JP2000105960A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2000105960A
JP2000105960A JP11306646A JP30664699A JP2000105960A JP 2000105960 A JP2000105960 A JP 2000105960A JP 11306646 A JP11306646 A JP 11306646A JP 30664699 A JP30664699 A JP 30664699A JP 2000105960 A JP2000105960 A JP 2000105960A
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disk
cartridge
unit
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drive unit
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JP11306646A
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Takeshi Ochiai
毅 落合
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内に複数のディスクが収納され、いずれ
かのディスクが選択されて駆動されるディスク装置にお
いて、機構を簡単にし、また単独のディスクの装填など
を可能にする。 【構成】 筐体11内のディスク収納部S内に、ディス
クを収納したカートリッジCが重ねて収納されている。
このディスク収納部Sの側方に昇降動作によりカートリ
ッジCを選択して引き出す昇降ホルダ21が設けられて
いる。この昇降ホルダ21内に保持されたカートリッジ
Cは、昇降ホルダ21の図示奥側に設置されたディスク
駆動部に送られる。よって、挿入口12aから挿入され
た単独のディスクのみ駆動や、この駆動終了後のディス
クを挿入口12aから排出することやディスク収納部3
1に収納するなどの動作が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカートリッジに
収納されたディスクまたはカートリッジを有しないディ
スクを重ねて収納することができ、このいずれかのディ
スクを選択して駆動するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用または家庭用のディスク交換式デ
ィスク装置(ディスクチェンジャ)では、筐体内に収納
された複数のディスクのいずれかを選択して駆動できる
ようになっている。
【0003】図7はディスク交換式ディスク装置の従来
例を示している。このディスク装置は、筐体1内にディ
スク収納部2が設けられ、このディスク収納部2に複数
のディスクdが上下に重ねて載置される。複数のディス
クDは、予めディスクマガジンに収納された状態で筐体
1内に装填され、あるいはディスクdが筐体1内に1枚
ずつ挿入されてディスク収納部2に重ねて載置される。
ディスクdはいわゆるミニディスク(MD)と称される
薄型のカートリッジに収納されたもの、またはコンパク
トディスク(CD)のようにカートリッジに収納されな
いもののいずれかである。
【0004】ディスク収納部2の側方には、ディスク駆
動部3が設けられている。このディスク駆動部3には、
ディスクdをクランプするディスクホルダ3aと、クラ
ンプされたディスクを回転させるターンテーブル3b
と、このターンテーブル3bを駆動するスピンドルモー
タ3cと、光ヘッド3dなどが搭載されている。ディス
ク駆動部3はディスクdの重なり方向(Z方向)に沿っ
て昇降移動し、ディスク収納部2内のいずれかのディス
クdに対向する位置に停止し、この停止位置にてディス
ク収納部2内のディスクdをディスクホルダ3aに受け
取るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のディスク交換式ディスク装置には以下の課題がある。
【0006】光ヘッドを使用したディスク装置では、対
物レンズからディスクに照射されるレーザビームのトラ
ッキング制御およびフォーカス制御が必要であり、この
制御のために光ヘッド内に対物レンズを振動させる機構
を設けることになり、よって外部振動の影響を受けやす
くなっている。そのため、車載用のディスク装置では、
ディスク駆動部をスプリングやオイルダンパなどにより
弾性支持し、車体振動が前記制御動作に影響を及ぼさな
いように構成する必要がある。
【0007】ところが、図7に示すようにディスク駆動
部3がZ方向へ昇降移動するものでは、この昇降動作の
ための機構を設けなければならず、さらにこれと共に前
記弾性支持のための機構を配置しなくてはならず、機構
が非常に複雑になる。またディスクを駆動する位置に停
止した時点でのディスク駆動部の弾性支持を安定させる
ことが困難なものとなっている。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、機構を簡単にでき、車載用の場合にディスク駆動
部を安定して弾性支持でき、さらに1枚のディスクを挿
入して駆動しその後に排出したりディスク収納部に収納
するという動作も可能なディスク装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク装
置は、筐体内にディスクを1枚ずつ挿入するための挿入
口と、前記筐体内に配置され複数のディスクが重ねて収
納されるディスク収納部と、前記挿入口と前記ディスク
収納部との間に配置され前記挿入口から挿入されたディ
スクを受け取って保持すると共に前記ディスク収納部に
おけるディスクの重なり方向に沿って移動可能に設けら
れたディスク移送部と、筐体内の所定位置に配置された
ディスク駆動部とが設けられ、前記ディスク移送部と前
記ディスク収納部内のいずれかの領域との間で、前記デ
ィスクがそのディスク面方向へ移送されて受け渡し可能
であり、且つ前記ディスク移送部と前記ディスク駆動部
とが対向したときにこれらディスク移送部とディスク駆
動部との間で、前記ディスクがそのディスク面方向へ移
送されて受け渡し可能であることを特徴とするものであ
る。
【0010】例えば、前記挿入口から挿入されて前記デ
ィスク移送部に保持されたディスクが、前記ディスク駆
動部に受け渡されることなく、前記ディスク収納部の空
き領域に受け渡される動作が可能であり、前記ディスク
収納部に収納されたディスクのうちの選択されたディス
クが前記ディスク移送部に受け渡されて保持され、この
ディスクが前記ディスク駆動部に受け渡される動作が可
能であり、前記挿入口から前記ディスク移送部に受け渡
されたディスクが、前記ディスク収納部に収納されるこ
となく直接に前記ディスク駆動部に受け渡されて、前記
ディスク駆動部でディスクを駆動する動作が可能であ
り、前記ディスク駆動部で駆動が完了したディスクが、
前記ディスク移送部に受け渡され、このディスクが前記
ディスク収納部に収納されることなく前記挿入口へ排出
される動作が可能であり、あるいは、前記ディスク収納
部に収納されているディスクが前記ディスク移送部に受
け渡され、このディスクが前記ディスク駆動部に受け渡
されることなく前記挿入口から排出される動作が可能で
ある。
【0011】また、前記ディスク駆動部が、前記筐体内
に弾性部材を介して設置されている構造も可能である。
【0012】
【作用】上記第1の手段では、ディスク駆動部を移動さ
せず、ディスク移送部を昇降移動させている。このディ
スク移送部によりディスク収納部からいずれかのディス
クが選択されてディスク移送部に保持される。ディスク
移送部が前記昇降移動により所定の位置に停止すると、
このディスク移送部がディスク駆動部に対向し、ディス
ク移送部からディスク駆動部にディスクが受け渡されて
駆動される。このように、ディスク駆動部を移動するこ
となく筐体内に設置させるため、ディスク駆動部を昇降
動作させるための機構とディスク駆動部を弾性支持する
ための機構とを関連させて同一機構内に配置する必要が
なく、よって機構が簡単になり、例えば車載用の場合
に、ディスク駆動部を安定して弾性支持できる。
【0013】また、ディスク挿入口から挿入されたディ
スクを、一旦ディスク収納部へ収納することなく直接デ
ィスク駆動部に装填できるため、ディスク収納部に収納
されたディスク以外のディスクをさらに単体にてディス
ク駆動部へ装填でき、しかもこの単体のディスクをディ
スク駆動部に装填しまたディスク駆動部から排出させる
動作を短時間で行える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0015】図1は本発明によるディスク装置の第1実
施例を示す透視斜視図、図2は図1の平面断面図、図3
は図2のIII−III線の断面図、図4は図2のIV
−IV線の断面図である。
【0016】この実施例は、いわゆるミニディスクなど
のように、小径のディスクがカートリッジCに収納され
て装填されるものである。
【0017】図1ないし図4において、符号11は筐体
を示している。この筐体11は金属板のシャーシであ
る。筐体11の前部には化粧部であるノーズ12が取り
付けられている。このノーズ12に、カートリッジCが
1枚ずつ挿入される挿入口12aが開口している。また
ノーズ12の前面には、機器の動作状態を表示する液晶
表示パネルなどの表示部13、各種操作釦14ならびに
操作ノブ15などが設けられている。このディスク装置
は、自動車のコンソールパネルにカーラジオなどと並ん
であるいはカーラジオの代わりに設置できるものであ
り、正面の高さ寸法Ha、幅寸法Waおよび奥行き寸法
Wbは、いわゆる1dinサイズである。
【0018】筐体11内では、前記挿入口12aの内側
にディスク移送部Tが設けられ、ディスク移送部Tの左
側に並ぶ位置にディスク収納部Sが配置され、さらにデ
ィスク移送部Tの奥側にディスク駆動部Dが配置されて
いる。
【0019】図1ないし図3に示すように、前記ディス
ク移送部Tには、昇降ホルダ21が設けられている。図
4に示すように、昇降ホルダ21は、下部案内板21a
と上部案内板21bと側板21cを有する断面がコの字
形状であり、側板21c以外の方向すなわちY1方向、
Y2方向およびX1方向は開口している。側板21cの
内側には案内ブロック22が設けられ、その内側の面が
カートリッジCを案内する案内基準面22aとなってい
る。
【0020】昇降ホルダ21には軸受ブラケット23が
複数箇所に設けられ、また筐体11内には上下に延びる
複数のガイド軸24が設けられている。前記軸受ブラケ
ット23はこのガイド軸24に挿通され、昇降ホルダ2
1はZ1−Z2方向へ昇降できるように支持されてい
る。また図示しない昇降駆動機構によって、昇降ホルダ
21がZ1−Z2方向へ昇降駆動されるようになってい
る。
【0021】図2に示されるように、前記昇降ホルダ2
1内には、Y方向送り用の一対の送りローラ25,25
が設けられている。この送りローラ25は、下部案内板
21aから下方向へ隠れる位置と、下部案内板21a上
から昇降ホルダ21内に現れる位置との間で昇降できる
ようになっている。この一対の送りローラ25,25が
下部案内板21aの上に現れると、案内ブロック22の
案内基準面22aに対向し、送りローラ25,25と案
内基準面22aとでカートリッジCを挟持できる状態に
なる。送りローラ25,25は図示しないモータ駆動源
により回転駆動され、この駆動力により、カートリッジ
Cは昇降ホルダ21内にてY1−Y2方向へ送ることが
できるようになっている。
【0022】また昇降ホルダ21内には、X方向送り用
の送りローラ26と送りローラ27がY方向に間隔を開
けて配置されている。この送りローラ26と送りローラ
27も、昇降ホルダ21の下部案内板21aの下側に隠
れる位置と、下部案内板21a上に現れる位置との間で
昇降できるようになっている。両送りローラ26と27
が下部案内板21a上に現れたときに、昇降ホルダ21
内に位置するカートリッジCが両送りローラ26と27
とで挟まれる。それぞれの送りローラ26と27は図示
しないモータ駆動源により回転駆動され、この駆動力に
より昇降ホルダ21内のカートリッジCがX1−X2方
向へ送られるようになっている。
【0023】なお、各送りローラ25,26および27
を回転駆動するモータ駆動源や、それぞれの送りローラ
を昇降移動させるための各種機構は、昇降ホルダ21の
下部案内板21aの下面にて、下降した送りローラ2
5,26,27の高さ寸法内(図4における高さ寸法h
a内)に集約されて配置されるが、特にモータのように
高さ寸法の大きい部品は、図2にてA1とA2で示すよ
うに、X1−X2方向とY1−Y2方向へ移動するカー
トリッジCの通過領域から外れるスペース内に配置する
ことが可能である。
【0024】前記ディスク収納部Sには、収納箱31が
設置されている。図4に示すように、この収納箱31
は、前記ディスク移送部Tと対向する側すなわちX2方
向側が開口部31aとなっている。収納箱31内には複
数の仕切板32が設けられ、この仕切板32により6段
のカートリッジ収納領域が形成され、このカートリッジ
収納領域にそれぞれカートリッジCが収納されるように
なっている。
【0025】ここで、収納箱31内のカートリッジ収納
領域に対してカートリッジCを挿入しまた取り出す前記
カートリッジ移送部Tの昇降部分の高さ寸法は、図4に
てhaで示すように非常に薄くなっており、よって昇降
ホルダ21がZ1−Z2方向へ昇降できる高さ範囲は広
くなっている。すなわち、昇降ホルダ21が図4にて最
上部に移動した位置(実線の位置)と、最下部に移動し
た位置(鎖線の位置)との間の移動範囲が広くなってい
る。よって収納箱31内でのカートリッジCの収納領域
をZ方向に広く確保でき、例えばミニディスクの場合
に、カートリッジを6枚あるいはそれ以上の枚数にて重
ねて収納することが可能である。
【0026】また、収納箱31内には、仕切板32に挟
まれたカートリッジ収納領域内にカートリッジがある程
度の寸法だけ挿入されたときにこのカートリッジを引き
込み、またいずれかのカートリッジをカートリッジ移送
部Tの方向へある程度の寸法分だけ押し出すための、収
納排出機構が設けられている。
【0027】ディスク駆動部Dには、箱状のカートリッ
ジホルダ41が設けられている。このカートリッジホル
ダ41は、図3に示すようにディスク移送部Tに向く方
向すなわちY1方向にのみ開口部41aが形成されてい
る。カートリッジホルダ41内にはターンテーブル42
が設けられており、またカートリッジホルダ41の下部
にはターンテーブル42を回転させるためのスピンドル
モータ43が設けられている。また図2に示すように、
カートリッジホルダ41の下部には光ヘッド44および
この光ヘッド44を移動させるための移動機構45が設
けられている。
【0028】カートリッジホルダ41内には、開口部4
1aから送り込まれたカートリッジCを引き込みまたカ
ートリッジCをカートリッジ移送部Tの方向へ送り出す
収納排出機構が設けられ、さらにカートリッジホルダ4
1内には、カートリッジを引き込むときに、カートリッ
ジに設けられたシャッタを開放してカートリッジ内のデ
ィスクを露出させるシャッタ開放機構が設けられてい
る。
【0029】図3に示すように、ディスク駆動部Dを構
成する各機構は、スプリングやオイルダンパなどの弾性
部材46により弾性的に支持されており、ディスク再生
動作中に車体の振動が弾性部材46により吸収され、光
ヘッド44に振動による悪影響が及ばないようになって
いる。なお、ディスク移送部Tの昇降ホルダ21とカー
トリッジホルダ41間でカートリッジCの受渡しを行う
際に、ディスク駆動部Dをロックして弾性支持状態のカ
ートリッジホルダ41が動かないようにし、カートリッ
ジCがカートリッジホルダ41内に引き込まれてディス
ク再生に至るときに、このロックを解除してディスク駆
動部Dが弾性部材46により弾性支持されるようにして
もよい。
【0030】上記のように、ディスク駆動部Dは、筐体
11内において、弾性部材46により支持された状態で
移動することなく設けられているが、このディスク駆動
部Dは筐体11内の上方位置に配置されている。よっ
て、ディスク移送部Tの昇降ホルダ21が最上部に移動
したときに、この昇降ホルダ21からカートリッジホル
ダ41内にカートリッジCを受け取ることができるよう
になっている。なお昇降ホルダ21が最上部へ移動した
ときに、この昇降ホルダ21は前記挿入口12aの内側
に位置し、挿入口12aから挿入されたカートリッジC
は、最上部に位置する昇降ホルダ21に保持されるよう
になっている。
【0031】次に上記構成のディスク装置の動作につい
て説明する。 (カートリッジの収納および排出動作)ディスク装置が
停止しているとき、カートリッジ移送部Tでは、昇降ホ
ルダ21が、図1と図4に示すように最上部に移動し、
昇降ホルダ21が、挿入口12aと同じ高さに位置して
いる。このとき、昇降ホルダ21内では、送りローラ2
7のみが下部案内板21aの下側へ下降しており、他の
送りローラ25,25と送りローラ26は下部案内板2
1aの上方へ突出して昇降ホルダ21の内部に位置して
いる。
【0032】挿入口12aからカートリッジCが挿入さ
れ、これが検知部材により検知されると、送りローラ2
5,25が駆動され、挿入口12aから挿入されたカー
トリッジCは、右縁部が案内基準面22aにより案内さ
れ、左縁部が送りローラ25,25による送り力を受
け、Y2方向へ送られる。カートリッジCのY2方向先
端が送りローラ26に当たった時点で、送りローラ2
5,25の回転が停止し、カートリッジCは昇降ホルダ
21内に保持される。
【0033】次に昇降ホルダ21がZ2方向へ下降し
て、収納箱31内の空き領域に対向する位置へ移動し、
この位置にて昇降ホルダ21が停止する。この間に、送
りローラ25,25が昇降ホルダ21の下部案内板21
aの下に移動し、同時に送りローラ27が下部案内板2
1aの上に上昇する。そして昇降ホルダ21内のカート
リッジCは、既に上昇している送りローラ26と新たに
上昇した送りローラ27とで挟まれる。両送りローラ2
6と27が回転駆動されると、昇降ホルダ21内のカー
トリッジCはX1方向へ移送され、収納箱31内の仕切
板32に区分された空き領域内に送り込まれる。カート
リッジCが一定寸法送り込まれると、その後は収納箱3
1内の収納排出機構により引き込まれる。収納箱31内
の空き領域にカートリッジCが収納されると、昇降ホル
ダ21は図1と図4に示す最上部の待機位置へ移動す
る。
【0034】上記の動作を繰返すことにより、収納箱3
1内の全ての空き領域にカートリッジCを収納すること
ができる。
【0035】また、収納箱31内のカートリッジCを排
出するときには、昇降ホルダ21が収納箱31内の指定
されたカートリッジCに対向する位置へ移動し、上記と
逆の動作により収納箱31内のカートリッジCが昇降ホ
ルダ21に渡される。そして昇降ホルダ21が最上部へ
移動し、昇降ホルダ21内のカートリッジCが挿入口1
2aから外部へ排出される。
【0036】(ディスクの選択駆動)収納箱31内に収
納されたカートリッジCを選択して再生する場合には、
操作釦14のいずれかを押すことによりカートリッジを
指定する。この操作により、ディスク移送部Tの昇降ホ
ルダ21が指定されたカートリッジCに対向する位置へ
移動する。そして収納箱31内の収納排出機構により、
指定されたカートリッジCが仕切板32の間の領域から
排出されると、このカートリッジCが昇降ホルダ21内
の送りローラ26と27とで挟まれ、両送りローラ26
と27の回転によりカートリッジCが昇降ホルダ21内
に送り込まれる。カートリッジCが案内基準面22aに
当たった時点で送りローラ26と27が停止する。
【0037】次に昇降ホルダ21が、図1と図4に示す
最上部まで上昇する。この間に、昇降ホルダ21内で
は、送りローラ26が下降して下部案内板21aの下側
に隠れ、同時に送りローラ25,25が下部案内板21
aの上に上昇し、昇降ホルダ21内のカートリッジがこ
の送りローラ25,25と案内基準面22aにより挟持
される。昇降ホルダ21が最上部の位置で停止すると、
送りローラ25,25が回転し、その送り力によりカー
トリッジCが昇降ホルダ21内から排出され、Y2方向
へ送られて、ディスク駆動部Dのカートリッジホルダ4
1内に受け渡される。その後にカートリッジCはカート
リッジホルダ41内の収納排出機構により引き込まれ、
その途中でカートリッジのシャッタが開かれ、ディスク
の中心部がターンテーブル42にクランプされる。そし
てこのディスクが再生される。
【0038】再生が完了したカートリッジCは、上記と
逆の動作によりカートリッジホルダ41から排出されて
昇降ホルダ21内に保持され、昇降ホルダ21が移動し
て収納箱31内の元の位置にカートリッジCが戻され
る。
【0039】(挿入されたカートリッジの駆動)このデ
ィスク装置では、挿入口12aから挿入されたカートリ
ッジCをディスク収納部Sの収納箱31内に収納せず、
そのまま直ちに再生動作に移行することが可能である。
【0040】まず、昇降ホルダ21が最上部に移動して
いる待機状態にて、挿入口12aからカートリッジCが
挿入されると、このカートリッジCは案内基準面22a
と送りローラ25,25とで挟持されてY2方向へ移動
するが、カートリッジCを直接ディスク駆動部Dに送る
ときには、カートリッジCがY2方向へ移動している途
中で、奥側に位置する送りローラ26を下部案内板21
aの下側へ下降させる。送りローラ25,25をそのま
ま回転させると、カートリッジCは昇降ホルダ21内を
Y2方向へ通過して、昇降ホルダ21と同じ高さ位置に
配置されているディスク駆動部Dのカートリッジホルダ
41内にそのまま移送されて、クランプされ、直ちに再
生動作に移行することができる。
【0041】再生終了後のカートリッジは、カートリッ
ジホルダ41からY1方向へ排出され、送りローラ2
5,25の回転により昇降ホルダ21内に戻されるが、
このとき送りローラ27を下降させたままの状態で送り
ローラ25,25を回転させ続けることにより、このカ
ートリッジCを挿入口12aから外部へ排出することが
できる。この動作により、例えば収納箱31の全てのカ
ートリッジ収納領域にカートリッジCが納められている
状態で、新たに単体のカートリッジの装填と再生駆動が
可能になる。または収納箱31内に収納したくないカー
トリッジCの再生も可能になる。
【0042】なお、上記において再生が完了したカート
リッジCが昇降ホルダ21内に戻されたときに、収納箱
31内のいずれかに空き領域がある場合には、昇降ホル
ダ21を下降させて、再生の終了したカートリッジCを
収納箱31の空き領域に納めることが可能である。この
場合には、再生が終了したカートリッジCがカートリッ
ジホルダ41内からY1方向へ排出され、送りローラ2
5,25により送られるときに、手前側の送りローラ2
7を下部案内板21a上に上昇させておく。これにより
Y1方向へ送られるカートリッジCは送りローラ27に
当たって停止し、昇降ホルダ21内に保持される。その
後に昇降ホルダ21が収納箱31の空き領域に対向する
位置に移動し、昇降ホルダ21内のカートリッジCが送
りローラ26と27の回転により空き領域内に納められ
る。
【0043】この動作では、挿入口12aから挿入され
たカートリッジCをまずディスク駆動部Dにより再生駆
動し、再生駆動が完了した後に収納箱31内に収納させ
ることが可能になる。この場合、挿入口12aから挿入
されたカートリッジCをまずディスク駆動部Dに送り、
ディスクのTOCデータのみを読み取って記憶部に記憶
し、その後に収納箱31内に納めるようにすれば、この
TOCデータをその後のプログラム選曲動作に利用する
ことができる。
【0044】図5は、本発明の第2実施例を示してい
る。前記第1実施例では、昇降ホルダ21内に4個の送
りローラ25,25と26と27が設けられ、それぞれ
が下部案内板21aの上下に昇降できるようになってい
るが、第2実施例では昇降ホルダ21内に2個の送りロ
ーラ28,28が設けられている。
【0045】上記の2個の送りローラ28,28は図5
に矢印で示すようにほぼ直角の経路にて移動できるよう
になっている。そして各送りローラ28,28は実線で
示す位置と鎖線で示す位置とに移動して停止できるよう
になっている。カートリッジCが挿入口12aから挿入
されるときあるいは挿入口12aから排出されるとき、
または昇降ホルダ21とディスク駆動部Dのカートリッ
ジホルダ41とでカートリッジの受渡しが行なわれるき
には、前記送りローラ28,28は実線で示す位置とな
り、カートリッジCは送りローラ28,28の回転によ
りY1−Y2方向へ送られる。
【0046】また昇降ホルダ21と収納箱31との間で
カートリッジの受渡しを行うときには、送りローラ28
は鎖線で示す位置に移動する。そしてカートリッジCは
両送りローラ28と28とで挟持されてX1−X2方向
へ送られることになる。
【0047】次に図6に示す第3実施例では、ノーズ1
2の前方の操作部12bが扉となって前方へ開かれるよ
うになっている。操作部12bの前面には各種操作釦や
表示部が設けられている。操作部12bを開くと、ノー
ズ12には広い開口面積の挿入口12cが現れ、この挿
入口12cの内部に前記ディスク収納部Sの収納箱31
が現れる。よって仕切板32により仕切られた複数段の
ディスク収納領域に、外部から直接カートリッジCを挿
入できるようになる。
【0048】なお、上記の広い開口面積の挿入口12c
と、図1に示す挿入口12aを共に設けることもでき
る。この場合の挿入口12aは図6にて鎖線で示すよう
に、操作部12bを貫通して形成されることになる。こ
のように構成すれば、操作部12bを閉じた状態で単体
のカートリッジCを挿入口12aから直接昇降ホルダ2
1を通過させてディスク駆動部Dに送って再生すること
ができ、また操作部12bを開いて挿入口12cから収
納箱31内に複数のカートリッジCを直接装填すること
もできる。
【0049】さらに、図6の場合には、ディスク収納部
S内に収納箱31を設けず、予め複数のカートリッジC
が装填されたマガジンを挿入口12cから筐体11内に
装填してもよい。
【0050】なお、上記各実施例では、カートリッジC
に収納されたディスクを使用するものについて説明した
が、カートリッジを有しないディスクが装填されるもの
であってもよい。この場合には第1実施例に示す送りロ
ーラ25,26,27や第2実施例に示す送りローラ2
8を使用せず、昇降ホルダ21内に軸方向をX方向に向
けた上下一対のローラと軸方向をY方向に向けた上下一
対のローラを、それぞれ駆動切換え可能に設け、ディス
クを上下のローラで挟んでX方向またはY方向へ送るよ
うにすればよい。
【0051】また、昇降ホルダ21に収納されたカート
リッジまたはディスクを駆動するときに、カートリッジ
やディスクを昇降ホルダ21の内部から完全に引き出し
てディスク駆動部Dに装填する必要はない。すなわちカ
ートリッジやディスクを再生に必要な寸法だけ昇降ホル
ダ21からディスク駆動部Dに引き出してクランプし、
ディスクの一部が昇降ホルダ21内に残った状態で再生
駆動することもできる。
【0052】なお、上記実施例において、記録可能なデ
ィスクが収納されたカートリッジを使用して、再生のみ
ならず記録を行うことも可能である。
【0053】さらに、上記実施例では、車載用のディス
ク装置を想定しているが、家庭用のものであってもよい
し、事務用のものであってもよい。またディスクは光方
式に限られず、磁気により情報が記録再生されるもので
あってもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明では、ディスク駆動部を移動させ
ることなく、光ヘッドやスピンドルモータを有しない薄
い構造のディスク移送部の昇降動作により、ディスク収
納部内のディスクを選択しているため、機構が簡単とな
る。
【0055】また、ディスク収納部に収納されたディス
ク以外のディスクをさらに単体にてディスク駆動部へ装
填し、そのディスクを直接に排出したり、またはディス
ク収納部とディスク駆動部との間でディスクを移送させ
るなど、種々の動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の第1実施例を示す透視
斜視図、
【図2】図1のディスク装置の平面断面図、
【図3】図2のIII−III線の断面図、
【図4】図2のIV−IV線の断面図、
【図5】第2実施例によるディスク装置を示す平面断面
図、
【図6】第3実施例によるディスク装置のノーズ部を示
す斜視図、
【図7】従来のディスク装置を示す縦断面図、
【符号の説明】
11 筐体 12 ノーズ 12a 挿入口 T ディスク移送部 21 昇降ホルダ 22 案内ブロック 22a 案内基準面 25,26,27 送りローラ 28 送りローラ S ディスク収納部 31 収納箱 32 仕切板 D ディスク駆動部 41 カートリッジホルダ 42 ターンテーブル 43 スピンドルモータ 44 光ヘッド C カートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内にディスクを1枚ずつ挿入するた
    めの挿入口と、前記筐体内に配置され複数のディスクが
    重ねて収納されるディスク収納部と、前記挿入口と前記
    ディスク収納部との間に配置され前記挿入口から挿入さ
    れたディスクを受け取って保持すると共に前記ディスク
    収納部におけるディスクの重なり方向に沿って移動可能
    に設けられたディスク移送部と、筐体内の所定位置に配
    置されたディスク駆動部とが設けられ、前記ディスク移
    送部と前記ディスク収納部内のいずれかの領域との間
    で、前記ディスクがそのディスク面方向へ移送されて受
    け渡し可能であり、且つ前記ディスク移送部と前記ディ
    スク駆動部とが対向したときにこれらディスク移送部と
    ディスク駆動部との間で、前記ディスクがそのディスク
    面方向へ移送されて受け渡し可能であることを特徴とす
    るディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入口から挿入されて前記ディスク
    移送部に保持されたディスクが、前記ディスク駆動部に
    受け渡されることなく、前記ディスク収納部の空き領域
    に受け渡される動作が可能である請求項1記載のディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク収納部に収納されたディス
    クのうちの選択されたディスクが前記ディスク移送部に
    受け渡されて保持され、このディスクが前記ディスク駆
    動部に受け渡される動作が可能である請求項1または2
    記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入口から前記ディスク移送部に受
    け渡されたディスクが、前記ディスク収納部に収納され
    ることなく直接に前記ディスク駆動部に受け渡されて、
    前記ディスク駆動部でディスクを駆動する動作が可能で
    ある請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク駆動部で駆動が完了したデ
    ィスクが、前記ディスク移送部に受け渡され、このディ
    スクが前記ディスク収納部に収納されることなく前記挿
    入口へ排出される動作が可能である請求項1ないし4の
    いずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスク収納部に収納されているデ
    ィスクが前記ディスク移送部に受け渡され、このディス
    クが前記ディスク駆動部に受け渡されることなく前記挿
    入口から排出される動作が可能である請求項1ないし5
    のいずれかに記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスク駆動部が、前記筐体内に弾
    性部材を介して設置されている請求項1ないし6のいず
    れかに記載のディスク装置。
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