JP2000112319A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2000112319A
JP2000112319A JP10285258A JP28525898A JP2000112319A JP 2000112319 A JP2000112319 A JP 2000112319A JP 10285258 A JP10285258 A JP 10285258A JP 28525898 A JP28525898 A JP 28525898A JP 2000112319 A JP2000112319 A JP 2000112319A
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image carrier
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shaped image
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JP10285258A
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Itsutaka Miyamoto
厳恭 宮本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動時にベルト状像担持体の現像手段対向位
置における面方向の変動を抑制して高画質な画像形成を
可能とし、またベルト状像担持体へのストレスによる劣
化や曲がり癖或いは永久伸び等の劣化の発生を防止し
て、長寿命のベルト状像担持体としたプロセスカートリ
ッジや画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 現像手段のベルト状像担持体との現像手
段対向位置に対し、ベルト状像担持体の回転方向上流側
に配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設
するローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特
徴とするプロセスカートリッジ及び画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等のベルト状像担持体の周辺に帯電手段、走
査手段及び現像手段を配置してベルト状像担持体上に画
像形成を行う電子写真方式の画像形成装置、及び画像形
成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式による画像形成装置
では、感光体ドラム(像担持体)やベルト感光体(ベル
ト状像担持体)の周辺に帯電手段、走査手段及び現像手
段を配置して、感光体ドラム上或いはベルト感光体上に
トナー画像を形成して記録紙(転写材)上に転写し定着
することが行われる。ベルト感光体は形状が自由に選択
され得ることからコンパクトを目的とし、また転写後の
記録紙の分離を確実にすること等を目的として、複数の
ローラ(ローラ部材)間にベルト感光体を張架して画像
形成を行う画像形成装置や、同様の目的から複数のロー
ラ(ローラ部材)間にベルト感光体を張架したベルト感
光体ユニット(プロセスカートリッジ)等を、例えば特
願平7−144502号等にて提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案によるプロセスカートリッジや画像形成装置におい
ては、ベルト状像担持体を複数のローラ部材で張架し、
テンションローラによりベルト状像担持体のテンション
を与える構成をとるので、テンションを十分にかつ均一
に与えるためには、テンションローラの荷重を大きくす
る必要があった。このような構成において、ベルトテン
ションを大きくすると、画像形成時以外にも常時テンシ
ョンがベルト状像担持体にかかることになるので、ベル
ト状像担持体へのストレスによるクラックや曲がり癖等
の発生や、またベルトの永久伸びが発生する等、ベルト
状像担持体が劣化され寿命が短縮されるという問題が起
こる。また、そのテンションはベルト状像担持体を張架
しているすべてのローラ部材にかかるので、各部での負
荷が上がり、系全体としてトルクアップしてしまうとい
う問題が起こる。
【0004】さらに、複数のローラ部材のみでの張架で
は、駆動時にベルト状像担持体に対向して設けられる現
像手段の対向位置でのベルト状像担持体の面方向の変動
が起こり、画質低下が生じるという問題が起こる。
【0005】本発明は上記の問題点を解決し、駆動時に
ベルト状像担持体の現像手段対向位置における面方向の
変動を抑制して高画質な画像形成を可能とし、またベル
ト状像担持体へのストレスによる劣化や曲がり癖或いは
永久伸び等の劣化の発生を防止して、長寿命のベルト状
像担持体としたプロセスカートリッジや画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、駆動回転さ
れる無端状のベルト状像担持体と、該ベルト状像担持体
を張架する複数のローラ部材と、該ローラ部材を回転軸
支する軸受部材とを有し、画像形成装置に装着すると前
記ベルト状像担持体の外側に前記ベルト状像担持体に対
向して現像手段が配設されるプロセスカートリッジにお
いて、前記現像手段の前記ベルト状像担持体との現像手
段対向位置に対し、前記ベルト状像担持体の回転方向上
流側に配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に
配設するローラ部材の回転負荷トルクより大とすること
を特徴とするプロセスカートリッジによって達成される
(第1の発明)。
【0007】また、上記目的は、駆動回転される無端状
のベルト状像担持体と、該ベルト状像担持体を張架する
複数のローラ部材と、該ローラ部材を回転軸支する軸受
部材と、前記ベルト状像担持体に対向して前記ベルト状
像担持体の外側に配設させる現像手段とを有する画像形
成装置において、前記現像手段の前記ベルト状像担持体
との現像手段対向位置に対し、前記ベルト状像担持体の
回転方向上流側に配設するローラ部材の回転負荷トルク
を下流側に配設するローラ部材の回転負荷トルクより大
とすることを特徴とする画像形成装置によって達成され
る(第2の発明)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0009】本発明にかかわるプロセスカートリッジの
構成並びにプロセスカートリッジを有する画像形成装置
の一実施形態の画像形成プロセスおよび各機構につい
て、図1ないし図4を用いて説明する。図1は、本発明
にかかわるプロセスカートリッジを有する画像形成装置
の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図で
あり、図2は、プロセスカートリッジの画像形成装置よ
りの着脱図であり、図3は、プロセスカートリッジの構
成図であり、図4は、ベルト状像担持体の現像手段との
対向面に張力を与えるための各構成を示す図である。
【0010】図1または図2によれば、ベルト状像担持
体であるベルト感光体10はローラ部材としての駆動ロ
ーラ1、第1の回動ローラ2及び第2の回動ローラ3に
張架された無端状の可撓性の感光体ベルトで、テンショ
ンローラ4の作用により緊張状態とされて、内周面に設
けたバックアップ部材41,42に局部的に当接しなが
ら図1に矢印で示す時計方向に回動する。ベルト感光体
10はポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンテレフ
タレート等の可撓性基体上に酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム等の金属薄膜を導電層として設け、その上面には
各種有機感光層(OPC)を塗布し、前記導電層を接地
している。本実施形態で用いるベルト感光体10は80
μm厚のポリエチレンテレフタレートを基体とし、OP
Cを塗布したもので、100μm厚に一様の厚みとなる
よう精度よく成形されている。
【0011】ベルト感光体10は、後述するベルト状像
担持体クリーニング手段としてのクリーニング装置19
及び廃トナー回収容器190等と樹脂ケーシング140
に一体的に取付けられ、プロセスカートリッジ300と
して構成される。
【0012】以下に説明する帯電手段としてのスコロト
ロン帯電器11、走査手段としての露光光学系12、現
像手段としての現像器13は、それぞれ、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)
の各色毎に設けられて各色の画像形成プロセスに用いら
れ、本実施形態においては、張架されたベルト感光体1
0の外側面に、図1の矢印にて示すベルト感光体10の
回転方向に対して、Y、M、C、Kの順に配置される。
【0013】各色毎の帯電手段としてのスコロトロン帯
電器11は像形成体であるベルト感光体10の移動方向
に対して直交する方向(図1において紙面垂直方向)に
ベルト感光体10と対峙し近接して取り付けられ、ベル
ト感光体10の前述した有機感光層に対し所定の電位に
保持された制御グリッド(符号なし)と、コロナ放電電
極(符号なし)として、例えば鋸歯状電極を用い、トナ
ーと同極性のコロナ放電とによって帯電作用(本実施形
態においてはマイナス帯電)を行い、ベルト感光体10
に対し一様な電位を与える。コロナ放電電極としては、
その他ワイヤ電極や針状電極を用いることも可能であ
る。
【0014】各色毎の走査手段である露光光学系12
は、半導体レーザで発光されたレーザビームを駆動モー
タにより回転されるポリゴンミラーにより回転走査を行
いfθレンズを経てベルト感光体10に対して走査光
(露光光)を走査(像露光)し潜像形成を行う。この走
査光は別体の画像読み取り装置によって読み取られた各
色の画像信号が画像処理をなされて露光光学系12にそ
れぞれ電気信号として入力されることによって行われ
る。
【0015】各色毎の露光光学系12は、ベルト感光体
10上での走査位置を、スコロトロン帯電器11と現像
器13との間でベルト感光体10に走査光を走査するよ
うにして、ベルト感光体10より離れて外側に配置され
る。
【0016】各色毎の現像手段としての現像器13は、
内部にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)
若しくは黒色(K)の二成分(一成分でもよい)の現像
剤を収容し、縦型に配設されたベルト感光体10の一方
の側にベルト感光体10の移動方向と直交してベルト面
に平行に位置するように上下に配設され、それぞれ、例
えば厚み0.5mm〜1mm、外径15〜25mmの円
筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成され
た現像剤担持体である現像スリーブ131を備えてい
る。
【0017】現像領域では、現像スリーブ131は、突
き当てコロ(不図示)によりベルト感光体10と所定の
値の間隙、例えば100μm〜1000μmをあけて非
接触に保たれ、ベルト感光体10の回転方向と順方向に
回転しており、現像スリーブ131に対して現像バイア
スとしてトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧ACを重
畳する電圧を印加することにより、ベルト感光体10の
露光部に対して非接触の反転現像が行われる。この時の
現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm程度以下
が必要である。
【0018】Y、M、C及びKの各色毎の現像器13に
対しては、Y、M、C及びKの各色の補給用の現像剤が
対応するY、M、C及びKのトナー補給槽24より補給
される。
【0019】以上のように現像器13は、スコロトロン
帯電器11による帯電と露光光学系12による走査光に
よって形成されるベルト感光体10上の静電潜像を、非
接触の状態でベルト感光体10の帯電極性と同極性のト
ナー(本実施形態においてはベルト感光体は負帯電であ
り、トナーは負極性)により反転現像する。
【0020】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ1を介してベルト感光体10は時計
方向へと回転し、Yのスコロトロン帯電器11の帯電作
用によりベルト感光体10への電位の付与が開始され
る。ベルト感光体10は電位を付与されたあと、Yの露
光光学系12において第1の色信号すなわちイエロー
(Y)の画像信号に対応する電気信号による走査露光が
開始され、ベルトの回転(副走査)によってその表面の
感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。この潜像はYの現像器13により現
像スリーブ131上に付着搬送されたイエロー(Y)の
現像剤が非接触の状態で反転現像され、ベルト感光体1
0の回転に応じてベルト感光体10上にイエロー(Y)
のトナー像が形成される。
【0021】次いで、ベルト感光体10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、Mのスコロトロン帯電器11
の帯電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像データに
対応する電気信号による走査露光が行われ、Mの現像器
13による非接触の反転現像によって前記のイエロー
(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重
ね合わせて形成される。
【0022】同様のプロセスにより、Cのスコロトロン
帯電器11、露光光学系12及び現像器13によってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また、Kのスコロトロン帯電器11、露光光学系1
2及び現像器13によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト
感光体10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0023】ベルト感光体10の周面上に形成されたカ
ラーのトナー像はスコロトロン帯電器11Aによって付
着トナーの電位が揃えられたのち転写前露光器16aに
よって除電が行われる。
【0024】一方、転写材としての記録紙Pは、転写材
収納手段としての給紙カセット15A,15Bの何れか
より、対応する送り出しローラ15a,15bにより送
り出され、タイミングローラ15cへ搬送される。
【0025】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、ベルト感光体10上に担持されたカラート
ナー像との同期がとられて転写域へ給送され、転写域に
おいてベルト感光体10の駆動用の駆動ローラ1の下部
に対向して配置され、トナーと反対極性(本実施形態に
おいてはプラス極性)の電圧が印加される転写手段とし
ての転写ローラ16bにより、ベルト感光体10の周面
上のカラートナー像が一括して記録紙Pに転写される。
【0026】トナー像の転写を受けた記録紙Pは、駆動
ローラ1の曲率に沿ったベルト感光体10の周面より分
離された後、定着装置17へと搬送され、内部にヒータ
(不図示)を有する定着ローラ17aと、圧着ローラ1
7bとの間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙
P上の付着トナーが定着され、排紙搬送ローラ18a,
18bにより搬送され、排紙ローラ18により送られ
て、上部に設けられた前記プロセスカートリッジ300
の取出用の開閉蓋を兼用する排紙皿20に記録紙P上の
トナー像面を下面にして排出される。
【0027】転写後のベルト感光体10の周面上に残っ
たトナーは、ベルト状像担持体クリーニング手段として
のクリーニング装置19に設けられたクリーニング部材
であるクリーニングブレード19aによってベルト感光
体10面の摺擦がなされ、残留トナーの除去・清掃がな
されて、次の原稿画像のトナー像の形成を続行するか、
もしくは一旦停止して待機する。クリーニングブレード
19aによりベルト感光体10上より除去された廃トナ
ーはクリーニング装置19から、例えば不図示の搬送ス
クリュウ等を通して廃トナー回収容器190へと回収さ
れる。なお次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行わ
れるときは、帯電前露光器16cによるベルト感光体1
0の感光体面への露光が行われて前歴の除去がなされ
る。
【0028】さらに図2に示すように、ベルト感光体1
0を有するプロセスカートリッジ300は、画像形成装
置100上部の前述した排紙皿20を開閉し、プロセス
カートリッジ300を構成する前側板40A及び後側板
40Bに設けられる孔40a,40bを把手として装置
本体に着脱可能とされ、ベルト感光体10、クリーニン
グ装置19、廃トナー回収容器190等のメンテナン
ス、交換或いはプロセスカートリッジ300の交換等が
行われる。この際、図1にて説明した各色毎の現像器1
3は、例えば排紙皿20の開口に伴い不図示のレバー、
カム等の作動によりベルト感光体10面より退避され
る。また排紙皿20を閉じると、前記レバー、カム等の
作動により、ベルト感光体10面に不図示の突き当てコ
ロが当接され現像器13の位置出しが行われる。
【0029】図3によれば、後側板40Bと一体的に、
後側板40B上に帯体状の支柱40及び前記ローラ部材
を回転軸支する軸受部材としての支軸1a,2a,3a
が設けられて樹脂ケーシング140が構成される。支柱
40には帯体に沿って図4にて詳述する複数組のバック
アップ部材41,42が設けられる。支軸1a,2a,
3aに駆動ローラ1、第1の回動ローラ2、第2の回動
ローラ3がそれぞれ嵌込まれる。バックアップ部材4
1,42が設けられる支柱40を内包し、駆動ローラ
1、第1の回動ローラ2及び第2の回動ローラ3に無端
状のベルト感光体10が張架され、不図示のバネ等によ
り押圧されるテンションローラ4によりベルト感光体1
0が緊張される。これにより、バックアップ部材41,
42にベルト感光体10の内周面が局部的に当接され
る。クリーニング装置19及び廃トナー回収容器190
を樹脂ケーシング140に取付けた状態で、支軸1a,
2a,3a、バックアップ部材41,42及びバックア
ップ部材41,42が設けられる支柱40を挟んで、図
2にて示した前側板40A(図4には不図示)が、後側
板40Bと対称して樹脂ケーシング140に取付けら
れ、プロセスカートリッジ300が構成される。
【0030】図4によれば、ベルト感光体10の内側に
設けられたバックアップ部材41には、Y、M、C及び
Kの各色毎の現像器13の現像スリーブ131に対向し
て現像手段対向位置(現像位置)に、先端半径が1.5
mmの半円筒状の先端部41aが設けられ、ベルト感光
体10の背面にベルト感光体10の回動方向とは直交す
る方向にそれぞれが当接するよう設けられている。ま
た、Y、M、C及びKの露光光学系12によりベルト感
光体10の感光層上に露光走査が行われる走査手段対向
位置(走査位置)の背面には、ベルト感光体10面の回
動中に生じる振動或いは変動を阻止する目的から先のバ
ックアップ部材41と同様の、先端半径が1.5mmの
小半径の半円筒状の先端部42aがベルト感光体10の
回動方向とは直交する方向にそれぞれが当接するよう設
けられ、第1、第2の回動ローラ2、3の間に張架され
たベルト感光体10は、その一方の側ではテンションロ
ーラ4によって一定の張力がベルトに与えられ、他方の
像形成が行われる側においては、Y、M、C及びKそれ
ぞれのバックアップ部材41,42の8ヵ所でベルト感
光体10の背面への当接がなされ、大きな巻付け角度を
もって定速度をもって回転する駆動ローラ1によってベ
ルト感光体10が時計方向に定速回転される。
【0031】上記の如く、ベルト感光体10は従来に比
べ小さな押圧力のテンションローラ4により緊張されて
いるが、ベルト感光体10の停止時にはテンションロー
ラ4によるベルト感光体10の張力を出来る限り小さく
し、ベルト感光体10の回動時に第1の回動ローラ2と
第2の回動ローラ3との間の張力をupし、現像位置や
走査位置でのバックアップ部材41,42との確実な当
接を図り、ベルト感光体10の面方向の変動を抑制する
ように、ベルト感光体10の回転方向上流側に配設する
ローラ部材としての第1の回動ローラ2の回転負荷トル
クを下流側に配設するローラ部材としての第2の回動ロ
ーラ3の回転負荷トルクより大として、ベルト感光体1
0の前記現像位置や走査位置におけるベルト感光体10
の面方向の変動を抑制する。即ち、第1の回動ローラ2
でのベルト感光体10の回転により加わる合力F1を、
下流側に配設する第2の回動ローラ3でのベルト感光体
10の回転により加わる合力F2より大として、ベルト
感光体10の前記現像位置や走査位置におけるベルト感
光体10の面方向の変動を抑制する。具体的には以下に
示すような構成が用いられる。
【0032】第1の構成としては、ベルト感光体10の
回転方向上流側に配設する第1の回動ローラ2の軸受部
材として前記支軸2aによる滑り軸受けとし、また支軸
3aに軸受部材としての転がり軸受けであるベアリング
B1を介してベルト感光体10の回転方向下流側の第2
の回動ローラ3を配設し、滑り軸受けによる第1の回動
ローラ2の軸受部材の負荷トルクを、転がり軸受けによ
る第2の回動ローラ3の軸受部材の負荷トルクより大と
し、第1の回動ローラ2の回転負荷トルクを第2の回動
ローラ3の回転負荷トルクより大とする。
【0033】第2の構成としては、ベルト感光体10の
回転方向上流側に配設する第1の回動ローラ2のベルト
感光体10との成す接触角αを、下流側に配設する第2
の回動ローラ3のベルト感光体10との成す接触角βよ
り大として、第1の回動ローラ2の回転負荷トルクを第
2の回動ローラ3の回転負荷トルクより大とする。ベル
ト感光体10の第1の回動ローラ2との接触角αは12
0〜180°程度が好ましい。
【0034】第3の構成としては、ベルト感光体10の
回転方向上流側に配設する第1の回動ローラ2に、ベル
ト感光体10を挟んでベルト感光体10をクリーニング
するクリーニング部材であるクリーニングブレード19
aを当接して、第1の回動ローラ2のみに回転負荷を与
え、ベルト感光体10の回転方向上流側に配設する第1
の回動ローラ2の回転負荷トルクを下流側に配設する第
2の回動ローラ3の回転負荷トルクより大とする。ベル
ト感光体10へのクリーニングブレード19aの当接圧
はクリーニング性との関係で10〜20g/cm程度が
好ましい。
【0035】第4の構成としては、ベルト感光体10の
回転方向上流側に配設する第1の回動ローラ2にベルト
感光体10を挟んで第1の回動ローラ2に摺接するブレ
ーキ部材BKを当接し、ベルト感光体10の回転方向上
流側に配設する第1の回動ローラ2の回転負荷トルクを
下流側に配設する第2の回動ローラ3の回転負荷トルク
より大とする。ブレーキ部材BKをベルト感光体10の
内部に設け、直接第1の回動ローラ2を摺接するように
してもよい。
【0036】上記構成の何れか1つ或いは組合わせた構
成を用いることにより、画像形成に際するベルト感光体
10の駆動時においてベルト感光体10が緊張され、現
像器13の現像位置や露光光学系12の走査位置におけ
るベルト感光体10の面方向の変動が抑制され、高画質
の画像形成が可能となると共に、駆動時のみにベルト感
光体10が緊張されるためベルト感光体10へのストレ
スによる劣化や曲がり癖或いは永久伸び等の劣化の発生
が防止され、長寿命のベルト感光体10を有するプロセ
スカートリッジ300や画像形成装置100が提供され
る。また、ベルト感光体10の駆動系全体としてのトル
クアップが防止される。
【0037】
【発明の効果】請求項1ないし6によれば、画像形成に
際する駆動時にベルト状像担持体が緊張されて、現像手
段対向位置におけるベルト状像担持体の面方向の変動が
抑制され、高画質の画像形成が可能となると共に、駆動
時のみにベルト状像担持体が緊張されるためベルト状像
担持体へのストレスによる劣化や曲がり癖或いは永久伸
び等の劣化の発生が防止され、長寿命のベルト状像担持
体を有するプロセスカートリッジが提供される。また、
系全体としてのトルクアップが防止される。
【0038】請求項7ないし12によれば、画像形成に
際する駆動時にベルト状像担持体が緊張されて、現像手
段対向位置におけるベルト状像担持体の面方向の変動が
抑制され、高画質の画像形成が可能となると共に、駆動
時のみにベルト状像担持体が緊張されるためベルト状像
担持体へのストレスによる劣化や曲がり癖或いは永久伸
び等の劣化の発生が防止され、長寿命のベルト状像担持
体を有する画像形成装置が提供される。また、系全体と
してのトルクアップが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるプロセスカートリッジを有す
る画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置
の断面構成図である。
【図2】プロセスカートリッジの画像形成装置よりの着
脱図である。
【図3】プロセスカートリッジの構成図である。
【図4】ベルト状像担持体の現像手段との対向面に張力
を与えるための各構成を示す図である。
【符号の説明】
1 駆動ローラ 1a,2a,3a 支軸 2 第1の回動ローラ 3 第2の回動ローラ 4 テンションローラ 10 ベルト感光体 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 19 クリーニング装置 19a クリーニングブレード 100 画像形成装置 300 プロセスカートリッジ B1 ベアリング BK ブレーキ部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回転される無端状のベルト状像担持
    体と、 該ベルト状像担持体を張架する複数のローラ部材と、 該ローラ部材を回転軸支する軸受部材とを有し、 画像形成装置に装着すると前記ベルト状像担持体の外側
    に前記ベルト状像担持体に対向して現像手段が配設され
    るプロセスカートリッジにおいて、 前記現像手段の前記ベルト状像担持体との現像手段対向
    位置に対し、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に
    配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設す
    るローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材の軸受部材の負荷トルクを、下流
    側に配設するローラ部材の軸受部材の負荷トルクより大
    として、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配設
    するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設するロ
    ーラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材の軸受部材を滑り軸受けとし、下
    流側に配設するローラ部材の軸受部材を転がり軸受けと
    して、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配設す
    るローラ部材の軸受部材の負荷トルクを、下流側に配設
    するローラ部材の軸受部材の負荷トルクより大とするこ
    とを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材の前記ベルト状像担持体との接触
    角を、下流側に配設するローラ部材の前記ベルト状像担
    持体との接触角より大として、前記ベルト状像担持体の
    回転方向上流側に配設するローラ部材の回転負荷トルク
    を下流側に配設するローラ部材の回転負荷トルクより大
    とすることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  5. 【請求項5】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材に、前記ベルト状像担持体を挟ん
    で前記ベルト状像担持体をクリーニングするクリーニン
    グ部材を当接し、前記ベルト状像担持体の回転方向上流
    側に配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配
    設するローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを
    特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材に前記ベルト状像担持体を挟ん
    で、或いは直接前記ローラ部材に摺接するブレーキ部材
    を当接し、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配
    設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設する
    ローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴と
    する請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 駆動回転される無端状のベルト状像担持
    体と、 該ベルト状像担持体を張架する複数のローラ部材と、 該ローラ部材を回転軸支する軸受部材と、 前記ベルト状像担持体に対向して前記ベルト状像担持体
    の外側に配設させる現像手段と、を有する画像形成装置
    において、 前記現像手段の前記ベルト状像担持体との現像手段対向
    位置に対し、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に
    配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設す
    るローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材の軸受部材の負荷トルクを、下流
    側に配設するローラ部材の軸受部材の負荷トルクより大
    として、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配設
    するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設するロ
    ーラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴とす
    る請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流側
    に配設するローラ部材の軸受部材を滑り軸受けとし、下
    流側に配設するローラ部材の軸受部材を転がり軸受けと
    して、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配設す
    るローラ部材の軸受部材の負荷トルクを、下流側に配設
    するローラ部材の軸受部材の負荷トルクより大とするこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流
    側に配設するローラ部材の前記ベルト状像担持体との接
    触角を、下流側に配設するローラ部材の前記ベルト状像
    担持体との接触角より大として、前記ベルト状像担持体
    の回転方向上流側に配設するローラ部材の回転負荷トル
    クを下流側に配設するローラ部材の回転負荷トルクより
    大とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流
    側に配設するローラ部材に、前記ベルト状像担持体を挟
    んで前記ベルト状像担持体をクリーニングするクリーニ
    ング部材を当接し、前記ベルト状像担持体の回転方向上
    流側に配設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に
    配設するローラ部材の回転負荷トルクより大とすること
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記ベルト状像担持体の回転方向上流
    側に配設するローラ部材に前記ベルト状像担持体を挟ん
    で、或いは直接前記ローラ部材に摺接するブレーキ部材
    を当接し、前記ベルト状像担持体の回転方向上流側に配
    設するローラ部材の回転負荷トルクを下流側に配設する
    ローラ部材の回転負荷トルクより大とすることを特徴と
    する請求項7に記載の画像形成装置。
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