な構造で、記録シートを円筒の保持面上に固定的に
保持させつつ、無駄な加熱が少なく記録シートに印字さ
れたインクを速く乾燥させることができ、処理速度が向
上するとともに、画像記録完了後の変色を抑えられる。
非常に再現性の高い高精細な画像を記録できる。
非常に再現性の高い高精細な画像を記録することができ
る。
より良質の画像を記録できつつ、装置全体のコストを低
くできる。
より良質の画像を記録できる。
記録シートを円筒に密着させやすい。
傷の少ない高濃度まで再現された画像を記録できる。
は、傷の少ない高濃度域まで再現された画像を記録でき
る。
は、傷の少ない高濃度域まで再現された画像を記録でき
る。
は、画像記録完了直後の像で色校正を行うことが可能に
なり、作業性の良い良好な校正ができるカラープルーフ
を作成できる。
は、より高速にカラープルーフを作成できつつ、装置全
体のコストをより低くできる。
斜視図である。
図である。
る。
面シートを設ける他の実施の形態を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】記録シートを保持面上に固定的に保持する
円筒と、インク滴を吐出するプリントヘッドと、を有
し、前記プリントヘッドから吐出されたインク滴により
前記円筒の保持面上に保持された記録シートに画像を記
録する画像記録装置において、前記円筒の保持面部に、
ヒータを設けたことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】前記円筒の保持面部に、静電吸着により、
前記円筒の保持面上に記録シートを固定的保持させるた
めの静電吸着シートが設けられていることを特徴とする
請求項1記載の画像記録装置。 - 【請求項3】前記静電吸着シートは、前記ヒータを内蔵
することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画
像記録装置。 - 【請求項4】前記円筒は、その保持面が実質的に円柱面
形状であり、前記プリントヘッドが、インク滴を吐出す
る複数のノズルが並設されたオンデマンド方式のプリン
トヘッドであり、前記円筒を、前記円柱面の円軸軸を実
質的に中心にして回す円筒回し手段を有し、回る前記円
筒の保持面上に固定的に保持された記録シートの画像記
録面に、前記プリントヘッドからインク滴を吐出するこ
とにより、画像を記録する請求項1乃至請求項3のいず
れかに記載された画像記録装置。 - 【請求項5】前記円筒の円柱軸が略水平で、前記プリン
トヘッドが、記録シートの上方の位置からインク滴を下
方向に吐出して、この記録シートの画像記録面に画像を
記録することを特徴とする請求項4記載の画像記録装
置。 - 【請求項6】前記プリントヘッドを前記円柱軸と平行な
方向に少なくとも画像記録幅にわたって移動させること
が可能な移動手段を有し、前記プリントヘッドは前記複
数のノズルが、前記円柱軸と実質的に平行な方向に、並
設されていて前記複数のノズルが並設されている幅は、
画像記録幅より狭いことを特徴とする請求項4または請
求項5記載の画像記録装置。 - 【請求項7】前記プリントヘッドの前記円柱軸と垂直な
方向の位置を規制する規制手段を有することを特徴とす
る請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の画像記録装
置。 - 【請求項8】前記円筒の保持面上に記録シートを給送す
るシート給送手段と、前記シート給送手段に給送された
記録シートを前記円筒の保持面に押圧する押圧ローラ
と、を有することを特徴とする請求項4乃至請求項7の
いずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項9】前記シート給送手段は、前記円筒の保持面
上に、画像記録面を擦らずに、記録シートを給送するも
のであることを特徴とする請求項8記載の画像記録装
置。 - 【請求項10】前記シート給送手段は、記録シートの裏
面を案内する案内ガイドと、記録シートを給送する給送
ローラ対と、を有することを特徴とする請求項9記載の
画像記録装置。 - 【請求項11】前記円筒の外周面上から、画像記録面を
擦らずに、記録シートを排出するシート排出手段を有す
る請求項4乃至請求項10のいずれかに記載の画像記録
装置。 - 【請求項12】前記プリントヘッドが、色分解網画像デ
ータに対応する画像データに応じてインク滴を吐出させ
ることにより、前記円筒に保持された記録シートの画像
記録面に、前記色分解調画像データに対応するカラープ
ルーフ画像を記録するものであることを特徴とする請求
項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項13】色分解網画像データの各色毎に、複数の
ノズルが並設されたノズルヘッドを備えたものであるこ
とを特徴とする請求項12記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29578598A JP2000117955A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29578598A JP2000117955A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000117955A true JP2000117955A (ja) | 2000-04-25 |
JP2000117955A5 JP2000117955A5 (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=17825135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29578598A Pending JP2000117955A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000117955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6238501B1 (ja) * | 2017-03-27 | 2017-11-29 | 株式会社ソディック | 静電チャック |
CN114643780A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 罗兰Dg有限公司 | 喷墨打印机 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP29578598A patent/JP2000117955A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6238501B1 (ja) * | 2017-03-27 | 2017-11-29 | 株式会社ソディック | 静電チャック |
JP2018164361A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社ソディック | 静電チャック |
CN114643780A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 罗兰Dg有限公司 | 喷墨打印机 |
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