JP2000115834A - 通信方法、基地局装置及び通信端末装置 - Google Patents

通信方法、基地局装置及び通信端末装置

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JP2000115834A
JP2000115834A JP10282996A JP28299698A JP2000115834A JP 2000115834 A JP2000115834 A JP 2000115834A JP 10282996 A JP10282996 A JP 10282996A JP 28299698 A JP28299698 A JP 28299698A JP 2000115834 A JP2000115834 A JP 2000115834A
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signal
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communication
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Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリア信号が双方向で伝送される伝
送システムを適用した場合に、用意された周波数帯域を
効率良く利用して、効率の良い伝送処理が行えるように
する。 【解決手段】 用意された伝送帯域内に、m個(mは2
以上の整数)のサブキャリアにデータを分散させたマル
チキャリア信号として伝送可能な広帯域チャンネルCH
1〜CH4と、j個(jはmより小さい整数)のサブキ
ャリアだけを使用したマルチキャリア信号又はシングル
キャリア信号として伝送する狭帯域チャンネルCH5,
CH6とを設定し、基地局から通信端末への下り回線の
通信を、広帯域チャンネルにより行い、通信端末から基
地局への上り回線の通信を、狭帯域チャンネルにより行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体での
データ通信に適用して好適な通信方法と、その通信方法
を適用した基地局装置及び通信端末装置に関し、特にマ
ルチキャリア信号の無線伝送を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチメディア移動アクセスシス
テム(MMAC:Multimedia Mobile
Access System)と称される移動体通信
用のデータ通信システムが提案されている。このアクセ
スシステムは、光ファイバ網(BISDN)にシームレ
スに接続可能な高速無線アクセスシステムであり、周波
数帯としては5GHzなどの比較的高い周波数帯が使用
され、伝送レートは30Mbps程度で、アクセス方式
としては、TDMA/TDD方式(時分割多元接続方
式)が使用される。図13は、このマルチメディア移動
アクセスシステムの全体構成の一例を示す図で、ここで
はインターネット網に接続させるIP(Interne
t Protocol)接続と称されるサービスを行う
場合の構成であり、インターネット網12に接続された
各種コンテンツサーバ11と、ISDN(又は一般の電
話回線)13或いは光ファイバ網14経由で通信が行わ
れるMMAC基地局15を設ける。この基地局15は、
所定のユーザネットワークインターフェース(UNI)
によりISDN13又は光ファイバ網14に接続され
る。
【0003】MMAC基地局15は、上述した伝送方式
により、携帯情報端末16と無線通信を行い、基地局1
5に接続された回線13,14と端末16との通信の中
継を基地局15が行う。
【0004】図14は、従来提案されているMMAC基
地局の構成を示す図で、ここでは非同期転送モード(A
synchronus Transfer Mode:
以下ATMと称する)で通信が行われる光ファイバ網1
4が接続された場合の例としてあり、ここでの基地局1
5は、ATMで伝送されるデータ(ATMセル)とユー
ザネットワークインターフェース(UNI)を行うイン
ターフェース部15aが、光ファイバ網14に接続して
あり、ATMセルの多重化を行う。このインターフェー
ス部15aに接続されたATM網回線制御部15bで
は、網との呼接続などの回線制御を行う。ATM網回線
制御部15bに接続されたATMセル分解/組立部15
cでは、網側からのATMセルの分解及び網側に送出す
るATMセルの組立が行われる。
【0005】ATMセル分解/組立部15cで分解され
た網側からの受信データは、MMACチャンネルコーデ
ィング/デコーディング部15dに送られ、MMACの
無線伝送フォーマットに変換され、この変換されたデー
タが変調部15gによりQPSK変調などで変調処理さ
れた後、送信部15hで周波数変換や増幅などの送信処
理が行われて、アンテナ15iから端末に対して無線送
信される。
【0006】また、端末側から送信される信号は、アン
テナ15iに接続された受信部15jで周波数変換など
の受信処理が行われた後、復調部15kで受信データの
復調が行われ、復調された受信データをMMACチャン
ネルコーディング/デコーディング部15dに供給し
て、デコーディング処理を行う。そして、ATMセル分
解/組立部15cでATMセルとして組み立て、ATM
網回線制御部15bの制御で接続された光ファイバ網1
4に、インターフェース部15aから送出される。
【0007】なお、MMAC基地局15でのこれらの処
理は、中央制御装置(CPU)15eからバスライン1
5fを介した制御で実行される。
【0008】MMAC端末である携帯情報端末16の構
成としては、図15に示すように、アンテナ16aに接
続された受信部16bで周波数変換などの受信処理が行
われた後、復調部16cで受信データの復調が行われ、
復調された受信データをMMACチャンネルコーディン
グ/デコーディング部16dに供給して、MMACの無
線伝送フォーマットからの変換処理を行う。この変換さ
れたデータは、この端末16の中央制御装置(CPU)
16gに供給されて、映像データと音声データとに分離
処理された後、デジタル信号処理部(DSP)16kに
供給されて、MPEG−2方式に基づいたデコード処理
が行われ、映像データが表示用に処理された後、液晶ド
ライバ16iに供給されて、中央制御装置16gの制御
に基づいて、液晶ディスプレイ16jに映像が表示され
る。また、受信データに含まれる音声データが、デジタ
ル信号処理部16kでアナログ音声信号とされて、スピ
ーカ16mから出力される。
【0009】また、中央制御装置16gに接続された操
作部16hの操作などに基づいて生成された送信データ
が、MMACチャンネルコーディング/デコーディング
部16dに供給されて、MMACの無線伝送フォーマッ
トに変換され、この変換されたデータが変調部16eに
よりQPSK変調などで変調処理された後、送信部16
fで周波数変換や増幅などの送信処理が行われて、アン
テナ16aから基地局に対して無線送信される。
【0010】このようなMMACのシステムとしての基
地局と端末装置を用意して、インターネット網などに接
続することで、各種コンテンツサーバからのインターネ
ット放送などを、端末装置16で受信することができ
る。この場合、MMACのシステムの場合には、高速無
線アクセスが可能であるので、端末装置では動画データ
なども受信して表示させることが可能である。
【0011】ここで、従来のMMAC基地局15と携帯
情報端末16との間で無線伝送される信号について説明
すると、このシステムではOFDM(Orthogonal Frequ
encyDivision Multiplex :直交周波数分割多重)方式
と称されるマルチキャリア信号の伝送方式を無線伝送に
適用してある。即ち、無線伝送信号として、所定の帯域
幅内に一定の周波数間隔などで複数個のサブキャリア
(ここではm個のサブキャリア:mは複数、例えば32
などの比較的大きな値)を配置したマルチキャリア信号
とし、各サブキャリアに分散して伝送データを変調して
伝送するようにしたものである。
【0012】このようなOFDM方式により送信処理と
受信処理を行う構成を、以下説明する。図16は携帯情
報端末16での構成を示す図で、送信,受信兼用のアン
テナ101は、アンテナスイッチ102を介してローノ
イズアンプ103に接続してあり、このローノイズアン
プ103で増幅された受信信号を、受信ミキサ104に
供給して、第1局部発振器105の発振出力fl1を受信
信号に混合して、所定の周波数帯の受信信号を中間周波
信号に変換する。
【0013】受信ミキサ104が出力する中間周波信号
は、直交検波器106に供給して、第2局部発振器10
7の発振出力fl2を混合して直交検波し、I成分とQ成
分とに分離し、その検波されたI成分とQ成分とを、ア
ナログ/デジタル変換器108に供給し、それぞれの成
分のデジタルデータI−D及びQ−Dを得る。このデー
タI−D及びQ−Dは、高速フーリエ変換回路(FFT
回路)109に供給して、サブキャリア数と等しいm点
の離散フーリエ変換処理を行い、mシンボルのパラレル
データとする。
【0014】高速フーリエ変換回路109が出力するm
シンボルのパラレルデータは、並列−直列変換回路11
0に供給して、1系列のシリアルデータとし、この変換
されたシリアルデータを受信データとする。
【0015】送信系の構成としては、送信データ(シリ
アルデータ)を直列−並列変換回路111に供給して、
送信データをm本のパラレルデータに変換する。このm
本のパラレルデータを、逆フーリエ変換回路(IFFT
回路)112に供給して、m点の逆離散フーリエ変換を
行い、直交する時間軸のデジタルベースバンドデータI
−D及びQ−Dを得る。このベースバンドデータI−D
及びQ−Dを、デジタル/アナログ変換器113に供給
して、I成分及びQ成分のアナログ信号を得る。
【0016】得られたI成分及びQ成分の信号は、直交
変調器114に供給して、第2局部発振器107の発振
出力fl2に基づいて直交変調する。直交変調器114で
直交変調された信号は、送信ミキサ115に供給して、
第1局部発振器105の発振出力fl1を混合して、送信
周波数帯の信号に周波数変換し、この周波数変換された
信号をパワーアンプ116により増幅した後、アンテナ
スイッチ102を介してアンテナ101に供給し、無線
送信させる。
【0017】このような送信系及び受信系で処理される
伝送信号の構成について説明すると、MMACのシステ
ムでは、図17に示すようなフレーム構成のデータを伝
送することが提案されている。1フレーム内には、複数
のタイムスロットが形成され、それぞれの1単位のスロ
ットで、ヘッダ部,情報部,CRC(誤り検出符号)
部,FEC(誤り訂正符号)部が順に配置されいる。1
フレーム内の前半の所定数のスロットT1,T2,‥‥
Tn(nは任意の整数)は、アップリンク期間のスロッ
トとされ、端末装置から基地局への伝送に使用されるス
ロットとしてある。1フレーム内の後半の所定数のスロ
ットR1,R2,‥‥Rn(nは任意の整数)は、ダウ
ンリンク期間のスロットとされ、基地局から端末装置へ
の伝送に使用されるスロットとしてある。
【0018】アップリンク期間のスロットとダウンリン
ク期間のスロットでは、いずれもキャリア数がm個の同
じ構成のマルチキャリア信号の伝送処理が行われる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなMMACのシステムなどのように、OFDM方式を
適用してマルチキャリア信号の無線伝送を行う場合に
は、送信電力の平均電力に対するピーク電力比が大きな
ものになってしまう問題があった。例えば、サブキャリ
ア数が32であれば、単純に10 log32=15dBの
比が出来てしまう。従って、伝送装置の送信部のパワー
アンプは広い線形性を有する特性のものを使用する必要
があり、電力効率も悪く、バッテリ駆動などによる低消
費電力が要求される小型の端末装置で、マルチキャリア
信号を送信させることは、負担が非常に大きい問題があ
った。
【0020】また、OFDM方式を適用してマルチキャ
リア信号の無線伝送を行う場合、1チャンネルの伝送帯
域幅が広く必要であり、用意された伝送帯域内にチャン
ネルを割当てて伝送システムを構築する際の整合性が良
くない問題があった。例えば、上述したMMACのシス
テムでは、1チャンネルの伝送帯域幅として20MHz
が想定され、用意された伝送帯域幅が20MHzの整数
倍の帯域幅であれば、問題なくチャンネル配置が可能で
あるが、実際にはこのように整数倍の関係になることは
稀であり、使用されない帯域が存在してしまう場合が多
々ある。
【0021】本発明はかかる点に鑑み、マルチキャリア
信号が双方向で伝送される伝送システムを適用した場合
に、用意された周波数帯域を効率良く利用して、効率の
良い伝送処理が行えるようにすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の通信方法は、用
意された伝送帯域内に、m個(mは2以上の整数)のサ
ブキャリアにデータを分散させたマルチキャリア信号と
して伝送可能な広帯域チャンネルと、j個(jはmより
小さい整数)のサブキャリアだけを使用したマルチキャ
リア信号又はシングルキャリア信号として伝送する狭帯
域チャンネルとを設定し、基地局から通信端末への下り
回線の通信を、広帯域チャンネルにより行い、通信端末
から基地局への上り回線の通信を、狭帯域チャンネルに
より行うようにしたものである。
【0023】この発明によると、基地局から通信端末へ
の下り回線は、広帯域チャンネルを使用してサブキャリ
ア数の多いマルチキャリア信号として伝送され、通信端
末から基地局への上り回線は、狭帯域チャンネルを使用
してサブキャリア数の少ないマルチキャリア信号(又は
1本のキャリアによるシングルキャリア信号)として伝
送される。
【0024】また本発明の基地局装置は、通信端末に送
信するデータを、m個(mは2以上の整数)のサブキャ
リアにデータを分散させたマルチキャリア信号に変調す
る変調手段と、この変調手段で変調されたマルチキャリ
ア信号を、広帯域チャンネルとして用意された周波数帯
で送信する送信手段と、広帯域チャンネルよりも帯域幅
の狭い狭帯域チャンネルで伝送される信号を受信する受
信手段と、この受信手段の受信出力から、j個(jはm
より小さい整数)のサブキャリアに変調されたデータを
復調する復調手段とを備えたものである。
【0025】この発明によると、基地局装置で通信端末
に対して送信処理される信号は、広帯域チャンネルを使
用したサブキャリア数の多いマルチキャリア信号とな
り、基地局装置で受信される信号は、狭帯域チャンネル
を使用したサブキャリア数の少ないマルチキャリア信号
(又は1本のキャリアによるシングルキャリア信号)と
して処理される。
【0026】また本発明の通信端末装置は、広帯域チャ
ンネルとして用意された周波数帯で伝送される信号を受
信する受信手段と、この受信手段の受信出力からm個
(mは2以上の整数)のサブキャリアに分散して変調さ
れたデータを復調する復調手段と、基地局に送信するデ
ータをj個(jはmより小さい整数)のサブキャリアに
変調されたデータとする変調手段と、この変調手段で変
調された出力を狭帯域チャンネルとして用意された周波
数帯で送信する送信手段とを備えたものである。
【0027】この発明によると、通信端末装置で受信さ
れる信号は、広帯域チャンネルで伝送されるサブキャリ
ア数の多いマルチキャリア信号として処理され、通信端
末装置から送信される信号は、サブキャリア数の少ない
マルチキャリア信号(又は1本のキャリアによるシング
ルキャリア信号)となって狭帯域チャンネルで伝送され
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図9を参照して説明する。
【0029】本例においては、基地局と端末装置との間
で無線通信を行うシステム、例えばマルチメディア移動
アクセスシステム(以下MMACと称する)に適用した
もので、ここではMMACの基地局と端末装置との間で
通信を行う例としてある。MMACの基本的なシステム
構成については、従来例で説明したMMACと同じシス
テムであり、既に図13を参照して説明したように、イ
ンターネットなどの各種データを、基地局を経由して携
帯情報端末などの通信端末装置で受信し、携帯情報端末
からのデータの発信についても出来るようにしてある。
【0030】ここで、本例のMMAC基地局と通信端末
装置との間で無線伝送される信号は、基本的にはOFD
M(Orthogonal Frequency Division Multiplex :直交
周波数分割多重)方式と称されるマルチキャリア信号と
してあるが、基地局から下り回線で通信端末装置に伝送
される信号と、通信端末装置から上り回線で基地局に伝
送される信号では、信号の状態を変えてある。その伝送
信号の詳細については後述する。
【0031】まず、本例の通信端末装置での処理を説明
する。通信端末装置の全体構成については、従来の通信
端末装置(例えば従来例で図15に示したMMAC端末
16)と同じ構成であり、本例では送信処理のための構
成が従来と異なる。図1は、本例の通信端末装置の受信
部及び送信部の構成を示す図で、送信,受信兼用のアン
テナ101は、アンテナスイッチ102を介してローノ
イズアンプ103に接続してあり、このローノイズアン
プ103で増幅された受信信号を、受信ミキサ104に
供給して、第1局部発振器105の発振出力fl1を受信
信号に混合して、所定の周波数帯f0 の受信信号を中間
周波信号に変換する。
【0032】受信ミキサ104が出力する中間周波信号
は、直交検波器106に供給して、第2局部発振器10
7の発振出力fl2を混合して直交検波し、I成分とQ成
分とに分離し、その検波されたI成分とQ成分とを、ア
ナログ/デジタル変換器108に供給し、それぞれの成
分のデジタルデータI−D及びQ−Dを得る。このデー
タI−D及びQ−Dは、高速フーリエ変換回路(FFT
回路)109に供給して、サブキャリア数と等しいm点
の離散フーリエ変換処理を行い、mシンボルのパラレル
データとする。なお、サブキャリア数mは2以上の整数
値であり、一般にはmは例えば32などの比較的大きな
値とされる。
【0033】高速フーリエ変換回路109が出力するm
シンボルのパラレルデータは、並列−直列変換回路11
0に供給して、1系列のシリアルデータとし、この変換
されたシリアルデータを受信データとし、得られる受信
データをデータ処理部(図示せず)に供給し、映像表
示,音声再生などの各種データ処理が行われる。ここま
での受信系の構成については、従来例で図16により説
明した構成と同じである。
【0034】送信系の構成としては、送信データ(シリ
アルデータ)を直列−並列変換回路111に供給して、
送信データを2系統のパラレルデータに変換する。この
2系統のパラレルデータを、ベースバンドフィルタ12
2に供給して、不要成分を除去して、直交する時間軸の
デジタルベースバンドデータI−D及びQ−Dを得る。
このベースバンドデータI−D及びQ−Dを、デジタル
/アナログ変換器113に供給して、I成分及びQ成分
のアナログ信号を得る。
【0035】得られたI成分及びQ成分の信号は、直交
変調器114に供給して、第2局部発振器107の発振
出力fl2に基づいて直交変調する。直交変調器114で
直交変調された信号は、送信ミキサ115に供給して、
第1局部発振器105の発振出力fl1を混合して、送信
周波数帯f0 の信号に周波数変換し、この周波数変換さ
れた信号をパワーアンプ116により増幅した後、アン
テナスイッチ102を介してアンテナ101に供給し、
無線送信させる。
【0036】次に、図1に示す構成の通信端末装置と、
基地局との間で無線伝送される伝送信号の構成について
説明する。図2は、本実施の形態による伝送信号構成の
一例を示す図で、ここではフレーム構成のデータを伝送
する構成としてある。即ち、、所定の時間毎に1フレー
ムを規定し、その1フレーム内には、複数のタイムスロ
ットを形成する。フレーム周期は、例えば基地局から送
信される同期信号などで規定される。それぞれの1単位
のスロットでは、ヘッダ部Ts1 ,情報部Ts2 ,CR
C(誤り検出符号)部Ts3 ,FEC(誤り訂正符号)
部Ts4 が順に配置された信号が伝送される。1スロッ
トの情報部Ts2 で伝送できる最大の有効シンボル数
は、ここではkとする。
【0037】ここでは、アクセス方式としてTDMA/
TDD方式が適用されて、通信端末装置から基地局への
上り回線と、基地局からその通信端末装置への下り回線
とで、同じ周波数(チャンネル)を使用する場合と、異
なる周波数を使用する場合とがあり、いずれの場合でも
上り回線と下り回線とで、1フレーム内の異なるタイム
スロットが時分割で使用される。上り回線と下り回線と
で異なる周波数(チャンネル)を使用する場合には、上
り回線のタイムスロットと下り回線のタイムスロットと
の間で、チャンネル切換えが行われる。
【0038】1フレーム内の前半の所定数のスロットT
1,T2,‥‥Tn(nは任意の整数)は、アップリン
ク期間Tuのスロットとされ、端末装置から基地局への
上り回線の伝送に使用されるスロットとしてある。1フ
レーム内の後半の所定数のスロットR1,R2,‥‥R
n(nは任意の整数)は、ダウンリンク期間Tdのスロ
ットとされ、基地局から端末装置への下り回線の伝送に
使用されるスロットとしてある。
【0039】アップリンク期間Tuに用意されたスロッ
トT1〜Tnの中のいずれかのスロットで、通信端末装
置から基地局に無線伝送される信号は、いずれか1本の
サブキャリア(ここでは最も端部に配されるサブキャリ
アfm)だけが伝送され、このサブキャリアfmだけを
使用したシングルキャリア信号として、上り回線のデー
タが伝送される。この場合に1スロットで伝送される有
効シンボル数は、k/mとなる。但し、図1に示した構
成とは異なる構成の通信端末装置(例えば従来例として
図15に示した構成の通信端末装置)の場合には、m個
のサブキャリア信号によるマルチキャリア信号が上り回
線で伝送される場合もある。
【0040】ダウンリンク期間TdのスロットR1〜R
nで、基地局から通信端末装置に無線伝送される下り回
線の信号は、いずれのスロットでも、キャリア数がm個
のマルチキャリア信号であり、有効シンボル数kのデー
タが伝送される。
【0041】このフレーム構成のデータが無線伝送され
るチャンネル構成例を、図3に示す。ここでは、本例の
システムで使用可能な周波数帯B0 として、例えば5G
Hz帯の100MHzの帯域幅が用意されているものと
する。この周波数帯B0 に、1チャンネルが約20MH
zの帯域幅の4つのチャンネルCH1,CH2,CH
3,CH4を配置する。この4つのチャンネルCH1〜
CH4は、サブキャリア数がm個のマルチキャリア信号
が伝送できる帯域が用意された高速アクセスが可能な広
帯域チャンネルである。なお、各チャンネルCH1〜C
H4の帯域幅は約20MHzであるが、隣接する帯域へ
の妨害などを考慮して、ここでは100MHzの帯域幅
の周波数帯B0 には、4つの広帯域チャンネルCH1〜
CH4を配置するのが限度であり、この例では広帯域チ
ャンネルを5チャンネル配置することはできない。
【0042】従って、この例では図3に示すように、使
用可能周波数帯B0 の下側と上側には、各広帯域チャン
ネルCH1〜CH4の帯域幅よりも狭いガードバンド部
1及びB2 が存在する。ここで本例においては、この
両ガードバンド部B1 ,B2に、広帯域チャンネルCH
1〜CH4よりも帯域幅が狭い狭帯域チャンネルCH
5,CH6を配置する。この狭帯域チャンネルCH5,
CH6では、その帯域幅により、伝送される信号のキャ
リア数をj個(j<m)に制限してあり、j個のキャリ
アに制限された低速アクセスが可能なチャンネルであ
る。ここではjは1の信号(即ちシングルキャリア信
号)である。
【0043】このガードバンド部に配置された狭帯域チ
ャンネルCH5,CH6は、上り回線(アップリンク)
での低速アクセス専用通信チャンネルとして使用する。
このため、この狭帯域チャンネルCH5,CH6では、
図2に示すフレーム構成の前半のアップリンク期間Tu
だけが無線伝送に使用される。
【0044】また本例の場合には、いずかれのチャンネ
ルを基地局から制御情報を伝送する制御チャンネルとし
て使用する構成としてあり、ここでは広帯域チャンネル
CH1〜CH4の内の1つのチャンネルCH1を制御チ
ャンネルとしても使用する構成としてある。なお、この
制御チャンネルとして使用されるチャンネルCH1は広
帯域チャンネルであるが、このチャンネルCH1でアッ
プリンクの通信を行う際には、キャリア数がj個の狭帯
域の信号(低速アクセス信号)の伝送が行われる場合も
ある。このチャンネルCH1でのアップリンクの低速ア
クセス信号の伝送時には、例えば図3に示すように、チ
ャンネルCH1の帯域内の一部の帯域CH1aだけが使
用される。
【0045】図4は、このようなチャンネル配置で通信
端末装置と無線通信を行う基地局の構成の一例を示す図
である。以下その構成を説明すると、送信,受信兼用の
アンテナ201は、アンテナスイッチ202を介してロ
ーノイズアンプ203に接続してあり、このローノイズ
アンプ203で増幅された受信信号を、受信ミキサ20
4に供給して、第1局部発振器205の発振出力fl1を
受信信号に混合して、所定の周波数帯f0 の受信信号を
中間周波信号に変換する。
【0046】受信ミキサ204が出力する中間周波信号
は、直交検波器206に供給して、第2局部発振器20
7の発振出力fl2を混合して直交検波し、I成分とQ成
分とに分離し、その検波されたI成分とQ成分とを、ア
ナログ/デジタル変換器208に供給し、それぞれの成
分のデジタルデータI−D及びQ−Dを得る。このデー
タI−D及びQ−Dは、高速フーリエ変換回路(FFT
回路)209に供給して、最大のサブキャリア数と等し
いm点の離散フーリエ変換処理を行い、mシンボルのパ
ラレルデータとする。
【0047】高速フーリエ変換回路209が出力するm
シンボルのパラレルデータは、並列−直列変換回路21
0に供給して、1系列のシリアルデータとし、この変換
されたシリアルデータを判定・選択回路211に供給す
る。また、アナログ/デジタル変換器208が出力する
デジタルデータI−D及びQ−Dを、別の並列−直列変
換回路212に直接供給して、1系列のシリアルデータ
とし、この変換されたシリアルデータを判定・選択回路
211に供給する。判定・選択回路211では、一方の
変換回路210から供給されるデータと、他方の変換回
路212から供給されるデータとをそれぞれ判定処理
し、正しい受信データであると思われるデータがいずれ
のデータであるか判定し、その判定したデータを選択し
て、受信データとして出力し、後段の受信データ処理系
(図示せず)に供給する。判定・選択回路211での判
定処理としては、例えば各スロットに付加されたエラー
検出符号などを使用して行う。
【0048】基地局での送信系の構成としては、送信デ
ータ(シリアルデータ)を直列−並列変換回路211に
供給して、送信データをm本のパラレルデータに変換す
る。このm本のパラレルデータを、逆フーリエ変換回路
(IFFT回路)222に供給して、m点の逆離散フー
リエ変換を行い、直交する時間軸のデジタルベースバン
ドデータI−D及びQ−Dを得る。このベースバンドデ
ータI−D及びQ−Dを、デジタル/アナログ変換器2
23に供給して、I成分及びQ成分のアナログ信号を得
る。
【0049】得られたI成分及びQ成分の信号は、直交
変調器224に供給して、第2局部発振器207の発振
出力fl2に基づいて直交変調する。直交変調器224で
直交変調された信号は、送信ミキサ225に供給して、
第1局部発振器205の発振出力fl1を混合して、送信
周波数帯f0 の信号に周波数変換し、この周波数変換さ
れた信号をパワーアンプ226により増幅した後、アン
テナスイッチ202を介してアンテナ201に供給し、
各通信端末装置に対して無線送信させる。
【0050】このように構成される基地局と通信端末装
置との間で通信を行う際の制御シーケンスの一例を、図
5を参照して説明する。この図5では、左側が通信端末
装置側で、右側が基地局側であり、それぞれ制御チャン
ネル(ここではCH1内の所定のスロット),通信チャ
ンネルをアクセスできるようになっている。図5では、
太線の矢印で示す信号の伝送が、キャリア数mによる高
速アクセス回線を使用した伝送で、細線の矢印で示す信
号の伝送が、シングルキャリアによる低速アクセス回線
を使用した伝送である。
【0051】基地局からは、各端末装置の待ち受け時の
止まり木用に制御信号S1を、下り回線の制御チャンネ
ル用のスロットで間欠的に報知する。通信端末装置側で
は、この制御信号S1を間欠的に受信する。待ち受け時
にこのように間欠的な受信を行うことで、例えば通信端
末装置が内蔵されたバッテリで駆動される装置である場
合には、バッテリの持続時間を長時間化することができ
る。
【0052】そして、通信端末装置側で発信要求がある
と、リンクチャンネル確立要求信号S2を、上り回線の
制御チャンネル用のスロットで送信する。ここで、この
発信要求がある端末装置が、図1に示したような上り回
線をシングルキャリア信号として送信する端末装置であ
る場合には、リンクチャンネル確立要求信号S2は、シ
ングルキャリアによる低速アクセス回線(スロット)を
使用した伝送である。基地局側では、そのリンクチャン
ネル確立要求信号S2を受信すると、その信号が低速ア
クセス(即ちシングルキャリア信号の伝送)であるの
か、或いは高速アクセス(即ちm本のマルチキャリア信
号の伝送)であるのか判定する。このときの判定処理と
しては、例えばそれぞれの方式に適合した復調処理を行
った結果に基づいて、判定する。或いは、スロット位置
で高速アクセスと低速アクセスを分けてある場合には、
そのスロット位置から判定する。このスロット位置で低
速アクセスと高速アクセスを分ける処理の詳細について
は後述する。
【0053】このアクセス判定の後に、空いている通信
チャンネルをリンクチャンネル割当信号S3を伝送して
通知する。ここでは、端末装置からの上り回線が低速ア
クセスであると判定したので、上り回線のチャンネルと
しては、低速アクセス専用のチャンネル(チャンネルC
H5,CH6のいずれか:ここではCH5)の空きスロ
ットを指定し、下り回線のチャンネルとしては、高速ア
クセス用のチャンネル(チャンネルCH1〜CH4のい
ずれか:ここではCH2)の空きスロットを指定する。
【0054】この通信チャンネルの通知により、通信端
末装置側では指定された通信チャンネル(スロット)で
の通信に移行し、その指定された上り回線用の通信チャ
ンネル(CH5)の該当するスロットでシングルキャリ
ア信号の同期信号S4を送信する。このときには、基地
局では通信端末装置からの信号が低速アクセスか高速ア
クセスか判っているので(ここでは低速アクセス)、そ
の信号を復調でき、基地局側も指定した下り回線用のチ
ャンネル(CH2)の該当するスロットでマルチキャリ
ア信号の同期信号S5を送信し、両者の同期を確立させ
る。
【0055】その後、接続先の設定,受付などの呼制御
信号S6のやり取りを、設定された通信チャンネルを使
用して両者で行い、必要なデータS7を伝送する通信状
態に移行する。この通信状態でも、上り回線は低速アク
セスであり、下り回線だけが高速アクセスで行われる。
図5の例では、通信端末装置からの上り回線が低速アク
セスである場合の例であるが、通信端末装置からの上り
回線が高速アクセスである場合には、制御シーケンスと
しては、上り回線が高速アクセス用のチャンネルを使用
した高速アクセスの信号に変わるだけである。
【0056】なお、制御チャンネルとして使用されるチ
ャンネルCH1では、上り回線の通信が、高速アクセス
と低速アクセスが混在することになるが、このような場
合には、例えば1フレーム内のアップリンク期間Tuの
スロットを、図6に示すように、高速アクセス用のスロ
ットTH と低速アクセス用のスロットTL に分けること
で対処できる。
【0057】即ち、図6に示すように、アップリンク期
間を構成する複数個のスロットT1,T2,‥‥Tnの
内の予め決められた任意の数のスロット(ここでは3ス
ロット毎のスロットT1,T4‥‥)を低速専用スロッ
トTL とし、残りのスロットを高速専用スロットTH
する。そして、例えば図1に示した構成のように、上り
回線として1個のサブキャリアだけを使用したシングル
キャリア信号が送信される構成の通信端末装置から基地
局に、上り回線の信号を送出させる際には、低速専用ス
ロットTL を使用する。そして、キャリア数がm個のマ
ルチキャリア信号を上り回線の信号として送出する従来
と同様の構成の通信端末装置の場合には、高速専用スロ
ットTH を使用する。
【0058】基地局側では、上り回線の信号を受信する
際には、高速専用スロットTH として設定されたスロッ
ト位置では、受信系の復調部が備える高速フーリエ変換
回路で、m点の離散フーリエ変換処理を行って、キャリ
ア数がm個のマルチキャリア信号の復調処理を行う。そ
して、低速専用スロットTL として設定されたスロット
位置では、高速フーリエ変換回路で、離散フーリエ変換
処理を行わず、受信した1本のキャリアの信号だけを復
調処理する。
【0059】アップリンク期間Tuで、低速アクセスと
高速アクセスとを混在させる別の構成としては、例えば
図7に示すように、アップリンク期間を構成する複数個
のスロットT1,T2,‥‥Tnのどのスロットでも、
本例の通信端末装置からのシングルキャリア信号の伝送
と、従来の通信端末装置からのマルチキャリア信号の伝
送とができるようにしても良い。
【0060】この図7に示すように、それぞれのスロッ
トに、シングルキャリア信号とマルチキャリア信号のい
ずれの信号についても伝送できるシステム構成とした場
合には、基地局側で受信した信号の状態を判別する構成
とする。
【0061】以上説明した構成にて通信が行われること
で、通信端末装置として上り回線の低速アクセスを行う
構成の場合には、この通信端末装置が備える送信処理系
のハードウェアの負担を軽くすることができ、効率の良
い伝送ができる。即ち、マルチキャリア信号の送信処理
を行う場合には、送信部のパワーアンプは広い線形性を
有する特性のものを使用する必要があるが、例えば図1
に示した通信端末装置の送信部のパワーアンプ116と
してはシングルキャリア信号の増幅処理を行うだけで良
く、広い線形性を必要としない電力効率の高い増幅器が
使用でき、通信端末装置の構成を簡単にすることができ
る。従って、例えば通信端末装置がバッテリ駆動である
場合には、送信処理に必要な電力を低減させることがで
き、消費電力の低減(即ちバッテリの持続時間の長時間
化)を図ることができる。
【0062】この場合、上り回線の低速アクセス時の信
号としては、マルチキャリア信号を構成する複数のサブ
キャリアを間引いた形式の信号となっているので、基地
局側では、高速アクセス時の伝送信号の受信時に比べ
て、それほど処理には変化がなく(高速フーリエ変換な
どが変わる程度)、上り回線の情報量が少なく下り回線
が高速な非対称の無線データ通信システムを、アプリケ
ーションにダメージを与えることなく、効率的に実現で
きる。
【0063】なお、本例のように上り回線で低速アクセ
スを行うと、それだけ通信端末装置から基地局に対して
伝送できるデータ量が少なくなるが、本例が適用される
MMACなどの通信システムの場合には、下り回線の伝
送としては、インターネットアクセス,動画サーバアク
セス,ビデオオンデマンド,インターネット放送などの
データの伝送であり、大容量の伝送容量を必要とする
が、上り回線の伝送としては、これらのアクセスの実行
を指示するデータや、電子メールデータなどの比較的容
量の小さいデータであり、上り回線が低速アクセスであ
ることによる不都合はない。
【0064】そして本例においては、上り回線で低速ア
クセスを行う際には、狭帯域チャンネルとして用意され
たチャンネルCH5,CH6を使用してデータ伝送を行
うようにしたので、用意されたチャンネルを効率良く使
用することができる。即ち、図3に示すように、使用可
能周波数帯B0 の中に広帯域チャンネルCH1〜CH4
を配置した場合に発生するガードバンド部に設定した狭
帯域チャンネルCH5,CH6を使用して、上り回線で
の低速アクセスが行われ、使用可能周波数帯B0 を有効
に活用したデータ伝送が行われる。また、制御チャンネ
ルとして使用されるCH1を除いては、広帯域チャンネ
ルで低速アクセスのデータ伝送が行われず、広帯域チャ
ンネルでも、用意された帯域を有効に活用したデータ伝
送が行われる。
【0065】なお、上述した実施の形態では、狭帯域チ
ャンネルを使用可能周波数帯B0 のガードバンド部に配
置したが、使用可能周波数帯内のその他の周波数位置に
狭帯域チャンネルを配置しても良い。また、狭帯域チャ
ンネルは1チャンネルだけ配置しても良い。
【0066】さらに、用意された狭帯域チャンネルCH
5,CH6でのダウンリンク期間の使用については、上
述した実施の形態では何も述べなかったが、基地局から
の何らかのデータ伝送などに使用しても良い。
【0067】例えば、いずれかの狭帯域チャンネルCH
5,CH6を、低速アクセス用の制御チャンネルとして
用意し、高速アクセスを行うための制御チャンネルとは
別の制御チャンネルを設定しても良い。図8は、この場
合のチャンネル設定状態の例を示す図で、使用可能周波
数帯B0 の中に4チャンネルの広帯域チャンネルCH1
〜CH4を配置すると共に、ガードバンド部B1 ,B2
に狭帯域チャンネルCH5,CH6を配置し、上り回線
が高速アクセスされる端末装置に対しては、チャンネル
CH1を制御チャンネルとして使用して制御データを報
知し、上り回線が低速アクセスされる端末装置に対して
は、チャンネルCH5を制御チャンネルとして使用して
制御データを報知する。
【0068】このようなチャンネル設定した場合に、基
地局と通信端末装置との間で通信を行う際の制御シーケ
ンスの一例を、図9を参照して説明する。この例では、
通信端末装置は、送信系だけでなく受信系についても、
シングルキャリア信号などの低速アクセス信号の処理
(受信処理)ができる構成としてあるものを使用する。
この図9では、左側が通信端末装置側で、右側が基地局
側であり、それぞれ制御チャンネル(ここではCH5内
の所定のスロット),通信チャンネルをアクセスできる
ようになっている。図9では、太線の矢印で示す信号の
伝送が、キャリア数mによる高速アクセス回線を使用し
た伝送で、細線の矢印で示す信号の伝送が、シングルキ
ャリアによる低速アクセス回線を使用した伝送である。
【0069】基地局からは、各端末装置の待ち受け時の
止まり木用に制御信号S11を、下り回線の制御チャン
ネル用のスロットで間欠的に報知する。ここでの制御信
号S11は、シングルキャリア信号である。通信端末装
置側では、この制御信号S11を間欠的に受信する。な
お、図示しない高速アクセス用の制御チャンネルでも、
同時期にマルチキャリア信号で制御信号の間欠的な報知
が行われる。
【0070】そして、通信端末装置側で発信要求がある
と、リンクチャンネル確立要求信号S12を、上り回線
の制御チャンネル用のスロットで送信する。ここでは、
リンクチャンネル確立要求信号S12は、シングルキャ
リアによる低速アクセスの伝送である。基地局側では、
そのリンクチャンネル確立要求信号S12を受信する
と、その信号が低速アクセス(即ちシングルキャリア信
号の伝送)であるのか、或いは高速アクセス(即ちm本
のマルチキャリア信号の伝送)であるのか判定する。こ
のときの判定処理としては、要求があったチャンネルが
低速アクセス用のチャンネルCH5であるので、このと
きの要求が低速アクセスであると判定する。
【0071】このアクセス判定の後に、空いている通信
チャンネルをリンクチャンネル割当信号S13を伝送し
て通知する。ここでは、端末装置からの上り回線が低速
アクセスであると判定したので、上り回線のチャンネル
としては、低速アクセス専用のチャンネル(チャンネル
CH5,CH6のいずれか:ここではCH5)の空きス
ロットを指定し、下り回線のチャンネルとしては、高速
アクセス用のチャンネル(チャンネルCH1〜CH4の
いずれか:ここではCH2)の空きスロットを指定す
る。
【0072】この通信チャンネルの通知により、通信端
末装置側では指定された通信チャンネル(スロット)で
の通信に移行し、基地局からは該当する下り回線用の通
信チャンネル(CH2)の該当するスロットでシングル
キャリア信号の同期信号S14を送信し、基地局と通信
端末装置との同期を確立させる。上り回線については、
ここではチャンネル移行がないので、同期信号の送信が
ないが、チャンネルが変更する場合には、同様に同期信
号を送信して同期を確立させる必要がある。
【0073】その後、接続先の設定,受付などの呼制御
信号S15のやり取りを、設定された通信チャンネルを
使用して両者で行い、必要なデータS16を伝送する通
信状態に移行する。この通信状態でも、上り回線は低速
アクセスであり、下り回線だけが高速アクセスで行われ
る。
【0074】このように通信が行われることで、狭帯域
チャンネルを制御チャンネルとして使用したアクセスも
可能になる。
【0075】次に、本発明の第2の実施の形態を、図1
0〜図12を参照して説明する。
【0076】本例においては、第1の実施の形態の場合
と同様に、基地局と端末装置との間で無線通信を行うシ
ステム、例えばMMACに適用したもので、ここではM
MACの基地局と端末装置との間で通信を行う例として
ある。ここでも、適用されるMMACの基本的なシステ
ム構成については、従来例で説明したMMACと同じシ
ステムであり、既に図13を参照して説明したように、
インターネットなどの各種データを、基地局を経由して
携帯情報端末などの通信端末装置で受信し、携帯情報端
末からのデータの発信についても出来るようにしてあ
る。
【0077】本例のMMAC基地局と通信端末装置との
間で無線伝送される信号についても、第1の実施の形態
の場合と同様に、基本的にはOFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiplex :直交周波数分割多重)方
式と称されるマルチキャリア信号としてあるが、基地局
から下り回線で通信端末装置に伝送される信号と、通信
端末装置から上り回線で基地局に伝送される信号では、
信号の状態を変えてある。その伝送信号の詳細について
は後述する。
【0078】まず、本例の通信端末装置の構成について
説明すると、本例の通信端末装置の全体構成について
は、従来の通信端末装置(例えば従来例で図15に示し
たMMAC端末16)と同じ構成であり、本例では送信
処理のための構成が従来と異なる。図10は、本例の通
信端末装置の受信部及び送信部の構成を示す図で、送
信,受信兼用のアンテナ101は、アンテナスイッチ1
02を介してローノイズアンプ103に接続してあり、
このローノイズアンプ103で増幅された受信信号を、
受信ミキサ104に供給して、第1局部発振器105の
発振出力fl1を受信信号に混合して、所定の周波数帯f
0 の受信信号を中間周波信号に変換する。
【0079】受信ミキサ104が出力する中間周波信号
は、直交検波器106に供給して、第2局部発振器10
7の発振出力fl2を混合して直交検波し、I成分とQ成
分とに分離し、その検波されたI成分とQ成分とを、ア
ナログ/デジタル変換器108に供給し、それぞれの成
分のデジタルデータI−D及びQ−Dを得る。このデー
タI−D及びQ−Dは、高速フーリエ変換回路(FFT
回路)109に供給して、サブキャリア数と等しいm点
の離散フーリエ変換処理を行い、mシンボルのパラレル
データとする。なお、サブキャリア数mは2以上の整数
値であり、一般にはmは例えば32などの比較的大きな
値とされる。
【0080】高速フーリエ変換回路109が出力するm
シンボルのパラレルデータは、並列−直列変換回路11
0に供給して、1系列のシリアルデータとし、この変換
されたシリアルデータを受信データとし、得られる受信
データをデータ処理部(図示せず)に供給し、映像表
示,音声再生などの各種データ処理が行われる。ここま
での受信系の構成については、第1の実施の形態で図1
で説明した構成や、従来例で図16で説明した構成と同
じである。
【0081】送信系の構成としては、送信データ(シリ
アルデータ)を直列−並列変換回路131に供給して、
送信データをj本(このjの値は送信するマルチキャリ
ア信号のキャリア数jに対応した値で、下り回線のマル
チキャリア信号のキャリア数mよりも小さな整数値とし
てある)のパラレルデータに変換する。このj本のパラ
レルデータを、逆フーリエ変換回路(IFFT回路)1
32に供給して、j点の逆離散フーリエ変換を行い、直
交する時間軸のデジタルベースバンドデータI−D及び
Q−Dを得る。このベースバンドデータI−D及びQ−
Dを、デジタル/アナログ変換器113に供給して、I
成分及びQ成分のアナログ信号を得る。
【0082】得られたI成分及びQ成分の信号は、直交
変調器114に供給して、第2局部発振器107の発振
出力fl2に基づいて直交変調する。直交変調器114で
直交変調された信号は、送信ミキサ115に供給して、
第1局部発振器105の発振出力fl1を混合して、送信
周波数帯f0 の信号に周波数変換し、この周波数変換さ
れた信号をパワーアンプ116により増幅した後、アン
テナスイッチ102を介してアンテナ101に供給し、
無線送信させる。
【0083】このように送信処理を行うことで、この通
信端末装置から基地局に対して伝送される上り回線の信
号は、サブキャリア数がj個のマルチキャリア信号にな
る。このjの値については、上述したように、下り回線
でのサブキャリア数mよりも小さな値とする。ここで
は、m=32とした場合に、j=8とする。
【0084】次に、本実施の形態による基地局の構成の
一例を、図11を参照して説明する。送信,受信兼用の
アンテナ201は、アンテナスイッチ202を介してロ
ーノイズアンプ203に接続してあり、このローノイズ
アンプ203で増幅された受信信号を、受信ミキサ20
4に供給して、第1局部発振器205の発振出力fl1を
受信信号に混合して、所定の周波数帯f0 の受信信号を
中間周波信号に変換する。
【0085】受信ミキサ204が出力する中間周波信号
は、直交検波器206に供給して、第2局部発振器20
7の発振出力fl2を混合して直交検波し、I成分とQ成
分とに分離する。そして、その検波されたI成分とQ成
分とを、第1のローパスフィルタ215を通過させた
後、第1のアナログ/デジタル変換器216に供給し、
それぞれの成分のデジタルデータI−D及びQ−Dを得
る。第1のローパスフィルタ215は、m個のサブキャ
リアによるマルチキャリア信号を通過させるのに適した
通過帯域幅のフィルタである。そして、変換されたデー
タI−D及びQ−Dを、第1の高速フーリエ変換回路
(FFT回路)209に供給する。第1の高速フーリエ
変換回路209では、最大のサブキャリア数と等しいm
点(ここでは32点)の離散フーリエ変換処理を行い、
mシンボルのパラレルデータとし、並列−直列変換回路
210に供給して、1系列のシリアルデータとし、この
変換されたシリアルデータを判定・選択回路211に供
給する。
【0086】また、直交検波器206で検波されたI成
分とQ成分とを、第2のローパスフィルタ217を通過
させた後、第2のアナログ/デジタル変換器218に供
給し、それぞれの成分のデジタルデータI−D及びQ−
Dを得る。第2のローパスフィルタ217は、j個のサ
ブキャリアによるマルチキャリア信号を通過させるのに
適した通過帯域幅のフィルタである。そして、変換され
たデータI−D及びQ−Dを、第2の高速フーリエ変換
回路(FFT回路)213に供給する。第2の高速フー
リエ変換回路213では、j点(ここでは8点)の離散
フーリエ変換処理を行い、jシンボル(8シンボル)の
パラレルデータとし、並列−直列変換回路214に供給
して、1系列のシリアルデータとし、この変換されたシ
リアルデータを判定・選択回路211に供給する。
【0087】判定・選択回路211では、一方の変換回
路210から供給されるデータと、他方の変換回路21
4から供給されるデータとをそれぞれ判定処理し、正し
い受信データであると思われるデータがいずれのデータ
であるか判定し、その判定したデータを選択して、受信
データとして出力し、後段の受信データ処理系(図示せ
ず)に供給する。判定・選択回路211での判定処理と
しては、例えば各スロットに付加されたエラー検出符号
などを使用して行う。
【0088】ここで、第1のローパスフィルタ215か
ら並列−直列変換回路210までの系で処理される信号
と、第2のローパスフィルタ217から並列−直列変換
回路214までの系で処理される信号について説明する
と、例えば第1のローパスフィルタ215を通過する信
号は、図12のAに示すように、m個(ここでは32
個)のサブキャリアsc1〜sc32によるマルチキャリア
信号であり、受信信号の帯域幅fw1 は、32サブキャ
リア分の帯域幅であり、第1のローパスフィルタ215
はこの帯域の信号を通過させるフィルタとしてあり、第
1のローパスフィルタ215の通過帯域の2倍の帯域が
受信信号の帯域幅fw1 になる。
【0089】そして、第2のローパスフィルタ217を
通過する信号は、図12のBに示すように、j個(ここ
では8個)のサブキャリアsc1′〜sc8′によるマルチ
キャリア信号であり、受信信号の帯域幅fw2 は、8サ
ブキャリア分の帯域幅であり、第2のローパスフィルタ
217はこの帯域の信号を通過させるフィルタとしてあ
り、第2のローパスフィルタ217の通過帯域の2倍の
帯域が受信信号の帯域幅fw2 になる。
【0090】基地局での送信系の構成としては、ここで
は第1の実施の形態で図4に示した構成と同じである。
即ち、送信データ(シリアルデータ)を直列−並列変換
回路211に供給して、送信データをm本のパラレルデ
ータに変換する。このm本のパラレルデータを、逆フー
リエ変換回路(IFFT回路)222に供給して、m点
の逆離散フーリエ変換を行い、直交する時間軸のデジタ
ルベースバンドデータI−D及びQ−Dを得る。このベ
ースバンドデータI−D及びQ−Dを、デジタル/アナ
ログ変換器223に供給して、I成分及びQ成分のアナ
ログ信号を得る。
【0091】得られたI成分及びQ成分の信号は、直交
変調器224に供給して、第2局部発振器207の発振
出力fl2に基づいて直交変調する。直交変調器224で
直交変調された信号は、送信ミキサ225に供給して、
第1局部発振器205の発振出力fl1を混合して、送信
周波数帯f0 の信号に周波数変換し、この周波数変換さ
れた信号をパワーアンプ226により増幅した後、アン
テナスイッチ202を介してアンテナ201に供給し、
各通信端末装置に対して無線送信させる。
【0092】このように構成される通信端末装置と基地
局との間での無線伝送処理については、上述した第1の
実施の形態と同様に行う。即ち、チャンネル設定として
は、図3又は図8に示したように、使用可能周波数帯域
0 内に複数の広帯域チャンネルCH1〜CH4を配置
すると共に、そのガードバンド部などの広帯域チャンネ
ルが配置できない箇所に、狭帯域チャンネルCH5,C
H6を配置し、図10に示した上り回線が低速アクセス
で実行される端末装置と基地局との通信時には、図5又
は図9に示した制御シーケンスで、アップリンク期間で
の狭帯域チャンネルを使用した通信と、ダウンリンク期
間での広帯域チャンネルを使用した通信とが行われる。
第1の実施の形態での低速アクセス時に伝送される信号
が、シングルキャリア信号であったものが、この第2の
実施の形態では、キャリア数が制限されたマルチキャリ
ア信号になる点が異なるものである。
【0093】このようにキャリア数が制限された信号に
より低速アクセスを行うことで、用意された狭帯域チャ
ンネルで伝送可能な最大のキャリア数を設定すること
で、狭帯域チャンネルの使用効率が向上し、用意された
使用可能周波数帯域をより有効に活用できるようにな
る。
【0094】そして、この第2の実施の形態に示した基
地局の構成としたことで、通信端末装置からの上り回線
の低速アクセスの受信処理と、高速アクセスの受信処理
との双方の受信処理が、それぞれの伝送帯域幅に適した
ローパスフィルタ215,217を通過させて処理され
るので、それぞれのサブキャリア数に適した通過帯域幅
に制限された受信信号から復調処理が行え、それぞれの
サブキャリア数のデータの復調処理が感度良く良好に行
える。特に、低速アクセス時に受信信号の通過帯域を狭
くして処理するので、無駄な雑音電力や妨害波を取り除
くことができ、受信感度を高めることができる。このよ
うに基地局側での受信処理が感度良く行えるようになる
ことで、端末装置側のパワーアンプの負担を軽減するこ
とができ、端末装置で送信に要する電力を低減すること
が可能になる。また、帯域外の妨害波を効率良く除去で
き、この点からも受信感度を向上させることが可能にな
る。
【0095】ここで、本例による受信感度の改善効果に
ついて説明すると、受信感度Ps(例えばビット誤り率
1%のとき)は以下の式で表すことができる。
【0096】
【数1】Ps=C/N[dB]+kTBF[dB]
【0097】ここで、C/Nは1%エラーのときのキャ
リアと雑音の比で、各サブキャリアの変調方式で決まる
値で、サブキャリア数には基本的には依存しない。kは
ボルツマン定数、Tは絶対温度で常温ではkT=174
dBm/Hzとなる。Fは受信機の雑音指数(NF)で
ある。Bは受信機の雑音帯域幅であり、ベースバンドで
帯域制限をかける場合はローパスフィルタの通過域の2
倍の値となる。ここで、図12に示すように、Bの値を
サブキャリアを減らすことで1/4に出来た場合には、
他のパラメータは同じなので、Psも1/4すなわち6
dB低く設定することができる。これは、感度を6dB
良くしたことになる。感度を6dB改善できると言うこ
とは、端末装置側の送信電力を6dB下げても良いこと
に相当する。
【0098】なお、ここではm個のサブキャリア数とし
て32個とし、j個のサブキャリア数を8個としたが、
m>jの関係が満たされるサブキャリア数であれば、こ
れに限定されない。例えば、第1の実施の形態に示した
ように、j個のサブキャリア数は1個として、いわゆる
シングルキャリア信号とした場合にも、第2の実施の形
態で示した構成の基地局を適用しても良い。
【0099】また、この例では、それぞれの帯域幅の2
個のローパスフィルタを設ける構成としたが、帯域幅を
可変設定できる1個のローパスフィルタを設けて、その
1個のローパスフィルタの出力を、受信データのサブキ
ャリア数に応じた可変処理できる構成として、ローパス
フィルタの通過帯域幅を、受信データのサブキャリア数
に対応して変化させる構成としても良い。特に、予め低
速アクセスと高速アクセスのいずれのアクセスであるか
が判っている場合には、ローパスフィルタ,アナログ/
デジタル変換器,高速フーリエ変換回路,並列−直列変
換回路の系を1系統だけ設けて、それぞれの回路での処
理を、そのときに受信するサブキャリア数に対応して変
化させる構成とすれば良い。
【0100】なお、上述した各実施の形態では、MMA
Cの無線伝送システムに適用した例としたが、本発明の
処理は、他の各種データ伝送システムに適用できること
は勿論である。
【0101】
【発明の効果】請求項1に記載した通信方法によると、
基地局から通信端末への下り回線は、広帯域チャンネル
を使用してサブキャリア数の多いマルチキャリア信号と
して伝送され、通信端末から基地局への上り回線は、狭
帯域チャンネルを使用してサブキャリア数の少ないマル
チキャリア信号(又は1本のキャリアによるシングルキ
ャリア信号)として伝送され、通信端末側では、帯域の
広いマルチキャリア信号の送信処理を行う必要がなく、
それだけ送信処理が簡単な構成で効率良く行え、通信端
末側のハードウェアの負担を軽減できると共に、広帯域
チャンネルと狭帯域チャンネルの設定で、用意された周
波数帯域を効率良く使用できる。
【0102】請求項2に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、狭帯域チャンネルを、
伝送帯域のガードバンド部に配置したことで、使用可能
周波数帯域のガードバンド部を有効に活用した効率の良
いデータ伝送が行える。
【0103】請求項3に記載した通信方法によると、請
求項1に記載した発明において、広帯域チャンネルの1
つを制御チャンネルとして設定し、この制御チャンネル
を使用したアクセスの後に、上り回線の通信を、狭帯域
チャンネルで行うことで、狭帯域チャンネルと広帯域チ
ャンネルを混在させたチャンネル配置とした場合のアク
セスが、簡単な制御で良好に行われる。
【0104】請求項4に記載した通信方法によると、請
求項3に記載した発明において、広帯域チャンネルで設
定される制御チャンネルは、m個より少ない数のサブキ
ャリアだけを使用したマルチキャリア信号又はシングル
キャリア信号の伝送を行うことで、制御チャンネルでの
伝送処理時にも端末装置側では通信チャンネルの伝送処
理時と同じ送信処理系が使用でき、端末装置側の負担を
少なくすることができる。
【0105】請求項5に記載した基地局装置によると、
広帯域チャンネルで伝送されるサブキャリア数の多いマ
ルチキャリア信号として処理され、通信端末装置から送
信される信号は、サブキャリア数の少ないマルチキャリ
ア信号(又は1本のキャリアによるシングルキャリア信
号)となって狭帯域チャンネルで伝送され、広帯域チャ
ンネルと狭帯域チャンネルとが混在して配置された場合
の伝送処理を、効率良く行うことができる基地局装置が
得られる。
【0106】請求項6に記載した基地局装置によると、
請求項5に記載した発明において、受信手段として、狭
帯域チャンネルの他に広帯域チャンネルの受信も行い、
復調手段として、j個のサブキャリアに変調されたデー
タの復調の他に、m個のサブキャリアに変調されたデー
タの復調も行うことで、広帯域チャンネルだけを使用し
たアクセスも可能になり、種々の端末装置とアクセスで
きるようになる。
【0107】請求項7に記載した基地局装置によると、
請求項5に記載した発明において、受信手段が受信する
狭帯域チャンネルの周波数は、送信手段が送信する広帯
域チャンネルの周波数帯域のガードバンド部に相当する
周波数であることで、ガードバンド部を利用して上り回
線の受信が効率良く行える。
【0108】請求項8に記載した基地局装置によると、
請求項5に記載した発明において、上記送信手段が送信
する広帯域チャンネルの1つを制御チャンネルとして設
定することで、基地局装置からの制御情報の報知につい
ては、1つの広帯域チャンネルを使用するだけで良く、
基地局装置での制御処理が簡単になる。
【0109】請求項9に記載した通信端末装置による
と、通信端末装置で受信される信号は、広帯域チャンネ
ルで伝送されるサブキャリア数の多いマルチキャリア信
号として処理され、通信端末装置から送信される信号
は、サブキャリア数の少ないマルチキャリア信号(又は
1本のキャリアによるシングルキャリア信号)となって
狭帯域チャンネルで伝送され、広帯域チャンネルと狭帯
域チャンネルとが混在して配置された場合の伝送処理
を、効率良く行うことができる通信端末装置が得られ
る。
【0110】請求項10に記載した基地局装置による
と、請求項9に記載した発明において、送信手段が送信
する狭帯域チャンネルの周波数は、受信手段が受信する
広帯域チャンネルの周波数帯域のガードバンド部に相当
する周波数であることで、ガードバンド部を利用して上
り回線の送信が効率良く行える。
【0111】請求項11に記載した基地局装置による
と、請求項9に記載した発明において、受信手段は、広
帯域チャンネルに用意された制御チャンネルの受信につ
いても行うことで、基地局装置から広帯域チャンネルを
使用して送信される制御情報を受信して基地局装置との
アクセスが良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による端末装置の無
線処理の例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるフレーム構成
の例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるチャンネル設
定状態の例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による基地局の無線
処理の例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態による制御シーケン
スの例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による制御チャンネ
ルでのアクセス例(低速専用スロットを用意した例)の
フレーム構成の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による制御チャンネ
ルでのアクセス例(低速,高速兼用スロットを用意した
例)のフレーム構成の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による他のチャンネ
ル設定状態の例(制御チャンネルを狭帯域チャンネルに
設定した例)を示す説明図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態による他の制御シー
ケンスの例(制御チャンネルを狭帯域チャンネルに設定
した例)を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による端末装置の
無線処理の例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態による基地局の無
線処理の例を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態による基地局での
受信帯域の例を示す説明図である。
【図13】従来のマルチメディア移動アクセスシステム
を示す構成図である。
【図14】従来のMMAC基地局の構成を示すブロック
図である。
【図15】従来のMMAC端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】従来のOFDMによる無線処理の一例を示す
ブロック図である。
【図17】従来のMMACのフレーム構成例を示す説明
図である。
【符号の説明】
121,131…直列−並列変換回路、122…ベース
バンドフィルタ、132…逆高速フーリエ変換回路(I
FFT回路)、209,213…高速フーリエ変換回路
(FFT回路)、210,212,214…並列−直列
変換回路、211…判定・選択回路、215,217…
ローパスフィルタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と所定の通信端末との間でデータ
    の通信を行う通信方法において、 用意された伝送帯域内に、m個(mは2以上の整数)の
    サブキャリアにデータを分散させたマルチキャリア信号
    として伝送可能な広帯域チャンネルと、j個(jはmよ
    り小さい整数)のサブキャリアだけを使用したマルチキ
    ャリア信号又はシングルキャリア信号として伝送する狭
    帯域チャンネルとを設定し、 上記基地局から上記通信端末への下り回線の通信を、上
    記広帯域チャンネルにより行い、 上記通信端末から上記基地局への上り回線の通信を、上
    記狭帯域チャンネルにより行う通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 上記狭帯域チャンネルを、上記伝送帯域のガードバンド
    部に配置した通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信方法において、 上記広帯域チャンネルの1つを制御チャンネルとして設
    定し、 この制御チャンネルを使用したアクセスの後に、上記上
    り回線の通信を、狭帯域チャンネルで行う通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信方法において、 上記広帯域チャンネルで設定される制御チャンネルは、
    上記m個より少ない数のサブキャリアだけを使用したマ
    ルチキャリア信号又はシングルキャリア信号の伝送を行
    う通信方法。
  5. 【請求項5】 所定の通信端末との間で双方向の通信を
    行う基地局装置において、 上記通信端末に送信するデータを、m個(mは2以上の
    整数)のサブキャリアにデータを分散させたマルチキャ
    リア信号に変調する変調手段と、 該変調手段で変調されたマルチキャリア信号を、広帯域
    チャンネルとして用意された周波数帯で送信する送信手
    段と、 上記広帯域チャンネルよりも帯域幅の狭い狭帯域チャン
    ネルで伝送される信号を受信する受信手段と、 該受信手段の受信出力から、j個(jはmより小さい整
    数)のサブキャリアに変調されたデータを復調する復調
    手段とを備えた基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基地局装置において、 上記受信手段として、狭帯域チャンネルの他に広帯域チ
    ャンネルの受信も行い、 上記復調手段として、j個のサブキャリアに変調された
    データの復調の他に、m個のサブキャリアに変調された
    データの復調も行う基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の基地局装置において、 上記受信手段が受信する狭帯域チャンネルの周波数は、
    上記送信手段が送信する広帯域チャンネルの周波数帯域
    のガードバンド部に相当する周波数である基地局装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の基地局装置において、 上記送信手段が送信する広帯域チャンネルの1つを制御
    チャンネルとして設定する基地局装置。
  9. 【請求項9】 所定の基地局との間で双方向の通信を行
    う通信端末装置において、 広帯域チャンネルとして用意された周波数帯で伝送され
    る信号を受信する受信手段と、 該受信手段の受信出力から、m個(mは2以上の整数)
    のサブキャリアに分散して変調されたデータを復調する
    復調手段と、 上記基地局に送信するデータを、j個(jはmより小さ
    い整数)のサブキャリアに変調されたデータとする変調
    手段と、 該変調手段で変調された出力を狭帯域チャンネルとして
    用意された周波数帯で送信する送信手段とを備えた通信
    端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の通信端末装置におい
    て、 上記送信手段が送信する狭帯域チャンネルの周波数は、
    上記受信手段が受信する広帯域チャンネルの周波数帯域
    のガードバンド部に相当する周波数である通信端末装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の通信端末装置におい
    て、 上記受信手段は、広帯域チャンネルに用意された制御チ
    ャンネルの受信についても行う通信端末装置。
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