JP2000115694A - 画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000115694A
JP2000115694A JP10288557A JP28855798A JP2000115694A JP 2000115694 A JP2000115694 A JP 2000115694A JP 10288557 A JP10288557 A JP 10288557A JP 28855798 A JP28855798 A JP 28855798A JP 2000115694 A JP2000115694 A JP 2000115694A
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JP10288557A
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Koji Ashizaki
浩二 芦崎
Naoya Kato
直哉 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細な静止画を、十分な記録容量を確保し
ながら安価に記録することが可能な画像データ記録方法
及び記録装置、上記画像データ記録方法及び画像データ
記録装置により情報記録媒体に記録された画像データを
再生する画像データ再生方法及び再生装置、上記画像デ
ータ記録方法及び記録装置により画像データが記録され
た情報記録媒体、上記画像データ記録方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体及び上記画像データ再生方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録
されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 撮影画像1を解像度の異なる複数の記録
用画像2,3,4に変換する第1の処理と、これら複数
の記録用画像2,3,4をそれぞれ複数枚の分割画像
5,6,7に分割する第2の処理と、各分割画像5,
6,7を1枚の分割画像を1フレームとして記録媒体に
記録する第3の処理とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高解像度の画像デ
ータを情報記録媒体に記録する画像データ記録方法及び
記録装置、情報記録媒体に記録された画像データを高解
像度の画像データとして再生する画像データ再生方法及
び再生装置、上記画像データ記録方法により画像データ
が記録された情報記録媒体、上記画像データ記録方法を
コンピュータに実行させるためのコンピュータ読み取り
可能な記録媒体並びに上記画像データ再生方法をコンピ
ュータに実行させるためのコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの普及により、静止
画の撮影機器として、画像をディジタルの画像データと
して記録するディジタルスチルカメラが注目されてい
る。このディジタルスチルカメラにおいては、記録用画
像の高精細化が盛んに行われており、近年では、記録画
素数が100万画素を超える、いわゆるメガピクセルカ
メラが提供されている。
【0003】このメガピクセルカメラは、銀塩写真に近
い高精細な静止画を撮影できるため、建設作業の記録や
自動車保険の事故証拠など、銀塩写真で行っていた撮影
の代用として使用されている。しかしながら、このメガ
ピクセルカメラは、16MB程度の容量の半導体メモリ
を記録媒体として用いており、1度に40枚から80枚
の画像が記録できる程度で、記録容量が少ない点が課題
とされている。
【0004】一方、動画を撮影してディジタルデータと
して記録するディジタルビデオカメラは、記録媒体とし
て磁気テープを用い、一度に例えば2時間もの動画を記
録することが可能である。
【0005】そこで、このように記録容量が比較的大き
いディジタルビデオカメラで静止画の記録も行えること
が望まれ、現行の民生用ディジタルビデオの規格(例え
ば、HDディジタルVCR協議会による、いわゆるDV
規格のディジタルビデオカメラにおいては、動画の撮影
を行うビデオモードの他に、静止画の撮影を行うための
スチルモードが備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ィジタルビデオカメラのスチルモードでは、NTSCレ
ベルの画素数で静止画の記録を行っているため、銀塩写
真に近い高精細な静止画を記録することができない。
【0007】また、常に高精細な動画を撮影するディジ
タルビデオカメラを用いて動画を撮影し、その一部を高
精細な静止画として利用することも考えられるが、装置
のコスト等を考慮すると一般的でない。
【0008】そこで本発明は、高精細な静止画等の画像
データを、十分な記録容量を確保しながら安価に記録す
ることが可能な画像データ記録方法及び画像データ記録
装置を提供し、上記画像データ記録方法及び画像データ
記録装置により情報記録媒体に記録された画像データを
再生する画像データ再生方法及び画像データ再生装置を
提供し、上記画像データ記録方法及び画像データ記録装
置により画像データが記録された情報記録媒体を提供
し、上記画像データ記録方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り
可能な記録媒体及び上記画像データ再生方法をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムが記録されたコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】高精細な画像の画像デー
タを十分な記録容量を確保しながら安価に記録するに
は、例えばD−1規格、D−2規格や上記DV規格等の
ようなディジタルビデオの規格によって、上記高精細な
画像よりも解像度の低い画像の画像データを記録する規
格に準拠したかたちで、上記高精細な画像の画像データ
を記録するようにすればよい。
【0010】そして、上記高精細な画像の画像データ
を、低解像度の画像の画像データを記録する規格に準拠
したかたちで記録するには、高精細な画像の画像データ
を、上記低解像度の画像の1フレーム分のデータ量に分
割し、分割された画像データをそれぞれ1フレームとし
て記録するようにすればよい。
【0011】本発明に係る画像データ記録方法は、以上
のような知見に基づいて創案されたものであり、原画像
を解像度の異なる複数の記録用画像にそれぞれ変換する
第1の処理と、上記複数の記録用画像の少なくとも一部
をそれぞれ異なる分割数で分割し、互いに画素数の等し
い分割画像を上記複数の記録用画像毎に複数生成する第
2の処理と、上記複数の記録用画像の画像データを、そ
れぞれの分割画像を1フレームとして、情報記録媒体に
連続的に記録する第3の処理とを行うことを特徴として
いる。
【0012】この画像データ記録方法によれば、第1の
処理において、原画像が複数の異なる解像度の記録用画
像にそれぞれ変換される。すなわち、第1の処理におい
て、原画像をもとにして、解像度の異なる複数の記録用
画像が生成される。
【0013】そして、この画像データ記録方法によれ
ば、第1の処理によって得られた複数の記録用画像の少
なくとも一部が、第2の処理において、それぞれ異なる
分割数で分割され、互いに画素数の等しい分割画像が各
記録用画像毎に複数ずつ生成される。すなわち、第2の
処理においては、例えば、所定の画素数の2倍の画素数
を有する記録用画像は、2つの分割画像に2分割され、
所定の画素数の4倍の画素数を有する記録用画像は、4
つの分割画像に4分割される。これにより、互いに画素
数の等しい分割画像が各記録用画像毎に複数ずつ生成さ
れることになる。
【0014】そして、この画像データ記録方法によれ
ば、上記解像度の異なる複数の記録用画像の画像データ
が、第3の処理において、上記分割画像を1フレームと
して、情報記録媒体に連続的に記録される。
【0015】以上のように、この画像データ記録方法に
よれば、記録用画像が複数の分割画像に分割され、各分
割画像を1フレームとして、記録用画像の画像データが
情報記録媒体に記録されるので、高精細な画像を、低解
像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで、
適切に記録することができる。
【0016】また、この画像データ記録方法によれば、
以上のように、原画像をもとにして作成された解像度の
異なる複数の記録用画像の画像データが情報記録媒体に
連続的に記録される。したがって、再生時に、所望の解
像度の記録用画像の画像データを読み出すようにすれ
ば、原画像を所望の解像度の画像として再生することが
可能となる。
【0017】なお、この画像データ記録方法において、
第2の処理では、上記複数の記録用画像を、各記録用画
像毎に、隣接する複数の画素より構成される複数の画素
ブロックに分割し、各画素ブロックから1以上の画素を
取り出し、取り出された画素を再合成して上記分割画像
を生成することが望ましい。
【0018】以上のように各記録用画像の分割画像を生
成するようにすれば、この分割画像がそのまま表示され
る場合であっても、表示される画像は、記録用画像に近
い画像となる。
【0019】また、この画像データ記録方法において、
第3の処理では、1つの原画像が秒単位で情報記録媒体
に記録されるように、上記複数の記録用画像の画像デー
タを、単位秒当たりのフレームに連続的に記録すること
が望ましい。
【0020】このように、複数の記録用画像の画像デー
タを単位秒当たりのフレームに連続的に記録するように
すれば、一つの原画像をもとに生成された記録用画像の
画像データの記録位置を秒単位で認識することが可能と
なり、画像データを取り扱う際の利便性を向上させるこ
とができる。
【0021】また、この画像データ記録方法において、
第2の処理では、上記複数の記録用画像をそれぞれ22n
(nは1以上の整数)の分割数で分割することが望まし
い。
【0022】このように、上記複数の記録用画像をそれ
ぞれ22n(nは1以上の整数)の分割数で分割するよう
にすれば、上記複数の記録用画像の画像データのデータ
量の総和を、上記複数の記録用画像のうち最も解像度の
高い記録用画像の画像データのデータ量の4/3倍以内
とすることができる。
【0023】また、この画像データ記録方法において、
第3の処理では、上記複数の記録用画像の各分割画像を
複数のフレームに重複して記録することが望ましい。
【0024】このように、複数の記録用画像の各分割画
像をそれぞれ複数のフレームに重複して記録することに
より、記録された画像データの信頼性を向上させること
ができる。
【0025】また、この画像データ記録方法において、
第3の処理では、上記複数の記録用画像の画像データが
上記分割画像毎に記録されていることを示す情報を、上
記記録用画像の画像データと共に上記情報記録媒体に記
録することが望ましい。
【0026】このように、上記複数の記録用画像の画像
データが上記分割画像毎に記録されていることを示す情
報を、上記記録用画像の画像データと共に上記情報記録
媒体に記録することにより、当該画像が分割画像である
ことを容易に識別することが可能となる。
【0027】また、この画像データ記録方法において、
上記画素ブロック内の任意の画素を第1の画素とし、当
該第1の画素を含む分割画像が記録されるフレームを第
1のフレームとしたとき、第3の処理では、上記第1の
フレームに隣接するフレームに記録される分割画像が、
上記第1の画素に隣接する画素を含むように、上記記録
用画像の画像データを上記情報記録媒体に記録すること
が望ましい。
【0028】以上のように記録用画像の画像データを上
記情報記録媒体に記録することにより、情報記録媒体に
記録された画像データは、動画として再生された場合で
も、画像の振れが抑制され、さほど違和感なく再生され
ることとなる。
【0029】また、本発明に係る画像データ記録装置
は、上述した知見に基づいて創案されたものであって、
原画像を解像度の異なる複数の記録用画像にそれぞれ変
換すると共に、上記複数の記録用画像の少なくとも一部
をそれぞれ異なる分割数で分割し、互いに画素数の等し
い分割画像を上記複数の記録用画像毎に複数生成する画
像処理部と、上記複数の記録用画像の画像データを、そ
れぞれの分割画像を1フレームとして、情報記録媒体に
連続的に記録する記録部とを備えることを特徴としてい
る。
【0030】この画像データ記録装置によれば、画像処
理部において、先ず、原画像が複数の異なる解像度の記
録用画像にそれぞれ変換される。すなわち、原画像をも
とにして、解像度の異なる複数の記録用画像が生成され
る。そして、次に、得られた複数の記録用画像の少なく
とも一部が、それぞれ異なる分割数で分割され、互いに
画素数の等しい分割画像が各記録用画像毎に複数ずつ生
成される。すなわち、例えば、所定の画素数の2倍の画
素数を有する記録用画像は、2つの分割画像に2分割さ
れ、所定の画素数の4倍の画素数を有する記録用画像
は、4つの分割画像に4分割される。これにより、互い
に画素数の等しい分割画像が各記録用画像毎に複数ずつ
生成されることになる。
【0031】そして、この画像データ記録装置によれ
ば、上記解像度の異なる複数の記録用画像の画像データ
が、記録部において、上記分割画像を1フレームとし
て、情報記録媒体に連続的に記録される。
【0032】以上のように、この画像データ記録装置に
よれば、記録用画像が複数の分割画像に分割され、各分
割画像を1フレームとして、記録用画像の画像データが
情報記録媒体に記録されるので、高精細な画像を、低解
像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで、
適切に記録することができる。
【0033】また、この画像データ記録装置によれば、
以上のように、原画像をもとにして作成された解像度の
異なる複数の記録用画像の画像データが情報記録媒体に
連続的に記録される。したがって、再生時に、所望の解
像度の記録用画像の画像データを読み出すようにすれ
ば、原画像を所望の解像度の画像として再生することが
可能となる。
【0034】なお、この画像データ記録装置において、
画像処理部は、上記複数の記録用画像を、各記録用画像
毎に、隣接する複数の画素より構成される複数の画素ブ
ロックに分割し、各画素ブロックから1以上の画素を取
り出し、取り出された画素を再合成して上記分割画像を
生成することが望ましい。
【0035】以上のように画像処理部が各記録用画像の
分割画像を生成するようにすれば、この分割画像がその
まま表示される場合であっても、表示される画像は、記
録用画像に近い画像となる。
【0036】また、この画像データ記録装置において、
記録部は、1つの原画像が秒単位で情報記録媒体に記録
されるように、上記複数の記録用画像の画像データを、
単位秒当たりのフレームに連続的に記録することが望ま
しい。
【0037】このように、記録部が複数の記録用画像の
画像データを単位秒当たりのフレームに連続的に記録す
るようにすれば、一つの原画像をもとに生成された記録
用画像の画像データの記録位置を秒単位で認識すること
が可能となり、画像データを取り扱う際の利便性を向上
させることができる。
【0038】また、この画像データ記録装置において、
画像処理部は、上記複数の記録用画像をそれぞれ2
2n(nは1以上の整数)の分割数で分割することが望ま
しい。
【0039】このように、画像処理部が上記複数の記録
用画像をそれぞれ22n(nは1以上の整数)の分割数で
分割するようにすれば、上記複数の記録用画像の画像デ
ータのデータ量の総和を、上記複数の記録用画像のうち
最も解像度の高い記録用画像の画像データのデータ量の
4/3倍以内とすることができる。
【0040】また、この画像データ記録装置において、
記録部は、上記複数の記録用画像の各分割画像を複数の
フレームに重複して記録することが望ましい。
【0041】このように、記録部が複数の記録用画像の
各分割画像をそれぞれ複数のフレームに重複して記録す
ることにより、記録された画像データの信頼性を向上さ
せることができる。
【0042】また、この画像データ記録装置において、
記録部は、上記複数の記録用画像の画像データが上記分
割画像毎に記録されていることを示す情報を、上記記録
用画像の画像データと共に上記情報記録媒体に記録する
ことが望ましい。
【0043】このように、記録部が上記複数の記録用画
像の画像データが上記分割画像毎に記録されていること
を示す情報を、上記記録用画像の画像データと共に上記
情報記録媒体に記録することにより、当該画像が分割画
像であることを容易に識別することが可能となる。
【0044】また、この画像データ記録装置において、
上記画素ブロック内の任意の画素を第1の画素とし、当
該第1の画素を含む分割画像が記録されるフレームを第
1のフレームとしたとき、記録部は、上記第1のフレー
ムに隣接するフレームに記録される分割画像が、上記第
1の画素に隣接する画素を含むように、上記記録用画像
の画像データを上記情報記録媒体に記録することが望ま
しい。
【0045】以上のように記録部が記録用画像の画像デ
ータを上記情報記録媒体に記録することにより、情報記
録媒体に記録された画像データは、動画として再生され
た場合でも、画像の振れが抑制され、さほど違和感なく
再生されることとなる。
【0046】また、本発明に係る画像データ再生方法
は、上述した知見に基づいて創案されたものであって、
原画像が解像度の異なる複数の再生用画像にそれぞれ変
換され、これら複数の再生用画像の少なくとも一部が互
いに画素数の等しい複数の分割画像に分割され、上記複
数の再生用画像の画像データが、それぞれの分割画像を
1フレームとして連続的に記録された情報記録媒体より
上記再生用画像の画像データを再生するに際し、上記情
報記録媒体より所望の解像度の再生用画像の複数の分割
画像を選択して読み出す第1の処理と、上記第1の処理
により読み出された複数の分割画像から上記所望の解像
度の再生用画像を再合成して出力する第2の処理とを行
うことを特徴としている。
【0047】この画像データ再生方法によれば、第1の
処理において、解像度の異なる複数の再生用画像が分割
画像に分割されたかたちで記録された情報記録媒体よ
り、所望の解像度の再生用画像の複数の分割画像が読み
出される。
【0048】そして、この画像データ再生方法によれ
ば、第2の処理において、読み出された複数の分割画像
から所望の解像度の再生用画像が再合成され、出力され
る。
【0049】以上のように、この画像データ再生方法に
よれば、複数の分割画像に分割されて情報記録媒体に記
録された再生用画像が再合成されて出力されるので、低
解像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで
情報記録媒体に記録された再生用画像を高精細な画像と
して再生することが可能となる。
【0050】また、この画像データ再生方法によれば、
情報記録媒体に記録された解像度の異なる複数の再生用
画像の中から所望の解像度の再生用画像が再合成されて
出力されるので、原画像を所望の解像度の画像として再
生することが可能となる。
【0051】なお、この画像データ再生方法において、
第2の処理では、第1の処理により読み出された複数の
分割画像の各分割画像毎に1以上の画素を取り出して複
数の画素により構成される複数の画素ブロックを構築
し、これら複数の画素ブロックを組み合わせて上記所望
の解像度の再生用画像を再合成することが望ましい。
【0052】また、この画像データ再生方法において、
第1の処理では、上記複数の分割画像より上記再生用画
像を再合成して再生することを示す情報を上記複数の分
割画像と共に上記情報記録媒体より読み出すことが望ま
しい。
【0053】このように、第1の処理において、上記複
数の分割画像より上記再生用画像を再合成して再生する
ことを示す情報を上記複数の分割画像と共に情報記録媒
体より読み出すことにより、情報記録媒体から読み出さ
れた複数の分割画像が、再合成されることにより高精細
な再生用画像となる画像であることを容易に識別するこ
とが可能となる。
【0054】また、本発明に係る画像データ再生装置
は、上述した知見に基づいて創案されたものであって、
原画像が解像度の異なる複数の再生用画像にそれぞれ変
換され、これら複数の再生用画像の少なくとも一部が互
いに画素数の等しい複数の分割画像に分割され、上記複
数の再生用画像の画像データが、それぞれの分割画像を
1フレームとして連続的に記録された情報記録媒体より
上記再生用画像の画像データを再生する画像データ再生
装置であって、上記情報記録媒体より所望の解像度の再
生用画像の複数の分割画像を選択して読み出す読み出し
部と、上記読み出し部により読み出された複数の分割画
像から上記所望の解像度の再生用画像を再合成して出力
する画像処理部とを備えることを特徴としている。
【0055】この画像データ再生装置によれば、読み出
し部により、解像度の異なる複数の再生用画像が分割画
像に分割されたかたちで記録された情報記録媒体より、
所望の解像度の再生用画像の複数の分割画像が読み出さ
れる。
【0056】そして、この画像データ再生装置によれ
ば、画像処理部により、読み出された複数の分割画像か
ら所望の解像度の再生用画像が再合成され、出力され
る。
【0057】以上のように、この画像データ再生装置に
よれば、複数の分割画像に分割されて情報記録媒体に記
録された再生用画像が再合成されて出力されるので、低
解像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで
情報記録媒体に記録された再生用画像を高精細な画像と
して再生することが可能となる。
【0058】また、この画像データ再生装置によれば、
情報記録媒体に記録された解像度の異なる複数の再生用
画像の中から所望の解像度の再生用画像が再合成されて
出力されるので、原画像を所望の解像度の画像として再
生することが可能となる。
【0059】なお、この画像データ再生装置において、
画像処理部は、読み出し部により読み出された複数の分
割画像の各分割画像毎に1以上の画素を取り出して複数
の画素により構成される複数の画素ブロックを構築し、
これら複数の画素ブロックを組み合わせて上記所望の解
像度の再生用画像を再合成することが望ましい。
【0060】また、この画像データ再生装置において、
読み出し部は、上記複数の分割画像より上記再生用画像
を再合成して再生することを示す情報を上記複数の分割
画像と共に上記情報記録媒体より読み出すことが望まし
い。
【0061】このように、読み出し部が、上記複数の分
割画像より上記再生用画像を再合成して再生することを
示す情報を上記複数の分割画像と共に情報記録媒体より
読み出すことにより、情報記録媒体から読み出された複
数の分割画像が、再合成されることにより高精細な再生
用画像となる画像であることを容易に識別することが可
能となる。
【0062】また、本発明に係る情報記録媒体は、上述
した知見に基づいて創案されたものであって、原画像が
解像度の異なる複数の記録用画像にそれぞれ変換され、
これら複数の記録用画像の少なくとも一部が互いに画素
数の等しい複数の分割画像に分割され、上記複数の記録
用画像の画像データが、それぞれの分割画像を1フレー
ムとして連続的に記録されていることを特徴としてい
る。
【0063】この情報記録媒体に記録された解像度の異
なる複数の記録用画像は、複数の分割画像に分割された
状態で記録されているので、これら複数の分割画像を再
合成して再生することにより、高精細な画像として再生
することが可能となる。
【0064】また、この情報記録媒体には、原画像が変
換されてなる互いに解像度の異なる複数の記録用画像が
記録されているので、これら複数の記録用画像から所望
の解像度の記録用画像を選択して再生するようにすれ
ば、原画像を所望の解像度の画像として再生することが
可能となる。
【0065】なお、この情報記録媒体に記録された上記
分割画像は、上記複数の記録用画像が、各記録用画像毎
に、隣接する複数の画素より構成される複数の画素ブロ
ックに分割され、各画素ブロックから1以上の画素が取
り出され、取り出された画素が再合成されてなることが
望ましい。
【0066】この情報記録媒体は、以上のような分割画
像が記録されている場合には、この分割画像が再合成さ
れずにそのまま再生される場合であっても、再生される
画像は、記録用画像に近い画像となる。
【0067】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、上述した知見に基づいて創案された
ものであって、原画像を解像度の異なる複数の記録用画
像にそれぞれ変換する第1の処理と、上記複数の記録用
画像の少なくとも一部をそれぞれ異なる分割数で分割
し、互いに画素数の等しい分割画像を上記複数の記録用
画像毎に複数生成する第2の処理と、上記複数の記録用
画像の画像データを、それぞれの分割画像を1フレーム
として、情報記録媒体に連続的に記録する第3の処理と
をコンピュータに実行させるプログラムが記録されてい
ることを特徴としている。
【0068】このコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を用いて、コンピュータに上記第1、第2及び第3の処
理を行わせるようにすれば、複数の記録用画像が複数の
分割画像に分割され、各分割画像を1フレームとして情
報記録媒体に記録されるので、高精細な画像を、低解像
度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで、適
切に記録することができる。
【0069】また、このコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を用いて、コンピュータに上記第1、第2及び第
3の処理を行わせるようにすれば、原画像が変換されて
なる解像度の異なる複数の記録用画像の画像データが、
情報記録媒体に連続的に記録されるので、再生時に、所
望の解像度の記録用画像の画像データを読み出すように
すれば、原画像を所望の解像度の画像として再生するこ
とが可能となる。
【0070】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、上述した知見に基づいて創案された
ものであって、原画像が解像度の異なる複数の再生用画
像にそれぞれ変換され、これら複数の再生用画像の少な
くとも一部が互いに画素数の等しい複数の分割画像に分
割され、上記複数の再生用画像の画像データが、それぞ
れの分割画像を1フレームとして連続的に記録された情
報記録媒体より上記再生用画像の画像データを再生する
処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録され
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記
情報記録媒体より所望の解像度の再生用画像の複数の分
割画像を選択して読み出す第1の処理と、上記第1の処
理により読み出された複数の分割画像から上記所望の解
像度の再生用画像を再合成して出力する第2の処理とを
コンピュータに実行させるプログラムが記録されている
ことを特徴としている。
【0071】このコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を用いて、コンピュータに上記第1及び第2の処理を行
わせるようにすれば、複数の分割画像に分割されて情報
記録媒体に記録された再生用画像が再合成されて出力さ
れるので、低解像度の画像データを記録する規格に準拠
したかたちで情報記録媒体に記録された再生用画像を高
精細な画像として再生することが可能となる。
【0072】また、このコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を用いて、コンピュータに上記第1及び第2の処
理を行わせるようにすれば、情報記録媒体に記録された
解像度の異なる複数の再生用画像の中から所望の解像度
の再生用画像が再合成されて出力されるので、原画像を
所望の解像度の画像として再生することが可能となる。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、ここでは、いわゆるNTS
C方式に対応した仕様である、Rec.ITU−R B
T.601−5及びRec.ITU−R BT.656
−3に準拠し、その中でも525−line、60field/
s方式によるディジタルビデオを用いる場合を例に挙げ
て説明する。すなわち、以下の説明において、1フレー
ムを構成する画像の画素数は、720×486画素であ
り、画面全体のアスペクト比は4:3である。
【0074】なお、本発明は、この例に限定されるもの
ではなく、例えば、625−line、50field/s方式
によるものや、Rec.ITU−R BT.1120に
準拠し、1フレームを構成する画像の画面全体のアスペ
クト比が16:9であるディジタルビデオを用いても実
現できる。
【0075】また、以下の説明においては、記録の対象
となる原画像を撮影画像と呼び、撮影画像が所定の画素
数を有するように変換されてなる解像度の異なる複数の
画像をそれぞれ記録用画像と呼び、記録用画像が分割さ
れてなる画像を分割画像と呼び、分割画像が再合成され
てなる画像を再生用画像と呼び、再生用画像が所定の画
素数を有するように変換された画像を印刷画像と呼ぶ。
【0076】1.画像データ記録方法 先ず、本発明に係る画像データ記録方法について説明す
る。
【0077】本発明に係る画像データ記録方法による処
理の流れを図1に模式的に示す。この図1に示すよう
に、本発明に係る画像データ記録方法においては、先
ず、例えばCCD等の固体電子撮像素子により撮影され
た撮影画像1に対して画像変換処理が行われ、解像度の
異なる複数の記録用画像が生成される。これら記録用画
像は、それぞれディジタルビデオの1フレームを構成す
る画像(以下、単位画像という。)の画素数の整数倍の
画素を有する。
【0078】なお、図1においては、単位画像の4倍の
画素数を有する第1の解像度の記録用画像2と、単位画
像の9倍の画素数を有する第2の解像度の記録用画像3
と、単位画像の16倍の画素数を有する第3の解像度の
記録用画像4とがそれぞれ生成された例を示している
が、生成される記録用画像の数や各記録用画像の画素数
はこの例に限定されるものではないことは勿論である。
【0079】第1の解像度の記録用画像2は、撮影画像
1が第1の解像度に変換されてなる画像であり、上述し
たように、単位画像の4倍の画素数を有する。具体的に
は、例えば単位画像が、縦方向に486画素、横方向に
720画素よりなる場合は、第1の解像度の記録用画像
2は、縦方向に単位画像の2倍の画素数である972画
素、横方向に単位画像の2倍の画素数である1440画
素を有する。
【0080】また、第2の解像度の記録用画像3は、撮
影画像1が第2の解像度に変換されてなる画像であり、
上述したように、単位画像の9倍の画素数を有する。具
体的には、例えば単位画像が、縦方向に486画素、横
方向に720画素よりなる場合は、第2の解像度の記録
用画像3は、縦方向に単位画像の3倍の画素数である1
458画素、横方向に単位画像の3倍の画素数である2
160画素を有する。
【0081】また、第3の解像度の記録用画像4は、撮
影画像1が第3の解像度に変換されてなる画像であり、
上述したように、単位画像の16倍の画素数を有する。
具体的には、例えば単位画像が、縦方向に486画素、
横方向に720画素よりなる場合は、第3の解像度の記
録用画像4は、縦方向に単位画像の4倍の画素数である
1944画素、横方向に単位画像の4倍の画素数である
2880画素を有する。
【0082】ここで、現在あるディジタルビデオの規格
(例えば、D−1規格やD−2規格、DV規格等)で
は、画素の縦横比が1:1ではないものが多いことに対
し、撮影画像1の画素の縦横比は、1:1である場合も
想定されるので、撮影画像1を解像度の異なる複数の記
録用画像にそれぞれ変換する際には、この画素の縦横比
にも注意する必要がある。
【0083】具体的には、Rec.ITU−R BT.
601−5及びRec.ITU−RBT.656−3に
準拠したディジタルビデオでは、図2に示すように、画
素の縦横比が1:0.9であるので、撮影画像1の画素
の縦横比が1:1の場合には、この画素の縦横比の違い
を考慮しながら、撮影画像1を解像度の異なる複数の記
録用画像にそれぞれ変換する。
【0084】また、ここで、複数の記録用画像のそれぞ
れの画面全体のアスペクト比が、単位画像の画面全体の
アスペクト比と同じになるように、撮影画像1を複数の
記録用画像にそれぞれ変換することが望ましい。
【0085】具体的には、Rec.ITU−R BT.
601−5及びRec.ITU−RBT.656−3に
準拠したディジタルビデオでは、単位画像の画面全体の
アスペクト比が3:4であるので、複数の記録用画像の
それぞれの画面全体のアスペクト比が3:4となるよう
に、撮影画像1を複数の記録用画像に変換する。
【0086】このように、複数の記録用画像のそれぞれ
の画面全体のアスペクト比を単位画像の画面全体のアス
ペクト比と同じにすることにより、分割画像をディジタ
ルビデオで動画として再生したときに、歪みの発生を低
減することが可能となる。
【0087】また、撮影画像1の画面全体のアスペクト
比が単位画像の画面全体のアスペクト比と同じである場
合には、分割画像をディジタルビデオで動画として再生
したときに、さらに歪みの少ない画面を表示することが
可能となる。
【0088】なお、記録用画像の画素数の単位画像の画
素数に対する倍率は、大きければ大きいほど再生用画像
が高画質な画像となる。また、記録用画像の画素数の単
位画像の画素数に対する倍率は、縦方向と横方向とで異
なるものであってもよい。
【0089】撮影画像1から画素数の異なる複数の記録
用画像をそれぞれ生成する場合には、いわゆる画像の解
像度変換が必要となる。解像度変換には、零時ホールド
法や直線補間法、スプライン補間法、ディジタルフィル
タを用いた方法等があり、この中でも零時ホールド法に
より空間的に周囲の画素値から線形又は非線形補間する
ことが望ましい。
【0090】しかしながら、これら複数の記録用画像を
生成する全ての場合において上記線形又は非線形補間す
る必要はない。例えば、上述した第1の解像度の記録用
画像2を線形又は非線形補間によって生成したとき、第
3の解像度の記録用画像4は、第1の解像度の記録用画
像2の画素のデータを利用することで、補間演算するこ
となく生成することができる。すなわち、第3の解像度
の記録用画像4において、隣接する4つの画素のかたま
りが第1の解像度の記録用画像2の1画素に相当するの
で、第3の解像度の記録用画像4を生成する際に第1の
解像度の記録用画像2の画素のデータを利用すれば、補
間演算することなく第3の解像度の記録用画像4を生成
することが可能となり、大きなデータ量の記録用画像で
あっても、少ない演算量で適切に生成することができ
る。
【0091】次に、複数の記録用画像が、単位画像に対
する画素の倍率に等しい枚数の分割画像にそれぞれ分割
される。具体的には、例えば、第1の解像度の記録用画
像2は、単位画像の4倍の画素数を有するので、4枚の
分割画像(以下、第1の分割画像5という。)に分割さ
れる。また、第2の解像度の記録用画像3は、単位画像
の9倍の画素数を有するので、9枚の分割画像(以下、
第2の分割画像6という。)に分割される。また、第3
の解像度の記録用画像4は、単位画像の16倍の画素数
を有するので、16枚の分割画像(以下、第3の分割画
像7という。)に分割される。
【0092】このように、記録用画像がそれぞれの単位
画像に対する画素の倍率に等しい枚数で分割されること
により分割画像が生成されるので、生成された分割画像
は、全て単位画像と等しい画素数を有する画像となる。
【0093】なお、ここで、上述した撮影画像1の変換
処理において、単位画像と等しい画素数を有する記録用
画像が生成された場合には、この単位画像と等しい画素
数の記録用画像については、記録用画像がそのまま分割
画像として扱われる。
【0094】ここで、分割画像を生成する方法について
具体的に説明する。
【0095】記録用画像を分割して分割画像を生成する
際には、先ず、記録用画像が、隣接する複数の画素より
構成される複数の画素ブロックに分割される。
【0096】具体的には、例えば、単位画像の4倍の画
素を有する第1の解像度の記録用画像2を4枚の第1の
分割画像5に分割する際には、第1の解像度の記録用画
像2が、図3に示すように、縦横双方に2個ずつの4個
の画素から構成される、486×720個の画素ブロッ
ク8に分割される。
【0097】また、例えば、単位画像の9倍の画素を有
する第2の解像度の記録用画像3を9枚の第2の分割画
像6に分割する際には、第2の解像度の記録用画像3
が、図4に示すように、縦横双方に3個ずつの9個の画
素から構成される、486×720個の画素ブロック9
に分割される。
【0098】また、例えば、単位画像の16倍の画素を
有する第3の解像度の記録用画像4を16枚の第3の分
割画像7に分割する際には、第3の解像度の記録用画像
4が、図5に示すように、縦横双方に4個ずつの16個
の画素から構成される、486×720個の画素ブロッ
ク10に分割される。
【0099】次に、分割された486×720個の画素
ブロックからそれぞれ1個ずつの画素が取り出され、取
り出された画素が再合成されることにより、分割画像が
生成される。
【0100】具体的には、例えば、第1の解像度の記録
用画像2から第1の分割画像5を生成する場合には、4
個の画素から構成される486×720個の画素ブロッ
ク8から、それぞれ1個ずつの画素が取り出され、取り
出された画素が再合成されることにより、4枚の第1の
分割画像5が生成される。この第1の分割画像5におい
て隣り合う画素は、第1の解像度の記録用画像2におい
て、縦方向又は横方向に2つだけ離れた画素である。
【0101】また、例えば、第2の解像度の記録用画像
3から第2の分割画像6を生成する場合には、9個の画
素から構成される486×720個の画素ブロック9か
ら、それぞれ1個ずつの画素が取り出され、取り出され
た画素が再合成されることにより、9枚の第2の分割画
像6が生成される。この第2の分割画像6において隣り
合う画素は、第2の解像度の記録用画像3において、縦
方向又は横方向に3つだけ離れた画素である。
【0102】また、例えば、第3の解像度の記録用画像
4から第3の分割画像7を生成する場合には、16個の
画素から構成される486×720個の画素ブロック1
0から、それぞれ1個ずつの画素が取り出され、取り出
された画素が再合成されることにより、16枚の第3の
分割画像7が生成される。この第3の分割画像7におい
て隣り合う画素は、第3の解像度の記録用画像4におい
て、縦方向又は横方向に4つだけ離れた画素である。
【0103】なお、以上は、分割された複数個の画素ブ
ロックからそれぞれ1個ずつの画素を取り出してこれら
を再合成することにより分割画像を生成するようにした
例について説明したが、本発明に係る画像データ記録方
法はこの例に限定されるものではなく、分割された複数
個の画素ブロックからそれぞれ複数個ずつの画素を取り
出してこれらを再合成することにより、複数枚の分割画
像を生成するようにしてもよい。この場合は、各画素ブ
ロックを構成する画素の数は、分割画像の枚数よりも多
いことになる。
【0104】以上のように、解像度の異なる複数の記録
用画像がそれぞれ分割されることにより生成された各分
割画像の画像データは、各分割画像の1枚がディジタル
ビデオの1フレームとなるように、ディジタルビデオテ
ープやディジタルビデオディスク等の記録媒体11に、
時間方向に連続して順次記録される。
【0105】具体的には、記録媒体11には、図6に示
すように、例えば4枚の第1の分割画像5の画像データ
と、9枚の第2の分割画像6の画像データと、16枚の
第3の分割画像7の画像データとが、それぞれの1枚分
の画像データを1フレームとして、時間方向に連続して
順次記録される。
【0106】ここで、解像度の異なる複数の記録用画像
がそれぞれ分割されることにより生成された各分割画像
は、それぞれ1枚の分割画像につき1つのフレームを割
り当て、1枚の分割画像の画像データを1つのフレーム
のみに記録するようにしてもよいが、図7に示すよう
に、1枚の分割画像につき複数のフレームを割り当て、
1枚の分割画像の画像データをそれぞれ複数のフレーム
に重複して記録するようにしてもよい。このように、1
枚の分割画像の画像データをそれぞれ複数のフレームに
重複して記録することにより、記録された画像データの
エラーレートを低減して、データの信頼性を向上させる
ことができる。
【0107】また、各分割画像をそれぞれ時間方向に順
次記録するに当たり、各分割画像の中での記録の順番
は、記録する分割画像のもととなる記録用画像において
縦方向又は横方向又は斜め方向に隣り合う画素の順番と
することが望ましい。このように、各分割画像の中での
記録の順番を記録用画像で隣り合う画素の順番とするこ
とにより、分割画像をディジタルビデオで動画として再
生した場合にも、良好な再生用画像を表示することがで
きる。すなわち、時間方向に順次記録された複数枚の分
割画像は、それぞれ記録用画像の異なる画素を取り出し
てこれらを再合成することにより生成されているため、
時間方向に順次記録された複数枚の分割画像をディジタ
ルビデオで動画として再生すると、画像が振動している
ように見えることになる。しかしながら、複数枚の分割
画像の記録の順番を、記録用画像で隣り合う画素の順番
とすれば、画像の変化がスムーズになり、画像の振動を
目立たなくすることができる。
【0108】なお、この場合、時間方向に順次記録され
る複数枚の分割画像のうち、最初に記録される分割画像
に含まれる画素と最後に記録される分割画像に含まれる
画素も、記録用画像において縦方向又は横方向又は斜め
方向に隣り合う画素となるように、複数の分割画像を記
録するようにすれば、画像の変化をよりスムーズなもの
とすることができる。
【0109】以上説明したように、本発明に係る画像デ
ータ記録方法においては、撮影画像1を解像度の異なる
複数の記録用画像にそれぞれ変換し、さらに、各記録用
画像をそれぞれ単位画像と等しい画素を有する複数の分
割画像に分割し、各分割画像を1フレームとして記録媒
体11に記録するようにしているので、高精細な画像を
既存のディジタルビデオ規格に準拠したディジタルビデ
オを用いて適切に記録することができる。
【0110】また、この画像データ記録方法によれば、
複数の記録用画像は、それぞれ隣接する複数の画素より
構成される複数の画素ブロックに分割され、各画素ブロ
ックから1以上の画素が取り出され、取り出された画素
が再合成されて複数の分割画像が生成されるので、この
分割画像を動画として表示した場合であっても、記録用
画像に近似した違和感の少ない画像を表示することがで
きる。
【0111】また、この画像データ記録方法によれば、
解像度の異なる複数の記録用画像が、それぞれ複数の分
割画像に分割されたかたちで記録媒体11に順次記録さ
れるので、再生時に、所望の解像度の記録用画像の分割
画像を読み出すようにすれば、原画像を所望の解像度の
画像として再生することが可能となる。
【0112】ところで、本発明に係る画像データ記録方
法においては、1つの撮影画像の画像データが秒単位で
記録媒体11に記録されるように、この撮影画像をもと
に生成された解像度の異なる複数の記録用画像の各分割
画像の画像データが、単位秒当たりのフレームに亘り連
続的に記録されることが望ましい。このように、1つの
撮影画像をもとに生成された解像度の異なる複数の記録
用画像の各分割画像の画像データを、単位秒当たりのフ
レームに亘り連続的に記録するようにした例を図8に示
す。
【0113】この図8に示す例は、1秒当たりのフレー
ム数が30フレームとされたディジタルビデオの規格に
則って、解像度の異なる複数の記録用画像の各分割画像
の画像データを記録媒体11に記録するようにした例で
あり、第1の解像度の記録用画像2が分割されてなる4
枚の第1の分割画像5の画像データと、第2の解像度の
記録用画像3が分割されてなる9枚の第2の分割画像6
の画像データと、第3の解像度の記録用画像4が分割さ
れてなる16枚の第3の分割画像7の画像データとがそ
れぞれ時間方向に順次記録されている。また、この例に
おいては、撮影画像1の変換処理において、単位画像と
等しい画素数を有するように変換された記録用画像(以
下、単位記録画像12という。)の画像データが、1枚
の分割画像に相当する画像データとして記録媒体11に
記録されている。
【0114】以上のように、第1の解像度の記録用画像
2が分割されてなる4枚の第1の分割画像5の画像デー
タと、第2の解像度の記録用画像3が分割されてなる9
枚の第2の分割画像6の画像データと、第3の解像度の
記録用画像4が分割されてなる16枚の第3の分割画像
7の画像データと、上記単位記録画像12の画像データ
とが、時間方向に連続して記録されることにより、1つ
の撮影画像をもとに生成された各分割画像5,6,7及
び単位記録画像12の画像データ(以下、これらを総称
して、1つの撮影画像をもとにした画像データとい
う。)が、1秒当たりのフレーム数である30フレーム
に亘って記録媒体11に記録されることになる。
【0115】なお、このとき、1つの撮影画像をもとに
した画像データは、タイムコード上のいずれかの秒の第
0フレームから記録されることが望ましい。
【0116】以上のように、1つの撮影画像をもとにし
た画像データを、タイムコード上のいずれかの秒の第0
フレームより順に単位秒当たりのフレームに亘って連続
的に記録するようにすれば、ユーザは、所望の画像の画
像データが記録媒体11のどこに記録されているかをタ
イムコードをもとに認識することができる。
【0117】例えば、上述したDV規格に準拠したディ
ジタルビデオにおいては、このタイムコードは、図9に
示すように、記録されている映像と共に表示させること
が可能になっている。したがって、ユーザは、表示され
ている画像とタイムコードを容易に対応づけることがで
きる。勿論、D−1規格やD−2規格等の他のディジタ
ルビデオ規格に準拠したディジタルビデオにおいても、
タイムコードを表示する機能を備えているので、同様
に、表示されている画像とタイムコードを容易に対応づ
けることができる。
【0118】なお、1つの撮影画像をもとにした画像デ
ータを単位秒当たりのフレームに亘り連続的に記録する
方法は、図8に示した例に限定されるものではない。こ
の1つの撮影画像をもとにした画像データを単位秒当た
りのフレームに亘り連続的に記録する他の例を、図1
0,図11,図12に示す。
【0119】図10は、第1の解像度の記録用画像2が
分割されてなる第1の分割画像5と、第2の解像度の記
録用画像3が分割されてなる第2の分割画像6と、第3
の解像度の記録用画像4が分割されてなる第3の分割画
像7と、単位画像の25倍の画素数を有する第4の解像
度の記録用画像が分割されてなる第4の分割画像13
と、単位画像の36倍の画素数を有する第5の解像度の
記録用画像が分割されてなる第5の分割画像14とが、
3秒当たりのフレーム数である90フレームに亘って連
続的に記録された例を示している。
【0120】この例においては、4枚の第1の分割画像
5が4フレームに亘り記録され、9枚の第2の分割画像
6が9フレームに亘り記録され、16枚の第3の分割画
像7が16フレームに亘り記録され、25枚の第4の分
割画像13が25フレームに亘り記録され、36枚の第
5の分割画像14が36フレームに亘り記録され、合計
90フレームに亘り1つの撮影画像をもとにした画像デ
ータが記録されている。
【0121】また、図11は、第1の解像度の記録用画
像2が分割されてなる第1の分割画像5と、第2の解像
度の記録用画像3が分割されてなる第2の分割画像6
と、第3の解像度の記録用画像4が分割されてなる第3
の分割画像7と、単位画像の25倍の画素数を有する第
4の解像度の記録用画像が分割されてなる第4の分割画
像13と、単位画像の36倍の画素数を有する第5の解
像度の記録用画像が分割されてなる第5の分割画像14
と、単位記録画像12とが、4秒当たりのフレーム数で
ある120フレームに亘って連続的に記録された例を示
している。
【0122】この例においては、第1の分割画像5と第
2の分割画像6と第3の分割画像7は、1つの画像につ
き2つのフレームにそれぞれ重複して記録されている。
すなわち、この例においては、単位記録画像12が1フ
レームに記録され、4枚の第1の分割画像5が8フレー
ムに亘り記録され、9枚の第2の分割画像6が18フレ
ームに亘り記録され、16枚の第3の分割画像7が32
フレームに亘り記録され、25枚の第4の分割画像13
が25フレームに亘り記録され、36枚の第5の分割画
像14が36フレームに亘り記録され、合計120フレ
ームに亘り1つの撮影画像をもとにした画像データが記
録されている。
【0123】この例のように、分割画像の画像データを
複数のフレームに重複して記録するようにすれば、これ
らの画像データのうちの一部が壊れた場合であっても他
の画像データをもとに再生を行うことが可能となり、記
録された画像データの信頼性を向上させることができ
る。
【0124】また、図12は、第1の解像度の記録用画
像2が分割されてなる第1の分割画像5と、第3の解像
度の記録用画像4が分割されてなる第3の分割画像7
と、単位画像の64倍の画素数を有する第6の解像度の
記録用画像が分割されてなる第6の分割画像15と、単
位記録画像12とが、3秒当たりのフレーム数である9
0フレームに亘って連続的に記録された例を示してい
る。
【0125】この例においては、第1の分割画像5と単
位記録画像12とが、1つの画像につき2つのフレーム
にそれぞれ重複して記録されている。すなわち、この例
においては、単位記録画像12が2フレームに記録さ
れ、4枚の第1の分割画像5が8フレームに亘り記録さ
れ、16枚の第3の分割画像7が16フレームに亘り記
録され、64枚の第6の分割画像15が64フレームに
亘り記録され、合計90フレームに亘り1つの撮影画像
をもとにした画像データが記録されている。
【0126】また、この例においては、記録用画像が各
辺につき2n(nは1以上の整数)の分割数、すなわ
ち、記録用画像が22nの分割数で分割された分割画像が
記録媒体11に記録されるようにしている。すなわち、
この例においては、第1の解像度の記録用画像2が各辺
につき2分割され、全体で4分割されてなる第1の分割
画像5と、第3の解像度の記録用画像4が各辺につき4
分割され、全体で16分割されてなる第3の分割画像7
と、第6の解像度の記録用画像が各辺につき8分割さ
れ、全体で64分割されてなる第6の分割画像15とが
記録媒体11に記録される。
【0127】このように、記録用画像が22n、すなわ
ち、4nの分割数で分割された分割画像が記録媒体11
に記録されるようにすれば、記録したい最大の記録画像
の画像データの大きさをVとしたときに、記録する全て
の画像データの大きさは、(V+V/4+V/42+V
/43+・・・)/V=1+1/4+1/42+1/43
+・・・、すなわち、どんな大きさのVに対してもVの
4/3倍以内で済むことになる。
【0128】2.画像データ再生方法 次に、上述した画像データ記録方法により記録媒体11
に記録された画像データを再生する、本発明に係る画像
データ再生方法について説明する。
【0129】本発明に係る画像データ再生方法による処
理の流れを図13に模式的に示す。なお、図13におい
ては、上記第1の解像度の記録用画像2が4分割されて
なる4枚の第1の分割画像5と、上記第2の解像度の記
録用画像3が9分割されてなる9枚の第2の分割画像6
と、上記第3の解像度の記録用画像4が16分割されて
なる第3の分割画像7とがそれぞれ記録された記録媒体
11より画像データを再生する例を示している。
【0130】この図13に示すように、本発明に係る画
像データ記録方法においては、先ず、ディジタルビデオ
テープやディジタルビデオディスク等の記録媒体11か
ら、第1の分割画像5、第2の分割画像6、第3の分割
画像7のうちのいずれかの分割画像が読み出される。
【0131】ここで、1枚の分割画像が複数のフレーム
に重複して記録されている場合には、複数のフレームの
中から任意の1枚の分割画像を読み出すようにしてもよ
いが、複数のフレーム全て又は複数のフレームの中の一
部を読み出し、読み出されたフレームの間で画素毎に平
均化処理を行って、これを分割画像として読み出すよう
にすることが望ましい。この場合、平均化処理として
は、例えば、加重平均を行う方法や中間値をとる方法、
複数の値の中で一番数の多い値を選択する方法等が挙げ
られる。このように、平均化処理を行って1枚の分割画
像を読み出すことで、記録媒体11に保存中、或いはデ
ィジタルビデオでの再生中に生じた画像データの欠損を
修復することが可能となる。
【0132】次に、記録媒体11から読み出された複数
枚の分割画像から再生用画像が再合成される。すなわ
ち、例えば、記録媒体11から第1の分割画像5が読み
出された場合には、読み出された第1の分割画像5から
第1の解像度の記録用画像2と等しい解像度の第1の再
生用画像20が再合成される。また、例えば、記録媒体
11から第2の分割画像6が読み出された場合には、読
み出された第2の分割画像6から第2の解像度の記録用
画像3と等しい解像度の第2の再生用画像21が再合成
される。また、例えば、記録媒体11から第3の分割画
像7が読み出された場合には、読み出された第3の分割
画像7から第3の解像度の記録用画像4と等しい解像度
の第3の再生用画像22が再合成される。
【0133】この再生用画像の再合成は、上述した画像
データ記録方法において記録用画像を複数枚の分割画像
に分割する方法と逆の手順で行われる。
【0134】第1の再生用画像20を再合成する例を図
14に示す。この図14に示すように、複数枚の第1の
分割画像5から第1の再生用画像20を再合成する際に
は、先ず、第1の分割画像5の1枚毎に1個又は複数個
ずつの画素が取り出され、これら取り出された複数の画
素より、記録時に第1の解像度の記録用画像2を第1の
分割画像5に分割したときと同様の画素ブロック8が構
築される。そして、以上のように構築された複数の画素
ブロック8が、記録時と同様の順序で組み合わされるこ
とにより、第1の再生用画像20が再合成される。
【0135】以上のように、本発明に係る画像データ再
生方法においては、複数枚の分割画像に分割されて記録
媒体11に記録された記録用画像が、再生用画像として
再合成されて再生されるので、既存のディジタルビデオ
規格に準拠したディジタルビデオを用いて記録された記
録用画像を高精細な再生用画像として再生することが可
能となる。
【0136】また、この画像データ再生方法によれば、
記録用画像が異なる分割数で分割されてなる複数種の分
割画像の中から選択的に読み出された分割画像を再合成
して再生用画像を得るようにしているので、目的に合わ
せた所望の解像度の再生用画像を再生することができ
る。
【0137】なお、この画像データ再生方法において
は、再生用画像を得た後に、この再生用画像に対して画
像変換処理を施して、上記撮影画像と解像度の等しい高
解像度の画像(以下、印刷画像23という。)を得るよ
うにしてもよい。この場合、再生用画像から印刷画像2
3への変換は、上述した画像データ記録方法において、
撮影画像1を記録用画像に変換した方法と逆の手順で行
えばよい。
【0138】3.画像データ記録装置 次に、本発明に係る画像データ記録装置について、上記
撮影画像1を第1の分割画像5と、第2の分割画像6
と、第3の分割画像7とにそれぞれ変換して記録媒体1
1に記録するように構成された画像データ記録装置を例
に説明する。
【0139】本発明を適用した画像データ記録装置の一
例のブロック図を図15に示す。この図15に示す画像
データ記録装置30は、高解像度静止画信号S1、高解
像度動画信号S2又は低解像度動画信号S3が入力され
るようになされており、入力された高解像度静止画信号
S1又は高解像度動画信号S2を複数枚の分割画像から
なる静止画の画像データD1として記録媒体5に記録す
るとともに、入力された高解像度動画信号S2又は低解
像度動画信号S3を低解像度の動画の画像データD2と
して記録媒体11に記録することが可能な構成とされて
いる。なお、以下の説明において、高解像度とは、この
画像データ記録装置30が準拠するディジタルビデオ規
格に基づいて記録される画像の解像度よりも高い解像度
をいい、低解像度とは、この画像データ記録装置30が
準拠するディジタルビデオ規格に基づいて記録される画
像の解像度をいう。
【0140】この画像データ記録装置30は、高解像度
静止画信号S1、高解像度動画信号S2又は低解像度動
画信号S3が入力される映像入力部31と、映像入力部
31から供給される高解像度静止画信号S1又は高解像
度動画信号S2を複数枚の分割画像からなる静止画の画
像データD1に変換する静止画信号処理部32と、映像
入力部31から供給される高解像度動画信号S2又は低
解像度動画信号S3を低解像度の動画の画像データD2
に変換する動画信号処理部33と、静止画信号処理部3
2から供給される静止画の画像データD1又は動画信号
処理部33から供給される低解像度の動画の画像データ
D2に対して所定の信号処理を施してDV規格に準拠し
た形式の画像データD3を生成する記録信号処理部34
と、記録信号処理部34から供給される画像データD3
を記録媒体11に記録する信号記録部35とを備えてい
る。
【0141】映像入力部31は、静止画入力部36と動
画入力部37とで構成される。映像入力部31は、複数
の入力信号から必要な信号を選択する機能を有する。
【0142】静止画入力部36は、高解像度静止画信号
S1又は高解像度動画信号S2を入力し、必要な画像を
静止画信号処理部32に供給する。すなわち、入力され
た画像を撮影画像1として静止画信号処理部32に供給
する。一方、動画入力部37は、高解像度動画信号S2
又は低解像度動画信号S3を入力し、必要な画像を動画
信号処理部33に供給する。
【0143】静止画信号処理部32は、撮影画像1から
第1の記録用画像2を経て第1の分割画像5への変換を
行い、また、撮影画像1から第2の記録用画像3を経て
第2の分割画像6への変換を行い、また、撮影画像1か
ら第3の記録用画像4を経て第3の分割画像7への変換
を行う。すなわち、静止画信号処理部32は、先ず、静
止画入力部36から供給される撮影画像1(高解像度静
止画信号S1又は高解像度動画信号S2)に対して、デ
ータ形式、画像の画素数や色域などの変換を行って、撮
影画像1を、例えば第1の記録用画像2のデータ形式に
相当する画像データと、第2の記録用画像3のデータ形
式に相当する画像データと、第3の記録用画像4のデー
タ形式に相当する画像データへと変換する。
【0144】その後、静止画信号処理部32は、上述し
た方式に基づいて、第1の記録用画像2の画像データを
第1の分割画像5のデータ形式に相当する画像データD
1へと変換し、第2の記録用画像3の画像データを第2
の分割画像6のデータ形式に相当する画像データD1へ
と変換し、第3の記録用画像4の画像データを第3の分
割画像7のデータ形式に相当する画像データD1へと変
換する。そして、複数枚の分割画像からなるそれぞれの
静止画の画像データD1は、記録信号処理部34へと供
給される。
【0145】動画信号処理部33は、動画入力部37か
ら供給された動画信号(高解像度動画信号S2又は低解
像度動画信号S3)に対して、データ形式、画像のフレ
ーム周波数や画素数や色域などの変換を行って、高解像
度動画信号S2又は低解像度動画信号S3を低解像度の
動画の画像データD2として記録可能な信号形式に変換
し、記録信号処理部34へ供給する。
【0146】記録信号処理部34は、静止画信号処理部
32から供給される静止画の画像データD1又は動画信
号処理部33から供給される低解像度の動画の画像デー
タD2に対し、シャッフリング処理、符号化処理、誤り
訂正処理、記録符号化処理等の所定の処理を行って、静
止画の画像データD1又は動画の画像データD2をディ
ジタルビデオ規格に準拠した形式の画像データD3へと
変換する。また、記録信号処理部34には、静止画の画
像データD1又は動画の画像データD2の他に、音声信
号、日付時刻や著作権情報等の付加情報、記録用画像の
画像データが分割画像のデータ形式に相当する画像デー
タD1に変換されて記録されることを示す情報等も供給
される。
【0147】信号記録部35は、記録信号処理部34と
クロックなどの同期を取りながら、ディジタルビデオ規
格に準拠した形式の画像データD3へと変換れた静止画
の画像データD1又は動画の画像データD2及び音声信
号、付加情報、記録用画像の画像データが分割画像のデ
ータ形式に相当する画像データD1に変換されて記録さ
れていることを示す情報等をディジタルビデオテープや
ディジタルビデオディスク等の記録媒体11に記録す
る。このとき、信号記録部35は、例えば第1の分割画
像5の画像データと、第2の分割画像6の画像データ
と、第3の分割画像7の画像データとが、単位秒当たり
のフレームに連続的に記録されるように、ディジタルビ
デオ規格に準拠した形式の画像データD3へと変換れた
静止画の画像データD1を記録媒体11に記録する。
【0148】以上のように構成される画像データ記録装
置30によれば、撮影画像1(高解像度静止画信号S1
又は高解像度動画信号S2)は、静止画信号処理部32
において、記録用画像を経て複数の分割画像のデータ形
式に相当する画像データD1へと変換される。そして、
この画像データD1が、記録信号処理部34において、
ディジタルビデオ規格に準拠した形式の画像データD3
に変換される。そして、この画像データD3が、信号記
録部35において、各分割画像を1フレームとして記録
媒体11に記録される。したがって、この画像データ記
録装置30によれば、高精細な画像を既存のディジタル
ビデオ規格に則って適切に記録することができる。
【0149】また、この画像データ記録装置30は、静
止画信号処理部32において、記録用画像を隣接する複
数の画素より構成される複数の画素ブロックに分割し、
各画素ブロックから1以上の画素を取り出し、取り出さ
れた画素を再合成して複数の分割画像を生成するように
しているので、この分割画像を動画として表示した場合
であっても、記録用画像に近似した違和感の少ない画像
を表示することができる。
【0150】また、この画像データ記録装置30は、静
止画信号処理部32において、撮影画像1を解像度の異
なる複数の記録用画像に変換し、各記録用画像をそれぞ
れ複数の分割画像に分割した後に、これらの分割画像の
画像データを記録媒体11に順次記録するようにしてい
るので、再生時に、所望の解像度の記録用画像の分割画
像を読み出すようにすれば、原画像を所望の解像度の画
像として再生することが可能となる。
【0151】なお、以上は、高解像度静止画信号S1、
高解像度動画信号S2又は低解像度動画信号S3を外部
から入力し、入力された高解像度静止画信号S1又は高
解像度動画信号S2を複数枚の分割画像からなる静止画
の画像データD1として記録媒体11に記録する画像デ
ータ記録装置30を例に説明したが、本発明に係る画像
データ記録装置は、この例に限定されるものではなく、
例えば、被写体を撮影する映像撮影部を備え、この映像
撮影部により生成された高解像度静止画信号S1又は高
解像度動画信号S2を複数枚の分割画像からなる静止画
の画像データD1として記録媒体11に記録するように
構成されていてもよい。
【0152】映像撮影部を備えた画像データ記録装置の
一例のブロック図を図16に示す。この図16に示す画
像データ記録装置40は、上述した画像データ記録装置
30の映像入力部31の代わりに映像撮影部41を備え
る以外は、画像データ記録装置30と同様の構成とされ
るので、画像データ記録装置30と同様の構成について
は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0153】この画像データ記録装置40において、映
像撮影部41は、撮像部42と撮像信号処理部43とで
構成され、被写体を撮像し、高解像度静止画信号S1、
高解像度動画信号S2又は低解像度動画信号S3を映像
信号として出力する機能を有する。
【0154】撮像部42は、光学系と撮像素子などによ
って構成され、CCD撮像素子等の撮像手段によって撮
像した信号を撮像信号処理部43に供給する。撮像信号
処理部43は、撮像部42より供給された信号を高解像
度静止画信号S1、高解像度動画信号S2又は低解像度
動画信号S3へと変換する。そして、撮像信号処理部4
3は、高解像度静止画信号S1又は高解像度動画信号S
2を静止画信号処理部32に供給し、高解像度動画信号
S2又は低解像度動画信号S3を動画信号処理部33に
供給する。
【0155】撮像信号処理部43より供給される高解像
度静止画信号S1又は高解像度動画信号S2(撮影画像
1)は、上述した画像データ記録装置30の場合と同様
に、静止画信号処理部42において、撮影画像1から第
1の記録用画像2を経て第1の分割画像5への変換が行
われ、また、撮影画像1から第2の記録用画像3を経て
第2の分割画像6への変換が行われ、また、撮影画像1
から第3の記録用画像4を経て第3の分割画像7への変
換が行われる。
【0156】そして、これら複数枚の分割画像からなる
静止画の画像データD1に対して、記録信号処理部34
において所定の処理が施され、ディジタルビデオ規格に
準拠した形式の画像データD3へと変換される。そし
て、この画像データD3が、記録部35により、各分割
画像が単位秒当たりのフレームに連続して、記録媒体1
1に記録される。
【0157】したがって、この画像データ記録装置40
によれば、上述した画像データ記録装置30と同様に、
高精細な画像を既存のディジタルビデオ規格に則って適
切に記録することができる。
【0158】また、この画像データ記録装置40は、上
述した画像データ記録装置30と同様に、静止画信号処
理部32において、記録用画像を隣接する複数の画素よ
り構成される複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロ
ックから1以上の画素を取り出し、取り出された画素を
再合成して複数の分割画像を生成するようにしているの
で、この分割画像を動画として表示した場合であって
も、記録用画像に近似した違和感の少ない画像を表示す
ることができる。
【0159】また、この画像データ記録装置40は、上
述した画像データ記録装置30と同様に、静止画信号処
理部32において、撮影画像1を解像度の異なる複数の
記録用画像に変換し、各記録用画像をそれぞれ複数の分
割画像に分割した後に、これらの分割画像の画像データ
を記録媒体11に順次記録するようにしているので、再
生時に、所望の解像度の記録用画像の分割画像を読み出
すようにすれば、原画像を所望の解像度の画像として再
生することが可能となる。
【0160】4.画像データ再生装置 次に、本発明に係る画像データ再生装置について、上記
撮影画像1が第1の分割画像5と、第2の分割画像6
と、第3の分割画像7とにそれぞれ変換されて記録され
た記録媒体11より再生画像を得るように構成された画
像データ再生装置を例に説明する。
【0161】本発明を適用した画像データ再生装置の一
例のブロック図を図17に示す。この図17に示す画像
データ再生装置50は、ディジタルビデオテープやディ
ジタルビデオディスク等の記録媒体11に記録されてい
る画像データD3から高解像度静止画信号S1又は低解
像度動画信号S3を再生することが可能な構成とされて
いる。
【0162】この画像データ再生装置50は、記録媒体
11から画像データD3を読み出す信号読み出し部51
と、信号読み出し部51により読み出された画像データ
D3に対して所定の信号処理を施して、静止画の画像デ
ータD1又は低解像度の動画の画像データD2、音声信
号、付加情報等を生成する記録信号処理部52と、記録
信号処理部52から供給される静止画の画像データD1
を高解像度静止画信号S1に変換する静止画信号処理部
53と、記録信号処理部52から供給される低解像度の
動画の画像データD2を低解像度動画信号S3に変換す
る動画信号処理部54と、静止画信号処理部53から供
給される高解像度静止画信号S1又は動画信号処理部5
4から供給される低解像度動画信号S3を出力する映像
出力部55とを備えている。
【0163】信号読み出し部51は、記録信号処理部5
2とクロックなどの同期を取りながら、ディジタルビデ
オテープやディジタルビデオディスク等の記録媒体11
から画像データD3を読み出す。このとき、信号読み出
し部51は、記録媒体11に記録された画像データD3
の中から、所望の解像度の記録用画像が分割されてなる
分割画像の画像データを選択的に読み出す。
【0164】また、信号読み出し部51は、画像データ
D3と共に、音声信号、日付時刻や著作権情報などの付
加情報、再生用画像の画像データが分割画像のデータ形
式に相当する画像データD1に変換されて記録されるこ
とを示す情報等を記録媒体11から読み出す。
【0165】記録信号処理部52は、信号読み出し部5
1から選択的に読み出された画像データD3に対してシ
ャッフリング処理、符号化処理、誤り訂正処理、記録符
号化処理などを施して、静止画の画像データD1又は低
解像度の動画の画像データD2を生成する。
【0166】静止画信号処理部53は、記録信号処理部
52により生成された静止画の画像データD1(選択的
に読み出された分割画像)から再生用画像への変換を行
う。すなわち、静止画信号処理部53は、記録信号処理
部52から供給される静止画の画像データD1(複数の
フレームからなる複数枚の分割画像)を、上述した方式
に基づいて、再生用画像のデータ形式に相当する画像デ
ータへと変換する。そして、静止画信号処理部53は、
再生用画像の画像データ(高解像度静止画信号S1)を
映像出力部55へと供給する。
【0167】動画信号処理部54は、記録信号処理部5
2から供給される低解像度の動画の画像データD2に対
して、データ形式、画像のフレーム周波数や画素数や色
域などの変換を行って、低解像度の動画の画像データD
2を映像出力部55より出力可能な信号(低解像度動画
信号S3)へと変換し、映像出力部55へと供給する。
【0168】映像出力部55は、静止画出力部56と動
画出力部57とで構成される。映像出力部55は、静止
画信号処理部53から供給される高解像度静止画信号S
1又は動画信号処理部54から供給される低解像度動画
信号S3を外部の機器へ出力する機能を有する。すなわ
ち、映像出力部55は、静止画信号処理部53から高解
像度静止画信号S1が供給されたときは、静止画出力部
56が、高解像度静止画信号S1を外部へ出力し、動画
信号処理部54から低解像度動画信号S3が供給された
ときは、動画出力部57が、低解像度動画信号S3を外
部へ出力する。
【0169】以上のように構成される画像データ再生装
置50によれば、複数の分割画像に分割されて記録媒体
11に記録された再生用画像は、静止画信号処理部53
において再合成され、静止画出力部56から外部へと出
力される。したがって、この画像データ再生装置50に
よれば、分割画像に分割され、既存のDV規格に準拠し
た形式で記録媒体11に記録された再生用画像を高精細
な画像として再生することが可能となる。
【0170】また、この画像データ再生装置50によれ
ば、異なる解像度の記録用画像がそれぞれ分割されて記
録媒体11に記録された複数種の分割画像から、所望の
分割画像を選択的に読み出し、この読み出した分割画像
を再合成して再生用画像を得るようにしているので、所
望の解像度の再生用画像を得ることが可能となる。
【0171】5.画像データ記録再生装置 次に、本発明を適用した画像データ記録再生装置につい
て説明する。
【0172】本発明を適用した画像データ記録再生装置
の一例の詳細なブロック図を図18に示す。この図18
に示す画像データ記録再生装置60は、上述した画像デ
ータ記録装置30、画像データ記録装置40及び画像デ
ータ再生装置50の機能を併せ持つように構成されてい
る。
【0173】すなわち、この画像データ記録再生装置6
0は、映像撮像部により被写体を撮像することにより得
られる高解像度静止画信号S1又は高解像度動画信号S
2を分割画像からなる静止画の映像信号として記録媒体
11に記録し、或いは、映像入力部に入力された高解像
度静止画信号S1又は高解像度動画信号S2を分割画像
からなる静止画の映像信号として記録媒体11に記録す
るとともに、映像撮像部により被写体を撮像することに
より得られる高解像度動画信号S2又は低解像度動画信
号S3を低解像度の動画の映像信号として記録媒体11
に記録し、或いは、映像入力部に入力された高解像度動
画信号S2又は低解像度動画信号S3を低解像度の動画
の映像信号として記録媒体11に記録する機能を有す
る。
【0174】また、この画像データ記録再生装置60
は、記録媒体11に記録されている映像信号から高解像
度静止画信号S1又は低解像度動画信号S3を再生する
機能を有する。
【0175】なお、ここでは、低解像度の動画信号記録
再生方法、すなわち、ディジタルビデオ方式として上記
DV規格によるものを例に説明するが、本発明はこの例
に限定されるものではなく、上述したような他のディジ
タルビデオの規格によるものであってもよい。
【0176】この画像データ記録再生装置60におい
て、映像撮像部61は、撮像部62と撮像信号処理部6
3とにより構成され、被写体を撮像し、高解像度静止画
信号S1、高解像度動画信号S2又は低解像度動画信号
S3を映像信号として出力する機能を有する。
【0177】撮像部62は、ズームレンズ64やアイリ
ス65等からなる光学系と、光学系機構制御部66と、
CCD撮像素子等の撮像手段67と、焦点検知及び露光
量検知を行う検知部68とによって構成される。そし
て、撮像部62は、撮像手段67が被写体を撮像するこ
とにより得られた信号を撮像信号処理部63に供給す
る。
【0178】撮像信号処理部63は、撮像手段67より
供給される信号を高解像度静止画信号S1、高解像度動
画信号S2又は低解像度動画信号S3へと変換し、映像
入力部69に供給する。
【0179】映像入力部69は、静止画入力部70と動
画入力部71とで構成される。映像入力部69は、複数
の入力信号から必要な信号を選択する機能を有する。
【0180】静止画入力部70は、高解像度静止画信号
S1又は高解像度動画信号S2を入力し、必要な画像を
静止画信号処理部72に供給する。すなわち、入力され
た画像を撮影画像1として静止画信号処理部52に供給
する。一方、動画入力部71は、高解像度動画信号S2
又は低解像度動画信号S3を入力し、必要な画像を静止
画信号処理部73に供給する。
【0181】静止画信号処理部72は、記録時におい
て、撮影画像1から第1の記録用画像2を経て第1の分
割画像5への変換を行い、また、撮影画像1から第2の
記録用画像3を経て第2の分割画像6への変換を行い、
また、撮影画像1から第3の記録用画像4を経て第3の
分割画像7への変換を行う。すなわち、静止画信号処理
部72は、先ず、静止画入力部70から供給される撮影
画像1(高解像度静止画信号S1又は高解像度動画信号
S2)に対して、データ形式、画像の画素数や色域など
の変換を行って、撮影画像1を、例えば第1の記録用画
像2のデータ形式に相当する画像データと、第2の記録
用画像3のデータ形式に相当する画像データと、第3の
記録用画像4のデータ形式に相当する画像データへと変
換する。
【0182】その後、静止画信号処理部72は、上述し
た方式に基づいて、第1の記録用画像2の画像データを
第1の分割画像5のデータ形式に相当する画像データD
1へと変換し、第2の記録用画像3の画像データを第2
の分割画像6のデータ形式に相当する画像データD1へ
と変換し、第3の記録用画像4の画像データを第3の分
割画像7のデータ形式に相当する画像データD1へと変
換する。
【0183】また、静止画信号処理部72は、再生時に
おいて、記録信号処理部74により生成された静止画の
画像データD1(選択的に読み出された分割画像)から
再生用画像への変換を行う。すなわち、静止画信号処理
部72は、記録信号処理部74から供給される静止画の
画像データD1(複数のフレームからなる複数枚の分割
画像)を、上述した方式に基づいて、再生用画像のデー
タ形式に相当する画像データへと変換する。そして、静
止画信号処理部72は、再生用画像の画像データ(高解
像度静止画信号S1)を映像出力部75へと供給する。
【0184】動画信号処理部73は、記録時において、
動画入力部71から供給された動画信号(高解像度動画
信号S2又は低解像度動画信号S3)に対して、データ
形式、画像のフレーム周波数や画素数や色域などの変換
を行って、高解像度動画信号S2又は低解像度動画信号
S3を低解像度の動画の画像データD2として記録可能
な信号形式に変換し、記録信号処理部74へ供給する。
【0185】また、動画信号処理部73は、再生時にお
いて、記録信号処理部74から供給される低解像度の動
画の画像データD2に対して、データ形式、画像のフレ
ーム周波数や画素数や色域などの変換を行って、低解像
度の動画の画像データD2を映像出力部75より出力可
能な信号(低解像度動画信号S3)へと変換し、映像出
力部75へと供給する。
【0186】記録信号処理部74は、記録時において、
静止画信号処理部72から供給される静止画の画像デー
タD1又は動画信号処理部73から供給される低解像度
の動画の画像データD2に対し、シャッフリング処理、
符号化処理、誤り訂正処理、記録符号化処理等の所定の
処理を行って、静止画の画像データD1又は動画の画像
データD2をDV規格に準拠した形式の画像データD3
へと変換する。また、記録信号処理部74には、静止画
の画像データD1又は動画の画像データD2の他に、音
声信号、日付時刻や著作権情報等の付加情報、記録用画
像2の画像データが分割画像3のデータ形式に相当する
画像データD1に変換されて記録されることを示す情報
等も供給される。
【0187】また、記録信号処理部74は、再生時にお
いて、信号書き込み及び読み出し部76から読み出され
た画像データD3に対してシャッフリング処理、符号化
処理、誤り訂正処理、記録符号化処理などを施して、静
止画の画像データD1又は低解像度の動画の画像データ
D2を生成する。
【0188】なお、この画像データ記録再生装置60に
おいては、記録信号処理部74にディジタル信号入出力
部77を接続し、ディジタル信号をこのディジタル信号
入出力部77を介して入力し、又はディジタル信号をこ
のディジタル信号入出力部77を介して出力するように
してもよい。
【0189】信号書き込み及び読み出し部76は、記録
時において、記録信号処理部74とクロックなどの同期
を取りながら、DV規格に準拠した形式の画像データD
3へと変換れた静止画の画像データD1又は動画の画像
データD2及び音声信号、付加情報、記録用画像の画像
データが分割画像のデータ形式に相当する画像データD
1に変換されて記録されていることを示す情報等をディ
ジタルビデオテープやディジタルビデオディスク等の記
録媒体11に記録する。このとき、信号書き込み及び読
み出し部76は、例えば第1の分割画像5の画像データ
と、第2の分割画像6の画像データと、第3の分割画像
7の画像データとが、単位秒当たりのフレームに連続的
に記録されるように、DV規格に準拠した形式の画像デ
ータD3へと変換れた静止画の画像データD1を記録媒
体11に記録する。
【0190】また、信号書き込み及び読み出し部76
は、再生時において、記録信号処理部74とクロックな
どの同期を取りながら、ディジタルビデオテープやディ
ジタルビデオディスク等の記録媒体11から画像データ
D3を読み出す。このとき、信号書き込み及び読み出し
部76は、記録媒体11に記録された画像データD3の
中から、所望の解像度の記録用画像が分割されてなる分
割画像の画像データを選択的に読み出す。
【0191】また、信号書き込み及び読み出し部76
は、画像データD3と共に、音声信号、日付時刻や著作
権情報などの付加情報、再生用画像の画像データが分割
画像のデータ形式に相当する画像データD1に変換され
て記録されることを示す情報等を記録媒体11から読み
出す。
【0192】映像出力部75は、静止画出力部78と動
画出力部79とで構成される。映像出力部75は、静止
画信号処理部72から供給される高解像度静止画信号S
1又は動画信号処理部73から供給される低解像度動画
信号S3を外部の機器へ出力する機能を有する。すなわ
ち、映像出力部75は、静止画信号処理部72から高解
像度静止画信号S1が供給されたときは、静止画出力部
78が、高解像度静止画信号S1を外部へ出力し、動画
信号処理部73から低解像度動画信号S3が供給された
ときは、動画出力部79が、低解像度動画信号S3を外
部へ出力する。
【0193】以上のように構成される画像データ記録再
生装置60によれば、撮影画像1(高解像度静止画信号
S1又は高解像度動画信号S2)は、静止画信号処理部
72において、記録用画像を経て複数の分割画像のデー
タ形式に相当する画像データD1へと変換される。そし
て、この画像データD1が、記録信号処理部74におい
て、DV規格に準拠した形式の画像データD3に変換さ
れる。そして、この画像データD3が、信号書き込み及
び読み出し部76において、各分割画像を1フレームと
して記録媒体11に記録される。したがって、この画像
データ記録装置60によれば、高精細な画像を既存のD
V規格に則って適切に記録することができる。
【0194】また、この画像データ記録再生装置60
は、静止画信号処理部72において、記録用画像を隣接
する複数の画素より構成される複数の画素ブロックに分
割し、各画素ブロックから1以上の画素を取り出し、取
り出された画素を再合成して複数の分割画像を生成する
ようにしているので、この分割画像を動画として表示し
た場合であっても、記録用画像に近似した違和感の少な
い画像を表示することができる。
【0195】また、この画像データ記録再生装置60
は、静止画信号処理部72において、撮影画像1を解像
度の異なる複数の記録用画像に変換し、各記録用画像を
それぞれ複数の分割画像に分割した後に、これらの分割
画像の画像データを信号書き込み及び読み出し部76に
より記録媒体11に順次記録するようにしているので、
再生時に、所望の解像度の記録用画像の分割画像を読み
出すようにすれば、原画像を所望の解像度の画像として
再生することが可能となる。
【0196】また、この画像データ記録再生装置60に
よれば、複数の分割画像に分割されて記録媒体11に記
録された再生用画像は、静止画信号処理部72において
再合成され、静止画出力部78から外部へと出力され
る。したがって、この画像データ記録再生装置60によ
れば、分割画像に分割され、既存のDV規格に準拠した
形式で記録媒体11に記録された再生用画像を高精細な
画像として再生することが可能となる。
【0197】また、この画像データ記録再生装置60に
よれば、異なる解像度の記録用画像がそれぞれ分割され
て記録媒体11に記録された複数種の分割画像から、所
望の分割画像を選択的に読み出し、この読み出した分割
画像を再合成して再生用画像を得るようにしているの
で、所望の解像度の再生用画像を得ることが可能とな
る。
【0198】なお、本発明を適用した画像データ記録再
生装置は、汎用コンピュータを用いて実現することも可
能である。
【0199】汎用コンピュータを用いた画像データ記録
再生装置の一例の詳細なブロック図を図19に示す。こ
の図19に示す画像データ記録再生装置80は、上述し
た画像データ記録装置30及び画像データ再生装置50
の機能を併せ持つように構成されている。
【0200】すなわち、この画像データ記録再生装置8
0は、コンピュータ81に入力された高解像度静止画信
号S1又は高解像度動画信号S2を分割画像からなる静
止画の映像信号として記録媒体11に記録するととも
に、コンピュータ81に入力された高解像度動画信号S
2又は低解像度動画信号S3を低解像度の動画の映像信
号として記録媒体11に記録する機能と、記録媒体11
に記録されている映像信号から高解像度静止画信号S1
又は低解像度動画信号S3を再生する機能とを有する。
【0201】そして、この画像データ記録再生装置80
は、上述した画像データ記録装置30における映像入力
部31及び静止画信号処理部32の機能と、上述した画
像データ再生装置50における静止画信号処理部53及
び映像出力部55の機能をコンピュータ81に行わせて
いる点に特徴を有する。
【0202】この画像データ記録再生装置80におい
て、コンピュータ81のCPU82は、本装置の全体の
制御と演算を行う機能を有するもので、例えばインテル
社のPentium(商標)等が用いられる。このCP
U82は、上述の撮影画像1や記録用画像、再生用画像
の間の変換処理などの画像処理の演算を行うことができ
る。
【0203】キャッシュメモリ83は、CPU82が頻
繁にアクセスするメモリ84内の情報を記憶する高速の
記憶部であり、CPU82と直接情報を授受することに
より、システムの高速化を図れるようになっている。
【0204】システムコントローラ85は、CPU¥8
2と、キャッシュメモリ83、メモリ84、ホストバス
86やPCIバス87などのコンピュータバスのタイミ
ング調整等を行う回路部であり、例えばインテル社のT
RITON(430FX)(商標)等が用いられる。
【0205】メモリ84は、CPU82もしくはシステ
ムコントローラ85の指示により、情報の書き込み・読
み出しを行う記憶部分であって、例えばDRAM(Dyna
micRandom Access Memory)等が用いられる。そして、
メモリ84は、システムコントローラ85を通じて、C
PU82、PCIバス87上の各種資源に接続されて、
情報の記憶ができるようになっている。もちろん、この
メモリ84は、画像データを記憶することも可能であ
る。
【0206】ホストバス86は、CPU82に直接接続
された情報の伝達手段であって、キャッシュメモリ8
3、システムコントローラ85等と高速に情報授受がで
きるようになっている。
【0207】PCIバス87は、ホストバス86と分離
された情報の伝達手段であって、システムコントローラ
85に接続されている。そして、CPU82は、システ
ムコントローラ85を介してPCIバス87に接続され
た各種資源にアクセスできるようになっている。
【0208】ビデオコントローラ88は、PCIバス8
7とモニタ89との間に接続され、CPU82等の指示
に基づいて、画像、図形、文字等の情報をビデオコント
ローラ88内のビデオメモリ上に描画し、その内容をモ
ニタ89へ出力するようになっている。もちろん、この
ビデオコントローラ88内のビデオメモリには、画像デ
ータを記憶することも可能である。また、モニタ89と
の間で、VESA DDC(ディスプレイデータチャン
ネル)規格のように信号線の一部を用いて、モニタ89
が記憶しているデバイスの特性情報なども授受可能であ
る。
【0209】モニタ89は、CRTやPDP、液晶表示
装置、プロジェクタなどの映像表示装置からなり、高解
像度静止画信号や低解像度動画信号の映像を含めた画
像、図形、文字等の情報を表示することができる。
【0210】外部記憶制御部90は、PCIバス87と
外部記憶装置91との間に接続され、PCIバス87を
介した情報アクセス要求に基づいて、外部記憶装置91
の所定の領域に対し情報の書き込み・読み出しの制御を
行うようになっている。この接続には、例えば、SCS
I、IEEE1394等が用いられる。
【0211】外部記憶装置91は、ハードディスクやフ
ロッピーディスクなどの磁気ディスク装置、CD−RO
Mなどの光ディスク装置、MD−DATAなどの光磁気
ディスク装置、フラッシュメモリなどの半導体メモリ装
置、DATなどの磁気テープ装置などの情報記録媒体と
その駆動装置からなり、高解像度静止画信号S1や低解
像度動画信号S3の映像を含めた画像、図形、文字、プ
ログラム等の情報を記録再生することができる。
【0212】静止画像入出力処理部92は、PCIバス
87に接続され、CPU82等の指示に基づいて、高解
像度静止画信号S1又は高解像度動画信号S2を入出力
可能なようになっている。この静止画像入出力処理部9
2は、例えば、ディジタルスチルカメラなどにより撮影
された画像データをRS−232Cやセントロニクス準
拠のパラレル信号、SCSIなどのインターフェースに
より、メモリ84や外部記憶装置91へ取りこむ。また
逆に、この静止画像入出力処理部92は、メモリ84や
外部記憶装置91に記憶されている画像データを他のコ
ンピュータやプリンタなどに出力することができる。
【0213】動画像入出力処理部93は、PCIバス8
7に接続され、CPU82等の指示に基づいて、高解像
度動画信号S2又は低解像度動画信号S3を入出力可能
なようになっている。この動画像入出力処理部93は、
例えば、NTSC、PAL、SECAMなどに準拠した
コンポジット映像信号や輝度信号とクロマ信号が分離さ
れたSビデオ信号やコンポーネント映像信号の選択や分
岐、映像信号のレベル調整などの入出力処理をすること
ができる。また、この動画像入出力処理部93は、メモ
リ84や外部記憶装置91へ映像信号をディジタル化し
て取りこんだり、逆にメモリ84や外部記憶装置91に
記憶されている映像信号を出力することができる。
【0214】送受信制御部94は、PCIバス87とコ
ンピュータ81外のディジタル信号入出力部95に接続
され、画像データ記録再生装置80内からの情報アクセ
ス要求や通信相手の情報アクセス要求に基づいて、情報
の送信、受信の制御を行うようになっている。この接続
には、例えば、SCSI、IEEE1394等が用いら
れる。
【0215】動画信号処理部96は、記録時において、
コンピュータ81の動画像入出力処理部93から供給さ
れた動画信号(高解像度動画信号S2又は低解像度動画
信号S3)に対して、データ形式、画像のフレーム周波
数や画素数や色域などの変換を行って、高解像度動画信
号S2又は低解像度動画信号S3を低解像度の動画の画
像データD2として記録可能な信号形式に変換し、記録
信号処理部97へ供給する。
【0216】また、動画信号処理部96は、再生時にお
いて、記録信号処理部97から供給される低解像度の動
画の画像データD2に対して、データ形式、画像のフレ
ーム周波数や画素数や色域などの変換を行って、動画像
入出力処理部93へと供給する。
【0217】記録信号処理部97は、記録時において、
動画信号処理部96から供給される低解像度の動画の画
像データD2に対し、シャッフリング処理、符号化処
理、誤り訂正処理、記録符号化処理等の所定の処理を行
って、静止画の画像データD1又は動画の画像データD
2をDV規格に準拠した形式の画像データD3へと変換
する。また、記録信号処理部97には、動画の画像デー
タD2の他に、音声信号、日付時刻や著作権情報等の付
加情報も供給される。
【0218】また、記録信号処理部97は、再生時にお
いて、信号書き込み及び読み出し部98から読み出され
た画像データD3に対してシャッフリング処理、符号化
処理、誤り訂正処理、記録符号化処理などを施して、低
解像度の動画の画像データD2、音声信号、日付時刻や
著作権情報などの付加情報等を生成する。
【0219】信号書き込み及び読み出し部98は、記録
時において、記録信号処理部97とクロックなどの同期
を取りながら、DV規格に準拠した形式の画像データD
3へと変換れた動画の画像データD2及び音声信号、付
加情報等をディジタルビデオテープやディジタルビデオ
ディスク等の記録媒体5に記録する。
【0220】また、信号書き込み及び読み出し部98
は、再生時において、記録信号処理部97とクロックな
どの同期を取りながら、ディジタルビデオテープやディ
ジタルビデオディスク等の記録媒体11から画像データ
D3を読み出す。
【0221】以上のように構成される画像データ記録再
生装置80において、撮影画像1を記録用画像を経て分
割画像へ変換して記録媒体11に記録する処理と、記録
媒体11から分割画像を読み出して再生用画像を再合成
して出力する処理は、例えば、コンピュータ81にこれ
らの処理を行わせるプログラムが記録された記録媒体か
ら当該プログラムを読み出して、このプログラムに従っ
てCPU82を動作させることにより行われる。
【0222】コンピュータ81に上述した処理を行わせ
るプログラムは、外部記憶装置91に書き込まれる。外
部記憶装置91に書き込まれたプログラムは、外部記憶
制御部90により外部記憶装置91から読み出され、P
CIバス87を介してシステムコントローラ85に供給
される。システムコントローラ85は、供給されたプロ
グラムに従ってCPU82を動作させ、CPU82に、
撮影画像1を記録用画像を経て分割画像へ変換して記録
媒体11に記録する処理と、記録媒体11から分割画像
を取り出して再生用画像を再合成して出力する処理とを
行わせる。
【0223】この画像データ記録再生装置80は、上述
した画像データ記録装置30における映像入力部31及
び静止画信号処理部32の機能と、上述した画像データ
再生装置50における静止画信号処理部53及び映像出
力部55の機能をコンピュータ81に行わせるようにし
ている。したがって、この画像データ記録再生装置80
は、上述した画像データ記録再生装置60と同様に、高
精細な画像を既存のDV規格に則って適切に記録するこ
とができるとともに、既存のDV規格に準拠した形式で
記録媒体11に記録された再生用画像を高精細な画像と
して再生することが可能となる。
【0224】また、この画像データ記録再生装置80
は、主要な機能をコンピュータ81に行わせるようにし
ているので、構成の簡素化が図られる。
【0225】
【発明の効果】本発明に係る画像データ記録方法は、記
録用画像を複数の分割画像に分割し、各分割画像を1フ
レームとして情報記録媒体に記録するようにしているの
で、高精細な画像を、この高精細な画像よりも解像度の
低い低解像度の画像データを記録する規格に準拠したか
たちで、適切に記録することができる。したがって、こ
の画像データ記録方法によれば、高精細な画像を、充分
な記録容量を確保しながら安価に記録することが可能と
なる。
【0226】また、この画像データ記録方法は、原画像
を解像度の異なる複数の記録用画像にそれぞれ変換し、
各記録用画像をそれぞれ複数の分割画像に分割して情報
記録媒体に記録するようにしているので、再生時に、所
望の解像度の記録用画像の分割画像を読み出すようにす
れば、原画像を所望の解像度の画像として再生すること
が可能となる。
【0227】また、本発明に係る画像データ記録装置に
よれば、記録用画像が複数の分割画像に分割され、各分
割画像を1フレームとして情報記録媒体に記録されるの
で、高精細な画像を、この高精細な画像よりも解像度の
低い低解像度の画像データを記録する規格に準拠したか
たちで、適切に記録することができる。したがって、こ
の画像データ記録装置によれば、高精細な画像を、充分
な記録容量を確保しながら安価に記録することが可能と
なる。
【0228】また、この画像データ記録装置は、原画像
を解像度の異なる複数の記録用画像にそれぞれ変換し、
各記録用画像をそれぞれ複数の分割画像に分割して情報
記録媒体に記録するようにしているので、再生時に、所
望の解像度の記録用画像の分割画像を読み出すようにす
れば、原画像を所望の解像度の画像として再生すること
が可能となる。
【0229】また、本発明に係る画像データ再生方法に
よれば、複数の分割画像に分割されて情報記録媒体に記
録された再生用画像が再合成されて再生されるので、低
解像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで
情報記録媒体に記録された再生用画像を高精細な画像と
して再生することが可能となる。
【0230】また、本発明に係る画像データ再生方法
は、解像度の異なる複数の再生用画像がそれぞれ分割さ
れて情報記録媒体に記録された複数種の分割画像の中か
ら、所望の解像度の再生用画像の分割画像を選択的に読
み出し、この読み出された分割画像を再合成して再生用
画像を得るようにしているので、原画像を所望の解像度
の再生用画像として再生することが可能となる。
【0231】また、本発明に係る画像データ再生装置に
よれば、複数の分割画像に分割されて情報記録媒体に記
録された再生用画像が再合成されて再生されるので、低
解像度の画像データを記録する規格に準拠したかたちで
情報記録媒体に記録された再生用画像を高精細な画像と
して再生することが可能となる。
【0232】また、本発明に係る画像データ再生装置
は、解像度の異なる複数の再生用画像がそれぞれ分割さ
れて情報記録媒体に記録された複数種の分割画像の中か
ら、所望の解像度の再生用画像の分割画像を選択的に読
み出し、この読み出された分割画像を再合成して再生用
画像を得るようにしているので、原画像を所望の解像度
の再生用画像として再生することが可能となる。
【0233】また、本発明に係る情報記録媒体には、解
像度の異なる複数の記録用画像がそれぞれ分割されてな
る分割画像が、各分割画像を1フレームとして記録され
ているので、これら複数の分割画像を再合成して再生す
ることにより、高精細な画像として再生することが可能
となるとともに、所望の解像度の記録用画像の分割画像
を選択的に読み出してこれらを再合成して再生すること
により、所望の解像度の画像を再生することが可能とな
る。
【0234】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を用いて、コンピュータに、記録対象と
なる記録用画像を情報記録媒体に記録する処理を行わせ
るようにすれば、記録用画像が複数の分割画像に分割さ
れ、各分割画像を1フレームとして情報記録媒体に記録
されるので、高精細な画像を低解像度の画像データを記
録する規格に準拠したかたちで、適切に記録することが
できる。したがって、このコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を用いて、コンピュータに記録用画像を情報記
録媒体に記録する処理を行わせるようにすれば、高精細
な画像を、充分な記録容量を確保しながら安価に記録す
ることが可能となる。
【0235】また、この記録媒体を用いてコンピュータ
に記録用画像を情報記録媒体に記録する処理を行わせる
ようにすれば、原画像が解像度の異なる複数の記録用画
像にそれぞれ変換され、各記録用画像がそれぞれ複数の
分割画像に分割されて情報記録媒体に記録されるので、
再生時に、所望の解像度の記録用画像の分割画像を読み
出すようにすれば、原画像を所望の解像度の画像として
再生することが可能となる。
【0236】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を用いて、コンピュータに、情報記録媒
体より再生対象となる再生用画像を再生する処理を行わ
せるようにすれば、複数の分割画像に分割されて情報記
録媒体に記録された再生用画像が再合成されて再生され
るので、低解像度の画像データを記録する規格に準拠し
たかたちで情報記録媒体に記録された再生用画像を高精
細な画像として再生することが可能となる。
【0237】また、この記録媒体を用いてコンピュータ
に再生用画像を再生する処理を行わせるようにすれば、
解像度の異なる複数の再生用画像がそれぞれ分割されて
情報記録媒体に記録された複数種の分割画像の中から、
所望の解像度の再生用画像の分割画像が選択的に読み出
され、この読み出された分割画像が再合成されて再生用
画像が得られるので、原画像を所望の解像度の再生用画
像として再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像データ記録方法の処理の流れ
を説明する模式図である。
【図2】既存のディジタルビデオの規格の1フレームを
構成する画像の一例を示す模式図である。
【図3】記録用画像を分割する方法の一例を説明する模
式図である。
【図4】記録用画像を分割する方法の他の例を説明する
模式図である。
【図5】記録用画像を分割する方法の更に他の例を説明
する模式図である。
【図6】分割画像を記録媒体に記録する方法の基本原理
を説明する模式図である。
【図7】1枚の分割画像を複数のフレームに重複して記
録する方法を説明する模式図である。
【図8】分割画像を記録媒体に記録する方法の一例を具
体的に説明する模式図である。
【図9】ディジタルビデオに表示される画像の一例を示
す図である。
【図10】分割画像を記録媒体に記録する方法の他の例
を具体的に説明する模式図である。
【図11】分割画像を記録媒体に記録する方法の更に他
の例を具体的に説明する模式図である。
【図12】分割画像を記録媒体に記録する方法の更に他
の例を具体的に説明する模式図である。
【図13】本発明に係る画像データ再生方法の処理の流
れを説明する模式図である。
【図14】再生用画像を再合成する方法の一例を説明す
る模式図である。
【図15】本発明に係る画像データ記録装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図16】本発明に係る画像データ記録装置の他の構成
例を示すブロック図である。
【図17】本発明に係る画像データ再生装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図18】本発明を適用した画像データ記録再生装置の
一構成例を示すブロック図である。
【図19】本発明を適用した画像データ記録再生装置の
他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮影画像、2 第1の解像度の記録用画像、3 第
2の解像度の記録用画像、4 第3の解像度の記録用画
像、5 第1の分割画像、6 第2の分割画像、7 第
3の分割画像、8,9,10 画素ブロック、11 記
録媒体、12単位記録画像、13 第4の分割画像、1
4 第5の分割画像、20 第1の解像度の再生用画
像、21 第2の解像度の再生用画像、22 第3の解
像度の再生用画像、30,40 画像データ記録装置、
32 静止画信号処理部、34記録信号処理部、35
信号記録部、50 画像データ再生装置、51 信号読
み出し部、52 記録信号処理部、53 静止画信号処
理部、60,80 画像データ記録再生装置、72 静
止画信号処理部、74,97 記録信号処理部、76,
98 信号書き込み及び読み出し部、81 コンピュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA16 CB16 CC02 CD05 CD10 CE08 5C053 FA03 FA06 FA08 FA13 FA17 FA22 FA23 GB01 GB06 GB07 GB15 GB21 GB22 HA22 HA40 JA22 KA01 KA24 LA01 LA06 5C076 AA19 AA21 AA22 AA36 BA03 BB06 BB14

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を解像度の異なる複数の記録用画
    像にそれぞれ変換する第1の処理と、 上記複数の記録用画像の少なくとも一部をそれぞれ異な
    る分割数で分割し、互いに画素数の等しい分割画像を上
    記複数の記録用画像毎に複数生成する第2の処理と、 上記複数の記録用画像の画像データを、それぞれの分割
    画像を1フレームとして、情報記録媒体に連続的に記録
    する第3の処理とを行うことを特徴とする画像データ記
    録方法。
  2. 【請求項2】 上記第2の処理では、上記複数の記録用
    画像を、各記録用画像毎に、隣接する複数の画素より構
    成される複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロック
    から1以上の画素を取り出し、取り出された画素を再合
    成して上記分割画像を生成することを特徴とする請求項
    1記載の画像データ記録方法。
  3. 【請求項3】 上記第3の処理では、1つの原画像が秒
    単位で上記情報記録媒体に記録されるように、上記複数
    の記録用画像の画像データを、単位秒当たりのフレーム
    に連続的に記録することを特徴とする請求項1記載の画
    像データ記録方法。
  4. 【請求項4】 上記第3の処理では、上記1つの原画像
    が変換されてなる複数の記録用画像の画像データを、タ
    イムコード上のいずれかの秒の第0フレームより連続的
    に記録することを特徴とする請求項3記載の画像データ
    記録方法。
  5. 【請求項5】 上記第2の処理では、上記複数の記録用
    画像をそれぞれ22n(nは1以上の整数)の分割数で分
    割することを特徴とする請求項1記載の画像データ記録
    方法。
  6. 【請求項6】 上記第3の処理では、上記複数の記録用
    画像の各分割画像を複数のフレームに重複して記録する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像データ記録方法。
  7. 【請求項7】 上記第3の処理では、上記複数の記録用
    画像の画像データが上記分割画像毎に記録されているこ
    とを示す情報を、上記記録用画像の画像データと共に上
    記情報記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記
    載の画像データ記録方法。
  8. 【請求項8】 上記画素ブロック内の任意の画素を第1
    の画素とし、当該第1の画素を含む分割画像が記録され
    るフレームを第1のフレームとしたとき、 上記第3の処理では、上記第1のフレームに隣接するフ
    レームに記録される分割画像が、上記第1の画素に隣接
    する画素を含むように、上記記録用画像の画像データを
    上記情報記録媒体に記録することを特徴とする請求項2
    記載の画像データ記録方法。
  9. 【請求項9】 原画像を解像度の異なる複数の記録用画
    像にそれぞれ変換すると共に、上記複数の記録用画像の
    少なくとも一部をそれぞれ異なる分割数で分割し、互い
    に画素数の等しい分割画像を上記複数の記録用画像毎に
    複数生成する画像処理部と、 上記画像処理部により生成された複数の記録用画像の画
    像データを、それぞれの分割画像を1フレームとして、
    情報記録媒体に連続的に記録する記録部とを備えること
    を特徴とする画像データ記録装置。
  10. 【請求項10】 上記画像処理部は、上記複数の記録用
    画像を、各記録用画像毎に、隣接する複数の画素より構
    成される複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロック
    から1以上の画素を取り出し、取り出された画素を再合
    成して上記分割画像を生成することを特徴とする請求項
    9記載の画像データ記録装置。
  11. 【請求項11】 上記記録部は、1つの原画像が秒単位
    で上記情報記録媒体に記録されるように、上記複数の記
    録用画像の画像データを、単位秒当たりのフレームに連
    続的に記録することを特徴とする請求項9記載の画像デ
    ータ記録装置。
  12. 【請求項12】 上記記録部は、上記1つの原画増が変
    換されてなる複数の記録用画像の画像データを、タイム
    コード上のいずれかの秒の第0フレームより連続的に記
    録することを特徴とする請求項11記載の画像データ記
    録装置。
  13. 【請求項13】 上記画像処理部は、上記複数の記録用
    画像をそれぞれ22n(nは1以上の整数)の分割数で分
    割すること、 を特徴とする請求項9記載の画像データ記録装置。
  14. 【請求項14】 上記記録部は、上記複数の記録用画像
    の各分割画像を複数のフレームに重複して記録すること
    を特徴とする請求項9記載の画像データ記録装置。
  15. 【請求項15】 上記記録部は、上記複数の記録用画像
    の画像データが上記分割画像毎に記録されていることを
    示す情報を、上記記録用画像の画像データと共に上記情
    報記録媒体に記録することを特徴とする請求項9記載の
    画像データ記録装置。
  16. 【請求項16】 上記画素ブロック内の任意の画素を第
    1の画素とし、当該第1の画素を含む分割画像が記録さ
    れるフレームを第1のフレームとしたとき、 上記記録部は、上記第1のフレームに隣接するフレーム
    に記録される分割画像が、上記第1の画素に隣接する画
    素を含むように、上記記録用画像の画像データを上記情
    報記録媒体に記録することを特徴とする請求項10記載
    の画像データ記録装置。
  17. 【請求項17】 原画像が解像度の異なる複数の再生用
    画像にそれぞれ変換され、これら複数の再生用画像の少
    なくとも一部が互いに画素数の等しい複数の分割画像に
    分割され、上記複数の再生用画像の画像データが、それ
    ぞれの分割画像を1フレームとして連続的に記録された
    情報記録媒体より上記再生用画像の画像データを再生す
    るに際し、 上記情報記録媒体より所望の解像度の再生用画像の複数
    の分割画像を選択して読み出す第1の処理と、 上記第1の処理により読み出された複数の分割画像から
    上記所望の解像度の再生用画像を再合成して出力する第
    2の処理とを行うことを特徴とする画像データ再生方
    法。
  18. 【請求項18】 上記第2の処理では、上記第1の処理
    により読み出された複数の分割画像の各分割画像毎に1
    以上の画素を取り出して複数の画素により構成される複
    数の画素ブロックを構築し、これら複数の画素ブロック
    を組み合わせて上記所望の解像度の再生用画像を再合成
    することを特徴とする請求項17記載の画像データ再生
    方法。
  19. 【請求項19】 上記複数の記録用画像の各分割画像
    は、それぞれ複数のフレームに重複して記録されてお
    り、 上記第2の処理では、上記複数のフレームに重複して記
    録された分割画像のうちの一つを選択し、この選択され
    た分割画像をもとに上記再生用画像を再合成することを
    特徴とする請求項17記載の画像データ再生方法。
  20. 【請求項20】 上記複数の記録用画像の各分割画像
    は、それぞれ複数のフレームに重複して記録されてお
    り、 上記第2の処理では、上記複数のフレームに重複して記
    録された分割画像に対して平均化処理を行い、この平均
    化処理により得られた画像をもとに上記再生用画像を再
    合成することを特徴とする請求項17記載の画像データ
    再生方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の処理では、上記複数の分割
    画像より上記再生用画像を再合成して出力することを示
    す情報を上記複数の分割画像と共に上記情報記録媒体よ
    り読み出すことを特徴とする請求項17記載の画像デー
    タ再生方法。
  22. 【請求項22】 上記複数の分割画像のうち任意のフレ
    ームに記録された分割画像を第1の分割画像とし、この
    第1の分割画像に隣接したフレームに記録された分割画
    像を第2の分割画像としたときに、 上記第2の処理では、上記第1の分割画像に含まれる画
    素と上記第2の分割画像に含まれる画素とが、上記画素
    ブロックにおいて隣接する画素となるように、上記再生
    用画像を再合成することを特徴とする請求項17記載の
    画像データ再生方法。
  23. 【請求項23】 原画像が解像度の異なる複数の再生用
    画像にそれぞれ変換され、これら複数の再生用画像の少
    なくとも一部が互いに画素数の等しい複数の分割画像に
    分割され、上記複数の再生用画像の画像データが、それ
    ぞれの分割画像を1フレームとして連続的に記録された
    情報記録媒体より上記再生用画像の画像データを再生す
    る画像データ再生装置であって、 上記情報記録媒体より所望の解像度の再生用画像の複数
    の分割画像を選択して読み出す読み出し部と、 上記読み出し部により読み出された複数の分割画像から
    上記所望の解像度の再生用画像を再合成して出力する画
    像処理部とを備えることを特徴とする画像データ再生装
    置。
  24. 【請求項24】 上記画像処理部は、上記読み出し部に
    より読み出された複数の分割画像の各分割画像毎に1以
    上の画素を取り出して複数の画素により構成される複数
    の画素ブロックを構築し、これら複数の画素ブロックを
    組み合わせて上記所望の解像度の再生用画像を再合成す
    ることを特徴とする請求項23記載の画像データ再生装
    置。
  25. 【請求項25】 上記複数の記録用画像の各分割画像
    は、それぞれ複数のフレームに重複して記録されてお
    り、 上記画像処理部は、上記複数のフレームに重複して記録
    された分割画像のうちの一つを選択し、この選択された
    分割画像をもとに上記再生用画像を再合成することを特
    徴とする請求項23記載の画像データ再生装置。
  26. 【請求項26】 上記複数の記録用画像の各分割画像
    は、それぞれ複数のフレームに重複して記録されてお
    り、 上記画像処理部は、上記複数のフレームに重複して記録
    された分割画像に対して平均化処理を行い、この平均化
    処理により得られた画像をもとに上記再生用画像を再合
    成することを特徴とする請求項23記載の画像データ再
    生装置。
  27. 【請求項27】 上記読み出し部は、上記複数の分割画
    像より上記再生用画像を再合成して出力することを示す
    情報を上記複数の分割画像と共に上記情報記録媒体より
    読み出すことを特徴とする請求項23記載の画像データ
    再生装置。
  28. 【請求項28】 上記複数の分割画像のうち任意のフレ
    ームに記録された分割画像を第1の分割画像とし、この
    第1の分割画像に隣接したフレームに記録された分割画
    像を第2の分割画像としたときに、 上記画像処理部は、上記第1の分割画像に含まれる画素
    と上記第2の分割画像に含まれる画素とが、上記画素ブ
    ロックにおいて隣接する画素となるように、上記再生用
    画像を再合成することを特徴とする請求項23記載の画
    像データ再生装置。
  29. 【請求項29】 原画像が解像度の異なる複数の記録用
    画像にそれぞれ変換され、これら複数の記録用画像の少
    なくとも一部が互いに画素数の等しい複数の分割画像に
    分割され、上記複数の記録用画像の画像データが、それ
    ぞれの分割画像を1フレームとして連続的に記録されて
    いることを特徴とする情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 上記分割画像は、上記複数の記録用画
    像が、各記録用画像毎に、隣接する複数の画素より構成
    される複数の画素ブロックに分割され、各画素ブロック
    から1以上の画素が取り出され、取り出された画素が再
    合成されてなることを特徴とする請求項29記載の情報
    記録媒体。
  31. 【請求項31】 上記複数の記録用画像の各分割画像が
    それぞれ複数のフレームに重複して記録されていること
    を特徴とする請求項29記載の情報記録媒体。
  32. 【請求項32】 上記複数の記録用画像の画像データが
    上記分割画像毎に記録されていることを示す情報が、上
    記記録用画像の画像データと共に記録されていることを
    特徴とする請求項29記載の情報記録媒体。
  33. 【請求項33】 上記画素ブロック内の任意の画素を第
    1の画素とし、当該第1の画素を含む分割画像が記録さ
    れるフレームを第1のフレームとしたとき、上記第1の
    フレームに隣接するフレームに記録される分割画像が、
    上記第1の画素に隣接する画素を含むように、上記記録
    用画像の画像データ記録されていることを特徴とする請
    求項30記載の情報記録媒体。
  34. 【請求項34】 原画像を解像度の異なる複数の記録用
    画像にそれぞれ変換する第1の処理と、 上記複数の記録用画像の少なくとも一部をそれぞれ異な
    る分割数で分割し、互いに画素数の等しい分割画像を上
    記複数の記録用画像毎に複数生成する第2の処理と、 上記複数の記録用画像の画像データを、それぞれの分割
    画像を1フレームとして、情報記録媒体に連続的に記録
    する第3の処理とをコンピュータに実行させるプログラ
    ムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  35. 【請求項35】 原画像が解像度の異なる複数の再生用
    画像にそれぞれ変換され、これら複数の再生用画像の少
    なくとも一部が互いに画素数の等しい複数の分割画像に
    分割され、上記複数の再生用画像の画像データが、それ
    ぞれの分割画像を1フレームとして連続的に記録された
    情報記録媒体より上記再生用画像の画像データを再生す
    る処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 上記情報記録媒体より所望の解像度の再生用画像の複数
    の分割画像を選択して読み出す第1の処理と、 上記第1の処理により読み出された複数の分割画像から
    上記所望の解像度の再生用画像を再合成して出力する第
    2の処理とをコンピュータに実行させるプログラムが記
    録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP10288557A 1998-10-09 1998-10-09 画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2000115694A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002043384A1 (fr) * 2000-11-24 2002-05-30 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement d'images et dispositif de reproduction d'images
JP2002247593A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Olympus Optical Co Ltd 画像処理装置
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JP2013055485A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nec Corp 画像信号生成装置、画像信号生成方法およびプログラム
CN114520852A (zh) * 2020-11-18 2022-05-20 佳能株式会社 信息处理***和存储介质

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